改SS販売機『好きなカップリングとキーワードを入力してね！』

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 21:22:24.18

販売機『入力したキーワードをテーマにした短いSSが出てくるよ！』

【例】

ちかりこ　大学

かなルビ　花屋　同棲

よしマリ　外食　ツンデレ　

ようダイ　ゲーム　氷　お泊まり

りこまる　食い逃げ　オラじゃないずらよ　仕方がなかったずら……

販売機『キーワードは最低１つから最大３つまで入力出来るよ！自由に入力してね！』

※先着５名まで、返品は受け付けません。

※虹ヶ咲、中の人は対象外商品です。

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 21:22:57.76

前回

①https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1519922949/
②https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1520012946/

販売リスト目録

ダイヤ「つっぱることが１つの勲章ですわ！」
入力ワードダイえり騎士団

前スレ①の15から

ルビィ「果南ちゃんに……お姉ちゃんは渡さない」
入力ワードかなルビ決闘

前スレ①の31から

果南「千歌…風が気持ちいいね」
入力ワードちかなん爆発オチ

前スレ①の46から

花陽「にこちゃん外車乗ってるんだ」
入力ワードにこぱなレスバトル

前スレ①の66から

千歌「千歌のお姉ちゃん過保護なんだ……」
入力ワードようちか曜お姉ちゃん妹千歌ちゃん

前スレ①の78から

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:23:14.21

ちかまり椅子

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 21:23:26.42

ルビィ「うわぁ～お魚さんがいっぱいだぁ……」
入力ワードかなルビダイビング
前スレ①の120から

善子「催眠術？そんなもんあるわけないでしょ」
入力ワードちかよし催眠術
前スレ①の135から

善子「二人の儀式」
入力ワードよしルビ二人で儀式
前スレ①の148から

鞠莉「うそつき」
入力ワードようまり放課後の愛の営み
前スレ①の317から

鞠莉「よいっしょっと……ここが梨子の家ね！」
入力ワードりこまり梨子の家
前スレ②の2から

善子「んっしょっと……ここがリリーの家ね」
入力ワードよしりこ家出
前スレ②の22から

亜里沙「お姉ちゃんの役に立ちたい！」
入力ワードえりあり雛祭り
前スレ②の41から

善子「私達三年生」
入力ワードようよし卒業
前スレ②の55から

しいたけ(命とは……)
入力ワードしいわた子供が増えすぎたワン
前スレ②の67から

果南「久しぶりだね、こういうの」
入力ワードようかなお泊まり
前スレ②の77から

**名無しで叶える物語**(きりたんぽ) · 2018/08/26(日) 21:23:30.77

にこぱな　二人きり　サークル　大学　

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:23:59.12

改ってことは前にやったんか？
ようちか曜お姫様

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:24:21.52

ちかルビファッション

**名無しで叶える物語**(家) · 2018/08/26(日) 21:24:30.62

ようルビ　入れ替わり

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:24:40.70

あ、やったんだなすまぬ

**名無しで叶える物語**(庭) · 2018/08/26(日) 21:24:45.29

よしりこ　モンスター

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:28:05.38

ようりこ嘘吐き

**名無しで叶える物語**(きりたんぽ) · 2018/08/26(日) 21:31:22.36

複数回投票してる人も込みなら
>>3　>>5　>>6　>>7　>>8っすね

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:33:33.99

ようよしコスプレ

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:33:49.24

グランドカナンNG避けすんなよ

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:34:06.24

誰が書くの？

**名無しで叶える物語**(庭) · 2018/08/26(日) 21:41:57.73

ダイせい一目惚れ

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 21:43:11.98

>>12
じゃあ、これで書きますね。
次から複数回は除外します。
ちょっと待っててください。

**名無しで叶える物語**(しまむら) · 2018/08/26(日) 21:44:07.25

ほのヒデ　中学時代

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:54:51.75

ほ

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:55:19.21

ほ

**名無しで叶える物語**(笑) · 2018/08/26(日) 21:55:29.34

初めて見たけど面白そう

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:55:49.69

ほ

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:56:21.39

ほ

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/26(日) 21:56:52.20

ほ

**名無しで叶える物語**(きしめんだぎゃー) · 2018/08/26(日) 22:10:07.61

どんな神経してたらピットブルをペットとして飼おうなんて思うんだよ
あんな狂犬

犬は好きだけどピットブルは犬じゃねぇわ

**名無しで叶える物語**(禿) · 2018/08/26(日) 22:22:36.22

今こういうことやってもくっさ、とか言われないんだな

**名無しで叶える物語**(庭) · 2018/08/26(日) 22:42:57.88

のぞおれ
森　悲しいモンスター

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:55:09.70

>>3
題:鞠莉「人間椅子」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:55:55.24

ダイヤ「千歌さん、その椅子は？」

千歌「んー？これ？鞠莉ちゃんにねプレゼントされたの」

ダイヤ「随分、立派な椅子ですね」

千歌「うん、本当は旅館用にってくれたんだけど、洋風のデザインがうちの雰囲気には合わなくて……」

ダイヤ「それで千歌さんが使ってるんですか」

千歌「そうなの」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:56:32.45

ダイヤ「……部屋のスペースがこれでほとんど埋まってますけど」

千歌「そうなんだ。だからベットを片付けて、これからはこの椅子で寝ようかなって思ってるんだけど」

ダイヤ「この椅子で？」

千歌「うん、大きさもベットと同じくらいだから大丈夫かなって」

ダイヤ「体が痛くなりそうですが」

千歌「へーきだよ、この椅子ね？すっごく柔らかいんだぁ」

千歌「ほら、こんな風に飛び乗ってもっ！」ﾄﾞｽｯ

『oh!!!』

ダイヤ「っ！な、なんの音ですか？今のは……」

千歌「んー？たぶん木製だから軋んだ音じゃない？」

ダイヤ「そうは聴こえませんでしたが……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:57:25.28

千歌「それより、ダイヤさんも飛び乗ってみて！」

ダイヤ「えぇ？……私は遠慮しときます」

千歌「えー？なんで？」

ダイヤ「……なんだか嫌ですわ……その椅子……」

千歌「すっごいふかふかなんだよ？」

千歌「こんな風に飛び込んでもね」ﾄﾞｽｯ

『ah!!!!!』

千歌「柔らかく包み込んでくれるのぉ……」ｳｯﾄﾘ

ダイヤ「また変な音が聴こえましたが……」

千歌「だから、軋んだ音だってば」

ダイヤ「どこかで聴き覚えがあるんですけどね」

千歌「それはダイヤさん家も結構古いからだよ、日常的に聴こえてる音だから」

ダイヤ「こんな気味の悪い音は鳴ったことありませんが」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:58:04.99

千歌「それより早く飛び込んでみて？」

ダイヤ「……」

千歌「優しいんだよ？低反発なんだよ？」

ダイヤ「そうですか……」

千歌「ダイヤさんも味わってみて！お願い！」

ダイヤ「そんなに言うなら仕方ありませんね……」

千歌「ほんと？じゃあ、どうぞどうぞ！」

ダイヤ「では、失礼しますよ……」ﾋﾟｮﾝｯ

『shit!!』

ダイヤ「ぐへっ！」ﾄﾞｽｯ！

千歌「ダイヤさん！大丈夫」

ダイヤ「っ……思いっきり反発されたんですけど……」

千歌「えぇ？おかしいなぁ……そんなことないのに……」

ダイヤ「あと罵倒された気もするんですけど……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:58:33.58

千歌「えいっ」ﾄﾞｽｯ

『oh!!!!』

千歌「……なんともないよ？」

ダイヤ「そうですか……」

千歌「ダイヤさんが特別非力だから弾き飛ばされただけなんじゃない？」

ダイヤ「……かもしれませんね」

ダイヤ「それより千歌さん、お飲み物のおかわりをいただいても？」

千歌「あっ！うん、いれてくるね！」

ダイヤ「ありがとうございます」

千歌「待ってて！」

ﾋﾟｼｬﾝ……

ダイヤ「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:59:01.08

ダイヤ「何やってるんですか？鞠莉さん」

『……』

ダイヤ「そこに入ってるのはバレてますよ」

『……』

ダイヤ「千歌さんにバラしましょうか？」

鞠莉『ふん……よく気付いたわね……ダイヤ』

ダイヤ「ちょっと声がこもってて聞き取りづらいです」

鞠莉『こっちも聞き取りづらいの、だからぼそぼそ喋らないでくれる？』

ダイヤ「大きな声出しましょうか？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 22:59:40.08

鞠莉『マリーが椅子に潜んでた事に勘づくなんて流石ね。でもね？あんまり干渉しないで欲しいの……幼馴染みだからって適度な距離感は必要でしょ？』

ダイヤ「私もこんな事する人とは関わりたくないと思っていた所です」

鞠莉『だいたい、こっちはせっかくチカっちの家に転がり込めたんだから邪魔しないでくれる？』

ダイヤ「こんな事して何が目的なんですか」

鞠莉『そんなの決まってるでしょ！チカの体温を感じるためよ』

ダイヤ「……」

鞠莉『チカのあの生々しい温かさを毎日感じられるなんて最高だわ……』

鞠莉『この革越しでしか感じられないのが残念だけど、それでもマリーを十分エキサイティングさせるほど快感をもたらしてくれるの』

鞠莉『ふふ、羨ましそうな顔してるわね？ダイヤ？』

ダイヤ「いえ、普通に引いてます」

千歌「おまたせー、お茶いれてきたよ」

ダイヤ「あっ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 23:00:13.98

鞠莉『後ね？昨日の話なんだけど、チカったら何か悲しいことがあったみたいで』

ダイヤ「鞠莉さん……？千歌さんが来ましたよ……？」

鞠莉『この椅子に飛び込んで泣いてたの』

ダイヤ「鞠莉さん？」

千歌「はーい、どうぞ」

鞠莉『それがね？まるでチカがマリーの胸に飛び込んできて泣いてるような気がしてきて』

千歌「お茶菓子も持ってきたんだぁ」

ダイヤ「？」

鞠莉『もう堪らなく愛しかったわ！』

千歌「抹茶すきだよね？抹茶味のチョイスして持ってきたんだぁ～」

ダイヤ「あの、聴こえてないんですか？」

千歌「なにが？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 23:00:56.61

鞠莉『だから、チカを慰めるみたいに体を革越しに撫で回して、革越しに慰めのキスまでしちゃったんだから』

ダイヤ「これです」

千歌「あぁ、だから木の軋む音だってば」

ダイヤ「いや、そうは聴こえないでしょ……」

鞠莉『そんな幸せな日々をマリーはおくってるの！それを壊さないでくれる？』

ダイヤ「千歌さんがこの調子だと一生そのままでいれそうですけどね」

千歌「ダイヤさん？誰に話しかけてるの？」

鞠莉『マリーはずっとチカっちの椅子でいたいんだから！』

ダイヤ「じゃあ、もう出てこないでください」

千歌「？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 23:01:28.82

ダイヤ「千歌さん、この椅子革製なんで日常的にベット代わりに使うのはやめた方がいいですよ」

千歌「えっ？そうなの？」

ダイヤ「通気性が悪いですからね」

鞠莉『余計な入れ知恵してんじゃないわよ！！』ｶﾞﾀｯ!

ダイヤ「いたっ！」

千歌「そっかぁ……じゃあ、そうする」

ダイヤ「今、椅子に蹴られたんですけど……」

千歌「あぁ、軋んでるからね」

ダイヤ「いや……そうはなりませんよ……」

鞠莉『そんな事したってチカの椅子であることは絶対やめないんだから！』

ダイヤ「もう勝手にしてください」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/26(日) 23:01:57.10

完

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/26(日) 23:12:15.81

えっろ
ベッド

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:03:46.40

>>5
題:花陽「二人だけのサークル」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:04:25.30

にこ「……」

花陽「ふふ」

にこ「なによ……」

花陽「まさか大学でも、にこちゃんが一人で部活動してるなんて思いませんでした」

にこ「サークルね」

花陽「入部希望者はいなかったんですか？」

にこ「いないこともなかったわよ」

花陽「じゃあ、追い出しちゃったんだ？」

にこ「まぁ、そんなとこね」

花陽「どうして？」

にこ「だって真面目にやってる人がいなかったんだもん」

花陽「大学のサークルなんて普通そんなものなんじゃないですか？」

にこ「よそは良くてもうちはダメなの」

花陽「そうですか」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:05:12.91

にこ「それに一人の方が気楽だしね」

花陽「じゃあ……花陽もいない方が良かったかな？」

にこ「あんたは良いのよ……」

花陽「どうして？」

にこ「真面目だから」

花陽「花陽が真面目ですか……」

にこ「そうよ」

花陽「……わかりませんよ？」

にこ「なにが？」

花陽「大学生になって不真面目になっちゃったかも」

にこ「あんたが？」

花陽「はい」

にこ「ぷっ、ないないそんなの。だってあんたはそんなキャラじゃないじゃない」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:05:51.96

花陽「そうかな？」

にこ「そうよ」

花陽「にこちゃんの知らない間に不良さんになっちゃったかもしれませんよ？」

にこ「なるわけないでしょ、あんたが」

花陽「そうかな」

にこ「そうよ」

花陽「……ふーん」

にこ「？」

花陽「本当にそう思う？」

にこ「なにが？」

花陽「花陽が良い子だって……」

花陽「本当にそう思います？」ｸﾞｲｯ

にこ「っ……なに、近いわね……」

花陽「にこちゃんの知らない間に……違う花陽になっちゃったかもしれませんよ？」

にこ「しつこいわね……あんたは昔のままよ」

花陽「昔のまま？」

にこ「昔の通り、私の知ってるいつもの花陽よ」

花陽「にこちゃんは花陽の何を知ってるんですか？」

にこ「えっ？」

花陽「花陽の事なんて知らないくせに」

にこ「知ってるわよ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:06:29.47

花陽「じゃあ、花陽がにこちゃんの事どう思ってたか知ってます？」

にこ「それはあれよ……頼れる先輩でしょ」

花陽「自分で言っちゃうんだ」

にこ「でも、あってるでしょ？」

花陽「まぁ、そうですね」

にこ「ほらね」

花陽「……他には？」

にこ「へっ？」

花陽「にこちゃんへの思いはそれだけじゃないですよ」

にこ「他って言われてもね……可愛い先輩とか？」

花陽「それもありますね……他には？」

にこ「……何でもこなせる器用な先輩？」

花陽「そうですね……にこちゃんは器用でした」

にこ「一緒にいて安心感がある？」

花陽「あります」

にこ「誰にでも平等に接する先輩……」

花陽「そうですね、にこちゃんは誰にでも平等で……でも、そこはあんまり好きじゃないです」

にこ「なんでよ……」

花陽「だって、それって花陽を特別視してくれないって事ですもん」

にこ「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:07:32.46

花陽「……他は？」

にこ「……憧れの先輩」

花陽「うん、憧れてたよ……にこちゃんに……」

にこ「……」

花陽「他には？」

にこ「……もう、やめない？」

花陽「どうして？」

にこ「恥ずかしくなってきたわ」

花陽「そう言って逃げるんだ……」

にこ「……」

花陽「じゃあ質問を変えましょうか？なんで、花陽がこの大学に来たと思います？」

にこ「知らないわよ」

花陽「ね？にこちゃんは花陽の事なんて知らない」

にこ「そんなのわかる訳ないでしょ」

花陽「そうかな？」ｸﾞｲｯ……

にこ「ちょっと……また近いって……」

花陽「気付かないふりをしてるだけなんじゃないですか？」

にこ「……離れなさいよ」

花陽「遠ざけたいんですか？じゃあ花陽も追い出します？」

にこ「そんな事しないわよ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:08:09.15

花陽「なんで？花陽は悪い子ですよ？」

にこ「あんたは良い子よ」

花陽「じゃあ、これからなります……」

にこ「何に？」

花陽「悪い子に」

にこ「……」

花陽「逃げなくて良いんですか？」

にこ「……」

花陽「花陽、にこちゃんにとって悪い子になりますよ」

にこ「……」

花陽「ねぇ……にこちゃん……」

にこ「……」

花陽「ねぇ！！」

ﾁｭｯ……

花陽「……っ？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:08:38.81

にこ「……これで我慢しなさい」

花陽「へっ……？」

にこ「話は後で聞いてあげるから」

花陽「ほっぺ……きす……なんで……？」

にこ「今はサークル活動の時間よ」

花陽「……」

にこ「あんたなら真面目に活動してくれるわよね？」

花陽「……」

にこ「私の知ってる花陽なら？」

花陽「……はい」

にこ「ふふ、やっぱり変わらないわね花陽は」

花陽「にこちゃんこそ……昔と変わらないね」

にこ「そう？」

花陽「そういうズルいところ……」

にこ「そりゃ、にこは皆のアイドルだからね！」

花陽「もう……」

にこ「ふふーん」

　

花陽「…………ばか」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 00:09:06.96

完

**名無しで叶える物語**(きりたんぽ) · 2018/08/27(月) 00:11:55.32

とてもおいしいであります

**名無しで叶える物語**(家) · 2018/08/27(月) 00:48:46.07

乙

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:31:22.93

>>6
題:曜「ドレスなんて似合わない……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:31:52.51

果南「曜！いつまでそんな格好してんの！」

曜「……果南ちゃん」

果南「今日は舞踏会の日だよ？昨日も今朝も言ったはずだけど」

曜「うん……聞いたはずだよ」

果南「だったら早くドレスに着替えなよ」

曜「……この普段着じゃダメなの？」

果南「ダメに決まってるでしょ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:32:29.06

曜「……そもそも、私が出席する必要ある？ないと思うんだよね」

果南「曜はそう思ってもね？皆は曜の元気な姿が見たいんだよ」

曜「なんで？」

果南「王族なんだから国民に元気な姿見せるのは当たり前でしょ」

曜「嫌だな、こんな見世物みたいな人生」

果南「仕方ないじゃん曜はお姫様なんだから」

曜「普通の家に生まれたかったよぅ」

果南「普通の家に生まれてたら今の環境を羨んでたはずだよ」

曜「そんなの絶対ありえないもん……」

果南「ほら、そんなのどうでもいいから早く着替えなってば」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:32:58.66

曜「……もう果南ちゃんがお姫様やってよ」

果南「そんなの無理だよ」

曜「どうせバレないから」

果南「バレる決まってるじゃん、それにお姫様なんて嫌だし」

曜「ふーん、自分が嫌なこと私にやらせるんだ」

果南「だって、私こういう格好苦手だもん」

曜「私だって苦手だもん……」

果南「もう、早く準備してよ！今日は曜に会いに来てる人もいるんだから」

曜「私に……？」

果南「ルビィ！曜の着替え手伝って」

ルビィ「は、はい！ただいまうかがいます！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:33:31.14

曜「ルビィちゃん……？」

果南「このドレス、ルビィが作ったんだよ」

曜「そうなの？」

ルビィ「はい！曜様のために作らせていただきました！」

果南「だから、早く着てあげな？」

曜「そっか」

ルビィ「気に入ってくれると良いのですが……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ……

曜「うん、とっても可愛いと思うよ。気に入った！」

ルビィ「本当ですか！」

曜「うん！……でもね？」

ルビィ「？」

曜「あまりに可愛すぎるから……これは私よりもっと可愛い子が着た方が良いと思うの」

ルビィ「えっ？」

果南「……」

曜「だから代わりにルビィちゃんが着て、お姫様やってくれない？」

ルビィ「えっ！」

果南「曜！」

　

～～～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:33:58.53

曜「動きづらい……」

果南「ふふ、似合ってるね？」ﾆﾔﾆﾔ

ルビィ「はい！」

曜「……果南ちゃんはなんで半笑いなの」

果南「えぇ？いつもこんな顔だけど？」

曜「そうかな……」

果南「だよね？」

ルビィ「はい！」

曜「……どうせ、変だって思ってるんでしょ……」

果南「えっ？思ってないよ」

曜「ふん……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:34:25.51

果南「でも、ごめん。可愛いなって思っちゃって……」ﾆﾔﾆﾔ

曜「……それでニヤニヤしてるの？」

果南「そう」

曜「ふーん……」

果南「……嘘じゃないよ？」

曜「別に疑ってないし……」

果南「自分が可愛いのが？」

曜「……果南ちゃん」

果南「あはは、ごめんごめん」

曜「もう……」

果南「それよりお客様がこっちに向かってきてるよ？機嫌直して」

曜「……？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:35:12.98

千歌「曜ちゃん！お久し振りです！」

曜「っ！千歌ちゃん……？」

千歌「お変わりないみたいだね？良かったぁ」

曜「えっ、なんで？来るなんて手紙にも書いてなかったのに」

千歌「曜ちゃんを驚かせたくて内緒で来たんだ」

曜「か、果南ちゃんとルビィちゃんは知ってたの？」

果南「そりゃね？」

ルビィ「一応は」

曜「なんで教えてくれないの！」

果南「だから、サプライズだって千歌様が言ってたじゃん」

曜「もう、千歌ちゃんが来るならもっと……」

果南「オシャレしてた？」

曜「っ！」

曜「もう！果南ちゃん！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ

果南「いたいいたい」

千歌「あはは、相変わらずだね曜ちゃんは」

曜「うぅ……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:35:47.78

千歌「オシャレなんてしなくても今の姿で十分可愛いよ？曜ちゃんは」

曜「！！」ﾌﾟｼｭｰ

果南「私の時と全然違うね？」

ルビィ「それは相手が千歌様ですもん」

果南「調子良いんだから」

千歌「ドレス、凄く似合ってる」

曜「そんな……私には似合ってないよ。こんな可愛いの……」

千歌「なんでそう思うの？」

曜「女の子らしい格好なんて私には……」

千歌「またそんな事言って、曜ちゃんはこんなに可愛いのに」

曜「やめて、恥ずかしい事言わないでよ……」

千歌「曜ちゃん……」ｽｯ

曜「へっ！なに？」

千歌「千歌の目を見て」

曜「う……うん……？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

千歌「何が見える？」

曜「千歌ちゃんの綺麗な目……」

千歌「そこに映ってるのは？」

曜「えっ……私？」

千歌「キラキラしてない？」

曜「キラキラ……してる……」

千歌「これが今の曜ちゃんの姿だよ」

曜「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:36:23.42

千歌「曜ちゃんはこんなに魅力的なんだから」

曜「……違うよ……これは千歌ちゃんの目が綺麗だから」

千歌「もー！違います！！」

曜「？」

千歌「曜ちゃんが綺麗だから、千歌の目も輝いてるんだよ」

曜「きっ……綺麗……！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

千歌「このキラキラは曜ちゃんの輝きなんだから」

曜「～～～っ！」

果南「あはは、茹でタコみたいになってる」

ルビィ「カニさんみたいです」

曜「……」ﾊﾞﾀｯ

千歌「あれ？曜ちゃん」

ルビィ「曜様！」

果南「ありゃりゃオーバーヒートしちゃった」

千歌「曜ちゃん？しっかりして？曜ちゃん？」

曜「……千歌ちゃん……ズルいよ……」

千歌「えっ？なにが？」

曜「ズルいもん……」ｶﾞｸｯ

千歌「なにがズルいの？ねぇ！曜ちゃん」

千歌「曜ちゃん！」

千歌「曜ちゃーん！！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 01:36:52.76

完

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/27(月) 01:38:56.12

乙
ありがとう

**名無しで叶える物語**(関東・甲信越) · 2018/08/27(月) 01:48:21.01

すばら

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:40:20.10

>>7
題:千歌「ルビィちゃんはオシャレに自信ある？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:40:58.95

ルビィ「オシャレですか？」

千歌「うん！」

ルビィ「えぇっと……ゲームは得意ですよ？」

千歌「ゲーム？」

ルビィ「女の子を可愛くコーディネートして踊らせるゲームです」

千歌「う～ん、そういうのじゃなくて、自分で着るのは？」

ルビィ「……ルビィちんちくりんだから似合う服がないです」

千歌「そうかな？」

ルビィ「髪の色も派手だから……」

千歌「あぁ、そっか。赤毛だとあんまり派手な色は合わないよね」

ルビィ「はい、ビビッドカラーは髪の毛と喧嘩しちゃうし……でも、地味な色だと髪の毛が悪目立ちしちゃって……」

千歌「う～ん、難しいね」

ルビィ「はい……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:41:29.88

千歌「普段どんなの着てるっけ？」

ルビィ「明るすぎないピンクか白にピンクが入った服ですね」

千歌「髪の毛に似た色は毎回入れるようにしてるの？」

ルビィ「はい、頭だけ真っ赤だとバランスが悪くなるんで、そういう服か、赤系色の小物を持つようにしてます」

千歌「そっかぁ、そういわれてみるとルビィちゃんいつもそんな格好かも」

ルビィ「一応バレないようにはしてたので」

千歌「……」

ルビィ「？」

千歌「凄いよ！！」

ルビィ「へっ？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:41:57.93

千歌「そんなに考えて服を選んでるなんてオシャレマスターだよルビィちゃん！」

ルビィ「そう……かな……」

千歌「私ね？今までそういうオシャレとか疎くて……」

ルビィ「そうなんですか？」

千歌「だって千歌の周りの人、そういうのに興味ないんだもん」

ルビィ「そう……ですね」

千歌「だから、ルビィちゃんに色々教えてほしいなって思っちゃった！」

ルビィ「ルビィに？」

千歌「うん！」

ルビィ「ルビィもあまり詳しくありません……」

千歌「そんな事ない！ルビィちゃんは詳しいよ！」

ルビィ「ルビィより梨子ちゃんに聞いた方が良いと思いますよ……」

千歌「梨子ちゃんはダメ！都会っ子過ぎるもん、千歌なんかじゃ着こなせないよ」

ルビィ「そうかなぁ？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:42:33.29

千歌「だから、ルビィちゃん！千歌のコーディネートをして？」

ルビィ「……う～ん」

千歌「お願いお願い！」

ルビィ「ルビィ……自信ないです……」

千歌「そこをなんとか！」

ルビィ「無理ですよ……ルビィには……」

千歌「お願い！美味しいパフェ屋さんに連れって行ってあげるから！」

ルビィ「わかりました」

千歌「やったー！」

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/27(月) 02:42:34.51

>>26
くせーのはおめーだけだよ禿

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:43:06.46

～洋服屋～

　

千歌「ねぇねぇ？千歌には何色が似合うのかな？」

ルビィ「えっと……千歌ちゃんはオレンジ色だから青とか水色が良いと思う……かな」

千歌「そうなんだ！」

ルビィ「でも、普段から着てるよね？その色」

千歌「そうだっけ？」

ルビィ「そうですよ」

千歌「う～ん、なんとなく似合うの買ってるからかな」

ルビィ「やっぱりアドバイスする必要ないんじゃ……」

千歌「ある！あります！」

ルビィ「そう……？」

千歌「じゃあ、避けた方が良い色は？」

ルビィ「……う～ん、たぶん灰色とベージュ系は似合わないかも？」

千歌「そうなんだ」

ルビィ「それ以外の色なら特に着てても違和感ないと思います」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:43:43.69

千歌「紫とかは？」

ルビィ「紫は……真紫は避けた方が良いかな？青系色の紫か赤系色の紫なら似合うと思うけど」

千歌「そっかぁ！」

ルビィ「参考になりました……？」

千歌「うん！」

ルビィ「そうですか……」ﾎｯ……

千歌「でも、まだちょっと自信ないかも……」

ルビィ「えっ？」

千歌「だから、ルビィちゃんに一式揃えて貰っていい？」

ルビィ「……ルビィが？」

千歌「うん！ルビィちゃんが千歌に一番似合う格好にして！」

ルビィ「……」

千歌「ね？お願い！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:44:11.42

ルビィ「……もう、わかりました」

千歌「やったー！」

ルビィ「ルビィの好みで選びますよ？」

千歌「うん！それでいいの！」

ルビィ「……でも、嫌だったら言ってくださいね」

千歌「よっぽどだったら言うけど、たぶん大丈夫！」

千歌「だってルビィちゃんだもん！」

ルビィ「……そうですか、じゃあ……選びますね」

千歌「うん！」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:44:52.61

千歌「凄いよ！今の私、凄く輝いてる」

ルビィ「うん、輝いてます」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

千歌「ルビィちゃんの得意なゲームの女の子みたいにキラキラしてる」

ルビィ「キラキラしてます」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

千歌「ありがとね？ルビィちゃん！」

ルビィ「ルビィもありがとうございます……ごちそうになっちゃって」

千歌「ううん！いいの！」

ルビィ「ところで、なんで急にオシャレなんか気にしてたの？」

千歌「うん、それはね？実はデートする予定があって……」

ルビィ「そうなんですか？」

千歌「まぁ予定って言うかこれからするっていうか……」

ルビィ「？」

千歌「もうしてるっていうか……」

ルビィ「……これ、デートだったんですか？」

千歌「うん……誘うの恥ずかしくて……それに着ていく服もなかったから」

ルビィ「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:45:25.19

千歌「ルビィちゃんに選んで貰って、その服でお出掛けしたら良いかなって思って……」

ルビィ「それなら最初に言ってよ、ルビィももっとオシャレしたのに……」

千歌「えへへ、ごめん……」

ルビィ「……」

千歌「怒っちゃった……？」

ルビィ「ううん……でも……」

千歌「？」

ルビィ「今度は千歌ちゃんの番です」

千歌「何が？」

ルビィ「ルビィのお洋服選んでください」

千歌「えっ！千歌が？」

ルビィ「はい」

千歌「そんな……自信ないよ」

ルビィ「ルビィもなかったのに……」

千歌「だけど私は……」

ルビィ「千歌ちゃんの選んだ服が着たいです」

千歌「う～ん……」

ルビィ「じゃないとデートはここでおしまいですから」

千歌「えっ！そんなぁ！」

ルビィ「だったら着せ替えて？」

千歌「もう！わかったよ！今度は千歌の番ね！」

ルビィ「はい！」

千歌「じゃあ、それ食べたらいっこか？」

ルビィ「はーい♪」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 02:45:52.50

完

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:10:03.72

>>8
題:ルビィ「曲がり角でぶつかったら」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:10:32.08

ルビィ「その衝撃で人格が入れ替わるみたいなのあるじゃないですか」

曜「あー、お約束だね。最近あんまり見ないけど」

ルビィ「あれ、やりたいです……」

曜「へ？」

ルビィ「曜さんとやりたいです……」

曜「えっ？私と？」

ルビィ「はい」

曜「でも、入れ替わるなんて実際には出来っこないよ？」

ルビィ「知ってます……でも、そう振る舞うことは出来ますよね？」

曜「お互いの振りをするってこと？」

ルビィ「はい」

曜「……う～ん」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:11:19.67

ルビィ「ダメですか？」

曜「いや、いいね。楽しそう！」

ルビィ「本当ですか？」

曜「うん、やってみようか？」

ルビィ「やったぁ！」

曜「じゃあ、まずは練習にお互いの真似して会話してみる？」

ルビィ「はい！」

曜「よーし、えっとね……」

ルビィ「う～んと……」

曜「ルビィはぁ～そう思いますぅ～」

ルビィ「よーしょろーなぁ！」

曜「おねいしゃんはぁ～ルビィのおねいしゃんでぇ～」

ルビィ「ファイトでありましゅ～」

曜「よしゅこしゃんもそうおもいましゅかー！」

ルビィ「ぱぱぁ！ぱぱぁ！ぱぱぁ！」

曜「花丸しゃん！まっちぇよぉ～ひぎぃっ！！」

ルビィ「あぁっ！！千歌ちゃぁん！あっ！あっ！」

曜「……」

ルビィ「……」

曜「ルビィちゃん、ふざけてる？」

ルビィ「それはこっちの台詞です」

曜「もう！！私そんなんじゃないよう！」

ルビィ「ルビィだってそんなんじゃないもん！」

曜「むぅ～」

ルビィ「ふんっ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:11:48.43

曜「でも、上手く出来ないって事はお互いの観察が足りてないのかな……」

ルビィ「観察……？」

曜「よく考えたら、私達お互いの事知らないかも」

ルビィ「そうですね」

曜「まずは、そこから勉強していこうか」

ルビィ「う～ん」

曜「？」

ルビィ「でも、その時間はないかもしれませんね」

曜「えっ？」

千歌『そうなの？』

梨子『うん♪』

善子『ふーん、やるわね』

花丸『流石ずら～』

ルビィ「皆、来ちゃいました」

曜「ん？……そうだね？」

ルビィ「だから、この状態でやるしかないですよ」

曜「えっ！今日やらないとダメなの」

ルビィ「やりますよ曜さん」

曜「えぇ～」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:12:24.39

千歌「あっ！おはよー曜ちゃん、ルビィちゃん！」

梨子「おはよう」

善子「あら、ルビィ」

花丸「曜さんと何してるずら？」

ルビィ「千歌ちゃん！梨子ちゃん！おはよーそろー！」

千歌「へっ？」

梨子「？」

曜「花丸ちゃん……善子ちゃん……おはよう……」ｳﾕｳﾕ

善子「は？」

花丸「……」

ルビィ「本日も快晴でありますなぁー！！」

千歌「う、うん」

梨子「ルビィちゃん？」

曜「お姉ちゃんはどこ……どこなの」ｷｮﾛｷｮﾛ

善子「何言ってるの？貴方一人っ子でしょ」

花丸「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:12:55.56

ルビィ「お二人さんお揃いで、これからどちらに？」

千歌「学校だよ？」

梨子「ルビィちゃんもでしょ？」

曜「あっ！蝶々しゃんだぁ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

善子「何やってるの……」

花丸「……これはあれずらね」

善子「ん？なによ？」

花丸「入れ替わりってやつずら」

千歌「入れ替わり？」

花丸「きっとルビィちゃんと曜さんが入れ替わっちゃったずら」

梨子「そんな……二人が入れ替わちゃったの？」

曜「待て待て蝶々しゃーん！あははははは！！けほっ！げほっ！かはっ！」

ルビィ「おいおいそこはヨーソローだろ」

梨子「二人とも何者でもなさそうなんだけど……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:13:24.44

千歌「そんな！入れ替わりなんて……」

善子「千歌？」

千歌「そんなの奇跡だよ！！！」

善子「あぁ、信じちゃうんだ」

千歌「ねぇ！曜ちゃん！」

曜「えぇ？なにぃ？」ｳﾕｳﾕ

善子「いや、入れ替わってないじゃない」

梨子「ルビィちゃん？」

ルビィ「どうした？梨子……」

梨子「えっ……」ﾄﾞｷｯ……

善子「全然入れ替わってないわよ？」

花丸「きっと性格だけ入れ替わっちゃったってやつずら」

善子「その性格も似てないんだけど」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:13:53.39

鞠莉「グッモ～ニン～」

果南「朝から賑やかだね」

梨子「鞠莉ちゃん、果南ちゃん」

ダイヤ「なんの騒ぎですか？」

千歌「あっダイヤさんも」

ダイヤ「通学路であまり騒がないでくださいよ？苦情がきますので……」

曜「あっ！ダイヤお姉ちゃん……！」

ダイヤ「……は？」

曜「お姉ちゃんだぁ！」

ダイヤ「……」

曜「お姉ちゃん♪」

ダイヤ「かはっ……！」ﾊﾞﾀｯ

鞠莉「ダイヤ！？」

果南「何やってんの曜？」

千歌「凄いんだよ！ルビィちゃんと曜ちゃんが入れ替わっちゃったの！」

果南「入れ替わり？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:14:35.93

曜「お姉ちゃん！お姉ちゃん！お姉ちゃん！チャリンチャリン来てるチャリンチャリン来てるよー」

鞠莉「危ないからこっちで寝なさいダイヤ！」ｽﾞﾙｯ……ｽﾞﾙｯ……

ルビィ「……後ろから自転車来てるよ」

花丸「あっ本当だ譲らなきゃ……」

ルビィ「花丸……」ｷﾞｭｯ

花丸「ずらっ……！」ﾄﾞｷｯ

ルビィ「危ないから、離れるな……」

花丸「は、はい……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

果南「いや、どっちも知らない人だけど」

千歌「えぇー？曜ちゃんとルビィちゃんだよ」

果南「いや、二人ともあんなのじゃないよ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:15:10.52

ダイヤ「うぅっ……はっ！私はいったい！」

曜「あっ！お姉ちゃんおきたー？」

ダイヤ「っ！！」

曜「ねぇ～いつものやったげるぅ～」

ダイヤ「い、いつもの？」

曜「頭なでなでぇ～」

鞠莉「そんなのやってるの？」

ダイヤ「やってません！」

曜「はーい、なでなでぇ」

ダイヤ「あっ……ちょっと！」

曜「なでなでぇ」

ダイヤ「……っ」

曜「なでなでぇ」

ダイヤ「…………」

鞠莉「……ダイヤ？」

ダイヤ「…………」

善子「ルビィ！どうしちゃったのよあんた」

ルビィ「ヨハネ……」

善子「へっ！？」

ルビィ「今日もお前は綺麗だな……ヨハネ……」　

善子「なっなっなにいってんのよ！！」

ルビィ「美しい……この世の何よりも」

善子「バ、バッカじゃないのっ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ！

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:15:39.07

梨子「凄いことになってますね……」

果南「うん」

梨子「どうしたらいいのかな」

果南「う～ん……」

　

果南「とりあえず病院かな？」

　

千歌「その後、ルビィちゃんと曜ちゃんは病院に連れていかれて数日間帰ってくることはありませんでした！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:16:07.72

千歌「おわり！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 04:18:56.91

販売機『次の注文を受け付けるよ！』

※今回は先着３名まで、返品は受け付けません。

※１人１回でお願いします。

※虹ヶ咲、中の人は対象商品外です。

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2018/08/27(月) 04:20:22.67

ことにこおやつシェア

**名無しで叶える物語**(こんにゃく) · 2018/08/27(月) 04:20:35.35

前回はありがとう
ようりこ曜ちゃん梨子ちゃんの前だとめちゃめちゃ乙女になる

**名無しで叶える物語**(こんにゃく) · 2018/08/27(月) 04:21:20.70

いや、乙女というか女の子女の子というか…下手な言い方で申し訳ないです

**名無しで叶える物語**(しか) · 2018/08/27(月) 04:56:41.34

可愛いずらにゃ～

**名無しで叶える物語**(きしめんだぎゃー) · 2018/08/27(月) 05:05:48.21

よしルビ初めてのケンカ

**名無しで叶える物語**(家) · 2018/08/27(月) 05:38:31.23

まきぱな　歌唱指導

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/27(月) 10:57:56.90

神定期

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:52:53.72

>>90
題:ことり「二人の機会」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:53:35.75

にこ「……今日はことりだけ？」

ことり「うん、穂乃果ちゃんはお家のお手伝いがあるとかで先に帰っちゃって」

ことり「海末ちゃんは弓道部の大会が控えてるからそっちの練習に行っちゃったんだ」

にこ「そう」

ことり「でも、ことりは衣装作りがあるので一人で頑張ってます♪」

にこ「ご苦労様ね」

ことり「褒めてくれますか？」

にこ「へ？」

ことり「にこちゃん、あんまりことりの事を褒めてくれないでしょ？」

にこ「別にことりに限らず、あんまり人を褒めたりしないんだけどね」

ことり「ことりは褒められて伸びる子なんです」

にこ「そう」

ことり「はい♪」

にこ「……」

ことり「～♪」ﾜｸﾜｸ

にこ「……褒められるの待ってるの？」

ことり「うん♪」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:54:28.43

にこ「そう、まぁ……あれね」

にこ「ことりの衣装は毎回……可愛いし」

にこ「それぞれの子達の特徴を……衣装で上手く活かせてると思うわ」

ことり「本当？」

にこ「えぇ」

ことり「わーい、にこちゃんに褒められたぁ♪」

にこ「あんまり大袈裟に喜ぶんじゃないわよ」

ことり「じゃあ、にこちゃんに褒められたので、もうひと頑張りしちゃいますね♪」

にこ「まぁ、元気になったなら良いけど」

ことり「～♪」

にこ「……」

にこ(２年は今日来ないとして１年は何してんのかしら)

にこ(まさか、今日はずっとことりと二人きり？)

にこ(別に嫌じゃないけど、この子って掴みづらいから接し方に困るのよね)

にこ(私の事どう思ってるかわかんないし……)

にこ(まぁ、向こうは私なんて特に気にしてないだろうし、いつも通りしてればいいんだろうけど)

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:55:07.74

ことり(あー！どうしよう！にこちゃんと二人きりだ！)

ことり(さっきは結構長い間お話しできたけど、もう沈黙になっちゃったよ)

ことり(１回沈黙が続くとどんどん話しかけづらくなっちゃうし……)

ことり(でも、話すことも思い浮かばないし……)

ことり(どうしよう！！にこちゃんとせっかく二人きりなのに全然話せない！)

　

にこ(……ことりって結構大人よね。沈黙になっても気まずそうにしないし、何か無理矢理話題を出してこようともしない)

にこ(穂乃果もそういう気まずさは感じなさそうだけど、そもそもあの子といると沈黙がないのよね。うるさすぎて)

にこ(海末も大人だけど、こっちに気を使ってくるから二人きりになると堅苦しくなるの)

にこ(だから、ことりといるのは案外一番落ち付くのかも)

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:55:43.96

ことり(どうしよう、話さないと……こんな機会もうないかもしれないし)

ことり(でも、どんなこと話せばいいんだろう？)

ことり(だって、にこちゃんとの接点が少ないんだもん)

ことり(話す事なんて思いつかないよ！)

　

にこ(……ことり、黙々と作業してるわね)

にこ(集中したら他は見えなくなるタイプかしら)

にこ(なら、無理しないように気にかけておいてあげないとね)ﾓｸﾞﾓｸﾞ

　

ことり(にこちゃん、なにか食べてる？)

ことり(あれはお菓子だよね？)

ことり(そうだ、ことりもおやつ持って来てるんだ)

ことり(それを分けあってお話ししよう！)

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:56:26.76

にこ「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ことり「にこちゃん♪なに食べてるの？」

にこ「ん？どこにでもあるチョコ菓子よ」

ことり「ことりもお菓子持ってきたんだぁ♪わけあいっこしない？」

にこ「まぁ、別に良いけど」

ことり「やった♪じゃあ、これどうぞ！」

にこ「っ！」

にこ(あんた……それ一袋300円くらいするチーズケーキのお菓子じゃない)

にこ(中に入ってるのは６個だから１個５０円もするわよ……)

にこ(にこのはドラッグストアで１００円で買ったチョコの細長いお菓子)

にこ(一箱で二袋入ってるから、一袋５０円……)

にこ(それと交換するなら一袋渡さないといけないわ)

ことり「にこちゃんのもちょーだい？あーん」

にこ(ちょーだい？あーん？)

にこ(一本一本食べさせろってこと？……それとも一気に食べるつもり？)

にこ(そんな富豪みたいな食べ方、私の前でするつもりなの？)

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:57:01.00

ことり「お口疲れてきました、はやくぅ～」

にこ「わ、わかったわよ」

にこ(まぁ、仕方ないわね最初に応じたのは私だし)

にこ(それに、あのチーズケーキも食べてみたいし)

にこ(じゃあ、一袋一気に……ことりに……)

ことり「っ！なに？なにしようとしてるの？」

にこ「えっ？食べさせようと……」

ことり「一度にそんな食べられないよ！」

にこ「？」

ことり(なに？いきなりあんな量を口に入れようとしてきて……)

ことり(冗談かな？それとも嫌がらせ……？ことり何かにこちゃんに嫌われるような事しちゃった？)

にこ(どうしたのかしら、一本ずつ食べさせろって事だったの？でも、そんなのやってたら日が暮れるわよ？)

にこ「えぇっと、どうして欲しかったの？」

ことり「えっ？」

にこ「一本ずつ食べさせれば良かった？」

ことり「一本ずつ？……くれるのは一本で良いよ？」

にこ「えっ？」

ことり「えっ？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:57:32.20

にこ「何言ってんの？そんなの割りに合わないでしょ」

ことり「割り？」

にこ「あんたのそれは通貨で言うなら５０円の価値があるのよ」

ことり「？？」

にこ「それをこっちの一本と交換なんてどうかしてるんじゃない？」

ことり「そうかな……」

にこ「いい？ことり、どんなに裕福でもね無駄使いはしちゃダメなの」

ことり「う、うん……」

にこ「だから、ちゃんと一袋受け取りなさい？」

ことり「わ、わかった……」

ことり(本当はよくわかんなかったけど、諭すように言われたから思わずそう返しちゃった)

にこ「わかればいいのよ」

ことり「うん……」

ことり「…………」

ことり「……ねぇ？」

にこ「？」

ことり「食べさせてくれるの？」

にこ「えっ？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:58:08.72

ことり「さっき言ったよね？一本ずつ食べさせればいいの？って」

にこ「聞いたわね」

ことり「それって、ことりが『うん』って答えてたら、そうしてたって事？」

にこ「まぁ、そうなるかしら……？」

ことり「じゃあ、して？」

にこ「えっ？今から？」

ことり「うん、ことりが無駄使いしないで全部食べれるようににこちゃんが食べさせて？」

にこ「日が暮れるわよ？」

ことり「ことりは構いません♪」

にこ「私は困るんだけど……」

ことり「ね？おねがぁ～い？」

にこ「私には効かないわよ、それ」

ことり「えぇ～」

にこ「まぁ、あんたがそんなに頼むなら聞いてあげてもいいけどね」

ことり「やったぁー」

にこ「はい、あーん」

ことり「あ～ん♪」

ﾊﾟｸｯ

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:58:58.73

ことり「ん～♪にこちゃんに食べさせて貰うと美味しい！」

にこ「そう」

ことり「じゃあ、ことりもこのチーズケーキ食べさせてあげますね？」

にこ「いや、にこはいいわよ」

ことり「なんで？」

にこ「私は後でゆっくり味わって食べたいから」

にこ(……贅沢品だからね)

ことり「えっ」

ことり(私があげたお菓子……味わって食べたいの？)

ことり(それって何か特別な意味が含まれてるのかな……？)

ことり(考えすぎかも？でも、もしかしたら……)

ことり(きゃーー！)ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!

にこ「どうしたの？」

ことり「えっ？あっ！な、なんでもないよ？」

にこ「ふーん、変なの」

ことり「っ！」ｶﾞｰﾝ

ことり(どうしよう変だって言われちゃった……)

ことり(そりゃそうだよね一人で舞い上がって、にこちゃんには意味わかんないもん)

ことり(やっぱりにこちゃんと、二人きりだと不自然な事ばっかりしちゃってるのかな？もしかしたら誤解とかされてるかも？)

ことり(うぅ、そんなのいやだよ……だってことりはにこちゃんと仲良くなりたいだけなのに……)

ことり(そんな気持ちも知らないでおかしな子だと思われるのは……いやだ……)

ことり(……そうだ、二人きりのチャンスなんてもうないんだから)

ことり(にこちゃんに気持ちを伝えるのは今しかないよね)

ことり(これ以上誤解される前に、ここで私の気持ちを知っておいて貰おうかな……)

ことり(そうしたら、ことりも変なことしなくなるだろうし……)

ことり(ちょっと恥ずかしいけど、正直に打ち明けた方が、案外すんなり仲良くなれるかも)

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 17:59:36.42

ことり「に、にこちゃん！」

にこ「ん？なによ？」

ことり「伝えておきたい事がね？あるの」

にこ「私に？」

ことり「うん」

にこ「なによ改まって」

ことり「それはね……」

にこ「……」

ことり「えっと……」

にこ「……」

ことり「えっとね？」

にこ「……」

ことり「私は……にこちゃんと……！」

ｶﾞﾗｯ

凛「にゃー！お待たせにゃー！」

ことり「っ！」

にこ「凛」

花陽「ちょっと授業が長引いて遅れちゃった」

真姫「あら、穂乃果達は来てないの？」

にこ「えぇ、お家のお手伝いと弓道部の大会ですって」

花陽「わー大変だね」

ことり「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 18:00:03.87

凛「希ちゃん達は？」

にこ「生徒会の仕事じゃない」

真姫「ふーん、皆大変ね」

花陽「ことりちゃんは衣装の準備？」

ことり「えっ？……あっ、うん！」

花陽「？」

にこ「あー、そういえばことり、言いたい事ってなによ？」

ことり「えっ？」

凛「言いたい事？」

ことり(にこちゃんのバカ……そんなの皆の前じゃ言えないよ！)

ことり「いや、いいの……また今度伝えるね」

にこ「えっ？良いの？」

ことり「うん」

にこ「そう？ならいいけど……」

凛「え～？凛は気になるにゃ～」

にこ「あんたは関係ないでしょ？」

凛「仲間外れはやだよ」

ことり「……」

ことり(あーあ……チャンスなくなっちゃった)

ことり「はぁ……」

ことり(……でも、今日の出来事でちょっとだけ仲良くなれた気もするし)　

ことり(今回はこれで我慢します)

ことり(でも、いつか穂乃果ちゃんみたいに……にこちゃんと仲良くしたいなぁ)

ことり(にこちゃん……)

にこ「？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 18:00:33.07

完

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:24:02.89

>>91
題:梨子「曜ちゃんとのデート……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:24:31.77

曜「お待たせ～梨子ちゃん！」

梨子「……あっ、曜ちゃん」

曜「待ち合わせまで、まだ時間あるのに梨子ちゃんもう来てたんだ」

梨子「うん」

曜「曜も早く来たつもりなのになぁ」

梨子「だって13時待ち合わせって言ったら曜ちゃんがその何分前に来るかわかってたから……」

曜「えー？じゃあ、最初からその時間で待ち合わせればよかったのにぃ」

梨子「そしたら更にその前に来ちゃうじゃない」

曜「まぁ、そうだね」

ｺﾞｰﾝ！ｺﾞｰﾝ！ｺﾞｰﾝ！

曜「あっ！12時のチャイムだ！」

梨子「……そうだね」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:25:01.36

曜「まずはご飯にしようか？」

梨子「いいよ、どこにする？」

曜「ふふーん、実はね？」

梨子「？」

曜「お弁当作ってきたんだ……」

梨子「そうなの？」

曜「うん！一緒に食べない？」

梨子「いいよ」

曜「じゃあ、そこの公園で食べよ？シートも持ってきたからピクニックみたいにして」

梨子「うん、いいね。今日は日差しも風も心地良いし」

曜「やった！」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:25:45.87

曜「じゃーん、梨子ちゃんの好きなサンドイッチ100種だよ！」

梨子「お、多くない？」

曜「好きなものならいくらでも食べられるかなって思って」

梨子「でもこんなには……」

曜「えっ？」

梨子「食べきれないよ……」

曜「……じゃあ、残しちゃう？」

梨子「えっ？」

曜「いいよ、曜が作りすぎたんだもん……嫌なら残して……」

梨子「嫌って訳じゃないんだけど……」

曜「梨子ちゃんの事を思ってたら100種類くらい簡単に作れてたんだ……これは喜んでくれるかなとか、これは驚いてくれるかなとか」

曜「でも、張り切りすぎだよね、こんなに作っちゃって……ドン引きだよね」

梨子「ひ、引いてないよ？大丈夫だからね、曜ちゃん？」

曜「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:26:27.19

梨子「えっと……じゃあ、１個１個半分こして食べよっか？」

曜「えっ？」

梨子「同じ味を二人で同時に楽しみたいなぁ～って……」

曜「曜と？」

梨子「うん……！」

曜「本当？嬉しい！」ｷﾞｭｯ

梨子「ちょっと……恥ずかしいよ……」

曜「じゃあね！じゃあね！まずこれから食べてみて！」

梨子「うん」

曜「たまごサンドだよ！好きでしょ？」

梨子「うん……すき……」

曜「どうやって半分こしようか？」

梨子「普通に千切ってやればいいんじゃ……」

曜「そうだ！お互い端から食べていくのはどう？」

梨子「えっ」

曜「ポッキーゲームみたいな感じで！」

梨子「そ、そういうのは外ではしない方がいいよ……」

曜「なんで？」

梨子「なんでって……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:27:07.66

曜「……嫌なの？」

梨子「違うの……嫌って訳じゃなくてね……」

曜「……ごめんね。わがまま言っちゃって……」

梨子「曜ちゃん……」

曜「……」ｼｭﾝ……

梨子「もう……！悲しい顔しないで……それズルいよ……」

曜「え？」

梨子「誰も見てない時に１回だけね？」

曜「ほんと？」

梨子「うん」

曜「やったー！」

梨子「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

曜「今は誰も来なそう？」

梨子「たぶんね」

曜「じゃあ、はやく……しよ？」

梨子「そうね、早くしましょうか」ｷｮﾛｷｮﾛ

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:28:00.36

曜「あむ」

梨子「……」ﾊﾟｸｯ

曜「あむあむあむ……」

梨子「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ

曜「……」

梨子「……」

　

ﾁｭｯ……

　

千歌「あー！曜ちゃん梨子ちゃん何してるの！」

梨子「っ！！！？」ﾋﾞｸｯ

曜「あー、千歌ちゃん！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:28:50.50

千歌「もしかしてデート？」

曜「うん！そうなの！羨ましい？羨ましい？」

千歌「へへーん、実は千歌も今日はデートなのだ！ね？ダイヤさん♪」

ダイヤ「いや、用事があるから買い物に付き合ってるだけですが」

千歌「もう！なんでそんなこと言うの！千歌がデートって言ったらデートなんだから！」

ダイヤ「こんな相手を振り回すようなお買い物はデートではありませんわ」

千歌「ふん！否定ばっかりして！皆の前くらいかっこつけさせてよ！」

ダイヤ「嫌ですわ」

曜「ちょっとー喧嘩しないでよ」

梨子「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ……

ダイヤ「それにデートのつもりなら、最初からそう誘ってくださればよかったんです」

千歌「えっ？」

ダイヤ「そうすれば……着ていくお洋服も変わりましたのに……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

千歌「ダイヤさん……」

ダイヤ「だから、こんなのデートではありませんわ」ﾌｲｯ

千歌「そっか……ごめんねダイヤさん」

ダイヤ「……」ﾂｰﾝ

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:29:55.69

千歌「じゃあ、今から帰ってデートしよ？」

ダイヤ「えっ？」

千歌「お買い物は終わりで、これからデートに……」

ダイヤ「……」

千歌「だめ？」

ダイヤ「……仕方ありませんわね」

千歌「ほんと？」

ダイヤ「昼をかなり過ぎてしまいますけど、してあげますわ」

千歌「やったー」ｷﾞｭｯ

ダイヤ「ベタベタしないでください」

千歌「じゃあ、早速ダイヤさんのおうちに行こう！」ｸﾞｲｯ

ダイヤ「ちょっと！引っ張らないでくださいよ」

千歌「じゃあね！曜ちゃん梨子ちゃん」

ダイヤ「失礼しますわ」

曜「うん、ばいばーい」

梨子「……ば、ばいばーい」

ダイヤ「あっ梨子さん」

梨子「は、はい？」

ダイヤ「こういう公共の場所では控えた方が良いですよ？ああいった事」

梨子「えっ……」

千歌「ばいばーい！！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:30:45.20

梨子「やっぱり……見られてたんだ……」

曜「いいなぁ、仲良しで……」

梨子「……？」

曜「曜もあんな風にベタベタしたい……」

梨子「えっと……誰に？」

曜「梨子ちゃんに決まってるじゃん」

梨子「もう十分してると思うよ……？」

曜「思わない」

梨子「……」

曜「曜は思わないの！」

梨子「そっか……」

曜「……嫌なの？」

梨子「嫌って訳じゃないけど……人前だと恥ずかしいよ……」

曜「曜といるのは恥ずかしいの？」

梨子「えっと、そういう意味じゃなくてね……」

曜「……」ｼｭﾝ……

梨子「もう……具体的にはどうしたいの？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:31:15.74

曜「うんとね！まず腕を組みたい」

梨子「……いいよ」ｽｯ

曜「やったー」

梨子「あとは？」

曜「んー、頭撫でて欲しいかな」

梨子「この体勢だと撫でづらいよ」

曜「じゃあ、梨子ちゃんの正面に抱き寄せて」

梨子「えっ」

曜「……いや？」

梨子「……もう」ｷﾞｭｯ……

曜「きゃーー♪」

梨子「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

曜「わ～い、うれしいなぁ～♪」

梨子「……うぅ……恥ずかしいよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

曜「～♪」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:32:35.26

梨子「満足した？」

曜「う～ん、まだ足りないけど……」

梨子「もう、続きは家でしよ？」

曜「えっ？」

梨子「外だと恥ずかしいし……」

曜「梨子ちゃんってば大胆……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

曜「そ、それより！梨子ちゃんは足りた？ご飯」

梨子「うん……もう夜ご飯もいらないくらい……」

曜「美味しかった？」

梨子「うん、しばらく他のサンドイッチは食べれないくらい……美味しかったよ……」

曜「ほんと？じゃあ、また作るね！」

梨子「それは……いや、今度は私が曜ちゃんの好きなもの作るね……」

曜「えっ？」

梨子「お返しに」

曜「……うん！楽しみに待ってる！」

梨子「頑張るね」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:33:08.29

曜「えへへ……じゃあ、デートの続きしよっか」

梨子「うん」

曜「……ねぇ？」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

梨子「？」

曜「手繋ぐのは恥ずかしい？」

梨子「恥ずかしいけど、それくらいなら良いよ」

曜「ほんと？無理しなくていいよ？」

梨子「今、それを言うの？」

曜「やっぱりデートなんだから……お互いの気持ちを大切にしたいし」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

梨子「……良いよ、繋ごう」ｷﾞｭｯ

曜「あっ」

梨子「恥ずかしいけど、曜ちゃんの事好きだから私も繋ぎたい」

曜「っ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ……

梨子「だめ？」

曜「ダメじゃない……」

梨子「そう」

曜「……梨子ちゃんもズルいよ」

梨子「？」

曜「なんでもない、それより行こう？」

梨子「うん」

曜「……デートに」

梨子「……うん♪」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 19:33:35.39

完

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:19:46.80

>>94
題:善子「初めてのケンカ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:20:20.95

善子「……」

ルビィと喧嘩しちゃった……

そりゃいつも一緒にいたらそういった事だって起きるかも知れない……

今までだってずっと仲良しだったわけじゃないからね。

たまにはこっちの機嫌が悪かったりする時もあるし、それで怒っちゃったりすることもあった。

でも、そういう時はルビィの方から謝ってくれて、そういう空気を終わらせてくれてたの。

だから、二人とも怒っちゃって喧嘩に発展した事は一度だってなかったわ。

ルビィ「……」ﾂｰﾝ

でも、今回は謝ってくれなくて……

ルビィ「善子ちゃんなんて嫌い……」

善子「き……きらっ！」

ルビィ「もう一緒にいたくない」

善子「なによそれ……」

嫌いなんて……

冗談でも言ったことないのに……

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:20:49.39

ルビィ「顔も見たくないもん」

善子「……」

なんで、そんな悲しいこと言うのよ……

ルビィ「だいっきらい」

善子「ル、ルビィ……」

ルビィ「……」ﾌｲｯ

善子「ごめんなさい……」

ルビィ「……思ってないでしょ」

善子「えっ？」

ルビィ「善子ちゃんいつも謝らないもん」

善子「そう……だけど」

ルビィ「無理して謝んなくていいよ、そんなの余計に嫌な気持ちになるだけだから、お互いに」

善子「……」

喧嘩のきっかけなんて本当に些細な事だった。

たぶん、ルビィはそんな事よりも今までの事の方が色々と溜まってて、それが爆発しちゃったんだと思う。

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:21:23.79

善子「ねぇ……どうしたら許してくれる？」

ルビィ「知らない」ﾌｲｯ

こんなに怒るルビィなんて初めて見る。

これは今までの事をちゃんと謝った方が良いのかしらね……

でも、ルビィがさっき言った通り悪いと思ってないの……

だって、私が怒る時ってルビィがしつこくキスをせがんできたりとか、四六時中ベタベタくっついてきたりとかそういう時だもん。

別に嫌じゃないけど、日によってはあんまりくっついて欲しくない日だってあるでしょ。

ルビィは私の事が好きすぎて適度な距離感を保てないのよ。

だから、こっちに非はないと思うんだけど。

善子「ルビィ……」

ルビィ「こっちこないで」

それに今は距離を取り過ぎてるし……

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:21:53.19

ルビィ「もう別れよっか」

善子「別れる？」

ルビィ「善子ちゃんだって嫌だったんでしょ、ベタベタくっついてくる子」

善子「嫌じゃないわよ、ただ毎日だとしんどいってだけで……」

ルビィ「これでも我慢してきたんだよ？本当はもっと善子ちゃんといたいのに……善子ちゃんが怒るからルビィなりに距離を取ってたんだもん」

善子「そうは感じなかったわ」

ルビィ「善子ちゃんにくっつく時、毎回怖かったんだからね？今日は機嫌が良い日かな悪い日かなって」

善子「……」

ルビィ「毎回、ビクビクしながら甘えて……今日は平気だと思っても急に怒るんだもん……」

善子「ベタベタし過ぎなのよあんたわ……」

ルビィ「もうイヤなの、好きな人の顔色伺いながら甘えたりするの……」

善子「そんな風に思ってたなんて知らないわよ……早く言えばよかったのに」

ルビィ「もういいよ、今日で終わりだから……」

善子「終わりって……」

ルビィ「終わりだもん……」

善子「……」

ルビィ「ふん……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:22:39.16

善子「……なによ、自分ばっかり可哀想ぶっちゃって」

ルビィ「……」

善子「ルビィだって私とイチャイチャしたがるくせに、いざその先の事しようとしたら拒むじゃない」

ルビィ「それは……！まだ早いから……」

善子「こっちだって我慢してたのよ？もっとルビィと愛し合いたいって思っても怖いとか恥ずかしいとか言って逃げてばっかり！」

ルビィ「だって……」

善子「それなのに、あんなにたくさん甘えてきて……こっちだって我慢しすぎて頭がおかしくなりそうだったんだから！」

ルビィ「……」

善子「……」

ルビィ「じゃあ……一緒だね」

善子「？」

ルビィ「お互い嫌だって思う点があったんだよ、もう我慢出来ないくらいに」

善子「……」

ルビィ「だからもう……別れよう」

善子「っ……ふん！私の事大好きなルビィにそんなこと出来るの？」

ルビィ「出来るもん」

善子「無理よ！」

ルビィ「もう善子ちゃんなんて嫌いだもん……」

善子「っ……」

また言った……嫌いなんて……

ルビィ「だいっきらい！」

善子「なんでそんな酷い事言うのよ……」

ルビィ「……」

善子「ねぇ、なんで！」ｶﾞｼｯ

ルビィ「っ……」ﾋﾞｸｯ

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:23:24.00

善子「ルビィはわがままよ、自分のしたい事ばっかりして私のお願いは聞いてくれないんだから」

ルビィ「ちょっと……離してよ……」

善子「わがままばっかり言われたらどんな気持ちになるか教えてあげましょうか？」

ルビィ「離して！」

善子「ルビィ！」

嫌がるルビィをベットまで連れていって押し倒すと、
さっきまで無表情で冷たかった顔つきが変わった。

ルビィ「ちょっ……と……ふざけないで……」

怯えてるような、怒ってるような……

でも、どこか期待してるような顔だったの……

善子「キスしたいんでしょ？したげるわよ」

ルビィ「もう、したくない……ルビィを帰して……！」

善子「ルビィ……」

ルビィ「やだ……無理矢理やっ……んっ」

今までしたことない大人のキスをすると、ルビィの顔はとろけた表情に変わっていく。

私を突き離そうともがいてるけど、両手を掴んで押さえつけるとおとなしくなる。

掴ん腕越しにルビィの背筋がぞくりと震えたのを感じながら……

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:23:52.20

善子「……興奮してるの？」

ルビィ「っ！そんなわけっ！」

善子「うそつき」

ルビィ「あっ……」

耳元でそう囁くと今まで聞いたことのないような色っぽい声を出す。

善子「私も興奮してるわ」

ルビィ「……」

善子「こんな無理矢理なやり方で興奮するなんて……最低ね？私達」

ルビィ「ルビィは……ちがうもん……」

善子「そう……でも、今までルビィのお願い聞いてあげたんだから……今度はルビィの番よ？」

ルビィ「……だ……だめ」

善子「我慢なさい……」

ルビィ「や、やだぁ……」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:24:38.05

善子「どうだった？」

ルビィ「……」

善子「嫌だった？」

ルビィ「しらない」ﾌｲｯ

善子「じゃあ、嫌ではなかったのね？」

ルビィ「ふん……」

善子「……ねぇ？これからはさ」

ルビィ「……？」

善子「お互い交互に相手としたい事しない？」

ルビィ「なにそれ」

善子「明日はルビィがずっとイチャイチャしたいならそうしてあげる」

善子「でも、その代わり明後日は適度な距離感でのんびり過ごすか……」

善子「それともさっきみたいな事しちゃうか……」

ルビィ「ま、またするの……？」

善子「嫌じゃなかったんでしょ？実際やってみたら」

ルビィ「そうは言ってないもん……」

善子「それで、どう？私の提案」

ルビィ「……」

善子「ね？」

ルビィ「……うん、いいよ」

善子「本当？」

ルビィ「うん……」

善子「じゃあ、別れるのもなしね？」

ルビィ「……」

善子「ね？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:25:26.81

ルビィ「あんなことされたんだから……もう別れられないよ」

善子「ふふ、……かもね」

ルビィ「あんなのしといて……今更他人に戻れない」

善子「じゃあ一生別れないつもり？」

ルビィ「そうなるね……善子ちゃんのせいで……」

善子「それは良かったわ」

ルビィ「……ふん」

善子「だから、これからは……」

ルビィ「……」

善子「お互い尊重してもっと仲良くやっていきましょう？」

ルビィ「……うん」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:26:08.18

完

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/27(月) 21:28:10.22

販売機『次の注文を受け付けるよ！』

※先着３名まで、返品は受け付けません。

※１人１回でお願いします。

※虹ヶ咲、中の人は対象商品外です。

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/27(月) 21:28:48.30

ルビまる　食べ物

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/27(月) 21:28:52.72

ちかまる女の子らしさ温泉みかん

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/27(月) 21:28:55.34

ちかりこ
紅葉の中お散歩

**名無しで叶える物語**(関東・甲信越) · 2018/08/27(月) 21:29:14.65

かなよう
可愛い最強対決

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/27(月) 21:31:37.22

1分もたない

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/27(月) 22:53:58.38

从c*•ヮ•§ ほしゅなのだ

**名無しで叶える物語**(やわらか銀行) · 2018/08/27(月) 22:58:42.96

高級ss料理人かよ

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:00:58.59

>>136
題:ルビィ「甘い世界で」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:01:52.11

鞠莉「ほら着いたわよ」

花丸「お菓子の王国みたいずらぁ」

ルビィ「すごい……」

今日ルビィ達は鞠莉ちゃんに連れられて、スイーツ店だけで固められたショッピングモールに連れてこられたの。

鞠莉ちゃんのお家の新しいビジネス？らしくて、今日は試食って事で自由に食べ歩きしていいんだって。

花丸「夢みたいずらぁ～」

ルビィ「ふふ、そうだね」

鞠莉「気に入ってくれて良かったわ」

ルビィ「鞠莉ちゃん連れてきてくれてありがとね」

鞠莉「いいのよ」

花丸「ありがとうずらぁ」

鞠莉「ふふ、じゃあ、私はちょっと見て回るところあるから、もう行くわね」

ルビィ「えっ？そうなの？」

鞠莉「マリーはこう見えて結構忙しいの。だから後は二人で仲良く回るのよ？」

花丸「いらない心配ずら。ねー？」

ルビィ「うん！」

鞠莉「そうだったわね。じゃあ、他にも見学に来てる人もいるから、はしゃいで迷惑かけたりしないように」

花丸「マル達そんなことしないもんね」

ルビィ「うん、たぶん……」

鞠莉「じゃあ、ゆっくり楽しんでね」

ルビィ「はーい」

花丸「ずら」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:02:19.58

ルビィ「……いっちゃったね」

花丸「うん」

ルビィ「じゃあ、どこから行きたい？」

花丸「う～ん、ルビィちゃんは？」

ルビィ「ルビィは花丸ちゃんが食べたい物を最初に食べたい……かな」

花丸「えっ？」

ルビィ「えへへ」

花丸「ふふっ……じゃあ、選ぶね？」

ルビィ「うん！」

花丸「マル、最初はドーナツが食べたいかな」

ルビィ「ドーナツ？」

花丸「あの可愛い猫さん看板のドーナツ屋さん」

ルビィ「本当だ、可愛い看板……」

花丸「あそこ行きたいなぁ」

ルビィ「うん！わかった」ｸﾞｲｯ

花丸「あっ……」ﾄﾞｷｯ……

ルビィ「行こ？」

花丸「……うん！」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:02:47.36

ルビィ「メニューいっぱいあるね」

花丸「ずら」

ルビィ「どれにしようかな？」

花丸「こんなに多いと悩んじゃうね」

ルビィ「そうだね」

花丸「この猫さんの耳がついたやつが看板商品なのかな」

ルビィ「たぶん、そうなんじゃない？」

花丸「じゃあ、これにしよっか？」

ルビィ「うん、いいよ。じゃあ、注文してくるね？」

花丸「うん、ありがとう……」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:03:20.04

ルビィ「花丸ちゃん美味しい？」

花丸「うん、とっても美味しいよ」

ルビィ「ふふ、もちもちしてて美味しいよね」

花丸「ずらぁ～」

ルビィ「花丸ちゃん、お口にチョコがついてるよ」

花丸「えっ？」

ルビィ「取ってあげる」ﾌｷﾌｷ

花丸「あっ……ありがとう」

ルビィ「うん！」

花丸「……///」

ルビィ「あっ、猫さんの耳の部分はサクサクしてるだね」

花丸「そうなの？」

ルビィ「うん！そこもとっても美味しいよ♪」

花丸「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ……ｻｸｯ

花丸「ほんとだ、頭の中にサクッていう良い音が響く……」

ルビィ「でしょ？」

花丸「美味しい……」

ルビィ「ふふ、美味しいし楽しいね♪」

花丸「うん♪」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:03:49.62

ルビィ「美味しかったねー♪」

花丸「うん、とっても！」

ルビィ「次はどうしよっか」

花丸「うーん……あそこは？」

ルビィ「えっ？……あのスイートポテト屋さん？」

花丸「うん！」

ルビィ「ルビィのために見つけてくれたの？」

花丸「……うん、ルビィちゃんが注文してくれてる間に見渡してたら見つけて……」

ルビィ「そうなんだ」

花丸「ルビィちゃん喜んでくれるかなぁって思って」

ルビィ「ふふ、ありがとう♪花丸ちゃん」

花丸「う、うん……///」

ルビィ「じゃあ、次はあそこ行こっか？」ｸﾞｲｯ

花丸「うん！」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:04:17.91

ルビィ「ん～美味しい！」

花丸「上品な甘さずらぁ」

ルビィ「外はサクサクで中はとろけるみたいにやわらかい」

花丸「でも、歯にくっつかないから気持ちよく食べれるね」

ルビィ「うん！」

花丸「いくらでも食べられそうずら」

ルビィ「あっ、お口におイモさんがついてるよ？」

花丸「えっ？」

ルビィ「取ってあげる」ﾌｷﾌｷ

花丸「……ありがと//」

ルビィ「次は何食べよっか？」

花丸「次？……次はね」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:04:50.36

ルビィ「このレアチーズケーキ美味しい……」

花丸「このカボチャケーキも美味しいよ」

ルビィ「じゃあ食べさせあいっこしようか？」

花丸「うん♪」

ルビィ「はーい、どうぞ」

花丸「あーん」ﾊﾟｸｯ

ルビィ「どう？」

花丸「なめらかずらぁ～」

ルビィ「でしょ？」

花丸「次はこっちも食べて」

ルビィ「うん♪あーん……」ﾊﾟｸｯ

花丸「どう？」

ルビィ「すっごくやさしい味だぁ～」

花丸「ずらっ♪」

ルビィ「ふふ、どっちも美味しいね？」

花丸「うん！」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:05:24.06

ルビィ「次はお団子屋さん？」

花丸「うん、このみたらしだんごが食べたくて」

ルビィ「わぁ、綺麗な色……」

花丸「琥珀みたいずらぁ……」

ルビィ「早速食べてみよっか？」

花丸「うん♪」

ルビィ「ん～」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花丸「じゅら～」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ルビィ「甘じょっぱくて美味しいね？」

花丸「うん、ほんのりついたコゲの香ばしさも食欲をそそるずら」

ルビィ「ふふ、また口のまわりについてるよ」ﾌｷﾌｷ

花丸「えへへ……//」

ルビィ「わざとしてる？」

花丸「そうかも……」

ルビィ「ふふ、なにそれ」

花丸「……///」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:06:01.46

ルビィ「今度はパフェだぁ～」

花丸「生クリームがいっぱいだね」

ルビィ「すごいふかふかしてそう」

花丸「雲みたいずら」

ルビィ「流石に今日はたくさん食べ過ぎたからこれは二人で半分こしようね」

花丸「うん♪」

ルビィ「ん～美味しい……」

花丸「舌触りが心地いいずら……」

ルビィ「こんなに甘いものだらけに囲まれて今日はすっごく幸せだね？」

花丸「ずら！」

ルビィ「ふふ」

花丸「……あっ」

ルビィ「？」

花丸「ルビィちゃん、ほっぺにクリームついてるよ」

ルビィ「えっ？ほんと？恥ずかしいなぁ……」

花丸「取ってあげる」ｽｯ

ルビィ「あっ、ありが……」

ﾁｭｯ

ルビィ「……とう」

花丸「……」

ルビィ「花丸ちゃん？」

花丸「お礼ずら……///」

花丸「いつもマルを引っ張ってくれる」ﾎﾞｿｯ

ルビィ「お礼？ルビィなにかしたっけ？」

花丸「……したの！」

ルビィ「？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:06:54.17

鞠莉「あら、こんなとこにいたの？」

ルビィ「あっ鞠莉ちゃん♪」

鞠莉「楽しんでくれた？」

ルビィ「うん！とっても楽しかった！ね？花丸ちゃん」

花丸「ずら」

鞠莉「それは良かった、ところで今から飴細工を作るところが生で見れるんだけど一緒に来る？」

ルビィ「飴細工？」

鞠莉「えぇ、たぶん作るのは白鳥とかその辺だと思うけど」

ルビィ「見たい見たい！」　

鞠莉「そう？じゃあ行きましょうか」

ルビィ「花丸ちゃんも見たい？」

花丸「うん！ルビィちゃんと一緒に見たい！」

ルビィ「じゃあ、行こっか」

花丸「うん！」

鞠莉「こっちよ～」

ルビィ「鞠莉ちゃん、今日はありがとね？」

鞠莉「いいのよ、そんな何度も」

ルビィ「だってぇ」

鞠莉「じゃあ、マリーもお礼して貰おっかな？」

ルビィ「？」

鞠莉「ほっぺに」

花丸「ずらっ！？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:07:24.44

ルビィ「あはは、見られてたんだ」

鞠莉「可愛かったわよ？二人とも」

花丸「むぅ……」

鞠莉「ふふ、ほらあそこよ」

ルビィ「わーどうやって作るのかな？」

花丸「わかんないね」

ルビィ「もっと近くで見ようか？」ｸﾞｲｯ

花丸「あっ」ﾄﾞｷｯ

ルビィ「ね？」

花丸「…………」

花丸「……うん♪」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 00:07:53.53

完

**名無しで叶える物語**(家) · 2018/08/28(火) 00:18:27.22

乙

**名無しで叶える物語**(関東・甲信越) · 2018/08/28(火) 01:02:12.37

とても良い

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:41:49.79

>>137
題:千歌「女子力強化！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:42:24.10

千歌「私達に足りないのは女子力だよ！」

花丸「女子力？」

千歌「そう！」

花丸「女子力って何ずら？」

千歌「それは女の子らしさだよ！」

花丸「マル達女の子だよ？」

千歌「そーじゃなくて！慎ましさっていうのかなぁ……」

花丸「？」

千歌「ダイヤさんみたいな大和撫子っぽさが足りないの！千歌達には」

花丸「一本引く感じずら？」

千歌「そう！」

花丸「ダイヤさんは結構でしゃばるタイプの人だと思うんだけど」

千歌「とにかく千歌はダイヤさんみたいになりたいの！」

花丸「なんでまた……」

千歌「だから、今からそれを鍛えていこう？」

花丸「……マルも？」

千歌「うん！」

花丸「なんでまた……」

千歌「一人だとつまんないから！」

花丸「……」

千歌「じゃあ、早速やってみよう！」

花丸「強引ずら」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:42:54.78

千歌「というわけで女子力強化ツアーを開催します」

花丸「うん……」

千歌「昨日、テレビで見たんだ？女子力を上げる温泉旅行の旅！」

花丸「そうなんだ」

千歌「というわけで千歌達もそれをやります」

花丸「それで千歌さんのおうちに連れてこられたずら？」

千歌「そうだよ！ここならタダだからね！」

花丸「……」

千歌「大人数は無理だけど花丸ちゃん一人くらいなら旅館の皆も目をつぶってくれるから」

花丸「なんかそんなの言われたら気使うずら……」

千歌「大丈夫大丈夫！いないものとして扱ってくれるから」

花丸「それはそれでイヤなんだけど……」

千歌「じゃあ、まずは温泉に入って美容度を上げよっか！」

花丸「もうお風呂に入るの？それやったらもうやる事なくなると思うんだけど」

千歌「この時間は貸切状態だから入るなら今だよ！」

花丸「ご両親の許可はとってるの？」

千歌「そんなの花丸ちゃんは気にしなくていいから」

花丸「いや、気にするよ……」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:43:27.53

ﾁｬｯﾌﾟﾝ……

千歌「あぁ～いい湯だなぁ」

花丸「ずら……」

千歌「これでお肌すべすべになっちゃうかも」

花丸「いや、千歌さんは毎日入ってるから変わらないでしょ……」

千歌「花丸ちゃんもなんだか肌に艶が出てきたよ？」

花丸「湯気を含んで肌艶がよく見えるだけずら……あと髪の毛結わえてるからそのぶん若く見えるのかもね」

千歌「うんうん、それも温泉の効能だね」

花丸「……」

千歌「たくさん汗かいてデトックスするぞ～」

花丸「あれ嘘らしいですよ……」

千歌「ん～」

花丸「汗では有害な物質は出ません……」

千歌「今日だけでどんくらい健康になれたかな？」

花丸「聞いてます？」

千歌「なんか体が軽く感じるよ！」

花丸「……まぁ、プラシーボ効果っていうのもあるし、余計な事は言わないでおくずら」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:43:55.71

千歌「ふ～♪」

花丸「……」ﾁｬｯﾌﾟﾝ……

千歌「ふーふふーん♪」

花丸「……」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

千歌「……」

花丸「……」

千歌「花丸ちゃんはさ」

花丸「……はい？」

千歌「好きな人とか憧れてる人とかいる？」

花丸「なんですか急に」

千歌「答えて？」

花丸「っ……」

さっきまでふざけてたのにいきなり真面目な顔になって千歌さんが聞いてくる。

いきなりだったから、それに少しだけドキッてしちゃった。

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:44:38.47

花丸「……好きな人はいないですけど」

千歌「うん」

花丸「憧れてる人くらいならいますよ」

千歌「それってダイヤさん？」ｽｯ

花丸「えっ？」

千歌さん……なんかさっきから近い……

花丸「ま、まぁ……良いなとは思ってましたよ……ルビィちゃんのお姉さんだから接する機会が一番多い先輩だったから……」

千歌「ふーん、やっぱり……」

花丸「……っ」ﾋﾞｸｯ

千歌さんの手がマルの腕に触れてくる。

千歌「ねぇ？なんで千歌がダイヤさんみたいになりたいかわかる？」

花丸「えっ……」

千歌「花丸ちゃんならわかるかも？」

花丸「千歌さんも……ダイヤさんに憧れてるからですか……？」

千歌「う～ん、それもあるけど他にもあるんだよ？」

花丸「っ……」

千歌さんの手が、マルの腕をなぞりながらゆっくり上にあがっていくの……

千歌「花丸ちゃんに関係あるんだけどなぁ……」

肩まで来た手は降下してマルの胸の辺りにじわじわ迫ってきた……

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:45:17.13

花丸「さっきから、なにやってるんですか……千歌さん」

千歌「ん～……？なにがぁ……」

花丸「大きな声出しますよ……？」

千歌「大丈夫だよ？最初に言ったじゃん、旅館の皆はいないものとして扱ってくれるって」

花丸「えっ……」

千歌「ここで花丸ちゃんが騒いだって誰も来ないから……」

花丸「……な、なにいって」

千歌「花丸ちゃんは千歌にされるがままってこと……」

花丸「っ！」

千歌さんの指がマルの胸をくすぐるみたいに触ってくる。

花丸「やめてください！」ﾊﾞｼｬｯ

その手を払いのけたけど、すかさず両手を捕まれて体を湯船のふちに押さえつけられた。

花丸「ち、千歌さん？」

千歌「怯えた顔も可愛いね……花丸ちゃん」

花丸「な、なにふざけてるずら……いい加減やめないと怒るよ？」

千歌「怒るの？……ふーん、怒られてみたいなぁ花丸ちゃんに」

花丸「ちょっと……本当に」

千歌「どうしたら怒る？」

花丸「っ！」

千歌さんの顔が近付いてくる……

キスされそうな勢いで……

千歌「どうしたら……怒るのかな……」

花丸「……っ」ﾄﾞｷ…ﾄﾞｷ…

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:46:05.19

美渡「千歌！いつまで入ってんの！」

　

千歌「あっ、美渡ねぇ」

美渡「そろそろお客さんの時間だよ早く出ちゃって！」

千歌「えー、もうそんな時間か」

花丸「……」ﾄﾞｷｯ…ﾄﾞｷｯ…！

千歌「ちぇ……」

美渡「早く！」

千歌「わかりましたよーだ」

花丸「……」

千歌「じゃあ、そういう訳だから出よっか？」

花丸「……えっと」

千歌「どうしたの？」

花丸「さっきのは……」

千歌「ん～？なんの事？」

花丸「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:46:32.73

千歌「千歌……なにかした？」

花丸「……なんでもありません」ﾌｲｯ

千歌「ふふ……続きして欲しかった？」ﾎﾞｿｯ

花丸「っ！そんな訳！」

千歌「ほら早く出よう？花丸ちゃん」ｼﾞｬﾌﾟﾝｯ

花丸「……」

千歌「美渡ねぇにまたどやされちゃう」

花丸「はい……」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:47:07.47

千歌「お風呂上がりに食べるみかんは格別だね～」

花丸「そうですか……」

千歌「なに警戒してるの？花丸ちゃん」

花丸「……」

そんなの千歌さんのせいずら……

千歌「ん～、美味しい。みかんには美容効果もあるんだよね～」

花丸「……だいたいの食べ物にも調べたらありますよ美容効果」

千歌「水分がたくさんあるから乾いた体に染み込む～」

花丸「そうですか……」

千歌「花丸ちゃんは食べないの？」

花丸「遠慮しときます……」

千歌「なんで？みかん好きでしょ」

花丸「好きですけど……」

千歌「食べさせてあげよっか？」ｽｯ

花丸「っ！マルに近寄らないでっ！」

千歌「えー、なんでそんな悲しいこと言うの？」

花丸「……」

千歌「あんなことされても逃げなかったくせに……」

花丸「っ！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:47:38.52

千歌「ふふ」

花丸「千歌さん……なに考えてるの……？」

千歌「んー？今日はね？千歌達の女子力強化ツアーだよ？」

花丸「？」

千歌「女子力とは女の子らしさ」

千歌「それを知るのがこのツアーの目的」

千歌「だから、花丸ちゃんのいろんな女の子らしい部分がみたいなって思って……」

千歌「だから、花丸ちゃんをうちに連れてきました」

花丸「マルの女の子らしさ……？」

千歌「うん、怒った顔とか……怯えた顔とか？」

千歌「あと、快楽に溺れる女の子の顔とかね……？」

花丸「なっ……なにいって……」

千歌「ふふ、花丸ちゃんは心配してたけど、温泉に入った後もやる事あったね？たっくさぁん……」

花丸「ち、千歌さん……」

千歌「これから忙しい時間になるから、今度は誰も邪魔しに来ない……」

花丸「やめて……こっち来ないで……」

千歌「花丸ちゃんがどんなに可愛い声をあげてもね……？」ﾄﾞﾝｯ

花丸「きゃっ！」

千歌「だから、いっぱい見せてね？」

千歌「花丸ちゃんの女の子らしいと・こ・ろ？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 01:48:07.95

完

**名無しで叶える物語**(関東・甲信越) · 2018/08/28(火) 02:12:48.07

乙

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 02:57:30.65

>>138
題:千歌「紅葉狩りだよ！」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 02:58:18.38

梨子「何してるの……千歌ちゃん」

千歌「紅葉狩りだよ！梨子ちゃん！」

梨子「……その人は？」

千歌「この人は紅葉ちゃん！」

『千歌はん、ほんまもう堪忍してください』

千歌「もー、まだそんな事言ってる」

『これ以上出せるもんなんてありゃしません……』

千歌「ほんとかなぁ……」

『ほんまどす！』

千歌「じゃあ、ジャンプしてみてよ」

『えぇっ！？』

梨子「千歌ちゃん……やめなよ」

千歌「えー？でも秋は紅葉狩りの季節だし」

梨子「可哀想だから取っちゃったもの、その人に返して解放してあげて？」

千歌「むぅー」

梨子「お願い？」

千歌「……」

梨子「ね？」

千歌「ふん、梨子ちゃんのお願いだから、仕方なく聞いてあげる……」

梨子「ありがと」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 02:59:00.29

千歌「はい」

『返してくれるんどすか？』

千歌「うん、仕方なくね」

『ほんまおおきにぃ！』

千歌「千歌の気が変わらないうちに帰った方がいいかも」

『はい！帰らせていただます』

梨子「気をつけて帰ってくださいね……」

『はい、あんたさんのおかげどす。ほんまおおきにぃ！』

千歌「ばいばーい！」

梨子「さよなら……」

千歌「ちぇ……せっかく紅葉狩りしてたのに」

梨子「ごめんね？邪魔しちゃって」

千歌「いいもん……その代わり梨子ちゃんには千歌のお散歩に付き合って貰うから」

梨子「うん、それで許してくれるなら」

千歌「じゃあ、手繋いで……」

梨子「えっ？」

千歌「んっ……」

梨子「……うん、わかった」ｷﾞｭｯ

千歌「えへへ」

梨子「ふふ」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 02:59:28.03

千歌「梨子ちゃんの手あったかいね」

梨子「そう？」

千歌「ピアノやってるから？」

梨子「たぶん、関係ないと思う」

千歌「じゃあ、なんで？」

梨子「う～ん、千歌ちゃんと繋いで緊張しちゃってるからかも？」

千歌「緊張してるの？」

梨子「うん」

千歌「実は千歌もしてるんだ」

梨子「そうなの？」

千歌「うん……だから一緒だね！」

梨子「そうだね！」

千歌「えへへ」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/28(火) 02:59:56.69

敬語多いのなんか新鮮

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:00:05.38

千歌「この前まで緑だったのに真っ赤だね」

梨子「そうだね」

千歌「梨子ちゃんの髪の色みたいで綺麗だなぁ」

梨子「また、そういう恥ずかしい事言う」

千歌「だって本当の事だもん」

梨子「もう……ありがと……」

千歌「うん！」

梨子「でも、あっという間に枯れちゃうよね」

千歌「うん……」

梨子「こんなにも鮮やかなのに……毎年あっという間に枯れ果てちゃう」

千歌「……」

梨子「それが少し寂しい気持ちになるの……毎年……」

千歌「そっか」

梨子「うん」

千歌「でも、今年は梨子ちゃんがいるから、千歌は平気だなぁ」

梨子「？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:00:33.28

千歌「紅葉より綺麗だもん梨子ちゃんの髪は……」

梨子「もう……またそんな事……」

千歌「秋の桜だね！」

梨子「……秋の桜はコスモスだよ」

千歌「意味は通じるでしょ？」

梨子「うん……」

千歌「照れてる？」

梨子「ないしょ……」

千歌「えぇ～」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:01:27.48

梨子「ちょっと冷えてきたね」

千歌「うん」

梨子「もうちょっとくっつく？」

千歌「いいの？」

梨子「いいよ」

千歌「わーい」ｷﾞｭｯ

梨子「ふふ……」

千歌「……ねぇ」

梨子「なに？」

千歌「何か一緒にあったかいの飲まない？」

梨子「いいよ」

千歌「あそこの自販機にね？甘いココアがあるの」

梨子「ココア？」

千歌「苦手だった？」

梨子「ううん、好きだよ」

千歌「じゃあ、一緒に飲もう？」

梨子「いいけど、千歌ちゃん小銭ある？」

千歌「えっとね……」ｶﾞｻｺﾞｿ

梨子「……」

千歌「さっきまであったけどないや」

梨子「そっか」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:01:59.60

千歌「梨子ちゃんは？」

梨子「お財布はあるけど5000円札しかないかも」

千歌「そっか」

梨子「10円玉もいくつかあるけど足りるかな？」

千歌「あそこの自販機安いから80円あれば足りるよ」

梨子「ほんと？なら、1缶だけなら買えるかも」

千歌「そうだね」

梨子「一緒に飲もっか？」

千歌「えっ？」

梨子「回し飲みになっちゃうけど……」

千歌「いいの？」

梨子「千歌ちゃんが嫌じゃないなら」

千歌「嫌じゃない！」

梨子「そう？じゃあ、買ってくるね」

千歌「うん！」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:02:36.96

千歌「こうやって二人で缶を握り締めてるとさ……」

梨子「うん」

千歌「とってもあったかいね」

梨子「うん」

千歌「そろそろ飲もっか？」

梨子「そうだね」

千歌「梨子ちゃんからどうぞ」

梨子「いいの？」

千歌「梨子ちゃんが買ったんだし」

梨子「そんなの気にしなくていいのに」

千歌「するの！」

梨子「じゃあ、先に貰うね？」

千歌「うん」

梨子「……」ﾌﾟｼｭ……

千歌「……」

梨子「……」ｿｰｯ

千歌「……あっ」

梨子「？」

千歌「口つけないで飲もうとしてる？」

梨子「うん、その方が良いでしょ？」

千歌「だめ……ちゃんと口つけて飲んで……」

梨子「えっ？」

千歌「こぼしちゃったりしたら大変だし……」

梨子「いいの？汚いよ？」

千歌「梨子ちゃんは汚くないもん」

梨子「？いいなら普通に飲むけど……」

千歌「普通に飲んで……」

梨子「じゃあ、いただきます……？」ｺﾞｸｯ

千歌「……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:03:41.97

梨子「うん、とっても甘いね？」

千歌「でしょ？そのココア好きなんだぁ」
<ｾぁ」

梨子「はい、どうぞ千歌ちゃん」

千歌「うん……」

梨子「……」

千歌「……」ｺﾞｸｯ

梨子「……」

千歌「……」

梨子「……なんか恥ずかしいね」

千歌「うん……」

梨子「暑くなってきちゃった」

千歌「ココアのおかげ？」

梨子「千歌ちゃんのおかげかも？」

千歌「千歌も……梨子ちゃんのおかげで温かいよ？」

梨子「本当？」

千歌「うん」

梨子「そっか……」

千歌「冬になっても、梨子ちゃんとこうしてたら寒くないかも……」

梨子「かもしれないね」

千歌「……ねぇ？」

梨子「なに？」

千歌「ずっといてくれる？」

梨子「どこに？」

千歌「千歌の側に」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:04:10.19

梨子「……ずっとは約束できないかも」

千歌「いつか東京に帰っちゃうから？」

梨子「かもしれないし……全然違うところに行っちゃうからかもしれない」

千歌「そっか……」

梨子「でも……」

千歌「？」

梨子「高校生の間だけは千歌ちゃんの側を離れない」ｷﾞｭｯ

千歌「本当？」

梨子「うん」

千歌「約束できる？」

梨子「うん、約束しよっか？」

千歌「する……」

梨子「絶対守るね」

千歌「うん……」

梨子「千歌ちゃんの側にいるから」

千歌「うん……」

梨子「絶対いるから」

千歌「うん……」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:04:40.86

完

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/28(火) 03:04:56.18

乙

**名無しで叶える物語**(関東・甲信越) · 2018/08/28(火) 03:05:39.16

良かった乙

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 03:06:13.68

販売機『次の注文を受け付けるよ！』

※先着３名まで、返品は受け付けません。

※１人１回でお願いします。

※虹ヶ咲、中の人は対象商品外です。

**名無しで叶える物語**(茸) · 2018/08/28(火) 03:06:18.62

ちかよし白上下関係

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/28(火) 03:06:27.95

よしりこ　東京

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2018/08/28(火) 03:06:30.26

ダイルビ　妹　甘え

**名無しで叶える物語**(関東・甲信越) · 2018/08/28(火) 03:10:10.01

とてもはやい

**名無しで叶える物語**(庭) · 2018/08/28(火) 05:18:50.16

かなりこ花火大会

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:34:30.78

>>187
題:千歌「白色を汚したい」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:34:58.75

高海千歌、彼女を色に例えるなら白かしら。

穢れを知らなそうな顔をしてて、邪な気持ちで触れたら簡単に汚れてしまいそうな白色。

いつもヘラヘラ笑ってて、能天気で、なんにも考えてなさそうな人……

あの人が天界にいたら白い薄着に羽生やして、にこにこラッパでも吹いてそうな、そんな感じの人。

だからこそ、近寄りがたくて避けてしまう。

だって堕ちた天使の私じゃ、あの人を穢してしまいそうだから……

って、そんな風に思ってたのよ今までね。

でも、それは……

私の思い違いだったみたい……

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:35:28.22

津島善子ちゃん、あの子を色に例えるなら白色かな？

本人は黒だって思ってそうだけど、それは普段着の話で、あの子自体は純白な白。

だって、善子ちゃんなんにも知らないんだもん。
この世の汚い部分とか、人の醜さとか……

生配信なんてやってるのにそういうのに疎いんだから驚いちゃった。

きっと、あの子の視聴者は優しい人ばっかりなんだろうね。

千歌がネットであんな可愛い子見つけたら……

きっと、徐々に穢していくのにな……

灰色から黒色に……

でも、千歌に従順な素直な子にするって意味では白色なのかもしれない。

だって白と黒って似てるから。

あーあ、そろそろしちゃおっかな？

現実で……

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:36:06.09

善子「あら？」

千歌「あっ、善子ちゃん」

善子「今日は他の人達は？」

千歌「皆、忙しくて今日は揃わないと思うよ」

善子「なによ、出席率悪いわね」

千歌「そうだね」

善子「……」

千歌「二人っきりだしどうしよっか？」

善子「なにを？」

千歌「練習する？」

善子「そりゃするでしょ」

千歌「いいんだよ？サボっても」

善子「はぁ？そんなのいいの？」

千歌「先輩でリーダーである千歌が言うんだから問題ありません」

善子「先輩……？」

千歌「うん、先輩」

善子「そっか、先輩だったわね貴方」

千歌「ちょっと、それどういう意味？」

善子「なんかそんな感じがしなくて」

千歌「ひどいなぁ～」

善子「傷つけたならごめんなさいね」

千歌「謝ればいいと思ってる」

善子「謝らない方が良かった？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:36:39.63

千歌「……善子ちゃんは上下関係に疎いよね」

善子「かもしれないわね」

千歌「そんなんじゃ社会に出たとき困るよ？」

善子「時がくればきっと上手くやるわよ」

千歌「う～ん、善子ちゃんには無理だよ」

善子「なんでよ」

千歌「知らないから」

善子「何を？」

千歌「先輩の敬い方」

善子「媚びればいいだけでしょ？」

千歌「出来るの？」

善子「やろうと思えばね」

千歌「じゃあ、やってみてよ今日１日」

善子「なんで？」

千歌「善子ちゃんのためだよ」

善子「なら遠慮しとくわ」

千歌「はい、だめ～」

善子「？」

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:37:20.54

千歌「先輩の好意を受け取らない、マイナス一点」

善子「なに勝手に始めてんのよ」

千歌「それもダメだね。先輩にそんな口利いちゃ、メッ！だよ」

善子「めんどくさいわね今日の貴方」

千歌「千歌先輩ね」

善子「……」

千歌「年上に対して呼び捨ても貴方も失礼だよ」

千歌「千歌さんか千歌先輩……それか千歌様って呼んで？」

善子「なんで私が……」

千歌「口答えするんだ？」

善子「……今日の貴方、怖いわね」

千歌「おい」

善子「っ……」ﾋﾞｸｯ

千歌「……」

善子「千歌……さん」

千歌「うん、なぁに？」

善子「なんでもないです……」

千歌「ふふ、上手に敬語出来てるね？」

善子「ありがとうございます……」

千歌「あはは」

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:37:48.81

千歌さんに「おい」って言われた時……

すっごく怖かった……

大人が怒った時みたいで、あの２文字に全部がこもってる気がしたの。

親に怒られた時よりも怖かったかもしれない。

それは普段の千歌さんからは、かけ離れた声色だったから。

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:38:16.37

１回怒鳴ってあげると、善子ちゃんは簡単に千歌の言う通りにしたの。

やっぱり、そういうのに慣れてないだと思う。

人の悪意とか、人の理不尽さとかにね。

だから、善子ちゃんはやっぱり白色だ。

高校生になるまで汚れなかった綺麗な白色……

　

～～～

**名無しで叶える物語**(あゆ) · 2018/08/28(火) 05:38:51.15

千歌「じゃあ、今日はどうしよっか？」

善子「はい？」

千歌「練習したい？サボりたい？」

善子「えっと……どっちでもいいです……」

千歌「どっちでもはないでしょ？２択なんだから」

善子「でも、本当にどっちでも……」

千歌「なら、言葉が適切じゃないよね？」

善子「えっ？」

千歌「どっちでもじゃなくて、どうでもいいでしょ？」

善子「えっ、そんな事……」

千歌「なら、どっちがいいか選べるよね？善子ちゃんには意思があるんだからさ」

善子「は、はい……」

千歌「じゃあ、どうしたい？」

善子「練習したいです」

千歌「本当？」

善子「はい……」

千歌「千歌はしたくないなぁ～」

善子「そうですか……」

千歌「一人でやるの？」

善子「そう……ですね……」

千歌「それって千歌への当て付け？」

善子「えっ……」