千歌「――私と卓球、しませんか!?」 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
果南「……本当に大丈夫なの?」
千歌「やってみようよっ! 卓球なら千歌達でも出来そうじゃない!? 長い間やってたしかなり得意だし!」
千歌「スクールアイドル兼、卓球!」
果南「うーん……」
千歌「だってだって! 可能性は二倍なわけだよ! スクールアイドルだけで有名になれるかもしれないけど、スクールアイドル卓球をすればそっちで有名になれるかも……」
千歌「オリンピックを目指すような人達は普通の競技としての卓球をするわけだから、すっごい上級者はいないと思うんだ! ねね、それなら再開してもなんとかなると思わない!?」
果南「まあ……」
果南(半分くらいお遊びの卓球ってこと、かな?)
果南「千歌の言うことが本当なら、まあそうかもしれないけど……」
千歌「よしっ! じゃあ曜ちゃんも誘って来る!!」
果南「え!?」
千歌「――卓球! しに行こうよ!」 善子「そう……」
曜「さっき理亞ちゃんと話してきた」
善子「え?」
善子「最低ね」
曜「やっぱりそう思う?」
善子「当たり前」
曜「でも良かったよ。私は色んな人の想いを砕いて、ここにいる。色んなものを奪ってここにいる。それが改めて認識出来た」
曜「わかってたけどね。高飛びでもそうだし」
善子「……」
曜「――だから勝つよ」
曜「私が砕いた想いは、そうすることでしか、報われないでしょ。飛べない人の分まで、飛べる人が精一杯高く飛ぶんだ」
曜「――それがスポーツだから」
善子「ええ……その通りね」 ◇――――◇
千歌「ふー……っ」
ついに6回戦。
シードを破ってきたという4回戦の相手は、ほとんど苦労することなく勝利していた。同様に5回戦、1セットは落としたけれど、冷静にプレーしたら勝利はついてきていた。
確信を、持った。
私は通用している。十分すぎるほどに。
千歌(ここを勝てば、一日目は終わり……っ)
6回戦も、佳境に差し掛かっている。
フルセットで迎えた10-6。
相手はダイヤさんの守備力に、より攻撃的なプレーを加えたようなスタイルだった。
ここに来てカットマンか……と戦型がガラリと変わることに少し沈んだけれど……思い返して見れば、散々ダイヤさんや志満姉と打ってきたんだ。カットだって苦手じゃない。
チャンスボールをあげたら撃ち抜かれることも多かったから、フルセットまでもつれちゃったけど。現在の状況はかなり良い。 この状態の曜ちゃんと千歌ちゃんが戦うのなんかこわいな 千歌(ラスト……!!!)
バック前に、短いナックルサーブを出す。
相手はバック面に貼った粒高でそれを短く処理。強く打てない、手首のスナップを効かせてシートだけで持ち上げる。
きゅぅっと、ラバーに吸い付いて回転がかかる前に前へ運び出す。
弧線を描ききらない深く入るドライブを、相手はバック面でカット。
粒高のカット……私はさっきのドライブであんまり回転は掛けていない。
粒高ラバーはカットマンと言えども裏ソフトみたいに自分から強烈な回転をかけるのは難しい。
そう、だから私は深くゆっくりなボールを運び込むようにして送ったんだ。
それを粒高面でカットさせて、返ってくるのは――。
千歌(回転の弱いチャンスボール!!!!)
ラケットに伝わる衝撃。かこーんっっ、と心地よい音が響いた。
それが二日目への船出合図だった。 ◇――――◇
ホテル
千歌「んー……!」ノビ-
千歌「千歌もこっちで寝ようかなあ」
曜「部屋取ったの勿体無くない?」
千歌「でも一人は寂しいって」
曜「確かに」
千歌「じゃんけんで負けたから文句言えないけどさあ」
千歌「それにしても1人は寂しいー!」バタバタ
曜「変わろうか……?」
千歌「んーん、いい」
千歌「1人部屋だと色々考えられるから」
曜「……」
曜「明日だね」
千歌「うん……」
千歌「まさかなあ……よりによって曜ちゃんと試合しなくちゃいけないだなんて。」
曜「だね」
千歌「同じ大会に出てれば仕方ないけどさ……なんか、凄いよね」
曜「うん……凄い」
曜「……勝つよ」
千歌「私だって……負けない」
千歌「楽しみ」 曜「私も」ニシシ…
曜「……私さ、果南ちゃんが試合してる時ね……理亞ちゃんと話してたんだ」
千歌「理亞ちゃんと……?」
曜「うん」
◇――――◇
千歌「そんなことが……」
曜「うん……」
曜「だから……私は負けられないよ」
曜「今話したのは、もし私が千歌ちゃんに負けちゃったら……理亞ちゃんの分まで頑張って欲しいから」
千歌(才能……)
理亞『――一生地に這いつくばるへビだっている』
千歌「理亞ちゃん……」
千歌「そっか、だから聖良さんは」
千歌(……みんな、みんな何かを抱えて)
千歌「……さいっこうの試合にしよ!」
千歌「見てる人たちが、何かを感じて貰えるような!」
曜「もちろん!」 千歌「よーし……部屋に戻ろうかな!」
シャアアアアアア…
千歌「……ねえねえ、梨子ちゃんシャワー浴びてるでしょ?」
曜「うん」
千歌「ちょっと……覗いてみよ」
曜「え……」
曜「賛成」
千歌「流石」
ソ-…
梨子「ふー……」
梨子「――え、な、なんでふたりとも!?」バサッ
千歌「にしし」
梨子「んもうっ!! 馬鹿!!」バタンッ
曜「あはははっっ」
千歌「よーし怒られるの怖いから戻ろーっ」
千歌「あとはよろしくねっ」
曜「え、あ……」
梨子「曜ちゃんあとで説明してよね!!」
曜「なるほどぉ……」シュン…
千歌「きししっ」 ◇――――◇
果南「……」
鞠莉「寝た?」
果南「寝てないよ」
鞠莉「疲れたかなあって」
果南「まあ多少疲れたくらいだって」
鞠莉「そっかそっか」
鞠莉「……ね、ダイヤのこと呼んで来ていい?」
果南「え、いいけど……なんで」
◇――――◇
ダイヤ「果南さんの聖良さんとの経験は、みんなにも役に立つと思います」
ダイヤ「知識として入れておいた方がいいのは間違いありませんから」
ダイヤ「あとは、三人を信じましょう」
果南「うん……」
果南「いやあほんと……終わっちゃったね」 鞠莉「……でも、楽しかったでしょ」
果南「うん……最後はあの人に負けたのは、よかった」
果南「でもやっぱりさ……悔しかった……」ウル…
果南「ああ……ごめん、私ったら」
鞠莉「うん……そう思えるのはすっごく、貴重なこと……果南が本気でやってきた証拠」
鞠莉「静岡の県大会の決勝で負けた時どうだった? 私と顧問の先生1人だけ応援してて、相手はたくさんの部員の応援に押されてた」
ダイヤ「……」
鞠莉「負けた時、果南は泣かなかった。悔しそうでもなかった。やっと解放されたみたいな……」
果南「ぅ……」
鞠莉「でも今回は違った……ね」ギュッ
果南「ぅ……うぅ……」
ダイヤ「お疲れ様……果南さん」ギュッ
ダイヤ「その涙が、あなたの証明よ」 果南「鞠莉達が、みんなが、あんな風に私のこと……救ってくれた、から」
鞠莉「――だって私はあなたのストーカー、なんでもお見通しなのよ」
果南「もう……迷惑だなあ……はは」
鞠莉「知ってる。でもこれが私の幸せだから」
果南「//」
ダイヤ「……明日は精一杯、応援しましょう。みんなで笑えるように」
果南「うん」
ダイヤ「では、部屋に戻ります」
果南「おやすみ」
ダイヤ「おやすみなさい」バタン
果南「私も……ちょっと歩いてくるね」
鞠莉「おっけー、ベッド暖かくしてるね♡」
果南「ベッド二つあるんだから意味ないでしょ」
鞠莉「明日は応援だけなんだから、一緒のベッドに決まってるでしょ♡」
果南「あーはいはい」 ◇――――◇
バタンッ
千歌「これで明日の試合は有利になること間違いなしなのだーっ」ニシシ
スタスタ
果南「――ん、千歌」
千歌「あ、どうしたの?」
果南「いや、ちょっと外出てて」
千歌「?」
千歌(目……赤い)
千歌「……大丈夫?」
果南「あ、ああこれ……」
果南「……ちょっとさ。なんていうか……三年生で話してたんだけど」
千歌「……」
果南「なーんか、辛気臭くなっちゃったっていうかさ」 果南「……まあ、最後だからだけど、ありがとね。千歌が私にまた……夢を見れる場所をくれたから」
千歌「そんな……」
果南「声かけてくれて……嬉しかったよ」
千歌「うん……」
千歌「あの、果南ちゃん……!」
千歌「お疲れ様!!」
千歌「果南ちゃんがね、居てくれたから私達はまとまったんだと思うし……果南ちゃんのプレーかっこいいなって思って……あんな風になりたいとか、モチベーションも上がったし」
千歌「だから、果南ちゃんが頑張ってくれた分まで……ここまで負けちゃったみんなの分まで、わたし、頑張るからっ!!」
千歌「だから……」
ギュッ 果南「……」ウル…
果南「もう、成長しちゃってさ」ワシャワシャ
千歌「当たり前だよ……」
果南「応援してるから……全力で戦って来なよ。絶対……悔いだけは残らないように」
果南「千歌が言う輝きっていうのを、私たちに見せて」
千歌「うんっ……」
果南「よしっ、早めに寝るんだよ。1人部屋寂しいならこっちくる?」
千歌「ううん、へーきだよ。成長したもん!」
果南「ふふ、そうだったね」
果南「じゃあ、おやすみ。また明日」
千歌「おやすみっ」 ◇――――◇
善子「あーもう赤ちゃんじゃないんだから私は……もうダイヤさんてば、ほんと過保護ね……」
善子「飲み物くらい開けられるってば」
善子「怪我するといけないからって……プルトップくらいで手なんか切らないわよ」
善子「あんなお姉さんと一緒にいるのは中々大変そうね……」
善子「まあそれだけ期待されてるってことかしら」
スタスタ
善子「ふぁ……水買って寝ましょ」
ピタッ
善子「……え」
聖良「……え」
善子「か、鹿角聖良!」
聖良「津島さん」
聖良「ここのホテルだったんですね、他の皆さんも?」
善子「そ、そうですよ一応」 聖良「なるほど、偶然が重なりますね」
聖良「あなたと私が明日、準決勝で試合出来るのも……偶然だと思いますか?」
善子「……」
聖良「そんなに警戒しないでください」
聖良「全部あなたが努力してきたから、必然です」
聖良「だから私は楽しみですよ」
善子「そ、そんな余裕なんて見せられないくらい……圧勝してみせる」
善子「会場の空気とか関係ないから」
聖良「余裕そうに見えましたか? ――そうでもないんですけど……」
善子「……」チャリンチャリン…ガタンッ
善子「とにかく、あなたがすっごく強いから私だって頑張ったし……明日、見せつけます、から」 聖良「ええ……」
善子「……じゃ」スタスタ
善子(うぅ、なんで鹿角聖良がいるのよぉ。運が悪いというかなんというか)
善子(でも……私はあの人を倒すためにやってきた……今度こそ、リベンジだ……)
善子(早く寝よ……)
聖良「ふぅ……」
聖良(気合い……入れないとね)スタ
ドシンッ
聖良「きゃ……す、すみませ――」
千歌「あ……え!?」
聖良「あはは……」 ◇――――◇
梨子「渡辺さん。どうして覗こうとしたんですか」
曜「単なる出来心で!」
曜「ほら! 梨子ちゃん着替えの時も時々恥ずかしそうにしてるし……ほら、あ! なんか新しい下着着てるなーって時とか! 今回は赤かあ、なんて……」
梨子「いちいち言わなくていいから//」
曜「だからお風呂覗いたらどんな反応かな! って、ほら! 至極当然というか!!」
梨子「おかしいから……」
曜「なんで隠すの? ほんとスタイルいいのに」
梨子「も、もう……この話はやめる///」
曜「えー?」ニヤニヤ
曜(ふふ、恥ずかしがり屋の梨子ちゃんじゃ渡辺さんには敵わないのだー)
梨子「そろそろ寝よ、時間もいい感じだし……疲れたでしょ?」 曜「あー……疲れたけどなんか、興奮してた方が多いから」
梨子「興奮……」
曜「試合中はさ、考えるってより感覚でぱーんって感じだから結構興奮してるんだよね」
梨子「へえ……」
梨子「あの試合前とか試合中……人を殺しそうな目してる時も?」
曜「ひ、人を殺しそうって……」
梨子「あれ、相手を睨んでるんじゃないよね……?」
曜「ち、違うよ! 集中すると……」
曜「よく大丈夫? って聞かれる……」
梨子「そういう顔してるもん……」
梨子「明日――千歌ちゃんと、だね」
曜「うん」
曜「なんていうか、神様はいるんだなって……」 ◇――――◇
ホテル 千歌の部屋
千歌「いやー偶然偶然!」
聖良「さっき津島さんにも会ったの」
千歌「そうなんだ、まさか同じだなんてねー」
聖良「私が津島さんに勝つと仮定して、あなたが言ったことの有言実行まで……あと一勝ですね」
千歌「うん……」
聖良「想像を超える努力だったはずです」
聖良「あなたや他の方の成長速度は普通じゃない。驚異的です」
聖良「あなたに聞きたいの。何が……そこまであなたを動かすんですか?」
聖良「――どうして……スクールアイドルを、卓球をしているんですか」
千歌「……」
千歌「どうして、か。どうしてかな」 千歌「負けて悔しかったから。勝つと楽しいから……これもすっごく重要なんだってことに、気がつきました」
千歌「でも結局は、みんなで何か一つになって……夢中になれたから、ここまで来れたんだと思う。一言で言ったら、楽しいからやってるって言うのかな。あ、でもこれ、楽しいって言うのかな、わかんないけど」
千歌「楽しいにも種類があって……何も考えずにただ遊び同然の楽しいと……心地良いプレッシャーの中で必死に必死に目標に向かってがんばる楽しさ……私は二つ目に支えられてここにいるんだと思う」
聖良「……なるほど」
千歌「必死になってる姿って、かっこいいから! とってもかっこよくて綺麗で……人が頑張ってるところって、素敵だなって、思うんです」 千歌「私は……とっても恵まれてるんだなって。色んなことに、感謝してるの」
千歌「前に聖良さん、言ってたよね。勝利を手にした人が見せる笑顔が最高なんだって。私もそう思うけど……私はね、必死になって何かをしてきた人が見せる笑顔が最高なんだって思うの。勝ち負けは決まっちゃうけど……そこに差はないって思ってる」
聖良「……勝ちは目的では、ないと」
千歌「そこまでは言わないし、言えないよ」
千歌「勝つことが重要だってのも、わかる」
千歌「私はみんなに見せたいの、私達はこんなに頑張ってきたんだよって。私達が、浦の星女学院の生徒が、ここで精一杯輝いているんだってこと!」 千歌「きっとそうやって見せた笑顔は……誰かに伝わってくれると思うし。浦の星女学院のこと……どこかで覚えていてくれるかもしれないから!」
聖良「廃校、してしまうんですよね」
千歌「うん」
聖良「悲しくはないの?」
千歌「まあ、悲しいかも。でも、おっきなところで決まったことを私たちがなんとか出来るわけじゃないし」
千歌「だから……私たちなりの、理由かな。みんなに、浦の星女学院のこと……知ってもらいたくて」
聖良「いい目的ですね……尊敬します」
千歌「えへへ、でも実を言うと……自信が欲しいだけなんだ。だから……自分勝手だよ?」
聖良「自分のため、と?」
千歌「それも、おっきいよ」
聖良(自分のため……) 聖良(負けられないのは、同じね)
千歌「――聖良さんは? 聖良さんは……どうして卓球をしているの?」
聖良「え?」
千歌「スクールアイドルを始めた理由はアライズの影響で、楽しいし、アライズみたいに勝つためでしょ? ……卓球はなんのためにしているの?」
千歌「小さい頃から勝ててれば続けるのが普通なのかな?」
聖良「そう……ですね。ええと」
聖良「――みんなのため、かな」
千歌「?」
聖良「ああ、みんなっていうのは……私を支えてくれたり期待をしてくれている人のためで」
千歌「へえ……すごい!」
千歌「ねえねえ……もっと話聞いてもいい?」
聖良「え、わ、私の?」
千歌「うんっ!!」 ◇――――◇
千歌「……あー、なんか色々聞けて楽しかった」
千歌「みんな色々なもの、抱えながらコートに立つんだなって」
聖良「私の話なんか、面白かった?」
千歌「当たり前だよ!」
聖良「そっか……」
千歌「ええと、大声では言えないけど……もし、もし私が聖良ちゃんと対戦することになったら……その時はよろしく!」
聖良「うん」
聖良「ではまた明日。流石にそろそろ眠らないと」
千歌「あ、そうだったね」
千歌「ごめんね付き合わせて!」
聖良「ううん、いい刺激になった」
聖良「おやすみなさい」ペコリ また夜か、ど深夜に。
次から聖良vs善子 千歌vs曜に入ります。 おつ
今んとこ千歌ちゃん勝てる気しないんだけど番狂わせ来るかなー楽しみ 四人全員に勝ってほしいと思わせる話を書ける作者は有能 ヨーソロー推しとしては、vs千歌で覚醒してほしいが……
まーとにかく楽しみです 覚醒なら善子や曜の無双より千歌を推す
ヘタレ返上してこそ、これぞスポ根って感じ まあストーリー的には的には千歌対聖良になるのが鉄板なんやろうけどなー
どうなるか分かんないね 今のところ話の展開のために無理して勝利させたような試合がないからな
残酷な才能と実力の壁がテーマだし ただスクールアイドルである意味をいまのとこ感じないのが残念 覚醒とか無理な展開あるなら梨子も勝ってたと思うけどね
スポーツは非情である 楽しいなぁずっと読めるな〜
何もなければ順当に曜ちゃんに勝ってもらいたいがさて あの。
このスレの容量が少なくなってきているみたいで>>537くらいで一レスに込められる文字数限界に達しているみたいです。みるみる減少しているので、このままではとてもではありませんがアレなので、次のスレに移転します。
前例があるかはわかりませんが、どうかご了承を。
今は無理なので、朝に次スレ建てて、続きを投下しようと考えています。 1レス1レスが長いとそうなるもんだし普通に前例あるでしょ気にせんで大丈夫やで ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています