菅義偉首相がトランプ米大統領夫妻の新型コロナウイルス感染を受け、ツイッターに投稿したお見舞いメッセージに対し、7日の自民党外交部会で「英文のレベルが低すぎる」と苦言が相次いだ。外務省の担当者は「サポート態勢を組んで対応する」と低姿勢だった。

問題になったのは、3日朝に首相の個人アカウントで発信された文章。夫妻の感染を知り「心配した」とする英文が「I was worried」と過去形になっており、出席議員は「今は心配していない、という意味に受け取られる」と指摘した。「日本語を自動翻訳したような文章だ」との酷評も上がった。

議員の中には、米国の友人から「首相はきちんとした英語を使った方がいい」との助言もあったという。

加藤勝信官房長官は7日の記者会見で作成経緯を問われ「菅首相が心を込めて送られた。作成については当然、外務省も相談を受けていると承知している」と述べた。  (共同)

日刊スポーツ
2020年10月7日18時8分
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