花帆「私たちに明日はないの」
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しずく「今の話は忘れてください💙」
しずく(まだ・・・使う時ではありません💙)
しずく(この先輩で遊びたいですから💙)
しずく「私・・・スクールアイドル部。入ります」
ランジュ「ほんと!!!」
しずく「はい💙」
しずく「その代わり、私にピッタリな曲を提供してくださいね💙」
しずく「フフフフッ💙」 ・・・・・・・
かすみ「しず子がスクールアイドル部に移籍!!!!!」
璃奈「うん・・・そうみたい・・・」
かすみ「信じられない!!!!しず子が裏切るなんて!!!!」
歩夢「どうして・・・」
侑「どせうしてもこうしてもないよ」
侑「歩夢が悪いに決まってる」
侑「しずくちゃんは歩夢を尊敬していた」
侑「だったら止められたはずだよね?」
歩夢「ごめん・・・」
侑「ごめんで済む話じゃないよ」
侑「果林さん・・・愛ちゃん・・・しずくちゃんに・・・・栞子ちゃんはどういう立場かは知らないけど」
侑「こうも出ていかれるとフォーメーションが崩れちゃう」
侑「次のライブが・・・・」 侑「・・・・・」
侑(果林ちゃんと愛ちゃんとしずくちゃんの代わりに)
侑(エマさん、歩夢、かすみちゃんだったら苦労はしなかったのに・・・)
侑(いっそのこと私もスクールアイドル部に移籍しようかな)
侑(後でせつ菜ちゃんと相談しよう)
侑「取りあえず解散。続きはまた明日考えよう」 ・・・・・・・・
侑「スクールアイドルかぁ」
侑「ハッキリ言ってみんなイキイキして陽キャなんだよ」
侑「楽しそうで羨ましい」
「所詮陰キャのあなたには無理なんです。スクールアイドルに関わるなんて」
侑「・・・・・あっ」
「お姉ちゃんの似ても似つかない真似事ばかりして」
「歩夢先輩の幼馴染としても失格だし近づかないで欲しいです」
侑「・・・・・小鈴ちゃん」
徒町小鈴「この間の周忌で会った以来ですね」
小鈴「会いたくは無かったけど」 小鈴「そもそもよくお姉ちゃんの周忌に来られるよね」
小鈴「お姉ちゃんに失礼だと思わないの?」
侑「・・・・・・」
侑「小鈴ちゃんは何も分かっていない」
侑「歩夢を救うためにはこうするしかないんだよ」
侑「それとも小鈴ちゃんが引き取ってよ。歩夢爆弾」
小鈴「・・・・歩夢先輩は良い人です。あなたと違って」
小鈴「最低ですね」
侑「最低なのは歩夢だよ。」
侑「ほんとうに何も分からないだね。」 ・・・・・・
・・・・・
・・・・
病院
ガチャッ
朝香敦美「・・・・・」
果林「来たわよ、敦美」
この子は私の妹の1人、今は沼津の学校に通っている
腎臓の病を患っており・・・若いのに週3回、透析を受けなければならないほどに
敦美「ありがとう・・・・きてくれたんだ」
果林「当たり前じゃない。私はあなたのお姉ちゃんよ」
果林「東京の名店の新作コッペパン持ってきたわ」
敦美「あっ・・・新作♪」 果林「本当に敦美はコッペパンが大好きね」
敦美「コッペパンには無限の可能性があるから」
果林「ウチの学園にもコッペパン大好きの子が居るのよね〜」
敦美「それってかすみんの事?」
果林「良く分かったわね。もしかして知り合いだったりする?」
敦美「うん。だって私がコッペパンの師匠だし」
果林「あなたがかすみちゃんをコッペパンの沼にハマらせたのね」
果林「この間も誰も聞いてないのにコッペパンの話だけでも3時間くらい語ってくれたわ」
敦美「かすみんは知識を披露したい時期なの」
敦美「コッペパンの道に入門したばかりだから」 果林「・・・・・」
果林「少し、席を外すわ」
敦美「そう・・なの・・・」
果林「すぐ戻ってくるから」
敦美「うん♪」
・・・・・
果林「妹の・・・・敦美の様子はどう?」
医師「ここ最近は体調も問題なく、良好です」
医師「しかし・・・」
医師「良好だからと言って、油断は禁物です」
医師「いつ悪化して・・・最悪の場合・・・死に至るか」
果林「・・・・・具体的にはいつまで持つの?」
医師「そればかりは分かりません」
医師「・・・・20代後半まで生きれば長生きした方だと思います」
果林「若い・・・」 果林「想像はしていたけど、いざ言われるとねぇ‥‥」 果林「想像はしていたけど、いざ言われるとねぇ‥‥」
果林「でもそれを私は望んでいたのではないの?」
妹達はお荷物で嫌いだった。だから早く解放されたい
果林「・・・・・なのに」
果林「生きて欲しいって気持ちも芽生え始めちゃった」
果林「相反する感情で無茶苦茶になりそう・・・・」 ・・・・・
ガチャッ
果林「お待たせ」
敦美「・・・・・ちょうど今、透析が終わったよ」
果林「敦美。何か欲しいモノとかない?」
敦美「欲しい・・・もの?」
果林「果南のサインでも良いわよ。一応連絡先は知ってるからその気になればいつでも書いてもらえるわ」
敦美「・・・・・果南ちゃんのサインは確かに嬉しい」
敦美「沢山欲しいけど」
敦美「私は・・・家族みんなで暮らしたい」
果林「・・・・・」
敦美「私達って今、離れて暮らしいるからさ・・・なかなかみんな会うタイミングもないし」
敦美「それに・・・おばさんやおじさんも冷たいの・・・やっぱり私はお荷物みたい」 敦美「みんなで暮らしたい・・・昔みたいに・・・」
果林「無理よ。私達はまだまだ子供よ」
果林「集まって暮らせるわけなんて無いわ」
果林「諦めて」
果林(そもそも私が一緒に暮らしたくない)
敦美「そう・・・だよね」
敦美「ごめん・・・わがまま言って」
果林「そろそろ帰るわ。明日も授業があるし」
果林「またね」
・・・・・
・・・・
・・・ ・・・・・・
次の日
朝
果林「眠い・・・流石に夜更かししすぎたかしら」
普通学科の先生「朝香さん、もうとっくに3限目の授業が始まってます」
普通学科の先生「今月何度遅刻する気ですか?」
果林「来るようには努力しているわ」
果林「でも遅刻してしまうのよねぇ〜なぜかしら?」
普通学科の先生「・・・・・どうして貴方のような方が、3年生の成績1位、全国模試1位、読者モデルなの」
普通学科の先生「無遅刻無欠席で真面目な学生も沢山いるのに・・・・」ブツブツ
果林「ならその子の頑張り方が悪いだけよ」
果林「ちなみに私は勉強嫌いだし・・・やったことないから」 キーンコーンカーンコーン
生徒1「・・・私、午後のテスト。良い点数取らないとヤバいかも」
生徒2「大丈夫。昨日帰ってから8時間も勉強したから」
果林「zzzzzzzz」
生徒3「ケッ、遅刻しておきながら朝香は授業中まで寝てる」
生徒4「いいよなぁ・・・出来る天才は」
生徒1「羨ましい。サボってばかりの奴がなんで私よりも・・・・」ポロポロ
生徒2「ホントムカつく」
ブツブツ
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・・・・
・・・
服飾の教師「さぁ、テストを始めます。このテストで良い点数を取れない生徒は」
服飾の教師「卒業や就職が難しいと思え」
果林「zzzzzzz」
服飾の教師「こらっ朝香。起きろ!!!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています