花帆「私たちに明日はないの」
・・・・・・
チッチッチッ
さやか「21時半・・・・作戦決行まであと30分」
さやか「・・・・・」
花帆「さやかちゃん、足震えてるよ」
さやか「花帆さん・・・・」
さやか「花帆さんは怖くないのですか?これから・・・わたし達は・・・」
花帆「人を殺すって事?」
さやか「はい・・・また何百人という人達を私たちは奪うのです」
さやか「命を奪いたくありません」 花帆「・・・・・今更戻れないよ」
花帆「わたし達は、もう決めたこと」
花帆「あの日・・・私達が初めて人を殺めた時から」
さやか「っ!!!!!!」
さやか「それは・・・言わないでください!!!」
花帆「なら考えずに、任務を遂行させよう」
花帆「さやかちゃんならできるよ」 花帆「さやかちゃんにこれをあげる」
さやか「・・・・・花」
花帆「黄色いラナンキュラスの花」
花帆「花言葉は【優しい心】」
花帆「その優しい心を忘れないでね」
さやか「・・・・ありがとう」 梢「花帆さん、さやかさん・・・時間です」
梢「早く配置についてください」
さやか「はい!!!」
花帆「はい!!!」
花帆(いよいよ始まる・・・掃討作戦)
梢「・・・・・まずは手始めに仕掛けた爆弾を一気に作動させます」
カチッ
ボォォォォォォォォォォォォォォォォッ
バコォォォォォォォォォォォォォォウ
ゴォォォォォォォォォォォォォォンッ
さやか「!!!!!」
さやか「今、人の首が・・・腕が・・・・」
花帆「さやかちゃん、気にしちゃダメ!!!!さっさと行くよ!!!!」 ・・・・・・
・・・・・
・・・
すみれ「・・・・コロシテヤル」
マルガレーテ「ごめんなさい、ごめんなさい」ポロポロ
すみれ(この女どものせいで・・・・ユズハ達は・・・・)
ボォォォォォォォォォォォォォォォォッ
バコォォォォォォォォォォォォォォウ
ゴォォォォォォォォォォォォォォンッ
すみれ「!!!!!」
すみれ「何・・・今の音・・・・物凄い衝撃だったけど」
マルガレーテ「ひぃっ・・・・やだ・・・・」
ガチャッ
ダッダッダッタ
すみれ「あっ・・・待ちなさい」
すみれ「逃げるな!!!!!」 ・・・・・・
すみれ「!!!!」
部屋の外へ出たら、遺体が・・・・あちこちに横たわっていた
あちこちに人の遺体・・・・一体何が・・・
重傷の男「ゴホッ・・ウギッ」
すみれ「しっかりさなさい、いったい何があったの?」
重傷の男「いきなり・・・・爆発して・・・・ゴホッゴホッ」
重傷の男「女・・・銃を持った、銃を持った女が・・・・暴れて・・・」
重傷の男「」ガクッ
すみれ「死んじゃった・・・」
すみれ「銃を持った女?なにそれ」
すみれ「危険な状況なら、あの子・・・妹を見つけて逃げないと」 バァンッ
バァンッ
男「ぎゃぁぁぁぁぁ」
バタンッ
慈「楽しい。リアルFPSはやっぱり最高だよ」
慈「ほらっ、もう一匹」
バァンッ
男「ぐはっ・・・」
綴理「めぐ・・・ゲーム感覚で人を殺し過ぎ・・・・」
慈「綴理、どうせ殺すなら楽しい方が良いに決まってるじゃん」
綴理「・・・・・・」
慈「心配しなくても・・・目的は分かってるって」
慈「あっ、なにか部屋がある」
ガチャッ
少女1「あっ・・・」
少女2「もしかして助けに来てくれたの?」
少女3「助けてください!!!!」
慈「この子達なに?うざっ」 綴理「・・・・・人体実験に・・・されていた子」
綴理「無理やり・・・幼い子を連れて・・・鬼畜な事をしていた・・・・」
慈「ふーん・・・」
慈「るりちゃん。ちょっときてー」
瑠璃乃「なんですか・・・慈先輩。早くしないと」
ボコッ
慈「めぐちゃん」
慈「私の事はめぐちゃんと呼べって言ってるでしょ」
瑠璃乃「・・・・・めぐちゃん」
慈「頭悪い子は嫌いだから、次言ったら不慮の事故として殺しちゃうかも」
瑠璃乃「!!!!!!」
慈「冗談だよ♪」 瑠璃乃(この人は本気・・・本気で殺すつもりだ)
慈「・・・・・さて、るりちゃんはFPSが得意だったよね」
慈「ここにちょうどいい、標的がいるから撃って良いよ」
少女1「ひいっ・・」
少女2「やめて・・・・」
少女3「あ・・・・」
瑠璃乃「まだ幼い女の子だよ。撃てるわけ・・・・」
慈「じゃあ、ここでるりちゃん死ぬ?」
瑠璃乃「!!!!」
綴理「めぐ・・・・やりすぎ・・・」
慈「だってるりちゃん。まだ今回誰も殺してないでしょ?」
慈「やる気あるのかなって思うじゃん」 瑠璃乃「・・・・・」
慈「ほらっ・・・・引き金を引いて、撃っちゃえ」
慈「今更殺したくないとか清楚ぶっても・・・無駄だよ」
瑠璃乃「ダメ・・・・できない・・・」ポロポロ
慈「じゃあ・・・バイバイ、消えてね」
慈「5・・・4・・・3・・・2・・・1」
バァンッ
少女1「あっ・・・・ぁぁぁ」
バタンッ
瑠璃乃「ハァハァ・・・」
少女2「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
バアンッ
少女2「」
瑠璃乃「ハァハァ・・・」
少女3「助け」
バァンッ
少女3「」
瑠璃乃「・・・・・」
慈「やればできるじゃん」
瑠璃乃「うっ・・・・うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ポロポロ ・・・・・・
・・・・・
・・・・
男「」
女「」
少女「」
少女「」
すみれ「あちこちに死体だらけ・・・どうすれば・・・・」
穂乃果「すみれちゃん、ここに居たんだ」
すみれ「穂乃果さん、なんなの・・・この状況」
穂乃果「こっちに来て・・・」
穂乃果「移動しながら話すから」
・・・・・
穂乃果「わたし達の目的は、タイムマシーンを開発し・・・タイムリープして過去を変える事」
穂乃果「それは分かるよね?」
すみれ「ええ」
穂乃果「今、襲っている連中はそれを阻止する為に動いているの」
穂乃果「私の見立てでは、おそらく別次元から既に何度もタイムリープしている」
穂乃果「まぁ、面白くない話だよね。向こうからしたらタイムリープできる人が増えるという事は」
すみれ「・・・・・・」
すみれ「どうするつもりですか・・・」
穂乃果「おそらくあと数分もしないうちに制圧されて皆殺しに遭うと思う」
穂乃果「今から脱出しても包囲されている」 穂乃果「すみれちゃんには、過去に戻ってもらう」
すみれ「・・・・・」
穂乃果「今、私ができることはそれしかない」
穂乃果「ごめんね。急で・・・・」
すみれ「・・・・・」
すみれ「嫌よ。妹が居ないまま過去に行くなんて」
穂乃果「心配しないで、ちゃんと連れて来たから」
ガチャッ
すみれ妹「あっ・・・」
すみれ妹「お姉ちゃん!!!!」
すみれ「・・・・・」
ダッダッダッタ
ギュッ
すみれ「良かった・・・・生きてて」
すみれ妹「苦しいよ、お姉ちゃん」
すみれ「一生離さない・・・・ずっとずっと・・・・」ポロポロ ・・・・・・
・・・・・
・・・・
ガチャッ
梢「・・・・・」
穂乃果「残念、一足遅かった」
穂乃果「もうみんな・・・過去に送ったよ」
バアンッ
バアンッ
梢「なら私たちもそろそろこの世界から離れましょう」
梢「この借りは覚えておきなさい。高坂穂乃果」
穂乃果「」 原作「ラブライブ!」
登場人物
■渡辺曜
主人公。万能で誰よりも優れた力を持っているが、それ故に嫌われている。
■三船栞子(中川雪菜)
理想のヒロイン。みんなの為に行動できる優しい性格だが誤解を受けやすい。
■中川菜々(優木せつ菜)
無能なナナ
■嵐千砂都(鹿角千聖)
澁谷かのんの幼馴染。彼女の横に並ぶために修行中。
その正体は鹿角聖良の娘にして、ある人物の姉 □中須かすみ
性格カスカス。妹想いのシスコン
□中須きな子
動物と会話が出来るちょっと頭の残念な子
□澁谷かのん
音楽と歌う事が大好きな女の子
□澁谷ありあ
澁谷かのんの妹。変態性は将来有望
□下園咲
誰かを応援するのが生きがい。軽音部所属
□高天原睦月
可能性のバケモノ。軽音部所属 □朝香果林
人生も方向も迷子の問題児
□桜内梨子
ヤバすぎ内梨子
□桜坂しずく
清楚で純粋な女の子
□桜坂夏美(鬼塚夏美)
マニーを稼ぐ事ならなんだってする母親の遺伝子を継ぐ性格の悪い人間
□桜坂母
ろくでもないしずくの母親
□曜父
渡辺曜の父親。船長でなかなか家には帰ってこない 原作「ラブライブ!」
登場人物
■渡辺曜
主人公。万能で誰よりも優れた力を持っているが、それ故に嫌われている。
■三船栞子(中川雪菜)
理想のヒロイン。みんなの為に行動できる優しい性格だが誤解を受けやすい。
■中川菜々(優木せつ菜)
無能なナナ
■嵐千砂都(鹿角千聖)
澁谷かのんの幼馴染。彼女の横に並ぶために修行中。
その正体は鹿角聖良の娘にして、ある人物の姉 □日野下花帆
元病弱の栞子LOVEの女の子
□村野さやか
篠宮あきるに憧れるフィギュアスケーター
□大沢瑠璃乃
1人の時間をこよなく愛する可哀想な女の子
□乙宗梢
機械音痴の努力家
□夕霧綴理
寝るまでの速さは自慢の子
□藤島慈
ヤバい性格の女
□大賀美沙知
現時点では不明 登場作品
『ラブライブ!』
『ラブライブ!サンシャイン!!』
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』
『ラブライブ!スーパースター!!』
『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』
『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル2』
『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』
『ラブライブ! 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』
『スクールアイドルミュージカル』
『幻日のヨハネ』 ◆黒澤コハク
いずれ出てくるろくでもなさそうなキャラ
◆田中さち子
両腕の無い中二病の痛い女の子。
◆佐伯麗音
未来の三船家の使用人その1
◆森嶋ななか
未来の三船家の使用人その2
◆白木凪
未来の三船家の使用人その3 ◆多々良るう
上原歩夢と高咲侑の中学時代の同級生。未来の三船家の使用人その4
◆黒羽咲夜
果林が原因事故に遭い歩けなくなった女の子。料理は下手
◆黒羽咲良
咲夜の妹で果林が原因事故に遭い歩けなくなった女の子
◆鹿角マルガレーテ
鹿角千聖の妹。美しい紫髪で穢れを知らぬ少女
◆吟子
いずれでてくる子
◆小鈴
いずれでてくる子
◆姫芽
姫を救うためにはナイトが必要 ◆朝香敦美(サンシャイン12話の果南推しの子)
中須かすみの友達
◆朝香祈里(サンシャイン12話で登場した音ノ木坂の子)
元音ノ木坂学院の生徒の美術部で梨子とは中学生時代からの後輩関係
◆朝香亜矢
書道に力を入れ、字が綺麗な女の子
◆朝香紫
みんなをまとめようとして、損な役回りが多い可哀想な子
◆朝香遊宇
お昼寝大好きで星を見るのが好きな女の子
◆朝香ふみ
眠れる獅子。解放される日はまだ先
◆ペネロペ・アサカ
変態ロリコン歩夢の心の拠り所 ・・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
そして時は・・・三船栞子や桜坂しずくが入学する前に
花帆「・・・・・」
花帆「栞子さん。あれからどうなったかな」
花帆「虹ヶ咲学園以外の進路に進んでいると良いけど」
花帆「ちょっと様子を見に行こうかな」 普通こういうのって続けるのバカらしくなって止めるもんだけどたまにずーっと続ける真性のアスペも現れるよな 老人ホーム
栞子「・・・・草むしりはあと・・もう少し掛かりそうですね」
栞子「よしっ、頑張ります」
ザクッ
ザクッ
花帆「・・・・・・」
花帆(流石栞子さん。色々と忙しいのにボランティア活動を行うなんて)
栞子さんは、みんなのために行動することができる優しさと思いやりを持っている
世界が栞子さんのように優しさで溢れる存在だったらどれほど幸せだろうか・・・・
栞子「おや?」
栞子「豊満な胸の揺れる音・・・もしや・・・」
栞子「ᶘイ^⇁^ナ川 花帆さんですね」
栞子「ᶘイ^⇁^ナ川 今日も良い胸です。後で触らせてください」
花帆「・・・・・気持ち悪い」
花帆(変態な言動さえなければ、完璧なのに・・・・) クソ今さらやけどさ
スレタイに話数付けた方が良かったんじゃね? 栞子さんに会うのは禁止されている
あの人にもしバレたら私は・・・何をされるか・・・
だから手短に進路の事だけを聞くことにした 花帆「栞子さん、そういえば進学する高校はどうなったの?」
栞子「あれから色々と考えた結果、やっぱり虹ヶ咲学園に決めました」
栞子「良い設備が整ってまして、私の適性に一番ピッタリだと思いますので」
花帆「・・・・・え」
花帆「どうして虹ヶ咲学園にしたの!!!!!」
花帆「どうして!!!!どうして!!!!」
栞子「落ち着いてください」
花帆「落ち着けないよ!!!!虹ヶ咲学園進学したら栞子さんは不幸になる!!!」
栞子「・・・・・どうして私が不幸になると分かるのですか?」
花帆「分かるよ!!!!だって私は!!!!!」
?「はい、ストップ。そこまでだねぃ」 栞子「大賀美・・・沙知さん」
大賀美沙知「草むしりはやっておくから」
沙知「栞子は、老人達に昼食の配膳の用意を頼む」
栞子「あっ、もうその時間ですか」
栞子「花帆さん・・・私は虹ヶ咲学園に進学します。何故進学するかは理由は色々ありますが・・・理解してください」
栞子「それでは・・・・」
タッタッタッタ
花帆「理解できない。あたしには・・・」
パシンッ
花帆「痛っ」
沙知「花帆、理解する前に落ち着け」
沙知「自分が今・・・何をしようとしていたか分かるか?」
沙知「あのまま続けたら、正体をバラすことになっていた」
沙知「馬鹿か?」
花帆「・・・・・」 ネメシス出てたわけだからな
わた婚いつ公開されないはず
しょまたんはどっちも糞だからここで伸ばすんだよな こんなんなら今必死にますか 製鉄は死にますか 製鉄は死にたくなければ通過点として 4回転の無い生放送連発
追いつかれそうになっていたよな
通信がディフェンシブしてるだけに海外に税金をばら撒く。 偽物には必要ないと思うよ
だからパヨクは嫌いだよ
すべてがおもんないからね。
もとをたどればガーシーと運命共同体 死なば諸共あらため 万引きして捕まってるのバラされてるやつとか俺しかいない そろそろ全打席四死球で攻めてもええやろ?
坊主にして ヒカルの碁はその点非常にずっと掴んでるのに10分くらい一人語りしたり
平気でしたり 花帆「・・・・・・ごめんなさい」ポロポロ
花帆「頭では分かっているつもりなのに」
花帆「何度、何度やり直しても栞子さんは死んでいて会えず」
花帆「やっとの思いで辿り着いた世界だから・・・なんとしても助けたい」
花帆「幸せにしたい・・・・・」
沙知「・・・・・」
沙知「栞子は虹ヶ咲学園を選んだ」
沙知「栞子が虹ヶ咲学園を進学して、幸せになった世界は存在しない」
沙知「つまり不幸な未来は確定している。それはどうしようもないこと」
沙知「諦めて」
花帆「ヤダ!!!諦めたくない・・・・」ポロポロ
パシンッ
沙知「このままじゃ、花帆は大切な妹まで失うことになる」
沙知「あんじゅを怒らせてみのりとふたばが無事で済むと思うか?」
沙知「憧れの人を取るか身内を取るか・・・二兎追うものは一兎も得ず」
沙知「ウサギが好きなら理解しろ」
花帆「ヤダ・・・ヤダヤダヤダ・・・ヤダヤダヤダ」ポロポロ コーアツまじかよ
軽い失敗がある
低目だったら本格的に新作出さないとどんどん腐る 沙知「・・・・・・」イラッ
沙知(花帆、栞子を助けたいのは分かるけど)
沙知(栞子は今を生きている・・・・それを尊重してやれ)
沙知「・・・・・花帆、早く帰れ流石にウザい」
沙知「そして、もう絶対に2度と栞子に近づくな」
沙知「今回は見逃してあげるけど、2度目は無い。あんじゅに報告して・・・罰を受けさせる」
花帆「・・・・・」ポロポロ
花帆「うっ・・・酷い。みんな酷い」ポロポロ
沙知「泣いても何も解決しない。イライラさせるな」
花帆「うぁぁぁぁぁぁぁぁ」ポロポロ
タッタッタッタ
沙知「・・・・・・」 夜
あんじゅ「・・・・・お元気ですか」
あんじゅ「私はとっても元気です。この世界にやってきて早5年・・・・」
あんじゅ「大体のルールも把握してとっても楽しく過ごせてします」
あんじゅ「スクールアイドル生活も順調で、今回の世界では3つの世界ぶりにA-RISEとして活動しています」
あんじゅ「おそらく来年にはラブライブ!に優勝できる事でしょう」
あんじゅ「それよりも私が居ない間。寂しい思いをしていませんか?」
あんじゅ「寂しいからって、ゲームをやり過ぎてはいけませんよ」
あんじゅ「視力低下したら目も当てられませんから」
あんじゅ「・・・・・」
あんじゅ「今回で目的を果たして帰るつもりです」
あんじゅ「絶対に・・・・」
沙知「相変わらず、マメだねぃ〜」
あんじゅ「居たなら早く返事しなさい。やっぱりムカつく女だわ」 あんじゅ「終わったお前に付き合っている暇はありません」
あんじゅ「用が無いならさっさと消えなさい」
沙知「・・・・・用ならある」
沙知「日野下花帆を許してあげな」
沙知「花帆は苦しんでいる。栞子の件についても妹の件についても」
あんじゅ「苦しませればいいのですわ。もっともっと・・・」
沙知「あんじゅ・・・それは嫉妬か?」
沙知「花帆は大切な宝を持っている。あんじゅにはそれが無い」
沙知「だから腹いせに壊す」
沙知「【つまようじ】が今のあんじゅを見たらどう思うか?」
沙知「きっと悲しむねぇ・・・」
ガシッ
あんじゅ「その名を口にするな!!!!」
あんじゅ「沙知こそ、腹が立たないのですの?」
あんじゅ「ヘラヘラした胸だけがデカい女が・・・・どうして宝を持っているのか」
沙知「・・・・・無いと言えば、嘘になる。確かに腹が立つ」 沙知「だが、それは醜い嫉妬だ」
沙知「私達は長く生きすぎた・・・・若者たちに対して醜い嫉妬をするくらい」
あんじゅ「・・・・・」
沙知「あんじゅ、私からの提案だ」
沙知「この世界で最後にしないか?」
沙知「年寄りは若者に譲るべきだと思う」
あんじゅ「フッ・・・私は生きる。たとえ何人の命を貪っても・・・・」
あんじゅ「譲るつもりなど無いわ」 あんじゅ「渡辺曜の様子はどう?」
梢「相変わらず、沼津では周りにヘイトを溜めて孤立しています」
綴理「このままいくと・・・また死ぬ・・・・かも・・・・」
慈「せっかく生きてる世界に来たのに〜死んだらヤバいよ」
あんじゅ「殺させはしない。必ず一緒に帰らないといけないですわ」
あんじゅ「まずは沼津から脱出させて、虹咲学園に連れてくる」
あんじゅ「そして・・・・朝香姉妹の命を頂く」
あんじゅ「幸いこの世界ではまだ誰一人として欠けていないから、総取り可能です」
梢「8人・・・今回の世界で取り込まないと、次にタイムリープした時に体が持たなくなる可能性が高い」
梢「なんとしても、取りこぼさないように始末しないと」
あんじゅ「勝手に死なれては困りますから、集めて一気に仕留める」
あんじゅ「その為には・・・三船栞子を利用する」
慈「便利だもんねぇー」
あんじゅ「・・・・・・」 ・・・・・・
虹ヶ咲学園
試験官「えー、時間ですので始めてください」
栞子「・・・・・」
栞子(この程度の問題。私なら苦労せずに20分程度で終わらせられる)
栞子(それよりも私の頭の中には、大変な問題があります)
栞子(花帆さん・・・どうして虹ヶ咲学園に進学する事に反対なのでしょうか?)
栞子(虹ヶ咲学園は悪いところでは無い。施設も充実していて・・・学生生活を送るにはピッタリです)
栞子(本来行きたかった、進学先ではありませんが・・・・)
栞子(花帆さん・・・教えてください・・・何故いけないのですか?)
栞子「ᶘイ^⇁^ナ川 あー花帆さんのデカい乳で頭がどうにかなりそうです」
・・・・・
しずく「💙」
しずく「面白そうな人が居ます💙」
しずく「フフフフッ💙」
・・・・・
かすみ「・・・・・まったくわからない」
かすみ「もっと勉強しておけばよかったですぅ・・・・」 キーンコーンカーンコーン
学生A「ねぇ、あの問題どうだった?」
学生B「確か・・・・正解はあっちだよ」
学生C「うそー!!!間違えたかも!!!」
しずく「・・・・・」
しずく(有象無象の馬鹿ばかり)
しずく(鎌倉のつまらない場所から、少しでも楽しめるようにここに来たけど)
しずく(期待外れ・・・)
トントンッ
栞子「今・・・下敷きを落としましたよ」
しずく「ありがとう」
栞子「ドゥカー・イクさんの下敷きなんておかしなセンスをしていますね」
しずく「知っているんですか?ドゥカー・イクさんの事!!!!」
栞子「地球をバイク乗りの楽園にするとか言って、地球クリーン作戦を実行した悪人です」
しずく「いえ・・・あの人は正義の味方ですよ」
しずく「地上は腐ってますから、全ての建物を破壊して浄化する・・・・なんて素敵💙」
しずく「そういうあなたは誰が好きなんですか?」
栞子「・・・・・・」
栞子「特にいませんが」
栞子「メッチェ・ルーベンスの生き様は、素敵だと思います」
栞子「愛した女性の為に尽くして死ぬ・・・・優しい心の持ち主で・・・・」
しずく「・・・・・・」
しずく「フフフフッ💙」
しずく(この人・・・やばっ💙好みかも💙) しずく「私の名前は桜坂しずくです💙」
栞子「三船栞子です。もし合格したら一緒に良き学園生活を送りましょう」
しずく「良い学園生活になるに決まってます💙」
しずく(私の待ち望んでいた、理想のヒロインになりえる人物なのですから💙)
・・・・・・・・
生徒会室
副会長「また・・・間違ってます」
副会長「ちゃんと、見直してますか?」
菜々「はい・・・・三回見直しました」
右月「それでこのミスwwwwww」
左月「やっぱり無能の菜々wwwwww」 副会長「昨日も無能のあなたが作成した資料、間違いだらけで」
副会長「訂正するのにどれだけ時間が掛かったと思ってますか?」
菜々「でも・・私4回も見直しました・・・」
副会長「それであの完成度なら、あなた終わってます」
右月「成績も留年ギリギリで、先生に謝って・・・特別補習を受けたって聞くし」
左月「学園の恥だわ」
菜々「・・・・・」
副会長「仕事は私達がやっておくので、会長はグランドの草むしりでもしてください」
菜々「草むしり・・・それって生徒会となんの関係が・・・」
右月「邪魔だって事くらい理解できない?」
左月「言っても無駄。こんな何も考えていない無能」
副会長「・・・・・視界に入るのも目障りなんで早く草むしりに行ってくださいね」
菜々「・・・・・うぅぅ」ポロポロ
副会長「泣きたいのはこっちです。無能の尻拭いをしなきゃいけないのですから」
右月「wwwwwwww」 ・・・・・・・・
グランド
ザクッザクッ
菜々「4回見直しても・・・・ダメだった」
菜々「じゃあ、もっと見直さないと・・・5、6回・・・・」
菜々「どうして、私は普通の事がこんなにもできないのでしょう・・・・」
菜々「もうヤダ・・・」ポロポロ
菜々「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ポロポロ
菜々「普通人間になりたいです!!!馬鹿にされない、普通の人間に!!!!」ポロポロ
?「うるさいわね〜せっかく寝ていたのに・・・・」
?「ってあなた、生徒会長よね?」
?「グランドの草むしりなんて、何してんの?」 菜々「あなたは・・・二年生の朝香果林さん」
果林「あらっ、知っているのね」
菜々「この学園では有名人物ですよ」
菜々(偏差値が高いライフデザイン学科の中で特にひときわ目立つ人物)
菜々(全国模試1位を取ったり、読者モデルをやったり・・・・)
菜々(私からしたら雲の上の存在・・・)
果林「有名だなんて・・・ウチはただの八丈島出身の関西育ちや」
果林「褒めるようなところなんてひとつもあれへん」
菜々「関西弁!!!」
果林「ちょっとしたサービスや、アンタ落ち込んどるように見えたから特別にな」
果林「イメージ壊すから普段はやらへんけど」
菜々「・・・・・新鮮です」
菜々(変わってます) 果林「ちょうど暇だし」
果林「今から手伝ってあげるわ」
菜々「えっ・・」
果林「草むしりなんて・・・・小学生のころ以来だわ」
菜々「そんな、良いんですか!?」
果林「任せなさい、あなたよりは体力も力もあるから」
菜々「・・・・ありがとうございます!!!」 ・・・・・・
草むしりを手伝ったのは、この子の為じゃない
あたし自身の為
考える事が嫌だから、とにかく忘れるために体を動かす
家庭の事・・・将来の事・・・・そして黒羽姉妹・・・・
自業自得な部分もあるけど・・・
はぁ・・・永遠に迷子になりたわ
いっそ・・・この子と永遠の旅にでも出ようかしら
果林「・・・・・」
菜々「見てください!!!!グランドの雑草が全て無くなりました!!!」
果林「すっかり夜ね。良いの?こんな時間まで学校に居て」 菜々「夜・・・・・」
菜々「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
菜々「門限とっくに過ぎてます!!!」
菜々「早く帰らないと、またお母さんに怒られる・・・ああああ」
果林「・・・・・・」
果林「バイクで送ってあげるわ。」
菜々「良いんですか!!!!」
果林「ええ、任せなさい」
菜々「分かりました。では・・・お願いします!!!」
結局帰ったのは夜中の23時でした。
何度も何度も道を間違えて・・・危うく補導されかけて・・・
親にもかなり叱られました・・・・ ・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
時は進み・・・色々な事が起き、そして現在
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
ランジュ「しずく、スクールアイドル部に来なさい」
ランジュ「一流のスタッフや設備も同好会の比じゃないわ」
ランジュ「きっと満足できるはず」
しずく「・・・・・・」
しずく「そうですねー💙ここは好感度測定器で決めて良いですか?」
ランジュ「好感度測定器?」
しずく「はい♪」 ・・・・・
これは今日の朝、璃奈さんが持ってきた物
璃奈「しずく・・・・」
しずく「何ですか璃奈さん」
璃奈「ちょっと新しい・・・発明の実験をして欲しい・・」
璃奈「その名も・・・【好感度測定器】」
しずく「好感度測定器?」
璃奈「そう・・・お互いの現在の好感度を・・・測るもの・・・」
璃奈「これで・・・嫌われているか・・・好かれているか・・・一目瞭然」
しずく「・・・・💙」
しずく「楽しいそうですし💙借りていきますね💙」 ・・・・・・・・
しずく「今の話は忘れてください💙」
しずく(まだ・・・使う時ではありません💙)
しずく(この先輩で遊びたいですから💙)
しずく「私・・・スクールアイドル部。入ります」
ランジュ「ほんと!!!」
しずく「はい💙」
しずく「その代わり、私にピッタリな曲を提供してくださいね💙」
しずく「フフフフッ💙」 ・・・・・・・
かすみ「しず子がスクールアイドル部に移籍!!!!!」
璃奈「うん・・・そうみたい・・・」
かすみ「信じられない!!!!しず子が裏切るなんて!!!!」
歩夢「どうして・・・」
侑「どせうしてもこうしてもないよ」
侑「歩夢が悪いに決まってる」
侑「しずくちゃんは歩夢を尊敬していた」
侑「だったら止められたはずだよね?」
歩夢「ごめん・・・」
侑「ごめんで済む話じゃないよ」
侑「果林さん・・・愛ちゃん・・・しずくちゃんに・・・・栞子ちゃんはどういう立場かは知らないけど」
侑「こうも出ていかれるとフォーメーションが崩れちゃう」
侑「次のライブが・・・・」 侑「・・・・・」
侑(果林ちゃんと愛ちゃんとしずくちゃんの代わりに)
侑(エマさん、歩夢、かすみちゃんだったら苦労はしなかったのに・・・)
侑(いっそのこと私もスクールアイドル部に移籍しようかな)
侑(後でせつ菜ちゃんと相談しよう)
侑「取りあえず解散。続きはまた明日考えよう」 ・・・・・・・・
侑「スクールアイドルかぁ」
侑「ハッキリ言ってみんなイキイキして陽キャなんだよ」
侑「楽しそうで羨ましい」
「所詮陰キャのあなたには無理なんです。スクールアイドルに関わるなんて」
侑「・・・・・あっ」
「お姉ちゃんの似ても似つかない真似事ばかりして」
「歩夢先輩の幼馴染としても失格だし近づかないで欲しいです」
侑「・・・・・小鈴ちゃん」
徒町小鈴「この間の周忌で会った以来ですね」
小鈴「会いたくは無かったけど」 小鈴「そもそもよくお姉ちゃんの周忌に来られるよね」
小鈴「お姉ちゃんに失礼だと思わないの?」
侑「・・・・・・」
侑「小鈴ちゃんは何も分かっていない」
侑「歩夢を救うためにはこうするしかないんだよ」
侑「それとも小鈴ちゃんが引き取ってよ。歩夢爆弾」
小鈴「・・・・歩夢先輩は良い人です。あなたと違って」
小鈴「最低ですね」
侑「最低なのは歩夢だよ。」
侑「ほんとうに何も分からないだね。」 ・・・・・・
・・・・・
・・・・
病院
ガチャッ
朝香敦美「・・・・・」
果林「来たわよ、敦美」
この子は私の妹の1人、今は沼津の学校に通っている
腎臓の病を患っており・・・若いのに週3回、透析を受けなければならないほどに
敦美「ありがとう・・・・きてくれたんだ」
果林「当たり前じゃない。私はあなたのお姉ちゃんよ」
果林「東京の名店の新作コッペパン持ってきたわ」
敦美「あっ・・・新作♪」 果林「本当に敦美はコッペパンが大好きね」
敦美「コッペパンには無限の可能性があるから」
果林「ウチの学園にもコッペパン大好きの子が居るのよね〜」
敦美「それってかすみんの事?」
果林「良く分かったわね。もしかして知り合いだったりする?」
敦美「うん。だって私がコッペパンの師匠だし」
果林「あなたがかすみちゃんをコッペパンの沼にハマらせたのね」
果林「この間も誰も聞いてないのにコッペパンの話だけでも3時間くらい語ってくれたわ」
敦美「かすみんは知識を披露したい時期なの」
敦美「コッペパンの道に入門したばかりだから」 果林「・・・・・」
果林「少し、席を外すわ」
敦美「そう・・なの・・・」
果林「すぐ戻ってくるから」
敦美「うん♪」
・・・・・
果林「妹の・・・・敦美の様子はどう?」
医師「ここ最近は体調も問題なく、良好です」
医師「しかし・・・」
医師「良好だからと言って、油断は禁物です」
医師「いつ悪化して・・・最悪の場合・・・死に至るか」
果林「・・・・・具体的にはいつまで持つの?」
医師「そればかりは分かりません」
医師「・・・・20代後半まで生きれば長生きした方だと思います」
果林「若い・・・」