海未「紙芝居屋さんです」完
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/cVσ_VσV 皆さん、お越し頂き有難う御座います
コチラは前スレッドのpart5です。
もし、初めてお越しになった方で
このお話に興味を持って頂けたならば
下記の順番よりご覧下されると幸いです
私自身も驚嘆の長さとなりましたが、
このスレッドで終わりとなりますので
どうか、最後まで宜しくお願いします。
part1↓
海未「紙芝居屋さんです」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1601463098/
part2↓
海未「紙芝居屋さんです」2
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1606052649/
part3↓
海未「紙芝居屋さんです」3
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1609773337/
part4↓
海未「紙芝居屋さんです」4
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1613400698/ >>2
/cVσ_VσV すみません。
もうあまりお待たせしない様にと
早めに立てたのですが
前のスレッドが落ちるまで待つべきでした
ごめんなさい。 /cVσ_VσV 申し訳ありません
では、恐縮ですが始めさせて頂きます。 これからお話ししますのは
彼女たちの、その後の暮らし
無事、平和になったこの世界で
どの様に日々を過ごしているのか
少しだけ覗いてみましょう。 「整列っ!みんな整列っ!!」
亜里沙「ほらそこっ!なにお喋りしてるの!?子犬だってもっとテキパキ動くよっ!!」
雪穂「……」
「あの、子犬は整列出来ません」
亜里沙「出来るからぁ!!あの子たちすっごい頭良いんだよ!?バカにしないでっ!!」
「は、はいっ。」 「副団長」
亜里沙「なに!?」
「城下街広場に新しいケーキ屋さんが出来たそうですが、もう行きました?」
亜里沙「今お菓子の話はやめてっ!!地獄のダイエット期間中なんだから!!」
「またですか。」
亜里沙「また!!?またってなに!!?また太ったのかってこと!!?」
「ち、違いますって。必要あるのか?って意味だと思います。」 亜里沙「……必要ない、かな?」
「そうですよ。ね?」
「そうそう。」
亜里沙「……」
「2kgくらい大した事ないですって」
亜里沙「むっきぃいぃいいいいぃいいいっっっ!!!!!!!」
「副団長ぉ!!?」
雪穂「……」 ゴロンッ
雪穂「新しいケーキ屋さんねぇ……」
雪穂「……」
雪穂「あ〜あ、」
雪穂「なんだか、あっという間に時間が経っちゃったんだなぁ。」
雪穂「お姉ちゃんもこころちゃんも、いつの間にか天界学校を卒業してたし」
雪穂「その後も、天使だった人が魔女になったり、その逆もあったり、」
雪穂「そりゃあ、時間も過ぎる筈だよ。」 雪穂「……なんかなぁ、」
雪穂「絵里さんの事で騒いでたのが、本当に遠い昔みたいに感じる。」
雪穂「天界も下界も、それに辺境も、今じゃお互いの行き来が当たり前になっちゃって、みんな普通にそこら辺歩いてるし」
雪穂「そう考えると、亜里沙が王国騎士団の副団長になって、後輩ちゃんをビシビシ鍛えてるのも違和感なくて当然だよね。」
雪穂「……」
雪穂「……ホント、早いもんだ。」 「団長。」
雪穂「え?は、はい。」
「先日の副団長との決闘、一体どっちが勝ったんですか?」
雪穂「あー・・・、」
雪穂「亜里沙……かな?」
「ほ、ホントですか!?」
亜里沙「嘘だからっ!勝ったのは雪穂っ!!」
雪穂「いやいや、亜里沙だって」
亜里沙「なんでそう思うの!!?」 雪穂「だって、三つの属性を合わせた混唱なんて使われたんだよ?アレでほとんど決着ついてたでしょ」
亜里沙「それをほぼ全部躱してたのはどこの誰!!?私、あれ以上打つ手なかったんだよ!!?」
雪穂「ん〜……でも、私だって躱すのに体力ぜんぶ使っちゃってたから、実質もう動けなかったけど」
亜里沙「動いてたじゃん!!一瞬でわたしの目の前に来てたじゃん!!」
亜里沙「てゆーか!上級三句を素手で打ち消された時点でもう絶望しかなかったよっ!!」 雪穂「私だって、あそこで手の内全部見せる事になるなんて思わなかったもん。おあいこだよ」
「……」
亜里沙「〜ッッッ」
「あ、あの、結局どっちが勝ったんですか?」
亜里沙「ん!」バッ
雪穂「……」スッ
「引き分けよ、引き分け。」 亜里沙「えっ!?」
雪穂「!」
真姫「治療した私が言うんだから、間違い無いわ」
亜里沙「ま、真姫さん!?なんでここに!?」
真姫「アンタたちの様子を見に来たの。アレだけド派手に戦ってたんだもの、経過観察も必要でしょ?」
雪穂「診療所の方はいいんですか?にこさん一人だと大変なんじゃ……」
真姫「大丈夫。最近新しい助手が来てくれたから、前ほど忙しくはなくなったの」 真姫「それより、怪我の具合はどう?」
雪穂「あー、大丈夫ですよ」
雪穂「大して怪我して無かったので」
亜里沙「ッ」カチンッ
亜里沙「……そうだね、」
亜里沙「私も"大して食らってなかった"から、もう治りました」
雪穂「っ」ピキッ
真姫「……」 雪穂「へぇ……」スッ
雪穂「それじゃあ、あと5、6発引っ叩いても全然大丈夫だよね?」
雪穂「だって、すぐ治るんだもん」バッ
──バォッ!!!
亜里沙「……」
亜里沙「……やってみればいいじゃん」
亜里沙『当てられるのならね』ズッ
──ビュォオオオオオッッッッ 雪穂「……」
亜里沙『……』
「うわぁ……」
「ちょ、ちょっと二人ともっ、」
ザッ!
雪穂「はぁああぁああぁああああああっっっ!!!!!!!」
亜里沙『とりゃぁああああぁああああっっっ!!!!!!!』 バォオオォオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!
「すっごーいっ!!」
「団長と副団長の一騎打ちだぁあああっっ!!!!!」
真姫「……」
真姫「ハァ、」
真姫「こんな有り様、前団長と副団長が見たらどう思うのやら……」 王国騎士団の団長と副団長として
逞しく成長していた、雪穂と亜里沙。
しかしながら、このやり取りは続いていまして
相変わらず、お互いを意識しまくりの様です。 「うふ、うふふ。」
「……」
ところ変わりまして
こちらは和菓子屋兼・天界屋【穂むら】 「うふふふ、見て下さい。」
ほのママ「……」
海未ママ「どうです?素晴らしい波紋でしょう。」
海未ママ「鍛え上げられた鉄鉱石の心地。冷たさを内包した鈍色の延べ板」
海未ママ「何かを斬ると言う、ただ一つの目的の為に、斯様にも薄く凝縮された数多の鉱物の集合体」
海未ママ「大日照金剛。数ある業物の中でも、取り分け刀身の美しさが際立った名工による一振りです。」 ほのママ「……」
海未ママ「ハァ〜っ、なんて神々しい輝きなんでしょうっ///」
海未ママ「コレは……この刀の真髄は、きっと人っぽい何かを斬らなければ、到底分からないのかも知れませんねぇ……うふ、」
海未ママ「うっふっふっふっ。」
ほのママ「……」 スッ
海未ママ「……」
ほのママ「……」
海未ママ「イヤです。」
ほのママ「うん。」
海未ママ「イヤです」
ほのママ「分かった」
海未ママ「イヤですぅ!!!」
ほのママ「分かったからっ!!!」 海未ママ「やだぁあああああ!!!きぃちゃぁあああああんっ!!!」ガバッ
ほのママ「もぉおおおっ!!!いい歳して泣かないでよぉおおおっ!!!」
いくつになっても、
人間、根っこの部分は大して変わらないものです。 「……」
お次は、お医者の真姫と助手のにこ
そして、新たな従業員を迎えた
城下町にあるちょっと有名な診療所
【西木野クリ ̶テ̶ィ̶カ̶ル̶ニック】 ゴンゴンゴンッ
「……」
ゴンゴンゴンッ
<は、はぁ〜い
ガチャ
花陽「ご、ごめんなさい。今日はお休みで……」
ほのパパ「……」
花陽「あれ?穂乃果ちゃんのお父さん?」 ほのパパ「……」
花陽「今日はどうしたんですか?」
ほのパパ「……」
花陽「???」
<はなよー、今日は休みだから追い返しちゃってー
花陽「に、にこちゃん!ダメだよ!」
<……ったくぅ、
ガチャ
にこ「はいはい」 ほのパパ「……」
にこ「あら、うどん職人じゃない。」
花陽「にこちゃんっ、」
ほのパパ「っ」
にこ「あら失礼。」
にこ「んで、今日はなに?」
ほのパパ「……」
にこ「……」
花陽「っ」
ほのパパ「……」 にこ「……あの、」
にこ「申し訳ないけど、真姫は今日お城の方に行ってて居ないのよ。だから」
「ハァーイ♪」
にこ「え?」
にこママ「やっほー!にこ。」
花陽「!」
にこ「ぇ……な、なんでママがこのおっさんと一緒に……?」
にこママ「んふふ〜、実はね〜」
にこママ「今までデートしてたのよ〜」
ほのパパ「!?」 にこ「」
花陽「え"っ」
にこママ「楽しかったわよねぇ〜」
ほのパパ「ッ」ブンブン
にこママ「な〜んて、冗談よ?冗だ……」
にこ「……」
にこママ「?」
花陽「に、にこちゃん?」
にこ「……アンタの、」
にこ「アンタの根源を切り落としてやるわっ!!!」 シャキィーーーンッッ!!!!!
ほのパパ「!!?!?」
花陽「に、にこちゃん!!?」
にこ「うらぁあああぁあああああっっっ!!!!!!!」シュン!シュン!
にこママ「待って待って!!さっきのウソ!嘘だからぁ!!!」
ほのパパ「ッッッ」
花陽「──まっ、」
「真姫ちゃん帰ってきてぇええええええええっっ!!!!!」 新しく村人の花陽を迎えた
西木野クリ ̶テ̶ィ̶カ̶ル̶ニックでしたが
どうやら彼女には、
気苦労の絶えない日々が待っている様です。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 >>15
/cVσ_VσV メタ的なお話となってしまいますが
現状、挿絵がない物でして
Aqoursの面々が見ているものを
文字で表していると取って頂ければ >>39
/cVσ_VσV 恐縮です。
みんな平常運転の様ですね
>>40
/cVσ_VσV 未だに直していないあたり
何か拘りがあるのかも知れません
>>41
/cVσ_VσV ありがとうございます。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有り難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 『──なに?』
『自動書記ばかり使っていて字が書けなくなった?』
「そ、そうなの。」
「なんか、前ほど文字が浮かばなくなっちゃって、それで……」
『ふ〜ん』
「〜っ」
○ーマン『そりゃ、お前が怠けてただけだろ。』
あんじゅ「きいぃぃぃっ!!!!ムっカつくぅぅっ!!!」バンッ ここあ「あ、あんじゅさん!落ち着いて!」
あんじゅ「聞いた今のっ!!?一体なに様なの!!?この腐った人面魚はっ!!!」
凛「こんなの、決まった文章をただ喋ってるだけだにゃ〜」
あんじゅ「もう絶対話しかけないしディスクも入れないからっ!!!」
あんじゅ「そのまま暗いケースの中で干からびて○ねばいいのよっ!!」
凛「自分で買ってきたゲームじゃん」 あんじゅ「もういいわっ!!なんかイライラしないゲームないのっ!!?」
凛「そんなあんちんにはコレ〜」スッ
あんじゅ「……く○りんスカッ○ュ?」
ここあ「!」
あんじゅ「いいわねぇ、なんだかスカッとしそうな名前だわ。きっと爽快アクションでしょ?」
凛「そうだよ〜♪」
ここあ「り、凛ちゃんそれ……」 あんじゅ「てゆーか、前から言ってるけどあんちんって呼ばないで」
凛「え〜、別にいいじゃん」
あんじゅ「ここあの事は普通に呼んでるじゃないの」
ここあ「う"っ」
凛「……」
凛「だって、"ここあちん"じゃ変でしょ?」
あんじゅ「なによそれ」
ここあ(よかった……) 凛「じゃあなんて呼べばいいの?」
ここあ「あんちゃん、とか?」
あんじゃ「なんか古臭いのよ、アンタ達の呼び方」
あんじゅ「もう、普通でいいでしょ?普通で。」
凛「ん〜、それじゃあ、」
凛「長?」
あんじゅ「……やっぱり名前で呼んで、」 凛「わがままだなぁ〜」
あんじゅ「ハァ、」
あんじゅ「……それより、凛。ここあ。」
凛「?」
ここあ「なに?」
あんじゅ「アナタ達、希のこと見かけなかった?」
ここあ「あぁ、希さんならいつもの所だと思うよ?」
あんじゅ「そ。ありがと」 ここあ「もし良かったら呼んでくるよ?」
あんじゅ「あぁ、いいのよ。一人遣わせてるから」
ここあ「?」
凛「てゆーか、希ちゃんの事見てなくて大丈夫なの?またナンパしてるかもよ?」
あんじゅ「それなら平気よ。」
あんじゅ「今は、あの子がいるからね」 辺境の長も、遂に世代交代を果たし
元天界人のあんじゅがその任を担いました
そして、新しく辺境へやって来ました
元中立者の娘、下界人のここあと
新たにもう一人 「……」
「……はぁ〜、」
希「今日は可愛い子来るかなぁ〜」
希「あ〜」ギ-コギ-コ
希「暇だよぉ〜、誰もこないよぉ〜」ギ-コギ-コ
希「廃城の管理とか引き受けるんじゃなかったなぁ〜、可愛い子どころか猫ちゃんくらいしかこんなぁ〜」ギ-コギ-コ
希「あ〜あ〜」ギ-コギ-コ 「す、すいませぇ〜ん」
希「お?」
「あのぉ〜、非公開資料の閲覧をお願いしたいんですけどぉ〜」
希「……」
「申請書は長さんの方から……あ、」
「今日は希ちゃんだ〜」
ことり「やっほ〜♪」 希「……」
ことり「あのねぇ?長さんが、今年度の試験に使う資料を探して欲しいんだってぇ」
ことり「新呪禁書と……えーっと、辺獄第3章をお願いしたいんだけど、」
希「……」
ことり「希ちゃん?」
希「こんにちは!おっ○い!」
ことり「……」 希「♪」
ことり「……」
ことり「……えっとね、」
ことり「筆記試験を作成するための資料をね、」
希「ちょっと大っきくなった?」
ことり「……」
希「えっろい身体しよってこのぉ〜」
ことり「……」スッ 『荒れ狂う迅雷を寄せる怪雲……』バチッ!
希「!!?!?」
ことり『紮止。永久に咲く待雪(マツユキ)を嘆く寒苦鳥(カンクチョウ)。』バリバリバリッ!!!
希(混唱と追加詠唱を一人でっ!!?ば、バケモンや……っ!!)
ことり『──呪禁術・雷光疾霜降r』
希「まっ、待って待ってぇえっ!!!!」
ことり『……』 希「資料でしょ!?い、いま用意するからっ!」
ことり『……』
ことり「……早めにお願いします。」フシュッ
希「えっと、探すからちょっと待っててな」
ことり「うん、よろしくね。」
希(はぁ〜。最近のことりちゃん、マジのマジで殺気放ってくるから恐ろし過ぎるわっ)
希「ん〜と、新呪禁書と……辺獄第3章……」 希「あ、あった。」
希「こっとりちゃ〜ん」
ことり「はぁ〜い」
希「はい、ご注文の二冊だよ。」
ことり「ありがとぉ〜♪」
希「あ、ここにことりちゃんとあんじゅの名前書いてねぇ〜」
ことり「分かったぁ〜」
ことり「……あれ?なにこれ?」
希「……」 ことり「百○姫S……?」
希「オススメです。」
ことり「……」
希「当店超オススメです♪」
ことり「……」
ギュッ
希「ぃぎっ!!?」
ことり「!」 「のぞみちゃ〜ん?」
真姫ママ「ここはお役所です。不埒な行為は一切認めません」
希「イタタタタッ!!?ごめん!ごめんってばぁ!!」
真姫ママ「全くもうっ、少し目を離すとすぐコレなんだから……」
真姫ママ「ことりちゃん。次にエッチな事言ったらお尻に火を付けていいからね?」
ことり「あ、あはは、」
希「は、離してぇー!!」 天界からの留学生として
天使見習いのことりを迎えた、魔女の辺境
活気あふれる、賑やかな声が響き渡るこの地で
今日も、みんな元気に過ごしています。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます。
明日の夜にまた更新しますので
どうか宜しくお願いします。 >>64
/cVσ_VσV ありがとうございます。
>>65
/cVσ_VσV 永らくシリアスでしたので
大分ふにゃっとしてしまいました。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有り難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 「むぅ〜」
理事長「ん〜むむむぅ、」
理事長「決まらないなぁ〜、どーしよーかなぁ〜」
理事長「……」
理事長「あ、そうだ〜。」スッ
ピンポンパンポ-ン
「穂乃果ちゃ〜ん、頑張って急いで転ばない様に理事長室まで来て下さぁ〜い」 パンポンピンポ-ン
理事長「〜♪」
……ッダッダッダッダッダッダッッ
ガラッ!
「理事長先生っ!!」
理事長「いらっしゃ〜い♪」
「もぅ!」
穂乃果「いきなり呼んだら困りますよ!」 理事長「ごめぇ〜ん」
穂乃果「穂乃果、これでもアレとかコレとかで結構忙しいんですからね!」
理事長「そぉだよねぇ〜。」
理事長「なんてったってぇ〜、もう"先生"なんだもんねぇ〜」
穂乃果「そうです!」
理事長「でもぉ〜、」
理事長「サンディー舐めながら書類の端にパラパラマンガ描くのってぇ〜、そんなに忙しい〜?」 穂乃果「ぅぐっ!?」ギクッ
理事長「♪」
穂乃果「……そ、そんなことしてたかなぁ〜?穂乃果わかんないなぁ〜っ、」
理事長「お給料カットカットされちゃうかもぉ〜」チョキチョキ
穂乃果「!!?」
穂乃果「ごめんなさぁーい!!」
理事長「冗談よぉ〜♪」
理事長「それよりぃ〜、相談に乗って欲しいことがあるのぉ〜」 穂乃果「へ?なに?」
理事長「実はねぇ〜?すごぉ〜く大事なお話なのぉ〜」
穂乃果「大事なはなし?」
理事長「うん〜、実はねぇ〜」
穂乃果「……」
理事長「ポン・デ・リング飽きちゃったぁ〜」
穂乃果「あ〜、実は穂乃果も。」 理事長「だよねぇ〜。ちょっと他のやつがいいねぇ〜」
穂乃果「今度はさ、もうちょっとしっとり感が欲しいかも」
理事長「それすごく分かるぅ〜」
穂乃果「あ!」
穂乃果「じゃあさ、また穂乃果が考えても良い?」
理事長「その為に呼んだんだも〜ん♪」
穂乃果「よぉーし!」 ピンポンパンポ-ン
「えぇ〜。今日からまた〜、学校の名前が変わりま〜す」
「新しい学校名はぁ〜・・・」
「"音ノ木・パンナコッタ"でぇ〜す♪」
「よろしくねぇ〜。」
パンポンピンポ-ン 理事長「穂乃果ちゃん、ありがとぉ〜♪」
穂乃果「うぅん、名前考えるの楽しいもん!」
ガチャ
「おーい」
穂乃果「?」
英玲奈「早く教室もどれ〜。生徒たちが待ってるぞ〜」
穂乃果「あっ!ご、ごめん英玲奈先生!」 「ほのかせんせ〜」
虎太郎「じゅぎょーまだ〜?」
穂乃果「わ!虎太郎くんまで!?」
英玲奈「なんだ。ついて来たのか〜」
虎太郎「うん〜」
穂乃果「り、理事長先生!英玲奈先生!穂乃果もう行くね!」
理事長「頑張ってねぇ〜♪」
英玲奈「ファイトだぞ〜」 穂乃果「虎太郎くん!一緒に教室まで行こう!」スッ
虎太郎「は〜い」ギュッ
ガチャ
「!」
穂乃果「いそげいそげー!」
虎太郎「わ〜」
タッタッタッタッ……
「……」
こころ「……穂乃果さん、先生っぽくなったなぁ」 こころ「それにしても、」
こころ「こんなにコロコロ名前変えちゃって、ホントに大丈夫なのかなぁ」
「大丈夫でぇ〜す。」
こころ「!」
理事長「うふふふ〜♪」
こころ「理事長……」 「館長!」
こころ「!」
ヒデコ「ここにいたんだね」
ミカ「もぉ〜、探したんだよぉ?」
こころ「ご、ごめんなさい」
こころ「……」
ヒデコ「どうしたの?ボーッとして」
こころ「……いえ、なんでもないです。」
こころ「てゆーか、館長って呼ばないで下さい!」 ヒデコ「えー、だって司書って呼びづらいんだもん」
こころ「名前でいいです」
ミカ「ん〜……でも、こころちゃんじゃあ、なんか威厳がないしねぇ」
こころ「別に、威厳なんてなくても気にしないですよ」
ミカ「駄目だよ〜。役職を意識する事で責任感も生まれるんだからさ」
こころ「そ、それは……そうですけど、」
「館長。」
こころ「ッ」 フミコ「新しい聖文書の割り振り、終わりました」
こころ「あっ、は、はい。ご苦労さまです……」
フミコ「……」
こころ「へ?なんですか?」
フミコ「……こころちゃん、すっかり背が伸びたね。」
こころ「そうですか?」
ヒデコ「うん。だって、もう目線が私とおなじだもん」 こころ「ん〜、自分じゃよく分かんないです」
ミカ「あ〜あ、あっという間に追い越されちゃったなぁ〜」
ヒデコ「あはは。今じゃ、ミカが一番ちびっ子だもんねぇ?」
ミカ「う、うるさいなぁ!そんなに小ちゃくないもん!」
フミコ「ふふ。そんなに気にしなくていいと思うよ?」
こころ「……」
こころ「あ!」 フミコ「え?」
こころ「やっと思い出した!」
こころ「"教育長"に伝える事があったんだよ!」
ヒデコ「伝えること?」
こころ「ごめんなさい!私、ちょっと失礼します!」
こころ「書棚の整理お願いしてもいいですか!?」
ミカ「う、うん。それはいいけど」 ダッ!
ミカ「あっ」
タッタッタッタッ……
ヒデコ「……行っちゃった。」
ミカ「なに思い出したんだろ?」
フミコ「……」
フミコ「あ」
ミカ「へ?」
ヒデコ「なに?」
フミコ「そう言えば、今日って……」 相も変わらず、可愛いとアンニュイを愛し
堅苦しい事を良しとしない、天界の人々。 こころ「ハァッ!ハァッ、ハァ……っ」タッタッ
こころ「……あっ!」
「……」
こころ「教育長!」
「……」
こころ「──教育長っ!!」
「!」
「……あ、ごめんなさい。」
絵里「なにかしら?」 こころ「急に呼び止めてすみません」
絵里「ふふ、いいのよ。」
絵里「あとね、今は別に役職で呼ばなくてもいいわよ?」
こころ「……」
絵里「?」
こころ「……やっぱり、そう思っちゃいますよね」
絵里「こころちゃんもそうなの?」
こころ「はい。館長ってなんか慣れなくて……」 絵里「そうよねぇ、」
絵里「私も、役職で呼ばれると肩肘張っちゃうから、なんだか苦手なの」
こころ「そうなんですよ。」
こころ「私としては、別にいつも通りでいい気がするんですけど」
絵里「そうねぇ。」
絵里「……まぁ、本当は私たちがこんな事言ったらいけないんでしょうけど」
こころ「ですよねぇ」
絵里・こころ『ハァ……』 こころ「あ!」
絵里「え?」
こころ「あ、あの……これ、お伝えするの忘れちゃってたんですけど」
絵里「なに?」
こころ「今日の会議、議長をお願いしてもいいですか?」
絵里「……あぁ、」
絵里「そう言えば、今日だったわね。」 それぞれの幸せを見出し、
日々を謳歌している、嘗ての勇士たち
そして
今日は、それぞれの地の代表者が一堂に集う
三界交流会の日です。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます。
明日の夜にまた更新しますので
どうか宜しくお願いします。 >>93
/cVσ_VσV 本当にそうですね
とても彼女らしいと思います
>>94
/cVσ_VσV ありがとうございます
私もこう言う世界の方が好きです /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有り難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 トントントンッ
「……」
トントントントントンッ
「……」
スッ
ツバサ「……」
ツバサ「……遅い。」 ──────
───
─
「二人とも!早く早く!」
タッタッタッ
亜里沙「もう会議始まっちゃってるよぉ!」
雪穂「〜っ」
真姫「焦ることないわ」
亜里沙「え?」
真姫「送迎の天使が居眠りしてたのが悪いんだもの、私達が焦る道理はないでしょ?」
雪穂「いえ、急ぎましょうよ……」 真姫「イヤ」
雪穂「……」
真姫「大丈夫よ。いざとなったら私が全員黙らせるから」
亜里沙「だ、黙っちゃったら会議にならないんじゃ……」
真姫「ほら、着いたわよ?」
亜里沙「!」
真姫「亜里沙、よろしくね」
亜里沙「ぇえ!?わ、わたしが開けるの!?」 雪穂「まぁ、亜里沙が一番前だしね」
真姫「そうね。」
亜里沙「えぇ……」
真姫「ほら、早く」
亜里沙「〜っ」
ガチャ
亜里沙「す、すいませぇ〜んっ。」ギィ
亜里沙「……あの、遅くなりまs」
亜里沙「!!?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています