海未「紙芝居屋さんです」4
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/cVσ_VσV 皆さん、お越し頂き有難う御座います
コチラは前スレッドのpart4です。
もし、初めてお越しになった方で
このお話に興味を持って頂けたならば
下記の順番よりご覧下されると幸いです
私自身も衝撃の長さとなりましたが、
最後まで、どうか宜しくお願いします。
part1↓
海未「紙芝居屋さんです」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1601463098/
part2↓
海未「紙芝居屋さんです」2
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1606052649/
part3↓
海未「紙芝居屋さんです」3
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1609773337/ /cVσ_VσV 前スレッドからの続きとなりますが
何卒ご容赦ください。 にこ「や、やった!」
真姫「すっご……っ、音が遅れて聴こえて来たわ。」
絵里『ハァッ!ハァッ、ハァ……ッ』
フシュ……
絵里「く、くそっ、」
あんじゅ「あっ」
希「……使者が居なくなったから、強制的に術が解除されたんや」
英玲奈「……」
英玲奈「!」 ガクッ
絵里「うぅ……っ!!」ドサッ
英玲奈「え、絵里っ!!」
あんじゅ「!?」
「……間に合って良かったわ。」スッ
亜里沙「お、長!?」
真姫ママ「いくら遺骨の補助があるって言っても、あんな途方も無い力を一人で受け止めてたら、どうなるかは目に見えて明らかだったもの」
真姫ママ「だから、本人に止める気が無かった以上、ああするしか手はなかったの。使者には悪い事をしたけどもね」 ダンッ!
ほのママ「さぁ、冷え冷え鳥はもう居ないわよ!!大人しく観念しなさいっ!!」
ほのママ「今ならお尻叩き10回で許してあげるわよ!?」
絵里「っ」
ほのママ「因みに、うちの家族は全員10回以上耐えられないわ!それくらい痛いから覚悟はしてね!」
雪穂「〜っ///」
ほのパパ「……」
真姫「プロフェッショナルね。」
にこ「……っ//」 絵里「……」
ほのママ「まだ十分間に合うわ。だからその骨は返しなさい。ね?」
絵里「……間に合う?なにが?」
ほのママ「な、なにがって、」
絵里「何が間に合うのよ、ねぇ?言ってみてよ。」
ほのママ「貴方は何も無くしてないじゃないの!まだ十分取り戻せるのよっ!」
絵里「……」
絵里『烈風空破っ!!』バォオオオオッッッ!!!!!! ほのママ「フンッ!!!!」ドッ!!!!
バヒュウゥゥゥゥッッッ!!!!!!!!
絵里『うっ!!?』
あんじゅ「!?」
希「うわっ!?」
雪穂「け、拳圧で……っ」
亜里沙「〜ッッッ」 ほのママ「……気は済んだ?」
絵里「っ」
ほのママ「さぁ、八つ当たりはやめてその骨を返しなさい」
絵里「……」
絵里「…………むわけ……」
ほのママ「え?」
絵里「──ッ!!!」ガバッ
絵里「済むわけないでしょっっっ!!!!!!」 ほのママ「……」
絵里「私の人生だったんだよっ!!?幸せになれたハズなんだよっ!!?」
絵里「それをアイツがっ!!全部っ!!!全部ぜんぶ奪って行ったっっっ!!!!!!!」
絵里「もう帰って来ないっ!!!もう帰って来ないのにっ!!なのにっ!」ザッ
ほのママ「!」
絵里『間に合うってなによぉおおおっっっ!!!!!!!!』バッ!!!
ビュォォオオオオオオオオオッッッ!!!!!!!! ほのパパ「!?」
雪穂「お母さんっ!!!」
海未ママ「……っ」ピクッ
ズシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ………………
ほのママ「……」
ほのパパ「っ」
雪穂「……あっ、よ、避けてたんだっ」
海未ママ「……」ハァ 絵里「ハァッ!ハァッ、ハァ……ッ」
ほのママ「……」
絵里「なんでっ、なんでよぉ……っっ」
絵里「生徒長になってっ……みんなの規範になって……仲良く暮らして……っ」
絵里「ただっ……普通に生きたかっただけなのに……っ!!」
ほのママ「……」
絵里「ッッッ」
絵里「アイツだって!!アイツだってそこには居たのよっっ!!?!?」 絵里「私が願った人生にはね!?アイツだって居たのっ!!!!」
絵里「また5人で仲良くしたいって!!いつだって願ってたッ!!!!!!」
ほのママ「……」
絵里「だからっ、それさえ忘れられれば!この恨みからも解放されるってっ、そう思ってたのにっ!!」
絵里「消えないのよっ!!!何度も聖天術で消そうとしたっ!!それなのにっ!!!」
絵里「あの頃が幸せ過ぎて消えないのっ!!!」
「消えないのよぉおおおおおっっ!!!!!!」 あんじゅ「ッ……ッッ」
希「ぅっ……」
英玲奈「えり……っ」
理事長「……」
絵里「うぅっ……うぅぅっ……っ」
絵里「アイツさえっ……っ!!アイツさえ居なかったら……っ、こんな事に……」
絵里「悪者になんてならなかったのに……っ!!」
ほのママ「……」 ほのママ「……悪者なんていないわ。」
絵里「〜ッッッ」
ほのママ「ここには、悪い事をした子供と、している子供が二人いるだけ」
絵里「ッッッ」
ほのママ「一人は反省して、今もその罪を償ってるわ。」
ほのママ「そして、もう一人は立ち直れずに、その子と同じ様な罪を犯している」
絵里「……罪?」 絵里「幸せな世界を新しく作るのが……罪なの?」
ほのママ「違う。貴方がやろうとしてる事は、出会ってしまった困難を放ってただ逃げているだけよ」
絵里「っ」
ほのママ「また同じ様な事があったら、次の世界でも作り直すつもりなんでしょ?」
絵里「……当たり前よ。何度だって作り替えてみせるからっ」
絵里「貴方たちが、どれだけ私の邪魔をしようともね」
ほのママ「──ッ!」カッ ほのママ「このおバカッ!!!」バッ
スカッ!
ほのママ「……え?」
スゥ……
ほのママ「は!?ぇえっ!!?」
真姫ママ「!?」
希「え、えりちが……消えたっ!!?」
亜里沙「ど、どうなってるんですか!!?お姉ちゃんは!!?」 にこママ「ねぇ!あんな霞みたいに消える呪文もあるの!?」
にこ「なんで私に聞くのよっ!!」
真姫「〜っ」
あんじゅ「基本呪文にはないわね」
亜里沙「そ、それじゃあっ、」
あんじゅ「えぇ。たぶんアレが……」
真姫ママ「っ」
『やっぱり便利な術だわ』 ほのママ「──ッ!!?」バッ
絵里「使い所もバッチリ。みんなも見事に騙されたみたいね」
あんじゅ「え、絵里っ!!」
絵里「凄いでしょ?私の"自分複製呪文"。」
絵里「姿形はもちろん、声とか仕草とか、考え方まで全部そのままの私を作り出せるのよ?」
真姫ママ「……」
真姫ママ「本当に優秀な子だわ。思わず拍手しそうになったもの。」
絵里「あら、してくれていいのよ?」 英玲奈「その感じ……お前また、」
絵里「また?またってなに?」
希「……どこから覚えてるの?」
絵里「え?どこから?」
絵里「大寒鵠が負けたのは分かるわよ?」
あんじゅ「絵里……っ」
絵里「さてっと、」
絵里「聖天術で身体もリフレッシュしたし、今度こそ全員大人しくさせてみせるからね。」 単純な分身じゃなく複製か
能力まで再現してるならとんでもないな ほのママ「……困ったわ。」
にこママ「えぇ、」
にこママ「あの子、まさかここまで壊れてるとは思わなかったもの」
海未ママ「関係ありません。引っ叩いて縛り上げて大人しくさせるだけです」
真姫ママ「それだけじゃ駄目なのよ。あの子自身に納得させないとっ、」
海未ママ「納得?今の彼女に、それだけの良識が残ってるとは思えませんが。」
真姫ママ「〜っ」
理事長「……」 2スレ目で止まってたけど4スレ目突入したのか…
頑張って追いつくか 絵里「あぁ、また長たちと闘うのね?分かった。」
絵里「……じゃあ、次は原生呪禁術のもう一角をご披露してあげる。」
真姫ママ「──ッ!!」
絵里「ふふふっ、長なら分かるでしょ?」
絵里「こんな近距離で大穴が開いたりしたら、飛べない子はみんな死ぬわね。」
真姫ママ「み、みんなっ!!」
海未ママ「ッッッ」ザッ キンッッッ!!!!!!!!
海未ママ「……」チャキッ
ボワァ……
海未ママ「なっ!!?」
絵里「そっちも私じゃないわ。残念ね。」
海未ママ「……ならばっ、」グッ
ほのママ「待ちなさいっ!!」 海未ママ「なんですか!?その手を離しなさいっ!!」
ほのママ「貴方が本気で斬りかかったら死んじゃうでしょ!?」
にこママ「そうよ!それに、あの子を殺したりしたら私達がここに来た意味がないじゃない!!」
海未ママ「そんな悠長な事を言っている場合ですか!?この世界が無くなるんですよ!?」
絵里「世界自体は無くならないってばぁ〜、話聞いてたぁ?」
海未ママ「減らず口をっ!!」カチャッ
にこママ「だから待ちなさいっての!!」ガシッ 絵里「ハァ……」
「お、お姉ちゃん……っ」
絵里「あら、亜里沙。」
亜里沙「っ」
絵里「少しだけ大人しくしててね?今度は絶対に幸せになれる様に頑張るから。」
亜里沙「……」
亜里沙「……わたしね?」
絵里「ん?」
亜里沙「私、辺境でお姉ちゃんたちと過ごした時間も」
亜里沙「大好きなんだよ。」
絵里「……」 >>20
/cVσ_VσV 簡単な呪文なら使えるのですが
本物には遠く及ばない様です。
>>22
/cVσ_VσV ありがとうございます。
随分と長くなってしまいましたが
またお付き合い頂ければ嬉しいです。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 >>29
/cVσ_VσV 波乱のひと時ですからね
なにが起こるか分からないです
>>30
/cVσ_VσV どちらかと言いますと
鍵を握ってるのはあの人です
>>31
/cVσ_VσV 吹っ切れた天才+最強補助アイテム
この組み合わせがとても厄介です。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 三界最強の5人を前に、完全敗北した絵里。
追い詰められ、自身の心情を吐露する絵里と
それを受けた、ほのママによる懸命な説得を経て
事態は、このまま収束へと向かうかと思われた
……しかし、 ──スッ
亜里沙「!?」
絵里「……もういいや。聞きたくない。」
亜里沙「お、お姉ちゃん!!」
真姫ママ「っ」
絵里「これでみぃ〜んな黙らせて、そのあとゆっくり作り変えればいいんだもん。簡単な話よね?」
絵里『……』スッ 真姫ママ「!?」
真姫ママ「みんなっ!自分のチームリーダーの所へ集まりなさいっ!!」
英玲奈「ねぼ助たちは私がつれていく!他は今まで通りに行けっ!!」
あんじゅ「と、飛ぶのはいいけど、熱気はどうするの!?中級程度じゃ気休めにもならなかったのよ!?」
希「ッッッ」
凛「ね、ねぇ、どこかへ転移すればいいんじゃない?そうすれば」
あんじゅ「ダメよ!そんな事したら、その隙に落日を唱えられるわっ!」 『混沌より来れ。始まりの熱を秘めたる神木よ。』
……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ
真姫「あ、あいつ唱え始めたわよっ!?」
海未ママ「詠唱を止めれば問題ないはずです。やはり、ここは私がっ」
希「……いや、恐らくアレも本体じゃない。」
海未ママ「!」
希「何処かにいる、えりち本人の真似をして唱えてるだけや」 海未ママ「な、ならば本体は見つけられますか!?」
希「っ」
凛「う〜んっ、力がグルグルしてて全然見つけられないよぉ」
あんじゅ「ごめん……私もだわ。」
海未ママ「〜っ」
雪穂「あ、辺り一面を攻撃してみたらどうですか!?」
真姫ママ「……もう、みんな上級を使うだけの余力が残ってないのよ。ごめんなさい。」
雪穂「うっ、」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッ
にこ「や、ヤバいわよ!?なにか来そうな感じがするわっ!!」
ミカ「一応、全員集まりました!」
ヒデコ「やっぱり転移しますか!?」
真姫ママ「〜っ」
真姫「……あんたっ!!なんか便利道具持ってないのっ!!?」
ほのパパ「ッッッ」ブンブンッ
ほのママ「も、もう時間がないわっ!!子供たちだけでも──」
「みんな〜先に行って〜」 ほのママ「!?」
理事長「私がぁ〜、なんとか時間を稼ぐからぁ〜」
にこママ「あ、あなた……っ!」
海未ママ「っ」
真姫ママ「やめなさいっ!貴方もうそんな余裕はないでしょう!?」
理事長「まだ少しくらいなら大丈夫だよぉ〜?」
理事長「お母さんパワーでぇ〜、もうちょっとだけ頑張れまぁ〜す」 真姫ママ「その後はどうするの!?ドアを閉じたら熱気で死ぬわよっ!!?」
理事長「えへへ〜」
希「そうだよっ!!あんなの耐えられる訳ないっ!!」
「……なら、私も残るわ。」
理事長「!」
あんじゅ「……」
希「あ、あんじゅ!?」
真姫ママ「なに言ってるのっ!!絶対にダメよっ!!」 あんじゅ「いいから、みんなは呪文で天界にでも逃げて」
あんじゅ「私もここで、粘れるだけ粘ってみるから」
英玲奈「ふざけるなっ!!!だったら私も残るぞっ!!」
希「な、ならウチだって残るっ!!」
真姫ママ「貴方たち……っ」
理事長「……」
理事長「……ありがとぉ〜、」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッ
理事長「でもねぇ〜?もういいのよぉ〜」
あんじゅ「……っ」
理事長「こうなったのはねぇ〜、前のも含めてぇ、ぜぇ〜んぶ私のせいだからぁ〜」
英玲奈「そ、そんなわけないだろうっ!!コレは私たちのっ」
理事長「生徒たちのことを〜、卒業するまでちゃんと見守ってあげられなかったんだも〜ん」
理事長「きっと〜、これが私の罰なのよぉ〜」 希「そ、そんなん理事長のせいじゃ……っ」
あんじゅ「っ」
理事長「……」
フワ…
あんじゅ「!?」
英玲奈「!」
希「うわっ!」
理事長「……」ギュッ
理事長「最後くらいは、ちゃんと守らせて。」 あんじゅ「っ……なん、でっ……そんなっ」
希「っ……ゥッ」
英玲奈「うぅっ……」
理事長「うふふふ〜♪」ナデナデ
ほのママ「あ、あなた……っ!」
真姫ママ「ッッッ」
にこママ「ぐぅっ……ッ」
海未ママ「っ」
スッ
理事長「さぁ〜、準備が出来たら行ってちょうだ〜い。」 『芽吹く大地は永劫の焔を産み出し、』
『大乗の火舎香炉にて灰となる……』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッッ
あんじゅ「ぐぅ……うぅっ!!」
希「うあぁああああぁっ!!!!!」
英玲奈「くそっ!!くそぉおおおああっ!!!!!」
ほのママ「行くわよっ!!早くっ!!!」
にこママ「アナタたちっ!!!グズグズしないでっ!!!」
真姫ママ「飛ぶわっ!!さぁ捕まって!!」
海未ママ「くっ!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
理事長「……」ザッ
絵里『……』
スッ
『呪禁術』
絵里『阿鼻獄ノ大炎──』
ガシッ!
絵里「!!?」
「捕まえた。」 グイッ!
絵里「うっ!!?」
理事長「!?」
『雷光蒼檄』
バチバチバチバチバチッッッ!!!!!!
絵里「がっ──ッ!!?」ビリリッ
真姫ママ「!?」
ほのママ「えっ!?」 ドサッ
にこママ「なっ、なに!?なにが起きたのっ!!?」
海未ママ「……あれは、」
真姫「ッッッ」
にこ「ま、真姫っ、アイツって……」
「……」
希「なっ……ぁ……っ!!」
英玲奈「……おまえっ、」
あんじゅ「つ──ッ」
あんじゅ「ツバサっっ!!?!?」
ツバサ「……」 最後の原生呪禁術を使わんとする絵里
戦えない者たちまでをも巻き込む術を前に
悔恨の念と共に、彼女たちを守らんと
一人、巨凶を前に佇む天使長。
彼女の命を奪わんとする絵里の大神木は
しかして、予想外の人物に強襲を受けました
天使監督官・ツバサの復活です。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
所用により、明日は合間が無く
大変申し訳ありませんが、
次の更新は明後日となってしまいます
長くお待たせしてしまいますが、
何卒、ご容赦の程お願い致します。 理事長が本気なら、余裕で解決できると思ったけど、そう言う訳でもなさそう >>52
/cVσ_VσV 恐縮です。
ツバサは果たして……
>>53
/cVσ_VσV 流石は英玲奈先生です。
>>54
/cVσ_VσV ご迷惑をお掛けします。
>>55
/cVσ_VσV ありがとうございます。
>>56
/cVσ_VσV 術関係や権限はとても強い方ですが
事情があるのでしょうか /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 理事長「つ、ツバサちゃんっ!」
ツバサ「……」
ほのママ「はあぁぁぁ……っ、じゅ、寿命が縮んだわっ。」
にこママ「ホントよっ!てっきりもうダメかと思ったもの!」
真姫「まったくぅ!もっと早く起きなさいよね!」
花陽「か、監督さん……っ!」
にこ「あんた……」 絵里「」
亜里沙「おっ、お姉ちゃん!?お姉ちゃん!!」ダッ
雪穂「亜里沙!」グイッ
亜里沙「だ、だって!お姉ちゃんがっ!!」
あんじゅ「落ち着きなさい!少し気を失っただけよ!」
亜里沙「〜ッッッ」
あんじゅ「……それよりもっ、」
希「っ」 ツバサ「……」
英玲奈「ッッッ」
英玲奈「おいっ!ツバサ!」
ツバサ「……英玲奈、」
英玲奈「一体、どういう事なんだっ、」
ツバサ「……」
英玲奈「どうしてっ!!」
英玲奈「──どうしてお前が呪禁術を使えるんだっ!!?」 ツバサ「……」
ツバサ「……ごめんね。」
英玲奈「!」
ツバサ「絵里に復讐されて、そのあとちゃんと復活する事が出来たら、こうするつもりだったの」
ツバサ「本当は、最初から全部私がしなきゃいけない事だったんだけど、やっぱり間に合わなくて……」
あんじゅ「……アナタ、こうなる事が分かってたの?」
ツバサ「……」 希「肆号やね?」
ツバサ「……この未来は、穂乃果から絵里の話を聞かされた時に決まったの。」
英玲奈「!」
ツバサ「何か出来る時間なんて、ほとんど無かったんだけど」
英玲奈「そんな事はいいっ!!」
英玲奈「それよりもっ、なぜお前が呪禁術を使ったんだ!?」
ツバサ「あはは、どうしてでしょう?」 英玲奈「オイッ!!!」
ツバサ「……ごめん。」
ツバサ「ホントの事言うと、呪禁術は今日一日で覚えたんだ。」
あんじゅ「はぁ!!?」
希「!」
ツバサ「もちろん、さっき使ったあの術だけなんだけど」
ツバサ「前々から練習しちゃったら、力が変質して今まで通り聖天術が使えなくなっちゃうし、」
ツバサ「そもそも、今日までこの未来が選択されるかも分からなかったからさ。」 英玲奈「……つまりだ、」
英玲奈「お前は、この未来を知って、先ほどの絶望的な状況を打開する為に、呪禁術を習得した。」
英玲奈「そう考えていいんだな?」
ツバサ「……」
あんじゅ「つ、ツバサ?」
希「ッ」
ツバサ「……」
ツバサ「……絵里の恨みは、私を殺したくらいなんかじゃ、もう収まらないくらいにまで大きくなってた」 ツバサ「記憶が怒りを呼び覚まして、悲しみがそれを増長してる」
あんじゅ「……」
ツバサ「絵里に殺される直前、聖天術で私に関する記憶だけを消そうかとも思ったけど」
ツバサ「絵里は、記憶に関する事柄全てに防護を掛けていた」
希「っ」
ツバサ「私への憎しみを決して忘れない様にって……」
ツバサ「……」
英玲奈「〜っ」 ツバサ「……聖天術でも呪禁術でも、もうどうしようもない。」
ツバサ「彼女に赦しを得る事も、決して叶わない」
ツバサ「そんな私に出来る事は、もうたった一つしかないの」
英玲奈「お、おまえっ……」
あんじゅ「ッッッ」
希「ツバサ……っ」
ツバサ「……」 ツバサ「……落日を使う以上、術で記憶を消し切る事も、産まれ直すと言う事すらも出来ない。」
ツバサ「この子はただ、延々と自分の理想だけを求めて、たった一人で世界を繰り返し続ける。」
ツバサ「あるかどうかも分からない、彼女だけの楽園を求め続けて」
ツバサ「……絵里の地獄はね、私と出逢った瞬間から始まったのよ。」
あんじゅ「ツバサ……っ」
希「〜っ」 ──ザッ
英玲奈「……させないぞっ、」
ツバサ「……」
英玲奈「ようやく絵里の大バカが止まったと思ったら、今度はお前とはな。」
英玲奈「なんだ。次は二人だけの世界でも作るつもりか?」
ツバサ「……」
英玲奈「何にしろ、そんな物は絶対に阻止してみせる」
英玲奈「その後、お前ら二人揃ってみっちり説教してやるからな。覚悟しろよ。」 ツバサ「……」
英玲奈「ツバサぁーッ!!!」ザッ
「どいてっ!!」
英玲奈「!?」
あんじゅ「えっ!?」
にこママ「しばらく大人しくして貰うわっ!!」バッ
海未ママ「困ったものです」チャキッ
ツバサ「……ごめんね、みんなっ。」
ツバサ『──ッ!』ググッ シュンッ!!!
にこママ「うっ──ッ!!?」ズザッ
海未ママ「!?」グッ
英玲奈「なっ!?」
希「ど、何処に行ったん!!?」
真姫ママ「……アレ、聖天術の完全詠唱破棄よね。」
理事長「……」
あんじゅ「マズい、マズいわっ!!」 亜里沙「な、なにがマズいんですか?」
あんじゅ「……絵里の時は、彼女が遺骨を持って調子に乗ってたからまだマシだったけどっ」
あんじゅ「この状態で逃げられたら、直ぐにでも例の落日って奴を唱えられてしまうわっ!」
ほのママ「何処に行ったか分からないの!!?」
希「さ、参号と肆号の連結作動でなら見つけられるんやけど……」
英玲奈「そんな時間はないっ!!直ぐに探しに行くぞっ!!」 /cVσ_VσV ごめんなさい
昨夜は寝落ちしてしまいました
今日の夜に続きから更新しますので
どうか宜しくお願いします。 >>74
/cVσ_VσV ごめんなさい
必ず何とかします。
>>75
/cVσ_VσV 彼女もずっと悩んでいたのですが
行き着いた先は、絵里と同じでした。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
遅くなって本当に申し訳ありません
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 あんじゅ「待ってよっ!!」
英玲奈「なんだっ!!?」
あんじゅ「いいからっ!これだけ聞かせてっ!!」
英玲奈「ッッッ」
あんじゅ「……」
あんじゅ「……知っている人全員に、コレを問うわ」
理事長「……」
あんじゅ「例の術、落日について詳しく説明して。」 真姫ママ「……」
にこママ「っ」
英玲奈「今さらそんな事を聞いてどうする!?時間の無駄だっ!!」
あんじゅ「文言とか術の全容が分かれば、対策が取れるかも知れないでしょ!!?」
希「ふ、二人とも落ち着いてっ!!こんな事してる場合じゃ──」
英玲奈「あぁその通りだっ!!私は行くぞっ!!!」
「英玲奈ちゃん。」 英玲奈「!」
理事長「……」
英玲奈「り、理事長?」
理事長「……っ」
英玲奈「なんなんだっ、早くしてくれ。」
理事長「……正直に言うわ。」
理事長「多分、もうどうやっても間に合わない」
英玲奈「!!?」
理事長「私たちは、落日発動の阻止に失敗したの。」 英玲奈「ばっ、バカなっ……」ガクッ
あんじゅ「っ」
理事長「……ごめんなさい。」
理事長「コレは、ツバサちゃんの思惑を知れなかった私のミスよ……」
希「ッ」
英玲奈「〜っ」
英玲奈「ま、まだ分からないだろうっ!!?」 理事長「……」
英玲奈「終わってもいないのに、アンタはここで諦めるのかっ!!?理事長っ!!」
亜里沙「っ……っっ」
真姫「う、嘘でしょ……っ?」
花陽「うっ……うぅ……っ」
真姫ママ「……」
真姫ママ「ミナミン。」
理事長「……」
真姫ママ「貴方、どうして……」 理事長「……これから起こる事。落日の発動と、その出来事を話すわ。」
英玲奈「ぐっ……ッ!!」
理事長「落日の力は、先ず」
英玲奈「理事長っ!!!」
理事長「お願い、聞いて」
英玲奈「くぅっ!!」
理事長「……」
理事長「……落日は、最初に全ての環境をリセットするの」 理事長「淀んだ空は晴れて、枯れてしまった地には緑が茂り、草原には花が咲き誇る。」
理事長「そして、それら全てが嘗ての豊かさを取り戻した、その時──」
理事長「この星の、最後の歌が聴こえてくるわ。」
あんじゅ「さ、最後のうた……?」
英玲奈「っ」
理事長「地上の生きとし生けるもの達に、安らかな眠りを与える為の歌」
理事長「これは、死が近い生き物ほど早く眠りに誘われるみたい」 真姫ママ「っ」
理事長「そうして、この星に眠る命を吸い上げて、あの骨が完全な形を取り戻した時、再構築は始まるの」
理事長「……それはつまり、今ある世界の終わりを意味する。」
ほのママ「お、終わりって……っ」
海未ママ「〜っ」
雪穂「っ……ぅっ」ガタガタッ
凛「やだぁ……やだよぉ……っ」ギュッ
真姫ママ「……」スッ 英玲奈「な、なら!その詠唱さえ止められればいいんだろっ!!?」
英玲奈「今ならまだ!!」
理事長「詠唱は、それほど長くは掛からないわ」
英玲奈「!?」
理事長「恐らく、今にでも……」
英玲奈「……っ」
英玲奈「…………結局、駄目なのか……?」 あんじゅ「ッッッ」
希「英玲奈……っ」
英玲奈「じゃあ、私たちの頑張りって……一体なんだったんだ……?」
英玲奈「6年も前から、幸せになるために頑張ってきたのに……今、全てを否定された気分だよ……」
理事長「っ」
英玲奈「…………あぁ、そうか。」
英玲奈「絵里も……きっとこんな気持ちだったんだろうなぁ」
英玲奈「……」
「大丈夫っ!!!」 英玲奈「!?」
あんじゅ「!」
希「えっ?」
穂乃果「……」
こころ「っ」
ことり「〜っ」
理事長「!」
ほのママ「あっ!!」
雪穂「お、お姉ちゃん!?」
にこ「〜っ!」
にこママ「こ、こころ!?」 穂乃果「……」
英玲奈「……お前たち、気が付いていたのか。」
穂乃果「えへへ、ついさっきなんだけどね?」
あんじゅ「残念ね。そのまま眠ってた方が楽だったのに、」
希「あ、あんじゅ!!」
あんじゅ「だってそうじゃない。どうせもう終わりなんでしょ?」
あんじゅ「今さら、何をどう頑張ったって……」 穂乃果「終わってなんかない」
あんじゅ「分かんないおバカさんね。終わるまでずぅーっと言ってればいいわ」
穂乃果「……」
ほのママ「穂乃果……」
ほのパパ「……」
雪穂「お姉ちゃん……っ」
穂乃果「……大丈夫。」
穂乃果「困った時の、神頼みだよ!」 あんじゅ「は?」
穂乃果『……』スッ
『Трудности в жизни. Удачи. Судьба . Сила изменить .Любовь. Мэри Поппинс』ヒィィイイインッ
理事長「!?」
英玲奈「えっ!?」
穂乃果『──ッ!!!』カッ!
『聖天術・スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスッ!!!』 ★。、::。.::・'゜☆。.::・'°★。、::。.::・'.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★。、:*:。.:*:・'☆。.:*:・'★。、:*:。.:*:・'.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★。、::。.::・'゜☆。.::・'°★。、::。.::・'
.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡 ★。、:*:。.:*:・'☆。.:*:・'★。、:*:。.:*:・'
.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆彡 ★彡 ☆彡 ★彡 ☆彡
ズァアアアァアアアアアアアァアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!
あんじゅ「なっ!?なにこれっ!!?」
英玲奈「うぉおおおっ!!?流れ星がっ……こんなにっ!!?」
ことり「す、すごいっ!私がやっても、三つか四つくらいしか流れないのに……っ」 穂乃果『〜っ!』スウゥゥッ
『みんなをっ!!助けてくださぁあああああああああああああああいっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!』ゴッ!!!
ズ
キ
ュ
ウ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
ゥ
・
・
・
・
・
・
・
。
──キランッ☆ 理事長「!」
英玲奈「か、叶ったっ!!!」
ことり「〜っ」
穂乃果「よしっ!!」
希「……」
真姫「……」
にこ「……」
あんじゅ「……で?」 穂乃果「へ?」
あんじゅ「コレで、何がどう大丈夫になったのよ。」
穂乃果「……ん〜、」
穂乃果「分かんないっ!!」
あんじゅ「……」
「……ふふっ。」
理事長「あっはっはっはっ!」 あんじゅ「このっ!」ポカッ
穂乃果「うぃ!?」ガクッ
英玲奈「ハハハッ」
こころ「はぁ……」
真姫「……」
にこ「ホント、アホの子ね。」
凛「あははっ、なんか仲良くなれそう!」
花陽「……えへへ、」
希「穂乃果ちゃんらしいなぁ〜」
ことり「だねぇ〜♪」 理事長「穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん?」
理事長「えらいえらい♪」ナデナデ
穂乃果「やった〜♪」
理事長「……みんなぁ〜、」
理事長「ダメ元でぇ〜、一つ試してみたい事があるのぉ〜」
英玲奈「!」
あんじゅ「っ」 理事長「協力してくれるぅ〜?」
あんじゅ「あ、当たり前よっ!!」
希「それって、何か対策があるってこと!?」
理事長「どうなるかは〜、ちょ〜っと分からないけどねぇ〜」
英玲奈「なんでもいいっ!!手があるのなら教えてくれっ!!」
理事長「えっとねぇ〜?構築が終わるまでにはぁ〜、幾ばくかの猶予があるの〜」
理事長「だからぁ〜、その時間でぇ〜」
理事長「壱号と肆号の連結作動を使おうと思うの〜」 彼女は願っていました
自分さえ消えれば、親友はまた幸せになれる
懺悔の言葉とともに、聖天術で消えたツバサ
そして、残された時間と三界の勇士たちは
只々、絶望の淵に瀕していました。
そんな、暗闇の世界を塗り替えるが如く
鶴の一声を発したのは、我らがおバカ天使"穂乃果"
天使が使う本意気の神頼み、
【スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス】
穂乃果の願い、みんなを助けて欲しい
これがどう叶うのかは定かではありませんが
消沈したみんなの目に
再び希望の火が灯ったことは間違いありません
一縷の光が、皆に射し込みました。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 まるで雨に止めと言うがごときパワープレイ…!こうでなくては…! 乙
ついに真打、ウルトラスーパー超弩級グレートアホの子(誉め言葉)満を持して登場ですね
重苦しい場の空気が急にばっと変わるようにやはり彼女がいないと始まらない
AAを用いた膨大な数の流れ星の演出もお見事としか >>101
/cVσ_VσV 穂乃果ならではの力ですね
>>102
/cVσ_VσV はい、まさに主人公です。
>>103
/cVσ_VσV ありがとうございます
このご挨拶も何度目でしょうか
>>104
/cVσ_VσV 場を変えられる特別な力を持つ
変テコ天使の推参です。
AAは少しズレてしまいました
お恥ずかしい限りです。
お褒めの言葉、ありがとうございます。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 穂乃果「!」
英玲奈「い、壱号と……肆号?」
真姫「ちょっと!!」
理事長「?」
真姫「まさか、時間改変で金髪魔女とボンクラの確執を無かったことにするつもりじゃないでしょうね!?」
あんじゅ「……」
真姫「言っておくけど、そんな昔の歴史を変えてしまったら、それこそ世界再構築と同じ事になるわよ!!」 理事長「ん〜ん。そんな昔にはきっと戻れないわ〜」
真姫「え?」
理事長「そうじゃなくってぇ〜、ツバサちゃんが絵里ちゃんを止めた直後に戻れればいいのぉ〜」
理事長「そこで二人とも抑えちゃえば〜、こんな事にはならなかったでしょ〜?」
真姫「で、でもっ!」
あんじゅ「あと数時間で終わる未来の変質を心配しても、意味なんてないんじゃないの?」 真姫「……そうかも知れないけどっ、アンタに言われるとムカっ腹が立つのよっ!」
あんじゅ「構わないって言ってるわ」
真姫「ちょっとぉ!!」
理事長「真姫ちゃんごめんねぇ〜?今回だけ許してぇ〜」
真姫「……フンッ」
真姫「好きにすれば?」
穂乃果「ありがとう!お医者さん!」 真姫「真姫よ!」
穂乃果「真姫ちゃん!!」
真姫「さ、叫ばないでっ///」
真姫ママ「……ミナミン。」
理事長「なぁ〜に〜?」
真姫ママ「肆号ってどこにあるの?」
花陽「あ"っ!?」
花陽「ご、ごめんなさいっ!!あの部屋に置いて来ちゃいましたぁ!!」 理事長「うふふ〜♪違うのよぉ〜?」
花陽「……へっ?」
凛「違う?なにが?」
理事長「今回使うのはねぇ〜、ファースト・ストーリーじゃなくてぇ〜、」
理事長「もう一冊の方なのよぉ〜」
英玲奈「!?」
こころ「"セカンド・ストーリー"ですか!?」
理事長「そぉ〜♪」 にこママ「……セカンド・ストーリーってどんなんだっけ?」
にこ「だ、だから私に聞かないでよっ!」
こころ「ファースト・ストーリーに書かれている歴史を改変する為の道具ですよ。」
にこママ「さすが我が娘〜♪」ムギュッ
こころ「うににっ……」ググッ
あんじゅ「てゆーか、少し戻るだけなら──」グイッ
穂乃果「おわっ!?」
あんじゅ「この子のコレだけで戻れるじゃない」ファサ 穂乃果「そ、そうだ!穂乃果のコレだった!」パッ
英玲奈「あぁ、壱号はねぼ助が持っていたんだったなぁ」
ほのママ(えっ、あの子のヘアゴムが?)
雪穂(お姉ちゃん……そんな凄いの持ってたの……?)
理事長「それが駄目なのよぉ〜」
あんじゅ「ど、どうしてよ?」
理事長「壱号単体の力ではねぇ〜?本当に大雑把にしか戻れないの〜」 理事長「原始時代に戻りたぁ〜い、とかだったら使えるんだけどねぇ〜」
穂乃果「ぇえ!?前に使った時はちゃんと戻れたよ!?」
理事長「いい事聞いてくれましたぁ〜♪」
穂乃果「へ?」
あんじゅ「なんなのよ」
理事長「あんじゅちゃんが天界に来たあの日〜、実は穂乃果ちゃんは〜」
理事長「連結作動を成功させていたのでしたぁ〜☆」 あんじゅ「!!?」
穂乃果「えっ!?」
こころ「はっ!?」
理事長「びっくりしたでしょ〜?」
英玲奈「ど、どう言うことなんだ!?あの時ツバサは居なかったハズだぞ!?」
理事長「ん〜ん〜。ちゃんと近くに居たわよ〜?」
ヒデコ「あ、あははっ」
フミコ「理事長。そろそろ種明かしを……」 ミカ「私達からお話ししますか?」
理事長「待って待ってぇ〜!私からお話するからぁ〜」
フミコ「……もうっ、」
理事長「あ〜、その前にかくに〜ん」スッ
ことり「え?」
こころ「?」
理事長「ファースト・ストーリーを使えたのってぇ〜、ことりとこころちゃんなのよねぇ〜?」 ことり「う、うん。」
こころ「そうですっ。」
理事長「なら〜、セカンド・ストーリーを使うのは〜、貴方たち二人のどちらかになるわ〜」
こころ「で、でもっ!セカンド・ストーリーって確か、この世の理の外で……とかって書いてませんでした!?」
ことり「そ、そうだよぉ。ことりも、あの文面だけ意味が分からなくてぇ……」
理事長「うふふ〜。監督ちゃんはもう何度も使ってるわよ〜?」 ことり「えっ!?ど、どうやって!?」
こころ「てゆーか、そもそも何処にあるんですか!?」
理事長「……その答えはねぇ?」スッ
──ガチャッ
ことり「!」
こころ「あっ!!」
穂乃果「んぇっ!!?」
理事長「この中にあるのぉ〜♪」 彼女たちに残された、最後の頼みの綱
壱号と肆号Sを用いた連結作動の力で
直近の過去改変を試みようと提案した
ほんわか天使長のミナミン。
しかし、未だ誰も見た事のない、
幻の天界道具、セカンド・ストーリーでしたが
その所在はなんと、
天界細隙式零号の断層内だったのです。 ズォォオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ
英玲奈「こっ、この中……だとっ!?」
あんじゅ「ッッッ」
理事長「そうだよぉ〜」
希「なっ、なるほど、」
希「通りで、みんな使い手に成りたがらなかったワケやね……」
ことり「こ、この中から取り出すの?」
理事長「ん〜ん。」
理事長「この中に入るのぉ〜」
ことり「」 『はぁああぁあああああああああああああッッッッ!!?!?!?』
にこ「こっ、こ……この中にっ、入る……っ!?」
理事長「うん〜♪」
あんじゅ「は……はは……冗談でしょっ……?」
ことり「〜っ」
こころ「ヒッ……ヒイィィッ……っ!」
理事長「この断層内はねぇ〜、現実がものすご〜く希釈された世界なの〜」 真姫ママ「現実が……希釈?」
理事長「つまり〜、断層内で何かが起きても〜、それをハッキリと認識出来なくなっちゃうのよぉ〜」
理事長「例えば〜石ころを投げても〜、その石ころを投げたって事実がぁ〜、ホントに有ったのかどうか分かんなくなるのぉ〜」
フミコ「り、理事長。それも少し違うと思いますっ」
凛「???」
穂乃果「」プシュ-ッ
にこ「……え?なに?中が石ころまみれってこと?」 理事長「でも大丈夫〜。その為に漆号ちゃんズがいるんだからぁ〜」
ヒデコ「えっへん!!」ドンッ
ミカ「その通りですっ!!」バンッ
フミコ「やっと……やっと、七つ道具の威光を示せる時が……っ」グスッ
真姫「?」
真姫「入るのはこの子たちなんでしょ?」
こころ「こっ、ことりさぁ〜んっ」ギュッ
ことり「こころちゃ〜ん……っ」モギュ 理事長「真姫ちゃ〜ん、それは少し違うわ〜」
真姫「へ?」
理事長「実はねぇ〜?この中には〜力を扱える人しか入れないのよぉ〜」
理事長「だからぁ〜、必然的に〜天使か魔女だけになっちゃうのよねぇ〜」
あんじゅ「え"っ!!?」
希「ま、まさかウチらも!?」
真姫「……」ホッ
にこ「中立やってて良かった……」 理事長「それではぁ〜、これから零号に入る子たちを発表しまぁ〜す♪」
理事長「まずは〜、天使チームぅ〜。」
希「ちょちょっ!!ちょっと待って!!」
理事長「なぁ〜に〜?」
希「セカンド・ストーリーを使えるのが、ことりちゃんとこころちゃんの二人だけなんやろ!?」
希「他の人が入る意味あるん!?」
理事長「二人の補助をしてあげて欲しいの〜」 希「ほ、補助?」
理事長「それにぃ〜、二人だけじゃ不安になっちゃうでしょ〜?」
希「は?」
理事長「おねがぁ〜い♪」
希「」
希「うっ──!?」
バタッ
あんじゅ「……チッ」
英玲奈「はは、懐かしい光景だな。」
希「」ドクドクッ /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので、
お付き合い頂ければ幸いです。 >>128
/cVσ_VσV 元祖おねがぁいですからね
変態さんには堪らない様です
>>129
/cVσ_VσV ありがとうございます
>>130
/cVσ_VσV さすがは主人公です /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 理事長「じゃあ〜、天使チームから発表して行くねぇ〜」
理事長「天使チームはぁ〜、穂乃果ちゃん、こころちゃん、ことり、英玲奈ちゃ〜ん。」
穂乃果「よぉーしっ!!」
こころ「な、なんで気合い入ってるんですか!?」
ことり「ひいぃぃぃ……っ」
英玲奈「……腹を括るか。」 理事長「続いてぇ〜、魔女さんチームぅ〜」
理事長「魔女さんチームはぁ〜、希ちゃん、凛ちゃん、あんじゅちゃ〜ん。」
希「うわぁ〜……」
凛「り、凛もっ!?」
あんじゅ「……」
あんじゅ「長と亜里沙は?」 理事長「二人は外チームだよぉ〜」
あんじゅ「外?外でもなにかするの?」
理事長「んっとねぇ〜、私が零号を使ってる間ぁ〜、とっても無防備になっちゃうからぁ〜」
理事長「他の人に守って貰いたいのぉ〜」
真姫ママ「守るって、一体なにから?」
理事長「落日の影響からだよぉ〜」 亜里沙「ど、どうやってですか!?」
理事長「えへへ〜」ゴソゴソ
理事長「じゃ〜ん!」パッ
亜里沙「?」
希「なんやそれ?磁石?」
英玲奈「音叉じゃないか?」
あんじゅ「……」
あんじゅ「あっ!」 理事長「うふふ〜♪」
あんじゅ「天光苑断っ!!」
希「ぇ……ぇえっ!!?」
英玲奈「な、なんで理事長が!?」
理事長「さっき絵里ちゃんが落としたのをねぇ〜?拾ってきたの〜」
亜里沙「い、いつの間に……」
理事長「コレを使って周囲を囲んじゃえばぁ〜、しばらくはやり過ごせると思うから〜」 真姫ママ「……つまり、外に残った人達はそれの展開と、その意地に勤めて欲しいって事?」
理事長「そぉ〜♪」
真姫ママ「私、天界道具なんて使ったことないんだけど?」
理事長「大丈夫よ〜、ちょいちょ〜いってやればいいからぁ〜」
真姫ママ「……ハァ、」
亜里沙「い、意外と簡単ですよ?」 ほのママ「私たちはどうすればいいの?呪文も聖文も使えないけど」
理事長「貴方たちはぁ〜、カイリキ君の操作係〜。」
海未ママ「カイリキ君?呪文を使う訳じゃないのにですか?」
理事長「私〜、これからウルトラC級の技を二つ同時に使わなきゃだからぁ〜」
理事長「出来れば〜、今はちょっとでも力が欲しくてねぇ〜?」 あんじゅ「ウルトラCってなによっ」
理事長「んっとねぇ〜」
理事長「先ずはこのぉ〜、天界細隙式零号の維持〜」
あんじゅ「あ、アレってそんなに難しいの?」
英玲奈「……ヤバいぞ?」
あんじゅ「は?」
英玲奈「理事長の口車に乗って、一度だけアレを使った事があるが、」 英玲奈「……全身の血管が爆けるかと思うほど、凄まじい抵抗感に襲われたよ」
あんじゅ「〜っ」
こころ「ッッッ」
希(そんな道具をホイホイ使ってるの……?)
ことり(お、お母さんって一体……っ)
真姫ママ「で?もう一つの術って?」
理事長「もう一つはねぇ〜」
理事長「……うふふ〜、お楽しみ〜♪」 ことり「???」
こころ「お、お楽しみって……」
理事長「外にいるみんなが〜、少しでも眠らない様にする為の術よぉ〜?」
英玲奈「……なんだかよく分からんが、それを使う為にカイリキ君の力が必要なんだな?」
真姫「ちょっと待って、」
英玲奈「ん?」
真姫「……」ザッ E F
●○○○○
真姫「……コレ、」
あんじゅ「うわっ」
英玲奈「ほ、ほとんど空じゃないかっ!!」
ほのママ「あなたっ!!なんで充電してこなかったの!!?」
ほのパパ「〜っ」
真姫ママ「落ち着きなさい。たぶんそれ、彼のせいじゃないから」 ほのママ「ムカつくから彼って言わないでっ!!」
ほのパパ「っ///」
真姫ママ「はいはい。貴方の旦那さんのせいじゃないって言ってるの」
海未ママ「……恐らく、あの金髪の子が全て使ってしまったのでしょうね。」
ほのママ「あっ」
真姫ママ「原生呪禁術を現出させたんだもの、いくらカイリキ君でも持たないわ」
理事長「そぉ〜なのぉ〜」 /cVσ_VσV すみません
短くて申し訳ありませんが
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので
お付き合い頂ければ幸いです。 /cVσ_VσV ごめんなさい
また眠ってしまいました
夜に纏めて更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 /cVσ_VσV お待たせしてごめんなさい
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 理事長「だから〜、絵里ちゃんが空にしちゃった分を〜なんとかみんなに充電して欲しいのぉ〜」
にこママ「どうやってよ?」
ほのパパ「……」
にこママ「え?」
ほのママ「力を使える人が、この取手を握って術を使う要領で流し込めばいいって」
にこママ「……だれが?」 ほのママ「ねぇ、だれが?」
ほのパパ「〜っ」
真姫ママ「私は天界道具で手が回らないし」
亜里沙「わ、私も……」
にこママ「あと居なくない?」
ほのパパ「……」
理事長「うふふふ〜♪」 理事長「花陽ちゃ〜ん、出番だよぉ〜?」
花陽「えっ!!?わ、わたし!?」
凛「かよちんが!?」
花陽「〜っ」
にこ「ダメよっ!!あんたまだ治ってないんだからっ!」
真姫「理事長っ!!あまりこの子に無茶させないでっ!!」
理事長「花陽ちゃ〜ん、無理っぽい〜?」 花陽「ッ」
真姫「花陽?別に貴方がやらなくても……」
花陽「……」スッ
真姫「ちょっ!!?」
凛「かよち──っ」
ズアッ!!!
花陽「!」
花陽「……ぁ、この感じ、」 理事長「どぉかしら〜?」
花陽「お、おんなじ!天界道具の時とおんなじです!」
花陽「これなら行けます!」
理事長「うふふふ〜♪じゃあお任せしちゃおっかなぁ〜」
真姫「〜っ」
凛「か、かよちん、ホントに大丈夫なの?」 花陽「凛ちゃん。」
凛「え?」
花陽「大丈夫。私に任せてっ!」
凛「!」
理事長「お願いしまぁ〜す♪」
にこ「……しょうがないわね。ここは花陽に任せましょう」
真姫「……」
花陽「ま、真姫ちゃんっ」 真姫「……はぁ、」
真姫「分かったわ。」
花陽「!」
真姫「貴方の思うままにやりなさい」
花陽「ま、まきちゃん!」
凛「えへへ」
真姫「てゆーか、それでも花陽一人しか居ないんだけど」 真姫ママ「どのくらい必要なの?」
理事長「ん〜、半分くらいかなぁ〜?」
にこママ「は、半分!?」
ほのパパ「……」チョンチョン
真姫「え?なに?」
ほのパパ「……」スッ
真姫「……あっ、コレって、」
ほのパパ「☆」グッ
真姫「……」 真姫「出来てたんならさっさと寄越しなさいよっ!!」ゲシッ!
ほのパパ「!?」ガクッ
真姫ママ「ま、真姫ちゃんっ!人様の親になんてこと……っ」
真姫「高い金踏んだくっといて、こんだけ待たせたんだから当然の報いよっ!!」
あんじゅ「……なんなの?それ、ピンクのリストバンド?」
真姫「ふっふっ。コレはね?私がこのうどん職人に鞭打って作らせた、新しい天界道具……」
真姫「その名も!パワーコネクトバn──」 ズァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!
理事長「──ッ!!!」
真姫「ちょっとぉ!!?」
あんじゅ「な、なに!?」
希「ッッッ」
英玲奈「こ、これは……っ」
穂乃果「……」
穂乃果「あっ!」 零号断層内へ突入する者
そして、零号を維持する為に外へ残る者
それぞれの役割を果たさんと
決意を胸に、動き出した矢先
それは起こりました。 シュンッ!
ツバサ「……」
絵里「」
スッ
ツバサ「……よっと、」
ズッ
絵里「」
ツバサ「……」 ツバサ「……えへへ、懐かしいなぁ。」
絵里「」
ツバサ「絵里と天界にいるのなんて、本当に久しぶりだね?」
絵里「」
ツバサ「この雲庭も、みんなでよくお昼食べてたっけ」
ツバサ「大体いつも、絵里と私が早く食べ終わっちゃって、後の三人を待ちながらお喋りして、」
ツバサ「気が付いたらお昼休みが終わってて、三人を引っ張って……教室に行って……」 ツバサ「……っ」グッ
ツバサ「……」
絵里「」
ツバサ「……絵里、」
ツバサ「今まで、本当にごめんね。」 ツバサ「貴方と仲直りする為に動いてたのに、結局、貴方を利用する事になってしまった」
ツバサ「自分で答えを出せなかったんだ。本当に弱いんだよ、私……」
ツバサ「だから、こうして今も本の筋書きに縋っていないと、行動すら起こせない」
ツバサ「そして、何かが終わってみてやっと後悔する様な、そんな奴なんだ……はは、」
ツバサ「私やっぱり、なんにも変わってなかったみたい」
ツバサ「……ホント、酷すぎるね。」 ツバサ「……」スッ
サラ…
ツバサ「……この術を発動したら、もうどうなるか分からない」
絵里「」
ツバサ「ここからは白紙の時間。事実の記載されていない世界だから」
ツバサ「もしかしたら、本当にこれでお別れかも知れない」
ツバサ「私たちの願いは、私のいない世界だから……」 ツバサ「……でも、もし上手くいったら、」
ツバサ「…………その時は……」
絵里「」
ツバサ「……」
ツバサ「ッ」バッ
『楽園。 Между нуль и Ичи. 』
『鼓動。 Не звонит малыш. 』
『胎動。 Начало конца. 』 ツバサ『再誕。Конец жизни……』
ツバサ『……』
絵里「」
ツバサ『……絵里、』
『またね』
ツバサ『──ッ!!』ババッ
『甦生術』 ──陽は昇り
地平は赤く燃ゆる
穂乃果「あっ!」
あんじゅ「えっ、なにコレ!?」
英玲奈「こ、この空は……っ」
希「夜が……いきなり明けた……」
真姫「ッ」
亜里沙「は、花!足元に花が咲いたよっ!?」 陽は登頂へと差し掛かり
この世の春を迎える
理事長「キノちゃん!!」
真姫ママ『はいはい!』キンッ
キィーーーーーンッッッ!!!!!!
理事長「コレで、暫く改変の影響は逃れられるわ」
にこママ「改変って……具体的に何が起こるのよっ!?」
理事長「この世の全てが一度崩壊した後、また新しく組み変わるの。」
理事長「そして、使用者の記憶に残っている生き物だけが、元の形へと戻る。」 やがて、翳る火を見送りながら
それは、紫黒の幕を閉じます
全ての生きとし生ける者たちは
ただ、静かに目を閉じて
ただ、安らかな夢を見て ツバサ『……ぅっ、』グラッ
絵里「」
ツバサ『ッ』
ツバサ『まだっ……もうちょっと……っ』
次の目覚めを待つこともなく
いつか、またやって来る生へと
旅立つでしょう。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
年度末で少し余裕がなく
本当に申し訳ないのですが
今週は二日置きに更新させて下さい
改めて申し訳ありません。 乙
ついにクライマックスだな
無理のないペースで続けてくれ ついに発動しちまったか
忙しい時期だから仕方ないね保守は任せろ 躊躇なく禁呪を唱えるくらいだから、ツバサも相当病んでいる >>176
/cVσ_VσV ありがとうございます
少しワタついている現状ですが
最後まで走らせて頂きます
>>177
/cVσ_VσV ありがとうございます
いつも保守して頂けて
とても有難いです。
>>178
/cVσ_VσV ツバサの行動も
側から見ると確かに病んでいますね
>>179
/cVσ_VσV ありがとうございます
>>180
/cVσ_VσV 家一軒建つお金を出して
うどんを出してくるおじさんですから
真姫の態度も致し方ないのでしょう。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 ……ザァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ
英玲奈「ぉお……っ、け、景色が……」
こころ「すごっ……木が、砂みたいに崩れてく……っ」
ことり「……色の無い砂だ、」
真姫ママ「まぁ、見る分には幻想的でとっても素敵なんだけどね。」
海未ママ「全く、笑い話にもなりません」 理事長「時間がないわ。みんなお願い。」ガチャ
ズォォオオオォオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ
穂乃果「こっ、この中……っ」
ヒデコ「ほら、行くよ!」
こころ「っ……っっ」
ミカ「何してるの!急がないとっ!」
ことり「で、でもぉ……っ」 あんじゅ「ッッッ」
希「り、凛ちゃん?お先にどう……?」
凛「イヤだっ」
英玲奈「っ」
英玲奈「──くっ!!」バッ
あんじゅ「!?」
凛「あっ!!」
希「えれ姉!?」 ヒデコ「ちょっ!!?」
「うおおぉぉぉぉぉぉぉ………………」
ズォォオオオォオオオオオオオオッッッ
ミカ「いっ、行っちゃったよ!?」
フミコ「ヒデコ!!」
ヒデコ「もぉーっ!!準備くらいさせてよぉーっ!!」ザッ
ヒデコ「うりゃぁああああああっ!!!!」
ズッ!! フミコ「さぁ!みんなも行きましょう!」
あんじゅ「あのお馬鹿ぁ……っ!」
ガシッ
希「へ?」
あんじゅ「どりゃぁああああああああああああああっっっ!!!!!!!」ダッダッダッ!
希「ぉおおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!?!?!?」ズザザザッ!
フミコ「!?」
ズォッ!!! 「あぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」
フミコ「……」
凛「……あー、」
凛「凛もなにか叫んだ方がいいのかなぁ……」
フミコ「いいから!行くよ!」
凛「待って待って!まだ台詞が思い付かな──」
フミコ「っ」ガシッ
凛「いっ!?」グイッ 「にゃぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」
ミカ「さぁ、後は貴方たちだよ?」
穂乃果「う、うん。」
こころ「ッッッ」
ことり「ひいぃぃ……」
ミカ「だ、大丈夫だよ!」
ミカ「見た感じはちょっと飛び降り自殺っぽいけど、中は落ちるなんて概念はないからさ?」 ことり「と、と、飛び降り自殺……っ!?」
こころ「ひひいぃぃぃいぃぃぃっっっ!!!!!!」
ミカ「あ」
穂乃果「──よしっ!二人とも行くよっ!!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃぁ〜んっ」
こころ「ッッッ」
ミカ「ほら、私の後に続いてね!」ピョン
ズォッ! こころ「〜っ」グッ
穂乃果「ほら、ことりちゃんも!行こうっ!!」
ことり「う、うぅ……っ」スッ
穂乃果「……せぇーのっ!!」
ザゥッ!!
穂乃果「とりゃぁああああああああああああああっっっ!!!!!!!!」ダッ
こころ「うぁあああぁあああぁぁあぁぁぁっっっ!!!!!」ザンッ
ことり「ッッッ」バッ 「穂乃果っ!!」
穂乃果「!」
ことり「ぎぃ!!?」ズザッ
こころ「うぁっ!!?」ガッ
穂乃果「あっ!」
ズォッ!!
『わぁああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………………』
穂乃果「……あらぁ、」 「ちょっと」
穂乃果「!」
真姫「……」
穂乃果「ま、真姫ちゃん?」
真姫「……コレ、持って行きなさい。」
穂乃果「え、コレって、」
真姫「必ず役に立つから」
穂乃果「……」
穂乃果「うん。ありがとう!」 真姫「……」
穂乃果「?」
真姫「……因みに、そのデザインどう思う?」
穂乃果「へ?ピンクで可愛いと思うけど」
真姫「っ」
穂乃果「これ、真姫ちゃんが作っt」
真姫「なんでもない!とっとと行きなさい!」ドンッ
穂乃果「おわっ!?」
「わああぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」 遂に零号の断層内へと突入した
おバカ天使と愉快な仲間たち
それぞれが身投げの如く、
異空間の顎門へと飛び込んで行きました
理事長曰く、この断層内に
セカンド・ストーリーがあるとの事ですが
果たして…… /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
そして、申し訳ありませんが
明後日までどうかお時間を下さい
宜しくお願いします。 >>197
/cVσ_VσV それは……どうですかねぇ。
>>198
/cVσ_VσV ありがとうございます。
側から見ればそう見えたのでしょう
恐ろしいものです。
>>199
/cVσ_VσV その様ですね。
どうなる事やらです
>>200
/cVσ_VσV ありがとうございます。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 …………
…………
………………あれ、
…………
……どこ?ここ、
…………くらい……生あったかい…… ……でも、なんだかわるくない
気持ちいいような……
…………うん、
………………私の手……
…………手……
……て? …………てって……なに?
……なにか、え?
わたし…………
わた……し……?
…………あぁ……
……
「穂乃果っ!!!」 穂乃果「──ッ!」ハッ
ヒデコ「っ」
穂乃果「……」
ヒデコ「穂乃果!」
穂乃果「……」
穂乃果「……ヒデコ?」
ヒデコ「あぁ、良かったぁ」
フミコ「〜っ」
ミカ「穂乃果ちゃん……っ」 穂乃果「……」
こころ「っ……ウッ」
ことり「良かった……良かったよぉ……」
英玲奈「全く、あまり心配させるな」
穂乃果「……みんな、」
希「ホントにそうやで?動かない穂乃果ちゃん見た時は心臓止まるかと思ったわ」
あんじゅ「どれだけふわふわした頭してるのか、コレで分かったわね」
凛「まぁでも、これで一先ず安心だにゃ〜」 穂乃果「……あ〜、ごめんね?心配かけちゃったみたいで、」
こころ「ホントそうですっ!!これからはよく考えて行動して下さいっ!!」
穂乃果「てゆーかさぁ、ここどこ?」
穂乃果「あと、穂乃果なんで寝てたの?」
英玲奈「それは──」
フミコ「私から説明します。」
英玲奈「ん?あぁ。」 穂乃果「……」
フミコ「……えっとね、さっきの質問の答えなんだけど」
フミコ「ここは、天界細隙式零号が造った断層の中で、この世でもあの世でもない場所の表層に当たるの。」
穂乃果「……」
フミコ「そして、現実ってゆー流れから切り離された、輪郭のハッキリしないこの世界では、自分が自分だって言う強い意志を持たないと、あっという間にここに溶け込んで行ってしまう。」 フミコ「つまり、穂乃果ちゃんはさっきそうなりかけてたんだよ」
穂乃果「……」
フミコ「でも、もう大丈夫。呼び掛けられる人が側に居れば問題ないから」ギュッ
穂乃果「……」
フミコ「……やっぱり、まだ怖いよね。落ち着くまでちゃんと手を握ってるから。ね?」
こころ「違います」
フミコ「へ?」 こころ「この顔、"貴方なに言ってるの?"ってゆー顔です。」
穂乃果「……」プスップスッ
フミコ「……」
ことり「あ、あはは……」
あんじゅ「まぁいいわ。」
あんじゅ「取り敢えず、私たちは私たちのやるべき事をやりましょう。」 英玲奈「あぁ。先ずは肆号の片割れ、セカンド・ストーリーを手に入れないとな」
希「そうそう。それって何処にあるの?」
ミカ「えっとね、この世界のもっともっと奥にあるんだよ」
希「奥?」
ヒデコ「ここはまだ表層だから、ドアが開いた時に流れ込んでくる現実の残滓が残ってるの。」
英玲奈「な、なんだ?その、現実の残滓って言うのは……」 ヒデコ「……ごめんね?」スッ
英玲奈「ん?」
ヒデコ「えいっ!」プチッ
英玲奈「んぁ!?」
ヒデコ「わぁ〜、髪の毛サラサラだね。いいなぁ〜」
英玲奈「なっ、なぜ私の髪を……っ?」
ヒデコ「痛かった?」
英玲奈「当たり前だ!」 ヒデコ「そう。」
ヒデコ「その"当たり前"が、ここにはまだあるの」
英玲奈「……なに?」
ヒデコ「でも、この奥に行けば行くほど、その当たり前が無くなって行っちゃう。」
あんじゅ「……」
フミコ「今感じてる事、そして今起きてる事が起こらなかった事になる。」
フミコ「だから、みんなには最後まで自分を見失わない様にして欲しいんです。」 こころ「〜っ」
ことり「ッ」
希「……その言いぶりだと、君らは平気なの?」
ミカ「私たちの本体は、あくまでもあの笛だからさ。」
フミコ「そう。アレさえ無事なら私たちにはなんの問題もないんだよ」
希「ふぅ〜ん」
希「……」サワッ フミコ「ひゃ!?」
希「おぉ、素敵な感触や。」スリスリ
フミコ「ちょっ///」
希「現実。これが現実なんやね。」サワサワッ
フミコ「やめ……っ、やめてっ///」
希「ふっへっへっ」モミモミ
あんじゅ「……」ボォッ!!!
希「!?」
「ぁああぁあああああああっっっ!!?!?」 希「おっ、お尻っ!!お尻いぃぃぃぃっっ!!!!!」メラメラッ
あんじゅ「表出て作り変わって来なさいよ」
希「り、凛ちゃん水ーっ!!」
凛『しょうがないにゃ〜』ザバッ
希「うぶぶぶっ!!?」
英玲奈「……で、肆号は奥にあるのか?」
ヒデコ「うん。あとは、この奥の何処らへんにあるかなんだけど、」
英玲奈「なに!?まさか、場所が分からないのか!?」 ミカ「だ、大丈夫です!いつもはここでちょっと躓いちゃうんですけど、今回は穂乃果ちゃんがいるから」
穂乃果「ほぇ?」
英玲奈「ど、どう言う事だ?」
ヒデコ「穂乃果。ん、」スッ
穂乃果「ん?」
あんじゅ「……あっ、」
希「なぁ〜るほど。」 こころ「そ、そっか!連結反応!」
ことり「あー!」
ヒデコ「そう。これで少しは探しやすくなると思うんだ」
ミカ「だから、みんなは穂乃果ちゃんの壱号を見ながら、一緒に探して欲しいの」
穂乃果「お〜!」
希「まるでダウジングやねぇ」
凛「ここ掘れワンワンだよ!」 英玲奈「……なるほど。肆号が近くにあれば、ねぼ助の壱号が光りだす。か、」
あんじゅ「なら、この子を先頭にして行かないとね。頼んだわよ?」
穂乃果「え?わ、分かった!」
希「よし。そんじゃ探しに行きますか!」
こころ「っ///」
ことり「あ、あの……希ちゃん?」
希「んぇ?」 ことり「……えっと、お、お尻のとこっ」
希「?」
ミカ「わぁ///」
フミコ「〜っ///」
凛「ぷりんってしてるね!」
あんじゅ「アッハッハッハッ!」
希「……」スッ
希「──ッ!!?」 天界大使式漆号の先導の下
断層内へと突入した7人の勇士たち。
不確かな世界のさらに先、その奥底に
件の天界七つ道具、
肆号の片割れが眠っているとの事ですが
虚無にも等しい、この広大な異空間。
彼女たちの頼りは、壱号が放つか細い光だけ
本当に見つける事は出来るのでしょうか? /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
またしても申し訳ないのですが、
次の更新を明後日の夜とさせて下さい
終わりが近い中、お待たせしてしまい
本当に申し訳ありません。
来週以降は落ち着くと思いますので
お付き合い頂ければ幸いです。 乙w
確かに飛び込んだ彼女たちは自分というものを強く持っている /cVσ_VσV 申し訳ありません
今夜必ず更新します。 >>224
/cVσ_VσV 破廉恥三昧です
>>225
/cVσ_VσV ありがとうございます
>>226
/cVσ_VσV どんな状況でもスタンスを貫く
正に筋金入りです
>>227
/cVσ_VσV 個性の塊の様な人たちですから
そう簡単に消えはしないでしょう
>>228
/cVσ_VσV ここに来て漸く活躍の場を得たので、
三人とも張り切っています。 >>230-232
/cVσ_VσV ありがとうございます
本当に申し訳ありません /cVσ_VσV 昨夜は大変失礼致しました。
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 真姫「……」
にこ「アイツら、ホントに大丈夫なんでしょうね?」
真姫「……問題ないわ。漆号の三人もついてるし」
真姫「花陽、そっちも初めてちょうだい。」
花陽「は、はいっ」ギュッ
パチッ!パチパチッ
花陽「っ……っっ」
花陽「──ッ!」グッ ズォッ!
花陽『!?』
真姫「!」
にこ「っ」
花陽(うっ、この感覚……っ、あの大津波を出した時みたい……っ)
真姫「は、花陽!?大丈夫!?」
花陽「……うんっ、平気だよっ。」
真姫「〜っ」
にこ「花陽、頼んだわよ。」 「何言ってるんですか」
にこ「え?」
雪穂「私たちも頑張りましょう?」
真姫「は?」
にこ「ど、どうやって?」
雪穂「……」ガシャッ
にこ「!?」
真姫「……ちょっと待って、それって」
雪穂「さぁ、シェイプアップの時間です。」ニコッ ほのママ「ね、ねぇ?」
理事長「ん〜?」
ほのママ「あの子たち、どの位で戻ってくるのかしら」
理事長「ん〜、わかんなぁ〜い」
ほのママ「あ、もしかして、この中で連結なんちゃらをやるのかしら?」
理事長「それは無理よ〜」
ほのママ「え、なんで?」 理事長「この中はねぇ〜、この世の凡ゆる理から切り離されてるからぁ〜」
理事長「主体になる壱号と肆号が出て来ないと〜、連結作動を使えないの〜」
ほのママ「そ、そっかぁ。」
にこママ「あの子たちなら大丈夫よ。それよりも、戻って来てもいい様にここを死守しましょ」
真姫ママ「死守してるのは私でぇ〜す」
にこママ「……分かってるわよっ、」
理事長「そうだねぇ〜。」 理事長「それにぃ〜、私が零号を維持出来なくなっちゃったらぁ〜、中のセーブゾーンまで無くなっちゃうからぁ〜」
海未ママ「セーフゾーンとは?」
理事長「現実っぽい場所の事よ〜?」
にこママ「???」
海未ママ「……貴方の説明は、何時も端折られ過ぎてて理解に苦しみます。」
理事長「それよりぃ〜、花陽ちゃんの方はどうかしらぁ〜?」
真姫ママ「花陽ちゃーん、どぉー?」 「は、はぁ〜いっ」
花陽「頑張ってまぁ〜すっ!」ビビビッ!!
稼働率76%
真姫「自転車とかっ!ホント!イミワカンナイッ!!」ガシャガシャガシャッ
稼働率82%
にこ「うっさいっ!黙って!こげっ!!」ガシャガシャガシャッ
稼働率174%
雪穂「……」ガシャガシャガシャッ
ギュゥゥゥウウウウウウウウウンッ!!!!!!! 亜里沙「……あの、雪穂たちはなんで自転車漕いでるんですか?」
ほのママ「あぁ。アレは自転車じゃなくて発電……もとい、発力機ね。」
亜里沙「はつりょくき?」
ほのママ「そう。カイリキ君とかのパワープット・マシーンに使う、緊急用の充力器なのよ。」
亜里沙「へ、へぇ〜。」
ほのママ「絵里ちゃんとの闘いの前に、一応カイリキ君と一緒に家から持って来てたんだけど、まさか使うとは思わなかったわ。」 にこママ「あの三台しかないの?」
ほのママ「うん。だから、あの子たちと交代で貯めよっかなぁって」
真姫ママ「まぁ、力を使えるのが花陽ちゃんしか居ないからねぇ」
理事長「みんなぁ〜、辛くなったら言ってねぇ〜?」
海未ママ「駄目です。これも彼女たちの修行ですから」
にこママ「どーせリセットされるんだから」 理事長「あの子たちにやらせてるのは〜、ちゃ〜んと意味があるのよ〜?」
にこママ「どう言うこと?」
理事長「何かの目標に向けてぇ〜、身体が活性してるって事は〜、死から一番遠ざかってるって事でしょ〜?」
理事長「つまりぃ〜、それだけ落日の影響を受けにくくなるの〜」
海未ママ「……なるほど、」
理事長「だからぁ〜、次は亜里沙ちゃんもだよぉ〜?」
亜里沙「え"っ」 E F
● ○ ○ ○ ○
花陽「フヌヌヌッ!!」ビビビッ!!!
稼働率42%
真姫「ちょっ……コレッ……っ、しぬうぅ……っ!!」ギコギコッ
稼働率78%
にこ「アンタッ!まだっ!大して漕いでないでしょっ!!」ギコギコッ
稼働率317%
雪穂「ほっ!ほっ!ほっ!」ガシャガシャガシャッ 落日の本流に対抗する為に
着実と準備を進めていた、地上残留チーム
一方、肆号の片割れを見つけるべく
零号の断層内を漂っています、突入チーム 「無いねぇ〜。」
希「ホントにコッチでいいの〜?」
ミカ「大丈夫だよ。」
ミカ「今はまだ、後ろにちょっとだけドアが見えるでしょ?」
希「……ちゃんと戻って来れる?」
ヒデコ「もぉー、相変わらず心配性だなぁ」
希「うっ、うっさいわ!」 フミコ「貴方たち三人って、表面的な性格と本音の差が大きいよね」
あんじゅ「そうかしら?」
英玲奈「自分じゃよく分からんな。」
ヒデコ「希は結構お気楽そうに見えて、実はかなりの心配性だし」
希「〜っ」
フミコ「英玲奈先生はやる気無さそうに見えて、実は一番熱血タイプだし」
英玲奈「ハハハ、」 ミカ「あんじゅは人に関心なさそうで、本当は一番世話焼きだったもんねぇ」
あんじゅ「……お節介焼きはアナタたちの方でしょ、」
フミコ「そ、そうかなぁ?」
穂乃果「ねぇねぇ、」
フミコ「なに?」
穂乃果「前から思ってたんだけど、三人っていっつも呼び出されっぱなしじゃん?」 ヒデコ「うん」
フミコ「そうだね」
穂乃果「ずぅーっと呼び出されてて、その……疲れない?」
こころ(確かに)
ヒデコ「いやいや、流石に呼び出されるだけじゃ疲れないよ」
ミカ「それに、眠い時は寝るし、お腹減ったらご飯食べるし、そこら辺は人と同じかな。」
穂乃果「へぇ〜」 フミコ「寧ろ、呼び出して貰ってる時の方が色々あって楽しいよ。」
ミカ「理事長には本当に気を遣って貰ってるもんね。」
ことり「どう言うこと?」
ミカ「私たちを呼び出してるのって、実は殆どは理事長なんだよ。」
フミコ「ずっと笛の中じゃ可哀想だって言ってさ、ホント頭が上がらないよねぇ」
ことり「お母さん……」 あんじゅ「ホント、あの人ってなに考えてるか分かんないわ。」
英玲奈「まぁ、博愛主義者なんだろうな」
あんじゅ「博愛主義ねぇ……」
あんじゅ「その割には、一度も絵里のことを探しに来なかったけど、」
希「あんじゅ。まだ根に持っとるん?」
あんじゅ「私は事実を言ってるの」
ヒデコ「……違うよ。」 あんじゅ「え?」
ミカ「り、理事長は」
フミコ「二人とも!」
ミカ「っ」
ヒデコ「もういいじゃん、このまま誤解されてる方が嫌だもん」
フミコ「……」
あんじゅ「え?なに?」 フミコ「……理事長はね、」
あんじゅ「う、うんっ」
フミコ「あの人は、絵里ちゃんへの誤解を解く為の嘆願と……」
フミコ「ツバサの罪を滅ぼす為の代償を払ってたの」
英玲奈「!?」
あんじゅ「なっ、なによそれ……っ」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので
お付き合い頂ければ幸いです。 >>257
/cVσ_VσV フィジカルオバケです
>>258
/cVσ_VσV 難しいところです
>>259
/cVσ_VσV 今のところは、ですね。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 フミコ「その代償がなんだったのかは、私たちにも分からないんだけど」
フミコ「少なくとも、必死に絵里ちゃんを天界に戻そうとしてたのは間違いない」
あんじゅ「〜っ」
フミコ「……だから、理事長の事は悪く思わないで。」
英玲奈「……」 希「……あんじゅ。」
あんじゅ「ッッッ」
バッ
希「!」
あんじゅ「とっとと本を探し出すわよ」
英玲奈「お前……」
あんじゅ「さっさと戻って、本人から直接聞かせて貰うわ」 あんじゅ「……面と向かって謝りたいし、」
フミコ「あんじゅ……」
ヒデコ「ありがとね?」
あんじゅ「お礼なんて筋違いもいいとこよ。」
あんじゅ「ただ、私が子供みたいに拗ねてただけの話だから……」
こころ「……」
こころ「!」 フミコ「あっ」
希「ほ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「へ?」
……パァァアアアアアッ
ことり「あー!」
あんじゅ「これが……」
穂乃果「な、なになに!?なんなの!?」
ミカ「思ったより近かったみたい」 英玲奈「いい塩梅だな。まだ誰もここの影響を受けていない様だし」
あんじゅ「そうね。」
あんじゅ「そろそろ、このお尻に着いてるクマと睨めっこするのも飽きてきたし、ちょうど良かったわ。」
希「貼り付けたのアンタやんっ!!」
ミカ「もぉー!近いんだからちゃんと探してよぉー!」 穂乃果「ねぇねぇ、そんなに光ってるの?」
ことり「うん。ほわわ〜んって感じで光ってる」
こころ「……同じ連結反応なのに、道具によって光る色が違うんですね。」
希「おぉ、確かに」
こころ「参号はピンク。肆号Fは水色。──で、壱号がオレンジですね。」
英玲奈「ほぉ、そんな色分けがあるのか」 ヒデコ「君たち、ちゃんと探してる?」
穂乃果「あっ」
ことり「ご、ごめんなさい!」
こころ「今探します!」
英玲奈「はは、すまんすまん。」
ヒデコ「もぉ〜!」 希「ん〜、無いね〜」
穂乃果「この、みよよ〜んってした感じが邪魔で、なんか集中出来ないんだよねぇ」
ミカ「それはしょうがないよ。この空間自体が、あるかないか分かんない様な場所なんだし」
こころ「むぅ〜」
ことり「ないなぁ〜」
ヒデコ「あんじゅ。そっちはどう?」
あんじゅ「そうは言っても、この暗さじゃ……」 あんじゅ「ん?」
フミコ「なに?」
あんじゅ「……」ジィ-
あんじゅ「……あの、遠くで光ってるのってさ」
希「ん?」
英玲奈「お?」
穂乃果「……」ジィ-
穂乃果「あっ!」 ───
─
ガシャガシャガシャッ!!!
稼働率408%
雪穂「ハァアアアアアアアアッッッ!!!!!!!」ギュィィイイイイッ!!!
稼働率510%
ほのママ「こんのぉおおおおおっっ!!!!!!!」ギュィィイイイイッ!!!
稼働率354%
にこママ「よっしゃぁああああああっっっ!!!!!!!」ギュィィイイイイッ!!!
真姫「」
にこ「ばっ、バケモノだわ……っ」 花陽「ハァッ!ハァッ、ハァ……っ」
亜里沙「くんぬぬぬぬっ!!!!」ビビビッ
理事長「がんばれぇ〜♪」
真姫ママ「亜里沙ちゃん、ここが女の意地の見せ所よ!」
ほのパパ「……」
海未ママ「……ふむ。やはり50人分の壁は高いですね。」 真姫ママ「しかも、たった数十分で溜めなくちゃならないんだから、殆ど神ワザみたいなものよ」
海未ママ「やはり、半分はないと厳しいものですか?」
理事長「そぉねぇ〜。出来れば満タンだといいんだけどぉ〜、半分あればギリギリかなぁ〜」
真姫ママ「……一体どんな術を使うつもりなの?」
理事長「うふふふ〜♪ひみつ〜。」
海未ママ「おや?」 E F
● ● ○ ○ ○
海未ママ「皆さん、頑張って下さい!あと少しですよ!」
雪穂「こぉのやろぉおおおおおおおおおっっっ!!!!!!!!!!!」ギュィィイイイイッ!!!
ほのママ「ふぁたああああああああああああっっっ!!!!!!!!!」ギュィィイイイイッ!!!
にこママ「きぇええぇええええええええっっっ!!!!!!!!!!!」ギュィィイイイイッ!!!
亜里沙「ぐぎぎぎっ!!!」ビビビッ!
花陽「はぁああああっ!!!」ビビビッ! 真姫ママ「……みんな、女の子がしちゃいけない顔になってるわね。」
真姫「……そうね。」
ほのパパ「……」
理事長「頑張ってるから可愛いわ〜♡」
海未ママ「鬼気迫る、とても素晴らしい顔つきです。」
にこ(ママの顔が一番ヤバい気がする……) ズニュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ
にこ「!?」グラッ
真姫「うっ!?」ヨロッ
海未ママ「むっ!」
真姫ママ「な、なに!?この感覚……」
理事長「……」
理事長「来たわ。」 雪穂「──ッ!?」グラッ
雪穂「うはぁ……っ!」ズルッ
ドテッ
ほのママ「ぐっ……ゆ、ゆきほ!」
ガクッ
ほのママ「!」
にこママ「だ、だめよ……私ら体力使い過ぎて……」
ほのママ「〜っ」 花陽「はわわわ……っ」ガクッ
亜里沙「ハァッ、ハァ……はぁっ」ズリッ
海未ママ「……不味いですね。」
真姫ママ「み、ミナミン!」
バッ!
真姫ママ「!」
理事長「みんな、私から離れないでね。」 真姫ママ「何をするつもりなの!?」
理事長「もう一つのウルトラC。とっても凄くて、とっても分かりやすい術よ。」
真姫「!」
にこ「ど、どーでもいいから早く唱えてちょうだい!」
理事長「うん。お任せあれ〜♪」
理事長『……』スゥ 『встреча. прощальный привет. Вылет из. 』
『Начало. конец. День. Луна. Год』ズォォオオオオオオオッッ
真姫ママ「──ッ!?」ビリビリッ
海未ママ「も、もの凄い圧力です……っ」ビリビリッ
理事長『печаль. радость……』オオオオオオオッ
理事長『──うぅっ!?』ガクッ にこ「えっ!?」
真姫ママ「ちょっと!!?」
理事長『っ……ッッ』
真姫「理事長っ!!」
海未ママ「っ」
理事長『だっ、大丈夫……大丈夫だよぉ……っ』ヨロヨロッ 真姫ママ「貴方……」
海未ママ「カイリキ君は、未だ半分には届いていませんが……本当に大丈夫なのですか?」
理事長『……』ヨロッ
理事長『……それでも、』
理事長『それでも、あの子たちが帰って来るまで、頑張らなくちゃ……』 理事長『〜っ』スッ
『c…страдание. Веселье. выпуск. прощение. Все о любви……』ォォオオオオオッッ
理事長『──ッ!!』バッ
『神化聖天術・ハッピーバースデイ!』
キイィイィィィィィィィィィィィンッッッ 断層内にて、突入チームが何かを発見したと同時に
落日の本流が、遂に地上チームを襲い始めました
次々と倒れ伏して行く、三界の勇士たち
そんな仲間たちの窮地を救うべく
理事長の持つ、最後の切り札が
今ここに発動しました。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
まだ少し忙しい日が続いていまして
大変申し訳ないのですが、
次回の更新は明後日となってしまいます
いつも保守して下さっている方々
本当にありがとうございます。
またお付き合い頂ければ幸いです。 必死に茶利漕ぐコメディーから一気にピンチになった! /cVσ_VσV 昨夜はごめんなさい
今から少しですが更新しますので
どうか宜しくお願いします 理事長『ハァッ、ハァッ……ハァ……っ』
真姫ママ「」
海未ママ「」
ほのママ「」
ほのパパ「」
理事長『こ、これが……最後の奥の手よっ……』
理事長『落日相手に通用するか、少し不安だったけど……どうやら効果あったみたいね……っ』 真姫「」
にこ「」
亜里沙「」
雪穂「」
理事長『ハァッ……ハァ……っ』
理事長『ふ、ふふっ、皮肉も良いところだわ……』
理事長『時間稼ぎをする為に"時間を止める"だなんて、ホント笑っちゃう』 理事長『っ……っっ』ヨロッ
理事長『せ、セットしたカイリキ君は……』
E F
● ○ ○ ○ ○
理事長『……』
理事長『……もう、ひとつ分使っちゃったんだ。』
理事長『大寒鵠の力が予想以上だったわね。もし、零号を起動し続けてなかったら、どんな被害になったか想像も出来ないわ』 理事長『落日にしたってそう。絵里ちゃんもツバサちゃんも、ホントにおてんばさんになっちゃって……ぅっ』グッ
理事長『っ』ゲホッゲホッ
理事長『……ハァ、』
理事長『後はただ、私の命が尽きるまで時間を止め続けるだけ……コレが、この世界での最後の役目……』
理事長『……』
理事長『…………あぁ、ほんと……』
『静かで、良いお天気ね。』 ───
─
「コレだよっ!」
ヒデコ「あんじゅ!お手柄だね!」
穂乃果「やったぁー!」
あんじゅ「やっと見つけたわ。」
あんじゅ「……正直、この床の見えない場所を歩くの嫌になってたのよ。」
ことり「な、なんだか不安になるよねぇ」
凛「ガラスの上歩いてるみたいだにゃ〜」 英玲奈「──よし、我々の目標は半分果たした。あとはこのまま戻るぞ。」
穂乃果「半分?なんで?」
英玲奈「コレを持って、無事に戻るまでが私たちの目標だ。なら、今はまだ半分だろ?」
穂乃果「確かに!」
こころ「いいから、もう行きますよ?」
凛「行っくにゃー!」
希「理事長も待ってるしね、ダッシュで行こう!」 希「穂乃果ちゃん、その"紫色"の本持ってってちょうだい。」
穂乃果「……へ?紫色?」
希「あ、やっぱりウチが持つ?」
穂乃果「いや……なんてゆーか……」
あんじゅ「アンタ何言ってるの?」
あんじゅ「ソレ、どー見ても"赤"でしょ。」
希「ハァ?」
ヒデコ「!」 英玲奈「お前たち、ふざけてる場合か?いいからその"肌色"の本を持ってこい」
あんじゅ「ふざけてるのはアンタでしょ、肌色の本ってなによ。」
希「いやいや、絶対紫色だから。あんまり変なこと言ってると揉むよ?」
凛「ん〜、黄色にしか見えない……」
ことり「え?白っぽくないかなぁ〜?」
こころ「色なんて付いてます?」
穂乃果「???」 ミカ「ま、マズいよこれ……っ」
フミコ「もう、見当識に影響が出て来てる……」
ヒデコ「〜っ」
ヒデコ「みんな!急ごうっ!!」
こころ「っ」ビクッ
ことり「え?」
穂乃果「き、急にどうしたの?」 フミコ「駄目だよ!不安を煽ったら"ズレが大きくなっちゃう"から!」
ヒデコ「でもさっ!?」
ミカ「〜っ」
こころ「……あ、」
穂乃果「え?」
こころ「や、やっぱり来てくれたんですね!」
ことり「こ……こころちゃん?」
こころ「私、ずっと待ってたんですよ!?」
こころ「お姉さま!」 穂乃果「!?」
こころ「お姉さまが居てくれれば、とっても心強いです!」
ことり「な、なに言ってるのこころちゃん!わたしだよ!?ことり!」
こころ「はい!お姉さまに着いていきます!」
ことり「ッッッ」
ヒデコ「こ、ことり落ち着いて!コレは断層内の影響。でも、私たちが居れば……」 ことり「……あれ?」
ヒデコ「え?」
ことり「わたし、いつの間に帰ってきたんだろ……?」
ヒデコ「!」
ミカ「こ、ことりちゃん!?」
ことり「……ふあぁぁぁ、」バタンッ
穂乃果「うわぁ!?」 ことり「う〜ん。やっぱり自分の枕で寝るのが一番落ち着くよぉ〜」ゴロゴロ
穂乃果「ことりちゃん!ことりちゃーんっ!!」
こころ「お姉さま、疲れていませんか?いつでも私が癒しますからね!」
穂乃果「こ、こころちゃん……っ」
凛「……かよちん。」
穂乃果「へ?」 ガシッ
穂乃果「!?」
凛「次は大丈夫。凛ね?前よりももっと強くなったんだから!」
穂乃果「え?ぇえ!?」
凛「もう、絵里ちゃんなんかに負けたりしないから!かよちんの事は凛が絶対に守る!」
穂乃果「あ、あの……」
「ふふふ、」
穂乃果「!」 あんじゅ「英玲奈も希も、私がいないとホント駄目なんだから」
穂乃果「あんじゅさん!ことりちゃんとこころちゃんが──」
あんじゅ「さぁ、絵里とツバサが待ってるわ。早く行きましょう?」
穂乃果「!」
英玲奈「あ〜、ツバサ。天使長就任おめでとう。絵里ももうすぐ来るよ。」
英玲奈「お前たちがいれば、私ものんびり授業が出来るなぁ〜」 穂乃果「え、英玲奈先生まで……っ」
希「なぁ〜んや。もう終わってたんやねぇ」
穂乃果「希ちゃんっ!」
希「さっすが理事長やんなぁ〜。落日は止めちゃうし、えりちとツバサも仲直りさせちゃうし」
希「……やぁ〜っと、全部が終わったんやなぁ。」
穂乃果「〜ッッッ」
「穂乃果っ!」 /cVσ_VσV すみません
今はここまでとさせて頂きます
最近、告知の通りに更新出来ず
本当に申し訳ありません。
次は深夜辺りに更新しますので、
何卒宜しくお願いします。 >>286
/cVσ_VσV 時を止めてしまいました
>>287
/cVσ_VσV なんだか申し訳ありません
>>288
/cVσ_VσV ありがとうございます。
>>289
/cVσ_VσV えぇ、今回はまともでした。
>>290
/cVσ_VσV すみません、ご苦労お掛けします。 何事も一筋縄でいかないシビアな現実
穂乃果、頼む! 最後の切り札と言うのは裏を返すともう手札が残っていない、ですか
理事長の使う聖天術の文言も少し気になって調べてみるとなかなか趣深く /cVσ_VσV 遅くなりました
これからほんの少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 穂乃果「!」ビクッ
ヒデコ「穂乃果!私のこと分かる!?見えてる!?」
穂乃果「え?う、うん。大丈夫」
ミカ「よ、良かったぁ〜!」
穂乃果「ねぇ!みんなどうしちゃったの!?」
フミコ「……自分の中の現実に行っちゃったの。」 穂乃果「え、どう言うこと?」
ミカ「今起きてる事じゃなくて、こうなったらいいなぁって言う、それぞれが思い描いてる空想が現実になっちゃってるんだよ。」
ヒデコ「一度こうなっちゃったら、眠らせて外で記憶を消すしか戻す方法はないの。」
穂乃果「も、戻るの!?」
フミコ「うん、大丈夫。」
ヒデコ「……ツバサの時は、正直見るに耐えなかったけど、今回のはまだマs」 フミコ「ヒデコ」
ヒデコ「うっ、ご、ごめん……っ」
穂乃果「え」
ミカ「と、取り敢えずさ?早くみんな眠らせよう!」
フミコ「ヒデコ、お願い。」
ヒデコ「わ、分かったっ!」ダッ
穂乃果「……」
穂乃果「……ねぇ、ツバきゅんの時って」 フミコ「……」
ミカ「……ツバサちゃんはね、自分の現実に囚われてからずっと謝ってたの」
穂乃果「謝る……?」
ミカ「絵里ちゃんはもちろん、今まで出逢った色んな人達に……ただ、ずっと謝り続けてたんだ……」
穂乃果「……」
フミコ「あの子にとっての現実は、贖罪以外にないのかも知れない。」
フミコ「今が幸せな分、余計にそう感じていたのでしょうね……」 ミカ「……本当に幸せだったのかな、」
フミコ「……」
ミカ「ただ、考えない為にそんなフリをしてただけかも……」
穂乃果「……ツバきゅんは、」
ミカ「え?」
穂乃果「彼女は、幸せだったよ。」 穂乃果「だって、嘘は毎日をどんどんダメにしていくんだもん。」
穂乃果「だけど、ツバきゅんからはそう言う卑屈さとか、暗さなんて全然感じなかった」
穂乃果「ただ、自分の幸せに向かって直向きに努力してるんだって、そう思ったよ」
フミコ「……」
ミカ「っ」
穂乃果「進んで行く途中は、やっぱり苦しくて悲しい時もあるけど、だけど」 穂乃果「それでも、ツバきゅんは幸せになれてたんだ。穂乃果はそう信じてる。」
ミカ「穂乃果ちゃん……」
フミコ「……その瞬間だけを見てたって、その人の事は分からない。か」
フミコ「ふふ、勉強になったよ。」
穂乃果「えへへ。穂乃果はまだ、フミコ達ほど付き合いは長くないけど」
穂乃果「これからは、私もツバきゅんを──」 ブブブッ
フミコ「!?」ザザッ
穂乃果「へ?」
「ふ、フミコ!ミカ!」
ミカ「ヒデコ!」ザザッ
ヒデコ「ねぇ!これってさ!?」ザザッ
フミコ「……うん、恐らく」ザザッ
ミカ「そんな……そんなっ!!」ザザッ 穂乃果「ど、どうしたの!?今度はなに!?」
ヒデコ「理事長ぉっ……っ!」ザザッ
穂乃果「ねぇ!ヒデコ!フミコ!ミカぁ!!!」
ミカ「ッッッ」ザザッ
フミコ「……」ザザッ
フミコ「天界大使式漆号の使用者が……」
「理事長が、間もなく亡くなります」 穂乃果「!!?!?」
ミカ「ヒッ……理事長……っ」ガクッ
穂乃果「な、なんでっ!!?ねぇ!!どうしてっ!!?」
フミコ「ッッッ」
穂乃果「フミコっ!!!ねぇフミコってばぁ!!!」
フミコ「っ」
ガシッ 穂乃果「うっ!?」
フミコ「……穂乃果、よく聞いて」
フミコ「理事長が亡くなれば、ここと私達のいた世界を繋ぐ、あの扉が消えてしまう」
フミコ「そうなれば、永遠にこの世界へ閉じ込められる……」
穂乃果「〜っ」
フミコ「そうなってしまう前に、早くここを脱出しないといけないのっ、」 ミカ「よ、肆号はどうしよう!?ここから出しちゃったら……」
ヒデコ「そんな事言ってらんないって!まずは早く出ないと!」
フミコ「……落日の影響下なら、もしかしたら、」
ヒデコ「穂乃果!!」
穂乃果「は、はい!」
ヒデコ「あんたはこころをお願い!」
穂乃果「わ、分かった!」 ミカ「えっと、一人が一人ずつ負ぶって……残った二人を一人づつ二人一組で引きずってぇ……っ」
ヒデコ「なにごちゃごちゃ言ってんの!!?私とフミコで二人づつ運ぶから!あんたはことりをお願い!」
ミカ「はわわわわっ!わ、分かった!」バッ
ヒデコ「ぐぎっ……っ!!」ググッ
ヒデコ「し、身体強化してるとは言え……っ、やっぱ二人はっ……キッツいぃ……っ!!」ヨロッ 穂乃果「だ、大丈夫!?やっぱり穂乃果もっ」
フミコ「っっ……い、いいから!行くよっ!!」ググッ
ミカ「穂乃果ちゃんも!行こう!」
穂乃果「っ」
穂乃果「分かった!!みんなで帰ろうっ!!」
ヒデコ「よしっ!!」バッ
「どぉおおりゃぁああああああっっ!!!!!!!!」ザッ 断層内の影響により、自分を見失ってしまった
穂乃果と漆号を除いた六人
それでも、遂に肆号Sを手に入れた一行でしたが
そんな彼女たちを残酷な現実が襲います 天界道具の度重なる使用、そして
天使長だけが使える禁断の技、神化聖天術
絵里との戦闘で、既に限界を迎えていた理事長は
それでも、子供たちの未来を守らんと
その身を削りながら、
ただひたすら、孤軍奮闘を繰り返して来ました
……そうして、
そんな彼女の、命の定数は
もう間もなく、零へ辿り着かんとしています。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
夜にまた更新しますので、
お付き合い頂けたら幸いです。 /cVσ_VσV ごめんなさい
何故か書き込み規制が掛かってしまい
昨夜からレス出来ませんでした
ご迷惑お掛けして申し訳ありません
支障がなければ、夜に更新しますので
どうか宜しくお願いします。 >>333
最近は規制のせいで、あっちこっちでスレ主が書き込めない事象多発中らしいからしょうがない 勝手にやって下さいってなるのは、俺だけじゃなかったんだね 勇者よいそげ
>>333
あらら、まさか作者さんのほうも最近多い書き込み規制がかかってしまっていたとは…
いつでも全裸待機して続き待っております /cVσ_VσV すみません
今朝試したらようやくレス出来たので
少しだけ更新したいと思います
どうか宜しくお願いします。 ……タッタッタッタッ
穂乃果「ハァッ!ハァッ、ハァ……っ」
ヒデコ「ぐぎぎっ……っ!」
フミコ「っ……っっ」
ミカ「さ、三人ともっ……大丈夫っ?」
穂乃果「だっ、大丈夫ぅ〜っ!」
ヒデコ「余裕っ、よゆっ……うぅ……っ」
フミコ「〜ッッッ」 ボワアァァァ……
ミカ「あっ!!」
ヒデコ「や、ヤバいよっ!!」
穂乃果「え!?なに!?」
フミコ「い、入り口が……消え掛かってる……」
ミカ「ッッッ」
ヒデコ「こ、これ……間に合わないかも……っ」
穂乃果「大丈夫っ!!絶対に間に合うからっ!!」 ヒデコ「〜っ」
フミコ「……」
フミコ「ヒデコ」
ヒデコ「!」
フミコ「ミカ」
ミカ「……うん、分かった。」
穂乃果「な、なに?なんなの!?」
フミコ「……」スッ
フミコ『объем памяти. Печаль. забыть. будущее』 穂乃果「え!?」
『聖天術・おつむてんてん』
パァァアアアアアッッ
こころ「」
穂乃果「ど、どうしてこころちゃんに……」
フミコ「穂乃果、行って」
穂乃果「!」
ヒデコ「穂乃果とこころちゃんだけなら、まだ十分間に合うから」 穂乃果「ほ、他のみんなはっ!!?」
ミカ「……えへへ、私たちから謝っておくよ。許してもらえるか分かんないけど」
穂乃果「〜ッッッ」
穂乃果「駄目だよっ!!!絶対にみんなも連れて行くからっ!!!」
ヒデコ「穂乃果!」
穂乃果「貸してっ!!穂乃果があと二人負ぶって行くから!これなら二人とも走れるでしょ!!?」 フミコ「穂乃果分かって!!壱号を使える貴方が出ないとなんの意味もないのよっ!!」
ミカ「そうだよっ!それにこころちゃんと肆号も預けてるんだから!尚更穂乃果ちゃんが先に出ないと──」
穂乃果「関係ないっ!!!みんな一緒に出ないとダメっ!!絶対ダメなのぉ!!!」
ヒデコ「穂乃果っ!!言うこと聞いてっ!間に合わなくなっちゃうよっ!!」
穂乃果「嫌だっ!みんな一緒じゃないと意味がないよ……っ!」
フミコ「〜ッッッ」 「……聞き分けのない子ねぇ」
フミコ「え!?」
「なら、ウチらでぶっ飛ばしてやんないと」
ミカ「なっ!?」
ヒデコ「!」
『聖天術・いたいのいたいの飛んでゆけ。』
穂乃果「!?」
パァアアアアアッッ 穂乃果「英玲奈先生!!?」
英玲奈「さぁ、これでいつも通りのお前だ」
英玲奈「……私たちの分も頼むぞ。」
穂乃果「〜っ」
あんじゅ「一瞬で扉の外までぶっ飛ばしてあげるから、その子を離さない様にね?」
希「まぁ、タンコブくらいは出来るかも知れんけど、ご愛敬って事で♪」
穂乃果「そ、そんな!!みんなも一緒にっ」
あんじゅ「せー……」
希「のっ!!」 『ハァッッッ!!!!!!!』ズォッ!!!
ドヒュウウゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッ!!!!!!!!!!!!
穂乃果「うっ──ッ!!?」ビュオッ!!!
「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………………」
英玲奈「……」
あんじゅ「……頑張りなさい。」
希「……」 ヒデコ「あ、アンタたち!一体どうして……」
希「なにが?」
ミカ「なにがって……断層内の影響でおかしくなってたんじゃ」
あんじゅ「あぁ」
あんじゅ「"そうらしいわね"」
フミコ「……」
フミコ「あ」
英玲奈「ふふ、まぁいいじゃないか。」 英玲奈「……三人とも、今日まで本当にご苦労だったな。」
ヒデコ「!」
フミコ「……」
ミカ「っ」
英玲奈「見習い時代から教員になるまで、理事長と同じくらい世話になった。……私は、心から感謝しているよ」
英玲奈「ありがとう。」
ヒデコ「っ」 希「随分と長い間お世話になったもんねぇ。特に上天の頃なんか、毎日の様に書庫で資料探しに付き合って貰ったわ〜」
ミカ「〜っ」
希「……数ある天界道具の中でも、天界大使式漆号は間違いなく、ウチらにとって一番特別な存在だったよ。」
希「ありがとう。」ギュッ
ミカ「の、のぞみちゃ……っ」グッ
ヒデコ「えへへ、一番特別だってさ♪」
フミコ「うん、嬉しいねぇ」 あんじゅ「次がどう言う再開になるかは、誰にも分からないけど」
あんじゅ「それでも、次こそはいい世界になってるといいわねぇ」
フミコ「……」
あんじゅ「ヒデコ。フミコ。ミカ。」
あんじゅ「ありがとう。」
ミカ「あんじゅちゃん……っ」
ヒデコ「絶対いい世界になるよ。まだ穂乃果たちがいるんだもん」
フミコ「ふふっ、」
シュウゥゥゥゥゥゥゥ…… フミコ「……天界道具として、学校の一員として、貴方たちと出会えた事を本当に誇りに思います。」シュウゥゥゥ……
ミカ「あんじゅちゃん!希ちゃん!英玲奈ちゃん!また……また会おうね!」シュウゥゥゥ……
ヒデコ「私たち漆号は、呼んでくれたらいつでもどこでも、君たちを助けに行くから!」シュウゥゥゥ……
フミコ「……みんな、」
「友達になってくれて、ありがとう。」
シュオォォォォォォォォォォォォォ………………
あんじゅ「……こちらこそ。」
希「っ」
英玲奈「またな。」 あんじゅ「──さてっと、」スッ
あんじゅ「私たちの役目は終わったし、理事長の娘と凛が起きるまで、昔話に花でも咲かせましょ?」
希「そうやんなぁ」スッ
希「んじゃあ、えれ姉の教員生活でも聞こうかなぁ。」
英玲奈「ハハ、そうだなぁ……それじゃあ先ずは、」スッ
英玲奈「ねぼ助たちが来た時からの事を、ゆっくり話してやるよ──」 消えゆく扉と、理事長の命
全ての願いを穂乃果とこころに託して
崩壊する現実世界へと送り出しました。
彼女たちに残された、最後の希望は
天界先駆式壱と天界劇場式肆号の未知なる力
果たして、白紙となってしまった未来を
取り戻すことが出来るのでしょうか。 /cVσ_VσV すみません
今はここまでとさせて頂きます
規制がなければ夜にまた更新しますので
何卒宜しくお願いします。 /cVσ_VσV ごめんなさい
さっき浪人を買って対処しました
多分もう大丈夫だと思いますので、
10時頃にまた来ます。 >>355
/cVσ_VσV 穂乃果とこころが最後の希望ですね
>>356
/cVσ_VσV 殺伐とし過ぎたかも知れません……
>>357
/cVσ_VσV ありがとうございます
ご迷惑をお掛けしています。
>>359
/cVσ_VσV 対処法の一つとの事で
今回試しに買ってみたのですが
どうやら効果あった様です。 /cVσ_VσV お待たせして申し訳ありません
突然の規制で戸惑ってしまいましたが
何とか更新出来る様になりました
見て下さってる方、保守して頂いた方
本当にありがとうございます。
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 ……ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああッッッッッッ!!!!!!!!!!!
ドンッッッ
「うぐっ!!」
バタンッ!!
「ぐはぁ!」ズザァッ!
「…………ぅっ……」
穂乃果「ぅいってて……っ」ヨロッ
穂乃果「……ぁ、」 穂乃果「……」
穂乃果「……出られた、」
穂乃果「あっ、そ、そうだ!」バッ
こころ「」
穂乃果「こころちゃん!大丈夫!?」
こころ「ん〜……zzZ。」
穂乃果「……はぁ、良かったぁ。」 穂乃果「……」
穂乃果「私と、こころちゃんだけ……」
穂乃果「っ」
こころ「zzZ」
穂乃果「ごめんね……誰も助けられなかったよ……」スッ
こころ「zz……んふふ、」
穂乃果「……」ナデナデ
穂乃果「……あれ?そう言えば、」
穂乃果「なんで、誰もいないの……?」 「…………ぅ……」
穂乃果「え?」
理事長「……」
穂乃果「り、理事長先生っ!!?」ダッ
ザッ
穂乃果「理事長先生っ!!大丈夫!?ねぇ!?」
理事長「……」
穂乃果「理事長先生ぇっ!!!」 穂乃果「ッッッ」バッ
穂乃果『Может работать……ッ』パァアアッ
『聖天術・いたいのいたいの飛んでゆけ!!』
ホワァアアアアッッ!!!
穂乃果『死なせないっ……絶対に死なせたりしないっ!!』
アアァアアアアアッッッ!!!!!!
理事長「…………っ……」
理事長「……ぁ……あらぁ……」
穂乃果「!」 理事長「ほのか…ちゃ〜ん……」
穂乃果「そう!穂乃果だよ!!」
理事長「ぇ……へへぇ、」
穂乃果「ねぇ!なにがあったの!?みんなは!?」
理事長「わ……わたしぃ……っ」
理事長「うっ、ゴホォッ……アァッ……」
穂乃果「!?」 理事長「っ……っっ」
穂乃果『待ってて!!もっと術かけるからっ!!』パァアアアアッッ
理事長「……っ」
穂乃果『ど、どう!?少し良くなった!?』パァアアアアッッ
理事長「……うふふ、」
理事長「うん……もぅ、大丈夫だよぉ」ヨロッ
穂乃果「はあぁぁぁっ、良かったぁ……」 穂乃果「理事長先生!他のみんなはどうしたの!?」
理事長「……」
理事長「……ちょっと、お散歩に出掛けたの。」
穂乃果「えっ」
理事長「大丈夫だよぉ、すぐに帰ってくるからぁ……」
穂乃果「……」
理事長「……それより、あんじゅちゃん達は」
穂乃果「!」 穂乃果「ご、ごめんなさいっ!!間に合わなかったのっ!!」
理事長「……そっかぁ、」
穂乃果「穂乃果がっ……私がもっと早く、みんなの事運べたら……そしたらっ!」
理事長「うぅん。」
理事長「それも含めて、全部わたしの所為なの……」
理事長「だからぁ、穂乃果ちゃんはなぁ〜んにも気にしなくていいんだよぉ……」
穂乃果「違うのっ!私が──」 穂乃果「……それ"も"?」
理事長「……」
理事長「今度こそ……みんな幸せになれるって、そう思ってたんだけど……」
穂乃果「ど、どう言うこと?」
理事長「……」
理事長「……今の、この世界はね、」
理事長「わたしが一度、造り変えたものなの。」 穂乃果「……」
穂乃果「…………え?」
理事長「20年前にね、わたしが落日をつかってしまったのが、この未来のはじまり……」
理事長「っ」ゴホッ
穂乃果「な、なに言ってるの……?」
理事長「……あの時、アナタのお母さんの忠告も無視して……わたしは……」
穂乃果「待ってよっ!!」
理事長「……」 穂乃果「20年前って……お母さんも理事長先生も、みんな仲良かったじゃん!!なのになんで!?」
理事長「……あぁ、なるほど、」
理事長「肆号単体じゃ見れないから……参号との連結作動で観たのね……」
穂乃果「……」
理事長「穂乃果ちゃんが観たのはねぇ……」
理事長「世界が、再構築される瞬かんのっ、きろ……k……っ」
理事長「ゲホッ!ゴホッ……っ」ガクッ
穂乃果「り、理事長先生!!」 理事長「……だ、大丈夫。」
穂乃果「どう言うことなの……?やっぱり、理事長先生とお母さんは闘ってたの!?」
理事長「ほ、本当の……歴史はね……?あそこで終わっちゃったの……っ」
穂乃果「ッッッ」
理事長「貴方の……お母さんと闘った直後に……私が……落日……を……っ」
穂乃果「り……理事長先生が……?」
穂乃果「ど、どうして……」
理事長「……耐えられなかったの、」 理事長「下界で、石ころみたいに扱われる子供たちを見るのが……」
理事長「どうしようもなく追い詰められて……罪を犯した子供たちが……地獄に落とされて行くのが……っ」
穂乃果「〜っ」
理事長「……そして、そんな世界が当たり前みたいに続いていくのがっ」
穂乃果「そ、それじゃあ……穂乃果たちが今いる世界って……」
理事長「……」
理事長「……わたしはね、」 理事長「わたしの願いで、確かに下界の子供たちをみんな幸せにする事は出来た……でも、」
理事長「幸せも不幸も……ホントは全部、一定の量と流れがあるって、そう思い知らされたわ……」
穂乃果「……」
理事長「誰かの幸せがあれば、誰かの不幸だってある。……その流れを、私は強引にねじ曲げてしまった」
理事長「そのしわ寄せが、私たちにそのまま降りかかったのよ……」
理事長「……私が、そうしてしまったの、」 穂乃果「そ、そんなの……っ」
理事長「……」
理事長「結局、あなたのお母さんが言った通りだったわ……」
理事長「出会ってしまった困難から逃げて……その結果、絵里ちゃんとツバサちゃんまで同じ過ちを犯させてしまった……」
理事長「……みんなを不幸にしちゃった。」
穂乃果「っ」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
もう大丈夫だと思いますので、
明日の夜にまた更新出来る様努めます
お待たせしてしまい申し訳ありませんが
何卒宜しくお願いします。 話が作りこまれてて面白い
>>347ってどういうことなの?
あんじゅたちに何が起きたの? PVのシーン若干違和感あったけどそういう事だったのか! >>379
/cVσ_VσV 恐縮です。ありがとうございます
ごめんなさい、コレについては
最後にお話させて頂きます。
>>380
/cVσ_VσV はい。海未ママが斬りかかる辺りまで
再構築の影響が出ていました。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 理事長「絵里ちゃん……止められなかったなぁ……」
理事長「ほんと……っ、なにもしてあげられなかったっ……っ」
穂乃果「……」
理事長「世界を駄目にした私がっ……彼女を止める権利なんて……っ!」
理事長「その挙句っ……全て人任せで……言うべきことすらも言わず──っ!」グッ
穂乃果「!」
理事長「ゲホッ!ゲホッ!ゴホッ……ッ」 穂乃果「り、理事長先生!?」
理事長「ハァッ、ハァ……っ、」
理事長「……みんなに嘘をついて……騙して……」
理事長「こんな……偽りの平和……」
理事長「誰も、望んでなんて無かった……」
穂乃果「……」
穂乃果「……それでも、」
穂乃果「それでも、穂乃果は幸せだったよ。」 理事長「……っ」
穂乃果「こころちゃんもことりちゃんも、ツバきゅんも英玲奈先生も、」
穂乃果「ヒデコもフミコもミカも、魔女のみんなも、下界のみんなだってっ、」
穂乃果「"この世界"で生きてきたみんなはっ!間違いなく今日まで幸せだったんだもんっ!!」
理事長「ッ」
穂乃果「そしてね!そのみんなの幸せには、理事長先生もいるんだよ!?」 穂乃果「理事長先生のお陰で、今日までとっても幸せに生きてこれたもん!!」
理事長「……」
穂乃果「いつだって、誰かの幸せを願ってくれてた理事長先生のことっ、大好きだもんっ!!」
穂乃果「だから──っ!」
理事長「ふ……ふふっ、」
理事長「改めて、自分を褒めてあげたくなっちゃったわぁ……」スッ
穂乃果「え?」 理事長「穂乃果ちゃん、こんなに大きくなったのよねぇ……私、本当に嬉しい」ナデナデ
穂乃果「な、なんか照れくさいよぉ//」
理事長「いつの間にか、4年も経っちゃったのかぁ……」
理事長「あの時、天使達みんなの反対を押し切って、下界に降臨して」
理事長「病で亡くなる筈だった貴方を、無理やり天界学校に入学させて……」
穂乃果「……」
理事長「……あっという間の4年間だったわ。」 穂乃果「あはは、懐かしいね。」
穂乃果「あの日、いきなり理事長先生がウチに来て、穂乃果の頭にこの輪っかを乗っけてさ、」
穂乃果「"今日から貴方は天使で〜す!"なんて急に言うんだもん。」
理事長「うふふ♪」
穂乃果「突然身体は元気になるし、なんか羽まで生えるし、オマケにお母さんと雪穂は泣きながら押し倒してくるしで、」 穂乃果「ほ〜んと、今でもハッキリ思い出せるよ。」
理事長「私もよぉ〜」
穂乃果「それでさぁ、理事長先生は何にも説明しないでさっさと帰っちゃうしさ?」
理事長「ごめんねぇ〜」
理事長「でもぉ〜、私もあの後大変だったんだよぉ〜?」
穂乃果「え?そ、そんなに大変だったの?」
理事長「そうよぉ〜?」 理事長「なんせ〜、天界のルールを一つ破らなくちゃならなかったからねぇ〜。私すごぉ〜く怒られちゃったも〜ん」
穂乃果「うっ……ご、ごめんなさいっ」
理事長「うふふふ〜」
理事長「だぁ〜い好きな穂乃果ちゃんのためだも〜ん。先生どんな事でも頑張っちゃいまぁ〜す♪」
穂乃果「えへへ、」 穂乃果「お父さんも、それにお母さんも雪穂もね?理事長先生には凄く感謝してると思うよ?」
理事長「嬉しいわぁ〜♪」
穂乃果「うぅん、穂乃果の家族だけじゃない」
穂乃果「みんな……みんな、理事長先生には感謝してる」
理事長「うふふ…ふ、」
穂乃果「だからね?」 穂乃果「この幸せな気持ちは、絶対に偽りなんかじゃないよ。」
理事長「……うん、」
理事長「ありが……と…ぅ、」
理事長「ッ」グラッ
ドサッ
穂乃果「えっ!?」
理事長「っ……ぅ……」
穂乃果「理事長先生っ!!?理事長先生!!!」 ♪
穂乃果「!」
〜♪〜♫♩♪〜♬♪♪〜♪〜♫♩♪〜♬♪♪〜
穂乃果「な、なに?この音……っ」
理事長「っ……も、もうすぐ……落日が最終段階に……入るわ……っ」
穂乃果「〜っ」
理事長「ほ……ほのか……ちゃんっ」
穂乃果「な、なに?」 理事長「こころちゃんを…おこしてっ……肆号を、起動……させるの……」
理事長「だいじょうぶ……貴方たち…ならっ……かならず、成功…………っ」
穂乃果『っ』バッ
穂乃果『分かったからっ!もう起き上がっちゃダメっ!!』パァアアアアッッ
理事長「……っ」
穂乃果『お願いっ……お願い治ってよぉ……っ!』パァアアアッッ
理事長「ほ…のか……ちゃん……」 穂乃果『な、なに?』
理事長「っ」プルプル
穂乃果『理事長先生……?』
理事長「わたしは……もう、だいじょうぶだからっ……手…握って……」
穂乃果『で、でも!』
理事長「おねがい……」
穂乃果『……』
穂乃果「分かったよ」スッ
ギュッ
理事長「……あぁ、」 理事長「あったかい…なぁ……」
穂乃果「っ」
理事長「わたし……ね?……ほのかちゃんのことも……みんなのことも……」
理事長「だぁ〜い……すき…………」
穂乃果「り、理事長先生?」
理事長「……」
理事長「…………みん……な……みぃ〜んな……だぁ……い……すき……」
「みぃ……ん……な……」
「…………あい……し…て……る…………」 ──パサッ
穂乃果「ぇ……」
理事長「」
穂乃果「り、理事長先生……っ?」
理事長「」サラァ…
穂乃果「──ッ!!?」
サラサラサラァ……
穂乃果「そ、そんなっ……理事長先生っ!!理事長先生っ!!!!」
穂乃果「やだぁああああああああああああっっっ!!!!!!!!!!」 ……………………。
穂乃果「ぅっ……うぁぁ……っ……」
穂乃果「理事長先生……っ、理事長先生ぇ……っ!」
穂乃果「うぅぅ……っ……ぅっ」
穂乃果「……っ」
穂乃果「……」
穂乃果「……助けなくちゃ、」 穂乃果「理事長先生……英玲奈先生やことりちゃん、魔女のみんな……」
穂乃果「お母さんたち……っ」
穂乃果「まだ……まだ、間に合う……っ!」
穂乃果「──ッ!!」ガバッ
ザッ!
穂乃果「私が助けるからっ!!」
穂乃果「必ずっ!!!」 壱号と肆号を操る二人の為に
次元の狭間へと残った仲間たち
零号を操る理事長の為に
落日の元、塵と消えた仲間たち
そして、世界を作り替えた過去を悔い
いつもと変わらない、慈愛の心を抱きながら
天界の長は去って行きました
全ての希望を、穂乃果たちに託して。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
そして、申し訳ないのですが、
次の更新を明後日の夜とさせて下さい
またしてもお待たせしてしまい
本当に申し訳ありません
何卒宜しくお願いします。 親同士の決戦が、茶番じゃなくて本当に戦った事があったのかな /cVσ_VσV すみません
明日のお昼に更新させて下さい。 >>402
/cVσ_VσV 実はそうだったんですが
でも、穂乃果たちなら大丈夫です。
>>403
/cVσ_VσV 絡み合ってしまいました
上手く表現出来ずに申し訳ありません
>>404
/cVσ_VσV 大きな力が存在したとしても
使うのはやはり人間ですからね
>>405
/cVσ_VσV ありがとうございます。
>>406
/cVσ_VσV 途中までは改変前の世界でしたが
落日の影響が天界道具にも現れて
前の世界とごっちゃになった様です。 /cVσ_VσV 昨夜は申し訳ありませんでした
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 …………ぅ、
……んん、
「……ころちゃん」
……ん、んん?
ガシッ
「!」
「こころちゃんっ!!」
こころ「うわぁ!!?」ガバッ
こころ「な、なに……っ!」 穂乃果「……」
こころ「…………へ?」
穂乃果「大丈夫?」
こころ「ほ、穂乃果さん?」
穂乃果「うん」
こころ「……あれ?ここって」
穂乃果「……」
穂乃果「みんなのお陰でね、帰って来れたんだよ」 こころ「?」
こころ「あ、あぁ。そう言えば肆号見つけたんでしたね。」
穂乃果「うん……」
こころ「ん?あれ?そこからどうしたんだっけ?」
こころ「てゆーか、なんで私寝てたんですか?」
穂乃果「そ、それは……」
こころ「え?」
穂乃果「っ」 こころ「……ところで、」
こころ「あの、英玲奈先生たちは?」
穂乃果「……」
こころ「ことりさんや希さん……それに、あんじゅさんともう一人の魔女さんもいない」
穂乃果「こころちゃん……あのね?」
こころ「はい」
穂乃果「え、英玲奈先生たちは……別のところで待ってるって……だから、」 こころ「べつ?」
こころ「……あれ!?」
穂乃果「!」
こころ「な、なんで誰も居ないんですか!?お姉さまとお母さんは!?」
穂乃果「……」
こころ「えっ、もしかしてみんな帰っちゃったんですか!?私たちだけ置いてけぼり!?」
穂乃果「っ」 ギュッ
こころ「!?」
穂乃果「……こころちゃんっ、」
こころ「ほ、穂乃果さんっ?」
穂乃果「ッッッ」ギュウッ
こころ「あ、あの……痛いですっ」
穂乃果「っ」
こころ「穂乃果さん、どうしたんですか?なんか変ですよ?」 穂乃果「〜っ」
こころ「大丈夫ですか?」
穂乃果「……こころちゃん、」
こころ「は、はい。」
穂乃果「……」
穂乃果「肆号を使って欲しいの、」
こころ「へ?」
穂乃果「肆号と壱号の、連結作動を使いたいの……お願い、」 こころ「そ、それは……その為に頑張って肆号を取ってきたんですから、もちろんそうしますけど」
穂乃果「お願い……っ、」
こころ「……」
こころ「……よく分かりませんが、取り敢えず納得しておきます。」
穂乃果「……」
こころ「やり方は一応希さんから聞いていましたから、それで試してみましょう」
穂乃果「……ありがとう。」 ペラッ
こころ「穂乃果さん。壱号の使い方は知ってるんですよね?」
穂乃果「うん、大丈夫。」
こころ「では先ず、私が肆号を起動します」
こころ「そして、次に穂乃果さんが壱号を起動させます」
穂乃果「……」
こころ「それらが上手く行ったら、穂乃果さんが肆号に手を当てがって下さい」
こころ「そうしたら、戻りたい時間を思い浮かべて、力を本に集中するんです」 こころ「……で、」
穂乃果「……」
こころ「ここからが少し難しいと言うか……なんと言うか……」
穂乃果「大丈夫」
こころ「え?」
穂乃果「何があっても成功させるから」
こころ「……え、えっとですね。それで連結作動の条件なんですが、」 こころ「使用者それぞれの願望と、気持ちの強さを全く同じにしないといけないらしいんんですけど……」
穂乃果「うん。」
こころ「う、うんって……穂乃果さん、ホントに分かってますか?」
穂乃果「大丈夫」
こころ「……」
スッ
穂乃果「え?」 こころ「……やっぱり、穂乃果さん変です。さっきから大丈夫大丈夫って、」
穂乃果「……」
こころ「話して下さい。なにがあったんですか?」
穂乃果「そ、そんな時間ないんだってば!」
こころ「穂乃果さんが話してくれないと、とても気持ちを同じになんて出来そうにないです。」
穂乃果「でも!早くしないと、私たちも落日の影響で──ッ」
こころ「!」 穂乃果「あっ」
こころ「……私たち、も?」
穂乃果「こ、こころちゃ」
ガシッ
穂乃果「!」
こころ「……お姉さま……たちは?」
穂乃果「〜っ」
こころ「お母さんは?理事長先生は?他のみんなは?」
穂乃果「……」
こころ「っ」 /cVσ_VσV 不定期になりがちになってしまい
本当に申し訳ありません。
必ず最後まで書きますので
どうかご容赦ください。
これから少しだけ更新しますので
皆さん宜しくお願いします。 穂乃果「……みんなは、」
こころ「べ、別の所で待ってるんですよね!?教えて下さい!」
穂乃果「……」
こころ「ねぇっ!!穂乃果さんっ!!」
穂乃果「みんなは……ね……」
穂乃果「……もう、いないんだ。」
こころ「──ッ!!?」 ヘタッ
こころ「……いやだぁ、」
こころ「やぁああぁあああああああああああああっっっ!!!!!!」
穂乃果「こころちゃんっ……っ!」ガシッ
こころ「あぁあぁぁ…………お姉さま……お母さん……ここあ……っ」
こころ「なんでっ……なんでぇぇ……っ」
穂乃果「っ」ギュッ
こころ「うぅぅ……っ」 穂乃果「……大丈夫、大丈夫っ。」
穂乃果「まだ私たちがいるもん。なんにも終わってなんかないよ」
こころ「ぅっ……」
穂乃果「その為に、みんな私たちに託してくれたんだから」
穂乃果「あと一つだけ、これだけを乗り切ったら、そしたら」
こころ「っ」
穂乃果「また、いつもの日常に戻ろう?」 こころ「いつもの……」
穂乃果「うん。」
穂乃果「穂乃果が教室でグーたらしてて、それを見たこころちゃんが穂乃果を叱るの。」
こころ「……」
穂乃果「そしたら、英玲奈先生が寝ぼけながら教室に入って来て、漆号の三人が廊下で雑用してて、」
穂乃果「ツバきゅんがあっちこっち走り回ってて、理事長先生が校内放送で可愛いものを探してる。」
こころ「……あはは、」 穂乃果「あの、なんでもない平和な毎日に……」
穂乃果「穂乃果たちの場所に、帰るんだよ。」
こころ「……帰りたい…っ」
穂乃果「うん」
こころ「わたしっ……あの頃に帰りたいですっ……っ」
穂乃果「うん、穂乃果も。」
こころ「世界なんか作り替えなくたっていいっ!……だってわたし、幸せだったもんっ!!」
こころ「あの毎日が、大好きなんだもんっ!!」 ズァアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!
こころ『!?』
こころ『せ、セカンド・ストーリーが……本が勝手に光り出した……っ!』
穂乃果『条件は揃ったみたいだね。』
こころ『穂乃果さんのヘアゴムも……』
こころ『コレが、壱号と肆号の連結反n』
……あははは、
こころ『!』 パシャッ…パシャッ……
こっちだよー!
あーん!まってー!
こころ『ぇ……え?』
おいてっちゃうよー?
まってよー!
こころ『……』
穂乃果『こころちゃん?』 ………………
こころ『……』
穂乃果『ねぇ、こころちゃん』
こころ『……』
穂乃果『もしかして、セカンド・ストーリーって凄く扱い辛い。とか?」
こころ『……いえ、そう言うわけではないんですけど』
穂乃果『けど?』
こころ『ごめんなさい……もう大丈夫です。』 こころ『穂乃果さん。本に手を当てがってみて下さい。』
こころ『そうすれば、きっと何かが分かるはずですから」
穂乃果『……分かった。』
穂乃果『っ』スッ
ズァァァアアアアッッ!!!!!
……グニャァア
穂乃果『──ッ!!』ヨロッ
こころ『うっ!!?』ガクツ こころ『なっ、なにこれ!?』
穂乃果『身体の感覚が……っ』
こころ『なんかっ、近い物がすごく遠く感じます!』
穂乃果『……ホントだ。』スッ
穂乃果『目の前にこころちゃんがいるのに、ずっと向こうにいる感じがする』
こころ『!』 穂乃果『あっ!』
こころ『な、波が止まってる!?』
穂乃果『これって……穂乃果が前に壱号を使った時と似てる……』
こころ『え!?ま、前もこんな感じだったんですか!?』
穂乃果『う、うん。』
穂乃果『この変な感覚は無かったけど、周りの景色が止まったのはそっくりだよ』 穂乃果『ツバきゅんはこれの事、壱号の力の前段階だって言ってたけど』
こころ『な、なるほど』
こころ『──うっ!?』グラッ
穂乃果『え?ど、どうしたの!?』
こころ『っ……は、早くやっちゃいましょう!』
こころ『これ……ッ、参号との連結作動より、力の消耗が激しいみたいですっ……っ!』ガクガクッ 穂乃果『わ、分かった!』
こころ『……穂乃果さん、』
穂乃果『え?』
こころ『……』
こころ『手、繋いでて下さい』スッ
穂乃果『……えへへ、』ギュッ
穂乃果『離さないからね!』
こころ『はい!』 穂乃果『よしっ、行こうっ!!』
こころ『ッッッ』グッ
スッ
パァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ
こころ『うぁ……っ』ググッ
穂乃果『〜ッ』
穂乃果『……理事長先生、みんな。穂乃果たちが必ず助けるからっ、』
穂乃果『だから、待っててねっ!!』 全てが崩れ去って行く世界の中
穂乃果とこころは願いました
あの毎日に還りたい。と
幸せを取り戻したかった、絵里とツバサ
幸せを守りたかった穂乃果たち
それぞれが追い求めた幸せの先にあるのは
果たして…… /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
また少し忙しくなってしまった為
すみませんが、明日のお昼あたりに
更新の有無をご報告させて下さい
最近の不手際とともに、
重ね重ねお詫び申し上げます。 /cVσ_VσV ごめんなさい
今日は暇を作れそうになく
申し訳ないのですが、
明日更新させて頂きたいと思います。 >>442
/cVσ_VσV きっと何処かにある筈です。
>>444
/cVσ_VσV ありがとうございます
本当に嬉しい限りです。
>>445
/cVσ_VσV 穂乃果もツバサも、絵里でさえも
描いた幸せは同じ筈でした
いつかまた帰れるのでしょうか。
お気遣い頂き、いつも感謝しています。
>>446
/cVσ_VσV ありがとうございます。
>>447
/cVσ_VσV ファースト・ストーリーの時でも
亜里沙とかなり苦戦していましたから
危ういかも知れませんね。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 ──気が付けば、
光り輝く渦の淵にて佇んでいる
天使見習いの、穂乃果とこころ
穂乃果「……」
こころ「……」
あの、奇妙な感覚は既になくなっており
今はただ、渦の中心だけを茫然と眺めていました。 穂乃果「……」
穂乃果「……わたし、何してたんだっけ、」
穂乃果「だめだ……なんだか意識がぼんやりしてる……」
穂乃果「……」
穂乃果「そうだ、壱号と肆号をつかって……」
穂乃果「それで……」
穂乃果「──ッ!」 穂乃果「こ、こころちゃん!」
こころ「……」
穂乃果「こころちゃん!こころちゃんってば!!」
こころ「……あっ、」
こころ「ほのか、さん?」
穂乃果「そうだよ!穂乃果だよっ!」 こころ「あれ……わたし、どうして……」
穂乃果「良かったぁ。大丈夫そうだね」
こころ「──あっ!」
こころ「こ、ここどこですか!?」
穂乃果「それが分かんないんだよ。ついさっきまで浜辺に居たのは覚えてるんだけど」
こころ「そうだ!肆号!肆号は!?」バッ 穂乃果「今までこころちゃんが持ってたよね?」
こころ「うぅ……も、もしかして失くしちゃった……?」
穂乃果「ん〜……」
……ボワァアア。
穂乃果「ん〜」
こころ「……え?」 :望む時を明示して下さい。
こころ「……なに、これ」
穂乃果「むむむっ」
こころ「ちょっ……穂乃果さん!」
穂乃果「へ?」
こころ「地面!地面になにか、光る文字が浮かんできましたよ!?」
穂乃果「もじ?」チラッ :望む時を明示して下さい。
穂乃果「ホントだ!」
穂乃果「望む時を、め、めい……」
こころ「……」
穂乃果「っ」
こころ「……明示です。」
穂乃果「あ、そうそう!それ!」 こころ「それにしても、望む時を……ですか。一体なんなんでしょう。」
穂乃果「んん?ここにいる事となんか関係あるのかなぁ?」
こころ「……」
こころ「あっ!」
穂乃果「え!?なに!?」
こころ「も、もしかして……っ!!」 バッ
こころ「こ、答えて下さいっ!!ここは何処なんですか!?」
穂乃果「なんで地面に話しかけてるの?」
こころ「さぁ!」
……ボヤァァアア。
こころ「!」
穂乃果「お!」
:ここは、過去と未来の辻
:その陰に当たる場所です。 こころ「……は?」
穂乃果「……」
こころ「あの……じゃあ、質問を変えます。」
こころ「貴方は、壱号か肆号。そのどちらかなんですか?」
:私は目録を書き換える術
:又の名を、天界劇場式肆号。その片割れです。 /cVσ_VσV すみません
夜に纏めて更新します。 穂乃果ちゃんはノーマルエンドで満足せず本当のEDを探し続けてさまよい歩く旅人のイメージ /cVσ_VσV お付き合い頂き有難う御座います
今から少しだけ更新しますので
宜しくお願いします。 こころ「や、やっぱり!」
穂乃果「……」
こころ「穂乃果さん!オーバーヒートしてる場合じゃないですよっ!!」グイッ
穂乃果「んぁ!?」
こころ「肆号です!肆号が話しかけてます!」
穂乃果「ん?なに?どう言うこと?」 こころ「あーもぉーっ!」
こころ「肆号さん!ここは一体何処なんですか!?分かる様に説明して下さい!」
:本書に於ける、空白の項に当たります。
こころ「ほん……こう……?」
:アナタ方は、本書にとっての記録地点となります。 こころ「むきぃーーーっっ!!!!」バッ
穂乃果「こ、こころちゃんっ!落ち着いて!」グッ
こころ「分かんないよっ!!分かる様にって言ったでしょ!!?なんで分かんないの!!?」
:ここは、未だ形になっていない世界
こころ「時間がないの!!お願いっ!!」
:つまり、天界劇場式肆号の空白の項です。
こころ「──ッ!?」 こころ「え……そ、それって……」
穂乃果「うん。なんか、穂乃果も分かってきたかも……」
こころ「つまり、つまりですよ?ここって……」
こころ「肆号の中ってこと!?」
:はい
穂乃果「だよね!?」 こころ「あ、あのっ!それじゃあ、現実の世界って今は……」
:天使監督官が用いた甦生術によって
:全てが入れ替わっている真っ最中です。
こころ「ッッッ」
穂乃果「……もう、何もないの?」 :いいえ。全てが在ります
:しかし、それは形ではありません。
こころ「かたちじゃ……ない……?」
穂乃果「……」
穂乃果「今のこの状態って、連結してるんだよね?」 :肯定します。
穂乃果「あの、ここから穂乃果たちはどうすればいいの?」
穂乃果「どうやったら、戻りたい時間に戻れるの?」
:コチラをお使い下さい
穂乃果「こちら?どれ?」
こころ「?」 :本書に書き加えることの出来る、唯一の物
:縁の蝋筆です。
穂乃果「……読めない。」
こころ「えん?ふで?」
:縁(ヨスガ)の蝋筆(ロウヒツ)です。
こころ「うわっ、読み仮名ふってくれた。」
穂乃果「よすが?ろうひつってなに?」 こころ「あ、多分コレじゃないですか?背表紙の間のとこに刺さってるヤツ」
穂乃果「うわっ!本ってこんな便利な収納場所があるんだ!作った人あったま良いなぁー!」
こころ「……いえ、たまたまじゃないですかね、」
穂乃果「で?これでどうするの?」
こころ「戻りたい時間を書けばいいんじゃないんですか?」 穂乃果「時間!?何時何分ってこと!?」
こころ「お、おそらく……」
:正確な表記は、正確な遡行を可能にします。
こころ「ほら、やっぱり時間ですよ。あと場所ですね」
穂乃果「ぇえーっ!!時間なんて分かんないよぉ!穂乃果時計持ってないもんっ!」
こころ「……忘れたんですか?」
穂乃果「へ?」 こころ「私、持ってます。」ジャラッ
穂乃果「おーっ!!」
こころ「……ただですね。」
こころ「私が記憶してる時間は、ツバサさんと出会った時までしかありません」
こころ「だから、もっと前の記憶で、時間をハッキリと思い出せる様な場面を──」
穂乃果「あ」
こころ「はい?」 穂乃果「あのさ、参号と肆号で見た映像とかでも大丈夫?」
:記憶の関連性は問いません。
こころ「あの、どう言うことですか?」
穂乃果「……」
こころ「穂乃果さん?」
穂乃果「……えっとね、」
穂乃果「20年前に戻りたいんだ。」
こころ「え?」 :不可能です。
穂乃果「!」
こころ「不可能!?なんで!?」
:その時空間へ戻る為の力が不足しています
穂乃果「……そっかぁ、」
こころ「それなら、何処までなら戻れるの?」
:現在、アナタ方に残存している力を使用した場合
:戻れる時間は、今より3時間27分55秒前までです。 こころ「3時間前……」
穂乃果「……」
穂乃果「やっぱり、さっきこころちゃんが言った、ツバきゅんと会った時間にしよう。」
こころ「……と言うより、私が記憶してる時間と場所が一致するのが、もうそこしか無いんですっ」
穂乃果「なら、迷う事ないよ。」
穂乃果「きっと、あのタイミングが一番いいって事なんだと思う」 こころ「……」
こころ「……ツバサさん、説得出来ると思いますか?」
穂乃果「……どうだろうね。」
こころ「……」
穂乃果「でも、ツバきゅんだって楽しかったはずなんだよ。」
穂乃果「今日までの日々が幸せじゃなかったら、あんな辛そうな顔で、私たちのこと抱きしめたりしないんじゃないかな。」 こころ「そう……なんですかね、」
穂乃果「大丈夫。私たちならきっとやれるよ」
穂乃果「穂乃果は、そう信じてるから」
こころ「……」
穂乃果「ね?」
こころ「……もし、」
穂乃果「え?」 こころ「もし、説得に失敗したら、簀巻きにして林の奥に隠して置きましょう。」
穂乃果「!?」
こころ「見つけられないんじゃ、どうしようもないんですからね」
穂乃果「あ、あはは……」
こころ「じゃあ、時間はさっき書かれてた上限を目一杯使いましょう」カキカキッ
こころ「そして、場所はマメイチ・ビーチ」カキカキッ 穂乃果「こころちゃんとことりちゃんと穂乃果が居た所だね。」
こころ「はい。」
こころ「肆号さん、これでいいですか?」
:認識しました。
:それでは、壱号の所有者に問います
穂乃果「え?」 :時間。3時間27分55秒前
:場所。マメイチ・ビーチ
:人物。壱号の所有者 現肆号の所有者
:この認識で間違いありませんか?
穂乃果「……」
こころ「っ」
穂乃果「……うん、大丈夫。」 :了承しました。
:縁の糸は切られ、輪廻が糾われます。
穂乃果「?」
こころ「は?」
:蝶の旅路に幸福を。
グニャァアアァアアアアアアアアアッッッ 穂乃果「うぁ!?……これっ、」
こころ「うっ、グルグルして……気持ち悪い……っ」
こころ「ほ……ほのかさ……っ」ギュッ
穂乃果「だいっ……じょうぶ、だよ……こころちゃん……っ!」グッ
グニャァアアァアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ………………ッ
「……ぅっ」
「〜っ」
………………。 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので
どうか宜しくお願いします。 保守
なんという現実社会のカスタマーサポート吹いた /cVσ_VσV すみませんでした
もうすぐ更新します
申し訳ありません >>487
/cVσ_VσV 人生相談も乗ってくれますよ。
>>488
/cVσ_VσV はい。叶います
>>489
/cVσ_VσV ありがとうございます。
本の社会性と言う不思議なワードです /cVσ_VσV 長らくお待たせしてすみません
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 斯くして、最後の連結作動を成功させた
我らが穂乃果とこころ。
彼女たちが向かう先は、
運命の交差点とも言うべき時の中
ツバサが、穂乃果たちへ別れを告げた場面。 しかし、
ここでツバサを引き留めると言うことは
臨戦態勢の絵里と遭遇してしまうという事
6年前に袂を別った、この因縁の二人を
穂乃果とこころは止められるのでしょうか。 ズキュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!!!
「…………ぅ……」
「……うぇ……気持ち悪いっ」
「ほ、ほのかさんっ……大丈夫ですか?」
「うん……でもぉ……」
穂乃果「まだぐらぐらするぅ……っ」
こころ「はいぃぃ……わたしもですぅ……」 穂乃果「あれ?」
こころ「あっ」
穂乃果「夕方だ……」
こころ「ほ、ホントだっ。さっきまで青空が広がってたのに……」
「んむぅ〜♡」
穂乃果「うわっ!?」
こころ「!?」
ことり「むちゅ〜♡」ムゥ~ 穂乃果「こ、ことりちゃん!!?」
こころ「うわっ!」
ことり「チューっとねぇ〜♪」ググッ
穂乃果「うぎぎっ……っ!こ、ことりちゃん!!ちょっと待って!!」
こころ「ことりさん!ストップ!」
ことり「イヤでぇ〜す♡」
「──ねぇ、」 穂乃果「あっ!」
こころ「!」
ツバサ「……」
穂乃果「ツ、ツバ……っ!!?」
ツバサ「三人とも、私のそばに来てくれる?」
ことり「?」
こころ(このセリフっ!!)
穂乃果(思い出したよ!確かツバきゅんが抱きついて来て、それで……)
フワ…… 穂乃果「っ」
ツバサ「……」ギュウッ
ことり「ツ、ツバサちゃん!?」
こころ(そうだ。いきなり抱き付かれて私、訳わかんなくなっちゃったんだ)
ツバサ「……」
穂乃果「つ、ツバきゅんっ」
ツバサ「……わたしね、」ギュッ
ツバサ「みんなの事、だいだい大ッ好きなんだ!」 こころ(そして、この後聖天術で眠らされちゃうんだよね)
穂乃果「……」
こころ(でも、今ならまだ間に合う。ここでツバサさんを止められれば、まだ)
穂乃果「──穂乃果も、」
こころ「え?」
穂乃果「穂乃果も、大好きだよ。」
こころ(ほ、穂乃果さんっ!?)
こころ(このままだと、また私たち同じことになりますよ!?) 穂乃果「……穂乃果もね、」
穂乃果「ツバきゅんのこと、それから、理事長先生も、英玲奈先生も。」
ツバサ「……」
穂乃果「漆号の三人も、お父さんもお母さんも雪穂も!魔女のみんなも、下界のみんなも、」
穂乃果「みんな、みんなみんな……」
穂乃果「大好きだったんだよっ」 こころ「っ」
ツバサ「ほ、穂乃果?」
穂乃果「……」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「ツバきゅん、」
ツバサ「な、なに?」
バチンッ!! ことり「えっ!!?」
こころ「……」
ツバサ「ッッッ」ヒリヒリッ
穂乃果「……」
ツバサ「ぇ……えっ、」
穂乃果「あのね、」
穂乃果「この世界を、勝手に変えたらダメなんだよ。」
ツバサ「──ッ!!?」 穂乃果「私は……私たちは、ツバきゅんを止めに来たの。」
ツバサ「あ、あなた……っ」
こころ「……」
ことり「え?え?」
穂乃果「私とこころちゃんはね、壱号と肆号を使って、少し先の未来から来たんだ。」
ツバサ「……連結作動ね。」 穂乃果「だから、全部分かってるの。ツバきゅんがこれからやろうとしてる事も」
穂乃果「そして、どう言うことになるのかも……」
こころ「……」
ことり「???」
ツバサ「……」
ツバサ「……セカンド・ストーリーはこころちゃんが使ったの?」 こころ「は、はい。」
こころ「でも、私の力じゃ本を開いてる状態を維持するのがやっとだったので、」
こころ「時間遡行する為の力は、ほとんど穂乃果さんにお願いしたんです。」
ツバサ「……私も似た様なものだよ。」
ツバサ「6年前の事は記憶にあっても、それだけ前の項をファースト・ストーリーで見る為の力が、私にはなかった。」
ツバサ「だから、ほとんどセカンド・ストーリーに書き出せなくて、過去を変える事も出来なかったんだ……」 穂乃果「……」
ツバサ「……ねぇ、」
ツバサ「わたしは……私たちは、どうなったの?」
穂乃果「……」
穂乃果「みんな、居なくなっちゃったよ……」
こころ「っ」
ツバサ「……」
ツバサ「……絵里、は?」 穂乃果「……分かんない。私たちは直接会ってないんだ」
こころ「……」
ツバサ「そう……」
「あ、あのぅ、」
ことり「ことり、何がなんだか……」
こころ「ごめんなさい。実は、私と穂乃果さんは3時間後の未来から来たんです。」 ことり「え?み、みらい?」
ことり「でも……今の今まで一緒にいたよ?その穂乃果ちゃんたちは、どこに行ったの?」
穂乃果「あ、そう言えば」
こころ「確かに、この時間の私たちって何処に行ったんでしょう?」
ツバサ「……記憶と精神だけが戻ったんだよ。」
こころ「え?」 ツバサ「自分が存在する過去や未来に行くのに、わざわざ肉体ごと移動させる意味はないって言ってたから」
ツバサ「だから、今の貴方たちは精神と記憶だけ、3時間後の状態を持ち越したんだと思う。」
こころ「……言ってたから?」
ツバサ「肆号がね。」
ツバサ「並行する世界の残滓を垣間見ながら……とかなんとか言ってたけど、体験するまでサッパリだったわ。」
こころ「並行する世界の……」
こころ「あっ!」 ツバサ「身に覚えがあるの?」
こころ「は、はい!ここへ来る直前に、浜辺で知らない子たちが遊んでるのが見えたんです!」
穂乃果「え?ほ、穂乃果見えなかったよ?」
ツバサ「アンタは壱号使ってたんでしょ?なら見えないよ」
ことり「……あ、あのぉ〜。」
ツバサ「?」
ことり「そ、それってつまり、穂乃果ちゃんとこころちゃんは、何かを止める為に3時間後の未来から来たって事なんだよね?」 ツバサ「……私をね。」
ことり「そ、そこが分かんないんだよぉ〜。」
ことり「これから止めなきゃいけないのって、例の金髪の魔女さんなんでしょ?なのになんで……」
こころ「……甦生術って、聞いたことあります?」
ことり「!」
ことり「それって、確か世界を作り替える術だって……」 こころ「さ、さすがですね。まさか知ってるとは思いませんでした」
ことり「でも、酷い術だから絶対に使おうと思ったらダメだって……お母さんそう言ってたよ。」
穂乃果「……」
こころ「……」
ツバサ「……穂乃果、こころ。」
ツバサ「今の貴方たちに、伝える事があるの」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので
見て頂ければ幸いです。 >>515
/cVσ_VσV いつもありがとうございます。
>>516
/cVσ_VσV 今回、落日の起動によって
この世の理を外れた世界に居たからこそ
地上世界でも肆号Sを使えたのですが
基本的には、零号の断層内でしか
肆号Sは使用できないので、
いまの状況では使用は難しくなります。
>>517
/cVσ_VσV ツバサもツバサなりの事情があった様です /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 穂乃果「いまの?」
こころ「ど、どう言う意味ですか!?」
ツバサ「……」
ツバサ「……ファースト・ストーリーの記録には、貴方たち二人が時間遡行するなんて文面は、何処にも無かった。」
穂乃果「!」
ツバサ「これで、ようやく歴史が変わるのかも知れない」
こころ「ようやく!?ようやくって!?」 ツバサ「6年前、私は大きな過ちを犯した。」
ツバサ「そして、その過ちを塗り替えたくて、天使監督官になって肆号の管理を志願した」
ツバサ「でも、何度使ってみても近い未来と過去の出来事しか見る事が出来なかったの」
ことり「……」
ツバサ「あの出来事は、罪は、もうどうやっても変える事は出来ないんだって、」 ツバサ「絵里と一緒にいる未来は、もう何処にもないんだって……」
穂乃果「……」
ツバサ「……でも、思ったのよ。」
ツバサ「もしかしたら、過去だけじゃなくて、これから起こる未来を書き換える事も出来るんじゃないかって」
こころ「っ」
ツバサ「それで、何気なしにファースト・ストーリーで近い未来を見て見たのよ」
ツバサ「……そこには、白紙になるまでの項に今日までの大体の出来事が記されてた」 ツバサ「今から、私が絵里に殺される事」
ことり「!?」
ツバサ「理事長や、他のみんなが絵里と闘う事。そして」
ツバサ「──"絵里"が落日を唱えてしまう事も。」
こころ「え!?」
ことり「!」
穂乃果「ど、どう言うこと!?私たちの居た未来と違うの!?」 ツバサ「……本当なら、絵里の落日起動は必ず成功する筈だったんだよ」
ツバサ「理事長も含め、絵里の原生呪禁術でみんなやられてしまった後に」
こころ「〜っ」
穂乃果「な、なら!なんで教えてくれなかったのさ!?別に話してくれたって」
ツバサ「変えたくなかったの。」
穂乃果「えっ」 ツバサ「ここで変に変えてしまったら、また同じ結末に逆戻りしてしまうんじゃないかって……」
こころ「ど、どう言うことですか?」
ツバサ「……」
ツバサ「この未来を知った時、私はセカンド・ストーリーを使って、ファースト・ストーリーに書かれた重要な場面を、少しだけ書き換えようとしたの」
こころ「よ、肆号本来の使い方ですね」 ツバサ「うん。これ自体は、前にも使ってたから問題はなかったんだけど」
ことり「い、いつ?」
ツバサ「希とあんじゅの仲違いをどうにかしたくてね、少しだけ修正したんだ」
ことり「あっ」
ツバサ「だから、今回もきっと上手くいくと思って、修正してみたんだけど」
ツバサ「……どう書き直しても、最終的には絵里が落日を起動して、世界が再構築されると言う白紙の未来が記されてしまった。」 穂乃果「っ」
ことり「そ、そんな……っ」
こころ「〜ッ」
ツバサ「どう足掻いても、落日が起動される未来は変わらない。」
ツバサ「それならば──」
ツバサ「"絵里以外の人が"落日を起動したら、その先の未来が変わるかも知れない。」
穂乃果「!」
こころ「そ、それでツバサさんが……?」 ツバサ「そっちの私がどうやったのかは分からないけど、こうして穂乃果とこころが未来から来てくれたって言う事は、」
ツバサ「或いは、私の目論見は成功したのかも知れないね。」
穂乃果「……」
こころ「ッ」
ことり「……ツバサちゃん。」
ツバサ「なに?」
ことり「大体のお話は分かったよ。」 ことり「これからしなくちゃいけない事もね。」
こころ「ことりさん……」
ことり「だから、次はこの世界で一番近い未来から変えてみようよ。」
ことり「そうすれば、また何かが大きく変わるかも知れないから」
こころ(……このことりさん、なんだか真面目な時の理事長にちょっと似てる。)
穂乃果「うん、そうだね。」 穂乃果「こうして前の時間に戻ってこれたんだもん、ここから頑張らなくちゃ!」
ことり「……たぶんだけど、」
穂乃果「え?」
ことり「穂乃果ちゃんたちが来た未来の私は、全然役に立ててなかったんじゃないのかなって」
穂乃果「そ、そんなことないよ!」
こころ「そうです!そんな事ありません!」
ことり「ううん、なんとなく分かるの。」
ツバサ「……」 ことり「だから、もう可愛くなくてもいいから……この世界では死に物狂いで頑張って、」
ことり「そして、今度こそみんなの役に立ちたいんだって」
ことり「何故か、そう強く思ってるんだ。」
穂乃果「ことりちゃん……」
ことり「ねぇ、ツバサちゃん。」
ツバサ「ん?」
ことり「これから、直ぐ起きる事は分かる?」 ツバサ「本来なら、もうすぐここで私と絵里が遭遇して」
ツバサ「……そして、私は絵里に殺される。」
穂乃果「ッッッ」
こころ(前の世界では、私たちが眠った直後に起こるんだよね……っ)
ことり「……」
ことり「待ち伏せしよう。」 穂乃果「うぇ!?」
こころ「はっ!?」
ツバサ「ま、待ち伏せ!?」
ことり「そう。後ろの林の中で待ち伏せして、四人でいっぺんに飛びかかるの」
穂乃果「な、なんかそれっ、卑怯ってゆーか」
ことり「そんな事言っちゃダメ!!」
穂乃果「!?」 ことり「ここで終わりにしなくちゃダメなの!!その為には、やれる事はなんでもやらなくちゃいけないんだよ!?」
穂乃果「で、でもぉ……」
ツバサ「てゆーか!取り押さえた後はどうする気なの!?呪文唱えられちゃったらそれまでなんだよ!?」
ことり「その時はコレ!ことりの必殺アイテム!」
ツバサ「へ?」
ことり「天界魅了式伍号の出番です!」 /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の夜にまた更新しますので
お付き合い頂ければ幸いです。 自らの身をもってしてまで、未来の改変を成した策士ツバサ 3時間前の精神と記憶だけ持ち越すって、うまい事考えるなぁ /cVσ_VσV 長らくお待たせしてごめんなさい
今日の夕方に必ず参りますので
どうかご容赦ください。 /cVσ_VσV 連日の不在申し訳ありませんでした。
この場所を残して頂いたこと
本当に感謝しています。
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 前の世界にて、
天使監督官・ツバサが起こした突然の乱心
当初、絵里への悔恨の念と共に
落日を起動させてしまったかに思えたが
しかし、それは予定調和を崩す為の
ツバサによる、正に苦肉の策だったと言う。 そんな彼女の願いに応えるかの様に
決死の時間移動を刊行した、穂乃果とこころ。
──果たして、
彼女たちは、
白紙の世界に明日を記す事が出来るのでしょうか 穂乃果「……」
こころ「……」
ことり「……」
ツバサ「……」
ツバサ「……ねぇ、」
ことり「ツバサちゃん。しー、だよ?」
穂乃果「金髪の人が来たら飛びかかる……金髪の人が来たら飛びかかる……」ブツブツ
こころ「違いますって、私が気を引いたらです。」 ツバサ「あの……これだけ言わせて?」
ことり「なに?」
ツバサ「やっぱさ、囮役は私がやった方がいい気がするんだけど」
こころ「駄目です、それは私の役目です」
ツバサ「で、でもさぁ?」
ことり「ツバサちゃん。」
ことり「ここでツバサちゃんが出て行ったら、また同じ結末になっちゃうかも知れないんだよ?」 ツバサ「それは……っ」
ことり「だから、ここはちょっとだけ我慢して」
穂乃果「そうだよ!絶対あの魔女さんと一対一になったらダメ!」
ツバサ「……それにしたってさぁ、」
ツバサ「こころちゃんが絵里の気を引いてる隙に、私たち三人で飛び掛かって押さえ付けるって」
ことり「……」
ツバサ「これ、どう考えても失敗する様な気がするんだけど」 ことり「大丈夫。」
ツバサ「大丈夫って……」
ことり「ふん捕まえたらすぐに、そこで拾ったツタでグルグル巻きにして、口にはその辺の葉っぱ詰め込むから」
ことり「だから、何も抵抗出来ないよ。」
ツバサ(鬼……っ!)
こころ(通り魔みたいな事言ってる) ツバサ「あ、あとさ?ホントに私……これ被るの?」スッ
ことり「だって、あの魔女さんはツバサちゃんにプンプンしてるんでしょ?」
ことり「だからね、なるべく興奮させないようにそれで顔を隠して、声も出しちゃダメだよ?」
ツバサ「……」クンクンッ
ツバサ「……葉っぱ臭い、」
ことり「それはそうだよぉ。それも葉っぱとツタで作ったんだもん」 ツバサ「〜っ」
こころ(ことりさんって、意外と野性的なところあるんだなぁ)
穂乃果「ことりちゃん。」
ことり「ん?」
穂乃果「もう一回だけ、手順を確認してもいい?」
ことり「いいよぉ。」
ことり「こう言うのはぁ、納得出来るまで何回もした方がいいからねぇ」
穂乃果「ありがと〜」 穂乃果「──えっと、最初にこころちゃんが魔女さんの気を引いて」
穂乃果「穂乃果たちは後ろからこっそり近づいて、三人でいっぺんに飛び掛かる。」
ことり「うんうん。」
穂乃果「そんで、手足をグルグル巻きにして、口に葉っぱ詰めて詠唱出来なくしたら」
穂乃果「最後に、ことりちゃんが伍号で魔女さんの気持ちを落ち着かせる。……で、いいんだよね?」
ことり「はい。よく出来ました♪」
穂乃果「えへへぇ」 こころ(なんか不安になってきた……)
ツバサ「それで、伍号を使ったあとはどうするの?」
ことり「えっとね、」
ことり「ツバサちゃんに対する気持ちを、少しだけ変えようかなって」
ツバサ「そんなの洗脳じゃないのっ!!」
ことり「うっ……や、やっぱりダメかなぁ、」
穂乃果「う〜ん……本人の考え方まで変えちゃうのは、穂乃果も良くないと思う。」 こころ「でも、そんなに怒ってる人の事、本当に説得なんて出来るんでしょうか」
ツバサ「……」
ことり「っ」
穂乃果「説得する。」
こころ「!」
穂乃果「穂乃果が、必ず説得するから」
穂乃果「必ず。」 こころ「穂乃果さん……」
ことり「うん。ことりも精一杯頑張る!」
ツバサ「……」
ツバサ「……思うにね、」
穂乃果「え?」
ツバサ「最初に起こった出来事が少しでも違えば、その後の未来は似ても似つかない、全然違うものになるんじゃないかなって」
ツバサ「私は、そう思うんだ。」 ことり「……」
こころ「……」
ツバサ「それってさ、今のこの状況がもう、まったく違う未来に向かってるって」
ツバサ「そう言う事なんじゃないかな?」
穂乃果「……」
こころ「……つまり、未来を変えられる可能性は十分にあるって事ですよね。」 ツバサ「そう。」
ツバサ「だから、穂乃果のその訳のわかんない自信も、今なら信じてもいいって、そんな気持ちになれるかな」
穂乃果「訳わかんなくなんてないよっ!」
ツバサ「なんで?」
穂乃果「だってさ!」
穂乃果「今回はツバきゅんも一緒なんだよ!?」
ツバサ「!」 穂乃果「みんないるんだもん!だから大丈夫!!」
ツバサ「……そうだね。そうかも知れない。」
ことり「うふふ、」
こころ「ちょっと他力本願の様な気もしますけど、確かにそんな気はしますね」
穂乃果「やれるよ!今度こそ!」
ことり「うん♪」
ツバサ「──ッ!!」 ……ザッザッザッ
ツバサ「き、来た!!」
ことり「みんな隠れて!」
穂乃果「ッ」バッ
こころ「穂乃果さん!足!足踏んでます!!」
穂乃果「はわわっ!ご、ごめん!」ザザッ
ツバサ「いいから早く隠れなさいって!」
ことり「──ん?」 絵里「……」
ことり「あれ?」
穂乃果「……あの魔女さんの髪型ってさ、」
ことり「そうそう!ことりも思った!」
こころ「そんなんどーでもいいですっ!!二人とも集中して下s」
ツバサ「こころちゃん!陽動お願い!」
こころ「へ?は、はい!」ザッ /cVσ_VσV すみません
今回はここまでとさせて頂きます
明日の朝までには必ず更新しますので
何卒ご容赦ください。 乙です
ことりは異空間に取り残された時も動揺しなかったから先を見越していたのかな >>569
/cVσ_VσV なんでしょうね、
何か心変わりしたのでしょうか
>>570
/cVσ_VσV ありがとうございます。
もしかしたら、前の世界での無念が
微弱ながら伝わったのかも知れません。
>>571
/cVσ_VσV 風が吹けば桶屋が儲かる。と言いますから
何かが変わってもおかしくありません。
>>572
/cVσ_VσV お付き合い下さってありがとうございます。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 ザッ ザッ ザッ……
絵里「……」
絵里(……おかしい。)
絵里(あの映像だと、確かにここら辺だった筈なのだけど、)
絵里(それに、先手を打って理事長か長だけでも倒しておきたかったのに、あんな編成じゃ不意もつけない)
絵里(肝心の骨を持ってる中立者も、どうやら反対の方向に居るみたいだし)
絵里「……しくじったわ。」 「あ、あのっ」
絵里「!」
こころ「〜っ」
絵里「……あら、誰かしら?」
こころ「え、えっとですね!」
こころ(ヤバいっ、緊張して話す内容が……っ)
絵里「……」
こころ「〜ッッッ」
絵里「あっ」 絵里「貴方、もしかして……」
絵里「足が悪かった子かしら?」
こころ「……へ?」
絵里「やっぱり」
絵里「久しぶりね。少し雰囲気が違ってたから、気付くのが遅れちゃったわ」
こころ「あ、あのっ」
絵里「えっと、確か……そう、」
絵里「ここあちゃんってお名前だったわよね?」
こころ「!!?」 こころ「どっ、どーしてここあの事を!!?」
絵里「!?」ビクッ
こころ「なんでここあの事を知ってるんですか!!?」
絵里「え?だ、だって、前に足を治した事もあったし……それに、その後も会ってたから、」
こころ「足をっ!!?」
絵里「……と言うか、貴方ここあちゃんじゃないの?」 こころ「私は姉のこころですっ!!」
絵里「あっ、お、お姉さんだったのねっ?ごめんなさい」
こころ「そんな事はいいです!それより、どうして貴方がここあの足を治したんですか!!?」
絵里「どうしてって……なんだか可哀想だったから……つい、」
こころ「〜っ」 穂乃果「……ねぇ、」
ツバサ「ん?」
穂乃果「なんか、こころちゃん焦ってるみたいに見えるよ?」
ツバサ「ん〜。でも、この距離じゃ話してる内容までは分からないからなぁ」
ことり「上手く相手の気は引けてるみたいだから、そんなに心配しなくても大丈夫だと思う」
ツバサ「それはそうだけど……」 ことり「焦っちゃダメ。こう言う時こそ落ち着かないと」
穂乃果「そうだね。こころちゃんが合図するまで待とう」
ツバサ「あの子が海の方を向いたら、だよね?」
ことり「そう。ゆっくり忍び足だよ?」
穂乃果「穂乃果は忍者……穂乃果は忍者……」
ツバサ「……それ必要?」
穂乃果「うん。」 絵里「あの、貴方の名前は?」
こころ「……さっき名乗りました。」
絵里「ご、ごめんなさいっ、よく聞いてなくて……もし良かったら、もう一度教えて貰えないかしら?」
こころ「私はこころです。」
絵里「こころちゃん、ね。ここあちゃんのお姉さんの」
こころ「……貴方はなんてお名前なんですか?」
絵里「私は絵里よ。よろしくね?」 こころ「……」
こころ「なんで、妹の足を治したんですか?」
絵里「え?だから、可哀想だったからつい」
こころ「……そこがよく分かんないです。」
絵里「そうかしら?目の前に困ってる人が居たら、たとえ誰でも助けたくなるものじゃない?」
こころ「っ」
こころ(どうして?なんでこんな事言う人が、
人を傷つけたり出来るの?) 絵里「それより、ここあちゃんは元気かしら?」
絵里「前に会った時もあまりお話できなかったから、今度こそちゃんとお話したいわね。」
こころ「……」
絵里「彼女、呪文に少し興味があったみたいだから、将来は辺境に来るのも悪くないんじゃ──」
こころ「ここあは下界で幸せになるんですっ!!魔女にはなりませんっ!!」
絵里「うっ!?ご、ごめんなさい!」
こころ「〜っ」 絵里「……あの、気を悪くさせたのなら謝るわ。私はただ、ここあちゃんの興味を大事にしたくて」
こころ「っ」
絵里「だってほら?結局、最後は自分が何をしたいのかが大事だと思ったから……」
こころ「……いえ、」
こころ「私も、言い方が悪かったです。」
絵里「……」 こころ「絵里さん」
絵里「なに?」
こころ「絵里は、なんで……」
絵里「?」
こころ「……」
絵里「どうしたの?」
こころ「……みんなの事は、嫌いですか?」 絵里「みんな?みんなって誰のこと?」
こころ「えっと、希さんとかあんじゅさんとか、それから、英玲奈先生とか」
こころ「あとは……亜里沙ちゃんとか、それに凛さんとか長さんも、」
絵里「あら、亜里沙の事を知ってるの?」
こころ「……大事なお友達です。」
絵里「それは良かったわ。亜里沙の事、よろしくね?」 こころ「い、いえ、こちらこそ」
絵里「それで、みんなの事が嫌いか?だったかしら」
こころ「あ、はい。」
絵里「んー、そうねぇ」
絵里「色々と思うところはあるけれど……」
絵里「私は、みんな大好きよ。」
こころ「!」 絵里「ふふ。急にどうしたの?」
こころ「……」
こころ「……私も、みんな大好きです。」
絵里「もちろん、貴方とここあちゃんの事もよ?」
こころ「!」
絵里「事情があって、ここあちゃんと出逢った時は邪険に扱ってしまったけど」
絵里「出来れば、貴方たち二人ともちゃんと仲良くしたいって」 絵里「──私は、そう思ってるわ。」
こころ「……」
スッ
穂乃果「あっ!」
ツバサ「振り向いた!」
ことり「行くよ!ヒヨコ隊突撃っ!」バッ
ツバサ(その名前っ!!) /cVσ_VσV すみません
今日はここまでとさせて頂きます
明日の朝にまた更新しますので、
何卒宜しくお願いします。 ここでここあの伏線か
既に色々変わりつつある感じする 絵里も絵里で万事計画通りというわけでもなかったのかな そうだよね、絵里も悪人じゃないし。無暗に人を傷つけたりしない >>592
/cVσ_VσV そうですね
もう変わってる所も幾つかあります
>>593
/cVσ_VσV 世界によっては、
事の起こりも様々になっている様です。
>>594
/cVσ_VσV 根は善人ですから
怨みさえければ誰よりも優しいです。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 こころ「……」
こころ(……亜里沙ちゃんも、希さんもあんじゅさんも、それに英玲奈先生だって)
こころ(絵里さんの事、あんなに大事に思ってた)
こころ(そして、絵里さんもみんなの事を大好きだって……)
こころ(本当に、ツバサさんとの事さえ許して貰えれば、何もかも上手く行くんじゃないのかな) こころ(こんなにいい人なのに、これからここで、絵里さんはツバサさんをっ)
こころ(……ダメ。そんな事、絶対にさせたくない)
絵里「?」
こころ(でも、どうすれば絵里さんがツバサさんを許してくれるのか……私にはとても思いつかない。)
こころ(相手を消しちゃいたくなる様な恨みなんて、私には……)
絵里「あの、こころちゃん?」 こころ「私は……」
絵里「こころちゃーん。」
こころ「えっ?は、はい!」クルッ
こころ「──ッ!!?」
『それぇえええええっっっ!!!!!!』バッ
絵里「え!?」ビクッ
こころ「あっ!!」 こころ「ふんっっ!!!!!」ドンッ
絵里「のっほっ!!?!?」グンッ
穂乃果「はっ!!?」
ことり「ぇえっ!!?」
ズザァッ!!!
絵里「」ガクッ
ツバサ「こ、こころちゃん!!なんで!!?」
こころ「……あ、」 なんと、
計画していた、絵里捕獲作戦の手筈は
あろう事か、陽動役だったこころの蛮行によって
敢なく打ち崩されてしまったのです。 /cVσ_VσV 皆さん本当に申し訳ありません
今夜必ず更新しますので
どうか今暫くお待ち願います。 /cVσ_VσV すみません
今から更新しますので
何卒宜しくお願いします。 絵里「ぅっ……いったたた……」ムクッ
こころ「ど、どうして私……」
穂乃果「あ……ぅ……っ」
ことり「〜ッ」
絵里「うぅ……なに?なんなの一体」
ツバサ(ど、どうするの!?こんなの予想してないんだけど!!)
穂乃果「こ、ことりちゃん!」
ことり「ッ」
ことり「突撃っ!突撃ぃいいっ!!!」 こころ「待ってくださいっ!!」
ツバサ「!?」
ことり「どうして止めるの!?」
こころ「ぇ、どーしてって……」
穂乃果「〜っ」
こころ「それは……っ」
「あ、貴方たちっ!!」 絵里「……」
穂乃果「!」
ことり「うっ!?」
こころ「え、絵里さん……」
ツバサ「〜ッ」
絵里「……もしかして、」
絵里「その、葉っぱの天使から逃げてきたの?」 穂乃果「へ?」
こころ「は?」
ツバサ「……」
絵里「そうなんでしょ?確かにその子、羽と光輪は付いてるみたいだけど、どう見ても怪しいもの」
ことり「!」
ことり「そ、そうなんです!!」
ツバサ「!!?」 ことり「実は私たち!この葉っぱ天使と鬼ごっこしてたんですよ!」
ことり「ね!?ねぇ!?」
ツバサ「〜っ」
穂乃果「そ、そうなんだよ!!この葉っぱちゃんから逃げてたら、そこで転んじゃってさ!あはは!」
絵里「やっぱりね。そんな風態の子に追い掛けられたら誰だって逃げるもの」
こころ「ッッッ」 絵里「で?その子はいつまでそんなお面を被ってるの?怖いから早く取りなさい。」
ツバサ「っ……っっ」
絵里「どうしたの?初対面の人にはちゃんとお顔を見せて挨拶しなきゃ駄目よ?」
ツバサ「うっ……あ、あの、」
絵里「どうしたの?何か見せられない理由でもあるの?」
ツバサ「(こっ、ことりぃ!)」チラッ
ことり「じ、実はですね、」スッ
絵里「え?なに?」 ことり「……」ゴニョゴニョ
絵里「……」
絵里「……そんなっ」ウルッ
ツバサ「!?」
穂乃果「え!?」
絵里「ごっ……ごめんなさい……っ、そんな事情があるなんて……ウッ……わたしっ、知らなくてぇ……っ」
こころ「ッッッ」 ツバサ「(ことり!?アンタなに言ったの!?)」ヒソヒソッ
ことり「(か、顔中毛だらけでよく馬鹿にされるから、いつも隠してるって……)」ヒソヒソッ
穂乃果「(意味わかんないよっ!!)」ヒソヒソッ
こころ「(声はどう誤魔化す気なんですか?)」ヒソヒソッ
ツバサ「(ちょ、ちょっと低くしてみるっ)」ヒソヒソッ
絵里「グスッ……と、ところでこころちゃん。」
こころ「はい?」 絵里「どうして、私の事突き飛ばしたの?」
こころ「うっ!?」
こころ「そ、それは……っ」チラッ
ツバサ「っ」
穂乃果「〜っ」
ことり(上手く誤魔化してくださいっ!)バッ
絵里「?」
こころ「え、えっとぉ……その……」
「見つけたわ」 絵里「!」
あんじゅ「……」
ツバサ「あっ」
穂乃果「あんじゅさん!?」
絵里「し、師匠……っ」
あんじゅ「……」
あんじゅ「アンタに言いたい事は山ほどあるけど、取り敢えずは──」スッ
絵里「えっ」
ドヒュウゥゥゥゥゥッ!!!!!!! 絵里「うぅっ!!?」ズザッ
穂乃果「あぁっ!!」
ツバサ「ちょっ!?」
あんじゅ「……」
ことり「あ、あんじゅさんっ!?」
絵里「っ……っっ」グッ
あんじゅ「いきなりで悪いけど、少し大人しくしてて貰うわ」 絵里「〜ッッッ」
あんじゅ『……』スッ
ズドッ!ズドッ!ズドォオオッッッ!!!!!!
絵里「か、囲まれ……っ!?」
あんじゅ『──ッ』バッ
ザバァアアアアアァッッッ!!!!!
絵里「うわっ!!?」バシャアァァッ 絵里『くっ、くそっ!!』ザッ
……パキパキパキパキパキパキパキッッ!!!!
絵里「!!?」
あんじゅ『遅いわ』
絵里「い、いつの間に!!?」
あんじゅ「成り立てのアンタと違ってね、私は思ったと同時に術が出せるの」 あんじゅ「まぁ、あくまで中級以下の話だけども」
絵里「くそっ、足が……っ!」ググッ
絵里「そ、そっちがその気なら!私も全力で──」
こころ「……」
絵里「あ、あれ?」
こころ「……」
絵里「こころちゃん!そこ危ないって言ったでしょ!?早く後ろにっ」
「それ私じゃないっ!!」
絵里「え?」
こころ「おバカ。」スッ こころ『呪禁術・休怠ヘノ歩』
絵里「なぁ!!?」
ミヨヨヨ~ン
絵里「$☆☆¥♪÷!?」ホワワワ~
こころ「え、絵里さん!?」
こころ『……』
ポンッ!
あんじゅ「……」
こころ「あんじゅさん!どうして!?」 あんじゅ「……こうでもしないと、本当にあの映像の通りになっちゃうでしょ?」
こころ「で、でもっ」
絵里「はわぁ〜、立ってるのめんどくさぁ〜い」ゴロンッ
穂乃果「あっ」
絵里「すなの上きもちいい〜」ゴロゴロッ
ツバサ(うわぁ……)
あんじゅ「それとも、そこの葉っぱ人間が虐められてるところを見たかったとか?」
ツバサ「!」 こころ「誰だか分かるんですか!?」
あんじゅ「さぁ〜、ちょっと自信ないわねぇ」
あんじゅ「試しにぃ、天辺から燃やしてみてもいいかしらぁ?」スッ
ツバサ「い、今取るからぁ!」バサッ
ことり「あぁ……可愛かったのに……」
穂乃果「……」
「お姉ちゃん!」
穂乃果「!」 雪穂「もう!見つけたらすぐ連絡してって言ったじゃん!」
ミカ「み、みんな大丈夫!?」
穂乃果「雪穂!?それにミカもっ!?」
穂乃果「……あれ?ミカと雪穂がなんで一緒にいるの?」
あんじゅ「アナタ、もう忘れたの?」
あんじゅ「"最初からこの三人のチーム分け"だったでしょ?」
こころ「えっ、」
穂乃果「あれ?そうだっけ?」 こころ「(ち、違いますよ穂乃果さん!)」ヒソヒソ
穂乃果「へ?」
こころ「("私たちが居た時間"では、あんじゅさんはお医者さんコンビと一緒にいたじゃないですか!)」ヒソヒソ
ことり「(そ、そうなの?)」コソッ
穂乃果「……」
穂乃果「あっ!」
ツバサ「……」 あんじゅ「何はともあれ、未然にアンタたちのケンカを防げて良かったわ」
ツバサ「……そうね。」
絵里「う〜」ゴロゴロッ
こころ「……」
ミカ「そ、そうだよね!ホントに何事もなくて良かったよぉ!」
雪穂「あの、こうして魔女さんも見つかった事だし、一度みんなをここに集めませんか?」
あんじゅ「そうね、そうしましょう。」 当初の予定からは大分異なりましたが
なんとか成功した、絵里捕獲計画。
しかし、絵里の人間性を目の当たりにしたこころは
その感情をよく理解出来ないまま
それでも、彼女に強く惹かれ始めていました
大きく変化を見せ始めたこの世界は
果たして、何処に向かって行くのでしょうか? >>639
/cVσ_VσV その様ですね
前回はバランスが悪かったみたいです
>>640
/cVσ_VσV 絵里とツバサさえ邂逅しなければ
基本的に仲は良いですからね
>>641
/cVσ_VσV どうなのでしょうね
>>642
/cVσ_VσV やっとまともに揃った感じです。 /cVσ_VσV 皆さん、見て頂き有難う御座います
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 「──あんじゅちゃん、」
あんじゅ「……」
真姫ママ「貴方の魔女としての実力、そして人柄。私はそのどちらも信頼しているわ」
真姫ママ「特に、実力に関しては元天使見習いだったとは思えないくらいの成長を見せてくれたんだもの」
あんじゅ「っ」
真姫ママ「辺境の未来の事もよく考えてくれているし、大体のことは貴方に任せて大丈夫だって自信もある」
真姫ママ「……ただ、ちょっとね?」 「ほぇ〜」
真姫ママ「コレは少し、術が強過ぎるんじゃないのかなぁ〜って、」
絵里「はわぁ〜わぁ〜」ポケェ
あんじゅ「し、しょうがないでしょ!何かされる前に抑え込まなくちゃならなかったんだからっ!」
真姫ママ「それにしたってねぇ」
あんじゅ「うるっさいわねぇ!どーせその内正気に戻るんだから同じでしょ!?」 絵里「わぅわ〜」ポケェ~
真姫ママ「そう言う問題じゃないんだけどなぁ〜」
あんじゅ「〜ッッッ」
「要するに、」
真姫「コイツの呪文がヘッタクソなだけって事なんでしょ?」
あんじゅ「」ブチッ
真姫ママ「ま、真姫ちゃん!」 あんじゅ「……あらっ、ママの前だから粋がりたくなったのかしら?」
真姫「」ブツッ
真姫「……ごめんなさいねぇ、大恥かいた所に横槍まで入れちゃって」
あんじゅ「……」
真姫「……」
真姫ママ「ちょ、ちょっと二人とm」
ズボゥッッッ!!!!!! あんじゅ「あららぁ!?つまんない遺言はそれだけでいいのかしらぁ!?」メラメラッ!!!
真姫「いいえ!!続きはアンタのキモい辞世の句を聞いてからにするわ!」ビシィッ!!!
真姫ママ「……」
チャキッ!
真姫「うっ!?」
モミモミッ!
あんじゅ「きゃぁあっ!!?」
「……まったくっ、」 にこ「あんたらホントいい加減にしなさいよね!」
希「そうやでぇ?ケンカしてる場合とちゃうよ?」
真姫「わ、分かったから包丁しまって!!」
あんじゅ「なぁに胸揉んでんのよぉ!!!」ゴチッ
希「てむじんっ!!!」ガクッ
真姫ママ「はぁ、」
亜里沙「希さんも真面目にやって下さい!」 希「いってて……ウチはいつでも真面目なんやけどなぁ」
あんじゅ「だったら病気ね」
凛「希ちゃんはいっつもそんな感じにゃ」
花陽「そ、そうなの?」
希「うぃ〜っ、タンコブ出来ちゃうよぉ」
ほのパパ「……」スッ
希「あ、すいません、近寄らないで貰えますか」
ほのパパ「っ」
ほのママ「き、気にしなくていいと思うわよ?」 英玲奈「一応、これで全員は揃った様だが」
ヒデコ「そうだね。あの部屋に居た人たちはみんな居ると思う」
フミコ「うん。ちゃんと居るよ」
フミコ「……でも、」
穂乃果「……」ギュッ
理事長「うふふふ〜♪」ナデナデ
英玲奈「……このねぼ助は、一体いつまで理事長にしがみ付いているつもりなんだ?」
穂乃果「むぅ〜」グリグリッ ほのママ「ほ、穂乃果?お母さんはコッチよ?」
穂乃果「今は理事長先生がいいの。」
理事長「ふふふ〜♪ごめんねぇ〜」
ほのママ「うぅ……っ」
ほのパパ「……」ヨシヨシッ
英玲奈「……まぁ、さっきの話を続けようか。」
英玲奈「えぇ、つまり、このねぼ助とちび助の二人は、天界先駆式壱号と劇場式肆号の力を使って、今から約3時間後の未来からやって来た。」 英玲奈「そして、その未来世界では、そこのポンコツ馬鹿とでこ助が使った甦生術なんて言う、とんでもない術を使ってこの世界を作り替えてしまった。と」
英玲奈「そうなのか?」
ツバサ「……」
穂乃果「つ、ツバきゅんは悪くないよぉ!!」ガバッ
こころ「そうですっ!!ツバサさんは未来を変える為に、敢えて自分からそうしただけなんですからっ!!」
英玲奈「……まぁ、あくまで起こった結果を確認したかっただけだ。」 ツバサ「でも事実だよ。」
ツバサ「私は一つの世界を台無しにした。それは変わらない」
英玲奈「……」
あんじゅ「……絵里は分かるとして、なんでアンタが甦生術の事を知ってたの?」
ツバサ「寧ろ、その質問は私がしたいんだけど」
希「ウチらは長から聞いたんやけど」
ツバサ「……」チラッ 真姫ママ「うっ……だ、だってぇ、」
真姫ママ「前任者として、原生呪禁術の申し送りの時に甦生術の事も話さないといけないから……ねぇ?」
ツバサ「いえ、長さんを責めてる訳じゃないんです。」
真姫ママ「あ、あらホント?」
英玲奈「……原生呪禁術?」
希「ヤッバいのがあるんよ」
あんじゅ「見たら腰抜かすわよ?」 真姫ママ「……でも、変なのよねぇ」
ツバサ「変?」
真姫ママ「えぇ。甦生術とその呪文については、彼女たち三人には話したんだけど」
真姫ママ「未来のツバサちゃんは、どうやって文言を知ったのかな?」
ツバサ「……たぶん、聖天術で絵里の記憶を引き出したんだと思います。」
真姫ママ「ふむ。でも、もう一つの方の問題が解決してないわ」 >>658
きっと、きれいに整地されてるんだろうねぇ・・
理事長から離れない穂乃果がいいね /cVσ_VσV 申し訳ありません
明日の朝に更新させて頂きます。 >>658
/cVσ_VσV そうですね、もしかしたら……
>>659
/cVσ_VσV どうなっているのでしょうね
あんな事があった後ですから、
致し方ないのでしょう
>>661
/cVσ_VσV 疫病呼ばわりしているくらいですから
相当な様子です /cVσ_VσV 遅くなりました
今から少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 真姫ママ「最初は、絵里ちゃんが唱えるつもりだったのよね?」
真姫ママ「だったら、絵里ちゃんはどうやって聖文を手に入れたのかしら」
ツバサ「……ごめんなさい、それは分からないです。」
英玲奈「6年前……は、あり得ないな」
あんじゅ「少なくとも、辺境で聖文を使える人は限られてるわね」 希「堕天した人なんてあんま居ないもんなぁ」
英玲奈「……ん?」
英玲奈「そう言えば、つい最近絵里が天界に来たな」
あんじゅ「!?」ギクッ
ツバサ「へ?い、いつ!?」
理事長「伍号を取りに来た時だよねぇ〜?わたしも会ったよぉ〜」
ことり「あっ、あの時かぁ」 /cVσ_VσV ごめんなさい
明日のお昼に更新しますので
申し訳ありませんが
どうが宜しくお願いします。 /cVσ_VσV すみません遅くなりました
今から少しだけ更新しますので
何卒宜しくお願いします。 あんじゅ「〜っ」
真姫ママ「……なんで絵里ちゃんが天界に行ってるの?私、聞いてないよ?」
あんじゅ「い、いやぁ……それはたまたまってゆーか……」
真姫ママ「たまたまあの子が天界に行くの?それってあり得ると思う?」
あんじゅ「うっ……思いません……っ」
真姫ママ「で、どうして絵里ちゃんに七つ道具なんて取りに行かせたの?」 あんじゅ「〜っ」
あんじゅ「……伍号の能力なら、もしかしたら絵里のトラウマを完全に解消出来るかもって思って……それで……」
ことり「……」
真姫ママ「だからって、盗みに行かせるのはどう考えても間違いだと思うわよ?」
あんじゅ「……はぃ、」
真姫ママ「そもそも、ミナm──」
あんじゅ「?」 真姫ママ「……理事長に一言言えば、それで済む話でしょう?」
あんじゅ「っ」
あんじゅ「……この人は、」
「私が悪いんだよぉ〜」
あんじゅ「!」
真姫ママ「どう言うこと?」
理事長「んっとねぇ〜」 理事長「絵里ちゃんが堕天した時にねぇ〜、私なぁ〜んにも出来なかったからぁ〜、」
理事長「そのせいでぇ〜、あんじゅちゃんからの信用とか色々失くしちゃったのぉ〜」
あんじゅ「っ」
ツバサ「そ、それは違いますっ!!」
英玲奈「そうだっ!!理事長はあの時、絵里の誤解を解く為に方々へ陳情して回ってたじゃないかっ!!」
希「理事長。いくらなんでも、それは自分を責め過ぎやで?」 理事長「ん〜……」
真姫ママ「そ、それと此れとは話が違うんじゃないの?」
理事長「ん〜ん〜。信用出来ない人なんてぇ、普通は頼りにしたりしないでしょ〜?」
真姫ママ「あなた……」
あんじゅ「ッッッ」
穂乃果「……」
穂乃果「理事長先生。」 理事長「なぁ〜に?」
穂乃果「……あのね、」
穂乃果「例えどうなっても、穂乃果は理事長先生の事が大好きだよ。」
理事長「──ッ!!」
穂乃果「辛いこともあったけど、こうして天使になれて……理事長先生に会えて、本当に良かったって思ってるもん」
ほのママ「穂乃果……」
雪穂「お姉ちゃん……」
ほのパパ「……」 理事長「……」
ギュッ
穂乃果「わっ」
理事長「穂乃果ちゃん……」グッ
穂乃果「えへへぇ、」
あんじゅ「……どうなってもって、どう言うこと?」
英玲奈「分からん」
希「……」 「うぅ……」
理事長「!」
穂乃果「あっ」
絵里「…………あれ?私、何してたんだっけ?」フラッ
あんじゅ「!?」
希「え、えりち!?」
絵里「あぇ?のぞみ?」
こころ「あっ」
ことり「や、ヤバ──ッ!!」ガバッ
ツバサ「んぶっ!?」ゴリッ 英玲奈「ひ、久しぶりだな?絵里っ、」
あんじゅ「〜っ」
絵里「英玲奈……それに、師匠も……」
絵里「!」
絵里「そ、そうよっ!!」バッ
あんじゅ「!?」
絵里「師匠っ!!いきなり私に攻撃して……一体どう言うつもりなのっ!!?」
あんじゅ「……はぁ、」 /cVσ_VσV すみません
今から少しだけ更新します
滞ってばかりで本当に申し訳ありませんが
何卒宜しくお願いします。 絵里「ちょっと!」
あんじゅ「……じゃあ、逆に聞くけど」
あんじゅ「アナタ、ここで一体何してるの?」
絵里「!?」
あんじゅ「確か、ゲームを買いに行くって言って出て行った筈だけど」
絵里「そ、それは……」
「お姉ちゃん」 絵里「えっ」
亜里沙「……」
絵里「亜里沙?」
絵里「……あ、」
希「……」
凛「……」
真姫ママ「……」 理事長「絵里ちゃん……」
英玲奈「……」
穂乃果「……」
こころ「〜っ」
ヒデコ「っ」
フミコ「……」
ミカ「え、絵里ちゃん……っ」
絵里「……」 真姫「大人しくしときなさい。悪い様にはしないから」
にこ「まったく、あっちこっち探し回ったじゃないの」
花陽「っ……っっ」
ほのママ「……」
ほのパパ「……」
雪穂「……」
絵里「……なによ、」
絵里「まさか、これで終わりなの?」 ツバサ「……」
絵里「あれだけ色々と準備して、確定した未来をただなぞるだけだったのに……」
絵里「こんな……こんなしょうもないミスで……終わり……?」
あんじゅ「残念だけど、その通りよ。」
絵里「……」
希「えりちがこれからやろうとしてる事も、その結果も、全部この子たちから教えて貰ったんや」
絵里「!」 初デート前夜の男子よろしく念入りに準備したからと言って成功するとは限らない /cVσ_VσV お待たせして本当に申し訳ありません
これから少しだけ更新しますので
何卒宜しくお願いします。 穂乃果「……」
こころ「っ」
絵里「……」
絵里「……おかしいでしょ、」
絵里「肆号の所有者はアイツでしょ?なのに、なんでこの子達に未来の事なんて分かるの?」
絵里「それに、ここのチーム分けにしたってそうじゃないっ、どうして……」
絵里「なんでっ、あの部屋で分けた組み合わせと、浜辺で行動してたメンバーが違うのよっ!!」 英玲奈「……あー、それはな?」
絵里「っ」
英玲奈「ここへ着いた直後に、編成についてあんじゅとこの医者から猛抗議があって、それで急遽変えざるを得なくなったんだ」
絵里「なによそれ……っ」
英玲奈「まぁ、要するにツイてなかったって事だな。」
絵里「ッッッ」
真姫「私のお陰ね?」
あんじゅ「ブン殴るわよ?」 絵里「っ」
絵里「……未来の映像を見て、私は貴方たちの裏をかく形で行動していた」
絵里「その筈だったにも関わらず、何故かこの浜辺に着いてから上手く立ち行かなくなかった」
英玲奈「……」
絵里「でも、よく考えてみたらおかしいわよね……」
絵里「どうして私、ここに着いた後も"上手く行く"だなんて思えたのかしら」 絵里「なんとなく、この浜辺に着いたらすんなり事が運んでくれる様な気がしたんだけど」
絵里「……まぁ、今の状況ではそれももうあり得ないわね」
英玲奈「あぁ、そうだな。」
絵里「……」
絵里「七つ道具で見た出来事が外れるだなんて、英玲奈が言った様に、よっぽど運に見放されていたのね、私は。」
絵里「……それにしても、」チラッ
こころ「!?」 絵里「まさか、あの時助けた子のお姉ちゃんにしてやられるとは、とんだ恩返しだわ」
こころ「うっ、」
絵里「あの会話も、今考えればただの時間稼ぎだったってワケね。」
こころ「わ、わたしは……っ」
絵里「……」
こころ「……いえ、最初はそうでした。」
こころ「本当は四人で絵里さんを捕まえる為に、私が囮役をやっていたんです」 未来が分かってたから、絵里の思い通りになってたんだ /cVσ_VσV ごめんなさい
今から少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします 絵里「……そう、」
こころ「でも、ここあを治してくれた事には、本当に感謝しているんです!」
にこ「はっ!?そ、それどう言うことよ!?」
絵里「……ただの偶然よ。」
こころ「それでも、妹に良くして頂いたのは事実です。」
こころ「本当に、ありがとうございます。」
絵里「……」 にこ「ッッッ」
にこ「ちょっと!」
絵里「なに?」
にこ「……私からもお礼を言うわ。」
絵里「どうして貴方が?」
にこ「私はこの子たちの姉だからよ!」
絵里「え?」 こころ「っ」
にこ「……」
絵里「……確かに、似てるわね」
にこ「……」
にこ「私はにこ。あんたの名前は?」
絵里「え?絵里、だけど」
にこ「そう……妹のこと、ありがとね、」
にこ「絵里。」
絵里「!」 絵里にとっては、ただの気まぐれでしか無かった
あの日の行い。
それが、一つの善行として
少しづつ彼女の心を救い始めました。 にこ「今度、私の家に来なさい。にこ特製の料理を振る舞ってあげるわ」
絵里「え……で、でも、」
にこ「いいから、お礼くらいちゃんとさせて?」
絵里「〜っ」
穂乃果「……ふふっ、」
そして、
この良き行いを糧に芽吹いた、希望の萌芽は
我らが主人公、穂乃果へと託されました。
穂乃果「絵里ちゃん!」
絵里「え?」 穂乃果「ほい!」グイッ
真姫「ハァ!?ちょっ、ちょっとなに!?」
絵里「え?ぇえ?」
穂乃果「次はこの子の紹介をするね!」
穂乃果「ほらお医者さん!お願い!」
真姫「真姫よっ!!」
穂乃果「そうそう!そんな感じで絵里ちゃんにも自己紹介してあげて?」
真姫「〜っ」 絵里「……」
真姫「……わ、私は真姫っ。そこのにこちゃんと一緒に、音ノ木村でお医者をやってるわっ」
絵里「……」
真姫「ッッッ」
真姫「ま、まぁ?具合が悪くなったらいつでも来なさい。この真姫ちゃんが治してあげるから」
絵里「……ありがとう。」 希「んん……」
あんじゅ「な、なにがどうなってるの?」
希「……自己紹介?」
あんじゅ「そうじゃなくてっ」
英玲奈「分からん……分からんが、」
英玲奈「悪いことにはなっていない。と言うことだけは分かる」
あんじゅ「そんなの見れば分かるわよ!!」
ツバサ「……」 穂乃果「じゃあハイ!次は貴方!」
花陽「へ?わ、わたし!?」
絵里「……」
花陽「はわっ……わた、私の名前ははにゃ……」
花陽「うぃっ///は、花陽……ですっ……音ノ木村で畑を管理してます……」
絵里「……えぇ。」
凛「かよちんはね、凛の一番のお友達なんだよ?」
穂乃果「おーっ!」 絵里「え?そ、そうだったの?」
凛「うん、よくここで遊んでるんだ!」
花陽「えへへ。」
花陽「つい最近まで、凛ちゃんの事人魚さんだと思ってたけどね?」
凛「!?」
絵里「人魚?」
凛「か、かよちんそれ──」
「凛。」
凛「っ」ビクッ あんじゅ「……」
凛「あ、あはは……」
あんじゅ「……下界では呪文は控えなさいって、私そう言ってたわよね?」
凛「うっ……そ、それはぁ……」
あんじゅ「術を教えた日に、絵里と一緒に説明を聞いてた筈だけど?ねぇ?絵里。」
絵里「へ?あ、そ、そう言えば……」
凛「ッッッ」
あんじゅ「……」 あんじゅ「……絵里、師匠命令よ。」
絵里「!」
あんじゅ「姉弟子として、ちゃんと凛にお説教しておく様に」
絵里「は、はいっ。」
凛「うぇええっ!?絵里ちゃん勘弁してよぉ〜!」
真姫ママ「……ふふっ。」
理事長「〜♪」 /cVσ_VσV すみません
また少しだけ更新させて頂きますので
どうか宜しくお願いします。 穂乃果「よし!次は私の家族を紹介するね!」
ほのパパ「!」
ほのママ「え?わ、私たちも?」
雪穂「……」
穂乃果「えっと、コッチが穂乃果のお父さん!」
ほのパパ「♪」
絵里「あ……ど、どうも、」 穂乃果「で、コッチがお母さん!」
ほのママ「よろしくね?絵里ちゃん。」
絵里「は、はい。こちらこそっ、」
穂乃果「この子が妹の雪穂!」
雪穂「……どうも、」
絵里「う、うん。」
希「♪」
希「雪穂ちゃんはなぁ〜?亜里沙ちゃんのライバル的存在なんやで〜?」
亜里沙「!?」 穂乃果「ぇえっ!!?」
絵里「そ、そうなの?」
亜里沙「そんなんじゃないよっ!!」
雪穂「……弱い者イジメはしたくないんだけどな、」ボソッ
亜里沙「っ」カチンッ
亜里沙「……誰が弱い者なの?」
雪穂「さぁ、誰だろうね」
ザッ
亜里沙「……」
雪穂「……」 穂乃果「へ?」
希「お〜っ、」
絵里「ちょ、ちょっと?二人とも……」
……キィィィイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!!
亜里沙『──ハイッ!!!』バッ
ドヒュウウゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!!!!!
絵里「!?」
穂乃果「うわっ!?」
雪穂「──フンッッッ!!!!!!!」ドッ!!!
ボンッッッ!!!!!!!!!
ズザザァァァァァァァァァァァァ……………… 亜里沙「っ」
雪穂「……」
穂乃果「ゆ、ゆきほ……?」
ほのママ「ふむ……成長してるわねぇ。」
絵里「ふ、二人ともっ!怪我するからもうやめなさいっ!!」
亜里沙「……大丈夫。すぐこの子を大人しくさせるから」ザッ
絵里「え"っ」
雪穂「大人しくなるのは貴方だよ」スッ
穂乃果「ちょ、ちょっと待って!」 ほのママ「は〜いはい。続きは後でねぇ〜?」
雪穂「お母さん。私はいま──」
ほのママ「"オシリ"」
雪穂「!!?!?」ビクッ
雪穂「……うぅ、ごめんなさいっ」
亜里沙「!」
絵里「ほら、貴方も」
亜里沙「ご、ごめんなさい……」
絵里「はい。よく出来ました」
ツバサ「……」 穂乃果「絵里ちゃん、次はこの子だよ!」
ことり「ふぇ?こ、ことりぃ!?」
絵里「あら」
ことり「うぁ……えぇっと……じょ、上天生のことりですぅ……」
絵里「……あの、」
ことり「〜っ」
絵里「前に酷いことをしてしまって、ごめんなさい」 ことり「へぇ……?」
絵里「貴方から天界道具を盗もうとした事、本当に反省しているの」
ことり「う、うぅん!私は全然気にしてないよ!だからもう気に病まないで?」
絵里「……えぇ、ありがとう。」
真姫ママ「……」ジッ
あんじゅ「うっ……も、もう謝ったでしょ!」 ことり「あ、あのね?」
絵里「うん」
ことり「ことり、月に何度か下界でコンサートを開いてるの。……それで、もし良かったら絵里ちゃんにも見て欲しいなぁって」
絵里「コンサート?」
亜里沙「そう!ことりさんはね?ミナリンスキーって名前でアイドルをやってるんだよ?」
絵里「ミナ……?なんだか聞いた様な……」 絵里「あっ!」
ことり「へ?」
絵里「そう言えば貴方!喫茶店でもの凄く変な歌詞書いてたわよね!?」
ことり「へ、変な歌詞!?」
絵里「ふわふわ〜とか、マカロンがどーとか……なんか麻○患者みたいなこと呟いてた気がするけど、」
ことり「──ッ!!?」ガ-ンッ!!!
絵里「……まさか、アレを人前で歌ってる訳じゃないわよね?」 ことり「…………ソウデス……」
絵里「……ぇ、」
ことり「……」
絵里「あ"っ、ごごっ!ごめんなさいっ!!私ったら──」
「お姉ちゃんっ!!!」
絵里「!?」
亜里沙「ミナリンの曲は最高なんだよっ!!?バカにしないでっ!!」
花陽「そうですっ!!!ミナリンは私たちのアイドルなんですからっ!!!」 /cVσ_VσV いつも保守して頂き、
本当にありがとうございます。
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 絵里「えっ……あ、あのぉ、」
こころ「絵里さんっ!!」
絵里「!?」
こころ「……どうやら、絵里さんにはミナリンの良さをたっぷりと教えてあげなきゃいけないみたいですね?」
にこ「そうね。私たちがじっくり叩き込んであげるから、楽しみにしておきなさい?」
絵里「ぇ……ぇえ?」 にこ「因みに、作曲は全部うちの相方よ。」グイッ
真姫「ちょっ!?」
絵里「え!?あ、貴方もファンなの!?」
真姫「違うわよっ!!」
ことり「……」
真姫「あっ、ち、違くて!踊りや衣装なんかは好きだしっ……歌の練習なんかもよく頑張ってくれてるし……」
真姫「ふぁ、ファンみたいなものよ……?」
絵里(あぁ……) ことり「歌詞は?」
真姫「へぇ!?」
ことり「歌詞は?」
真姫「かっ、かしっ……は……っ!!」
ことり「……」
真姫「歌詞はっ……ですねっ……っ!」
ことり「うふふ、」
真姫「!」 ことり「大丈夫。ちゃんと分かってるよ?」
真姫「ことり……」
ことり「たぶん、ことりの言葉選びがダメなんだよね。」
ことり「好きな言葉ばかり選んじゃうから、その組み合わせがきっと、変に思われちゃうのかなって」
絵里(あ、意外と分かってたのね)
ことり「難しいねぇ〜」
真姫「……ふふ、お互いにね。」 ことり「えへへ、そうだよねぇ」
ことり「いくら紅茶とケーキが好きだからって、紅茶の中にケーキを入れちゃったら、そんなの……」
ことり「……」
真姫「こ、ことり?」
ことり「……」
ことり「……美味しそう、」
真姫「!?」 ことり「閃いちゃったよ、真姫ちゃん。」
真姫「っ」
ことり「紅茶にケーキを入れれば良かったんだよ」
真姫「こ、ことり?お願いだから落ち着い──」
ことり「任せて!紅茶にケーキを入れた様な、とっても可愛い歌詞にして見せるから!」
真姫「ことりいぃぃっ!!!」 /cVσ_VσV いつも有難う御座います
これから少しだけ更新しますので、
どうか宜しくお願いします。 絵里「……」
にこ「……まぁ、大体いつもあんな感じなのよ。」
あんじゅ「ほ〜んと、おバカばっかりでやんなっちゃうわぁ〜」
真姫ママ「ふふっ、」
穂乃果「えぇ〜、ことりちゃんの歌詞可愛いと思うけどなぁ」
こころ「制作秘話……そう受け止めれば、まだ……」 花陽「新曲……っ、新曲だって!亜里沙ちゃん!」
亜里沙「はい!さっそく舞台衣装の予測に入りましょう!」
理事長「うふふふ〜♪」
ヒデコ「ことりってさ、前からあんな感じだった?」
英玲奈「……どうなんだ?」
希「いい匂いとオッ○イが大きいこと以外分かんない」
絵里「……ふふっ、」
絵里「アッハッハッハッハッ!!」 ツバサ「!」
絵里「うっふっふっふっ……お、おなか痛い……っ!」
真姫「笑ってないでこの子止めてよぉ!!」
ことり「……プニプニ……ホイップル、」
絵里「いいじゃない。私も楽しみにしてるわよ?」
真姫「もうっ!」
ミカ「あはは、」
ほのママ「あの子ってアイドルなの?」
雪穂「うん。たまにお城の近くでコンサートしてるよ?」 /cVσ_VσV いつもご面倒お掛けします。
これから少しだけ更新しますので、
何卒宜しくお願いします。 にこ「──よし!絵里!」グイッ
絵里「うぇ!?」ヨロッ
にこ「次はこの全員で応援に行きましょう!」
花陽「おぉー!」
絵里「え?わ、私も!?」
にこ「当たり前でしょ!!アンタも一緒に行くのよっ!」
こころ「穂乃果さんのパパさん!暗闇でピッカピカに光る天界道具を作って下さい!」
ほのパパ「……」 にこ「ことり!次のライブはいつ!?」
ことり「アツアツホワワン……メリ-メリ-……」
真姫「……来月よ。」
理事長「二人とも頑張ってねぇ〜♪」
花陽「はわぁあああっ!た、楽しみだなぁ〜っ!」
ミカ「わたしもー!」
雪穂「……アイドルかぁ、」
こころ「一緒に観れるよ〜♪」
亜里沙「わ〜い♪」 希「やぁ〜、まさかこんな大所帯になるとは」
あんじゅ「人混みってあんまり好きじゃないんだけど」
真姫ママ「あら、こんなお祭りなら大歓迎じゃないの」
ほのママ「チャンスよアナタ!うちも露天販売しましょ!?」
ほのパパ「!」
フミコ「お花見みたいでいいですねぇ。」
英玲奈「ハハハ。座って観れるのならなんでも良いぞ」
ヒデコ「寝るつもりでしょう!?」 亜里沙「ふふっ。これならきっと、来月は大盛り上がりだろうなぁ」
絵里「そうねぇ、ちゃんと曲も覚えて行かなきゃ」
こころ「大丈夫です!そこは私たちに任せてください!」
絵里「あはは、それじゃあお任せるわね。」
あんじゅ「あとは、ゲームで夜更かししない様にしなきゃね?」
絵里「そ、それは大丈夫よ!ねぇ?凛」
凛「難しい注文だにゃ〜」 穂乃果「ゲーム!?ゲームあるの!?」
凛「うん。面白いのいっぱいあるよ〜?」
希「アクションにRPG。シューティングや格ゲー。選り取りみどりやでぇ〜」
穂乃果「今度遊びに行ってもいい!?」
ミカ「私も行きたいです!」
花陽「わ、わたしも……っ」
にこ「にこも行きたぁ〜い!」 理事長「みんなぁ〜、遊びに行くのはいいけどぉ〜、あんまり遅くなったらダメよ〜?」
真姫ママ「あと、ゲームは一日一時間だからね?」
『ぇえーっ!!?』
絵里「……」
あんじゅ「……ハァ、またゲーム勢が増えるなんてねぇ」
あんじゅ「てゆーか、コレだけ自由に行き来しちゃったら、もう天界も辺境も関係ないじゃないの。……ねぇ?絵里。」
絵里「……」
あんじゅ「絵里?」 ──全ては、これまで通り。
まるで、何事もなかったかの様に
日々の平和を繋げる彼女たち
絵里「……」
そんなやり取りの中に
いつか夢見た幸せを垣間見た
嘗ての心優しき天使 絵里。 絵里「……」
「良かったね、」
絵里「!」
穂乃果「……」
絵里「あなた、」
穂乃果「絵里ちゃん、」
穂乃果「友達がいっぱい出来て、良かったね!」
絵里「え?」 穂乃果「一緒に遊んで、一緒に帰って……そして、またねって言ってバイバイして……」」
穂乃果「そうやって、楽しかった昨日の続きがまた来る。」
絵里「……」
穂乃果「……ねぇ、絵里ちゃん。」
穂乃果「明日があるって、いいね!」
絵里「──ッ!!」 彼女が放ったそのひと言は、
6年前のあの日から止まってしまった絵里の時間を
少しだけ、ほんの少しだけですが
揺り動かす事が出来たのです。
……そして、 「そうですっ!!」
絵里「!?」
こころ「それに、次の遊ぶ約束をしたらそれはもう友達なんですよ!」
ことり「えへへ。絵里ちゃんにも楽しんでもらえる様にぃ、次のライブ頑張るからねぇ♪」
ヒデコ「絵里。また一緒に遊べてホントに嬉しいよ。」
フミコ「これからも宜しくね?」
ミカ「絵里ちゃん……」 真姫「具合が悪くなったらすぐうちに来なさいよ。いい?」
にこ「あ、そうそう!助手としてのにこにーも忘れないで欲しいにこ♪」
凛「まだまだやってないゲームもいっぱいあるにゃー!」
花陽「ら、ライブ、一緒に観ましょうね?」
ほのママ「お菓子もいっぱい持っていくから、みんなで一緒に食べましょ♪」
雪穂「あの……私も楽しみにしてますから。」
ほのパパ「……」 あんじゅ「……ま、もう少しだけアンタの面倒みてあげるわ」
あんじゅ「親友として、ね。」
英玲奈「お互い、大体のことは喋らなくても分かるからな」
希「そーそー。だって、ウチらはもう切っても切れない間柄やもん♪」
真姫ママ「ふふふっ、あなた達は変わらないわねぇ」
理事長「明日がある。いい言葉だなぁ〜♪」
絵里「……っ」 穂乃果「絵里ちゃん。」
絵里「っ」
穂乃果「これからは、穂乃果たちも絵里ちゃんのお友達として、ちゃんと支えて行くから……」
穂乃果「もう、絶対に独りぼっちになんてさせないから」
絵里「ッッッ」
穂乃果「……」
絵里「っ……それでも、」
絵里「それでも、アイツへの恨みは消えない……っ、」
絵里「消えてくれないのっ……」
穂乃果「……」 絵里「貴方たちが、本当にいい人たちだって事は分かったわ」
絵里「それに、もしかしたらまた、楽しく暮らせる様になるかもって……そんな気もした。」
絵里「……でも、やっぱりダメ」
穂乃果「そ、そんなこと……っ」
絵里「……」
絵里「私の人生は、6年前に……いえ、」
絵里「"あの子"を裏切った瞬間に、決まってしまったの」 絵里「確かに彼女は、消えない傷を私に残した。……でも、」
絵里「私自身も、あの子の心に大きな傷を負わせたの」
穂乃果「……」
絵里「私たち二人は、きっと何処までも互いを傷つけ合いながら生きて行く運命だったんだって、そう思う」
あんじゅ「絵里……」
希「そ、そんなのっ」
英玲奈「ッ」
絵里「……だから、」
絵里「今の私の願い、あの子を殺すって言う、その願いすら叶えられないと言うのなら──」
絵里「私の生きる理由は、もうどこにもないのよ」
穂乃果「ッッッ」 「──あるよ。」
絵里「え?」
ザッ
穂乃果「……あっ!!」
希「!?」
英玲奈「オイッ!!?」
あんじゅ「つ、ツバッ──」
「貴方の生きる理由は」スッ
ツバサ「ここにある。」 しかも世界をまたにかけた殺し合いよりもっとしんどい対決だな /cVσ_VσV 長らく更新できずに
本当に申し訳ありません
保守して頂いてとても感謝しています
明日のお昼までには更新しますので
すみませんが、
どうか今暫くお時間を下さい。 /cVσ_VσV お待たせしてしまいました
ずっと保守して頂けて本当に嬉しいです
ありがとうございます。
これから少しだけ更新させて頂きますので
どうか宜しくお願いします。 6年もの時を、憎しみの下で生きてきた絵里と
悔恨の中で生きてきたツバサの対峙
そして、ただそれを受け入れるしかない
三界の勇士たち
暮れる浜辺に立ち尽くす彼女らに
明日という日はやって来るのでしょうか。 絵里「……」
英玲奈「あの……大バカッ、」
希「ど、どうしよ……っ」
あんじゅ「……どうするもなにも、もうどうしようもないわよっ」
理事長「ッ」
ことり「うわ……っ」
こころ「〜っ」
穂乃果「……」 ツバサ「……やぁ、久しぶりだね。」
絵里「……」
ツバサ「今日はポニーテールじゃないんだね。アレも似合ってて可愛かったよ?」
ツバサ「まぁ、サイドテールも、それはそれで似合ってていいね。」
絵里「……」
ツバサ「私はほら?相変わらずの髪型だよ。もうオデコ出てるのが当たり前になっちゃった」
あんじゅ「ッッッ」 ツバサ「いつの間にか、みんなからトレードマークみたいに見られてるんだもん。笑っちゃうよ」
絵里「……」
ツバサ「……でも、ホント元気そうで良かった。」
真姫ママ「え、絵里ちゃん……」
理事長「……」
真姫「……ヤバいんじゃないの?コレ」
にこ「あのおバカっ、」
英玲奈「くっ!」 ヒデコ「どど、どうする……どうしよ……?」
ミカ「わ、わかんないよぉ〜っ」
フミコ「……っ」
花陽「ひっ、ひぃ……っ」
凛「ね、ねぇ……絵里ちゃん、大丈夫だよね……」
亜里沙「〜っ」
ほのママ「……もしもの時は、」
雪穂「……」
希「ツバサ……えりち……ッ!」 ツバサ「ふふっ。絵里の顔を見て、なんだか少し安心したよ」
絵里「……」
あんじゅ「ツバサ……やめなさいっ、」
英玲奈「っ……っっ」
希「うぅっ……」
ツバサ「……」
絵里「……」
絵里「…………そう。」 あんじゅ「え!?」
英玲奈「!」
希「え、えりち!?」
ツバサ「ぁ……えへへ、」
絵里「……」
ツバサ「そ、そう言えば知ってる?あのふわふわくりん屋さん、まだちゃんと営業してるんだよ?」
絵里「……うん、知ってる。」
ツバサ「絵里、あのお菓子大好きだったもんね!?中天の頃よく二人で食べてたもんね!」
絵里「そうね」 ツバサ「てゆーか聞いてよぉ!」
絵里「……」
ツバサ「私ね?今日のお弁当にコットンサラダ入れてたんだけどさぁ」
ツバサ「なんとドレッシング入れ忘れちゃってたのよ〜」
穂乃果(え?)
ツバサ「それでねぇ、一緒に食べてた穂乃果にドレッシングないか聞いたんだけど、そしたらなに渡して来たと思う?」 絵里「……なにかしら、」
ツバサ「醤油だよ!?醤油!ソイソース!あり得ないよね!?」
ツバサ「一緒にいたこころちゃんも見てたんだけどねぇ」
ツバサ「もーさぁ、思わず二人で穂乃果のアタマ叩きそうになっちゃったんだよぉ」
絵里「……」
こころ(やっぱり変わってる。前の世界ではそんな事無かったのに……) ツバサ「理事長も理事長で、相変わらず可愛いものの事しか考えてないし」
ツバサ「英玲奈の授業なんて、たま〜に生徒からクレームが入ってくるし」
ツバサ「私は私で、アッチコッチの管理はさせられるし、下界にも行ったり来たりでさぁ」
ツバサ「ほぉ〜んと、しょうもない毎日だよ。ハハハ……」
絵里「……」
ツバサ「……ねぇ、絵里。」
ツバサ「私たちって、さ」
「昔も、こんな風に話してたんだっけ」 ツバサ「なんかね、絵里との話し方も忘れちゃっててさ」
ツバサ「私がグレちゃう前って、どんな感じで絵里と話してたのかな?」
絵里「……」
ツバサ「……はは、分かんないよね。もうずっと前の話しだもん」
あんじゅ「……」
希「ツバサ……」
英玲奈「……」 ツバサ「あの日の事ね、謝っても謝り切れない」
ツバサ「貴方を不幸にしたんだもん。死んで当然だって、いつもそう思ってた」
ツバサ「それなのに、自分のした事……貴方に拒絶される事が余りに恐ろし過ぎて、こんなになるまで何も出来なかった」
ツバサ「……そんな奴が、今日まで普通に生きてきたんだ。」
穂乃果「っ」
こころ「そんな……っ」
理事長「……」 ツバサ「でも……それでも、コレだけは言わせて。」
ツバサ「何年もずっと、放ったらかしにしちゃったけど」
ツバサ「それでも、いつも貴方が言ってくれた言葉の返事をさせて欲しいのっ」
絵里「……」
ツバサ「──絵里、」
ツバサ「私、貴方のこと大好きだよ。」
「私の親友になってくれて、ありがとう。」 /cVσ_VσV 1週間も時間を空けてしまって
本当に申し訳ありませんでした。
今週からは定期的に更新しますので
何卒ご容赦ください。
そして、これから少しだけですが
続きを更新させて頂きますので
どうか宜しくお願いします。 絵里「……」
「絵里。」
絵里「!」
あんじゅ「……」
絵里「し、師匠、」
ツバサ「あんじゅ……」
あんじゅ「私もね、あの日からずーっと放ったらかしにして後悔を重ねてきたの」 あんじゅ「どうして、下界でもっと早く絵里の事を見つけてあげられなかったのか」
あんじゅ「なんで、あの時傷付いた絵里のそばにいてあげられなかったのか」
あんじゅ「……私は、絵里とツバサの確執を知ってて、なぜ仲直りさせてあげられなかったのか」
絵里「……」
ツバサ「っ」
あんじゅ「こんな事、今さらどう言ったって何も解決しないのは知ってる。でも、」
あんじゅ「アナタに、ちゃんとごめんなさいって言いたかったの」 あんじゅ「……絵里、ごめんなさい。」
あんじゅ「これからは"師匠"じゃなく、アナタの親友に戻れる様にがんばるから」
あんじゅ「ね?」
絵里「……ぅっ、」
「ウチもおんなじ事思ってたんよ」
絵里「!」
希「えへへ」
絵里「の、のぞみ、」 希「天界にいた頃は、少しでも二人を笑わせてあげられればって、そう思って色々始めたりもしたけど」
希「なんか、ただウチに変態のレッテルが貼られただけで、なぁーんも意味なんてなかったんじゃないかって、そんな気がするんよ」
絵里「そ、そんなことっ」
希「それに、ウチは最後までえりちの事見つけらんなかった」
希「だからね?せめてコレから少しでも、罪を償わせて欲しいの」 英玲奈「……私も、そう思っている。」
絵里「っ」
英玲奈「6年前、結局わたしはお前を探さずに天界に残った」
英玲奈「ツバサの為に、なんて言えば聞こえはいいが、それも理事長がどうにかしてくれたから、本当は私が残った意味なんて殆どなかったんだよ」
ツバサ「英玲奈っ!!」
英玲奈「いいんだ、ツバサ。」
ツバサ「ッッッ」
英玲奈「……絵里も助けられず、ツバサもケアしてやれない、こんなダメな私だったが」 英玲奈「それでも、どうかお前達のそばに居させて欲しいんだっ!」
英玲奈「頼むっ!!」
絵里「〜ッ」
ツバサ「英玲奈……」
「絵里ちゃん、ツバサちゃん」
絵里「えっ」
ツバサ「!」
理事長「うふふ」 理事長「絵里ちゃ〜ん。」
絵里「な、なに?」
スッ
絵里「──ッ!」
理事長「うふふ〜、この間はちゃんと見れなかったけどぉ〜、大きくなったわねぇ〜♪」ナデナデ
絵里「……ど、どうも、」
理事長「それにぃ〜、そのサイドテールも可愛いねぇ〜♪その服にとっても似合ってるよぉ〜」
絵里「〜っ」 理事長「うふふふ〜。」
理事長「……絵里ちゃん、ツバサちゃん、」スッ
絵里「……」
ツバサ「……」
理事長「それに、あんじゅちゃんに希ちゃん、そして英玲奈ちゃん。」
あんじゅ「……」
希「っ」
英玲奈「理事長……」 理事長「わたし……わたしね?またこの5人が揃ってるところを見れて」
絵里「……ぁ」
──ポロッ
理事長「すごく、すごぉ〜く……嬉しいんだぁ……」ポロポロッ
ツバサ「ッ」 幸か不幸か
再び理事長の元へと集う事となった
嘗ての上天生5人
それぞれの心中は違えど
その姿は、皆が望んで止まなかった
幸せの形でした。 理事長「もう、こんな日は来ないのかって……そう思った時もあったけど、」
理事長「今だけでも、今この時だけでも……嬉しい……っ」
あんじゅ「……っ」
希「っ……ッッ」
英玲奈「くっ……」
ツバサ「ッッッ」
ツバサ「え、絵里っ!!」ザッ
絵里「……」 ツバサ「最初は、絵里が報われるならって……私、死のうと思ってた」
ツバサ「でもっ、それじゃあ私の事を思ってくれてるみんなを、ずっと悲しませちゃう事になるからっ……だからね、」
絵里「……」
ツバサ「今すぐ許して欲しいなんて言わないっ!そんな都合のいい事言わないからっ……」
ツバサ「どうかっ、少しづつでもいいから……アナタへの罪滅ぼしをさせて欲しいのっ」
ツバサ「アナタが許してくれるその日までっ、わたし頑張るからっ!!だからっ──」
絵里「……」
ツバサ「お願い……っ、お願いっ!!」 穂乃果「絵里ちゃん……っ」
こころ「うぅっ、」
ことり「〜っ」
亜里沙「お、お姉ちゃんっ」
凛「っ」
真姫「……」
にこ「……」
真姫ママ「絵里ちゃん……」
絵里「……」 花陽「ひっ、ひぅ……っ」
ほのママ「……っ」
ほのパパ「……」
雪穂「ッ」
ヒデコ「絵里……」
フミコ「……」
ミカ「え、絵里ちゃん……」
絵里「……」
絵里「……」スッ ツバサ「!?」
英玲奈「おいっ!!」
希「えりち!?」
理事長「!」
絵里「……」
あんじゅ「……アナタ、また記憶を消すつもりなの?」
絵里「……」
あんじゅ「本気?この記憶まで消したら、もう──」 『響け。氷結の囀りよ。』
あんじゅ「!!?」
ツバサ「えっ!?」
『その姿たるや、千の枸橘蔓』
英玲奈「!!!」
希「え、えりち!!?」
理事長「絵里ちゃんっ!!」
真姫ママ「やめなさいっ!!」
絵里『……ごめんね、みんな、』 /cVσ_VσV 保守して頂きありがとうございます。
更新の遅い中、申し訳ありませんが
明日の朝に投稿させて頂きたいと思います
いつもお付き合い頂けています事
本当に感謝しています。 /cVσ_VσV 遅くなってすみません
今から少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします 穂乃果「ッッッ」
こころ「絵里さん……っ」
絵里『わたしね、みんなに優しくして貰えて、とっても嬉しかった』
絵里『それに、こんなに一度に友達が増えたのだって初めての事だったわ』
花陽「〜っ」
真姫「……」
亜里沙「お姉……ちゃん……っ」 絵里『穂乃果やこころちゃん達と話せたこと。ことりのライブにみんなで誘ってくれたこと』
絵里『ミナリンさんの曲をじっくり教えてくれるって言ってくれたのも、ご飯を食べに来てって言ってくれたのも』
絵里『……本当に、本当に嬉しかった。』
ことり「っ」
にこ「あんた……」 絵里『……』
絵里『いつも、ふと過るの。』
絵里『今が幸せであればある程、この幸せが呆気なく崩れ去って行く、そんな情景が』
絵里『そして、その中でただひたすら絶望しているみんなが、』
絵里『あの日……炎の中で苦しんでた子達の顔が重なるの……』
ツバサ「ッッッ」ギリッ 絵里『──ツバサ、』
ツバサ「!?」ビクッ
ツバサ「うっ、な、なに……?」
絵里『貴方が被ってた、あの怖いお面。いったい誰が作ったの?』
ツバサ「え?あ、アレはことりが……」
ことり「〜っ」
絵里『そう。……うふふっ、』 ツバサ「ご、ごめんなさいっ。絵里を騙すような事しちゃって……」
絵里『……しょうがないわよ。』
絵里『だって、私たちは"お互い"そうするしかなかったんだもの』
絵里『コレは、しょうがない事なのよ。』
ツバサ「っ」
絵里『……ねぇ、ツバサ。』
ツバサ「な、なに?」 絵里『少し前の私なら、とても考えられない様なことを言うね』
ツバサ「え?」
絵里『ふふっ、こんな状況だからなのかしら……それは分からないけど、』
絵里『今は、もうツバサに対する気持ちも、だいぶ変わってきたみたいなの』
ツバサ「!」
絵里『そんな気持ちの中で、そう言ってもいいって、今の私はそう思う。』
ツバサ「そ、それって……」 穂乃果「ぁ……」
こころ「っ……っっ」
理事長「っ」
あんじゅ「ッッッ」
希「うっ……」
英玲奈「〜ッ」
絵里『……』
『──ツバサ。』 /cVσ_VσV ごめんなさい
今から続きを投稿させて頂きますので
どうか宜しくお願いします。 永らく絵里の心を縛り付けていた
6年前の忌まわしい記憶
しかし、新旧合わさった仲間たちによる
力強くも、また心優しい言葉の数々
それら、多くの暖かい感情たちに包まれ
つもりに積もった憎しみに苛まれていた
彼女の心の行方は、果たして…… ──ドサッ
絵里『……』
ツバサ「ぁ……え、えり……っ」
ツバサ「ほんと……?……本当なの……っ?」
絵里『……うん。』
ツバサ「あっ……あぁあぁぁぁ……っ」
ツバサ「絵里っ、えりいぃぃっ……」
絵里『……』
ツバサ「うっ……うぅぅ……っ」
絵里『……あの日のこと、たぶん一生消える事はないんだと思う。』 絵里『でも、貴方の私に対する言葉を聞いてたら、何故か仲良くしてた頃を思い出して……』
ツバサ「うん……うん……っ!」
絵里『……』
絵里『この数年間、ただずっと貴方をどうにかしてやろって、そんな事ばかり考えて、世界をやり直そうとまで企んで』
絵里『そうして、今度は今までやって来た事すべてを否定して……』
絵里『私は、また前の私に戻ろうとしてる。』 希「ふっ……うぅっ……」
英玲奈「ッ」
あんじゅ「……」
絵里『……誰かを好きになって、諍いが生まれて。別れて、そして、また出逢って。』
絵里『結局、私の中の感情はこうしている間も目まぐるしく移り変わってる』
絵里『変わるまいって、そう誓って守ってきたモノすらも既に崩れて、今はもう瓦礫の中に埋もれしまったわ……』
絵里『ホント、私は何がしたい人なんだろうね』クスッ 絵里『私は、みんなみたいに強い人間じゃなかった。』
絵里『一つの、芯の様なモノを持って生きる事が出来なかったの』
絵里『ただ、何かに縋って漫然と生きてきた。……それは、友情だったり憎しみだったり』
絵里『私にとって、その場だけの感情に押し流されながら……』
絵里『きっと、また同じ事を繰り返すんでしょう』
ツバサ「え、絵里……?」 絵里『……』
絵里『願わくば、変わる事のない気持ちの中で、穏やかに過ごしたかった』
絵里『そうして、何事でもないそんな平和な日々を、愛してみたかったの』
絵里『何に祈る事もなく……ただ、愛して……』グッ
ツバサ「!!?」
希「──ッ!!」
英玲奈「ばっ!!?」
あんじゅ「絵里っ!!」
絵里『…………もう……』
『疲れちゃったんだ。』 ツバサ「あなた……っ、」
絵里『……』
絵里『呪禁術・凍星ノ怪鳥』
ドッ!!!
ツバサ「うっ──!!?」ヨロッ
ケェエエェエエエエエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッ!!!!!!!!! 熾烈を極めた感情のせめぎ合いの中、
自身の心の有り様に、ただ失望した絵里 ケエエェエエエエエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッッ!!!!!!!!
あんじゅ『〜ッッッ』バッ
希『くぅ……っ!』バッ
英玲奈「くそっ!間に合えっ!!」ダダッ
理事長『ッ』ガチャ
真姫ママ『絵里ちゃんっ!!』ボゥッ!
ほのママ「ッ」ダンッ
雪穂「届かない……っ!!」ザッ 幸福を求めた彼女の、酷く痩せ細った心は
最後に、自らの消失を望んでしまいました エエェエエエエエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッ!!!!!!!!!!
亜里沙「お姉ちゃぁああああんっっっ!!!!!」バッ
ことり「どうして……どうしてぇっ!!!」
こころ「うっ……っっ!」
花陽「ひいぃぃぃっっ!!!!」
にこ「バカァアアッッ!!!!!」
凛「ぁ……あぁ……っ」
真姫「っ」スッ 天界、下界、辺境。
この、三界を股にかけた彼女たちの戦いは ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッ
絵里『……』
絵里『……ごめんね、みんな、』
絵里『…………ごめんね、』
『ツバサ。』
今ここに、決着の時を迎えます。
ガバッ!
絵里「!!?」
穂乃果「ッッッ」 あっさり、みんな仲良くハッピーエンドってならなそうで嬉しい。
1人や2人や3人や4人や5人くらい死んでも良いよ。
だってそれくらいの規模の話だったじゃん。 /cVσ_VσV お待たせしてすみません
今から少しだけ更新させて頂きますので
どうか宜しくお願いします。 ──キンッ
ゴォオオオォオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ
ツバサ「ッッッ」ゴォッ
あんじゅ『うぅっ!!!』グッ
希『うぁっ!!?』ヨロッ
英玲奈「くっ……っ!!」ズズッ
こころ「──ッ!!」
「穂乃果さぁあああぁあああああああぁあぁああああああああんっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ッズシャアアァアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…………………………
ツバサ「ぁ……あぁぁ……」
英玲奈「そ、そんな……っ」
希「ッッッ」
あんじゅ「えりっ……」
理事長「絵里ちゃんっ……穂乃果ちゃん……っ!!」
真姫ママ「間にっ、合わなかった……っ」ガクッ 亜里沙「お……姉ちゃ……っ」
雪穂「あぁ……そんな……」
ほのママ「穂乃果……っ」
ほのパパ「ッッッ」
ヒデコ「酷いよ……こんなの……」
ミカ「なんでっ……えりちゃぁあんっ」
フミコ「……っ」
にこ「〜ッ」
こころ「うっ……うぅ……ほ、ほのかさあぁん……っ!」
…………ズッ ズザザッ!!!
「──うぇっ!ペッ!」
あんじゅ「えっ、」
「べぇーッ!な、なんで砂が……っ!」
希「!」
英玲奈「……ぁ、」
「うっ……く……っ」
「ケホッ!ゴホッ!」
こころ「ぁ……あぁ……っ」 穂乃果「あーもぉーっっ!!!!」
絵里「っ……っっ」
真姫「お、思ったより強烈だったわ……」
「穂乃果さぁあああああんっっ!!!!!」
ガバッ
穂乃果「ぐぇっ!!?」
こころ「穂乃果さん穂乃果さんっ!!良かったっ!!良かったよおぉぉぉっ!」
穂乃果「こ、こころちゃん……」 理事長「穂乃果ちゃん……絵里ちゃん……っ」
真姫ママ「あ、あぁぁ……」
ほのママ「穂乃果……無茶し過ぎよっ、」
雪穂「うっ……うぅぅっ。」
希「たす……かってる…………助かってるっ!夢じゃ無いよね!?現実だよねっ!!?」
英玲奈「……そ、そうらしい、」
ドサッ
英玲奈「!?」
希「あ、あんじゅ!?」 あんじゅ「……」
希「どうしたの!?」
英玲奈「大丈夫か!?」
あんじゅ「……うっ、うぅ。」
希「!」
あんじゅ「なんっ、なのよ……っ、なんなのよぉ……もぉ……っ」
あんじゅ「これ以上……泣かせないでよおぉぉ……っ!」
希「っ」
英玲奈「……あぁ、本当になっ。」 絵里「……」
絵里「……わたし、」
「ばかぁああっ!!!!」
絵里「!」
ガシッ
絵里「うわっ!?」
ツバサ「バカっ!大バカッ!!なんでっ、なんであんな事したのよぉ!!!」
絵里「……」
ツバサ「死なないでよぉ……お願いだからぁ……生きててよぉ……っ」 絵里「……」
ツバサ「うぅぅぅっ、」
絵里「……」
絵里「……どうしてかしら、」
ツバサ「ふうぅぅ……グスッ、」
絵里「自分に術を撃った時、一瞬だけど見えた気がしたの」
絵里「あの部屋で見た続きが……貴方に術を撃ってしまった後の光景が……」 ツバサ「〜っ」
絵里「……後悔したんだと思う。」
絵里「貴方の声が、言葉が聴こえていたにも関わらず、あの私は止まらなかった。……いえ、」
絵里「きっと、もう止まれない所まで行ってしまってたんでしょうね」
ツバサ「……でも、」
ツバサ「それでも、今回はちゃんと止まってくれた。」
絵里「……」
ツバサ「私の声を聴いてくれたんだもん。今の絵里はもう違うんだよ。」
絵里「……そう、なのかもね。」 絵里「思えばここに来てから、もう既に私の心は変わって来ていたのかも」
ツバサ「……」
絵里「本当はね、あの班分けで計画が頓挫したと分かった瞬間、何故だか……」
絵里「ちょっとだけ、安心してたんだ。」
ツバサ「ッ」
ギュッ
絵里「つ、ツバサ?」
ツバサ「嬉しい……嬉しいよ、絵里っ。」
絵里「……ふふっ、」 間に合ったか
この世界の穂乃果は天使になったことで動きが少し素早い? /cVσ_VσV また時間が空いてしまいすみません
保守して下さった皆さま方
本当にありがとうございます。
これから少しだけ更新させて頂きますので
どうか宜しくお願いします。 穂乃果「えへへ、」
「穂乃果さん!」
穂乃果「は、はい!?」
こころ「どうやってあの状況から助かったんですか!?聖天術!?」
穂乃果「……こころちゃん、目ぇ真っ赤っかだよ?」
こころ「へ?」
穂乃果「泣くほど心配してくれたんだね」
こころ「──ッ!」 こころ「ち、違いますっ!!コレはあの……目に砂がっ」
ギュッ
こころ「!」
穂乃果「……ありがとう。」
穂乃果「心配かけて、ごめんね?」
こころ「ッッッ」
こころ「そ、そんなことよりっ!!」バッ
穂乃果「ん?」 こころ「あんなどうしようもないタイミングで、なんで助かったのかって聞いてるんです!!」
穂乃果「い、いやぁ〜、それが穂乃果にもサッパリなんだよねぇ」
こころ「はぁ?」
にこ「てゆーか、なんで私らの真後ろに居たのよ?オマケに真姫まで巻き込んで」
凛「うっわ〜、このタイミングでそんなお寒いギャグ言うの?にこちゃん」
にこ「ぁああっ!!?」 ほのママ「穂乃果、あなた全然覚えてないの?」
穂乃果「だ、だからホントに分かんないんだって!」
穂乃果「あの時、無我夢中で絵里ちゃんに飛びついて……それで、気が付いたら砂の中に頭突っ込んでたんだもん。」
雪穂「なにそれ、マジック?」
真姫「……」
真姫「……えっと、穂乃果?」
穂乃果「へ?」 真姫「……」
穂乃果「なに?」
真姫「……その、リストバンド、」
穂乃果「コレ?」
真姫「それ、前の時間の私がよこしたんでしょ?」
穂乃果「う、うん。必ず役に立つからって、真姫ちゃんが渡してくれたんだよ」
こころ「!?」
こころ「そ、そんなハズないです!」
真姫「え?」 こころ「"自分が存在する時間なら、肉体ごと転移する意味がない"って、そうツバサさんは言ってましたもん!」
こころ「だから、今の私たち二人が3時間後の物を身に付けてるワケがないんです!」
穂乃果「うぇ〜!?そ、そんな難しい事言われてもぉ……」
こころ「だってほら!現に私もセカンド・ストーリーは持ってないんですから!」
真姫「どう言う事かしら……、この道具自体には時間に干渉する力なんてないのに、」 こころ「と言うか、そのリストバンドってなんなんですか?」
真姫「……」
穂乃果「あ!真姫ちゃんのはリスのマークがあるね!」
にこ「り、リスのリストバンドって……っ」
凛「ちょっと黙ってた方がいいと思うにゃ〜」
にこ「きいぃぃぃっ!!!」ババッ
凛「にゃっはっはっは!」サッ /cVσ_VσV お待たせして遅く申し訳ありません
今日更新する予定だったのですが
急用が入ってしまい、すみませんが
明日の午前中に更新させて下さい
いつも保守して頂き有難うございます /cVσ_VσV 遅くなってすみません
今から少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。 真姫「……このリストバンドはね、二つ揃わないと意味がない物なのよ。」
穂乃果「そ、そうなの?」
真姫「それぞれが親機と子機の役割を果たす物として、そこのうどん職人に作って貰ってたんだけど」
ほのパパ「!」
真姫「ソレを渡した方の私は、何故か子機の方を先に作らせたみたいね」
穂乃果「???」
真姫「でも、親機が先に出来ていた時間があるってゆー事は、今現在の時間とは直結してないってこと……?」 真姫「未来の私はそれを知ってた?……そんなのあり得ないわ。」
にこ「ねぇ、ソレってどう言う道具なワケ?」
真姫「……」
真姫「この、親機となるバンドを着けてる人が、もう片割れを着けてる人の事を強く思うと」
真姫「その人が、親機の元へ強制的に転移するってゆー道具なの」
凛「だから、二人とも真姫ちゃんの所に突っ込んでたんだね」
真姫「そう言うことよ。」 ことり「それにしても、なんで穂乃果ちゃんがソレを持ってこれたのかなぁ?」
こころ「んん、どうしてなんでしょう。」
穂乃果「……たぶん、叶えてくれたんだよ。」
ことり「え?」
こころ「穂乃果さん?」
穂乃果「……」
穂乃果「!」 ツバサ「うっ……うぅぅ……っ」
絵里「……」
絵里「……ツバサ、そろそろ離してちょうだい。」
ツバサ「いやっ!」
絵里「っ」
ツバサ「だって……貴方、またやる気だもんっ」
ツバサ「ずっと悲しそうな顔してるもんっ!」
絵里「そ、それは……」 ツバサ「させないっ……もう、絶対にさせないから……っ!!」
絵里「……」
「絵里。」
絵里「!」
あんじゅ「……」
絵里「あんじゅ……」
英玲奈「……」
希「……」
絵里「英玲奈……希……」 あんじゅ「まったく、おバカな事をしたもんだわ」
ツバサ「うっ……うぅ……」
英玲奈「……」
希「……」
絵里「わたし……」
英玲奈「ハァ、」
英玲奈「お前のお陰で、私の大して強くもない心臓が潰れそうになったよ」
希「ウチもねぇ、あの瞬間思わず泣き叫んじゃったよ。どうしてくれるん?」 あんじゅ「絵里。」
絵里「……」
あんじゅ「私も、……いえ、」
あんじゅ「私たちも、決して強い人間なんかじゃないわ」
あんじゅ「これまでの人生で、私は色んな人たちと出会って、そして別れて、それに合わせて気持ちもどんどんと変わっていった。」
あんじゅ「そんな中で、心に何かしらの芯を持って生きて来ただなんて、正直言える自信はないもの」 絵里「……」
あんじゅ「きっと、最初からそう言うものを持って生きていれば、もしかしたら今より良いものになってたのかも知れない。」
あんじゅ「……けれどね、」
あんじゅ「結局、私達は自分なりに生きて行くしかないのよ。」
あんじゅ「そして、その自分なりをどれだけ受け止められるかが、きっと今後の人生を決めるんだと、私は思うわ。」
絵里「自分なり……」 英玲奈「まぁ、なんだ。」
英玲奈「私から言わせれば、お前を含めたこの5人は、あの頃から大して変わってないと思うぞ?」
英玲奈「表面的な部分は多少変わったかも知れないが、根っこになる部分はみんな同じだ」
絵里「……」
英玲奈「それに、」
英玲奈「お前の願いは、昔からちっとも変わってなんかいなかったじゃないか」
絵里「え?」 英玲奈「"みんなと幸せに過ごしたい"」
英玲奈「この願いがずっと同じだったんだから、やはりお前の誓いは守られているよ」
絵里「そう、なのかなっ、」
希「……えりち、」
希「えりちが言ってた、何事でもない平和な日々」
希「それが、すぐそこまで来てるよ?」
絵里「っ」
希「もう、願うことも祈ることもしなくていい、そんな愛すべき毎日がね。」 絵里「……」
絵里「……私は、」
「絵里。」
絵里「!」
ツバサ「……」
絵里「ツバサ……」
ツバサ「あのね、」
ツバサ「私は、これから先も貴方への償いをさせて欲しいの」 ツバサ「そんな毎日が不幸だなんて全く思わないし、絵里にもさせない」
ツバサ「また、絵里と一緒に過ごせるのなら、こんなに嬉しいことはないから」
ツバサ「それに、この先また5人が揃う日々が待ってるんだとしたら」
ツバサ「私はもう、後悔なんてしない」
絵里「ッッッ」
ツバサ「……ねぇ、絵里。」
ツバサ「それでもまだ、消えてしまいたいって、そう思ってる?」 /cVσ_VσV お待たせしてすみません
いつも保守して頂けていること
本当に感謝致しております
これから少しだけ更新しますので
どうか宜しくお願いします。
絵里「わたし、は……」
絵里「私は──ッ!!」
「絵里ちゃん!」
絵里「!」
穂乃果「えへへ、」
絵里「あなた……」
穂乃果「……」
穂乃果「もう、いいんだよ。」 穂乃果「一人で悲しんだり苦しんだり、やりたくもないのに誰かを傷付けたり」
穂乃果「そんな、いつ来るか分からないホントの明日を、ただ茫然と待つのはもう終わりだよ」
絵里「ッ」
穂乃果「大丈夫。この世界なら、絵里ちゃんは絶対に幸せになれるって」
穂乃果「私は、そう信じてる。」
絵里「〜ッッッ」 穂乃果「これからはね、一緒に過ごして、笑って、たまにくだらない事で喧嘩もして」
穂乃果「そうして、大人になって、それぞれに家族が出来て、子供にも家族が出来て、お爺ちゃんお婆ちゃんになって……」
穂乃果「そうやって、長い長い時間をみんなと一緒に過ごして行ってさ、」
穂乃果「そして、最後にみんなでこう言おうよ」
穂乃果「"この人生で良かったな"」
穂乃果「──って、」 絵里「……」
穂乃果「そこにはね、絵里ちゃんも居なきゃダメなんだよ。」
絵里「……」
穂乃果「……」
絵里「……私も、」
穂乃果「え?」
絵里「わたしも、そう言えるかな」 絵里「そんな風に言える日が、」
絵里「思える時が、来るのかな……」
ギュッ
絵里「!」
穂乃果「来るよ、必ず来る。」
穂乃果「コレからは、ずっと穂乃果たちと一緒なんだもん」
穂乃果「それに、絵里ちゃんの……みんなの幸せは、私の幸せでもあるんだから」 絵里「……」
穂乃果「……」
穂乃果「……誰よりも、心優しい絵里ちゃん。」
穂乃果「私は、そんな絵里ちゃんのことが」
穂乃果「大好きだよ。」
絵里「……」
絵里「……ぅっ、」
絵里「うぁ……っ……あぁあぁぁ……っ」 「絵里いぃぃいぃぃぃっっっ!!!!!!」ギュッ
ツバサ「大好きっ……わたしも大好きだよぉ……っ!!」
絵里「……うんっ、」
絵里「ごめんねっ……ごめんねツバサ……っ」
あんじゅ「絵里……」
希「見てよえれ姉……二人が抱きしめ合ってる……っ」
英玲奈「……あぁ、ちゃんと見てるよ。」 絵里「っ……っっ」
穂乃果「えへへ、」
穂乃果「……絵里ちゃん、」
穂乃果「よかったね!」
絵里「っ」
絵里「うん!」 こころ「うっ、うぅぅぅっ……っ!」ギュッ
理事長「うふふふ〜♪」ナデナデ
真姫ママ「絵里ちゃん……良かったわね。」
真姫「ふふ、」
にこ「うんうん♪」
花陽「はうぅぅぅぅっ……っ」
凛「かよちんも泣いてるにゃ〜」 これら、全てを巻き込む事となった
絵里とツバサの因縁 亜里沙「お姉ちゃん……っ」
雪穂「良かったね、亜里沙。」
ほのママ「ふぅぅ……あなたぁ……っ」
ほのパパ「♪」
ヒデコ「あはは……やっと……」
フミコ「うん……っ」
ミカ「ホントにっ……本当に良かったっ」 これら激闘の日々、その全ては
今まさに、この瞬間へと向かうための
悔恨と献身、そして犠牲を伴った
痛々しくも優しい時間への道標でした。 ──斯くして、
それぞれの幸せを求めた
彼女たちの物語は
今ここに、堂々の終結と相成ります。 …
………
………………
パチパチパチパチパチパチッ
海未「あっ」
千歌「へ?」
海未「ごめんなさい。もうちょっとだけ、その後の彼女たちのお話がありまして……」
ダイヤ「も、申し訳ありませんっ。てっきりここで終わりなのかと」
花丸「あらら」
果南「ちょっとフライングしちゃったねぇ」
曜「でも良かった、まだ続くんだね。」 海未「はい。みんながどの様に成長したのか、それを皆さんにお送りしたいと思います。」
鞠莉「ワォ!それは楽しみでぇーす!」
善子「〜ッ」
梨子「……貴方、泣いてるの?」
善子「泣いてないっ!!」
ルビィ「ぅゅ……き、気になる。」
海未「それでは、その後のお話をさせて頂きましょうか」 /cVσ_VσV 今日で、物語の本筋は終わりになります。
これから後語りの様なお話が少しと
紙芝居が終わったあとのお話が続きます
最近、更新がとても遅くなっていた事
本当に申し訳なく思います
そして、この紙芝居のお話についてですが
5スレッド目に突入してしまう様なので
後日、新しくスレッドを建てたあと
こちらにご報告したいと思っています
永らく付き合って下さった素晴らしい方々
本当に感謝の念に絶えません。
もう少しだけお話は続きますので、
お付き合い頂けたなら、とても幸いです。 無事ハッピーエンドを迎えたか
エピローグも楽しみだ 更新乙
そんな、、、ありふれたハッピーエンドになってしまうなんて・・・
せっかくこの前はバタバタと倒れていったのに >>948
/cVσ_VσV スタッフロールですか
少し考えてみますね。
>>949
/cVσ_VσV はい。ようやく終わりました。
ここまでのお付き合い感謝します
>>950
/cVσ_VσV ありがとうございます。
拙いものでしたが
どうにか最後まで行けそうです。
>>951
/cVσ_VσV いつもお待たせしてすみません
そして、ご期待に添えずごめんなさい
一度、全てが駄目になったからこそ
あの大団円へ迎える様にと、
試行錯誤してみたのですが
やはり、まだまだ力不足の様でした。 /cVσ_VσV こちら、新しく立てたスレッドです。
コレで正真正銘最後になりますので
お付き合い頂けたなら幸いです。
海未「紙芝居屋さんです」完
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1623934917/ 理事長達ほか大人たちが作り出した平和やハッピーを作りだす、作ろうとするあるいは平和のための枠組みを維持するというのは
単に殺し合うよりはるかに難業 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。