ランジュ「アタシ、あなたは要らないの」
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ランジュ「ま、待ってっ!」
『
本日午後4時頃、東京都江東区の学校敷地内で、
少女が同校の通路から飛び降りるのを見かけた同校学生が110番した。
少女は制止を振り切って飛び降り、その場で死亡が確認された。
虹ヶ咲署によると亡くなったのはこの学校に通う高校二年生の少女(16歳)
目撃した女生徒によると「私は要らない子だから」と言い残して飛び降り自殺を図ったと言う。
所持品に遺書などは見つかっておらず、
同署は衝動的に飛び降り自殺を図った可能性が高いとみている。
』 ランジュ「ごめんなさい……っ、アタシ……アタシそんなつもりじゃ……っ!」
バンッ!
歩夢「そんなつもりかどうかなんてどうでもいいッ!」
歩夢「死んじゃったんだよ……っ」
歩夢「飛び降りて……死んじゃったんだよっ!」
かすみ「歩夢先輩……」
エマ「貴女が、要らないって言ったから……」
ランジュ「ごめんなさい……ごめんなさいっ」
せつ菜「謝って許されることだと思っているんですか!?」
栞子「さすがに……酷すぎます……」 彼方「二人は、なにしてたのかな……?」
果林「わ、私達は……」
愛「あの子が一人で良いっていうから……」
エマ「言い訳は良いよッ!」
果林「っ」ビクッ
エマ「……あの人のところに、行かせちゃった私達も同罪だよ」
ランジュ「ごめんなさい……っ」
しずく「でも、自殺なんて……」
歩夢「二人がいなくなって……平気な顔してても、ストレスはあったんだよ」
かすみ「そこに、自分は要らないなんて、全否定されたんだもん……」
しずく「………」
ランジュ「ごめんなさい……」 >>5
栞子「さすがに……酷すぎます……」
笑えない展開なのに草生える ――――――――――
――――――
「その前日までは留学にいっていたって話は?」
歩夢「本当です」
歩夢「本来はその日は登校せずに翌日からだったんですけど」
歩夢「その……私達に会いに来て……」
「そう……」
「貴女は、仲良かったのよね?」
歩夢「幼馴染でした……」
歩夢「私……私……っ」
「上原さん……」
歩夢「ちゃんと連絡しておけばよかった!」
歩夢「止めておけばよかった!」
歩夢「一緒に行っておけばよかった!」
「上原さんっ」
歩夢「私……私……っ!」
歩夢「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「上原さん落ち着いて!」 歩夢(あなたが……いない)
歩夢(電話も、メールも、LINEも……送ってももう、既読さえつかない)
歩夢(どうして……どうして自殺なんて……)
歩夢「会いたい……会いたいよ……」
歩夢「あなたに……会いたいよ……っ」
カチャッ....
歩夢「………」
....スッ
グッ
――スパッ
歩夢「血が……全然でない……場所、間違えたかなっ」
歩夢「待っててね……すぐ、行くからっ」
歩夢「私……頑張るからっ」
――スッ ランジュが罪の意識感じるかはは微妙だが転部組3人はいい感じに絶望してくれそうだな ――――――――
―――――
せつ菜『歩夢さんがリストカットによる自殺を図ったそうです……』
エマ『そんなっ!』
かすみ『無事なんですか!?』
せつ菜『一命はとりとめたそうですが……まだ、目は覚ましていないそうです』
璃奈『病院は?』
しずく『今は……私達外出禁止です』
彼方『何するか分からないって……こういうことだったんだね』
エマ『……せつ菜ちゃんはどうやって知ったの?』
せつ菜『親の方にですけど連絡、回ってきました……私、歩夢さんと同学年なので……』
せつ菜『偶々、その電話を聞いてしまって……母が私は大丈夫か確認にも来ました』
かすみ『み、みんなまで自殺……しないですよね?』
しずく『……歩夢さんは一番、先輩のこと大切に思ってましたから……』
彼方『このこと、ほかの人には……』
エマ『言っても、どうにもならないよ……』 しずくが正史回避してて草
でもメンタルよわよわあなたちゃんなら普通にこうなってもおかしくないので胸糞
あと栞子は罪の意識を持て 璃奈『同学年なら、愛さんにも伝わると思う』
エマ『私……あの人のこと、許せないよ……』
エマ『駄目だって分かってる……憎んだって仕方がないって分かってる』
エマ『でも……っ、でも……っ!』
せつ菜『気持ちは、分かります』
かすみ『せつ菜先輩!?』
彼方『穏やかじゃないね〜……』
璃奈『あの人の一言で、自殺しちゃった。歩夢さんまで……』
璃奈『許せないよ』
彼方『璃奈ちゃん……』
せつ菜『……あの人の全てを全否定したんです。許せるわけ、ありませんよ』
かすみ『あ、危ないことはしないでくださいね? 話なら……いつでも――』
――ブツッ
彼方『……早まらないと、良いけど』
かすみ『……そう、ですね』 愛さんなら部で練習できなくなって同好会に戻ってくるよ ―――――――――
―――――
愛『そう……連絡があって』
果林『……そう』
愛『ほかのみんなにも連絡しようと思ったんだけどさ……同好会のグループ解散しちゃってるし』
愛『改めてグループ作りたいって連絡したけど拒否されちゃって』
果林『私も、寮内だからエマに会いに行ったんだけど……門前払い』
果林『歩夢、無事では、あるのよね?』
愛『らしいけど、人伝の話にどこまで信憑性を持てるか……』
果林『私達が部に移らなければ……』
愛『そんなこと言ったって……』
果林『どうしようもうないのは分かってるけど……だけど』
愛『だけど。ランジュのやり方を認めた結果が、あなたを自殺に追いやることになった』
果林『っ……私達のやり方を認めて欲しいだなんて……』
愛『もう、アタシ顔向けできないよ……』 果林『ねぇ、このこと栞子ちゃんには』
愛『うん、伝えないでおこうと思ってる……』
愛『ほかのみんなにも……無視、されると思うけど』
愛『一応、伝えないようにしようってメッセージは送っておいた』
果林『そう……私達、完全に孤立しちゃったわね……』
愛『こんなつもりじゃ、なかったのにね……』
果林『学校……どうなっちゃうのかしら』
愛『再開すると思う』
愛『もう週末だから、来週の月曜日から、とか』
果林『再開して……それで?』
愛『……それで、どう、なるのかな……』 ――――――――――
――――――
しずく「学校は再開したけど……」
かすみ「うん……流石に人が大勢いる部室棟でのこと、だもんね……」
璃奈「みん――」
「ねぇ、あの自殺しちゃった先輩ってスクールアイドル部の――」
かすみ「部じゃなくて同好会!」
「そ、そんな怒らなくたって」
かすみ「先輩は同好会! 部じゃなくて、同好会……っ!」ガタッ
しずく「落ち着いてかすみちゃんっ」ギュッ
璃奈「お願い、私達には関わらないで」
「……ご、ごめん。私そんなつもりじゃ」
かすみ「っ」ギロッ
璃奈「璃奈ちゃんボード」サッ
しずく「今、ナーバスになってるから……お願い」
「う、うん……ごめんね」 しずく「かすみさん、落ち着こう?」
かすみ「同好会……部じゃないのに……部じゃないのに……っ」ギリッ
ガタガタガタガタ.....
しずく「かすみさん……」
璃奈「貧乏ゆすり……保健室行く?」
かすみ「っ……」ガタンッ
璃奈「……HR終わったら保健室行こう。HRは絶対に出てって話だから」
かすみ「うん……ごめん」
しずく「かすみさんが怒らなかったら私が怒ってたかもしれないから……」
璃奈「関係ない人たちにとっては、部も同好会も一緒……」
璃奈「凄く……嫌な気分」
しずく「璃奈さん……」 愛「あ……」
菜々「………」
愛「ぁ……あのさっ」
菜々「なんでしょう?」
愛「その……アタシ……」
菜々「今更どうこう言ったところで……もう戻ってきません」
愛「わ、分かってるよ……分かってるけど――」
菜々「だったら、何を言うつもりなんですか?」
愛「せっつー……」
菜々「宮下さん達は部の人間です……彼女の心に傷をつけた一人です。違いますか?」
愛「それは……」
菜々「それが分かっていてなお、なにを口にすると?」
菜々「まさか……その軽口で"ごめんなさい"とは言いませんよね?」
菜々「もしも万が一そうであれば、ご遠慮いただいてもよろしいでしょうか?」
菜々「さすがに……私も頭に血が上ってまで冷静でいられる自信はありませんので」
愛「っ……そ、そこまで言わなくたって……」
菜々「……なる、ほど」ガタンッ
菜々「わかりました」 エマ「……落ち着かないね」
彼方「うん……どんよりしてる」
エマ「結構な人数があの……光景を見ちゃったらしいから」
彼方「精神的なもので登校で来てない人も……多いね」
エマ「それにしても、彼方ちゃんそのクマ――」
.....ガラッ
果林「ェ……エマ……彼方も……」
エマ「来たんだね」
果林「く、来るわよ……それは」
彼方「来れないと思ってた」
果林「……その……私」
エマ「今更ごめんなさいって言われてもどうにもならないよ」
果林「っ」
エマ「……私で言えば、ここにいる間に一家離散しているようなものなんだ……」
果林「エマ……」
エマ「そんな報告……出来るわけない……」
エマ「止められなかったことが申し訳なくて仕方がないよっ……私っ……私っ」
エマ「あなたの帰ってくる場所……守ってあげられなかったっ」
エマ「辛かったと思う、悲しかったと思う……平気そうな顔して、でもきっと……すっごく」
果林「エマ……」スッ
エマ「触らないでッ!」 2年生も3年生も雰囲気やべぇな
やめてくれよ…めっちゃ興奮する… 果林「……ごめんなさい」
エマ「っ――」
ガシッ
彼方「それ以上はあなたが絶対に望まないって、彼方ちゃんでも断言できるよ」
エマ「彼方ちゃん……」
彼方「うん……うん」ギュッ
エマ「私……私……うぅ……」
彼方「うん……いつもしてくれるから。こういう時くらいは、彼方ちゃんに任せてくれていいよ」
エマ「うぅ……うわぁあぁぁぁぁん……」ギュゥゥッ
彼方「……よしよし」
果林「エマ……」
彼方「果林ちゃん……向こう。行って貰っても良いかな」
果林「か、彼方……」
彼方「お願いだから、ね?」
彼方「彼方ちゃん……怒ってるエマちゃん。あんまり見たくないな」 >>45
せつ菜、璃奈、しずくはあなたちゃんに「よく考えろ」って言われて悩んでたけどコレあなたちゃんがランジュと話して同好会に帰ってきた後の話だから
その前にあなたちゃん死んだし部に移ろうっていう考えはないんじゃないか 最後にあなたちゃんがドッキリ大成功のプラカード持って登場するオチだろ? ―――――――――
―――――
しずく「せ、せつ菜さんが愛さんを殴った……!?」
璃奈「正確には、ビンタしたらしい」
璃奈「なんか、せつ菜さん……ううん、菜々さんが凄い怒ってたって」
彼方「愛ちゃんは特に問題なかったけど、せつ菜ちゃんは早退したみたい……」
かすみ「そう、ですか……」
エマ「同好会も解散、かな……」
しずく「そんな……」
エマ「だって、続けられないよ……」
かすみ「しず子……先輩はもう、いないんだよ」
しずく「でも……だけど……っ」
かすみ「しず子っ!」
しずく「っ……」
璃奈「……今までみたいに、歌うなんて絶対に出来ない」
彼方「でも……残しておきたいって、彼方ちゃんは思う……」 >>56
時系列的にあなたちゃんがランジュに会いに行っていらない子扱いされたのはしずくが抜けたゲリラライブより前だから
本来の20章だといらない子扱いされたあと
「部を見てきたわ、私も留学で視野広がったしみんなも同好会でいいかちょい考えてみ」
みたいな話になってしずく脱退のトリガーになった 20章の時系列
あなた帰国(1話)
部の存在と果林愛栞子の異動を認知(1〜3話)
部でランジュと話す、いらない子扱い(4話)
あなた「部に行った自分を想像してみろ、何が自分に必要なのか考えろ」と提案→歩夢かすみ彼方エマは同好会に残ると即答、しずくせつ菜璃奈は一晩考えたいと答える(5話)
ゲリラライブ(9話)
5話のあなたの言葉→ゲリラライブのかすみの強さのコンボが決め手になりしずくが異動を決意(10話)
このSSは4話直後の話だろうから5話のあなたの提案も無い
だからしずくも(せつ菜と璃奈も)部に行くか考えることもないんだろ
辛いけどこの先の展開楽しみだ あなたちゃんブチギレSS思い出した
あれはスクスタ時空あなた投身→アニメ時空の侑に視点移ってハッピー?エンドに見えてたけど
スクスタ時空のその後はこんな感じなんだろうな 20章、自分に置き換えてみると
確かに自殺まではわからんが速攻で退学くらいするって状況だな
もういいやダルいわって 虹ヶ咲署?
警視庁東京湾岸警察署ではなくて?
虹ヶ咲学園て私立高校だよね?
正式名称があるとしたら、財団法人・虹ヶ咲学園女子高等学校だよね?
私立高校の名称が、どうして公的機関に採用されるの?
何で?
どうして?
教えて教えて? 璃奈「残して、どうするの?」
璃奈「活動できると思えない……残しておいたって、悲しくなるだけだと思う」
かすみ「部室に行くたびに、思い出しちゃうよ……」
しずく「かすみさんはそれでいいの?」
しずく「私達が……私達が私情で離散してしまった時も、かすみさんは――」
かすみ「その時と今じゃ全然違うっ!」
しずく「っ」
かすみ「全然、違う……死んじゃったんだよ?」
かすみ「ただ退部したとか、転校したとか……転部したとか。そんな簡単な話じゃないっ」
かすみ「もう二度と、絶対に……っ、会うことも話すこともできないっ!」
かすみ「……なのに、部室があったら、私……っ」
....ギュッ
エマ「辛いよね……」
彼方「けど、同好会まで無くなっちゃったら……あの子が……」
エマ「……存続できたとして、それって結局、あの子が必要なかったことになると思う」
しずく「それは……でも、私達は元々同好会としての活動をしていたじゃないですか」
璃奈「それは、いなかった頃の話……だよ」
璃奈「いなかった。入って来た。いなくなったから戻して存続。それで……良いって思う?」 しずく「……それは」
かすみ「しず子にはとってはその程度だったんだ」
しずく「かすみさん……っ」
かすみ「いてもいなくても一緒! いなくなったらいなくなったでまた前に戻るだけ!」
かすみ「その程度にしか考えてないんだッ!」
しずく「ち、違っ……違うのかすみさん……っ」
かすみ「何が違うの!?」
しずく「っ……私、私はただ……」
ガタンッ
しずく「!」
かすみ「っ」
彼方「……落ち着こう?」
璃奈「彼方さん?」
彼方「私達にこんな争いさせるためにあの子がいなくなったってことになる……」
彼方「そんなの……私は絶対に認めない。絶対に嫌、絶対に許さない」
彼方「いい加減に……しようよ」
彼方「……いい加減に、ね?」フラッ
エマ「ぁ……彼方ちゃんっ!」
....ドサッ
――――――――――
――――――
遥「……お姉ちゃん、あの日から全然寝つけていなかったんです」
遥「夜、お休み〜って、いつもみたいに明るく言うのに……ベッドに入ってからも……ずっと起きていたみたいで」
遥「ごめんね、ごめんねって……」
遥「一度、ちゃんと寝るように言って膝枕したんですけど……結局、数分もせずに何度も起きちゃって」
遥「……ごめんねって、私にも言うようになって……」
遥「病院に連れていこうとしても、大丈夫だからの一点張りで……っ」
エマ「もしかして……食事も……」
遥「作って、食べてはいました……でも、もしかしたら気付かないところで吐いていたかもしれません」
かすみ「彼方先輩……」
遥「お姉ちゃん、同好会凄く大切にしていました。凄く楽しそうにしていました」
遥「だから……」
しずく「なのに……私達は喧嘩して……」
遥「お姉ちゃんはしばらく入院することになるみたいです」
遥「お願いします……これ以上、お姉ちゃんを苦しませないでください」
遥「お姉ちゃんまで同じようなことになったら私……みなさんを……」
遥「だから、どうかお願いします」 かすみ「同好会の件は、もう少し落ち着いてからでいい?」
かすみ「歩夢先輩も……せつ菜先輩も、彼方先輩もいないし……」
しずく「うん……そうしよう」
璃奈「今日は、解散だね」
璃奈「それと……定期的に連絡を取り合う方が良いと思う」
エマ「そう……だね。明日も学校があるし、部室……一応、集まろう」
しずく「……四人に、なっちゃいましたね」
エマ「彼方ちゃんも歩夢ちゃんもまだ……」
かすみ「あとは、あの人たちですけど……」
エマ「……彼方ちゃんは争いは嫌だって言ってた」
エマ「だから、私……話くらいはしようと思う」
璃奈「だったら、私も愛さんと」
かすみ「なら、しお子と……でも、あの人だけは無理」
しずく「ランジュさん……思えば、スクールアイドル部開いていませんでしたし……」
しずく「登校していたんでしょうか?」
エマ「明日確認してみよう? 今日は……二年生が、みんな……」
かすみ「そうですね……今日は、ううん。最近は色々ありすぎました」 このかすみんもう病んでるだろ
>>40でガチギレしてるし…しずくにも切れてるし余裕があるように見せてるだけでまるで余裕がないぞ ――――――――――
――――――
璃奈『かすみちゃん?』
しずく『そう……なんだか、今にも壊れてしまいそうな感じがして』
璃奈『確かに、クラスメイトにもしずくちゃんにも尋常じゃなく苛立ってる感じがしてた』
璃奈『それにかすみちゃん、あの日から一度も"かすみん"って言ってないよね?』
しずく『そ、そう言えば……』
璃奈『かすみちゃん、歩夢さんと同じくらいにあの人のこと好きだった』
璃奈『後追い自殺していないだけ……頑張ってるんだと思う』
しずく『後追い自殺なんてっ』
璃奈『嫌な話だけど、今残ってるメンバーの中で一番危ないのはかすみちゃんかもしれないって私は思ってる』
しずく『危ないって……まさか』
璃奈『何するか分からない』
璃奈『彼方さんまでダウンしちゃって……不幸中の幸い……だなんて言いたくないけど』
璃奈『エマさんは落ち着いたかもしれない……けど、周りに気を使えるとは思えない』
璃奈『それにかすみちゃんの朝の様子を見る限り、ちょっとしたことで爆発すると思う』
璃奈『今の状態でランジュさんと会いでもしたら……嫌な予感しかしない』
しずく『そんな……』 しずく『待って、だったら栞子さんとも……』
璃奈『……ヤバい。かも』
しずく『わ、私、栞子さんに電話してみる!』
璃奈『分かった。こっちでかすみちゃんに連絡とってみる』
璃奈『栞子ちゃん、意外と無神経だから釘を刺しておいて欲しい』
しずく『栞子さんに"大丈夫ですか?"なんて言われただけでも怒りそう……だよね』
璃奈『うん。だから早く』
しずく『うん!』
......ブツッ
璃奈『……でも、止められる可能性は限りなく低い』
璃奈『今朝は尋常じゃなかった……璃奈ちゃんボードで隠さないといけないくらい、酷い顔してた』
タッ...タタッ
.....プルルルルルッ
璃奈『出て……お願い……』
プルルルル.....
璃奈『かすみちゃん……』
――ガチャッ 璃奈『かすみちゃん?』
かすみ『……どうか、した?』
璃奈『もしかし……ううん、今、何かしてた?』
かすみ『なんにも……何にもしてない』
かすみ『音楽聞こうと思ったんだけど……聞いてたらっ、また……思い出しちゃって……』
かすみ『先輩のこと……ばっかり考えちゃって……』
璃奈『そっか……』
璃奈『かすみちゃん、栞子ちゃんとは話した?』
かすみ『まだだけど……なに? 私がしお子に怒鳴るとでも思って心配した?』
璃奈『ううん、話してたらどんなこと話したのか情報収集しようと思っただけ』
かすみ『しお子が情報くれるわけないよ』
かすみ『あの人や理事長と繋がりがあるから情報は持ってるかもしれないけど、どうせ何にも言ってこない』
かすみ『個人情報だとかなんだとか屁理屈並べてどうせ何にも教えてくれない』
かすみ『仇も恩義も忘れてさっさと部に行った時みたいに、あの人の味――』
璃奈『かすみちゃん!』
かすみ『っ……』
璃奈『気持ちは分かる……けど、落ち着こう?』
璃奈『深呼吸して……少し、目を閉じよう?』 かすみ『りな子、私』
璃奈『今のかすみちゃん、ちょっと……怖いよ』
かすみ『怖い……?』
かすみ『怖いなんて、はじめて言われた……』
かすみ『私……怖いんだ』
璃奈『かすみちゃん……』
かすみ『でも、確かに教室で取り乱しちゃったとき……怖がられてたよね』
かすみ『りな子がボードで顔を隠してくれてたっけ……』
かすみ『どんな顔してたんだろ……わかんないや』
かすみ『わかんない……自分の顔がわかんない……自分が自分じゃないみたいに……顔が見えない』
かすみ『エマ先輩たちが許せないって言った時……そんなのダメだって思った』
かすみ『でも……でも私っ……やっちゃえって……やってくれたらいいなって……思って……っ』
かすみ「先輩がいなくなっちゃったって感じるたびに……あの人たちが生きてるのが憎くて堪らなくなってくる……っ!」
かすみ『なんで……どうしてって……』
璃奈『……でも、彼方さんが言っていたように、そんなこと望んでないと思う』
かすみ『分かってるよそんなことっ!』
かすみ『でも……じゃぁ、許せっていうの……?』
かすみ『りな子はあの人達のこと許せるのっ!?』 璃奈『……許せないと思う』
かすみ『だったら――』
璃奈『でも、私は憎んでるだけではだめだと思う』
璃奈『どうしたらいいかなんて、私にも分からない』
璃奈『でも……憎んで恨んで……その先にはきっと、幸せになれないと思う』
かすみ『幸せ……?』
....アハハハハッ
璃奈『かすみちゃん?』
かすみ『幸せ……? なれると思う?』
かすみ『先輩殺されて……それで……いつか幸せになれるなんて……』
かすみ『そんなわけないっ!』
璃奈『か――』
.....ブツッ
璃奈「……幸せになって欲しいって思ってるはず」
璃奈「恨んで憎んで生涯を捧げて……壊れるよりも」
璃奈「きっと、幸せになって欲しいって」
璃奈「……かすみちゃん……」 どんどんボロボロになっていく同好会いいね
全員まだまだ未熟な女の子だもん
――――――――
――――――
エマ「……」
果林「……」
エマ「彼方ちゃんも、あの後失神しちゃったんだ」
果林「え……」
エマ「あの日以降、全然眠れなかったみたいで……食事も、ちゃんとできてなかった可能性があるみたい」
エマ「それで、失神しちゃって……しばらく入院することになった」
果林「そん、な……」
エマ「歩夢ちゃん、彼方ちゃん。これで二人も……だよ?」
果林「っ……」
エマ「ねぇ果林ちゃん……ランジュちゃんは? 何してるの? 知ってるんだよね?」
果林「し、知らないわ……ほんとに、あれ以降連絡つかないし、部にも来ないし」
果林「学校にも、来てなかった」
エマ「……学校にも……?」
果林「え、エマ……?」
エマ「それ、本当?」 エマ「学校、来てなかったの?」
果林「み、見に行って、聞いたから間違いない。と思うけれど」
エマ「そっか」
果林「っ……」ビクッ
エマ「ランジュちゃん、自分の国に"逃げちゃった"のかな」
果林「エマ……エマ……?」
エマ「あ……ごめんね……」
エマ「こんなじゃ、彼方ちゃんに怒られちゃう」
果林「エマ……彼方は寝不足だったの?」
エマ「うん、そうみたい」
エマ「それに加えて栄養失調も見られたって」
果林「そう……歩夢のご両親から追加の連絡は?」
エマ「誰にも」 果林「そう言えば……愛とせつ菜の話は聞いた?」
エマ「うん」
エマ「愛ちゃんがせつ菜ちゃん……菜々ちゃんに何か話してて」
エマ「愛ちゃんが笑った……のかな? その時に菜々ちゃんが席を立って……力一杯叩いたって」
果林「聞いてるのは私と同じね……」
果林「せつ菜、停学とかにならないわよね?」
エマ「分からない……けど、私達ってあの子と一番近かったから」
エマ「先生たちも気にしてると思う」
果林「最悪……しばらく自宅待機になるかもしれないわね」
エマ「どうだろう……」
果林「ねぇエマ……私……」
エマ「謝らなくていいよ」
エマ「謝られても、何にも変わらない」
果林「………」
エマ「でも、私達が先輩としてしっかりしないと……だから、協力して欲しい」 ソウルジェムあったら全員真っ黒だろうなってくらいの絶望感… 果林「協力するわ……」
果林「何が出来るか分からないけど……私も原因の一つ」
果林「なにより、私だって……あの子のこと、好きだった。大切だっ――」
エマ「嘘だよ」
果林「ぇっ……」
エマ「好き? 大切?」
ガタンッ
エマ「だったらどうして……どうして、部に移籍なんてしたの?」
エマ「あの子が悲しむって、嫌な思いするって、辛いって……分からなかったの?」
エマ「……理解できないよ」
エマ「好きとか大切とか‥…そんな、嘘つかないで」
果林「嘘って……」
エマ「せっかく、我慢しようって……思ってたのに」
エマ「そんな嘘つかれたら……もう私、果林ちゃんのこと大嫌いになっちゃう……」
果林「っ……」ギリッ
果林「……嫌いになったら、良いじゃない」
果林「私だって好きだった! 大切に思ってたわよ!」
果林「その気持ちを嘘だって言われるくらいなら、嘘にしなきゃいけないくらいなら……嫌いになって貰って結構よ!」 ....ガチャッ
バタンッ!
エマ「ぁ……」
エマ「っ……」
エマ「私……酷いこと言っちゃった……」
エマ「どうしよう……カッとなっちゃって……」
エマ「でも……だって……」
エマ「大切なんて……好きなんて……」
エマ「だったら……転部なんてっ」
エマ「……」フルフル
エマ「彼方ちゃん……っ」
ダッ
.......ガチャッ
エマ「果林ちゃん待ってっ!」 コンコンッ
エマ「果林ちゃん!」
エマ「……果林ちゃん聞いて!」
エマ「私、知ってたよ。果林ちゃんが好きだって大切に思ってたって」
エマ「でも、だからこそ分からなかった……納得いかなかった」
エマ「それなら……ちゃんとっ」
エマ「あの子が戻ってきてから相談しても良かったよね……っ?」
エマ「なのに……っ」
エマ「果林ちゃん?」
コンコンッ
ガチッ....ガチンッ
エマ「……締まってる」
エマ「果林ちゃん……また、明日話そう?」
エマ「ごめんね……?」 この何もかもが滅茶苦茶になっていく感じつらいわ
つらいのにどうしようもなく興奮する
―――――――
――――
しずく『栞子さんは変わりない?』
栞子『は、はい……特に問題は……』
しずく『せつ菜さん達の話は聞いてる?』
しずく『今日、学校でちょっとした騒動があったって……』
栞子『はい……窺っています』
栞子『せつ菜さん……いえ、中川さんは元生徒会長なので』
栞子『あの人が……っていうのは、生徒会内部でも話が上がりました』
栞子『あれは本当なんですか?』
しずく『私も聞いた話なので、絶対とは言えないけれど、本当だと思う』
しずく『実際、せつ菜さんは早退していたし……愛さんは、会えなかったけど……』
栞子『そう、ですか……』
栞子『なぜ、そんなことに……』
しずく『なぜ……?』
しずく『それ、本気で言っているの?』 栞子『え……?』
しずく『愛さんが部に転部したからだよ……』
しずく『なんて話をしていたのかまでは聞いていないけど』
しずく『あのせつ菜さんが叩くなんて普通じゃない』
しずく『せつ菜さんが怒るような何かを、言ったんだと思う』
しずく『例えば、事の重大さを分かっていないようなこと……とか』
栞子『事の重大さを……』
栞子『歩夢さんの件、でしょうか?』
しずく『え?』
栞子『ですが、愛さんがその……自殺などを軽く考えるとは――』
ガタンッ
栞子『!』ビクッ
栞子『し、しずくさん? しずくさん、大丈夫ですか?』
しずく『……ごめんなさい。ちょっと、驚いちゃって』 しずく『彼方さんが倒れたことは聞いてる?』
栞子『それは……初耳です』
しずく『あの日以降、眠れていなかったみたいで……急に失神しちゃって』
しずく『しばらく入院が必要みたい』
栞子『そう……ですか』
栞子『では、今同好会はしずくさん、かすみさん、璃奈さん、ヴェルデさん、せつ菜さんの五人ですか?』
しずく『せつ菜さんも出て来られるか分からないから……四人』
栞子『……これからのことは決まっているんですか?』
しずく『まだ未定……だけど、存続と解散で意見が別れちゃって……』
栞子『あの……こんなことを言うのはあれですが』
栞子『もしも万が一、規定人数を割った場合は同好会は廃部と……』
....ギリッ
しずく『ねぇ……』
栞子『はい?』
しずく『ねぇ……栞子さん』
しずく『いい加減に、して貰っていいかな?』
しずく『規定人数どうこうなんてみんな分かってるよ……そういう問題じゃないんだよ』
しずく『分かるでしょ……分かってよ……っ!』
栞子『し、しずくさん?』ビクッ
しずく『先輩がいなくなって、歩夢さんが自殺未遂……それでなんにも感じてないの!?』
しずく『いい加減にしてよ……ッ!』 しずく『はぁ……はぁっ』
しずく『ごめんなさい……取り乱して……』
栞子『い、いえ……すみません』
栞子『私の失言でした……』
栞子『私も……二人があんなことになって、辛いです』
栞子『なにより、あなたはあんなひどいことをしてきた私を、同好会に招き入れてくれた人……』
しずく『――でも、その恩を仇で返した』
栞子『……それは、否定できません』
栞子『幼馴染であるランジュを放っては置けず、私は部に移りました……』
しずく『その結果、何にも止められずに監視委員だったり、部室没収だったり……』
しずく『恩を仇で返した意味があったのかな……』
栞子『そこは……悔やんでも悔やみきれません』
栞子『ですが、まさかこんなことになるなんて……』
しずく『っ……』 ギリッ....
しずく『………』
しずく『栞子……さん……』
栞子『どうかしましたか?』
しずく『っ……はぁ……』
グッ......
しずく『かすみさん達には……そういうこと、言わないで』
栞子『ですが……謝罪を――』
しずく『しないでって言ってるんだよ……!』
しずく『お願い……これ以上私達を苦しめないで』
しずく『これ以上、かすみさんの心にヒビを入れないで』
しずく『壊れちゃうよ……』
栞子『しずくさん……』
栞子『分かりました……今更謝罪をしたところで、取り返しが付くものでもありませんし』
栞子『留意します』
しずく『お願い……ね』
ブツッ..... 栞子空気読めてないしその読めなさで同好会ぶっ壊したという自覚も持ってない しずく「はぁ……」
――ガンッ!
しずく「こんな話……かすみさんがされていたら……」
しずく「恩を仇で返して」
しずく「あまつさえ、悔やんでも悔やみきれない?」
しずく「今更そんなこと言われて……どうしろって……」
しずく「だめだ……取り乱しちゃ……」
しずく「落ち着かなきゃ……落ち着かなきゃ……」
しずく「栞子さんに苛立ったって……何にもならないんだから……」
しずく「うぅ……」
しずく「……もう……もう……っ」
しずく「どうして……どうして……いなくなってしまったんですか……っ」
しずく「先輩……先輩……っ」
しずく「先輩……っ……うぅ……ぁぁあ……」
しずく「うあぁぁぁぁぁぁぁっ!」 むしろランジュはそういうこと気にしないタイプじゃないかな
むしろ悪気なく(笑)同好会のメンバー煽ってくるの思ってたわ キャラ崩壊し過ぎだろ
登場人物全員>>1の分身か? そりゃ大切な人が殺されたらそうなるだろ
現実でもキャラ崩壊くらいするし キズナエピ読むとみんなこうなってもおかしくないし仕方ないね 公式がやらかさなければこんな創作は生まれなかった・・・
もう止められない 第一あの支那カスに良心とかあるわけないし謝罪とかも死んでもしないだろ 悪気はないし自分が悪いとは思わないだろうからごくごく普通に親しい友人が死んだ人を気付かうようなことを言ってそれで終わりじゃないか 絶対にしてはいけない展開だけど…なんか好き…ごめんなさい 恩人レベルの人がある意味自分の不甲斐なさのせいで自殺したとなれば高校生の女子なんて簡単にメンタル崩れるよね 傍観者だからか元凶の元凶たる栞子に完全敗北して栞子ageマシーンと化したせつなが他人に切れてるの見ると普通に腹立つな 栞子の空気の読めなさが絶妙に原作準拠っぽくて腹立つ
――――――――
――――――
エマ「しずくちゃんが欠席……?」
璃奈「うん……昼休みは部室集合って連絡したら、今日は学校休ませて貰ってるって」
エマ「どうしたんだろう……彼方ちゃんみたいに、疲れが溜まっちゃってたとか……」
璃奈「しずくちゃん、せつ菜さんが今日は欠席……かすみちゃんは連絡がつかない」
璃奈「彼方さんと歩夢さんは入院……」
エマ「2人だけに……なっちゃったね」
エマ「ついこの前まで、10人いたのに」
エマ「3人いなくなって7人になって……あの子が戻って8人になって……」
エマ「今は、私と璃奈ちゃんだけ」
エマ「私が果林ちゃんを引き留められていたら……そうしたら、もっと結果は変わっていたのかな……っ」ポロポロ
璃奈「それを言ったら、私だって愛さんを止められなかった……」
エマ「どうしよう……ねぇ……どうしたらいいのかな……」
エマ「このままじゃ、もう……一番最悪なままバラバラになっちゃうよ……っ!」 璃奈「……まだ、一番最悪じゃない」
エマ「え……?」
璃奈「もっと最悪な結果はほかにあると思う」
璃奈「そうなる前段階で、みんな止まってる……だけ」
エマ「もっと悪いって……自殺する子がいるってこと?」
璃奈「自殺なら……最悪でも最低最悪じゃない」
璃奈「せつ菜さんがしたことがもっと過激になる可能性……」
璃奈「誰かが、憎悪に耐えられなくなってランジュさんを殺すかもしれない」
エマ「そんなっ」
璃奈「ないとは言い切れない」
璃奈「せつ菜さんは愛さんを叩いた。かすみちゃんは同級生やしずくちゃんにでさえ一触即発のような状態だった」
璃奈「歩夢さんは自殺しようとして失敗して……今は入院させられて監視下に置かれてる」
璃奈「みんなピリピリしてる……エマさんは大丈夫?」
エマ「わ……たし……」
璃奈「大切な人がいなくなった。留学なんて遠距離じゃない。もう二度と連絡すらできない場所に行っちゃった」
璃奈「なのに、ランジュさんは生きてる……憎いよ。辛いよ」
璃奈「ダメだって分かってても、頭で心は止められない。賑やかなことも今の私達にとっては毒でしかない」
璃奈「憎しみが溜まる一方だから……ちょっとしたことでも頭にきて、手が出ることもある」
エマ「私……果林ちゃんに嘘だって怒っちゃった……あの子が好きだとか大切だとか」
エマ「そんな嘘つかれたら大嫌いになっちゃうって……私、言っちゃった……」 先輩すきすきなんて言ってるなんでもない日常が一番幸せな時だったと気付かされるね エマ「すぐに、私悪いこと言っちゃったって思った」
エマ「でも、それを口にしてる時は悪いことだとかそういうこと……考えられていなかったと思う」
エマ「ただ、ふざけないでって気持ちでいっぱいで……」
璃奈「衝動的に……ってやつだね」
璃奈「みんな、余裕がない」
璃奈「私も……もしかしたらダメになっちゃうかもしれない」
エマ「そんなことないよっ」
エマ「璃奈ちゃんはまだ全然問題ないように見える……」
エマ「彼方ちゃんだって、そんな衝動的にはなってなかった」
エマ「だから、璃奈ちゃんだって……」
璃奈「私、愛さんに電話できなかった」
璃奈「話するって言ったのに……できなかった」
璃奈「何か言われたら、突っかかっちゃうかもしれないって思ったら」
璃奈「電話するのが怖くなって……メッセージさえも、送れなかった」 璃奈の場合は外からは普通に見えても内面はわかりにくいしな 璃奈は真顔で涙だけ流しドキピポエモーションを歌いながら標的をめった刺ししてほしい エマ「璃奈ちゃん……」
璃奈「私は……私も……平気に見えるだけ」
璃奈「かすみちゃん達が私よりも先に怒っちゃったから、落ち着いていられただけ」
璃奈「今……何かあったら、たぶん……私も悪いこと言っちゃうと思う」
エマ「………」
エマ「どう、したらいいのかな……」
エマ「病気なら、仕方がないよ……事故なら、裁判があるよ」
エマ「でも、あの子は飛び降り自殺……ランジュちゃんは直前に話してて、目の前で飛び降りを目撃しただけの人」
エマ「きっと、罪には問われない」
エマ「私……私……っ」
璃奈「落ち着いて」
エマ「落ちつ――」
璃奈「エマさん!」ペシンッ
エマ「ぁ……」
璃奈「ラ……あの人のことはもう考えるの止めよう?」
璃奈「考えちゃうから、憎くなる。考えちゃうから許せなくなる」
璃奈「考えちゃうから余計に考えちゃって……自分に手が付けられなくなる」
璃奈「もう……考えない方が良い」 エマ「考えないなんてそんなの無理だよ……」
エマ「あの子がいなくなったって感じるたびに、なんで、どうしてって思う」
エマ「なのにランジュちゃんは……って結びついちゃう」
エマ「果林ちゃんも愛ちゃんも栞子ちゃんも」
エマ「部に移籍したくせに……って、嫌なものが湧いて頭がぐちゃぐちゃになっちゃう……」
璃奈「エマさん……」
エマ「私……優しい気持ち……忘れちゃった……」
エマ「ちゃんとしなきゃって……思ってるのに……」
璃奈「………」
璃奈「……そっか」ギュッ
エマ「璃奈ちゃん……」
ヴィーッ...
ヴィーッヴィーッ....
璃奈「あ……」
エマ「鳴ってるよ?」
璃奈「……っ」フルフル
璃奈「愛さんからの電話……」 璃奈「……この電話に出ちゃったら」
璃奈「私……エマさんに偉そうなこと言ったのがブーメランになりそうな気がする」
璃奈「今は落ち着いた心のままでいたい」
璃奈「エマさんと、静かな時間を過ごしていたい」
エマ「璃奈ちゃん……」
エマ「ありがとう……璃奈ちゃんが一緒にいてくれてよかった……」
ヴィーッ
ヴィーッヴィーッ....
ヴィ....
璃奈「今日は、一緒に帰ろう?」
エマ「うん……寮だから、上がって行って」
璃奈「……わかった。お邪魔する」
エマ「もっと、もっと邪魔してくれていいよ……」
エマ「嫌な考え、嫌な思い、嫌なこと……私がしそうな全部の邪魔……して欲しいな……」
璃奈「璃奈ちゃんボード<頑張る>」
エマ「………」
スッ
エマ「……エマちゃんボード<嬉しい>」 エマりな好き&退廃的な百合好きぼく、喜んでいいのか脳が混乱する ―――――――
――――
「璃奈ちゃんあら、HR終わってすぐに出ていきましたけど……」
愛「え……」
愛「い、急いでる感じだった?」
「急いでるようには見えなかったですけど、いつもよりは速足だったと言うか……用事はあったと思いますけど」
「用事なかったらあんなにすぐ出ていかないでしょ」
「それもそっか……」
愛「………」
「あの……スクールアイドル部、どうなっちゃうんですか?」
「天王寺さん、凄く楽しそうにしてたのに……」
愛「……違う」
「え?」
愛「りなりーは……天王寺さんはね……スクールアイドル同好会だよ」
愛「部じゃなくて、同好会……部なのは、アタシ……」
「そう、なんですね」
愛「……天王寺さんがいないなら、いいや」
愛「ごめんね、ありがと」
タッ....
タッタッタッタッ....
「……宮下先輩、なんか怖かったね」
「ほら、この前自殺しちゃった先輩、スクールアイドルの……」
「天王寺さんが関係あるのかな、自殺」
「しーっ! そう言うの、言っちゃダメって言われたでしょ」
「……でもさ、あの日以降スクールアイドルの人たちみんな様子がおかしいって話だし……」
「留学も、部だか同好会から追い出されてただけなのかもって噂だしね……」
「……怖いね」 言ってることは普通の反応で糞という感じでもないんじゃ トゥルルルルル....
トゥルルルルルルル.....
愛「りなりー……」
愛「どうして電話出てくれないの……?」
愛「メッセージにも既読つかない」
愛「電話だって、お昼から何回も……」
愛「少しくらい話をしてくれたって良いじゃん……話を聞いてくれたって良いじゃん」
愛「許されないことをしたんだって……分かったよ……」
愛「もう十分わかったよ……」
愛「せっつーにも、怒られた」
愛「いい加減にしてくださいって……あんなに怒ったせっつー初めてだった」
愛「今更謝られてもっていうのも……分かってるよ」
愛「でも……」
ブツッ
愛「りなりー……っ」 愛「……せめて、メッセージだけでも見てよ」
スタスタ....
愛「許してなんて言わないから」
愛「ごめんなんて、口が裂けても言わないから」
スタスタ....
愛「歩夢が自殺未遂で、カナちゃんが入院して」
愛「どんどん、同好会のみんながボロボロになっていくのが……心配なだけなんだよ」
愛「今更そんなこと言うなって、思うと思う」
愛「でも、アタシは……愛さんは――」
.....オイ!!
愛「ただ、みんなが……」
「おいっ! 戻れっ!」
愛「え?」
――キキィィィィィッ!!!
ドンッ! ―――――――
――――
タッタッタッタッ
エマ「はぁっ……はぁ……愛ちゃんは!」
璃奈「どこ……?」
果林「……っ」フイッ
「……どうして、どうして……っ」
璃奈「果林さん……愛さんは……?」
ガシッ
璃奈「愛さんは? どこ……?」
璃奈「果林さ――」
果林「もういないわよっ!」
エマ「っ……」
璃奈「嘘……」
果林「嘘……? 私が、こんなことでも嘘をつくって貴女まで言うの!?」
果林「そんなわけないじゃないっ!」
果林「私だって嘘ならどれだけいいかって思うわよ! 悪い夢、悪い冗談……」
果林「自分だけが死にかけている中で見ている夢なら良いってずっとずっと思っているわよ!」
果林「でも現実なの! これが……現実なのよ……っ!」 せつ菜「……目撃した人の話では、赤信号無視。歩きスマホで信号を見てなかったそうです」
エマ「そんな……どうしてそんな……」
璃奈「私のせいだ……私がちゃんと出てあげなかったから……」
璃奈「私がメッセージを無視しちゃってたから……」
璃奈「だから愛さんは……」
璃奈「私のせい……私のせいで……っ」
エマ「璃奈ちゃんっ」
璃奈「私が……私が殺しちゃったんだ……っ」
璃奈「あぁ……」
ガクッ
璃奈「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ガンッ...ガンッ....
果林「………」
せつ菜「………」
エマ「璃奈ちゃん……っ」ギュッ
タッタッタッタ.....
かすみ「あ――」
しずく「璃奈さん……っ」 基本的にバッドエンド嫌いな人間だけど、スクスタ20章後に関してはこの展開マジで許せるというか推すわ 5chでは馬鹿な金髪ギャルが歩きスマホで死んだ、自業自得ではねたドライバーがかわいそう、実家が店やってるらしいぞ特定しろ、みたいになってそう ここまで徹底して全員不幸だと一周まわって笑えてくる あなた以外殺さずにいろんな組み合わせでギスって欲しかったな〜
とはいえ和解派のエマあたりがもっと曇りそうでこれはこれで ランジュ&理事長のやってることの人権侵害強度を思えばこれでも生易しい方 かすみ「りな子……」
璃奈「………」
エマ「今は、そっとしておいてあげて」ギュッ
しずく「……そうですね」
しずく「果林さん……栞子さんは?」
果林「連絡したけど……返事はないわ……」
せつ菜「……もう、仲違いは止めにしませんか?」
かすみ「仲違い?」
せつ菜「果林さん、栞子さんのお二人といつまでもいがみ合っていない方が良いって話です」
せつ菜「どうにかしなければいけないのに、どうにもできなかった」
せつ菜「ああしたこうした……そんなことを言い合って、互いに反発して……」
ギュッ
せつ菜「その結果が……これです」
せつ菜「愛さんが璃奈さんに必死になった原因の一端は私の浅はかな叱責にあると思います……」
せつ菜「それさえなければ……あの時受け入れずともちゃんと話を聞き、改めて場を設けるなどしてさえいれば」
せつ菜「今回の事故は確実に防げたと思います……」
かすみ「思う、思う……そんなこと言ったってもう遅いじゃないですかッ!」
せつ菜「だからこそですっ!」
かすみ「っ……」
せつ菜「だからこそ……また誰かが、何かが手遅れになる前に……蟠りを解消すべきだと思うんです」 エマ「……果林ちゃん、ごめんなさい」
果林「エマ……」
エマ「私、酷いこと言っちゃったよね……」
エマ「あんなこと言うつもりはなかった。果林ちゃんが大切に思ってるって知ってた」
エマ「でも、どうして、なんでって思って……気付いたらあんなこと言っちゃって……」
果林「……もう、聞いたわ」
果林「私も、昨日は悪いことを言っちゃったって思ったわ……」
果林「……転部しておきながら、好きだの大切だの言われたって」
果林「そりゃ、信用ならないしふざけるなって思うわよね」
果林「なのに逆切れして、嫌いになってくれて結構だなんて……ほんと」
果林「最低にも程があったと思う……」
果林「悪かったわ……エマ」 歩夢が退院してきてみんな仲良く和解してるの見たら人間不信になりそう しずく「………」
かすみ「なんですか……それ……」
せつ菜「かすみさん……?」
かすみ「勝手に居なくなって、勝手に仲直り?」
かすみ「そのせいで何があって、誰がいなくなったと思ってるんですか……」
かすみ「ふざけないでください……ふざけないでくださいよっ!」
グイッ
果林「かすみちゃっ……」
かすみ「その程度だったなら初めから転部なんてしないでくださいよっ!」
かすみ「それがあったからっ! そんなことしたから先輩がっ!」
バチンッ
果林「っ!」
かすみ「仲直りなんて……出来るわけないじゃないですかッ!」
しずく「かすみちゃん!」
バシンッ
かすみ「っ……」
しずく「果林さんに謝って!」 いやでも果林はあれだけ言い切ったんだから二度と絆なんて結べないよ 人によって許せること許せないことのラインは違うしな しずく「私だってそんなことわかってる……」
しずく「でも、だとしても私達が言い争って、喧嘩して……それで何か良いことがあるの!?」
しずく「私にはあるとは思えないっ!」
かすみ「こんな人と仲直りしたって良いことなんてないっ!」
ドンッ
しずく「っ……」
果林「………」
かすみ「部外者のくせに……っ、被害者面なんてしないでくださいよっ!」
ダッ
エマ「かすみちゃんっ!」
せつ菜「私が追いかけます!」
タッタッタッタ.....
果林「部外者のくせに……ね……」
果林「そうね……部外者を選んだのは……私なのよね……」
果林「私は私で高みを……ふふっ……馬鹿なこと、したわね……」
エマ「果林ちゃん……」
果林「私のせいで溝を深くするのは申し訳ないから……もう行くわね……」
果林「私……酷いことして、ばっかり……」
しずく「果林さん……」
果林「ありがとうしずくちゃん……ごめんなさいね」 タタタタタタッ
せつ菜「かすみさん!」ガシッ
かすみ「っ……」
せつ菜「かすみさんの気持ちも分かります……」
せつ菜「ですが、これ以上誰かが死んでしまうなんてことになったら、悔やみきれません……」
かすみ「死んじゃえばいいじゃないですか……」
せつ菜「かすみさん……」
かすみ「先輩がいなくなって、歩夢先輩はそれを追いかけようとして……」
かすみ「そうですよ……死ねば良いんです」
かすみ「死ねばまた、先輩に逢えるじゃないですか」
かすみ「だから……歩夢先輩も死のうと……」
せつ菜「ダメです……そんなの絶対にっ」
せつ菜「そんなこと誰も望まない、誰も喜ばない、なにも良いことなんてない」
せつ菜「死んじゃダメです……っ!」
かすみ「せつ菜先輩……」
せつ菜「……今日はうちに来てください」
せつ菜「嫌だって言っても連れ帰ります」
せつ菜「今のかすみさんを……一人になんてしてあげません……」ギュッ ――――――――
――――
『本日、午後4時頃……』
ブツッ
璃奈「……愛さんの、ニュース」
エマ「そうだね……」
璃奈「ウェブニュースにもなってた……」
璃奈「ほとんどが名前伏せてくれてたのに……名前、出ちゃってた……」
エマ「璃奈ちゃん……」
璃奈「スクールアイドルだってことも、自殺したあの人との関係も、実家も、全部っ、なにもかも知られちゃってた!」
璃奈「自殺させたのが愛さんじゃないかって言われてる……」
璃奈「愛さんが悪者にされちゃってる……っ」
エマ「見ない方が良いよ……見ちゃったら……」ギュッ
璃奈「愛さんが……私のせいで……っ」
璃奈「うぅぅ……」
エマ「……大丈夫、愛ちゃんが自殺させたわけじゃないって私達は知ってる」
エマ「璃奈ちゃんが殺したんじゃないって、私達は知ってる」
エマ「大丈夫……私は、璃奈ちゃんの傍にいるから」
エマ「今度こそ……もう、手放したりなんてしないから……っ」 ランジュ本人はともかく、親は愛に火の粉が行ってホッとしてそう 璃奈「エマさん……」
璃奈「……スイスに帰らない?」
エマ「うん」
璃奈「卒業しても一緒にいてくれる?」
エマ「何とかする……」
璃奈「絶対に、いなくなったりしない?」
エマ「約束する」
璃奈「………っ」ギュッ
エマ「………」
エマ「璃――」
ヴィーッ
ヴィ...ピッ
璃奈「愛さんっ!」
栞子『えっ……ぁ、い、いえ……すみません』
栞子『私です、栞子です。三船……栞子』
璃奈『……栞子ちゃん? 待って、スピーカーにする』
ピッ
璃奈『なに?』
栞子『えっと……ニュースはご覧になられましたか?』
エマ『その話なら、やめてくれると助かるかな……』 三船ほんとさぁ…
同好会の方々をもっと追い詰めたくてわざとやってますって言われた方がマシなレベル しずくからかすみに余計なこと言うなと釘を刺された。だから璃奈にはいいだろう。ってどういう神経してるんだとw 栞子『す、すみません……愛さんの件がニュースになっていて』
栞子『それが誹謗中傷の的になっていると言う話を聞いたので……』
璃奈『それも知ってる……』
栞子『その……その件で、明日、ランジュが直接会ってお話したいと言っているんです』
栞子『もしよろしければ、明日の放課後、スクールアイドル部の部室でお会いできないかと思いまして』
エマ『ランジュちゃんが?』
栞子『はい』
栞子『ランジュは元々、根は悪い子ではないんです……ただ、不器用なだけで』
栞子『自分の発言であの人が目の前で飛び降りてしまってから酷く憔悴してしまっていたのですが』
栞子『そこに、愛さんの事故の話を耳にしてしまって……』
エマ『……許さないよ』
栞『えっ?』
エマ『憔悴したから、何? 愛ちゃんの事故を聞いたから、何?』
エマ『ごめんなさいってされたって……死んじゃった人は戻ってこないんだよ?』
栞子『そ、それは分かっています……ですが、どうか、会って頂くことはできませんか?』 栞子はいつでも人の神経を逆撫でる最適な行動取るよな どんなに根はいい子と言っても、監視委員会が全部台無しにしちゃうね。根がいい人なら絶対に取らない選択肢だろうし 璃奈『会って、どうするの?』
璃奈『自分の発言が引き金になった、ごめんなさい』
璃奈『そうされて、私達は許してあげればいいの?』
栞子『璃奈さん……』
璃奈『許せると思う? そんな言葉だけで……』
璃奈『たとえ土下座されたって私は許さない……絶対に許さないよ……』
栞子『そんな……』
エマ『栞子ちゃんは許してあげて欲しいんだよね?』
エマ『ランジュちゃんは根が良い子だから、傷ついています。許してあげてください。そう言いたいんだよね?』
栞子『そんなこと言ってません!』
エマ『言ってるようなものなんだよ!』
栞子『っ』
エマ『ねぇ……栞子ちゃんはどうしてそうなの……』
エマ『どうしていつもいつもいつも……っ』
栞子『わ……私は、私はただ……』
璃奈『もう二度と電話してこないで』
ブツッ
栞子「私は……違う……違うんです……っ」
栞子「ただ、本当に……」
栞子「どうして……どうしてこんなことに……っ!」
ガシャンッ
栞子「うぅっ……」
栞子「うぅぅぅぅぅっ……」 >>186
もし中国から来た転校生が好き勝手したせいです、なんてバレようものならあっちの5chがとんでもないことになりそう 栞子の場合良かれと思ってやってたり罪悪感とか責任をそれなりに感じてそうなのがある意味たち悪い エマ「明日……行く?」
璃奈「学校には行く……でも、会いたくない」
璃奈「会って、ごめんなさいってされて……」
璃奈「冷静でいられる自信がない……」
エマ「……休んじゃおっか」
璃奈「エマさんまで付き合わなくても良い」
エマ「ううん」
ギュッ
エマ「一緒にいる」
エマ「璃奈ちゃん、心配だから」
エマ「それに、あそこにランジュちゃんがいるって分かってたら」
エマ「我慢、出来なくなっちゃうかもしれないでしょ?」
璃奈「………」
エマ「だから、一緒にいる」
エマ「互いに、変なことしちゃわないように……見張ってればいいよ」
璃奈「……うん」 悪意がないのに相手の神経を逆撫でするばかりの栞子草 しおりんのASD感がガチっぽくていたたまれない気持ちになる ―――――――
―――
「天王寺さん、中須さんは今日はお休みという連絡がありました」
しずく「え……?」
しずく「それは、本人から連絡があったのでしょうか? それとも――」
「今、昨日の件で忙しいからそう言うのは答えてられないんです!」
しずく「でも――」
トゥルルルルル....ガチャッ
「はい、こちら――」シッシッ
トゥルルル
トゥルルルル
トゥルルルル.....
しずく「……っ」
しずく「エマさんも果林さんも今日は欠席……」
しずく「せつ菜……菜々さんも璃奈さんも、かすみさんも……みんな」 しずくだけ原作逃れしてるけど、こいつも相当に心弱いし逃げ癖あるからな
1年生の中で一番芯が弱いまである しずく「……どうして、どうしてこんなことになっちゃったんですか?」
しずく「どうして、飛び降りてしまったんですか?」
コツッ.....コツッ....
しずく「……先輩っ」
しずく「ここから……ここから飛んでいけば……また……先輩に……っ」
歩夢「しずくちゃん」
しずく「!」ビクッ
ガタッ
しずく「あ、歩夢さん……っ」
歩夢「ふふっ、どうしたのそんな驚いて……」
歩夢「もしかして、あの子が見えたのかな?」チラッ
しずく「っ……歩夢さん……」
歩夢「なに?」
しずく「なに……してきたんですか……」
しずく「その血……誰のなんですか!?」
歩夢「……あの子がね、そうしなきゃ会ってくれないの」
しずく「え……?」
歩夢「何度も何度も何度も何度も死のうとしたのに……まだ死んじゃダメって……死なせてくれないの」
歩夢「だから……私ね、ちゃんと……ランジュさんのこと、殺してきたの」ニコッ >>192
この世界の栞子はエマに言われたように、いつもいつもこういうことの繰り返しで苦しんではいたのかもね。だから幼馴染のランジュが大切だったのかもな 歩夢「あの子がそれを望んでた……そうしてくれないと会わないって、言ってた」
歩夢「だから……殺したの」
しずく「そんな……」
歩夢「だって、会いたいよ……会いたくて会いたくて会いたくて……私、こんなに頑張ったよ?」
しずく「ひっ……」
歩夢「腕を切って切って切って切って……なのに、気付いたら病院にいた」
歩夢「屋上に出られないから階段からも飛ぼうとした……でも、邪魔された」
歩夢「だから……私、まだやることが残ってるんだって思った」
歩夢「そしたら、あの子が会いに来てくれたの」
歩夢「ランジュを殺してって……連れてきてって……」
歩夢「あの子が栞子ちゃんを連れてきてね……今日、どこに行けば殺せるか教えてくれたの……」
しずく「栞子さんが殺して欲しいと言うはずが……」
歩夢「しずくちゃんもあの子に会いたくてここに来たの?」
スッ
歩夢「一緒に……会いに行く?」
しずく「一緒にって……まさか、ここから飛び降りるつもりですか!?」
歩夢「うん、そうだよ」ニコッ 歩夢はあっちの世界に行っちゃってるのか本当にやっちゃったのか 歩夢「あ……」チラッ
しずく「歩夢さん……?」
歩夢「もうちょっと待っててー! 今、しずくちゃんがいるの!」
しずく「あ、歩夢さん……っ、下に誰かいるんですか?」
歩夢「あの子が迎えに来てくれたみたい。ほら、見て」
グイッ
しずく「っ……」
歩夢「ほら、あそこ、あそこで手を振ってる」
歩夢「しずくちゃんもおいでって」
しずく「え……」
しずく「誰もいない……」
グッ
しずく「あ、歩夢さんっ」
歩夢「……何?」
しずく「私は……」
歩夢「あの子が呼んでるんだよ? 早く行こう?」
しずく「やっ、やめ――」
歩夢「しずくちゃ」
しずく「やめてくださいっ!」
ドンッ
ガタンッ...グラッ....
歩夢「ふふっ……先に……行ってるね?」ニコッ
しずく「ぁ……あぁっ、ま、待ってっ!」
しずく「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
―――ドサッ でもよく考えたら20章が胸糞すぎて今後メインストーリー読まないユーザーだって少なからずいるだろうし
読まれなくなったストーリー世界の歩夢たちにとっては作家性()や運営判断にあなたちゃんを消されたようなもんだよな >しずく「ぁ……あぁっ、ま、待ってっ!」
>>1のランジュと同じとか最悪すぎる ――――――
―――
しずく「違うんです……違うんです……私……私そんなつもりじゃ……」
「落ち着いて、誰も貴女を――」
しずく「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う……っ」
しずく「殺すつもりなんて……私……私っ」
しずく「あぁっあぁっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「落ち着いて! 桜坂さん!」ギュッ
しずく「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
しずく「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「落ち着いて……ダメっ、掻きむしったらまた爪が剥がれちゃう……」
「お願い、お願い落ち着いて……」ギュッ
「至急鎮静剤を!」
しずく「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
っ!」
「落ち着いて……桜坂しずくさん……っ」 「……それで、貴女は――」
エマ「私は、璃奈ちゃん……天王寺璃奈さんとずっと一緒にいました」
エマ「二人以外、人はいませんでした」
エマ「場所は……璃奈ちゃんのマンションです」
「えぇと……桜坂しずくさんと、上原歩夢さんとは同じ部活仲間という話を聞いたのだけど」
エマ「はい、一緒に活動していました」
エマ「部長が自殺してから……バラバラになってしまって」
エマ「歩夢ちゃんは、自殺未遂をしてしまうなど……色々あって」
エマ「私と璃奈ちゃんは……学校に行きたくなかったので、休んでいました」
「二人が仲悪いとか、そう言った様子は見られました?」
エマ「……いえ、全然」
エマ「あんなことがあるまでは仲良くて……あってからは、歩夢ちゃんは入院していたので」
エマ「……しずくちゃんは、そんなことできるような子じゃありません」
「そうね……あと、もう一つ聞いても良い?」
エマ「はい」
「鐘嵐珠……ランジュさんと、桜坂さんはどうだったかしら」
「ランジュさんと、桜坂さん……貴女達の部と同好会で色々と小競り合いがあった。と聞いているのだけど」
エマ「ランジュちゃんに何かあったんですか?」
「じつは……ランジュさんが部室で亡くなっているのが発見されたの」
エマ「え……?」 >>199
ここまでやったぜ。なし
お前らがまともでよかった 「詳しくは話せないのだけど……」
エマ「二人がそんなことするはずありません!」
「お、落ち着いて……」
エマ「絶対に違います! 何かの間違いです!」
ガタンッ
「そ、そうね!」
「そう……わたし達もそう思っているから安心して!」
エマ「……絶対にそんなことしません……っ」
「……そうね」
「ありがとう、エマ・ヴェルデさん」
「辛いのに、お話を聞かせてくれて」
エマ「いえ……」
「もう帰って大丈夫、車で送らせるから……」
エマ「ありがとうございます。失礼します」 「………」
「……話は、聞けたんですか?」
「……ええ、二人はそんなことしないって」
「そっちじゃないですよ……もう一つの方です」
「もう一つ……聞けるわけないでしょう」
「………」
「部長さんが自殺、宮下愛さんが事故死」
「上原歩夢さんが転落死、桜坂しずくさんがその殺害容疑」
「聞いた話では、もう一人のメンバーである近江彼方さんは不眠症かつ拒食症を患って……入院中」
「……酷い状態ですね」
「ええ、ほんとに……本当に酷い」
「そんな中、貴方はもう一つの件を聞けっていうわけ?」
「……ですね……」
「中須かすみさんが中川菜々さん殺害後、自殺……こんなの、あの子達に言えるわけないじゃない」 しずくも入院してるっぽいしエマと璃奈だけか。一緒にいてよかったな >>172の後で何か言い争いになっちゃったのか合意の上の心中か ――――――――
――――
璃奈「エマさんも、同じこと聞かれたんだね」
エマ「うん、殺害容疑がかけられてるみたい」
エマ「璃奈ちゃんはどう思う?」
璃奈「……歩夢さんが殺した」
エマ「やっぱり……そう思う?」
璃奈「それが一番可能性が高い……というより、それ以外にはあり得ないと思う」
エマ「そうだよね……しずくちゃん、歩夢ちゃんが死ぬのを止めようとしたのかな」
エマ「それとも、死のうと思ってあそこに行ってたのかな」
璃奈「分からない」
エマ「……どうしよう、いなくなっちゃったね」
エマ「彼方ちゃんに……なんて言ったらいいのかな……」
エマ「私達以外、いなくなっちゃったって……言わないといけないのかな……」 果林と栞子のこと忘れてたけどエマもいない人扱いしてた 璃奈「………」
璃奈「エマさん……私達も、みんなのところに行くっていう手もある」
エマ「璃奈ちゃん……それって、死のうってこと?」
璃奈「もしも、エマさんが辛いのなら」
璃奈「もう、なんにも希望がないって言うなら……いなくなっちゃうかもしれないなら」
璃奈「どうせいなくなるなら……一緒が良い」
璃奈「一人には……なりたくない」
エマ「璃奈ちゃん……」
璃奈「ここのベランダからでも、落ちれば死ぬと思う」
エマ「璃奈ちゃんっ」
ギュッ
エマ「私は大丈夫だよ……璃奈ちゃんがいてくれるもん」
エマ「彼方ちゃんだっている」
エマ「もう、今までの関係には戻れないけど……果林ちゃんだって……」
璃奈「……かすみちゃん達のようには、しない?」
エマ「うん……彼方ちゃんを、これ以上悲しませたくない」
璃奈「……分かった」
エマ「……怒るかな」
璃奈「分からない……けど、怒ってたらまた会えるかも」
エマ「そうだね……また、会えると良いね……」 栞子が最後に誰にとどめを刺すのかあるいは刺されるのか エマ「……スクールアイドル部も、同好会も」
エマ「みんな無くなっちゃうね……」
璃奈「学校も、しばらくは駄目だと思う」
璃奈「二人転落死して、一人事故死して、一人殺害」
璃奈「風評も何もあったものじゃないと思うから……」
エマ「部長、愛ちゃん、歩夢ちゃん……」
エマ「そして、ランジュちゃん」
エマ「しずくちゃん、大丈夫かな……目の前で、だもんね……」
璃奈「……分からないけど」
璃奈「歩夢さんがどうだったか……だと思う」
璃奈「歩夢さんが死ぬ気がなくて、突き落としちゃったのなら……しずくちゃんはすごく後悔すると思うけど」
璃奈「もし……もしも、歩夢さんがあの人と同じ場所で死にたくて、あそこに来ていたのなら……」
璃奈「しずくちゃんのこと、歩夢さんは許してくれると思う」
エマ「歩夢ちゃんかぁ……」
エマ「きっと、死にたくてあの場所に行ったんだと思う」
エマ「あの子と同じ場所に行きたくて、あの子に会いたくて……たまたまそこにいたしずくちゃんを誘ったんだと思う」
エマ「……向こうで、幸せになれてるかな」
璃奈「なれてると、いいな」
エマ「そう、だね……」 理事長は娘を失ったことが罰ということなのかな。他の子達はまだ未熟な子供だからと言えないこともないけど、理事長に関してはそういう言い訳は一切できないしな ランジュを許すのはハリポタのアンブリッジを許すようなもん >>236
ランジュはまだ親の教育が悪かったで言い逃れできる
理事長まで「悪い人じゃないんです」されたら真のクソオブザクソ ――――――
―――
栞子「ランジュが……殺されるなんて……」
栞子「私が教えたから……」
栞子「私がランジュのことを話してしまったから……っ」
栞子「私は……一体、何をしてるんですか……」
栞子「私の方がよりよくしていけると思った生徒会も……」
栞子「上手くいくと思ったことが全然うまくいかなくて、反対までされて……結局、中川さんの力が必要だった」
栞子「ランジュの横暴を止めるために、あの人がせっかく招いてくれた同好会を抜けたのに」
栞子「何一つ止めることが出来なかった」
栞子「しずくさんの言う通りじゃないですか……」
栞子「全部……全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部っ!」
ガシャンッ
栞子「ただ……仇で返しただけじゃないですか……」
栞子「しずくさんに怒られて、璃奈さんとエマさんに怒られて……」
栞子「最後に残ったランジュでさえ……私のせいで……」
栞子「私は何のために……生きてるんですか……」
栞子「周りを不幸にするだけ不幸にして……それで……私は……」
栞子「私は誰かを不幸にするために生まれたんですか?」
栞子「教えてください……誰か……私の存在意義を教えてくださいっ!」
ガシャンッ
ガタンッ
栞子「誰か……誰か……教えてください……っ」 エマりなってかすみとせつ菜のことは把握してるんだっけ >>239
初めて栞子ちゃんの事がたまらなく可愛く思えたよ…(ニチャァ >>242
わがままで連れて来られたらとんでもないことになってさすがに同情するなw >>239
いやほんとだよお前なんなの?
運営は栞子をどうしたいの? >>239
もし雨野が栞子にこんな感じのこと言わせたら流石に手のひら返すよ
そんな可能性いまのところ微塵も考えられないけど ここまで地獄だと他校の反応も気になるわ
マリーとかクラウディどころじゃないだろ 栞子「誰か……誰か……?」
栞子「ふふっ……ふふふっ」
栞子「誰もいるわけないじゃないですか……」
栞子「受け入れてくれた同好会を抜けて……」
栞子「幼馴染のいる部活に入って……その結果が、これじゃないですかっ」
栞子「私の愚かさを許してくれたあの人がいなくなったのも、歩夢さんが亡くなったのも」
栞子「愛さんが亡くなったのも、ランジュが殺されてしまったことも」
栞子「全部……私が止められなかったことが原因でしょう……?」
栞子「結果が教えてくれてるじゃないですか……」
栞子「私になんて、存在意義はない」
栞子「私になんて、存在価値はない」
栞子「私はただ……周りの人を不快にさせて、不幸にさせるだけの……存在じゃないですか……っ」
栞子「良いですね……素晴らしい適性じゃないですか……死んだ方が良いですよ……死にましょう、今すぐ……」
栞子「周りを不幸にして、壊すだけ壊して……死ぬ……ふふっ……私にふさわしい……最低最悪の人生じゃないですか……」
栞子「………」
栞子「あぁ……そう、ですね……」
栞子「ならせめて……一つくらい……持って行きます……」
ビリッ....サッサッ.....
栞子「……」
栞子「みなさん……」
ギュッ……ギュッ
栞子「……生まれてきて……申し訳ありませんでした」
グッ......ガタンッ
ギッ.....
ギッ.....
ギッ....
ギッ.....
> 栞子「私の方がよりよくしていけると思った生徒会も……」
>栞子「上手くいくと思ったことが全然うまくいかなくて、反対までされて……結局、中川さんの力が必要だった」
これがマジだからな
あの長々とやり続けた栞子編は一体何だったんだ?
まさかの加入で困惑はあったけれど時間が解決して受け入れられていくと思ったのに、〜は初めてですとか栞子にも可愛らしいところもあるなと思い始めた矢先に理事長ブッ込んで、
過去の再選挙やら追加予算もまさかって話になっていた時に予想よりも酷い横暴が始まって予想を裏付けてしまって、栞子自身も入ったばかりで即効裏切る形になって、裏切り者扱いさえされない。
仲間と思われてないから。
こんなキャラにして誰が喜ぶんだよ これだけ犠牲を払ってからでないと自分の過ちに気づけない栞子ちゃん
救いようがないですね… >>251
メタ的にどう考えても栞子は部に行くべきじゃなかったよねwたとえまた栞子優遇かみたいに言われたとしても >>102
こんな無神経なこと言われたら誰でも切れるわ 監視委員会を止める成果を挙げた奴だけ同好会に戻って来るのを許可する ―――――――
――――
果林「……生徒会長が首つり自殺」
果林「件の自殺に関与している遺書……ね……」
果林「……もう、みんな……そんなところにまで行っちゃったのね……」
果林「……はぁ」
果林「彼方は統合失調症を発症しちゃうし」
果林「エマは留学取り消しで璃奈ちゃんとスイスに帰国……」
果林「ミアはあの子が自殺した後すぐに母国に帰っちゃって……それが一番、賢い選択だったのかもしれないわね」
果林「ねぇ……もう、みんないなくなっちゃったわ」
果林「虹ヶ咲に残ったのは私一人……」
果林「今からキミのこと追いかけても……見つけられるかしら?」
果林「もう一度、みんなと一緒にスクールアイドルをすることができるかしら……?」
果林「みんな一緒じゃなくていいって言ったのに……」
果林「誰もいなくなったのが……辛くて仕方がないの……」
果林「……最低よね、私」 果林さん以外みんなどうにかなってるしエマと璃奈が1番幸せな気がする あなたちゃんが留学に行っただけでこんなことになるなんて…() 実際ぽむはあなたちゃん・侑ちゃんが居なくなったらここまで壊れそうなのが否定出来ない 璃奈の生活環境だと日本でもスイスでも大差ないかもだしね。むしろ今までよりも健康的な生活送れそう >>262
多分許す許さないが発端じゃないかな.,, 果林「一人で何かできるわけでもないのに」
果林「一人でできるみたいなことを、良くも言えたものだわ……」
果林「どうしたらいいのかしら……何ができるのかしら……」
果林「ねぇ……エマ……」
トゥルルルルル
トゥルルルルル.....
果林「………」
果林「ふふっ……出てくれるわけないわよね……」
果林「あの頃に戻りたいわ……」
果林「何の変哲もなくて……賑やかで……ちょっぴり騒がしいと思うこともあるけれど」
果林「楽しくて、間違いなく幸せだって言えたあの頃に」
果林「でも、きっとその時の私は……物足りないだなんて、不満を抱いているのよね」
果林「生意気ね……失わないと気づかない?」
果林「気づかなかったから、こうなってるんじゃない……馬鹿なんだから」
ガッ....
グイッ
遥「……帰りますよ。果林さん」
果林「見つかっちゃったわね……残念」
遥「死ぬなんて、許しません」
遥「これ以上、お姉ちゃんを苦しめないでください」 璃奈はエマの家族と触れ合う事が出来るから幸せにはなるんじゃないんですかね…あの子が死んで心を落としても… この絶望感は「私がμ'sを終わらせる」を思い出すな 死んで終わってる人も生きて苦しんでる人も多種多様なんですけど 一番苦しむべき存在がまだ報いを受けてない
なあ、理事長よ 果林「……ごめんなさい」
遥「謝られても、どうにもなりません……」
遥「ようやく戻り始めた頃に……あんなひどい話して……」
遥「お姉ちゃんに……スクールアイドルなんてやめて貰うべきでした……」
果林「申し訳なかったと思ってるわ」
果林「でも、分かって欲しいの……」
果林「どうにもならなかった、無力だった」
果林「あの崩壊は起こるべくして起こったんだって」
果林「そしてその責任の一つが、私にはあるんだって」
遥「だから死ぬんですか? ふざけないでください……生きてください」
遥「まともに生きていくことが出来なくなったお姉ちゃんの分まで……ちゃんと、生きてくださいっ」
果林「………」
果林「彼方の分……ね……」
果林「ええ、ちゃんと生きていくわ……"みんな"の分、生きていかなきゃ……」
遥「……それ、昨日も言ってましたよ」
果林「今日で最後にする」
遥「それも昨日も言ってます」
果林「そうだったかしら……じゃぁ、明日は言わないようにするわ」
遥「それ……いえ、そうしてください」
遥「今日は、お魚をメインでご飯作りますけど、良いですよね?」
果林「ええ……大丈夫……」 >>273
理事長も娘を失ったとはいえ、他の死んだ子達の親にしてみれば理事長一家に殺されたようなものだしな スクスタ開きながらこのSS読んでたんだけど
彼方ちゃんの何気ないホームボイスで泣いてしまった
「明日のお弁当は何にしようかな。あなたは何が食べたい?」
失ってから幸せの意味がわかるんだな…… どうせ不幸になるならここまでやってくれた方が後味は悪いが気は紛れる でも21章は人死にこそ無くてもこれより更に胸糞悪い展開になる予感がするんだよなぁ…
裏切り者が増えるとか、あなたが折れて全員を部に入れるために身を引くとか ガチャッ.....
果林「ただいま……」
遥「ただいま、お姉ちゃん」
彼方「………」
遥「お姉ちゃん、起きてたの?」
彼方「…………」
果林「彼方……テレビ、見る?」
果林「………」
彼方「ぁ………」
果林「つけるわね?」
カチッ
『本日午後5時頃、虹ヶ咲学園で理事長を務めていた――』
彼方「ぁ……」
果林「……彼方のことじゃないわ」
ナデナデ
彼方「………」
果林「大丈夫……彼方のことを悪く言う人なんていないから……」
果林「……一緒にお風呂入りましょ? 流しっこ。ね?」
彼方「……ぅ」
果林「ありがと、手……引っ張るからね?」
ペタ....
ペタペタ.....
遥「………」
遥「……っ」フイッ
陽乃「ぅ……ぅぅ……お姉ちゃん……っ」 >>284
予測変換強い
最後の行 陽乃→遥
ガチャッ.....
果林「ただいま……」
遥「ただいま、お姉ちゃん」
彼方「………」
遥「お姉ちゃん、起きてたの?」
彼方「…………」
果林「彼方……テレビ、見る?」
果林「………」
彼方「ぁ………」
果林「つけるわね?」
カチッ
『本日午後5時頃、虹ヶ咲学園で理事長を務めていた――』
彼方「ぁ……」
果林「……彼方のことじゃないわ」
ナデナデ
彼方「………」
果林「大丈夫……彼方のことを悪く言う人なんていないから……」
果林「……一緒にお風呂入りましょ? 流しっこ。ね?」
彼方「……ぅ」
果林「ありがと、手……引っ張るからね?」
ペタ....
ペタペタ.....
遥「………」
遥「……っ」フイッ
遥「ぅ……ぅぅ……お姉ちゃん……っ」 >>283
あなたちゃんの気弱ムーブがイラつくんよね
怒れやって思う >>288
雨野はランジュの言い分も一理あるかのように書いてるからな、怒るようなことされてるつもりも無いんだろう
監視委員会を軽く考えすぎてる 遥「お姉ちゃん……」
遥「私……っ」
遥「………」フルフル
遥「いつか、いつか戻ってくれるって……信じてるからっ」
遥「……精神的なものだから一時的だって、お医者さまも言ってたから……」
遥「だから……」ポロポロ.....
グッ
遥「立派になったって……お料理もお洗濯も、いろんなこと出来るようになったって……」
遥「偉いねって」
遥「また、遥ちゃんって……笑顔で……」
遥「そうなるって……」
遥「信じて……る……からっ」
ゴシゴシ.....
遥「………」フルフル
遥「……頑張ろうっ」 >>289
監視委員で妨害というのがなければまだ言い訳もできたんだろうけどね 終わった(絶望)
どうにかなっちゃった人の描写がうますぎる お疲れ様でした。
終わったから言えるけど、傑作と感じました 終わってた。乙でした
>>294
ニュースでちらっと言われてたけど、死んだかどうかしたんじゃないかな。わざわざニュースになるくらいだし >>285
乙!!ありがとうございました!20章が生み出した最高傑作やな
『本日午後5時頃、虹ヶ咲学園で理事長を務めていた――』
ここなにがあったのか気になるw 俺はこういう展開を妄想してたし見たかった
文字にしてくれてありがとう 乙
やっぱり栞子の20章のアレは間違いなく自己紹介だわ ええSSやった!サンクス!
雨野、シリアス展開ってのはこうやるんだぞ? >>300
理事長もだけど、せつかすがどういう経緯でああなったのか気になる まとめ
あなた:自殺(飛び降り)
歩夢:殺害(しずくに突き落とされる)
せつ菜:殺害(かすみとの心中)
かすみ:自殺(せつ菜との心中)
璃奈:留学(エマとスイス)
エマ:帰国(璃奈とスイス)
果林:中退(モデル業+彼方介護)
彼方:病気(精神病)
しずく:入院(精神病)※のち自殺
愛:死亡(事故死)
理事長:死亡(不詳)
ランジュ:殺害(歩夢に刺殺される)
ミア:ステイツに帰国
栞子:自殺(首吊り) 乙です
紛れもないメリーバッドエンド
20章の鬱憤が晴れた気がします 歩夢がランジュを殺害するところとかせつ菜とかすみのところとか、直接描写しないで場面を読者に想像させるのがうますぎる >>312
これね。この救われなさが良い
かすみんを説得して和解できるのかなと、少しの希望を持たせたあとにこれだからね もうニジガク廃校待ったなしだなこれ
助けてラブライブ よかった…せつ菜と言い争いになって衝動的に殺してしまった直後に絶望して自殺したかすみんはいなかったんだね…
2人で話し合った結果だったんだ…
いやよくねーわ >>315
この理事長なら歩夢の家族に対して「娘を返せ!」とか乗り込んでいって、ブチ切れた両親に返り討ちとかあり得そう やっぱりねもともとの本編にしても拭いきれない気持ちが普通あると思うんだわ
13章のところとか
同好会メンバーが当事者じゃないにしろ被害は受けてるんだから
あれだけ人数がいて全員がさも栞子を描写無しで許してるってのがおかしいんだよ >>311
同意だけどそのへんのくだりも読みたいw >>323
自分もランジュがどんな風に殺されて、どんなことを思ってたのか気になる
歩夢にはさすがに土下座でもして泣きながら謝ったのかな >>315
出資元の中華資本とか、学園上層部に存在ごと抹消されたとかでも面白い 歩夢がきちっと手を下すところはスッキリしたわ
原作通り無責任で自分本位に振る舞い、最後の最後になって自分を客観視する栞子の描写は何とも言えない後味があった ランジュからこれ言われてショック受けて自殺したのはわかるけど、発言から目の前で飛び降りるの想像したらスピード感ありすぎた
ランジュこっそりデスノート使ってないだろうな 乙
何とも言えない空虚感と後味の悪さが堪らない作品だった
実際、同好会の精神的支柱であるあなたちゃんを失った場合、全員が崩壊、破滅への道を辿る
可能性は充分あるんだよね
21章は流石に自殺云々は出なくともキャラを相当上手く扱わないと
展開次第では20章で本格的に転落し始めてるスクスタにとどめを刺すことになりかねないな ちかっちが東京から帰ってきて入水自殺するSS思い出したわ
本来ランジュも聖雪並みのライバルキャラとして登場させたんだろうけど 正直あんま面白くは無かったな
いわゆる全滅系のENDって好きじゃないんだよね
だいたい高校生ごときがそこまで病むこと自体リアリティに欠ける
親や家庭の存在が欠落している
子供だけで短絡的に考えて、すぐ殺すとか死ぬとかさ
μ'sを終わらせるやつも読んだことあるけどつまらなかった 最初だけは面白かった。死ぬのはあなたちゃんだけにして、残された人間たちが死ぬよりも苦しい生き地獄を味わう展開の方が好みだ。死は終わりだが、同時に救済の一面も持つ。罪人を裁くなら、死なせちゃいけないんだよ。 読み応えあった
乙
けど胸糞20章があったから生まれたSSと考えるとなんとも言えん気持ちになる
やっぱ許せねえや20章は おつかれさまでした!!
とても好き…好き……。こういうビターなやつ、もっと増えてほしい……。 栞子の再現度が高過ぎる…
つーか>>1のID見る限りあなラン書いた直後にこのスレ立てたのか…
多重人格かよ 栞子は悪堕ちでも良かった気がする
だったら残りの人生の全てを賭けて、一人でも多くの人間を不幸にしましょう
……だってそれが私の存在意義であり適性なんですから
とかなって 彼方ちゃんってこういうの似合うよね
似合わねえよほんわかしてほしいよ!乙 >>339
これと同じ人か
どんだけ引き出しあるんだ
ランジュ「苦労は曲のレベルを左右しない。曲なんて素人が作るより、プロが作ったほうが良いに決まってるでしょ?」」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605074746/ >>342はあなたちゃんのメンタルが最強、このスレはあなたちゃんのメンタルがよわよわだった場合のifって感じやな。本編のあなたちゃんはメンタル的にはこの中間ってところか 自分が馬鹿にされたことや仲間が自分を見放した事を怒る、悲しむすれば多少は鬱憤晴れるんだ
相手は実は悪くないって脚本に洗脳されたような反応しかしないからストレスだけ溜まる 統合失調症については誤解してると思うけど、それはそれとして好きなSSだ。
内容は最低だが。 死人出たとこについては補足描写欲しいとこっすねぇ!
特にせつかす心中見たいので気が向いたら頼む
乙! さすがポッム。
復讐こそ人生最大の命題。
憎しみこそ命の最高の燃料。 このSSの栞子に同情しちゃうの俺だけか?
普段のせつ菜ならしないからなぜって疑問を持つし
規定人数だって嫌味とかでなく「廃部になってしまうので「私の名前を使ってください」」ってまだ続いたような感じがする
りなりーに電話したのだって少しでも状況を改善したくて橋渡ししたかったって必死感があるしさ
めっちゃ可哀想だって思うわ >>350
もともと対人関係は不器用だからね
ニジガクメンバーが優しいから成り立ってたけど
今回みたいな有事だと空回って見てて辛かった >>351
だよな
栞子の最期なんて自嘲気味な笑み浮かべながら泣いてて滅茶苦茶に荒れた自室で首吊った感じがするんだよ…
本当に迷惑かけたくなくて嫌なことしたくなくてなのに全部が裏目に出るからこれ以上嫌な思いさせたくないって自殺を選ぶ辺りに本人の誰にも解って貰えなかった優しさがあるような気がする
救いが欲しいわ >>350
1の心の叫びにも聞こえるし俺達の心の叫びにも聞こえるよな 栞子ってまず自分の権力と安全を確保しといてから、八方に上から目線の同情を押し付けて結局嫌われるキャラだからベストな解釈じゃん >>352
救いなら栞子が自殺すれば救われるよ
ヘイトキャラが一人減るだけで、多くのスクスタファンがスッキリするし いやそうじゃなくて栞子の救いね
スクスタ栞子はなんか解らんキャラだけどこのSSの栞子は良くするために考えられる最善策を取ろうとしてるのが解りやすいしそれが不器用なせいで裏目に出て苦しんでるのが分かるから救済してあげて欲しいなって思うんだよ
スクスタ栞子がこんな風に解りやすくて葛藤してるキャラだったら俺は間違いなく推しキャラになってたと思う >>354
実際の栞子がどうかはともかくとして
誰かを救う、助けることを目的とするなら、権力や安全の確保は当然重要なんだよなぁ。
でも、その状態から手を差し伸べるなどすれば、そりゃあ上から目線の同情にしか見えないわなってのはとてもある。 悪意はないから、不器用だから、とはいっても実際多くの人を傷付けたわけだしな 栞子ちゃんはまさに「地獄への道は善意で舗装されている」ってことわざがピッタリだよな あなたがもう少し弱いだけでこの未来はある
特に栞子の無神経さ、空気の読めなさはまさにこれまで積み上げてきたキャラ通りだ
20章は本当に罪深いわ
栞子を結局治められなかった雨野のことだから21章ではもっと酷くなるだろうな
ただの役割の持ち回りを挫折とか言い出した時みたいに、おかしなことをキャラに言わせてまたキャラの人格を破綻させるだろう この死んだ女の子たちは全員、素っ裸にされて検視されているのかと思うととても興奮する
写真を撮られたり、性器の状態を調べられたり、肛門に体温計を突っ込まれたり 栞子普通に好きだし死ネタはあんま好きじゃないけどこのSSの栞子の描き方は良かったわ
最期なんて半分ギャグなんだろうけどそれも含めてすごい好き
作者が栞子好きか嫌いかわかんないけどまた栞子の出るSSを描いてくれたら嬉しいな あなたのいない世界で生きていく歩夢も見てみたいなあって こういう絶望エンドも偶にはいいな
ミストみたいな感じ >>361
栞子は定型的縊死による自殺が明らかだから遺族が望まない限りされないで済んでると思うぞ
愛も死亡事故で死因は明らかだから半々かな
不審死のあなた、歩夢、ランジュ、かすみ、せつ菜は確実に… ランジュに無理矢理付き合わされてるだけでミアに罪があるわけじゃないからな、今のところ Twitterマジじゃん
まとめサイトに上がって無いのにTwitterに出るとか地味にすげぇな むしろ下手に巻き込まれたら自分の仕事に支障出るしな
賢いし、良くも悪くも虹学との縁がほとんど無いから出来た選択だね ソラニンききながら読んでたけど歌詞とリンクするところあってかなしくなった このもんじゃは推せるSS書きだな
効果音の書き方的にこれ↓もこの人っぽい
璃奈「彼方さんを雇いたい」 彼方「ええっ!?」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1605620490/ スクスタ時空なんだからこの事を聞いたμ'sとAqoursも少なからず絶望したり悲しんだりするよな…
ってことにさっき気付いて今更ながら興奮してきた 単なる個人間のいざこざじゃなくて生徒会や理事長の親族も絡んでるから、学校ぐるみで追い込んだと世間は取るだろうしな。スクールアイドル自体のイメージがすごく傷付きそう。あとプロ云々で無関係なUTXにも飛び火したりw >栞子「あぁ……そう、ですね……」
>
>栞子「ならせめて……一つくらい……持って行きます……」
>
>ビリッ....サッサッ.....
ここ栞子何やってるの? >>256の果林の台詞的に遺書の用意じゃない?
持っていく=件の自殺(あなたちゃん自殺)の罪
愛さんが自殺関与で誹謗中傷受けてるから遺書にそれを書くことで愛さんじゃなく自分が関係してるってことにしたのかと >>382
何となく遺書の用意かなとは思ったが持っていくがわからんかったんだよね
理解出来た解説ありがとう 所詮エロゲ作家が書いた最低な話。
雨野智晴はさっさと曲芸に帰れよ。 20章ショックで名作SS生まれまくってるよな
俺はそのSSでスクスタは完結したことにしてる 本編の移籍組はさ、ここまでとは言わずともあってしかるべき失う覚悟ってのがまったく見えないんだよな
同好会って場所と残留メンバーとの絆を失いかけてるのに
だから悩んだ末に信念を貫く事を選んだってよりそもそも大事になんて思ってなかったんじゃってなるし、ほんとに大事だと思っていながらあんな有り様なら自分が何してるのか思い知らせてやりたいってなる
その過激な形がこれ。いいものを読んだ このSSは纏められないだろうからageとこ
本編だと葛藤したのしずくだけ(微妙に)で他はしてないからなぁ… スイスに行って新しい環境でやり直せると思ってたら、閉鎖的な山村や田舎町の空気丸出しの他の村人や商店の店主達から変な面を付けた黄色猿と陰でイビられたり、買い物を頼まれても売って貰えないとかの迫害を受けるも
エマが村や町への愛とそこに住む人々への全面的な信頼を抱いているので言い出せずに地獄の先もまた地獄という無間地獄状態にりなりーが落ちなきゃ良いけど >>394
そもエマちゃん自身も疑心暗鬼チックになって、大好きなはずの故郷とそこの人々にも不安を感じてしまうようになってる可能性が否めなくて怖い
エマちゃん家族が何かを悟って2人を極力外界と接触しないようにしてることを祈るばかりだよ…一番いいのはそこで普通(?)の暮らしができていることなんだけどさ…… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています