アドラー心理学は体験学だから、修行としてやってみないと分からないと思うんだよね
独学者の修行法としては、大きく二つに分けてこんな流れになるんじゃないかな

まず、修行(前編)としては
「嫌われる勇気」「アドラー心理学を語る」を読み込む

自己受容、他者信頼、他者貢献の項を自分なりにまとめて「呪文」群を作る(たとえば不完全でも自分が好きだ、等の言葉を群にする)

「呪文」を習慣として読み込んで、生活のシーンで応用できるようにしておく(特に怒り、不安、憂鬱など陰性感情があるときに読む)

しばらくして再度「嫌われる勇気」「アドラー心理学を語る」や他書籍を読むと「呪文」に加筆修正するところが見つかる

修正する所がなくなり軸が安定すれば「この状態が共同体感覚のスタンスだな」という確固たる地盤ができるので、そうなるまで繰り返し

ここまでで共同体感覚を頭で理解して、前編が済んだら修行(後編)
学会ウェブサイトの論文を読み、外に対する論述を利用して、この心理学が「何を考えているのか」という思想を把握する

思想のもとにアドラーの技法を整理し、なぜその技法がソコで使われるのか語れるまでになる

学会の本か専門書でエピソード分析を学ぶ

無意識的にエピソード分析が繰り出せるようになるまで練習
※これは独学ではたぶん限界がある

俺はここのところ、アドラーを別視点で俯瞰しようと思って神経科学系の本をあさってたけど、「モラル・トライブス」は結構おすすめだな
アドラーと親和性が高いと思う
次は進化心理学にいってみよう