トヨタ「カローラ」、セダン不況でなぜ売れる?
HVにワゴン、新旧併売とトヨタの心意気が鍵
(御堀 直嗣)
https://toyokeizai.net/articles/-/426290

”セダン、ワゴン、スポーツの内訳は?

かつて、先にも述べたようにカローラが33年間も販売1位を記録してきたが、
近年は登録車においてSUV(スポーツ多目的車)やトールワゴンが人気を集め、
「ヤリス」(販売台数の約半分以上はヤリスクロス)や「ルーミー」といった車種が
1〜2位となる状況にあるなかで、4ドアセダンを含むカローラの健闘は印象深い。

販売の内訳をみると、ステーションワゴンの「カローラツーリング」の比重がやはり
大きくなっている。今日、国内自動車メーカー各社でステーションワゴンは少なく、
スバル「レヴォーグ」や「マツダ6」くらいしか選択肢がない。
そのなかで、レヴォーグにはハイブリッド車(HV)がなく、マツダ6は車体寸法が
より大きくなる。

カローラは、3ナンバー車になったとはいえ、わずかな拡大に収まっており、HVの
選択肢があることはカローラツーリングの強みといえるだろう。
実際、エンジン車に比べHVは3倍以上の販売台数となっている。
次いで4ドアセダンであり、ステーションワゴンの1/3ほどだ。
そして、ハッチバック車のカローラスポーツとなる。いずれもHVの人気が高い。”