新型NSXを開発するにあたり、3つの選択肢があった。
1.初代と同じスーパーカールックのラグジュアリースポーツ
2.単にV6 MRスポーツと、普通のハイブリッド車を一つにしたもの
3.ハイブリッド化により速さを極めた真のハイブリッドスーパースポーツ

1を選んでいれば、初代の顧客層を中心に新型コルベット以上に売れただろう。
3を選んでいれば、5000万円以上と高価になり、それ程数は出ないだろうが、
 スーパースポーツメーカーとしての断固としたブランドを確立出来ただろう。

ところがホンダは、どこの誰でも出来る中途半端な2を選んだ。
または、3のつもりで開発したが結局2になってしまった。
既存のスーパースポーツメーカーなら、ブランド力で誤魔化せるが、
ホンダではそうはいかなかった。
結局買っているのは、金持ちの盲目的なホンダファンと、集める事だけが
目的の金持ちのコレクターだけ。

初代NSXをはじめ、計9台のホンダ車を乗り継いでいるものとして、
1を期待していただけに残念でならない。
せめて3だったら、ホンダファンとして諦めも付くが最悪の2。
結局の所、前社長と一部関係者の自己満足でしかない。