河野太郎行政改革担当相は5日の記者会見で、予算執行の無駄をチェックする「秋の行政事業レビュー」を令和3年度予算案に反映させた結果、概算要求から1263億円を削減できたと発表した。削減額が1千億円を超えるのは平成29年度予算案以来4年ぶり。河野氏は「一定の効果が出た」と述べた。

 国土交通省が自治体のインフラ整備のために支出する「社会資本整備総合交付金」に関し、道路事業で760億円、下水道事業で170億円をそれぞれ圧縮した。省エネ技術・設備の導入を促す経済産業省による補助金事業も89億円削減した。

 秋のレビューは昨年11月、航空自衛隊F2戦闘機の後継機や再生エネルギーなど8府省13テーマを扱った。

THE SANKEI NEWS 2021.2.5 10:44
https://www.sankei.com/politics/news/210205/plt2102050011-n1.html