安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填問題で、政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍氏を東京地検特捜部が嫌疑不十分で不起訴処分としたことに対し、告発した市民団体が28日、検察審査会に審査を申し立てると明らかにした。

 特捜部は24日、「収支報告書の作成に関与し、不記載を認識していたという証拠はない」として安倍氏を不起訴とした。一方、政治資金収支報告書に計約3千万円を記載しなかったとして、不記載の罪で後援会代表の元公設第1秘書(61)を略式起訴した。

共同通信
2020/12/28 19:26 (JST)
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