読売新聞社が5〜7日に実施した全国世論調査で、次の首相にふさわしい自民党の政治家を聞いたところ、石破茂・元幹事長が26%でトップとなり、「ポスト安倍」候補としての存在感を示した。小泉環境相と安倍首相が各15%で続いた。

 自民党支持層に限ると、石破氏は19%にとどまり、31%の首相がトップに立つ。

 石破氏は8日、記者団に「自民党内だけに支持されればいいわけではないが、党総裁でなければ首相たり得ない。ジレンマがある」と話した。

 石破氏はこの日、二階幹事長と国会内で会談し、9月17日に開催予定の石破派パーティーで講演を依頼し、承諾を得た。二階氏はかねて首相の党総裁の連続4選支持を公言しているが、その後の記者会見で「将来、さらに高みを目指して進んでいただきたい期待の星の一人だ」と石破氏を持ち上げた。

 一方、首相が後継として期待感を示している岸田政調会長は、全体で3%と、同じ質問をした3月調査から2ポイント減らした。

読売新聞
2020/06/08 19:42
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200608-OYT1T50183/