NHK NEWS WEB 3月7日 11時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180307/k10011354311000.html

「森友学園」への国有地売却に関する財務省の文書が書き換えられた疑いがあると報じられたことをめぐり、
自民・公明両党は、財務省による文書の調査や関係者からの聴き取りの結果を一両日中に報告するよう、
政府に申し入れました。

国会は、「森友学園」への国有地売却に関する財務省の文書が書き換えられた疑いがあると報じられたことをめぐり、
野党側が財務省の説明は納得できないと反発し、新年度予算案を審議している参議院予算委員会が
6日から開かれていないほか、7日に行う方向で調整していた参議院本会議での税制改正関連法案の質疑も見送られました。

こうした中、自民党と公明党の幹事長や国会対策委員長らが会談し、「審議を通じて国民の負託に応えることが大事だ」として、
予算委員会などの審議を早期に再開させる必要があるという認識で一致しました。

そして、事態を打開するため、財務省による文書の調査や関係者からの聴き取りの結果を一両日中に報告するよう、
政府に申し入れる方針を確認しました。

このあと自民党の二階幹事長は、党本部で西村官房副長官と会談し、速やかに調査結果を報告するよう求めました。

自民党の森山国会対策委員長は、記者団に対し「国会審議が止まっているのは決していいことではなく、
審議が進むよう財務省としても対応してもらいたい。資料の写しを国会に示すことも含め、
財務省にはしっかり対応してほしい」と述べました。