穂乃果「かまいたちのような夜」
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私は手前の席に腰かけた。
手前側の席には、海未ちゃんとことりちゃん、凛ちゃんと花陽ちゃんがそれぞれ座っている。奥側に三年生組と真姫ちゃんという配置だ。
海未「まったく、ことりは穂乃果に甘いです」
ことり「そうかなぁ?」
花陽「穂乃果ちゃん、スキー頑張ってたもんね。仕方ないよ」
凛「あはは、穂乃果ちゃん怒られたにゃー」
穂乃果「むぅ…ちょっと凛ちゃん?」 真姫「さて、それじゃあ全員揃ったことだし、夕食にしましょうか。和木さん、よろしくね」
真姫ちゃんが和木さんに目配せすると、和木さんは一礼して食堂の奥に向かった。多分奥は厨房になっていて、そこから料理を運んでくるのだろう。
穂乃果「それにしても、凄い食堂だねぇ〜」
私はまじまじと食堂の中を見回した。
九人が集まっても、まだ充分な広さがある。絨毯はふかふかで、埃一つない。テーブルの上も清潔そのものだ。
部屋の中も凄かったけれど、食堂もまた凄い。
凛「合宿の時とかに行ったとこも凄かったけど、今回はまた一段と凄いにゃー」
穂乃果「そうだよねえ〜」 海未「それより真姫。本当に私達は何も手伝わなくて良いのですか?」
真姫「いいのよ。今回は合宿とかじゃなくて、単純に私が皆を招待したんだから」
絵里「そうは言うけど、やっぱり配膳くらいは手伝った方がいいんじゃないかしら?」
真姫「いいのよ。皆に手伝わせたら、私が和木さんに怒られちゃうわ」
にこ「料理作る時も手出させてくれなかったもんね」
希「その道のプロのこだわりってやつなんかもなぁ」 下手くそが書いているゴミのクソ神より随分名作だわな
待つだけの価値がある 必死に書いてるのに勝手にはるな
細々書かせろ荒らしが 死神みたいに読者があーだこーだ話してくれないゴミssとオマケのSIM ダニ神とか言う読者があーだこーだ話すしかなく作者も他で宣伝しないといけない薄っぺらいゴミss 和木「そういうわけではありませんよ。ただ、お嬢様のお友達の手を煩わせるようなことがあれば、家政婦失格ですから」
和木さんがステンレス製のワゴンを押して食堂に戻ってきた。
ワゴンの上には、綺麗に盛りつけられた色とりどりの料理が載っている。私はお腹の虫が騒ぐのを感じた。 和木「こちらがスープと前菜です。もし、おかわりされるようでしたら、遠慮なく申しつけください」
和木さんが慣れた手つきでテーブルの上に皿を並べ始めた。
絵里「すいません、ありがとうございます」
真姫「エリー、謝るのもお礼言うのもなし、ね? 皆はお客さんなんだから」
和木「ええ。どうぞごゆっくりとくつろいで下さい」
和木さんが私たちに笑顔を向ける。
私たちは最初こそ遠慮していたものの、出てきた料理のあまりの美味しさに驚いて、次第にゆったりとした自然体で会話するようになった。
料理を食べ終える頃には、皆の顔には笑顔が溢れていた。 穂乃果「ふぅ〜、美味しかったー」
私は談話室にあるソファに腰掛け、伸びをした。
満腹感が体を満たし、先ほど一眠りしたというのに、もう眠気が体を包み込んでいる。ソファのふかふか具合もそれを後押ししているようだ。
ことり「ホントに。びっくりしちゃった」
隣のソファに座っていることりちゃんが言った。
夕食が終わり、今はメンバーそれぞれが思い思いに時間を過ごしている。
私は>>257
1、ガラスが割れるような音を聞いた
2、テレビを見ることにした
3、本を読むことにした
4、お風呂に入ることにした 私はガラスが割れるような音を聞いた。
穂乃果「! ことりちゃん、今の聞こえた?」
隣にいることりちゃんを見る。
ことり「うん。ガラスが割れるような音だったよね……」
ことりちゃんが少し不安そうな表情を浮かべた。
音は二階から聞こえたような気がする。
穂乃果「私、見に行ってみる」
ことり「え、でも……」 海未「穂乃果、私も行きますよ」
絵里「私も行くわ、三人もいれば何かあっても平気でしょう」
談話室にいた海未ちゃんと絵里ちゃんが立ち上がった。この二人がいれば心強い。
穂乃果「ありがとう。……よし、行こうか!」
私は胸の内に生まれた嫌な予感を振り払おうと、勇んで立ち上がった。
海未「音がしたのは、あっちの方ですよね」
穂乃果「うん……そう、だよね?」
絵里「ええ、多分だけど……」
三人ともに頼りない記憶を頼りに、歩を進めた。
どうやら記憶は正しかったらしく、徐々に風の音が吹き込むような音が大きくなってくる。
海未「……やっぱりガラスが割れたようですね」
わき上がってくる疑念が歩調を遅くする。
それでも、その部屋の前に私たちはたどり着いた。 >>260訂正
三人で談話室から続く階段を上り始める。
吹き抜けの階段からは不安そうな表情をしたことりちゃんの顔がよく見えた。
階段を上がりきり、手すりを触る。
音が聞こえたのは……
海未「音がしたのは、あっちの方ですよね」
穂乃果「うん……そう、だよね?」
絵里「ええ、多分だけど……」
三人ともに頼りない記憶を頼りに、歩を進めた。
どうやら記憶は正しかったらしく、徐々に風の音が吹き込むような音が大きくなってくる。
海未「……やっぱりガラスが割れたようですね」
わき上がってくる疑念が歩調を遅くする。
それでも、その部屋の前に私たちはたどり着いた。 絵里「ここ……真姫の部屋じゃない」
私たちは顔を見合わせた。
そして、意を決して扉を勢いよく開く。
扉を開けると同時に、風の音が一気に強くなった。
外は凄い吹雪らしい。
やはり、窓ガラスが割れている。歪な形に変わった窓の間から、雪と風が容赦なく部屋の中に吹き込んできていた。
白いレースのカーテンが狂ったようにはためいている。 絵里「真姫!」
絵里ちゃんが風の音に負けないくらいの声を張り上げた。
三人で部屋の中に踏み込み、辺りを見回したけれど、真姫ちゃんの姿はない。
部屋の構造は、私の部屋とそれほど変わりはない。
ベッド、絵、テーブル、イス、バスルーム、クローゼット……
私は窓の近くに寄ってみようと思い、そちらへ足を踏み出した。
そして、足を止めた。 ベッドと窓との間に、箱のような物が置いてあった。30センチ四方程度の小さな箱だ。
その中に、何かが詰め込んである。
何か、とは、まさに私が一目見た時の感想だ。最初は、それは人形のように見えた。
穂乃果「……なに、これ……」
血が凍り付いていくような感覚が広がる。
動きを止めた私を怪訝に思ったのか、私の隣に来た二人も、絶句した。
それは間違いなく人間の死体だった。
バラバラに分解されて小さな箱に押し込まれた、生気のない真っ白な肌の死体。 死神とかまいたち……どこで差がついてしまったのかな 死神はクソ
かまいたちは神
作者のレベルに差がありすぎだわな >>266、267
今日も保守ありがとうございます >>268
作者は保守の礼もしないゴミだが君に免じて下がっておこう 死神の作者(お前)はゴミ
分かっているな
身の程も知った様だしそのまま大人しくしているといい 効いてる効いてるヘタレコロジジイ
269 名前:名無しで叶える物語(光) [sage] :2020/02/06(木) 22:27:03.28 ID:6kvveoJx
>>268
作者は保守の礼もしないゴミだが君に免じて下がっておこう
下がっておこう
下がっておこう
嘘つきヘタレコロジジイまたも完全敗北 伸びてると思ってもSSついては何も語られないかまいたち可哀想 それをSIM以外で聞けたらよかったね
死神は今日も盛り上がっていきますよ 相変わらず死神はクソだわな
周りにサクラしてもらないとダメな下等駄文
こことは大違いだ 談話室は重苦しい沈黙に支配されていた。
真姫ちゃん以外の全員が集まって、誰かが口火を切るのを待っている。
絵里「……状況を整理しましょう」
沈黙を破ったのは絵里ちゃんだった。
絵里「真姫が部屋から消えた。さらに部屋の窓のガラスが割られていた。そして……」
絵里ちゃんはそこから先の言葉を飲み込んだ。 あの部屋にあったバラバラ死体を見つけたのは、私と海未ちゃんと絵里ちゃんの三人だけだ。
他の皆はガラスが割れた音を聞いて部屋に集まってきたようだが、ひとまず私たちは全員を談話室に集めることにした。
あれは全員に見せるべきではない。
私の頭の中にはまだ、生々しい死体の映像がこびりついている。
にこ「ねぇ、いい加減ちゃんと話してよ。ガラスが割られてる以外何があったってのよ?」
にこちゃんが苛立たしげに言う。きっと真姫ちゃんがいなくなったと聞いて、一番心配しているのはにこちゃんだろう。 私と海未ちゃんと絵里ちゃんは顔を見合わせた。話すべきか、話さずにいるべきか……
和木「教えて下さい。部屋には何があったんですか」
和木さんが真剣な表情でこちらを見た。その目には、有無を言わせない強い光が宿っている。
三人で頷きあい、口を開いた。
海未「死体です。バラバラに切断された死体が箱に詰められていました」
花陽ちゃんが「ひっ」と小さな悲鳴を上げた。
他の皆も、血の気の引いた顔で息をのんでいる。 凛「み、見間違いじゃないの? 人形とか……」
凛ちゃんが無理に笑顔を作って言った。口元がひきつっている。
穂乃果「……いくら何でも、本物の死体と人形を見間違えたりしないよ」
私はグロテスクな腕の断面を思いだし身震いした。
ことり「そんな……そんなことが……」
和木「……それは誰の死体ですか」
穂乃果「分かりません。頭は……なかったので」
死体は胴体と手足だけしかなかった。あれが誰なのか、私たちには判断出来なかった。 希「ちょっといいかな?」
それまで黙っていた希ちゃんが口を開いた。
希「……今の件に関係あるのかは分からない。けど、ウチの部屋にこんなカードが落ちてたんよ」
希ちゃんはテーブルの上に一枚のメッセージカードを置いた。どこの百貨店でも手に入るであろう、白い無地のものだ。
そこには、赤い文字でこう書いてあった。
『こんや 12じ だれかが しぬ』 穂乃果「今夜、12時、誰かが…………死ぬ……」
私が独り言のように呟いた言葉に反応する者は誰もいない。
ただ全員が呆然と、テーブルの上のカードを見つめていた。
談話室の柱時計の音が一際大きくなったように感じる。
部屋から消えた真姫ちゃん、箱に詰められたバラバラ死体、悪戯にしてはあまりに悪質なメッセージカード……
私は>>285
1、さらに頭を働かせた
2、もう一度真姫ちゃんの部屋に行くことにした
3、ガラスが割れた時の全員の状況を確認することにした ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています