0001名無しで叶える物語(らっかせい)
2019/04/07(日) 18:25:34.81ID:+tSKFXLA善子「っ……ご、ごめん」
花丸「こう聞くとあれだけど……本当なの?」
ルビィ「うん……お母さんとお姉ちゃんが話してるのを聞いちゃったんだ」
ルビィ「お姉ちゃんに縁談が来てるって」
善子「でもダイヤは東京の大学に行くんでしょ? 縁談なんて無駄なんじゃないの?」
ルビィ「お姉ちゃんもそういってたけど」
ルビィ「今のうちに顔合わせをさせておきたいって、お母さんが……」
ルビィ「東京の大学に行くからこそ、今なんだって」
善子「………」
花丸「大学なら、女子大だったとしても男の人と接する機会は増えていく」
花丸「だから先に引き合わせておいて、ほかに靡かないようにって算段」
花丸「ダイヤさんが尽くしてくれる人だって理解しているからこそ、ずらね」
善子「それにダイヤはなんて? まさか、するとか言ったの?」
ルビィ「会うだけは会うって言ってた」
ルビィ「断るつもりですが。ってお母さんには念押ししてたけど……どうだろう」
善子「……場所は? 時間は?」
花丸「善子ちゃん……まさか」
善子「見に行くわよ。ソレ」
ルビィ「えぇっ!?」
善子「親から来た縁談なら親は頼りにならない。私達でぶち壊しにしてやるのよ!」