もっとも、以上を踏まえた上であっても
「じゃあ、I have the high ground.の訳としては何が適切なのよ?」
っていうと
「えーっと…  地の利を得たぞ」
ってなりそうな、云わば翻訳の罠みたいな言葉なのがこのセリフの妙味でもある

日本語として聞くと違和感があるのに、翻訳としては適切に思えてしまう
それぐらい適切な訳を探すのが難しく、また絶妙に「地の利」って言葉がフィットするように思えてしまう
単純なセリフなのに原語から離れた意訳、超訳が求められる不思議なセリフ

翻訳の難しさがよくわかる事例なのかもしれない