「痛めたのは右側の腰なんですけど、痛み止めを打っているので大丈夫です!」

5月10日、FRIDAYの直撃にそう笑顔で答えたのは、自民党参院議員の今井絵理子氏(38)。今井氏は5月4日に鹿児島県徳之島町の闘牛祭りに参加したところ、牛の背中から落下。骨盤骨折という重傷を負った。その6日後、今井氏は文教科学委員会に出席するため、車イスで国会に登院した。委員会終了後に話しかけると、冒頭のように答えたというわけだ。

そんな彼女にいま党内から逆風が吹いているのだという。自民党関係者が話す。

「仕方のないこととはいえ、なぜこんな大切な時期にケガをしたのかと、批判の声があがっています。7月の参院選で彼女は改選を迎えますが、再選がかなり危うい状況なのです。それに、知名度の高い彼女の大切な役割は各地の候補への応援演説。しかし、このケガで選挙運動に支障が出そうなのです。自身の身の危機管理も政治家の仕事のひとつです」

政治ジャーナリストの角谷浩一氏もこう話す。

「当選してからの6年間で、何か目立った実績が残せたわけではなく、国民も歯科医との不倫騒動しか記憶にないのではないでしょうか。基地問題や不発弾問題など、沖縄出身であることを生かして、挽回するチャンスもあったのに、できなかった。後ろ盾だった山東昭子さん(80)が引退するのに伴い、一緒に政界から消えてしまうのではと見られています」

今回の参院選が今井氏にとっての『my graduation(私の卒業)』とならなければいいが……。

『FRIDAY』2022年6月3日号より
5/21(土) 11:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/802ac4f9f17eedb1d32fc6329052a7a3dc9b1958