絶対に反省しない男・安倍晋三の「北方領土で100点狙っても0点なら意味ない」「アベノミクス変えるな」発言にツッコミ殺到!

2021.12.30 04:27

(略)
 
 とりわけツッコミが殺到したのが、北方領土交渉にかんする発言だった。北海道新聞27日付のインタビューで、安倍元首相は2018年の日露首脳会談で、「4島返還」から「歯舞群島、色丹島の2島引き渡し」へ路線転換したことについて、こんなことを言い出したのだ。

「100点を狙って0点なら何の意味もない。到達点に至れる可能性があるものを投げかける必要があった」

 開いた口が塞がらない。「50点」を狙っても結局「0点」だったお前が何を偉そうに言っているのか、という話だろう。

安倍の領土交渉は0点以下の大幅マイナス! 北方領土は返還どころかロシアの軍事拠点化

 実際、安倍元首相の北方領土交渉はひどいものだった。まず、2016年のプーチン大統領の訪日し安倍の地元・山口県で首脳会談を行った際、安倍首相(当時)は北方領土返還がさも前進するかのように喧伝し、メディアも大騒ぎを繰り広げたが、結局、何も進展せずに終了。

 さらに、2018年の日露首脳会談直後には、「(2島引き渡しを明記した1956年の)日ソ共同宣言が基礎」と強調。政府関係者もマスコミに対して「2島は確実に取り戻す、ということだ」と話すなど、あたかも歯舞、色丹の2島返還に向けて前進しているかのように吹聴していたが、会談翌日に当のプーチン大統領が2島について「宣言で、主権がどちらになるかは記されていない」と、引き渡しを完全否定。翌年1月におこなわれた日露外相会談後のラブロフ外相の会見でも、2島返還以前に“主権は我々にある”と念押しされた挙げ句、“北方領土と呼ぶな”とまで言われてしまった。

 結局、2島返還どころか「0島返還」のまま、プーチン大統領の詐欺的手口に引っかかって、まったく割に合わない膨大な経済支援を約束させられただけで終わったのである。

 しかも、ロシアはその後、択捉島と国後島に艦艇攻撃用ミサイルを配備し、択捉島には高性能な地対空ミサイルを実戦配備するなど軍事拠点化を進めている。

 ところが、日本側は、韓国などに対する態度とは対照的に、ロシアのやりたい放題、言いたい放題に対抗しようとしていない。それどころか、それまで毎年、2月7日の「北方領土の日」に政府が新聞各紙に広報広告を打ち〈北方領土は日本固有の領土です〉と宣言していたのに、2019年からは「日本固有の領土」の文言を削除するところまで後退させてしまった。これももちろん、安倍首相の意向を汲んでの措置だ。

 先に、安倍の北方領土交渉について「お前も0点だっただろ」とツッコミを入れたが、実際は0点どころじゃなく、マイナスの状況にまで陥らせてしまったのだ。そんな人間が平気で「100点を狙って0点なら何の意味もない」などと言い出すのだから、この男には「恥」という感覚がないのか、と疑いたくなる。

安倍政権下では実質賃金もGDP成長率も散々だったのに「アベノミクスを変えるな」

 だが、これ以上にネット上でツッコミが炸裂したのは、26日放送『NIKKEI 日曜サロン』(BSテレ東)での発言だ。同番組において安倍元首相は、岸田政権が掲げる「分配」強化の経済政策について、「社会主義的になっていくのではないかと捉えられると、市場もマイナスに反応する」などと妄想としか思えないようないちゃもんをつけたうえで、こう説教したのだ。

「根本的な方向をアベノミクスから変えるべきではない。市場もそれを期待している」

 たしかにツッコミどころが満載すぎだが、なかでも呆れるのは、安倍がこの期に及んでまだ「アベノミクスを変えるな」などと言い募っていることだろう。

 改めて断言しておくが、アベノミクスで日本経済がよくなったなんてことは、客観的な事実としてまったくない。

 たしかに株価は上がり、円安で輸出企業など一部の大企業は儲かったが、結局、富裕層の金融資産と企業が溜め込む内部留保が急増しただけ。アベノミクスの約8年間で、労働者の賃金はまったく上がらなかった。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。