【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)が、東京五輪の選手らに求める参加同意書に、自己責任のリスクとして、新型コロナウイルス感染症や猛暑による「健康被害」を盛り込んだことが28日、分かった。同意書は各大会で提出が義務付けられているが、今回は重篤な身体への影響や死亡に至る可能性にも言及する異例の内容で、疑問の声も出ている。
 少なくとも夏冬の直近6大会では、ジカ熱感染が懸念された2016年リオデジャネイロ五輪を含め参加同意書に「感染症」や「死亡」の文言記載はなかった。
 同意書は参加資格を付与する際に、大会関連のルール順守を署名付きで誓約させる書類。

東京新聞
2021年5月29日 06時00分 (共同通信)
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