【ワシントン共同】16日(日本時間17日)まで開かれた日米貿易交渉の初協議で、日米が農産物関税の引き下げ限度を環太平洋連携協定(TPP)水準とする方針で一致したことが17日、分かった。米国側にはTPPを超える水準を求める声もあったが、米国の農産物はTPP加盟国に比べ競争力が落ちており、来年大統領選を控えるトランプ米大統領が早期決着に傾いたとみられる。一方、意図的な通貨安誘導を禁じる「為替条項」での譲歩は不可避との観測が強まった。

 両国は米大統領選が本格化する今年9月をめどに、農産物に加え、自動車などの工業製品も含め交渉の大枠をまとめたい考えだ。

共同通信
2019/4/17 23:00
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