2024年度から医師に適用する残業時間規制に関し、厚生労働省は20日、研修医や地域医療体制確保のために必要な勤務医らに特例で認める上限を、休日労働を含め年1860時間とする方針案を明らかにした。同日開いた医師の働き方改革を検討する有識者検討会の会合で示した。

 これまでの厚労省案では、一般の勤務医の上限を一般労働者と同水準の年960時間としている。一方、地域の医療提供体制確保の必要性からこれを超えてしまう医療機関については、35年度末までの特例措置として年1900〜2000時間程度で検討するとしていた。今回の案では、これを年1860時間とした。

時事通信
2019年02月20日20時32分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022001156&;g=eco