NHK NEWS WEB 4月5日 16時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391931000.html

去年、北海道の高校でエネルギー問題の研究者が講演を行った際、原子力発電に関する内容を修正するよう
経済産業省の出先機関から求められていたことがわかりました。教育への介入だという指摘もある中、
経済産業省は「調整の一環であり問題はない」としています。

この講演は国の事業として、去年10月に北海道大学大学院の山形定助教が北海道ニセコ町のニセコ高校で
エネルギー問題をテーマに行いました。

町などによりますと講演の前、教材として用意された資料のうち、東京電力福島第一原子力発電所で起きた
事故の写真や原発の発電コストを示すデータについて、経済産業省の出先機関である北海道経済産業局の職員から
「原発のリスクを過大に見せる印象操作だ」と指摘され、修正を求められたということです。

山形助教は修正の求めには応じずに講演を行ったということで、NHKの取材に対し「原発に否定的な
内容への介入であるだけでなく、教育への介入でもあり違和感を感じた」と話しています。

また、ニセコ高校の馬場登校長は「内容が偏っていたかどうかの判断は難しいが、エネルギー問題全般について
全体を網羅したわかりやすい講演だった」と話しています。



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