毎日新聞 2018年2月22日 17時37分(最終更新 2月22日 17時47分)
https://mainichi.jp/articles/20180223/k00/00m/010/018000c

二階派の会合 慎重な改憲論議求める

 自民党の伊吹文明元衆院議長は22日、自身が所属する二階派の会合で、安倍晋三首相が目指す
憲法改正案が国民投票で否決された場合について「責任は実質的には最大与党の総裁にある」と述べた。
首相辞任につながる可能性に触れ、慎重に改憲論議を進めるよう求めた。

 また「自衛隊」を明記する改憲に、9条第2項(戦力不保持)の維持・削除の両論があることについて、
伊吹氏は「法理的には2項削除が正しい」と指摘。ただ「法理的に正しいことは、人間社会ではほとんど正しくない」とも語り、
2項維持で党内意見を集約すべきだとの考えを示した。【田中裕之】