米ホワイトハウスは8日、報道機関向けの声明で、トランプ大統領がドイツ・ハンブルクで会談した
中国の習近平国家主席を台湾を指す「Republic of China」(中華民国)の総統と間違って記載した。
その直前にトランプ大統領が会談した安倍晋三首相も「日本の大統領」と紹介。失態を重ねた。

習氏の肩書は「President of People’s Republic of China」(中華人民共和国の国家主席)。
これをホワイトハウスは、中国が国家認定を拒んでいる台湾と混同。安倍氏については「Prime Minister」(首相)とすべき肩書を「President」(大統領)と間違った。

これまでの政権でも声明のつづり間違いはごくまれに起きていた。だが、トランプ政権は中国に北朝鮮への圧力強化を求める一方、6月に台湾への武器供与を決めたばかり。
ワシントン・ポスト紙は「米中関係が複雑化しているさなか、ホワイトハウスの失態は起きた」と懸念を示している。 

(2017/07/09-14:58)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017070900266&;g=pol