“森友学園に寄付” 記載の社長「寄付していない」
6月3日 5時18分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170603/k10011005141000.html

学校法人「森友学園」が小学校の設置認可のために大阪府に提出した寄付者の資料の中で、2億円を寄付したと記載されている会社の社長がNHKの取材に応じ、「寄付はしておらず、籠池前理事長に名前を貸してほしいと言われただけだ」と証言しました。
森友学園は、大阪・豊中市で建設を進めていた小学校の設置認可について検討していた大阪府に対し、4億円近い寄付金が集まっていると報告し、寄付者の資料も提出しました。

大阪府によりますと、この資料には大口の寄付として大阪市内の会社が2億円を寄付したと記載されていたということです。

この会社の社長がNHKの取材に応じ、「寄付金は1円も払っていない。籠池前理事長から、数年前に『寄付金を募っているので名前を貸してほしい』と言われただけで、2億円のことも、府に提出された資料に載っていることも知らなかった」と証言しました。

大阪府は、資料に記載されている寄付者が実際に寄付したかどうかは調べていないとしていて、大阪府議会などからは資料の信ぴょう性を疑問視する意見が出ています。