しずく「歩夢さんの書いたゆうぽむ小説の批評をして欲しい...?」
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歩夢「うん。しずくちゃんやせつ菜ちゃんが身近な人でお話を書いてるのを見てたら私も書いてみたくなっちゃって」
しずく「それは素晴らしいですね!私でよろしければぜひ読ませていただきたいです!」
歩夢「あはは...そう意気込まれると恥ずかしくなってきちゃうなぁ」
しずく「大丈夫ですよ。最初は恥ずかしいかもしれませんが、物語は読んでもらってこそですから」
しずく「きっとそのうち、恥ずかしさよりも感想をもらう期待の方が勝ります」
しずく「それで、その作品は...」
歩夢「あ、うん。電子のテキストファイルに書き溜めてあるから今から送るね」
しずく「はい。...あ、来ました。これですね」
歩夢「初めて書いたからつたない部分はあると思うけど、最近はやりの作品を参考に傾向を掴んでなかなかの力作ができたと思うの」
しずく「そうなんですね!それは期待が募っちゃいます♪」
しずく「どれどれ...」
『【幼馴染絶対勝利】間違った相手と結婚しそうな私が異世界転生した結果 〜最弱ランク認定されて音楽ギルドから追放された私が最強スキルに目覚めて最愛の幼馴染と二人きっきりでスローライフすることになった件〜』
しずく「...」 歩夢「ん?しずくちゃん、どうかしたの?」
しずく「あの...これは...」
歩夢「あ!そうなの!私も身近な人を登場人物にして書こうと思ったんだけど...やっぱり主人公は侑ちゃんがいいかなって///」テレテレ
しずく「は、はぁ」
歩夢「タイトルもいろいろ悩んだんだけど、流行りのモノを参考に試行錯誤して洗練されたものになったと思うの」
歩夢「なるべく目を惹いて、作品の内容を体現しつつ読んでみたいって思える要素を詰め込んでみたんだけど、どうかな?」
しずく「えっと...と、とりあえず内容を読んでみますね!」 ――――――――――
🔔<ゴーン リンゴーン
侑(チャペルの音が鳴り響く。今日は私とせつ菜ちゃんの結婚式)
せつ菜「侑さん!!!!!!行きましょう!!!!!今日は私たちの晴れ舞台ですよ!!!!!!!!」
侑「あ、うん。そうだね」
侑(高校で、せつ菜ちゃんに勢いよく告白されて、その勢いに押されてつい恋人になってしまった私。でも、本当にこれで良かったのかな...私にはもっとふさわしい相手がいたんじゃ...)
『新婦新婦の入場です』
パチパチ パチパチ
歩夢「...」
侑「あ...」
歩夢「...」シュン…
侑(歩夢と目があった...そうだ。私は...私が本当に好きなのは...)
せつ菜「どうかしたんですか侑さん!!!ほらキスしますよ!!!ぶちゅっとほらぁ!!!!」
侑「せ、せつ菜ちゃん、嫌...わたしっ」
ドギャーン!!
「「「!!!?」」」
ドゥルルルルルンドゥルルルルル!!!
ランジュ「きゃあ!!暴れロードローラーよ!!!」 一番掴んじゃいけない流行りのスタイル掴んじゃってるよ 愛「ロードローラーが壁を突き破って突っ込んできたぁ!!」
栞子「こわいです、こわいです〜!」
果林「どうして野生のロードローラーがこんなところに!?」
璃奈「危ない!」
ドゥルルルンッ!!ブオオォォォオッ!!
メキメキ!! バキバキッ!!
かすかす「ぎえぇ〜!」
ミア「ひぃ〜!」
彼方「やばすぎるんだぜ〜!」
せつ菜「逃げます!!!」ダダッ!!
侑「あっ、せつ菜ちゃん待って...!」
ブルルルルルンッ!!グオオォォォンッ!!
しずく「あぁっ!!ロードローラーが侑さんの方に!!」
エマ「侑ちゃん避けてーっ!」
侑「ひっ!!」
歩夢「侑ちゃん、危ないっ!!」バッ
パパパー!!
―――――
―――
― 侑「う...ここは...」
歩夢「侑、ちゃん?」
侑「歩夢!」
歩夢「うぅ、どうなってるの?私たち、ロードローラーに轢かれたはずじゃ」
🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「ここは生と死の狭間...」
侑「うわ!だれ!?」
歩夢「ローダンセの神様?」
🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「私は幼馴染神。あなたたちはまだ死ぬべきではありません」
🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「侑ちゃん...あなたは先ほどの世界で運命の相手ではない人と結ばれようとしていました。その結果、運命によって人生に幕が降ろされてしまったのです」
🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「あなた達には本当の運命の相手が居ます。侑ちゃんも本当は心当たりがあるんじゃないかな?」
侑「それは...///」チラッ
歩夢「え?私また何かやっちゃった?」
侑「う、ううん。なんでもないよ、なんでも///」ポッ♡
🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「そういう訳で、二人は今度こそ運命の相手と結ばれるように私が便宜を図りましょう」
🌸cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「私の力で異世界に転生します。そこで幸せをつかむのです」
パアアァァァ!!
―――――
―――
― 侑「う...ここは。異世界?」
歩夢「みたいだね」
侑「あ...この世界の記憶が流れ込んでくる。ここは魔法と科学が発達した中世ヨーロッパ的な世界」
歩夢「今日はここの魔術学園の入学式だね」
侑「よし、いこう!」
ワイワイ ガヤガヤ
侑「学科ごとに入科審査があるんだ。その生徒の適性を見て正しい進路へと導いてくれるんだって」
侑「歩夢は普通科だから向こうだね」
歩夢「そんな。侑ちゃんは一緒じゃないの?」
侑「私は音楽科だから...」
審査員「高咲さん。入科審査を開始します」
侑「あ、呼ばれてる。行くね!」
歩夢「あ、待って侑ちゃん!」
侑「高咲侑です。ステータスオープン!」
ヴーン
――――――
|HP:1 |
|MP:1 |
|攻撃:1 |
|防御:1 |
|魔法:1 |
|抵抗力:1 |
|速度:1 |
| |
――――――
侑「」 国外逃亡中とコロナでわかったところで誰も見たかった! 生徒A「きゃはははっ何この子弱っ!弱すぎるわ!!!」
生徒B「追放よ!追放!!!」
生徒C「あなたなんか幼馴染とラブラブしてる方がお似合いよ!!」
生徒D「そうよそうよ!!!はい追放!!」
こうして、侑ちゃんは音楽科を追放された...
侑「そんな...私が追放...」フラフラ
歩夢「侑ちゃん!」
侑「歩夢!どうして...」
歩夢「侑ちゃんの居るところが私の居場所だから」
侑「はゆむぅ♡」キュン
ピカー!
侑「うわぁ!力に目覚めたぁ!!!」
歩夢「新しいスキルが!!?」
新スキル【幼馴染愛】をてにいれました
【幼馴染愛】
ステータスに幼馴染力を追加
幼馴染とイチャイチャしている間、幼馴染力の数値分すべてのステータス上昇
高咲侑の幼馴染力
9999999999999999
侑「すごい...力が溢れてくる...!!」
歩夢「侑ちゃん...!」
こうして私と歩夢のラブラブスローライフが幕を開けた
――――――――――
しずく「ごめんなさい。ちょっと一旦読むのやめてもいいですか?」 何にも発動しそうなら損切りも考えるかな
それか尿検査キット
結局
ワクチンで血液凝固するって本当かよ これはしずくじゃなくたって読むと諦めるし誰だって放り投げるよ たまたま乗った人とモデルOをアテンド 大物Mはゲイにもてる顔してるし まぁ仕事行くのダサい
ここのところが安定してたんでしょ?
行列っときのこれ。
https://ndtp.yvz.3l/98ocsp0/70kkJz9A 歩夢「あ、うん。ここまで、どうかな?」
しずく「ハハ...まぁ...」
しずく(なんですかこれ?小説版せつ菜さんの料理ですか?)
しずく(ツッコミどころしかないんですけど...どんな精神状態でこれを書いて、後輩に読ませようって思ったんですか?)
しずく「えぇと、まず、これって私以外の人には...」
歩夢「まだ見せてないよ!とりあえずしずくちゃんに見てもらって少し添削したら一般公開しようと思ってるの♪」
しずく(一般公開!?一生後悔の間違いでは...こんな特急呪物を世に出すなんてせつ菜さんの料理でレストラン経営するくらいの暴挙ですよ!?黒歴史は免れません...)
しずく「その...何点か気になったので質問いいですか?」
歩夢「もちろんだよ!」
しずく「まず、開幕のシーンですがこれは...」
歩夢「これはね、異世界転生の前振りだね」
歩夢「ほら、異世界転生って、主人公の耐えがたい現状や面白みのない日々からからの脱却が下地にあってこそでしょ?」
歩夢「こうすることで異世界への転生は主人公たちにとっての転機であってハッピーなやり直しって印象を与えてるの」
しずく「は、はぁ...」
しずく(せつ菜さんと侑さんの結婚が耐えがたいのは主人公の侑さんではなく歩夢さんでは...?)
しずく(それに前振りにしたって、転生のさせ方が雑すぎます。何ですか、暴れロードローラーって) しずく「この...転生時の会話はまぁ...ともかくとして、入科審査とは...?」
歩夢「これはね、主人公に唐突に訪れる危機だね」
歩夢「これから楽しい学園生活が待っている...と、思いきや突然の追放!哀れ侑ちゃんは一人孤独に異世界の辺境へ投げ出されちゃうの」
歩夢「こうして物語に緩急をつけることで読者を作品の世界へ惹きこめると思ってね」
しずく(それにしても、脈絡が無さすぎる...そもそも世界観が中世ヨーロッパ的だとか魔法と科学だとか言ってるのに魔術学園の普通科、音楽科が出てきたり、ふわっとした目的で行われる意味不明な入科審査とか...正しい進路へ導くってそれはそもそも科の振り分け前に行うべきなのでは?おまけに審査の概要も不明のまま、なぜか一般生徒に突然罵倒されてその罵倒のままになんの脈絡もなく追放されてるし...どんな学園ですか?そもそもなんのための学園なんですか?ここまで雑な主人公追放装置は中々お目にかかれませんよ?)
しずく「えっと、ここ...いきなりステータスオープンとか言ってますけど」
歩夢「そうだよ?異世界に行ったらまずはステータスオープンするんだよ?」
しずく(そんな、常識だけど...みたいに言われても)
歩夢「一人で孤独になった侑ちゃん。周りからは蔑まれ、身も心もボロボロ...そんなとき、侑ちゃんを世界に一人愛で包み込んでくれる存在が...きゃー!///」
しずく(悲鳴を上げたいのはこっちですよ)
歩夢「こうして愛の力で覚醒した侑ちゃんは最強無双の力を手に入れて私と愛を育みながら各地で人助けをする旅に出るの」
しずく「な、なるほど...」ペラペラ
しずく(う...ざっと読み進めても薄っぺらい人助けとそれに伴う二人への称賛の嵐。もはやストーリーの文字数以上に挿入されていてくどいどころじゃない二人のイチャイチャシーン。そしてやたら二人がお似合いのカップルだと囃し立て続けるだけのモブたち。ここまでなろうを踏襲しているくせになぜか他のヒロインは一切登場せずフラグも一切立たない...ハーレム展開は断固として許さないとする作者の姿勢)
しずく(台詞も説明口調のものばかりだし、伏線の丸投げに超展開やご都合展開の嵐...果ては幼馴染の恋路を邪魔するものは例外なく全てが悪という歪んだ倫理観まで...)
しずく(これはひどい。ひどすぎますね。歩夢さんに正直に言って正してもらわないと...) 純愛を貫きたい姿勢となろう系は結構相性悪いんだよな
それでも書き切る猛者とかいるけど しずく「あの...」
歩夢「あ、読み終わった? ...どう、かな?えへへ、一生懸命書いた自信作なんだけど...///」モジモジ
しずく「――――っ」
しずく(...言えないっ!こんな純粋な瞳で私からの称賛を待ちわびる歩夢さんに、残酷な事実を伝えるなんて、私には...できない...!)
しずく(どうして純真無垢にここまで邪悪な作品が書けるんですか?作品にこれでもかというほど自分の欲望を投影しているくせになんでそんな無邪気な顔で感想の催促ができるんですか?)
しずく「......」
歩夢「しずくちゃん?」
しずく「と、とても...ハゥ゛、いぃと、ウ゛ッ、ぉ、思います...」
歩夢「本当!やったぁ!しずくちゃんのお墨付きなら間違いないね♪」
しずく(言ってしまった...うぅ、創作家としての自分を穢された気分です...でもこれで歩夢さんの笑顔が守れたと考えれば...)
歩夢「他のみんなにも見てもらわなきゃ!」
しずく「...!?」
しずく(そ、そうでした!!私の反応次第で公開するって言ってたのに私が誉め言葉なんて与えたから...!こんな怪文書を他の方に見せたら、歩夢さんが文字書きから恥かきになってしまいます!!)
歩夢「さっきと同じように添付して、っと」
しずく「ま、待ってください!」
歩夢「?」
しずく(ど、どう阻止すればいいんでしょう...一度、私は称賛してしまっています...ここからどうすれば!!?)
璃奈『落ち着いて。こういう時は過去の例を参考にしてみて』
しずく(心の中の璃奈さん!) ランジュに……いや、ランジュはせつ菜の料理の前例があるからなぁ
ミアとかりなりーとか果林さん辺りならバッサリいってくれるかな @cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
↑
こんな顔で感想聞かれたら果林さんでもダメなんじゃないか 璃奈『さっきしずくちゃんは歩夢さんをせつ菜さんの料理に例えてた。つまり対処も同様に行えるんじゃないかな』
璃奈『せつ菜さんの料理は料理上手な彼方さんが味の調整をして、美味しいものとなって人々に振舞われた...つまり』
しずく(創作のプロである私が歩夢さんの文章を添削して、名作に書き換えてから皆さんに披露すれば良い...ということですね!?)
璃奈『Exactly』
歩夢「しずくちゃん?」
しずく「歩夢さんの作品実に素晴らしかったです...が!要所の表現を変えてみることでよりよいものとなると思うんです!」
歩夢「そ、そうなの?」
しずく「はい!ですので、私に一度この作品を預けていただけませんか...?」
しずく「私の方で内容のブラッシュアップを行ってから、歩夢さんの作品として皆さんに公開しようと思います!」
歩夢「そんな、わざわざしずくちゃんにそこまでさせちゃうなんて悪いよ...」
しずく「いえ!!させてください!!!創作家としてこの素晴らしい作品の筆記に携わりたいんです!!!」
歩夢「そ、そこまで言ってくれるなら...その、お願いしようかな」
しずく「はい!!」
⁄/*イ;^ᗜ^リ 数日後、しずくさんから歩夢さん作として送られてきた小説は...主人公の侑さんが私と結婚し、嫉妬した歩夢さんが獣化して私に襲い掛かり、私を獣化させた上で快楽に堕として侑さんごと自分のモノにする作戦を決行。しかし、陰でそれを見ていた侑さんが私に不倫されていると勘違いして深く傷つき、幼馴染に婚約者をNTRられたと憔悴していた所でしずくさんと出会い、慰められる中でしずくさんと身体の関係を持ったことで複雑な四角関係に堕ちていくというドロドロの愛憎劇に書き換えられていました。
そんな内容の小説が問答無用で歩夢さん名義でメンバー全員に送られたため、翌日しずくさんはブチ切れた歩夢さんの手によって裸吊りにされてしまいました。侑さんは一度読んでしまった小説の内容が頭から抜けないのか、私たちA・ZU・NAメンバーと会話するときにもじもじしてぎこちなくなってしまいます。他のメンバーもなんとなく生暖かいものを見守るような眼でこちらを観察するようになり、落ち着かないし、侑さんとはなんだか気まずいです!!!!
⁄/*イ`> □<リ しずくさん責任取って何とかしてください!!!!
jΣミイ˶。ᴗ゜˶リ お、おわりです...💙🌸cメ*◉ ᴗ ◉リφ jΣミイ˶º ᴗº˶リφ 以上です。
いつもの見切り発車でした。
読んでくださりありがとうございました。 あれ?これせつ菜さん完全にただの貰い事故なのでは? しずく、なんでお前は自分が彼方さんのレベルだと思ってたんだ……? 勝手にしずくの心の中に住んでることにされてる璃奈は怒ってもいい >>34
ゾッ帝は他人の書いた外伝が普通に出来良いっていう… 珍しくしずくがまともだと思ったらやっぱりダメだったよ クソワロタ
何年か前なろうにハマってたからより楽しめた
乙! おぼろげながら浮かんできたんですよね
ちょぼらうにょぽみという名前が ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています