【ss】穂乃果「バトル・ロワイヤル」
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0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
スレタイ:【ss】穂乃果「バトル・ロワイヤル」
本文:※死ネタ・暴力描写アリ
でお願いします。
ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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すいません、どなたか代行お願い致します。
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すいません、どなたか代行お願い致します。
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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本文:※死ネタ・暴力描写アリ
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ID:3YuNX3nh0 鞠莉「うっ……」
鞠莉は口元を抑えて込み上げてくる吐き気を必死で押し留めた。
人間的な感情が一切感じられない、読んでいるだけで気分が悪くなる文章だった。
『これを使って人を殺せ』
ただただ淡々と、そのメッセージのみが伝わってきた。
これを作った人間の強い悪意にさらされ、思わず鞠莉が膝に手を突いた時──
がさっ、と茂みが揺れる音を聞いた。 折角ニートが埋めたのに新スレ建てられてて草
これは仕事が出来る有能作者 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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本文:※死ネタ・暴力描写アリ
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
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ID:3YuNX3nh0 0379 名無しで叶える物語(しまむら) (ワッチョイ 83cf-2NJs) 2023/09/02(土) 23:41:52.87
すいません、どなたか代行お願い致します。
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本文:※死ネタ・暴力描写アリ
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ID:3YuNX3nh0 NGすると簡単に見えなくなっちゃうからID変えるなり、回線変えるなりした方が良いよ 鞠莉は弾かれたように顔をあげ、本能的にアイスピックを音のした方向へ構えた。
距離は20mほどだろうか。
鞠莉が構えたアイスピックを見て顔を強張らせながらも、相手はしっかりとこちらを見すえていた。
海未「待って下さい! 私はあなたに危害を加えるつもりはありません!」
鞠莉「あなたは……」
そこには両手を上げて敵意がないことをアピールしている、髪の長い少女がいた。
あの顔……
鞠莉は─今ではすっかり遠い記憶のようになってしまったが─合同ライブが決まった時にダイヤとルビィが興奮した顔で解説してくれた記憶を頭の中から引っ張り出した。
μ’sのメンバーだ。名前は確か──園田海未。 花陽以外は比較的μ'sのメンバーは固まってるけど、どうなるんだろう。 海未「あなたはAqoursの小原鞠莉さんですね? お願いします、話をさせて下さい」
鞠莉「……! 来ないで!」
海未「……っ!」
海未が一歩を踏み出すと同時、鞠莉はアイスピックを顔の高さに構えた。
相手が敵意がないことをアピールしていても、今の鞠莉には警戒を解くことは出来なかった。
怖い、怖い、怖い……!
そんな鞠莉の様子を見て、ぐっと言葉に詰まったように顔を歪めつつも、海未は続ける。 海未「私は──私は友達を探しているんです!」
海未「ここへ連れて来られる前、その友達の母親が目の前で殺されました! 側にいてあげたいんです! 私は─いいえ、私達μ‘sの誰も殺し合いなんてするつもりはありません!」
海未「私の武器は探知機です! これがあればあなたもAqoursのメンバーと合流できます! 協力して仲間を探しましょう! 信じて下さい─敵意はありません!」
海未は必死の形相で声を上げた。
どれほど無謀で、どれほど危険な行為かは海未自身自覚している。それでも殺し合いを避けるためには、各グループの協力、信頼関係が必要不可欠だと感じていた。 鞠莉「……仲間を……?」
海未の必死の説得が鞠莉の警戒心を僅かに緩め、アイスピックを掲げた右手が数cm下がった時──
鞠莉の後方から何かが空を舞い、木の葉を数枚散らした後、海未の立っている場所から数m前方へ落下した。
二人の目がそれを筒のような形をした何かだと認識した瞬間、筒から大量の煙が噴射された。 璃奈「あの後、リプレイを見てみたら、SASUKEさんが壁抜けやジャンプキャンセルのバグ技を駆使して最速でクリアしてたのが分かった。悔しい」
侑「へ、へぇ〜...」
璃奈「と、いうわけでバグの対策をしてアップデートしてみた。さらに、クリアしづらくなるようにってしずくちゃんがステージを調整してくれた」
侑「しずくちゃんが...」
侑(A・ZU・NAであのゲームの話をしてたから、しずくちゃんは歩夢がSASUKEだって知ってるはずだけど...歩夢の対策でもしたのかな。でも、あの歩夢にクリアできないゲームを作るなんて...流石に無理だよねぇ...) 侑(だって『I Wanna Kill The Kamilia 3』ですら1日でクリアしてたからね。あの時は『これクリア出来たらなんでも言うこと聞くよ〜w』なんて安易に言うんじゃなかったってすごく後悔したよ...)
侑(気の毒だけど、璃奈ちゃんのリベンジは敗北に終わるんだろうなぁ...)
―――――
―――
― ― その日の夜 ―
歩夢「あ、璃奈ちゃんRunRunsアップデートのお知らせが来てる...」
歩夢「ふぅん...一部不具合の修正かぁ」
歩夢「あ、ステージも更新されたんだ。新ステージが追加されてる...ランキングも出てるね」
歩夢「ふふっ、新ステージに早速チャレンジしたいけど...まずは1つ前のステージでバグの確認からだね」 〜 1時間後 〜
歩夢「う〜ん私が使ってたバグは軒並み対処されてるみたいだけど、まだまだ甘いね」
歩夢「壁抜けの方法は4つあるの。そのうちの1番早いのが対策されちゃったけどまだあと3つは普通に使えるみたい」
歩夢「でも、ジャンプキャンセル連打で走行速度を上げられなくなっちゃったのは痛いなぁ...」
歩夢「まぁ、代わりに滑り込みの入力受付前にダッシュでキャンセルする方法で代用できそうだね」 歩夢「さて、早速新ステージのお手並みでも拝見しようかな♪」ポチ
3 2 1
GO!
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ さて、早速壁抜けを...
ポコペン!
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ん?何か立札が...
この先!奥までたどり着くと虹ヶ咲学園マネージャーのわぁ〜お♡な隠し撮りが見れます!→
@cメ*◉ _ ◉リ ギャンッ!(バグで慣性無視方向転換)
@メ٩*˶ˆ ᴗ ˆ˵リو ズザシュビズザシュビズザシュビ!(バグ最速移動)
パカッ! (突如足元に落とし穴)
@cメ*◉ □ ◉リ !!?
ヒューーーーン
💙GAME OVER💙 歩夢「...は?」
歩夢「ふぅん。へぇ、そう」
→リトライ
3 2 1
GO!
ポコペン!
この先!奥までたどり着くと虹ヶ咲学園マネージャーのわぁ〜お♡な隠し撮りが見れます!→
@メ٩*˶ˆ ᴗ ˆ˵リو ズザシュビズザシュビズザシュビ!(バグ最速移動)
パカッ! (突如足元に落とし穴)
₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾ シュガッシュガッシュガッ!(落とし穴の淵に残っているわずかな足場判定を利用して穴を突破)
||`へ´||||`へ´||||`へ´||||`へ´||||`へ´||||`へ´||『侵入者発見!!ビビビビーム!!!』(四方八方から追尾レーザー)
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵三˶ˆ ᴗ ˆ˵リ (難なく回避)
グォングォンネバネバビビビビーゴロンゴロン!!(回転する床、一面のべたべたにレーザーの追撃、さらに大岩が転がってくる)
₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾(全て回避)
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ さて、そろそろ隠し撮りが...
おめでとうございます💙 まさか突破されちゃうなんて💙
ご褒美に虹ヶ咲マネージャーのわぁ〜お♡な写真をこっそり公開です💙 @cメ*◉ _ ◉リ は?
わぁ💙 この二人お似合いですね💙 運命の赤い糸で結ばれた恋人って感じですね💙
@cメ*◉ _ ◉リ は?
あ、ちなみにこっちはこのコースのゴールと何も関係ないのであと3秒でGAMEOVERになります💙 ドンマイです💙
@cメ*◉ _ ◉リ は?
💙GAMEOVER💙
歩夢「は?」ビキビキィ 歩夢「ふーん、そう。私にクリアされたくないからってそういうことするんだ?へぇ...」
歩夢「このステージを最速でクリアして心をへし折ってあげるよ」
3 2 1
GO!
ポコペン!
この先!奥までたどり着くと虹ヶ咲学園マネージャーのわぁ〜お♡な隠し撮りが見れます!→
@メ٩*˶ˆ ᴗ ˆ˵リو ズザシュビズザシュビズザシュビ!(ガン無視バグ最速移動)
₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾ (壁抜け)
ポコペン!
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ はいはい、看板だね。無視無視...
⎛(cV„Ó 〜 ÒV⎞(はだけた侑ちゃんの3Dモデル)
⎛(cV≧□≦V⎞ うぅ...体が火照ってもどかしいよぉ...♡
⎛(cV„> o <V⎞ はぁ...切ないよぉ...私を助けてくれる幼馴染はいないかなぁ...♡
@cメ*◉ _ ◉リ ギャンッ!(バグで慣性無視方向転換)
@メ٩*˶ˆ ᴗ ˆ˵リو ズザシュビズザシュビズザシュビ!(バグ最速移動)
@メ٩*˶ˆ ᴗ ˆ˵リو 侑ちゃんッ!!!!
ドロンッ!!! jΣミイ˶º ᴗº˶リ 残念!私の変装でした(笑)💙
@cメ*◉ _ ◉リ は? ガシャーン!ガコーン!!(檻に閉じ込められ、さらに檻の周りを囲うように穴が出現)
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ はい💙 これで壁抜けしても無駄です💙 そこで見ていてくださいね。
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ 👆 侑さん召喚💙 パッチン!
ポンッ ポンッ
⎛(cV„Ó ᴗ ÒV⎞⎛(cV„Ó ᴗ ÒV⎞ しずくちゃん好き〜
@cメ*◉ _ ◉リ は? jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ うふふ💙 それじゃあ二人ともまとめて愛してあげますからね💙
⎛(cV„Ó ᴗ ÒV⎞jΣミイ˶> ᴗ<˶リ⎛(VÓ ᴗ Ò„Vɔ⎞ あああっ💙
イチャイチャ♡ イチャイチャ♡
@cメ*◉ □ ◉リ ガシャッ!ガシャンッ!!ドギャ!!(檻の中で暴れる)
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ ふぅ...堪能しました
jΣミイ˶º ᴗº˶リ あ、もういいですよ。今楽にしてあげますね💙
ボゴッ ヒューン!!(足場が傾き、檻ごと穴へ落とされる)
@cメ*◉ □ ◉リ があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!
💙GAMEOVER💙
歩夢「...」ビキビキビキ 歩夢「っすぅ...」
歩夢「ふしいいいぃぃぃぃぃぃ」(必死でクールダウン)
歩夢「............」
歩夢「ふふっ、まったくもうしょうがないね。幼稚なんだから。しずくちゃんってば、現実でわたしと侑ちゃんの仲が良すぎて割り込む余地がないもんね。ゲームでぐらいはイキらせてあげてもいいかな。ここは私が大人になってあげるよ」 歩夢「とはいえ、私の名前がランキング下位に乗ってるのを見てしずくちゃんがにやけるのは流石に看過できないから、このコースは最速クリアしようかな」
歩夢「もう分かった。もう引っかからないよ。ランキング1位に私の名前を刻みつけてゆうぽむがNo.1って証明してあげる」
〜 しかしその後も... 〜 ⎛(cV„> - <V⎞ 私だけのしずくちゃんで居て...♡
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ 逆も有りなのでは!?もちろん、有りです💙
@cメ*◉ □ ◉リ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
〜 鬼畜の所業と言える罠にかかり 〜
⎛(cV„> ヮ <V⎞ ゆうぴょんだぴょん♡
@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ あああっ!
ドロンッ!!!!
jΣミイ˶º ᴗº˶リ 残念!しずぴょんでした〜💙
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ 今からゆうぴょんと狩りごっこしちゃいま〜す💙 @cメ*◉ □ ◉リ あああっ!
〜 コースのクリアは困難を極めた... 〜
jΣミイ˶º ᴗº˶リ ボーナスルート発見💙 ゴールの近道になる隠し短縮ルートです💙
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ 見つけたご褒美としてこの道を1歩 歩くごとに私と侑さんのデート写真が表示されます💙
@cメ*◉ 皿 ◉リ ぎっ...ぎっ...ぎぎぎ...
―――――
―――
― チチチ...チュンチュンチュン...
歩夢「っゴール...ッ!!!」
歩夢「はぁ...はぁ...ふふ、クリアしたよ。そしてランキング1位...!」
テロテロテロテロテロリーン!!
ランキング1位!おめでとう!
歩夢「ふふっ、長かったなぁ...本当に長かった。これまで色々なクソゲーをやってきたけど、ここまでの地獄は初めて体験したよ。今度しずくちゃんにはきっちりお礼(落とし前)をしなきゃいけないね」
1位になったプレイヤーには賞品があります! 歩夢「え? ふふ、何かな?」
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ 1位になったあなたには、私が書いた濃厚なゆうしず小説の朗読をプレゼントします💙
歩夢「は?」
jΣミイ˶º ᴗº˶リ あ、ちなみにまだランキングの順位はオンラインに反映されていませんから電源を切っちゃだめですよ?この小説の朗読が終わったら、1分間反映ボタンが表示されてそれを押すと反映されるので最後まで聞いてくださいね💙 jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ ボタンを押し損ねると朗読がループするのでご注意ください💙
歩夢「は?」
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ それでは...【ゆうしず結婚生活日常編】(約63万7000文字)
歩夢「」 〜 翌日 〜
侑「おはよ〜!歩夢!」
歩夢「おはよう...」
侑「見たよ!ランキング1位になってたねすごいYO!...って、すごいやつれてるけど大丈夫?」
歩夢「...うん。ちょっと...ゲーム、しすぎてね...」
侑「も〜...いつも私に夜更かしはだめって言ってるのに...ちゃんと寝ないとだめだよ?」
歩夢「うん...」 侑(結局私にはクリアできないだろうからやってないけど、あの歩夢をここまで追い詰めるなんて、いったいどんな高難易度コースだったんだろう...)
侑(まぁ、結局はTOPスコアでクリアしちゃったみたいだけどね。流石歩夢だよ!)
侑「ね、歩夢。TOP取れた記念にスイパラ行こうよ。おごってあげるからさ」
歩夢「!」
歩夢「...いいの?」
侑「うん!今日は一緒にデート行こっか!」
歩夢「っ...!うん!」パアァ!
jΣミイ˶º -º˶リ あ、終わりです @cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ⎛(VÓ ᴗ <„Vɔ⎞ おまけ
しずく「あれからどうかな?」
璃奈「言われた通り、ギミックの多くは壁抜けを利用する場合に立ち入りそうな場所に設置しておいた。ちょこちょこ見えるのもあるけど、普通にプレイしている分には問題ないはず」
璃奈「最後のランキング反映もゴール時に通常プレイではありえないタイムでゴールした場合のみ反映ボタンを押さないと反映されない仕様にしたよ」
璃奈「バグ技を利用しない限りは即ランキング反映される」
しずく「さすが璃奈さん♪」
璃奈「でも、このギミック...どういう...?璃奈ちゃんボード『はてな?』」
しずく「ふふ、バグ技利用者へのきついお灸だよ」
璃奈「これがお灸になるの...? 璃奈ちゃんボード『摩訶不思議』」
jΣミイ˶ˆ ᴗˆ˶リ 通常プレイヤーは普通に遊べます 从||˶╹ᗜ╹˶||从 可可「お風呂上がりマシた」ホッカホカ
すみれ「じゃ、私も入って来ようかしら」
可可「すみれが一番風呂でも良かったのに……」
すみれ「良いのよ、あんたの家でしょ。一番風呂は可可が入って良かったのよ」
すみれ「それじゃ、お風呂入ってくる」
可可「はーい。変な真似するんじゃないデスよー」
すみれ「何よ、変な真似って……」
パタン……
可可「…………」 可可「(最近、ユニット練習が多くて全然すみれと話せていまセンでした……)」
可可「(今日は、その寂しさを紛らわす為に可可が誘ったお泊まり会)」
可可「(お風呂にはメーメーから貰ったとっっても良い匂いのする入浴剤を入れてきマシた…!)」
可可「(それから──)」
可可「(可可は今、とびきり可愛い下着を付けていマス!!)」
可可「(今日こそ、可可をこんなに寂しくさせたすみれにギャフンと言わせてやりマス……!)」 可可「…………ぁ」
可可「(綺麗に畳まれたすみれの上着……)」サッ…
可可「…………」スン
可可「……すみれぇ……」ポソ
すみれ「可可?」 可可「ギャ!?く、可可は何にもしてないデス!」アワアワ
すみれ「い、良いのよ別に。私が置きっぱなしにしちゃったんだし」
可可「……むうぅ……すみれ、その……」
すみれ「……ん、なぁに」 可可「抱きついても、いいデスか……?」
すみれ「良いわよ。おいで」スッ…
可可「……ん」ギュッ
すみれ「(……良い匂い……)」フワ… 可可「……すみれ」ナデ…
すみれ「(親指の腹で私の頬を撫でて……キスの合図だ……)」キュッ
可可「……っ」ピタッ
可可「(……もう少し、我慢、させないと……)」
可可「(可可のことで、頭がいっぱいになるくらいに)」
すみれ「……?……くぅくぅ……?」ソッ… 可可「まだ、ダメデス」スッ…
すみれ「んむ……どうして?」
可可「どうしても。……ダメ」
すみれ「っね……今日の可可、なんか怖い……」
可可「…………怖くないデス」 すみれ「何かあった?……それとも、そういう気分じゃ無かった……?」
可可「…………すみれ。今日は、ひとりで触って、上手にイけたら可可が触ってあげマス」
すみれ「──ぇ」
可可「(感度は良いけどイくまでが長いことくらい、今までの行為で分かってマス。だからこそ、試してみたい)」
可可「(いじめて、みたい)」ゴク…
すみれ「あ、ぇ……わ、私が、ひとりで……?」 可可「はい」
すみれ「あうぅ……そう……」
可可「(顔を真っ赤にして俯いてしまいマシタ……ちょっといじめ過ぎマシタかね……)」ムム…
すみれ「す、すれば、いいんでしょ……?」
可可「えっ」 すみれ「私がひとりでしたら、触ってくれるのよね……?」
可可「(あ、あまりにもチョロ過ぎマス……っ!どんだけ可可のこと好きなんデスか!!)」
可可「そっ、そうデスが……本当にするのデスか……?」
すみれ「…………私だって、可可に触って欲しいんだから……」ポソ 可可「〜っ!」
可可「(な、何なのデスか……今日のすみれ、可愛過ぎマス……)」
可可「で、でもっ、すみれ。ひとりでするの、苦手デシタよね?出来るのデスか?」
すみれ「で、出来るわよっ……!」 すみれ「……約束だから。ひとりでイけたら、ちゃんと触ってよ」スルッ…
可可「(ほ、本当に脱ぎ始めマシタ……)」ゴクリ
すみれ「……目、離さないでよ」
可可「!……は、はいっ……」ドキ
可可「(真っ白で綺麗な身体……触れたら壊れてしまいそうな脆さと、儚さ……)」
可可「(輝く金髪が映える身体をした目の前の恋人が、今、可可の前でひとりで……)」
すみれ「……っん……」ピク
可可「(む、胸、触り始めマシた……)」 可可「(やっぱり感度は良いデスね……むむむ、触りたいデスけど自分で言った以上、ガマンしないと……)」
すみれ「っは……ぁ……んん……」
可可「(……やばいデス、これ、可可ガマン出来ないかもデス……)」
すみれ「ん、ぁ……っ、はぁ……」
すみれ「(……や、ばい……可可に見られてると思うと、何かいつもよりも……♡)」ゾク
すみれ「は、……っ、ぁ……♡」スッ…
可可「(わ、わぁ……もう、とろとろデス……♡そんなにきもちぃデスか……?♡)」
すみれ「んっ、……は、……ぅ……♡」クチュ…
すみれ「くぅ、くぅ……♡♡」クパァ
可可「ちょ、っ!?なっ、す、すみれ!?」カアァッ
可可「(う、わぁ……綺麗……♡♡)」 すみれ「くぅくぅ、ちゃんと、見ないとダメよ……?♡」
可可「は、はひ……♡」
すみれ「はぁっ……ぅあっ♡…は、ふっ……♡♡」クチュクチュ…
すみれ「(はやく、触ってよ、くぅくぅ……!♡)」トロン
可可「(脚、段々伸びてきてマス……)」ゴク
可可「(そこまでして苦手な自慰を続けたいんデスか?)」
可可「(そこまでして快感に溺れたいんデスか?)」
可可「(──そこまでして、可可に触って欲しいんデスか?♡♡)」ゾクゾク すみれ「ぁっ……ぅ、あぁっ♡♡」ピュッ…
可可「!」
可可「(し、潮……、アレでイってないなんて、絶対嘘デス……♡♡)」
すみれ「(なに?なに、これっ……♡♡わかんない……何でこんなことしてるんだっけ、なんで、こんな……恥ずかしいこと……っ♡♡)」
すみれ「ひゃ、ぁうっ……〜〜っ♡♡」ビクビク
すみれ「っは……ぁ……はぁ……っ、♡」クタ…
可可「(ほ、本当にイった……♡)」ゾク 可可「(かわいい、かわいいすみれ……♡♡)」
すみれ「……っふ、…はぁ……くぅくぅ……?♡」コテリ
可可「(──ああ、無理だ。これ以上は、可可か我慢出来ない)」プツン
可可「……すみれ」トサ…
すみれ「は、やく……はやく、さわって……♡」スリスリ…
可可「……はい……♡」フーッ フーッ… 可可「……っぅ、指、いっぽんしか入らないデス……♡♡」クププ…
すみれ「あっ、ぅ……んんっ……♡♡」ビクビク
可可「き、つ……♡♡ そんな締め付けるくらききもちぃデスか?♡♡」グチュ…
すみれ「ぅあっ……は、っ……ぅ……♡♡」ギュッ…
可可「……すみれ?♡」グチュグチュ… すみれ「ひゃっ、ぅ……♡」ビクッ ガリッ…
可可「っ……すみれ……っ、」
すみれ「ご、めんなさっ……くぅくぅの、きれいな背中、……傷つけちゃった……ごめんなさい、ごめんなさ……ぅあっ…♡」ビクッ
可可「(……かわいい……)」ゾク
可可「もっと傷付けてもいいデスよ……?♡」チュ
すみれ「は、っ……ん、ぁ……ふ、♡♡」チュッ チュッ…
可可「……ねぇ、すみれ」グチュ…
すみれ「な、ぁに……っ、ん……くぅくっ……♡♡」トロ… 可可「……イきたいデスか?♡♡」ピタッ
すみれ「ぁえ……ぁ、と、めないでっ……♡♡」グイッ
可可「(自分で可可の指に腰を押し付けて……可可、すみれをそんなえっちな子にした覚えないデスよ……♡♡)」ゾク
可可「……触って欲しいデスか?どう触って欲しいか言えたらいいデスよ♡♡」
すみれ「おねがいっ……もう、これ以上焦らされたらおかしくなっちゃうからぁっ……♡♡」ウル
可可「(……はぁ、かわいい……♡)」ゾクゾク 可可「よく言えマシタ、偉いデスね、すみれ♡♡」ナデ…
すみれ「くぅくぅ……もっとたくさん、ぎゅーってして……♡♡」トロ
可可「……っ、煽るの禁止デスっ……」ギュッ
可可「(やばいデス……想像していたよりもずっとすみれがとろとろで、なんかとんでもなく可愛いデス……)」ドキドキ
可可「(油断していたら、可可まで飲まれてしまいそうな……)」ジュン…
すみれ「くぅくぅ……可可……っ、さわって……はやく……っ♡♡」グイ 可可「ちょ、ちょ……すみれっ、大丈夫デス……?可可、やり過ぎちゃいマシタ……?」アワアワ
可可「(ど、何処かおかしいデス……可可のことが見えてないみたいな……)」
可可「(快感しか考えられない、そんな感じの──)」
すみれ「ひゃっ!?♡ぁ、ぅ……〜〜っ♡♡」ビクビク
可可「〜っ!?」カアァッ
可可「(く、可可の指を使ってひとりでイきましたっ……!?♡これはちょっと想定外デス……っ♡)」 可可「……すみれ?」ポソ
すみれ「っ!?♡や、ぁあっ……耳元で、喋らないで……っ♡♡」ビクッ
可可「可可の指、そんなにきもちぃデスか?♡♡」
すみれ「あ、うぅ……っ、♡♡くぅくぅ……♡♡」ギュッ
可可「抱き着いてたら顔が見えまセンよ?……こっち見て、すみれ」
すみれ「っは……ぁ……くぅくぅ……♡♡」トロ
可可「(……かわいい)」 可可「もっと触って欲しいデスか?もっと、気持ち良くして欲しいデスか?」グッ
すみれ「ひゃっ、ぁっ!?♡♡だめ、ゆび、うごかさないでっ……♡♡」ビクッ
可可「……ねぇすみれ。どうして欲しいデスか?」
すみれ「は、ぁ……っ、ぅ……♡」ゴク
すみれ「……さ、わって……もっとたくさん……とけちゃうまで……♡」ギュウゥ…
可可「(……もう十分、とろとろデスけどね……♡♡)」ゾク
可可「良い子デスね、すみれ」ナデ…
可可「もっとたくさん、気持ち良くしてあげマスからね……♡」 −−−
すみれ「すぅ……すぅ…………」
可可「(さっきまで淫らに乱れていたと思えば、こーんな赤ちゃんみたいな可愛い顔で寝てるなんて、ズルい人デス)」ナデ
可可「(まさかすみれがあそこまで乱れるとは、予想外デシタけど……♡)」
すみれ「んん……くぅくぅ……」ポソ
可可「!?……お、起きてマス…?」ツン
すみれ「ん、むにゃ…………すぅ……すぅ……」
可可「(なぁんだ、寝てマス……)」ホッ 可可「……すみれ」
可可「これからユニット練習が多くなったり、またラブライブ優勝を目指して、毎日がぐるぐる忙しくなりマス」
可可「だけど、何処に行ってもダメデスよ」
可可「可可と話せない日があっても、絶対すみれは可可の隣に帰って来ないとダメデス」
可可「すみれは、可可だけのすみれデスから」ギュウゥ… すみれ「……ん」ギュッ
可可「あぇ!?すみれ!?やはり起きていたのデスか!?」アワアワ
すみれ「……今起きた。けど、全部聞いてたわよ」
すみれ「何処にも行かない。可可だけの私だから」ナデ…
可可「〜っ!」カアァッ
可可「ば、バカ。カッコつけるなデス」フイ
可可「…………おやすみなサイ」ポソ
すみれ「うん、おやすみ」 可可「……あとひとつだけ」
すみれ「……ん、なぁに?」
可可「…………大好きデス」
すみれ「!……うん、私も大好きよ。可可」フニャ
可可「何ニヤニヤしてるデスか」
すみれ「してないわよ、可可こそニヤニヤしてるわよ」
可可「してないデス」 すみれ「……もう寝る……?」
可可「はい、……明日何処か出掛けマスか?」
すみれ「良いわよ。可可が起きれたら行きましょ」
可可「ふんっ、お互い様デス。腰が痛い〜、身体がだるいって言っても知りまセンよ」
すみれ「ぅぐ……ば、バカ。その話するんじゃないわよ」カアァッ
可可「あ、照れてマス。さっきのすみれ、可愛かったデスよ?」
すみれ「だからやめなさいってば」 可可「それじゃ、おやすみなサイ」フニャ
すみれ「……ん、おやすみ」ニコ
すみれ「(いつも素直じゃないけど、偶に本音を見せてくれる可愛らしい貴女に、何度も何度も虜になってしまう)」
すみれ「(これからもたくさん、私を堕とす罠を仕掛けてよね。可可)」 休日にスレを埋めることしかやること無い人生は歩みたくないよね
埋めてるやつは毎日が休日かもしれないけど 歩夢「愛ちゃんミーティングの時もずっとダジャレ言ってるだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「璃奈ちゃんや果林さんからも苦情が来てるの、愛ちゃんや侑ちゃんがいやらしい目つきで見てくるって」 歩夢「それに愛ちゃんは何ができるの?ダジャレしか言わないから分からないよ」 愛「でもカリンだって迷子になってばかりだし!それにかなちゃんは寝てばっかだし、かすかすだって….!」 歩夢「果林さんはモデルだしダンスもうまいよ?彼方さんはみんなの相談に乗ってくれるし。かすみちゃんは…たまには役に立つよ!」 歩夢「しずくちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「しずくちゃんミーティングの時もずっと妄想ばかりだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「かすみちゃんやせつ菜ちゃんからも苦情が来てるの、しずくちゃんや侑ちゃんがいやらしい目つきで見てくるって」 歩夢「それにしずくちゃんは何ができるの?妄想しか言わないから分からないよ」 しずく「でもかすみさんだって自分のことかわいいとしか言わないし!それにせつ菜さんはアニメの話ばかりだし、彼方さんだって….!」 歩夢「かすみちゃんは部長だよ?せつ菜ちゃんは一番人気があるし。彼方さんは…料理がおいしいよ」 歩夢「果林さんミーティングの時もずっと迷子になってるだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「エマさんや彼方さんからも苦情が来てるの、果林さんや侑ちゃんがいやらしい目つきで見てくるって」 歩夢「それに果林ちゃんは何ができるの?迷子にしかならないから分からないよ」 果林「でもエマだってご飯食べてばっかりだし!それに彼方は寝てばっかだし、かすみちゃんだって….!」 歩夢「エマさんはおっぱいが大きいよ?彼方さんはみんなをよく見てくれるし。かすみちゃんは…おもしろいよ?」 頑張って荒らしてるっぽいのにNGぶっこまれて何一つ残せてないの虚無すぎて笑う 歩夢「璃奈ちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 煙は瞬く間に鞠莉の視界を埋め尽くし、海未の姿が見えなくなる。
何事が起こったのかと鞠莉が振り向くよりも早く、何者かに左手を強く引かれた。
曜「鞠莉ちゃん、こっち! 早く!」
鞠莉「曜!?」
驚きと安堵が同時に鞠莉の中に湧き上がる。しかし曜の表情は緩むことなく、鞠莉を掴んだ手には痛いほどに力が込められている。
曜「話は後! 煙吸い込まないように気をつけて、早くこっちに!」
海未が立っていた辺りから激しく咳き込む声が聞こえてくる。
曜はぐいぐいと鞠莉の手を引くが、鞠莉はその場から動けずにいた。 歩夢「璃奈ちゃんミーティングの時もずっと無表情だよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「愛ちゃんやミアちゃんからも苦情が来てるの、侑ちゃんがいやらしい目つきで見てくるって」 歩夢「それに璃奈ちゃんは何ができるの?ボードにお絵描きしかしないから分からないよ」 璃奈「でも愛さんだってダジャレばっかりだし。それにミアちゃんは野球ばっかだし、かすみちゃんだって….」 歩夢「愛ちゃんはもうやめたよ?ミアちゃんは作曲ができるし。かすみちゃんは…かわいいよ?」 歩夢「彼方さん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「彼方さんミーティングの時もずっと寝てるだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「遥ちゃんやエマさんからも苦情が来てるの、彼方さんや侑ちゃんがいやらしい目つきで見てくるって」 歩夢「それに彼方さんは何ができるの?寝てばっかだから分からないよ」 彼方「でも遥ちゃんはかわいすぎるし!それにエマちゃんの膝枕は気持ちよすぎるし、かすみちゃんだって….!」 歩夢「遥ちゃんは妹だよ?エマさんはみんなのお世話をしてくれるし。かすみちゃんは…頑張ってるよ」 歩夢「エマさん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「エマさんミーティングの時もずっとおっぱい大きいだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「侑ちゃんからも苦情が来てるの、エマさんを見るといやらしい目つきになっちゃうって」 歩夢「それにエマさんは何ができるの?おっぱいばっかりだから分からないよ」 エマ「でも果林ちゃんだっておっぱいおおきいし!それにランジュちゃんもおっぱいおおきいし、かすみちゃんだって….!」 歩夢「果林さんはセクシーなだけだし、ランジュちゃんはかっこいいよ。かすみちゃんは…貧乳だよ!」 歩夢「せつ菜ちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「せつ菜ちゃんミーティングの時もずっとエッチなアニメ見てるだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「果林さんやしずくちゃんからも苦情が来てるの、せつ菜ちゃんや侑ちゃんがいやらしい動画ばかり見てるって」 歩夢「それにせつ菜ちゃんは何ができるの?えっちな動画見てばっかりだから分からないよ」 せつ菜「でも果林さんだってエロい格好ですし!それにしずくさんも破廉恥な妄想してるし、璃奈さんだって….!」 歩夢「果林さんは大人なだけだし、しずくちゃんは劇の脚本だよ。璃奈ちゃんは…玄人なんだよ!」 歩夢「栞子ちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「栞子ちゃんミーティングの時もずっと真面目に話してるだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「侑ちゃんやせつ菜ちゃんからも苦情が来てるの、栞子ちゃんがいやらしい動画を見せてくれないって」 歩夢「それに栞子ちゃんは何ができるの?適性しか言わないから分からないよ」 栞子「しかし同好会でハレンチな動画を見るなど言語道断です。それにしずくさんだって….!」 歩夢「好きなアニメを見てるだけだし、しずくちゃんがえっちなのは栞子ちゃんにだけだよ。」 歩夢「ミアちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「ミアちゃんミーティングの時もずっと野球か璃奈ちゃん見てるだけだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「果林さんやかすみちゃんからも苦情が来てるの、年下なのに自分より勉強ができるって」 歩夢「それにミアちゃんは何ができるの?英語で喋ってばっかりだから分からないよ」 曜「何してるの鞠莉ちゃん! 早く……早く逃げなきゃ!」
鞠莉「っ……でも……」
鞠莉は海未の真剣な表情が頭から離れなかった。
あの子──園田海未の言葉が本当なら、協力し合うことが出来るなら、殺し合いは避けられるかもしれない……
曜「早く逃げないと……私たち……私たち、殺されちゃうよ!」
鞠莉「……あの子、言ってたわ。μ’sのメンバーの誰も、殺し合いなんてするつもりはないって」
曜「そんなの嘘に決まってるでしょ!? 早く……早く逃げようよ!」
曜の体はがくがくと震え、目が異様なまでに見開いている。
鞠莉と同じかそれ以上に深刻に、曜はAqours以外の人間に対して恐怖を感じているようだった。 ミア「でも果林がバカなだけだし!それに子犬ちゃんもバカだし、璃奈だって….!」 歩夢「果林さんは勉強以外はできるよ、かすかすはバカだよ。璃奈ちゃんは…頭がいいよ!」 歩夢「ランジュちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「ランジュちゃんミーティングの時もずっと空気読めてないよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「ミアちゃんや栞子ちゃんからも苦情が来てるの、ランジュちゃんはわがままだって」 歩夢「それにランジュちゃんは何ができるの?一人で突き進むから分からないよ」 ランジュ「でもミアもずっと一人だし!それに栞子は幼なじみだし、かすみだって….!」 歩夢「ミアちゃんは作曲ができるよ、栞子ちゃんはみんなの生徒会長だよ。かすみちゃんは…表情が豊かだよ!」 歩夢「かすみちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「かすみちゃんミーティングの時もずっとかわいいしかいわないよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「せつ菜ちゃんやエマさんからも苦情が来てるの、かすみちゃんのせいでラブライブに出れないって」 歩夢「それにかすみちゃんは何ができるの?かわいいしか言わないからわからないよ」 かすみ「でもせつ菜先輩もエマ先輩もりな子も彼方先輩もみんなかわいいんですもん!かすみんはそれを引き出してあげたいだけなんです!」 歩夢「せつ菜ちゃんは声が大きいだけだよ、エマさんはおっぱいが大きいだけだよ、璃奈ちゃんはボードだよ。彼方さんは…貧乏だよ!」 歩夢「侑ちゃん、もうスクールアイドル同好会降りてくれない?」 歩夢「侑ちゃんミーティングの時もずっといやらしい目つきだよね、 本当は楽しくないんじゃない?」 歩夢「璃奈ちゃんや果林さんやエマさんやかすみちゃんやせつ菜ちゃんや彼方さんや愛ちゃんやミアちゃんや遥ちゃんからも苦情が来てるの、侑ちゃんがいやらしい目つきで見てくるって」 歩夢「それに侑ちゃんは誰が好きなの?いやらしい目だからわからないよ」 曜の考えにも一理あった。
もしも─手段を選ばずに生き残ることだけを考えるなら、先ほどの言葉が偽りである可能性も充分にありうる。
しかし─あの表情が偽りだとは鞠莉にはどうしても思えなかった。
私は、私は──
鞠莉の思考に生じた迷いは、本人の意志とは関係なしに断ち切られた。突然ぱんっ、と渇いた音が周囲に鳴り響いたので。
鞠莉「……え?」
音と同時に、鞠莉から数十cm横、細い枝が音を立てて弾けた。 曜「走って!! 早く!!」
曜が気が狂ったように声を上げて、半ば引きずられるような形で走り出しても、鞠莉が何が起こったのかを理解するまでには数分間の時間を要した。
自分に向けて銃が放たれたのだと分かった瞬間──全身の血が凍りついたような心地がした。 16:25 葉月恋
恋はゲームは好きだったが、銃を撃つゲームは苦手だった。というより、誰かを倒したり、傷つけたりするようなゲームが嫌いだった。
架空の出来事とはいえ、見ていて気分が良いものではない。
それはきっと母を亡くしたことに起因しているのだろうと、本人もよく分かっていた。
あの時の、心にぽっかりと大きな穴が空いてしまったような感覚。
今でも埋まることの無い大きな空洞を意識してしまうから、そういったゲームは避けていた。 テレビゲームでさえそうなのだから、死亡事故や殺人事件のニュースが流れるたびに胸は痛んだ。
自分と同じように心に傷を負った人が大勢いると思い、知らず知らずのうちに涙を流していたこともある。
そんな恋にとって、殺し合いなど想像することも出来なかった。
自分が誰かに殺されることも、ましてや自分が誰かを殺すことなどありえない。
そう確信していたからこそ、恋はゲーム開始時に声が聞こえた方向へと迷わず向かっていくことが出来た。 途中でバックパックの存在を思い出し、中から拳銃が転がり落ちた時も恋は落ち着いていた。
大丈夫、こんなものを使おうと思う人なんているわけがない。だって、当たった相手は死んでしまうから。人が死んでしまうのは、とてもとても悲しいことだから。
自分に言い聞かせるように「大丈夫大丈夫」と呟きながら、恋は足を進めて行った。
そして、見覚えがある顔が二つ向かい合っているのを見た。
可可さんとメイさんが教えてくれました、あれはμ’sの園田海未さんと、Aqoursの小原鞠莉さんです。
何だか二人とも怖い顔をしていますが、いけません、仲良くしなければ。 恋が二人に声を掛けようと一歩を踏み出そうとした直後、海未と鞠莉の間に筒状の物が落下し、恋の視界は閉ざされ、間髪入れずに銃声が鳴り響いた。
乾いた銃声の音は正気を失いかけていた恋の意識を揺り起こし、我に返った恋は──恐怖に顔を引き攣らせながらも、来た道を戻るように必死で走り出した。 16:30 矢澤にこ
海未「げほっ! げほっげほっ!」
にこ「痛みがあるのはどこ!?」
海未「目が……目が痛いです……げほっ!」
にこ「水で洗い流しましょう、両手だして」
海未は言われるがままに両手で器を作り、にこがそこへペットボトルの水を注いだ。
ばしゃばしゃと海未が顔を洗い終えるのを待って、にこが話しだした。 基本近いキャラ同士でエンカするんだな
右の真ん中辺りヤバそう 原作だと1マス何メートル四方だっけ
全員に端末支給されてるから禁止エリアには引っかかりにくそうだけど にこ「なんであんな無防備な真似したのよ? 向こうが持ってた物によってはあんた今頃…」
海未「げほっ……危険な行為だったのは重々承知です。しかし、どちらかが歩み寄らなければ…ゲホッ」
海未の目からは涙が流れ続け、まだ痛みがあるのか開く事も難しいようだった。
それでも海未にはどうしても確認しなければならない事があった。
海未「先ほどの銃声は……にこが?」
にこ「……そうよ」
にこが右手を差し出す。海未は痛む目を何とか開き、ぼやけた視界に小ぶりの黒い拳銃が映るのを見た。
にこのバックパックの中の説明書きを読めば、『ベレッタ ナノ』という種類の拳銃であることが分かるが、海未にとっては当然ただの拳銃でしかなかった。 海未「……」
どうして、という言葉を何とか海未は呑み込んだ。
にこが自分を助けようとして、威嚇のつもりで撃ったのは明らかだった。煙から逃してくれるために、開かない目の代わりに自分を誘導してくれたのもにこなのだ。
発砲したことに対して疑問を口にするのは、あまりにも恩知らずに過ぎる。
しかし──これでAqoursのメンバーと協力することはほぼ不可能になったといえた。小原鞠莉と、もう一人いたらしい誰かとは、話をすることすら出来ないだろう。
次に顔を合わせた時に何が起こるかは──想像したくもなかった。 にこ「……」
にこは右手の拳銃に目を落とした。
バックパックの中からこれを見つけた時、実際に引き金を引くことになるなど到底考えられなかった。
ゲーム開始時点──にこは動揺しつつも冷静さを失ってはいなかった。
まずは自分がどこにいるのかを確認し、視線の先で木々の覆いが終わり、そこから先が砂浜になっているらしいことを悟った。
砂浜へ出るのは危険に思われた、見通しが良すぎるのだ。本当に殺し合いが起こるなどと確信していた訳ではないが──砂浜は避け、島の外周を回ってみることに決めた。
島の大きさがどれくらいで、脱出が本当に不可能なのかを確認したかった。 海沿いに、にこは慎重に歩みを進めて行った。
右手に持った拳銃が忌々しくも、心強く感じた。撃つつもりなど毛頭なく、脚を前に出すための支えが欲しかった。
数十分後、海未の姿を見た。
その姿が煙のような物─にこは初めそれを毒ガスだと認識した─で覆われた時、にこの心に、これまでの人生で経験したことのない感情が渦巻いた。
吸わないように注意し、海未を煙の中から引っ張り出した後──
煙の先、海未に危害を加えた人間がいる場所へ向けて、引き金を引いていた。
迷いも躊躇も、一切なかった。 >ベレッタナノ
>携行時に衣類等への引っ掛かりを防ぐため、徹底的に凹凸を無くしたスナッグフリーのデザインとなっている。
哀れにこ 海未「……ケホッ」
煙が噴射された場所から僅かに距離があったためか、あるいは水で洗い流したのが効果的だったからか、数分後には海未は目を開ける事が出来るようになっていた。
にこ「さてと……あんたの武器、探知機って言ってたわね。あれ、方便じゃないのね?」
海未「はい、支給された端末に取り付けると周囲にどのグループのメンバーがいるか分かるようになります。グループごとに表示される点の色が変わるんです」
海未は自分の端末をにこに見せた。
上部に小さな長方形の部品が取り付けてある。
画面上には島の地図、ちょうど真ん中の西の端にピンク色の点が二つあった。これがにこと海未を示しているようだ。
海未「探れるのは半径100m程のようですが…」
海未が鞠莉に対して語った言葉は全て真実だった。
ゲーム開始時、海未は穂乃果の声を聞いたような気がした。
異常な状況に陥った事により幻聴を聴いたのかとも思ったが、ともかくまずはそちらへ向かおうと思い立ち─Aqoursのメンバーを示す青い点を画面上に見つけたのだった。 にこ「充分でしょ。それがあれば他のグループと鉢合わせる事もなさそうだし、皆とも合流出来る」
にこは海未の端末にもう一度目をやり、画面上に他の点がない事を確認した。
にこ「一度ぐるっと島を一周してみようと思ってたのよ、海未もそれでいいわね?」
海未「もちろんそれで構いません。ですが─」
にこ「?」
海未「もし、AqoursやLiella!のメンバーを見つけた場合は…」
にこ「……まだ説得しようとか思ってるんじゃないでしょうね?」
海未「っ……」
にこ「いい? もし仮にあんたが話しかけた人間に、私が今持ってるような物が支給されてて、そいつが『その気』になってたとしたら?」
海未「それは……!」
海未は黙って唇を噛み締め、返す言葉を探しているようだった。 結果的に無事だったとはいえ、つい先ほど─海未は殺されていてもおかしくなかった。それでも、まだ他のグループとの協力を諦めていない。
お人好しが過ぎる、とにこは思った。
にこ「とにかく、今は皆と合流すること。それが最優先。さ、行くわよ」
黙ったままでいる海未に言い聞かせるように宣言して、にこは歩き出した。少し遅れて海未も歩き出す。 歩きながら、にこは自分が言った言葉に自分で疑問を投げかけた。
皆と合流して……その後は?
島からの脱出が不可能だと分かった時は……?
皆が無事だったことが分かって良かったわ。さぁ、さっさとこんな島から出て音ノ木坂へ帰るわよ!
でも、音ノ木坂に帰るためには……?
『期限は3日間、最後に生き残っていた人数が最も多いグループが勝者となります』──
帰るためには、他のグループのメンバーを……
にこの右手に、先ほど引き金を引いた時に感じた衝撃が蘇り、無意識のうちに銃を握る手に力がこもっていた。 16:45 津島善子
善子「おっ、なんか奥に入ってるわね」
善子は膝を折り曲げ、両開きの戸棚を覗き込んだ。そして物が乱雑に詰め込まれた戸棚の中、奥の方へ向けて手を伸ばした。
善子「くっ……むむむ……っ……よし、ゲット!」
善子が苦労の末、右手に掴んだ缶詰を掲げようと立ち上がりかけたところで─がしゃん、と派手な音がした。
善子「っっっ……!!」
戸棚の上部に頭を打ちつけた善子は、両手で頭を抱えてうずくまった。 すみれ「何やってんのよあんた……ちょっと、大丈夫?」
その様子を見ていたすみれが呆れ半分、心配半分の表情で声をかけた。
善子「よ、余裕よ! 見なさい、私が身を挺して手に入れた戦利品よ!」
善子は涙目になりながら、戸棚の奥から見つけた缶詰をすみれに見せつけた。
お湯で温めてから食べるタイプの、クラムチャウダーの缶詰だった。
すみれ「はいはい、ご苦労様。火が必要みたいね、カセットコンロとかあればいいんだけど…」
すみれは呟き、善子は頭を抑えながら、再び屋内を物色し始めた。 二人は今、島の最北端に位置する小さな灯台の中─より正確に言えば、その中のキッチンのようなスペースにいた。
キッチンとはいっても、冷蔵庫も電子レンジもない、収納用の戸棚がいくつかと、粗末なテーブルが申し訳程度に置いてあるだけの、ほとんど物置のような場所だったけれども。
それでも、戸棚の中にはいくらかの食料品が用意されているようだった。善子が見つけた缶詰に続いて、すみれも非常色用のパウチ食品を発見したので。
善子「! すみれ、カセットコンロあったわよ!」
善子が戸棚の中で声を上げた。
すみれ「ホント!?」
驚いたすみれも素っ頓狂な声を上げる。正直、そんなものまで見つかるとは予想していなかった。 善子はカセットコンロの上に、キレイとは言いがたい手鍋を乗せ、使い過ぎに注意しつつペットボトルの水を注ぎ、クラムチャウダーの缶詰を沈めて、コンロのつまみをひねった。
チチチチチチッ、と音がした後に、青い炎が立った。
善子「これでよし、と」
これもキレイとは言い難い椅子に腰を下ろして、テーブルについた。
隣には─つい数十分前に会ったばかりのすみれが。
向かいには─
花陽「……」
これも同じく知り合ったばかりの花陽が、ぼんやりとした表情で座っていた。 今日はここまでで、続きます。
※一応補足
にこにーの銃は狙ってないです、女性に扱いやすい銃でググって出てきたやつから適当に選んだだけです。 取り敢えず善子とすみれとかよちんが殺し合わずに楽しくやってそうで良かった 善子は灯台へ向かう途中、花陽を見つけた時の事を思い返した。
ゲーム開始時、タチの悪い妄想の中に押し込まれてしまったようで、まるで自分の体だけがふわふわと浮いているような気分だった。
すぐ近くに見えた灯台へ向かったのも大した理由はなく、ただ屋外にいるよりはマシなんじゃないかと、頭に残った理性的な部分が判断してくれたんだと──今はそう思う。
何度も木の枝に脚を取られそうになりながら進み、灯台が目と鼻の先まで迫ってきた時、花陽が倒れていた。灯台に気を取られていて、危うく踏みつけるところだった。 花陽は目隠しをつけたまま、両手で耳を塞いで、頭を抱えるように体を丸めていた─その背中が小刻みに震えていた。
ダンゴムシみたいだな、と場違いな事を思ったのを覚えている。
周囲には赤っぽい色の、ドロドロした液体状の物がまき散らされていて、鼻をつく酸っぱいニオイがした。
ふわふわした頭の中に残った理性的な部分が、この子を助けなきゃ、と思った。
ひとまずこの子を灯台まで連れて行こうとしたら、物凄く暴れられた。今思えば当然だ。
それでも助けなくちゃと思っていたら、私と同じ考えで灯台を目指していたらしい、すみれが現れた。
そのまま花陽を介抱するのを手伝って貰って──今に至る。 善子「少し……落ち着いた?」
善子は出来る限り優しい声を作って問いかけた。
花陽は声を出さずにこくりと頷いた。
すみれ「別に無理に声変えなくてもいいわよ……気持ち悪い」
善子「はぁ!? これが地声ですけど何か!?」
すみれ「猫被ってる感が隠し切れてなかったから。オーディションだったら一発NG、不合格ね」
善子「ぬぐっ…! あんた、そこまで言うなら手本見せて見なさいよ!」
すみれ「は、はぁ? 手本? なんでそうなるのよ」
善子「ほーら見なさい! いるのよねー、評論家気取りで口出しして自分じゃ何も出来ない人間が!」
すみれ「上等じゃないのよこらぁ!」 花陽「あ……あの……」
すみれと善子がやり合う横から、花陽が絞り出したような小さな声をかけた。二人の目が花陽に向く。
花陽「すみれさん、善子さん、助けて下さって、本当に……ありがとうございます」
そのまま深々と頭を下げた。
すみれ「いいわよ、そんなにかしこまらなくて。私だってすぐに誰かと会えたのは嬉しかったし」
善子「右に同じよ。ていうか、別にさん付けも要らないし。同じ年でしょ、ヨ……善子でいいわよ」 花陽「? 何で同い年って…」
善子「私の友達がね、しつこいくらい教えてくれたのよ」
ルビィの顔が頭に思い浮かび、連鎖するようにAqoursのメンバーの面々が続く。皆は大丈夫だろうか……
鍋の中のお湯がコポコポと音を立て始め、善子の思考は中断された。
すみれ「その辺も色々含めて、情報の交換といきましょ。三人寄れば…ってね」
すみれが立ち上がり、カセットコンロのつまみをひねった。青い炎が消え、鍋の底から上がっていた泡が止まる。
三人の話す声が灯台の中に響く。一時的にではあるが、三人とも久しぶりにホッとした気分を味わった。
そして後に──自分達がどれほど危うい関係性の上に立っていたのかを思い知る事となった。 17:00 若菜四季
四季は一人、これで何度目かは分からない溜め息をついた。
端末を確認して、ゲームが始まってから丁度1時間が経った事に気づく。
表紙に『ルールブック』と書かれた手帳を傍らに投げ出して、大きく伸びをした。 闘う方向じゃなくて、皆で協力して黒幕を倒す方向にしないかい?
そうしよう! 三村より四季のほうが冷静にやれそうだけど協力者に恵まれるかどうか
四季周辺は初期配置も不穏 セルフ保守
※すいません、原作読み返し始めたら止まらなくなったので少し遅れます 原作って半分ラノベみたいなもんだよな生徒のキャラの濃さが その一方でほぼモブみたいな奴らがモブらしく散ってくのが好き 平屋建てのごく小さな、粗末な家の中だった。家というよりも、小屋といった方が正確に思われるくらいに。
ゲーム開始時、目隠しを外した四季はこの家の中にいた。
外を確認してみると、三角形の茅葺き屋根を乗せた家が点々と並んでいて、集落を形成しているようだった。用心しつつ一軒一軒を回ってみたが、猫一匹見つかることはなく、人の住んでいる気配が全く感じられなかった。
元いた家に戻り、深呼吸をした後──これは科学の実験と同じだ、と自分に言い聞かせた。
大切なのは現状をしっかりと観察して、望む結果を生み出すために何をすべきかを冷静に思案すること。そこに感情が挟まる余地はない……
それはこの異常な状況に対する、四季なりの自己防衛策だったのかもしれない。
ともかく四季は冷静さを失うことなく、自分が今すべきことは何かを考え始めたのだった。 結論は『ルールブックを読むこと』だった。
時間の経過に応じて禁止エリアが増えていくと説明があったが、具体的には?
自分が今いるこの集落のような場所はなんなのか、無人島と言っていたが……元々人がいた島なのだろうか。それならば日本本土から遠く離れた島という説明は、脱出を諦めさせるための嘘である可能性が高いのでは…
確認すべき事は多く、周囲への音に気を配りつつ(途中、遠くの方で銃声のような音が聞こえた)読み始めたら、随分と時間がかかってしまった。
バックパックの中から端末を取り上げ、地図を見ると──ルールブックに書いてあった通りだった。
現在赤く塗りつぶされているエリアの反対側にあたる部分、北西の端が赤く点滅していた。 『禁止エリアの追加は2時間毎、2マス分がランダムに追加される。該当のエリアは1時間前に赤く点滅する』
四季の頭に読んだばかりの文章が浮かぶ。その下のふざけた補足と一緒に。
『※なお、00:00~06:00の間は禁止エリアの追加はない。スクールアイドルにとって寝不足は天敵のため、ここでぐっすりと睡眠を取っておきましょう』
読んでいる間、何度か唇を噛みちぎってしまいそうになった。何とか感情を押し殺して、無心で読みきったけれど。
とにかく禁止エリアの追加に関しては、このルールブックに偽りはないようだった。
そして、今いるこのエリアについては──
そこで四季ははっと息を呑んだ。反射的にバックパックへ手を伸ばし、耳を澄ませた。
確かに──がさがさと激しく茂みが揺れる音の後に、はぁはぁという荒い息遣いが耳に届いた。 心拍数が急激に上がるのを感じつつ、意識を外へ向けた。
音を立てないよう注意し、バックパックから金属製の箱に棒がくっついたような、T字型の黒い塊を取り出す。
『イングラムM10サブマシンガン』
一分間で1090発の弾丸を発射する短機関銃──武器の説明書きにはそう記載されていた。ルールブックの文章、武器に関する部分が四季の頭に浮かぶ。
『武器はランダムに選ばれた物が支給され、中にはアタリもあればハズレも存在する』
これはきっとアタリに類するのだろう。つまりは─殺傷能力が高いという意味において。
当然四季はこんなものを人に向けることなど考えはしなかった。
しかし、先ほど聞こえた銃声のような音が頭から離れない。
結局弾は装填せずにそのまま両手で抱えた。もっと重い物かと思ったが、それは予想以上に軽かった。 穂乃果:手榴弾
海未:探知機
希:青酸カリ
にこ:ベレッタ・ナノ(小型拳銃)
花陽:不明
鞠莉:アイスピック
曜:催涙弾?
善子:不明
四季:イングラムM10(サブマシンガン)
すみれ:不明
μ'sが殺意高いな 外から聞こえる息遣いは、四季のいる家からは少しずつ遠ざかっていく。何か重い物でも背負っているのか、移動する速度は緩慢なようだった。
家の戸を強く引き、閉める音が続いた。声の主は音を気にしている余裕がないらしい。
四季はゆっくりと身を起こして、家の入り口である引き戸を慎重に開いた。
日の入りが近いのか、オレンジ色の日の光が茅葺屋根の家々を染め上げていた。こんな状況でなければ郷愁の念さえ感じていたことだろう。
声の聞こえた方向へ目をやって、四季は思わず目を見開いた。
数軒先の家の入り口が、閉まりきらずに開いていた。地面にはそこへ向かって、まるで道しるべのように──赤黒い跡が続いている。 チーム戦だと探知機すげー有利だよな四季の周りもμ'sだらけでヤバそう 口の中が渇き、逆に銃を握る手は湿り気を帯び始めたのを感じる。
血の跡に沿って慎重に歩みを進め、少し開いた引き戸の側に立った。
危険だ、ここから離れた方がいいと、頭の中の自分が警鐘を鳴らしても、中にいるのがLiella!の誰かだったらと思うと──確認せずにはいられなかった。
家の中からはすすり泣きと、しゃくりあげるような声が続いている。
西から淡いオレンジ色の光が戸の隙間に差し込み、家の中まで続く血の跡がはっきりと視認出来る。
視線だけを、ゆっくりとその先へ向けた。 17:15 星空凛
凛は涙が止められなかった。
見たこともない深い傷を負って、見たこともない量の血を流している大切な友達の姿が、凛の心を壊しかけているのかもしれなかった。
大人の女性って感じでかっこいいな、と凛が密かに憧れていた綺麗な金色の髪が、流れ出た血の色と奇妙なコントラストを形成していた。
凛「ねぇ……ねぇ……起きてよ、絵里ちゃん……」 至る所で疑心暗鬼からの殺し合い不可避な状況を作ってるの上手いね
この手の題材で唐突に豹変するキャラを出さないの丁寧だわ なんとなく最初にやらかすとしたら千歌か可可だろうなと思ってたけどまさか本当にそうなのか…? 気になるといえばかよちんの初期位置にまき散らされてた赤っぽい液体ってゲロって解釈でいいの? >>333
そうです。
花陽が感じたストレスが大きすぎたので吐いた物に血が混じったって感じです。 >>334
そういうことか、、、なんかの化学薬品で自殺でも図ったのかと思ったわ 絵里の喉がかすかに動き、くぐもった音を出した。
凛の呼びかけに応えたというより、うめき声をあげただけのようだった。
色白を通り越して蒼白に変わってしまった顔へ、凛の涙がこぼれ落ち、頬を伝い落ちていく。
がたっ、という音が背後から聞こえた。
瞬間、凛は絵里を守るような格好で、顔だけをそちらへ向けた。
四季「落ち着いて。私はあなた達に危害を加えるつもりはない」
静かな、冷静な声だった。
四季が足元に放り出した銃が地面に落ち、がしゃん、と音を立てた。 四季「その人──絢瀬絵里さん、だったよね。で、あなたは星空凛ちゃん」
四季「傷を見せて。早く止血しないと」
凛は突然現れた人物に驚き、困惑しながらも──呟くように尋ねた。
凛「助けてくれるの……?」
四季は涙に濡れた凛の目を見てこくりと頷いた。 四季は靴を履いたまま凛のそばへと歩み寄り、板張りの床の上に横たわった絵里の姿をじっと見つめた。
四季が感情を必死で抑え込み、現状を観察することだけに集中していても──絵里の姿は目を覆いたくなるようなものだった。
鋭い刃物で切り裂かれたらしく、上着のブレザーが何箇所も裂けて、下に着ているワイシャツが赤く染まっていた。
特に左腕の状態が酷かった。
肘の関節─外側から数センチ、指先側が深く裂けて、中から赤い肉が覗けていた。ブレザーの上からでなければ──切創は骨まで達していたかもしれない。 凛「凛……森の中、歩くの怖くて……ずっと一人で隠れてたの」
凛「しばらく経って、叫び声が聞こえた……その声が……聞いたことのある声で…」
凛「怖かったけど……行かなきゃ、って……そしたら、絵里ちゃんが……」
途切れ途切れになりながら話す凛は、肩を震わせてしゃくり上げた。
四季は凛の事も、絵里の事も詳しくは知らない。メイと可可の解説で、名前と顔が一致しているくらいだったが─凛の様子を見れば、どれほど大切な仲間なのかは伝わった。
きっと、自分にとってのLiella!のメンバーが──凛にとってのμ’sのメンバーなのだと。 四季は凛の肩を掴み、言った。
四季「泣いてる場合じゃない、早く血を止めないと絵里さんが危ない」
四季はルールブックの文章、『拠点エリア』に関する部分を思い返した。
『島内には「拠点エリア」に指定された場所が存在します。ゲームを有利に進めるための道具が用意されておりますので、有効にご活用下さい』
ゲームを有利に進めるための道具──もしも負傷した際の治療も想定されているならば。
四季「ルールブックの通りなら─医療用品があると思う。探すのを手伝って、凛ちゃん」
凛は肩に置かれた四季の手がわずかに震えているのに気がついた。
そうだ、この子も怖くないはずがない。それでも、必死で助けようとしてくれている─
凛「……うん!」
凛は四季の思いに応えるように強く頷いた。 位置が近いくくはμ'sのメンバーにいきなり攻撃しなそうではある 17:30 高海千歌
普通な自分が嫌だった。
今では──普通でいられることがどれだけ尊いことかを身を以って思い知った。
地面のあちこちに飛び散った血の跡を見て、千歌はぼんやりとそんなことを考えていた。 今日はここまでで、続きます。
※書き忘れてる気がしてならないですが、全員服装は各学校の冬制服です。 千歌はゲーム開始時からほとんど移動せず、体を震わせて隠れていた。
理由は凛と同じく、とても一人で森の中を歩くなど、恐ろしくて出来なかったからだ。きっとAqoursの誰かが自分を見つけてくれると、根拠のない希望にすがっていた。
バックパックの中から出てきた警棒は気休めにしかならず、草木の陰に隠れてじっとしたまま何分間も過ごした。
そして─千歌は閃いた。
そうだ、怖いのは皆きっと同じだ…そもそも殺し合いなんて、そんなのAqoursを始めるまで普通街道を驀進してきた私の身に起きるはずないじゃん! 生来の能天気さと、聖良の最期の姿が千歌を現実逃避へと駆り立て、千歌は歩き出すことに決めた。
その数秒後に、遠くから銃声の音。
その数分後に、そう遠くない場所から悲鳴。
結局千歌は動けなかった。
再び動き出すのを決めたのは、つい先ほど、血に塗れた刃物を持ってふらふらと歩いている人物が──自分の隠れているすぐ側を通っていったからだ。 このまま隠れてたら、私も殺されちゃうのかな? 殺されちゃうのは…イヤだなぁ。食べたい物も、見たい物も、やりたいことも、まだまだたくさんあるから──Aqoursの皆と一緒に。
恐怖で頭の中がぼんやりとしてきた千歌は、それでも刃物を持った人物とは反対方向へ─北へ向かって歩き出した。
そして今─地面に残った血の跡を、無表情で見つめている。
千歌の目が、地面に落ちている別の物を捉えた。
自分が持っているのと同じ、バックパックが二つ。
そしてもう一つ─千歌は知る由もないが、絵里に武器として支給された『マカロフPM』という名称の─拳銃を。 17:45 唐可可
可可は自分が記憶喪失になってしまったような気分だった。
気がついた時には自分の右手には血がたくさん付いたナタが握られていたし、制服だけでなく全身のあちこちに赤黒い血が飛び散っていた。
ふらふらと、足元のおぼつかない足取りで歩きながらも─自分の身に何が起きたのかを思い返し始めた。 絵里ちゃんが離脱しなければμ'sの殺傷能力やばかったな 全体的に極端なハズレ武器はない感じが殺し合えという強い意志を感じる 可可『恐惧………恐惧……救救我…救救我…!』
そうだ、怖くて怖くて…ずっと泣いてた。
可可『……!』
これは遠くから銃声のような音が聞こえた時。
絵里『! ねぇ、あなた…Liella!の唐可可さんよね?』
可可『……啊?』
絵里『私、μ‘sの絢瀬絵里。一緒にいましょう、連れて来られた子達と合流して、ここから脱出する方法を考えるの』
可可『助けて……くれるんデスカ?』
そうだ、μ’sの絢瀬絵里さんが声をかけてくれて…… 絵里『さ、立って。一緒に行きましょう。……え? あなた、それ…』
可可『…………!!』
可可本人はそこから先のことは何も覚えていない。
ただ─ゲーム開始時、誰もがそうするように可可もバックパックを確認し、使うつもりなどなくとも、恐怖心を薄めたいがため武器のナタを傍らに置いていた。 そしてそれは絵里も同じだった。
殺し合いなどするつもりはないと思っていても、心のどこかに不安はあり─武器を手放すことは出来なかった。
不幸だったのは─可可が直前に銃声の音を聞いてしまっていたことと。
可可の武器であるナタを絵里が見つけ、ほとんど本能的に─スカートの腰部分に差し込んでいた銃に手を伸ばしかけてしまったこと。
結果的に、可可はナタを掴み取り
──めちゃくちゃに振り回した。 絵里が悲鳴を上げて逃げ出してからも、可可はナタを振るうのを止められなかった。
殺されるかもしれない恐怖が、可可の体を無意識に動かし続け─数分後に、自分が血塗れになっていることに気づいた。
ふらふらと歩き続けながら、可可は満面に笑みを浮かべている。
可可(憧れのスクールアイドル、μ’sのメンバーに会えマシタ。今日はとても素晴らしい日デス。どこかへ行ってしまったみたいですが、また会えたら…可可とお友達になってほしいデス)
にこにこと笑い続ける可可の視界が開けて、白っぽい色の建物と、その先に─海が見渡せる。
そのまま進もうとする可可の腕が、後ろから掴まれた。 きな子「く、可可先輩! その先は禁止エリア………ひっ!?」
可可「きな子……」
振りむいた可可は、きな子に向かってにっこりと笑いかけた。 ことり動いてない…
真姫ちゃんとレンレンは一緒にいるのか別々の建物内にいるのか 動かずに隠れて待ち伏せするというのも有効な手の一つではある 個人的に可能性感じてるまきれんをこんな形で見ることになるとは…
しかし期待煽るの上手いね 18:01 園田海未
海未「……北西の端は通れなくなりましたね」
海未は端末に目を落とし、赤く塗りつぶされたばかりの箇所を見てため息をついた。
にこ「仕方ないわね、そこは避けて森の中を突っ切りましょ」
島を一周すると決めた二人の歩みは、遅々として進まなかった。
バックパックを背負って、探知機が自分達以外の点を示さないかを常に意識しつつ森の中を歩くのは─神経をすり減らす重労働だった。 海未「誰にも会えませんね、それほど広い島ではないんですが…」
にこ「会わないように気をつけてるのか、もしかすると─待ち伏せしてる可能性もあるわね」
海未「待ち伏せ…?」
にこ「こっちから出向くより、向こうから来てもらった方が断然有利でしょ?」
海未「それは……殺し合いをする上で、ということですか」
海未の顔が苦痛を感じたように歪み、歯を噛み締める鈍い音が響いた。 にこ「そうよ。さっきも言ったでしょ、『その気』になってる子がいないとも限らないって」
海未「どうしてそう言い切れるんですか、人を殺すなどということがそう易々と出来るはずありません」
にこ「この島に来てるらしいのは─3グループ。合計で27人」
海未「…?」
にこ「いい? 27人よ、27人。首に爆弾がついてて、殺し合いを強要されてる状況で、その全員があんたみたいに行動できると思う?」
海未「……っ」 絵里にマカロフ配るのは明らかに作為あるでしょ運営さん 仕方がないとはいえ、最初の銃声が悪い方に転がっていってるな 会話してるだけなのに曜ちゃんが催涙弾?をぶん投げるから… にこ「確かに、AqoursやLiella!にも、あんたと同じ考えの子はいるかもしれない」
にこ「でも、そんなの確認のしようがないし、私たちはどっちのグループの子も─詳しくは知らない。どんな考えで動くかなんて分からない」
にこ「……ううん。今の状況なら──」
にこはそこから先の言葉を呑み込んだ。
『同じグループのメンバー同士でも、それぞれがどういう行動に出るかなんて分からない』
にこ「……とにかく、海未。他のグループの子を見つけても、簡単に心を開こうなんて絶対に思うんじゃないわよ」
にこ「私だって協力できるならそうしたい。でも、あんたの身に何かあったら…」
海未「……分かりました。急ぎましょう、ずいぶん暗くなってきました」 夕暮れの日を遮る物がないためか、夜の気配が濃くなってきてもまだ何とか視界は利いた。
しかしそれも長くはなく、1時間もしないうちに真っ暗になってしまうと思われた。人工の光が灯るはずもなく、移動するには懐中電灯が必要になる。
今の状況下で懐中電灯を使って移動しようと思えるはずもなく、二人に焦りが募る。
恐らく今日中に島を回るのは不可能だ、せめて体を落ち着ける場所を探さないと──
海未とにこの脚が自然と速まっていく。 18:20 松浦果南
果南は目の前で水を飲んでいるダイヤの姿をじっと見つめていた。
喉がこくこくと動き、首元に付いている銀色の首輪が沈みかけた日の光を受けて鈍く光る。
そう、ダイヤが置かれている状況も、私と何も変わらない─ ダイヤ「果南さん? どうかされましたか?」
ダイヤが首を傾げて果南を見つめ返した。目が合ったことで何となくバツが悪くなり、果南は少し慌てて言った。
果南「え? あ、ああいや…何でもないよ」
ダイヤ「そうですか? では休憩はそろそろ終わりにして、これからどうするかを話し合いましょう」
ダイヤがペットボトルをバックパックへしまい込み、果南の方へ身を乗り出す。
果南は無言で頷きを返した。 ダイヤと会ってから何年くらい経つのかな─
果南はふと思った。
先ほどダイヤと再会出来た時、何年ぶり以来に会えたような気持ちになったのを思い出す。
しかし、何年もダイヤと付き合ってきた果南だからこそ、どうしても拭えない違和感があった。
ダイヤ「まずはわたくし達以外の方と会って話し合う必要がありますわね。こんな悪趣味なゲームに乗るなど言語道断。皆さんでこの島から脱出する方法を考える──果南さんもこの方針に異論はありませんわね?」
果南「あ…あったり前じゃん! ダイヤの言う通り、こんな下らないゲームに付き合う必要なんかないよ!」
ダイヤ「そうですよね。果南さんも、他のAqoursのメンバーだって誰かを殺すなんて真似出来るはずありませんわよね。皆さんとてもお優しいですから」
ダイヤが話をするたび、果南が感じる違和感はどんどん強くなっていった。 冷静すぎる──
ダイヤも見たはずだ、聖良の姿を。
自分の首に同じ物が付いていることも、当然分かっているはずだ。
なのに……どうしてこんなにいつも通りに振る舞えるんだろう。
ダイヤ「では果南さん、出発する前に武器を収めて下さい」
果南「え?」
ダイヤ「え?ではありません。そんな物騒な物を持ち歩いていたら相手に逃げられてしまいますわ」 ダイヤ「ただでさえ先ほど銃声の音が聞こえてきたんです。きっと皆さん警戒しているに違いありませんわ」
果南「あ……ああ、うん。そうだね」
やっぱり冷静すぎると思いつつも─果南はバックパックを開き、右手に持った鎌を入れ始めた。
果南「…ていうか、ダイヤもそれしまいなよ。私の鎌よりよっぽど怖いって」
ダイヤ「もちろん分かっていますわ」
ダイヤもバックパックを開き、武器である拳銃─説明書きには『コルト・ガバメント』と記載されていた─を右手ごと中へつっこんだ。 ダイヤ「……さて、それでは行きましょうか」
ダイヤが果南に声をかけたのを合図に、二人は移動を開始した。
果南は気づかなかった。
ダイヤが─バックパックに入れた右手をそのまま背中側へ回し、拳銃をスカートの腰部分へしまい込んだことに。 18:40 澁谷かのん
ひとまずここにいよう、かのんがそう考えてこの家に腰を落ち着けてから1時間以上が経過していた。
Liella!のメンバーを探している途中、この集落を見つけ─一度中へ入ったかのんは屋外へ出るのが難しくなってしまっていた。
森の中を歩いている時に聞こえた銃声の音が頭から離れず、再び動くことがどうしても出来なかったのだ。
気づけばもう外は暗くなっていたし、再び日が出るまでここにいるしかないと思い始めていた。 じっとしていると、皆の顔が一人一人思い浮かんでは─その顔が苦痛に歪んでいった。
慌ててその想像を打ち消した。
何かしていないと自分の想像が悪い方向へ進んでいくことを自覚したかのんは、バックパックの確認と─家の中を調べることに時間を費やした。
ルールブックによると、ここはどうやら拠点エリアとされている場所らしかった。
ゲームを有利に進める物が用意されているエリア─
実際に家の中からは包帯や止血帯などの医療用品─中には輸血用のセットまであった─が見つかった。 それから、自分に支給された武器がおもちゃではないことを確認し──殺し合いは避けられないのかもしれない、と絶望的な気分になった。
少なくとも、実際に誰かに当たったのかはともかく─既に誰かが発砲している。
きっとあの音を聴いたのは自分だけではない。
この島にいるという他のグループのメンバーが、自分を見つけたら─
何度打ち消してもかのんの頭の中には凄惨な光景が湧き上がり、かのんは一人頭を抱えてうずくまった。 その時、かのんの耳が家の外の音を捉えた。
それは茂みが揺れる微かな音に過ぎなかったが、歌を愛するかのんの聴力と、生命の危機を感じ鋭敏になった体の感覚は確かにその音を捉えた。
かのんは体を起こした。
風に揺れただけかもしれない──その期待はすぐに打ち砕かれた。
「海未ちゃん! にこちゃん!」
という声が、耳を澄ませるまでもなくかのんの元へ届いたので。 19:00 南ことり
どれくらいここにいるのか。
ことりにとっては一分間のようでもあり、1時間のようでもあり、丸一日が過ぎたようでもあった。
実際には3時間が経っていたわけだが、ことりはそれでもなお動こうとは思わなかった。
ただ、じっと座ったまま─頭の中は空っぽだった。 ダイヤはやる気になってんのかなコレ
コッティー逃げてー お母さん殺された後に殺し合いはキツすぎるやろ…原作だと最初のルール説明では誰が殺されるん? 原作だと担任がやられる
逆らった保護者も頃されたりレ◯プされたりする 首輪のデモンストレーションかねて生徒殺したのは映画版だっけか 虚ろな目は何も写さずに、ほんの数時間前に目の前で死んだ母親の姿が延々とフラッシュバックを繰り返していた。
車椅子に縛り付けられた母が部屋に入ってくる、首から噴水のように血が飛び散る、部屋の中が真っ赤に染まる──何度も何度も何度も。
支給されたバックパックには触れることすらせず、ただただ時間だけが過ぎていく。
背中を適当な木に預けたまま、ことりは空を見上げた。
空には雲一つなく、神秘的な光を纏った満月が木々の切れ目からことりに光を投げかけている。 ことりが久しぶりに反応を示したのは、月とは別の光に気づいた時だった。
ことりが座っている場所より低い位置にある茂みの間から、僅かに光が漏れていた。
徐々にその光が大きくなり、茂みが左右に割れた。こちらを見上げた誰かと、ことりは目を合わせた。
果南「! μ’sの……南ことりちゃんだよね」
懐中電灯を手にした果南が、ことりの元へゆっくりと歩み寄った。 果南「初めましてだね。Aqoursの松浦果南、果南でいいからね」
ことり「……」
ことりは果南をぼんやりと見つめたまま、立ちあがろうともしなかった。特に気にする事もなく、果南は続ける。
果南「良かったよ、誰とも会えないかと思った。安心してね、見ての通りこんなふざけたゲームに乗るつもりはないから」
果南「今、Aqoursの黒澤ダイヤと一緒に他の子を探してるんだ。皆で協力して、この島から脱出するために。ことりちゃんだって早く出たいでしょ、こんな所…この首輪も、うっとうしくて仕方ないよね」
果南がことりに向かって笑いかけても、ことりはぼんやりと果南を見つめ返すだけだった。 果南「……ちょっと待ってて。ダイヤもすぐ近くにいるんだ、連れてくる」
果南はことりの様子がおかしい事に気づいたが、ひとまずダイヤと合流することに決めた。
果南が再び茂みの中へ姿を消して、ダイヤを連れて現れるまでの間にも─ことりは身動き一つしなかった。
ただ、空の月を見て、キレイだなと思っていた。
ダイヤ「μ’sの南ことりさんですわね。初めまして、黒澤ダイヤと申します。ライブで何度も拝見しましたが、本当に可愛らしい方ですわね」
ダイヤがにっこりと、ことりに笑いかけた。
果南「なんだけど…何だか様子がおかしいみたいで。ことりちゃん、とりあえず立てるかな?」
果南がことりに手を差しのべる。ことりはされるがままに手を取って、ゆっくりと立ち上がった。 ダイヤ「お一人ですか? 他にどなたかと一緒ではありませんか?」
ダイヤは周囲をきょろきょろと見回し、ことりはぼんやりとダイヤを見つめている。
ダイヤ「あなたのバックパックはどちらに?」
ことりは相変わらずぼんやりとダイヤを見つめるだけで、何も答えない。
ダイヤ「ああ、そちらに置いてありますわね」
ダイヤがことりの足元付近を確認して頷いた。
果南「ダイヤ……?」
果南が怪訝な表情でダイヤを見た。 果南の視界の端で、ダイヤが右手を動かしたようだった。
そのまま両手で何かを構えるまでの時間が、果南にはスローモーションのように思えた。
ことりが─何かが自分に向けられたと思った瞬間に、ことりの目に光が戻った。
フラッシュバックを繰り返していた光景が消えて、代わりに流れ始めたのは─小さい頃の思い出だった。
穂乃果と海未と一緒に、時間を忘れて駆け回った頃の記憶。
背が伸びて、着る服が変わって、行動する範囲が広がっていっても─いつも三人一緒だった。 目の前に映る、楽しそうな三人の少女の姿を見て、ことりは心から思う。
本当に、どんな時も、ずっと一緒だったな──
少女達はどんどん成長していき、やがて穂乃果と、海未と、ことりの周りには──μ’sのメンバーがいた。
部室で他愛もない話をしている時の記憶。
帰り道に皆で遊びに行った時の記憶。
ライブが大成功して手を取り合って喜んだ時の記憶。
映画を早送りで再生するように、次々とシーンが入れ替わっていく。 どうして今こんな映像が見えているのかと、ことりが不思議に思った時─ダイヤの手元の銃が一瞬大きく光った。
空気が破裂した音と振動を感じる間もなく─体の中心を思いきり突かれたような衝撃が走って、ことりは数歩後ろに下がった。
体に力が入らず、そのままよろよろと尻もちをついて、背中を木に預けた。
果南「…………は?」
果南が呆然とした声を上げた。 なんでだよダイヤさんと思ったけどルビィいるもんな… 絵里ことり離脱になったらほのうみにこのぞのグループ容赦なくなるぞ 体 真ん中 熱い
息 出来 ない 苦 し い
こ わ い こ わ い こ わ い
ことり「いた……い……いたい…よ……」
ことり「穂乃果、ちゃん……海未…ちゃん……みん、な……」
もはやことりに聞こえる事はなかったが、もう一度大きな銃声が響き渡り、ことりの額の中心に大きな赤い穴が開いた。
頭の中をハンマーで殴られたような衝撃があったと知覚するよりも早く、ことりの意識が消失した。
南ことり─死亡 ことり闇堕ちするのかと思ってたが何もせず退場したな可哀想に チーム戦て2作目から着想を得たのかと思ったけど
調べたら今やってる漫画版がそういう話らしいね ことりや恋にしてみたらいきなり親や親しい人を殺されてるから最初から取り返しつかない
アイドル達が殺し合うことで主催者が喜んでるのが胸糞すぎるな
生き残り組が主催者に復讐するにしてもそれまで手のひらの上で踊ったことに変わりないし
全員で一致団結してノーを突きつけ全員で死ぬ以外に主催者の思惑を潰す方法がない 0666 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:39:18.29
幼女「みないでよ…えっち!」
俺「はっ!失礼しました」ガチャガチャガチャ
俺「あれ…?鍵が壊れて出れなくなった」
幼女「早くでてけへんたい!」
俺「どうしよう…」 0667 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:39:53.47
幼女「はわわ!間違えて服を全部トイレに流してしまった!」
俺「おお…」エロイナ
幼女「みるなばかー///」セキメン 0668 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:40:27.92
〜1時間後〜
幼女「あちゅい…」
俺「確かに、密室だしそろそろ酸素の限界だな」
幼女「なんだか頭がクラクラしてきた…」
幼女「ねぇお兄ちゃん、わたし喉かわいた」
俺「トイレの水を飲ませるわけにはいかないしな、よしちょっとあっち向いてろ」シコシコ
幼女「うん!」 0669 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:41:09.61
俺「あっしまった!」ドピュッベチャッ
俺「ミスって壁につけちゃった」キモチヨカッタケド
幼女「ねぇまだ?」
俺「ごめん、飲み物は無い。UNOならあるよ」
幼女「やったーUNOやりたい」 0670 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:42:02.25
全裸の幼女とUNOするのが俺の夢だお
SSは終わりだお 0654 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:23:26.09
〜回転寿司
灰原「何かしら?」
光彦「ホコリ?のようですね」
歩美「うわー、汚い」
元太「なんだよちょっと付いてたくらい、とったらなんの問題もなく食べれるぞ」
光彦「そういう問題じゃないですよ…」
コナン「……」
阿笠博士「どうしたんじゃコナン君?」
コナン「へんだぞ?…いつ寿司にホコリがついたんだ?」 0655 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:24:26.17
歩美「お寿司ってベルトコンベアでずっとくるくる回ってるからいつのまにかホコリが付いちゃったんじゃない?」
コナン「いや、ベルトコンベア上の皿自体は"鮮度くん"があるから空気中のウイルスやホコリ、他人のツバ等から寿司を守ることができるんだ」
光彦「あ、そういえば元太君はタッチパネルを使ってハマチを注文していましたよ?」
光彦「個別で注文したお寿司は通常のベルトコンベアレーンの上段にあるオーダーレーンで到着しますがこっちには鮮度くんがついていませんよ」
博士「ではその時にホコリが付着したんじゃないかのう?」 0656 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:25:28.92
コナン「確かにオーダーレーンの皿には鮮度くんが無いけど厨房から数秒で到着する高速のレーンだ、そんな短時間でホコリが付着することは考えにくい」
灰原「…誰かが故意的にホコリを付着させた可能性もあるってことかしら」
光彦「ですがあんな速いオーダーレーンのお寿司にホコリをつけるなんてむずかしそうですねえ」
コナン「となるとホコリが付く場所が限られてくるよな」
光彦「あっ!」
歩美「っていうことは!」
元太「寿司作ってる厨房で付いたってことかよ!?」
コナン「恐らくな…よし!みんなで厨房に行ってみよう」
博士「しかしワシら一般人が厨房に入るのは無理じゃぞ」
コナン「まあ方法を考えるか」 0657 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:26:07.60
〜15分後
光彦「ダメですねコナン君、厨房への出入り口は従業員に見張られているので突破は難しいかと」
元太「裏口も外からじゃ鍵がないと入れないようになってたぜ!」
灰原「八方塞がりってことね」
歩美「どうしようコナン君」
コナン「ハハハ、みんなまだ気づかないのか?もっと簡単に、むしろ歩かずに厨房に行く方法があるだろう?」
博士「一体どういうことじゃ?」
コナン「みんな回転寿司はどこから流れてくる?そしてお客に取られなかった寿司はどこに行くんだ?」
元太「そりゃ厨房から流れてきて食われなかった寿司はもとの厨房に戻って……あ!」
コナン「フッ…そういうことさ」ニヤリ 0658 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:27:59.75
歩美「そっか!私たちがベルトコンベアに乗っていけばいいのね!」
元太「寿司も食いながら行けるから一石二鳥だな!」
灰原「あらあら、随分大胆な発想ね」
光彦「しかしホールにいる従業員や他のお客さんにバレて通報されるんじゃ?」
コナン「バレそうになったらやむを得ないが時計型麻酔銃で眠らせるしかない」
コナン「博士!みんなにも時計型麻酔銃を貸してやってくれ!それから博士の体ではベルトコンベアに乗れないからここにいて俺たちに気づいたやつらを麻酔銃で眠らせてくれ」
博士「わかったみんな気をつけるんじゃよ!」 0659 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:28:50.89
元太「寿司うめえ!うめえ!」ガツガツ
歩美「元太君食べすぎだよー!気づかれてるからどんどん麻酔銃打って!」
コナン「ちっ!いくら打ってもキリがないな…」
光彦「元太君!いい加減動いてくださいよ!…あ、しまった!」
コナン「どうした光彦!」
光彦「あっ!ふ、服の袖がベルトコンベアに巻き込まれてしまっt…ああっ"!?」ガコン!
歩美「光彦くんっ!!危ないっ!」
元太「光彦!あ、服と一緒に頭も早まっちまったぞ!?」
光彦「ぁ"あ"!?あ"ーーーだす"けデください"!!!!げんだくんっ!!!!ゴナ"ン"グん!!!!」 0660 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:30:19.61
コナン「光彦!!くっ…元太っ!手を貸せ!引っ張りだすぞ!」
元太「お、おうっ!」
光彦「gtげっ!!?!?ぇ"げ!!!」
コナン「くそっ!!!出てこい光彦っ!!!」
灰原「!?それ以上引っ張っちゃダメ!ベルトコンベアが壊れたら賠償できるの!?400万するものもあるのよっ!」
コナン「くそっ!…みんなもう行くぞ!」
元太「…でも光彦…大脳が飛び出してるぜ!」
歩美「光彦くん…あとで助けに来るね」
光彦「」 0661 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:31:08.06
〜厨房
歩美「わー♪回転寿司の厨房見るなんて初めてー!」
元太「ここで働いたら寿司食い放題だな♪」
灰原「呆れたわ…店内にいた客と従業員全員眠らせて、仲間に犠牲者まで出しながら強行突破するなんて、探偵ってのは是が非でも事件を解決しないと気が済まない性分なの?」
コナン「バーロー…まあホコリの一つくらいでここまで推理するのはちょっとクレーマーじみてるかもしれないが、一歩間違えると集団食中毒になる大事件になり兼ねないからな」
灰原「病原菌による無差別テロってわけね…」
厨房のバイト「子供!?…君たちっ!ここで何してるんだ!?」
コナン「俺の予想が正しければ犯人は…」 0662 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:31:36.74
バイト「ここは従業員以外立ち入り禁止だよ!すぐ戻りなさい」
コナン「ごめんなさ〜い!でもぼくたち回転寿司が大好きで厨房がどうなってるのか見てみたかったんだよー」
バイト「そんなこと言ったってダメ!厨房は特に衛生管理が厳しいんだ!そんな普通の格好と靴で入ってはいけないしマスクや帽子も着用しないといけないんだよ」
コナン「へーすごいねー…あ!まな板と包丁だ!ここでお魚を切ったりするんでしょー?見せて見せて!」
バイト「こ、こら!?」
コナン「あれれーーーー?まな板の上にちょっとだけホコリがついてるよー?」
バイト「!?」 0663 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:32:26.68
バイト「そ、それは…多分作業中にたまたま空気中に漂うホコリが付いただけだよ…当然調理する前に汚れてないか確認するさ…」
コナン「ふーん…でもおかしいなぁ?お兄さんが言った通りこの厨房は衛生管理が徹底しててホコリなんて漂って無いみたいだけど?」
バイト「そんなの知らないよ!もう帰ってくれ!」
コナン「普通ホコリとかがあるとこってー…」
コナン「こういうゴミ箱だよねー?」ゴミ箱蹴りドカッ!
コナン「あ、ごめんなさいゴミ箱倒しちゃった…ん?あれれーーーー?ゴミ箱の中に生魚の小骨と組織液がついてるよー?」
コナン「ふつう生魚の廃棄物は専用のゴミ箱に捨てるよねー?なんでここから出てくるの?」 0664 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:33:06.43
コナン「友達の元太君のハマチにホコリがついてたんだけどもしかしてゴミ箱に落とした?」
バイト「そ、そんな証拠ないだろ!」
コナン「観念したら?」バイト「!?」
コナン「元太の寿司に付着してたホコリとゴミ箱内のホコリの成分も比較できるしゴミ箱内の組織液もタンパク質の成分からこのハマチと一致すると思うよ?」
バイト「くっ!」ダッ!
歩美「あっ!逃げた!」
コナン「みんな!麻酔銃だ!光彦の仇とってやれ!」」
元太「おうっ!」バシュ!バシュ!
バイト「」バタ..
コナン「いまだ!」キック力増強シューズ出力最大
コナン「いっけえっ!!!!!」蹴りドゴッ!バイト「 0665 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 13:34:06.35
コナン「ったく…今日は散々だったなー」
灰原「一体何が楽しくてイタズラ動画なんて投稿するのかしらね」
元太「食い物で遊ぶなんで信じられねえな」
歩美「でも結局お寿司食べれなかったね…そのかわりみんなでカラオケ来れたし良かったね♪ありがとう博士」
博士「構わんよ、ホレみんなお腹が減っとるじゃろう食べ物でも頼みなさい」
元太「じゃあ俺唐揚げで!」
fin 0001 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:41:25.28
きな子「夏美ちゃんの動画撮影を手伝いたいっす!」
夏美「いきなりなんですの?」
きな子「エルチューバーに憧れてるって前に言ったじゃないっすか!」
夏美「言われたような言われてないような……」 0002 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:42:02.99
きな子「もちろんLiella!でスクールアイドルとしての配信もやってるっすけど、それはなんか部活の延長っていうか。エルチューバーっぽくないんすよ!」
夏美「確かに、スクールアイドルの配信とエルチューバーの活動は共通する部分も多いですが似て非なるものですの」
きな子「そうっすよね! だから夏美ちゃん個人の動画配信を手伝いたいんすよ!」キラキラ
夏美「ふーん……まあ、そこまで言うならお願いするんですの」
きな子「やったっす! ありがとうっす!」 0005 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:42:21.31
夏美「ただし! 収益は分けませんの! 無報酬で働いてもらいますの! それでも良いんですの?」
きな子「もちろんっす! 頑張るっす!」キラキラ
夏美「う……」ズキッ
夏美「素直すぎて良心が少しだけ痛みますの」ボソッ
きな子「早く! 早く手伝いたいっす!」ワクワク 0006 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:43:47.38
夏美「そう焦らないでほしいんですの。動画を撮る時はじっくり計画を練ってからですの」
きな子「なるほど……計画、大事っすね!」
夏美「まずは配信環境を整えるんですの。配信画面を外部出力するキャプチャーボード、配信ソフト、操作用のパソコン……」
きな子「えっと、えっと、メモするっす!」 0007 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:44:17.23
夏美「って、配信環境は私がすでに整えてるから今回は大丈夫ですの。でもきな子がいずれ自分一人で配信する時はそのくらい準備をしなきゃいけないんですの」
きな子「ええ、きな子が一人で配信なんて無理っすよ〜!」
夏美「憧れてるんじゃないんですの?」
きな子「漠然とした憧れはあったっすけど……今は自分がエルチューバーになるより……夏美ちゃんと一緒に何かやりたいっす」
夏美「なっ// いきなり恥ずかしいこと言わないでほしいですの//」
きな子「えへへ、夏美ちゃんの照れ顔いただきっす!」 0008 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:45:58.29
夏美「うぅ……やっぱり手伝いはいいですの!」プイッ
きな子「えぇっ!? そんなぁ!」
夏美「帰りますの!」
きな子「夏美ちゃん、機嫌直してっす〜」アセアセ
夏美「はぁ……じゃあ企画。動画の企画を考えてくれたら一緒にやってあげますの」 0009 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:48:16.75
きな子「企画っすね! えーっと……あ! こんなのはどうっすか?」
きな子『第一回! ドキッ……好きな人を暴露大会!』
夏美「却下ですの」
きな子「ええーっ、なんでっすか!」
夏美「企画以前にそのタイトルがダメに決まってるんですの!」 0010 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 22:48:42.79
きな子「いいじゃないっすかぁ。好きな食べ物を言う感覚で言っちゃえばいいんすから、ね?」
夏美「そんな簡単なことじゃないんですの! エルチューバーやスクールアイドルの恋バナは下手したら炎上するんですの!」
きな子「そうっすかぁ。残念っす」
夏美「ん、あれ……待つんですの。その言い方だと、きな子にも好きな人がいて簡単に言えるってことですの?」
きな子「そうっすよ!」
夏美「……ちょっと気になりますの」 0014 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:01:46.61
きな子「じゃあ、実際にやってみて夏美ちゃんが誰を好きか当てたら教えてあげるっす!」
夏美「いやだからそんな話を動画にはできないんですの! 簡単に言えるなら今ここで教えてほしいんですの」
きな子「ふーん、これはちょっとどころかかなり気になってるっすねえ。きな子の好きな人」
夏美「もうっ// もったいぶってないで早く言うんですの!」 0015 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:02:41.41
きな子「そうっすねぇ」
夏美「……」ゴクリ
きな子「秘密っす!」
夏美「えー……簡単に言えるとかぬかしておいてそれはないんですの!」
きな子「冷静になるとやっぱり好きな人のことを話すのはさすがに恥ずかしいっすね//」モジモジ
夏美「……きな子も可愛いとこあるんですのね」
きな子「っす//」カァァ 0016 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:02:58.56
夏美「なんか動画の企画の話をしてたのに変な感じになっちゃたんですの」
きな子「すまないっす……じゃあじゃあ、こんな企画はどうっすか?」
夏美「次々とよく思いつきますのね。聞かせてもらいますの」
きな子「第一回! ドキッ……お昼寝配信!」
夏美「……はい?」 0017 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:03:14.97
きな子「眠くなったら好きなタイミングで寝て、その間の動画を撮るっす」
夏美「……」
きな子「これならエルチューバーらしい企画っすよね?」
夏美「……」
きな子「やばっ、夏美ちゃん怒ってるっすか?」
夏美「いや、別に怒ってはいませんけど。私も不人気だった頃、似たような動画撮ったなあって思いを馳せてましたの」 0017 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:03:14.97
きな子「眠くなったら好きなタイミングで寝て、その間の動画を撮るっす」
夏美「……」
きな子「これならエルチューバーらしい企画っすよね?」
夏美「……」
きな子「やばっ、夏美ちゃん怒ってるっすか?」
夏美「いや、別に怒ってはいませんけど。私も不人気だった頃、似たような動画撮ったなあって思いを馳せてましたの」 0018 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:03:48.71
きな子「そうなんすか……被るなら却下っすかね」
夏美「ていうかさっきからネーミングセンスが気になりますの! 何で『第一回ドキッ』ってタイトルにするんですの!?」
きな子「面白そうじゃないっすか!」
夏美「なんか微妙にセンスが古いんですの!」
きな子「むぅ。だったら夏美ちゃんが良い企画案考えてっす」
夏美「それだときな子が動画の企画を考えるっていう前提が崩れますの」 0019 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:04:12.82
きな子「きな子は夏美ちゃんと一緒にエルチューバーできればそれで良いっすから、まずは夏美ちゃんの考えた企画に参加したいっす!」キラキラ
夏美「うう……そんなキラキラ見られると断れませんの」
夏美「そうね……こんなのはどうですの?」
夏美『オニナッツのお料理教室!withきな子』
きな子「微妙っす」
夏美「……」 0020 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:04:35.23
きな子「いや、ほら、夏美ちゃんって料理できるイメージないっすから」
夏美「それは確かにそうかもしれないですの。でも人のこと言えるんですの?」
きな子「きな子は毎日お弁当作ってるから得意っすよ♪」
夏美「ナッツゥ……! そういえばそうでしたの!」グヌヌ
きな子「だから……」
きな子『きな子のお料理教室!withオニナッツ』
きな子「これならどうっすか? 夏美ちゃんに教えてあげるっすよ♪」 0021 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:05:24.56
夏美「ふんっ、教えてもらうのは私じゃなくてきな子の方ですの。せいぜい私の教えを請うといいんですの」
きな子「おおっ、やる気っすね〜! じゃあお料理対決動画にするっすね! 楽しみにしてるっす!」ワクワク
夏美(うっ……ワクワクしてるきな子可愛い……じゃなくて)
夏美(つい見栄を張ってしまったんですの。スムージーならともかく料理全般じゃきな子に勝てませんの……)
きな子「場所はどこにするっすか? きな子の家か夏美ちゃんの家か……広い恋先輩の家のキッチン借りるのも良いっすね!」 0022 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:05:45.24
夏美「あの、やっぱり料理動画は手間がかかりますし最新のスイーツの食べ比べとかにするのは」
きな子「何言ってるんすか! 視聴者はきっと夏美ちゃんの女子力に期待してるっす!」
夏美「いやいやいやいや……もうっ、とにかくお料理対決動画は一旦待つんですの!」
きな子「ええ〜、これじゃいつまでたっても先に進まないっすよー!」 0023 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:11:43.91
夏美「……あ!」
きな子「お?」
夏美「にゃはは〜。いいこと思いつきましたの!」
きな子「なになに、教えてほしいっす!」 0024 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/07(木) 23:11:57.64
夏美「エルチューバーの恋愛ネタは危険だけど、視聴者の話なら平気ですの!」
夏美「というわけで、企画はこうですの。視聴者から恋愛のお悩みを募集して、私たちがそれを解決しますの!」
きな子「……お〜、なるほど! 確かにそれなら視聴者は大喜びっすね!」
夏美「でしょ?」フフン 0028 名無しで叶える物語(公衆) 2023/09/08(金) 18:08:30.07
夏美「私のSNSで質問募集をしておきますの」ポチポチ
きな子「質問、集まるといいっすねー」ワクワク
夏美「動画の撮影は1週間後で良いですの?」
きな子「おっけーっす!」 0029 名無しで叶える物語(公衆) 2023/09/08(金) 18:10:55.83
1週間後
夏美「じゃあ、撮影開始しますの」
きな子「っす」ドキドキ
ピッ
夏美「オニナッ」
きな子「オニナッツぅー!!」
夏美(先に言われた!?) 0030 名無しで叶える物語(公衆) 2023/09/08(金) 18:12:33.52
きな子(てへへ、これ言ってみたかったんすよね)
きな子「……」ニコニコ
夏美(続きは言わないんですの!?)
夏美「お、オニナッツー! あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですの〜!」
夏美「今日はぬぁんと、みなさんから募集した恋愛相談に答えていきますの!」 0031 名無しで叶える物語(公衆) 2023/09/08(金) 18:14:53.64
夏美「にゃは! 今回は特別ゲストと一緒ですの! もう映ってしまってますが……」
夏美「こちらですの〜」
きな子「Liella!の桜小路きな子っす! みなさんよろしくっす!」
夏美「ではでは早速始めていきますのー!」 0032 名無しで叶える物語(公衆) 2023/09/08(金) 18:37:19.37
夏美「頂いた相談はプリントアウトしておきましたの」ドサッ
きな子「おお、結構きてるんすね!」ホッ
夏美「ですのー! 全部は読みきれないので、こちらで選ばせてもらいますの!」
きな子「送ってくれた人、ありがとうっすー!」
夏美「まずはゲストのきな子から選んで良いですの」 0033 名無しで叶える物語(公衆) 2023/09/08(金) 18:39:16.44
きな子「ええ、こんなたくさんの中から選ぶのは迷うっすよ! 時間がかかって迷惑かけちゃうっす」
夏美「これは生配信じゃなくて動画だから平気ですの。グダったら適当にカットしますの」
きな子「あ、そうなんすねー! なら安心っす!」
きな子「じゃあえっと」ガサガサ
きな子「ふむふむ……」 0035 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 01:54:13.60
きな子「じゃあこれ、これにするっす!」
夏美「わかりましたの! 早速読んでいくんですのー」
きな子「えーと……
相談者『高校三年女子』
お悩み内容:恋愛について。好きな人がいます。しかし、私は今まで恋愛というものを経験したことがありません。
どのようにアプローチすれば良いのか全く分かりません……。お力添えをお願いします! 」
きな子「だそうっす。お便りありがとうっす!」
夏美「……ちょっと相談内容が漠然としてますの」
きな子「あ! 追伸にこの相談者の好きな人は同じ部活の女の子だって書いてあるっすねー」ニコニコ
夏美(なんか嬉しそうですの) 0036 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 01:55:51.15
きな子「夏美ちゃん、なにかアドバイスはあるっすか?」
夏美「まずは相手のことを聞くのが良いと思いますの」
きな子「そうっすねー。それで共通の趣味とかあったら嬉しいし」
夏美「まあ、どのくらい相手のことを知ってるのかは書いてないから分からないですの」 0037 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 01:57:52.03
きな子「というわけで、『高校三年女子』さんは相手のことを色々聞くと良いと思うっす!」
夏美「それにしても同じ部活内で好きな人がいるんですのね」
きな子「親近感わくっすね〜」
夏美「ん?」
きな子「ん?」 0039 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 02:02:19.30
夏美「ご、ごほん! 続いての相談は私が選んでいきますの!」
夏美「これにしますの!」
きな子「早いっすね!」
夏美「中身は見ずに適当に選びましたの。別にまずい内容だったらカットすれば良いだけですし」
夏美「えーと
相談者『高校三年女子』」
きな子「あれ? さっきと同じ人なような……」 0040 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 02:07:13.98
夏美「まあ2回連続で引くのはレアだけど、複数投稿する人は珍しくないんですの」
きな子「そうなんすね! ありがたいっすー!」
夏美「相談内容は……」
夏美『私の好きな子が他の女の子と仲良くしているのを見ると、少し嫌な気持ちになってしまいます。私、どうしたらいいですか?』
夏美「これは……」
きな子「相手はさっきと同じ子っすよね?」 0041 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 02:09:52.01
夏美「とりあえず最後まで読みますの」
夏美『好きな子は人気者で、いつもいろんな女の子に囲まれています。最初は幼馴染として誇らしかったですが、最近はなんだかモヤモヤしてしまいます』
夏美「だそうですの。お便りありがとうですの」
きな子「相談者さんの好きな子は同じ部活の子で、しかも幼馴染だったんすねー」
夏美「じゃあ、きな子から何かアドバイスは?」 0042 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 02:12:37.97
きな子「嫉妬っすか……きな子もその気持、なんとなくわかるっすよ」
夏美「そうなんですの?」
きな子「きな子が誘おうと思ってた好きな子が、いきなり現れた先輩に持っていかれたことを思い出すといつもモヤモヤするっす」
夏美「ん?」
きな子「ん?」 0047 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 22:27:05.04
夏美「ごっ、ごほん! それで、アドバイスは?」
きな子「んー、嫉妬って感情自体はきっと誰にでもあると思うっす」
夏美「それはそうですの」
きな子「だから、その感情を良い方向に持って行くように努力するといいと思うっすよ」
夏美「なるほど……具体的には?」 0048 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 22:30:20.54
きな子「嫉妬心をなくすんじゃなくて、むしろそれをバネにすればいいんすよ!」
きな子「その好きな子が他の子と仲良くしてるときに、『負けないぞー』って思いながら自分もその子と仲よくするっす!」
夏美「おお! それはポジティブで良いですの!」
きな子「仲良くなるために、一緒になにかやろうって誘ったりとかすると良いと思うっす!」
きな子「例えばその子が動画を作っていたら、一緒に作りたいって参加してみたり……」
夏美「ん?」
きな子「ん?」 0051 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 22:37:35.02
夏美「にゃ、にゃははー! というわけで次の相談ですの!」
きな子「はいっす。じゃあきな子が選ぶっすね。夏美ちゃんのマネして、さっと見ずに選ぶっす!」
夏美「別に私のマネをしなくてもきな子の好きなのを選べばいいんですの」
きな子「いいじゃないっすか! じゃあこれにするっす。読むっすよ!」
きな子「えーと相談者のお名前は『高校三年女子』さん」
夏美「ナッツゥ!? またですの!? さすがに3連続はすごい確率ですの!」
きな子「まあまあ、きっとたまたまっすよ。それで相談内容はー」ペラッ 0053 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 23:11:22.40
きな子『好きな子が、最近良く神社に通っているようです。
その神社にいる子は私と好きな子の部活仲間で共通の友人なのですが、2人はもしかして付き合っているのでしょうか。
私は不安で仕方がないです。どうかアドバイスをお願いします!』
きな子「お便りありがとうっす」
夏美「……なんか登場人物が増えましたの。前に読んだ分も含めて一旦整理するんですの」
きな子「えっと話をまとめると、『高校三年女子』さんの好きな子は同じ部活で幼馴染で」
夏美「その子は人気者で、最近神社に通っていて、その神社の子と好きな子が付き合ってるかもしれなくて不安、と」 0054 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/10(日) 23:19:52.77
きな子「じゃあ夏美ちゃんアドバイスお願いするっす」
夏美「え、私がアドバイスするんですの!?」
きな子「さっきはきな子がアドバイスしたから夏美ちゃんの番っす!」
夏美「えーっと、まずその2人は付き合ってないですの。それで、神社で会うのは何か理由があるからだと思われますの」
夏美「だから好きな子と神社にいる女の子が仲良くしてても不安になることはないと思いますの。それに好きな子からしたら、あなたの方が魅力的なんですの!」
きな子「……そっすかねー? っていうかなんでそこまでわかるんすか?」 0059 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:27:47.88
夏美「おそらく、神社にいる女の子のところには相談に行っただけだと思いますの!」
きな子「だから、なんで夏美ちゃんがそこまでわかるんすか?」
夏美「それはえっと……私も神社に好きな子のことで相談に行ったことあるから……」
きな子「え? 夏美ちゃん好きな子いるんすか!?」ガタッ
夏美「あっ」 0060 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:29:43.92
きな子「それは一体誰っすかぁ!?」
夏美「秘密ですの! きな子が秘密にしてるのに私だけ言うなんて不公平ですの!」
きな子「何で気付いてくれないんすかねえ……」ボソッ
夏美「ん?」
きな子「ん?」 0061 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:31:09.00
「「……」」
きな子「つ、次のお便り読もうっす!」
夏美「そ、そうですの! じゃあ読むんですの!」ペラッ
夏美「適当にこれで良いですの!」サッ
夏美「相談者は『高校三年女子』さん」
きな子「またっすか!?」 0062 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:34:11.86
夏美「ここまで偶然が続くと逆に驚きませんの……内容は」
夏美『幼馴染に告白したのですが、返事がもらえなくて辛いです』
きな子「おおぉー! ついに告白したんすね!」キラキラ
夏美「ついにっていうか、バラバラに選んだのにたまたま時系列順になったみたいですの」
夏美「で、次のアドバイスはきな子ですの」 0063 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:49:29.05
きな子「断られて辛い、じゃなくて返事が貰えなくて辛いってことは保留にされてるってことっすよね?」
夏美「そういうことだと思いますの」
きな子「保留にされるってことは、つまりは脈があるってことっす! だから諦める必要なんてないっすよ!」
夏美「おおー」パチパチ 0064 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:57:43.87
きな子「ていうか断ってない時点できっと幼馴染さんも相談者さんのことが好きっすよ!」
夏美「ずいぶんとはっきり言うんですのね」
きな子「もしきな子が好きな子に告白されたら、って考えると自然と答えが出てきたっす」
夏美「ほう?」
きな子「もしそうなったら、嬉しさが溢れすぎて思考停止して一旦保留にしちゃうかもって思ったっす」
きな子「それで照れくさかったり、素敵な返事の仕方を考えたりしてて返事に時間がかかるかもっす」 0065 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 22:59:56.70
夏美「ふぅーん」
きな子「それに、恋愛対象じゃない子に告白されたらすぐに断るはずっすよ」
きな子「きな子も後輩に告白された時はびっくりしたけどすぐ断ったっすし」
夏美「ん?」
きな子「ん?」 0066 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/12(火) 23:03:22.47
夏美「待つんですの、その後輩って」
きな子「冬毬ちゃんっすけど……」
夏美「は?」
きな子「え?」
夏美「ちょっとカメラ止めるんですの」
きな子「でも……」
夏美「止めろ!」 0076 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 22:07:33.97
きな子「わ、分かったっす……ってあれ、どうやって止めるんだったっすかね」カチカチ
夏美「もう! 私が止めるから貸すんですの!」サッ ピッ
きな子「で、でも冬毬ちゃんがどうしたんすか? 何か聞き捨てならない感じだった気はするんすけど」
夏美「……本当に分からないんですの?」ジッ
きな子「なんかそんな目で見られると怖いっす……」 0077 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 22:29:37.30
夏美「確かに最近……冬毬が目を腫らして家に帰って来て部屋に籠もっていたことがありましたの……」
夏美「理由を聞いても頑なに教えてくれなかったけど、あれはきな子に告白して断られたからと……やっとわかりましたの」
きな子「そうだったんすか」
夏美「そうだったんすかじゃありませんの! 大事な妹を泣かせて!」
きな子「……むぅ。じゃあ夏美ちゃんはきな子が冬毬ちゃんと付き合ったら良かったと思ってるんすか?」 0078 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 22:33:35.09
夏美「そんなことは言ってないんですの!」
きな子「冬毬ちゃんのことは後輩として、仲間としては大好きっすけど恋愛対象としては見れないっす。それなのに付き合ったら失礼っすよ」
夏美「わかってますの! でももっとこう……傷付けないように断ってほしかったんですの!」
きな子「きな子がなんて言って断ったか知ってるんすか?」
夏美「う……知らないですの。なんて言ったんですの?」 0079 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/13(水) 23:11:11.17
きな子「他に好きな子がいるからごめん……って」
夏美「冬毬のことだから、きっと誰が好きなのか尋ねたのでは?」
きな子「聞かれたっすよ。ちゃんと答えたっす」
夏美「それは誰ですの?」
きな子「良いんすか? 今言って」ジッ おっ埋め立て君久しぶりだな
相変わらず埋め立てのペース遅い無能で草 19:20 黒澤ダイヤ
ダイヤはことりが動かなくなったことを確認した後、地面に置かれたバックパックを拾おうとして身をかがめた。
果南「ダイヤぁぁぁぁ!!」
果南がそれを許さず、ダイヤの上体を持ち上げるように襟元を掴み上げた。
ダイヤは僅かに顔を歪めたが、されるがままに─静かな目で果南を見つめた。 果南「なんで……なんで……どうして!?」
果南の顔は涙でぐしゃぐしゃに歪み、ダイヤを掴む両手は小刻みに震えている。
ダイヤ「どうして──とは?」
ダイヤはいつも通りのトーンで聞き返した。どうしてとはどういう意味か教えてほしい、と当然の疑問を発したに過ぎない様子だった。
その様子が果南の感情を激しく揺さぶった。
果南「ふざけんなっ! 何でことりちゃんを撃ったの!? 何でことりちゃんを……っ……殺したの!?」 ダイヤ「ゲームに勝って生き残るためです。勝つためにはμ’sとLiella!のメンバーを殺す必要がある。だから撃ちました」
平然と言い放つダイヤに、果南は言葉を失った。
目の前で話している人物は、本当に私の知っているあの黒澤ダイヤなのか─?
果南「……さっき話したよね、ゲームに乗るつもりはない、皆で島から出る方法を考えるって。あれは…何だったの?」
果南は絞り出すように言葉を紡いだ。
ダイヤ「方便です。私も話しましたわ、果南さんも、他のAqoursのメンバーも誰かを殺すなんて真似が出来るはずがないと」
ダイヤ「ですから─私が殺したんです」 果南「なんで!? 何でそうなるの!? 皆で協力すればきっとこの島から出られる! 誰も人殺しなんてする必要ないのに!」
ダイヤ「本当にそう思いますか? 協力、協力と果南さんは言いますが、力を合わせればこの状況を打開出来ると─本気でそう思うんですか?」
果南「出来るよ! 皆で話し合えば─」
ダイヤ「何人もの人間を拉致して、実際に私達の前で聖良さんを殺してのけるような連中が、一介の女子高生達の話し合いで破綻するような抜け道を残していると?」
果南「っ……!」
ダイヤ「たった今、私はμ’sのメンバーを一人殺しました」
ダイヤ「これでもμ’sの皆さんは─協力しようという言葉に耳を貸すと思いますか?」 果南はもう─返す言葉を見つけられなかった。
ただ一言、ぽつりと呟いた。
果南「生き残るために、Liella!の子達も殺すの…?」
ダイヤは答えるまでもないと言いたげに、首を傾けただけだった。
果南「……」
果南が呑み込んだ言葉は、沈黙を通して言葉よりも雄弁にダイヤへと伝わった。
『人殺し』 ダイヤは果南から離れ、ことりのバックパックへと手を伸ばした。
バックパックを掴んだ手が震えそうになっている事に気づき、心の中で何度も呟いた。
あと1人あと1人あと1人あと1人あと1人あと1人あと1人あと1人あと1人……
ことりの姿を見ないようにして、バックパックを肩にかけた。 ゲーム開始前─聖良が殺されてから今に至るまで、ダイヤの頭の中ではぐるぐると同じ映像が廻り続けていた。
映像は首から血を噴き出した聖良の最期の姿から始まり、聖良の顔が鞠莉に、果南に、千歌に、曜に、梨子に、花丸に、善子に──そして最後には、ルビィに変わった。
自分のバックパックから拳銃を見つけた頃には、ダイヤの覚悟は固まっていた。
Aqoursを守るため──ルビィを守るため。
自分が殺そう、大好きなスクールアイドルを。 ダイヤ「果南さんの考えがどうであれ、私ももう止まるつもりはありません」
ダイヤ「私と共になどいられないと思うのであれば、どうぞご自由に」
果南に背を向けて、ダイヤが歩き出した。
果南はひどく遠くに感じるダイヤの背中を見て─ダイヤの後を追った。
果南「……一緒にいるよ、私も」
ダイヤ「では私に協力してくれるということですわね?」
果南「違う。私は──ダイヤのやろうとしてることに、賛同なんか出来ない」 ダイヤ「……それは─私の邪魔をする、と?」
果南「さぁね。じゃあどうするの? 私も撃つ?」
ダイヤ「……」
果南「そんなことするはずないよね。勝敗はグループの人数で決まるんだから」
果南「私がダイヤから離れようが付いてこようが、それはダイヤが決められることじゃない。私の勝手にさせてもらうから」
果南は言い、ダイヤの隣を歩き出した。 果南自身、自分がどうするつもりなのか分からなかった。
ダイヤを止めたとして、その後はどうなるのか?
一時的にグループ間の敵対を抑えたとして─ことりが死亡したことが伝われば、協力など到底不可能だ。
かといって、自分がゲームに乗り、人を殺すことなど想像することも出来ない。
目の前でダイヤが人を殺すのをぼーっと見ているのが─私の役目…?
考えても答えは出なかった。
だから果南は自分の直感を信じることにした。
『今のダイヤを一人にしてはいけない』
その信念を胸に、果南はダイヤの側から離れないことを誓った。 0806 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/16(土) 16:02:46.87
食堂
アルミン「……」
ライナー「……」
ベルトルト「……」
「お、ホモ三人組が飲んでるぜ!」
「ぶふっ! 仲良さそうだなぁ!!」
アルミン「…っく!」
ライナー「ぐぬっ!」
ベルトルト「う…うぅ!」 0807 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2023/09/16(土) 16:03:56.47
ジャン「へへ…まさかあいつらがそんな仲だったなんてなぁ…」
エレン「確かにアルミンがそういう趣味だとは気がつかなかったな」
ミカサ「うん …幼馴染の私たちでも 気がつかなかった」ポー///
クリスタ「でも、こっちのテーブルに呼ばなくて良いの?」
エレン「三人で積もる話もあるだろ 邪魔するのは良くないんじゃないか?」
ユミル「っく…くく! ああその通りその通り! ホモはホモ同士、仲良くさせてやろう!」
ライナー「…なんてアウェー感だ」
アルミン「うん…さっきから視線が痛いよ…」
ベルトルト「…なんとか誤解を解く方法はないかな?」 アルミン「……なんで…なんで……こんな事に……」
アルミン「ぼ、僕は…座学トップから……一夜にしてあだ名が…インテリホモに転落してしまうのか……!」
ライナー「……お、俺はなんだ! 何て呼ばれるんだ!!」
ベルトルト「ふん!! ホモゴリラかゲイの兄貴って所だよっ!!!」
ライナー「ベ、ベルトルトォォォォ!!! お前はホモノッポかゲイ山脈がお似合いだ!!」
ベルトルト「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
アルミン「二人とも!! 止めるんだ!!!!!」
ライナー「むっ!!」
ベルトルト「ぐっ!!」
アルミン「…ホモ同士の喧嘩なんて…傍から見れば良い見世物だよ ほら」 アルミン「……なんで…なんで……こんな事に……」
アルミン「ぼ、僕は…座学トップから……一夜にしてあだ名が…インテリホモに転落してしまうのか……!」
ライナー「……お、俺はなんだ! 何て呼ばれるんだ!!」
ベルトルト「ふん!! ホモゴリラかゲイの兄貴って所だよっ!!!」
ライナー「ベ、ベルトルトォォォォ!!! お前はホモノッポかゲイ山脈がお似合いだ!!」
ベルトルト「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
アルミン「二人とも!! 止めるんだ!!!!!」
ライナー「むっ!!」
ベルトルト「ぐっ!!」
アルミン「…ホモ同士の喧嘩なんて…傍から見れば良い見世物だよ ほら」 食堂
アルミン「……」
ライナー「……」
ベルトルト「……」
「お、ホモ三人組が飲んでるぜ!」
「ぶふっ! 仲良さそうだなぁ!!」
アルミン「…っく!」
ライナー「ぐぬっ!」
ベルトルト「う…うぅ!」 ジャン「へへ…まさかあいつらがそんな仲だったなんてなぁ…」
エレン「確かにアルミンがそういう趣味だとは気がつかなかったな」
ミカサ「うん …幼馴染の私たちでも 気がつかなかった」ポー///
クリスタ「でも、こっちのテーブルに呼ばなくて良いの?」
エレン「三人で積もる話もあるだろ 邪魔するのは良くないんじゃないか?」
ユミル「っく…くく! ああその通りその通り! ホモはホモ同士、仲良くさせてやろう!」
ライナー「…なんてアウェー感だ」
アルミン「うん…さっきから視線が痛いよ…」
ベルトルト「…なんとか誤解を解く方法はないかな?」 19:40 若菜四季
四季はマガジンを搭載し、安全装置を解除したマシンガンを両手で抱えて戸口の外へ目をやった。
満月のためか、日の光が消えても代わりを務めるように月の光が周囲の家々の輪郭を浮かび上がらせている。
それでもやはり視界は悪く、辺りには呑み込まれてしまいそうな暗闇が広がっている。 つい先ほど、それもごく近い場所から聞こえた二発の銃声──
使うつもりなどないと思っていたマシンガンをこんなにも早く構えることになるとは。
後は撃つ機会が訪れないことを強く願いつつ、四季は暗闇に目を凝らして周囲を警戒し続けていた。
凛「四季ちゃん……だ、誰かいる……?」
四季の背中に凛が怯えきった声をかけた。
四季は振り向き、無言で首を振った。
絵里「……」
凛の隣には─上半身のほとんどを血まみれの包帯で覆われた絵里が、じっと四季を見つめていた。 四季の考えた通り、家からは医療用品が見つかった。それも─四季が考えていた以上に充実した量と質の物が。
どうぞ気兼ねなく殺し合って下さい──
ゲームの主催者の声が聞こえてくるようで、胸が悪くなった。
新品同様の真っ白な包帯を、絵里の身体に凛と二人で協力して何とか巻きつけ終わった時、絵里の意識が戻った。
凛が絵里に抱きつこうとするのを止め、四季は自己紹介をしたが─絵里は何も答えなかった。
凛の言葉にもあまり反応を示さず、相づちとうめき声の中間のような声を出すだけだった。
四季も凛も、絵里の様子を見て─傷の影響が大きいようだと考えた。 四季もLiellaのメンバーだから人間不信になるのはしゃーない エレン「あ、ああ?」キョロキョロ
「うわー… エレンもホモなのかよぉー…」
「これ、男の成績上位者って全員ホモじゃないか?」
「ぶふっ! エレンが巨人だけじゃなく、男にも興味があったとはなぁ!!」
「そういや、あいつ…女に興味なさそうだったしなぁ…」
エレン「!? み、みんな何言ってるんだ!? どういう事だよおい!!」
ライナー「ふふ… どういう事ってなぁ… あいつらが言ってる通りのことだろ?」カランッ
エレン「何言ってんだよライナー! わけわかんねーぞ!!」ユサユサ!
ライナー「ははは… おいおい、俺の体を揺するなよ…」カランッカランッカランッカランッカランッ ジャン「へへへ… お前はなっちまったんだよ、ホモになぁ…」
エレン「ち、違うだろ!! 俺はホモじゃねぇ!! お前らだって知っているだろ!!」
アルミン「エレンが違うと言おうが…僕らが知っていようが…もうすでに遅いんだよ…エレン」
エレン「ア……アルミン!!!」
アルミン「エレンはもう…社会的にホモとされたんだ そう、僕らのようにね」フフフ…
エレン「ア、アルミンたちのよう…に?」 ライナー「ああ、そうだ…! 俺たちは全員…お前ら大衆によってホモにされたんだ…!」
ベルトルト「この屈辱…晴らさずにはいられないよ…!」
マルコ「ある者は、女子にあらぬ疑いをかけられ…!」
フランツ「またある者は、恋人との仲を引き裂かれた…!」
ジャン「へっ! …愛しい人へ思いを告げるのを邪魔された奴だっているぜ…!」
アルミン「そしてコニーは…」
コニー「おう! ホモだぜ!!」
ベルトルト「…こんなになってしまった」
ライナー「…そしてエレン…お前もその一人となったんだ…!」
エレン「――っぐ…!! お、お前ら…!」 ライナー「………共に来い、エレン」カランッ
ベルトルト「僕たちと共に…思い知らせてやろうよ…」
マルコ「……君を茶化し、ホモに仕立て上げた奴らを…こちらへ引き摺りこんでやるんだ!」
フランツ「僕らから平穏な日常を奪った畜生どもに…復讐するんだ!」
ジャン「そうだぜ、エレン… あいつらは同期なんかじゃねぇ… 巨人と同じだ!」
アルミン「さあエレン! 僕の手を取るんだ…!!」
アルミン「僕らには…君が必要なんだよっ!!!」
エレン「ア…アルミン………」
アルミン「……僕たちは幼馴染だ、エレン 一緒に…行こうっ!!」
エレン「…………」 エレン「…正直、お前らが正しいとは思えない」
エレン「…でもな …お前らがそんなに苦しんでいるなんて…俺…知らなかった」
エレン「ああ、そうだよな… 俺も…お前らがホモになっちまった片棒を担いでたんだよな」
アルミン「……エレン」
エレン「……俺は…お前らに酷い事をしてんだ…」
エレン「だから俺には多分…お前らの手伝いをする義務があるんだと思う」
ライナー「…つまり、俺たちの仲間になるって事か…?」
エレン「ああ 俺も……お前らの仲間に入れてくれ」 ジャン「…よく言ったぜ 死に急ぎ野郎… いや! エレン!」
マルコ「うん! エレン…とても嬉しいよ…!」
フランツ「エレン…! 共に…闘おう!!」
コニー「おう! エレンもホモなんだな!」
ライナー「………ウェルカム!」カランッ
ベルトルト「…ふふっ 君がいれば百人力さ エレン」ニコッ…
アルミン「……ようこそ 復讐のホモ…」
「――エレェェェェン!!!」バンッ!!
ライナー「うおっ!?」ビクッ!
ベルトルト「うわ! だ、誰…!?」ビクッ!
エレン「な、何だ…!?」ビクッ!
ミカサ「……エレン!!!」ハァ…ハァ…
アルミン(――!! ミ……カ……サ……!?) _________
____
_
少し前 宿舎の物陰
ミカサ「……ユミル! エ、エレンはどこなの…!?」///
ユミル「あ、ああ! もうすぐだ、もうすぐ!!」
ミカサ「で、でも…さっきから…同じ所ばかり周ってる…!」///
ユミル(……くそ……いざとなったら…踏ん切りがつかねぇ…)
ミカサ「お願い、ユミルッ!! エレン! エレンは何処!? 何処なの!?」涙ポロポロ
ユミル「――っくぅぅ!!? う、うう…」///
ユミル(あああ!!? っく、くそぉ!! 駄目! 駄目だ…!!) ユミル「ミ、ミカサ!!!」
ミカサ「―!? どうしたのユミル…?」ビクッ!
ユミル「…あ、あのなぁ…私はなぁ…!」ハァ…ハァ…
ミカサ「…な、何? ユミル…怖い顔…してる」ビクビクッ…
ユミル「わ、私はな…お、お前の事を…っ!?」ハァ…ハァ…
ユミル(何で…こんな時に…クリスタの顔が浮かぶんだよぉ…!)ギリッ
ミカサ「…? ど、どうしたの? ユミル…」オロオロ…
ユミル「…っぐ! っく…くぅ……!」ギリギリッ
ユミル(わ、私は…何をしているんだ… なんで…こんな…)
クリスタ「ユミルーーーー! どこーーーー!?」 ユミル「!?」
ミカサ「!? …クリスタの声がする」ポー///
ユミル(クリスタ… 私を探しにきて…くれたのか?)
ユミル(……なかなか戻らない私を…心配して……?)
ミカサ「…ユミル …なんで、泣いてるの?」ポー///
ユミル「!?」バッ!
ミカサ「ユ、ユミル…! 大丈夫…!? そしてエレンは何処!?」ポー///
クリスタ「ユミルーーーー!! 居ないのーーーー!?」 ユミル「…………」
ユミル「……ミカサ」
ミカサ「な、何…?」ポー///
ユミル「……エレンは……無事だ」
ミカサ「え…? ど、どういう事…なの?」オロオロッ
ユミル「……多分もう、自分のテーブルに帰っているはずだ」
ユミル「私は頼まれたんだ… アルミンに、お前をテーブルから離してほしいってな」
ミカサ「アルミンに…?」ポー///
ユミル「そうだ… あいつ…何か企んでやがるぞ! ミカサ、すぐエレンの所へ行きな!!」
ミカサ「――!!」 ユミル「ほら、早く行けよ!! …今日のアルミン、どこか変だった!」
ユミル「何を考えてるか知らねぇが……急いで戻った方がいい!」
ミカサ「――! わ、わかった!!」ダダダッ!
ユミル「…………」
クリスタ「おーーーい、ユミルーーー!! どこなのーーーー!?」
ユミル「………っふ」
ユミル「おーーーーい、ここだぞーーーー!! クリスターーーー!!!」 _________
____
_
アルミン「……」
マルコ「マ、マズイよ… ミカサが帰って来た…!!」
ジャン「お、おいアルミン!! どうすんだ!?」
ライナー「落ち着けお前ら! とにかく視線を合わせるな…!!」
フランツ「う、うん!」
ベルトルト「でも、このままじゃ…エレンが……!!」
エレン「ミ、ミカサ…!?」///
コニー「おうおうおう!! ホモだぜ!!!」
アルミン(…ユミル 心変わりしたのか… でも!)
アルミン(…良い時間稼ぎになってくれたよ…!)ニヤ… ミカサ「エレン!! 怪我はない!? どこか痛くない!?」ダダダッ!
エレン「わ、わわ!! おいミカサ!! そんなに近寄るなよ…!」///
ジャン「ッぐぅぅぅぅぅ…!!! アルミン! どういうことだぁ!?」
ライナー「っく! お、俺たちには対ミカサ用の作戦なんてないぞ…!」
ベルトルト「ここでエレンを奪還されるのは痛いよ…!」
マルコ「う、うん…! エレンを取られれば…僕らのこれまでの手口も…皆にばれてしまう…!」
フランツ「た、多分アニが…凄い形相で突っ込んでくる事になるよ…!!」
アルミン「慌てる必要はないよ、みんな …僕に任せて」ニヤ… アルミン「…ねぇ ミカサ」
ミカサ「―!? ア、アルミン…」ポー///
アルミン「……ちょっとね、話があるんだ」
アルミン「突然だけどね、ミカサ 僕らは君に…黙っていた事があるんだよ」
ミカサ「だ、黙っていた事…?」ポー///
アルミン「そう…僕たち幼馴染の中で……君だけが知らなかった事だよ」ククッ
ミカサ「―!? え…? エレンも知っているの!?」ポー///
エレン「え!? い、いや…何の事だ? アルミン…」///
アルミン「僕から説明するから…エレンは黙っていて欲しい」
アルミン「……エレン自ら言うのは……恥ずかしいだろうからね」
エレン「………!」 ミカサ「ア、アルミン…! エレン、どういう事なの!?」オロオロ///
アルミン「…ミカサ 君は僕らの幼馴染で…エレンとは寝食を共にしていた仲だ」
アルミン「恐らく…エレンについて、知らない事はないという自負があるだろう…」
アルミン「…でもね、ミカサ 君がエレンについて知らない事っていうのは…まだあるんだよ」ニヤァ…
ミカサ「…そ、そんな事ない…! 私はエレンの事なら…なんでも知っている…!」ポー///
アルミン「…ふふっ そうかなぁ…」ニヤニヤ…
アルミン「…例えばの話だよ? 男の子が一つ屋根の下で…かわいい女の子と暮らしていたとして…」
アルミン「…恋心が芽生えないのは…おかしいんじゃないかな?」
ミカサ「――っ!?」/// アルミン「…まぁ、年頃でなかったとしても…成長したら芽生えるものだよね…普通」
アルミン「もっと言えばその女の子は…男の子の事ばかり気にかけて…面倒をみていて…おまけに綺麗だ」
アルミン「…普通の男なら…ちょっとくらいその子の事が好きになっても…おかしくないよねぇ?」
アルミン「…そう 家族という誤魔化しの言葉なんて…その子に対して使わないんじゃないかな…?」
ミカサ「…それって」///
アルミン(そう…君とエレンの事だよ)ボソッ
ミカサ「っくぅ…!」/// アルミン「…まぁ…普通の男の子の話だからね… 普通じゃなければ…違うんじゃないかな…?」
ミカサ「っぐ…! …アルミン、どういう事…?」///
アルミン「…昔さ、僕とエレンがふたりで居なくなる事って…よくあったよね…?」
アルミン「そして…僕とジャンを見て知っている通り…僕はホモなんだよ?」フフフ…
ミカサ「――っえ…? そ、それって…」///
アルミン「そう…エレンは……!」
ユミル「おいミカサ!! そいつの言葉に惑わされるんじゃねぇ!!!」バンッ! ミカサ「――!? ユ、ユミル…!」///
アルミン「……ユミル」ギロッ
ユミル「そいつはもうアルミンじゃねぇんだ!! 今は…人の心を惑わす、悪魔だぞ!!」
クリスタ「はぁ…はぁ…! もう、ユミル!! いきなり全速力で走りだして…どうしたのっ!?」
ユミル「クリスタ…悪いな 今はちょっと、ミカサに用事があるんだ…」
ユミル「――いいか!! そいつの話は聞くな…!! 知りたい事があるなら…本人に聞けっ!!!」
ミカサ「……ユミル」ポー///
アルミン「……いいね そうしようか」 アルミン「ミカサ…! エレンに聞いてみるといいよ…!」
アルミン「エレンが…ホモなのかをね…!」
エレン「……!!」
ミカサ「……わ、わかった」ポー///
アルミン(……危ない橋だ 勝率は八割ほどだろうか? でも…!)
アルミン(僕は負けない…! 負けるはずはないのさ…!)
ミカサ(エレンがホモ…! そんなはず…そんなはずはないっ!!)///
ミカサ(私は誰よりも近くで…エレンを見てきた…! エレンがホモだなんて…そんな素振りはなかった!)///
エレン(っくっそ… ま、まさかミカサに聞かれちまうとは…)///
エレン(ミカサに嘘をつくってのは…いやでも、アルミン達を見捨てるのも…)///
ミカサ「…………エレン?」ポー///
エレン「お、おう!?」 ミカサ「エレンは………ホモなの?」ポー///
エレン「そ……それは………」ゴクリッ
ライナー(エレン…俺は信じてるぞ!!)
ベルトルト(ア、アニにこの事が知れたら…知れたら…!!)
ジャン(頼むぜぇぇぇ!! エレェェェェェン!!!)
マルコ(もう…エレンを信じるしかない! 頼むよ!)
フランツ(こんな所で…こんな所で僕たちの復讐を終わらせるもんか…!!)
コニー「俺はぁぁぁぁぁぁぁぁ……ホッモだぁぁぁぁぁ!!!」
エレン「お、俺は…俺は…な、ミカサ……」
ミカサ「うん…!」ポー///
アルミン「……」
エレン「俺はな…………………ホモ……だ」
ミカサ「――っえ…!?」
アルミン(………ふ、ふふ……ふは……ふはははははは!!!」 エレン(…すまねぇ、ミカサ… 俺はアルミン達を見捨てる事は出来ない…!)
ライナー「…はははは! そう、エレンはホモだ……!!」
ベルトルト「そ、そうだよ!! エレンはホモなんだよっ!!!」
ジャン「へへへ… その通りだぜ、エレン!!!」
マルコ「うん…! 間違いなくエレンはホモだね!!」
フランツ「どうだ、ミカサ!! エレンはホモなんだ!!!」
コニー「俺もホモなんだぜ!!!」
アルミン「ふははははははははははははははは!!!!」
アルミン(勝った…! 勝ったぞ…!! ミカサを下した今…! 恐れるものは…もう何もないよっ!) ミカサ「ほ、本当なの…? 本当の事なの、エレン!?」ユサユサ!///
エレン「あ、ああ… 俺は…その…ホモだよ」
ミカサ「…嘘っ! そんなの嘘っ!」///涙ポロポロ
アルミン「ははは…! ミカサ…もうやめるんだ! エレンも困ってるよ…」ニヤ…
エレン「わ、悪いな…ミカサ…黙っててさ」
エレン「でもな……俺は本当に…ホモなんだ」
ミカサ「――エ、レン…!!」ガクッ! ライナー「…さ、エレン 向こうで飲もうぜ…!!」カランッ!
ベルトルト「ああ… 次の計画を練ろうよ…!」
マルコ「そうだね… 忙しくなるぞ…!」
フランツ「ははは!! 僕らの復讐はまだまだ終わらないんだ…!」
コニー「おう! さっさといこうぜ!!」
ジャン「ほら、行こうぜ! エレン!」
エレン「あ、ああ…」
ミカサ「………………待ってっ!!」グスッ/// エレン「…なんだよ…ミカサ…もう話は」
ミカサ「………エレンが………ホモでもいいっ!」グスッグスッ///
エレン「―!?」ドキッ!!
ジャン「おい、立ち止まんなよ! はやく行く…」チラッ
ミカサ「エレンがホモでも……私はエレンの傍にいたいっ!!」////////
エレン「ミ、ミカサ―!」ドキドキッ!!////
ジャン「ぞ――っつぅぅぅぅう!!!?」ドキドキッ!!///// ジャン「っつぅぅ!? っだ! ぃええ…」ドキドキッ!!/////
エレン「!? お、おいジャン…!? どうしたんだ!?」
ライナー「ん? どうしたおい… なんだ…?」
ベルトルト「ジャン…どうしたの…?」
ジャン「っぐ…! えっぐ…!!」/////
マルコ「!? ジャン!?」
フランツ「なんで…号泣してるんだ…!!?」
アルミン「――まさか!! ミカサの目を見たのか…!?」
ジャン「……うぉぉぉぉぉ!! エレンは…ホモなんかじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ドタバタッ! ライナー「な、何を言ってやがるんだ!!?」
ジャン「だってよぉ!! ミカサが…可哀想じゃねぇぇぇかぁぁぁぁ!!!」グスグスッ
コニー「おい、ジャンの奴…どうしちまったんだ?」
ミカサ「ジャン!!? 本当なの!?」////
ジャン「ああ…!! 本当だ…!!! 俺たちは…エレンに…むぐっ!?」ガシッ!
ライナー「なにやってんだ、おい!! ジャン!!」ググッ!
ジャン「んーーーーー!! んんーーー!!」ジタバタッ アルミン「ライナー!! そのままジャンの口を押さえてるんだ!! エレンは早くライナー達の後ろへ!!!」
エレン「あ、ああ!!」ダ゙ッ!!
アルミン(…肝心な所でっ!! これじゃ、計画が一気に遅れてしま)ガシッ!!
アルミン「――!?」バッ!
ミカサ「アルミン!! …ジャンの言っている事は…本当なの…!?」グスグスッ////
アルミン(しまっ――!? ぁぁぁぁぁぁあああああああ!?」ドキドキドキッ!!//// ライナー「ア、アルミーーーーン!!?」
エレン「お、おい!! アルミンが絶叫してるぞ!? 大丈夫なのか!?」
マルコ「まずい!! 早くアルミンを取り返すんだ!!」ダッ!
ベルトルト「うん!!」ダッ!
フランツ「ほら!! コニーも行くぞ!!!」ダッ!
コニー「おう!! 俺はホへぶっ!!?」バキッ!!
ユミル「ほぉー… エレンがホモじゃないってのは、お前らには随分と不都合みたいだなぁ?」ポキポキッ
アニ「……エレン……ホモじゃないんだってね?」ゴキゴキッ コニー「ぎゃあああああああ!!!」ゴロゴロッ
エレン「コニーーーー!!?」
ライナー「ま、待て!! アニ! 落ち着け!!!」ガタガタッ
ベルトルト「あわ…あわわわわわわ…」ガタガタッ
フランツ「ちょっと…! こ、この二人を突破するなんて無理だよ!!」
マルコ「そ、それでも今はアルミはがっ!!?」ドゴッ!!
アニ「……次」
マルコ「あがががががががが!!?」ゴロゴロッ フランツ「マルコ!? ま…待って!! 待ってくれよぉ!!!」ガタガタッ!
ベルトルト「そうだよ!! 暴力はいけないよ!! 暴力は!!!」ガタガタッ!
ライナー「ちょ…!! やめろアニ!! 止めるんだ!!!」ガタガタッ!
エレン「本気で蹴るなよ!! マルコが死んじゃうだろ!!」
ユミル「おいおい… お前らの団結はそんなもんだったのかぁ?」ククク… アルミン「あああああああああああ!?」ドキドキドキドキッ!!!////
アルミン(あ、ああ… 僕の…僕らのホモ団が……)
アルミン「あああああああああああ!!?」ドキドキドキドキッ!!!////
アルミン(こんな……こんな事で……終わってしまうのか……!?)
アルミン「あああああああああああ!!??」ドキドキドキドキッ!!!////
アルミン(……もう、何も考えられない…… 僕らの…野望は…復讐は…!)
ミカサ「アルミン!!! エレンは、ホモじゃないの!!?」///
アルミン「はいっ!! 違いまぁぁぁぁぁぁぁす!!! すいませんでしたぁぁぁ!!」涙ブワッ… ライナー「――!! アル……ミン……ッ!!」
ジャン「んぐーーーー!!」バタバタッ!
エレン「…え!? な、なんでアルミンばらしてるんだよっ!? これじゃお前らの復讐は…」
フランツ「そ、そんな……」ガクッ…
ベルトルト「僕らの……復しゅあがっ!!?」ドスッ!!
アニ「……次」
ベルトルト「痛っでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」ゴロゴロッ
フランツ「ベルトルトォォォォォォ!!? …ちょ、ちょっと!! 僕はちがっほげ!!?」ガコッ!! アルミン「ふぁい…エレンはホモじゃありません… すみませんでしたぁ…」涙ボロボロ
ミカサ「本当…!? 本当なのね…!!?」/////
アルミン「ほ、ほんとうです… 僕らが…嵌めましたぁ……」涙ボロボロ
アルミンの言葉を聞いた瞬間、ミカサは駈け出した――
ミカサ「―っ!! エレン!!!」ダダダッ!
愛しいエレンのもとへ――
エレン「ミ、ミカサ!」///
一度は同性愛者だと思った最愛の人が、本当はそうではなかった――
それはミカサの沈んだ心を、どれほど慰め、また安心させた事だろうか―― エレン「う、うわっ!?」ダキッ!///
ミカサ「本当に…本当に……よかった…エレンッ!!!」ニコッ!/////
ミカサがエレンに抱きついた時…ミカサは、その日一番の笑顔を見せた――
さくらんぼの様に染めた頬、宝石のように潤んだ瞳――
そして、普段からは想像のつかない、天使のように無垢な頬笑み――
酔ったミカサの放つ全ての者を虜にするオーラは光となり、食堂を駆け巡った――
エレン「―ミ、ミカサ!?」/// ドッキドキ!!
ライナー「―うがっ!?」/// ドッキドキ!!
アニ「―っくぅぅ!?」/// ドッキドキ!!
ユミル「―うわっ!?」/// ドッキドキ!!
クリスタ「―ふぇっ!?」/// ドッキドキ!!
104期一同「―わぁぁ!?」/// ドッキドキ!! ライナー「……う、うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」号泣
ジャン「――っぷは!! うぉぉぉ!! ミカサァァァァ!! よかったなぁぁぁ…」号泣
ライナー「お、俺たちは……何て事をぉぉぉ……」涙ボロボロ
ベルトルト「痛つぅぅぅ…!! ラ、ライナー!?」
マルコ「痛てて…!! …ライナー…どうしたんだ…?」
フランツ「痛だ、だたた…!! …ラ、ライナーだけじゃなく…食堂全体が…なんか変だよ…?」
「ああああ…!! ミカサ、良かったなぁぁぁ」涙ボロボロッ
「ミ、ミカサ…ミカサ…」ハァハァ…
「……だ、駄目!! 私は女…私は女…」フゥ…フゥ…
コニー「ごっほ!! げほ…!! お、俺は…ホモ…だぜ」 アルミン「………みんなぁぁぁ」涙ボロボロ
ライナー「うぉぉぉぉ!! アルミーーン!!!」涙ボロボロ
ジャン「うあああああ!!! お前らぁぁぁぁ!!!」涙ボロボロ
ベルトルト「うわ!! 三人で抱き合ってるよ…!!」
フランツ「僕らが痛みで悶えてる間に…何が…!?」
マルコ「……きっと、あれだ」
ミカサ「エレンーー!!!」///グスグスッ
エレン「な、泣くなよミカサ…」///ドキドキ…!
ベルトルト「…ミカサ…!」 マルコ「…うん 多分エレンがホモじゃないと知ったミカサの魅力が…爆発を起こしたんだ」
マルコ「それに触れてしまった者達は…ミカサとエレンに感動するか…ミカサの虜となってしまった」
マルコ「そして、その爆発を直視したライナーや長時間ミカサを見続けたアルミン…もとからミカサの虜のジャンは」
マルコ「これまでの自分たちの行いの罪悪感に…苛まれてるんだと思う…」
フランツ「じゃ、じゃあ…僕らの復讐は…!?」
マルコ「……アルミンはもう、指揮をとる事は出来ないだろう アルミンを失った僕らの復讐は…」
ベルトルト「……本当に……終わってしまったんだね……」ガクッ… アルミン「…みんな、聞いてくれ!!!」グスッグスッ
アルミン「僕は…どうかしていたんだ… 僕らがホモにされたからって…みんなもホモにしようなんて…」グスッグスッ
アルミン「そんな事…許されるはずがなかったんだ…」グスッグスッ
アルミン「僕は、自分勝手な復讐心から…みんなを騙して…巻き込んでしまった」グスッグスッ
マルコ「……アルミン」
アルミン「…許してくれとは言えないよ …でも僕はこれ以上…復讐を続ける事は出来ない…」グスッグスッ フランツ「……僕も同じさ ホモ仕立て上げられたとはいえ、ジャンたちを…嵌めてしまったんだ」
フランツ「……ハンナには…もう一度事情を話してみる事にするよ……」
ライナー「も、元はと言えば…俺たちが、あんなにいがみ合ってしまった事が原因なんだ…!」グスッグスッ
ベルトルト「…ライナー」
ライナー「同郷の親友であるベルトルトと…あんな小さな事で険悪にならなければ…!」グスッグスッ
ベルトルト「ライナー…僕も…すまなかったと思っているよ…」グスッ
ベルトルト「…もうクリスタとはお話できないかもしれないけど…ライナー!! 僕たちは…親友だ!」
ライナー「うぉぉぉぉ!! ベルトルトォォォォォ!!!」グスッグスッ コニー「おい…みんなどうしちまったんだ…? 俺は…ホモなんだぜ…?」
ライナー「コニィィィィィィィ!!!」グスッグスッ
ベルトルト「コニー…! もういい…もういいんだよ…! 君は…ホモなんかじゃないんだ!」グスッグスッ
コニー「俺は…ホモじゃない? どういうことだ…?」
ジャン「…復讐なんて悲しみしか生み出さねぇんだ…!! もう…こんな酷ぇ事は終わりにしようぜ!」グスッグスッ
アルミン「……その通りだよ、ジャン! 復讐のホモ団は……今をもって解散するっ!!」 アルミン「……また、みんなで仲良くいこうよ……!」
ライナー「…おうっ!」
ベルトルト「そうだね…!」
マルコ「…うんっ!」
フランツ「僕らは酷い事をしてきたけど…なんだか僕らの関係は、一層深まったよね…!」
ジャン「…ああ、そうだな…! 今夜の俺たちのチームワークは…完璧だったぜ…!」
アルミン「…ふふ! そうだね…僕らは案外…良いチームになるかもしれないよ」
ライナー「ああ! 俺たちが集まれば…これからどんな困難があっても…乗り越えられるさ…!」
ベルトルト「うんっ! 僕らは復讐のホモ団から…親友になれたのかな?」
マルコ「ははっ! そうだね!!」 フランツ「…また、何かあったら一緒に乗り越えていこうよ!」
ジャン「そうだな…! 親友のホモ団って感じか?」
ライナー「ははは…! 結局ホモじゃないか!」
一同「ははははははははははははははははは!!」
コニー「…んん? 俺はホモじゃない? いや、ホモだろ ん? 違うのか? …」
アニ「………あんたら」
ユミル「何……笑ってんだい?」
クリスタ「……」 アルミン「ひぃ!!!」
ベルトルト「あ、あわわわわわわわわわわ…!!!」
ライナー「ま、待てアニ!!! 頼む!! ぼ、暴力だけは…!!!」
アニ「………」ジロッ
フランツ「わ、わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
マルコ「ちょ、ちょっと…僕はさっき蹴られたよ!? 僕じゃないでしょ!?」
ユミル「……何怯えてるんだ?」
ジャン「お、俺も違うよな!? 最初に改心したもんなぁ!?」
コニー「んーーー? わっかんねぇなぁ…」
クリスタ「あ、あの…アルミンに相談が…あって…」/// アルミン「ひぃぃぃぃぃぃ… …え、ええ? …僕?」
アニ「……そうだよ」
ユミル「ああ……実はな」
クリスタ「その……同性愛に目覚めさせる方法とか…ないかなって…」///
アルミン「ど、同性って…女同士って…事?」
クリスタ「そ…そうなの」///
アニ「…あんたらはホモ増やしてたんだからね」
ユミル「…そういう作戦考えるのは得意なんだろ?」 ライナー「お、おい… それって…」
ベルトルト「まさか…ミカサをって…事?」
クリスタ「……」コクッ///
アニ「…っく!」モジモジ///
ユミル「……クリスタが…そう言うから」ズーン
ライナー(……まずい)
ベルトルト(……こいつら)
アルミン(……ガチだ……!) _________
____
_
アルミン「ハァ……! ハァ……!!」タタタッ!
アルミン(あれから数日が立った)
ライナー「おいアルミン!! そっちは大丈夫か!?」
アルミン「う、うん!! 誰も居ないみたいだ…!」
アルミン(結局、僕らは未だに社会的にはホモのままなのだが、僕らの周りには大きな変化が起こっていた)
ベルトルト「ああ…!! コニーが…!!」
「コニー!! 待ってくれよぉぉ!! ホモなんだろぉぉぉ!!?」
コニー「おう! ホモだぜ!! …違ぇよ、俺はホモなんかじゃねぇ!!!」タタタッ!
ジャン「コニー!! こっちだ、ついてこい!!!」
コニー「ジャン!! ありがてぇ!!!」 アルミン(成績上位者の殆どがホモだった事から、成績上位になる為にはホモでなければならないという噂が流布し)
アルミン(僕たち元復讐のホモ団のメンバーは、憲兵団を目指す層に重点的に狙われ)
アルミン(自由時間の度に、己の貞操を守らなければならなかった)
フランツ「おおーい! こっちは誰も居ないよ!!」
マルコ「みんな!! 急いで!!!」
ライナー「おうっ!!」
ジャン「ふぅぅぅ!! 助かったぜぇ…!!」
ベルトルト「あ…ミカサだ…」 ミカサ「ハァ…! ハァ……!! 着いて…来ないでっ!」タタタタッ!
クリスタ「ま、待ってミカサ…!!」タタタッ!///
アニ「ほらっ…! このお酒を…飲んでっ!!」タタタッ!///
ミカサ「嫌っ…! もう、本当に…着いてこないでっ!!」タタタッ!
ユミル「ま、待ってくれよクリスターー!!」タタタッ!
アルミン(あの日、魅力を爆発させて男女問わず多くの人間を虜にしたミカサは、僕らより酷い状況で…)
アルミン(毎日、多くのミカサ信者に追いかけまわされる日々を過ごしていた…)
ライナー「…ミカサの奴も、相当まいっているみたいだな…」
ジャン「…無理もねぇ 毎日あれだけの数から逃げてるんだ…」
「うぉぉぉぉ!! 待ってくれぇぇぇぇ!!」///
「ミッカッサ!! ミッカッサ!!!」///
「ミカサーーーー!! 待ってぇぇぇぇぇぇぇ!!」/// アルミン「…なんだか可哀想だね… エレンと満足に話も出来ないはずだよ」
ジャン「……っへ 死に急ぎ野郎だけはこの騒動とは無縁なんだよな…」
フランツ「うん …あの時、無理にでも引き摺りこんでやればよかったかな」
ベルトルト「ははっ… エレンは今や104期生で数少ないノーマルだからね」
コニー「ん…? お、おい… 誰か近づいてくるぞ…!」
マルコ「…アルミン!」
アルミン「うん…! …そうだね」
アルミン(僕たちは良いチームになる… そう言った時は、それはまだずっと先の事だと思っていたけど) アルミン(それは、僕たちの予想を超えてはるかに近い将来の事だった)
アルミン「コニー、君は小回りを利かせて陽動を頼むよ…!」
アルミン「その間にライナーとベルトルト、ジャンが突進して道を開く!」
アルミン「フランツとマルコはまた安全そうな地点を探してくれっ!」
アルミン(僕ら元復讐のホモ団メンバーは、この困難を乗り越えるため再び集まった)
アルミン「さぁ…! 作戦開始だ…!!」
アルミン(はじまりは確かに褒められたものじゃない集まりだったけど…)
アルミン(僕らは確信している…あれだけの事が出来たのは…他でもない、僕らだったからだ)
アルミン(そう…僕らは復讐のホモ団から…親友のホモ団へと名を変え…戦い続けている)
一同「おうっ!!」
アルミン(…僕らが集まれば、どんな困難だって…乗り越えられるさ……!!)
おわり そもそも凛にも四季にも医学の知識はなく、正しい止血の方法など分からない。包帯もただ巻きつけただけといっていい状態だった。
それでも─素人目に見ても左腕の傷は縫合する必要があるように思えた。実際、巻きつけた包帯はじっとりと血を含み、包帯の端から垂れた血が赤い点を作り出していた。
医療用品の中には縫合用のキットも見つかったが、二人は顔を見合わせて困り果てた。包帯の巻き方も知らない人間に、縫合手術の真似事など出来るはずがない──
ただ、凛の頭に一人の友人の顔が浮かび、四季にそれを伝えた矢先──銃声の音が、ほとんど間を置かずに二発分響いたのだった。 四季「今のところは大丈夫……だと思う。この暗さで灯りなしに歩くのは無理だろうから、こっちには向かってきていないのかもしれない」
四季は戸口から周囲に目を凝らし、耳を澄ませつつ、声を潜めて凛に告げた。
警戒を緩める気はないが、今すぐに何かが起こるという訳でもないらしい。
凛はわずかに表情の緊張を解いたが─すぐにその顔がこわばった。
凛「絵里ちゃん…? どうしたの?」
凛のすぐ隣にいる絵里が─苦しそうに浅い呼吸を繰り返し、暑くもないのに額に汗を浮かべていたので。 凛「四季ちゃん…! 絵里ちゃんが……!」
凛の緊迫した声を聞いて、四季は弾かれたように二人の元へ駆け寄った。
凛が何度も絵里に声を掛けるが、意識がはっきりしないのか、絵里の目はうつろで、何の反応も示さなかった。
四季がそっと手に触れると、汗をかいているのに皮膚は冷たく、脈が異様に早く打っているようだった。顔色はもはや蒼白を通り越して、白に近い色に変わっていた。
凛「絵里ちゃん、絵里ちゃん…! どうしよう、どうしよう……!」
四季「血が流れ過ぎたのかもしれない、早く何とかしないと…!」
やはり自分達の処置では不十分だったのだ─四季は唇を噛んだ。 しかし、これ以上自分達に何が出来るのか──?
四季は、凛が先ほど教えてくれたμ’sのメンバー、西木野真姫のことを考えた。
家が病院であり、真姫自身も医者の道を志しているという─彼女なら何とか出来るのではないかと、凛はそう言った。
問題は──どうやって合流するか。
四季は医療用品を探すため、家のあちこちをひっくり返した結果、物が散乱した床に目をやった。
その中の一つ─ラッパに持ち手が付いたような形の物だった─に目が留まったが、すぐにそらした。それはあまりにも危険過ぎる。
見つけた時は何故こんな物まで用意されているのか謎だったが、その意図が分かり、四季は吐き気を覚えた。
主催者側はゲームの参加者がこれを用いた場合に─何が起こるのかを見たがっているのだ。 凛「……四季ちゃん」
凛が意を決したように口を開いた。
凛「凛、行ってくる。山の上からそれ使って呼べば、島のどこにいても真姫ちゃんまで届くよね」
四季「凛ちゃん、でも……」
凛「大丈夫。外真っ暗だし、そう簡単には見つからないと思うから。それにね、凛、脚の速さには自信あるんだよ?」
笑いながら言う凛の声は、所々震えていた。
凛「絵里ちゃんのこと、お願い」
凛の顔を見て、四季は何も言えなくなった。
ただ、黙って頷いていた。 ゲーム開始4時間経過(20:00)
キャラクター配置図
https://imgur.com/a/Wp7ekqS 死ぬと消えちゃうのか
死んだ場所は記録されないんだね これ読んで映画版を観直してたけど出来いいな
あの原作を二時間でよくまとめた こんな胸糞悪い内容の映画を金払って見る奴がいるのか
どうかしてるね ミュージックフェアの曲に乗せて
みーゅーずのー メンバー
ほのかとーことりとーうみのにーねーんせいー
まーきーりんぱなーいーちねんせいー
えりにこーのぞみのーラララさーんーねーんせいー 当時は市立図書館に置く置かないで大論争を巻き起こしたベストセラーであり問題作だったからねぇ Wikiの登場人物紹介は見たことあるけど、こいつら本当に中学生?みたいな奴らのオンパレードだったことは覚えてる 原作はホラー小説大賞?だったけど映画は青春映画だった罠 >>574
名前赤字にしようかと思いましたが見づらくなりそうだったのでやめました。 20:05 東條希
希「やっぱり移動するつもりはないみたいだね…」
希が端末に映る紫色の点─それはLiella!のメンバーを示す色だった─を見て呟いた。
真っ暗な家の中、海未の持つ端末が放つ光を穂乃果、海未、希、にこが取り囲んでいた。
約1時間前、集落で再会した四人だった。
穂乃果が思わず大声をあげ、海未とにこに駆け寄って抱きついているのを見て自分もほっとしたものだったが─
海未から探知機の説明を受け、今まさに反応があると聞き、四人は手近な家の中へ飛び込んだ。 しれっと灯台組にメイ合流してんな
パワーバランス崩れたけどアイドルキチのメイなら… 死亡って放送で周知してなかったけ?
ダイヤにやられたと知ったらμ'sはAqoursに報復するのだろうか…… ※すいません、なんか書いてて違和感を感じたので読み返してみたところ、凄い根本的な所をミスってるのに気づいたので一度建て直そうと思います。
そんなに内容は変わらないと思います。 >>589
スレタイも申し開きの言葉もないくらいの失礼なミスなんですが、これはこれでパロディっぽいかなと思えてきたのでこのまま行きたいと思います >>591
ルールの補足というかルールそのものというか…
一応見直しながら貼り直すので少し時間かかります、すいません ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています