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【桜坂しずく】
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0001名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 22:27:06.40ID:522LKSlU
そういう事件が起きるという話は、ニュースで聞いたことがあった。

だから、自分は大丈夫だろうなんて思っていたわけではなかったし、
友人や両親からも気を付けるようにと何度も言われていたから、特に、夜道では気を付けているはずだった。

後から聞こえてくる足音。
近付いてきたと感じれば振り返って、警戒を示して、それで……。
いつもそうしてきたし、今回だってそうして、通り過ぎて、いつも通り、それで終わりのはずだった。

なのに……。

突き飛ばされて、車に連れ込まれて、
必死に抵抗してもどうにもならなくて――。

気付いた時にはもう、どこかも分からない部屋の中で、寝かされていた。
0103名無しで叶える物語(光)
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2022/07/05(火) 21:36:04.82ID:qiybMsRi
筆がはやい
0104名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 21:43:02.16ID:WRM8Z8IV
男の人は、座り込んだ私のことを見下ろす。
普通にしていても見下ろされる私と男の人との身長差は、
座っているのと立っているのとではより大きく差が開いて、深くなる影のせいか……威圧感があって。
座っていいなんて言われていないのに、勝手に座って……怒られるかもしれないと、怖くなってしまう。

だけど、男の人は座り込んでしまった私の頭を撫でて、
トイレで座るのは……なんて言いながら、私の腕に触れて、立たせようとしてくれた。

「っ……」

だけど、触られたと言うだけで……体の奥が熱くなる。
さっきまで、この人にそんな意思がなかったとしても……いやらしいことと似たようなことをされていたから。
そんな触れ方をしていた手だという認識が、ドキドキとさせてくる。

――私、誘拐されてきたのに……。

誘拐と、監禁。
そんなことをしでかした犯罪者である男の人。
私の人としての尊厳を、女の子としての尊厳を。簡単に踏み躙るようなことをしてくる男の人。
それでも優しく、丁寧に扱ってくれるけれど、でも、それは私が従順だからで。

そうでなかった場合のお仕置きがどれほどになるか分からないその恐怖心が……きっと、
私の心を惑わせているんだって、考えを改める。

今の体の疼きだって、他人に触れられたことのない、初体験だったからで、
それ以上でも以下でもないはず……と、思って。

「ぁ……」

便器の中を覗き、私の……汚いものを観察してから水を流す男の人の姿に、
私はいたたまれなくなって、顔を背けてしまった。
0105名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 21:57:54.18ID:WRM8Z8IV
健康状態を知るためだから……なんて男の人は言うけれど、
それでも、恥ずかしいものは恥ずかしくて、目を合わせられない。

しているところを見られたわけではないけど……でも、
それが出てきた場所も、出てきたものも、全部、見られて、触られて……臭いだって。
だから、頭の中でそれをしてる私の姿も、想像に難くないはずで。

「……あんまり、言わないでください……っ……」

たった数時間で、私の自尊心はボロボロだった。

人としての尊厳、女の子としての尊厳。
そんなものを持っていられる立場にないことは十分に理解しているつもりだったけれど、
でも、理解しているからって、失って平気なわけではないし、踏み躙られて平気なわけでもなくて。
だけど、それを耐えられないと……もっと、酷いことになっちゃうから。

だから……受け入れるしかなくて。

「……いえ……ごめんなさい……」

男の人は言わないよ。と言いつつ少し申し訳なさそうで、
だから、私は感謝をせずに、謝罪を口にする。
言わないで欲しい。なんて、私のわがままだから。

男の人は、私の痴態を責める権利がある。
見た目も、臭いも……好きなだけ嘲笑して、私の女の子としての尊厳をめちゃくちゃにする権利がある。
私はそれを、受け入れる義務がある。

だけど、男の人は私の頭を撫でる。
誘拐した癖に、監禁した癖に、こんな恥ずかしい思いをさせている癖に……。

ううん、もしかしたら、だからこそ。かもしれない。
男の人は私の汚いところも、受け入れてくれているようだった。
0106名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 22:26:02.73ID:WRM8Z8IV
お風呂に行くときと、お手洗いに行くときに、目隠しをされて歩いた。
お風呂から帰る時も同じように目隠しをされて……そうして、それはもちろん、お手洗いから戻るときも。

「っ……ぅ……」

だけど、来る時と違って、帰りは凄く緊張してしまった。

ワイシャツは汗で張り付いているし、そのせいで胸が透けてしまっているし、
おしりも、大事なところも……男の人に見られて、触られて……。
だから、目隠しをしている間に、男の人にいやらしいことをされるんじゃないかって、どきどきしていた。

拭く目的があったとは言うけれど、
でも、トイレットペーパー越しの触り方はちょっとだけ性的にも感じられたし、
今の私の見た目と、トイレでの……痴態とで、
流石に、男の人も容赦してくれない可能性があるんじゃないかって、思っていたから。

でも……。

「……」

男の人は当たり前のように何もせずに布団のところに連れて行って、そのまま目隠しを外してくれた。
0107名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 22:41:34.56ID:WRM8Z8IV
お手洗いであんなに卑猥な触り方をしてきたのに、まるで、男の人は興味がないみたいな様子で。
卑猥な触り方はただの偶然で、
ただ私がイヤらしく勘違いをしちゃっていたかのように思えて、恥ずかしくなる。

でも本当にイヤらしい触り方だった。
えっちなことをされているみたいな感覚だった。
なのに、愛玩動物としての興味はあるけれど、性的な対象というわけじゃないって否定されちゃったら……。

――私が勝手に欲情しているみたい。

そう思うと、男の人には何も言えなかった。
えっちなことはしないのかとか、そう言うつもりで誘拐したんじゃないのかとか、
さっきのお手洗いでのことはそういう意図があったのではないかとか……聞けるわけない。

でも……。

――どうしよう。

「っ」

最後まで行かなかったせいか、
解放しきれなかった熱が体の中で燻っていて、感覚を思い出すだけで身体が疼く。
でも、自分で慰めるわけにはいかないし、
そもそも、それをするための手は後ろに縛られているから、出来ない。
どうにか紛らわせようと首を振ると、男の人は私の頭を撫でてから頬を摩る。

やっぱり、愛玩動物……なのかな……。

そう思っているなんて知らずに、
男の人は待っているようにと言って部屋を出て行った。
0108名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:12:34.22ID:WRM8Z8IV
暫くして戻ってきた男の人は、洗面器と、タオルと……コップ
そして、歯ブラシと歯磨き粉を持っていて。
コップには水が入っていたようで、ミニテーブルの上に置かれた時に、ぴちゃんっと揺れた。

「……お願いします」

その用意されたものを見れば、何をするのか……ううん、
何をされるのかすぐにわかって、言われるまでもなく、口を開ける。
お風呂の時を除いて自由にして貰えない手が、ここで自由にして貰えるわけがないと思ったから。

男の人は、私が指示される前に動いたことを褒めるみたいに頭を撫でて、そうっと……コップを口に近づけてくる。

「……っ……ん……ぺっ……」

まずは口をゆすいでから……と、
口をつけて一口分だけ口に含み、くちゅくちゅと……ゆすいで、向けられた洗面器に吐き出す。

元から拒否権がないことは分かっていたし、
抵抗しちゃうと不衛生なままにされたり、何か悪いことをされる可能性があるというのもあるけれど、
お手洗いでのこともあって……別にこれくらいならしても大丈夫って、思えちゃうのが少しだけ苦しかった。

男の人はそんな私の気持ちなんて知らずに、よくできましたって……言うかのように頭を撫でてきて、
私が口を開けると、歯磨き粉を付けた歯ブラシを持ち、口の中に差し込んでくる。
0109名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:23:23.41ID:WRM8Z8IV
「ん……っ……ぁ……」

自分の意思では動かない男の人の手が持つ歯ブラシが、
歯を掠めて、歯茎を掠めて、
そうして舌の上を、サッ……と流れていく。

「んっ……ぁ……ぅ……」

自分の力加減ではなくて、自分の意思でもなくて、
くすぐったくて、何度も喘いでしまうと、そのたびに男の人は歯ブラシを抜いて、洗面器を向けてくる。
唾液と、歯磨き粉の混ざったものを吐いて、
また、男の人に口の中をまじまじと見られながら……歯を磨かれる。

「んぅ……ん……」

お医者様に見せたことはあるけれど、
こんな長時間ではないし、ましてや、歯を磨かれたわけもなくて。
でも……男の人の手は優しくて、力加減も痛みを感じたりはしない、丁寧なものだった。

私のことを清潔でいさせてくれようとしているんだって……
そう、ちょっぴり温かくなりそうなくらいに、丁寧で、優しくて、念入りで。

「んっ……っ……」

どのくらい時間が経ったかもわからないくらいに磨かれたあと、
舌の部分も軽くお掃除されて……コップを向けられる。

「ん……っ……ん……っぺっ……」

1回、2回、3回……口をゆすいでは洗面器に吐き捨てると、
男の人はタオルを手に取って、顎の方にまで流れていた涎と水を吹、口を拭ってくれた。
0112名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:45:30.72ID:WRM8Z8IV
「あぃがとう……ございます……」

痛かったりはしなかったけれど、
自分の力加減ではなかったからか、ほんの少し舌っ足らずな感じのお礼になってしまう。
けれど、それでも感謝は受け取ってくれたようで、
男の人は良いよ。と、私の頭を撫でる。

「……」

ご飯を食べさせてくれた後、お風呂に入って、お手洗いに行って、歯を磨いて。
順番的に……もしかして。と、思って男の人を見ると、
男の人は優しく頭を撫でて、私の身体を布団の上に横にする。
そうして、薄めの布団をかけて……。

お休み。と、言う。

「……おやすみ、なさい……」

まずはそう答えるべきだと思って……そう返す。
それから、今気にするべきことを聞こうと口を開く。

「あの……今は……」

誘拐されてからどれだけの時間が経っているのか。
それを知りたくて、何時なのかと訊ねた私に、
男の人は――誘拐されてから日を跨いですらいない、夜中だと、答える。

「……あ、ありがとう……ございます……」

動揺で声が震える。

こんなにも……心を踏み荒らされて……。
辱めにも耐えなくちゃいけなくて……。

あんなにも長く感じたのに……日を跨ぐほどの時間も経ってなかったんだ……。

少なくとも明日、救助が来るはずがなく、
来てくれたとしても、最低でもかかるだろう数日間を、
数週間、数ヶ月ほどに長く感じながら……毎日、今日のようなことをしていかなくちゃいけない……?

「……っ」

男の人は、動揺してしまっている私の頭を撫でて、横髪を払うと、
目元に浮かんでいた涙を拭って……疲れただろうから。と、休むように言って部屋を出て行く。

照明は程よい感じに暗くして貰えたけれど……すぐに眠れるような心でも、身体でもなかった。
0113名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:46:58.98ID:WRM8Z8IV
続きは明日
0115名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 06:15:42.45ID:LLsxfVVR
自分で考えて、自分で絶望するなんて悪循環に陥ってしまいそうな気がして、
とりあえず、目を瞑ってしまえば……なんて、目を瞑る。
けれど、目を瞑ると何も見えなくなって……そうして、傍に男の人がいるように思えて、どきどきとしてしまう。

目を瞑っているときと、目隠しをしているとき……その感覚はほとんど似たようなもので。
目隠しをしているときには必ず男の人がいるから、
目を瞑っているときも、傍にいて、そして、私のことを見ているような……そんな気になる。

「……」

身体を優しく包む、薄い布団が掛けられているのも、
男の人に抱かれているような感じがして、その……あまり想起するべきじゃない状況を彷彿とさせてくる。

「ん……っ……っ……」

足の付け根……ぴったりと閉じたデリケートなところから、僅かにねっとりとした水分を感じる。
まだ、男の人に触られていた感覚が抜けてくれない。
それに引き上げられた熱が、身体の奥で燻っていて……もどかしい。

男の人に見られているとか、触られているとか。
それを思い出させられてしまうと……また、ふつふつとして。

身体の奥が、切なさを訴えてくる。
0116名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 06:27:21.72ID:LLsxfVVR
触りたい。
触って……一回だけでもいいから、嫌なことを忘れられるくらいに、達してしまいたい。
こんなもどかしくて、切なくて……体の奥で燻る感覚を残したままなんて、辛い。

――どうせなら、最後まで……

あんな風に触るなら、最後まで触って欲しかった。
お尻も、お尻の穴も、女の子として大事なところも……見られて、触られていたから、
性的に達してしまう姿を見られたところで……今更――。

「っ……!」

慌てて目を開いて、大きく息を吐く。
どくんっどくんって、心臓の音が重く強く聞こえて、
足の付け根の湿度がほんの少し上がっているようにも感じられる。

――何、考えてるんだろう。

お手洗いでの痴態を見られた今、確かに、それを見られたところで……なんて今更な感じもするけれど、
でも、だからって……自分からそうされても良いって思うのは、違う……。
見せてって言われたり、そうさせてって言われてするのと、自分からそれを望んでいくのとでは……話が違う。

「……違うよ……」

呟いて、考えを振り払う。
熱に浮かされちゃダメ。
こんな気持ちなんて……早く、忘れなきゃ……。
でも……目を瞑ると、抱かれているみたいで……落ち着かない。
0117名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 06:39:01.28ID:LLsxfVVR
どうにかしないと……と、少しだけ身体を動かすと、
勢いが余って、横向きから仰向けになってしまって……後ろ手に縛られていた手が身体の下敷きになる。

「痛……っ」

自分の体重とは言っても、人の重さ。
それに、後ろ手に縛られている状態というのもあって……圧迫され、微かに骨が軋むような感覚があった。

痛みに顔を顰めながら、
横向きに戻ろうと身体を動かすと、今度はうつ伏せになってしまった。
布団が捲れて、それを抱き枕にしているような、そんな感じで。

「あ……」

布団との摩擦でワイシャツがずれて、お尻が完全に見えちゃっているのを肌に感じる空気で察して顔が赤くなる。
こんな格好になったことなんて、今まで一度もなかった。
布団の上で、お尻を丸出しにしているなんて、そんな……。

……どうにか、戻さなきゃ。

縛られた手で、ワイシャツを少しだけ引っ張ってみるけれど、
身体の下敷きになっている部分が邪魔をして……お尻を隠せない。
それなら……と、もぞもぞと芋虫のように動いてみると、ワイシャツが少しだけ動いて――

「んっ……!」

うつ伏せになって巻き込んだ布団が、
同じようにワイシャツが捲れていたデリケートなところをこすって……思わず声が漏れてしまう。
0120名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 07:28:12.22ID:LLsxfVVR
「んっ……っ……ぁっ……」

ダメだって分かっているのに……動いちゃう。
中途半端で、物足りなかった。
変に燻ったままで気持ちが悪くて……落ち着かなくて。

もぞもぞとして、足で巻き込んだ布団に大事なところをすりすりって……しちゃう。

――だめっ……なのに……っ

薄い布団に擦られる感覚は、
トイレットペーパーで擦られるのと少しだけ似ていて、
だから、目を瞑りながらすると……さっきの続きみたいに感じられて……。

「はぁ……ぁ……っ……んっ……」

えっちなことをされているみたいで……耐えられない。
声が出て、熱が高まって、じっとりとした汗が流れて……
イヤらしいにおいが立ち込める。
0122名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 07:43:17.36ID:LLsxfVVR
どうして……誘拐なんて……
どうして……監禁なんて……
ニュースで聞く類似の事件は、いつもいつも性暴力が表に出てくるのに……
なのに、どうして……全然……そんな気がないみたいに……。

ただの、愛玩動物みたいに……。

「っぁ……あっ……ぃ……んっ……」

どうせなら、それっぽくして欲しい。

目的が分からなくて、怖くなったり不安になったりしちゃうから……。
えっちなことが目的だから、それさえ……耐えられれば……なんて。

そういう風に割りきれる方が……気が楽なのに……。

「ぃ……ぁっ……あっ……んんぅっ!」

元から高まっていたからか、
強く波が来て身体がびくんびくんって弾み、
えっちなところからその心地よさを表すように……水分が染み出ていく。

「はぁ……はぁ……ぁっ……んっ……」

変に理性的で……意思を保っていると、
それを折られていくのがはっきりと知覚させられちゃうから……。
だから、快感に没頭させられて……全部曖昧にしてくれた方が良い。

自尊心を折られたくない……尊厳を自分から捨てさせられたくない……
だって……そうしたら……本当に、戻れなくなっちゃいそうで……。

――間違ってる、かな。

少しずつ熱が抜けていくのを感じながら、
私は自分に問いかけて……。

でも、正しいとも間違っているとも、答えは出せなかった。
0123名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 08:37:25.98ID:LLsxfVVR
じっとりと汗ばむ不快感に目を醒ます。

両手を縛られていて、仕方がなくもぞもぞと動くと、
股の辺りに挟まっていた布団が、貼り付いたように引っ張られて……ぺりぺりとした感覚を残して剥がれる。

「ぁ……あぁ……っ……」

昨日の……夜。

熱に浮かされていたとはいえ、
忘れさせて欲しかったとはいえ、
物足りなかったとはいえ……布団に大事なところを擦り付けて慰めるなんて、
酷い醜態を晒してしまったんだって……思い出してしまう。

一気に沸騰した熱に頭が痛くなるほど、顔が赤くなっていったのを感じ
お越しかけた身体を、また、布団の上に倒す。

……バカなことしちゃった

冷静に考えれば、我慢するべきだった。
物足りなくても、我慢して、のみ込んで……。

でも、運悪く擦り付けてしまったときの感覚は、
私のイヤな気持ちを一瞬でも霧散させてくれて……。
ただでさえ、中途半端でもやもやしていた身体には、致命的なものだった。

――だけど、それでも。

どれだけ言い訳しても、
やってしまった後悔と、恥ずかしさは消えてはくれなかった。
0124名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 08:54:55.88ID:LLsxfVVR
少しして、扉の鍵が開けられて男の人が部屋に入ってくる。

おはよう。と、明るく言ってくる男の人を直視できないまま、おはようございます。と、返す。

芋虫みたいに動きながら、惨めに自分で慰めていたこと。
この人は見てたのかな……それとも、見てなかったのかな……。
不安に早くなっていく鼓動を感じながら、
近付いてくる男の人の足音に目を瞑る。

――見てませんように……気づきませんように……。

そう、祈り続ける私の気持ちを汲んでくれたみたいに、
男の人は私の頭を撫でる。

優しく、丁寧に……褒めるような手付き。

「ぁ……」

顔を上げて、男の人と目があって……涙が溢れる。
この人は知ってる。
この人は気づいてる。
それを悟らせる表情で……。

――やだ、言わないで……言わないで……っ

そんな願いなんて空しく、
男の人は「一人で出来て偉いね」と、私を褒めた。

「ぅっ……うぅ……っ……」

自分で惨めに慰めていたことを知られた恥ずかしさ
それを、子供がトイレにいけたことを褒めるみたいに褒められた恥ずかしさ

褒められたお礼なんて言えなくて、私は耐えられずに……泣いてしまった。
0125名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 09:09:54.22ID:LLsxfVVR
男の人はそんな私の頭を撫でて、
泣くことないよ。偉いことだよ……なんて、褒める。
褒めて欲しくないのに、男の人は慰めるように褒めてくれるだけで……。

それがまた、自尊心を酷く傷つけてきて。

「っ……うぅ……ぐすっ……」

この人のせいなのに……
あんな触り方して……中途半端にして……。
だから……なのに……。

そう、恨む気持ちで男の人を見ると、
男の人は笑みを浮かべて私の頭を撫でてから……赤ちゃん用の身体拭きシートを手にとって。

「ぁ……っ……」

綺麗にするから仰向けになってね。と、赤ちゃんを相手にするように言われて……。

「……おね……がい……します……」

恥ずかしくても、悔しくても。
私はそれを……受け入れざるを得なかった。
0126名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 09:34:11.20ID:LLsxfVVR
続きはまたのちほど
0128名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/07/06(水) 18:07:28.57ID:TU0CKRwT
もうひとつの方、検索出来んからたまに困るわ探すとき
0129名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 18:17:22.89ID:TKPbV50r
後ろ手に縛られている私が仰向けになるのは少し辛いって、男の人は気付く。

そうして布団と枕を使って支えを作り、
少しでも痛くないように整えてくれた布団に
赤ちゃんのように仰向けになる。

オムツを替えて貰う赤ちゃんみたいに……仰向けで、足を開かされて……。

「っ……うっ……」

乾いたえっちなにおいのする場所を、男の人に見せつけさせられる。
見られてる……嗅がれてる……お手洗いの時よりもずっと近くで……。

悔しさと恥ずかしさで我慢できない涙が、
より、私を赤ちゃんのようにさせて……
男の人に頭を撫でながら、
今綺麗にしてあげるからね。と、優しく言われる。

私は赤ちゃんじゃないのに……高校生なのに……
なのに……こんな……。

「っぁ……!」

ひんやりとした薄いシートが私のイヤらしいところに触れて、声が出る。

トイレットペーパーよりもずっと薄く感じられるシート
男の人の指の力強さが直接的に感じられて、
触られてるんだ……って、気持ちが余計に強くなる。
0130名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 18:39:18.40ID:TKPbV50r
「ん……っ……」

昨日と違って水分を取るような感じではなく、
乾いた汚れを拭き取らないといけない。

だから、グイッ……グイッ……と、股の付け根を擦られて、
ほんのり艶がかっている割れ目が刺激されて……

「っ……ぁっ……」

そうやって、男の人に擦られるたびに甘えるような声が出て、身体が震える。

「ぁっんっ……んぃ……っ……」

男の人の指が、ぐにゅ……っと私のえっちなところを押し開くと、
微かに、ねっとりとした糸を引くようなイヤらしい音がした。

――なんで……っ

全然、身体の興奮が収まっていないんだって唖然としてしまう。

自分で慰めて、少しは収まったはずの欲求。
加えて、1日経ってリセットできたはずなのに、
まだ……全然時間が経ってないみたいに敏感なままで、
晒されたデリケートな場所に空気が触れる感覚と、男の人に触られる感覚とで……また、波が生まれる。

「ぁっ……っ……ぃっ……」

おしっこの穴を、ぐいっ……ぐいっ……って拭かれて、
その上にある敏感なところが刺激されちゃうせいで、いやらしい気持ちが沸き上がって……。
0131名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 19:09:55.92ID:TKPbV50r
気分の高まりを示すように、
敏感なところがぷっくりと……余計に敏感になってその存在を主張し始めていて、
淫猥なにおいも強くなりつつあった。

男の人はそんな私のいやらしさをまったく気にしていないって様子で、シートを擦りつけてくる。
まるで、本当に赤ちゃんだって思っているかのように。

「ひぁっ……ん……っ!」

びくんっと、
仰け反るように腰が浮いて、悲鳴に似た嬌声をあげてしまう。

制御の利かない他人の指
それに触られる感覚は、熱の高まった身体には、あまりにも毒だった。

そのうえ、シートのさらさらとした感触に包まれて、擦られて、
私の身体は我慢できなくなって……いやらしいにおいを発して……。

「ぁっあぅ……っ……ん……っ……」

びくんっ……びくんっ……っと、
身体が小刻みに震えて、押さえることの出来ない口から、
みっともなく、声が漏れていく。

――出ちゃう……また……っ

自分でしたのに。
なのにまた、強い衝動が来て……弾けてしまいそうな感覚が来る。
男の人が目の前にいるのに。
男の人に触られているのに。

我慢出来そうにない気持ち良さを加えられて、
私のえっちなところから、食欲を刺激されたときのような……涎に似たものが流れ出てくる。

「ぃ……ぁ……ぁっ……っ!」

今度こそ、男の人の手で淫らに弾けさせられると思った。

身体が仰け反って……もう、その寸前のところにまで引き上げられて……。

――もうっ……だめっ……

と、覚悟した私のいやらしいところから、男の人の手が離れていく。
0132名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/06(水) 21:15:05.28ID:TKPbV50r
男の人の手が離れても、
勢いは止まったりしなくて……ほんの少しだけ、気持ちが迸る。
それは、無理矢理急ブレーキをかけさせられて、つんのめってしまったようなもので。

「ぁっ……っ……」

けれど、
少しでも零れてしまったことが、恥ずかしくて。
中途半端にせき止められてしまったことが辛くて。
こんな惨めな姿で、いやらしい気持ちにさせられて、感じさせられて……。

「うっ……うぅっ……っ……」

涙が止まらない……止められない……。
赤ちゃんになっちゃったみたいに、泣いてしまって。
男の人はそんな私の涙を拭って、頭を撫でて……慰めてくれる。

「うぅっ……ぐすっ……うっ……ひっ……」

でも……でも、私は……。

――どうして、頭を撫でるの……っ……

さっきまで、あんなにいやらしく触ってたのに、
私の身体が熱を帯びるようにって……高まるようにって、責めてきていたのに。

「うぅ……うぇぇ……ぐすっ……」

でも、私は……頭を撫でて欲しいなんて思ってない。

私の身体がどんな状態かなんて……きっと、この人は分かってる。
分かっているのに……なのに。
男の人は、私のみっともなく欲求不満を訴える淫らなところを……触ってはくれない。
0134名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 21:29:26.17ID:TKPbV50r
高まった熱が引き始め、身体の奥で保温状態に切り替わっていく。
きっと……また、些細なことで引っ張り出されて虐められるんだろうって思うと、また……涙がこぼれてしまって。
男の人はそんな私のそばに寄り添いながら、頭を撫でて、頬を優しく摩る。

「っ……」

えっちなことをしてくださいって言ったら、してくれるのかな。
もっと触って欲しいって言ったら、触ってくれるのかな。
最後までして欲しいって言ったら……。

――そんなこと……。

この気持ちは、男の人に焦らされているせいだって、分かってる。
だから、そう思うだけで、踏み込もうとは思えなかった。
身体から熱が抜けていく切なさに身震いして……泣いちゃっていても。
身体はもう……受け入れてしまいたいって意思表示をしていても。

男の人は、私のえっちな匂いを嗅いでいるからか、ほんのり顔を赤くしていて
触り方が悪かったかな。なんて、嘯く。
どうせ、わざとそうしているに違いないって、睨むように見つめると、男の人はまた私の頭を撫出る。

濡れそぼった私の卑猥なところは、
ただのウェットシートでは意味がない状態で……赤ちゃんみたいに足を開いていると、
ちょっとだけ……くぷ……っと、粘り気のある音をさせながら、僅かに開いて招き入れようとする。
私をそんな身体にした男の人は、そこから先に踏み込もうとはしない。

――私が慰めてるところを、見たいのかな……。

なんて、思ってしまうくらいに。
0135名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 21:41:38.26ID:TKPbV50r
朝……だからか、ちょっとだけお腹が空いていて、
汗をかいて、いやらしい水分も流れ出て言ったからか、喉も渇いていて……。
お風呂にも入らせて貰えるなら入りたい。
それに……この、もどかしい気分もなんとかしたいし、
疲れちゃったからか……朝起きたばっかりのはずなのに、眠気もあって。

したいことばかりな私は、だけど……自由はなくて。
男の人におねだりして、許可を貰わないと何もできない。

おねだり……。
そう……おねだりさえできれば……と、少し考えて、男の人を見上げる。

「あの……お風呂は……可能ですか……?」

汗だくな体を何とかしたい。
それに、お風呂場なら……この、いやらしい身体を慰めることが出来る。
布団に擦り付けるような惨めなやり方じゃなくて、
ちゃんと……手で、触って……。

――もう、いやらしいことばっかり……。

逃げ出せるわけがないし、反抗できるわけもないし、
お風呂場以外では今のところ手を縛られた状態で自由もなくて……もんもんとさせられるだけの身体。
当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど……いやらしいことばっかり考えてしまう。

ううん、考えさせられてしまう。
でも、だって……それ以外にないんだもん……。
0136名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 22:00:36.86ID:TKPbV50r
続きは明日
0137名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/06(水) 22:13:05.00ID:JYk7DQSM
おつ
0140名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 06:46:09.30ID:b4VHllVj
わがままな要求をした私を、男の人は叱ったりしなかった。

もう、それが当たり前だって思うくらいにされた通り、
男の人は私の頭を撫でると、よく言えました。みたいに笑みを浮かべながら……頷く。

「……ありがとう、ございます」

えっちなことをされて、汗だくで、いやらしいにおいが強くなっている私の身体。

お腹の奥の方で保温されている欲求が今も解放されたがっていて、
お風呂場に行けば……なんて考えのせいか、息が荒くなる。

「ひぁっ……っ……」

男の人の手が私の肩に触れただけで……ぞくぞくしちゃって、えっちな声が出る。

最後までして貰えなくて、
熱のこもっている体は酷く敏感になっているし、
ついさっきまで、私にいやらしいことをしていた手だっていう認識もあるからかもしれない。

「ごめっ……なさい……」

男の人に支えられながら立ち上がると、私の下腹部がきゅんっとして……
ふらついて、男の人に寄りかかってしまう。

――私、今、凄く……。

自宅で……ちょっぴり、そういう気分になっちゃった時にも似ているけれど、
それよりもずっと強く、熱く……それでいて、覆うもののない淫らなところからは、
えっちなにおいを余計に強く感じさせるような雫が、ぽたり、ぽたりと、布団に滴り落ちていく。
0141名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 07:33:36.52ID:b4VHllVj
男の人は、そんな私の頭を撫でる。
汚いところも、淫らなところも……それでも良いんだって、言われているみたいで。

……そうさせたのは、そっちなのに。

男の人がさせたこと、したことなのに、
それでも、受け入れて貰えた……。と、思ってしまう。

「……ぁ」

私の心が複雑になっていることなんて、
男の人はきっと、考えてもくれていないんだろう。
昨日と同じように目隠し用の布を出して、向けてくる。

「……っ」

何一つ、反抗せずに大人しく目を瞑る。

後頭部の方できゅっと布が結ばれて……頭が撫でられたかと思えば、
ちゃんと出来て偉いよ。と、褒められる。

私は赤ちゃんじゃないのに。
私は愛玩動物でもないのに。

なのに……。

そんな扱いをされていることに、怒りではなく安堵が先に来る。

嫌われたら、失望されたら、不機嫌にさせてしまったら、
私の立場はより酷く惨めなものになるって思っているからかもしれない。
0142名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 07:49:01.24ID:b4VHllVj
「……えっ?」

脱衣所へと連れて来られた私は、
昨日のように自由にして貰えるなんて甘い考えを……容易く打ち砕かれた。

男の人は私の目隠しや手の拘束を解いてくれることはなくて、
それどころか、今日は一緒に。なんて言ってきたから。

――どんどん、エスカレートしてる

最初は下着を見るだけだったのに、
ほんの数時間で、汚いところを見るようになり、おしりや、大事なところを見るようになり、
それだけじゃなく触るようになって……。

今日は一緒にお風呂に入ろうとしてる。
でも、だからって私に拒否権があるわけじゃない。

今の私は男の人に生かされていて、自由を奪われていて、
男の人は、この家……? では、私のすべてを自由に出来る権利を持っているから、
私がなんて言おうと、男の人がすると言えばするしかないし、させられる。

暴力的に屈服させられて……もっと酷い扱いを受けるようになる。

だから……。

「洗って……くれるんですか……?」

私には、受け入れることしか出来ない。

優しく、丁寧に扱ってくれる愛情を受けられるように。
かわいいオフィーリアのように、私は従順に、媚びていかないといけない。
0144名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 08:39:05.50ID:b4VHllVj
目隠しをされているから、
一瞬だけ、調子に乗るなって叩かれるかもしれないって不安になったけれど……でも、
やっぱり、男の人は私の頭を撫でる。

「……っ」

目隠しをさせられたまま、ワイシャツのボタンが外されていく。
一つ一つ、わざと焦らしているみたいに、ゆっくりと。

でも、自分で出来ます。なんて言えなくて、
ただ、今から裸を見られてしまうんだって……どきどきさせられる。

おしりや大事なところを見られ触られ……ってしていても、
まだ、男の人にそうされる恥ずかしさが完全になくなったわけではなかった。

恥ずかしくて、顔が熱くなってきて、身動ぎして逃れたい心を、
そんなことをしてもお仕置きされるだけだってどうにか押し止めながら……男の人に乳房を晒していく。

私の意思に関係なく、強制的に露出させられていく身体。
胸を晒され、お臍の辺りを晒され……そうして、
いやらしい音のするえっちなところが晒される。
0145名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 08:59:19.89ID:b4VHllVj
「っ……っ……ん……」

昨日も散々、色々と見られていたけれど、
全裸にされるのは初めてで。
目隠しをされたまま脱がされていくっていう状況が、また一段と……揺さぶってきて。
どくんっどくんっって緊張が跳ねて、呼吸が乱れる。

「っぁ……」

男の人が頭を撫でる。
頬を擦り……首筋を滑って、鎖骨を覆っていたワイシャツの襟をずらしていく。

――見られ、ちゃった。

後ろ手に縛っていた紐が緩められて、袖が抜けていき、
そうして、完全に取り払われた……一糸纏っていない姿が男の人に晒される。

全身がかぁっと……熱くなる。
見られてる、見られちゃってる。

胸も、おしりも、えっちなところも……。

つい、隠そうとしてしまった腕が掴まれて、また後ろ手に縛られる。
裸なのに、隠せないように縛られて、目隠しを外しても貰えない。

それでいて……また、男の人にえっちなことをされちゃう。

「っ……ぁ……はっ……っ……」

……どきどきしてる。
こんなにも高まっている身体を、また、触られるってことに。
いやらしく、えっちに……触られるってことに。

――焦らされているからって、いくらなんでも……。

初めての経験だって緊張と不安もあるのかもしれない。
でも、昨日から続く情欲を擽る触り方と満たして貰えないもどかしさに、
身体は欲しい……欲しいって、騒いでしまう。

えっちなことに誘おうと、淫らなところには蜜がいっぱい溢れてきていて、
それが足を伝って流れていく擽ったさと、
糸を引きながら床へと滴っていく感覚に……頭がぐるぐるとしてくる。
0147名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 09:01:47.10ID:b4VHllVj
続きはまたのちほど
0149名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 20:31:30.34ID:LMyHh3VR
布が擦れる音が何度か聞こえて……時々、私の身体をそれが掠めていったりとしていく。
これからお風呂に入るから、
男の人も洋服を脱がないといけないのは分かるけれど、でも、
裸にされてすぐ放っておかれているのは……なんだかもやもやする。

――私はこんなに、いやらしい気持ちになってるのに……。

そんな風にしてきた男の人には、赤らむ程度にしか揺さぶれないのかもしれない。
誘拐して、監禁して、いやらしいことをしてきてるのに……。

なのに……。

――もしかして。私じゃ、そういう気分にならないのかな……。

少しだけ、自信がなくなってくる。
男の人がそういう気分になれなくて、貞操の心配がなくなるなら、それは喜ぶべきだと思う。
だけど、だからこそ、こんな風に中途半端に気持ちよくされるだけで過ごしていかなくちゃいけないと思うと、
あんまり……喜べなかった。

――それに、えっちなこと以外が目的なのは、怖いし……。

えっちなこと以外になると、男の人がどんな要求をしてくるか分からない。
女の子を犬のように飼ってみたい、躾けてみたい。
自尊心を傷つけて、壊してみたい。
心だけでなく、身体も壊してみたい……なんて、そんな欲求を持っている可能性だって、あるから。

「ぁっ……」

――あの……えっちなこと……しないんですか?

なんて言えるわけがなくて、飲み込む。
0150名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 20:53:07.31ID:LMyHh3VR
脱ぎ終わったのか、男の人に促されて……浴室に入る。

目隠しをされ、後ろ手に縛られながら歩かされるなんて、
もう何回も経験してしまったことなのに、裸というだけで……凄く、心が落ち着かない。

部屋に戻されていたり、別の部屋とかじゃなく、
本当にお風呂場に来ていて……これから、体を洗われるのかな?

本当はさっきみたいにベッドに横にされて……そのまま――。

「っ……」

えっちな気分になっていると、ちょっぴり固くなる胸の先のところが、
空気に晒されていて……私がいやらしい妄想をして、えっちな気分になっていることを嫌でも知らしめてくる。
それがなくても、私の女の子としての部分が、擦れるたびに卑猥な音を鳴らしていて。

――本当なら、ここで。

1人で入れたら、慰めようと思っていた。
それくらい、いやらしい気分になっていたのに、まさか、男の人に裸を見せることになるだけでなく、
身体を現れることになるだなんて、思わなかった。

――えっちなこと……したい……っ

身体も頭も、えっちなことを求めてる。
昨日、自分を慰めたのだって、満足できたわけじゃなかったし、
ついさっきも、あんなに気持ちよくされたまま、深く達する前に、手を止められてしまったから。

なにより、どうしてか……鼻につく嗅いだことのない匂いに、鼓動が早くなる。
すぐそばにいる男の人の体の熱。
互いに裸で、肌と肌が触れ合っていて……だから、どきどきさせられて……。

「っ……はっ……はぁ……ぅ……っ……」

息が熱い、体が熱い……頭がぼうっとして……もう、
男の人に体を委ねてしまいたくなってくる。
0151名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:17:49.47ID:LMyHh3VR
「ぁ……はい……」

男の人に、座って。と、優しく促されて……私は考える間もなく支えられながら腰を下ろしていく。

足は湯船に浸かっていないから、
ベッドに座らされるのかな……なんて、もう、それしか頭になかった私のおしりは、
昨日、入浴させて貰った時にも座った、浴室用の椅子の硬い感触に受け止められて……。

「っ!」

残っていた冷めきった冷たさに、びくんっと身体が跳ねて、一気に意識がはっきりとさせられる。
男の人は驚いた声を漏らして、それから、
先にシャワーをかけておくべきだった。と、呟く。

「だ、大丈夫……です」

びっくりさせられちゃったけど、でも、おかげで……。
おかげで、溜まりに溜まった熱に浮かされて、
自分から、いやらしいことをしてください。なんて要求しなくて済んだ。と、
ほっと胸を撫でおろす……ことは出来なくて、ため息だけが零れた。

シャワーの持ち手を手に取る音が聞こえ、
水が流れていく音が聞こえ始めて……足にちょっぴり跳ねてくる。

そうして、シャワーをかけるよ……なんて、優しく声をかけられてから、
足、腕、肩、首、頭――と、
身体がびっくりしないようにと気遣ってくれているのが分かる流れで、温かいお湯が私を濡らしていく。
0152名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:32:34.00ID:LMyHh3VR
シャワーの流れで、ほんの少しだけ目隠しがズレたけれど、
男の人はすぐに気づいてしまって、結び直されてしまう。
昨日も使ったシャンプーを使われて……わしゃわしゃと……髪がら洗われていく。

男の人にとって、女の子の長い髪なんて手間で、上手く洗えないんじゃないかなんて、
ちょっぴり不安だったけれど、
男の人はとても丁寧に、念入りに洗ってくれる。

男の人の、少し強い力……でも、女の子を相手にしているって気遣いの柔らかさがあって、
頭をマッサージされているみたいで、えっちな気分とは違う、気持ちよさがある。

「……気持ちいいです」

男の人に大丈夫? って聞かれて、私は温かい気持ちで答える。
ちゃんとしたお店に比べれば、素人だけど、でも、ちゃんとしてくれているから……

――嬉しい。

大事に思ってくれているって分かるし、気遣い、優しくしようとしてくれているのが分かるから、
シャワーの温もりも重なって、ぽかぽかとする。
そんな私に、男の人は流すよ。と、ひと声かけてから、また、シャワーを頭から降り注いでいく。

シャンプーの泡が流れきって……そうして、
しゅこっしゅこっ……と、ボディーソープのボトルの音が聞こえて……何か、柔らかい布のようなものが、首に触れた。
0153名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:52:34.76ID:LMyHh3VR
無数の起毛のようなものがあるその布はボディーソープの泡に塗れていて、
首筋をごしごしと、それなりの力で擦ってくる。
タオル型のものというより、手の形にも似ているような感じで、
私の首を摩って、包み、撫でる動きは、やっぱり……男の人の手のようだった。

「っあ……」

肩を撫でるようにされて……くすぐったさに身震いする。
けれど、今度は二の腕の辺りを揉むようにして洗われたかと思えば……胸を支えるようにして、揉まれる。

「っ……んっ……」

肩や首よりも、ずっと優しい力。
でも、指先一つ一つに力があって、動きがあって……揉みしだかれて。

「ぁっ……っ……んっ……」

――また、えっちな気持ちにさせられちゃう。

そう思っても、私にはどうすることもできなかった。
思わず仰け反った身体は、男の人の硬い身体にぶつかって支えられて、
左の乳房を揉まれながら、右側の胸の先っぽ……乳首を抓まれて、くにくに……って、擦られる。

「っ……ぃ……っ……」

じわぁ……っと、お腹の奥が熱くなり始めて、
私のいやらしい穴から、さっきよりも強くにおう蜜が溢れ出してしまう。

さっきまでは、まだ、それっぽくしている感じだったのに、
今はもう、言い訳のしようがないと思えるくらいにえっちな手つきで……裸同士でしているっていう状況が、
私にとっては……もう、そういう行為にしか思えなくて。

「んっ……っ……ぁっ……んんっ……」

びくんっって……身体が反応して、声が出る。
気持ちよくさせられてるって、感じてるって、嘘偽りのない反応が、男の人に引き出されてしまう。

「っゃっ……ぁっ……」

男の人の手が、胸を洗い終えたって言うみたいに下へと降りてくる。
背中、わき腹、お腹……と、撫でられて、おへその凹みが、指先でぐりぐりって、ほじられていく。
0154名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:55:28.42ID:LMyHh3VR
続きは明日
0155名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/07(木) 22:03:42.71ID:PhulPXT1
おつ
0157名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 05:46:05.17ID:j4NN81rC
そのまま手が降りてきてしまったら、
また、私のいやらしいところを触られてしまうのに……抵抗が出来ない。
手が縛られていてもできることはあるけれど、
だからって、抵抗したところで……私に待ち受けているのはお仕置きだって分かっているから。

この人が、私が嫌がったことを避けてくれる可能性はあるけれど、
でも、あえてそれを重点的に責めるようなお仕置きをしてくることだってあるし、
今はまだ、赤ちゃん……みたいなことをさせられても、人として扱われていると言えると思う。

――言い訳、なのかな。

でも、その抵抗をきっかけに、私の扱いががらりと変わっちゃう可能性だって……。
だから、仕方がなくて……。
言い訳に言い訳をぶつけていく自分が、嫌になる。
反抗的な態度を取ったってなにもいいことがないから、従順でいるしかない。
それは、間違いなく真実で、でも、それは私の言い訳にもなっていて――。

「っ……」

男の人は、そんな私のえっちなところやおしりには手を触れずに、太腿の辺りを優しく摩り始める。
泡に塗れた、起毛のあるお風呂用の何か。
手の形をしているそれを使って、私の足を圧し揉むように摩り、撫でて、
膝の辺りを手のひらでぐりぐりって擦られて、膝裏は指でくすぐられるように掻かれていく。

それを、左足、右足と交互にされて、綺麗にされていく。
ちょっとずつ、足を開かされているような気がしたけれど、気のせいだって……振り払う。
0158名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 05:57:59.67ID:j4NN81rC
足首の辺りにまで来ると、上げるよ。と、一声かけられて、
左足がぐいっと上に持ち上げられた浮遊感を覚えて、思わず、小さな悲鳴を上げてしまう。

椅子から転げ落ちちゃうような……そんな不安をよそに、
男の人は私の足を揉み洗いしつつ、指の一本一本を、扱くように摩る。
他人に洗わせるなんてことをしたことのない私の足は、
自分とは違う力加減と意思の動きでこそばゆく、でも気持ちが良くて……優しくて。

「っ……ぅ……」

いやらしいのとはまた違った、声が漏れていく。
それもまた左右の足、交互にされて床へと足が降ろされて……時間が空いた。

「……」

流れるように体を洗ってくれていたのに、
私の……えっちなところやおしりを触ってくれないまま……時間だけが経つ。
さっき、ウェットシートで拭かれているときに拭かれるほどに濡れて、汚しちゃっていたから、
洗っても無駄だ。なんて思われちゃっているのかもしれない。

でも……。

――そこが一番、触って欲しいのに……。

そう思ってはっとして……違う。と首を振る。

触って欲しいのは触って欲しいけど、それは洗って欲しいって意味であって、
いやらしいことをして欲しいって言うわけじゃないよ……なんて、意味もない言い訳を心の中に並びたてる
0159名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 06:19:06.83ID:j4NN81rC
どうしよう、本当に洗って貰えないのかな……。
このままいやらしいにおいが染みついて、汚くなっていくのをそのままにされちゃうのかな……。
男の人が、私のことをそういう女の子だから、そうあるべきだって思っているなら、
私はいやらしい臭いの染みついた女の子で居なくちゃいけない。

でも……でも、そんなこと……。
まだ、自分でちょっとだけ慰めるくらいの経験しかないのに……。
淫猥な女。なんて烙印を押されるのは……嫌だ。

そこまで考えてから、もしかして……。と、思う。
目隠しされていて見えないけれど、そこにいるだろう男の人に目を向けて、口を開く。

「お、お尻とかも洗って欲しいです……」

お風呂もお手洗いも、おねだりすれば男の人はさせてくれた。
だから、おしりや大事なところも、おねだりすれば、綺麗にして貰えるんじゃないかって、思って。

――駄目って言われたら……もう。

男の人がそういう趣味嗜好なんだって諦めるしかない。
そう、覚悟を決めようとした私の頭を、男の人は撫でてくれる。
さっきまで嵌めていた手袋型の何かは外してあるようで、ただ濡れている大きな手が、私を褒める。

やっぱり、おねだりするのが重要なんだと、改めて認識する。

昨日も今日も、男の人のやりたいことやらせたいことを除けば、
おねだりをすると、して貰えるしさせて貰えていて……男の人も、言って貰えれば。的なことを言っていたから。
0160名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/08(金) 06:32:17.29ID:j4NN81rC
お風呂用の椅子に座ったままでは洗いにくいから、一度、立つようにと言われて腕を引かれる。

最初ほど素肌に触れられることへの抵抗もなく、
男の人の力に任せながらゆっくりと立ち上がると、中腰になった辺りで、がたがたと椅子が動かされる音がした。
そうして、まっすぐ立つと
男の人に太腿の辺りを触られて……足を開くようにって指示を受けて、大人しく足を開く。

「このくらいで……良いですか?」

男の人がいるのに、足を開くことに躊躇しなくなってきている自分に、
最早、失望するようなこともなく、そうせざるを得ないんだから仕方がない。としか、思わなかった。

裸を見せるのも、いやらしいところやお尻を見られ、触られるのも。
全部、私には拒むことが出来ないことで、拒んだって仕方がないことだから。

「ん……っ……」

男の人に頭を撫でられて、胸の下あたりに、
抱きかかえるかのように力強い腕が巻かれて、倒れないようにって、しっかりとした支えが出来る。
そうして……私のお尻には、また、あの起毛のある手形の何かの感触が触れた。
0161名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/08(金) 06:40:43.88ID:j4NN81rC
お尻の柔らかい脂肪のところを、男の人は優しく撫でる。
さわさわと……すりすりと……。
削るような力加減ではなく、本当に、傷つけないようにと慎重に撫でてくれているような感覚。

「っ……」

それから、お尻の割れ目のところを、一思いに、ずりっ……と、掠められて、身体がびくんって跳ねる。
いたくはなかったし、くすぐったくなかった。

でも、びっくりはさせられちゃって、
胸の奥でどくんっどくんっどくんっと、心臓が跳ねまわっている。
そんな落ち着かなくなってしまった私のお尻をまた撫でまわしながら……
今度は、指先をお尻の割れ目に差し込むようにして、ゆっくりと滑らせていく。

「……んっ……」

ほんの少しこそばゆくて、身体がぴくりと震える。
男の人は私を支える腕に力を込めて……そうして、今度は、お尻の穴のところを、指先で撫で始める。

「っ……ぅ……」

おしりの、汚いものが出てくるところ。
そこを重点的に、念入りに撫でまわされて、細かいシワを伸ばされて、擦られて、
恥ずかしさと、何とも言えない気持ちに声が出てしまう。

「っん……っ……ふ……っ……」

それからまた、お尻のお肉のところが撫でまわされ、
下の方、丸みを帯びている部分をぐにゅ……ぐにゅ……と、揉みしだかれて、また、お尻の穴のところが、虐められる。
0162名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/08(金) 07:32:16.59ID:j4NN81rC
「っ……ん……っ……」

男の人はそうして私の身体を虐めると、一度、離れる。

目隠しと両手の拘束があって、
倒れたりしたら大変だって思ってくれているからか、
私の身体を支える腕はそのままで。

今度は……前も……。

それを考えて、
どきどきとしちゃってる私の心臓の音。
男の人は腕で感じとっていたりするのかな。なんて思っていると……シャワーの音がした。

「…え?」

首の辺りから暖かいシャワーがかけられて、
身体中についていたボディソープの泡が洗い流されていく。

でも……まだ、一番大事なところが洗って貰えていない。
なのに、シャワーが身体の泡を流してしまう。
まるで、もう、終わったって言うみたいに。
0163名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 08:33:57.54ID:j4NN81rC
「……っ」

泡が流されて、シャワーが止まる。
私のいやらしいところはただお湯が流れただけで、
全然、綺麗になってないのに。

……おねだり、してないから?

言うのが恥ずかしくて、
おしりとか……なんて誤魔化すような言い方をしただけだった。
だから、おしりしか洗ってくれなかったのかもしれない。

ちゃんと、前も……。
女性器のところも、洗ってくださいって言わないと……。

「ぁ……」

でも……それを言わされたら、一線を越えてしまう気がして。
けれど、むずむずしていて……いやらしいにおいが取れなくなりそうで……。

――拒否権なんて、無いのに。

私は言い訳をしてしまう。
免罪符に……。

「っ……」

ぐっと奥歯を噛み締めて、耐える。

一線を越えるのは……嫌だった。
男の人から触られるのと、
自分から触って欲しいっておねだりするのとでは全然違う。

でも…いやらしいにおいがする。
私が、淫らな女の子だって知らしめるようなにおいが。
綺麗になりたい……綺麗にされたい……。

やだ……こんな汚れたままなんて。
いやらしいにおいがするままなんて……。

「あ、あそこも……お願い……します……」

だから私は、心が軋む音を無視して……男の人にそう言った。
0164名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 08:59:47.96ID:j4NN81rC
言っちゃった……。
言わされちゃった……。
顔が熱くて、涙が出てくる。

でも、こんないやらしいまま放置されるなんて堪えられなかった。
だから、泣いちゃうくらいに勇気を出したのに。

男の人は、私の頭を撫でてくれない。

「あ、あの……っ……」

どうして? なんで?
すぐそこにいるのに……今も私の身体を支えてくれているのに。

その不安に答えるように、耳元で男の人の声がした。

あそこじゃ分からないよ。と。

本当は分かってるくせに、
男の人は私に言わせようと……踏み込ませようとする。
胸? おしり?お腹? なんて嘯く男の人に……私は……。

「せ、性器……のところを……」

言うしかない。言わざるを得ない。
でも、せめて……と、一般的な言葉を使って答える。

「……っ」

男の人は、少し間を置いてから私の頭を撫でて、
今回だけだよ。なんて……怖いことを言う。

一般的な言葉を使ったけれど、
それは間違った言葉じゃないのに……男の人は、不満だったみたいで。

「……ごめんなさい……」

嫌われないように、お仕置きされないように
私は、謝って……許しを乞うしかなかった。
0165名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/08(金) 08:59:59.77ID:j4NN81rC
続きはまたのちほど
0174名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2022/07/09(土) 21:42:45.91ID:IMkCeQsb
男の人は、謝る私の頭を撫でると、私のことを責めるような雰囲気だったのに、
なぜだか、後ろ手に縛る紐をほどいてくれる。

縛られてばかりだった腕が解放されて、ちょっとだけ嬉しく思うのもつかの間
下手なことをしたら、また、不機嫌にさせてしまうような気がして。

手のやり場に困って……横に垂らしたままにしてしまう。

――どう、したらいいんだろう。

目隠しもされているため、
目で訴えることもできなくて、男の人がいるだろう方向に顔を向ける。

「あの……どう、したら……」

洗ってあげる代わりに、まずは洗ってくれ。
そう言われるのかもしれないと思って、一応、男の人に訊ねると、
男の人はちゃんと聞いたことに対してなのか……頭を撫でて。

そうして……どうしたい? なんて、聞いてくる。

「え……」

思わず間の抜けた声を返してしまった私に、
男の人は、洗いたいか、洗って欲しいか。なんて……確認をしてくる。
0175名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2022/07/09(土) 22:12:42.70ID:IMkCeQsb
女の子にとって、大事なところ。
だから、洗うのは私に許してくれるのかもしれない……なんて、甘い考えはなかった。

――試されてる?

男の人にとって、不快なことをしてしまった後に、
私が自分で洗いたいって言うのか、男の人に洗って欲しいって言うのかどうか……。
性器の辺りを触られるのは、もう、初めてじゃない。
とはいえ、触られたいか触られたくないかで言えば触られたくないし、恥ずかしい。

だから、本当のことを言うと……自分で洗いたい。
でも、男の人は私にお仕置きするかどうかを、ここで決めようとしているのかもしれない……なんて、不安になる。

顔が見えれば、その表情が分かれば……判断材料にもなるのに、
それが出来ないから……ただただ、不安にしかならなくて。
腕が自由になっても、私が自由になったわけじゃないんだって……思って。

「あ、洗って……欲しい、です……」

この人は、私にいやらしいことをしたがってる……と思う。
なのに、女の子だから自分で洗いたいです。なんて言ったら、きっと……。

――だから、仕方がない。

私は言い訳のように考えて、そう答えた。
0176名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 22:55:05.90ID:IMkCeQsb
男の人は、私の頭をすぐに撫でてくれた。
いつもより優しく、ちょっぴり強く……よく言えましたって、褒めているように。

人として、女の子として、辛い気持ちがないって言えば、嘘になる。

でも……少し、少しだけ……男の人も同じようにいやらしい気持ちなら、
いっそ、そうして貰った方が楽になれる。なんて、思いがあった。
それくらい……私の身体は、いやらしい気分で。

男の人は、それならもう一度座って。と。
私の腕を引いて、浴用の椅子に座るようにと、誘導する。
大人しく従って椅子に座った私に、男の人はやっぱり、褒めるように頭を撫でる。

そうして――自分で割れ目を開くようにって、言った。

「ぇ……ぁ……っ……」

触られる覚悟をしていたし、それがいやらしいことだって覚悟もしていた。
でも、だけど……まさか、自分でそういう風にして、見せて、触らせることになるだなんて……思ってなかった。

――でも、嫌です。なんて言えない……っ……

「っ……は……ぃ……っ……」

せっかく自由になった自分の手で洗うのではなく、
男の人に見えるようにって……自分の濡れそぼったいやらしいところを開く。
自室でひとり、慰めているときと同じように……あるいは、それ以上に、ぬるぬるとしてるえっちなところ。

それを男の人に見せているって感覚に、恥ずかしさと、色情を煮えられてしまって、胸が高鳴る。
それが不安か、恐怖か、それとも期待かなんて……もう、分からない。
0177名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 23:37:30.34ID:IMkCeQsb
「はっ……っ……はっ……ぁ……っあっ……」

起毛のある、何か、タオルのようなものに包まれた男の人の指が私の大事なところに触れる。
ただでさえ、いやらしい気分にされて敏感になってしまっているのに、
目が見えない分、研ぎ澄まされてしまって……
必要以上に強い感覚が頭に上ってきてしまうから……声が出ちゃう。

「ぁっ……っ……んっ……っあっ……」

男の人の手によって与えられる感覚は、すっっと……体の中に解け込んでいく。

自分から、触ることをおねだりして、
自分から、触って貰えるようにって、開いて……。
だから、心が拒絶反応を起こしたりはせず、男の人の指を……この感覚を、素直に受け入れちゃっているのかもしれない。

「っぁ……んっ……」

私の指が広げてる陰唇の辺りを、男の人の指がなぞって、摩ってくる。
おしっこの穴のところも、指先でさすさすって……してきて、
小さな起毛がほんの少しだけ中に入ってきて……今までに感じたことのない、変な感覚に身震いしてしまう。
0178名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 23:44:53.63ID:IMkCeQsb
「ぁっ……ごめっ……なさっ……」

……感じてる。感じちゃってる。
いやらしい気分になって、熱を上げられて、声を出させられて。
また、綺麗にされるどころか、自分からいやらしい匂いのする蜜を溢れ出させて、汚し続けていて、
私は、それを謝って……男の人に頭を撫でられる。

――今度は、最後までされたい……最後までして欲しい……っ……。

「っぁっ……あっ……んっ……っぃぃっ!」

男の人の指が、敏感なところを磨くように擦ってきて……
私は小さく達し……身体がびくんっって跳ねるように揺れてしまう。

でも、身体が満足できてない。
もっと、もうちょっと……あと少し……なんて、私はいやらしいことばっかり考える。
お風呂に入ってるなんて、もう、どうでもよくて、
気持ちよくなりたいって気持ちが強く、頭にもそればっかりが満ちる。

「ひぁっ……あっ……っ……あっ……」

男の人の指は、私のいやらしいところを的確に責めてきてくれて、
筋の辺りをなぞり、隆起している敏感な突起を擦って、男の人のを受け入れられる穴のところを……さすりさすりって、虐められる。

「はぁっ……はっ……っ……あっ! んっ……っぁっ……」

息が苦しい……体が熱い……でも……でも……っ……。

眩暈がしそうなほど、バチバチと弾けるような快感が断続的に頭を襲って、思考力が砕かれているからか、
虐められているのに……それが分かっているのに、私の心は多幸感に満ちていて。

「ぁっ……あっ……っ……」

そうして――また、天辺まで上り詰めそうになったところで、男の人の指が離れていく。
0179名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 23:45:07.57ID:IMkCeQsb
続きは明日
0182名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 10:40:40.66ID:/xiIXEUW
男の人は……やっぱり、私のことを最後まで連れて行ってくれない。
それはたぶん、私がそうして欲しいってお願いしていないからで……きっと、
たった一言、最後までしてくださいって言えば……してくれるんだと思う。

――でも、その一線は越えたくない。

男の人に求められてとか、無理矢理されてしまうなら……もう、それは避けようのないことだけれど、
自分からしてくださいって言ってしまったら、
許してはいけないところまで許しちゃうような気がして。

「っ……ぁっ……はっ……っっ……」

男の人の指の感覚が残る身体は、
びくんっ、びくんっって……その余韻に浸ってしまっていて……

「っぁっ……ぁ……んんっ……!」

シャワーの水圧に、また少しだけ……いやらしさが弾けさせられてしまう。
洗って貰ったはずなのに、えっちなところはえっちなままで、ほんの少し糸を引いていて。
もう一度お湯がかけられて、流されていく。
0183名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 11:01:08.36ID:/xiIXEUW
目隠しはされているものの足も手も自由で、
人によっては、抵抗して逃げよう……なんて考えられる状況だと思う。
でも、怯ませたくらいで逃げ切ることが出来るほどこの場所の情報がない。
だけど、私の力で、男の人を昏倒させられる気がしない。

えっちなことをされているからか、
それとも、空腹によるものなのか、朝なのに、身体は凄く眠くて、
それ以上に、いやらしい気分のせいで敏感で……少し触られただけで、負けてしまいそうで。

――無駄な抵抗になっちゃう。

事件になるのも厭わずに誘拐監禁するような男の人が、
逃げ出そうとした女の子に対してどんな非情なことをするか……分かった物じゃない。
そう思うと、また少しだけ怖くなって……男の人の機嫌を取らないとって、思う。

せっかく、手が自由になったんだから……。

「……あの……背中、流しましょうか……?」

最大限、有効活用するべきだって……そう訊ねてみる。
0184名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:12:33.51ID:/xiIXEUW
私を誘拐し、監禁したのが、
女の子だからではなく、桜坂しずくだから。なのだとしたら、男の人は喜んで私にお世話させてくれる……かもしれない。
だって、お気に入りの女の子にそういう風にして貰えたら嬉しいはず。って、
果林さん達も言っていたから。

「ん……」

その考えが間違っていないって言うみたいに、男の人は私の頭を撫でる。
やっぱり、桜坂しずくのことを気に入ってくれていて、
お世話されたいんだろう……なんて、
現実を甘く見て、自意識過剰になっていた頭に――大丈夫だよ。と、男の人の声が響く。

「え……」

一生懸命なのは偉いけど、でも、そこまではまだ駄目だよ。と
男の人は、私のことを拒んで……先にお風呂に入ってて。なんて言いながら、
腕を掴み、湯船の中に入るように誘導してくる。

――私、まだ反抗するって思われてるのかな……。

嘘偽りなく、私はそれをする気がない。
しても無駄で、むしろ状況を悪化させることにしかならないことを、やるわけがなかった。
でも、男の人は……わずかでも可能性があるならって、警戒しているのかもしれない。

――ううん。もしかしたら、さっき不機嫌にさせちゃったからかもしれない。

もっと、慎重にならなくちゃいけないんだ。
男の人が望む女の子じゃなくちゃ……どんどん、状況が悪くなっちゃう。

「……はい」

男の人に従って湯船に浸かると、両腕が掴まれてどこかに縛り付けられていく。
きつすぎないかって聞かれて、大丈夫です。と、答えると、男の人は私の頭を優しく撫でて、今度は自分のことを洗い始めた。
0185名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:27:51.15ID:/xiIXEUW
男の人がシャワーを浴びてる。
私と血の繋がりはないし、恋人でもないし、学校も部活も年齢も違っていて、
ましてや、男と女で性別さえも違うのに……一緒にお風呂に入ってる。

女優を夢見て、色んな世界観が知りたいと小説を読んできた。

その中には、これに似た描写もあったし、
そう言うのを見ては、いつか私もこんなことがあるのかな……なんて、空想を思い描いたことがあった。
女の人と男の人の、性的な描写があると、
その描写から思い描ける行為を妄想し、指で自分のいやらしいところに触れたこともあった。

でも、それはもっと大人になってからの私が経験することで、
高校1年生の、まだ子供な私が経験することになるなんて、想像もしていなかった。

――でも、そんな風に身体に刻んできたから

いつかはある。いつかはする。
それを妄想し、自分の身体に触れてきてしまったから、こんなにも、身体はえっちな行為に弱いのかもしれない。
だから、そう……私は、いやらしい女の子なのかもしれない。

お風呂に入って、綺麗にした身体をまた汚し合う。
そんな描写があることも知っているし、湯船の中でそう言うことをする可能性があることも知っているから。
だから……私の身体はまだ、諦められていないんだと思う。

――こんなこと、夢見てたわけじゃないのに。

男の人のにおいがする、男の人の視線を感じる。
触られた感覚が、まだ体に強く残ってる。

「っ……ぁっ……」

湯船に溜まってる温かいお湯のせいか――熱が、抜けてくれない。
0186名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:53:17.23ID:/xiIXEUW
「はぁっ……ぁっ……っ……」

……したい……したい……っ……。

男の人に散々虐められて、
自分で触っていたことを想起させられてしまったからか、
心も身体も我慢できなくなりつつ遭って、手の代わりに、足の付け根辺りを擦り合わせてしまう。

漏らしてしまうのを我慢しているみたいな……そんなことを、
恥ずかしげもなく、男の人の前でしてしまって。
お漏らしするのかと慌てたのか、男の人が私の頬に触れてくる。

「ご、ごめんなさい……」

湯船の中で暴れてしまって……と、
男の人に謝ると頭を撫でられて、手の拘束が緩められ、解かれる。
お風呂場でならしてもいい。なんて、そんなことを言われるのかもしれないって身構えた私をよそに、
男の人は私のことを抱えるようにして膝の上に乗せる形で、また、湯船に浸かる。

2人分の容量が加わって、湯船からお湯が触れ出て行く中、
私はお尻と背中に感じる男の人の身体と、股の辺りにそそり立って感じる男の人の……あれに、どきどきとさせられていた。

――され、ちゃうのかな……。

男の人もいやらしい気分になっているから、
その解消のために……えっちなことをされてしまうんじゃないか。
そう思って……でも、私の身体も心も、それに対して抵抗しようだなんて素振りは見せない。
0187名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:58:57.00ID:/xiIXEUW
男の人がしたいなら、男の人にされるなら……
もう、それは私にはどうしようもないことだから、受け入れるしかない。
いつかどこかで誰かに恋をして、
その人に捧げるはずだった初めての経験を奪われることになっても。

――拒んだって、強制されるだけだから。

受け入れて愛されるか、
拒んで、強制され、力づくで奪われるかしかない。
私には、それ以外にはないから……だから、どうせなら、拒まず受け入れてしまった方が良い。

……でも、それは、言い訳なのかな。

私はいやらしい子で、えっちな子で、
誘拐されて、監禁されてるのに……えっちなことをされることに喜んでるような、そんな……。

――違う。よね?

1人で慰めたことのある身体で、それを、最後までして貰えずに焦らされているから、こんな迷いが生まれてしまっているだけで、
普通の身体だったら、悩むことなく……受け入れようだなんて考えなかったはずだって、思う。
0189名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 13:08:22.44ID:/xiIXEUW
男の人が、私の身体を後ろから抱きしめる。
頭に顔を埋めて……匂いを嗅いでくる。
下腹部の辺りが摩られて……その奥にある、私の、女の子としての部分が自覚させられる。

「……っ」

熱がこもってるところ。
欲しくてほしくて堪らないって、疼いているところ。
それが、間接的に撫でられている感覚は……物足りなくて。

――もっと、もっとしてください。

そう言いたくなってくるのを必死に堪えて、飲み込む。
男の人に頭を撫でられる。
胸を揉むように触られて……男の人の怒張したものが、私のえっちなところに擦り付けられる。

「っ……あっ……ぁんっ……」

敏感なところが、男の人のもので擦られて、声が出ちゃう。
割れ目が男の人のものを、表面上だけ包んで……擦られて、刺激されて……。

「はっ……ぁっ……っ……はぁっ……っ……んんっ……っ」

声が出て、身体が震えて……いやらしいものが、少しだけあふれ出ていく。
もどかしい……辛い、苦しい……。
あと少しで、奥の奥にまで届くのに。

男の人に頭を撫でられる。
ぎゅっと抱きしめられて……また、優しく、撫でられる。

私の心も身体も――それでは満足できなくなっていた。
0191名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/10(日) 14:32:22.84ID:hrFvEJsY
むほほ
0194名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 18:40:56.81ID:/xiIXEUW
男の人に支えられる必要がないのに、私は、支えられるような形で……お風呂を上がる。
湿気と水分を多く含んで重みの増した目隠し用の布が、その重さでずれていき、男の人の裸が見えた。

「……ぁ」

筋骨隆々、というわけではないけれど、男性然とした体つきの男の人。
女の子の力で抵抗したって、絶対に勝てないんだって思わされる……身体。
それに抱かれていたんだって思うと、また……女の子の部分が疼く。

男の人はそんな私を見て両手を後ろ手に縛ると、
着けていられない目隠しを外してくれて……でも、代わりにバスタオルが頭に乗せられて何にも見えなくなる。

――もっと……。

もっと見たかった。
なんて、思ってしまった首を振るのと同時に、
男の人の手が私の頭を撫でるようにバスタオルを動かして、
長い髪をバスタオルで挟むようにして……水分を拭っていく。

そうして、顔、頬……首と、バスタオルが下に降りる。
0195名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 18:55:01.68ID:/xiIXEUW
「んっ……っ……」

肩が拭かれて、腕や手首が拭かれて、胸が揉まれるように……拭かれていき、
お風呂上がりで、まだ拭いていない男の人の身体が目の前に見える。

女の子よりもずっと筋肉と力がありそうな固そうな身体。
男の人の、男の人としてのものは、
保健体育の教科書に嘘つき。と言いたくなるような見た目をしていて……目が奪われる。

――やっぱり、私にどきどきしてくれてるのかな……。

興味がなかったりするわけではなくて、
男の人として、女の子である私の身体を性的に魅力的だと思ってくれていて、熱を高めてくれている。
それが、明確に感じられる男の人のあれを見ているだけで、どきどきしてしまう。

指よりもずっと太くて、長くて……立派なもの。
自分で慰めるよりもずっと、ずっと……強く、強烈な刺激を与えてくれそうで――。

「っ……ぁっ……!」

下腹部のところをバスタオルで触られ、
私は思わず声を上げてバランスを崩し、男の人の方に倒れてしまう。
男の人は受け止めてくれたけれど……おなかの辺りに、男の人の大きくなったものが、ずんっっと……ぶつかる。

「っ……ぁ……ご、ごめん、なさい……っ……」

硬さと柔らかさがあって、とても熱い……男の人の性器。
それがお腹に当たっていて、どこか、いやらしい……雄々しく感じられる匂いもして、身体が熱を帯びてしまう。

だけど――男の人は私を立たせると、何事もなかったかのように、足を拭いてくれた。
0196名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 19:29:51.15ID:/xiIXEUW
男の人は私の身体を拭き終わると、今度は、自分の体を拭き始める。
裸で放置されて……男の人の身体を見せつけられて……どきどきとしてしまう。

誘拐されて、監禁されて……こんな、いやらしいことばっかりされてるのに。
私の身体は……そのいやらしいことが中途半端に終わらされてばっかりで、もう、熱に浮かされてしまっているみたいだった。

「……」

私よりも大きな身体。
力で抵抗したって絶対に勝てないと思わされる、男の人の身体。
捻じ伏せることはもちろん、強引に身体を重ね合わせることだってできるはずなのに、その一線を越えずにいてくれる男の人。

――あんなに、大きくしてるのに。

男の人の、興奮してると大きくなるらしいところ。
そそり立っていて、我慢できなくなっていそうなくらいになっているのに、
私の身体を使おうとはしないで、そのままにしている男の人。

――私が、したいって言わないから?

私が嫌がるから、私が求めてないから、
だから、男の人も我慢してくれているのかなって思うと……少し、複雑な気持ちになる。
誘拐して、監禁して、お手洗いやお風呂で意地悪なことをしてくるのに、
そんなところだけは……気遣って、我慢してくれるなんて。

――でも、いつまでも我慢しないよって、暗に示すためのお風呂だったかもしれない。

段々エスカレートしているから、その可能性もあるって……少し、不安になる。
力づくで捻じ伏せられて、無理矢理、私の身体に挿入されて……。
そうなるか、私が受け入れて、優しく抱かれて……。

一度暴力的になってしまったら、
もう、男の人は優しくしてくれなくなっちゃうかもしれない。
そうなられたら、私は身も心もボロボロにされちゃうような気がする。

死にたいくらい……ボロボロに。
0197名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:01:50.43ID:/xiIXEUW
男の人は、自分の身体も拭き終えると、
自分の分の下着と寝間着のような服を出し、着替えて……それから、裸のままの私に目を向ける。
男の人は服を着ているのに、私は一糸纏っていない。

その差が主従を決定づけているようで……もしかしたら、
もう、私は人としての扱いをされなくなって、裸で過ごさせられるのかもしれない。
その可能性もあるんだって……どきどきして、男の人の視線に耐えられなくなって、頬が熱くなる。

そんな私に、男の人はおむつでも履く? と、切り出した。

「ぇ……」

おむつがどのようなものかは分かる。
だけど、それは……私が履くようなものじゃ……でも……。

えっちなところは些細なことで濡れてきちゃうくらいで、
普通に下着を借りようものなら、すぐに汚しちゃうのが目に見えてる。
かといって、おむつを履きたいかって言われると……履きたくない。

でも……断れない。よね。

男の人が履いて欲しいから、そう言ったのだとしたら、
履きたくないです。なんて言ったら……酷いことされるかもしれない。

「履きたい……です……」

何も着けさせて貰えなかったり、もっと変なものを履かされたりするよりは、
男の人の機嫌を取っておく方が良いと思って、私はそう答える。

そうして……男の人は私の頭を撫でてくれた。
0199名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:13:29.30ID:/xiIXEUW
「ぁ……っ……」

男の人におむつは後で用意するから。と言われて、私は裸のまま目隠しをさせられて……連れ出される。
お風呂場は裸で当たり前でも、それ以外の場所はそんなわけがなくて。
裸で連れ歩かれているなんて状況に、羞恥心が強く刺激されて、どきどきする。
でも、どうしてか……そのどきどきは嫌な気分にならなくて、
身体の奥で燻ってる熱が……じんわりと、広がっていく。

「っ……」

身体が熱を帯びて、いやらしい匂いがする。
胸の先っぽが、その興奮度合いを示すように隆起していくのを感じる。

――私、また、えっちな気分に……。

私を連れて行く男の人にも、全部伝わっちゃってるのかと思うと、
さっきのように、男の人のものが大きくなっていくのが想像できてしまって……女の子の部分が脈を打つ。
部屋にはいやらしい匂いの染みついたお布団があって、
そこに押し倒されて……そのまま……そうなってもおかしくないと考えちゃう。

そんな妄想は――……現実にならなかった。

男の人は私を部屋に連れて行くと、
私の代わりに、そのいやらしい匂いの沁み込んだ布団を部屋から持ち出して、代わりの布団とおむつを持ってきた。
0200名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:25:22.97ID:/xiIXEUW
「……お願い、します……」

男の人に言われて、新しく用意された布団に横になって、赤ちゃんのように足を広げる。
お風呂に入る前にもしたことだけれど、今度は……おむつをされる。

でも、断れない。
嫌だって言えないし、自分で着けますとも言えない。
赤ちゃんみたいに、男の人におむつをして貰わなくちゃいけない。

「……っ」

恥ずかしい。
高校生にもなって、おむつを付けられるなんて……
男の人に、こんな風に晒して、おむつをつけて貰わなくちゃいけないなんて。

でも、同時にどきどきとする。

男の人が、この一つ一つにどきどきとしていて、興奮していて、
また、怒張させているんだって、想像しまうから。
お尻の辺りを持ち上げられて、シートのようなものが敷かれる。
その上に降ろされて……股の辺りを覆うように折りたたまれていく紙のような感触のものが引っ張られて、固定される。

足の付け根の辺りに指を入れられ、整えられて、おむつがぴったりとはまった。
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