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【桜坂しずく】
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0001名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 22:27:06.40ID:522LKSlU
そういう事件が起きるという話は、ニュースで聞いたことがあった。

だから、自分は大丈夫だろうなんて思っていたわけではなかったし、
友人や両親からも気を付けるようにと何度も言われていたから、特に、夜道では気を付けているはずだった。

後から聞こえてくる足音。
近付いてきたと感じれば振り返って、警戒を示して、それで……。
いつもそうしてきたし、今回だってそうして、通り過ぎて、いつも通り、それで終わりのはずだった。

なのに……。

突き飛ばされて、車に連れ込まれて、
必死に抵抗してもどうにもならなくて――。

気付いた時にはもう、どこかも分からない部屋の中で、寝かされていた。
0005名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 22:35:30.50ID:522LKSlU
車に揺られているとき、
故意かは分からないけれど、不意のブレーキで跳ねた身体
どうにもできなかった私はどこかに頭を打って、落ちて、
緊張と恐怖と暑さと痛みとで、たぶん、失神してしまったんだと思う。

途中から何がどうなったのか分からない。

でも、自分がニュースに取り上げられるような危ういことに巻き込まれたことだけは分かっていて、
目も口も自由だけれど、手足だけは縛られたままだということも、分かった。

「……っ」

ほんのりと痛みの残る頭を働かせながら、どうにかこうにか、跳ねるように体を起こす。
今日か、昨日か……きっと、一昨日ではないだろうけど、
自分の記憶の最後と同じく、虹ヶ咲学園の制服を着たままだった。
0006名無しで叶える物語(たまごやき)
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2022/07/02(土) 22:39:08.59ID:/LYowAIH
前の監禁したいとか言ってたやつか?
0009名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 22:45:55.79ID:522LKSlU
連れ込まれた場所は、
ありふれた……と言えるほど多くの部屋を見たことはないけれど、
ごく普通の部屋と思えるくらいに普通の部屋に見える。

窓があるのか、カーテンがかかっていて、天井には蛍光灯の光があって、
エアコンがあって、ドアがあって……。

私は床に直接敷かれた薄めのマットレスと布団の上に寝かされていたようだった。

「……」

窓があるなら叫んでみるべきか。
それとも、犯人を刺激しないように大人しくしているべきか。
頭の痛みのおかげか、幸いにも少し落ち着けていて……考える余裕がある。

「……どうして、こんなことに……」

少なくとも、叫ぶことだけはしない方が良いと思って、首を振る。
誰かが襲われることがある。
その誰かが、今回は不幸にも自分になってしまっただけ。

そうやって、冷静になって考えようとしてみたけれど――
大事にしなくちゃいけない水分が、目から零れ落ちていくのを止められなかった。
0010名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 22:53:48.21ID:522LKSlU
誰かが助けに来てくれるのかな……。
そもそも、誰か、誘拐されたことに気づいてくれるのかな。
それは、どれくらいの時間がかかって、どれくらい……耐えた後に訪れるのだろう。

「うっ……うぅ……っ……」

考えるだけで、怖かった。
ニュースで聞きかじっただけの乏しい知識でも、何をされるのかというある程度の推測は出来てしまうし、
それに対して、自分の心を保っていられるという自信がまるでなかった。

これは演劇、これは空想、これはただの物語――。

そう思うことが出来たらどれだけ救われるのだろう。
そういったものの撮影だと……そう考えて、いっそ、没入してしまえば、心だけは……。

「助けて……うぅ……ぐすっ……」

あまりにも暴力的で、容赦のなかった誘拐の仕方が――それだけでは済まないと思わせてきて、
私はただ、泣くことしかできなかった。
0011名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 23:09:01.66ID:522LKSlU
誘拐犯は私のことを見てるのか、見ていないのか、
起きてからも、泣いてからも、泣き止んでからも、一向に姿を見せない。

もしかして、
想像しているようなことは一切されることなく、
このまま放置されて、飢え死にしたりしていく姿を観察されるだけになるのかな。

女の子が、苦しんで、悶えて、
腐り果てた肉の塊になるのを見たい――そんな、猟奇的な犯人なのかな。

「……あの……っ」

それは、ただ殺されるよりも
ただ、性的な行為に扱われるよりも……ずっと。

ずっと、苦しくて、辛くて、壊れてしまいそうな気がして――。

「誰か……っ……」

呼ばずには、いられなかった。
0012名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 23:27:36.68ID:522LKSlU
手も足も縛られていて、満足に動くことが出来ないけれど、
でも、そのままじっとしているなんて、出来なかった。

何かしなくちゃ、何か……と、
出来ることなんて何にもないのに、ただその気持ちだけで、一生懸命にドアの方に向かう。

ずりずりと制服を擦りながら、肌を擦りながら
床を這って扉に近づいて、肩で、ドアを叩いてみる。

普通の木製の扉は、肩をぶつけただけでガタガタと音を立てたけど、
脆いわけではなくて、体当たりした程度じゃ壊れたりはしてくれなさそうで。

後ろ手に縛られているから、
背中合わせになって、よじ登るように立ち上がる。
取っ手の位置を確認して、開けようとしてみたけれど――ガチッって、阻まれる。

「……当たり前、だよね……」

施錠されていて、自分では開けることもままならない。
0013名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 23:48:15.73ID:522LKSlU
「……お願い……」

扉を、叩く。
このまま放置されてしまうことだけは、嫌だった。

飢えるのは苦しいことで、辛いことで、
普通に息を引き取るよりもずっと痛みの伴うことだと聞いたことがあったから。

誘拐されるのも、性的な暴力を受けるのも、
それだって嫌なことではあるけれど、
このまま放置されて、飢え死にさせられることはもっと嫌で、そんな姿を面白おかしく観察されると思うと、
気が狂いそうにもなる。

いつか、誰かが誘拐犯を捕まえたとき、惨たらしく死んでいく私の姿が警察関係者に見られるかもしれない。
あるいは、悪いサイトに載せられてしまって
そう言う嗜好を持っている人達に、楽しまれるようになるかもしれない。

本物ではなく、創作として。

私の人生の終わりが、ただの映像作品として、消耗される――。

そんなの――

「やだ……」
0014名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/02(土) 23:59:48.51ID:522LKSlU
いつか、女優として舞台に立ちたいと思っていた。

それは舞台に限ることなく、
ドラマや映画と言った、もっと広い世界に出て行くことだって、夢見ていた。

けれど、それは……。

それは、輝かしい物であって――迎えたくない人生の終わりに向かっていく惨めな姿じゃない。

「どうして……どうして、誘拐なんて……っ」

何かしたいことがあったのではないか。
目的があったのではないか。

私じゃないといけない――。

そんな、目的があったのではないか。

「桜坂しずくが死ぬ姿を見たい……そういうこと……?」
0018名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 00:12:54.49ID:0c9dVC5T
誰でもよかったけれど、たまたま私がいたから。
だから、誘拐して、そういう恐怖と、苦しみと、絶望とに、壊れていく役目を与えたのかな。

それとも、桜坂しずくが演じるその姿を見たくて、誘拐したのかな。

ニュースで取り上げられるような性的な行為なんて眼中にはなくて、
それ以上にもっと猟奇的な思想があって、適任だと――私のことを……。

「それだけは……」

それだけは、嫌だ。
私の夢が利用されるようで、私の人生が無駄に消費されてしまうようで、
耐え忍んで助けを待ち、救われた後に残るだろう心の傷なんかよりもずっと、酷い後悔をしながら死んでいくなんて。

「死にたくない……死にたくない……っ……」

また明日。
そう言って別れたスクールアイドル同好会の友人。

行ってらっしゃい。
そう、笑顔で見送ってくれた母と、帰りを待ってくれているゴールデンレトリバーのオフィーリア

走馬灯のように、思い出されていく記憶に押し退けられて、涙があふれていく。
0019名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2022/07/03(日) 00:13:28.64ID:GXLAGwdv
しずおじの仕業か
0020名無しで叶える物語(たまごやき)
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2022/07/03(日) 00:13:38.14ID:u4iaui1K
お前大丈夫か?
0021名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/03(日) 00:25:54.97ID:0c9dVC5T
「うぅっ……うぁ……あぁっ……っ……」

このまま、惨たらしく死んでいくことになる――。

それ以外にはないなんて決めつけてしまったせいか、
泣くというよりも泣き叫びそうになっていた私の耳に、がちゃりと音が響いた。

「!」

背中を支えてくれていたドアが内側に開いて、押されて前のめりに倒れていく
床に打ち付けられる痛みを覚悟して目を瞑ったけれど、
交差させて縛られていた両手首の辺りが掴まれ、顔ではなく肩に痛みが走った。

「っ……」

そのまま、引き上げられて、抱きしめられたかと思えば、
危なかった。と、耳元で声が聞こえる。
それは、スマホを落として、悪態をついていた人に似ている声だった。
0023名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/03(日) 00:49:13.97ID:0c9dVC5T
私が床に叩き付けられることがないようにって助けてくれた……わけじゃないはず。
だって、それならあんなにも暴力的に誘拐なんてするはずない。

ブロック塀に叩き付けられて、車に放り込まれて……痛かった。
そんなことをしてきたのに、床に倒れるのを庇うなんて、あり得るはずがない。

誘拐犯は「死なせたいわけじゃない」なんて、見ていたみたいに言う。
ううん、きっと見ていたんだと思う。
見ていて、それで……私がこんなに不安になるまで放っておいたんだと、思う。

「……見ていたなら、すぐに来てくれてもよかったのに……」

もしも初めからそうだったなら、
私はきっと、もっと怖がって、怯えて、話にもならなかっただろうけれど、
でも、
こんなにも怖い思いをさせられるくらいなら、
不安にさせられるくらいなら、
誘拐犯らしく、目的を告げに来てくれていた方が良かった。

そう――思ってしまう。
0028名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 01:22:32.94ID:0c9dVC5T
支えられるようにして、布団に戻される。
顔を隠すつもりなんて全くないようで、顔がはっきりと見えた。

「やっぱり……あの人だったんですね……」

通り過ぎて、スマホを落とし、悪態をついていた人。
顔を見れば……あの時の人だって確信を持ててしまって、呟く。

もっとも、あの瞬間、あの場所にいたのはこの人だけだったはずだから、
顔を見るまでもなかったけれど。

「……死なせるつもりがないなら……やっぱり……」

時折耳にするよう事件のように、
そういった行為をするために誘拐したのだろうか……と、思って。
でも、身体を庇う気にはなれなかった。

死なせるつもりがないのは今だけで、
嫌がるなら、拒むなら――他の人にしたらいいのだと、殺されてしまう可能性があったから。

嫌でも、辛くても、泣きそうでも。
我慢しないといけない。

そう思っていたのに、誘拐するときにあんなにも暴力的だったこの人は、ただ優しく――頬に触れてきた。
まるで、そんなつもりはないって言うみたいに。
私が、オフィーリアに対してするように。

愛玩動物とでも――思っているかのように。
0031名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/03(日) 10:39:05.43ID:lbkhZW1S
起こしてしまうことの程度に差はあるものの、
カッとなって。とか、思わず――勢いで。
そういった感覚で何かをやってしまうこともあると思ってる。

だから、もしかしたらこの人もそんな勢いで誘拐をしてしまって、
その有り余った勢いがあの暴力的な誘拐方法として現れてしまっただけで、実際には、よくいる穏やかな人なんじゃないか。

少しだけ――そんなことを考えた。

「……私だから、こんなことをしたんですか?」

話が通じそうな雰囲気とはいえ、言葉を選ぶ必要はあるけれど、
女の子ならだれでもよかったのか
それとも、桜坂しずくでなければならなかったのか。

それを聞くくらいは許して貰えそうな空気を感じて聞いてみると、
誘拐犯の男の人は、驚いた様子も迷う様子もなく、頷いた。

「……そうですか……」

誰でもよかったのではなく " 私だから " それは不幸中の幸いだと思う。
だって、それは替えが利かないということだから。
それはつまり、" 死なせたいわけじゃない " という言葉と相極まって、
少なくとも命の保証だけはして貰えたようなものだったから。
0032名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 10:49:47.05ID:Gyrfd6l6
「もしかして、スクールアイドルのことも知っているんですか?」

もう少し話をしてみようと、声をかける。
何が相手にとって、踏み込まれたくないものなのかを私は知らない。
だから、公にしている自分の情報を、相手は持っているのか……なんて事の確認をしてみる。

知ってるなら知ってるし、知らないなら知らない。
でも、知らないなら、そこに続く話をすることが出来るし、
そうでなかったとしても何かと話題を絞り出して、
勢いで誘拐をしてしまったこの人の心を穏やかにさせて、説得することが出来るかもしれない。

男の人は「知ってるよ」と答える。
私のことは相変わらず、愛おしそうに見つめて、優しく触れてくる。
性的な触れ方ではなく、本当に、愛してやまない気持ちでもあるかのような触れ方。

「そうなんですね……じゃぁ、どんな曲を歌ってるとかも知ってますか?」

少しずつ、少しずつ。
高まった熱を冷ましていくように、会話を続けようと試みる。
優しさがあるからか、そこまで強い恐怖を感じないこともあって、状況に目を詰めれば冷静でいられるのがありがたかった。

けれど――

おもむろに、男の人は私のスカートを捲りあげて来て、言葉を失ってしまった。
0033名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 11:03:16.51ID:Gyrfd6l6
部活をやっている私は、その部員と一緒に更衣室で着替えをする。

皆が皆というわけではないけれど、おしゃれな下着を身に付けている先輩もいて、
だから、自分も少しは見せてもいいようなものを――なんて、意識をするようになった。

「えっ……あ、あの……っ……」

だとしても――それは、部活の仲間。
あるいは、クラスの友人であって、男の人にではなかったからか、かぁっと顔が一気に熱くなっていくのを感じる。

「み、みなっ……見ないでください……っ!」

捲られたスカートで自分には見えないけれど、男の人の目には、私の下着がこれでもかと、はっきり見えているに違いなかった。
淡い水色で、花を模しているようなレースがアクセントになっている下着。

「見ないで……っ……」

見栄えが悪いものではないはずだけれど、でも、こんな風にみられるのが嫌だった。
それだけでなく、こんな形で見られているという状況が――

やっぱり、性的なことからは逃れられないんだって知らしめてくるようで怖くなってくる。

「……っ」

羞恥心と、ふつふつと沸きあがる熱とで頭がくらくらとして、涙が零れ落ちていく。
それに気づいた男の人は、抓んでいたスカートの裾を手放して、涙の流れていた頬に手を触れさせてきた。
0034名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 13:23:37.74ID:Gyrfd6l6
触れ方は優しくても、
涙を拭おうとする指の力は少し力強くて、
微かに荒れているざらざらとした感触が、ちょっぴり痛くて、顔を顰めてしまう。

私が痛がったとすぐに察して、男の人は頬から手を離した。

他人に対してどれだけの力が必要なのか分かっていないのかもしれない。
だからあんなにも、荒々しくて、強引な誘拐だったのかもしれない。
なんて……心なしか、思考を歩み寄ろうとしてしまうのを振り払うように首を振る。

「何が、目的なんですか……?」

死に絶える姿を見たいなんて猟奇的な目的ではなくて、
時折ニュースで聞こえてくる性暴力が目的なのか
それとも、もっと別の……例えば……私達がオフィーリアを家族として迎え入れたように、
私のことをそういう風に……。

――ペットとして。

「っ……」

そう言われたわけではないけれど、
考えてしまって、ゾワゾワと総毛だって体が震えてしまった。
0035名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 13:32:28.01ID:Gyrfd6l6
恐怖と緊張と、羞恥心と……色々なものが重なって高まった体温
元から、汗っかきだったこともあり、
じっとりと肌着が張り付くのを感じる中、男の人の手が、汗の浮かぶ首筋に伸びてくる。

「ひぅ……っ……」

首を絞められる。

そう思って体が強張り、思わずぎゅっと目を瞑って悲鳴を漏らしてしまった私の首には、
それを締め上げるような悪意に満ちた力は伝わってくることはなくて、
ただそうっと、汗だけを拭う感触が走っていく。

「っ……は……はっ……」

緊張と恐怖に、ランニング後のような激しい動悸がして、
拭われても拭われても、汗が浮かび、涙がこぼれてしまう。
額に張り付いた前髪を、男の人は優しく横に払って……こっちをじっと見つめてくる。

「っ……」

それがだんだんと近づいてきているように見えて……きゅっと唇を固くする。
まだちゃんと、そう言う意思を持って重ねたことのない唇を、奪われてしまうような気がしたから。
0036名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 13:49:15.28ID:Gyrfd6l6
でも――唇が奪われたりすることはなかった。
けれど、首元で結ばれているリボンが引っ張られて解けて……シャツの第一ボタンが外されて。
ブレザーのボタンも一つ、また一つと外されて行って、中のシャツが露出していく。

「っ……う……」

やっぱり、いやらしいことをされるんだ……。
この人が満足するまで、したいように、好きなように……扱われて――。

服が脱がされていくから、それ以外には考えられなかった。

大人しくしていれば、強制の暴力が行われることはなく、
反抗すれば強制するための暴力が加わって。
どちらにしても、嫌がろうが何だろうが、好き勝手に性的なことをされることに変わりは……。

「……」

両手両足は縛られているし、出来る抵抗は限られているし、
抵抗したって痛い思いをするだけだから……だから、我慢できない涙だけはそのままに、耐えようと思った。

なのに――男の人はブレザーのボタンを一通り外し終えると、
それ以上は脱がそうとする素振りもなくて、
私の額に手を当てて「少しは涼しくなった?」なんて、聞いてくる。
0037名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 14:03:33.28ID:Gyrfd6l6
「え……あ……えっと……」

えっちなことを考えていたのは私だけで、
この人はただ、熱を出したみたいに汗をかいていた私のことを気遣ってくれていただけなのかもしれない。

そう思うと、申し訳なさと羞恥心と、自分のいやらしい頭に言葉が出なくなる。

そういう事件があると耳にしたことがあったし、
この状況から見て、そうなるはず。なんて、偏見がなかったと言えば嘘になる。

だけど、だからって……。
だからって――。

「うっ……ぁ……ぅう……っ……」

どうしようもなくなって顔を背けながら、精一杯に頷く。

私の顔はきっと、それが嘘だってわかるくらいに真っ赤だと思う。
それに、身体は凄く熱くて……汗が止まらない。

そんな私を見かねてか、男の人は大丈夫かどうか、
何か欲しいことしたいことはあるかなんて、心配そうに聞いてきた。
0038名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 14:11:44.56ID:Gyrfd6l6
あんな怪我をしかねない強引な誘拐をしたのに、
手足を縛って、こんな部屋に監禁してきているのに。

なのに、なぜだか、凄く優しくて――。

「家に帰して欲しいって言ったら、帰してくれるんですか……?」

どうせ無理だろうと思いながら、
こういう時の常套句みたいな質問をしてみると、
それは駄目だって、やっぱり、首を横に振られてしまう。

「そう、ですよね……」

このことは誰にも言わないから。
忘れるから。
そんなことを言ったところで無駄だし、
もしかしたら、そう言うなら今の話はなかったことにする。なんて、機嫌を損ねてしまうことも考慮して。

「それなら……お風呂に入るのは……良いですか? もしあれなら、シャワーだけでも……」

一旦、今の身体をリセットしたくて、そんな風に申し出てみた。
0039名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 16:06:49.38ID:Gyrfd6l6
私のことを大事にしてくれるつもりなら、
身体を綺麗にすることを許してくれるはず……と、思っていたけれど、
男の人は、少し考える時間を作って、私をまた、不安にさせてくる。

駄目って言うべきか、
それとも、良いよって言うべきか迷っているのでは……と。
駄目って言われたらどうしよう……汗をかいた、この身体のままでいないといけないのかな。

もし、本当に、えっちな事をされるってなったときに、汗臭いまま……。

「っ……」

また、されるかもわからないことを考える頭を切り替えようと首を振る。

そう言う事件があるからって、この人がそれを目的としているとは限らない。
でも、本当に、そう言う目的が一切ないのだとしたら……

私は、どうなっていくんだろう――と、考えている頭に承諾の声が聞こえた。
0040名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 16:39:25.27ID:Gyrfd6l6
両手はともかく、足を縛られている状態では動けないだろうって、足の拘束に触れてくる。
もしかしたらスカートを捲られるのではないかって、
ドキリとしてしまったのは……知られてないと良いけど、なんて、ちらりと目を向けると、目が合う。

だけど、男の人は私の足の拘束を解くことはせず、
目が合ったのをちょうどいいとみてか、布を見せてくる。

手ぬぐいのような布。

それの使い道は目隠しか、猿轡か……と、考えて。
状況的には、きっと目隠しなんだろうって、察せてしまう。

お風呂場までどんな風になっているかを、知られないようにしたいんだと思う。
部屋の外がどうなっているか分からなければ、逃げ出す勇気を出せないって――思っているのかもしれない。

そもそも、部屋には鍵がかかっているのに。

「……ん」

私は大人しく、目を瞑る。
目隠しを受け入れるという肯定と同じような意味合いを持たせて。
男の人が動く音がした。

近付いてきてるって分かって、どきどきとして……でも、
えっちなことはされないはず……って、今度こそは考えないようにして。

目が少しだけ圧迫されるような感覚を覚えて、頭の後ろに引っ張られるような感じがして、
そうして――きゅっと、絞められる。

あんまりきつくなくて、でも、緩くもない、そんな締め付けを感じながら薄く目を開いてみると、
手ぬぐいの暗闇に包まれて、何にも見えなくなっていた。
0042名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 16:52:16.70ID:Gyrfd6l6
視界を奪われていても、
男の人が優しく扱ってくれるって不思議な安心を覚えているからか……怖くなかった。
さっきしていたように、足を縛っている紐に手が触れたような感じがする。

少しだけ引っ張られる感覚を覚えて、すぐに、足を開けなくしていた拘束感が薄れて、消えていく。
紐の感触はまだ残っているけれど、数時間……くらいかな。
それだけの時間を経て自由になった足の感覚は、ちょっぴり心地よかった。

「――ひぅっ」

ふと……男の人は、私の頬に触れてくる。
思わず小さく悲鳴を上げちゃったけれど、でも、その手は優しく撫でる程度で、
首まで下り、肩を掴んで立てるかどうか、訊ねられる。

「……は、はい……」

目が見えなくて、バランスを崩してしまいそうな不安がないわけではないけれど、
きっと、支えてくれる……なんて思いながら、答える。

ゆっくりと足に力を入れて、横座りのような姿勢に持って行こうとしたところで、
やっぱりバランスを崩して前のめりになってしまったけれど、
男の人の、固い感触に抱き止められて……そのまま、引き上げられていく。

「あ、あり……がとう……ございます……」

元はと言えばこの人のせいでこんなことになってる。けど、助けて貰ったことは事実だからと、感謝をすると、
身体を抱くようにしていた力強さが離れていき、残っていた大きな手の感触が、私の腕を掴む。

それはただ、導いてくれるものだと……私は信じた。
0043名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 17:13:07.72ID:Gyrfd6l6
目が見えない分、足取りは重くて、
出入り口の扉はそこまで遠くなかったはずなのに、その何倍もの距離があったかのように感じる。
数分か十数分かかけて歩くと、鍵が開けられる音に続いて、ドアが開く音がした。

「……み、右ですか……左ですか……?」

恐る恐ると訊ねると、
左だって答えと共に、腕が少しだけ引っ張られる。
足の重い私が躓かないようにって、気遣ってくれている優しい力。
誘拐したのに……監禁したのに、とても優しく導いてくれるからか、変な感じがする。

「……」

私が大人しく従ってるから……かもしれない。

ううん。かもしれないんじゃなくて、きっと、そう。
だって相手を困らせなければ、余計な手間をかけさせなければ……機嫌を損ねない。

オフィーリアだって、小さい頃は悪戯をすることがあった。

悪戯をしたら、叱られて、それが悪いことだと教わって、
お手やお座りとか……そういった、
こっちにとって嬉しいことを応えてくれたら、褒められたし、ご褒美だってあった。

「……っ」

従順なら優しくされ、褒められ、ご褒美がある。
でも、そうではないなら厳しくされて、躾のような何かがあって、罰がある。

私達にとってのオフィーリア
それが、この人にとっての私の立ち位置――。

この場所で飼われるために連れて来られたと思えば、
えっちなことを目的としているようでしていない、そんな態度もなんとなく納得がいく。

つまり、私は……やっぱり、愛玩動物なのかもしれない。
0044名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 17:32:07.78ID:Gyrfd6l6
「ありがとうございます」

2つか、3つの扉を通り、数十分くらいにも感じる時間がかかったけれど、
ようやく、脱衣所に着いたって声がかけられて、私はすぐにお礼を言った。

監禁された場合にどんな目に合うのかなんて分からないから、
お風呂に入る許可がもらえて当然なのかどうかなんてわからないけれど……でも、
分からないからこそ、これは私に与えられたご褒美なんだって思うべきだと思ったから。

普通はして貰えないことで、ご褒美で、
私はそれを喜んでいるんだって、男の人に思って貰わないといけない。

オフィーリアに何かをしてあげた時、
喜ぶこともあれば、あんまり嬉しくなさそうな時がある。
喜ぶことは何度もしてあげたいと思う一方で、喜んでくれなかったことは控えようって思う。
だから、私がこの人にとっての……ペットなら……必要なことだった。

目隠しが外されてから、目を開ける。
意外と整理整頓されている脱衣所らしい脱衣所で、私は男の人に目を向けた。

「……自分で、するんですか?」

裸を見られるとかどうとか、そんなことは全部丸投げにして、
自分で体を洗いたいとか、そういう……人としての尊厳を振り払って、私は訊ねた。

自分で体を洗いたい。
だからこの手の拘束も解いて、脱衣所から出て貰えませんか? なんて言うのは、あまりにも我儘だと思ったから。
0045名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 17:46:26.03ID:Gyrfd6l6
そんな私の考えを、たぶん、知らないだろうけれど、
男の人は少し考えてから、手首を縛っている紐も緩めて外してくれた。

「……良いんですか?」

手も足も自由にして。
反抗されるとは考えないんですか? なんて、思ってしまうけれど、口にはしなかった。

そもそも、私は逃げ出す気はなかった。
目隠しでここまで来たし、途中途中の扉では、律儀にも鍵を開け締めするような音が聞こえていたから、
運良く、ここで男の人を怯ませてここから出られても、外にまで出られるとは到底思えない。

「……お風呂を出る時は、声をかければいいですか? それとも……その、どこかにカメラがあるんですか?」

カメラがあるなら、私が上がったことも当然わかるだろうし、
着替えが終わって、迎えが必要なタイミングだって、この人には全部分かるはず。
私はこの人に監禁されている立場だから……監視カメラで撮影されていることを咎める気はないけれど、
でも、撮られていると、見られていると思うと、落ち着かない。

男の人はそれに答えずに浴室の扉を開けて、何かがあった際に使う呼び出しボタンを指さした。
なんだ、それなら、と思って小さく笑う。

「そしたら、終わったら呼――……」

部活帰りの誘拐、それから数時間
そんな目に遭った私の身体は、度重なる緊張から解放されつつあったこともあって、
ちょっぴりはしたなく、空腹を訴えだした。
0046名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 17:54:45.01ID:Gyrfd6l6
「あっ……違っ……っ……あぅぅぅっ……」

ぎゅうっっとお腹を押さえてその場に座り込む。
胃を抑えて小さくすれば、ほんの少しだけ空腹を誤魔化せるからだったけれど……
でも、それはあまりにも露骨で。

「ごめんなさい……っ……」

ご飯が欲しい……何か食べたい、何か飲みたい……。
緊張と恐怖、不安で一時的に忘れてしまっていたそれらが一気に押し寄せてきて、
私はただ、とっさに謝った。

ご飯が欲しいと、くうくう鳴くオフィーリアのように。
私も、ご飯をくださいって訴えた方が良いのかもしれないと思う反面、
そこまでの要求は失礼に思われるんじゃないかって……。
今、与えられている優しさを失うのが怖くて……私はそんなことを言えなかった。

男の人はそんな私の頭をポンポンっと撫でるように叩くと、
そのまま脱衣所を出て、鍵を閉めた。

「……っ」

空腹を訴えるお腹はちょっぴり痛くて。
でも、今は許して貰えたお風呂が先だと思って……ブレザーを脱いで、シャツのボタンを1つ1つ外していく。
0047名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 18:09:42.25ID:Gyrfd6l6
汗っかきなせいで、ブラジャーも肌着も突き抜けて汗染みの出来てしまっているシャツを脱いで、
スカートのホックを外し、ファスナーを降ろす。
そうして露わになった下着にも……汗が染みて色合いがほんの少し濃くなって見える。

汗びっしょりの肌着を脱いで、ブラジャーを外し、下着も脱いで、
もしかしたら、もう一度着ることになるかもしれないと考えて……端に避けておく。

……カメラ、ない、よね?

と、する意味のない確認をするように辺りを見てから、浴室へ移る。
浴槽には一応、温かいお湯が溜まっていて、少しだけ心が安らぐのを感じて、でも、すぐに現実に引き戻された。

「……やっぱり、私の家じゃない……」

当たり前のことではあるけれど、
用意されているシャンプーもボディソープも、トリートメントも。
何もかもが、見慣れない、使ったこともない物だった。

だからと言って、使わないわけにもいかない。
そう思いながら、シャワーの温度を限りなく低くして、水を出した。

「……こんなこと、することになるなんて思わなかった」

もしかしたら、食事と水、どちらかしか与えて貰えない可能性もある。
だから……なんて、シャワーから流れてくる水を手皿で受け止めて、口に含む。
冷たいけれど、そこまででもないような水で口をゆすいで、吐き出して、もう一度口に含んでから……ごくっと、飲み下す。

「っ……んっ……ゴクッ……ん……っ……グスッ……」

ひと口、ふた口。
飲んでいいとも限らない水を飲む。
だって、そうでもしていかないと……どうなっていくか分からないから。

だから――惨めだとか、どうとか……そんなことは二の次だった。
0048名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 18:59:57.00ID:Gyrfd6l6
シャワーの水を飲んで喉を潤して、温度を上げてお湯に変えて、
水からお湯になったことを手で確認してから、頭から温かいシャワーを浴びる。
髪を濡らし、左右の肩からシャワーをかけて……もう一度、頭から。

そうして、使ったことのないシャンプーを適量手のひらに出して、髪を洗う。
わしゃわしゃと……少しだけ力を入れながら。
頭からすっと伸びた長い髪は、両手で包むようにして、梳くような手つきで。
いつもとは違う場所、いつもとは違うシャンプー……けれど、いつものように洗って、シャワーで流す。

使い慣れないトリートメントも併用して……少しだけ匂いを嗅ぐ。
いつもと全然違う匂い。
たぶん、あの男の人の匂い。
そんなことを考えて……首を振る。

「……私……」

似たような事件による被害の内容を知っているからって、そのことばかり考えすぎているような気がする。
されるかもしれないし、されないかもしれない。
今のところ、されない可能性の方が高い……とは思ってるけど、でも、
万が一されることになったときに、その覚悟を出来ているのかどうかで……凄く変わってくる。

出来るなら、したくない覚悟だけど……でも、
大切にしてきた身体は男の人に抱かれるって諦めるしかない状況だった。
0049名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 19:12:14.58ID:Gyrfd6l6
無理矢理押さえつけられて、苦しくて、辛くて、痛い思いをするか、
優しく抱かれながら、痛みはあるかもしれないけれど……ちゃんと、愛されるか。

そのどっちかしかないのなら……だとしたら、私には選択肢なんて――。

「……」

シャワーを頭から浴びながら、ぐっと下唇を噛む。

しなくていいなら、しなくて済む方が良いと思う……それは、当たり前のことだった。
だけど、しないと言う選択肢はなくて、絶対にする以外に道がないのだとしたら……。

私は……。

「……愛されたい」

今そうして貰えているように、優しく、丁重に扱われたい。
助かったあとも……ずっと、深く残り続けるようなトラウマになる体験はしたくない。
だけど、でも、それは……と、悩んで、悩んで、身体を抱きしめる。

「……っ」

覚悟を決めなきゃ……じゃなきゃ、辛い思いをすることになっちゃう。
大丈夫、演じられる……それが平気な女の子だって、きっと……演じられる……。

――演じられなくちゃ、駄目なんだから。
0050名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 19:30:57.78ID:Gyrfd6l6
そう意を決したところで、すぐに実行できるわけもなく、
ひとまずは身体を洗おうかとしたところで……身震いする。

シャワーの温もりに包まれているのもそうだし、新しく水を飲むことが出来たのもそうだし、
そもそも、最後に行ってからだいぶ時間が経っていることもあって……そろそろだった。

「……っ」

浴室用の椅子に座って、息を吐く。
お風呂場でなんて、したことは一度もなかったけれど、
今はもう、それが出来なくちゃいけないくらいにまで……なっているんだって、目を瞑る。

――本当に、しちゃうの?

羞恥心と、自尊心と、理性と。
欲求以外の全てがするべきじゃないと言うけれど、でも、考えてみれば、避けられないことなのは明らかだった。

後からまた限界が来たら?
その時に男の人がいたら訴えられる……訴えられたとして、その結果、許される方法は?

オフィーリアのような方法か、それとも、もっと酷い方法か。
どうなるか分かったものじゃないのに……ここで無理に我慢して、それで、どうなるんだろう。

それに、もしも男の人がいなかったら……その場で――。

「……んっ」

椅子から少しだけ突き出すような姿勢を取って、シャワーを持っていない方の手で、少しだけ開く。

嫌だ……嫌だ……こんなの……嫌だ……っ。
こんなはしたないこと……みっともないこと、惨めなこと。

でも――でも……っ。

覚悟を決めてもその気持ちはすぐに変わらなくて、
下腹部から押し出され、放物線を描くそれから目を背けると……一緒に涙がこぼれていく。

出て行く傍からシャワーでかき消そうと試みても、ほんのりと鼻を突く臭いが、私の心を蝕む。

「うっ……うぅ……グスッ……グスッ……ひっ……」

こんな恥ずかしいことを、しなくちゃいけないなんて……辛い。
でも、要求ばかりしていたら、お仕置きされるかもしれない、愛して貰えなくなるかもしれない。

だから……我慢するしかなかった。
0052名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 19:59:58.49ID:Gyrfd6l6
身体も洗い終えて、温かい湯船に浸かりながら……ぼうっとする。
考えれば考えるほど、酷いことになってしまいそうだったから、少しは、そんな時間も必要だと思って。

でも、何も考えないなんて無理だった。

水の滴る音が、ついさっきの痴態を想起させて、
そのせいで、鼻に残る刺激臭が、まだ、流れ切っていないかのように感じられて、泣きそうになる。

「……っ」

これから、どうなっていくんだろう。
明日のは助けが来る? 明後日には助けが来る?
それとも、三日後? 四日後?
それとも――……ずっと、このまま――。

誘拐が発覚して、犯人が分かって、救出される。
そんな奇跡的なことはそこまで高い確率じゃないって、聞いたことがある。
だからこそ、お母さん達も、気を付けてって、あんなにも……。

「……」

気を付けてた。
ちゃんと警戒して、被害に遭わないようにって……でも、無駄で。
それでもこうなってしまったからには……やっぱり、覚悟を決めるしかない。

「……頑張れ……頑張れ……頑張れ……桜坂しずく……っ……」

他に誰もいてくれない。自分しかいない。
でも自分では背中を押し切ることは出来ないだろうからと、第三者にそうして貰えたかのように、フルネームを呟く。

――頑張って、桜坂しずく。

湯船に浸していた手で器を作り、勢いよく顔に叩き付けて、気を引き締める。
それから……呼び出しボタンを押した。
0053名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 20:13:49.67ID:Gyrfd6l6
少ししてから、脱衣所の方の鍵が開いて、男の人が入ってきた音が聞こえる。
浴室の扉が開けられることがないようにと押さえながら、ぐっと息を飲んで、用意していた台本を頭の中で広げた。

「まだ出ていなくて、ごめんなさい」

本来は出ているはずだったのに、出てきていない。
そのことを追及される前に、謝罪を述べてから、一息入れて。

「……そう言えば、バスタオルの場所などを聞いていなかったって、思って……」

床がびしょ濡れになってしまったりするし、
好き勝手に棚をいじるわけにもいかないと思った。と、付け加える。

「それに……その……着替えもどうするか聞いておくのを忘れてしまって」

聞いておかなかった私が全面的に悪いって主張をしつつ、どうしたらいいのかを、確認する。

曇りガラス……というか、曇り窓? の向こう側で、男の人が動くのが見えて、
それは確かに。なんて、呟きが聞こえる。

「……」

たとえ、どんな答えが返ってくるとしても、
ああしたい、こうしたい……あれがいい、これがいい。
そんな我儘は、絶対に言うわけにはいかないって、息を飲む。
0054名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 20:56:51.18ID:Gyrfd6l6
向こう側が少しだけ慌ただしくなったと思えば、用意しておいたから出てきて良いよ。と声がかかる。

ついに、裸を見られることになっちゃうんだって思う反面、
それを拒むわけにもいかないって、思って……どきどきとして、身体が熱を帯びる。

激しくなる動悸と、異性に裸を見られるということに躊躇いながらも、浴室を出るために取っ手を掴むと、
開けるのと同時に、向こう側でも扉が開いて……男の人がいなくなる。

「え……?」

脱衣所から出る方の扉から施錠される音が聞こえて……思わず声が漏れる。

裸を見ようとしていたんじゃ……。
だから、出て行くからなんて言わずに、出てきて良いよって――。
また、私……。

――また、早とちり……?

「っっ!」

かぁっと顔が熱くなって、慌ててバスタオルを手に取って顔を埋める。

そうすることになるかもしれないって、ずっと、
覚悟をするべきだなんて思っているからとはいえ……早とちり、し過ぎてる。

ううん、違う……。

男の人が……まるでそういうことに興味を示していないだけ――って、考えを変える。

誘拐したのに、監禁したのに、
なのに、そういうことをするような素振りがまるでないなんて、それの方がおかしい。
だって、こんな……ニュースで聞いているような事件とは……まるで違う。
0055名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 21:13:40.94ID:Gyrfd6l6
私の勘違いがあんまりにもあんまりなのかな……。
それとも、男の人が特殊なのかな……。

「……」

その答えがどっちなのかはひとまず置いておいて、身体を拭く。
ドライヤーも置かれていて……使うか少し迷ったけれど、
出しておいてくれたから……って、思って、使うことにした。

身体を拭き終えて、バスタオルを巻く。
それから髪を乾かして……着替えはどこにって……あたりを見て、さっきはなかったワイシャツに目が留まる。

替えの下着はなく、ワイシャツ一枚。
端に置いておいた制服と下着を一目見て……もう一度ワイシャツを見て、手に取る。

「……下着……」

ワイシャツの下に、下着が隠されているなんてことはなくて、迷う。
汗が染みている下着を履くのは気持ちが悪いし、不快感がある。
だけど、何もつけないでワイシャツ一枚はどうなんだろうとも……思う。

下着を見て、ワイシャツを見て……浴室の扉を開け、
そこにある比較的多きめな鏡に映る自分の裸に、ワイシャツを合わせる。

「……」

普段着ている制服のシャツよりもずっと大きなそれは明らかに男の人のもので、股下まで普通に届くだけの大きさだった。
0056名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 21:34:07.34ID:Gyrfd6l6
着替え終わったって、男の人を呼ぶ。
数歩下がって、中心の辺りで待っていると、男の人は少しだけ警戒している様子で中に入ってきた。

「……抵抗なんて、出来ません……」

きっと、何か反撃されるとか、抵抗されるとか思っていたんだろうと、私はそう言った。
ここにきて、手を自由にして貰った時だってそう。
ここで打ちのめすことが出来たって、逃げられる保証がない。
もしそんなことをして、逃げ切れなかったら……私に待っているのはたぶん、地獄のような苦痛だけ。

そんな無謀なことをするよりも、
大人しく、素直に従っている方がずっといいはずだから……私は抵抗なんて、考えない。

身を翻し、両手を後ろで交差して、最初と同じように縛られるのを待って、
同時にぎゅっと目を瞑って、目隠しされるのを待つ。

「……どうぞ」

そう言うと、後ろで男の人が動く音がして……手が掴まれる。
手首の辺りに紐が通って、また両手がぎゅっとした拘束感に包まれていく。

そうして、今度は目の辺りに布の感触と、圧迫感が来て……後頭部できゅっと締められる。

「……抵抗したって、悪化するだけ……ですよね……?」

私は正直に気持ちを曝け出す。

「私……優しく……されたいです……」

だから抵抗しない、反抗しない、素直に従って、受け入れる。
痛いのは嫌だ、辛いのは嫌だ、苦しいのは嫌だ、怖いのも嫌だ。
だから……優しくしてください。

と、心の中で懇願し、私は笑う。
お風呂場の中で泣きつくしたつもりだったのに、目頭が熱くなる。

目隠しをして貰えてよかった――と、心から思った。
0057名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 21:54:49.05ID:Gyrfd6l6
「……ん」

最初と逆の道順で歩いて……戻された部屋の中。
目隠しが外されると、最初の部屋だとすぐに分かって……安心する。

外に出られるわけがないし、家に帰して貰えるわけもない。
だから、見覚えのない場所に連れ込まれるより、
見覚えのある部屋に戻された方が……安心できてしまう。

「……あっ」

でも、その安心感が引き金になって、また……お腹が鳴ってしまう。

水を結構飲んだけれど、それで誤魔化せる空腹なんてほんの少しの間だけ。
やっぱり、ちゃんと、ご飯が食べたい。
そう思って、恥ずかしさに赤くなりながら、男の人に目を向ける。

「……っ」

ぐっと抑えても、
限界をとうに超えているお腹は、鳴りやんでくれない。
お願いしたら……機嫌を悪くしちゃうかもしれない。

でも……お腹が空いた……ご飯が食べたい……何か……少しだけでも……。

「ご……ご飯を……ください……っ……」

これ以上は耐えられないと思って……そう、お願いしてしまった。
0058名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/03(日) 22:14:20.05ID:Gyrfd6l6
続きは明日
0059名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/03(日) 22:16:51.44ID:Q41ueGya
監禁するss思い出した
0062名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 06:00:20.45ID:JXLWrgHf
それは私からしたらお願いで、懇願だけれど、
男の人からしてみれば、要求や催促のようなもののようにも見えることだって……思う。

だって、オフィーリアのお散歩に行きたいって意思表示や、
ご飯が欲しいって意思表示は……とても可愛らしかったりするけれど、
そういうペットの行動は飼い主からしてみれば、" 可愛らしい要求 " あるいは、 " 可愛らしい催促 " に他ならないから。

だからこそ、その " わがまま " が、
男の人の機嫌を損ねてしまったのではないかって、不安になる。
ただお腹を鳴らすのは生理現象だから許して貰える。

でも、吠えてしまったら……それはもう、ただの生理現象とは話が違ってきてしまう。
0063名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 06:06:19.54ID:JXLWrgHf
「ぁ……その……ごめんなさ……っ……」

男の人が一向に答えてくれないものだから
やっぱり、機嫌を損ねてしまったのかもしれない。と、
謝ろうとしたところで、床に伸びている男の人の影が動く。

顔を上げると……右腕が上がっていて。

「っ……」

――叩かれる!

躾けとして、頬を叩かれるか頭を叩かれるか。
それ以外には考えられる状況じゃなかったこともあって、
身体が強張り、目と口を閉じて痛みに耐えようとした私の身体には……痛みではなく、撫でられる感覚だけが流れた。

「ぇ……あ……」

頭が撫でられたことに戸惑いながらも顔を上げると、今度は頬が撫でられる。
さっきと違って、痛くないようにって気遣ってくれている触り方は、たぶん、私がオフィーリアにしているのと同じようなもので。

男の人は、そういう風にちゃんと言ってくれると助かる。というようなことを言いながら、私のことを撫でる。

「ん……」

私のお願いを、男の人は催促ではなく、お願いだって受け取ってくれて、
だから、躾けじゃなくて、褒めてくれているんだろうと、察する。
0064名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 06:18:31.89ID:JXLWrgHf
お風呂もそうだし、バスタオルや着替えのこともそう。
男の人は、言えばそれに対して答えてくれる。
少し考えることもあって、その沈黙が私にはちょっとだけ怖いけれど……。

でも、当然ながら帰して欲しいってお願いは断られちゃったけど、それ以外は許してくれてるし、
お願いをして、怒られることは今のところなかった。
そうして、今、お願いをしてくれると分かりやすいって……褒められてる。

お水も、トイレも、
ちゃんとお願いしていたらお風呂場であんなふうに無理をする必要がないんだって思うと、
安心から来る胸の温かさに、涙ぐんでしまう。

「あり、がとうございます……っ」

男の人はそんな私の頭を撫でて、頬を摩って、目元に浮かぶ涙を指先で掠め取っていく。

この人が誘拐しなければ、監禁しなければ。
そもそも、こんな思いをする必要はなかったって、憎しみはある。
だけど、それを表に出して、反抗的な態度をとっても、状況が悪くなるしかないから……丸め込んで押し隠す。

私に出来るのは、与えてくれる優しさと自由の一つ一つを喜んで受け入れて、
それに対しての感謝をしっかりとすることだけ。

そうしていれば、少なくとも……優しく丁寧に扱って貰えるから。
だから、そうすることに抵抗はなかった。
0065名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 06:25:05.53ID:JXLWrgHf
男の人は、用意してくるからと私を部屋に残し、
当然のことではあるけれど、鍵を閉めて部屋を出て行った。

「……足」

手の拘束はそのままだけれど、最初と違って足の拘束はされていない。
私があんまりにもな空腹感でお願いをしてきたものだから、
もしかしたら、足を縛るよりも先にご飯の用意をしてあげるべきだって考えてくれたのかもしれないし、
運よく、忘れてくれている可能性もある。

だけど、だからどうってこともない。
手が自由、足が自由……それだけではここから逃げられない。

それに今は優しくされているし丁寧に扱って貰えているから、
その最悪の中の最善の状況を捨ててまで挑戦したいとは……とてもじゃないけれど、思えなかった。

「……そう言っても、信じて貰えないんだろうけど……」
0066名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 06:35:47.30ID:JXLWrgHf
床に敷かれているマットレスと、布団の上に座りながら……呟く。

信じて貰えたらもっと状況が良くなると思う一方で、
もし仮に自分がこんなことをした側だったらという風に考えて……信じられないのも当然だって、思う。

誘拐されて、監禁されて。
そんな被害に遭った子が、抵抗しないので自由にしてください。なんて言って鵜呑みにする犯人だったら、
すぐにでも警察が駆けつけて救助されるに違いない。

普通は嘘をつくなと怒るし、大人しくしていろって……。

「……あの人は、怒らないかもしれないけど」

それは出来ないよ。と、優しく諭すように言うだけで、怒ったり叩いたりはしないでくれそうな気がする――

「っ」

無意識に頬が緩んでいると感じて、はっとし……首を振る。

それは、信頼というものだから。
褒められたりするために、仕方がなく受け入れて喜びと笑みを向けるのとは違う。

誘拐犯のことを信頼してしまうなんて……それだけは、絶対、駄目。
喜びの表現も、笑顔も、従順さも、安全に生き延びるためには必要不可欠だから避けられないけれど、
男の人を信頼する必要はない。

――ちゃんと線引きしないと。

それを曖昧にしてしまっていたら、しなくていいはずのところまで許してしまいかねない。
0067名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 07:17:14.37ID:JXLWrgHf
男の人は、しばらくしてから戻ってきた。

折り畳みができそうなミニテーブルを持ち、
その上に器を乗せて。

熱を感じさせる湯気が立っているのが見えるのと同時に、
食欲を刺激する匂いを感じて、またお腹が鳴ってしまう。

「ゴクッ……」

はしたないとは思っていても、
過度な空腹に抗えるはずもなくて……
目の前に置かれたお雑炊を一目見て、飲み込む。
0068名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 07:25:31.61ID:JXLWrgHf
ミニテーブルを挟んで向かいに座る男の人に目を向ける。
食べたい……早く食べたい……。

でも、両手は後ろ手に縛られていて……スプーンを持つことが難しいし
持つことが出来たって、口にまで持っていくことが出来ない。

……かといって。
私の手を自由にして、武器になりかねないスプーンを持たせてくれるとは思えない。
ううん、この人ならもしかすると……なんて可能性がないわけではないけれど。

でも――

そんなことを考えたくない。
そんな期待を持ちたくない。
その期待に……応えられたくない。

「あの……スプーンを……」

だから、ひとまずは口にする。
私はどうしたら良いのか、男の人はどうしてくれるのか。
その確認をするために。
0069名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 07:44:39.88ID:JXLWrgHf
男の人は私の手を自由に……はしてくれなかった。
その代わりに、男の人がスプーンを手にとって一口分を掬い上げて向けてくる。

「……ん」

目の前にあるだけでも辛いのに、
それが食べて良いよと言わんばかりに向けられると……もう我慢が出来るわけがなかった。

オフィーリアのように、
顔をつけて食べさせられるわけじゃないことに感謝するべきだとしか、思わなくて。

まるで、餌付けみたい。

そんな考えなんて、後回しになる。

「ありがとうございます……いただきます……」

感謝をして、向けられたスプーンを咥えようと近付いた時だった。

――待て!

と、オフィーリアに向けることの多い言葉が向けられて、
反射的に動きが止まった。
0070名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 07:51:56.87ID:JXLWrgHf
「ぁ……っ……」

ただでさえ早く食べたいという欲求がより一層膨れ上がっていく中、
もう目の前にまで来ているスプーンからは、
早く食べてほしいとばかりに匂いが漂って来て……泣きそうになる。

男の人に目を向けると……待て。ともう一度言われて、動かないようにと、ストップ。と、手のひらを向けられる。

「……っ」

私がオフィーリアなら。
同じように愛玩動物と思われているなら……それは、仕方がないことだって思う反面、
オフィーリアはいつもこんなに辛かったんだって……思わされる。

「……」

男の人を見ながら、大人しく待てをする。
出来なかったらお仕置きされるから。
だから……私はオフィーリアのように、耐えるしかなかった。
0071名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 08:23:38.90ID:JXLWrgHf
「うぅ……」

お腹がくうくうと煩く鳴り続ける。
飲み込んでも飲み込んでも、涌き出てくる涎が口の端しから垂れていく。

手が使えたら拭うのに、それが出来ないから……垂れるままで。

オフィーリアもそうだった。

待てって言われると、
ちゃんと待ってくれるけれど……こっちをじっと見つめて。
ぽたぽたと……涎を垂らしてた。

――今は私が、オフィーリアなんだ。

人間だけど、そんなことは関係がなくて
賢いオフィーリアのように、犬のように……私はちゃんと出来なくちゃいけない。

たとえ、それで人としての尊厳が壊されていくのだとしても。

よし。と、声がかけられ……頭が撫でられる。
オフィーリアと同じように、食べても良いって許可が貰えたんだと思って、スプーンを咥える。

元からそこまで熱くなかったのか、
それとも、待て。で冷めたのかは分からないけれど……丁度良い温かさで、美味しかった。

だから……だからこそ……
涙が溢れてるんだって、精一杯の笑顔で。

「……美味しいです……」

そう言った。
0072名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 08:32:14.18ID:JXLWrgHf
男の人がスプーンを向けてくるたび、私は自分から率先して、待て。をする。

普通の犬だったら、何度も躾られないといけないことがほとんどだけど、
私は人間だから。

人間だからこそ……
もうちゃんと、待て。ができるんだって男の人に知って欲しくて。

犬のように躾られるとしても、
私のことは人間だって思っていて欲しいから。
言葉が通じ、意志疎通の可能な人間同士だと……思って欲しくて。

「……ん……」

男の人は、私が待つたびに、頭を撫でて許可をくれる。
叱ったりせずに、良くできましたって言うみたいに褒める。

それは、最後の一口まで……続いた。
0073名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 08:37:55.26ID:JXLWrgHf
自分で口元を拭けなくて、どうしようかと思っていると、
男の人は私が何も言わなくても布巾で口を拭って汚れを落としてくれた。

「……ありがとう、ございます」

お礼をすると、男の人は私の頭を撫でる。

大人しく、素直で、従順。
そうして、ちゃんとお礼が出来る礼儀正しい愛玩動物。
人間であることなんて忘れて、それを全面的に受け入れてしまえば――。

今ある胸の痛みも、溢れ落ちそうな涙も……きっと、なくなるに違いない。
0074名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 08:53:26.45ID:JXLWrgHf
「……あの……飲み物は、どうしたら……」

そんな考えはひとまず取り除いて、訊ねる。

オフィーリアも食事は与えられるのを待つしかなかったけれど、
水を飲むための場所はちゃんとあって、自由だった。

だからというわけではないけれど、
私もいつでも飲めるようにして貰える……と思っていると、
男の人は倒れないようにとペットボトルを台座に設置し、ストローを差す。

「……ありがとうございます」

犬のように……というほどではないけど、
人としてはあるまじき飲み方になるけれど……人として。なんて、
そんな贅沢なことは言うべきじゃないと考えて、受け入れる。

特別、美味しくも不味くもない普通のお水。
それでも喉は潤うし、満たされる。

それで……満足しないといけない。
0075名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 09:00:05.32ID:JXLWrgHf
もしかしたら、男の人は私がどこまで受け入れるかを試しているのかもしれない。
人として扱わずに、ペットとして扱って、そのどこまでを耐えられるのか……って。

もう無理ですって言ったら、止めてくれるのかな。
人間のままでいたいって言ったら、許してくれるのかな。

それとも……お仕置きされるのかな。

――そんな怖いこと、言えないよ。

今はまだ、ある程度許してくれているし、
優しさも、丁寧さもある。
だけどそれさえもなくなって……ペットとしての教育を受けるようになったら。

そうなったら……身も心も壊れてしまう気がして。

「……っ」

泣かないで。泣かないで……って、必死に思い続けた。
0076名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 09:01:46.07ID:JXLWrgHf
続きはまたのちほど
0078名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 18:35:58.69ID:JXLWrgHf
男の人は飲み物だけでなく、
ミニテーブルも一緒に残しておいてくれるようだった。

男の人とはいっても、毎回ミニテーブルを持ち運びするのは手間だっていうのもあるだろうし、
ミニテーブルがあっても手が使えないなら大したことは出来ないって思われていることもあるだろうし……。

でも……それはつまり、
私に手の自由が戻って来ることはあり得ないってことで――。

そう考えて、首をふる。

まだ分からない……だって、大人しければご褒美が貰える。
従順なら優しくして貰える。

だから、
この部屋限定で手足を自由にしてくれるかもしれないし、
後ろから前に変えてくれるかもしれない。

それに、助けが来てくれる可能性がある。

荷物は見当たらないから、処分されちゃったかもしれない。
でも連絡がつかないだけで誘拐が発覚するには充分だし、
そもそも、連絡なしに私が家に帰らなかった時点で捜索願が出されると思う。

そうなれば、この人はすぐにでも見つかって……。

見つかって……。

……。

見つけて……貰えるのかな……?
0080名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 18:51:12.09ID:JXLWrgHf
正直にいえば、私は期待をしたくなかった。

元から、こういう被害に遭った場合に救出される可能性の低さを知ってる。
正確ではないとしても、ある程度は。

だから、それに期待をして……支えにして。
その結果、救われなかった場合に、
自分がどうなってしまうのかを考えることさえ、怖かったから。

だからこそ私は、この人に従順でいようって……。

「……っ」

不意に、男の人の大きな手が頭を撫でる。

私の頭なんて鷲掴みに出来るんじゃないかって思うようなその手は、
けれど、優しく、褒めるように撫でてくれる。

私が困り果てているって察しているかのような表情に、
思わず睨み返してしまいそうになって、目を背ける。

すると、男の人は、トイレは大丈夫? なんて、聞いてきた。
0081名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 19:21:44.22ID:JXLWrgHf
「え……と……」

浴室でしちゃったから、
今行きたいかどうかって話になると、まだ大丈夫って答えになる。

けれど、今は大丈夫だから後で行かせて下さい。なんて、
そんなわがままが許されるか分からない。
それに……あまり、機嫌を損ねかねないわがままは言いたくない。

「行きたい……です……」

機嫌を損ねたくないのもあるし、
あとになって、限界だってタイミングになるのも……と、頷く。

男の人はすぐにはどうもこうも言ってきたりせずに、
私の頭を撫でて、頬を擦る。
本当に……オフィーリアみたいな扱いをされてるんだって思って、ハッとする。

「あ、あのっ……でも、私……っ……」

犬じゃなくて、人。
貴方と同じ人間だから……と、言いかけて、ぎゅっと唇を噛む。
それを言ったとたん、それなら犬のようにしよう。なんて……言われそうで。

でも、男の人はそんな私のことを撫でるだけだった。
0082名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 20:04:55.87ID:JXLWrgHf
男の人はひとしきり私の頭を撫でると、
おもむろに、しずくちゃんはいい子だから。って、笑みを浮かべる。

いい子だから……。

いい子だから――○○が出来るよね?

普段は、オフィーリアに言っていること。
でも今は、それが自分に返ってきていて……だから、何かさせられるんじゃないかって、
話を聞いてもいないのに不安になっていく私のことを、男の人は安心させるようにもう一度撫でた。

そうして、いい子だから、普通に連れて行ってあげるよ。と、言う。

「……普通、に……?」

普通に、犬のように……なんて、少しだけ思ってしまったけれど、
ちゃんとしたお手洗いに連れて行ってくれると言われて、ホッとした息が漏れる。

私が安心したのが分かっても、男の人は私のことを撫で続ける。
そんなに、撫でるのが好きなのかなって思いつつも、
オフィーリアに対してそうだった……と、思い直して受け入れていると、
突然、手が止まって。

そして、男の人はあくまでいい子だからだよ。と、付け加えるように言った。
0083名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 20:17:46.68ID:JXLWrgHf
大人しくしていて、言うことを聞いていて、
そうして、ちゃんと待て。をすることもできていたから。
だから、そのご褒美に……と、男の人は言う。

「ありがとう……ございます……」

本当なら、オフィーリアみたいにしなくちゃいけなかったって思うと、
大人しく、従順で居ようとしていた判断は間違いじゃなかったんだって、涙がこぼれる。

オフィーリアは室内で飼っているものの、おトイレは基本的に外でする。
流石に、誘拐されている私が同じように外でさせられるってことはなかったと思うけれど、
でも、小型犬のように、シートの上なりなんなりに、させられていたに違いない。

そんな人としての尊厳を打ち砕かれるようなこと……耐えられるはずがなかった。
だからきっと、後先考えず歯向かっていただろうし、
その結果、もっとひどいことになっていたかもしれない。

――ちゃんと、従順でいなきゃ

改めてそう思って、私はもう一度、ありがとうございます。と、言う。
男の人が頭を撫でてくれる。
褒めてくれている。
そうして貰えている間は、私のことをちゃんと扱ってくれる。

そんな風に考えてしまったからか、
もっと撫でて欲しい、もっと褒めて欲しいって……少しだけ、思わされてしまう。
0084名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 20:34:14.92ID:JXLWrgHf
当たり前のように目隠しをされて……何回か扉を開けては締めて、また別の部屋の中に移される。
目隠しを外して貰うと、2人入っていても十分な広さのスペースの中に、
洋式の、それなりにしっかりとした便座が設置されていた。

壁紙はやや薄い桃色の穏やかな色合いで、
何か、匂いボトルのようなフローラルな臭いを感じる。
便座に近づくと、センサーが反応して蓋が開く

中を覗いてみると、
まるで……これが初めて使われるかのように、真っ白な陶器が光を反射していた。

「ほんとうに……使って良いんですか……?」

あまりにも綺麗でついそう聞いてしまう。
男の人はもちろんと頷いて、私の頭を撫でる。
確認の必要はなかったとしても、一応は許可を取ろうとする姿勢を褒められたのかもしれない。
怒られるよりは……と、温もりを感じながら、男の人を見上げる。

「あの……手は……」

少し辛い姿勢でなら、後ろ手に縛られたままでもできなくはないけれど、
そうすると、後々が面倒なことになってしまうから……確認する。
0085名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 21:46:21.82ID:JXLWrgHf
男の人は少しだけ考える時間を置くと、首を振る。
手を自由にして貰うことは出来ないんだって……言われる前に察してしまう。
だけど、落胆はしなかった。

わがままを言ってごめんなさいと、謝る。

「……そうですよね……」

奴隷のように、とか、犬のように。とか。
そういった扱いをされることなく、こうして、普通のお手洗いに連れてきて貰えること。
立場を考えれば、それだけでも十分に恵まれてると思う。

ここで後処理を男の人にされるなんて嫌だ……なんてわがままを言ったって、
ならもうさせてあげないと言われたり、犬のようにさせられたり……あるいは、おむつを履かされたりするといった、
悪いことしか起こらないのは明らかだったから。

だから……仕方がない。
このくらいなら……全然……だって、介護される必要があると思えば、普通の……
そう、普通の医療行為みたいなものだから。なんて、必死に考える。

それでも、羞恥心が膨れ上がっていく。
下着も肌着も何もなく、ただワイシャツ一枚で覆っている身体は、
便座に腰掛けると、もうそれだけでしても問題ない状態で。

「……っ」

下着を用意されなかったのは、こういうことだったのかもしれない。なんて、今更思う。
男の人は、私が座ったのを見届けると……声をかけてくれれば。と、言い残して、そのまま個室を出て行く。
0086名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 22:10:23.12ID:JXLWrgHf
両手を縛られていることや、見慣れない場所であること、
緊張と恥ずかしさも相まって……出そうで出ない状態が続いて、汗が滴る。

「ん……」

ここで出なければ、男の人は何もせずにいてくれるかもしれないけれど、
でも、結局、したくなった時に……されることになるし、その時に、またここを使わせてくれる保証もない。
ううん、私が従順でいる限りは、たぶん、使わせてくれるとは思う……けど。

だけど、最悪なのは……させて貰えることもなく、我慢できなくなっちゃうこと。
急にお腹が痛くなったりして、傍にいてくれなくて、それで……なんて。
そんなことになったら、お仕置きどころじゃすまないだろうし……。

「……なんて、言い訳ばっかり……」

思わず本音が零れて、失笑してしまう。

本音を言えば、したくない。
だって……男の人に見られるし、拭かれるし、流して貰うことになる。
そんなの……恋人だったとしても無理だよ……。
0087名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 22:18:23.94ID:JXLWrgHf
でも、連れてきて貰った意味がなかったら、無駄なことをさせたって怒られちゃうかもしれない。
あの人が私の……その、後処理をしたがっていたとしたら、それを裏切ることになって……機嫌を損ねちゃうかもしれない。
そう思って、また、力を入れる。

「っ……んっ……」

ぷすり、ぷすりと空気が抜けていき、
少しずつ……確かに下ってきているものを感じて、一度、大きく息を吐く。

もう少し頑張れば、出そうな気がする。

頑張らなくてもいいのに……と、少しだけ思いながらも、でも、そうする他には無いんだから。って、首を振る。
あとからしたくなったら大変だから。
便秘を疑われて……そういうのを解消する何かをされたりしても、嫌だから。

だから……と、踏ん張って。

「はぁ……っ……ん……っ……んっ……ぅ……」

ゆっくりと、出口が捲れるように広がっていく感覚。
狭い場所から無理矢理押し出されようとしている微かな音。
お風呂場での、鼻を突く刺激臭とはまた違った、羞恥心を強く刺激する臭いが辺りに漏れ出して。

――ぼちゃんっ

と、便器に溜まっていた水の中に、一つの塊が沈んでいった。
0088名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/04(月) 22:20:26.67ID:JXLWrgHf
続きは明日
0091名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 06:33:41.02ID:AoBpG5Fr
「っ……はぁ……っ……」

出せるだけ出してしまった方が良いと思って頑張って、
もう出そうにないなってなった頃にぐっと身体を起こし、息を吐く。

換気扇が回っているような音も微かに聞こえるけれど、
窓が開いている部屋とかと比べて、空気の循環はそこまで良くはないし、
絞り出す頑張りもあって……せっかくお風呂に入ったのに、身体には汗が浮かんでしまっていた。

ワイシャツがぺったりとして、胸の形が余計に浮き彫りになる。
軽めのおしゃれとして青色の線が入っているとはいえ、白色を基調としているワイシャツは、
張り付くほどになると、肌の色が透けて見えてしまうし、胸のところの……一際鮮やかな色のある部分は、少しだけ、主張が強い。

「……っ」

新しい着替えが欲しい。
でも、そんな我儘を言うなんて……出来ない。
それに、これは自分から行きたいと言って来たトイレでのことだから……我儘に我儘を重ねるようなもので。

――でも、胸が透けて……。

そう思って、けれど。

「……あっ……あぁっ、ご、ごめんなさいっ……!」

今からもっと恥ずかしい思いをするのが確定している現実を思い出し、
そこでようやく、時間を気にするべきだったと、声を上げた。
0092名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 06:44:46.57ID:AoBpG5Fr
慌てて男の人に終わったことを叫ぶ。
すぐそこにいるのか、少し離れたところにいるのかわからないけれど、
声を挙げれば聞こえてくれると思って。

第一声には謝罪をし、そうして、終わりました。と。

「……臭いとか……」

他人に排泄の後の臭いとか、汚れとかを嗅がれ、触られ、見られる。
それも、恋人でも医療関係者でもなく、ましてや、知人ですらない人に。

女の子として、正直、男の人にデリケートなところを触られるとか、
排泄の後処理をされるとか……そういうのは、精神的に苦痛ではあるけれど……今は、そんなことを言えない。

だって、相手に拭かれるか、放置されるか。
ワイシャツや布団にその汚れを移し、叱られ、躾けられるか……そんなありもしない選択肢しかない。

私に出来るのはただ、お尻を向けて、足を広げて、
そうして、男の人に綺麗にして貰うのを受け入れることだけ。

「……っ」

扉の鍵が開く音がして……男の人が入ってくる。

臭いって言われないかな……汚いって言われないかな……
幻滅されて……嫌われて、優しくされなくなっちゃったり……しないかな……。

やっぱり、自分で――。

段々と怖くなって、不安になって、つい、泣きそうになる。
だけど、一度は駄目と言われたようなことを、もう一度要求するような勇気はなかった。
0093名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 07:28:05.11ID:AoBpG5Fr
男の人は、私の葛藤なんて全く気にも止めずに平然とした様子で近付いてくると、
便器の横にある操作パネルに触れる。
その瞬間、便器の中から機械的な音が聞こえてきた。

「へっ……ぇっ……あっ――!」

家でも、学校でも、そうじゃなくても。
運悪くそれが使えない場合を除いて、使うようにしているもの――

「ひゃぁっ!」

ちょろちょろと前準備のように水が流れたあとに、
今度は勢い良く吹き出てきて、汚れていた部分に叩きつけられる。

意識的にやってもちょっとだけびっくりしてしまうそれは、
他人のタイミングでやられると、余計に驚いて悲鳴を上げてしまう。

「ぁっ……ん……っ……」

けれど、それもほんの一瞬。
最初以外は慣れたもので、あとは普通に感じ、暫くそのまま洗い流されるのを待つ。

「ん……っ……」

そうして、男の人はおしり用のを止めると、
今度はビデの方に切り替えた。

「あ、それは違っ……ん……!」
0094名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 07:40:33.87ID:AoBpG5Fr
おしり用よりは弱くても、
加減の分かっていない勢いが前の方に吹き付けられて思わず身体が跳ねる。

後ろ手に縛られていた私の身体は、
そこでバランスを取るなんてことが出来ずに……男の人に飛び込んでしまう。

「ご……ごめんなさい……っ……」

驚いた様子で、ただ受け止めるだけで止まってしまっていた男の人の身体に身を委ねながら、
まずはと、謝罪を口にする。

私が男の人の反応を待つと、
後ろから、向き先を失った水が上に吹き出しているだけの音が聞こえてくる。

それくらいに静まっているからか、
私か、男の人か……どきどきと、心臓の音が聞こえて。

男の人は答える前にビデを止めて、
的が消えて吹き出すだけだったビデのせいで濡れた便座を一瞥する。

「ごめんなさい……っ……私……」

びっくりしたとはいえ、耐えるべきだった。
勢いが強くて、ちょっとだけ痛くて……でも、我慢しなくちゃいけなかった。

怒られる……お仕置きされる……っ

――躾をされるっ

そう、強張ってしまう私の頭を男の人は撫でる。
褒めているわけではなくて、ただ、安心させようとしているみたいに。
0095名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 07:55:49.84ID:AoBpG5Fr
そうして、男の人は「大丈夫?」 と一言聞いてから、
急に操作してしまったからだろうと、私の失態を責めたりはしなかった。

むしろ、太股の辺りまで濡れちゃっていることを気にして……ちゃんと拭かないと。と、トイレットペーパーを手に取る。

「っ……はい……」

便座に座れないし、壁に手をつくことも出来ない私は、
その場で足を開いておしりをつき出すような姿勢を取るしかなかった。

男の人はそんな私の身体を隠してくれていたワイシャツを容赦なく捲って……おしりを触る。

「ん……っ……ぁっ……」

トイレットペーパー越しとはいえ、
水の跳ねたお肉のところを撫でるように、揉むようにされ、
それだけでなく、おしりの穴のところをぐりぐりと弄られて、つい、声が漏れる。
0096名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 08:19:28.26ID:AoBpG5Fr
「っ……あっ…ぃ…っ……」

ぐりぐりとされて、ぐにゅって……押し広げられて、
ほんの少しだけ指先が中に入ってきているかのようにさえ、感じる。

声を我慢したいのに、身体が揺らされて口が開いちゃうし、押さえるための手は後ろ手に縛られていて。

顔から火が出そうなくらいに恥ずかしくなりながら、
男の人におしりを弄られて……声を出させられて。

「ぁ……っ……」

そうして……今度はその手が前に伸びる。
0097名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 08:32:50.96ID:AoBpG5Fr
ワイシャツの裾を捲られて……大事なところが男の人に見られる。
足を閉じても見えてしまう状況で、
でも、私は……足を開いて、腰をつき出すようにして綺麗にしやすくしなくちゃいけなくて。

「っ……うぅ……」

下着を見られるだけでも恥ずかしかったのに、ほんの数時間も経たないうちに、
今度はそれが覆っていた大事なところを自分から見せている状況に……涙が溢れる。

「ん……」

男の人の手が、私の……お母さんくらいにしか触らせたことのない場所に触れる。
ぴったりと閉じていた割れ目を男の人の指がぐっと……押し広げていく。

普段は隠れているところが晒され、空気に触れ、
擽ったさと同時にちょっとした心地よさを感じてしまうのもつかの間、
さわさわと……私の意思にはどうにも出来ない男の人の指が、トイレットペーパーを触れさせてくる。
0098名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 08:41:36.60ID:AoBpG5Fr
「っ……ん……」

押し付けるほど強くない、触れさせるという程度の力加減
そんな風にトイレットペーパーが繰り返し触れて、
表の水分を取っていく。

おしっこが出ていくところだけでなく、全体的にそうして触れられていく中、
ちょっぴり敏感なところを叩かれて身体がびくんっと弾む。

「ぁっ……っ……ごめん、なさ……っ……」

大事なところを見られるだけじゃなく、触られてる。
それも……男の人に……。
そうするしかないとはいえ、自分から……。

その状況に心臓は凄く煩くなってしまっていて、
そのせいか、身体はさっきまでよりも熱を帯びて……。

「ぁっ……んっ……!」

優しく叩くような拭き方から、
少しだけ擦るような拭きかたに変わって……声が出ちゃう。

割れ目を広げられながら、内側に隠れているようなところまで男の人に見られて、触られていく。

「っ……んっ……っ……」

恥ずかしくて堪らない。
でも、なのに……身体が弾んでしまう。
そういう邪な考えがあるのかないのか分からない男の人の指が、
トイレットペーパー越しに大事なところ……敏感なところを掠めていくたびに、声が漏れる。
0099名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 08:59:55.27ID:AoBpG5Fr
「んっ……っ……ぁっ……っ……」

男の人は私の敏感なところを容赦なくトイレットペーパーで刺激してきて、
自分ではなく他人にされる制御の利かない感覚に熱が溜まっていく。

「はぅ……ぅ……んっ……ぃっ……」

自分でするときよりもずっと激しい波があって、
我慢できなくなりそうになって足が震える。

だめ

だめ……

だめ……っ

――出ちゃっ

そうして、ふっと、刺激が消える。

「……っ……」

もう一度触られたら……と、
限界にまで来そうだった私の身体から、男の人の手が離れていく。
足が震えて、立てなくなって
その場に座り込んでしまった私を、男の人の心配そうな目が見つめる。

「あ……っ……んっ……」

男の人の介護行為で、イヤらしい気分を揺さぶられていたんだと、
物凄いとさえいえないほどの恥ずかしさに、身震いして、唖然としてしまう。

――私……私……っ

ずっとえっちなことをされると思っていたし、その覚悟もしていた。
それに加えて……男の人に、見られて、触られて、刺激されているって状況だった。

でもだからって……。

身体に残る熱が燻っている感覚が、私の心と身体を酷く揺さぶった。
0100名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 09:00:08.69ID:AoBpG5Fr
続きはまたのちほど
0103名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/07/05(火) 21:36:04.82ID:qiybMsRi
筆がはやい
0104名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 21:43:02.16ID:WRM8Z8IV
男の人は、座り込んだ私のことを見下ろす。
普通にしていても見下ろされる私と男の人との身長差は、
座っているのと立っているのとではより大きく差が開いて、深くなる影のせいか……威圧感があって。
座っていいなんて言われていないのに、勝手に座って……怒られるかもしれないと、怖くなってしまう。

だけど、男の人は座り込んでしまった私の頭を撫でて、
トイレで座るのは……なんて言いながら、私の腕に触れて、立たせようとしてくれた。

「っ……」

だけど、触られたと言うだけで……体の奥が熱くなる。
さっきまで、この人にそんな意思がなかったとしても……いやらしいことと似たようなことをされていたから。
そんな触れ方をしていた手だという認識が、ドキドキとさせてくる。

――私、誘拐されてきたのに……。

誘拐と、監禁。
そんなことをしでかした犯罪者である男の人。
私の人としての尊厳を、女の子としての尊厳を。簡単に踏み躙るようなことをしてくる男の人。
それでも優しく、丁寧に扱ってくれるけれど、でも、それは私が従順だからで。

そうでなかった場合のお仕置きがどれほどになるか分からないその恐怖心が……きっと、
私の心を惑わせているんだって、考えを改める。

今の体の疼きだって、他人に触れられたことのない、初体験だったからで、
それ以上でも以下でもないはず……と、思って。

「ぁ……」

便器の中を覗き、私の……汚いものを観察してから水を流す男の人の姿に、
私はいたたまれなくなって、顔を背けてしまった。
0105名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 21:57:54.18ID:WRM8Z8IV
健康状態を知るためだから……なんて男の人は言うけれど、
それでも、恥ずかしいものは恥ずかしくて、目を合わせられない。

しているところを見られたわけではないけど……でも、
それが出てきた場所も、出てきたものも、全部、見られて、触られて……臭いだって。
だから、頭の中でそれをしてる私の姿も、想像に難くないはずで。

「……あんまり、言わないでください……っ……」

たった数時間で、私の自尊心はボロボロだった。

人としての尊厳、女の子としての尊厳。
そんなものを持っていられる立場にないことは十分に理解しているつもりだったけれど、
でも、理解しているからって、失って平気なわけではないし、踏み躙られて平気なわけでもなくて。
だけど、それを耐えられないと……もっと、酷いことになっちゃうから。

だから……受け入れるしかなくて。

「……いえ……ごめんなさい……」

男の人は言わないよ。と言いつつ少し申し訳なさそうで、
だから、私は感謝をせずに、謝罪を口にする。
言わないで欲しい。なんて、私のわがままだから。

男の人は、私の痴態を責める権利がある。
見た目も、臭いも……好きなだけ嘲笑して、私の女の子としての尊厳をめちゃくちゃにする権利がある。
私はそれを、受け入れる義務がある。

だけど、男の人は私の頭を撫でる。
誘拐した癖に、監禁した癖に、こんな恥ずかしい思いをさせている癖に……。

ううん、もしかしたら、だからこそ。かもしれない。
男の人は私の汚いところも、受け入れてくれているようだった。
0106名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 22:26:02.73ID:WRM8Z8IV
お風呂に行くときと、お手洗いに行くときに、目隠しをされて歩いた。
お風呂から帰る時も同じように目隠しをされて……そうして、それはもちろん、お手洗いから戻るときも。

「っ……ぅ……」

だけど、来る時と違って、帰りは凄く緊張してしまった。

ワイシャツは汗で張り付いているし、そのせいで胸が透けてしまっているし、
おしりも、大事なところも……男の人に見られて、触られて……。
だから、目隠しをしている間に、男の人にいやらしいことをされるんじゃないかって、どきどきしていた。

拭く目的があったとは言うけれど、
でも、トイレットペーパー越しの触り方はちょっとだけ性的にも感じられたし、
今の私の見た目と、トイレでの……痴態とで、
流石に、男の人も容赦してくれない可能性があるんじゃないかって、思っていたから。

でも……。

「……」

男の人は当たり前のように何もせずに布団のところに連れて行って、そのまま目隠しを外してくれた。
0107名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 22:41:34.56ID:WRM8Z8IV
お手洗いであんなに卑猥な触り方をしてきたのに、まるで、男の人は興味がないみたいな様子で。
卑猥な触り方はただの偶然で、
ただ私がイヤらしく勘違いをしちゃっていたかのように思えて、恥ずかしくなる。

でも本当にイヤらしい触り方だった。
えっちなことをされているみたいな感覚だった。
なのに、愛玩動物としての興味はあるけれど、性的な対象というわけじゃないって否定されちゃったら……。

――私が勝手に欲情しているみたい。

そう思うと、男の人には何も言えなかった。
えっちなことはしないのかとか、そう言うつもりで誘拐したんじゃないのかとか、
さっきのお手洗いでのことはそういう意図があったのではないかとか……聞けるわけない。

でも……。

――どうしよう。

「っ」

最後まで行かなかったせいか、
解放しきれなかった熱が体の中で燻っていて、感覚を思い出すだけで身体が疼く。
でも、自分で慰めるわけにはいかないし、
そもそも、それをするための手は後ろに縛られているから、出来ない。
どうにか紛らわせようと首を振ると、男の人は私の頭を撫でてから頬を摩る。

やっぱり、愛玩動物……なのかな……。

そう思っているなんて知らずに、
男の人は待っているようにと言って部屋を出て行った。
0108名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/05(火) 23:12:34.22ID:WRM8Z8IV
暫くして戻ってきた男の人は、洗面器と、タオルと……コップ
そして、歯ブラシと歯磨き粉を持っていて。
コップには水が入っていたようで、ミニテーブルの上に置かれた時に、ぴちゃんっと揺れた。

「……お願いします」

その用意されたものを見れば、何をするのか……ううん、
何をされるのかすぐにわかって、言われるまでもなく、口を開ける。
お風呂の時を除いて自由にして貰えない手が、ここで自由にして貰えるわけがないと思ったから。

男の人は、私が指示される前に動いたことを褒めるみたいに頭を撫でて、そうっと……コップを口に近づけてくる。

「……っ……ん……ぺっ……」

まずは口をゆすいでから……と、
口をつけて一口分だけ口に含み、くちゅくちゅと……ゆすいで、向けられた洗面器に吐き出す。

元から拒否権がないことは分かっていたし、
抵抗しちゃうと不衛生なままにされたり、何か悪いことをされる可能性があるというのもあるけれど、
お手洗いでのこともあって……別にこれくらいならしても大丈夫って、思えちゃうのが少しだけ苦しかった。

男の人はそんな私の気持ちなんて知らずに、よくできましたって……言うかのように頭を撫でてきて、
私が口を開けると、歯磨き粉を付けた歯ブラシを持ち、口の中に差し込んでくる。
0109名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:23:23.41ID:WRM8Z8IV
「ん……っ……ぁ……」

自分の意思では動かない男の人の手が持つ歯ブラシが、
歯を掠めて、歯茎を掠めて、
そうして舌の上を、サッ……と流れていく。

「んっ……ぁ……ぅ……」

自分の力加減ではなくて、自分の意思でもなくて、
くすぐったくて、何度も喘いでしまうと、そのたびに男の人は歯ブラシを抜いて、洗面器を向けてくる。
唾液と、歯磨き粉の混ざったものを吐いて、
また、男の人に口の中をまじまじと見られながら……歯を磨かれる。

「んぅ……ん……」

お医者様に見せたことはあるけれど、
こんな長時間ではないし、ましてや、歯を磨かれたわけもなくて。
でも……男の人の手は優しくて、力加減も痛みを感じたりはしない、丁寧なものだった。

私のことを清潔でいさせてくれようとしているんだって……
そう、ちょっぴり温かくなりそうなくらいに、丁寧で、優しくて、念入りで。

「んっ……っ……」

どのくらい時間が経ったかもわからないくらいに磨かれたあと、
舌の部分も軽くお掃除されて……コップを向けられる。

「ん……っ……ん……っぺっ……」

1回、2回、3回……口をゆすいでは洗面器に吐き捨てると、
男の人はタオルを手に取って、顎の方にまで流れていた涎と水を吹、口を拭ってくれた。
0112名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:45:30.72ID:WRM8Z8IV
「あぃがとう……ございます……」

痛かったりはしなかったけれど、
自分の力加減ではなかったからか、ほんの少し舌っ足らずな感じのお礼になってしまう。
けれど、それでも感謝は受け取ってくれたようで、
男の人は良いよ。と、私の頭を撫でる。

「……」

ご飯を食べさせてくれた後、お風呂に入って、お手洗いに行って、歯を磨いて。
順番的に……もしかして。と、思って男の人を見ると、
男の人は優しく頭を撫でて、私の身体を布団の上に横にする。
そうして、薄めの布団をかけて……。

お休み。と、言う。

「……おやすみ、なさい……」

まずはそう答えるべきだと思って……そう返す。
それから、今気にするべきことを聞こうと口を開く。

「あの……今は……」

誘拐されてからどれだけの時間が経っているのか。
それを知りたくて、何時なのかと訊ねた私に、
男の人は――誘拐されてから日を跨いですらいない、夜中だと、答える。

「……あ、ありがとう……ございます……」

動揺で声が震える。

こんなにも……心を踏み荒らされて……。
辱めにも耐えなくちゃいけなくて……。

あんなにも長く感じたのに……日を跨ぐほどの時間も経ってなかったんだ……。

少なくとも明日、救助が来るはずがなく、
来てくれたとしても、最低でもかかるだろう数日間を、
数週間、数ヶ月ほどに長く感じながら……毎日、今日のようなことをしていかなくちゃいけない……?

「……っ」

男の人は、動揺してしまっている私の頭を撫でて、横髪を払うと、
目元に浮かんでいた涙を拭って……疲れただろうから。と、休むように言って部屋を出て行く。

照明は程よい感じに暗くして貰えたけれど……すぐに眠れるような心でも、身体でもなかった。
0113名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/05(火) 23:46:58.98ID:WRM8Z8IV
続きは明日
0115名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 06:15:42.45ID:LLsxfVVR
自分で考えて、自分で絶望するなんて悪循環に陥ってしまいそうな気がして、
とりあえず、目を瞑ってしまえば……なんて、目を瞑る。
けれど、目を瞑ると何も見えなくなって……そうして、傍に男の人がいるように思えて、どきどきとしてしまう。

目を瞑っているときと、目隠しをしているとき……その感覚はほとんど似たようなもので。
目隠しをしているときには必ず男の人がいるから、
目を瞑っているときも、傍にいて、そして、私のことを見ているような……そんな気になる。

「……」

身体を優しく包む、薄い布団が掛けられているのも、
男の人に抱かれているような感じがして、その……あまり想起するべきじゃない状況を彷彿とさせてくる。

「ん……っ……っ……」

足の付け根……ぴったりと閉じたデリケートなところから、僅かにねっとりとした水分を感じる。
まだ、男の人に触られていた感覚が抜けてくれない。
それに引き上げられた熱が、身体の奥で燻っていて……もどかしい。

男の人に見られているとか、触られているとか。
それを思い出させられてしまうと……また、ふつふつとして。

身体の奥が、切なさを訴えてくる。
0116名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 06:27:21.72ID:LLsxfVVR
触りたい。
触って……一回だけでもいいから、嫌なことを忘れられるくらいに、達してしまいたい。
こんなもどかしくて、切なくて……体の奥で燻る感覚を残したままなんて、辛い。

――どうせなら、最後まで……

あんな風に触るなら、最後まで触って欲しかった。
お尻も、お尻の穴も、女の子として大事なところも……見られて、触られていたから、
性的に達してしまう姿を見られたところで……今更――。

「っ……!」

慌てて目を開いて、大きく息を吐く。
どくんっどくんって、心臓の音が重く強く聞こえて、
足の付け根の湿度がほんの少し上がっているようにも感じられる。

――何、考えてるんだろう。

お手洗いでの痴態を見られた今、確かに、それを見られたところで……なんて今更な感じもするけれど、
でも、だからって……自分からそうされても良いって思うのは、違う……。
見せてって言われたり、そうさせてって言われてするのと、自分からそれを望んでいくのとでは……話が違う。

「……違うよ……」

呟いて、考えを振り払う。
熱に浮かされちゃダメ。
こんな気持ちなんて……早く、忘れなきゃ……。
でも……目を瞑ると、抱かれているみたいで……落ち着かない。
0117名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 06:39:01.28ID:LLsxfVVR
どうにかしないと……と、少しだけ身体を動かすと、
勢いが余って、横向きから仰向けになってしまって……後ろ手に縛られていた手が身体の下敷きになる。

「痛……っ」

自分の体重とは言っても、人の重さ。
それに、後ろ手に縛られている状態というのもあって……圧迫され、微かに骨が軋むような感覚があった。

痛みに顔を顰めながら、
横向きに戻ろうと身体を動かすと、今度はうつ伏せになってしまった。
布団が捲れて、それを抱き枕にしているような、そんな感じで。

「あ……」

布団との摩擦でワイシャツがずれて、お尻が完全に見えちゃっているのを肌に感じる空気で察して顔が赤くなる。
こんな格好になったことなんて、今まで一度もなかった。
布団の上で、お尻を丸出しにしているなんて、そんな……。

……どうにか、戻さなきゃ。

縛られた手で、ワイシャツを少しだけ引っ張ってみるけれど、
身体の下敷きになっている部分が邪魔をして……お尻を隠せない。
それなら……と、もぞもぞと芋虫のように動いてみると、ワイシャツが少しだけ動いて――

「んっ……!」

うつ伏せになって巻き込んだ布団が、
同じようにワイシャツが捲れていたデリケートなところをこすって……思わず声が漏れてしまう。
0120名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 07:28:12.22ID:LLsxfVVR
「んっ……っ……ぁっ……」

ダメだって分かっているのに……動いちゃう。
中途半端で、物足りなかった。
変に燻ったままで気持ちが悪くて……落ち着かなくて。

もぞもぞとして、足で巻き込んだ布団に大事なところをすりすりって……しちゃう。

――だめっ……なのに……っ

薄い布団に擦られる感覚は、
トイレットペーパーで擦られるのと少しだけ似ていて、
だから、目を瞑りながらすると……さっきの続きみたいに感じられて……。

「はぁ……ぁ……っ……んっ……」

えっちなことをされているみたいで……耐えられない。
声が出て、熱が高まって、じっとりとした汗が流れて……
イヤらしいにおいが立ち込める。
0122名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 07:43:17.36ID:LLsxfVVR
どうして……誘拐なんて……
どうして……監禁なんて……
ニュースで聞く類似の事件は、いつもいつも性暴力が表に出てくるのに……
なのに、どうして……全然……そんな気がないみたいに……。

ただの、愛玩動物みたいに……。

「っぁ……あっ……ぃ……んっ……」

どうせなら、それっぽくして欲しい。

目的が分からなくて、怖くなったり不安になったりしちゃうから……。
えっちなことが目的だから、それさえ……耐えられれば……なんて。

そういう風に割りきれる方が……気が楽なのに……。

「ぃ……ぁっ……あっ……んんぅっ!」

元から高まっていたからか、
強く波が来て身体がびくんびくんって弾み、
えっちなところからその心地よさを表すように……水分が染み出ていく。

「はぁ……はぁ……ぁっ……んっ……」

変に理性的で……意思を保っていると、
それを折られていくのがはっきりと知覚させられちゃうから……。
だから、快感に没頭させられて……全部曖昧にしてくれた方が良い。

自尊心を折られたくない……尊厳を自分から捨てさせられたくない……
だって……そうしたら……本当に、戻れなくなっちゃいそうで……。

――間違ってる、かな。

少しずつ熱が抜けていくのを感じながら、
私は自分に問いかけて……。

でも、正しいとも間違っているとも、答えは出せなかった。
0123名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 08:37:25.98ID:LLsxfVVR
じっとりと汗ばむ不快感に目を醒ます。

両手を縛られていて、仕方がなくもぞもぞと動くと、
股の辺りに挟まっていた布団が、貼り付いたように引っ張られて……ぺりぺりとした感覚を残して剥がれる。

「ぁ……あぁ……っ……」

昨日の……夜。

熱に浮かされていたとはいえ、
忘れさせて欲しかったとはいえ、
物足りなかったとはいえ……布団に大事なところを擦り付けて慰めるなんて、
酷い醜態を晒してしまったんだって……思い出してしまう。

一気に沸騰した熱に頭が痛くなるほど、顔が赤くなっていったのを感じ
お越しかけた身体を、また、布団の上に倒す。

……バカなことしちゃった

冷静に考えれば、我慢するべきだった。
物足りなくても、我慢して、のみ込んで……。

でも、運悪く擦り付けてしまったときの感覚は、
私のイヤな気持ちを一瞬でも霧散させてくれて……。
ただでさえ、中途半端でもやもやしていた身体には、致命的なものだった。

――だけど、それでも。

どれだけ言い訳しても、
やってしまった後悔と、恥ずかしさは消えてはくれなかった。
0124名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 08:54:55.88ID:LLsxfVVR
少しして、扉の鍵が開けられて男の人が部屋に入ってくる。

おはよう。と、明るく言ってくる男の人を直視できないまま、おはようございます。と、返す。

芋虫みたいに動きながら、惨めに自分で慰めていたこと。
この人は見てたのかな……それとも、見てなかったのかな……。
不安に早くなっていく鼓動を感じながら、
近付いてくる男の人の足音に目を瞑る。

――見てませんように……気づきませんように……。

そう、祈り続ける私の気持ちを汲んでくれたみたいに、
男の人は私の頭を撫でる。

優しく、丁寧に……褒めるような手付き。

「ぁ……」

顔を上げて、男の人と目があって……涙が溢れる。
この人は知ってる。
この人は気づいてる。
それを悟らせる表情で……。

――やだ、言わないで……言わないで……っ

そんな願いなんて空しく、
男の人は「一人で出来て偉いね」と、私を褒めた。

「ぅっ……うぅ……っ……」

自分で惨めに慰めていたことを知られた恥ずかしさ
それを、子供がトイレにいけたことを褒めるみたいに褒められた恥ずかしさ

褒められたお礼なんて言えなくて、私は耐えられずに……泣いてしまった。
0125名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 09:09:54.22ID:LLsxfVVR
男の人はそんな私の頭を撫でて、
泣くことないよ。偉いことだよ……なんて、褒める。
褒めて欲しくないのに、男の人は慰めるように褒めてくれるだけで……。

それがまた、自尊心を酷く傷つけてきて。

「っ……うぅ……ぐすっ……」

この人のせいなのに……
あんな触り方して……中途半端にして……。
だから……なのに……。

そう、恨む気持ちで男の人を見ると、
男の人は笑みを浮かべて私の頭を撫でてから……赤ちゃん用の身体拭きシートを手にとって。

「ぁ……っ……」

綺麗にするから仰向けになってね。と、赤ちゃんを相手にするように言われて……。

「……おね……がい……します……」

恥ずかしくても、悔しくても。
私はそれを……受け入れざるを得なかった。
0126名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 09:34:11.20ID:LLsxfVVR
続きはまたのちほど
0128名無しで叶える物語(光)
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2022/07/06(水) 18:07:28.57ID:TU0CKRwT
もうひとつの方、検索出来んからたまに困るわ探すとき
0129名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 18:17:22.89ID:TKPbV50r
後ろ手に縛られている私が仰向けになるのは少し辛いって、男の人は気付く。

そうして布団と枕を使って支えを作り、
少しでも痛くないように整えてくれた布団に
赤ちゃんのように仰向けになる。

オムツを替えて貰う赤ちゃんみたいに……仰向けで、足を開かされて……。

「っ……うっ……」

乾いたえっちなにおいのする場所を、男の人に見せつけさせられる。
見られてる……嗅がれてる……お手洗いの時よりもずっと近くで……。

悔しさと恥ずかしさで我慢できない涙が、
より、私を赤ちゃんのようにさせて……
男の人に頭を撫でながら、
今綺麗にしてあげるからね。と、優しく言われる。

私は赤ちゃんじゃないのに……高校生なのに……
なのに……こんな……。

「っぁ……!」

ひんやりとした薄いシートが私のイヤらしいところに触れて、声が出る。

トイレットペーパーよりもずっと薄く感じられるシート
男の人の指の力強さが直接的に感じられて、
触られてるんだ……って、気持ちが余計に強くなる。
0130名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 18:39:18.40ID:TKPbV50r
「ん……っ……」

昨日と違って水分を取るような感じではなく、
乾いた汚れを拭き取らないといけない。

だから、グイッ……グイッ……と、股の付け根を擦られて、
ほんのり艶がかっている割れ目が刺激されて……

「っ……ぁっ……」

そうやって、男の人に擦られるたびに甘えるような声が出て、身体が震える。

「ぁっんっ……んぃ……っ……」

男の人の指が、ぐにゅ……っと私のえっちなところを押し開くと、
微かに、ねっとりとした糸を引くようなイヤらしい音がした。

――なんで……っ

全然、身体の興奮が収まっていないんだって唖然としてしまう。

自分で慰めて、少しは収まったはずの欲求。
加えて、1日経ってリセットできたはずなのに、
まだ……全然時間が経ってないみたいに敏感なままで、
晒されたデリケートな場所に空気が触れる感覚と、男の人に触られる感覚とで……また、波が生まれる。

「ぁっ……っ……ぃっ……」

おしっこの穴を、ぐいっ……ぐいっ……って拭かれて、
その上にある敏感なところが刺激されちゃうせいで、いやらしい気持ちが沸き上がって……。
0131名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 19:09:55.92ID:TKPbV50r
気分の高まりを示すように、
敏感なところがぷっくりと……余計に敏感になってその存在を主張し始めていて、
淫猥なにおいも強くなりつつあった。

男の人はそんな私のいやらしさをまったく気にしていないって様子で、シートを擦りつけてくる。
まるで、本当に赤ちゃんだって思っているかのように。

「ひぁっ……ん……っ!」

びくんっと、
仰け反るように腰が浮いて、悲鳴に似た嬌声をあげてしまう。

制御の利かない他人の指
それに触られる感覚は、熱の高まった身体には、あまりにも毒だった。

そのうえ、シートのさらさらとした感触に包まれて、擦られて、
私の身体は我慢できなくなって……いやらしいにおいを発して……。

「ぁっあぅ……っ……ん……っ……」

びくんっ……びくんっ……っと、
身体が小刻みに震えて、押さえることの出来ない口から、
みっともなく、声が漏れていく。

――出ちゃう……また……っ

自分でしたのに。
なのにまた、強い衝動が来て……弾けてしまいそうな感覚が来る。
男の人が目の前にいるのに。
男の人に触られているのに。

我慢出来そうにない気持ち良さを加えられて、
私のえっちなところから、食欲を刺激されたときのような……涎に似たものが流れ出てくる。

「ぃ……ぁ……ぁっ……っ!」

今度こそ、男の人の手で淫らに弾けさせられると思った。

身体が仰け反って……もう、その寸前のところにまで引き上げられて……。

――もうっ……だめっ……

と、覚悟した私のいやらしいところから、男の人の手が離れていく。
0132名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 21:15:05.28ID:TKPbV50r
男の人の手が離れても、
勢いは止まったりしなくて……ほんの少しだけ、気持ちが迸る。
それは、無理矢理急ブレーキをかけさせられて、つんのめってしまったようなもので。

「ぁっ……っ……」

けれど、
少しでも零れてしまったことが、恥ずかしくて。
中途半端にせき止められてしまったことが辛くて。
こんな惨めな姿で、いやらしい気持ちにさせられて、感じさせられて……。

「うっ……うぅっ……っ……」

涙が止まらない……止められない……。
赤ちゃんになっちゃったみたいに、泣いてしまって。
男の人はそんな私の涙を拭って、頭を撫でて……慰めてくれる。

「うぅっ……ぐすっ……うっ……ひっ……」

でも……でも、私は……。

――どうして、頭を撫でるの……っ……

さっきまで、あんなにいやらしく触ってたのに、
私の身体が熱を帯びるようにって……高まるようにって、責めてきていたのに。

「うぅ……うぇぇ……ぐすっ……」

でも、私は……頭を撫でて欲しいなんて思ってない。

私の身体がどんな状態かなんて……きっと、この人は分かってる。
分かっているのに……なのに。
男の人は、私のみっともなく欲求不満を訴える淫らなところを……触ってはくれない。
0134名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 21:29:26.17ID:TKPbV50r
高まった熱が引き始め、身体の奥で保温状態に切り替わっていく。
きっと……また、些細なことで引っ張り出されて虐められるんだろうって思うと、また……涙がこぼれてしまって。
男の人はそんな私のそばに寄り添いながら、頭を撫でて、頬を優しく摩る。

「っ……」

えっちなことをしてくださいって言ったら、してくれるのかな。
もっと触って欲しいって言ったら、触ってくれるのかな。
最後までして欲しいって言ったら……。

――そんなこと……。

この気持ちは、男の人に焦らされているせいだって、分かってる。
だから、そう思うだけで、踏み込もうとは思えなかった。
身体から熱が抜けていく切なさに身震いして……泣いちゃっていても。
身体はもう……受け入れてしまいたいって意思表示をしていても。

男の人は、私のえっちな匂いを嗅いでいるからか、ほんのり顔を赤くしていて
触り方が悪かったかな。なんて、嘯く。
どうせ、わざとそうしているに違いないって、睨むように見つめると、男の人はまた私の頭を撫出る。

濡れそぼった私の卑猥なところは、
ただのウェットシートでは意味がない状態で……赤ちゃんみたいに足を開いていると、
ちょっとだけ……くぷ……っと、粘り気のある音をさせながら、僅かに開いて招き入れようとする。
私をそんな身体にした男の人は、そこから先に踏み込もうとはしない。

――私が慰めてるところを、見たいのかな……。

なんて、思ってしまうくらいに。
0135名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/06(水) 21:41:38.26ID:TKPbV50r
朝……だからか、ちょっとだけお腹が空いていて、
汗をかいて、いやらしい水分も流れ出て言ったからか、喉も渇いていて……。
お風呂にも入らせて貰えるなら入りたい。
それに……この、もどかしい気分もなんとかしたいし、
疲れちゃったからか……朝起きたばっかりのはずなのに、眠気もあって。

したいことばかりな私は、だけど……自由はなくて。
男の人におねだりして、許可を貰わないと何もできない。

おねだり……。
そう……おねだりさえできれば……と、少し考えて、男の人を見上げる。

「あの……お風呂は……可能ですか……?」

汗だくな体を何とかしたい。
それに、お風呂場なら……この、いやらしい身体を慰めることが出来る。
布団に擦り付けるような惨めなやり方じゃなくて、
ちゃんと……手で、触って……。

――もう、いやらしいことばっかり……。

逃げ出せるわけがないし、反抗できるわけもないし、
お風呂場以外では今のところ手を縛られた状態で自由もなくて……もんもんとさせられるだけの身体。
当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど……いやらしいことばっかり考えてしまう。

ううん、考えさせられてしまう。
でも、だって……それ以外にないんだもん……。
0136名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/06(水) 22:00:36.86ID:TKPbV50r
続きは明日
0137名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/06(水) 22:13:05.00ID:JYk7DQSM
おつ
0140名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 06:46:09.30ID:b4VHllVj
わがままな要求をした私を、男の人は叱ったりしなかった。

もう、それが当たり前だって思うくらいにされた通り、
男の人は私の頭を撫でると、よく言えました。みたいに笑みを浮かべながら……頷く。

「……ありがとう、ございます」

えっちなことをされて、汗だくで、いやらしいにおいが強くなっている私の身体。

お腹の奥の方で保温されている欲求が今も解放されたがっていて、
お風呂場に行けば……なんて考えのせいか、息が荒くなる。

「ひぁっ……っ……」

男の人の手が私の肩に触れただけで……ぞくぞくしちゃって、えっちな声が出る。

最後までして貰えなくて、
熱のこもっている体は酷く敏感になっているし、
ついさっきまで、私にいやらしいことをしていた手だっていう認識もあるからかもしれない。

「ごめっ……なさい……」

男の人に支えられながら立ち上がると、私の下腹部がきゅんっとして……
ふらついて、男の人に寄りかかってしまう。

――私、今、凄く……。

自宅で……ちょっぴり、そういう気分になっちゃった時にも似ているけれど、
それよりもずっと強く、熱く……それでいて、覆うもののない淫らなところからは、
えっちなにおいを余計に強く感じさせるような雫が、ぽたり、ぽたりと、布団に滴り落ちていく。
0141名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/07(木) 07:33:36.52ID:b4VHllVj
男の人は、そんな私の頭を撫でる。
汚いところも、淫らなところも……それでも良いんだって、言われているみたいで。

……そうさせたのは、そっちなのに。

男の人がさせたこと、したことなのに、
それでも、受け入れて貰えた……。と、思ってしまう。

「……ぁ」

私の心が複雑になっていることなんて、
男の人はきっと、考えてもくれていないんだろう。
昨日と同じように目隠し用の布を出して、向けてくる。

「……っ」

何一つ、反抗せずに大人しく目を瞑る。

後頭部の方できゅっと布が結ばれて……頭が撫でられたかと思えば、
ちゃんと出来て偉いよ。と、褒められる。

私は赤ちゃんじゃないのに。
私は愛玩動物でもないのに。

なのに……。

そんな扱いをされていることに、怒りではなく安堵が先に来る。

嫌われたら、失望されたら、不機嫌にさせてしまったら、
私の立場はより酷く惨めなものになるって思っているからかもしれない。
0142名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/07(木) 07:49:01.24ID:b4VHllVj
「……えっ?」

脱衣所へと連れて来られた私は、
昨日のように自由にして貰えるなんて甘い考えを……容易く打ち砕かれた。

男の人は私の目隠しや手の拘束を解いてくれることはなくて、
それどころか、今日は一緒に。なんて言ってきたから。

――どんどん、エスカレートしてる

最初は下着を見るだけだったのに、
ほんの数時間で、汚いところを見るようになり、おしりや、大事なところを見るようになり、
それだけじゃなく触るようになって……。

今日は一緒にお風呂に入ろうとしてる。
でも、だからって私に拒否権があるわけじゃない。

今の私は男の人に生かされていて、自由を奪われていて、
男の人は、この家……? では、私のすべてを自由に出来る権利を持っているから、
私がなんて言おうと、男の人がすると言えばするしかないし、させられる。

暴力的に屈服させられて……もっと酷い扱いを受けるようになる。

だから……。

「洗って……くれるんですか……?」

私には、受け入れることしか出来ない。

優しく、丁寧に扱ってくれる愛情を受けられるように。
かわいいオフィーリアのように、私は従順に、媚びていかないといけない。
0144名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 08:39:05.50ID:b4VHllVj
目隠しをされているから、
一瞬だけ、調子に乗るなって叩かれるかもしれないって不安になったけれど……でも、
やっぱり、男の人は私の頭を撫でる。

「……っ」

目隠しをさせられたまま、ワイシャツのボタンが外されていく。
一つ一つ、わざと焦らしているみたいに、ゆっくりと。

でも、自分で出来ます。なんて言えなくて、
ただ、今から裸を見られてしまうんだって……どきどきさせられる。

おしりや大事なところを見られ触られ……ってしていても、
まだ、男の人にそうされる恥ずかしさが完全になくなったわけではなかった。

恥ずかしくて、顔が熱くなってきて、身動ぎして逃れたい心を、
そんなことをしてもお仕置きされるだけだってどうにか押し止めながら……男の人に乳房を晒していく。

私の意思に関係なく、強制的に露出させられていく身体。
胸を晒され、お臍の辺りを晒され……そうして、
いやらしい音のするえっちなところが晒される。
0145名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 08:59:19.89ID:b4VHllVj
「っ……っ……ん……」

昨日も散々、色々と見られていたけれど、
全裸にされるのは初めてで。
目隠しをされたまま脱がされていくっていう状況が、また一段と……揺さぶってきて。
どくんっどくんっって緊張が跳ねて、呼吸が乱れる。

「っぁ……」

男の人が頭を撫でる。
頬を擦り……首筋を滑って、鎖骨を覆っていたワイシャツの襟をずらしていく。

――見られ、ちゃった。

後ろ手に縛っていた紐が緩められて、袖が抜けていき、
そうして、完全に取り払われた……一糸纏っていない姿が男の人に晒される。

全身がかぁっと……熱くなる。
見られてる、見られちゃってる。

胸も、おしりも、えっちなところも……。

つい、隠そうとしてしまった腕が掴まれて、また後ろ手に縛られる。
裸なのに、隠せないように縛られて、目隠しを外しても貰えない。

それでいて……また、男の人にえっちなことをされちゃう。

「っ……ぁ……はっ……っ……」

……どきどきしてる。
こんなにも高まっている身体を、また、触られるってことに。
いやらしく、えっちに……触られるってことに。

――焦らされているからって、いくらなんでも……。

初めての経験だって緊張と不安もあるのかもしれない。
でも、昨日から続く情欲を擽る触り方と満たして貰えないもどかしさに、
身体は欲しい……欲しいって、騒いでしまう。

えっちなことに誘おうと、淫らなところには蜜がいっぱい溢れてきていて、
それが足を伝って流れていく擽ったさと、
糸を引きながら床へと滴っていく感覚に……頭がぐるぐるとしてくる。
0147名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 09:01:47.10ID:b4VHllVj
続きはまたのちほど
0149名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 20:31:30.34ID:LMyHh3VR
布が擦れる音が何度か聞こえて……時々、私の身体をそれが掠めていったりとしていく。
これからお風呂に入るから、
男の人も洋服を脱がないといけないのは分かるけれど、でも、
裸にされてすぐ放っておかれているのは……なんだかもやもやする。

――私はこんなに、いやらしい気持ちになってるのに……。

そんな風にしてきた男の人には、赤らむ程度にしか揺さぶれないのかもしれない。
誘拐して、監禁して、いやらしいことをしてきてるのに……。

なのに……。

――もしかして。私じゃ、そういう気分にならないのかな……。

少しだけ、自信がなくなってくる。
男の人がそういう気分になれなくて、貞操の心配がなくなるなら、それは喜ぶべきだと思う。
だけど、だからこそ、こんな風に中途半端に気持ちよくされるだけで過ごしていかなくちゃいけないと思うと、
あんまり……喜べなかった。

――それに、えっちなこと以外が目的なのは、怖いし……。

えっちなこと以外になると、男の人がどんな要求をしてくるか分からない。
女の子を犬のように飼ってみたい、躾けてみたい。
自尊心を傷つけて、壊してみたい。
心だけでなく、身体も壊してみたい……なんて、そんな欲求を持っている可能性だって、あるから。

「ぁっ……」

――あの……えっちなこと……しないんですか?

なんて言えるわけがなくて、飲み込む。
0150名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 20:53:07.31ID:LMyHh3VR
脱ぎ終わったのか、男の人に促されて……浴室に入る。

目隠しをされ、後ろ手に縛られながら歩かされるなんて、
もう何回も経験してしまったことなのに、裸というだけで……凄く、心が落ち着かない。

部屋に戻されていたり、別の部屋とかじゃなく、
本当にお風呂場に来ていて……これから、体を洗われるのかな?

本当はさっきみたいにベッドに横にされて……そのまま――。

「っ……」

えっちな気分になっていると、ちょっぴり固くなる胸の先のところが、
空気に晒されていて……私がいやらしい妄想をして、えっちな気分になっていることを嫌でも知らしめてくる。
それがなくても、私の女の子としての部分が、擦れるたびに卑猥な音を鳴らしていて。

――本当なら、ここで。

1人で入れたら、慰めようと思っていた。
それくらい、いやらしい気分になっていたのに、まさか、男の人に裸を見せることになるだけでなく、
身体を現れることになるだなんて、思わなかった。

――えっちなこと……したい……っ

身体も頭も、えっちなことを求めてる。
昨日、自分を慰めたのだって、満足できたわけじゃなかったし、
ついさっきも、あんなに気持ちよくされたまま、深く達する前に、手を止められてしまったから。

なにより、どうしてか……鼻につく嗅いだことのない匂いに、鼓動が早くなる。
すぐそばにいる男の人の体の熱。
互いに裸で、肌と肌が触れ合っていて……だから、どきどきさせられて……。

「っ……はっ……はぁ……ぅ……っ……」

息が熱い、体が熱い……頭がぼうっとして……もう、
男の人に体を委ねてしまいたくなってくる。
0151名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:17:49.47ID:LMyHh3VR
「ぁ……はい……」

男の人に、座って。と、優しく促されて……私は考える間もなく支えられながら腰を下ろしていく。

足は湯船に浸かっていないから、
ベッドに座らされるのかな……なんて、もう、それしか頭になかった私のおしりは、
昨日、入浴させて貰った時にも座った、浴室用の椅子の硬い感触に受け止められて……。

「っ!」

残っていた冷めきった冷たさに、びくんっと身体が跳ねて、一気に意識がはっきりとさせられる。
男の人は驚いた声を漏らして、それから、
先にシャワーをかけておくべきだった。と、呟く。

「だ、大丈夫……です」

びっくりさせられちゃったけど、でも、おかげで……。
おかげで、溜まりに溜まった熱に浮かされて、
自分から、いやらしいことをしてください。なんて要求しなくて済んだ。と、
ほっと胸を撫でおろす……ことは出来なくて、ため息だけが零れた。

シャワーの持ち手を手に取る音が聞こえ、
水が流れていく音が聞こえ始めて……足にちょっぴり跳ねてくる。

そうして、シャワーをかけるよ……なんて、優しく声をかけられてから、
足、腕、肩、首、頭――と、
身体がびっくりしないようにと気遣ってくれているのが分かる流れで、温かいお湯が私を濡らしていく。
0152名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:32:34.00ID:LMyHh3VR
シャワーの流れで、ほんの少しだけ目隠しがズレたけれど、
男の人はすぐに気づいてしまって、結び直されてしまう。
昨日も使ったシャンプーを使われて……わしゃわしゃと……髪がら洗われていく。

男の人にとって、女の子の長い髪なんて手間で、上手く洗えないんじゃないかなんて、
ちょっぴり不安だったけれど、
男の人はとても丁寧に、念入りに洗ってくれる。

男の人の、少し強い力……でも、女の子を相手にしているって気遣いの柔らかさがあって、
頭をマッサージされているみたいで、えっちな気分とは違う、気持ちよさがある。

「……気持ちいいです」

男の人に大丈夫? って聞かれて、私は温かい気持ちで答える。
ちゃんとしたお店に比べれば、素人だけど、でも、ちゃんとしてくれているから……

――嬉しい。

大事に思ってくれているって分かるし、気遣い、優しくしようとしてくれているのが分かるから、
シャワーの温もりも重なって、ぽかぽかとする。
そんな私に、男の人は流すよ。と、ひと声かけてから、また、シャワーを頭から降り注いでいく。

シャンプーの泡が流れきって……そうして、
しゅこっしゅこっ……と、ボディーソープのボトルの音が聞こえて……何か、柔らかい布のようなものが、首に触れた。
0153名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:52:34.76ID:LMyHh3VR
無数の起毛のようなものがあるその布はボディーソープの泡に塗れていて、
首筋をごしごしと、それなりの力で擦ってくる。
タオル型のものというより、手の形にも似ているような感じで、
私の首を摩って、包み、撫でる動きは、やっぱり……男の人の手のようだった。

「っあ……」

肩を撫でるようにされて……くすぐったさに身震いする。
けれど、今度は二の腕の辺りを揉むようにして洗われたかと思えば……胸を支えるようにして、揉まれる。

「っ……んっ……」

肩や首よりも、ずっと優しい力。
でも、指先一つ一つに力があって、動きがあって……揉みしだかれて。

「ぁっ……っ……んっ……」

――また、えっちな気持ちにさせられちゃう。

そう思っても、私にはどうすることもできなかった。
思わず仰け反った身体は、男の人の硬い身体にぶつかって支えられて、
左の乳房を揉まれながら、右側の胸の先っぽ……乳首を抓まれて、くにくに……って、擦られる。

「っ……ぃ……っ……」

じわぁ……っと、お腹の奥が熱くなり始めて、
私のいやらしい穴から、さっきよりも強くにおう蜜が溢れ出してしまう。

さっきまでは、まだ、それっぽくしている感じだったのに、
今はもう、言い訳のしようがないと思えるくらいにえっちな手つきで……裸同士でしているっていう状況が、
私にとっては……もう、そういう行為にしか思えなくて。

「んっ……っ……ぁっ……んんっ……」

びくんっって……身体が反応して、声が出る。
気持ちよくさせられてるって、感じてるって、嘘偽りのない反応が、男の人に引き出されてしまう。

「っゃっ……ぁっ……」

男の人の手が、胸を洗い終えたって言うみたいに下へと降りてくる。
背中、わき腹、お腹……と、撫でられて、おへその凹みが、指先でぐりぐりって、ほじられていく。
0154名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/07(木) 21:55:28.42ID:LMyHh3VR
続きは明日
0155名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/07(木) 22:03:42.71ID:PhulPXT1
おつ
0157名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 05:46:05.17ID:j4NN81rC
そのまま手が降りてきてしまったら、
また、私のいやらしいところを触られてしまうのに……抵抗が出来ない。
手が縛られていてもできることはあるけれど、
だからって、抵抗したところで……私に待ち受けているのはお仕置きだって分かっているから。

この人が、私が嫌がったことを避けてくれる可能性はあるけれど、
でも、あえてそれを重点的に責めるようなお仕置きをしてくることだってあるし、
今はまだ、赤ちゃん……みたいなことをさせられても、人として扱われていると言えると思う。

――言い訳、なのかな。

でも、その抵抗をきっかけに、私の扱いががらりと変わっちゃう可能性だって……。
だから、仕方がなくて……。
言い訳に言い訳をぶつけていく自分が、嫌になる。
反抗的な態度を取ったってなにもいいことがないから、従順でいるしかない。
それは、間違いなく真実で、でも、それは私の言い訳にもなっていて――。

「っ……」

男の人は、そんな私のえっちなところやおしりには手を触れずに、太腿の辺りを優しく摩り始める。
泡に塗れた、起毛のあるお風呂用の何か。
手の形をしているそれを使って、私の足を圧し揉むように摩り、撫でて、
膝の辺りを手のひらでぐりぐりって擦られて、膝裏は指でくすぐられるように掻かれていく。

それを、左足、右足と交互にされて、綺麗にされていく。
ちょっとずつ、足を開かされているような気がしたけれど、気のせいだって……振り払う。
0158名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 05:57:59.67ID:j4NN81rC
足首の辺りにまで来ると、上げるよ。と、一声かけられて、
左足がぐいっと上に持ち上げられた浮遊感を覚えて、思わず、小さな悲鳴を上げてしまう。

椅子から転げ落ちちゃうような……そんな不安をよそに、
男の人は私の足を揉み洗いしつつ、指の一本一本を、扱くように摩る。
他人に洗わせるなんてことをしたことのない私の足は、
自分とは違う力加減と意思の動きでこそばゆく、でも気持ちが良くて……優しくて。

「っ……ぅ……」

いやらしいのとはまた違った、声が漏れていく。
それもまた左右の足、交互にされて床へと足が降ろされて……時間が空いた。

「……」

流れるように体を洗ってくれていたのに、
私の……えっちなところやおしりを触ってくれないまま……時間だけが経つ。
さっき、ウェットシートで拭かれているときに拭かれるほどに濡れて、汚しちゃっていたから、
洗っても無駄だ。なんて思われちゃっているのかもしれない。

でも……。

――そこが一番、触って欲しいのに……。

そう思ってはっとして……違う。と首を振る。

触って欲しいのは触って欲しいけど、それは洗って欲しいって意味であって、
いやらしいことをして欲しいって言うわけじゃないよ……なんて、意味もない言い訳を心の中に並びたてる
0159名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 06:19:06.83ID:j4NN81rC
どうしよう、本当に洗って貰えないのかな……。
このままいやらしいにおいが染みついて、汚くなっていくのをそのままにされちゃうのかな……。
男の人が、私のことをそういう女の子だから、そうあるべきだって思っているなら、
私はいやらしい臭いの染みついた女の子で居なくちゃいけない。

でも……でも、そんなこと……。
まだ、自分でちょっとだけ慰めるくらいの経験しかないのに……。
淫猥な女。なんて烙印を押されるのは……嫌だ。

そこまで考えてから、もしかして……。と、思う。
目隠しされていて見えないけれど、そこにいるだろう男の人に目を向けて、口を開く。

「お、お尻とかも洗って欲しいです……」

お風呂もお手洗いも、おねだりすれば男の人はさせてくれた。
だから、おしりや大事なところも、おねだりすれば、綺麗にして貰えるんじゃないかって、思って。

――駄目って言われたら……もう。

男の人がそういう趣味嗜好なんだって諦めるしかない。
そう、覚悟を決めようとした私の頭を、男の人は撫でてくれる。
さっきまで嵌めていた手袋型の何かは外してあるようで、ただ濡れている大きな手が、私を褒める。

やっぱり、おねだりするのが重要なんだと、改めて認識する。

昨日も今日も、男の人のやりたいことやらせたいことを除けば、
おねだりをすると、して貰えるしさせて貰えていて……男の人も、言って貰えれば。的なことを言っていたから。
0160名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 06:32:17.29ID:j4NN81rC
お風呂用の椅子に座ったままでは洗いにくいから、一度、立つようにと言われて腕を引かれる。

最初ほど素肌に触れられることへの抵抗もなく、
男の人の力に任せながらゆっくりと立ち上がると、中腰になった辺りで、がたがたと椅子が動かされる音がした。
そうして、まっすぐ立つと
男の人に太腿の辺りを触られて……足を開くようにって指示を受けて、大人しく足を開く。

「このくらいで……良いですか?」

男の人がいるのに、足を開くことに躊躇しなくなってきている自分に、
最早、失望するようなこともなく、そうせざるを得ないんだから仕方がない。としか、思わなかった。

裸を見せるのも、いやらしいところやお尻を見られ、触られるのも。
全部、私には拒むことが出来ないことで、拒んだって仕方がないことだから。

「ん……っ……」

男の人に頭を撫でられて、胸の下あたりに、
抱きかかえるかのように力強い腕が巻かれて、倒れないようにって、しっかりとした支えが出来る。
そうして……私のお尻には、また、あの起毛のある手形の何かの感触が触れた。
0161名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 06:40:43.88ID:j4NN81rC
お尻の柔らかい脂肪のところを、男の人は優しく撫でる。
さわさわと……すりすりと……。
削るような力加減ではなく、本当に、傷つけないようにと慎重に撫でてくれているような感覚。

「っ……」

それから、お尻の割れ目のところを、一思いに、ずりっ……と、掠められて、身体がびくんって跳ねる。
いたくはなかったし、くすぐったくなかった。

でも、びっくりはさせられちゃって、
胸の奥でどくんっどくんっどくんっと、心臓が跳ねまわっている。
そんな落ち着かなくなってしまった私のお尻をまた撫でまわしながら……
今度は、指先をお尻の割れ目に差し込むようにして、ゆっくりと滑らせていく。

「……んっ……」

ほんの少しこそばゆくて、身体がぴくりと震える。
男の人は私を支える腕に力を込めて……そうして、今度は、お尻の穴のところを、指先で撫で始める。

「っ……ぅ……」

おしりの、汚いものが出てくるところ。
そこを重点的に、念入りに撫でまわされて、細かいシワを伸ばされて、擦られて、
恥ずかしさと、何とも言えない気持ちに声が出てしまう。

「っん……っ……ふ……っ……」

それからまた、お尻のお肉のところが撫でまわされ、
下の方、丸みを帯びている部分をぐにゅ……ぐにゅ……と、揉みしだかれて、また、お尻の穴のところが、虐められる。
0162名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 07:32:16.59ID:j4NN81rC
「っ……ん……っ……」

男の人はそうして私の身体を虐めると、一度、離れる。

目隠しと両手の拘束があって、
倒れたりしたら大変だって思ってくれているからか、
私の身体を支える腕はそのままで。

今度は……前も……。

それを考えて、
どきどきとしちゃってる私の心臓の音。
男の人は腕で感じとっていたりするのかな。なんて思っていると……シャワーの音がした。

「…え?」

首の辺りから暖かいシャワーがかけられて、
身体中についていたボディソープの泡が洗い流されていく。

でも……まだ、一番大事なところが洗って貰えていない。
なのに、シャワーが身体の泡を流してしまう。
まるで、もう、終わったって言うみたいに。
0163名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 08:33:57.54ID:j4NN81rC
「……っ」

泡が流されて、シャワーが止まる。
私のいやらしいところはただお湯が流れただけで、
全然、綺麗になってないのに。

……おねだり、してないから?

言うのが恥ずかしくて、
おしりとか……なんて誤魔化すような言い方をしただけだった。
だから、おしりしか洗ってくれなかったのかもしれない。

ちゃんと、前も……。
女性器のところも、洗ってくださいって言わないと……。

「ぁ……」

でも……それを言わされたら、一線を越えてしまう気がして。
けれど、むずむずしていて……いやらしいにおいが取れなくなりそうで……。

――拒否権なんて、無いのに。

私は言い訳をしてしまう。
免罪符に……。

「っ……」

ぐっと奥歯を噛み締めて、耐える。

一線を越えるのは……嫌だった。
男の人から触られるのと、
自分から触って欲しいっておねだりするのとでは全然違う。

でも…いやらしいにおいがする。
私が、淫らな女の子だって知らしめるようなにおいが。
綺麗になりたい……綺麗にされたい……。

やだ……こんな汚れたままなんて。
いやらしいにおいがするままなんて……。

「あ、あそこも……お願い……します……」

だから私は、心が軋む音を無視して……男の人にそう言った。
0164名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 08:59:47.96ID:j4NN81rC
言っちゃった……。
言わされちゃった……。
顔が熱くて、涙が出てくる。

でも、こんないやらしいまま放置されるなんて堪えられなかった。
だから、泣いちゃうくらいに勇気を出したのに。

男の人は、私の頭を撫でてくれない。

「あ、あの……っ……」

どうして? なんで?
すぐそこにいるのに……今も私の身体を支えてくれているのに。

その不安に答えるように、耳元で男の人の声がした。

あそこじゃ分からないよ。と。

本当は分かってるくせに、
男の人は私に言わせようと……踏み込ませようとする。
胸? おしり?お腹? なんて嘯く男の人に……私は……。

「せ、性器……のところを……」

言うしかない。言わざるを得ない。
でも、せめて……と、一般的な言葉を使って答える。

「……っ」

男の人は、少し間を置いてから私の頭を撫でて、
今回だけだよ。なんて……怖いことを言う。

一般的な言葉を使ったけれど、
それは間違った言葉じゃないのに……男の人は、不満だったみたいで。

「……ごめんなさい……」

嫌われないように、お仕置きされないように
私は、謝って……許しを乞うしかなかった。
0165名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/08(金) 08:59:59.77ID:j4NN81rC
続きはまたのちほど
0174名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 21:42:45.91ID:IMkCeQsb
男の人は、謝る私の頭を撫でると、私のことを責めるような雰囲気だったのに、
なぜだか、後ろ手に縛る紐をほどいてくれる。

縛られてばかりだった腕が解放されて、ちょっとだけ嬉しく思うのもつかの間
下手なことをしたら、また、不機嫌にさせてしまうような気がして。

手のやり場に困って……横に垂らしたままにしてしまう。

――どう、したらいいんだろう。

目隠しもされているため、
目で訴えることもできなくて、男の人がいるだろう方向に顔を向ける。

「あの……どう、したら……」

洗ってあげる代わりに、まずは洗ってくれ。
そう言われるのかもしれないと思って、一応、男の人に訊ねると、
男の人はちゃんと聞いたことに対してなのか……頭を撫でて。

そうして……どうしたい? なんて、聞いてくる。

「え……」

思わず間の抜けた声を返してしまった私に、
男の人は、洗いたいか、洗って欲しいか。なんて……確認をしてくる。
0175名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 22:12:42.70ID:IMkCeQsb
女の子にとって、大事なところ。
だから、洗うのは私に許してくれるのかもしれない……なんて、甘い考えはなかった。

――試されてる?

男の人にとって、不快なことをしてしまった後に、
私が自分で洗いたいって言うのか、男の人に洗って欲しいって言うのかどうか……。
性器の辺りを触られるのは、もう、初めてじゃない。
とはいえ、触られたいか触られたくないかで言えば触られたくないし、恥ずかしい。

だから、本当のことを言うと……自分で洗いたい。
でも、男の人は私にお仕置きするかどうかを、ここで決めようとしているのかもしれない……なんて、不安になる。

顔が見えれば、その表情が分かれば……判断材料にもなるのに、
それが出来ないから……ただただ、不安にしかならなくて。
腕が自由になっても、私が自由になったわけじゃないんだって……思って。

「あ、洗って……欲しい、です……」

この人は、私にいやらしいことをしたがってる……と思う。
なのに、女の子だから自分で洗いたいです。なんて言ったら、きっと……。

――だから、仕方がない。

私は言い訳のように考えて、そう答えた。
0176名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 22:55:05.90ID:IMkCeQsb
男の人は、私の頭をすぐに撫でてくれた。
いつもより優しく、ちょっぴり強く……よく言えましたって、褒めているように。

人として、女の子として、辛い気持ちがないって言えば、嘘になる。

でも……少し、少しだけ……男の人も同じようにいやらしい気持ちなら、
いっそ、そうして貰った方が楽になれる。なんて、思いがあった。
それくらい……私の身体は、いやらしい気分で。

男の人は、それならもう一度座って。と。
私の腕を引いて、浴用の椅子に座るようにと、誘導する。
大人しく従って椅子に座った私に、男の人はやっぱり、褒めるように頭を撫でる。

そうして――自分で割れ目を開くようにって、言った。

「ぇ……ぁ……っ……」

触られる覚悟をしていたし、それがいやらしいことだって覚悟もしていた。
でも、だけど……まさか、自分でそういう風にして、見せて、触らせることになるだなんて……思ってなかった。

――でも、嫌です。なんて言えない……っ……

「っ……は……ぃ……っ……」

せっかく自由になった自分の手で洗うのではなく、
男の人に見えるようにって……自分の濡れそぼったいやらしいところを開く。
自室でひとり、慰めているときと同じように……あるいは、それ以上に、ぬるぬるとしてるえっちなところ。

それを男の人に見せているって感覚に、恥ずかしさと、色情を煮えられてしまって、胸が高鳴る。
それが不安か、恐怖か、それとも期待かなんて……もう、分からない。
0177名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/09(土) 23:37:30.34ID:IMkCeQsb
「はっ……っ……はっ……ぁ……っあっ……」

起毛のある、何か、タオルのようなものに包まれた男の人の指が私の大事なところに触れる。
ただでさえ、いやらしい気分にされて敏感になってしまっているのに、
目が見えない分、研ぎ澄まされてしまって……
必要以上に強い感覚が頭に上ってきてしまうから……声が出ちゃう。

「ぁっ……っ……んっ……っあっ……」

男の人の手によって与えられる感覚は、すっっと……体の中に解け込んでいく。

自分から、触ることをおねだりして、
自分から、触って貰えるようにって、開いて……。
だから、心が拒絶反応を起こしたりはせず、男の人の指を……この感覚を、素直に受け入れちゃっているのかもしれない。

「っぁ……んっ……」

私の指が広げてる陰唇の辺りを、男の人の指がなぞって、摩ってくる。
おしっこの穴のところも、指先でさすさすって……してきて、
小さな起毛がほんの少しだけ中に入ってきて……今までに感じたことのない、変な感覚に身震いしてしまう。
0178名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2022/07/09(土) 23:44:53.63ID:IMkCeQsb
「ぁっ……ごめっ……なさっ……」

……感じてる。感じちゃってる。
いやらしい気分になって、熱を上げられて、声を出させられて。
また、綺麗にされるどころか、自分からいやらしい匂いのする蜜を溢れ出させて、汚し続けていて、
私は、それを謝って……男の人に頭を撫でられる。

――今度は、最後までされたい……最後までして欲しい……っ……。

「っぁっ……あっ……んっ……っぃぃっ!」

男の人の指が、敏感なところを磨くように擦ってきて……
私は小さく達し……身体がびくんっって跳ねるように揺れてしまう。

でも、身体が満足できてない。
もっと、もうちょっと……あと少し……なんて、私はいやらしいことばっかり考える。
お風呂に入ってるなんて、もう、どうでもよくて、
気持ちよくなりたいって気持ちが強く、頭にもそればっかりが満ちる。

「ひぁっ……あっ……っ……あっ……」

男の人の指は、私のいやらしいところを的確に責めてきてくれて、
筋の辺りをなぞり、隆起している敏感な突起を擦って、男の人のを受け入れられる穴のところを……さすりさすりって、虐められる。

「はぁっ……はっ……っ……あっ! んっ……っぁっ……」

息が苦しい……体が熱い……でも……でも……っ……。

眩暈がしそうなほど、バチバチと弾けるような快感が断続的に頭を襲って、思考力が砕かれているからか、
虐められているのに……それが分かっているのに、私の心は多幸感に満ちていて。

「ぁっ……あっ……っ……」

そうして――また、天辺まで上り詰めそうになったところで、男の人の指が離れていく。
0179名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2022/07/09(土) 23:45:07.57ID:IMkCeQsb
続きは明日
0182名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 10:40:40.66ID:/xiIXEUW
男の人は……やっぱり、私のことを最後まで連れて行ってくれない。
それはたぶん、私がそうして欲しいってお願いしていないからで……きっと、
たった一言、最後までしてくださいって言えば……してくれるんだと思う。

――でも、その一線は越えたくない。

男の人に求められてとか、無理矢理されてしまうなら……もう、それは避けようのないことだけれど、
自分からしてくださいって言ってしまったら、
許してはいけないところまで許しちゃうような気がして。

「っ……ぁっ……はっ……っっ……」

男の人の指の感覚が残る身体は、
びくんっ、びくんっって……その余韻に浸ってしまっていて……

「っぁっ……ぁ……んんっ……!」

シャワーの水圧に、また少しだけ……いやらしさが弾けさせられてしまう。
洗って貰ったはずなのに、えっちなところはえっちなままで、ほんの少し糸を引いていて。
もう一度お湯がかけられて、流されていく。
0183名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 11:01:08.36ID:/xiIXEUW
目隠しはされているものの足も手も自由で、
人によっては、抵抗して逃げよう……なんて考えられる状況だと思う。
でも、怯ませたくらいで逃げ切ることが出来るほどこの場所の情報がない。
だけど、私の力で、男の人を昏倒させられる気がしない。

えっちなことをされているからか、
それとも、空腹によるものなのか、朝なのに、身体は凄く眠くて、
それ以上に、いやらしい気分のせいで敏感で……少し触られただけで、負けてしまいそうで。

――無駄な抵抗になっちゃう。

事件になるのも厭わずに誘拐監禁するような男の人が、
逃げ出そうとした女の子に対してどんな非情なことをするか……分かった物じゃない。
そう思うと、また少しだけ怖くなって……男の人の機嫌を取らないとって、思う。

せっかく、手が自由になったんだから……。

「……あの……背中、流しましょうか……?」

最大限、有効活用するべきだって……そう訊ねてみる。
0184名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:12:33.51ID:/xiIXEUW
私を誘拐し、監禁したのが、
女の子だからではなく、桜坂しずくだから。なのだとしたら、男の人は喜んで私にお世話させてくれる……かもしれない。
だって、お気に入りの女の子にそういう風にして貰えたら嬉しいはず。って、
果林さん達も言っていたから。

「ん……」

その考えが間違っていないって言うみたいに、男の人は私の頭を撫でる。
やっぱり、桜坂しずくのことを気に入ってくれていて、
お世話されたいんだろう……なんて、
現実を甘く見て、自意識過剰になっていた頭に――大丈夫だよ。と、男の人の声が響く。

「え……」

一生懸命なのは偉いけど、でも、そこまではまだ駄目だよ。と
男の人は、私のことを拒んで……先にお風呂に入ってて。なんて言いながら、
腕を掴み、湯船の中に入るように誘導してくる。

――私、まだ反抗するって思われてるのかな……。

嘘偽りなく、私はそれをする気がない。
しても無駄で、むしろ状況を悪化させることにしかならないことを、やるわけがなかった。
でも、男の人は……わずかでも可能性があるならって、警戒しているのかもしれない。

――ううん。もしかしたら、さっき不機嫌にさせちゃったからかもしれない。

もっと、慎重にならなくちゃいけないんだ。
男の人が望む女の子じゃなくちゃ……どんどん、状況が悪くなっちゃう。

「……はい」

男の人に従って湯船に浸かると、両腕が掴まれてどこかに縛り付けられていく。
きつすぎないかって聞かれて、大丈夫です。と、答えると、男の人は私の頭を優しく撫でて、今度は自分のことを洗い始めた。
0185名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:27:51.15ID:/xiIXEUW
男の人がシャワーを浴びてる。
私と血の繋がりはないし、恋人でもないし、学校も部活も年齢も違っていて、
ましてや、男と女で性別さえも違うのに……一緒にお風呂に入ってる。

女優を夢見て、色んな世界観が知りたいと小説を読んできた。

その中には、これに似た描写もあったし、
そう言うのを見ては、いつか私もこんなことがあるのかな……なんて、空想を思い描いたことがあった。
女の人と男の人の、性的な描写があると、
その描写から思い描ける行為を妄想し、指で自分のいやらしいところに触れたこともあった。

でも、それはもっと大人になってからの私が経験することで、
高校1年生の、まだ子供な私が経験することになるなんて、想像もしていなかった。

――でも、そんな風に身体に刻んできたから

いつかはある。いつかはする。
それを妄想し、自分の身体に触れてきてしまったから、こんなにも、身体はえっちな行為に弱いのかもしれない。
だから、そう……私は、いやらしい女の子なのかもしれない。

お風呂に入って、綺麗にした身体をまた汚し合う。
そんな描写があることも知っているし、湯船の中でそう言うことをする可能性があることも知っているから。
だから……私の身体はまだ、諦められていないんだと思う。

――こんなこと、夢見てたわけじゃないのに。

男の人のにおいがする、男の人の視線を感じる。
触られた感覚が、まだ体に強く残ってる。

「っ……ぁっ……」

湯船に溜まってる温かいお湯のせいか――熱が、抜けてくれない。
0186名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:53:17.23ID:/xiIXEUW
「はぁっ……ぁっ……っ……」

……したい……したい……っ……。

男の人に散々虐められて、
自分で触っていたことを想起させられてしまったからか、
心も身体も我慢できなくなりつつ遭って、手の代わりに、足の付け根辺りを擦り合わせてしまう。

漏らしてしまうのを我慢しているみたいな……そんなことを、
恥ずかしげもなく、男の人の前でしてしまって。
お漏らしするのかと慌てたのか、男の人が私の頬に触れてくる。

「ご、ごめんなさい……」

湯船の中で暴れてしまって……と、
男の人に謝ると頭を撫でられて、手の拘束が緩められ、解かれる。
お風呂場でならしてもいい。なんて、そんなことを言われるのかもしれないって身構えた私をよそに、
男の人は私のことを抱えるようにして膝の上に乗せる形で、また、湯船に浸かる。

2人分の容量が加わって、湯船からお湯が触れ出て行く中、
私はお尻と背中に感じる男の人の身体と、股の辺りにそそり立って感じる男の人の……あれに、どきどきとさせられていた。

――され、ちゃうのかな……。

男の人もいやらしい気分になっているから、
その解消のために……えっちなことをされてしまうんじゃないか。
そう思って……でも、私の身体も心も、それに対して抵抗しようだなんて素振りは見せない。
0187名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 12:58:57.00ID:/xiIXEUW
男の人がしたいなら、男の人にされるなら……
もう、それは私にはどうしようもないことだから、受け入れるしかない。
いつかどこかで誰かに恋をして、
その人に捧げるはずだった初めての経験を奪われることになっても。

――拒んだって、強制されるだけだから。

受け入れて愛されるか、
拒んで、強制され、力づくで奪われるかしかない。
私には、それ以外にはないから……だから、どうせなら、拒まず受け入れてしまった方が良い。

……でも、それは、言い訳なのかな。

私はいやらしい子で、えっちな子で、
誘拐されて、監禁されてるのに……えっちなことをされることに喜んでるような、そんな……。

――違う。よね?

1人で慰めたことのある身体で、それを、最後までして貰えずに焦らされているから、こんな迷いが生まれてしまっているだけで、
普通の身体だったら、悩むことなく……受け入れようだなんて考えなかったはずだって、思う。
0189名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 13:08:22.44ID:/xiIXEUW
男の人が、私の身体を後ろから抱きしめる。
頭に顔を埋めて……匂いを嗅いでくる。
下腹部の辺りが摩られて……その奥にある、私の、女の子としての部分が自覚させられる。

「……っ」

熱がこもってるところ。
欲しくてほしくて堪らないって、疼いているところ。
それが、間接的に撫でられている感覚は……物足りなくて。

――もっと、もっとしてください。

そう言いたくなってくるのを必死に堪えて、飲み込む。
男の人に頭を撫でられる。
胸を揉むように触られて……男の人の怒張したものが、私のえっちなところに擦り付けられる。

「っ……あっ……ぁんっ……」

敏感なところが、男の人のもので擦られて、声が出ちゃう。
割れ目が男の人のものを、表面上だけ包んで……擦られて、刺激されて……。

「はっ……ぁっ……っ……はぁっ……っ……んんっ……っ」

声が出て、身体が震えて……いやらしいものが、少しだけあふれ出ていく。
もどかしい……辛い、苦しい……。
あと少しで、奥の奥にまで届くのに。

男の人に頭を撫でられる。
ぎゅっと抱きしめられて……また、優しく、撫でられる。

私の心も身体も――それでは満足できなくなっていた。
0191名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/10(日) 14:32:22.84ID:hrFvEJsY
むほほ
0194名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 18:40:56.81ID:/xiIXEUW
男の人に支えられる必要がないのに、私は、支えられるような形で……お風呂を上がる。
湿気と水分を多く含んで重みの増した目隠し用の布が、その重さでずれていき、男の人の裸が見えた。

「……ぁ」

筋骨隆々、というわけではないけれど、男性然とした体つきの男の人。
女の子の力で抵抗したって、絶対に勝てないんだって思わされる……身体。
それに抱かれていたんだって思うと、また……女の子の部分が疼く。

男の人はそんな私を見て両手を後ろ手に縛ると、
着けていられない目隠しを外してくれて……でも、代わりにバスタオルが頭に乗せられて何にも見えなくなる。

――もっと……。

もっと見たかった。
なんて、思ってしまった首を振るのと同時に、
男の人の手が私の頭を撫でるようにバスタオルを動かして、
長い髪をバスタオルで挟むようにして……水分を拭っていく。

そうして、顔、頬……首と、バスタオルが下に降りる。
0195名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 18:55:01.68ID:/xiIXEUW
「んっ……っ……」

肩が拭かれて、腕や手首が拭かれて、胸が揉まれるように……拭かれていき、
お風呂上がりで、まだ拭いていない男の人の身体が目の前に見える。

女の子よりもずっと筋肉と力がありそうな固そうな身体。
男の人の、男の人としてのものは、
保健体育の教科書に嘘つき。と言いたくなるような見た目をしていて……目が奪われる。

――やっぱり、私にどきどきしてくれてるのかな……。

興味がなかったりするわけではなくて、
男の人として、女の子である私の身体を性的に魅力的だと思ってくれていて、熱を高めてくれている。
それが、明確に感じられる男の人のあれを見ているだけで、どきどきしてしまう。

指よりもずっと太くて、長くて……立派なもの。
自分で慰めるよりもずっと、ずっと……強く、強烈な刺激を与えてくれそうで――。

「っ……ぁっ……!」

下腹部のところをバスタオルで触られ、
私は思わず声を上げてバランスを崩し、男の人の方に倒れてしまう。
男の人は受け止めてくれたけれど……おなかの辺りに、男の人の大きくなったものが、ずんっっと……ぶつかる。

「っ……ぁ……ご、ごめん、なさい……っ……」

硬さと柔らかさがあって、とても熱い……男の人の性器。
それがお腹に当たっていて、どこか、いやらしい……雄々しく感じられる匂いもして、身体が熱を帯びてしまう。

だけど――男の人は私を立たせると、何事もなかったかのように、足を拭いてくれた。
0196名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 19:29:51.15ID:/xiIXEUW
男の人は私の身体を拭き終わると、今度は、自分の体を拭き始める。
裸で放置されて……男の人の身体を見せつけられて……どきどきとしてしまう。

誘拐されて、監禁されて……こんな、いやらしいことばっかりされてるのに。
私の身体は……そのいやらしいことが中途半端に終わらされてばっかりで、もう、熱に浮かされてしまっているみたいだった。

「……」

私よりも大きな身体。
力で抵抗したって絶対に勝てないと思わされる、男の人の身体。
捻じ伏せることはもちろん、強引に身体を重ね合わせることだってできるはずなのに、その一線を越えずにいてくれる男の人。

――あんなに、大きくしてるのに。

男の人の、興奮してると大きくなるらしいところ。
そそり立っていて、我慢できなくなっていそうなくらいになっているのに、
私の身体を使おうとはしないで、そのままにしている男の人。

――私が、したいって言わないから?

私が嫌がるから、私が求めてないから、
だから、男の人も我慢してくれているのかなって思うと……少し、複雑な気持ちになる。
誘拐して、監禁して、お手洗いやお風呂で意地悪なことをしてくるのに、
そんなところだけは……気遣って、我慢してくれるなんて。

――でも、いつまでも我慢しないよって、暗に示すためのお風呂だったかもしれない。

段々エスカレートしているから、その可能性もあるって……少し、不安になる。
力づくで捻じ伏せられて、無理矢理、私の身体に挿入されて……。
そうなるか、私が受け入れて、優しく抱かれて……。

一度暴力的になってしまったら、
もう、男の人は優しくしてくれなくなっちゃうかもしれない。
そうなられたら、私は身も心もボロボロにされちゃうような気がする。

死にたいくらい……ボロボロに。
0197名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:01:50.43ID:/xiIXEUW
男の人は、自分の身体も拭き終えると、
自分の分の下着と寝間着のような服を出し、着替えて……それから、裸のままの私に目を向ける。
男の人は服を着ているのに、私は一糸纏っていない。

その差が主従を決定づけているようで……もしかしたら、
もう、私は人としての扱いをされなくなって、裸で過ごさせられるのかもしれない。
その可能性もあるんだって……どきどきして、男の人の視線に耐えられなくなって、頬が熱くなる。

そんな私に、男の人はおむつでも履く? と、切り出した。

「ぇ……」

おむつがどのようなものかは分かる。
だけど、それは……私が履くようなものじゃ……でも……。

えっちなところは些細なことで濡れてきちゃうくらいで、
普通に下着を借りようものなら、すぐに汚しちゃうのが目に見えてる。
かといって、おむつを履きたいかって言われると……履きたくない。

でも……断れない。よね。

男の人が履いて欲しいから、そう言ったのだとしたら、
履きたくないです。なんて言ったら……酷いことされるかもしれない。

「履きたい……です……」

何も着けさせて貰えなかったり、もっと変なものを履かされたりするよりは、
男の人の機嫌を取っておく方が良いと思って、私はそう答える。

そうして……男の人は私の頭を撫でてくれた。
0199名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:13:29.30ID:/xiIXEUW
「ぁ……っ……」

男の人におむつは後で用意するから。と言われて、私は裸のまま目隠しをさせられて……連れ出される。
お風呂場は裸で当たり前でも、それ以外の場所はそんなわけがなくて。
裸で連れ歩かれているなんて状況に、羞恥心が強く刺激されて、どきどきする。
でも、どうしてか……そのどきどきは嫌な気分にならなくて、
身体の奥で燻ってる熱が……じんわりと、広がっていく。

「っ……」

身体が熱を帯びて、いやらしい匂いがする。
胸の先っぽが、その興奮度合いを示すように隆起していくのを感じる。

――私、また、えっちな気分に……。

私を連れて行く男の人にも、全部伝わっちゃってるのかと思うと、
さっきのように、男の人のものが大きくなっていくのが想像できてしまって……女の子の部分が脈を打つ。
部屋にはいやらしい匂いの染みついたお布団があって、
そこに押し倒されて……そのまま……そうなってもおかしくないと考えちゃう。

そんな妄想は――……現実にならなかった。

男の人は私を部屋に連れて行くと、
私の代わりに、そのいやらしい匂いの沁み込んだ布団を部屋から持ち出して、代わりの布団とおむつを持ってきた。
0200名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:25:22.97ID:/xiIXEUW
「……お願い、します……」

男の人に言われて、新しく用意された布団に横になって、赤ちゃんのように足を広げる。
お風呂に入る前にもしたことだけれど、今度は……おむつをされる。

でも、断れない。
嫌だって言えないし、自分で着けますとも言えない。
赤ちゃんみたいに、男の人におむつをして貰わなくちゃいけない。

「……っ」

恥ずかしい。
高校生にもなって、おむつを付けられるなんて……
男の人に、こんな風に晒して、おむつをつけて貰わなくちゃいけないなんて。

でも、同時にどきどきとする。

男の人が、この一つ一つにどきどきとしていて、興奮していて、
また、怒張させているんだって、想像しまうから。
お尻の辺りを持ち上げられて、シートのようなものが敷かれる。
その上に降ろされて……股の辺りを覆うように折りたたまれていく紙のような感触のものが引っ張られて、固定される。

足の付け根の辺りに指を入れられ、整えられて、おむつがぴったりとはまった。
0201名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 20:47:07.24ID:/xiIXEUW
目隠しを外されて……自分のあられもない姿が目に入る。
おむつをして、涎掛けをされている……私の姿。
まるで、本当に赤ちゃん扱いされちゃってるようで……。

でも、ちゃんと大人になろうとしている私の身体は、
そんな扱いをされていても、女の子として見て貰えているってあの感覚を思い出して……熱を捨てきれない。

そして――。

「っ……ん……」

朝のはずなのに、眠い……でも、お腹も空いていて……変な感じがする。

朝、早起きするのは慣れているのに……
なのに、こんなに眠いなんて、今何時なんだろう。
朝からえっちなことされてるなんて初めてだから……心身ともに疲弊しちゃってるのかな……。

お腹が少しだけ鳴っちゃって……男の人に頭を撫でられる。
眠いからなのか、いやらしい気分が抜けていないからなのか。
男の人に撫でられるのが……嬉しい。

女の子としての部分が、じんわりと温かくなってくる。

――私……やっぱり、えっちなのかな。

そう思うくらいに、
今の身体の状態は、いやらしい方向に傾いて感じた。
0202名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 21:22:09.47ID:/xiIXEUW
男の人は、私の頭を撫でながら、ご飯を食べるかどうか……聞いてくる。
私が眠そうだとみて、眠いなら寝かせてあげようって……気遣ってくれているんだと思う。

「……ご飯……食べたいです……」

今は朝だし、眠いからって寝ちゃったら……また、時間感覚が狂わされちゃいそうだから。
私がおねだりすると、男の人は偉い偉いって、赤ちゃんを褒めるみたいに褒める。
高校生の女の子の扱いにしては、とても失礼だけど……でも、
褒めて貰えない場合は、男の人を不機嫌にさせてしまったって感じられるから、褒められる方が良い。

少し待ってて。と、男の人は一言残して、部屋を出て行く。

それから数分もせずに戻ってきたかと思えば、
食事ではなく、ノートパソコン程度のサイズのモニターと……DVD収納ケースを持ってきた。

「……見て、良いんですか?」

モニターを準備してる男の人にそう声をかけると、
暇だろうから……と、男の人は私の頭を撫でながら答えて、十数枚あるDVDの中の一枚をモニターに差し込む。

大人しく見てるんだよ? と、男の人に頭を撫でられて。

「はいっ」

また一つ優しさを貰えたからか、私は無意識に明るく返事をしてしまって。
それに驚いていることなんて気にも留めずに、男の人はよしよしって、私のことを褒めて……部屋を出て行く。

そうして――モニターには、女の人が映し出された。
0206名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 22:10:32.54ID:/xiIXEUW
男の人が持って来てくれた映像は……所謂、えっちな内容のものだった。
女の人が男の人にいやらしいことをされて……唯々、性に乱れていく内容の物。

「……っ」

映像の中にいる女性は嬉しそうに、男の人と体を重ねる。
キスを求めて、触られるのを求めて……そうして……入れて欲しいって、おねだりする。
演技、なのかもしれない。
でも、本気にも感じられるような、媚びる甘い声が部屋に響く。

キスは唇だけじゃなく、舌と舌を絡めるようなものもあって、
それをしながら、男の人を精一杯に受け止めようと開かれた足に、腰を打ち付けられて、喘いで……。

「っ……」

――こんなの、初めて見た……。

向かい合って、男の人のを受け止めていたり、
四つん這いになって、男の人のを受け入れているものだったり……
キスをしながら、胸を触られながら……お尻を虐められながら……と、
色んな体制で、えっちなことをしていて。

「っ……ぁ……」

私も、あんな風にされるのかなって……想像してしまうと、
お腹の奥が熱を持って……いやらしいものが、また、男の人を誘うように溢れてきてる感覚を覚える。
0207名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/07/10(日) 22:28:29.00ID:/xiIXEUW
映像の中にいる男性は女性のえっちなところからそれが溢れてくると、
準備が出来たって見て……挿入し始めた。
だから、私も……もう、準備が出来てるんだって、知ってしまう。

――私、こんな……。

映像の中の2人は愛し合ってるからこそ、そうやって受け入れる準備が出来ているはず。
でも、私は男の人を愛してるわけじゃない。
なのに……受け入れたいって、身体は濡れて……。

女性の喘ぎ声が頭に響く。

ぶつかり合う肌と肌、弾ける水の音が聞こえ、
女性の小さな穴から噴きこぼれていく快感の証が染みついていく布団、
快感に喘ぎ、恍惚とした表情を浮かべる女性が目に映る。
目を逸らしても、その音が私の意識を引きずり込んで……モニターに視線を誘導していく。

「っ……んっ……」

どきどきして、ぞくぞくして……体が熱くて、堪らなくなる。
映像の中にいるのは、似ても似つかない2人なのに、
どうしてだか、私と……ついさっき、脳裏に焼き付けられた男の人の姿が重なっていく。

――違う。私……私は……。

女性の声が、私の声に聞こえる。
気持ち良くなって、悦んで……声を上げて……打ち震える。
あんなふうに、満足したい。満足させられたい。

――私……っ。

おむつの中が蒸れていく感じがして……でも、触れない、慰められない。と、焦らされる。
なのに、モニターの中にいる私は、男の人に愛されて、抱かれて、いやらしく、乱れて……解放されていて。

――おねだり、したら……。

映像の中にいる私がそうしたように、私も男の人におねだりしたら、
同じように愛されて、同じようになっていくのかな……なんて。

小説から妄想するよりも、映像から妄想する方が簡単で……よりリアリティがあって、
焦らされた心と身体が、そうなりたいって……揺られてしまう。
0208名無しで叶える物語(らっかせい)
垢版 |
2022/07/10(日) 22:28:53.65ID:/xiIXEUW
続きは明日
0210名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/10(日) 22:59:01.45ID:hrFvEJsY
むほほ
0211名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 05:11:48.25ID:Lkjgnx5c
「……」

女性と男性が幸せそうに性行為を終えて……その余韻に浸るように、キスをする。

そうしてゆっくりと映像が終わりに近づいていく中、
見計らったように部屋の鍵が開いて、男の人が入ってくる。

――どう、しよう。

映像の中の2人に自分と男の人を重ね合わせてしまっていたせいか、
間違いだって分かっているのに……もう一度、腕に抱かれたい、身体を触られたい……なんて、
お風呂での感覚を思い出してしまって、どきどきとさせられる。

でも、まだ一度も、キスをしてない。

無理矢理されていてもおかしくないのに、私の唇は……まだ、綺麗なままで。
愛し合う2人のキスはお腹の奥にまで熱を伝えて、気を高ぶらせるものだって、小説では描写されていた。
今見たばかりの映像では、2人はそれを演じなければならなかったのかもしれないけれど、
熱烈で、愛おしそうに抱き合い、絡み合うような淫靡なものだった。

――私は。

私は、どんなキスを――。

コトッ……と、ミニテーブルに料理の盛られたお皿が置かれて、はっとする。
キスのことしか頭になかった自分の卑しさに、顔が熱くなっていく。
0212名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 05:21:12.86ID:Lkjgnx5c
男の人が用意してくれたのは、赤みの強いリゾット。
匂いと見た目でトマトのものだと分かって……溶けかけの氷が、冷たい料理だと教えてくれる。
男の人は、熱いと食べづらいだろうし。なんて言って、スプーンでひと掬いすると、私の方に向けてきた。

――そう、だよね。

自分で食べることが出来るとは思っていなくて、
犬のようにはいつくばって食べさせられることがないだけましだと思いながら、
スプーンを迎えに行こうとして……寸前で口を閉じる。

「……っ」

男の人をじっと見つめて、待つ。
男の人はスプーンを差し出してくれているけれど、食べて良いだなんて、一言も言ってない。
昨日は待て。をさせてきたけれど、今日はしなくていい。
その可能性もあるけど……意地悪かもしれないと思って警戒する。

そして、男の人は偉い偉い。と、私の頭を撫でた。

――危なかった。

食べて良いよ。と言われてから、スプーンを咥える。
トマトの仄かな酸味と甘みに、塩気の絡まったとろとろのご飯が口いっぱいに広がっていく。

「……美味しい」

ただ冷たいままじゃなく、一度熱してから冷ましたものなのか、
熱すぎず、冷たすぎずの程よい舌触りが、喉を通っていくのが、心地よくて。
次の一口も待とうとすると、男の人に頭を撫でられて、最初以外は普通に食べて良いよ。と、褒められた。
0213名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 05:32:35.20ID:Lkjgnx5c
「んっ……っ……ごくっ……」

水分が多めのリゾットだから……というより、
自分の感覚じゃないことと、スプーンが来る位置が私には適していないこともあって、
時々、口元からこぼれた赤い汁が、涎掛けに滴り落ちていく。

「っ……ん……」

男の人はそんなことを気にすることなく、次から次に、スプーンを向けてきて。
私の胸元に垂れる涎掛けが、まるで赤ちゃんが使ってるみたいに汚れて行って……恥ずかしくなる。

――私……ほんとうに赤ちゃんみたい……。

食べこぼしたり、上手く飲み込めなくて、口元やあご、喉の辺り、涎掛けを汚していくのが、恥ずかしくて……
でも、両手が使えないし、自分のペースじゃないから仕方がないって……言い訳があって。

――でも、男の人がこんな私を見たがってる……から……。

赤ちゃんの格好で、ご飯を食べさせて貰って……
赤ちゃんみたいに上手く食べられずに、汚していっちゃう、私の恥ずかしい姿。
お手洗いでも、お風呂でも、男の人は私を見たいように見ようとしていたし、そうさせてきた。
だから、今のこの姿も、男の人が見たい私で……だから、仕方がないって。

……だって、そうじゃなきゃ。

そうじゃなきゃ、今の私はあまりにも滑稽だよ……。
男の人の前で赤ちゃんみたいな恰好をして、ご飯を零して赤ちゃんみたいに汚れていく。なんて。
こんなの……こんな姿……。
男の人に望まれているんじゃなかったら、絶対にしたくない。
0214名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 05:43:02.40ID:Lkjgnx5c
「ごちそう……さまでした……」

べたべたに汚れた口元や顎の辺りを男の人に拭って貰って、汚れきった涎掛けを外される。
胸がまだ完全に晒されちゃったけれど、
ここまで、散々恥ずかしいところを見られてきちゃったせいか、
男の人に対しては、もう……見たいなら……なんて、思ってしまう。

冷たいリゾットだったこともあって、
さっきまでの身体の熱は少しだけ落ち着いてくれたけれど、
でも、今度は……その水分の多さが、下の方に降りてきて……うずうずとする。

「ぁ、あの……お手洗いに行かせてください……」

お皿を片付ける男の人を見上げて……私は躊躇なくそう言った。
おねだりしたら、男の人は行かせてくれる。
だから……躊躇なんてなかった。

なのに、男の人は私の頭を優しく撫でると、首を横に振る。

" しずくちゃんがおむつが良いって言ったんだよ? "

男の人はそう言うだけで、私をトイレに連れて行こうとはせずに、
曝け出したままのおへその辺りを摩ってくる。

「やぁっ……ぁっ……」

今すぐ漏れちゃうくらいに限界ではなかったけれど、
でも、摩られたりして促されたら出てきちゃいそうなことに変わりはなくて……。
男の人の手のひらの熱と、圧し揉むような摩り方に、私は危うさを感じて、声を漏らす。
0215名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 06:02:07.67ID:Lkjgnx5c
「やっ……ぁっ……」

布団の上に仰向けにされた私は、
男の人のマッサージになすすべなく尿意を促されて……涙ぐむ。
お手洗いやお風呂で、自分の意思でするのならまだいい。
でも、促されて、おむつでさせられるなんて……そんなこと……。

――やだっ……いやなのに……っ

男の人はそんな私の心を見透かしたように、
最初はおむつに抵抗あるだろうから、手伝ってあげる。と、頭を撫でてくる。

成長すると我慢することを覚えて……下着と似た感覚のおむつですることが難しくなってくる。
だから促して、おむつで擦る感覚を覚えて、出来るようにしないといけないんだよ。と、
男の人は優しく語りながら、私のお腹を摩って、少しだけ圧すようにして促してくる。

――そんなこと覚えたくない……っ……出来るようになりたくない……っ

でも、拒めない。
抵抗は出来ないし、男の人がそうさせたいって言うなら、私にはどうしようもなくて。
男の人の手から感じる熱と、感覚を拒むように入れていた力が、だんだんと抜けていく。

柔らかくなった私のお腹が男の人に押されて、
そうして、水分の溜まっていたところが圧迫されて……中身が押し出されて。

「ぁっ……っ……ん……っ……」

おむつの中に出しちゃう感覚が、広がる。
生温かい水分がおむつにぶつかり、少しだけお尻の方に流れてきたりして、
高校生にもなって、おむつでする感覚を覚えさせられて……
私はもう、諦めるしかないんだって、せき止める力も使わずに、放出していく。

「っ……はっ……」

おむつでも、出したことに変わりはなくて、
生理的な満足感が出てきてしまった私の頭を男の人は撫でて、よくできましたって、褒める。

これからずっと、おむつでしていかなくちゃいけないのかな……。

選択肢がなさそうだったから選んだことだけれど、でも、
私が選んだことに違いはなくて……逃れられない感覚なんだって……涙がこぼれる。

次からは1人で出来るようにね。と、男の人に言われて、
私はただ、頑張ります。としか、言えなかった。
0216名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 07:31:32.69ID:zg4ThQhU
赤ちゃんのように寝転がって……男の人におむつの交換をお願いする。
テープが剥がされて、前の部分が開かれ……黄色い染みを作ったおむつの裏側が露になる。

急激に刺激のあるにおいがし始めて、
その発生源のおしっこの穴の辺りを、男の人に拭いて貰う。
割れ目を開かれて、見つめられて……ウェットシート越しに男の人にまさぐられていく。

「っあっ……んっ……」

いやらしいことじゃないのに、
私の身体は敏感に反応してしまって……声が出ちゃう。
前の部分を綺麗にして貰ったあと、
おしりを浮かせて……おしりも方も綺麗にして貰ってから、おむつが新しいものに替えて貰う。

「っ……」

――もう、赤ちゃんだよ……私……。

食べこぼしたりなんだりして、
おむつにおしっこして……男の人に替えて貰って……。

心が軋むのを感じて……でも、私は男の人に感謝をする。

「ありがとうございます……」

おむつを替えてくれたから。
新しいよだれ掛けをつけてくれたから。

だから……。

私は、男の人にお礼を言わないといけなかった。
0217名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 07:39:31.54ID:zg4ThQhU
まだお昼ぐらいのはずなのに、
疲労感があまりにも凄くて……うとうととしてしまう。
男の人はそんな私のことを叱ったりしないで、
むしろそれを薦めるように私に布団をかけて、優しく頭を撫でてくれる。

「ん……」

男の人のせいなのに。
全部……この人が悪いのに。
なのに……優しくされることが嬉しい。
そうじゃないともっと悪くなるって、思っているからかかもしれない。

男の人にあやされながら、
私は年甲斐もなく……眠りに落ちていく。

――安心、なんて……。

しちゃいけないのに。
警戒してないといけないのに。
なのに……男の人の手が大きくて、優しくて。
私はそのまま、眠ってしまった。
0218名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 08:37:42.41ID:3x8+AEyb
目を覚ますと男の人は居なくなっていて、
リゾットのお皿とかもなく、
飲み物だけが新しくされて……ミニテーブルの上に置かれていた。

「ん……」

芋虫のように布団の上を這って、
ミニテーブルに置かれた飲み物に刺さっているストローを咥えてこくりこくりと喉を潤していく。

ちょっとだけ冷たいけれど、どちらかと言えば温いお水。
それでも、渇いた身体には心地よくて……少し飲みすぎてしまう。

――またおむつにしないといけないのに。

寝起きの働かない頭では、そんなことも考えられないのかな……と、
自分に呆れながら、沈黙してるモニターに目を向ける。

傍らには大量のDVDが置かれていて、
どうやら、本当に自由に見て良いようだった。

――どうせ、いやらしい内容しか……。

そう思いつつ、
身体の奥の熱が催促してきて、どんな内容のものがあるんだろう。なんて、手を伸ばす。

「……痴漢、強姦、青……!」

DVDに書かれている内容らしきものを一つ一つ見ていって、
そこでようやく、自分の手が自由になっていることに気付いた。
0219名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 08:53:12.35ID:3x8+AEyb
寝ている間にほどけちゃったのかもしれない。
そう思って、慌てて布団を捲って見たものの、
手首を縛っていた紐は見当たらなくて、
偶然じゃなく、男の人が解いてくれたんだと……安堵する。

――男の人の意思じゃなかったら……お仕置きされちゃうかもしれないし。

なんて、自分の心が思っている以上に男の人を判断基準にしていると感じて、
やっぱり、言い訳にしかならないことを考える。

「……これ」

紐の代わりのように、枕元に置かれていた小さな卵形のものを手に取る。
卵形の下側からコードが延びていて、
ダイヤルのようなものがついた四角い箱へと繋がっているそれがえっちな道具だと、すぐに分かった。

さっき見た動画で似たようなの出ていたし、
それに……興味があって、調べたことがあるから。
0220名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 09:12:25.27ID:3x8+AEyb
ダイヤルを動かしてみると、その位置に合わせた振動が持っている手に伝わってくる。

かなり細かい振動で、最大にしてみると……携帯のバイブ機能とは比べ物にならないくらい特化した震えがくる。

「……」

――使えって、こと?

男の人が意図して置いていった道具。
だから、私に使わせたいのかもしれないと考えて……。

――考えただけで、どきどきしちゃう。

これに似た道具を使っていた女性は、とても気持ち良さそうな声を出していて、
インターネットで調べたときも、評価は高くて……。

「……っ」

身体が熱を帯びて、どきどきがさらに強まる。
振動を止めた卵の部分を、おむつ越しに自分のいやらしいところに当てる。

――男の人が置いていったから……。

だから……。

「……っ……んっ!」

だから……そうしなくちゃいけないと思って、
私は、ダイヤルを動かした。
0221名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 09:12:38.55ID:3x8+AEyb
続きはまたのちほど
0225名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/11(月) 18:35:19.59ID:SS9oVWvF
おむつ越しの振動は最大にしてどうにかという程度で、
全然、身体に響いてきてくれなかった。
心地好さよりも、震える指の感覚がなくなっちゃいそうで、
一度止めて……おむつの留め具になっているテープのところに触れる。

――外したい。

これさえなくなれば、
指も、卵型の機械も自由に触れることが出来るようになる。
自由に触れられて、慰められて……そして。

映像の中にいた、いやらしく乱れる自分を思い出して、振り払うように首を振る。

勝手に外したって知られちゃったら……叱られるかもしれない。
おむつは私が選んだことだけど、
でも、男の人が言い出したことでもあるし……この恥ずかしい格好は、男の人の要求みたいなものだから。

――勝手に外して、怒られたくない。
0228名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/12(火) 06:41:29.55ID:tPBAhxiq
おむつはぴったりと密封されているように感じるけれど、
でも、指くらいなら、ぐいぐいって押し込んでいけばどうにか差し込むことが出来る。
卵型の機械も、一番太いところでも親指の横幅くらいしかないから、もしかしたら……おむつの中に押し込むことが出来るかもしれない。

そう考えて、赤ちゃんがおむつを替えて貰うときのように、仰向けになって、足を開く。
おむつのフリルのようになっている部分を摘まんで、
股の付け根の辺りに密着している部分を指先で引っ張り上げて出来たわずかな隙間に、卵型の機械の頭を差し込む。

――あと少しで、入りそう……。

おむつが下に引っ張られる感覚を無視して押し込んでいくと、
私のいやらしい部分が外側からぐいっぐいっと押されるのを感じる。
内側にあるおむつの生地が押し退けられて、ズレて……そうして、
紙のような生地越しに触れていたものが私の肌に直接触れるようになった。

そこまで来ると、あとは指でぐっっっと押し込めばパッドと割れ目の隙間に卵型の機械がすっぽりと納まる。

「……出来ちゃった」

指で感じるだけだった振動が、今、一番敏感なところに加えられるようになったって思うと、
それだけで、身体の芯から熱が湧き上がってくる。
どきどきして、それとなく……いやらしいところが濡れてきているようにまで感じられる。

――ちょっとだけ。

ちょっとだけしたら、すぐに止めよう。
そう思って……また、機械のダイヤルをちょっとだけ動かした。
0229名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/12(火) 07:37:06.23ID:tPBAhxiq
「ひぅ……っ!」

おむつに押さえつけられるような形になっているからか、
一番小さな振動でも散々焦らされて熱っぽい身体には強く響いてきて、
それだけで身体が跳ねて、声が漏れる。

――敏感なところが、擽られてるみたいで……っ

小さな卵形の機械はその大きさから局地的な刺激を与えるもので、
他の部分には脇目も振らずに、ただただ敏感なところを責めてくる。

「…っぁっ……ぁっ……っ……んんっ!!」

弱った身体に響く快感に押し負けて、小さな波に身体が弾む。

――まだ、一番弱いのに……。

一番弱いはずの振動になす統べなく揺り動かされた敗北感は、
けれど、まだまだ上があるという期待に膨らむ鼓動にかき消されていく。

――もう一段……。

張り裂けそうなほどの心音を聞きながら、
手元のダイアルを少しずつ動かす。
小さな波に押し上げられたばかりの身体は、より敏感になっていて、
その合間の刺激にでさえ、高められていて。

そして……。

「ひぁっ! あっ……んんぅぅぅっ!」

カチッ……という音が聞こえた途端に強くなった振動に、
私はたまらず腰を浮かせて、みっともない声を上げさせられた。
0231名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/12(火) 07:58:05.93ID:tPBAhxiq
「ぁっ……っぃ……っ!」

おむつは多少の隙間があるけれど、
何か物を入れれば余裕がなくなるのは当然で、
そうしておむつが機械を押さえつけてくるせいで、
強くしたら強くしたままの振動が敏感なところに響く。

布団を噛み締めて声を圧し殺し、
ダイヤルを一気に動かして振動を止める。

――まだ、感覚が……。

達した余韻と振動の残滓が機械を止めても私の身体を責めてきて、
少し動いただけで、小さく達してしまいそうになる。

「……っ……は……はっ……ぁ……」

――機械を抜かないと。

そう思ってコードを引っ張ると、
敏感なところが擦られて身体がびくんっとして力が抜ける。

「っ……ぁ……」

鏡がなくても、みっともなくいやらしい顔をしてるってわかるくらいに、
咥えていた布団が涎で汚れていて、唾液の糸がまた、布団へと落ちる。

――まだ、体が熱い……。

散々焦らされて熱の籠っていた身体は、
それでもまだ満足してないって様子で、
もう一個上、一番強いのにしたいって……訴えてくる。
0232名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/12(火) 08:44:17.99ID:tPBAhxiq
「……っ」

――もっとしたい。

やめきゃって思うのに、身体はそれを求めていて、
機械をおむつから抜こうとする手が動かせない。

昨日から弄ばれ続けて、焦らされ続けたから……。
だから、男の人から許しが得られたような今の状況を、目一杯使うべきだって考えが浮かぶ。

――でも。

それは間違いなく言い訳で、建前で。
本当はただ、熱が抜けなくてもどかしいこの身体をなんとかしたいだけ。

――だけど。

えっちなことを中途半端にされて、いやらしい映像を見させられて……。
そんなときに、えっちな道具と自由を与えられたら、
男の人が求めてることは一つしかない。

――男の人が、望んでるはずだから。

布団に擦り付けて慰めた私を、男の人は褒めた。
良くできましたって……褒めてくれた。
そんな男の人がここまでお膳立てをしたのになにもしなかったら、お仕置きされちゃうかもしれない。

「……っ」

私には、拒否権なんてない。
男の人が望むように、していかないといけない。
だって、そうしないとお仕置きされちゃうから。

その脅迫が、ただ、私の欲求を手助けするだけだって気付いていても……私は逆らえなかった。
0233名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/12(火) 08:56:26.91ID:tPBAhxiq
続きはまたのちほど
0239名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 06:34:21.35ID:xogD+LzT
言い訳と建前を並べ立て、一番強い振動にダイヤルを動かそうとした時だった。
部屋の入り口の扉が開けられ……男の人が入ってきた。

「ぁ……」

見られちゃった……なんて、絶望感はなかった。

布団に擦り付けて慰めてる姿を見られたし、
排泄した後の身体を見られたし、
汗といやらしさとに塗れた身体を綺麗にしてくれたのは、男の人だったから。

――どきどき、する。

何勝手なことしてるんだって、怒られるかもしれないと思う心もないわけではないけれど、
でも、その鼓動の大半は、きっと……男の人にもある欲求が、私に触れてくれることを期待しているもので。
1日、あるいは、2日間……満足できないまま、弄ばれた私の身体は、
そんな風に焦らされる経験なんてなかったこともあって……凄く、欲しがってる。

それが、心にまで作用してきていて。

「ん……」

近付いてきた男の人は、やっぱり、
咎めたりすることなく、偉い偉い……なんて、私の頭を撫でる。

――えっちなことしてて正解だった。

私は安堵して、そうして、男の人を上目遣いに見つめてしまう。
それが、ご褒美を求める子供のような表情になっちゃってるに違いない。と、思っていても、私には止められなかった。
0241名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/13(水) 07:32:31.87ID:xogD+LzT
男の人は私の手を握ると卵形の機械のコントローラーに触れる。

奪われたら、主導権が男の人に移っちゃうのに。

――なのに。

私は拒むほどの力さえ入れることなく、
むしろ、明け渡すような形で……男の人の手にコントローラーが渡る。

――渡しちゃった。

でも、男の人に逆らえないから。
だから仕方ない。なんて、また言い訳で……。

コードが少しだけ引っ張られて、
卵形の機械がおむつの中で私のいやらしいところを小突いてくる。

「っん……ぁ!」

一番小さな振動が私の身体に響く。

さっきも感じたものなのに、
私の意思じゃないというだけで、
身体の芯にまで届くんじゃないかってくらいに強く感じられて……震えてしまう。
0242名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 07:44:49.68ID:xogD+LzT
冷静さを損なった頭には淫らなものが満ちていて、
犬が伏せをする直前のような姿勢で突き出していたおしりを男の人が撫でる。

おむつ越しの感触はあんまりで、
でも、だからこそ……それ以上にはならなかったのに
男の人はそのまま股の付け根の方に手を回すと、
振動するえっちな機械を見つけて――ぐっっと、押し付けて来た。

「ひぁぁっ!!」

神経を削るような刺激が迸って、思わず叫ぶ。
おむつにおしっこをさせられたときに似た感覚が来て、
段々とおむつの中が蒸れていく。

――一番弱いのにっ

なのに、意思の隙を突かれただけで、
男の人に主導権を握られているだけで……何倍も、高ぶらされる。

「ぁっ……やっ……っぃい!!」

カチッ……と、音がして
そしてまた、私の敏感なところへと押し付けられて。
みっともなく、はしたない声を上げさせられ……びくんっ……びくんっ……と、身体が弾む。

熱くて、息苦しくて、辛くて……でも、
それを忘れさせてくれそうなくらいに、刺激的な感覚だった。
0243名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 08:25:31.94ID:xogD+LzT
一度、振動が止められて、
汗と唾液とで湿った布団に頭が落ちる。
振動がなくなっても、まだおむつの中にある機械が押し付けられるのが怖くて、腰が浮く。

――小さいのがいっぱい……。

大きい波ではなかったけれど、
小さいのがたくさん来た私の身体は火照りきって、
少しでも強くされたら凄く大きいのが来てしまいそうで、ちょっとだけ怖い。

焦らされていやらしくなった頭は、
断続的な快感で弛くされて……ぼんやりとしていて。
そこに強烈なものが加えられたらと思うと……。

――でも、これ以上焦らされたくない……。

小さいのがたくさん来ても、
一番来て欲しいところにまで届かない。
焦らされて、焦らされて……どうにかなっちゃいそうで。

そんな私の目の前に、
男の人のものよりも小さめな……初心者向けにも思える男性器を模したものが置かれた。
0244名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 08:34:13.90ID:xogD+LzT
それの使い道なんて、考えるまでもない。
保健体育の授業で学んだし、つい数時間前? 寝る前にも映像で見ていたから。

でも……。

「っ……ぅ……」

涙が溢れる。
好きでもない人に奪われるのは嫌だ。
でも、ただの無機質な道具を初めての相手にするなんて……もっと……。

「ゃ……っ……っ……」

――やだ……嫌だ……そんなの……っ……。

でも、それを言ってどうなるの? と、頭の中で声がする。
嫌がって、拒んで、そうしたら男の人が仕方がないねって止めてくれるの?
無理矢理捩じ込まれて、暴力的に犯されちゃうだけじゃないの?

それも……ただの無機質な道具に。

それは推測でしかないけれど、でも、
きっと、ただ拒むだけでは間違いなくそうなって……。

――妊娠させられないだけ、良いって思うしかないよ。

そんな諦念に堕ちた言葉が浮かぶ。
0246名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/13(水) 08:42:25.55ID:xogD+LzT
悔しいけれど、辛いけれど……でも……。
そう、諦めるしかないって思っていた私の頭を男の人は撫でる。

「……っ」

これから、目の前でこれを使わされる。
初めてを道具なんかで喪失する惨めな桜坂しずくを……。

――この人は、私を辱しめたいんだ。

人として、女の子として。
尊厳を奪い尽くしたいんだろうと、私は思いながらも、
嫌がる顔を見せるわけにはいかなくて、無理矢理に笑う。

「……」

男の人はそんな私の頭を、やっぱり……撫でて。
そうして――

赤ちゃんには、おしゃぶりが必要だから。

そう言って、男性器を模したえっちな道具の先端を私の唇に触れさせてきた。
0248名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 09:02:10.99ID:xogD+LzT
呆気に取られて反応が遅れちゃった私の頭を、男の人は少し強引に掴んで……。

「ご、ごめんなさ……っ……」

慌てて謝りながら、男性器を模したものを口いっぱいに頬張る。
長さとしては程よくて、喉の奥にまでは届かず……押し込まなければえずいたりもしなそうだった。

男の人は、私の頭を撫でてから……その男性器を模したものをゆっくりと引いて、
それからまた、私の口の中へ差し込んで。
それを数回繰り返すと、私の頭を撫でてから引き抜いて、床に置く。

底の部分が吸盤になっていて、多少の力では外れないようになっているみたいだった。

「ん……」

男の人に頭を撫でられて、私は今のをしたら良いのかと……床にくっついた男性器を模したものを自分から咥えて、
それを出し入れするように、頭を上下させる。

「ん……んちゅ……んっ……んぶ……」

頭を動かしているからか、男の人は偉い偉いと、言葉だけで褒めて、
私が一度止まって上目遣いに見ると、少し笑いながら、頭を撫でてきた。

――なんか、変な感じ……。

男の人の前で、男性器を模したものをおしゃぶりする。
それを見られているのは恥ずかしいのに……どきどきとして、身体の熱が高まっていく。
0249名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 09:02:23.48ID:xogD+LzT
続きはまたのちほど
0251名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2022/07/13(水) 11:12:37.86ID:8YiptLUG
ディルドおしゃぶりは天才の所業
0254名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 20:53:06.57ID:xogD+LzT
「んちゅ……んっ……んぅ……っは……」

男の人のものに似ている道具を頬張って、頭を上下させる。
舌の上を滑っていくゴムにも似た弾力のそれは、あんまり美味しくなかったけれど、
でも……咥えるばかりで飲み込めていない唾液にべったりと塗れていき、
段々と、その食べ物ではない味がしなくなって……気にならなくなっていく。

「んぶ……っ……ちゅ……ん……」

――男の人に、見降ろされてる。

床に四つん這いになって、男の人の性器に似たものを必死におしゃぶりしてる酷い姿。
唾液がいっぱい出てきて、道具がびちゃびちゃになっていって、
動くたびに、ぴちゃ……ぴちゃ……と、響く卑しい音。

でも、恥ずかしいのに……体が熱い。
どきどきして……下腹部に心臓があるみたいに、きゅぅっとする。

「っは……はぁ……っ……」

額に浮かんでいた汗が流れ落ちていくのを拭う余裕すらなく、
男の人のものを模した道具から口を話して、息を飲み、吐いて……男の人に目を向ける。

「ぁお……」

ずっとおしゃぶりを続けていたせいか、
少しだけ呂律が回りにくくなっていて、上手く言葉が出せない。
溢れる唾液を飲み込んで、ふっと息を吐く

「ぁの……練習……いつまで……」

いつまで、練習していればいいんだろう。
そう思って……私は何の迷いもなく、そう訊ねた。

訊ねてから――自分の発言の愚かさを悟って、目を見開く。
でも、言ってしまったことは取り消せない。
0256名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 21:03:43.66ID:xogD+LzT
私と違って、普通にお洋服を着ている男の人。
でも、それでも……私の痴態に魅力を感じているのか、
男の人の……それを示すところはズボンを押し退けようとしているようにも見えていて。

だから……。

「っ……」

映像の中の女性は、今の男の人に似た状態の男性に対して、
男性器を優しく扱って、気持ちよくさせようとしている描写があった。
女性はそれを楽しんでいて、男の人は悦んでいて……だから、私もそうしなくちゃいけないんじゃないか。
そんなおかしな考えが頭に浮かんで来て……。

――違う。違う……っ

映像で見たように、身体を重ねたいだなんて思ってない。
愛されて、愛して、そんなえっちなことをしたいだなんて思ってない。
おむつの中が凄く、蒸れていて……男の人を受け入れる準備がもう万全に出来ていることも関係ない。
気持ちよくなりたいとも思ってない。気持ち良くしてほしいとも思ってない。

――ただ、男の人に気に入られなくちゃいけないから。

「っ……」

男の人が私の頭を撫でて、唾液に塗れた私の口元を指で拭う。
0257名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 22:55:53.90ID:xogD+LzT
「……ぁ」

男の人は笑みを浮かべながら私の頭を撫でて、
引き寄せるような力で、私の頭を自分の方へと持って行こうとする。

その力に逆らっても無駄だって……心が拒んで。
私の身体はされるがままに男の人の方へと近づいて行って、
そうして、ズボンを膨らませる……偽物じゃない男性器との距離が縮まる。

「っ……」

ズボンがあって、下着があって……阻むものがある。
でも、そんな数枚の壁なんて感じられないくらいに、男の人のにおいがする。
お風呂場でも感じた、男の人のにおい。
凄くいい匂いだって思うようなものではなくて、むしろ、少し嫌悪しそうな感じなのに。

――なのに、うずうずさせられちゃう。

「ん……っ……」

作り物じゃなくて、本物の男の人の……匂い。
映像で見て、現実で見て……そして、今、ズボン越しに目の前にあるもの。

「さ、触れば……良いですか?」

少しだけ怖くて。
でも、映像の女性がしていたように、ズボンに押さえつけられている状態から解放してあげて、
それで……優しく、扱ってあげればいいのかと思って、手を伸ばす。

でも――男の人はその手を掴んで、首を横に振る。
0258名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/13(水) 23:13:23.91ID:xogD+LzT
私の手には唾液でべちゃべちゃに汚れた偽物が握らされて、
それを見て、男の人を見てと……彷徨う私の心を導くみたいに、男の人は私の頭を撫でる。

このディルドを置いて行ってあげるよ。

男の人はそう言うと、私が止める間もなく部屋を出て行く。
ディルドと言われた偽物の男性器は、私が咥えていた分、ほんのりと生温かくて、
でも……人肌には絶対に勝てないと知らしめる無機質さがあって。

――練習しろって、こと?

男の人にとって、その部分はとても大切な部分で、急所で、
雑に扱われたくないというか、大切に扱われたいというか……慎重に扱って貰いたいという思いがあるのかもしれない。
だから、まずは偽物で練習しておいてってことなのかもしれないと、私は思う。

――私。

ディルドを手で持ったまま、先っぽの方だけを咥える。
ディルドじゃない、本物の方を咥えさせられても良いと思ってた。
同性はもちろん、異性ともまだキスもしたことのないこの唇のファーストキスを、男の人のものに捧げてしまっても良いって……。

「んっ……んちゅ……んっ……」

男の人が望むなら、避けられないから。
せめて無理やり押し込まれたりしないように、受け入れて行った方が良いって。
そう思って……。

――私、自分からしようとしちゃってた。

映像で女性がしていたように、ズボンから出して、手で包んで……上下に摩ってあげて。
それで……男の人のものの……頭のところにキスをしてあげる。
そんな刺激を与えてあげようと……。

「っは……っ……」

ディルドを口から離して、伸びていく唾液の糸を一瞥する。
頭は熱っぽくて、身体は昂っていて……お腹の辺りが寂しそうにきゅんきゅんする。

「っ……ぁっ……んっっ!」

かちりっ……と、おむつの中に入れたままの卵型の機械のダイヤルを動かすのを、止められなかった。
0260名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2022/07/13(水) 23:26:09.63ID:D6YrHPV+
えっちだ
0261名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 23:34:53.67ID:xogD+LzT
「はぁっ……っ……っぁ……ぁむ……」

弱い刺激ではもう物足りなくて、一番強い振動で稼働させる。
けれど、足を閉じ、少しでも感じられるようにってしても……男の人にされていた弱い刺激よりも気持ちよくなれない。
それを動かしたまま、床に固定したディルドを口で咥えて刺激する練習をする。

「んちゅ……んっ……」

目を閉じれば、男の人にさせられているようで。
男の人にしてあげているようで……そうすると、少しだけ身体が火照ってくれる。
身体が微かに敏感になって、振動の刺激にびくんっっと反応して、小さい波が来てくれる。

――弱い……っ

自分で慰めるなら、ちゃんと最後まで持っていけるはずなのに、
一向に奥の奥にまで届いてくれないどころか、
ただただ、自分で自分を焦らし続けているかのような感覚に陥っていく。

「んっ……んちゅ……っふ……ぁ……っ……んっ……」

すぐ隣のモニターには、男の人のものを、咥えて……舐めて……と、私が練習しなくちゃいけなそうな内容が映っている。
男の人が用意してくれていたDVDの中の一枚で……内容としては、少し、性暴力に近しいえっちな映像。
映像の中の女の子は嫌がりながらも男の人を相手していく。

頬を叩かれ、頭を鷲掴みにされ、男性器を無理矢理おしゃぶりさせられたり、
床に押さえつけられながら、強引に挿入され……中に……出されたりして……。

――一歩間違えたら、私も……。

男の人だって興奮していたはずなのに、私に手を出そうとはしない。
それは喜ぶべきことなのに……見捨てられ、ぞんざいに扱われるんじゃないかって不安が、素直に喜ばせてはくれなくて、
むしろ……もっとえっちなことを頑張るべきなんじゃないかって、焦らせようとする。

――でも。

えっちな欲求を叩きつけられて、嫌がりながらも蕩けていく女の子。
悲鳴は嬌声へと変わり、乾いた音が湿り気を帯びて、呼吸には熱がこもっていく。

「……」

いつしか、ディルドを咥えるのを止めて……私はえっちな映像に魅せられてしまっていた。
0262名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 23:52:29.83ID:xogD+LzT
自分で選んで再生したDVDの2枚目を見終わる頃には、男の人が用意してくれていた飲み物が空っぽになっていた。
当然、その分下へと流れてくる水分は多く、
お腹の奥の貯水量が限界に近づいてきているのを感じて……私は自分でお腹を摩った。

――トイレに行きたい……けど……。

おむつにしなさいって、男の人には言われると思う。
むしろ、そう言われたのに、お手洗いに行きたいです。なんて、
そんなわがままを言ったりなんてしたら、どんなお仕置きをされちゃうのか分からない。

だから……おむつにするしかなかった。

「っ……」

膝立ちになって足を広げて……下腹部の付近を指で押すように摩っていく。
下着を身に付けているようなおむつの感覚に、身体はどうしても我慢しようとしちゃうけれど、
それをあえて、いつもするときのように、解放しようと力を作用させる。

――しちゃう……しちゃう……っ

本当にするべきなのか。しちゃっていいのか。
そう迷うのは一瞬だけで、そうしなくちゃいけない。と、
強迫観念に駆られるようにして、私の身体は水分を解き放っていく。

「っ……ぁ……」

おむつの中からその音がして……温もりを感じて……
その分のずっしりとした重みが、おむつにかかってくる。

――しちゃった……。

ちくりと、心が痛んで。
でも、そうするしかなかったんだって諦念が、その痛みをすぐに拭う。

「……ぁ」

――もう一つの方も……?

けれど、問題は1つだけではなかった。
0263名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/13(水) 23:52:48.33ID:xogD+LzT
続きは明日
0267名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 06:22:29.78ID:EcS22Xim
おしっこの場合はおむつがちゃんと受け止めてくれるし、
その吸水性が、違和感を極限まで減らしてくれる。
けれど、もう一つの方は……違う。

おむつはそれをするようには作られていないし、
だとしても、結局、その塊がおむつの中にあるっていう違和感と……敗北感を取り去ってはくれない。

――できれば、おしっこだって。

高校生にもなっておむつを着用して、そこでするなんて普通なら恥ずかしいことだし、したくないことだけど、
でも、男の人がそうする私のことを見たいから、お世話したいから……だから、拒むことが出来ない。
だけど……。

――こっちは、やだ……。

女の子として、高校生として。
尊厳が傷つけられて、奪われて……惨めな思いをさせられる。
でも、男の人は、赤ちゃんならおむつにするべきだって……言うかもしれない。

――でも、する、しか……。

男の人をこっちから呼ぶのも失礼に当たるんじゃないか。
機嫌を損ねてしまうんじゃないか。
そんな不安から男の人を呼ぶこともできずに、おむつの中に出してしまうしかないのではと諦めかけていた時、
見計らったように扉が開いて……男の人が戻ってきた。
0268名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 06:32:47.54ID:EcS22Xim
男の人は、床の上で膝立ちになっている私の頭を優しく撫でながら、
ちゃんとおむつに出来たんだね。と、褒めてくる。
一見では分からないはずで、やっぱり、部屋を監視されてるんじゃないかって目を見開いた私に、
男の人は、おむつの一部分を指でつんつんっとして……ここの色が変わるんだよ。と、教えてくれた。

「……そう、なんですね……」

おむつにはお知らせサイン的なものがあるらしく、
したかどうかのようなものを外見的に判断できるようになっているようで、男の人はだから。と、私のことを褒める。

――おむつにして褒められるなんて……。

それは凄く屈辱的なことなのに、
男の人に気に入られるべきだって心と、叱られるよりはいいって考えが……私を喜ばせる。
そのせいか、おむつの使用を褒められ、頭を撫でられながら頬が緩む。

――なんだか、自分が自分じゃないみたい。

まるで、もう一つの人格が形成されて行っているような
そんな、地に足のついていない感覚を覚えながら……しっかりしなきゃ。と、首を振って。

「もう1つの方も……おむつに……ですか?」

確認するだけなら、叱られたりしないはず。
そう思って……私は諦めきれずに、男の人に訊ねた。
0269名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 06:42:06.69ID:EcS22Xim
男の人はちゃんと確認をしたことを褒めるように私の頭を撫でると、
少しだけ逡巡するそぶりを見せて、そうだね。と、呟く。

――やっぱり、おむつにしなきゃダメなんだ。

それは肯定以外に取れるような呟きではなくて、
だから……もう、やっぱりそういうことになっちゃうんだって……心がズキッって痛む。
おしっこだって恥ずかしかった。辛かった。
なのに、もっと感覚と感触の残る恥辱を自分からしていかなくちゃならないんだって思うと、
辛くて、涙がこぼれてくる。

「ごめんなさい……っ……」

異を唱えるみたいな涙の流れ方に、私は慌てて謝罪するけれど、
でも、涙が簡単に止まるわけでもなくて……。
そんな私を叱ったりせずに、男の人は頬を包むようにして触って、涙をせき止めてくれる。

本来なら、おむつにして貰うところだけど、頑張っているから。

男の人はそう前置きをして、
何か、液体の溜まっているスポイトのようなものを取り出し……これを使うなら、トイレに連れて行ってあげる。と、言う。

「え……?」

怪しい薬とかではなく排泄を促す効果がある、市販されている浣腸液らしく、
身体の中から綺麗にしていくべきだって、男の人は言って、どうするかを委ねてくる。

――そんなの……。

「……つ……使わせてください……っ……」

おむつにさせられて、下半身がそれで汚れていく敗北感に塗れるよりも、
医療的な側面もある行為の方が、まだ、心に優しいから。
だから――私にはやっぱり、選択肢なんて存在していなかった。
0271名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 07:41:11.39ID:NqB9L/GZ
男の人は、私が使わせてくださいって言ったからか、
浣腸容器を差し出して来る。
男の人にされるって覚悟していたからか……ちょっとだけ拍子抜けだった。

「……っ」

けれど、男の人が浣腸を別室で使わせてくれるわけがなかった。

おむつを自分で外して、自分で浣腸をして、
それからトイレに行こう。と、男の人は私の頭を撫でる。

――抵抗があんまりない……。

おむつを外せば、私の大事なところとかが男の人に見られるようになっちゃうのに、
私はもう、それについては悩もうという感覚すら損なわれているみたいで。
男の人におむつを外して良いよ。と、言われ……外せることの喜びの方が上だった。

「ぅ……」

おむつを外した瞬間、淫らなにおいとおしっこの酷く蒸れた臭いが周囲に広がって、
私は自分のことなのに顔をしかめてしまう。

――酷い臭い……っ

なのに、男の人は嫌な顔一つせずに、
ちゃんとおむつに出来てる証拠だよ。なんて、喜んで、褒めてくれる。
汚いところも褒められる感覚は……どうしようもなく、温かく感じられてしまう。
0272名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 07:54:33.42ID:NqB9L/GZ
「……あの」

おむつから解放されて空気に触れるようになったせいか、
急に痒みが感じられるようになってきて……私はどうするべきかを考えて。

……そうして、赤ちゃんがおむつ替えをして貰う時のように、
床に仰向けに寝転がって、足を開く。

「綺麗に……してください……」

男の人には何回か綺麗にされてきたし、見られ、触られてきた。
だから、それをするのが男の人のしたいことだと思う。
でも、私はそれをして欲しいっておねだりしないとして貰えない。

かといって……男の人のしたいことなら、勝手には出来ない。
だから、私はむず痒い感覚をまずはどうにかしたくて……おねだりする。

男の人は私の頭を撫でると、やっぱり……偉い偉いと、良くできました。と、
穏やかに褒めてから……ウェットシートを手に取る。

――良かった。

男の人は、私を叱ったり意地悪したりすることなく、おしっこといやらしい液体で汚れていた私のデリケートなところを、
丁寧に……綺麗にしてくれる。

放っておくと被れちゃったりする可能性もあって、
だから……私は男の人にお掃除されながら……心が温かくなっていくのを感じてしまった。
0274名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 08:41:29.33ID:NqB9L/GZ
男の人に綺麗にして貰うには、当然……触って貰う必要があって。
さっきまでずっと渇望していたことが叶うそれは……私の身体が悦ぶには十分だった。

汗が出るほど熱が高まって、匂いが強くなっる。
おしっこの汚れがなくなる分、いやらしい汚れが増していく。
男の人を受け入れるための場所は、ぬるぬるとして……
おあずけされている時のように涎を垂らしてしまう。

――お掃除、されてるだけなのに……。

どきどきしてしまう。
興奮して、濡れて、準備が出来て……さっき見た映像で言われていたように、
男の人をいやらしく誘ってしまう。

「ぁっ……っ……んっ……!」

敏感なところをお掃除されて、小さな波に押し流される。
お掃除を文字通り水の泡にしていくいやらしい私の身体を、
男の人は綺麗にしきれないと見て……ここまでだね。と、中断する。

「ごめんなさい……」

いやらしくてごめんなさい。
えっちな女の子でごめんなさい。
すぐに汚しちゃうような身体でごめんなさい。

そんないろんな意味を含んでの謝罪に、
男の人は頭を撫でることで応えてくれた。
0275名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 08:58:38.56ID:NqB9L/GZ
男の人は、その自分を受け入れてあげるべきだよ。と、言う。
男の人に焦らされて……焦らされて……そのせいだって思うけれど、
でも、自分を慰めた経験に男の人は関わっていなくて。

――元から……いやらしかったのかな。

えっちなことに興味津々で、
そういう行為に入ればすぐに気持ちよくなって……男の人が欲しくなるような……。
今まではただの妄想だから控えられていただけで、
男の人と関わるようになって……抑えられていた本当の自分が出てくるように……。

「ぁ……」

男の人は悩みに更ける私の頭を撫でて、
今すぐにしなくても良いよ。と、言ってくれる。
誘拐されて、監禁されて、恥ずかしいことをさせられて……。
でも、抗う意味を見出だせずに従順でいることを選んだ私。

――でも、もしかしたら、それ自体が言い訳なのかもしれない。

「……ありがとう、ございます……」

まだ1日半しか経ってないはずなのに、2日3日経過したみたいに身体は順応する。
それがまた、信憑性を持たせてきて。

ひとまず、浣腸をする方に……頭を切り替えることにした。
0276名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/14(木) 08:59:02.58ID:NqB9L/GZ
続きはまたのちほど
0280名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/15(金) 06:46:45.60ID:lUWiTMSM
「……っ」

浣腸は本当ならお手洗いに行って、便座に座ってからやるもの……のはずだけど、
男の人はこの部屋でやるようにって、言う。
便座に座ってからだと、私が本当に使ってるかとか、それが入っていくところが見えないからかもしれない。

男の人におしりを向けて、突き出すように腰を上げる。
キャップを外した浣腸容器を右手に持って、自分のおしりの穴にその先端をくっつける。

「ん……」

――見られてる……。

男の人にじっと見つめられているのを感じて、恥ずかしさと緊張できゅっっとお尻が締まっちゃう。
容器の先端が入り込むことが出来ずに押し返されて、一度手を離す。
深呼吸をして、目を瞑る。
男の人の視線を感じるけれど……でも、初めてすることを見守って貰ってるだけ。
そう考えれば……。

――なんて、意味ないけど。

どちらにしても、見られていることには変わりがなくて。
説明書をもう一度確認して、入りにくい場合の対処の欄を見る。
そういう場合には少しだけ液を出し、
容器の先端を濡らして滑りを良くすると書かれていて……実践してみる。

「ん……っぁ……」

小さな抵抗力が感じられ、でも、
濡れた容器の先端は本来は出すだけの出口を押し広げるようにして、少しずつ入り込んでいく。

「ぁ……っ……」

規定のところまで入れてから、
深呼吸をして……容器を優しく圧迫して、中に入っていた液体を体の中に流し込む。

「んっ……っ……」

身体の中に液体が流れ込んでくる。
その違和感は、けれど、不快と言うほどのものではなくて……。

そんな私に、男の人は、よくできました。って言って頭を撫でてくれた。
0281名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/15(金) 07:48:49.17ID:0BYqYWOe
「……」

お手洗いまでの道は、やっぱり……目隠しをされた。

他に何があるか、どんな構造になっているのか、
玄関や窓は……。
そういうものを知られないための警戒は、
まだ、解いてはくれない。

でも……手は自由なままだった。

今まで通り縛られると思って後ろ手に組んだ私の頭を撫でて、
男の人はそのままで良いよ。と言って……縛らずに、目隠しだけして。
そうして……手を握って部屋から連れ出した。

――変な感じ

目隠しと両手の拘束があり、
男の人に腕を捕まれて連行されるような気分だったものが、
目隠しはあるけれど、手は自由で。
その手を握って導いて貰っているような感覚。

――手、握ってるんだ。私

男の人に一方的に握られるだけでなく、
私からも、男の人の手を握って……離さないでって、おねだりしてる。

男の人の大きく力強い手は、
そんなおねだりを優しく抱き締めてくれて……お手洗いに、連れて行ってくれる。
0283名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/15(金) 08:36:04.58ID:0BYqYWOe
「……っ」

元々、便秘のような状態ではなかったうえに、
入れてから歩かされたこともあって、
頑張って抑えていないと吹き零れちゃいそうな感覚が出口に押し寄せる。

個室に着いて、便座に座って……でも……。
まだ、男の人が個室にいるから、出そうにも出せなかった。

した後を見られたけど、してる最中はどちらもまだで……。

――こんな汚いもの……聞かれたくない。

排泄する音に綺麗なものなんてないし、
聞かれたくない音なのは間違いなかった。
でも……。

――男の人が聞きたいなら……。

私に拒否権はないと思って。
もしかしたら何かすべきことがあるからいるだけで、聞きたくない可能性もあると、首を振る。

「あの……しても……良いですか?」

ぐるぐるとお腹の奥で音がして、
冷や汗をかきながら男の人に許可を請う。
0284名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/15(金) 09:00:39.66ID:0BYqYWOe
私がちゃんと許可を取ろうとするから、
男の人は勝手なことするなって咎めたりしない。
頭を撫でて……ちゃんと聞いてきて偉い偉いって、
子供にするように褒めて。

そうして……私のお腹に触れてきた。

「っ……」

ただでさえ限界なのに、
温かくて力強い男の人の手に擦られて……慌てておしりに力を入れる。

――出ちゃう……出させられちゃう……っ

自分でするのではなく、お漏らしさせられるみたいな……そんな感覚。
だから我慢したいのに。

なのに……。

抵抗したらいけないんじゃないかって思考が異を唱える。
擦られてるってことは出せってことなんじゃない? と、頭の中に声がする。
抵抗して我慢して……男の人の機嫌を損ねても良いの? って、囁かれる。

「っ……ぅ……あ……っ……」

水気の多い破裂音が私の身体から漏れだして、
歯止めの壊された出口の扉から、一気に溢れ出ていく。
酷い臭いと音が個室に充満して。

「ぁ……ぁあ……っ……ごめっ……なさい……っ……」

良いと言われてないのにしちゃったことを謝ると、
男の人は、ちゃんと出せて偉いね。と、むしろ、褒めてきて。

「っ……ぅ……」

頭の中がぐちゃぐちゃになって溢れた涙を男の人は拭って。
もう一度頭を撫でてくれてから……個室を出ていった。
0285名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/15(金) 09:00:49.51ID:0BYqYWOe
続きはまたのちほど
0292名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/16(土) 16:46:59.97ID:+kEFrHbf
「ん……ぅ……っ……」

力んだりしていなくても、次から次に飛び出していき、
個室中に音が響き、臭いが充満していく。

――こんな、格好で。

身に付けているのは涎掛けだけ。
他には何も身に付けていなくて、ほとんど……ううん、全裸のような状態。
そんな恰好でこんなことをした経験はなくて、だから、どきどきとする。

――私、やっぱりいやらしいのかな。

響く音や充満していく臭いから意識を逸らそうと、さっき頭に浮かんだことをもう一度考える。
すぐに感じて、濡れちゃう身体。
裸でいることに羞恥を覚えるよりも、どきどきとして熱を帯びる心。

男の人に無理矢理されてるような状況なのに、身体も心も、
その状況を拒むよりも、受け入れて、むしろ……喜んでいるようにも感じられる。

――あの人の機嫌を損ねたくないから、従順でいるのは、仕方がないけど。

今はまだ優しいけれど、いつ暴力的になるか分からないから。
小説やドラマのように、誘拐犯に強気に出るなんて勇気はないし、
だから、従順でいるべきなのは間違いなくて……。

でも、それだって言い訳なのかもって思うと、言い訳に感じる。
0293名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/16(土) 17:02:52.18ID:+kEFrHbf
えっちなことに素直な私の身体、それだけが、間違いのない真実。
そう考えつつ、あんまり認めたくないことだって思いながら……出し切ったお腹を撫でて、トイレットペーパーを見つめる。

「おしり、拭いて良いのかな……」

最初にお手洗いに連れて行って貰った時も、
焦らされて、1人で慰めちゃったときも……ついさっきも、
男の人は私のえっちなところやおしりを拭いていたし、
お手洗いの時には……私の……まだ流していない状態を眺めて確認もしていた。

――正直、あんな経験二度としたくない。

でも、男の人がそれをしたい可能性があるから、勝手には出来なかった。
だって、もしも男の人の嗜好の1つであったなら、私のその身勝手はきっと叱られる。
もしかしたらもう二度とお手洗いでなんてさせて貰えなくなって、
どちらもおむつにさせられたり、犬のようにシートでするように命令されるかもしれないから。

だから。

「あの……っ!」

臭いの強いこの場所に、
可能なら来て欲しくないと思いながらも、私は男の人に来て貰えるようにって、声をかけた。
0294名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/16(土) 17:43:59.12ID:+kEFrHbf
暫く待って、もう一度声をかけて、股少しだけ待ってみて。
それでも、男の人が来てくれることも、声を返してくれることもなかった。

――もしかして、お出かけ?

監禁しているとは言っても、何かを買い出しに行く必要が必ず出てくると思う。
だから、私がお手洗いにいる間に、
近くにあるお店に何かを買いに行っているんじゃないか……と、
都合のいいことを考えて、頭を抱える。

――もし仮にそうだとして、逃げ出すべきなのかな。

条件としては、好条件。
手枷も足枷もないし目隠しもされていない。
そのうえ、男の人がいないのだから。

着の身着のままだと、涎掛け一枚だなんて酷い格好になっちゃうけれど、
なりふり構っていられない状況なんだから……仕方がない。
だから、ここから逃げ出し、どうにか外に出られないかって頑張るべきだと思う。

でも。

――そう思わせてるだけかもしれない。

私が従順なのは怪しいって思って、
本当にそうなのか確かめるために、あえてこんなにも間をおいている可能性はないのかな。
0295名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/16(土) 17:58:58.39ID:+kEFrHbf
お仕置きが怖い。
犬のように躾されるのとか、道具のように扱われるのが怖くて、
どうしても慎重に慎重にって、考えて……従順でいようとしちゃう。

――私はたぶん、弱いんだ。

悪く言っちゃえば、楽な方に逃げようとしてる……のかな。
圧倒的な力差のある男の人。
嫌な話しか聞いたことのない、誘拐と監禁という事件。
だから、どうしても委縮してしまう。

もっと戦うべきかのかもしれない。
抗うべきなのかもしれない。
ここまで一挙手一投足でお伺いを立てるほど、怯えたりしなくていいのかもしれない。

――でも、万が一が怖い……っ。

最初そうだったように、
床や布団の上に押し飛ばされ、組み伏せられて……無理矢理。
そんな可能性も、今や、映像という需要によってありえないわけじゃないって思うから。

――男の人の声が聞きたい。

男の人の答えがなければ、何もかもが怖くてできなくて。
だから、私は緊張に喉が渇くのを感じながら――求めてしまう。

「おしり……綺麗にしてください……っ」

おねだりしたら、答えてくれるんじゃないか。
そう思って声をかけると、ようやく、男の人から " 自分で綺麗にしていいよ " と、答えが返ってきた。
0296名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/16(土) 18:07:35.28ID:+kEFrHbf
「ぇ……」

綺麗にしていいって言われたのに、嬉しくない。
むしろ、突き放されたようで……恐怖からかドキドキと胸が痛くなる。

――臭かったから? 汚かったから?

女の子として幻滅されたとか、
近寄りたくないとか、触りたくないとか……。
今まで、平気でお世話をしてくれていたのに、急に自分でやって。と言われて……困惑する。

「き、綺麗にしてくれないんですか……?」

そのせいか、自分でもおかしいと思うことを口走ってしまって、
でも、男の人は……今回はしずくちゃんが自分でしていいよ。と、何でもないことのように返してきて。

――嫌われちゃった、のかな。

そうだったら、もう、優しく扱って貰えなくなるかもしれない。
好き勝手弄ばれた後に、殺されちゃうかもしれない。
そんな不安に駆られて……身震いする。

――違う。違うっ……違う……よね?

「ウォシュレットも、使って良いですか……?」

今回は。って言っていたから、
きっと、今回はご褒美的な意味合いで自分でやらせてくれただけで、
幻滅されたとかそう言うものじゃないよね……なんて、酷く焦りながら、
許可を貰って、ウォシュレットと、トイレットペーパーを使って……綺麗にする。
0299名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/16(土) 19:33:27.54ID:bAXfUnDI
綺麗にし終わったことを報告すると、
男の人は個室に入ってきてくれて……私の頭をよしよしって、撫でる。
ちゃんとトイレできたことなのか、綺麗に出来たことなのか、
後者は見ていないから、前者なのかもしれないと思って……。

――おしり、見せた方が良いのかな。

なんて、考えが頭に浮かぶ。
振り返って、男の人にお尻を突き出して、綺麗になりましたって……言うだけ。
男の人に綺麗にされるときには、見られるだけでなく触られていたし、
それくらいなら……って思ってしまう。

……それに。

――見られたい。

ついさっきまで、大事なところを見て触ってとしていたし、
昨日は汚くなっちゃったところを綺麗にして、触って。
そうして、まだ流していないところまで見ていたのに……今日はそんなことしていなくて。
だから、幻滅されていないかどうか確かめるためにも見て貰いたいって、思ってしまう。

――でも、幻滅されていたら、汚いもの見せるなんてお仕置きされちゃうかもしれない。

そう考えて、首を振る。
あまりにも考えがおかしくなってる……ような気がして。

男の人はそんな私の頭を撫でると……また、目隠しをして。
来た時と同じように手を繋いで、個室から連れ出した。
0300名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/16(土) 20:02:31.99ID:bAXfUnDI
「……ありがとう、ございます」

部屋に戻ると、目隠しが外して貰えて自由になる。
手足が自由で目隠しもないと……なんだか普通にも思えるけれど、
今の自分の涎掛け一枚という恰好が、その思考をすぐに破棄させる。

卵型の機械や、ディルドと言われていたものは一度綺麗にされたみたいで、
整頓されているし、おむつもなくなっていて、布団も綺麗になっていた。

――綺麗にしてくれてたんだ。

お手洗いに来るのが遅れたのは、
部屋を綺麗にしてくれていたからかもしれない。
そう思って、ほっと胸を撫でおろしてしまう。
幻滅されたわけでも、嫌われたわけでもなく、ただ、そんな理由があっただけなんだって。

「お部屋……ありがとうございます」

私がそう言うと、男の人はにこりと笑って私の頭を撫でる。
幻滅されたりしたわけじゃなさそうで……ちゃんとまだ、お気に入りのままなようで、
私は嬉しくなってくるのを感じて、思わず笑みをこぼしてしまう。

「……ん」

頭を撫でられて、頬を摩られて……首を撫でられて、
胸を触られると思ったところで、男の人の手が離れる。

そうして――男の人は黄色い帽子、水色のスモック、黄色い鞄の3点セットを、指さした。
0305名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/16(土) 20:59:47.56ID:bAXfUnDI
涎掛けが外されて、スモックを上から被せられるようにして着させられる。
頭には黄色い帽子を被らされて、何が入ってるのか、重みのある黄色い鞄を肩にかけられる。

スモックは普通に立っていても、お尻のお肉が少しだけはみ出ちゃうくらいに小さくて、
屈んだりすると、ずりずりと上がって、完全に丸見えになる。
これならまだ、裸の方がマシだったような気さえ……してくる。

でも、裸の場合は涎掛けとおむつだったことを考えると、
少しは許してくれたのかな……なんて、思ってしまう。

「……あの、この中には何が……」

重い鞄を床に降ろして、気になって聞いてみる。

男の人に開けて良いよと言われて開けてみると、
中にはどろどろとした液体が入っているボトルや、
細長い棒状のものや、球体が先端にあるフック、ディルドに似た物、
ほかにも、中が空洞になっている筒のような物とか、色々なものが入っていて。

――コンドーム……。

男女が性行為するときに使う、避妊用のものも入っていて、
私は身体が温かくなって、下腹部の辺りがきゅぅっっとしてくるのを感じた。
今までなかったけれど、ついに、される。そんな現実味がコンドームにはあったからだ。
0306名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/16(土) 21:00:48.25ID:bAXfUnDI
続きは後日
恐らく、明日明後日は無理です
0310名無しで叶える物語(とうふ)
垢版 |
2022/07/16(土) 22:39:39.06ID:IsHslGJa
そっかぁ…
0318名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/19(火) 12:25:37.04ID:HrQf36bk
私がコンドームをそうっと隠すように置くと、
男の人は楽しげに笑いながら、私の頭を優しく撫でて、それは後でね。と、言う。
別に、それが使われたいわけじゃない。
でも……そうだと思われたようで、頬が熱くなる。

――違うのに。

そう思いつつも、絶対に違うと言い切れない身体の熱があって、
男の人の撫でる力に身体を揺すられながら、私は唇をくっと噛む。
もしかしたら、本当にイヤらしい本性があるかもしれない。なんて、今は思えてしまうから。

「……?」

そんな悩みを知ってか知らずか、
男の人は私を撫でるのを止めてから、鞄から取り出したえっちな道具の中から、
何か、物々しい雰囲気を感じる金属と皮製のものを私の手に乗せてきた。

「これは?」

私が訊ねると、男の人は " 貞操帯 " と言って、私の頭を撫でる。
これをどうしたら……なんて悩むよりも前に、

――着ければいいのかな

なんて、当然のことのように考えて……貞操帯を触り、調べて、
男の人のことを見上げる。
0319名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/19(火) 12:48:01.70ID:HrQf36bk
広げていれば、なんだか下着のようにも見える形をしている貞操帯。
恐らくは、前側だろう部分は色々とついていたりして、覆う部分が広めで、
逆に、後ろになるだろう部分は、リングがあるだけ。

男の人は貞操帯を私の手から取り、
そのつけ方をざっくりと説明してから、もう一度私の手に戻して……。
そうして、自分で着けるようにという。

貞操帯は、その言葉の通り、貞操の帯。
それは守るためだったり、自由を奪う為だったりと、色々とあるけれど、
でも、男の人が1人しかいないこの状況で守る。なんてわけもなく。

――下着、用意されなかったのはこのためなんだ。

下着の代わりの貞操帯。
室内から出るわけじゃないのなら、下着の代わりに貞操帯をつけて生活していたって、何の問題もない。
特に、ちゃんと排泄も可能な造りになってるって言うのなら、なおさら。

男の人はこれを着けていないと、道具を挿入しそうだから。なんて、
あり得ないことを笑いながら言う。

「そんなこと、しません……」

そう否定しながらも、
道具で喪失させられるかもしれないと思った時、
妊娠しないよりはマシだって思ってしまったことを思い出して……首を振る。

――どちらにせよ、着けるしかないよね。

拒否できることではないんだって、
男の人に言われたとおりに、貞操帯で自分のいやらしさを覆い隠していく。
0322名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/19(火) 13:15:56.70ID:HrQf36bk
自分で着け終わった後、
本当にちゃんとしているか男の人に確かめられて……それから、貞操帯の施錠をさせられた。
貞操帯には、最終的に完全に自由を奪うための鍵がついていて、
それをしてしまうと、
誰かに挿入されることはもちろん、自分で慰めることもできなくなる。

それに、おしっこだって、
鍵を外して貰ってから出ないと、お漏らししちゃったときのような状態になっちゃう……けど。
貞操帯のカギを見つめていると、男の人は手を出す。

「……はい」

男の人が何を求めているのか、
考えなくても分かってしまって、男の人の手のひらに貞操帯のカギを置く。
大人しく従ったこともあって、男の人は偉い偉いって私の頭を撫でる。

――おむつの時以上に、念入りに管理されるのかな。

でも、それは今でも変わらなくて。
方法が変わるだけで、結果は何にも変わらないんだって思って……少しだけ、笑える。

おむつだって、貞操帯だって
自由に外すことは出来ないけれど、でも、
男の人にしたいって求めれば……お手洗いに連れて行って貰える。

――私

怖いと思うよりも、不安になるよりも、
安心感が先に来ていることに気づいて、自分の胸に手を当てる。
最初は痛いくらいの恐怖心がけたたましく鳴り響いていたのに、今はもう、穏やかな心臓の音を感じるだけ。

園児服に、貞操帯。
そんな恰好をさせられている恥ずかしさも、貞操を管理される恥ずかしさも。
私はだんだんと、慣れてきちゃっているんだろう。
0323名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 13:56:34.79ID:HrQf36bk
男の人に見せてと言われて……園児服――スモックの裾を持ち上げて貞操帯を男の人に見せる。
金属と皮製の貞操帯の表面を、男の人はなぞって、
後の部分――リング状になっていて、
おしりの穴が丸見えになっているところを、指で撫でてくる。

「っ……」

乾いた指の感触に、ゾワゾワする。
身震いした私の頭を撫でると、
男の人はモニターの方に近づいてたくさんあるDVDの中から1枚を取り出し、再生する。

「……え、あの……」

ちゃんと見て学んでおくようにって言われて置いて行かれると思っていた私の意表を突くように、
男の人は隣に腰を下ろし、私の頭を撫でて……座っているせいで露出しちゃっている私のおしりを撫でてきた。

「っん……っ……」

モニターには本編が始まる前の細やかな映像が流れていて、
男の人はそんなものには見向きもせずに、私のお尻をその大きな掌で、撫でまわす。

――今度は、おしりを虐められるの?

撫でられて、鷲掴みにするようにされて、揉まれて。
左右のお肉の間にある、穴のところを指でぐりぐりとされて……また、おおしりのお肉が揉まれる。
0324名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 15:08:44.58ID:j6bGVZPS
モニターに流れる映像は、
暴力的なものではなく、合意の上で行われるもののようで、
女の子がナンパされるところから始まって、どこかの部屋に移動して……そうして、おしりを触られていく。

「これ――ぁっ……」

その映像とは少し違う形で、私のおしりも、男の人に触られていく。
自分で慰めるときにもしたことがないおしりの刺激。
デリケートなところを触られた時とは違って、あんまり気持ちよく感じられないものだけれど、
だからって、拒むことが出来るものでもなくて、男の人の手を受け入れる。

――変な感じがする

おしりを揉みしだかれていくと、男の人の体温もあって、
お肉が柔らかくなっていくというか、解されていくというか、変な感じがして、
時々、おしりの穴の辺りを圧し揉むようにされる感覚には……びくっっとしちゃう。

「っ……」

映像からは、女性の息苦しそうな声がする。
指一本もきつそうなおしりの穴を、指で押され、触られて。
女の人も、気持ちいいというよりは不快感が勝るといった感じで――。

――お、おしりの穴を舐めてる……っ!

映像の中の男性はそんな女性のお尻の穴を舐めて、解していく。
そんな姿を見せられて、思わず男の人の方を見ると……男の人は、私の頭を撫でてきて。

「す、するんですか……?」

映像を見て、男の人を見て。
にこりと笑い返されて、そうして……逃げ切れないと、
映像の中の女性のように、男の人に向かってお尻を突き出す。

「……どうぞ……」

おしりを舐められた経験なんて全くないから、
どんな覚悟をしていたらいいのかもわからなくて、ただ、何かが来るって覚悟だけはしておくと、
ひんやりとしたものが……おしりの穴のところをべろりと撫でた。
0325名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 15:09:19.11ID:j6bGVZPS
続きはまたのちほど
0329名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 21:48:49.57ID:SEbfEfSn
本当に舐められたのかもしれないって、びっくりしちゃったけれど、
触れる感触は細かい毛筆に似たもので、
ひんやりとしていて、べっとりと粘り気の強い液体を残して離れたそれの正体を、男の人は見せてくれた。

――シリコン製の、刷毛?

私のおしりに残る感触と同じように、
粘り気の強い液体がほんの少しの気泡を含んで、刷毛の先端から少しずつ垂れていく。

男の人は、別に舐めてもよかったんだけどね。なんて、
冗談めかして笑いながら、私の頭を撫でてくる。

――あのボトル……。

男の人の傍らには、鞄の中に入っていたボトルが置かれていて、
キャップが開き、チューブのの先っぽのようになっているところには、透明の液体がまだ残っているボトル。
所謂――ローション、あるいは潤滑液で、挿入しやすくするための道具のようで。

「ひぁっ!?」

おしりの穴のところに指のようなものが押し付けられ、
ほんの少しだけ入って来た感覚が昇ってきて、思わず跳ねて叫んでしまう。

――はぃ……っ……入……っ……。

浣腸液を注入するための容器よりも、遥かに太い男の人の指。
排泄した固体が押し戻されていくかのような感覚に、どうしても不快感が募る。
0330名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 22:03:58.36ID:SEbfEfSn
「ぁ……うっ……っ……」

映像の中の女性も、解されたおしりの穴に指をねじ込まれて、呻く。
苦しそうに、辛そうに……呻きながら、おしりの穴を弄ばれる。

――ゆびっ……入っ……っ

私も、おんなじ。
おしりの穴に、指をねじ込まれて……引き抜かれて、またねじ込まれる。

「ぁっ……ぅ……はっ……っ……」

男の人は、引き抜いてから私にゴム手袋をはめた左手をみせて、
ぬるぬるにてかっている小指を見せてくる。
こんなに苦しいのに、違和感があるのに、まだ……小指を入れただけだよと、
そう教えられたようで……目を見開いてしまう。

そんな私の頭を男の人は撫でて、また……おしりを触ってくる。

お肉のところを撫でて、揉んで、
液体が穴に咥えられて、ぬちゅりぬちゅりといやらしい差を感じる音を立てると
男の人の指が、その出すための口にもぞもぞと侵入を試みる。

――辛い……っ、気持ち良くない……っ……。

映像の中の女性も、泣いている。
苦しそうに、辛そうに……でも、女性は愛されているから、胸を愛され、唇を愛されて、
その苦しみを緩和されながら……少しずつ、解されていく。
0331名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 22:33:51.48ID:SEbfEfSn
映像の女性のおしりが、だんだんと受け入れていく中、
私のおしりは全然で……苦しくて。
ほんのりと甘味が含まれていく女性とは違って、私の声は辛さばかりで。

「ぁぅ……ぅ……はっ……あ……っ……」

男の人の指が入ってくるたびに、
ローションがこすれて、ぬちゅりぬちゅりと音が鳴り、
抜けていくと、小さくぷぶっっ……と、汚らしい音がしてしまう。

――やだ、こんなの……気持ちよくない……っ……。

もうやめたい。
されるなら、普通にされたい。
前の方なら、すぐに気持ち良くなっていくのに……おしりはまったく、そんな風にはならなくて。

男の人に視線で訴えても、男の人は頭を撫でてくれるけれど……それだけで。
映像の中の女性が、どんどん進んでいく姿に、焦りを覚えてしまう。

私もあそこまで行くようにならなくちゃいけないんじゃないか、
そうなっていなくちゃいけないんじゃないか。
それが出来ていない今の私は――男の人にとって、不快なんじゃないかって。

「ぃあ……っ……ふっ……っ……」

頑張らなきゃ、頑張らなきゃって思えば思うほど、
身体は固くなっていくみたいに、受け入れられなくなって。
映像の中の女性がキスをされながら、おしりをまさぐられて……ほんの少し心地よさそうにしているのが見える。

――私も、キスしたら……少しは馴染むのかな。

でも、男の人は、私と目が合ってもしてくれない。
一緒に見てる映像で、何度もキスをしているのに――わざと、それを避けているみたいに、してくれない。

「っん……ぁう……はっ……」

男の人の指がねじ込まれて……強制的に息を吐かされるせいで、少し息苦しく、
それが身体の熱を上げていくせいで、余計に息苦しくなってくる。

――言えば、して、くれるのかな……。

お風呂やトイレ、お掃除がそうだったように、
キスも、おねだりしたら……してくれるのかもしれない。なんて、思わされる。
0332名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/19(火) 22:34:11.25ID:SEbfEfSn
続きは明日
0335名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/20(水) 06:41:30.80ID:QO6EnYmy
おしりで受け入れていかないといけないのに、
その異物感と緊張で身体が強張ってしまって……全然、受け入れられない。

男の人にもまれて、指をねじ込まれて、解されて。
着実に進んでいるはずなのに、
男の人が指をねじ込もうとする力は、むしろ、余計に必要になっていっているような感覚で。

「ぁう゛……ぅ……っふ……っ……」

辛くて、苦しくて、気持ち悪い。
映像の中の女性は、もう気持ちよさそうな声を出しているのに、
私はずっと辛いまま苦しいままおしりの穴をほじられる。

――受け入れなくちゃ、いけないのに……っ……。

映像との乖離がどんどん進んでいく。
嬉しそうに気持ちよさそうに喘ぐ女性に、私はどんどん置いて行かれて……。
そんな風に受け入れることを期待していそうな男の人が怖くなる。

機嫌を損ねたくないって頑張って、お仕置きを受けないようにって頑張って。
なのに、ここで失敗して……怒られて、お仕置きされるようになっちゃったら、どうなるんだろうって……不安になる。

今は優しく触ってくれている手が、強引で暴力的で、容赦がなくなって。
私のおしりが正しく使えなくなるようなことになるかもしれないって、思うと……気が気じゃなくなっていく。
床に転がってる太いディルドを、無理矢理ねじ込まれるんじゃないかって、考えてしまうくらいに。

――そんなの、耐えられない……っ

そうされた結果を知りもしなくせに想像して、怖くなって……私は意を決して男の人に目を向ける。
苦しく息を漏らすだけだった口を閉じ、唾を飲み込む。

「……キス、してください……っ……」

映像の中の女性がされて喜んでいるから……。
だから、そうしたら少しは受け入れられるかもしれないって――私は、おねだりする。

そうする以外の選択肢が、今の私には見つけられなかった。
0337名無しで叶える物語(とうふ)
垢版 |
2022/07/20(水) 07:22:31.46ID:Sl367HZC
堕ちたな
0339名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/20(水) 08:33:13.92ID:QO6EnYmy
「ん……」

私がおねだりすると、男の人は私の頭を撫でてからにこりと笑う。
男の人の要求を受け入れられていない時に、おねだりしちゃったのに。

男の人は快く頷いてくれて。

「っ……」

男の人が近づいてきて……唇が触れる。

ただ触れただけのような、特にこれといったものもないキス。
触れていたのも一瞬で、掠めただけなのかもって思うくらいで。

「もっと……もっとちゃんと……キスしてください……」

なにも変わらなくて、私はおねだりする。
男の人が困ったように私の頭を撫でて……おいで。と、呟く。

どんな風にしたいのか、されたいのか。
それが分からないから……私からするようにって、招かれる。

――分かってるくせに。

映像でこれでもかってくらいに生々しいキスが何度も行われているのに、
分からないはずがなくて……。

「……意地悪、しないでください」

つい、そんな風にぼやきながらも、
断ることも、男の人からきて欲しいとも言えなくて、自分から男の人にすり寄って、唇を重ねる。

「んっ……っふ……んちゅ……」

唇を触れ合わせ、離れ、唇で唇を咥えるようにして吸い、離れて唇を重ねる。
映像で女性がしているように、男の人とキスをする。

――私のファーストキス。

言い訳のしようがない、ファーストキス。
けれど、そうするしかなくて……今は必死で。

だから、それを忘れるくらいにキスへと没入しようとする頭に、
おしりを撫でられる感覚が上ってきた。
0340名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/20(水) 09:11:02.63ID:QO6EnYmy
おしりを撫でられる感覚は、嫌じゃない。
だけど、おしりの穴に捩じ込まれていく感覚は不快で、苦しくて。

「んっ……っ……んぅ……」

そうされる度に、男の人にキスをおねだりして唇を重ねて、
呼吸も止まる息苦しさと、触れ合う肌と肌で高まっていく熱に身を委ねていく。

――入って来てる……指……っ……。

キスをしながら、おしりの穴を広げようとする指の挿入感を受け入れていると、
少しずつ弛んでいくのを感じる。

ローションが擦れる音がする。
指に押し込まれたローションを排泄するかのような音がする。

「っう……んっ……っ…」

ただ入って来るだけだった指が中で動くようになって思わず呻くと、
男の人は頭を撫でながら、映像の女性がされているように、舌を絡めるようなキスをしてきて。

おしりから指が抜けて……お肉のところを撫でられる。
そうしてまた……ぐぷ……と、指が挿入されて、抜かれて……と、繰り返されていく。
0341名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/20(水) 09:17:20.74ID:QO6EnYmy
続きはまたのちほど
0343名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/20(水) 18:23:01.33ID:QO6EnYmy
「はぁ……はっ……っ……ん……ぁっ……」

最初は小指でもキツかったのに、
人差し指も、中指も平気で入るようになって、
内側から捲られるように指を抜かれると、
苦しさよりも、不思議と心地良いような感覚を覚えて……声が出ていく。

――変な感じがする……っ

おしりの穴に指を入れられて、抜かれて、入れられてとしながら、
広げようとするように指を動かされたりしていたせいか、
おしりの穴は指を入れられていなくても開いちゃってるような感じがして……。

「っあっ……っ……」

気を抜くと、捩じ込まれたローションがぶぴゅ……なんて、
汚ならしい音をさせながら漏れ出てきちゃう。

――止めたいのに、止められない……っ

今までされたことの無い経験に動揺しちゃってる私のおしり。
その穴の部分はひくひくとしていて……あんまり、我慢が出来るような状態ではなくて。

「ん……っふ……んぅ……っ……」

男の人はそんな私の頭を撫でて……キスをして、そうして、おしりのお肉のところをなでなでとしてくる。
0344名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/20(水) 18:58:51.40ID:QO6EnYmy
モニターの中では、
四つん這いになった女性の腰を男性が掴み、
偽物じゃない男性器をおしりの穴から何度も挿入していた。

苦しそうで……でも、どこか悦びを感じさせる女性の声がけたたましく響く。

――まだ、無理……っ

女性は簡単に受け入れているように見えるけれど、
その準備は念入りだったし、
こういう企画に参加するくらいには慣れていたはず。

でも……私は初めてで。

「んぅ……っ……ぅ……あぁ……」

交差させるように重ねられた人差し指と中指。
それがぐぐっ……と、侵入してきて、抜かれて、また差し込まれて。

「っ……ぅ……」

挿入したままにされて、呼吸の度に少しだけ締まるおしりから異物感が上ってくる。
意図せず締めると、
男の人は苦しいと言わんばかりに指をもぞもぞとさせて中を掻き乱し、
苦しさに開かされた唇を塞いで、舌を絡めてくる。

――変な音……出ちゃうのに……っ

男の人の指は、キスをしていても関係なく動いて、
挿入したままVサインを作っては閉じ、作っては閉じて、
静まったかと思えば、
ぐりっ……と、横から縦に捻ってまた同じようにしてくる。

そのせいで、
私のおしりは無理矢理、排泄するかのような音を出させられていく。
0348名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/20(水) 22:39:59.47ID:LO1zJEjt
続きは明日
0350名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 06:35:09.24ID:UkBSo4gt
男の人の指が抜けていくと、
また、身体が勝手に排泄して、汚らしい音が部屋に弾ける。
目の前で何度もそんなことをしているのに、男の人はそれを嫌悪するようなそぶりは見せたりしない。

――そうさせてるのは、この人だから……。

当然と言えば、当然。
だけど、下品だったり、汚かったり……人によっては幻滅したりしかねないことを、
平然と受け入れられていくと……どうしようもなく、安心させられる。

――でも、それがむしろ怖い。

幻滅されるかもしれないって怯える必要がなくなって、
この人には見せても大丈夫。なんて、安心感が出てきて……平気で、出来るようになっちゃいそうで。
男の人に目を向けると、男の人は笑みを浮かべながら私の頭を撫でてきて、唇を重ねてくる。

「んっ……んぅ……ちゅ……っ……」

触れさせてから、離れて……ほんの少し開いた唇同士を押し付け、広げて、
そうして、舌が私の口の中に入ってきて……舌を絡めとろうとしてくる。
男の人の舌が抜けて、唇が離れて……頭を撫でられたら、今度は私から男の人にキスをする。
唇を触れさせて、離れて……男の人の開いた唇の中に舌を入れて、舌と舌を触れ合わせて、絡めに行く。

――頭が、おかしくなりそう……。

相手からされるだけでなく、自分からもしているからか、
こんな恋心の欠片もないキスなのに、
頭はそれに熱中して、身体はじんわりと温かくなって、男の人に受け入れられて……愛されて。

「はぁ……ぁ……んっ……んぅ……」

キスをされること、キスをすること。
それに対しての嫌悪感がこれっぽっちも湧いてこない。
むしろ……もっとしたい。もっと欲しい。なんて、ぼんやりとしていく頭の中には欲求が芽生えてきて。

まるで、本当は愛し合っている恋人との情事のようにさえ、思えてしまいそうになる。
0351名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 06:44:30.53ID:UkBSo4gt
ただでさえ、密閉された空間に等しい部屋の中は熱くなるのに、
キスをして、おしりを散々に虐められていたせいで身体はすっかり火照っていて、
そのうえ、男の人と抱き合っているから……湿気と熱とで汗だくになって……少し息苦しい。

園児服の中も、貞操帯の中も、蒸れて仕方がなくて、脱ぎたくなってくる。

「……脱ぎたい……」

園児服も貞操帯も
全部脱いで、裸になってしまいたい……なんて。
そんなことを考えて口走ってしまった私の頭を男の人は撫でて、首を振る。
男の人だって汗だくなのに……男の人は拒んで。

裸になったら、園児服の意味がないよ。なんて、言う。
そんなことを言われても……とは思うけれど、
でも、男の人がこの格好のままが良いって言うなら、私には拒否権なんてない。

「……分かりました」

諦めて頷くと、男の人は笑みを浮かべて私の頭を撫でると唇を重ねてくる。
いい子いい子と、褒められて、優しく抱かれながらキスをされる。

「ん……っ……っは……ぁ……」

おしりのお肉の部分を鷲掴みにされて、ちょっぴり雑に揉みしだかれる。
だけど、その少しの乱暴さ加減は、むしろ男性らしい力強さがあって。
私の身体は嫌がることすらなく……受け入れて、むしろ、ほんのりと甘い声が漏れる。
0352名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 07:30:18.80ID:UkBSo4gt
男の人が床に転がる道具の一つを手に取る。
最大で100ml入る太い注射器のような形状で、
先端は丸みを帯びていて、良く知る注射器のそれとはまるで違う。
でも、身体はそれの使い方を知っていると言わんばかりに、おしりをきゅっとさせた。

――全部、入れられるのかな……。

浣腸液は30mlで、それでも違和感があったのに、
今度は100mlも入れられるのかもしれない。
そう思うと怖くて、でも少しだけ……どきどきとする。

おしりを苛められて、解されて……としたせいか、
挿入されることへの抵抗が薄れているからかもしれない。

男の人はその注射器に、どろどろとした粘性の強いローションを流し込んでいく。
10……30……50……100と、容赦なく最大限流し込んでから、
先端にローションを塗って、私に見せてくる。

「……っ」

見せつけられて、
100mlも入ってるそれが全部、
私の身体のなかに入ってくるんだって……想像させられる。
怖いのに、そのあとが不安なのに
なのに……身体は、うずうずとしちゃう。
0353名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 07:41:58.45ID:UkBSo4gt
男の人におしりを向けるように言われて……また四つん這いになっておしりを突き出す。
さっきは自分でやってと言われたのに、
今回は男の人にされるんだって……少し……。

――意識しないようにしなきゃ。

30mlじゃなくて、100ml
相当な違和感があるはずと思って、
できる限り考えないようにしようと逃避しようとした意識。

「んっ……っ……」
けれど、杭を打ち付けられるように丸みを帯びた注射器の先端がおしりから中へと入り込んでくる。

そうして……。

「ぁ゛っ……ぁあ……ぅ……うぅ゛……」

身体の中に、ひんやりとしていて、どろどろとしてる液体が流し込まれる。
僅かに含まれている空気が注射器から押し出されて、ぶりゅ……ぶぶっ……と、身体の中から音が聞こえてきて。

それがまた、ローションを流し込まれてるんだって強く意識させながらお腹を膨らませて、
ごろごろとお腹が痛みにも似た排泄欲求を訴え始める。
0354名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 08:34:20.75ID:UkBSo4gt
100mlの水とかではなく、ローション。
粘性の強いその液体は細い先端を詰まらせて……出しきるのに時間がかかるようで、
まだ……? まだ……終わらないの……? と、
高まる排泄欲求に焦る私を酷く焦らしてくる。

――お腹痛い……出したい……っ……。

ローションと空気と。
お腹の中に流し込まれた私の身体は限界で、
心なしか、お腹が張っているようにも感じる。
男の人は私が苦しんでるって分かってるからか、
あと少しだよ。なんて言いながら頭を撫でたりしてくれる。

数十分以上もかかったんじゃないかって思うくらいに長い時間をかけて、私の身体の中にはローションと空気が流し込まれて、
注射器が抜かれた瞬間にぶぴっ……と、少しだけ漏れる。

「っ……う……と、いれ……」

お腹を抑えながら、
男の人に目を向けて……お手洗いに行きたいって、訴える。
おしりはヒクヒクとしていて、今にでも吹き出してしまいそうで。

――なのに。

「んっ……んぅ……っ……」

男の人は私の身体を引き起こすと、
膝立ちに近い姿勢を取らせて……キスをしてくる。
お手洗いに行かせて欲しいのに、男の人はキスをしたいって求めてきて。
私の欲求か男の人の欲求かを選ばされる私の頭は……上手く、働かない。

「っは……ぅ……」

男の人の手が、私のお腹を撫でる。
ローションと空気を流し込まれて、ちょっぴり張っているようなお腹。
ただでさえ我慢できないのに、そうやって促されたら……当然で。
0356名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 08:38:23.74ID:UkBSo4gt
「ぁっ……」

ぶぷっ……と、空気とローションが混じったものが漏れたのを皮切りに、
ローションが汚ならしい音をさせながらどろどろと漏れ出てくる。

――させられちゃった……っ……。

お手洗いではなく、部屋で。
ローションの粘度が高いせいで、床には糸を引きながら落ちていき、
太股の方にまで流れていくのが、お腹を下した結果のようにも感じさせる。

「んっ……んぅ……っ……」

指で無理矢理じゃなく、自然に排泄させられながらキスをされて……頭が混乱する。
恥ずかしいけれど、でも、キスは心地好くて。
下品な音を漏らし続ける私を男の人は気にせず受け入れてくれる。

……だから。

――しちゃって、良い、のかな……。

弛んで我慢できなくなって、
排泄するというよりも漏らしていた身体に力を入れて……自分の意思でローションをひりだす。

「んっ……っ……」

力が加わったことで大きく空気が弾けて、
ローションが飛び出していく。
音が変わったと気づいた男の人は、でも、私を叱らずに褒めて……もっと出して。と、言う。
0357名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 08:57:35.74ID:UkBSo4gt
男の人がしてって言うから……。
だから、するしかない。なんて免罪符を用意して。
私は部屋の中で、排泄する。

どろどろとしたローションの排泄感は粘り強く意識に残り、
身体には出したって感触が刻まれていく。

――いけないことなのに……っ

こんなこと普通じゃない。
頭がおかしい。
でも……その背徳感と、
我慢をしなくて良い感覚があまりにも心地好くて、癖になる。

――やっぱり、私……変態なのかな……?

排泄しながら、おしりを撫でられて、揉まれて、
そうして抱き合いながらキスをされ……キスをする。
恥ずかしさなんてどこかへ消えて、ただただ与えられる悦楽に浸されていく。

「んっ……っ……ぁっ……んぅ……んっ……」

床にローションを垂れ流しにするおしりの穴に、何か太い、丸みのあるものが触れて。

「ひぁあっ!?」

それは不意に大きく振動し始めて私のおしりの穴を震わせる。

びっくりして、ぶぶぅっ……と空気を漏らした瞬間、
振動する何かは開いた出口全体に押し付けられて、
まるで、敏感なところを卵形の機械で苛められているような感覚を覚えて身震いする。
0358名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 08:57:56.12ID:UkBSo4gt
続きはまたのちほど
0359名無しで叶える物語(茸)
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2022/07/21(木) 09:58:55.41ID:mNM3U329
〉「……脱ぎたい……」
敬語じゃなくて、幼稚園生みたいな反応でかわいい
0362名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/21(木) 18:26:50.64ID:UkBSo4gt
押し付けられた振動は容赦なく私のおしりを揺さぶってくる。

我慢もなにも出来ないまま、強制的に排泄させられて、
開いた出口全体に振動が響いて……きゅっと締めさせられて、
でもまた、振動で強制的に排泄させられる。

「ぅ……あっ……あぅぅ゛……ぅあっ……」

我慢するための筋肉が責められるせいで、
自分が我慢したいのか、出したいのかわからなくなって……。

「んう゛っ……っ……」

ローションをひりだした感覚に喘ぎ、
男の人に抱かれながらキスをされて……また排泄させられながら気持ち良くさせられる。

――こんな……意味わからないのに……っ

排泄させられながら高ぶらされていく身体。
下腹部がきゅぅっとしてきて……でも、触れない。
なのに、おしりの穴に押し付けられた振動が間接的に刺激をしてくるせいで、熱も冷めない。

「んっ……っ……っは……んぅ……」

キスとおしりと敏感なところと排泄感。

何が気持ちいいって感じられるのかが分からなくなっちゃいそうなのに、
男の人は止めてくれない。

――頭が狂いそう……っ

振動で強制排泄させられて酷い音が響いているのに、
それを恥じる間もなくキスと振動とで身体が刺激されて。

……でも、達するための境界線の前で足踏みさせられる。
0363名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 18:35:28.20ID:fp3IsxDk
アナルにローターはあんまり気持ちよくない上に線が切れて大変なことになるから止めた方がええで
0365名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 18:51:33.45ID:UkBSo4gt
振動に侵された筋肉が麻痺したのかもしれない。

「はぁ……はっ……ぅ……ん゛ぅ゛……」

暫くして振動が止まると、
おしりからローションがぶびっ……っと、吹き出して、
その反動で前からもおしっこが漏れだしていく。

――止まんない……。

力を入れてるはずなのに、全然締まらない。
そのせいで、出すだけ出しちゃう私の足元にはちょっとした水溜まりができる。

「ごめん……なさい……」

我慢できずお漏らししちゃったことを謝ると、
男の人は気にしなくていいよ。と、私の頭を撫でる。

そうして、おもむろに犬と猫ならどっちが好き?なんて、聞いてきて。
場に不釣り合いな問いかけにちょっぴり呆然として……慌てて。

「い、犬……です……」

犬のように躾られるかもしれない。
今後のおトイレが犬用のシートか猫砂かの違いだったかもしれない。

そう思って……でも、
お漏らししちゃう身体には仕方がないって……諦めて。

だけど……、男の人は犬のしっぽのようなアクセサリーが付いたものを拾って。

なら、これを着けようか。なんて……言った。
0366名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 19:11:17.69ID:UkBSo4gt
細めの球根のような形状をしたものに、
犬のしっぽがついている見た目の何かを、男の人はストッパーだと言う。

確かに、球根としっぽの間には受け皿のように円形の平たい部分があって。

――これを、おしりに……?

着けようか。と、言われただけだったけれど、
それがどこになのかは、言われるまでもなく分かってしまう。
今も緩くて、気を抜けば……ぶぴっ……なんて漏れるおしりには、
間違いなく栓が必要だったから。

「……はい」

嫌なんて、言えなくて。
受け入れるしかなくて……男の人に抱きつくような姿勢のまま、
そのストッパーの先端をおしりに触れさせられる。

でも……指より太いそれは少しだけキツくて、
つい、きゅっと締めてしまう私の頭を撫でながら、
男の人は締めるんじゃなく、出すように力んでって、言って。


――入っ……っ……。

排泄しようと力む力に対抗するのではなく、
それで開けた出口からずりゅりと、ストッパーは簡単に入ってきて、
思わずきゅっとしてしまった力がそれを奥へと引きずり込んでいく。
0368名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 19:29:00.47ID:UkBSo4gt
「ぁ……っ……う……」

指なんて比にならないほどの異物感に襲われて、
ひりだしたくなって……力んでしまう。
でも、貞操帯のリングに引っ掛かるように固定されて。

「ん……ぅぁ゛ぁ……っ……」

力んでも少ししか出てきてくれず、力を抜いた途端にずりゅ……と、また中に戻ってくる。
それは男の人に指で苛められているようで、
でも、ずっと太くて、強い。

――これ……だめ……っ……。

異物感に排泄を促されるのに、出せないもどかしさと、
それを嘲笑うようにもう一度侵入される敗北感。
入り口と中が擦られる刺激と、満たされずとも得られる排泄感。
力むだけで気持ち良くさせられるそれは、とても……。

「っ……う……」

脱力してどうにか緩和しても、
その異物感ははっきりとしているし、そうして逃避した分、
きゅっと締めたときの感覚は絶妙で。

男の人は苦しむ私の頭を撫でて、暫く頑張ったら取ってあげるから。と、言って。
綺麗にしないといけないね。なんて……私の手を取った。
0370名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/21(木) 20:35:19.35ID:+qwnVG/h
かわいそうなのはだめよ
0372名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 22:24:46.60ID:XXDy3t1V
当たり前のように、男の人と一緒にお風呂に入る。

おしりに入れられたストッパーのアクセサリー部分がダメになっちゃうから、
抜いて貰えるのかもしれない……なんて期待は叶うはずもない。
尻尾の部分だけ外されて……おしりの中には異物感が残ったままだった。

両手は自由でも、洗うのは男の人の手で、
胸を揉まれて、おしりを揉まれて……身体を抱かれて、キスをされる。
拒もうとする気はまったく起きなくて、唇を触れ合わせて、口を開くと舌を吸われて……。

――おしりが気になって集中できない……っ……。

唇を重ねても、舌を絡めても、
おしりの異物感が、その快感を中途半端にそぎ落としてしまって、あんまり気持ちよくなれない。
でも、それでも体の熱を保つには十分で、
達したくても達せない……もどかしい身体のままにされる。

――気持ちよく、して欲しい……っ……。

貞操帯を外して、おしっこを拭う。
それでもいいから……直接触って欲しい。なんて、駄目な考えが浮かぶ。
けれど、男の人はそんなことをしてくれなくて……最初のようないやらしい触り方をしてくれなくて、焦らされる。
0373名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 22:45:32.30ID:XXDy3t1V
汗といやらしい匂いと、おしっこと……。
色々な臭いが混じり合って、蒸された悪臭が漂う部屋に戻されて、
そのまま生活させられることも覚悟したけれど、男の人は掃除をしてくれて……空気が一新される。

もう夜遅いから。
男の人はそう言って、軽食と飲みものを用意してくれて。
まだローションの残るお腹には少しだけきつかったけれど、ありがたく頂く。

おしりに入れられた犬のしっぽのせいで、上手く座れず、腰を浮かせたような姿勢を維持させられる。
お漏らししちゃったのと同じような感覚に、どきどきとして……息を飲む。

――どうして……変だよ……。

男の人はそんな私の頭を撫でながらも、
お漏らししちゃったからね……と、言いながら、私の両手を後ろ手に縛る。

「えぁ……」

ぽんっっと肩を押されて、布団に寝かされる。
朝になったら外してあげるから。と、男の人は私の頭を撫でて、部屋を出て行く。
そもそも貞操帯があるから自分で慰めることは出来なかったけれど、
でも、胸を触ったり……おしりを触ったり……。

――どうにか、したいのに……っ。

小さくても良いから、気持ち良くなって放熱したかった。
なのに、それを悟ったかのように手を拘束されて。
私は……少しだけ力んで、ストッパーを押し出そうとしてみる。
0374名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 22:51:05.40ID:XXDy3t1V
「んっ……っ……ぁう゛っ……」

そうして排泄の欲求に従って、出し切れずに、ずにゅ……っとまたおしりの穴を犯される。
絶対に出しきれないし、抜けない。それが分かっていても、私はそれを繰り返して……自分の意思でおしりの穴を犯されていく。

「っあ……ぁ゛……ぉ゛……っ……」

捲れるほどにひり出して、でも、無駄だって言われるように押し戻されて、また性懲りもなく力んで、挿入されて。
排泄の快感と、擦られる快感と、犯される敗北感に、私は甘えるような声で、喘ぐ。

――だめ、なのに……っ。

今の身体が得られる快感はそのくらいで、
でも、そのくらいの刺激ですら……今の私には欲しくて堪らないもので。
犬のように四つん這いになって、尻尾を振るように力んで、犯されて……。

――届かない……っ。

それだけ惨めなことをしても、まだ一歩、届かない。
入れられたストッパーの長さと太さが絶妙で、
本当に必要な刺激に、今一歩届いてくれないから……だから、中途半端で。

「うぅ……っ……ぁっ……ん゛っ……」

手が使えたら、使うのに……。と、
すぐそばに置かれている振動する機械――男の人曰く、電マと呼ばれる道具を一瞥する。

――おねだり……。

えっちなことさせてください、してください。
電マを使ってください、使わせてください。
そう言ってしまえば……この " 待て " を終わらせることが出来るのかな。と、悩まされる。
0375名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/21(木) 22:51:37.04ID:XXDy3t1V
続きは明日
0379名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 06:28:23.83ID:76ZFqaDt
目が覚めると、すぐそばに男の人がいた。
慌てて体を起こそうとしたけれど、両手が縛られているせいでまともに動けず、
寝返りを打つように転がると、布団の上なのに、べちゃりと……音がした。

「ぇ……あ……っ……」

布団はお漏らしをしちゃったみたいに染みを作っていて、
膝で踏み込むと、じゅく……と、まだ新しそうな水分が滲む。

「ご、ごめんなさい……っ……ごめんなさいっ……」

急いで男の人に謝る。
後ろ手に縛られていて、不格好ではあるけれど、土下座のように頭を下げながら、必死に謝る。
お仕置きされる……躾をされる……と、身体が恐怖に震えてしまう。

男の人は、そんな私の頭を撫でると、
幼稚園児だからね。と、私の格好を指摘して……笑う。

――私……高校生なのに……。

なのに、幼稚園児だって言われて……許されて。
屈辱的なことなのに……叱られないことへの安心感が、先に来てしまう。

男の人は私のお漏らしのような跡に気にせず手で触れて、
そもそも、おしっこを漏らしたわけじゃないよ。と、首を振り、
私の汗と、おしりから漏れたローションと……いやらしい水分が染みてるだけだって、言う。
0380名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 06:40:32.61ID:76ZFqaDt
「……私の……」

たぶんもう、昨日……だと思う。
夜中に、おしりを犯される感覚に酔って……何度もそれをして。
それで緩んだおしりから漏れたローションと、
その感覚に刺激されて溢れた快楽を欲してやまない涎の跡。

おしっこを漏らしたわけじゃないって言われても、
恥ずかしいことに変わりはなくて……汚しちゃったことに変わりはなくて。
もう一度ごめんなさい。と謝ると、男の人は私の頭を撫でる。

ちゃんと謝れて偉いね。なんて、
本当に幼稚園児みたいな扱いをされて……でも、
私は高校生です。なんて反抗しようものなら……じゃぁ、躾が必要だね。と、
痛いことをされるかもしれなくて、言い出せなかった。

――気が狂いそう……。

赤ちゃん扱いに、幼稚園児扱い。
いやらしいことを散々されて、でも中途半端に焦らされて……。
あり得ないと思っていたおしりの穴で、快感を覚えるような身体にされて……。
一日経っても、まだ、いやらしい気分が抜けない。

――私、すっごくいやらしい子なのかも。

まだ2日目のはずなのに……なんでか、凄く長い時間、
男の人に調教されているような気がしてならない。
そのくらい……私の身体は変化しているように感じられる――けど。

――元々、そんな素質があったんだよね。きっと。

それを否定できなくて、そうなんだろうなって……思う。
今も、男の人にえっちなことをされるかもしれないって、考えてる。
ううん……今日は、どんなことをされるんだろうって、ほんの少し、期待に下腹部をうずうずとさせてる。
0382名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 07:39:48.48ID:76ZFqaDt
罰として、手の拘束はそのままにされるかもしれないって思っていたけれど、
男の人は当たり前のように、後ろ手の拘束を解いてくれた。

「ありがとうございます……」

お礼をすると、
男の人は偉い偉いと、私の頭を撫でる。
お礼をするなんて当たり前のことなのに……と思って。

――違う。

それがどう違うのかって聞かれると困っちゃうけれど、
でも、違和感があって……。
壊れたように考えが巡らない頭では、その違和感を形に出来なくて、
男の人はそんな私の頭を撫でると……綺麗にしようか。と、言う。

「……はい」

余計なことを考えて、
反応が遅れてしまったり、余計なことをしてしまったら目も当てられないと考えて、
切り替えるまでもない頭を縦に振る。

「……お願いします」

男の人の前で仰向けになって、
赤ちゃんのオムツ交換と同じ姿勢になる。
けれど、男の人は違うよ。と言って、
私に四つん這いになるようにって指示をする。

「……こう、ですか?」

言われた通りの姿勢を取る。
犬のような四つん這いの姿勢は、男の人にしっぽを挿したおしりをはっきりと晒していて。
でも、どきどきとしてしまう。
0383名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 07:53:39.59ID:76ZFqaDt
「んっ……」

頭の代わりに、おしりを撫でられて思わず声が出ちゃう。

ストッパーを入れっぱなしにされちゃった私のおしりは、
もうその形を覚えて、馴染んで。
きゅっと締めると、出口の縁の部分が刺激されて、気持ちが良いって、感じちゃう。

――えっちな身体にされちゃった。

普通じゃないことでも気持ち良くなれる変態の身体。
そんな身体に作り替えられちゃったんだって悲しさは、すぐに押し流される。

「ぅ……っ……っ!」

貞操帯が外された瞬間から、
むわっ……っと、酷く蒸せ返るようなイヤらしい匂いが立ち込めて、
自分の匂いなのに、顔をしかめてしまう。

――でも、これ……っ

「っぁ……はっ……ぁっ……」

空気に晒されることさえないくらいにしっかりと塞がれていたデリケートなところが、
ようやく空気に触れて……。
スースーとするその感覚だけで、声が漏れちゃう。

そうして――。

「ぁ……っぅ……うぁ゛……」

ぶりゅ……っと、ストッパーが少しだけ出ていく。
0384名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 08:27:41.02ID:76ZFqaDt
おしりの穴が内側から捲り上がっていき、
普段は空気に晒されることなんてないところが空気に触れて……快感が迸る。

――こんなので……っ……。

本当にただ排泄しているような感覚と、音。
なのに身体はえっちなことをしているみたいに気持ちが良くて、
頭がおかしくなっちゃったんじゃないかって不安になる。

「ぁぇ……あ……んぅぅ……」

下品な排泄音をさせながら快感に喘ぐ私のおしりから覗くストッパーは、
あと少しで出しきれるというところでつっかえる。

――もうちょっと力めば……。

そう思って力もうとしたおしりを、ぺちぺちと叩かれて。
男の人が、出して良いなんて言ってないよ。と言いながら……ストッパーを捩じ込んでくる。

「ん゛ぁっ……ぁあっ……あっ……」

ごりゅ……っと、ストッパーが奥まで戻って来て呻く。
痛みはなく、ただただ、犯される快感に身震いして……。

「ごめんなさい……っ……」

おしりの穴をヒクヒクとさせながら、私は謝った。
0386名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 08:40:33.99ID:76ZFqaDt
だけど、男の人は何が悪かったの? と、
そのままでは許してくれず、
頭を撫でてくれることもなくストッパーのアクセサリーを掴んできて。

「んぁ゛あっ……」

そうして、何が? と、繰り返しながら、
ストッパーをぐりぐりとしてきて……呻き声が漏れる。

――ぐりぐり……気持ちいい……っ……。

捩じ込まれているのに、痛みなんて全然なくて、
ただただ、人の手が加わった容赦のない快感があるだけで。

昨日の夜では絶対できなかったこと。
焦らされたままの身体には、かなりの刺激で……小さな波が来そうになる。

「ぁっ……ぅ……ん゛ん゛ん゛ぅぅ……」

ぐぐっ……と、ストッパーが引っ張られて、
弛んでのお漏らしではなく、本当の意味での強制的な排泄をさせられて……。

――なん……でっ……だめっ……気持ちいい……っ……。

汚い音と、臭いが立ち込める。
でも、そんなことを気にさせないくらい気持ち良くなっていて……。

「あ゛……ぁあ……っ……」

また捩じ込まれて、涎を垂らしながら快楽に悶絶させられる。
汚いこと、恥ずかしいこと、屈辱的なこと。
なのに……気持ち良くて。
0387名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 08:56:14.76ID:76ZFqaDt
「ぁ゛……ぅ……勝手ぇ゛……に……」

なんでと問われて、答えようとしているときにも容赦なく犯されて、
声は濁り、甘え……身体は快感に震える。

「勝手に……出し…てぇ゛あっ……ぁ゛……」

ぐりぐりとされて、強制排泄させられて
また捩じ込まれた瞬間から、強制排泄させられて。
おしりの穴が捲れて戻らなくなっちゃうんじゃないかってくらいに苛められながら、どうにか答える。

……だけど。

何を出そうとしたから? と、
また質問をされて……おしりの穴を犯される。

ストッパーを勝手に排泄しようとしたお仕置きなのかもしれない。
でも……だとしたら、こんなお仕置きなら……。

――もっと……されたい……。

壊れた思考回路は、
あまりにもいやらしいことを考えてしまう。
でも、心も身体もそれに異論はないって言わんばかりに気持ち良く悶えて。

「ん゛ぅあ……ぁっ……っ……」

おしりの穴が壊れそうなくらい、
ストッパーを引っ張り出されては捩じ込まれて……正常な考えが浮かばなくなっていく。
0389名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 09:01:33.69ID:76ZFqaDt
続きはまたのちほど
0392名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 19:31:55.01ID:RzpwYyQ3
「んっ……ぅ……ぁ……ぅ……ぉ……ぱぁ……」

何を出そうとしたのかって男の人に問われて、
ストッパー。と、答えたつもりの声は言葉にさえなっていなくて。

良く分からないよ。と、ストッパーをぐりぐりとされる。

「っぁ…ぁあっ……ぅ……んぅぅっ……っっ」

捩じ込まれた状態でぐりぐりとされると……身体がぞくぞくとさせられて、
下腹部がきゅんっとしてしまう。

――おしり……壊されそうなのに……っ

止めて欲しいって、考えが浮かばない。
むしろ、もっと押し込んで欲しい……とさえ、思って。
ストッパーを引き抜かれて、
出しきる寸前でまた捩じ込まれて、濁った声を吐かされる。

「すと……んぅっ……すと……っぱぁ……」

どうにか形になった声。

舌足らずな子供のような言葉遣いになっている恥ずかしさもなく、
男の人の手が止まったのを機に、身体を休めることに意識を回す。

――べきなのに。

ヒクヒクとして鎮まらないおしりの快感に、
男の人からの御褒美を……期待してしまう自分がいた。
0393名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 19:42:51.87ID:P1hhhIIj
男の人の手が、私のおしりを撫でる。

さっきまで、あんなにも激しく私のおしりを犯していたのに、
男の人の手はそんな素振りもなく、優しく撫でてくるくらいで。

「っぁっ……!」

こんこんっと……ストッパーをノックされた刺激に、声が漏れる。
おしりの穴を苛められたのは昨日が初めてなのに、
もうずっと前から、親しんでいるみたいに敏感で。

――ぐりぐりして欲しい……。

押し込むようにしながら、
ぐりぐりっ、ぐりぐりっ……って、されたい。
そうされたら、おしりの穴で引き寄せられた波が来てくれそうで。

でも……男の人は、私のおしりを撫でながら、
出して良いよ。なんて……言ってきた。
0397名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 23:35:49.80ID:yW6amz7R
「……ぇ」

それは当たり前で、ついさっきまでは望んでいたことなのに、
今は……もっと虐められたくて。でも……男の人は、出してって言う。

――嫌だって言ったら……お仕置きされるかな……。

出せって言われているのに、拒んで。
そんなことをしたらどんなお仕置きをされちゃうんだろう。
強引に引き抜かれたり、むしろずっと入れっぱなしにされたり……。

そんなことを考えて…でも、万が一のことがあると思って素直に応じる。

「んっ……っぁ……ぁあっ……」

お手洗いではなく、部屋の中。
それも、男の人の見ているで……力んで、汚物ではないけれど、犬の尻尾のような嫌らしい道具を排泄しようとして。
ぶぴゅ……ぶりゅ……と、
あんまりにもな音をさせ、酷い臭いをまき散らしながら……体は気持ち良くなって。

「ぁっ……ぃ……」

ストッパーを排泄する、ぶぼっ……という刺激が迸り、ほんの小さな波が訪れて身体が震える。
小さいものだったけれど、排泄という生理現象で達してしまったという衝撃に呆然としてしまう。

――おしりの穴……開いてる……っ……。

気を抜けば空気が漏れてしまうくらいには開いちゃっていると感じるおしりの穴。
今は平気だけれど、汚物までも我慢できずに漏らしちゃうんじゃないかって少し不安になる反面、
だからこそ……蓋をして貰うべきなんじゃないか。なんて、おねだりのための言い訳が組みあがっていく。
0398名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/22(金) 23:36:09.97ID:yW6amz7R
続きは明日
0399名無しで叶える物語(とうふ)
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2022/07/22(金) 23:58:58.78ID:8nrG2xlF
結構更新量あって三週間たつのにネットリネットリ
0403名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/23(土) 20:44:31.12ID:mf5dkKq6
「んっ……っぁ……」

少し気を抜くとおしりの穴からぶりゅ……と、空気と液体の混じった酷い感触が漏れ出て行く。
恥じるべきことなのに、
恥ずかしいって感じるよりも、そこから昇ってくる刺激に甘い声が出ちゃう。

――身体が、もう。

かなり敏感になっていて、
おしりを虐められた余韻がまだ抜けてくれず、
排泄行為そのものが、えっちな行為のように気持ちよく感じられる。

女の子としても、人としても、異常なそれが……今の私には心地よくて堪らない。

「ん……っ……ちゅ……」

犬や猫にするように下顎を撫でられて顔を上げると、
男の人にキスをされて……受け入れる。
愛し合っているみたいに熱烈で、身体の芯にまで沁みるようなキスの感触。

――なのに。

愛してるって言うみたいに甘く、優しいキス。
胸を揉んだり、おしりを虐めたり、いやらしいところだって触ったりしてくるのに、
男女の……本当の意味での性行為はしようとしない。
0405名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/23(土) 22:16:30.13ID:mf5dkKq6
私が望む望まないに限らず、いやらしいことをしてくるのに、
その一線を越えてこないのが、一番……いやらしい。

こんな状況に置かれた女の子は、みんな、いやらしいことをされているだろうし、
こんなことを舌男の人が、それをせずにいるわけがないのに。

――この人は、踏み切らない。

「んっ……っ……」

キスをされながら下腹部を摩られて……、びくっと身体が震える。
するすりと摩りながらも、
指で押すようにぐっ……ぐっ……っと、マッサージするみたいに圧迫してきて、
その奥にある押されたら駄目なところが刺激を受けて、おしりじゃなくて、前の方の排泄欲求が高まっていく。

「ぁっ……ゃ……」

ただでさえ我慢ならない身体には辛くて、
今にも漏れてしまいそうだからと、男の人の身体に触れて、目を向ける。
男の人はキスを止めると、私の頭を撫でて、出したら駄目だよ。と……首を振る。

けれど、お腹を摩るのは止めてくれない。
0406名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/23(土) 22:54:59.09ID:mf5dkKq6
出しちゃだめだよって言われても、
我慢するための力は男の人に虐められたせいで、弱っていて、
なのに……おしっこが溜まっているところを、お腹の上から圧迫されて。

――こんなの、我慢できない……っ

「出ちゃ……っ……んっ……」

出ちゃうかもしれない。
そんな言葉は、男の人のキスでかき消されて……飲み込まれていく。
出しちゃだめだって言われたのに、
身体はもう限界が近くて、絶対に耐えられないって確信があって。
お仕置きをされるかもしれないと思いつつも、
促されていく欲求には抗いようもない。

――お仕置き……。

おしりみたいに尿道にも蓋のようなものをされて管理されるのか。
それとも、さっきみたいにいやらしいお仕置きをされるのか。
分からないけれど……でも、身体は熱を帯びていて。

そうして――、

出口の寸前にまで下ってきて、
諦めようとしたところに、男の人の、出していいよ。という許しが聞こえてくる。

「ぁっ……んっ……」

諦めと、許しと……欲求。
それによっておしっこが溢れ出していく中、
男の人にキスをされて……下腹部をマッサージされて。

――イってるみたいな気分になっちゃう……っ

足を濡らし、刺激のあるにおいを部屋中に広げていく感覚が、
まるでそれにも思えるような心地よさを与えられて、
えっちな映像で散々耳にした、達していることの表現句を頭に思い浮かべながら――男の人に、唇を捧げる。
0407名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/23(土) 23:11:38.81ID:mf5dkKq6
「っぁ……は……ぁぅ……」

前も後も、
排泄をしながら、えっちなことをされているような高揚感を感じさせられて、
そんな屈辱的な行為を……私の身体は悦んで受け入れてしまう。

ここでは男の人がご主人様で、私は買われているペットのような立場。
だから、拒んだりできないって考えはあるけれど……でも、
それでも、心まで従順になる必要なんて無いはずなのに。

――うずうずしてる……こんなこと、させられてるのに。

部屋で排泄行為をさせられるなんて、
普通に生活していたら、病気でもない限りあり得ないことなのに、
それを要求されて、促されて、お漏らしのようにしながら、キスと愛撫と呼ばれる行為で気持ちよくさせられて。

「ん……」

男の人に、良くできたねって、頭を撫でられる。
部屋でのおしっこなんて恥ずべきことをすることが、
男の人にとっては偉いことで、褒めるべきことで……私は、それをしていくことで、男の人の機嫌を取る。

――機嫌を取る、なんて。

それは二の次で、
ううん、そんなのはあくまで建前でしかなく、自分の快感を優先している気がしてならない。
それくらいに心も身体もえっちなことを悦んでいて、
男の人の1つ1つにどきどきして……でも、満たされなくて、もどかしい。
0408名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/23(土) 23:30:48.10ID:mf5dkKq6
「……綺麗に、してください……」

水たまりから少しだけ離れて……仰向けになって足を開く。
自分で綺麗にしたいだなんて考えは浮かばず、男の人におねだりをすることが先に来る。

だって……。

男の人が、そうしろって言うから。
男の人が、そうしたがるから。
男の人が、そんな惨めな私を求めているから。

――なんて。

「っ……ぁっ……」

男の人は私の頭を撫でると、
綺麗なタオルで私のいやらしいところを拭ってくれて。
その柔らかくもざらりとした刺激が心地よくて、甘えた声が出てしまう。

ぽんぽんっ……と、叩くように、
そうして、優しい力でごしごしと綺麗にされる傍から、やっぱり、汚れていく。

――お掃除でイッちゃう……っ……。

男の人に綺麗にして貰う、お掃除。
そんな行為ですら気持ちよくて……ざわざわと波立って……達しちゃいそうになる。
けれど、男の人はここぞというタイミングで手を引いて焦らしてくる。

しずくちゃんはいやらしい悪い子だね。と、
叱るようなことを言っても……男の人は嬉しそうで、優しく、頭を撫でてくるだけで。

「んっ……っ……んぅ……」

仰向けになって、えっちなところを男の人に綺麗にされながら、
キスをされ、下腹部を摩り、恥骨のところを指でぐっぐっと刺激され……また、下腹部の子宮がある辺りをマッサージされる。
0410名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 00:16:18.35ID:e+Je43pq
「んっぅ……ぁ……」

私のいやらしい女の子のところをから離れていくタオル。
綺麗にする傍から私が汚しちゃうせいで、タオルには糸が引いて……。
男の人はそのタオルを私の顔の方に近づけてくる。

「っ……」

――酷い臭い……っ……。

アンモニア臭と、いやらしいにおいが沁み込んだタオル。
自分のにおいなのに、あまりにも酷くて……思わず顔を顰めてしまう。
その嫌な顔を見せちゃったからか、男の人は私の顔にタオルを押し付けてくる。

「っ……んっ……んんぅ……!」

呼吸が出来ないわけではないけれど、
でも、私の酷い臭いが体の中に入ってきて、もがいてしまう。

――臭いっ……臭いっ……臭いっ……臭いのに……っ

でも、間違いなく私のにおいだった。
アンモニアの刺激も、いやらしい水分の何とも言えないにおいも。
大人しく、ちゃんと嗅いで……深呼吸して。と、
男の人に頭を撫でられて、深呼吸をすると……その酷い臭いが全身に巡っていく。

そうして、ぼんやりとする頭から男の人の手が離れていき、
男の人が私のにおいが染みついたタオルに鼻を近づけていくのが見える。

「ゃ……」

――やめて……嗅がないで……っ。

と、願う私の視線を感じた男の人は
けれど……あえてわざとらしく音を立てながらにおいを嗅いで、いい匂いだよ。と、笑う。
0411名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 00:58:43.49ID:e+Je43pq
男の人は私の酷い臭いを堪能して……でも、幸せそうだった。

否定したり、拒絶したり、貶したり、罵ったりしないで、
私の汚くて臭いところを……男の人は認めて、褒めて……味わって。

――なんで、どきどきして……。

男の人は、私の頬を撫でると、唇を重ねてくる。
はじめのふんわりと触れさせるようなキスをして……唇を咥えるようにして、
それから、開いた唇の中に舌を忍ばせて、深いキスをしてくる。

「んっ……んぅ……」

――拒めない。

男の人を怒らせたくないから。
機嫌を損ねたくないから。
嫌われたくないから。

そんな理性の言葉は、
頭の中で……違う。キスが好きだからでしょ……と、心を否定される。

「んっ……っぁ……っ……」

見せられたえっちな映像のように、
このまま……本当に愛し合っているようにえっちなことをすることになるのかもしれない。
なんて、怯えるのではなく、期待の方が上回っていた私の頭を撫でて、キスをして。

「ぇ……」

そうして――
しずくちゃんはえっちな子だから……、これをつけていないとダメだよね。と、また、貞操帯を付けられて。
男の人は、汚れた布団やタオルを持って部屋を出て行く。

「……ゎ、たしも……」

私も連れて行って。一緒に、綺麗にしてください……。
言い出せなかった言葉を飲み込んで、
熱を高められるだけ高められた身体を、一人寂しく、自分の腕で抱いた。
0412名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 00:59:01.27ID:e+Je43pq
続きは明日
0416名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 08:38:01.43ID:u4dDBTE9
「はぁっ……はっ……ぁっ……んんっ……っ……」

男の人が部屋を出た後……私は、自分で胸を揉みながら、
もう片方の手で、おしりの穴を弄っていた。
駄目なことだって分かっているのに、
身体の疼きが全然収まらなくて……気持ちよくなりたくて、仕方がなくて。

――あと少し……あと少しなのに……っ。

貞操帯をつけられているせいで、
慰めるときに一番刺激していたところには一切触ることが出来ない。
だから、胸を揉み、乳首を摘まんで……おしりの穴に指を入れて、内側をぐりぐりとする。

快感はあるけれど、男の人がしてくれていたほどの刺激はなくて、
熱が維持されるくらいにしかならなくて、達するまでが程遠く感じる。

「ぁっ……んっ……んぅ……っ……はっ……」

指を2本、おしりの穴にねじ込む。
開いて閉じて、開いて閉じて……でも、自分の指での刺激には限界があって。

――ディルド……。

床に転がっていた未使用の細めのディルドを手に取って、おしゃぶりする。
映像で女の人がしていたみたいに、
丁寧に、念入りに……唇で舐めて、舌で舐めて……ぬるっとさせてから、
自分のおしりの穴へと……挿入する。
0417名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 08:51:34.60ID:u4dDBTE9
「ぁっ……ぅ……っぁぁ……」

細くて長いものが、おしりの奥に入ってくる。
おしりの穴で自分を慰めるなんて……今までの自分じゃ考えられなかった。
でも、今の私には、それでもいやらしい気分になれる。
気が高まって、下腹部がうずうずとして……熱が広がっていく。

――いやらしい匂いが、消えない……っ

男の人に押し付けられた、自分の淫らな証明。
こびり付いたそのにおいは、最初は不快だったのに、
今はもう、自分の匂いなんだって、受け入れ始めていて……。

――ここでは、これこそが私の出来ることだから。

男の人は私にいやらしいことばかりしてくるし、
そのたびに、私がそうあるべき子なんだって……言ってくる。
実際に身体は言われている通りに欲求に浸って、乱れて、いやらしく悦んでしまっていて。

「っぁ……っぃ……ぁっ……ぃくっ……」

映像の中の女性のように快感を得られているような気がして、
少しだけ波が大きくなっている感じがするからと、
女性が言っていた達する瞬間の言葉を口にして、身震いする。

「んっ……ぁっ……ぁあ……」

でも、その波は、本当の快感に比べればずっと小さい。
お漏らしした程度の快感でしかなく、ちゃんとした放熱には遠く及ばなくて、苦しい。
0418名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 09:07:29.60ID:u4dDBTE9
入り口のところを指でなぞったり、
指を入れてから内側に指をひっかけて、ほじったり……ディルドを挿入して、奥の方をぐりぐりとしたり。
胸を触ったりしないといけないけれど、おしりの穴でも小さく達せるような身体になっていく。

「はっ……はへ……へっ……っ……ぁっ……いくっ……ぃぁぁっ……」

おしりにディルドを挿したまま、
びくんっっと身体を弾けさせると、ディルドがぶぶっ……っと、勢いで排泄されて、
その刺激で、小さい波が連続で押し寄せてくる。

「ぁっ……んっ……んぅっ……!」

細いディルドで責めたせいか、
おしりの中のどこかが開いちゃって……ぶっ……ぶぴっ……と、
我慢できない排泄欲求があふれ出ていく。

「はぁっ……はぁっ……はっ……んっ……っぁあ……」

一瞬、きゅっっとおしりが締まって。
そうして、空気が漏れたかと思えば……押し寄せてきた欲求に身震いするほどの快感を覚えながら、
お手洗いでするべき茶色い塊が、床へべちゃりと、落としていく。

「ぁっ……ぁぇ……あっ……」

おしりを締めようとしても、
男の人と自分で虐めたせいで締まりが悪く、ほんの数秒も持たずに、床への排泄が続いて。

――お仕置き……されちゃうのに……ぃ……っ

排泄の快感と、男の人にお仕置きされるだろう後々の自分に、身震いする。
0420名無しで叶える物語(茸)
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2022/07/24(日) 11:01:09.89ID:bJIrqSxz
もし救出された場合、しずくに対するメンバーの反応も密かに期待してる
0421名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 11:13:49.31ID:3nl0vN6y
救助されたら何もなかったかのように普通の桜坂しずくを演じつつも
オナニー三昧だったり同好会メンバーに手出したりしてそう
0422名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 11:33:26.95ID:2MkL+b14
「ぁ……ぅ……ぅう……」

広がっていく汚物のにおいが、自分のことを責めているようで……涙がこぼれていく。
男の人にマッサージされて、促されて、
それでしちゃうのは、仕方がないことだって思っていた。

だからこそ。という免罪符が成立していた。

でも、自分の意思でおしりの穴を弄って、自分の意思で排泄行為を楽しんでしまったら、
それはもう、言い訳が出来なくなってしまう。

――……私……っ……。

男の人にそういう身体にされてしまった。
でも、今目の前にいるわけじゃないのだから、我慢するべきだった。

けれど――選んだのは、自慰行為に耽ることで。

その結果、床に汚物をまき散らすようなことをして、
そんな恥ずべき行為、人間失格の痴態ですら快楽へと変えられてしまったことが、
猟奇的な笑みを浮かべながら、心に止めを刺しに来る。

「隠さなきゃ……」

バレる前に知られる前に。
どうにかして隠さなきゃって、思うのに。
布団も何も、隠せるようなものは男の人に持ち去られてしまって。
鞄を使っても、今着ている園児服を使っても、誤魔化せるわけがなくて。

――食べ……る……?

犬だったら、自分のそれを食べてしまうことがある。
部屋で汚物をまき散らしちゃうような躾のなっていない犬なら、食べてしまうこともあるんじゃないか。
なんて――気が狂ったことを平然と考えてしまう。

でも、それをするよりも前に、男の人が部屋に入ってきてしまった。
0424名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 12:24:35.42ID:2MkL+b14
「ぁ……ご、ごめんなさい……っ……許してください……っ」

床にぶちまけられた惨状と、部屋に充満していた異臭
男の人に見られた傍から、床に額を押し付ける勢いで謝罪を口にして。

足音が一歩、また一歩と近づいてくるたびに、
心臓が弾けるほどに脈打って……痛みさえ伴う。

――頭を踏まれるかもしれない。

自分で綺麗にしろ。と、顔を汚物に押し付けられたりするかもしれない。
考え得る中で最悪のお仕置きも覚悟しなくちゃいけないんだって、
覚悟を決めようとしながらも、身体は正直に怯えてしまう。

「ごめっ……なさっ……」

だけど、男の人は叱ったりすることなく私の頭を撫でて顔を上げさせると、
偉い偉いと褒めて……キスをしてくる。
強引じゃなくて、さっきまでと同じような、愛してくれていると錯覚しそうなキス。

おしりで気持ちよくなれたんだね。と、
私の行為を責めることなく褒めて……初めてはそうなるのも無理はないんだって、許してくれる。

「ぁ……んっ……んっ……ちゅ……っ……」

許されて、褒められて、キスをされて。
身体がまた、温かくなっていく。
男の人が離れると、自分から唇を近づけて……キスをしてしまう。

――でも、お仕置きされたい。

叱って、酷いことをして、身も心も屈するしかないんだって、厳しくされたい。
そうじゃなきゃ、受け入れさせられちゃいそうだから……なんて、
そんな危機感に煽られた思考も、本心は別にあるんじゃないかって疑り深くなる。

おしりにされたような、キツめのえっちなお仕置きをされたいのかもしれないって。
0426名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 13:15:44.21ID:2MkL+b14
男の人は私の恐怖心を取り去ると、
まずは部屋を綺麗にしないといけないね。と、私のまき散らした汚物を片付けて。
そうして……ペットシーツを床の隅に2枚広げる。

「ぁ……」

男の人は呆然とする私の頭を撫でて、
次からはここでするように……と、私の頭を撫でる。

――ペット用の、おトイレシート

オフィーリアは室内で飼っているけれど、
お散歩に行ったときにしているから、使ったことはない。
でも、使い方は分かる。

けれど……だからって。
だけど、嫌だって言ったらどうなるんだろう。
ずっと我慢させられて、蓋をされて、お漏らしもできなくさせられちゃったりするかもしれない。

「お手洗い……は……」

連れて行って貰えないのかって、窺うように絞り出すと、
男の人は私の頭を撫でて、ペットシーツを指さす。
これからは、私のするべき場所はあそこなんだって。

「……っ……ぁっ……」

難しければ手伝ってあげるから。と、
男の人は私の下腹部の辺りをなでなでと摩ってきて……空っぽになっていたから平気だけれど、
さっきと同じように、お漏らしさせられそうになる。
0429名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 14:52:45.49ID:2MkL+b14
下腹部を撫でられるのが、心地いい。
何回もお腹を撫でられて出させられたせいか、
身体が勝手に弛緩して受け入れちゃう。

「ぁっ……んっ……っ……」

撫でられているだけなのに、身体が震える。
温かくて、大きくて、力のある男の人の手による刺激。
撫でられているところから熱が広がっていく。

――だめっ……こんなの……っ

下腹部を撫でられながら、キスをされて……。
抵抗するべきなのに全部を受け入れて、流されて、床に押し倒される。
犬がそうするように、
男の人にお腹をみせるように仰向けになって、お腹を撫でられて、悦んで……。

――こんなの、本当に……。

飼われている犬みたい。
そう思ったって――身体はどうにもならなくて、心地よくて。

「んっ……っは……ぁっ……ぁっんっ……」

そこにキスを咥えられて、呼吸が奪われる。
息苦しくて、辛いのに……でも、得られる快感を求めてしまう。
0430名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 15:34:18.44ID:2MkL+b14
下腹部を撫でる男の人の指が圧し揉むようなマッサージをしてくる。
何かを探しているみたいな、そんな力加減。
人差し指から薬指までの3本の指で、
ぐっ……ぐっ……としたり、ぐりぐり……ぐりぐり……としてきたりして、
お腹の奥が刺激されて……身体が悦ばされて、熱を帯びていく。

「ぁっ……やっ……っ……」

けれど、その圧迫感はおしりの方にまで届いてきて、
緩んだところから、空気が漏れ出す。
下腹部を撫でられて、気持ちよくなりながら、ぶっ……ぶぴっ……と、
空気を弾けさせられて、気持ちよくさせられて。

――こんなっ……恥ずかしいこと……っ。

「ゃ……ぁっ……またっ……」

下腹部をぐっっと押された勢いで、おしりの穴から酷い音が漏れる。
なのに、男の人は手を休めてくれない。
キスをしてきて……その唇で、私の痴態を可愛いと、いやらしいと……褒めてくる。

「っぁ……っ……」

お漏らしなんて悪いことしたのに、
男の人は私を褒めて、いやらしいことをして、晒した痴態を喜んでくれて。
まるで、ご褒美を貰えているみたいで……。

「んっ……っぁ……あっ……」

駄目なことだって分かっていても、
おかしなことだって分かっていても、
気持ちよくて――嬉しくなってくる。
0433名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 16:30:41.57ID:2MkL+b14
「ぁっ……ぃっ……っぁっ……」

お腹を責める男の人の指が局地的なものへと切り替わって、
でも、圧迫されるところは一番奥に届くような……そんな、的確なもので。
だけど、まだ、気持ちよくなりきれない。

――嫌な、感じがする……っ

おしりを虐められて、初めて知った快感みたいに、
まだ知らない、危険な快感に堕とされる寸前のような……感覚。
だけど……拒めない。

「っ……ぁっ……ぃ……んっ……っんくっ……」

熱が高まっているから、
多く分泌される唾液で口の中に男の人の舌が入ってきて、
ぬるぬるとしていて、ざらざらとした厚みのある舌が私の口の中を弄んで……自分の唾液を流し込んでくる。

唾液なんて汚いもので、他人のそれなんて飲むものじゃないけれど、
床に押し倒されている今の私には、ただ、それを飲み下すことしかできなくて。

――飲まされ……ちゃっ……。

男の人の舌がずりゅ……と、
私の舌を削るように舐めて抜けていき、顔が離れて……歪む視界に見える。
お腹を責め立てるのとは別の手が私の頭を撫でると、その手はまっすぐ下って行き、
下品な音を弾ませて止まないおしりの穴に簡単に侵入してきて、くいっっと――突き上げられる。
0434名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 16:42:09.09ID:2MkL+b14
「おしっ……り……ぃぁっ……!」

男の人の指が、おしりの穴をぐりぐりと虐めてくる。
人差し指、中指……2本の指で、
おしりの中へと絶妙な間隔で挿入を繰り返される私のおしりは、惨めに排泄音を掻きだされて、
でも、それでさえも、
入口をぐりぐりされたり、ずりずりと掻かれたりする快感が頭を埋めるばかりで。

「ぁっゃ……ぃっ……っぁあっ……」

下腹部の一番駄目なところをマッサージされながら、
おしりの穴を虐められて……迸る快感に思考回路が焼き切られそうになっていく。

――だめっ……これっ……こんなっ……。

自分で弄っていたのとは比べ物にならない快感。
的確で、力強く、無遠慮で、隙をついてくる刺激。
そうやって無様に犯されていく姿は、惨めで、卑しくて、淫らで。

――でも……嬉し……っ……。

「ぁっ……いっ……ぃっちゃぅ……ぅうっ!」

男の人におしりを虐められながら、下腹部をマッサージされる。
そんなことで、私の身体は小さな波に流されて、びくんびくんっっと……痙攣させられてしまった。
0435名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/24(日) 16:53:44.10ID:2MkL+b14
「んっ……っぁあ……っ」

おしりの穴から指が引き抜かれていき、思わず喘ぐ。。
恥ずかしいとも苦しいとも思わず、ただ、気持ちが良いって……悦ぶ身体。

男の人が与えてくれるのはどれも自分で慰めても決して得られないような快感ばかりで、
でも、絶妙にコントロールされるせいで、
達せてもその刺激は小さくて、満足するには程遠い。

「はぁっ……はっ……ぁっ……はっ……」

貞操帯で覆われた私のいやらしいところが、
映像で見せられたように、容赦なく犯されてしまいたいって……うずうずする。
自分でも嫌になりそうなくらいに、いやらしい気持ちが高まっているのかもしれない。

――私の……仮面……。

人には見せられない自分を隠し、偽るのが人の常。
そうして何かを演じるときに被るものこそが、仮面で……今の貞操帯は、まさにそれなのかもしれない。
男の人に、正直に、気持ち良くしてくださいって言えば、
えっちなことしてくださいって言えば……犯して欲しいって言えば。
そうしたら、この仮面を外して……曝け出した私のいやらしいさを貫いてくれるのかもしれない。

「っ……んっ……ちゅっ……っは……ぁっ……」

まだ、2日目なのに。
救助が来てくれる可能性は全然あるのに……。
なのに、自分から求めてでも満足したいって気持ちが強くなっていく。
0436名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/24(日) 17:40:54.03ID:2MkL+b14
でも、本当に求めちゃっていいのかな。
自分のいやらしさを認めて、受け入れて……男の人と自分から愛し合って。
そんなことをして……どうなっちゃうんだろう。

――崖を飛び越えるような、ことだよ……。

二度と戻れない道に進むことであり、
失敗したら、奈落の底へと堕ちていくことになる行為。

だけど……辛い。
ずっと熱が冷めないままの身体で、来るのは小さい波ばかりで、満たされない。
おしりの穴で感じられる身体にされて、それで達することが出来るようにされて、
でも、一番気持ちがいいところを責めてきてはくれないまま――焦らされ続けて。

――このまま貯め込んじゃったら、私……。

男の人が、もういいやって、容赦なく私の身体を快楽に沈めようとしてきたとき、
私は瞬く間もなく、快楽に溺れてしまう気がしてならない。
少しずつでも発散させて、その一回の快感を、弱らせていかないと――。

……なんて。

どうせそれも建前だよね。ただ、気持ちよくなりたいだけだよね?
我慢できないんだよね? 満足いくまで達して……満たされたいだけだよね?
と……私の思考は自分自身に全否定されてしまう。
0437名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 20:44:09.53ID:2MkL+b14
「ぁ……っ……」

男の人は、貞操帯が錆びちゃうかもしれないからって、
私の仮面をはぎ取って……いやらしい穴を空気に曝け出す。

――凄い……におい……っ

蒸れた汗といやらしい匂いが一気に広がっていき、男の人と私の鼻を強く刺激する。
鼻を摘まみたくなるようなにおいのはずなのに
男の人は、しずくちゃんらしいえっちな匂いだね。と、嬉しそうで。
いい匂いだよ。なんて、平然と匂いを嗅いでいて。

「っ……ぅ……」

恥ずかしくて、赤くなっちゃう。
臭いにおいをいい匂いだなんて……お世辞でしかないはずなのに、
その表情が、本心だって教えてくれているくらいに、優しくて。
頭を撫でる力も、とっても優しくて。

……だけど。
男の人は、私の手足を縛りつけて……動けないようにって、する。

「え……っ……?」

男の人は、私の頭を撫でて褒めてくれていた。
1人で慰めることも、おしりの穴で気持ちよくなって排泄しちゃっていたことも……。
だけど……男の人は、やりすぎて怪我をするといけないから。と、
慰められないように……って、私の手足を拘束して。

――やだ……こんなのっ……。

「ぁ……ゃ……あ……」

横にした棒に両足を固定されて、閉じられなくされた足
手は、合わせた状態で一つのグローブみたいなのを被されて、頭の上。
拘束されるのは今更だけれど……でも、慰められないように。なんて……。

「許して……ください……っ……」

せめて、足だけでも自由にして欲しくて。
でも……男の人は、しずくちゃんを守ってあげるためだよ。と、私の頭を撫でるだけで。
0439名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 21:06:01.39ID:2MkL+b14
しずくちゃんが思っていた以上に、えっちなことに貪欲だから……と、
男の人は少しだけ心配そうな顔をしていて、
だからこそ、ある程度こっちで調整してあげないと怪我をしそうなんだ。なんて、
私の下腹部の辺りを撫でたり、圧し揉むようにして。

卵型の機械――男の人曰く、ローターと呼ばれるものを、
私の隆起した敏感なところと、胸の先に、それぞれ取り付ける。

「なに……す……っぁっ!?」

一番弱い振動が、胸と敏感なところを震わせてきて。
仰け反りかけた身体が、拘束具に押さえつけられて、無理矢理足止めされる。

「ぁっ……いっ……っぁあ……」

一番弱いはずなのに、
一番強いんじゃないかって思うくらいに身体の奥に入りこんでくる。

――これ、だめっ……だっ……ぁっ……。

ローターの振動に加えて、
下腹部の気持ちよく感じられる場所をマッサージされ、おしりの穴がひくひくする。
男の人を受け入れるための穴がぬるぬるとした涎を垂らしながら……欲しがって小さく開く。

「ぃっ……いくっ……いっちゃ……いっ……ぁあ……」

小さな波を飲み込むほどの中くらいの波が押し寄せてきて、
激しく達することを覚悟し声を荒げて――……そうして、すぅっと快感が途絶えて、波が薄れていく。

「ぁっ……ぅ……」

強く迸ると思った快感は、切ない涙をえっちな割れ目から流すだけで、終わってしまう。
0440名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 21:18:02.97ID:2MkL+b14
「ぁっ……いっ……っあっ……」

私の身体から波が引いたとたんに、男の人はまた、ローターのスイッチを入れる。
一番弱い振動で私の身体を虐めてきながら、
下腹部のところをマッサージして、
指用の薄いゴムを付けた人差し指を、私の濡れそぼった割れ目に挿入してきた。

――指……っ。

私の指よりは太いけれど、でも、結局は指の細さでしかなく、
緩み切って濡れていた私のいやらしい入り口はそれを容易く受け入れてしまう。
くちゅくちゅと、音を立てながら弄られていく中、
敏感になっていた陰核の振動で、私の身体は達しそうな波を感じて

「ぁっ……ゃ……またぁっ……」

……また、寸前で刺激が消えていく。

男の人は私に意地悪をする。
あと少しで達することが出来るというところで、わざと、刺激を止める。
振動の余韻がほんのちょっとだけ感じさせてくれるけれど、
それはとてつもない残尿感を抱かせるだけでしかなくて、逆に、辛い。
0441名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 21:48:36.05ID:2MkL+b14
あと、ちょっとなのに……。

なのに、そのちょっとを男の人は許してくれない。
私のいやらしい入り口から入り込んできた指が、すりすりと……内壁を擦って、何かを探す。
その探すような指の動きでさえ気持ちよくて、よがりそうになっちゃうのに、
でも、男の人はどうせ、あと一歩のところで止めるんだって……諦めが浮かぶ。

「はぁっ……はっ……ぁっ……」

すりすり、すりすり。と、膣の中を擦られながら、
下腹部のところをとんとんっとんとんっ……と、軽く叩くように刺激されて。
ローターの刺激は止まっているのに、気持ち良くなってくる。

――イきたい……イかせて欲しい……っ。

そう言ったら、男の人はイかせてくれるんだろうか。
気持ちよくしたまま、一線を越えて、一杯、気持ち良くしてくれるんだろうか。
もっと――。

「っぁ……んっ……っんんぅっ!?」

身体の中をすりすりと摩りながら進んでいた指が、
どこか、触ってはいけないようなところに触れたかのように、
強い刺激が体の中で弾けて、びりびりと脳を痺れさせかねない快感が迸った。

――だめ……今の……だめ、なのに……っ!

男の人は私の頭を撫でると、
波が穏やかになった頃を見計らって、
また、駄目そうなところを指ですりすりと刺激しながら、くいっっと……突いてくる。
下腹部への刺激へと合わさったそれは、もう、耐えられるようなものではなくて。

「ぁっ……ぃ……いぅうっ……いぅう……ぃぁあっ……」

だけど、やっぱり、
男の人は私を最後まで連れて行ってくれなかった。
お漏らしするみたいな中途半端な波で……焦らされる。
0443名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/24(日) 22:07:54.24ID:2MkL+b14
イきたい……イきたくて堪らない。
お腹の奥がきゅうきゅうして、指を入れて欲しくて、男の人のものを入れて欲しくて、
入り口が自然と口を開けているような感覚を覚えさせられる。

――やだっ、もう、やだっ……っ。

焦らされるのが辛い。
あともう少しというところで手を止められて、
中途半端な感覚で押し流されるだけの快感で終わるのが苦しい。

「ぅ……うっ……ぐすっ……」

辛くて、苦しくて。
なによりも、イきたくて……泣いてしまう。
さっきまで焦らされていたのとは全然違う、
特に敏感なところを責められながらの、間隔の短い意地悪。
だから、もう、耐えられないって。

そんな意地悪をしてくる男の人は、
私の涙を拭って、ちゃんと正直になれたら……ね。と、私の頭を撫でる。

「しょう……じき……」

反復するように呟いた私に、男の人はそうだよ。と、言って。
そうして、少し席を外すから。なんて……えっちな映像を勝手に流して……私を置き去りにしていく。
0444名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/24(日) 22:08:26.34ID:2MkL+b14
続きは明日
0449名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/25(月) 07:34:38.11ID:FOkqtLJk
映像の中で、女性が同じように拘束されながら、
電マで敏感なところを刺激されて……。
私よりも激しくイきそうだって喘いでいるのに刺激を止められて、身悶えさせられる。

「ぁっ……ゃっ……またっ……!」

そして、私の敏感なところにもローターがつけられていて、
微弱な振動にイかされそうになって、
でも、ここぞってタイミングでスイッチが切れて消化不良に終わらせられて、
波が引いてきた辺りで、また……振動がくる。

――やだ……振動やだよ……イきたい……イきたいっ……っ

まるで私の心を映しているかのように、
映像の中の女性がイきたいイきたいって騒ぎ始める。
イく……イく……イく……っと、
女性は声をあげて恍惚とした表情を浮かべたかと思えば、
また、刺激を止められて絶叫する。

「っぁっ……ぃ……ゃっ……またっ……」

胸のローターだけが動き、
けれど、敏感な私の身体はそれだけでも波が立って、
それを後押しするみたいに、隆起した陰核に取り付けられたローターが震え始める。
0450名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 07:44:18.88ID:FOkqtLJk
「ぁっ……っ……んっ……っぁっ……」

下唇を噛んで、声を圧し殺す。
声に反応してスイッチが切り替わってるとは思えないけれど、
声を聞いて判断されているかもしれないと思って。
声さえ我慢しちゃえば……一線を越えるまでローターを動かして貰えそうだから……。

――イく……これっ……イく……っ!

声を圧し殺しているお陰か、
振動が止まる気配もないまま、波が近づいてくる。
決して大きくないものだけど、でも、イければそれで良かった。

「ぁっ……んっ……っ……」

まだ平気、まだ全然気持ち良くない。
だからもっと刺激してください……って、
堪えて、声を圧し殺して、悟られないようにって粘って。

――イくっ……イっちゃう……イ……っ

けれど、嘲笑うように刺激が止んで、
あっという間に薄れていく波を振動の余韻が連れ出して、
いやらしい匂いを発し、割れ目から欲求が涙を溢す。
0451名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 08:24:32.91ID:FOkqtLJk
「ぁ……っ……っ……ぅ……うぅ……」

モニターに映る女性がイきたいイきたいって絶叫しだして、
拘束具がその暴走を最小限に抑える。
イきたい、イかせてください……お願いします。と、
女性は意地悪をしてくる男性に懇願して……。

でも、女性はイかせて貰えなかった。
正直にイかせて欲しいっておねだりしているのに、
男性はそんな惨めな女性の敏感なところに電マを押し当てては離し、押し当てては離し、
女性がさらに苦しむような焦らし方に変えていく。

――やだ……あんなことされたくない……やだ……っ

波が来るまで刺激されて、引かされるのも、
波が来るか来ないかのところで足踏みさせられるのも……どっちも辛いのは明らかで。

「正直になる……正直になるから……ぁっ……やっ……」

ローターが震え出して、刺激が身体の奥に入り込んでくる。
敏感なところを震わせる刺激は、
お腹の奥にまで来るくらいに強く感じられて、
でも、波が立ち始める頃に止まって、震えて、止まって……と。
二歩進んで一歩下がるを繰り返されて、発狂しそうになる。

「やっぁっ……これ……嫌……っ……ぁっん……っ」

気持ちいいのと切ないのとを、交互に味わわされ、
足踏み行進をさせられているようなゆっくりと染み込む快感。

イけたら絶対に気持ちいいのに、
絶対にイかせてくれないという確信が、ただただ苦痛で。
0452名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 08:37:54.21ID:FOkqtLJk
「っ……ぃ……たい……イきたい……イきたい……イきたいです……」

正直になったらって、男の人は言っていたから。
だから、もう……言うしかなかった。
最後までいきたい、達したい、イきたい……
映像で見たように、
惨めに痙攣しながら欲求を吹き上げてしまいたい。

「イきたいです……イきたい……イかせてください……っ」

振動が止まらない。
男の人の手でも自分の手でもなく、
小さな振動する機械にイかされる敗北感なんてどうでも良かった。

「ぁ……」

モニターに映る私は、拘束を解かれてからすぐに、
自分で割れ目を開いて、
ここにくださいっておねだりをし始める。
どこに? と聞かれて、何をと聞かれて。

おまんこにおちんちんをください。犯してください。

なんて……あんまりにも品のないおねだりをして。
にやにやと笑う男の人に、勢い良く挿入されて絶叫にも似た嬌声をあげながら、
布団を水浸しにしながら仰け反り、快楽に溺れていく。
0454名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 08:49:53.44ID:FOkqtLJk
モニターの中の私は、男の人に激しく犯されながらも、
すごく悦んで、喘ぎ、何度もイって……下品によがる。
見ていられないような痴態なのに……目が離せない。

――私もイきたい……っ……。

振動が一段上がって、
映像のように犯されているわけじゃないけれど、
もう少しで一線を越えられる……イかせて貰えるって感覚が上り詰めてくる。

「ぁっ…ぃく……いく……っ……」

もう……そう言うのが当たり前のように、
はしたない言葉を口にしながら、波が押し寄せてくるのを感じて――。

「ぃっ――……ぁ……っ……」

けれど、刺激は無情にも止んで、
薄れた波が割れ目から漏れ出てくるだけに終わって。
モニターに映る、犯して貰えている私の喘ぎ声が、部屋に響く。
0455名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 09:01:57.08ID:FOkqtLJk
映像の私と現実の私が、どんどん解離していく。

映像の私は、男の人に抱かれ、キスをされ、胸を揉まれたりしながら、
一番気持ちの良いところを突き上げられて、悦んでいるのに。

現実の私は……ローターでイく直前に寸止めされて、
切なさを味わわされるだけで。

――狡い……狡い……っ

モニターの中にいる私に嫉妬してしまう。
好きなだけイかせて貰えて、気持ち良くして貰えている向こうの私。
その一方で、焦らされるままの私。

「イきたいです……イかせてください……お願いします……イかせてください……っ」

ローターの刺激が始まる度に私は無様に懇願して。

「このまっ……まっ……このままイかせ……ぁっ……っぁ……ぁあ……」

意地悪に寸止めされて……嗚咽を溢す。
イきたいのに、イかせて貰えない。
正直に懇願しているのに……寸止めされて。

――おちんちん……欲しいって言ってないから?

映像の中と違って男の人がいないこと
男の人がいないからおちんちんをおねだりしていないこと。
そのせいかもしれないと思って――。

――早く……早く、戻って来て……。

私はどうしようもなく、男の人を求めてしまう。
0456名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 09:02:24.61ID:FOkqtLJk
続きはまたのちほど
0462名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/25(月) 21:03:53.44ID:YQXiK1PN
「ぁっ……いくっ……いっ……ぁ……」

「いくっ……ぃ……ぁっ……」

「イきたい……イきたい……イかせてください……っ……」

「ぁっ……ぁっ……ぁ……ぁあ……」

「っあ……いくっ……いくっ……いくっ……いっっっぁあ……」

「ぁ……ぅう……イきたい……イきたい……ぁっ……いくっいくっ……ぃっ……っ……」

「ぁあっ……いくっ……いくっ……いくっ……っ……ぁ……」

「イきたいです……イきたいです……だから……おちんちん……ください……っ……」

「ぁっ……ぁあっ……いっ……いくっ……いくっ……ぃ……っぁ……」

「いくっ……いくっ……いくっ……ぁっ……おちんちん、もっとっ……ぁっ……っ……」

「イかせてください……っ……おまんこ……もっと……犯してくださ……っぁっ……ぁあっ……」

「ぁっ……いくっ……いくっ……ぁっ……いくっ……いっっっ……っぁ……あ……」

「いくっ……いくっ……ぁっ……いっ……ぁっ……ぁあ……」

「っ……ぁっ……イきたい……イかせてください……っ……もっと……っ……あっ……ぃっ……」
0466名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/26(火) 00:07:34.94ID:nh0UqPUB
続きは明日
0468名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 05:46:45.90ID:nh0UqPUB
「ぁっ……いくっ……いくっ……いくっ……っぁ……」

「っ……ぁっ……またぁっ……いくっ……いくっ……いけるっ……っぁ……ぁあ……」

「ぁ……ぁぅ……ぅ……っ……」

「犯してください……っ……私のいやらしいところ……もっと……っ……」

……しずくちゃん。

と、どこからともなく、私の名前を呼ぶ声が聞こえてきて、
満たされない快楽に溺れかけていた意識が引き上げられて……視界がはっきりとしていく。
目の前に置かれていたモニターはえっちな映像の再生を終えて止まっていて、
私のすぐそばに、待ち望んでいた人の姿が見えて。

――おちんちんのところ……膨らんでる……。

顔から胸元、そこからまっすぐ下に降りて、男の人の膨らんだ股間が目に入る。
私のにおいを嗅いで、痴態を見て……きっと、興奮してくれているんだろうって、嬉しくなる。

――これなら……。

「……お願いします。お願いだから……犯してください……私の、いやらしいところに、お仕置きしてください……っ」

出来るなら、割れ目を自分の手で開いて受け入れる準備が出来ているんだって示したかった。
ひくひくとして、待ちきれないって一目でわかるほど涎を垂らしている私のいやらしい口を、
男の人の……おちんちんで、塞いでほしくて堪らなかった。

モニターの中で、犯されよがり狂ったように悦んでいた私のように……満たされたかった。
0469名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 05:58:39.72ID:nh0UqPUB
「ぁ……」

男の人は、ちゃんとおねだりした私の頭を撫でると、
興奮が感じられる膨らみのあるズボンと下着を降ろして……大きくなったおちんちんを私の目の前に出してきた。

――凄い、におい……。

偽物の男性器とは絶対的に違うと分かる、形の歪んだ本物の男性器。
モニターの中で見えるだけのそれとは一線を画す、現実味のあるにおいと熱量。

お世辞にもいい匂いだとは言えない男の人のおちんちんは、
けれど、とても心地よくて、どきどきして、目が離せなくて……欲しくて堪らない。

「……ください。おちんちん……私の、いやらしい……私の……おまんこに、入れてください……っ」

ついさっきまで見ていたえっちな内容の映像の中で、
羨ましいほどに快感を得られていた私が、男の人に求めていたのと同じ言葉で、おねだりする。

遠慮も、加減も、優しさも……何にも要らない。
ただただ……全力でそこに溜まった情欲を私に叩き付けて欲しい。
男の人を受け入れるみたいに作られた穴にねじ込んで、奥にある器の中に、全てを吐き出して欲しい。

――お腹の奥がきゅんきゅんする……。

お腹の奥、女の子だけが持っているもう一つの心臓が、強く脈打っているようで。

「お願いします……犯してください……っ……」

私はたまらず、催促してしまう。
0470名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 06:15:55.64ID:nh0UqPUB
「ぁっ……っぇ……」

男の人がまた少し近づいてきて、
ようやく犯して貰えるんだって期待に胸を膨らませた私のお腹の辺りに、男の人はおちんちんを擦りつける。

「ちが……入れてください……っ……」

からかっているみたいに挿入してくれない男の人。
こんな必死におねだりしているのに……と、
どうしたらいいのかもわからなくて涙がこぼれていく中、男の人は私を犯す代わりに、手足の拘束を解く。

「ぁ……っ……お願い……入れて……っ……入れてっ」

手の拘束が外れるや否や自分で割れ目の縁の辺りをぐっっと押し広げて、
いやらしいところをこれでもかってくらいに露出させながら、
もう一度、入れて欲しいって、おねだりする。

――あんな内容の見せてきたから、こうするべき……だよね……?

もっと違うおねだりの方法があるのかもしれない。
だけど、見せられたえっちな内容はまさにこんな要求の仕方で……そうして、応えて貰えて。
だから、私も同じようにするべきなんだって、信じて疑わなかった。

男の人はそんな私の頭を撫でると、
しずくちゃんはやっぱり、いやらしい子だよね。と、笑う。

「はい……っ……いやらしいです……いやらしいおまんこ……塞いでください……っ」

考えたりもせずに、すぐにそう答える。
おちんちんが欲しくて堪らないこの身体が、いやらしくないわけがないと思って。
男の人はもう一度頭を撫でると、私の涙で濡れた頬をすりすりと摩って……唇を重ねてきた。
0471名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 06:23:25.01ID:nh0UqPUB
「んっ……っは……」

ほんの少しの接触。
触れさせるだけの、挨拶程度でしかないキス。
それから、唇と唇で抱擁するような中くらいのキスをする。

「んっ……っふ……ちゅ……っ……っはぁ……ぁっ……んっ……」

扇情的な音を弾かせながら離れて、
呼吸をするでもなく、ただ見つめ合ってから、もう一度唇同士を絡ませるようにキスをして、
互いの息を吸いあうように呼吸をしつつ、唇を重ね、絡ませて……舌と舌を触れさせる。

「っぁ……はふ……ふっ……んっ……ちゅっ……っはっ……」

男の人が、私の口の中に溜まっていた唾液を絡めとって奪っていく。
その代わりに、男の人の唾液が流れ込んできて……私の潤いを保ってくれる。

――ぁっ……いくっ……キスで……イきそう……っ……。

だけど――その寸前で男の人が離れる。
息苦しそうに乱れた呼吸をしている男の人の首に腕を回して抱き寄せて。

「んっ……ちゅっ……っん……」

今度は私から、キスをする。
0472名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 06:39:40.74ID:nh0UqPUB
男の人は、私の身勝手なキスを叱ったりせずに受け入れてくれて、
応えてくれて……返してくれる。
胸の奥から広がっていく熱が、次第に下腹部へと集中していくような、
そんな感覚を覚えながら、小さな波が押し寄せてきて……。

「んっ……っぁ……ぁあ……っ……」

男の人とキスするだけで、小さく達する。
私のいやらしいところから涎みたいに液体が垂れ流れて……、
身体から発せられるいやらしいにおいがより濃くなっていったようにも思えて。

「っは……ぁ……はぁ……っ……」

呼吸のために離れて、その代わりに視線を絡め合う。
男の人の手が私の頬を撫でてくれる代わりに、
私も男の人の頬に触れて……なんだか、とても、嬉しくなって。

「……しませんか? もっと……いやらしいこと」

男の人と女の人がする、本来あるべき形の性行為。
男の人の、ズボンを膨らませるほどに怒張しているおちんちんを手で摩りながら、
もう一方の手で、私のいやらしい受け入れ口をくぱぁ……っと、開く。

――ご主人様の、喜ぶことをしなきゃ。

私でいやらしい気分になってくれていて、
散々いやらしいことをしてきていながら、決して、無理に挿入してこなかったご主人様。
私が正直にえっちがしたいって言わなかったから、待ってくれていただろうから。

「……私は……したいです……」

そう言って、男の人に飛びつくように体を起こして、
大きくて、硬くて、熱い身体に縋りつき、下腹部の辺りのくっついたおちんちんの熱を感じながら、キスをする。

「んっ……っ……しても……いい、ですか?」

そうして、男の人が断れなさそうな状況を作って……おねだりをした。
0473名無しで叶える物語(光)
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2022/07/26(火) 07:06:29.22ID:SiXVl2oy
やっちまったなあ
0476名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 09:03:05.75ID:nh0UqPUB
私の正直なおねだりを……男の人は良いよって頭を撫でてくれる。
大きな手で、でも、優しい力で……誉めてくれる。

けれど、男の人は私のいやらしい穴に入れてはくれず、
しずくちゃんのしたいようにして良いよって言う。

――私の、したいように……。

困っていると、男の人は私の頭を撫でてから、
さっきまで見てたようにしても良いんだよって言って。

「……横に……なって貰えますか……?」

男の人に横になって貰ってから、
その上に股がって……自分のいやらしい穴を開き、
男の人のおちんちんをもう一方の手で位置を調整しながら腰を下ろしていく。

――ご主人様の、おちんちん……。

考えるだけで、いやらしい涎が垂れていく。
でも、初めて入れるという怖さが……切望に反して、動きを遅くする。
0477名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 09:03:15.21ID:nh0UqPUB
続きはまたのちほど
0482名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 20:49:40.44ID:nh0UqPUB
「ぁ……んっ……!」

男の人の勃起した欲求の切っ先が、
私の敏感なところを掠めて、我慢できない声が弾む。
ちょっと掠めただけでもイっちゃいそうなのに……本当に、おちんちんを入れられるのかな。なんて不安になっていると、
男の人の手が私の手に触れてきて。

難しそうなら、犯してあげようか? なんて……男の人は譲歩してくれる。
だけど……。

「やります……やらせてください……」

男の人に委ねたら、
またイきたくてもイけないままで焦らされ続けちゃうかもしれないって不安は、
敏感な身体で受け入れる不安よりも、
初めて、男の人とえっちする怖さよりも……ずっと、恐ろしくて。

「ぁっ……っ……」

少しずつ、私の準備万端なえっちな入り口に男の人のおちんちんが入ろうとしてくる。
ゆっくり……慎重に、汗と涎とを垂らしながら腰を下ろす。

「っん……ぁっ……っ……ぃ……っ」

にちゅぅぅ……と、
いやらしい音を立てながら私のいやらしい口が男の人の欲求を受け入れていく。
段々と開いていく感覚だけでも、刺激が強くて、イっちゃいそうで。
でも、達した反動で一気に腰を下ろしてしまいそうで……精一杯に、我慢する。
0483名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 21:05:18.17ID:nh0UqPUB
「はぁ……ぁ……ぁっ……いくっ……いっちゃう……っ……」

まだ、頭も入ってないのに、
私の小さな口にはあんまりにも大きくて、敏感なところがぐいっぐいっって圧迫されて、
自分で腰を下ろしながら……小さな波が押し寄せてくる。

「ぁっ……んっ……」

入れて欲しかった、犯して欲しかった男の人の……おちんちん。
その頭の部分をちょっとずつ、私の淫らなところで咥えていくと、
にちゅ……ぬちゅ……くぷっ……と、
柔らかく、粘り気のある水音が弾けて、私のいやらしさを際立たせて。

――頭……入り……そう……っ。

いやらしい私の身体をお仕置きしてくれる、ご主人様の立派なおちんちん。
その一番大きい、頭の部分が私の入り口を押し広げて入ってくるのを感じて……。

「ぁっ……だめ……っ……いっ……っくぅっ……」

男の人の胸に縋るように四つん這いになって腰が落ちるのを回避しながら、
男性器の頭のほんの一部をいやらしいところで咥えながら、びくんびくんっと……達しちゃう。

「ぁっ……ぁぅ……はっ……ぁっ……いくっ……またぁああっ……っ!」

せめて、頭だけでもおちんちんを中に入れようとまた動いた瞬間、
びりびりと身体を痺れさせるような快感が迸って、
私の小さな穴から、いやらしい水がほんの少し噴きこぼれる。
0485名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/26(火) 21:28:16.99ID:nh0UqPUB
「ぁっ……っ……ぁっ……ぁっ……はっ……ぁ」

すぐにイっちゃう私の身体。
一度それを許したら、もう、次から次に波が押し寄せてきて、絶え間なくイって壊れてしまいそうになる。
まだ、おちんちんの先っぽも咥えられていないのに。

入れちゃったらどうなっちゃうんだろうって――。

「んっ……っ……ぁっ……入っ……っぁあっ……」

期待に膨らむ胸を男の人に押し付けて、
達して震える私のいやらしい口でおちんちんの頭の部分を咥え込む。
ディルドのように無機質でも常温でもなく、
柔らかさと硬さが同居し、生温かく生き物のように脈動しているように感じられる男の人のおちんちん。

「はぁっ……はっ……ぁっ……っ……ぅぅうっ……」

もう少し腰を下ろしていくと、
ずりゅ……っと、女の子を虐めるためとしか思えない形をしているおちんちんの頭が、
私の体の中を削るように潜り込んできて、また、イかされる。

――まだ、処女……なのかな……。

苦痛を味わうことになるって聞いたことのある処女消失。
でも、焦らされて敏感で、痛みでさえ快楽に飲み込まれちゃいそうな今の身体にはきっと、心配はいらなくて。
けれど……。

「はっ……ぁっ……んっ……っぁぁ……あっ……!」

ちょっとだけ腰を浮かせておちんちんの頭の一部を抜き、
腰を下ろして頭を咥えて、また浮かせて……降ろして……また、浮かせて。と。
おちんちんの頭だけを、何度も出し入れして、慣らせていく。
0486名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/26(火) 21:45:00.37ID:nh0UqPUB
「ぁっ……ぁっ……んっ……いくっ……いくっ……ぅうっ!」

男の人の身体に跨って、
おちんちんの頭の部分だけを出し入れしながら……いやらしい水分を吹き零す。
自分で動いているのに、
得られる快感は自慰のそれとは比べ物にならなくて、どうしようもなくイかされちゃう。

「ぁっ……いくっ……いくっ……ぁっ……ぁぁあっ……!」

私の身体は常に限界で、
跨らせて貰ってから、まだ全然時間が経っていないはずなのに、
もう何十回も小さくイって、男の人の身体を私のいやらしいにおいで染めていて。

なのに男の人は全然で、
もしかしたら、私の身体じゃ気持ちよくなって貰えないのかもって思っていたけれど。
でも……。

――ご主人様のおちんちん……ぴくぴくっって、してる……っ。

本当は我慢しているだけで。
私の身体でも満足してくれていて、実は、限界なのかなって思って。

「いつでも……私の……おまんこに、出して……くださいっ……」

まだ処女膜も突き破っていないかもしれない私の身体の中に、
初めての射精をして欲しいっておねだりしながら、男の人の身体に胸を擦りつけて。

「んっ……っ……ちゅ……っふ……」

覆い被さるように、キスをする。

――ご主人様にも、気持ちよくなって貰わなきゃ。

私の全身を、味わって欲しい。
胸も、唇も、舌も……いやらしい身体の中も。全部。
味わって……気持ち良くなって、気持ち良くしてほしい。なんて。
キスをすると、身体の熱が高まっていくからか……思う。

満たされていいんだって安心感のあるキスは、
緊張がほぐれて、安心できて……勇気ではなく、欲求を連れてきて、背中を押してくれる。
0487名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/26(火) 22:02:21.90ID:nh0UqPUB
「ぁっ……んっ………はっ……はぁ……ぁあっ……っ……」

ずりゅずりゅ……と、おちんちんが私の中に入ってくる。
そうして、進んでは戻って、進んでは戻ってとするように、
私のいやらしいところでおちんちんを咥えながら、腰を振って……。

「ぁっ……んっ……いくっ……いっちゃ……ぁあっ……!」

処女膜はどこにあるのか……全然、痛みなんて感じられないまま、おちんちんの半分くらいを咥えた私の身体。
今まで押さえつけられていたいやらしい自分の本性が、
もう……耐えられないとばかりに興奮しているのかもしれない。
男の人よりも先に……何度も何度も、イっちゃう。

「ぁっ……いくっ……いくっ……ぅあっ……あっ!」

――気持ちよくしなくちゃいけないのに……気持ちよくて……イっちゃう……っ。

「ごめ……なさい……っ……私……駄目な身体で……」

えっちが下手ないやらしい女の子なんて、
幻滅されちゃうんじゃないか、もういいよって……見放されちゃうんじゃないかって、
怖くなって、ごめんなさいって。謝る。

「……頑張るから……最後まで、させてください……っ」

おちんちんを最後まで咥え込んで、
精一杯に包み込んで、一生懸命に腰を振って気持ちよくするから。
だから……このまま私にやらせて欲しいって、おねだりする。
0488名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/26(火) 22:26:16.19ID:nh0UqPUB
続きは明日
0489名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/26(火) 22:43:07.19ID:XI0TK1M1
まさかの挿入後未貫通でおあずけとは…
0493名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/27(水) 06:19:36.60ID:H+mVocGw
えっちが下手で、自分だけ気持ち良くなってる悪い子な私。
でも、男の人はそんな私の頭を撫でると、ぐいっっと抱き寄せるようにして……キスをしてくる。

「んっ……っ……んちゅ……ちゅっ……んっ……」

意識を向けさせるためだけの、接触。
一瞬離れて、見つめ合って、受け入れ合う唇を絡ませるようなキス。
おちんちんの頭を咥えたまま、
男の人からのキスを受け入れていく身体に、熱が広がる。
下腹部の奥……男の人を受け止めるための器が、きゅんっっとする。

男の人は、えっちなことを頑張ってるしずくちゃんは可愛いよ。と、
嬉しそうに言いながら、私の頭を撫でて……笑って、もっといやらしくて可愛いしずくちゃんを見せて。と、言う。

「ぁ……は、はい……っ」

それは誉め言葉で、許しで、
とくんっとくんっって……心臓が安心したように高鳴って、涙がこぼれていくのを感じながら、笑みを浮かべる。
期待してくれてるのかは分からない、でも、おちんちんは萎えていなくて、元気で、
なにより、喜んでくれているから。

――もっと、ご奉仕しなきゃ……。

「精一杯頑張るので……いやらしい私を、もっと見ていてください……っ」

そう言って……男の人に頭を撫でられながら、自分から男の人の方に向かって、キスをする。

唇を重ね、絡め、呼吸のために開いた唇を割って入って、男の人の舌に舌を触れさせ、絡め、舐めあい、
ぬるっ……っと、舌を伸ばしたまま引き抜いて、
唇の外側で舌を触れさせて、男の人に舌を甘噛みして貰いながら、唇を重ねていく。
0494名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/27(水) 06:32:19.23ID:H+mVocGw
「はぁ……はっ……っ……んっ……」

燃料が身体に満ちていくのを感じ、ゆっくりと身体を起こしていく。
右手は自分のほんのりと充血したようにも見える……クリトリスって言われていたところに触れ、
そうして、左手は自分の胸に触れる。

――もっといやらしい私を見て欲しい……。

「ぁっ……っん……ぃっ……いくっ……っぁっ……ぁんっんんぅっ!」

クリトリスを指で優しく抓んで、すりすりとすりつぶすような刺激を与えながら、
胸を揉み、人差し指でぷっくりとしていた乳首を弄ぶ。
おちんちんをいやらしい口で咥えながら、自慰をする……私の痴態を男の人に見せつける。

「ぁっ……んっ……いくっ……ぃっ……っぁっ……」

イくたびに、膣がきゅぅぅっっとして、おちんちんがより強く感じられる。
熱くて、ちょっぴり柔らかいけれど、芯のある硬さがあるおちんちん。
私のいやらしさで抱きしめると……男の人は少しだけ、心地よさ気な吐息を漏らすから。

――ご主人様にも、気持ちよくなって貰いたい……喜んで貰いたい。

そうして、ご褒美が欲しい。
もっといっぱい、いやらしいことして、えっちなことして。
たくさん、たくさん……快感を教えて欲しい。

「んっ……っぁっ……ぁあ……ぅ……んっ……いっ……ぅ……」

自慰をしながら何度も達して……そうやっておちんちんをきゅっ……きゅっっていやらしい身体で抱きしめながら、
腰を落とし、浮かせて、腰を落とし、浮かせて……とすると、
ぬぷ……ぬちゅ……ずりゅ……ぐぷ……っっなんて、いやらしい匂いと音が部屋に充満していく。
0495名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/27(水) 06:44:28.45ID:H+mVocGw
「ぁっ……んっ……いくっ……いくっ……!」

おちんちんがどんどん私の身体の中に入ってきて、膣壁が擦り上げられていく
男の人に動かれるんじゃなく、自分で動いているから、
ここに欲しい……ここが気持ちいいって感じたところを責めることが出来るから……気持ちよくて。

――おちんちんで、イっちゃう……っ。

入り口を擦るおちんちんと、中を削っていくその頭の部分。
その刺激だけでも、私の身体はちゃんとイくことが出来るようになっていて。
自分で慰めるときのようなことをしなくても、短い感覚で、小さな波を立てることが出来るようだった。

「はぁっ……はっ……ぁっ……」

――なんとなく、分かってきた……。

最初は刺激を受けて反射的に締まるだけだった私のおちんちんのための身体。
けれど、なんどもイけば、おちんちんを気持ちよくするための動かし方が分かってきて、
イかなくても、おちんちんをきゅぅぅっって包み込めるようになっていく。

「んっ……っ……ぁっ……はっ……はぁっ……ぁっんっ……んんぅぅぅうっ!」

おちんちんをぎゅぅっっと締めあげながら、
腰を動かしていくと、ずりゅ……ずりゅ……って、おちんちんが擦れて快感が得られる。
男の人も気持ちよさそうで、それが嬉しくて……もっと、もっとっって……締めながら腰を振って。

「ぁ……んっ……っ……!」

気付けば、おちんちんの頭が私の身体の中の奥にぶつかるようになるまで……入ってきていた。
0497名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 07:29:45.77ID:H+mVocGw
男の人に跨がりながら腰を振って、
私のいやらしい穴がおちんちんで擦られて……形を覚えさせられていく。

おしりを浮かせて、
腰が男の人と平行に近い状態になるような体勢で腰を動かすと、
おまんこの上の方……クリトリスのところがぬちゅぬちゅって擦られて気持ちいいけれど、
ちょっぴりおちんちんを入れるのが窮屈で、奥まで入れにくい。

腰を突きだして、男の人の身体から垂直に近い状態の体勢になると、
クリトリスの刺激は薄れるけれど、奥まで入れやすくて。

「んっ……っ……はっ……はぁ……はっ……んっ……」

私は躊躇なく腰を突き出して、おちんちんを奥まで咥え込む方を選んだ。
0498名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 07:42:19.28ID:H+mVocGw
男の人の身体のうえでいやらしく踊ると、
ぬぷ……ぬちゅ……ぬちゅ……っと、
私のえっちな入り口から卑猥な音がいっぱい聞こえてきて、
限界まで腰を落とすと、
とんっ……とんっ……って、身体の奥がノックされる。

――ここって……。

おちんちんが何度も訪ねてくるお腹の奥
突かれるたびに、男の人が下腹部を撫でてくれていたときにも似た刺激が感じられて。

「んっ……っ……っぁ!」

おちんちんの頭をずんっって押し付けながら身体を動かしてみると、
感度の違う部分に突き当たって、びくんっっと身体が弾む。

――ここ……ここに……もっと……。

その刺激が強いところにもっとおちんちんが欲しくて、
必ずそこに来てくれるようにって、腰を動かす。
淫らな音と匂いにまみれながら汗を滴らせて……必死に腰を振っていく。
0499名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 07:51:23.35ID:H+mVocGw
「んっ……っぁ……っ……ぃ……」

おしりの穴をほじられたり、ほじったり、
ローターで、痺れさせられたり、クリトリスを虐められたり。

どれも気持ちが良かったけれど……おちんちんをぎゅっっとしながら、
お腹の奥をずんずんっって突き上げられる快感は、もっとずっと……刺激的で。

――ご主人様のおちんちんが欲しい……もっと……っ。

もっと突かれたい、もっといっぱい突いて、突いて……突き上げて欲しい。
そう思う身体は、腰を振るのにもなれてきて、動きが速くなっていく。

「ぁっ……んっ……これっ……っ……っぁ……」

入り口と中の壁が、
ずりゅ……ずぷ……ぬちゅっぬちゅっって痔激される快感に小さな波が立って、何度もイかされる。
けれど、だんだんと近づいてくる大きな波を逃したくなくて味わいたくて、
イきっぱなしの身体を無理矢理動かして、お腹の奥をずんずんっっておちんちんにお仕置きして貰う。

――動けっ動けって働かされちゃう……っ。

お腹の奥が突かれるたびに腰が浮き、
でも、力がだんだんと入らなくなってきて、すぐに腰が落ちて、
突き上げられて、浮いて……落ちて。

「ぁっ……いくっ……いくっ……ぁっ……っぁ……」

私の思っている以上に力強く一番欲しいところがずんっずんっってされて……声が溢れる。
0500名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 08:36:11.93ID:H+mVocGw
「ご主人様……くださいっ……ご褒美……っ……」

気持ち良さそうな声は私だけでなく男の人からも聞こえてきていて、
私の身体の中で、おちんちんがぴくんっぴくんっってして、
より熱く、堅くなったように感じられる。

――ご主人様も、イきそうなんだ……。

いやらしいだけの、下手な私の性行為。
それを許してくれて、喜んでくれている私のご主人様。
少しずつ、でも、ちゃんと気持ち良くさせられている高揚感に、私の想いは強くなって。

「はぁっ……はっ……っん……っぁ……」

我慢させちゃった分、
期待していてくれた分、
いっぱい、いっぱい溜め込んでただろうものを、全部……叩きつけて欲しくて。

「んっ……っはっ……はぁ……はっ……ぁっいくっ……いくっ……っいくっ……!」

私のいやらしい膣でおちんちんを精一杯にぎゅうぎゅうと締め付けながら、
必死に腰を振って、私の身体の奥の奥をずんっずんっずんっって突き上げて貰って……。

「ご主人様……っ……私の……いやらしいおまんこに、ご主人様の……ご褒美っ……」

ずぷっ……ずりゅ……ぐぷっ……ぐぷっ……と、
私のいやらしいおまんこが、
一生懸命にご主人様のおちんちんをおしゃぶりしていく。

「ぁっ……いくっ……いくっ……! ……ご主人様……っ……いくっ……ぃっっっぁぁぁあああっっっ!!!」

最後の最後の決壊する寸前の一歩は、
私の動きではなく、下から――ずぷんっ……って突き上げられて踏み越えさせられて。

絶叫のような嬌声をあげながら、
快感を押さえていた壁が崩れて、お漏らしみたいにいっぱいの悦びを吹き上げて、ご主人様を汚していく。

――ぁっ……ご主人様のおちんちんが……。

ご主人様は、力が抜けてすがりついた私の身体をぎゅっと抱き締めながら、余韻に浸るような息を漏らして身体を震わせる。

――ご褒美……っ。

私の身体の中で、おちんちんがびくんびくんっってしているような感覚があって……。

「……ご主人様っ」

おちんちんがまだびくんびくんとしているけれど、
私はいやらしい気分と悦びを押さえきれなくて、キスをせがむ。

優しく頭を撫でて……そうして、やっぱり……キスをしてくれる。
愛情を感じられる抱擁感と、キス。

お腹の奥がご褒美で満たされていくのを、
私はおちんちんの脈動で、味わっていた。
0501名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 08:42:20.45ID:H+mVocGw
「はぁ……はぁ……ぁっ……いくっ……いくっ……!」

おちんちんを抜く合間にも、
私の敏感になっていた身体は何度もイって……頭がぼんやりとしてくる。
欲求はまだまだたっぷりあるのに、
息も絶え絶えで……疲労感で全然、動けそうになくて。

「ご主人様……おちんちん……もう少し、良いですか……?」

おちんちんをおまんこで咥えたまま、
男の人の汗ばんでいる身体のうえにうつ伏せになる。
もうしばらく動けない……動きたくない。
おちんちんを抜きたくない。

「ご主人様のご褒美が……出ちゃうから……」

お腹の奥にたくさん流し込まれたご褒美。
それに蓋をしている形のおちんちん。
許されるなら、しばらくこのまま……抱いていて欲しくて、おねだりする。
0503名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 08:59:54.49ID:H+mVocGw
続きはまたのちほど
0506名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/27(水) 20:52:10.79ID:H+mVocGw
「ん……」

ご主人様は小さく笑う。
優しく抱きしめてくれて……優しく頭を撫でてくれて。
私のことを、愛してくれているんだなって……思っちゃうくらい。

――おちんちん、まだ……大きい。

私がいやらしく咥え込んだままのおちんちん。
ついさっき、お腹の奥にある器を満たしてくれていたはずなのに、
まだまだいっぱい、たくわえがあるんだってくらいに……勃起したままで。

「……ごしゅ――っ」

何とかした方が良いのかもしれないって思った私の身体は、
ぎゅっっと抱きしめられたかと思えば――視界がぐるりと回って、
気付いた時には、布団の上だった。

目の前にはご主人様の逞しい身体があって。
見下ろしていたはずのそれは……見上げるような形になっている。

「……ご主人……様?」

布団の上に仰向けに押し倒されたような……。
そんな状況に、どきどきとしちゃう私をご主人様はまじまじと見つめてきて。
もう少しご褒美をあげる。と、私の頭を撫でて前髪を払って……私の額にキスをする。

――ご褒美……。

聞いただけで、どきどきしちゃう。
まだ熱の残っている私の身体が、
もう少し気持ち良くして貰えるのかもしれないって……きゅんっっとしてくる。

――欲しい。

ぼんやりとした頭の中にはたくさんのえっちなことが浮かんできていて、
私にはそれしか、考えられなくて。

「欲しいです……ご褒美……」

そうやっておねだりすると、
ご主人様はいい子いい子って、私の頭を撫でて……うつ伏せになるようにって指示してきた。
0507名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/27(水) 21:10:10.87ID:H+mVocGw
「はいっ」

ご褒美のえっちなこと。
そればっかりで、ついつい声を弾ませながらうつ伏せになった私のことを、
ご主人様は可愛いね。と、褒めてくれる。

うつ伏せになると、自分の身体でお腹が圧迫されて、
ぷびゅ……っなんて、せっかくのご褒美が漏れ始める。

「ぁ……」

我慢もできずにあふれ出しちゃう私は、
けれど、悪い子だって怒られることはなくて。
しずくちゃんがお利口なら、また今度、中にあげるから。と、囁いてくれて。

でも……。

でもやっぱり、ちょっとだけ勿体ないなって思っちゃう。
そんな私の腰の辺りを掴む、男性らしい大きな手。

持ち上げようとする力に従っておしりを上げていき、
最終的には伏せをする犬のような姿勢になって……でも、全然、嫌な気にはならなかった。

「……ぁの……っ」

ほんのりと朱色が混ざった白濁した液体が、ごぷっ……と、私のいやらしい穴から漏れ出ていく。
それをじっと見られているようで、恥ずかしくなって声をかけると、
おしりのお肉の部分が、なでなでって……撫でられる。

「んっ……」

優しい力で撫でられて、
おしりの割れているところを……手でぐいっと広げられて、
おしりの穴が横に伸びていくのを感じさせられて、どきどきする。
0508名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/27(水) 21:43:48.73ID:H+mVocGw
「ぁ……っ……っ」

少し前まで、おしりを可愛がって貰えていたのに……触って貰えるって思ったら、期待しちゃって。
おしりの穴が……ひくひくっって、しちゃう。
横に伸ばされて、縦に伸ばされて……穴のところを指でぐいぐいっって押されて。
押してくる人差し指を、私のおしりは簡単に咥え込んでいく。

――指……簡単に入っちゃう。

汗といやらしい水分とで、十分に濡れているからかもしれないけれど、
ローションを使っているわけでもないのに、簡単に指が入る私のおしり。

ぬぷ……ぬぷ……っって、指が出たり入ったりしていくと、
ひくひくとしていた私のおしりの穴が、
きゅっっとさせられたり、開かされたり、せわしなくなる。

「っ……ぁっ……はっ……はぁ……っ……んんっ……」

2本の指でおしりの穴をぐりぐりってされるだけで、
小さな波が流れてきて――びくんっびくんっって、身体が震える。

おしりの穴でも十分にイくことが出来ちゃう私のいやらしい身体を、
もっと……もっと、愛して欲しい。
もっとたくさん、気持ち良くしてほしい。

「ご主人様……っ」

自分の声とは思えないくらいに、甘えるような声だった。
腰が自然と動いて、ふりふりと……尻尾を振るみたいにアピールしちゃう。

指でも気持ちがいいけれど、
でも……もっと、しっかりしたものが欲しい。
太くて、立派で……温かい、女の子を虐めるために作られたかのような、モノ。

――おちんちんが、欲しくて堪らない。

前にも後にも。
容赦なくねじ込んで、力一杯に突き動かして、犯して欲しい。
でも、ご主人様のおちんちんは1つしかなくて。

「ご主人様のを……私に……ください……っ」

手を全体的に使って、
おしりの穴と、まだ初体験の余韻が抜けない女の子の穴の両方を少しずつ開きながら、おねだりする。
どっちにも欲しいけれど、でも、一つだけ。
だから、ご主人様が入れたい方に入れて欲しいって……誘う。
0510名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/27(水) 22:16:19.98ID:H+mVocGw
続きは明日
0513名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/28(木) 06:30:21.77ID:vfemzveQ
「ぁ……ふふっ……」

どうしようもないくらいに、いやらしい子だね。と、
頭を撫でながら褒めてくれるご主人様。
お腹の奥がじんじんとして、
ご褒美をおねだりしているように、2つの穴が緩んでひくひくとしちゃう。

――教えてくれたのは、ご主人様なのに。

私の身体がいやらしいんだって。
おしりの穴でも気持ちよくなれるんだって。
えっちなことが好きで好きで好きで……堪らないような、淫らな女の子だってことも。

「……ぁ」

視界の端に見えていたローション入りのボトルに手が伸びたのが見えて、
女の子の穴とおしりの穴の両方を広げるのを止めて、
おしりのお肉の左右をそれぞれ鷲掴みにしながら、ぐいっっと広げる。

「んっ……っ……」

自分の力で、虐めるようにお肉を鷲掴みにして、
おしりの穴を不格好に伸ばしただけなのに、気持ちよく感じちゃって、欲しがりな声が漏れる。

――欲しい……欲しい……っ

もうすぐ貰えるってわかると、
むしろ、早く早くって、我慢できなくなってきた身体が、鼓動を速めていく。
どきどきして、熱が上がっていって、おしりの穴がひくひくして、
快楽を滲みださせる私のいやらしいところから、待ちきれないとばかりに、涎を滴らせる。
0514名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/28(木) 06:45:19.94ID:vfemzveQ
「んっ……ぁっ……っぁあ……」

何とも言えない生温さのどろりとした液体が、
私のおしりの穴とその周辺にぬりぬりって、されていく。
どろどろとしたローションは、
その粘り気で、簡単には流れ落ちて行かずに、その場に留まる。

「っふ……っ……は……ぁっ……」

ゴムを付けた指が、ローションをおしりの中にまで練り込んでくる。

ローションなんてなくても簡単に指を咥え込んでいた私のおしり。
でも、ローションがあるともっと滑りは良くなって、
2本の指がぬちゅぬちゅと、おしりの穴とその中を行ったり来たりってして。

――いくっ……準備だけでいっちゃうっっ。

「っはっ……ぁっ……ぁっ……んっぅっうぅぅっ……!」

ローションを念入りに塗り込んで貰えている準備時間。
その優しい愛撫でさえ、私の身体は快感を貪って……達してしまう。

大きく弾けるような絶頂を体験したばかりのせいか、
その小さな波でさえ、
私のいやらしい穴からは強烈な女の子のにおいを発する液体が噴きこぼれていく。

準備だけで達しちゃうほど快感に弱く、
敏感になっているいやらしい私のことを叱るどころか、
遠慮せずに、いっぱいイって良いよ。と、ご主人様は私の背中を押してくれる。

「ぁっ……はっ……ぃっ……ぁっ……んんっ……!」

ご主人様に許された途端に、
さっきまでと同じ触り方のはずの刺激が、何倍にも気持ちよく感じられて……簡単にイっちゃう。

――愛して貰えてるから……?

ご主人様の優しい許し。
それが愛情から来ているものだって身体が感じたから……もっと素直に刺激を受け入れられるようになって、
快感が何倍にも膨れ上がったのかと思って……。

――凄く……嬉しい……っ。

身体が一層熱くなって、お腹の奥がとくんとくんっって……してくる。
0516名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/28(木) 07:35:58.39ID:yGsR8Tw6
元から弛くなっていた私のおしりの穴は、
ローションと、それを塗り込んでいく準備で万全な状態に作り上げられていく。

「ん……」

おしりの穴が開いてるのを、感じる。
おちんちんを入れて欲しくて
受け入れられるって精一杯にアピールするみたいに、広がって……。

――……ご褒美……っ……。

その出口だったはずの入り口に、
何かに包まれたご主人様のおちんちんが触れたのを感じて、受け入れるために大きく息を吐く。

ちゃんとおしりの穴にくるって覚悟して、身構えて、
変に力が入って、抵抗するみたいにならないようにって注意する。

すると、ご主人様は偉い偉いって誉めてくれて、
痛かったらちゃんと言うんだよ。と、気遣ってくれて。

「……はいっ」

ご主人様の手が私の腰をぎゅっと掴む。
押し込むときに動かないようにって固定するみたいな力。
なんだか……本当に、犯されているような気分になってくる。

――逃げない、けど

むしろ自分から腰を振ってしまいたいくらいに、
今の私のおしりは欲しがりで。
おちんちんの頭が……ずぷっ……っと入ってきただけでぞくぞくとしちゃう。
0517名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/28(木) 07:51:09.65ID:yGsR8Tw6
「はっ……はぁ……っ……ふ……」

ちゃんと念入りに解されていて、
おちんちんも簡単に入って思っていたのに、
ぐぷっ……にちゅ……ぬちゅ……っと、
ご主人様の優しい犯し方でさえ、息苦しくなっていく。

――内蔵が直接、押されて……っ。

女の子の穴と違って、出口としての構造で
こんなことに使われる想定をしていないおしり。

だからか、
指と違って私のおしりの穴をいっぱいいっぱいに押し広げて、
空気の逃げ場をなくすおちんちんの侵入は、
気持ち良さと苦しさが一緒に来て……。

「ぁっ……っ……ぅぁっ……ぁっ……はっ……っ」

それはまるで、ご主人様に支配されているようだった。

後ろから押さえつけられるような体勢で、
おしりの穴におちんちんを入れられて。
内蔵を圧迫されながらも、
擦りあげられて突き動かされていく快感。

そして、
女の子なのに、おしりの穴を使われてる敗北感。

道具として扱われているみたいで……でも、
私を痛くしないようにって気遣ってくれる丁寧な優しさとして感じられる愛情が、
とっても……嬉しい。
0518名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/28(木) 08:15:04.15ID:yGsR8Tw6
「っは……ぁ……んっ…………ぅぁ……ぁあ……」

ぐぷっ……ぐぷっ……と、
ぬちゅ……ぬぷ……にちゅ……っと、
おちんちんが進んだり戻ったりとするたびに、呻くような呼吸をさせられる。

息を吸おうとしたタイミングで捩じ込まれて、強制的に息を吐かされて、
抜けていく流れで入り口が擦られる刺激に喘がされて、呼吸が出来ない。

私の呼吸さえも支配されているようで……苦しいのが、気持ち良くなっていく。

――おしりの穴を犯されて……窒息しちゃう……っ

なんて無様な死に方なんだろう。
なんて酷い死に様なんだろう。
なんて卑しい……惨たらしさなんだろう。

おしりの穴を犯されて……犯されて、
絶頂させられながらの窒息死。
でも……いやらしい私には相応しいかもしれない。

「っは……ぁっ……ぇぁあ……っぅ……はっ……はっ……んぁ……」

おちんちんがどんどん奥に入ってくる。
入り口に蓋をして、なお奥を突き動かしてくる感覚。

「ぃぅ……いぁっ……んっ……っぁっ……っぁああ……!!」

排泄に似た感覚を強制されながら激しくイって……おちんちんをきゅっっと締め付ける。
なのに、
ものともせずに……ぐぷっ……ぐぷっ…ぐぷっ……っと、ご主人様は私を犯していく。
0519名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/28(木) 08:38:09.64ID:yGsR8Tw6
ばちんっ……べちんっ……ばちゅっ……と、
おちんちんが奥まで入ってくるようになると、
身体がぶつかって来て、おしりを叩かれる刺激が加わる。

「っぁっ……っ……ぁっ……いくっ……ぅ……!!」

おしりの穴を犯されながら淫らにイっちゃう私。
その瞬間にもおしりが叩かれて、
まるで、おしりなんかで達するなんて……と、お仕置きされているように感じる。

――でも、いくっ……イっちゃう……っ

おしりの穴を犯されるのが気持ちいい。
おしりの穴のところを擦りあげられながら、
内蔵を突き動かされて……強制的に排泄と呼吸をさせられる支配感が心地良い。

女の子なのに、女の子の穴を使われずにおしりの穴を使われて、
それでも無様にイき狂う惨めさが……ぞくぞくする。

「ごめっなさ……っ……ごしゅじっ……」

おしりを叩かれ、おしりの穴を犯されながら
必死に言葉を紡いでいく。

「おしり……っ……っぁっ……おしっ……いっ……いっ……ちゃっ……ぅぅううっ!!」

ご主人様に、おしりで達するはしたなさを謝罪しながらも、
私の身体はいやらしい液体を吹き溢しながら痙攣させられる。
0520名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/28(木) 09:08:19.51ID:yGsR8Tw6
「はぅ……はへ……っ…へっ……へっ……っ……はっ……」

ずぷっ……ずぷっ……と、
ぐちゅっ……ぐぷっ…ぬぷっ……と、
おしりの穴を犯されるだけでも何回もイっちゃうのに、
ご主人様は私の下腹部の辺りをすりすりと撫でたり、揉むようにしたりと……刺激してくる。

――お腹のマッサージ……っ……っ……。

ただのお腹のマッサージなはずなのに、
お腹の奥にあるご主人様のための入れ物が、きゅんきゅんとさせられていく。

「んっ……っ……ぁっ……っ……はっ……ぁっ……」

お腹の奥が熱くなる。
おちんちんでぐりぐりされてるのはおしりの穴なのに、
私のいやらしい穴の方にも入れられて……気持ち良くされているみたいな感じがする。

「ぁっいくっ……いくっ……それっ……ぁっ……いくっ……いっっぅぅぅうううっ!!!」

そして――一際強い快感がばちっっと脳にまで迸って、
大きく喘ぎながら、布団を水浸しにする勢いでイっちゃう。

ぶしゅっ……ぷしゅぁぁっ……と、
私のいやらしい穴から一気に吹き出ていく水分。

――いくっ……またいくっ……イっちゃう……!!

勢いに押し出されるように、
連続して身体がイかされて、イかされて……連続して絶頂していく私の身体。

「ぁっいくっ……いっ……ぁっ……ぁぇっ……ぃっ……ぁぁあっ」

わけが分からなくなりそうなくらいに気持ちの良い刺激。
おしりの穴を犯されながらだったからなのか、
そもそものマッサージが、凄かったのか……。

――死ぬ……ほんとに……死んじゃう……っ……。

呼吸がうまく出来なくて、
ぎゅぅぅっとおちんちんを締め上げると、
ご主人様も少し苦し気に呻き、
気持ち良さそうな息を漏らして……私の身体を抱き締めてくれて。

――ご主人様……っ……。

私は何度も何度も……絶え間なくイって……
そうして……ふっっと、意識が途絶えた。
0521名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/28(木) 09:08:30.92ID:yGsR8Tw6
続きはまたのちほど
0525名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/28(木) 23:44:09.74ID:TSQn6bwh
続きは明日
0527名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/29(金) 06:20:45.35ID:FCGpplu+
「ぅ……」

全身に染みわたるぐぐっっと押さえつけられるような倦怠感
おしりと、割れ目のところがじんじんとして、その中にある異物感
延べ棒で意識を押し伸ばされて、
無理矢理引き起こされる形で目を覚ました私の目の前には、男の人が横たわっていて。

驚いて体を起こすと、薄い布団が捲れ落ちて私達の身体が見える。

「ぇ……あ……」

男の人も私も、裸だった。
すぐそばには脱ぎ散らかしたように互いの服が放られ、
部屋は汗と性に乱れた鼻を突くようなにおいが広がっていて――。

――まさか……っ

ついに強姦されちゃったのかもしれない。
そう思った私は、けれど、
それでは感じることのない充足感に心も身体も満たされているのを感じてしまう。

「違う……」

そんな暴力的な性行為じゃなかった。
確かに焦らされ続けて心身共に限界が来ていて、阻みきれなかったというのはあるかもしれない。
だけど、だとしても。

私は男の人との性行為に満たされていた。
愛されていると感じ、途中からは間違いなく、愛していたと思う。
満たされていくことに浮かれ、愛されていることに悦び、
そうして、自分から男の人の身体と、快楽を求めて踊り狂った。

その現実が、頭と身体にははっきりと刻み込まれていて。
ぬちぁぁ……と、出てきてはいけないものが、私の女の子の穴から漏れ出てきていることに気づく。
0528名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/29(金) 06:37:07.93ID:FCGpplu+
つんっっとする男の人のにおい。
いい匂いだなんてお世辞にも言えないはずなのに、
それを出されたことは悲観するべきことなのに。

……なのに。

――お腹の奥が、きゅんっって……。

意識を失って、
冷静になった頭には多少の嫌悪感もあるものの、
それを払いのけるような嬉しさが、心の中で笑ってる。

中に出されたことが、嬉しい。
そうするまでに満足させられたことが嬉しい。
そうして――共に快楽に喘いだあの瞬間の高鳴りが、まるで、恋する乙女のようで。

――どうしよう。

今なら、男の人を殺せるかもしれない。
首を絞めて、それで。
あるいは、私を縛っていたもので縛りあげて、ここから脱出できるかもしれない。

今この瞬間は、間違いなく、私にとってのチャンスだった。

けれど、私の頭はそれもできるんじゃない? と、
まるで他人事のようにそう思うだけで、身体は実際にそれを行動しようだなんて気は更々なかった。

――私……この人のこと……。

快楽に溺れ狂っていたからこその気の迷い。

きっと、いや、間違いなく……そうだろうとは思うのに。
感じられた昂りと、満たされていく欲求と、包み込まれる抱擁感と、
愛していると、男の人の想いが沁み込まされていくえっちな行為で得られた幸福感が未だに燻っているのか、
男の人を見ていると、どきどきとする。

「……っ」

今なら――。

そう思うのに、なのに、手が出せない。
心が身体を止めてしまう。
寝たふりをして、様子を窺っているだけのはずなんだから。なんて、もっともらしい捨て台詞を吐いてしまう。
0530名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/29(金) 07:31:18.25ID:FCGpplu+
ご主人様、ご主人様って、
一生懸命に腰を振っていた私の記憶
夢ではなく現実であるその疲れと痛みが、下腹部の辺りからじんわりと感じられる。

――どれくらい、時間が経ったんだろう。

避妊をした記憶がない。
ただひたすらに気持ち良くされたくて、そればっかりで、
コンドームを使わずに跨がって、バカみたいに腰を振っていたから。

――実際、これ……。

男の人の精液がべっとりとしてる私のいやらしい穴
間違いなく避妊具無しに出されていて。
もちろん、避妊薬を口にした記憶もない。

行為の後で服用しても効果があるものもあるって聞いた覚えがある。
でも、それが何時間以内に飲めば……というものであるなら、
場合によってはもう、遅いかもしれない。
0531名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/29(金) 08:00:22.88ID:FCGpplu+
いっそ。
もう……妊娠してしまったら、良いんじゃない? と、思ってしまう。
どうせ助かる見込みがないなら、
妊娠して、病院いって、助けを求める方が……。

――あり得ないよ……。

妊娠しちゃうなんて、それを許容するなんて。
たとえ、隣で寝ている男の人に僅かでも好意が芽生えているのだとしても。
こんな……形で。

でも、もう遅いかもしれない。
自分から強く望んで奥の奥にまで咥え込んで、
流し込んで貰――……流し込まれた精液。
子供が出来る条件はもう、揃っちゃっているから。

「……妊娠したら、どうするんですか……?」

医者もいないこの部屋で出産させられるか、
強制的に堕胎させられるか、
もう用済みだって殺されちゃうか……。
でも、この人は少なくとも殺さないでくれそうだって思って。

「ぁ……」

温もりのある笑みを浮かべていたことに気づいて、首を振る。
まだ、どきどきする。
まだ、きゅんっとする。

――私、やっぱり。

男の人の胸元に触れる。
厚くて、熱くて、力強い男性の胸板
そうっと……近づいて、身体を重ねるようにすると、
どうしようもなく、安堵して。

「……ご主人様」

言葉が、いやに馴染んだ。
0533名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/29(金) 08:37:10.80ID:FCGpplu+
このまま残りの人生を諦めて、
気の迷いを突き詰めてしまえば……もしかしたら、私は幸せになることが出来るかもしれない。

男の人はいやらしいことをしてくるし、
人間としての尊厳を叩き壊すような要求もしてくる。

――でも、愛してくれてる。

それでも私を愛してくれて、
いやらしいところも汚ならしいところも……。
何もかも全部、可愛がってくれる。

だからきっと、
この身体の充足感に正直に委ねてしまえば、
私はこの人のお嫁さんとして、
ありふれた日常を忘却して、添い遂げていくことが出来るかもしれない。

――あり得ないよ……あり得ない……。

諦めるなんて、まだ早い。
でも、粘れば粘るほど……心をすり減らしていくような気がして。

従順でいるべきなのか、
反抗し、いっそのこと抗いようのない力で屈伏させられるべきか。
どちらにしても、今の私のままではいられないと思う。

「……ご主人様は、私と……」

えっちがしたかったのか
それとも、同棲生活を楽しみたかったのか
女の子を飼い慣らしてみたかったのか。

起きているときには聞けないことを、呟いて。
そうして、男の人の筋肉のついた腕にキスをした。
0534名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/29(金) 09:02:07.87ID:FCGpplu+
続きはまたのちほど
0538名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/29(金) 23:21:56.07ID:jj8SMeXA
続きは明日
0542名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/30(土) 20:12:08.36ID:0nCjBiES
髪を触られる感覚に、引っ張られるようにして……目を覚ます。

上手く頭が回らなくて、
自分がどこにいて、どうしているのかを認識できなかったけれど、
私の手が触れているもの……その温かさを遡っていくと目が合って……はっとする。

「……ごめんなさい」

男の人の胸元から手を退けて、一言謝る。

――私、やっぱり……。

あんまりにも、男の人との距離が近かったこと、
あまつさえ、胸に触れ、抱き着くような形になっていたこと。
男の人のそばで、こんなにも安眠できてしまったこと。
その心の距離感に、私は手遅れになりそうなものを感じて。

「あなたは……私を妊娠させたいんですか……?」

ただ見つめ合うだけのような、
そんな、恋人のような距離感には陥りたくないと、問いを投げた。
0543名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/30(土) 20:30:17.21ID:0nCjBiES
男の人は、少し驚いたような表情を見せたけれど、
すぐに嬉しそうに笑みを浮かべて、私の頭を撫でてくる。
まるで、愛し合っている恋人にするかのような表情と……手の優しさ。

私の身体をおかしくさせる、男の人の感情。

私は、男の人にさせたいと言われたら断れない。
ううん、実際には断れるけれど、断れないのが正しい。
だって、断ったところで組み伏せられて犯されたら、
私にはただ、妊娠するくらいしかできることがないから……。

だけど、
男の人は妊娠させたいかどうかを答えることなく、
私がどうしたいのかって、聞いてくる。
もしかしたら聞き返されるかもしれないとは、思っていて。

「……あなたは、狡いですね」

この人は私に選択権を与えてくる。
何度も何度も……私にどうしたいのかを聞いて、望みを聞いて、
そうしてそれを、叶えてくれる。

けれど、それがもし、男の人の意思にそぐわないものだったにどうなるのか。
その不安が、私の選択肢を狭めていることも……気づいているはずなのに。
0545名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/30(土) 20:58:24.32ID:0nCjBiES
不純物を一切含むことなく、
妊娠したいか、したくないかだけを考えるなら、もちろん、したくない。
私はまだ高校1年生で、救助されてもされなくても、
今後の人生を完全に叩き壊されてしまうことなんて、したくない。

だけど。
やっぱり、男の人がさせたいと言ったら……私は。

「妊娠させたいって言われたら。断れないじゃないですか……」

私がそう言うと、男の人は確かにそうだけど。と、言って。
そうして……私の頭を撫でてくる。
ちゃんと考えようとしていて、偉いねって。

それでも……怒らないから言ってごらん。と、
男の人は意思を確認して来ようとする。
そこまで言われて何にも答えなかったら、逆に男の人の機嫌を損ねちゃうかな。

「……したくないです。したいわけ、ないじゃないですか……っ」

妊娠したら全部壊されてしまう。
救助されなかったら、私は堕胎もままならないだろうし、
もし仮にされたとしても……それが可能な間にされるとも限らない。
それに、妊娠した状態で助かったって……。

――そもそも、子供は。

「私、まだ高校生なんです……なったばかりなんです。なのに……妊娠なんて」

誘拐されて、監禁されて。
2度と戻ることが出来ないのだとしても……私は高校生だから。
まだ、高校生だった。なんて、言いたくない。
0546名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/30(土) 21:27:49.77ID:0nCjBiES
でも、私は避妊しなかった。
男の人とえっちなことをすることに集中していて
気持ちよくんることしか考えていなくて
ついさっきの私は……妊娠のリスクをこの身体に受け入れてしまった。

――避妊しなかったよね。って、言われちゃったら……。

男の人に切り出されたら、私は……どうしようもなくなっちゃう。
コンドームを使うことは出来た、
それがなくても、私に主導権があったのだから、
直前で抜くことだってできたかもしれない。
なのに、私は。

私は……中に出されるのを、ご褒美だって……。

でもあの瞬間は、そうとしか考えられなかった。
抗いようのない快楽に溺れて、
混濁していった意識がつかみ取ったのが、そんな卑しい女の子の姿だったから。

「……言うこと聞きます。逆らわないし、ちゃんと、言われたとおりにします。だから……、避妊薬をください」

もし、妊娠させる意思がないのなら。
今から間に合うのかは分からないけれど、それでも、避妊薬が欲しかった。
0547名無しで叶える物語(茸)
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2022/07/30(土) 22:07:38.38ID:fwvhfaD4
すると…しずくちゃんはしたくない、したいはずがないと言い切った。
まだ高校生だから……とも。

しずくちゃんは諦めていないのだろう。

まだ高校生のままでいられること。
日常に戻っていくことが出来ること。
助けが来てくれること。
何一つとして、完全に諦めることまでは出来ないのだろう。

しずくちゃんはいやらしいくせに。

戻ることが不可能だって自覚するほど、
もっと淫らな身体に開発でもしてあげようか…。

と、思っていると、
しずくちゃんは、避妊薬が欲しいと懇願してきた。
言うことを聞くから、逆らわないから、だから避妊薬が欲しいと。

ここで避妊薬を拒んだら、妊娠させたいと思われるだろう。
素直に避妊薬を与えてあげたら、しずくちゃんはまたひとつ、気を許してくれるだろうか。

避妊薬を飲んだからと言って、リスクは0にならない。
それでも、避妊薬を与える代わりにゴムを使わないという条件を付けるとか…


さて……。


……………。
0548名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2022/07/30(土) 22:08:47.18ID:fwvhfaD4
すみません、>>547は投稿ミスです。
忘れてください
0550名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/30(土) 22:42:41.42ID:0nCjBiES
男の人は、私のおねだりに対して……頭を撫でてきた。

首を横に振ったりせずに笑っていて。
そうして……いいよ。と、言う。
私が自分で腰を振って、男の人の……あれを受け入れていたことに言及することもなく、
男の人は避妊薬を用意してくれるという。

「……ありがとう、ございます」

私がそう言うと、男の人はまた頭を撫でてから、
私の前髪をほんの少し払って、額に唇をつけてくる。
この人はたぶん、本当に誰でもよかったわけではないんだと思う。
私だから……桜坂しずくだから、この人は誘拐したんだろう。

――愛されてるんだ、私。

酷いことをされてはいるけれど、
でも、おねだりしたことは……意にそわないことを除けば、ちゃんと叶えてくれる男の人。
えっちの時だって、私のことを大切にしてくれていたし、
丁寧に、優しく、確実に気持ちよくしようとしてくれていた。

だから、そう思う。そう感じる。
0551名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/30(土) 23:13:38.81ID:0nCjBiES
この人は私のことを大切に扱ってくれる。
もちろん、私が従順でいる間だけ……という限定で。

それは私の首輪になっているけれど、
でも、同時に、私の安全を保障してくれていて……だから。

――だから、どきどきする。

男の人に抱き寄せられて、頭を撫でられる。
男の人の汗を含んだ体臭が体の中に入ってくるのに……嫌悪しきれない。
そんな私のことを、男の人はぎゅっっと抱いて。

そうして、そろそろお風呂に入ろうかって……。

「お風呂……入って、良いんですか?」

思わず聞いてしまうと、男の人は笑顔で良いよ。と言った。
聞かれるなんて思ってなかったみたいな表情。
男の人が汗臭いなら、私だってきっと汗臭いし、いやらしい匂いだって、酷いと思う。
だから、当然……。

「んっ……っ……」

男の人は私の頬を撫でて……そうして、キスをしてくる。
お風呂に入れて貰う為の代償行為だって、私は私の意思でそれを受け入れていく。
唇を重ねて、絡ませて、ぬちゅ……っと、
いやらしい音をさせながら、舌を絡ませて。

「っん……っは……っ……」

そうして、
男の人はお風呂の準備を含めて、避妊薬を持ってくるからと、部屋を出て行った。

――きゅんっって、しちゃってる。

男の人がいなくなっても、その温もりとにおいが残っている布団。
それに包まれていると、
疑似的に抱かれているような感じがして……どきどきとしてしまった。
0552名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/30(土) 23:14:14.75ID:0nCjBiES
続きは明日
0556名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/31(日) 20:01:24.39ID:hc/iUFqq
少し経ってから戻ってきた男の人は、
中の薬だけでは信用できないと思うから。と、言って、妊薬を箱ごと持って来てくれた。

見覚えはない、けれど、箱は未開封で、中身もちゃんとした避妊薬……だとは思う。

箱の説明も、中に入っていた説明も、
全部、男の人が私を騙すために作っていない限りは。

「……そんなことは、ありませんよ」

例え、これが袋に入っていない中身だけのものだったとしても、
私はそれをありがたく、飲んでいたと思う。

私が従順でいる間なら、この人は。
お願いを聞いてくれる、望みを叶えてくれる
優しくしてくれる、丁寧に扱ってくれる、裏切らないでいてくれる
そして――愛してくれる。

――そうじゃなかったら、私はもう、何をどうしたらいいのかわからなくなっちゃうから。

だから、私はこの人から与えられる優しさを――疑えない。
0559名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/31(日) 20:36:49.01ID:hc/iUFqq
「……ん」

目を閉じて、男の人からの目隠しを受け入れる。

裸だから……なんて恥じらいも今は薄れて、
お風呂に連れて行って貰うだけ。
そこで身体を綺麗にして貰うだけ。
ただ、それだけだから……って、私の心は酷く穏やかだった。

部屋から連れ出されて、
覚えた道順通りに連れて行ってくれる男の人。
脱衣所に着いて……私が外す必要があったのは目隠しの布1枚。

「……今日は、目隠し、しないんですか?」

昨日はお風呂場でも目隠しをしていたのに、
今日は外していていいのかと思って、訊ねると……男の人は、
もう、見ても恥ずかしくないだろうからね。なんて、私の頭を撫でてくる。

「……恥ずかしい、ですよ。いつまでだって」

女の子のそれとは絶対的に違いのある、男の人の身体。
私のことを抱き、私が抱き、私が受け入れてしまった男の人の身体。
その硬さと温もりと……感触が、私の羞恥心を刺激する。

――ほんとうに、私はこの人と、しちゃったんだ

いつか好きな人と。そう思っていたことを。
0560名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/31(日) 21:04:36.93ID:hc/iUFqq
男の人は、私が目隠ししているかいないか、
手足の拘束をしているか否かに関わらず、私の髪を洗って、身体を洗ってと……してくれる。
腕を洗う手つきも、胸を洗う手つきも、お腹の辺りを撫でる手つきも……。

「んっ……っ……」

昨日はいやらしかったのに、今日はいやらしいとは感じられない。
いやらしいとは、感じられないけれど……でも、下腹部の辺りを摩られると、いやらしい声が漏れちゃう。
男の人の力強さはお腹の奥の方にまで届いてきて、
それが、どうしても……きゅんっっとさせてくるから。

でも、この人は……そんな意識をしていないみたいだった。

――私の身体、やっぱり、いやらしくなっちゃったかな。

お腹を触られただけで、えっちな気分になる。
おしりを触られて、大事なところを触られて……あれだけしたのに、また熱が上がる。

「っぁ……んっ……」

割れ目を開いて、
自分の指を穴に入れて、慰めるみたいにしながら……掻きだして。
弱く出したシャワーでざぁっっと……流されていく。
0561名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/31(日) 21:56:19.59ID:hc/iUFqq
「はっ……っ……んっ……」

男の人にそんな気がなかったとしても、
私の身体はどうしようもなく気持ちよくなってしまって……呼吸が乱れてしまう。
男の人はそんな私を見て笑うと、
あれでも満足できなかったの? なんて、楽しそうに私の頭を撫でてくる。

――そんなことは。

そんなことはない、はずだけれど……でも、
今はもう、それを否定できるほどの自信が持てない。
私のいやらしさも、胸に秘めた欲求の深さも……なにも否定できない。

「あの……ご主人様のこと、私に洗わせて貰えませんか?」

だから……というわけじゃない。
これはあくまで、男の人により気を許させるための、従順な桜坂しずくの手段。
そう、心の中で言い切って、私は男の人にそれを求めた。
0562名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/31(日) 23:17:50.92ID:pYJvng7v
男の人はあんまり迷ったりした様子もなく、
私の頭を撫でると……しずくちゃんがしてくれるって言うなら。
そう言って、許可を出して、男の人はキスをしてくる。

「んっ……っ……っぁ……っ……」

男の人に後ろからぎゅって……抱かれて、
そのまま浴用椅子から立ち上がらされて……腕の中で向きを変えられて、キスをされて、キスをして。
そうして……私が座っていた場所に、今度は男の人が座る。

「っは……はぁっ……っ……」

ただでさえきゅんっとしていたお腹の奥が、熱を帯びる。
身体が熱くて……いやらしい気分なんだって、嫌でも分かっちゃうくらいに、心臓の音が早い。
乱れた呼吸をどうにかしようと、胸に手を当てながら……深呼吸をする。

――この人、私のこと……どう思ってるんだろう。

好き……だとは思う。
だけど、信じているのか、甘く見ているのか……そのあたりが、良く分からない。
0563名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/07/31(日) 23:25:16.45ID:pYJvng7v
散々拘束して来たり、目隠しをしたりって警戒を怠らなかったかと思えば、
無防備に横で寝ていたり、今だって、背中を見せてくれている。
ここから何かしても、危害を加えても……何も問題ないだけの策略があるのか、それとも、私を信じてくれているのか。

――どっちにしたって、私に出来ることなんて。

前者なら、私は何もするべきではないだろうし、
後者であるなら、私はそれをもっとより確実なものとしていけるように努めていくべきだから。

――なんて、それも言い訳なのかな。

これはえっちなことではないけれど、
私が男の人に許していく為の、私自身を押さえつける言い訳。
そうすることで男の人に従順である自分に失望も絶望もしなくなって、
これ以外には術がないのだから……って、今ある現実を受け入れ、男の人の優しさを信じ、縋る自分を許容していく。

「……頭からで、良いですか?」

考えを振り払うようにして、男の人に声をかける。
頭から洗うのか、身体から洗うのかは人それぞれだから……どうするのかと思って。
でも、男の人はそれでいいよ。しずくちゃんに任せるよ。と、なぜだか、嬉しそうで。

――本当に、警戒してなさそう……。

私に洗って貰えること。それが心から嬉しいみたいな笑顔。
男の人が喜び、幸せであること。
それが私の身の安全に繋がるからかもしれないけれど……なぜだかその笑顔に、胸が高鳴ってしまうのを感じた。
0564名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/07/31(日) 23:25:42.99ID:pYJvng7v
続きは明日
0566名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 06:16:19.65ID:Cdmv7cbX
シャンプーを手に取り、
軽く手に馴染ませてから、男の人の頭に触れて……わしゃわしゃとする。
男の人が私にしてくれているのと同じくらい。
それよりもちょっとだけ強く感じられる程度の力加減。

「……このくらいの力で大丈夫ですか?」

強すぎることはないだろうけれど、
弱いことはあり得ると思って聞くと、男の人は、優しい力だね。と、返してくる。

強いか丁度いいか弱いかのどれでもなく、
優しいと返してくる男の人を鏡で見つめると……男の人は目を閉じていて。

「……弱いって、ことですか?」

その無防備な姿に、私はなんとも言えないものを感じて、すぐに問い返す。
優しいということは、弱いのかもしれない。そう思ったのに、
男の人は、そんなことないよ。と、小さく嬉しさをにじませる表情を浮かべる。
0567名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 06:24:33.68ID:Cdmv7cbX
「なら……このまましますね」

丁度いいなら丁度いいって言ってくれればよかったのに、
どうして、優しいだなんて、言ったんだろう。

私を動揺させたいから? それとも、
このチャンスを使って多少は仕返しするとでも思っていたから?

――仕返しなんて、するわけがないのに。

確かに、仕返しをするだけの理由が私にはある。

男の人に嫌がらせをされているし、
そもそも、今こうしていること自体が、私の人生を奪っていることだから。
でも、その憎しみで行動するほど冷静さを失っているわけじゃない。
今後の私がより一層苦しむだろうことを……私はする気がない。

「何度も言ってますけど……私、反抗する気はありませんよ」

それをして救われるなら、するけど。
でも、絶対に助からないだろうことが分かり切っている中で、
そんな行動に出るほど、私は考え無しなわけじゃない。

――それでも、ご主人様のあなたは……。

信用するわけにはいかないんだろうけど……なんて、
そう思っていた私と、鏡に映る男の人の目が合う。

そうして、
男の人は……しないでいてくれたら、助かるよ。と、笑った。
0568名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 06:40:07.08ID:Cdmv7cbX
私が何か悪いことをすると、
男の人は私を信用できなくなるだろうし、
それ以上に、身の安全を含めて……私を罰せずにはいられなくなると思う。

信用できないということは、
それだけ、警戒して、力でねじ伏せるようなことをしていく必要が出てくるだろうから。

私はそれが怖くて、嫌だから……反抗する気になれない。
もちろん、脱出の可能性が微塵もないというのも大きいけれど。

――この人は、どうなんだろう。

しないでいてくれたら助かる。それはどういう意味なんだろう。

余計に気を張ったり、手間なことをしなくて済むからなのか、
酷いことや痛めつけることをしなくて済むからなのか、
それとも……私のことを、信じられるからなのか。

「……シャワー流しますね?」

そう声をかけてから、
泡でいっぱいになりつつある男の人の頭に上からシャワーをかけて、
シャワーを持っていない方の手で、わしゃわしゃとしてあげて……さぁっっと流していく。

――私はこの人を信じるしかない。その優しさと、その愛情を信じずにはいられない。

だけど、もしかしたらこの人は私を疑わずにはいられないのかもしれない。
どれだけ言っても、どれだけ従順であっても、
いつか私が逃げようと反抗するんじゃないかって、気が気じゃないのかもしれない。

だって、私は誘拐されたから、監禁されているから。

なのにどうして、ざまあみろって……思えないんだろう。
そんなに警戒しなくてもいいのにって、思ってしまうんだろう。

きっと、男の人が落ち着いてくれないと、
私の身の安全が確かなものにならないから……だよね?
0569名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 07:26:39.46ID:Cdmv7cbX
「……身体、洗っていきますね」

ボディソープをタオル型じゃなく、丸い形をしているボディタオルに出して、くしゅくしゅとする。

柔らかめで、泡立ちの良いボディタオル
それを使って、男の人の首から洗っていく。

いままで、自分を洗っているときには感じなかった筋肉としての堅さがある男の人の身体。
少し力を入れたって、私には傷もつけられなさそうな大きな身体。

「……痛く、ないですか?」

どれだけ力をいれたら良いのか分からなくて、
少し強めの力で背中を擦ってみてから声をかける。
男の人は、大丈夫だよ。と、優しい声で返してきて、
鏡を見ると、やっぱり、また目を瞑っていた。

――私を試してるのかな……。

完全に身を委ねても良いのかどうか
それを判断するために、わざと油断しているような姿を見せてるのかな。

……それとも、私の力を気持ちいいって、思っているのかな。
0570名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 07:41:05.54ID:Cdmv7cbX
男の人の身体は力強くて、
自分の身体を洗うよりもずっと……疲れが溜まる。
たぶん、えっちなことをしてから、
まだ体力が戻りきってないのもあるかもしれないけど……。
ずっと力をいれていないといけないのが、やっぱりちょっと辛い。

「はぁ……」

男の人の背中からおしりのところまで洗い終えて、ひと息。
今度は前を洗うので……と、
男の人に言って、こっち側に向き直って貰う。

――見られてる……。

男の人はさっきまで目を瞑ってくれていたのに、
向き合った途端に、まじまじと私の身体を見つめてくる。
隠すもののない私の身体。
あったとしても、男の人が見たいなら……見せていなくちゃいけない。
0571名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 07:49:11.44ID:Cdmv7cbX
「……あっ」

そしてもちろん、男の人だってさらけ出している。
お風呂場だから当然と言えば当然だけど……。
でも、私の身体を見てるからか、男性器は大きくなっていて。

――興奮、してるのかな。

私の裸を見て、
私の身体を洗って、
私に身体を洗って貰って……。
そうしておちんちんを大きくしてる男の人。

「……もし良ければ、出しますか……?」

性的興奮を覚えているなら。
もし、男の人がして欲しいなら……。
してあげるのが私のするべきことだと思って、訊ねる。

男の人喜ばせられれば、
私の待遇がまた少し良くなってくれるだろうから。
0573名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 09:02:24.23ID:Cdmv7cbX
続きはまたのちほど
0576名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 21:16:57.14ID:8KXtzgRa
男の人は、まさか私がそんなことを言い出すとは思わなかった。と言うような表情を見せて、
けれど、笑みを浮かべて私の頭を撫でると、ぐっっと引き寄せて、任せるよ。と、言う。

するもしないも……私の自由。
だけど、男の人の下半身はして欲しそうに大きくなっていて。
私の目はどうしても、そこに向かってしまう。

ここで、だったら止めておくって言ったら……男の人はなんて言うんだろう。

私を抱き寄せてくれている手に力を入れて、
黙ってやれ。とでも強要するだろうか。
それとも、なら仕方がないなって……諦めるのだろうか。

――私の待遇を良くするためには。

男の人の本能が望んでいることを汲み取って、それに応えてあげることが大事だと思う。
私に任せるよって、言ってくれる。
けれど、それは別にしなくてもいいと言うだけであって、
して欲しくないわけではなくて……たぶん、きっと、してあげたら、喜んでもらえると思う。

――だって、ここに連れて来られてからずっと、男の人はそう言う私を求めていたから。

だから間違っていないんだって、私は信じて疑わなかった。
0577名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/01(月) 21:37:20.09ID:8KXtzgRa
「……痛かったら、言ってくださいね」

そう声をかけてから、
男の人の前に膝をついて……そうして、大きく反り立っている男性器を手で握る。
男の人にとっての急所で、
少しでも危ないことをしたらきついお仕置きをされてしまいそうだから、
えっちな動画で見た手での扱いを頭の中に思い描きながら、手を動かしていく。

――温かい。

元々室温の高い浴室というのもあるかもしれないけれど、
男の人のそれは、室温以上に熱く感じさせる熱を帯びている。

ぶにゅぶにゅとして柔らかい皮の部分と、
肉厚な中の部分と……中心付近の、芯でも通っていそうな硬さのある男性器。

右手で優しく握って、
シンプルに上下に摩ってあげながら、裏の筋に親指の腹を掠めさせて、
早すぎるよりは、ゆっくりとしたものになるようにとした手つきで、責める。

数十回往復したところで一度手を離し、
今度は手のひら全体ではなく、
親指から中指までの3本の指で摘まむようなかたちに変える。
男性器の頭の部分、筋の部分を親指で支え、その上から挟み込んで……また摩っていく。
指が少ない分、すっぽ抜けないようにとさっきよりも力を入れての扱き。

男の人の表情は、分かりやすく変わっていく。
0578名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/01(月) 21:47:26.64ID:8KXtzgRa
横から抓むようにしていたのを、
今度は正面から……鳥のくちばしのようにした手で、男性器の頭の部分を咥える。

手のひらにその先端がぶつかるまで押し込み、
指先に来るまで引っ込ませて、また同じくらいに押し込んで……と、
それを少しだけ早めた動きで行って、男の人を刺激する。

――また一段と、硬くなったような気がする。

男の人は時々、体を震わせるようなものを示して、
男性器はより熱く、より硬くとなっていっているようにも感じられる。
その先っぽからは、うっすらとした透明に近い液体がにじみ出てきていた。

「ん……っ……」

男の人のにおいが濃くなって、お腹の奥がきゅんっっとする。
私を抱いた時の男の人のにおい
私が男の人と交わったときに染みついた男の人のにおい……私を、困らせるにおい。

「っぁ……」

口の中が潤って、
けれど、それを飲み込まずに、男性器を手で支える。

――汚い……気もするけど……。

何がいいのか分からないけれど映像ではそれをさせるシーンがあったし、
相手は喜んでいたから……きっと、良いことなんだろうと、思って……その頭の上に垂らしていく。
0579名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 22:02:48.67ID:8KXtzgRa
私の唾液でぬるぬるとさせた男性器を右手でぎゅっと掴んで、
さっきよりも強く、早く、上下に扱いていく。

男の人のいやらしいところ。
女の子を容赦なく貫いてしまうその先端が、私の親指と人差し指で作った輪っかの中から出てきては潜ってを繰り返す。

――咥えるのは、ちょっとまだ……。

それをしてあげられたら、男の人はもっと喜んでくれるかもしれない。
でも、男の人のそれを直接咥えるのは、まだ少し、抵抗がある。
においもあって、なんだか……口にするのは憚られるような感じがして。

――処女を捧げといて、そんなことって、思うけど。

けれど、それとこれとは……違う。
男の人が求めてきたわけではないし、これは自分からしてる所謂、ご奉仕だから。
命令されているならともかく、そうでないなら、必要最低限でもいい……と、思う。

「……出そうですか?」

男性器を優しく包みながらも、それなりの力で握りながらの上下の動き。
それに息を荒くしていく男の人の姿に……私は、少しだけ、嬉しくなって。

「ください……ご主人様のご褒美……」

男の人を気持ちよくできたこと、
私のご奉仕が、ちゃんとできたということの証明になるもの。
その射線を私の胸のあたりの方にまで下げながら、舌に馴染むそんな言葉でおねだりをして――。

「んっ……」

男の人が小さくうめくような息を漏らしながら迸らせた白い液体を、
私は、綺麗にして貰ったばっかりの胸で受け止めた。
0580名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 22:10:57.07ID:8KXtzgRa
「ぁ……」

胸の上を、ドロッとした熱い液体が流れる。

ローションなんかよりもずっと粘り気があって……まるで、
私の身体から離れたくないって言っているみたいにも感じられる、男の人の欲求。
白濁したその液体は私の体の中に注ぎ込まれたものと同じなのに、
自分の身体から漏れ出ていたのと比べると……あんまり、汚らしいとは思えない何かがあって。

――変な気分になりそう……。

鼻を突く男の人の濃いにおいに、頭が揺さぶられて、
心臓がどくんどくんっって高鳴って、女の子の部分がうずうずとさせられる。
あんなにもえっちなことをしたのに……なのに、満足で来てなかったのかもしれない。

――どうしよう、どうしよう……っ。

きゅんっとした疼きが収まらなくて、
いやらしいところから、私の我慢ならない欲求が涎を滴らせていくのを感じて、
男の人を見上げると、目が合ってしまう。

「ぁ……っ……その……」

私が男の人のにおいに敏感なように、男の人も私のにおいに敏感かもしれない。
もしもそうだとしたら、
今まさに起こっている私の発情期も、悟られちゃっているんじゃないかって……顔が熱くなった。
0582名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/01(月) 22:45:17.04ID:8KXtzgRa
続きは明日
0585名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/02(火) 06:23:27.83ID:lKhtd0kZ
男の人は、そんな私の頭を撫でる。
優しく、なでなでとしてくれる男の人の大きな手。
触れ合ったままの視線を辿った先にある男の人の表情は、私のそれに気づいてると……明白だった。

「ぁ……っ……」

あれだけいやらしいことをして、
ましてや、自分から腰を振ってまで快楽を貪っていたくせに、
その後始末と、男の人へのご奉仕でまた、発情しているだなんて……。

「……ごめんなさい……っ」

自分から男の人に申し出たことでいやらしい気分を高めているなんて、
それこそ……否定しようがないほどに変態だってことの証明になっちゃう。
でも、この心臓も、お腹の奥の熱も、あっさりと冷めてくれるようなものではなくて。

――私……やっぱり、いやらしいんだ。

それはもう、認めるしかないと思った。
いやらしくて、淫らで……そんなことばかりを考えて、求めちゃうような頭をしてるって。
今までは蓋をしていたものが、あるいは、今までは鳴りを潜めていたものが、
男の人の意地悪で……一気に引き起こされちゃったんだって。
0586名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/02(火) 06:31:33.18ID:lKhtd0kZ
男の人は、私の胸に着いた自分の精液を指で押しつぶし、
私の胸のぐりぐりと……指先で塗り込んでいく。
擦られて、熱されて、においが余計に濃くなったものが、私の鼻を責めてくる。

――臭い……のに……っ。

いい匂いどころか、
鼻を抓みたくなるようなにおいにさえ感じられるのに、
身体はそれをそうとは認識してくれずに、心臓を高ぶらせながら、下腹部をきゅんっっとさせる。

男の人の強い匂い。
男の人の……欲求が生み出した、命の欠片とも言えるもの。
そのもう半分が潜んでいる私のお腹の奥が、共鳴しているように、うずうずとしてしまう。

「はっ……っ……はぁ……っ……」

体が熱い。
お風呂場の湿気のせいか、呼吸が乱れるとなかなか戻らなくて……息苦しい。
男の人のにおいが凄い。
いやらしい気持ちが高まっちゃって……心臓が静まらない。

男の人は、だんだんと下がっていっていたらしい私の顎をくいっと持ち上げると、
優しく、気付けのようにふんわりと唇を重ねてきた。
0587名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/02(火) 06:44:17.11ID:lKhtd0kZ
「ん……」

数秒程度の、接触。
唇を絡ませたり、舌をねじ込ませたりとはせずに、
ただ、単調に唇を触れさせているだけのキス。

驚いた私の見開いた目には、こっちを見ろと言わんばかりの男の人の瞳が大きく映って。

「っ……は……」

離れていく男の人を目で追ってしまう。
とくんっとくんっっと、心臓が穏やかに緊張して……お腹の奥がじんわりと熱を広げていく。

男の人は私がいやらしい気持ちになっているって悟っていて、
私がそれを抑えなくちゃって思っていることも悟っていて、
なのに、そんなことをする必要はないよって……いやらしいことに誘ってくる。

――この人は一線を越える大義名分を用意してくる

私がいやらしいことをするための、言い訳。
理性を捻じ伏せて、欲求と身体の望みに甘んじて浸っていくことの許し。
男の人に逆らうべきじゃない私は、だから仕方がないって、どんどん、身体と心を快楽に沈められていく。

――心が、持たないかもしれない。

男の人はいやらしいことをすると喜んでくれて、
私の欲求も解消することが出来るから……それは私の待遇改善にもつながるし……メリットが多い。
だけどその分、私の日常に帰りたいって心が蝕まれていくのを感じる。

でも、私には……それを追い求めるだけの力がない。
第三者による救出に期待して、自分が生き延びられるようにって務めるしかない。

だから――それはもう、どうにもならなかった。
0589名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/02(火) 08:45:48.16ID:lKhtd0kZ
おいで。と、手招きされて、
逆らえるわけもなく身を寄せていくと、
男の人は膝のうえに座るようにって、指示をしてきた。

「……重い、ですよ……?」

女の子とは言え、人の身体。
それも高校生徒もなれば、体重は悲しいけれどそれなりになる。
男の人の負担になるんじゃないかって……気遣ったのに。

男の人は私の腰のあたりを掴むと、全然気にならないよって、笑う。

男の人の力があれば、女の子一人くらいどうってことないのか
それとも……女の子だから、気遣ってくれたのか。

「……失礼、します……」

そう言われてはどうしようもなく、
男の人に言われた通りに、
背中を向けるような形で男の人の足におしりを乗せる。

座り心地の良くない、堅くてバランスの悪い男の人の足。
ぐらぐらと揺れちゃう身体を、男の人が後ろからぎゅっっとして。
私のおしりが男の人の腰に触れるような位置で留まる。

男の人の足が開いている分、
私の足はその外側へと開いた状態で固定され、
目の前の鏡には紅色の頬に惚けた表情をして、
いやらしいところを晒している私の姿が映っていた。
0590名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/02(火) 08:56:59.09ID:lKhtd0kZ
続きはまたのちほど
0594名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 06:26:51.57ID:mKtd4clz
男の人の上に座っているというより、
男の人の身体に背中を預けるような形になっている私の姿。
鏡に映るその私の腰の辺りに触れていた男の人の手が……私のお腹を摩る。

「っ……」

お腹の柔らかいところをなでなでとしたり、
小さな凹み……おへそのところを指でぐりぐりってしたり、
弄ぶようなことをしてくる男の人の左手
下っていくかと思えば、少しずつ上に来て、私の胸を下から持ち上げるように揉みしだく。

「んっ……っ……」

優しい力で、揉まれ、
ほんの少し乱暴な力で、むぎゅっ……むぎゅっ……とされて、
隆起しているようにも感じられる乳頭を、指先でくにくにと遊ばれる。

――自分で、触ってるみたいなのに……っ。

私のとは別の腕も映っているけれど、
自分の腕は降ろした状態だからか、鏡に映っているのは自分の身体だけのようにも見える。

その腕から延びる手が胸を揉みしだいている光景は、
鏡を見ながら自慰行為に耽っているようにも見えるけれど……でも、感覚が全然違う。

「んっ……っぁ……はっ……っ」

自分の意思ではどうにもならない動きと、
身体がどうなっているかなんて考慮してくれない刺激。
だんだんと高まっていく気持ちを、躊躇なく引っ張り上げられていくせいで、声が漏れる。
0595名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 06:34:11.15ID:mKtd4clz
「っぁ……んっ……」

男の人の右手が、
下腹部の辺りをすりすりとし始めて……びくっと、身体が震えてしまう。
男の人と本格的に身体を交えてしまってから、
なぜだか、そこを刺激されるだけで、お腹の奥にまで刺激が刺さる。

水のたっぷり入った袋に針で穴をあけたみたいに、、
じわじわと中身が漏れ出てきているかのような感覚が、お腹の奥から広がっていく。

――だめ……これ……っ……。

広がっていく熱はとても温かくて、
ゆったりとした快感をしみこませてくるそれは、あまりにも危険な感じがした。
けれど、男の人の手は止められない。

「っぁっ……んっ……っ……」

胸を揉まれながら、
下腹部をなでなでと……ほんのりと強く、ぐにぐにとされて。
一番敏感だったところにはまだ、触れて貰えてすらいないのに……波が立って。

「っ……ぁっ……っんっ……っっ!」

小さく、イかされて身体が弾んでしまう。
0596名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 06:42:34.03ID:mKtd4clz
さっき、あんなにもいっぱい達したのに。
ううん……そうされちゃったから、私の身体は敏感なままなのかもしれない。

「はぁ……はっ……っ……んっ……」

胸を揉まれながら、下腹部を撫でられるだけで小さく達して、
そのまま下腹部を撫でられているだけで……また、じわりじわりと、波が向かってくる。

――身体……すごい、敏感になってる……?

下腹部を撫でられると、
お腹の奥にある、本来は触れられないようなところにまでその刺激が届いて、
熱が溜まり、きゅんっっとさせられて
男性器を受け入れていた時に感じた刺激とは違うけれど、強い快感を覚えてしまう。

「んっ……っぁ……あっ……」

ぎゅっっと鷲掴みにされながら、
下腹部の辺りをすりすり……ぐにぐに……ぐりぐり……と、程よい力加減での刺激
達したばかりで下限の低い身体は耐えられるわけもなくて。

――またっ……またこんなっ……イくっ……。

「っっっ!!」

ただ、撫でられるだけ、揉まれているだけ。
それだけで、私の身体はいやらしく達して……鏡に映る私の顔は、どんどん、淫らにされていく。
0599名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 07:44:06.15ID:mKtd4clz
「はぁ……はっ……っ……んっ……」

男の人に下腹部を撫でられ、胸を揉まれて。
ただそれだけだったのに、私の身体は何度も達して。

綺麗にされたばっかりなのに、
私のいやらしいところは酷く淫らに汚れてしまっていた。

――もうダメ……また……っ

ちょっとぐにぐに、ぐりぐりってされただけで、
びくんびくんっってしちゃうくらいに敏感になった私の身体
男性を受け入れるための穴からは、催促するように欲求が溢れ出てくる。

――ひどい、顔……。

快楽に惚けて、口元を涎で汚している私の姿が鏡に映る。
本当に自分かどうかを疑いたくなるほどの顔は、
けれど、間違いなく私だった。

男の人はそんな私の頭を撫でると、
しずくちゃんはどうしようもなくいやらしいね。と、言う。
責めるような言葉は、嬉しそうで。

そして……私はそれを否定出来なかった。
0600名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 08:03:20.70ID:mKtd4clz
「ぁ……ぇ……」

そろそろ止めようか。
男の人はそう言って私の身体を下ろすと、
シャワーを取って、流すよって……私の身体にかけてくる。

べっとりとしていた男の人の精液が汗と一緒に流れ落ちていく。

男の人に使っていたボディタオルが洗われて、
もう一度ボディソープをつけて……私の胸やお腹のところがごしごしとされる。

「んっ……っ……ぁっ……っっっ!!」

敏感な身体は、胸と下腹部に対するそんなことでさえも気持ち良くなって、
そうして……敏感なところへのシャワーで、達してしまう。

――私……もう……。

本当にどうしようもないと思ってしまう。
いやらしくて、淫らで、えっちだって……認めさせられてしまう。
0602名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 08:32:11.23ID:mKtd4clz
「……ごめんなさい」

改めて身体を綺麗にされたうえ、
男の人の身体を洗いきれなくて……そう言って頭を下げる。

男の人に命令されたわけじゃないとは言え、
自分から言い出したご奉仕なのに、
達成できなかったのは……最悪だった。

――自分からやると言って出来ないなんて。

強制されて出来ないよりも、
評価が下がっちゃうんじゃないかって……不安になる。

だけど男の人は……ひとまずお風呂に浸かっとこう。と、
私を誘ってくる。

「失礼します……」

決して大きくはない浴槽では2人だとギリギリで、
男の人に抱かれるような形で……並ぶ。
私が入って腰を下ろした途端に、
男の人はぎゅっと……私を抱き締めて。

しずくちゃんはいやらしいね。と、囁いてきた。
0603名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/03(水) 09:01:06.82ID:mKtd4clz
続きはまたのちほど
0608名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/04(木) 07:44:55.21ID:8f6AFyMq
ここに来てから、
毎回のように男の人は私にいやらしいって、言ってくる。
それはたぶん、実際に間違ってはいなくて。
きっと、私はどうしようもなくいやらしいんだと思う。

――お腹を撫でられるだけで、達しちゃうし。

簡単に熱を帯び、些細なことで達しちゃう身体
男の人には逆らえないという建前で淫欲に浸っていく心
それがいやらしくなかったら……なんなんだろう。

「んっ……」

男の人は反論もしない私の首筋に口付けをして。
そうして、違うって言わないの? と、聞いてくる。

違うって言ったら、男の人はどうするんだろう。

違わないって責めて来るかもしれないし、
それはどうかな? って、からかってくるかもしれない。

――それ以前に。

「……否定できる自信を失くさせたのは、そっちじゃないですか」

そうとも違うとも言わず、私はふて腐れたように答えた。
0610名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/04(木) 08:05:57.95ID:8f6AFyMq
私は普通だと思っていた。

時折、そう……習慣とは呼べないくらいに気まぐれに、
自分でいやらしいことに手を出すことがあった。

もちろん、家にはオフィーリアを含めて家族がいるから、細やかなもので。

それは、みんながみんなしてるだなんて思わないけれど、
でも、少なからずしている人はいると思う。

だけど……ここまで身体が敏感な人はいないだろうし、
初めてだったのに、自分から男の人に跨がって腰を振るなんて人は……。

――淫乱だよね。もう。

満たされることのない欲求に心が磨り減り、
快楽に惚ける女性の姿を見せつけられていたとはいえ……耐えるべきだった。

普通の人なら、耐えられたかもしれないそれを
私は耐えきれなくて……乱れ、よがり狂った。

なのにどうして、いやらしいって言葉を否定できるんだろう。
そんなこと、出来るわけがない。
出来るだけの自信が、私にはない。
0612名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/04(木) 08:44:00.88ID:8f6AFyMq
男の人は悩みを感じ取ったかのように、
私の頭を撫でて、ぎゅっと身体を抱き締めてくる。
私よりも大きな手と太い腕で……でも、凄く優しい力だった。

男の人は、無理に否定しなくてもいいよ。と、言う。

無理に否定する必要はないし、
人とは違うかもしれないそれを受け入れたって良い。
しずくちゃんはもっと、本性を表に出していった方がいい……なんて、男の人は言う。

「……止めてください」

私がこんなにもいやらしいって気付かせたのはこの人で、
身体を敏感にさせたのも、意地悪してきたのも、
一線を踏み越えさせたのだって、この人だった。

だから、この人にはその責任を取る義務があるのかもしれないけれど、
それを問われずとも、堂々と容認されると……私がなにも言えなくなる。

男の人がそんな私を求め、そんな私を受け入れてしまうなら、
私もまた、それを認めて……そんな私でなければいけなくなる。

「……家に、帰してください」

目頭が熱くなって、堪らず……涙が溢れた。
0616名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/04(木) 09:01:10.99ID:8f6AFyMq
このままでは私が私ではなくなっちゃうようで恐ろしいのに、
男の人はそんな私こそが、桜坂しずくだって言う。

――だったら、今の私は。

本性を押し殺して、
自分を真っ当な女の子だとでも勘違いしている淫乱な偽の人格とでも言うのだろうか。

違う。
そんなわけがない……私だって、私なはず。
この世に生を受けて、はっきりと意識を持ってから、ずっと生きてきたのが私なはず。

なのに、今はそれを否定されているようで。

「帰してください……お願いします……」

私は、私のままでいたい。
自分のいやらしさを認めるとしても、それが全てだとは認めたくない。

快楽によがり狂うことこそが自分だなんて……。

「誰にも……誰にも……言わないから……っ……」

泣いてしまう。
守ってくれるもののいない心が、弱音を吐いてしまう。
そんな私を――男の人は、慰めるように、優しく抱き締めてくる。
0617名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/04(木) 09:01:26.84ID:8f6AFyMq
続きはまたのちほど
0620名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/04(木) 12:21:00.04ID:ecVjFk6F
2個進めるってすげえや 
しっかり書き込んでるし
0623名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2022/08/04(木) 22:11:48.04ID:0QMiQsQ6
誰にも言わないかつ今後も関係を持つとか
まあ帰した時点でしずくちゃんが喋らなくても逮捕秒読みだろうけど
0624名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/04(木) 22:56:22.98ID:tsxxKAWL
男の人は、私を優しく抱きしめてくれているのに、
なのに……肩に触れる男の人の頭は、横に振られて……。

――分かってた、けど……っ。

男の人が家に帰してくれる気がないのは分かっていたし、確認していたことだったから、
今更ショックを受けることでもないのに……心が揺さぶられる。

誘拐に監禁までしてきた男の人が、
その相手が涙ながらに訴えてきたところで、知ったことじゃないって言うのは当然と言えば当然だった。
相手を好き勝手に扱える状況を捨ててまで逃がしてあげるメリットはないし、
逆に、デメリットしかないとも言える。

だけど……それは普通なら。で、
この人は私が嫌がることを多少は避けてくれるし、お願いしたら叶えてくれる人だから、
だから、必死にお願いしたら、もしかしたら逃がしてくれるかもしれないと私は、期待をして……。

――期待……?

誰に? 男の人に……? と、
呆然としてしまった私の心を知ってか知らずか、男の人は……しずくちゃん次第かな。と、囁いてきた。
0625名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/04(木) 22:56:53.67ID:tsxxKAWL
続きは明日
0628名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/05(金) 06:20:48.48ID:SzjTXFM0
「私次第……ですか……?」

そう同じように聞き返すと、
男の人はそうだよ。と、優しい口調で答えながら、私の首に唇を触れさせてきて。
キスマークをつける気はないのか、ただ唇を触れさせているだけの口づけは、少し、こそばゆくて声が漏れる。

――何をしたら、良いんだろう。

私次第とは言ったって、きっと、ここから逃がされた後に黙秘するなんて条件とかではないのは明らかだと思う。
そんな不確定な口約束をしたら逃がしてくれるほど善良なら、
こんな状況に持ち込むこともなかっただろうし……。
それに、そのお願いはついさっき首を横に振られてしまったから、たぶん、ダメ。

「……もう一回、えっちなことをしたらいいんですか? それとも……」

――それとも、妊娠したら?

私が避妊したければ薬を……という感じだったから、妊娠するかしないかは私に委ねてくれているように思う。
けれど、もしかしたらそれこそが私次第という条件なのかもしれない。

私が、私の意思で避妊を避けて、男の人の子供を妊娠する。
そんな……幸せな家庭の夢のひとかけらでも味わいたいと、男の人は思っているのかもしれない。
0629名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/05(金) 06:33:31.01ID:SzjTXFM0
肯定されたい気持ちと、否定されたい気持ち半々で、
それを確認することは難しかった。

妊娠したらいい場合、私は男の人と毎日身体を重ねなくちゃいけないし、
それでも妊娠できるかどうかは、ある意味、運次第みたいなところがあって……最低でも2週間程度は、その有無が分からない。

何より……。

――妊娠したい、妊娠したいって、必死になったら……。

気付いた時にはもう、心が壊れていそうな気がする。
必要に迫られて妊娠を望んで、必死に男の人と性行為をして……いつしか、
本気で妊娠を望んで、男の人と愛し合ってしまうようになるんじゃないかって……不安が募る。

快楽に堕ちて、それを求めるようになって。
脱出できるからではなく、純粋に、子供が出来たことを喜べるようになっちゃうんじゃないかって。

「……どうしたら、ここから出してくれるんですか……?」

それとも……という言葉には続けずに問いかける。
そうして、男の人の身体に自分の身体を預けながら可能な限り振り返って、男の人の反応を待った。
0633名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 09:31:06.16ID:BC/xLcUF
男の人は、そうだなぁ……と、悩むように言いながら、私の身体をぎゅぅっと抱きしめる。

私を簡単に苦しめられる力で優しく抱きしめてくる男の人の顔はほんの少ししか見えないけれど、
でも、その表情はお茶らけているようなものではなく、凄く、真剣に見える。
私次第で……の、その条件
それを聞き返されないとは思っていなかったはずなのに。

――それとも、行き当たりばったりなのかな。

監禁するまでは、緻密に計画していたけれど、
それを達成できてからはもう、計画なんてない成り行き任せ。
だからその条件も今から考える必要があるのかなと思うと……心配になる。

そうして……。

その不安を狙い撃つかのように、
男の人は、しずくちゃんはどう思ってる? なんて、質問に質問で返されてしまう。

「……それは、その……やっぱり、えっちなことを積極的にしたら……とか……」

今までの男の人が私に求めてきていることからして、
やっぱり、いやらしい行為に素直になっていくことが出来たなら……とかだと思う。
だけど、男の人はそうかぁ。と、正解ではなさそうな反応だった。
0635名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 09:43:05.65ID:BC/xLcUF
いやらしい自分を認めて、
えっちなことに積極的に取り組んでいくことが求められていることじゃないなら……。
なら、やっぱり、その果てにあることなのかもしれない。

性行為の目的。
それによって、得られる大切な……。

――やっぱり、妊娠させたいのかも。

妊娠させて、私と男の人の繋がりがあったことを残していきたいのかもしれない。
だとしたら、堕胎しないって約束をさせられるのかな。
お母さん達に知られたら、絶対に降ろすべきだって言われるだろうし、
たぶん……そうなるとは思うけど。

否定されたい……肯定されたい……。
答えが分からないままでいるのも、それが答えであると示されるのも……どっちも怖い。

「……子供が、出来たら。とかですか?」

だけど、聞くしかないと思って聞くと、
けれど、男の人はそう言われるとは思っていなかった。とでも言うみたいに目を丸くして。
妊娠したくないんじゃなかった? なんて、呟く。

――それはそう、だけど。

「だからこそ……私次第なのかと思って……」

私に判断が委ねられていることだから。
それが最も正解に近い可能性があるから聞いたのに、男の人はそれでも、なるほどね。と、呟く。
0636名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 09:59:08.60ID:BC/xLcUF
その正否に、私は凄くどきどきとしていたのに、
男の人はあっさりとしていて……どちらとも判断が出来なかった。

良かったと思うべきか、
なんではっきりさせてくれないのって憤るべきかと思っていると、
男の人は私の身体を抱きしめながら、首のところに額を押し付けてくる。

本音を言えば、解放してあげる気はないよ。と、
男の人は元も子もないけれど、当然のことを切り出して。
でも、しずくちゃんはまだ、未練があるみたいだから……なんて、言う。

――そんな気遣いを出来るのに、どうして……。

どうして、こんなことをしちゃったのか……なんて、
聞いたってたぶん、無駄だと思う。
だって、そうしなければ私を自由には出来なかっただろうし、こうして触れ合っていることもできなかっただろうから。

求めて止まない気持ちが暴走してタガが外れた結果であるなら、
どうして。なんて問いに、男の人がまともな答えをくれるとは思えない。

そして、男の人は少し間をおいて、
しずくちゃんが黙っていてくれるって約束を守れるかどうか。
それを証明して欲しい気持ちもあるんだよね。と、私の首に唇を這わせてくる。
0638名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/06(土) 10:09:04.21ID:BC/xLcUF
数日間、責め苦に耐えて達することを求めずにいられるなら、
それの証明にもなるかもしれないけど……なんて、男の人は私の様子を窺う。
数日間どころか……たった2日で音を上げた私には耐えられないって思っているのかもしれない。

――でもたぶん、それはそうだと思う……。

認めたくはないけれど、私はきっと耐えられない。
今までの男の人は、そう言った約束無しに私に意地悪を仕掛けてきていただけだった。
なのに、それにさえ私は抗うことが出来なくて……。

今度は、私を解放するかどうかという男の人にとってのこれ以上ないデメリットが加わっているから、
それはより酷く、陰湿で、確実に負けを認めさせようとしてくると思う。

――なにより、私の身体は、もう……。

下腹部を刺激されただけで気持ち良くなって、
簡単に達せるようになっちゃった身体が、それを耐えられるとは到底思えなかった。
自分の身体だからこそ、それは認めざるを得なくて。

私が黙り込んでしまうと、
男の人は意地悪なことを言ったね。と、小さく笑いながら私の頭を撫でる。
そうして、しずくちゃんがこれだと思うことを頑張ってみようか。なんて、もっと意地悪なことを言いだした。
0639名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 10:35:35.72ID:BC/xLcUF
「……それだと、答えが……」

答えが分からない。
男の人は私のすることをほとんど肯定する。
認めて、褒めてくれて……どれもこれもが正解みたいで、分からなくなっちゃう。

だけど、もしかしたら
そうして男の人を満足させることこそが、私次第……の、答えなのかもしれない。
ここまで、男の人にリードされてやってきたことばっかりで、
私が自分から行動したことなんて、全然無かったから。

――そうじゃなく、私が積極的に……。

やっぱり、私が積極的になることを望んでいるのかもしれない。
正直に言えば、自分のそんな本性なんて認めたくはないし、
好きな人でもない相手に積極的に触れていくなんて……したくない。

だけど、それが出来れば。
そうしていければ……解放して貰える。

でも――本当に、そこに希望を持ってしまって良いのだろうか。
まだ、2日程度しか経っていないのに……救助を諦めて、縋って……それで、良いのかな。

「……考えてみます」

そう答えると、
男の人は無理しなくていいからね。と、私の頭を撫でる。
さっきまで、あんなにも家に帰りたくて辛くて、苦しかったのに……気づけば、落ち着いていて。

少しだけ――怖くなった。
0644名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 22:27:51.81ID:HCGqjRin
「あ……」

結局、答えは得られないままお風呂を出ることになって……はたと気づく。

用意されているのはバスタオルくらいで、
男の人はともかく、私が身に付けるものが何一つない。
男の人が普段から身に付けている下着などを着ろと言うのならそれも仕方がない……ううん、
裸でいるよりは絶対にマシだとは思うけど……
でも、きっとそんなわけもなくて。

「私……裸でいた方が良いですか……?」

自分からおねだりしていかないといけないのだろうと、
なにも用意がないことを暗に訊ねてみる。

正直、男の人が全裸でいて欲しいと思うのも仕方がないって思うくらいには、
汗をかきやすいというか、汚していて。

もしかしたらそうなのかも……と考えていた私の不安とは裏腹に、
男の人は確かに。と、呟く。

綺麗にすることしか考えてなかったね。なんて、
まるで親しい間柄のように笑いながら言う男の人は、
ひとまずはバスタオルを体に巻いておこうか。と……裸よりはマシな提案をしてくる。

「……はい」

素直に応じて、身体を拭いて貰ったばかりのバスタオルを身体に巻くと、
新しい方で良いから、と、男の人は乾いている大きめのバスタオルを1枚、出してくれた。
0647名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 23:28:38.27ID:HCGqjRin
案の定、戻りも目隠しをされたままで……部屋に戻されることになって
裸ではないとはいえ、バスタオル一枚に目隠しではあったけれど、特別緊張はしなかった。

戻された部屋は換気がしっかりとされ、
男の人と交わった匂いもすっかり薄れていたけれど、
温もりはなくても男の人のにおいがする布団だけが、その証明であるかのように残っていて。

「……っ」

部屋にいるだけで、どきどきとしてくる。
さっきまで見たいに、えっちなことがしたいって気分になっているわけじゃない。
ただ、それをした部屋だって思い出させられるから、堪らない。

――私、凄いことしちゃったんだよね。

男の人とキスをして、抱かれて、抱いて、
男の人に跨って、一生懸命に腰を振っていた生々しくて、鮮明な……私の淫猥な記憶。

――痛くなかった。

自分のお腹のところを軽く摩って、小さく息を吐く。

男の人のやり方か、それとも、私の体質なのかは分からないけれど、
初めては痛いって言われたいたのに、そんなことは全然なくて、
挿入されている違和感も、今は治まってる。

後々の後悔に目を瞑れば、
ただひたすらに、気持ちが良くなっていくだけの底無しの快楽。
一度、大きな波を覚えさせられたこの身体はもう、焦らされることには耐えられない。
0648名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 23:56:08.69ID:HCGqjRin
男の人は、少し待っててね。と、
バスタオル一枚を巻いただけの私を部屋に残して、出て行く。

――これから、どうしよう。

こんな部屋ではなくホテルの一室とかで、
バスタオルでもなく、バスローブとかだったりするけれど、
私が読む物語の中には、恋人とそう言う状況になる描写があるものもあったりする。

とはいえ、その後の描写にあるような行為は、
もう、経験してしまった後だし、
男の人は着替えと料理を持って来てくれるだけだから……。

そう考えて、ふと……目を伏せる。

「……ニュースに、なってたりするのかな」

人の行方不明のニュースは、
年齢が若ければ若いほど、早くにニュースになっているように思える。

私くらいの年代なら……確か、
2日3日くらい前から行方不明になっている〜って、報道されていた記憶もある。
だから、たぶん……私のことも。

もう、演劇部に残るのも、スクールアイドルを続けるのも……きっと、許して貰えない。

そもそも、普通に学校に通えるとも思えないし、
少なくとも、通信制高校に転入か編入することになって、
家からあんまり、出して貰えなくなっちゃうかもしれない。

どれだけお願いしたって、
私の身の安全を最優先に考えたら、私のやりたいことなんて……無視されるに決まっているから。
0649名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/06(土) 23:56:27.34ID:HCGqjRin
続きは明日
0651名無しで叶える物語(かつお)
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2022/08/07(日) 00:05:11.45ID:wSnilEaQ
確かに学校自体はともかくスクールアイドルは拉致の原因なわけだし反対されても仕方ないな
0653名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/07(日) 09:08:47.62ID:PVojaUAq
部屋にモニターはあるものの、
テレビとしての役割を担えるようにはなっていない為、ニュースを見ることは出来ない。
せめて、DVDプレイヤーではなくパソコンだったらって思う。

――でも、そんなわけがないよね。

パソコンなんて渡したら、簡単に外部に連絡が取れるようになっちゃうし、
ネット環境を切られていたら、結局、ニュースの確認は出来ないし。

「ニュースを見たいって言ったら……見せてくれるかな……」

私の行方不明についての情報が出ていないかどうか。
スクールアイドルとして大々的に表に出ている分……きっと、はっきりしているから、すぐに分かるはず。
男の人が戻ってきたらおねだりしてみてもいいかもしれない。
パソコンはさすがに無理だとしても、ニュースくらいなら見せてくれるはず。

「……みんな心配してるだろうな……」

家族はもちろん、同好会のみんなも。
璃奈さんなんかはそれこそ、ネット上で情報収集を行っていたりするかもしれない。

いずれにしても男の人が戻ってきてからのことで、最たる問題は――そう。

「……トイレ、どうしよう」

部屋の隅に敷かれているペットシート。
今後のトレイはそこでするようにって言われていて……それは、
今までのようにお手洗いに連れて行って貰えないということでもあって。

それはつまり、人としての尊厳を捨てるのと等しかった。
もっとも、今の私にそれが残っているだなんて……胸を張ることは出来ないけれど。
0654名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/07(日) 12:13:18.61ID:PVojaUAq
そもそもの話、
散々お漏らしして、男の人に綺麗にされて
女の子としては地に落とされてしまったし、
それは大小問わないもので、目の前でだって……。

――こんなことは言いたくないけど。

正直に言えば、今更な話だった。
お掃除されるのも、見られるのも、経験済み。
無理して我慢したところでお漏らししたのをお掃除されることになるだけで、
今までのようにお手洗いには連れて行って貰えない。

なにより――お仕置きされる。

でもたぶん、それでも私が見限られることはない気がする。
男の人の好みに合わないから、男の人の好みに合うようにって、躾されるだけで、
私はきっと……ううん、桜坂しずくは、ここで飼い殺しにされる。

けど、死なないから安心だなんて――思えない。

えっちなお仕置きをされて、
私が私ではなくなっていくのを感じさせられながら、壊れていくかもしれない。
従順であり続けて自分自身を守るか、
来るかもわからない救助に期待して耐え忍ぶ道を選ぶか。

――私は。

ほんのりと熱を帯びる身体には不安しか感じられなくて、
せめて、それが強制されているからこそのものであると、思っていたくて。

「っ……」

ペットシートの上でかがんで、外したバスタオルで精一杯の目隠しを作る。
それでも、音もにおいも隠すことは出来ないし、
ペットシートに広がっていく水分を含んだ色濃さは、誤魔化すことが出来なかった。
0656名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/07(日) 19:13:15.49ID:PVojaUAq
暫くして戻ってきた男の人は、
食事はもう少し時間がかあるから。と言いつつ、先に着るものを持って来てくれた。
……持って来てくれた、けれど。

「これ……」

見覚えのある薄水色のブラウス、指定の黄色いリボン
黒色のベストと、チェックスカート、白い靴下と、そして……赤色のリボン。
それは見間違えるはずもない、私の制服。

――私の日常

これを着て外に出よう。なんて、言われるわけがないことは分かっていて、
ならどうされるのかというのもなんとなく推測できてしまう。
制服を着てる私といやらしいことをしたい……とか。

「……これまで、汚すんですか?」

制服を受け取って、そう訊ねると、
男の人は、それはしずくちゃん次第なんじゃないかな。と笑って、私の頭を撫でる。

そうしてちらっっとペットシートに目を向けると、
またほくそえんで、ちゃんとできたんだね。なんて、
馬鹿にするように褒めて……片付けてくれる。

「……あの、ニュースは見せて貰えませんか?」

その後ろ姿に聞いてみると、
男の人は少しだけ眉を潜めて、考えておくよ。とだけ言って、部屋を出て行く。
0658名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/07(日) 19:41:39.19ID:PVojaUAq
考えておくと言ってくれたけれど、
その表情は……あんまり、好感触ではなかった。
理由としては、見せられない何かがある。というのが一番可能性あるけれど、
それが何なのかは、分からない。

例えば大々的に報道されていて、
ある程度犯人像まで掴むことが出来ており、私が助かるかもしれない希望を持って、
もう、男の人の希望通りに動かなくなってしまうことを懸念しているとか。

あるいは、その逆で一切の報道がないとか。
男の人は帰りたいと泣いてしまった私に私次第では……なんて条件を口にするくらいには、
私が失意に心折れてしまうことを避けようとしてるようにも思えたし。

――なのに、こんな嫌がらせをするなんて。

手渡された虹ヶ咲学園の制服。
着るも着ないも私に委ねられているから、着なくてもいい……のかもしれないけれど、
男の人は、これを着ている私に対して何かあるのかもしれない。
となれば……私には着る以外の選択肢がない。

たとえ、これを着たうえでえっちなことをしろと言われても、
私にはそれに逆らえるだけの余裕がない。
拒んだところで暴力的な性行為に身も心も穢されてしまうだけだから。

――もしかしたら、その方が諦めもつくのかもしれないけど。

それは心が折れてからの方が良い。
正気のまま、暴力を受け入れるなんて――それこそ、壊れてしまう。
0661名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/07(日) 23:47:54.11ID:fIBTaY0y
続きは明日
0664名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 09:05:10.59ID:/0J9IZEp
また戻って来た男の人は、
今度はご飯を持って来てくれたようで、手にはお盆を持っていた。

浅く広いざるにたっぷりのお蕎麦。
おつゆが入っているらしい冷水筒に、とろろ、刻みネギと、数種類の一口大に切り分けられた天ぷら。

――一緒に食べるのかな。

量的に1人前ではなかったし、
おつゆを入れるだろう器も2人分、お箸も2膳となれば明らかで。

隣に座った男の人は、
私の分と自分の分とでそれを分けて置く。
せっかくだから一緒に食べようか。なんて言う男の人。
お箸で抵抗されるって考えてもいないのか、
それとも、されたって平気だって思ってるのか。

――私のこと、信じてるのかな。

抵抗しないって私の言葉
それを信じているから無防備になって来ているのかなって……目を向けると、
男の人は一緒はやだった? なんて、委ねてきて。

「……いえ、大丈夫です」

嫌でも断れないって分かってるくせにって思いながら、
首を振って男の人を受け入れる。
強制すればいつだって出来るのに、
たったこれだけのことで……男の人は嬉しそうに笑っていた。
0665名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 09:18:20.88ID:/0J9IZEp
「……あの、やっぱりニュースはだめですか?」

器におつゆを入れたりと準備する男の人に確認してみると、
男の人は少し間を置いてから、
別に、それ事態は良いと思ってるよ。と、答えて。

食事の時はテレビを見る家と見ない家があるからね。なんて笑って。
気になるだろうけど、まずは食事にしよう。と……私におつゆが注がれた器を向けてくる。

天ぷらもねぎも、とろろも自由
わさびやしょうがもあって……それなりにバリエーション豊富だった。

「……いただきます」

そう言って、ひとまずお蕎麦にお箸を伸ばすと、
男の人は好きに召し上がれ。なんて言いながら自分の分を盛り合わせていく。

誘拐犯と一緒に食事をするなんておかしなことだと思いつつも、
一緒に寝て、一緒にお風呂に入ってとした後のせいか、
それほど抵抗は感じなかった。
0666名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 09:42:51.71ID:/0J9IZEp
「この天ぷらって手作りですか?」

そのままでも普通に美味しく感じられるちくわの天ぷら。
温かいけれど、衣がしっとりとしていて……出来立てには思えなかったけれど、
会話のひとつもないのは居心地が悪かった。

男の人は、さすがに冷食だよ。と首を振って、
天ぷら自体はさほど難しくはないけど、
後処理の手間を考えるとね。なんて笑う。

そんなことを言ったのに、
作って欲しいなら作るよ? とも言ってくれて。

「手間なのに作ってくれるんですか?」

つい、そう聞いちゃうと、
男の人はしずくちゃんが食べたいって言うならだけどね。と、言いながらお蕎麦を啜る。

――良く分からないよ

優しいのか優しくないのか。
私のことを好きなのかそうじゃないのか。
私のことを信じてくれているのかいないのか。

「天ぷらじゃなくてもですか?」

無理難題じゃないなら、ある程度。
男の人は私と話せるだけでも嬉しいって言うみたいに笑顔で。

だから……分からなくなっていく。
0668名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 22:25:35.24ID:cpUuqFYS
「……」

男の人の様子からして、
ニュースを確認しているだろうし、情報を引き出したい。
だけど、ニュースに関することは機嫌を損ねそうで、聞けない。
後で見せてくれそうではあるから、それはひとまず置いておいて……。

黙々と食事するのも居心地が悪いから、どうにか話題を探す。

「……お仕事とかは、されているんですか?」

最初は怖くて聞くことが出来なかった男の人の情報。
少しくらいは聞いてもいいかな……なんて思って切り込んでみると、
男の人はお蕎麦を啜りながら、軽く頷く。

してなかったら、こうする資金がそもそもないよ。なんて、
困ったように笑って。
仕事に行く隙を狙って、脱出でもしようって考えてる? と――目を細めてくる。

「あ、いえ……そんな、つもりは……」

男の人がいなければ脱出できると思えるほど簡単な監禁状態にはないし
運良くこの部屋の施錠を忘れてくれていても、
それ以外の全ての扉の施錠を忘れるとは思えない。

男の人がいてもいなくても、私には自力で脱出できる希望は微塵もなくて。

「ただ、その……居ないとき、私……何にもなくなってしまうので……」

トイレはペットシート、
飲み物は渡して貰えるペットボトルのみで、食事は……。
そして、えっちな映像を見るくらいしかできないモニターと、布団。
あとはアダルトなグッズが色々と。

この部屋にあるのは、それくらいだと思う。
0670名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 23:08:49.33ID:cpUuqFYS
男の人に干渉されないのは少し嬉しい気がしなくもないけれど、
えっちなことをするか、寝るか、
思い出に浸るか、あるはずだった日々に想いを馳せるか。

それくらいしかできない時間は、
男の人と関わる以上に精神を削られそうな気がしてならない。

――男の人に一緒にいて欲しい、のかな……。

いないよりはいてくれた方が、
失ったものを思い出す余裕さえなくなるから……気が楽になるし、
自分から行動するよりも強制された方が、
その行為を受け入れるしかないのだと諦めがつくから精神的にありがたいと思う。

――ダメだって、分かってる。

男の人を信じるのはもちろん、
安寧を求めて縋るなんて、絶対にやってはいけないことだって、ちゃんとわかってる。
だけど……、心がどうしても縋るものを求めてしまう。

でもきっと、
生きていくうえで、何にも縋らないなんていうのはきっと不可能で、
だから、私は生きることを諦めない限り、何かに縋ってしまう。
それは男の人だったり、いやらしいことだったり……。

最も安定してくれるものに、救いを求めてしまう。
0671名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 23:28:16.26ID:cpUuqFYS
男の人はそんな不安を抱いていることに気づいているのか、
ちゃんと傍にいてあげられるよ。なんて言いながら、私の頭を撫でる。

――つまり、男の人は家を空けることがない。

なら、食料はどうやって調達しているんだろう。
資金はどうやって捻出しているんだろう。
貯蔵があると言ったって、特に、食料は限界がある。
私が寝ている間に調達しているとか、あるいは、配達を頼んでるのか。

でも、私が大声を出せば気付かれるかもしれない配送なんて、
普通は頼まないはず。
はずなんだけれど……この人には常識が通じない気もする。

そんなことを考えていると、
男の人は、そんなに放っておいて欲しいの? なんて眉を潜める。
不機嫌にさせてしまったと思って首を振ると、
男の人は別に怒ってないから正直に言ってくれても良いんだよ。なんて、笑って。

しずくちゃんが嫌じゃないなら、
出来る限り傍にいてあげたいと思ってるんだけど。と、言う。

「……出来る限り、ですか?」

一緒にお風呂、一緒に食事……あとは、一緒に寝ること。かな。
そこまでされちゃうと、私の自由が……ううん、自由なんて、そもそもない。

「それはお任せします……私に決定権はありませんし」

そんなことないと男の人は言うけれど、そんなことある。
だって、男の人がそうしたいって言うなら、私にはどうしても拒めないから。
妊娠するかしないかみたいに委ねてくれているならともかく、
出来る限りそうしたいと言われてしまったら、なおさら。
0672名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/08(月) 23:46:19.23ID:cpUuqFYS
もっと素直になったって良いんだよ? なんて男の人は言うけど、
それで機嫌を損ねちゃったりするのが怖い。
男の人がそう言ってくれたから……なんて通用しないのが主従関係だと思うから。

男の人が良いと言ったとしても、
その時に男の人がダメだと言えば、それは私が悪いことになっちゃう。

何より……。

――私はたぶん、考える時間なんて貰ったら、傍にいて欲しいと思ってしまう。

離れれば離れるほど、
会わない時間が長ければ長いほど
私はきっと、男の人に嫌われてしまったんじゃないか、
興味がなくなってしまったんじゃないかって、不安になっていく。

殺されることはなくても、
興味が薄れてしまったら扱いが杜撰になっていくだろうし、
そして私はそれに耐えられない。

だって、切り札にするべきだった身体をもう捧げてしまったから
挽回の手がないし……そうなってしまったら、もう、終わっちゃう。

「……ご主人様は、私のこと……どう思っているんですか?」

だから聞くしかなかった。
好きだって言われたからと言って出来ることはほとんどないし、
ただただ、女の子の1人だって言われてしまったら、どうにもならないけれど。

でも――返答次第では、私は諦めることもできる。
数いる女の子の中の1人程度の感情なら頑張ったって、無駄だろうから。
0673名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/08(月) 23:46:37.84ID:cpUuqFYS
続きは明日
0674名無しで叶える物語(とばーがー)
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2022/08/08(月) 23:50:38.30ID:tMBnB7c2
普通なら監禁調教えっろwくらいにしか思わないけど
ここまで丁寧に描写されるとさすがに可哀想だし幸せになってほしいなぁ
0679名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/09(火) 20:15:21.27ID:QC9+jvg8
私の今後を左右する問いに……男の人は、好きだよ。と、答えて、
もちろん犬とかではなく人としてね。と、付け加えて私の頬に手を触れる。

何をしようとしてるのか、
何をされるのかなんとなく想像がついて目を閉じると――何度も重ねた感触が唇から伝わってきて。

「ん……っ……」

それは、えっちなことをしているときのような、
ねっとりとした深みのあるものではなかったけれど、でも、心にまで届くもので、
離れた男の人に目を向けると、頭を撫でられる。

けれど、心が晴れるわけではなかった。

「だったら、どうして……犬のような扱いをするんですか?」

今のトイレはそうだし、
最初の食事は……まるで、犬にするようなやり方だった。
なのに、人として好きだって言われても信じられない。
そう疑いの目を持ってしまう私のことを、男の人は優しい目で見ていて。

最初は確認が必要だったし、
今は、しずくちゃん、お漏らし癖がついていそうだから。なんて言う。

「……ついてません」

それっぽい身体にはなりつつあるけれど、
我慢させられてるって状況じゃなければ大丈夫だし、それに……。

「そんな身体だったとして、ご主人様がそうしたんじゃないですか」

そう言うと、男の人はちゃんと責任とってあげるつもりだよ。と、私の頭を撫でた。
0683名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/09(火) 20:57:27.37ID:QC9+jvg8
責任を取るとか取らないとかそういう問題じゃないって思ったけれど、
だからこそ、今はペットシートだって言うなら、
そんな心配は要らないって分かって貰えるまでは……扱いは変えて貰えない。

そして、そうなったのは……やっぱり、
私がたくさん、お漏らしとかをしちゃったせいだから……これ以上強く言えない。

「……人として好きなら、解放して貰うとか……」

誘拐され、監禁され、
人としての尊厳、女の子としての尊厳を傷つけられながら、
まるで、性行為のための存在のように扱われて。
それでいて人として好きだなんて……おかしいと思う。

だから、ダメもとでそんなことを言ってみたけれど、男の人は首を横に振る。
それはさすがに出来ないよ。と。
それとも、答えを見つけるのは諦めちゃったの? と。
そう言いながら……私の頭を撫でた。

諦めるわけがないと否定する。
諦めたら、私は一生、男の人に囚われ続けることになっちゃう。
0684名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/09(火) 21:18:15.78ID:QC9+jvg8
「……ならせめて、あのおトイレだけは、止めさせてください」

男の人の言い分は分かるし、
私がそうさせるような酷い状態だったのも否定はできない。
けれど、だからと言って、暫くの間ペットシートを使わされ続けるなんて耐えられない。
解放なんて無理難題を吹っかけてからの、おトイレ問題の解消要求。
このくらいなら叶えて貰えると思ったのに――男の人は首を振って。

おむつを履くのとどっちがいい? なんて、聞いてくる。

「……それは……」

正直に言うと、どっちも嫌だった。
両方とも経験したうえで、どちらも精神的に苦痛でしかなかったし、
どちらかと言えば、肌に密着する感触が不快になるおむつの方が無理がある。

――赤ちゃんが泣いて訴える気持ちが理解できるくらいに……。

私が言い淀むと、男の人はまた私の頭を撫でてくる。
優しい表情を浮かべているのは、
好意を抱いてくれているからだと思うと……今までとは違って感じられる。

でも、やっぱり……この人は誘拐犯だ。
0687名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/09(火) 21:29:39.77ID:QC9+jvg8
続きは明日
0691名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 09:23:10.41ID:GLV3pHJJ
食事を終えて、片付けるために部屋を出て行った男の人は、
今度は、折り畳み式の……携帯電話、所謂、ガラケーと呼ばれるものを持ってきた。
部屋にあるモニターでテレビを見られるようにするのも、
パソコンを持って来てネットニュースを見られるようにするのも……手間がかかるし、リスクがあると思ったのかもしれない。

ネット環境にはつながらないガラケーは、
ワンセグと呼ばれるテレビを見る機能はまだ使えるようで……それでなら。ということだった。

「……見られるんですね、これ」

私が物心ついた時にはもうスマホが一般的に普及していて、
ガラケーというのがあることは知っていたけれど、使ったことは一度もない。
スマホもオフラインで色々と出来るけれど、少なくとも、私が持っていたスマホには、ワンセグを見る機能はなくて。

半信半疑で確認してみると、小さな画面に映像が映し出された。

「……」

気付けばもう、夜だったらしく。
ニュースというよりは、バラエティやドラマなどが各チャンネルで放送されていて、
これじゃない、これでもないとチャンネルを変えていくと、運よく、ニュースをやっているチャンネルがあった。
0692名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/10(水) 09:39:37.62ID:GLV3pHJJ
画面が小さいせいでかなり見づらいけれど……一応は見られる。
暫く見ていると……天気予報に変わって。

「……えっ?」

そうして、表示された日時を見て――目を疑ってしまった。
番組が間違っていなければ、
今はまだ、2日目だと思っていたのに、実際には3日経っているということになるからだ。
3日目の夜……あと数時間もすれば4日目。

そんなに時間が経っているのに、まだ救助が来ない。
ううん、救助自体はそんなすぐに来られるものじゃないって分かってるけれど……でも。

「時間……嘘をついていたんですか?」

ワンセグを見ながらそう言うと、男の人は顔を顰めると、どうかした? なんて呟く。
知らんぷりしているように思えて、
怒りを覚えて目を向けた瞬間、男の人と目が合って……頭を撫でられる。

思ってた時間と違うってことなら、
しずくちゃんの時間感覚が狂ってたんじゃないかな……と、男の人は心配そうに言う。
時計も何もないから、狂いやすいよね。と、
男の人は今更ながらに言ったかと思えば、時計を用意した方が良い? と……聞いてきた。
0694名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/10(水) 09:57:42.30ID:GLV3pHJJ
男の人は、
自分の場合、時計の針が動くあの細やかな音が耳障りで寝付くのに時間がかかる。と言って、
だから、この部屋にも用意しなかった。のだと言う。

それが本当か嘘か、私には信じられないけれど、
男の人は一応、私を案じてくれているようには見えるし、
それに、もし嘘をついていたなら、
絶対に時間がばれるニュースを見せてくれたことがおかしく思える。

――本当に、気付いてなかったのかな。

最初に時間を教えてくれたあの時点で、嘘をついていた可能性はある。
でも、男の人が言うように私の状況は時間感覚がめちゃくちゃになってしまうような状態で、
本当に気づかなかった可能性もないとは言い切れなくて……。

「時計……欲しいです」

私がそう答えると、男の人は後で持って来てあげるよ。と言って、私の頭を撫でる。
その手は優しくて……そして、気付かなくて悪かったね。と、謝られて……。
ふつふつとしていた怒りも、ゆっくり静まっていく。
0695名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/10(水) 10:19:45.73ID:GLV3pHJJ
「……ごめんなさい」

冷静に考えると、私の時間感覚を奪うも壊すも男の人の自由で、
それに対して苛立って反抗的な態度をとるなんてお仕置きされても仕方がない。
そう思って謝ったのに、男の人はこっちの落ち度だから。なんて、叱ったりはしなくて。

――本当に、私のこと……。

目を向けると、穏やかだけれど、どこか罪悪感の滲んだ表情の男の人と目が合う。
それが演技でないなら、本心からなら……。

「っ……」

首を振って考えを振り払い、手元にあるガラケーに視線を落とす。
天気予報が終わって、また事件や事故といった内容の報道へと戻っていく。
交通事故や、火災といった事故や、俳優や女優に関する明るい話題などが報道される中――。

女子高校生が行方不明になっている。と、暗い内容へと切り替わる。

「……ぁ」

今から3日前、友人と別れたのを最後に行方が分からなくなっており、
連絡もなしに帰りが遅いことを心配した母親が、学校と娘の友人に連絡し発覚したらしい。

急に消息を絶つような子ではなかったこと、
高校生が主流となって行われるスクールアイドルという活動で広く顔が売れていることなどから、
何らかの事件……それこそ、誘拐された可能性が高いと言われているそれに出てきたのは――私の名前だった。

スクールアイドルとして活動しているからなのか、
女子高校生という匿名ではなく、私の名前と写真が出ているから、間違いようがない。
0697名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/10(水) 10:29:51.25ID:GLV3pHJJ
家出の可能性もあると言っているけれど、
取材を受けているお母さんは家出をするような子じゃないと否定し、
同じく取材されただろうかすみさんらしき人や、侑先輩らしき人も、それはあり得ないって否定していて。

――まだ、全然進展がないんだ。

友人と別れるところまでは分かっているけれど、
そこから先の目撃情報や不審な点は一切分かっていないと言った感じの報道がされていて、
情報提供を呼び掛けて……私のニュースは終わってしまう。

家出じゃなくて、誘拐されているし監禁されている。
でも、まだだれも、私がここにいることに気づいてくれてはいない。

「っ……ぅ……ぅうっ……」

涙がこぼれていく。
お母さんに会いたい、かすみさんに会いたい、侑先輩に会いたい、
璃奈さん、栞子さん、歩夢さん、せつ菜さん、愛さん、ランジュさん、彼方さん、果林さん、エマさん、ミアさん……。
同好会のみんなに、会いたい。

その気持ちが再燃してしまって――涙があふれ出てきて止まってくれない。
そんな私のことを男の人は抱きしめる。
全部、何もかもこの人のせいなのに、慰められるわけがないのに。
男の人は私のことを抱きながら、優しく、頭を撫でる。

振り払いたくても振り払えないそれを、私は受け入れるしかなかった。
0701名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 11:38:21.61ID:GLV3pHJJ
ニュースなんて見るんじゃなかった。
私のことを心配してくれてる人達の辛さを知るべきじゃなかった。

無事に帰ってきて欲しい、帰して欲しいって
涙ながらに言うお母さんの声なんて――聞きたくなかった。

早く帰りたい、早く安心させたい。
そう、心が酷く焦りを覚えて……どうしようもないくらいに、苦しくなる。
助けが来てくれるのを待っていたら、何年かかるか分からない。
でも、無暗に反抗したって、私はきっとここから出られない。

だから……。

「……妊娠する代わりに、家に帰してください」

もう、なりふり構っていられないと、交渉を持ちかける。
高校生で妊娠するなんて嫌だと思った。
でも、それでここから解放して貰えて、お母さん達にまた会えるのなら……。

――子供が出来たって良い、二度と子供を産めない身体になっても良い。

一生消えない嫌な記憶が残るとしても、
男の人が望むのなら、子供を作り、産んで、育てたってかまわない。
後遺症で二度と子供が産めない身体になるのだとしても、
男の人が許してくれるのなら、中絶して、身体を壊したってかまわない。

どちらに進んだって私にとっては地獄でしかないけれど、
でも、それを受け入るだけでお母さん達のところに帰ることが出来るなら――私は、受け入れられる。

「私から積極的にするし、避妊なんてせずに受け入れます……妊娠が分かるまでは留まるし、それまでは毎日、性行為します……だから……妊娠したことが分かったら、解放してください」

お願いします。と、
私は男の人に土下座をして――懇願した。
0703名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 12:42:52.45ID:GLV3pHJJ
私の……身体を捨てる覚悟のお願いに対して、
妊娠させる気がなかったら通らない話だよね。と、呟かれて……はっとする。
男の人が私を妊娠させたくない。
そこまでのことは考えていないってことなら、私の交渉は決裂することになっちゃう。

そんな単純なことさえ気が付かなかったことに唖然として、でも、と、歯を食いしばる。

「たくさん、えっちなことします……どんな内容だって、全部、積極的にやります……でも、永久的にだと、帰れないから……だから……」

期限を設ける的なものとして、妊娠を条件にさせて欲しいと……お願いする。
妊娠が発覚するまで、性行為を行ってから最低でも2週間くらいかかるという話だった。
その2週間の間は、毎日欠かすことなく、可能なら、朝昼晩と一日中、性行為をすることだって厭わない。

だからその代わり。
もしも妊娠してしまったら、解放して欲しいと……願う。

「お願いします……お願いします……っ……」

必死にお願いをしたからなのか、
それとも、さっきのは私をからかおうとしただけなのか、
男の人は私の頭を撫でると、顔を上げるように言って、涙を拭う。

しずくちゃんが積極的になってくれるなら、大歓迎だよ。
そう言いながら、私の頭を撫でて……今日は薬も飲んじゃったし、明日から頑張ろうか。と、笑みを浮かべる。

「っ……あり、がとうございます……」

妊娠するために、一生懸命に性行為する日々が始まる。

でもそれは、一刻も早く家に帰るためだから仕方がないと、覚悟を決めて、
男の人と向き合い、自分からキスをする。

「……明日から、よろしくお願いします」

そうして――精一杯に笑った。
0704名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 12:50:24.50ID:GLV3pHJJ
続きはまたのちほど。
ある程度割愛予定。
0711名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 20:25:40.90ID:GLV3pHJJ
誘拐されてから4日目の朝が来た。

いつ来るかも分からない救助に期待してただただ媚びて生きるだけだった日々は終わりを告げて、
最短で2週間程度で解放して貰える、自助努力によって救われるかもしれない日々が始まった。

――それが妊娠なのは、辛い。けど。

でも、警察に期待しているよりはずっと……いいと思う。
運よく妊娠することが出来れば、解放して貰うという条件で男の人と契約し、
その代わりに、私は避妊をせずに男の人と積極的に身体を重ねていく。

自分から妊娠を望むなんて辛いし、
実際に身籠らなくちゃいけないというのは、何とも言えない苦しさがあるけれど、
でも、それが出来ればお母さん達のところに帰れるなら、どれだけ犠牲になったって良い。

私が妊娠して帰ってきたって知ったら、きっと、またお母さんを泣かせちゃうかもしれないけど。
でも、ちゃんと、傍にいられるから。

「さっそく……えっちなこと、しませんか?」

後回しにはしたくない。
早ければ早いほどいいし、多ければ多いほどいいはず。
だから、朝になって、飲み物を持って来てくれた男の人に誘いをかける。
0713名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 22:53:06.95ID:GLV3pHJJ
男の人は、そんなに焦らなくてもいいのにと言って私の頭を撫でながら、
本当に今すぐしたいの? と、確認してくる。

焦ってるわけじゃない。
ただ、早ければ早いほど……多ければ多いほど、
結果が分かるのは早く、確率は高くなっていくから。

「したいです……ご主人様と、えっちなこと」

これはちゃんと本心からの言葉。
そうしなくちゃいけないって強迫観念がないといえばウソになるけれど、
それでも、えっちなことをしたいっていうのは本心だから。
だからちゃんと、言葉にする。

そんな私の気持ちが分かっているだろうに、
男の人は仕方がないな。とでも言うような様子で頭を撫でて、顔を近づけてくる。
逃げず、待たず、私の方からも迎えにいって……唇を重ねる。

「ん……」

柔らかく触れて、あっさりと離れていく男の人を追いかけて、
私の方から、唇を重ねに行く。

「……私に、任せてください」

男の人の肩に触れて、
私とは比べられないくらいの体格を感じるように撫でながら……もう一度キスをする。
少しずつ身体の熱を高めて、いやらしい気持ちでm、塗り替えていく。
0714名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/10(水) 23:48:59.26ID:GLV3pHJJ
男の人に布団の上で横になって貰って、
そこに折り重なるようにして身体を重ねながら、また、唇を重ねる。
軽く触れさせて、唇で唇を咥えるようにして、
そうしてまた、軽く触れさせるだけに留めてから……離れて、目と目を合わせる。

「っは……っ……」

焦ってるつもりはないのに、不思議と心が急いているように感じる。
男の人がしてくれていたように、
昨日、していた時のように進めようとしているのに上手く、昂りを得られない。

――気持ち良くない。全然……。

昨日までなら、
もう、下腹部に熱が溜まっていて……キスをするだけできゅんっとして、
早く早くって、いやらしい気持ちでいっぱいになっていたのに。
唇を重ねても、舌を絡めても、そういう気分にはなれなくて……。

「っ……っ……」

男の人と唇を重ねながら自分の下腹部に手を伸ばし、敏感なところを指で摩る。
最近までずっと潤っていたそこは、今は、乾いた感触だった。
0715名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/11(木) 00:03:26.39ID:DDVWAkyw
続きは明日
0721名無しで叶える物語(光)
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2022/08/11(木) 08:30:25.48ID:Lli3Ck35
別に、私が気持ちよくなる必要なんてない。
挿入しても大丈夫なくらいに濡れてさえくれたら、あとは男の人を気持ちよくするために頑張って動けばいい。
ただ、それだけなのに。

なのに……全然、濡れてくれない。

「はっ……っ……んっ……ちゅ……んっ……」

男の人に覆いかぶさるようになりながら、何度も唇を重ね合わせ、舌を絡めていく。
左手で身体を支えながら、右手で下腹部をまさぐって、自分を慰めているときのようにしているのに、
潤ってくれる気配がなくて。

「っ……」

男の人の身体も、興奮とは程遠いと感じさせるくらいに、
あんなにも大きくさせていた陰茎は何の反応も示してくれない。

「……触りますね」

自分よりもまずは男の人。
そう考えて、一応は声掛けをしてから股間のところに手を当てて、男性器に刺激を加えていく。
優しく摩って、一際柔らかい袋のところを弱い力でむにむにとしてあげる。

――全然、おっきくならない。

「……ちゅっ……っは……んっ……」

男の人の敏感なはずのところを手で刺激しながら、キスをする。
いやらしい気分になって貰えるようにって、頑張ってるのに……男の人の身体はあんまり、良い反応を返してくれなかった。
0723名無しで叶える物語(光)
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2022/08/11(木) 08:45:10.75ID:Lli3Ck35
「はぁ……っ……」

呼吸も控えてキスをし続けて、男の人に気持ちよくなって貰おうとして、
一向に進まないまま、体力だけが無駄に奪われていく。

このままじゃ、挿入して貰えるようになるまで半日かかってもおかしくないし、
そこまで時間がかかっちゃったら……出して貰えるように動ける体力が残っていないかもしれない。
気持ちよくなくていい、気持ちよくなって貰えればいい。
それで、妊娠できるように中に出して貰えれば、それで終わる話なのに。

――上手くいかない……っ。

泣きそうな気分になっているのを悟ったのか、
男の人はぎゅっっと抱きしめてきて――ぐいっと、無理矢理に布団の上に寝かされた。
急なことに小さく悲鳴を上げちゃった私の頭を、男の人は撫でる。
優しく、全然、性的な気持ちなんてないって分かる手つきで。

そうして、
男の人は、まずはしずくちゃんが気持ちよくならないとダメだよ。と、困ったように言う。
0724名無しで叶える物語(光)
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2022/08/11(木) 08:53:52.79ID:Lli3Ck35
自分が性的な気持ちに欠けているのに、相手にそれを抱かせられるわけがない。

一方的な責めだって、暴力的な……所謂、強姦のような行為だって、
それ以外のことだって、する側は必ず、気分が高揚するからやっているのであって、
そうではないのに無理矢理していたって、される側に伝わるのは、する側の苦痛だけ。

男の人はそんな感じのことを言いながら、
私の頭を撫でて、撫でて……前髪をすっっと払うと、額に口づけをして、優しく抱きしめてくる。
昨日言われた、好きだって言葉に偽りを感じられない優しい抱擁。

無理したって気持ちよくないし、気持ちよくさせられないよ。
男の人はそう言うと……本当に、今すぐセックスがしたいの? と、もう一回確認してくる。

したいかしたくないかで言えば、したい。
そう、思ってるけれど。でも、たぶんこれは……。

――しなくちゃいけないって、思ってるだけかもしれない。

出来る限り早く妊娠したいから、
その為には、可能な限り早く、多く、男の人とえっちなことをする必要がある。
だから……って。

男の人は答えられない私の頭を撫でると、
しずくちゃんがして欲しいっていうなら、してあげるよ。と、囁く。
0725名無しで叶える物語(光)
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2022/08/11(木) 09:05:44.58ID:Lli3Ck35
「え……でも……」

妊娠したら解放して貰うって条件の代わりに私が頑張るって約束だったし、
なにより、男の人は帰したくないって言っていたのに、その代役を務めてくれるなんて、おかしい。

そう思いつつも、はっきりと言えないでいる私を見つめて、男の人はほほ笑む。

いやらしく誘うのだって……積極的なことだよ。と、男の人は言って。
しずくちゃんがいやらしくおねだり出来たら、してあげるよ。なんて言う。

私が上手く誘えれば、私が頑張らなくても良い。
それなら多分、男の人は気持ち良くなってくれるだろうし、
私の身体だって、きっと、男の人はちゃんと準備してくれる。

でも……そんなうまい話がある状況じゃない。
裏がないわけがないと……私は男の人をじっと見つめる。

「……避妊しないでしてくれますか? ちゃんと……中に出してくれますか?」

妊娠することが解放の条件だから。
男の人がする代わりに、妊娠する可能性を無くすって言うなら、えっちなことをする意味がなくて。
念のために確認すると、男の人はしずくちゃん次第だね。と、答えた。
0727名無しで叶える物語(奈良漬け)
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2022/08/11(木) 09:18:06.04ID:qmGJVUHB
>「……避妊しないでしてくれますか? ちゃんと……中に出してくれますか?」

こんなこと言われたら俺頭どうにかなっちゃう
0730名無しで叶える物語(光)
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2022/08/11(木) 12:20:33.72ID:Lli3Ck35
また、私次第。
普通におねだりするだけでもいいのか、
それだけじゃ、ちゃんと中に出してくれないのか。
男の人はきっとまた、それさえも私に考えさせようとしてくる。

――昨日みたいに。

昨日みたいにご褒美下さいって媚びれば、男の人はちゃんと避妊せずにしてくれるかな……。
それとも、もっと別の……違うアピールを考えなくちゃいけないのかな。
えっちな映像で女性がしていたように。
いやらしい……えっちな誘い方。

おちんちんとか、下品な言葉をたくさん使えばいいのかな。
そんな露骨な誘い方じゃ、逆に萎えちゃったりしないかな。
どうしよう……どうしよう……どうしよう……。

「っ……」

黙っているだけじゃ、男の人を誘えない。
誘えなかったら、男の人はまたあとでって離れて行っちゃうかもしれない。
えっちしたい。えっちなことをされたい。
可能な限り妊娠するようなやり方で、いやらしいことをして欲しい。

「あのっ……ご主人様……」

まだ全然濡れていなくて、気持ち良くなっていない身体はいやらしい匂いも全然しない。
自分を気持ちよくできないし、
男の人を気持ちよくできない、まだまだ未熟な私。
だけど……だからこその誘い方もあるはずだって、意気込んで。

「……もっと……私にいやらしいことを教えてくれませんか?」

男の人に跨ったまま自分のスカートを捲って下着を見せながら、
そう言って、えっちな教育をおねだりした。
0734名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/11(木) 17:18:48.41ID:Lli3Ck35
男の人はほんの少しだけ驚いた様子だったけれど、
私の頭を撫でて、笑みを浮かべる。
しずくちゃんはいやらしい子だねって、嬉しそうな声。

「……私なんて、まだまだです」

えっちな映像で見たことを模倣したり、
ちょっとだけアレンジを加えるくらいが関の山だから。

私が知っていることは知っているし、
私が知らないことも知っていて、それを使って私の身体を準備万端にしてくれる男の人ほどじゃない。
褒められるほど、私はきっと、いやらしくない。

――でも、それじゃ駄目なんだよね。

私はもっといやらしくなくちゃいけない。
男の人におねだりしなくていいくらいに、いやらしいことが出来るようにならないといけないし、
自分自身はもちろん、男の人を喜ばせられるようにならないといけない。

それが一番の近道だから……と、割り切って男の人と向き合う。

「だから……私の身体に教えてください……先生」

私を躾けるご主人様か、私に指導をしてくれる先生か。
えっちなことを教えて貰うという流れなら先生が相応しいと思ってそう言うと、
男の人は面白そうに笑って、私の頭を撫でる。

そうして、良いよ。教えてあげる。と、男の人は優しい声で答えてくれた。
0735名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/11(木) 17:51:17.63ID:Lli3Ck35
もう一度布団の上に横になるようにって言われて、素直に従う。
さっきはすぐ横にあった男の人の顔は、
昨日と同じように、私をまっすぐ見下ろして……ゆっくりと近づいてくる。

「んっ……」

唇への優しい口づけ。
ほんのちょっと触れさせたくらいで離れて、
私が入り口を開くのを待っているかのように間をおいて、もう一度。

「っ……んっ……っは……んっ……んぅっ……」

私の唇が開きかけたところで離れて、呼吸と一緒に唇を奪われて、息苦しくなる。

演劇でも、スクールアイドルでも
頑張って鍛えたはずの肺活量が、まるで、1からになっちゃったみたいに、耐えられない。
苦しくて、苦しくて、
どうしようもなくなって鼻で大きく吸い込むと、男の人が離れていく。

「っふ……」

どきどきと早鐘を打つ心臓は落ち着きがなくて、
鼻から吸った空気を口から吐いて、大きく息を吸い込むと、また、唇が重なる。

唇同士が触れ合い、私の唇が押し広げられ、口を開かされて……舌が入ってくる。
口を開いているとなぜだか鼻での呼吸が上手くいかなくなって、息苦しくなっていく。

「んっ……っ……んんぅっ……ちゅっ……っはぁっ……ぁっ……」

数十秒間ずっと味わわれて、唾液も飲めずに潤った口腔
絡みつかれて搾り上げられるように弄ばれた舌にはまだ感触が残っていて、変な感じがする。
0736名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/11(木) 17:56:06.71ID:Lli3Ck35
続きはまたのちほど
0739名無しで叶える物語(光)
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2022/08/12(金) 09:51:21.11ID:NLmDsge8
「っ……はっ……はぁっ……んっ……」

呼吸が乱れると、
触って欲しいっておねだりしているみたいに、胸のふくらみが大げさになっていく。

いつもはブラジャーをつけているのに、
ここでは肌着もなくブラウスを着させられているせいか、
胸の先が勝手に摩られて、小さな刺激が昇ってきていて、
男の人はそんな私の胸のふくらみを見ても、触ろうとしないで、唇を重ねてくる。

「んっ……っはっ……ぁっ……んんっ……」

ただでさえ整っていないのに、
息を吐こうとした瞬間を狙って来たり、半分ほど吸ったところに仕掛けてきたりとして、
呼吸は余計に乱されて、管理されていく。

――私と全然、違う……っ。

私がしていたキスと違って、
男の人のキスは少し強引で、力強くて、何よりも意地悪だった。
最初の挨拶は丁寧なのに、
ぐいぐいと押しが強くて、一度開いてしまうと、逃げる隙を与えてくれない。

なのに、嫌になれない。

「んっ……ちゅっ……っは……ぁっ……」

ぬるぬるざらざらとした感触が私の舌から水分を掠め取っていき、
目の前で、こくり、こくりって、飲み下す音が聞こえてくる。
唾液が搾り取られるだけでなく、
それで喉を潤されているんだって思うと、羞恥心に火が点けられて、かぁっと身体が熱くなる。

そんな私の頬をすりすりと撫でる男の人は、
耳元に口を近づけて――しずくちゃんは可愛いね。と、囁いてくる。


「っ……ぁっ……んんっ!」

唇が触れ合って……深くまで潜り込まされることなく、私の首筋に男の人の唇が触れる。
0750名無しで叶える物語(光)
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2022/08/15(月) 07:52:32.72ID:XSNjB/5S
「はぁっ……はっ……っ……んっ……」

休む暇もくれずに責めてきていたのに、
私の呼吸を乱すだけ乱して……ふと、動きが止まる。

また不意を突くように息を奪おうとするんじゃないかって慎重になるせいか、
どうしても呼吸が浅くなってしまって。

男の人はそんな私をじっと見つめて、頭を撫でてくる。

本当に愛情があって、
かわいいって思ってくれているって感じさせられる手つき。
なでなでとされて、性的な高ぶりがだんだんと落ち着いていくのを感じる。

――今は、違うのに。

頭を撫でる手なんて求めていない。
胸に触れたり、いやらしいところに触れたりとして欲しい。
ううん……して貰わないと困る。

だって、今の私達はその意思を持ってえっちなことをしてるんだから。

もっと高めて欲しいのに。
まだ全然、始まってすらいないのに。
なのに、男の人の手は優しくて。

「……意地悪しないでください」

つい、そう言ってしまうと、
男の人は私の気持ちが分かっているみたいに笑って。
ぐにっ……と、私の胸に指を押し込んでいく。
0752名無しで叶える物語(光)
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2022/08/15(月) 08:39:23.94ID:27H50QFM
指で押されていても、呼吸で胸が膨らむのは止まらない。
男の人も止めるつもりはなかったようで、
一度指を離すと、
今度は柔らかい胸のでもちょっぴり固い先端のところを指でぐにぐにと弄ってくる。

「ん……っ……」

ぐにぐに、ぐにぐにと指で押し揉まれたり、
ブラウスの上からぎゅっと摘ままれて、すりすりと擦りあげられて。

「っ……ぁ……」

またじわじわと熱が上がり甘えるような声が漏れて、
どくんっ……どくんっ……と、
胸に触れる男の人の手から音が伝わっちゃうんじゃないかってくらいに心臓が高鳴る。

「ん……んんぅ……っ……」

乳頭を指で擦ったり、
胸の柔らかいところをマッサージするみたいに揉まれながら、唇が塞がれる。
鼻で呼吸することは出来ても、
それでは間に合わなくて、息苦しくなっていく。

――苦しい……苦しいのに……っ。

その息苦しさの中にも快感が潜み、
身体が熱を帯びて、下腹部がきゅぅっと疼いてしまう。
胸を揉んでいた手がお腹に触れる。
0754名無しで叶える物語(光)
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2022/08/15(月) 09:20:13.89ID:27H50QFM
男の人の手はさすさすと優しく擦ってから、
少しずつ力が籠っていき、
圧迫感がお腹の奥にまで伝わっていく。

「んっ……っ……っ……っは……ぁっ……」

男の人が唇を離してくれた瞬間に、
肺がいっぱいになるくらいに空気を取り込むと……お腹まで膨らむ。

男の人は小さく笑うと、
まるでそこに子供がいるかのように優しく撫でてくれたけれど、
お臍の辺りから少し離れたところを指でぐっ……ぐっ……と刺激してくる。

「っぁ……んっ……」

ただでさえ熱くなっていたお腹を撫でられて、
解れたところに与えられた刺激はしっかりと奥まで来て、
昨日も感じた、お腹の中にある大事なところに響いてくる。

「ちゅ……っ……んっ……っ……」

舌を絡めとるような深いキスをされながら、
ぐりぐり……ぐりぐり……と下腹部の辺りを刺激されていく。

――これ……すごく……っ

敏感なところにはまだ触られてもいないのに小さな波が押し寄せてきて、
身体がびくびくとしてくる。

「っぁ……はっ……んっ……っ……」

自分のいやらしい匂いが強くなって、
淫らな欲求が男の人を受け入れるためのところから漏れ出ていく。

――私……っ

自分では頑張ってもダメだったのに、
男の人に少し触られただけで、私の身体は簡単にいやらしくなっていく。
0755名無しで叶える物語(光)
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2022/08/15(月) 09:20:24.10ID:27H50QFM
続きはまたのちほど
0758名無しで叶える物語(光)
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2022/08/16(火) 00:24:39.31ID:+Q97SR2n
「はっ……っ……ぁっ……んっ……!」

お腹をぐにぐにとされ、
ぐっ……ぐっ……ぐっ……っと刺激されながら、
ねじ込むようなやや強引なキスを受けて――口の中を塗り替えられていく。

乱れた呼吸をさらにおぼつかなくさせるその意地悪な攻め方は、
苦しいけれど心地良くて。

「っ……んっ……ぁっ……はっ……っ……」

自分の意思が介在しない、他人からの触れ方だから?
それとも、昨日のように無理矢理に導かれたんじゃなくて、
自分から受け入れてのえっちなことだから?

――だから、こんなにも感じやすいのかな。

それとも。
本当は帰したくないって本音を吐露していたのに、
私がおねだりしたくらいでこんな協力をしてくれるくらいに男の人が私を愛してくれてるから?

――なのに、私は。

本当なら気持ちよくされるんじゃなく、
気持ち良くしてあげるべきなのに、それは出来ない。
だからせめて、それくらいはしていかないと……フェアじゃないと思うから。

「せんっ……せぃ……っ」

そう呼びかけながら男の人の首に手を回す。

男の人はいやらしい私が好きで、
いやらしいおねだりをすれば男の人は喜んでくれる。

だから――そのままキスをせがむ。
0760名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/16(火) 07:46:02.12ID:+Q97SR2n
男の人は柔らかく笑って私の頭を撫でると、
強引だった口付けを優しく、迎え入れるように切り換えてくれる。

「んっ……っ……ちゅ……っ……」

互いに手を取り合うように舌を絡めて、
ほんのりといやらしく、水音を弾かせながら唇を離す。
そうしてまた、
唇同士で咥え合うように絡めて、ちゅぷっ……っと、響かせる。

「っは……ぁ……んっ……」

呼吸はほんの一瞬で、
小さく開いた口を割ってくる男の人を受け入れて、
足りない空気を求めるように、吸い付く。

――先生の身体も、熱い……。

目の前にある男の人の額には汗が浮かび、
腕を回した首の辺りはちょっぴり、汗ばんで感じる。

「……先生……もっと……もっと、ください……」

キスばかりで息苦しいのもあるかもしれないけれど呼吸も乱れていて、
顔色も紅潮しているように思える男の人。

それを一目見て笑みを向け、ねだり、唇を重ねていく。
0761名無しで叶える物語(光)
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2022/08/16(火) 08:11:17.62ID:+Q97SR2n
子供を作らなきゃいけない、妊娠しなきゃいけない。
そう焦ってばかりだった身体が解れていく。
刺激を押さえられなくなって、
ふつふつと湧いた高揚感に熱を帯び、無意識に声音が蜜のように甘くなる。

「……ぁっ……っ……んっ……あっ……」

べったりと張り付くブラウスの上から胸を揉まれ、
先端のちょっぴり隆起したところをくにくにと弄ばれながら、
すっかり敏感になっていた下腹部の辺りをとん……とん……ってされて。

私の身体がちゃんと女の子なんだって……。

ううん、もう、男の人を受け入れられる身体なんだって、教え込まれていく。

「っ……んっ……あっ……っ!」

小さな波が押し寄せてきて、
また、身体がびくんっと、跳ねてしまう。
0762名無しで叶える物語(光)
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2022/08/16(火) 08:47:32.80ID:+Q97SR2n
「っ……ふっ……はぁ……ふ……」

ついさっきまではえっちなことなんて出来そうもない身体だったのに、
もうすっかり、受け入れられる身体になっていて。

いやらしい匂いが漂い、
男の人を迎える女の子のところは催促するみたいに涎を滲ませていて。
いやらしく濡れそぼっているんだって、触らなくたって分かる。

――どきどきって、しちゃう。

少しでも早く家に帰るためって使命感による性行為だったはずなのに、
私の身体は、そんなことを差し置いて楽しみたがっているように感じる。

「……先生……」

声をかけて、唇を重ねる。
唇を重ね、絡め、舌を触れあわせるたびに男の人が身体に溶け込んでくる。

「先生……っ……んっ……」

男の人の手が私の卑猥な入口へと伸び、
にちゅ……っと、酷い音を立てながら開かされていく。
ただそれだけでも、気持ち良さに身体が反応してしまう。
0764名無しで叶える物語(光)
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2022/08/16(火) 09:01:40.07ID:+Q97SR2n
一度閉じられて、
今度は下着の上から入口のところを指先ですりすりと擦られていく。

「んっ……っあっ……はっ……っ……」

水分を含んだ下着の感触はちょっぴり気持ち悪いのに、
男の人の指で擦られる刺激の心地好さに押し負けて、喘いでしまう。

「んっ……っぁ……はっ……ぁっ……ぃっ……!」

割れ目をくぷっ……って開かされながら、
小さく露出していた敏感なところを、
すりっ……すりっ……って掻くように虐められて、また、小さくイかされて。

びくびくとしちゃう私を男の人は優しく見つめて頭を撫でると、
軽く唇を重ねてきて。

いやらしくて、かわいいよ。と。
大好きだよ、しずくちゃん。と。
まるで、恋人のように愛を囁いてくる。

「……先生……」

性的な高揚のせいか、嬉しくて。
そう呼びかけて、唇を重ねた。
0765名無しで叶える物語(光)
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2022/08/16(火) 09:01:56.29ID:+Q97SR2n
続きはまたのちほど
0768名無しで叶える物語(光)
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2022/08/17(水) 06:49:30.09ID:bsLWkERI
あっという間に解されて、準備させられた私の身体。
溢れた汗でブラウスが肌に張り付き、
染みて色濃くなったところからは私の肌色が透けて見えているほどで。

きゅぅっっと、お腹の奥が待ちきれないって言うように疼く。

「はぁ……はっ……っん……」

いやらしい匂いがする。
えっちなことに満たされて、滲み出る欲求の匂い。
男の人を誘おうとする身体から発するそれに充てられてか、
私を覆うようにしている男の人の……股のところも、さっきと違って膨らみが見える。

「……先生」

私も、男の人も。
互いに我慢する必要はないし、させる必要はない。
ううん、男の人は我慢する理由があるのかもしれないけれど……でも。
私がおねだりしたら、応えてくれる。

――どきどきする。

本当の意味で自分から性行為に臨むのはこれが初めて。
だけど怖いとは思わなかったし、むしろ、身体も心も、前向きだった。

「先生……そろそろ……実習がしたいです」

そう言って、自分でスカートを捲って、
下着に染みを作る、いやらしい入り口のところを下着の上からにゅぷ……っと、指で押し広げる。
男の人が喜んでくれるように、気持ちよくなって貰えるように。
私は精一杯に、いやらしおねだりをして見せた。
0769名無しで叶える物語(光)
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2022/08/17(水) 07:59:23.83ID:bsLWkERI
男の人は私の頭を撫でると、
しずくちゃんはいやらしい悪い子だね……なんて、耳もとで囁く。

「んっ……」

首筋に柔らかいのが触れて、くすぐったい刺激が鎖骨の方へと下る。

男の人の指が、開いたいやらしいところを下着の上からくにゅ……っと押してきて、
下着がほんの少しだけ中に入り、
湿り気を帯びた布地の擦れる刺激に、身体が反応しちゃう。

「っ……はっ……ぁっ……んっ……」

私の身体の具合を確かめるように、
男の人は指でいやらしいところをぐいぐいと攻めてくる。
濡れそぼって緩んだところは指なんて簡単に咥えて。

ぬちゅ……にゅぷ……
にちゅっくぷっ……ぬちゅ……っと、
指で弄られるたびに、粘り気を感じる卑猥な音が漏れ出ていく。

「っ……ぁっ……っ……ふ……ぁっ……っっっ!」

ふと、中に入ってきた指がくいっっと曲がり、
私の内側にある特に敏感なところを突き上げてきて……いやらしいのが吹き零れる。
0771名無しで叶える物語(光)
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2022/08/17(水) 09:21:09.85ID:bsLWkERI
「ん……」

ぐっしょりと濡れちゃった下着が、ずるずるって脱がされていく。

脱がされていくのも、
蒸れたいやらしい匂いが拡散していくのも、
ちょっぴり恥ずかしいけれど、
抵抗するようなものではなくて……ただ、胸が高鳴ってしまう。

――あ……っ

そうして、覆うものの無くなったえっちなところがすーすーする。
目を向ければ、
脱がされて丸まった下着が男の人の手に収まっていて。

男の人は汚れたそれをわざと見せつけるように自分の顔に近づけて、
すぅーっと、においを嗅ぐ。

「っ……」

絶対に酷いにおいなのに。
もしかしたら鼻につくような臭いかもしれないのに。
そう思ってどうしようもない恥ずかしさに身体が一層熱を帯びる。

――でも……。

男の人は臭いって言わなかった。
むしろ、いやらしいねって……嬉しそうに呟く。
0772名無しで叶える物語(光)
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2022/08/17(水) 09:21:19.36ID:bsLWkERI
続きはまたのちほど
0779名無しで叶える物語(光)
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2022/08/18(木) 08:45:29.41ID:hUFG5WEW
「……やめてください」

嗅ぐのは男の人の自由だって思いはするけれど、
目の前でそうされているのはやっぱり、恥ずかしくて。
なのに、男の人はすぅーっと、音を立てる。

私が履いていた湿った下着。
きっとにおいも凄いのに、男の人は全然平気そうで、
むしろ、それに高ぶっているようにも感じられる。

「……好き、なんですか?」

そう聞いてみると、
男の人はしずくちゃんの匂いなら……なんて答えながら、
またすんすんと、私の匂いを取り込んでいく。

――だからって、そんなに……。

まるで大好きな食べ物を味わうようにしていなくたってって思うけれど、
でも、不快には感じなかった。

男の人は嫌がらせでやっているわけではないし、
なにより、それで高揚してくれているって目に見えて明らかだったから。

「っ……」

男の人はスカートを捲り上げて私のいやらしいところを晒し、
しっかりと準備の整ったその場所に、
大きくなったおちんちんを近づけてくる。

「……お願い、します」

自分で割れ目を開いて、ここにくださいっておねだりすると、
男の人は笑みを浮かべて、自分の下着を下げる。

「んっ……」

そうして…おちんちんの先端を私のいやらしいところに触れさせる。
ぬちゅっ……くちゅ……くぷっ……と、
卑猥な音をさせながら、少しずつ、私の中に男の人が入ってきた。
0780名無しで叶える物語(光)
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2022/08/18(木) 09:16:44.90ID:hUFG5WEW
「大丈夫……です……」

苦しくないか、痛みはないかって心配してくれる男の人。
だけど、全然平気で……痛みなんてこれっぽっちも感じない。

――本当に、私……。

はじめての時は痛みがあるって聞いたことがあった。
処女膜というのがあって、それが裂ける痛みなんだって。
でも、男の人のおちんちんが、
ずりゅずりゅと入ってきても、痛みなんて感じられなくて。
むしろ、いやらしい入口が擦られる快感を覚えていて。

もう、はじめてじゃないんだって、実感する。

「んっ……っ……ちゅ……」

男の人は私のそんな悲観を感じ取ったかのように、
優しく触れながら、キスをしてくれた。
0783名無しで叶える物語(光)
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2022/08/19(金) 06:15:51.17ID:JLc+IOeI
ずにゅ……にちゅ……
ぐぷ……くぷっ……ぬちゅっ……

そんな、湿り気を帯びた卑猥な音がゆっくりと動き始める。

「んっ……っ……ぅ……」

挿入される痛みはなくても、
身体の奥が、ぐっ……ぐっ……って押し上げられるちょっとした息苦しさに、
少しだけ、我慢させられているような声が漏れていく。

「っ……ふっ……ぁっ……っっ……」

にちゅぅぅぅ……っと、ゆっくりと引き抜かれていく男性器に纏わりつくように、
私のいやらしいところが引っ張られていき、
にゅぷ……くぷぷっ……っと、押し込まれて、触れられることのなかった場所が、ぐぐっって、突き上げられる。

「んっ……っ……はっ……はっ……はぅ……んっ……」

慎重に、ゆっくりと。
男の人は、私の様子を見ながら、そんな風に優しく動いてくれる。
もう初めてではなくて、ちゃんと解して、濡らしてくれていたからか、
全然、痛みなんて感じていないのに、優しく扱ってくれていて。

――本当に……私のこと。

大事に思てくれていて、愛してくれていて。
本気になってくれているんだって、大きく怒張したおちんちんの熱を感じる。
0784名無しで叶える物語(光)
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2022/08/19(金) 06:35:44.22ID:JLc+IOeI
「っ……ぁっ……っ……」

そんなの入らないって思うくらいだった私の小さな入り口は、
しっかりと男の人のものを咥え込んで、
身体の奥へと続く道は、男の人のそれに見合った形に、舗装されていく。

私のいやらしい欲求が滑りを良くして、男の人の動きがだんだんと早くなると、
ぬちゅ……ぬちゅっ……ぐぷっ……ぐぷっ……なんて、
いやらしい音も激しさを増す。

「んっ……っ……っぁっ……はっ……んんっ……っ」

内側がずりずりって擦られる感覚と、
大切で、敏感なところをずんっ……ずんっって突き上げられる感覚に、
苦しくも心地いい声が出ちゃう。

摩擦で乾いていくのもものともしないくらいに、
私の身体はいっぱいに濡れて、溢れて、いやらしい音は湿り気と粘り気を増して、
えっちな匂いはより濃く、音は響くようになっていく。

「ぁっ……っ……んっ……っぁ……ぃぅうっっ……!」

身体の奥にある、もう一つの入り口付近とおちんちんが何度もぶつかって、
突き上げられ、擦られて、また突き上げられてとしていくうちに高まった熱が、大きく弾ける。

「はぁっ……はっ……っ……ぁっ……んっ……っ」

ぷちゅっっ……と、いやらしいのが噴きこぼれたけれど、
男の人はそんな私の身体に追い打ちをかけるように、
ずにゅ……にゅぶ……にちゅっにちゅっ……と、攻め込んできて。

――イくっ……またっ……イったばっかりなのにっ……っ。

唇を塞がれ、舌と舌をにちゅりと絡まされながら、
ずにゅっ……ぐぷっ……ぐっ……ぐっ……と、
私のいやらしくてえっちなところが擦られ、突き上げられて――身体がびくんっと、強く震えた。
0785名無しで叶える物語(光)
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2022/08/19(金) 06:49:03.41ID:JLc+IOeI
「っぁっ……はっ……あっ……まぁっ……!」

2回も連続してイかされて、
ただでさえ敏感になっていた体に、男の人は容赦なく攻め込んでくる。

もう全面的に降伏しているくらいに受け入れているのに、
むしろ、だからこそって言うかのように、男の人の動きは激しくなっていく。

「いくっ……ぁっ……ぃっっっ!」

お腹の上から摩られて刺激されるだけでも小さな波を起こすところが、
ずんっ……ずんっっと……突き上げられていく快感には抗いようもなくて、いやらしさが噴きこぼれる。

何度もイかされて、ひくひくっってしちゃう私のいやらしいところ。
どうにか力を入れて、ぎゅぅぅっっとおちんちんを締めてあげてるのに、
男の人の動きは全然鈍らず、むしろ激しくなる。

――またっ

男の人はまだ1回も出してないのに、私ばっかり、弾けさせられて、イかされちゃう。
でも……抗えない。

「んっ……ちゅ……んっ……っはっ……ぁっ……んっ」

唾液を練り合わせるように唇を重ねて、舌を絡めながら、
入り口を擦られて、押し広げられて、身体の奥をぐっ……ぐっ……っと突き上げられて。

「ぁっ……っ……んっ……ぅ……んんんぅぅっっ!!」

男の人の身体をぎゅっって抱きしめながら私はまた一段といやらしくなって。

えっちな匂いが強くなって、快感が迸って、噴き零しながら、
びくんっ……びくんっって震える身体を、突き上げられていく。
0786名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/19(金) 09:05:28.94ID:JLc+IOeI
続きはまたのちほど
0792名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/22(月) 00:02:34.95ID:67hmkIJ1
「ぁっ……んっ……ぁっ……っ……」

ただでさえ敏感なのに何度もイかされて、余計に敏感になっちゃった身体は、
男の人に突き上げられるたびに、びくっってしちゃう。

擦られる入り口が熱くて、
突き上げられるのが苦しいけれど、
でも、そんなことが気にならないくらいに、快感が迸る。

――イっちゃう……またっ……っ。

男の人に突き上げられ、熱が弾ける。
いやらしいのが吹きだして、反動でおちんちんをぎゅっっとしちゃう。
男の人はそれでも止まらずに、私の心を突き動かして。

「んっ……んぅ……ちゅ……」

どちらから求めたのかもわからずに唇を重ね、舌を絡める。
ただでさえ息苦しくて、死んじゃいそうなのに、
キスをしながら突き動かされるのが気持ちよくて、痺れそうで。

――少しは……報いたい……っ。

イかされてばっかりだから、
男の人にだって、気持ちよくなって欲しいし、ちゃんと、出させたい。

そう思って、男の人の舌を舐め、絡まって、唇で唇を咥えてあげながら、
ぐちゅ……ぬちゅ……と、
緩んでしまういやらしいところに力を込めて、おちんちんをぎゅぅっと締めてあげると。

男の人が私の身体を抱きしめる。
しずくちゃん、しずくちゃんって、名前を呼んで。

「先生……っ……くださいっ……先生の……っ……」

もうすぐ、目的のものが来てくれるって感じて、
沿うおねだりをすると、ぐっっと、男の人の怒張したものが一番奥にまで入り込んでくる。

「っんんんっっっ!!」

今までで一番深く激しい動きに私の身体は一際大きく快感を弾けさせて。
男の人も、びくっびくっっと、微かに震える。

ちゃんと、中に出して貰えたんだって、色々なものが満たされていくのを感じて……。
余韻に浸るように互いに抱き合う。

「せん……せ……っ……んっ……ちゅっ……」

そうして、唇を重ねた。
0793名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/22(月) 00:04:56.27ID:67hmkIJ1
続きは明日
0796名無しで叶える物語(茸)
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2022/08/22(月) 08:56:02.94ID:Ci8FQzBd
「……ありがとう、ございました」

男の人とくっつきながら、お礼を言う。

本当なら、私がやらなくちゃいけなかったことで、
男の人にとってはしたくないことで、
そうしないって選択肢もあったのに……してくれたから。

……ううん。

それだけじゃないって、
どきどきとしたままの心臓が、はっきりと示す。

――ちゃんとした、性行為だった。

辛くて、苦しくて。
気持ち良さなんてこれっぽっちも感じられないものじゃなくて、
互いに快感が得られて、幸福を感じられるものだった。

男の人の本心は、
私を手放したくないはずなのに……心から愛してくれていた。

男の人は笑いながら私の頭を撫でると、
気持ち良かった? と、聞いてきて。
私は……どうしても、赤くなってしまって、意味がないって分かっていても顔を背ける。

「……良かったです」

そう答えると、男の人は良かった。なんて嬉しそうに言って。
私のことを優しく抱き締めた。
0799名無しで叶える物語(光)
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2022/08/22(月) 21:40:59.11ID:3FOORu/G
結果が分かるのは約2週間後。
とはいえ、これで妊娠できたとは限らないし、
検査薬の結果が陽性になるまで男の人とは毎日えっちなことをしないといけない。

――そういう、約束だから。

妊娠するまで毎日えっちなことをするし、積極的に頑張る。
その代わり,
妊娠したら解放して欲しい。そういう契約を自分から望んだ。

だから、本当は気持ち良くなる必要なんてなかった。

ただただ男の人を勃起させて、興奮させて、
反り立った男性器をいやらしいところで刺激して……中に出して貰う。
それだけで十分だった。

――なのに。

先生って呼んだからか、
本当に……教えてくれたかのように沁みて。
そのやり方では絶対にダメだったって身体が感じる。

「……先生」

声をかけると、男の人は頭を撫でてくれる。
男の人は満足そうで、私もまた、満たされてしまっていて。
熱が冷めていくのが、少しだけ寂しく感じてしまう。

「……先生……」

ゆっくりと、噛みしめるように呼びかけながら、
男の人の身体にすりすりと、自分の匂いをつけるように縋る。

男の人はいいと言ってくれていたけれど、
今日は、おねだりして、えっちして貰っただけだから。

だから。

「……私のにおい、好き、なんですよね?」

約束がなかったことにされないように、
せめてこれくらいはって……積極的に触れていく。
0802名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/23(火) 00:33:51.16ID:Xwv/EFNL
男の人は、しずくちゃんのことなら好きだよって、答える。

どんな匂いだって、全部って。
本当ですかって疑いたくなるようなことも、
これまでの男の人の言動が、信憑性を高める。

お風呂上がりの綺麗なにおいも
お風呂に入れていない汚れたにおいも、
普通なら、他人になんて関わらせることのない、酷い臭いも。

男の人は全部触れて、感じて
それでも、遠ざけるようなことをしないで、関わろうとしてきた。

だから、男の人のそれは本当なんだろうなって思う。

「先生の方が、いやらしいですよ」

私なんかよりもずっと。
先生なんだから、生徒より上回っているのは当たり前だけど。
男の人は嬉しそうに私の頭を撫でて。
避妊薬、用意しておこうか? なんて、意地悪なことを言ってくる。
「……要りません。そんなもの」

避妊薬を飲んでしまったら、無駄になっちゃうから。
私は私の意思で、それを断る。

「そんなものより……もう一回、しますか?」

そう言うと、
男の人はさすがに休むべきだって、ちょっとだけ慌てる。
その瞬間だけは、私が上回れたようで。
思わず、日常のように、笑えてしまった。
0803名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/23(火) 00:34:10.14ID:Xwv/EFNL
続きは明日
0806名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/23(火) 08:42:37.13ID:Xwv/EFNL
気持ち良くなる必要なんてない
楽しくなる必要もない
そんな気持ちでえっちなことをしたって、
私だけじゃなくて、男の人を気持ち良くさせられない。

だから、気持ち良くなろう、楽しもうって……頑張った。

いやらしい動画を見て、
それを思い描きながら慰めて……気持ち良くなって。
それをいざ、男の人とするときに、ちゃんと気分が高まるようにって、努力した。

でも頑張ったのは、数日くらい。

それからは、頑張ろうって思わなくても、
男の人と身体を重ねるだけで、どきどきとするようになった。
唇を重ねて、舌を絡めて……。

そうするだけで、お腹の奥がきゅぅっとした。

男の人から挿入して貰うこともあれば、
私から男の人に跨がって、腰を振ったりしたし、
部屋だけでなく、お風呂場やトイレでもえっちなことをするようになった。

男の人が喜んでくれるのが、嬉しかった。
男の人が誉めてくれるのが、嬉しかった。
男の人が気持ち良くなって、
私のお腹の奥にいっぱい、注ぎ込んでくれるのが嬉しかった。

いやらしいところから、白く濁ったものがどろりと溢れてくるのを見ると、
これで子供が出来たかもしれないって毎回思って、どきどきした。
0807名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/23(火) 09:02:53.04ID:Xwv/EFNL
自分でも、男の人を誘うときの声が変わっていっているのは気付いてた。

最初は早く帰るためって義務感のようなものがあったけれど、
次第に義務感が薄れて、
ただ、えっちなことをしたいみたいなものになっていって。

その度に、
早く帰るためだからって。
そうしないと、男の人を気持ち良くさせられないからだって。
取り繕って、誤魔化した。

自分の本当の気持ちなんて、
隠すことは出来ても、誤魔化すことなんて出来ないのに。

――えっちなことをするのが、楽しかった。

私に与えられた娯楽がそれだったからかもしれないけど。
でも……。

こうしよう、こうしてみようって思ったことを実際にしたときに、
男の人が喜んでくれて、誉めてくれて
そうして、気持ち良くなって、私のお腹の奥を満たしてくれるのが……嬉しかった。

ちゃんと出来てるんだって、
ちゃんと上達してるんだって……。

私は、いやらしいことを楽しむようになっていた。
0808名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/23(火) 09:03:07.99ID:Xwv/EFNL
続きはまたのちほど
0811名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/23(火) 09:15:22.10ID:HucOQAw+
展開的には「結ばれた二人はこの部屋で永遠に~」より「しずくは日常に戻ったけど……」のほうが見たいかな
まあ1が決めることだけど
0813名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2022/08/23(火) 12:07:32.14ID:c8jvx7dx
男の犯行動機ってしずくちゃんを監禁して飼育したいだよね?警察が介入しない限り自ら解放することは無い気がする…
0814名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/23(火) 12:11:04.10ID:HucOQAw+
向こうだと「本当は手放したくないけどなぁ」とか散々考えてるし
逆に約束を守る気はあるってことでしょ
0815名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2022/08/23(火) 12:41:51.57ID:c8jvx7dx
解放するという誘拐犯との口約束を、反故にすることも示唆してるけどね
流石に解放するのは今までの約束と重みが違うし

まあどちらの展開になっても面白そうだから楽しみだけどね
0816名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/23(火) 12:46:47.76ID:F3Yck6n/
反故にする話はそのあと無しにされたし今の所は約束守るつもりなんだと思うよ
ストーリー的にも気が変わったわwじゃその後の展開に困りそうだし
0818名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/24(水) 06:24:20.77ID:ChJCjs85
最初は、時間が経つのが凄く遅く感じられたのに、
男の人と身体を重ねることが楽しくなってきたからか、あっという間に時間が経つようになっていって。
身体を重ねた後、疲れ切った身体を休ませる時間が少しだけ勿体ないなって感じ、
少しだけでもお話したいって……会話をすることが多くなった。

今日のえっちはどうだったとか、
前と比べたらどっちの方が良かったとか、
どこを責められたいとか、責めてみたいとか……あのえっちな動画は良かったとか、
男の人が望む、いやらしい桜坂しずくとして、男の人と楽しくお話ししていた。

でもきっと、
えっちなことをするのも、その話をするのも、
男の人が望んでいるからって建前で、私は心から楽しんでいたと思う。
子供が出来ないと帰れないからって建前で、性行為を、快感を、凄く楽しんでいたと思う。

そろそろ検査薬を使う? って男の人に切り出されて。

「まだ、2週間経ってないですよ……?」

なんて、
下手な希望を抱きたくないからって断った一昨日の私。
でも本当はこの身体の関係が終わっちゃうのが少しだけ寂しかったんだって。
妊娠検査薬の判定が出たのを見て、思う。

「……」

偽りのないように、男の人の目の前で使った検査薬。
その判定結果を確認するところには、しっかりとした線が浮き上がっていた。
0819名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/24(水) 06:35:11.79ID:ChJCjs85
「……陽性ですね」

線が浮かべば陽性、そうでなければ陰性として判断される妊娠検査薬。
これでもかってくらいにはっきりと線が浮き出ているそれを、男の人に手渡す。
目の前で使って見せたから、何かしらの方法で陽性にしたわけじゃないのは、男の人も分かってる。
だから、それを嘘だって覆せない。

しずくちゃんの望み通りだねって、
男の人はあんまり嬉しくなさそうに、けれど、一応は笑みを浮かべて私の頭を撫でる。

しずくちゃんは頑張っていたから、
毎日毎日、一生懸命に努力して、学んで、いやらしくなっていったからって。
そう言って、検査薬を私の方に差し向けてきた。

おめでとう。と、男の人は言う。
でも、本心からそう思っていないって……私にははっきりとわかった。

「子供……嬉しくないですか?」

そんなことわかり切っているのにあえてそう訊ねると、
男の人は微妙なところだねって小さく笑って、しずくちゃんを解放する約束だからって、続ける。

妊娠したら解放して貰う。
その約束だから、妊娠検査薬に陽性が出た以上、私はここから出られる。
家に帰ることが出来るし、同好会のみんな、学校のみんなに会いに行くことが出来る。

――なのに、なんだろう。

自分の胸に手を当てて、息を吐く。
ようやく叶ったのに、男の人が喜んでくれていないからか、嬉しいって、感じられない。
むしろ、男の人が悲しそうに見えて、私まで悲しくなってくる。
0821名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/24(水) 06:45:23.25ID:ChJCjs85
「そうですよね……嬉しいわけ、無いですよね」

好きな相手と自分とで子供が出来た。
産むにしろ、産まないにしろ、それは一生記憶に残ることだろうから喜べないわけではないのに。
私を手放すことになるって、たった一つの嫌悪感が、まったく喜べなくさせているのかもしれない。

だとしたら、この子は、望まれていないってことになる。

「……産まない方が良いですか?」

ほとんど無意識に、私はそう聞いてしまって。
驚く男の人の顔が見えて、失言だったって慌ててごめんなさいって言ったけれど、
でも、その瞬間の心は誤魔化せない。

――産みたいんだ。私

私だって本当は望んでいなかったはずなのに、
男の人が良いというなら、下ろしてしまうべきだって考えてもいたのに。
妊娠したいってずっと考えてきたからか、産んだら駄目なら……って、考えに変わっていた。

「産んで欲しいなら、産みますし、ダメなら……下ろしますけど……どうしますか?」

解放して貰った後の話。
聞いておくべきことを聞いただけなのに、少しだけ、心が痛む。
0830名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/25(木) 07:13:06.62ID:FLuih/CA
男の人は、凄く迷っていた。
いつもならすぐに答えてくれるのに、
今回ばかりは、躊躇いと悲嘆を感じる表情を見せて。

そうして……しずくちゃんはどうしたい? と、優しい声で聞いてきた。

「私は……」

静かに自分のお腹を擦る。
今はまだ、そこにあるという程度でしかない小さな命。
この子に罪はないけれど、
でも、きっと、産まれてきてはいけない子。

お母さん達は妊娠を知ったら、泣くと思う。
産まないべきだって、中絶を薦めてくると思う。
だから……。

「……産んだらいけないと思います」

私は高校生だし、中退したら中卒になっちゃう。
かといって、子供のために休学したら……留年しちゃうかもしれない。

――そもそも、学校に通わせて貰えないかもしれないけど。

でも……って、思ってしまう。
他の誰かが望んでいなくても、私は望んだ命で。
そしてきっと、この子だけが私とこの人との唯一の繋がりとして残るものになる。

そう思うと、少し、手放しがたい。
0831名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/25(木) 07:20:19.46ID:QS9IRGkn
繋がりがほしいだけならなんか別の手もありそうだけど
まあ選択と感情を合理化しようとしてるだけか
0832名無しで叶える物語(光)
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2022/08/25(木) 07:29:12.99ID:FLuih/CA
「産むって言ったら、今度は普通に……会えますか?」

私がそう言うと、
男の人は何を言ってるんだって言うかのように驚いた表情を浮かべる。

「だって……」

この人は、悪いことをしてでも私と一緒にいたくて、
それを考えるだけでなく実行しちゃうくらいに好きでいてくれて。

最初はダメだって言っていたのに、
どうしてもってお願いしたら、
解放するって約束してくれるくらいに……私を愛してくれている。

「……どこかに消えてしまいそうだから」

だからこそ、本心では手放したくないと思っていて、
今もずっと、辛そうで。
だから……私が帰ったあと、
この人はいなくなっちゃうんじゃないかって、不安になる。
0834名無しで叶える物語(大韓民国)
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2022/08/25(木) 07:46:13.34ID:ejzfy5PH
下ろしたらこの件とは関係ない恋人で通せると思うけど、産んだら間違いなく疑われる上に遺伝子検査されて即逮捕だよな
正気に戻れしず子
0835名無しで叶える物語(光)
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2022/08/25(木) 07:59:25.41ID:FLuih/CA
似た年代の人のことがニュースになるたび、
私はきっと、この人なんじゃないかって思ってしまう。

私がわがままを言ったから、
それを叶えて貰ったから、
手放すことになって……消えてしまう道を選んだんじゃないかって。

「……私をこんなにしたのに、責任をとってくれないんですか?」

子供を産んだって、産まなくたって
私の人生は元通りにはならない。
なのに、解放したからもう終わりだなんて、
だから消えてなくなってしまうなんて。

そんなの……許せない。

「……産んじゃいますよ? 子供」

身体を寄せて、耳もとで囁く。
男の人が作りたくなかった子供
それをなかったことになんてせずに、
周りの反対を押しきって、産んで、育てて……。

そうして、私は未婚の母として一生を終える。

「……私の人生が、壊れちゃってもいいんですか?」

男の人は、私の身体を優しく抱き締めてくれる。
手放したくないって
そんな風にはしたくないって
そう愛してくれているって感じられる力だった。
0839名無しで叶える物語(光)
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2022/08/25(木) 08:40:41.65ID:FLuih/CA
子供には申し訳ないけれど、
将来のことを考えれば、下ろした方がいい。

でもそれはお母さん達に言われて……となると、
きっと、色々と縛られることになっちゃうと思うし、
相手のことを隠しきれないかもしれない。

完全ではなくても多少の自由を得るためには、
この半月は、私の意思で、私の身勝手だって言いきれないといけない。

だけど、それはこの人がいなくならないでいてくれるなら……。

「いなくならないって約束してください。また今度、会いに来てください」

そうしてくれるなら子供のことは諦めますって言うと、
男の人はしずくちゃんがそれでいいならって答えてくれる。

「……あと、えっちも」

そう呟いて、男の人の耳たぶを咥える。
むにむにと弄んで、
しずくちゃんっ? なんて間の抜けた声をあげた男の人の身体をぎゅっと押さえて、匂いを嗅がせてあげる。

「もう……相手がいないと、ダメなんです」

慰めるだけじゃ、もう我慢できなくなった欲求
1人じゃ唇が寂しくて、いやらしいところが切なくて、
温もりが足らなくて、満たされない。
誰かとこうして身体を重ねて、絡み合う熱が欲しい。

そうなっちゃったのは、やっぱり、この人のせいだから。

「……抱いてください」

我慢が出来ないって、私の身体がいやらしいにおいを発して、
瞬く間に熱を帯び、いやらしいところが湿っていく。

もう一日だけ。
そう言って、私は男の人と身体を重ねた。
0840名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/25(木) 08:47:30.86ID:fNTyMHde
自分で家出して自分で妊娠して戻りましたとなるとそれはそれで色々と大変だな
同好会とニジガクは民度高いのが幸いか
0841名無しで叶える物語(光)
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2022/08/25(木) 09:02:09.42ID:FLuih/CA
続きはまたのちほど
0846名無しで叶える物語(しまむら)
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2022/08/25(木) 09:31:02.50ID:WQGKIbVx
どっちかというと身体の快楽墜ちじゃなくてガスライティングに精神やられた感じだから結構違うよ
0854名無しで叶える物語(光)
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2022/08/26(金) 08:43:39.84ID:w/YUd55O
妊娠が発覚した、翌朝

一緒にお風呂に入って、一緒に食事をして。
綺麗にして貰った制服に着替えて……と、身支度を整える。

通学鞄は返して貰えたけれど、
スマホは居場所がばれるリスクを考慮して破棄してしまったらしく、
返して貰えなかった。

「……迎えに来て貰えないじゃないですか」

そう言うと、
男の人はちょっぴり申し訳なさそうに、帰す気はなかったから。って、ぼやく。
確かに最初はそう言ってた。
それだけは出来ないよって……。

――でも、結局、こうして帰してくれる。

そうっと男の人に身を寄せてみる。
立っているとどうしても身長差があって
頭は男の人の肩に届くかどうかって感じで。

男の人は驚いたりしなくて、
そろそろ行こうかって……目隠しをされて部屋から連れ出される。

最後の最後まで、居場所を教えてくれるつもりはないらしい。
0855名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/26(金) 09:02:49.47ID:w/YUd55O
車に乗せられて、暫く走る。
数分か、数十分か……時間が経ったところで、
車が停まって、しずくちゃん。って呼ばれる。

私の髪に男の人の手が触れて、
そうっと頬が撫でられたかと思えば、目隠しが外された。

「……いいんですか?」

目を開けてもいいのかって訊ねると、男の人はいいよって頭を撫でてくれる。
強い光があるかもしれないって慎重に目を開けると、
車自体がちゃんと日陰に入っていて、
広めの車内と男の人の顔が見えた。

ここからなら、歩いて帰れる?

男の人に言われて、外を見る。
見えたのは、家の近くというほどではないけれど、
徒歩圏内ではある、見慣れた鎌倉の景色だった。
0858名無しで叶える物語(光)
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2022/08/26(金) 12:51:31.69ID:FEf89lp2
「……帰れます」

男の人は私の家も知ってるんだと思う。
だけど、家までは送ってくれない。
だって恋人なんかじゃないから。
正常でも正当でもない関係だから。

家まで送り届けたりなんてして、
もしも万が一見つかったりなんかしたら、
どんな理由があっても、たとえ私と合意の上であっても、
男の人は、捕まっちゃうから。

「ありがとうございました」

お礼を言うと、男の人は私の頭を撫でてくれる。
優しく、愛情を感じられる力。
名残惜しそうに頬を擦って来て、
しずくちゃん……と、噛み締めるように私の名前を呼ぶ。

「……また、会えるじゃないですか」

頬に触れてくる手に手を重ねて、
そんなに惜しまなくても……と、思いながら、笑みを浮かべる。

「解放するって約束を守ってくれた以上、私もちゃんと、全部黙ってますから……安心してください」

私がそう言うと、男の人は別にいいよ。なんて、
自分が一番被害を被ることなのに、興味無さげに笑う。
0859名無しで叶える物語(光)
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2022/08/26(金) 18:44:00.59ID:uhMP7qQy
本当なら、普通なら。
きっと、冗談ではなく警察や両親に話して逮捕して貰うと思う。
いつまた襲われるかもわからない恐怖に怯えたくないから。

でもそれは逃げ出したからで、
こうやってちゃんと捨てられるでなく解放された私は……。

「そんなこと言うと、本当に告げ口しちゃいますよ」

冗談だって分かってくれるように。
からかうときの声色で、表情で……そう囁く。

――やっと解放して貰えて、嬉しいはずなのに。

男の人は笑顔なのに、嬉しいって感じがまるでしない。
昨日までは……そんな状態だったら、
何かしないとって考えて、それを実行してみる時間があったけれど、
今日はもう、そんな時間なんてなくて。

だからか、変に心残りな感じがしてしまう。

男の人を喜ばせることだけが私のすべてだったったのに、
それが無くなっちゃうからかもしれない。
0860名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/26(金) 18:54:31.52ID:uhMP7qQy
「……んっ」

そうっと……唇を重ねる。
いやらしい思いをするばかりだったのに、
今は少しだけ、切なさを感じるキス。

「っは……っ……んっ……」

男の人と見つめあって、離れて、もう一度。
唇を重ねたまま、互いにほんの少し口を開けて……舌を触れさせて、絡める。

「んっ……ちゅ……っは……っ……」

男の人のえっちな気分が盛り上がっていくのを横目に、
ゆっくりと離れて、ちょっとだけ腰を上げてスカートの中に手を入れて
するすると……いやらしいにおいのする下着を脱ぐ。

「……私の匂い、大切にしてくださいね」

男の人の顔にちょっぴり湿った下着を押し付けて、
男の人が怯んだ隙に、車を飛び出す。

いつまでも寂しそうな空気に当たっていたら、
名残惜しそうに触れられたら、
なんだか、とても……良くないような気がしたから。

だから……私は振り返りもせずに、家に向かって走った。
0862名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2022/08/26(金) 19:00:09.99ID:fZoUHQc4
半月家出してた娘がやっと帰ってきたと思えば、妊娠+ノーパンで帰ってきた…
0866名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/08/26(金) 19:52:47.04ID:pnt3toiZ
あっちのスレの描写だと普通に逃げる予定だったみたいだけど……
男に自覚が無い可能性もあるけど、まあしずくの妄想補正が強すぎるだけじゃない?
0874名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/29(月) 07:47:51.59ID:R8jURlvz
足早に家に帰った私は、あえて呼び鈴を鳴らした。
普通に入っても良かったけれど、
いち早く、私のことに気付いて欲しくて。

ちょっとだけ時間がかかって、
インタビューはお断りしています。と、
相手が誰なのかも確認していない返事が返ってくる。

憔悴しきった声。
きっと、色々なことがあって、疲れちゃったんだろうって、胸が痛む。

「私だよ。しずく……帰ってきたよ」

すぐには返事がなかった。
何にも聞こえなくて、もう、通話を切っちゃったのかと呼び鈴のボタンに指を伸ばすと、
奥から「本当? 本当に……?」と、信じられないといった言葉が漏れてきて。

「うん……ただいま」

向こうには確認するためのモニターがあるけれど、
それでも疑っちゃうくらいに追い詰められてたんだろうと思うと申し訳なくなる。

お母さんの声がする。
泣いてるような怒っているような
感情がない交ぜになっているかのような声。

そうして、転んじゃうんじゃないかって勢いで出てきたお母さんは、
私だって確認するように、力一杯に抱き締めてきた。
0876名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/29(月) 08:09:13.96ID:R8jURlvz
無事で良かった……って、お母さんは涙ながらに言うと、
何があったの、どこにいたの、どうして、どうしてって大慌てで。
私はそんなお母さんのことを抱き返しながら、ごめんなさい。と、答える。

何にもなかった。
ただ……ふいに一人になりたくなって、
なんの考えもなくふらふらとしちゃってたと。

スマホはどこかで落としてしまってそれっきりで、
ふと、気付いたらニュースになってたから慌てて帰ってきたって。

「……ごめんなさい」

全部嘘。
本当はずっと男の人と暮らしてた。
毎日毎日、性行為に耽って、快楽に没頭してた。
それもあって、私のお腹の中には子供がいる。

でも、そんなことは言えないから。

嘘をついてごめんなさい、心配かけてごめんなさい、迷惑かけてごめんなさいって
気持ちを込めて謝ると、
お母さんは帰って来てくれたなら良いって
無事でいてくれたならそれで良いって
私のことをぎゅってしてくれる。

今までは男の人のにおいで、力で、愛情だった。
それとは違うお母さんのものだって、感じる。

本当に……。
本当にもう、終わったんだって実感が目頭を熱くさせた。
0878名無しで叶える物語(光)
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2022/08/29(月) 08:40:08.51ID:R8jURlvz
とはいえ、最終的には凄く叱られた。
オブラートに包んでくれていたけれど、
警察はもちろん、同好会のみんなや、お父さんにも。

お母さんは無事に帰ってきてくれたんだからとか、
そういう風に追い詰めたから家出したんじゃないかって……夫婦喧嘩になりそうだったけれど。

でも、せめてちゃんと連絡するべきだったと
非を認めて、ごめんなさいって謝る。
連絡手段なんてなくて、どうしようもなかったとしても……。

とはいえ。

それで許されるわけもなく、
通信制高校に転入するか、
門限などの縛りがある寮に入るかを選ばされることになった。

入寮する場合、当然外泊は禁止
そのため、言い訳に使われやすい部活動も禁止
適宜連絡を取って、無事を知らせること……など、
多くの自由が奪われることになった。

お母さんは今度こそ帰って来てくれなくなっちゃうかもしれないって私より必死で、
通信制にしてって……強くお願いしてきて。

実際には選択肢なんて無いんだって、はっきりと分かった。
0883名無しで叶える物語(光)
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2022/08/29(月) 09:00:16.12ID:R8jURlvz
通信制高校に転入することになりそうです。と、同好会のみんなには連絡を入れる。
スマホは無くなっちゃったから、パソコンの方で。

驚く人もいれば仕方がないって言う人もいて。
特に、果林さんは「それだけ心配させたってことよ」と、まだ怒っている様子だった。

彼方さんも「ご両親の気持ちは痛いほど分かるよ」って、反応で。

もしも遥ちゃんが同じように半月以上も消息不明だったとしたら、
仮に無事でも、過保護になっちゃうって。
でも同時に、それがより負担になっちゃうんじゃないかって気が気じゃなくなっていくとも、呟く。

今すぐじゃなく、
少し時間を貰って、落ち着いてからもう一度話し合った方がいいよ。
と、彼方さんはいつもの優しい声で話してくれて。

そうさせて貰えるかわからないけれど、
おねだりしてみますって、答えた。
0884名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/29(月) 09:00:27.07ID:R8jURlvz
続きはまたのちほど
0888名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 06:33:54.82ID:PBbsfzhR
お母さんもお父さんも私のことが凄く心配だったから、
色々と制限を付けて、そんな心配がいらないようにって守ってくれようとしているんだとは思う。

でも、環境が苦で家出したのなら、
そうやって縛られたらより一層危うくなってしまうだろうし、
後々になって、
そうかもしれないと気づいて両親が精神的に摩耗していくっていう彼方さんの考えは一理ある。

だから……今日は帰ってきたばかりだから、
少し時間をくださいってお父さんに身体を寄せて、上目遣いにおねだりする。

下からお父さんの目を見つめて……袖をぎゅっと握る。
お父さんが何も言ってくれないことに怯えるように、俯いて、腕に胸を押し付けて、お願いします。と、呟く。

娘のことというのもあってか、厳しめなお父さんの一方、
お母さんは「時間をあげた方が良い」って私の味方をしてくれて。
そのおかげか、お父さんは腕に縋りつく私の頭を撫でると、
仕方がないって様子で頷いてくれた。

「ありがとう。パパっ」

お礼とでもするみたいに、お父さんの頬にキスをする。
驚きに戸惑うお父さんの表情に私は思わず笑って。

「お父さんもお母さんも……オフィーリアも。みんな大好き」

そう言って、私は部屋に戻った。
0889名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 06:45:21.83ID:PBbsfzhR
部屋に戻ると……1人きりになる。
ベッドや机とか、色々なものがあるからか、
今朝までいたあの部屋に比べると少し手狭な感じがしてくる。

――いっつも使ってた場所なのに。

大きめのベッドに、柔らかいマットレス、
綺麗なシーツと掛布団、それと……馴染んだ枕。

私の身体が一番、リラックスできていた場所のはずなのに、
どうしてか、居心地が悪く感じる。

あの部屋で使っていたのは、
床の硬さを半減するくらいしかできない布団だったけれど、
でも……。

――ほとんど、あの人と一緒だったからかな。

独りぼっちじゃなくて、
寝ている時を除けばたくさんお話をしたし、
余裕があれば、唇を重ね、身体を重ね、
男性としての欲求をお腹の奥で受け止めていたし、私の淫らな本性を抑圧することなく曝け出していた。

「……んっ……っ」

スカートの中に手を入れると、
まだ下着を身に付けていないいやらしいところに触れる。
ほんの少しぬるぬるしてて、
ちょっぴり隆起している敏感なところをつんつんっってするだけで声が漏れてくる。

「んっ……っ……ぁっ……はっ……っ……」

敏感なところを指で責めて、
いやらしい欲求が滲む穴の中へと差し込んで、内側をすりすりと刺激する。
気持ちがいいけれど、物足りない。
長さも太さも温もりも……何一つ、私の指だけじゃ届かなかった。
0892名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/30(火) 07:35:16.39ID:PBbsfzhR
「んっ……っ……ぃっっ……!!」

男の人がしてくれていたように、
下腹部の辺りを撫でたり、胸を触ったりしながら、
敏感なところを刺激して……小さな波を感じる。
気持ちいいけれど、満たされるほどかと言えばそうでもなくて。

――足りない。

以前は慰めるだけでも満足出来ていたけれど、
たくさん経験しちゃったからか、
天井が高くなって、届かなくなっちゃったのかもしれない。

「……っ」

ぬちゅ……っと、指と指の間に糸が伸びる。
私だけのいやらしいにおい。
鼻に近づけると、
正直、あんまり良くないにおいが強くなっていく。
でも……。

――あの人が好きだったにおい。

ようやく解放されたのに。
なのに、いやらしいことが止められない。
気持ち良くなりたいって身体が疼いて、
そして……男の人のことばかり、考えちゃう。

私がたくさん喜ばせてあげた人
私をたくさん悦ばせてくれた人

「はっ……っ……んっ……んっ……ぁっ……っっ!!」

犯されることを考えながら、自分を慰める。
いやらしいところが少し満たされるけれど、重ねることのできない唇が寂しさを感じさせた。
0893名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/30(火) 07:49:20.62ID:PBbsfzhR
自慰行為に耽って、寝落ちしちゃったらしい。
気付けばかなりの時間が経っていて、汗ばんだ身体をぎゅっとする。

私を休ませようとして部屋に入らないでくれたのか、
幸いにも、乱れていた姿を見られずに済んだようだった。

それとなく取り繕ってから部屋を出て、お母さん達を探す。

リビングにいたお母さんは「ゆっくり休めた?」と優しく笑いかけてきて、私は頷き返す。
満足しようと躍起になって、
体力を消耗するばかりだったせいで、疲労の方が大きいけれど。

「お母さん、お風呂入ってきていい?」

一応確認すると、
お母さんは少し困った顔をして、今はお父さんが入ってるって教えてくれた。
出るまでここにいたら? ってお母さんは言うけれど、
大丈夫って断って……お風呂場に向かう。

洗濯物入れに入ってるお父さんの洋服の上に自分の洋服を被せて、
中から音がするのも気にせず、浴室へと入る。
0899名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 08:24:52.59ID:PBbsfzhR
お母さんかと思ったのか、
落ち着いた様子で何かあったのかって振り向いたお父さん。

だけど……お母さんじゃなくて私だって気付いて、
それが裸でもあったからか、
すごく動揺した様子ですぐに目を背けて、戻りなさいって言う。

「……背中、流してあげようと思って」

私がそう言うと、お父さんはそういうのはお母さんと――なんて、とても常識的なことを言って、
なにか話があるなら出てから聞くからって、
私には目もくれずに追い出そうとする。

「……お父さんとがいいの」

浴室から出るどころかお父さんの方に近づき、
ボディタオルをお父さんの手から取って、
背中に触れさせる。

「このくらい?」

少し力を入れて擦るようにしながら声をかけると、
お父さんは今からでも戻りなさいって言うけれど、気にせず続ける。

「……娘なんだから、そんなに気にしなくても」

確かに。
なんて同意してくれるわけもなく、戻りなさいって繰り返すお父さん。
男の人は喜んでくれていたのに。

そうっと……お父さんの背中に胸を押し当てるようにしながら、抱き付く。

私なんて平気で押し潰せる男性としての身体。
抗いようもない力を秘めているのにそれを使わずにいてくれる優しさと、
自分以外の人肌の温もりを感じさせてくれるお父さん。

「……もしかして、若い頃のお母さんと重ねてる?」

その耳元で、囁く。
0902名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 08:36:41.29ID:PBbsfzhR
お父さんは「そういうわけでは……」って動揺を隠せていなくて、
そのしどろもどろな感じが、
いつも堂々としていたお父さんとは似ても似つかなくて、思わず笑ってしまう。

「写真見たから知ってるよ。お母さんの高校生時代、可愛かったよね。それに……美人だった」

それに似てるって自分で言うと、
自画自賛も過ぎて、ちょっぴり恥ずかしくなる。
でも、その姿に恋をしたお父さんが、
そうだって認めてくれるのだとしたら、嬉しくなる。

お父さんは「良いから離れなさい」と、
それでも突き放そうとする。

いくら娘でも、裸で身体を密着させられるのは困っちゃうのかなって思いつつ、
答えてくれたら離れるからって、意地悪してみると、
お父さんは「似てるところもある」なんて、
早口に答えて、離れなさいって私を拒絶した。
0903名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 08:45:31.72ID:PBbsfzhR
お母さんは、お父さんと一緒にお風呂に入ったりしなかったのかな。
こうやって、お風呂場で身体を重ねたりしなかったのかな。

お父さんはお母さんと……こういうことをしてみたいって思わなかったのかな。

「……背中を流すくらい、させて?」

離れながら、そうおねだりする。

娘と言うよりは、女の子として甘えるような声で。
お父さんは戻りなさいって言うけれど、
心配かけちゃったお詫びがしたいって言うと、
お父さんはすごく困って、悩んで、背中だけだって……許してくれた。

「……ありがとう、お父さん」

お礼を言って、お父さんの背中をごしごしってボディタオルで擦っていく。

――やっぱり。

男性として仕方がないことなのか
私がお母さんの若い頃を切り出したせいなのか、
お父さんの男の人としてのところがちょっとだけ反応しているのが見えた。
0904名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/30(火) 09:04:17.08ID:PBbsfzhR
「……お父さん、心配かけてごめんなさい」

そう言うと、
お父さんは「本当に」って返してきて、
そうして、一番心配してたのはお母さんだって諭すように言う。

こんな状況でも、やっぱり、お父さんはお父さんで。
私の身体を見ないためにぎゅっと目を瞑ってまで、徹底してる。
それでも、おちんちんが大きくなっていっちゃうのが、少し可哀想にも思えて。

「……お詫び、するね」

そう囁き、お父さんのおちんちんに触れると、
お父さんはびくっとして目を見開き、
私の手を掴んで「やめなさい」と、凄く怒った様子で。

「……大きな声を出すと、お母さんが来ちゃうよ」

今にでも怒鳴りそうなお父さんに、
それはしないようにって声をかけながら、お父さんのおちんちんを咥えてあげる。

大きくなっていたから。
苦しそうだったから。
喜ばせてあげなきゃって思って……頬張りながら、
おちんちんに舌を絡めて、
先端の敏感そうな筋のところを舌先でちろちろと刺激していく。

やめなさいって怒られて、
突きはなそうとしてくるお父さんだけど、
おちんちんをぎゅって甘噛みすると、
少しだけ力が弱くなって。

お父さんのおちんちんは、
刺激してあげると……もっと、大きくなっていく。
0911名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/30(火) 09:17:30.13ID:1CjR6vy6
男との再会どころか永遠に外出させてもらえなさそうな展開で草
別に近親が地雷ってわけでもないのに困惑のあまりにシナシナですよことり
0914名無しで叶える物語(らっかせい)
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2022/08/30(火) 11:35:45.47ID:4yHRuwde
現実と欲望のギャップに悩まされる真面目展開かと思ったら素で頭おかしくなってる手遅れ展開だった……怖い
0918名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 12:49:13.32ID:qagBa40z
私が帰ってくるまでの間、
きっと、お母さんとそういうことをする余裕なんてなかっただろうし、
自分で慰めるのだって……きっと、憚られただろうから。

お父さんのおちんちんにお詫びをしてあげる。

「ん……んちゅ……んっ……んむ……」

頭を上下に動かさずに、
咥えた唇や甘噛みする歯でおちんちんをぐにぐにってしてあげながら、
先端近くの、傘のようになってるところに舌を這わせて。

「ん……ちゅ……っ……ん……」

筋のところが舌を擦るように位置取らせて、
唇に力を込めてぎゅっとしつつ、上下に動いてあげる。
止めさせようと必死なお父さんだけど、
でも、気持ちがいいって感じてくれてる声がする。

おちんちんがぴくんぴくんってして、
欲求が吹き零れる寸前の感触が駆け上がってくる。
お父さんは私を怪我させたくないって思ってるのか突き放す力は弱くて。
ダメだって、止めるんだって……お父さんは言う。

でも、おちんちんは出したがってるって私には隠せていなかった。
0921名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2022/08/30(火) 13:08:55.11ID:qooCTurg
し、しず子w
0925名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/30(火) 14:38:33.53ID:8b0QDrgM
解放させる流れを作ったのも虚しくバッドエンドの予感しかしなくて草
男の人もさすがに解放直後に父親に手を出す子だとは思ってなかっただろうな
0926名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 14:48:42.26ID:qagBa40z
私が相手だからって遠慮しようとしてくれてるお父さん。
でも、そんなこと気にしなくたっていい。
だって……私は女で、お父さんは男なんだから。

そうして……お父さんは耐えられないって、呻く。

喉の奥にたくさんのどろっとしたものが吐き出され、
熱くて粘りのある液体は、舌と喉とをどろどろと流れる。

「んっ……っ……ん……ごくっ……」

喉から胃の中へと、
お父さんの吐き出した快感が流れていくのを感じながら、
白濁した液体をじんわりと漏らしてるおちんちんを咥えてあげて。

「じゅる……ちゅりゅ……っ……」

出しかけてた分も、
ちゃんと吸い上げて……飲み込んであげてから、
お父さんに目を向けると、茫然自失といった様子だった。

気持ち良くしてあげたのに、辛そうで、悲しそうで。
でも、おちんちんはまだ満足できていないっていうみたいにちゃんと勃起したままだった。

「大丈夫だよ……お父さん」

そう声をかけながら、
高ぶって、糸を引いてる私のいやらしいところを開く。

「お父さんだって……男の人なんだから」

お父さんの身体をぎゅっとしてあげてからゆっくりと腰を下ろしていくと、
お父さんは気付いたようにやめなさいって慌てるけれど……もう、遅くて。

「んっ…っ……ぁっ……」

お父さんのおちんちんが、私の身体の中に入ってくる。
指なんかより、太くて、熱くて、長い、生々しい性行為の快感が伝わってくる。

「……っ……ぁっ……んっ……」

お父さんに突き放されないようにって
ぎゅっと胸を押し付けるように抱き締めながら、
お父さんのおちんちんをいやらしいところで包み込んであげて……腰を動かしていく。

お父さんの怒ってるおちんちんが、
私の身体の奥を叱りつけるように突き上げてくる。
お父さんは嫌がって、苦しんで、悲しんで、辛そうだけど……。
でも、だんだんと、気持ち良くなってくれて。

イったばかりのおちんちんは、
とっても簡単に、私の身体の奥を満たしていく。
0929名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/30(火) 15:59:34.92ID:qagBa40z
お父さんのいやらしい気持ちでお腹を満たしながら、
これからも虹ヶ咲に通いたいって、部活も頑張りたいって。
みんなとこれからも一緒にいたいって……私の気持ちを伝える。

お母さんは通信制の高校に通わせたがってるけど、
お父さんなら説得できるはずだから。

だから……お父さんの身体にぎゅっと抱き付いて、
おちんちんをぎゅうぎゅうと締め付けながらおねだりする。

「んっ……っ……お願い……っ……お父さん……っ……」

精一杯に腰を振り、息を乱しながら思いを絞り出すと、
お父さんは「分かったからもうやめてくれ」って涙を溢す。

「……でも、まだ……」

満足できてないのにって思ったけれど、
おねだりしたことを叶えてくれるって言うなら……って、
お父さんの胸に口付けをして、離れる。

「……妊娠しちゃってたら、どうする?」

そう言いながら自分のお腹を撫でる。
本当はもう妊娠してるけど、
他の誰かのだって言うよりはお父さんの子だからってした方が、
きっと、協力して貰えると思って。

「……ちゃんと下ろすから心配しないで」

私を怖がっているような表情を見せるお父さんに、そう笑みを返す。

私はお父さんの娘だけど、
それ以前に女の子だから、お父さんの子供だって宿せるってだけなのに。

お父さんはなにも言わなかったけれど、
でも、ちゃんと……お母さんには黙っておいた。
0937名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/30(火) 18:55:43.45ID:qagBa40z
私が家に帰ることができてから半月が経ち、
桜坂しずくの件は『無事に発見·保護された』ということでゆっくりと表から消えていった。

もちろん、ネット上では色々と言われているけれど、
でも、一応は解決したことになって……。

そうして、
私はエマさんと果林さんと一緒に、学校から寮へと帰るようになった。

お母さんは今まで通りに家に帰ってきて欲しそうだったものの、
お父さんは寮なら門限などがあるからって押し切ったからだ。

お父さんが説得してくれたお陰で、
虹ヶ咲に通い続けることができるようになったから、
文句があるとしても、文句は言えない。

それに……。

たぶん、お父さんは私と一緒にいたくないって思ってたんだと思う。
私に近づかないようにしていたし、
露骨に避けようとしていたから、きっと。

少し寂しかったけれど、
お腹を撫でながら「会いに来て」って言うと、
お父さんは「……分かってるから」ってバツが悪そうに答えてくれて。

妊娠してたことを伝えた翌日には、いち早く駆けつけてきてくれた。
0938名無しで叶える物語(光)
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2022/08/30(火) 19:03:18.82ID:qagBa40z
「……お母さんには……」

言えるわけがないって、お父さんは辛そうに言う。
自分の娘を妊娠させちゃっただなんて、そんなこと。
あんなことはもう二度としないで欲しいってお父さんは言うけれど、
でも……身体に染み付いたものは消えてくれないから。

「……大丈夫」

そう取り繕ってお父さんの腕に抱き付くと、
お父さんはやめてくれって……私のことを突き放す。
今はいやらしい誘いもなにもしてなかったのに。

どうしてってお父さんを見ると、
凄く、嫌悪しているような表情を浮かべながら、固く握り拳を作っていて。

もう一度「やめてくれ……」って、辛そうに言う。
でも……分かる。
お父さんは私が嫌いなわけじゃないって。
お父さんは私のことを好きだからこそ、突き放そうとしているんだって。

――お父さん……。

お父さんは私とのいやらしいことが忘れられなくて、
思い出して、
悪いことだって分かってるのに、
どうしようもなく高揚しちゃう自分自身が嫌なんだって。

そう感じさせる表情だった。
0942名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/08/30(火) 22:55:21.66ID:aXg+kf4c
「……する?」

お父さんの腕にもう一度抱き付いて、
耳元でそう囁きながら、お父さんのちょっぴり反応しているおちんちんに触ってあげる。

「避妊すれば、大丈夫だよ」

耳朶を甘噛みして、
おちんちんを触ってあげつつ、
お父さんの男らしい胸元に私の胸を押し付けて……誘ってみる。

でも、お父さんはダメだって私を拒む。

お父さんの本性はきっと、私といやらしいことをしたいのに。
お父さんだからって我慢しようとしてるのが痛々しくて、
申し訳ないって……思っちゃう。

「……本当にいいの?」

そう聞いたけれど、お父さんの返事は変わらなくて。
中絶の手術が終わると、
いつまでも一緒にいるわけにはいられないからって、
すぐに離れていってしまった。
0944名無しで叶える物語(茸)
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2022/08/31(水) 02:45:07.06ID:p1zXdtCZ
こんな人間になってる事も無理やり突き放せなかった事も何もかも哀れというか可哀想だよもう終わりだよこの
0946名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 06:35:38.40ID:crKtsXKP
中絶後の安静期間も過ぎ、
体調不良を理由に避けていた同好会や演劇部に戻ったけれど、
でも、今までは満たせていた心が、満たせなくなっていた。

スクールアイドルとしてのライブや、役者として舞台に出て行くことで、
ファンのみんなの喜んでいる姿や活気に満ちていく会場を眺めるのは気持ちが良かったし、嬉しかったし、楽しかった。

だけど……それだけで十分だって、ならない。

心が満たされても、身体が満たされない。
動き回って、声を張って疲れ切った身体の奥が、
物足りないってうずうずとするせいで……寮に戻った後、自慰行為で誤魔化すのが私の日課になっていた。

指で満足できなくて通販でこっそりと購入したディルド。
指より太くて、長くて奥まで届いてくれるけれど、でも、どこまでも無機質な模造品。

上下に動くピストン機能や、バイブ機能、温かくしてくれる機能とバリエーションに富んでいても、
結局、それは本当のおちんちんではないから、
私の身体は満たされることはなくて。

寮までの帰り道。
いつも一緒に帰ろうとしてくる果林さんは、私が浮かない表情だとみてか、心配そうに声をかけてくる。

何かあるなら、話くらいは聞くわよ。って。
0947名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 06:46:39.34ID:crKtsXKP
「……果林さんは、私のこと好きですか?」

足を止めて、果林さんの方を見ながらそう訊ねると、
果林さんは少し驚いた様子で「当たり前じゃない」って言いつつも、
大人びた笑みを浮かべて、私を安心させようとしてくれる。

優しく頭を撫でてきて、
そんなことを気にしていたのって……言ってくれる果林さん。

私のことが好きで、心配で、
だからこそ、こうしていつも、寮への帰り道に付き合ってくれてる果林さん。

だけど……果林さんは女の子だ。
私を満たしてくれるおちんちんのない、女の子。
でも、温もりがあって、唇を重ねられて、重ね合うことは出来るかもしれない。

「果林さん……」

ぎゅっっと、果林さんの腕にしがみつく。
あらあら。なんて、余裕を見せる果林さんの大人な雰囲気に、
お父さんや男の人とは違うものを感じて、どきどきとする。

「……私も、果林さんのこと……」

ぐいっと腕を引いて果林さんのすらりとした姿勢を崩させながら、
傾いたその耳元に唇を近づける。

「……だから、刺激的なこと、したいんです」

ふっっと……耳に息を吹きかけると、果林さんはびくりとして顔を上げる。
真っ赤になっちゃってる果林さんは「な、何言ってるの……」なんて、
凄く可愛らしい女の子になっていて。

「ふふっ……冗談ですっ」

私を満たしてはくれないなって……すぐにわかった。
0950名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 07:35:57.83ID:crKtsXKP
もういっそ、そういうことのための何かに手を出してしまいたくなる。

援助交際とか……。

お金なんて要らないけれど、
温もりと愛情、高揚感と快感を与えてくれればそれで良いから。

――解放、されたはずなのに。

男の人から自由になれたはずなのに、
私が得たいと思うものは、男の人のところにしか感じられない。

スクールアイドルも、演劇も。
私の全てを満たしてくれるわけではないから……物足りなくて。
その埋め合わせがだんだんと身体に馴染んで、
もっと激しく、もっと刺激的にって……なっていく。

普通のディルドじゃなく、
人の手を模したディルドを買ってみてしまおうか……なんて、
一線を超えることも厭わないとしかけたところに、ふと、視線を感じて顔を上げる。

果林さんは赤らんだまま、気まずそうで。
なら誰だろうと辺りを見回すと、
親しんだ姿が見えて……体温が上がるのを感じた。
0951名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 08:00:26.95ID:crKtsXKP
男の人を見つめると、
男の人も私のことを見てくれていて……目が合う。

果林さんが「ちょっと……!」と、
止めようとしてくるのを背中に感じながらも、
脇目も振らずに男の人に駆け寄る。

「……待ってください……っ」

やっぱり……なんて、
踵を返し避けるような素振りを見せた男の人の手を掴んで引き留めた。

握った手の感触は、半月もの間何度も触れ合っていた感覚そのもので、
その大きさも、固さも、力強さも変わっていなくて。

「……わ――」

果林さんに追い付かれて、言葉を飲み込む。
その人は? と、訝しげな果林さんに目を向けられて、
なんて答えようかと迷う男の人。

長引けば面倒なことになると思って、
果林さんに見せつけるように男の人の腕にぎゅっと抱き付く。

「従兄なんです。私が小さい頃からお世話になっていて……転勤族だから長期休暇くらいしか会えなかったんですけど……」

今回はこの近くなの? と、
昔馴染みらしく、砕けた口調で男の人に声をかけると、
男の人は少し焦った様子で頷く。

「……その反応、もしかして私が心配で来てくれただけじゃ……」

勘の良い果林さんに悟られないようにって先手を打って。
仕方がないなぁ……と、ちょっぴり呆れた雰囲気を醸し出していく。

「果林さん、門限までには帰るので……お兄さんと寄り道して帰っても良いですか?」

果林さんは戸惑いながらも、
許可をしてくれて……私は久しぶりに、男の人と2人きりになった。
0953名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 08:33:34.45ID:crKtsXKP
果林さんと別れて、
少し歩いたところに停められていた男の人の車の後部座席に、2人並んで乗り込む。

「車、替えたんですね」

私を解放してくれたときは結構大きめの……確か、
ミニバンって呼ばれる類いのものだったのに、
今は似たような大きさでも、違う形状の車になっていて。

声をかけると、男の人は一応ね。と、答える。

「……私が、全部話すって思ってたからですか?」

警察に全て話して、逮捕して貰おうとするかもしれない。
男の人はそう疑っていたのかもしれないって確認すると、
申し訳なさそうに頷く。

――それが、普通なのに。

別に罪悪感を覚える必要はないし、
私が責め立てるほどの理由でもないくらいの些細なこと。

むしろ……。

「もっと早く、会いに来ると思ってました」

半月以上も私に会いに来てくれなかったこと。
その方が、私にとっては不満だった。
0954名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 09:05:30.35ID:crKtsXKP
男の人は、せっかく解放してあげたから……と、私の頭を撫でる。

大きいのに優しい手、
私のことを愛してくれてるって感じる力。
でも、男の人は最後に見たときよりも疲れているというか、やつれて見えて。

逃亡生活が辛かったのかもしれない。

「会えない間、辛かったですか?」

男の人は辛かったよって、正直に答えてくれる。
辛くて、苦しくて、解放したことを後悔したって。
それはまるで、大好きな恋人と別れてしまったかのようで……。

そこまで想われてるんだって……心が暖かくなっていく。

やっぱり、この人は私を愛してくれてる。

だから私のことを満たしてくれて、
だからこそ、私が想いに応えてあげると喜んで、幸せを感じ、それを返してきてくれる。

「……私も、寂しかったです」

そうっと……男の人に身体を預けながら、
お母さんになって、ちょっとだけ張った胸を男の人に触れさせて。

「……周りが安穏としてる中、この薄い扉を隔てた場所でするっていう背徳感を……感じてみませんか?」

男の人を誘い、唇を重ねて……。
そうして、男の人の大きくなっていく欲求を触ってあげる。

少しずつ熱を帯び、いやらしい匂いが満ち、
衣服をはだけさせながら、身体を密着させて……。

車という、世界から隔離された小さな箱のの中で、
私達は久しく得られなかった感覚に、酔いしれた。
0955名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/08/31(水) 12:26:23.52ID:crKtsXKP
お父さんですら怯えた私のことを男の人は喜んで受け入れてくれる。
優しく包み込んでくれて、熱く、貫いてくれて。

指でも、お父さんでも、
いろんな機能のあるディルドでも感じられなかった充足感に、
私の身体はいやらしく乱れて欲求を噴き溢して……ぐったりとしちゃう。

気持ちの良い疲労感を感じながら、男の人にぎゅっと抱き付く。

「私……寮に入っちゃったので……あんまり長く一緒にいられないんです」

もちろん、虹ヶ咲に通い、部活を続けていくためには仕方がないことだし、
門限とかを除けば、結構……生活が楽になったってメリットもある。

でも……。

「……門限さえ守ってくれれば……いつでも、会えますよ」

そう囁きながら、唇を重ねて……舌を絡める。
ねっとりとしたいやらしい音が響き、私と男の人の熱を帯びた息が混じっていく。

「私……いつでも、歓迎してますから」

会いに来てくださいって、
ぬるぬるとして欲しがってる私のいやらしいところを、くちゅ……っと、開いて見せる。

男の人はそんな私の頭を撫でると、
まだ時間は大丈夫? って確認してから……私のことを抱いてくれる。

「……んっ……っ……ぁっ……」

ぐぐっと、内側が押し上げられていく心地よさに声が漏れて。
もっと、もっと奥にって……男の人にしがみつく。

「……っぁ……んっ……そこっ……そこっ……ください……っ……」

ずっと満たせなかったところが、
いっぱいになるくらいに……男の人と愛し合う。
男の人の心地よさそうで、幸せそうな反応に、
私も……凄く嬉しくさせられて。

やっぱり……私はどうしようもないくらいにいやらしいんだって。
そんな私を受け止めて、愛してくれるのはこの人だけなんだって……感じて。

「もう……放さないでください……っ……」

せがんで、おねだりして……男の人との繋がりを求めた。
0956名無しで叶える物語(光)
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2022/08/31(水) 12:48:22.50ID:crKtsXKP
それから、私は男の人と定期的に会うようになった。

平日は3日に1回とか、そのくらいで
お休みの日は極力会って、
男の人の家で一緒にえっちな動画を見たり、
それを実践してみたり、
時には道具を買って使ってみたり。

欲求を満たすために身体を重ねて、愛し合った。

連れ去られたり、監禁されたりはしないけれど、
それっぽい遊びのようなこともしてみたりして……。

幸せだった。
満たしてくれた。
本当の私を愛してくれる男の人を、私自身、愛してるからだと思う。

愛を囁かれ、囁きながらすると、
いつも以上に興奮して、乱れて……溺れていく。
その感覚が好きで堪らなくて、冒されずにはいられない。

きっと私はもう元には戻れない。
でもそんなことなんてどうでも良いって思う。

だって――。

そんな私を、愛してくれる人がいてくれるから。
0961名無しで叶える物語(光)
垢版 |
2022/09/01(木) 06:43:47.62ID:+4jLE8B4
本当の私は……やっぱり、世間では肩身が狭い。
今はまだ、あの人くらいしか私のことを愛してくれなくて、
それは当然、学校でもそう。

いやらしく誘いをかけてみた果林さんとはちょっとだけ気まずくなっちゃったし、
転校させられそうになっていた私を救う助言をくれた彼方さんへのお礼の一言は「そ、そういうのは〜」と、
ちょっぴり引かれてしまって……なんだか、彼方さんが過保護になったようにも感じる。

だからと学校でも極力隠していたけれど、
我慢しきれないところは……ちょっとだけあって。

「……栞子さん、話って?」

生徒会室にお呼ばれして訪ねてみると、
人払いをしたのか、
生徒会室には少し前に任期を終えたせつ菜さんから会長を引き継いだらしい、栞子さんの姿しかなかった。

栞子さんは私を見ると「それなのですが……」と、
凄く切り出しにくそうな表情を浮かべて、まずは座るようにって向かい合うソファの片方に手を差し出す。

「……こっちで良い?」

あえて無視して栞子さんの隣に座ってみると、
腕と腕が触れ合ったとたんに、栞子さんはびくっっと体を震わせて、
一応は生徒会長なので。と、取り繕って私から離れ、向かい側に移る。

「一応はって……せつ菜さん……菜々さんから正式に引き継いだのに」

言葉の綾だって分かっていても、ついつい突っ込みを入れてしまう。
でも、栞子さんはこれっぽっちも笑わずに、私を見つめて。

そうして「申し上げにくいのですが……お手洗いは多くの生徒が利用する場所なので……その……いかがわしい行為は控えて頂けないでしょうか」

私の声は分かりやすいから。
だから、いかがわしいことをしていて気まずいって、生徒会長兼、同好会メンバーである栞子さんに苦情が入ったらしい。
0964名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/09/01(木) 07:31:04.99ID:/ViBGdXv
「……そっか」

音を隠す機能を使っていたし、声だって抑えていた。
においだって消臭スプレーを持ち込んで使ってたのに。

栞子さんの表情から、
だいぶ前からこの苦情があって、
凄く悩んで……ようやく切り出してくれたっていうのが分かる。

「……生理現象はどうにもならないよ」

そう答えてみると、
栞子さんは目を伏せて「それとこれとは話が違うのでは」と、呟く。

「……それって? 私が何をしてるか知ってるの?」

知ってるのは分かりきっているけれど、
栞子さんの初々しい反応が可愛らしく、
なにより、いつかの私のように抑圧しているように感じられて……つつく。

それは……と、狼狽える栞子さん。
今ここにいるのは私達だけなのに、それでも言うことを躊躇う可愛らしさの内側に見える窮屈な雰囲気。

「……教えて? 栞子さん」

出来る限り抑えた声色で、栞子さんの心を揺さぶる。
栞子さんは言葉は頭の中にあるらしく、
かぁっと頬を赤らめて……ほんのりと涙ぐむ。

そうして「……じ、自慰行為です」と、小さな声で答える。

「……慰めずにはいられないから、してるの。授業にも部活にも集中出来なくなっちゃうから……仕方がないって……見逃して貰えない?」

栞子さんは膝の上にある手でぎゅっと握り拳を作る。
あの人が教えてくれた、おねだり。
感情に訴えて、肯定を引き出させやすくするズルいやり方。

でも「風紀が乱れては困ります」と、栞子さんは強情に返してくる。
0967名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/09/01(木) 07:56:06.70ID:/ViBGdXv
栞子さんは可哀想だ。

栞子さんだって、人並みに欲求があるはずなのに、
きっと、その性格が欲求を満たすことを阻んで苦しんでるに違いない。

「……なら、私はどうしたらいいの? 援助交際? 風俗勤務?」

選択肢の中でも最も悪手なものをピックアップしてみると、
栞子さんは目を見開いて「それだけは絶対に止めてください」って、お願いしてくる。

私の評判はともかく、
虹ヶ咲学園の名前に傷が付きかねないことは、
栞子さんにとって避けなければならないことで。
それはつまり、栞子さんにとっての弱点に他ならない。

「あれもダメ、これもダメ……そうしたら、私の身体はどうしたらいいの? 栞子さんが何とかしてくれるの?」

栞子さんの驚き戸惑う表情に、私は瞳を潤ませながらおねだりする。

ここに冷静な判断なんて必要ない。
同情の手を無理矢理引っ張る勢いだけがあれば、
栞子さんの本心を苛める壁に穴を開けられる。

「……お願い、栞子さん」

スカートを捲って、
すでにシミが出来ちゃってる下着を栞子さんに見せつける。

「私を助けて……」

栞子さんは恥じらいに顔を染め上げながらも、
私の痴態から目を離すことが出来ずに……喉を鳴らす。
それはただ、栞子さんにとって複雑怪奇な状況ゆえの渇きを癒すものだったのだろうけど、
あえて、利用させて貰う。

「……良いよ。栞子さん」

栞子さんの手を取り、私の身体に触れさせる。

あの人が教えてくれた大切なことを、
今度は私が、教えてあげる先生になってみたいから。

「……風紀の代わりに、私を乱して?」

私は栞子さんを、こちら側に引き込んでいく。
0970名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/09/01(木) 08:28:37.18ID:/ViBGdXv
約2ヶ月お付き合いいただきありがとうございました。
以上で桜坂しずくの物語は終わりとなります。

本来の桜坂しずくの物語は>>956まで
>>961~967はおまけのエピローグ
⇒やる予定はありませんが、ここから先は栞子側の物語
0971名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/09/01(木) 08:30:03.25ID:ToRjJUFI
うおおおしおしず来た!!!と思ったら終わってしまった……
今回も毎日の生き甲斐だった、またなんか書いてくれると嬉しい
0972名無しで叶える物語(たまごやき)
垢版 |
2022/09/01(木) 08:31:52.27ID:dtuKN+a/
そ、そんなぁ…
0973名無しで叶える物語(カボス)
垢版 |
2022/09/01(木) 08:32:01.45ID:lF04qbO+

巻き込まれて性欲に溺れる栞子とか想像するだけでエッッッッッッッ
ハッピーエンドだね
0974名無しで叶える物語(くさや)
垢版 |
2022/09/01(木) 08:42:05.36ID:z63NkQrt
よりによってしずくに手出される栞子オチなのなんか草 流行か?
PTSDとガスライティングで狂ってるようにしか見えないけど、まあしずく本人は幸せそうだから良いか……
次回作にも期待してる
0979名無しで叶える物語(えびふりゃー)
垢版 |
2022/09/01(木) 09:19:13.25ID:/YAJa3/f
楽しかった、おつ

解放じゃなくて救助だったら相談や治療に繋がってたかも知れないのに……逆手になったな
父にしろ栞子にしろ「しずくは自分に気がある」と勘違いさせられてそうなのがw
0981名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2022/09/01(木) 09:26:38.24ID:5NC77t/J
「本当の私は……やっぱり、世間では肩身が狭い」←まあわかる
「今はまだ、あの人くらいしか私のことを愛してくれなくて」←!?!www

普通のエロSSかと思ったらラストの超展開が凄かったわ
0985名無しで叶える物語(しうまい)
垢版 |
2022/09/01(木) 19:14:37.36ID:8zNxE1or
毎日の生き甲斐が終わってしまった
乙でした
0987名無しで叶える物語(やわらか銀行)
垢版 |
2022/09/01(木) 20:07:42.10ID:MqbVWm1J
乙 また書いてほしい
0992名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2022/09/02(金) 00:53:18.83ID:rmGkCK2H
終わってしまったか
しずくが堕ちていく過程がよかった
できれば最初の口でのご奉仕からごっくんまでも見たかった
10011001
垢版 |
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