栞子「ランジュ、この前誘ってくれたライブの件なのですが……」
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ランジュ「ライブ?ああ、席のことね」
ランジュ「安心しなさい、栞子にはとっておきのSSS席を用意して……」
栞子「実はスクールアイドル同好会のライブと日時が被っているんです」
ランジュ「え?」
栞子「その、ランジュには申し訳ないのですが、今回は同好会の方に行こうかと……」
ランジュ「……」
栞子「実はランジュより先に同好会……歩夢さんから誘われていまして」
栞子「ランジュから誘われたときは日程を知らされていませんでしたから、まさかブッキングしてしまうとは……」
ランジュ「……先に誘われていたからって、栞子はランジュより同好会を……歩夢を優先するの……?」
栞子「ランジュには申し訳ないのですが、こういう場合、先にした約束を優先するのがモラルだと思いますので……」
ランジュ「……そっか」
栞子「本当にすみませんランジュ……次は必ず……」
ランジュ「無問題ラ。ランジュがスクールアイドルである限り、ステージは何度でもあるんだから」
ランジュ「歩夢のライブの感想、訊かせてよね」
栞子「はい、それでは私は生徒会がありますので、これで」
ランジュ「バイバイ。またね、栞子」
https://i.imgur.com/BxOMZgn.png 観客が集まらない言い訳のためにゲリラライブやってるんだから平気だろ 人の心があるからこそ人の心がどうすれば壊れるのかも分かるんです 人の心があるからこそ人の心がどうすれば壊れるのかも分かるんです💙 一話の時点で曇らせ隊の方から人気あるよねランジュは ランジュ曇らせSSあくしろよ
もちろん最後はちゃんと笑顔にするんだぞ 歩夢「幼馴染を邪険にする子はちょっとね…」
ᶘイ^⇁^ナ川 実姉がアレなので「優しいお姉さん」に憧れているのでは? ランジュ(今日のライブは、私にとっての集大成だった)
ランジュ(故郷で学んだことも、日本でやってきたライブも……)
ランジュ(毎日のレッスンも、トレーニングも、全部、全部、この日のために積み上げてきた)
ランジュ(都内で最大級のステージ、全国から集まった選りすぐりの共演者、満員の観客……)
ランジュ(プロの演出家が作った緻密で美彩な演出に、最高の作曲家が作った最高の曲……)
ランジュ(そこにランジュの無敵のパフォーマンスが加わって、その瞬間、この空間は世界で一番素敵な場所になるの)
ランジュ(見た人すべてを魅了する、見た人すべてに感動を与える)
ランジュ(今日この日が人生で一生忘れられない一日になる)
ランジュ(そんなステージが、今から始まる)
ランジュ(でも、そのステージの観客席に……栞子はいない)
ランジュ(誰よりもそこに座っていて欲しかった人が、ここには……) ミア「Hey、ランジュ。調子はどうだい?」
ランジュ「……」
ミア「……ランジュ?」
ランジュ「ごめんなさい、少し集中してたわ」
ランジュ「調子、だっけ? 言われなくても最高よ。今までで一番のステージになる、そう言い切れるわ」
ランジュ「今日はショウランジュという存在がスクールアイドル界に轟く一日になるんだから、瞬きするんじゃないわよ」
ミア「ふっ、相変わらずで安心したよ。なら、ボクは目が乾かない程度に見物させてもらおうかな」
ランジュ「……待って、ミア」
ミア「え?」
ランジュ「その席には先約がいるの。ミアには同じくらい最高の場所を用意してるから」 ミア「移動するのが面倒なんだよ。別にここでいいだろ?」
ランジュ「ダメ。ほら、こっちよ。案内するから」
ミア「案内って……もうすぐ本番だろ。そんな格好じゃ身体も冷える」
ミア「早く袖にいきなよ、ここでいいから」
ランジュ「ダメ!!」
ミア「ッ……」
ミ「……もう開演の10分前だ。それでもここにいないヤツとボク、どっちを優先させるんだ」
ランジュ「……お願い、ミア」
ミア「……もう一度言うよ、もうすぐ本番なんだ」
ミア「スマートフォンなんて大事に握りしめて何のつもりだよ、集中できてない証拠じゃないのか?」
ランジュ「ッ……」 ミア「……もういい、ステージなんてどこで見ても同じさ」
ミア「がっかりさせないでくれよ」
ランジュ「……何を言ってるの? がっかりするのは今日この場に居合わせられなかったすべての人類よ」
ミア「……」
ランジュ「ミア、私は今日のこのステージを経験して、さらに上のステップに上がるわ」
ランジュ「私がスクールアイドルである限り、この熱狂は何度でも蘇らせる」
ランジュ「何度でも塗り替えてみせる」
ランジュ「今、この場を持って改めるわ」
ランジュ「ショウランジュの集大成は今日じゃない。このステージはただの足がかりよ」
ミア「……結果で示してくれればそれでいい」
ミア「期待してるよ」 栞子「ランジュ」
ランジュ「あら栞子、奇遇ね
栞子「先日のライブ、盛況だったみたいですね」
栞子「みんな言ってましたよ、本当にすごいライブだった、感動したって」
ランジュ「当然ね」
栞子「ネットニュースにもなっていましたし、ランジュのライブを見たクラスメイトからサインをねだられました」
ランジュ「あらそう。みんなすっかりランジュの虜ね」
ランジュ「そんなすごいステージを見られなかったんだから、栞子は残念でしょうがないのよね?」
栞子「確かにランジュのステージを見られなくて残念でしたが……」
栞子「そんな気持ちを吹き飛ばすくらい、歩夢さんたちのライブはとても胸を打つものでした」
ランジュ「え……?」
栞子「歩夢さんたちと観客の皆さんが一体になって……優しさと笑顔で溢れていて……」
栞子「あんなにも素敵で楽しい世界があるなんて、初めて知りました」
栞子「今でもあの時間が忘れられません……思い出すだけで胸がドキドキするんです……」
ランジュ「……」 栞子「あ、あの! ランジュもまた同好会のライブに行きませんか?」
栞子「歩夢さんたちのステージを見て欲しいんです」
栞子「AZUNA、というチーム? らしいのですが、世界観がとても独特で……」
栞子「……ランジュ?」
ランジュ「え?」
栞子「大丈夫ですか? なんだかぼーっとしていましたが……」
ランジュ「な、なんでもないわ、えっと、歩夢たちの話だっけ?」
ランジュ「同好会のみんなのライブならランジュも大好きよ! ランジュはあのステージを見て日本に来たんだから!」
栞子「ふふ、同じものを好きになるなんて、私たち初めてかもしれませんね」
https://i.imgur.com/C3F39cf.png この後、ランジュは事故で帰らぬ人となってしまいました。
結局、私はランジュのステージを見ることができませんでした。 ランジュの気持ち考えたら膝から崩れ落ちそうになったわ
ちょっと大阪行ってたこやき焼いてくるか 監視委員会と部室没収が無いだけでこんなにもランジュに共感できるようになるとは… 歩夢の立場で置き換えると
侑ちゃんに見てもらう為にいっぱい考えたステージなのに、侑ちゃんは現れず
同じ日に行われたせつ菜ライブの魅力を歩夢に語り出し、、、、
あ、死人出る… ランジュの過去をよくよく考えるとしずくって結構地雷ムーヴかましてるな… 実際スクスタだと
ランジュ(と薫子)が振付で無理難題
↓
栞子がお前みたいに特別じゃねえとブチ切れ
↓
特別いやラ…おうち帰る!
だったんでアニメもどこかしら要素を踏襲しそうだよな
栞子に同好会のステージのほうが良かった(いつもの無表情)と言われて短期留学やめて帰りそうになるとか いやいやライブを同じ日にぶつけるとかそんなリアル運営みたいなことしないでしょ(笑)
ラブラブかよ!(笑) ライブの日が同じなのが発覚するも
栞子なら絶対に私のライブを選んでくれるわ!って思い込んで確認取らず
そのまま玉砕して曇る流れまで見えるのがランジュ ライブに誘うときにいつもの勝ち気な態度じゃなくて相手の様子を伺うようなしおらしい一面を見せたのが悪い このまま鬱屈を昇華し続けて世界一のスクールアイドルになるんだな 無数の人々から称賛を浴びるけどその中に栞子はいないんだね… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています