ランジュ「ライブ?ああ、席のことね」

ランジュ「安心しなさい、栞子にはとっておきのSSS席を用意して……」

栞子「実はスクールアイドル同好会のライブと日時が被っているんです」

ランジュ「え?」

栞子「その、ランジュには申し訳ないのですが、今回は同好会の方に行こうかと……」

ランジュ「……」

栞子「実はランジュより先に同好会……歩夢さんから誘われていまして」

栞子「ランジュから誘われたときは日程を知らされていませんでしたから、まさかブッキングしてしまうとは……」

ランジュ「……先に誘われていたからって、栞子はランジュより同好会を……歩夢を優先するの……?」

栞子「ランジュには申し訳ないのですが、こういう場合、先にした約束を優先するのがモラルだと思いますので……」

ランジュ「……そっか」

栞子「本当にすみませんランジュ……次は必ず……」

ランジュ「無問題ラ。ランジュがスクールアイドルである限り、ステージは何度でもあるんだから」

ランジュ「歩夢のライブの感想、訊かせてよね」

栞子「はい、それでは私は生徒会がありますので、これで」

ランジュ「バイバイ。またね、栞子」


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