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侑「みんなとデートでサイゼ行ってみた」
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0001名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/17(木) 15:04:01.01ID:uMCPlej9
侑「今何かと話題のサイゼだけど、同好会のみんなはどう反応するか気になるよね⁉」

侑「というわけで、一人一人デートに誘ってその反応を確かめてみるYO!」

侑「みんなが気になる子はどの子かな!?」

姫乃「私はこう言った企画はあまり良くないと思うのですが……あえて挙げるなら果林さんですね。特に他意はないですが……」

遥「お姉ちゃんはきっと喜んでくれますよ!でも企画自体は最悪ですね」

副会長「せつ菜ちゃんの好物が気になります!!私も一緒に行きたいです!!」

こぺ子「かすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみんかすみん…...」

侑「............」

侑「みんな後ろめたさを感じつつも興味津々!早速スタートだYO!」
0203名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/25(金) 23:50:05.73ID:XA6xYENL
Case8_???

今日もいつも通りライブに向けてメンバー全員で練習中!
今はその休憩時間。

侑「せつ菜ちゃん練習お疲れ様!」

せつ菜「あっ!侑さん!急にどうしたのですか?」

侑「えへへ……。今日この後って予定ある?」

せつ菜「いえ……帰るだけですけど。何かあるんですか?」

せつ菜「まさかっ!!スクールアイドルのライブが!?いや、私が調べた限りそんな情報は……」

せつ菜「まさか侑さん!ゲリラライブの開催情報をゲットしたのですか!!!」

侑「ち、ちがうよ〜」

侑「いや、無事大きなイベントも終わったし、」

侑「せつ菜ちゃんとゆっくりお話ししたいなって。」

侑「二人っきりで。」

せつ菜「ふふふっ……二人っきり?」

せつ菜「それって……デ、デートというものでは?」

侑「うん!せつ菜ちゃんと行きたいな!」

せつ菜「もちろん!私も行きたいです!!!」
0204名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/25(金) 23:57:21.22ID:XA6xYENL
侑「じゃあまた放課後に会おうね!」

歩夢「あっ、侑ちゃん!せつ菜ちゃん!」

せつ菜「あああああ、歩夢さん!おはようございます!」

せつ菜「きょっ……今日は部室来るの早いですね!!」

侑「歩夢〜さっきぶり〜!」

歩夢「せつ菜ちゃんそんな慌ててどうしたの?」

せつ菜「いえ、全然?慌ててないですけど?」

歩夢「せつ菜ちゃん、なんか私にやましいことでもあるの?」

せつ菜「いえ、侑さんと次の舞台に向けた相談をしておりまして……」

せつ菜「秘密の企画だったので急に歩夢さんが現れてびっくりしただけです!」

歩夢「……」ジトー

せつ菜(聞かれてた……?)

歩夢「そうなんだ!せつ菜ちゃんのライブ、私も楽しみにしているね!!」

せつ菜「はい!ありがとうございます!!」

せつ菜(う〜、心が痛いです……)

侑「せつ菜ちゃんは本当にスクールアイドルに熱心だからね!」

せつ菜「えへへっ。ありがとうございます!」
0205名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:02:35.48ID:ksCT3zs0
練習後
侑「じゃあせつ菜ちゃん!(小声)」アイコンタクト

せつ菜「はい!(大声)(小声)」ウインクペカー

侑「ごめん歩夢!今日この後生徒会と用事があって一緒に帰れないんだ……」

歩夢「えっ?もう遅いのにまだ仕事するの?大丈夫?」

歩夢「私たちのために頑張ってくれているのに、先になんて帰れないよ!私待ってる!」

侑「ありがとう!でも、歩夢も明日朝早いでしょ?何時になるかわからないから、早く家に帰りな。」

侑「体を休ませることもスクールアイドルの仕事のうちだよ。」

歩夢「も〜。わかったよ……」

侑「気を付けてね〜!」

歩夢「じゃあ侑ちゃんまた明日〜」

侑「……」

侑「行ったかな?」

でも、隠し事なんて本当はよくない……よね?
0206名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:07:38.24ID:ksCT3zs0
侑「あっ、せつ菜ちゃ〜ん!」

せつ菜「侑さん!もう!5分遅刻ですよ?」

侑「ごめんごめん、ちょっとね。」

せつ菜「もう!初めてのデートなんですから、もっと雰囲気というものを……」

侑「じゃあ、早速行こうか!」

侑「手、出して!」

せつ菜「手ですか?」

侑「あったか〜い」テヲニギニギ

せつ菜「えっ//////」

せつ菜「ちょっと、恥ずかしいです!!」

そんなことを言いつつも、せつ菜ちゃんはまんざらでもなさそう。

侑「ふふふっ。」

侑「それじゃあお台場の方まで歩こうか!」

せつ菜「わかりました!」

こうして二人のデートは始まった。
0207名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:17:31.92ID:ksCT3zs0
せつ菜「なんか、優木せつ菜として校外に出るのはあまり慣れません。」

侑「たしかに、登下校は菜々ちゃんの姿だもんね!」

せつ菜「えぇ、せつ菜の姿だとどうしても目立ってしまいますので……」

侑「それだけせつ菜ちゃんが人気ってことだね!」

せつ菜「そんなこと……ないと謙遜しそうになりますが、」

せつ菜「それはファンのみんなに対して失礼かもしれないですね。」

せつ菜「侑さんにそう言ってもらえて嬉しいです!」

せつ菜「あの時にスクールアイドルをやめないで、本当に良かった。」

そうつぶやくせつ菜ちゃんの目元から涙がこぼれる。

侑「何引退寸前のアイドルみたいなこと言ってるの!」

侑「まだまだこれからたくさん頑張らないといけないことがあるんだから!」

せつ菜「そうですよね!もっともっと、沢山の人に私の大好きを届けたいです!」

侑「せつ菜ちゃんはそうでなくちゃ!」

せつ菜「がんばりますよ〜!」

侑「うん!クシュンッ!」

せつ菜「侑さん風邪ですか?」

侑「いや、ちょっと寒くて。」

侑「いったんここで休憩してもいい?」

せつ菜「もちろんです!」

侑「ありがとう!」

そういって、せつ菜ちゃんとサイゼへ入った。
0208名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:23:08.94ID:ksCT3zs0
侑「せつ菜ちゃんは良くサイゼに来るの?」

せつ菜「えぇ、良く来ますよ!」

せつ菜「家族で外食するときはもっと毛色の違う場所に行きますが、生徒会の皆さんと食事に行くときにはよくこのお店を利用します。」

せつ菜「なんといっても学校に近いですし!」

侑「確かにそうだよね!よくウチの生徒みるし。」

侑「さすがにこの時間だともういないみたいだけど。」

侑「でも、もしウチの生徒がいたら優木せつ菜ちゃんだって大騒ぎになっちゃうかも!」

せつ菜「ははは……でも確かに同好会全員出来たら大騒ぎになってしまうかもしれないですね。」

侑「それはファンのみんながいなくても大騒ぎになりそう……」

せつ菜「困ったものです!かすみさんとかもう少し落ち着きを持ってほしいものです!」

侑「いや、せつ菜ちゃんが一番騒ぎそうだけどね?!」

せつ菜「そうな馬鹿なっ!」

侑「ははっ、冗談だよ。」

絶対せつ菜ちゃんが一番うるさいと思うけど。

侑「なんかおしゃべりしてたら喉乾いてきたね。」

せつ菜「飲み物でも頼みましょうか。」

侑「なんかデザートも頼んでセットドリンクバーにしちゃう?」

せつ菜「そうですね!それが良いと思います!」

侑「じゃあ適当に注文しちゃうね〜」ボタンポチー

いつも通り注文完了。

せつ菜「じゃあ私はドリンクバー取ってきますね!侑さんは何がいいですか?」

侑「じゃあ白ブドウの炭酸入ってないやつで!」

せつ菜「わかりました!」

侑「……」

侑「あっ!」
0209名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:28:21.41ID:ksCT3zs0
侑「いやでもドリンクバーだし……」

侑「さすがに大丈夫だよね……?」

大丈夫じゃないと思うけど。

せつ菜「お待たせしました〜!」ペカー

侑「やっぱり駄目だったか……」

やっぱり駄目だったか……

せつ菜「えっ?どうしたのですか?」

侑「持ってきてくれたのは嬉しいんだどね!」

侑「うれしいんだけど……、」

侑「私何を頼んだ?」

せつ菜「白ブドウの炭酸抜きですよね?」

侑「そう!で、白ブドウって何色?」

せつ菜「名前から推測すると白色ですか?」

侑「うん、そうだね。で、これがいませつ菜ちゃんが持ってきてくれたジュースだ。」

せつ菜「それがどうしたのですか?」

侑「何色?」

せつ菜「むらさき……色ですか?」

侑「そうっ!なんでっ!」

侑「なんで白ブドウなのに紫色になるの!!」

せつ菜「いろいろとアレンジしてみました!」ペカー

せつ菜「絶対おいしいのでぜひ飲んでみてください!!」

侑「うっ……」

侑「(ゴクゴクゴクゴク)」

侑「んっ……うん……unnnnn」

侑「ずごぐ……おいじいよ……」

せつ菜「一気に飲んでしまうなんて!そんなに気に入ってもらえて嬉しいです!」

侑「うん、とてもおいしかった……よ……」

せつ菜「嬉しいです!!ありがとうございます!!!!!」

侑「……」

侑「あっ、デザートが来たよ!」
0210名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:36:04.08ID:ksCT3zs0
侑「おいし〜!生き返るよ!」

せつ菜「またまた、侑さんは大袈裟ですね。」

侑「あははは……」

侑(せつ菜ちゃんの料理で死にかけていたなんて言えない……)

せつ菜(侑さん、本当においしそうにデザート食べてる。)

せつ菜(いや、デザートに限った話ではない。いつもおいしそうにご飯を食べて……)

せつ菜(いや、ごはんに限った話ではない。侑さんはすべての事を全力で楽しんでいて……)

せつ菜(本当に素敵です。)

せつ菜(侑さんって本当に可愛くて……)

せつ菜「大好き……」ボソッ

せつ菜「……」

侑「……」

せつ菜「……っ!?」

侑「私もせつ菜ちゃんの事大好きだよ!」

せつ菜「あれっ……やっぱり声に出てました?」

侑「最後の方だけ……でもそんな情熱的にみられてたら……ね?」

せつ菜「わあああああ……恥ずかしいです//////」

せつ菜「でも……」

せつ菜「でも、たぶん侑さんの大好きと私の大好きは違うと思います。」

侑「えっ?」

せつ菜「多分違うんです……。」

侑「えっと、」

侑「せつ菜ちゃんの大好きって友達として大好きって意味かな?」

侑「それとも……」
0211名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:41:41.81ID:ksCT3zs0
侑「あーん」

せつ菜「えっ……あのっ……そのっ……」

侑「ってすると、ドキドキして、たじたじになっちゃう。」

侑「間接キスだとか、そんなことを考えちゃう。」

侑「そっちの意味の大好き、かな?」

せつ菜「今日の侑さんはなんだか様子が変です……」

せつ菜「妙に積極的です……」

侑「話を逸らさないでほしいな……」

せつ菜「そんなまっすぐな目で私を見ないでください……恥ずかしいです……」

侑「私は……」

侑「私は間接キスとか考えちゃう方の意味での『大好き』だよ。せつ菜ちゃんの事。」

侑「そして、菜々ちゃんの事。」

せつ菜「えっ……」

せつ菜「侑さん……」

侑「あーん」

せつ菜「あぁ、、あー」

侑「はははっ、せつ菜ちゃん口大きく開けすぎっ!」

せつ菜「だ、だって……慣れてないので……」

せつ菜「でも、すごく甘いです。」

せつ菜「侑さんの……味がします。」

侑「なんか言い方がえっち。」

せつ菜「もう、今日は良いんです。」

せつ菜「こんな幸せ、私なんかが貰ってもよいのでしょうか……」

侑「これからも、たくさん甘くて濃い思い出を作っていこう。」

せつ菜「はいっ。」
0214名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:50:34.23ID:ksCT3zs0
言葉にはしていないけど、二人の間を流れる空気は完全に恋人の空間だった。
もう、そういう事でいいんだよね?
そういうことになってしまったんだよね?

侑「わ〜外寒いね〜!」

せつ菜「はいぃ……」

侑「なんかせつ菜ちゃんがいつものせつ菜ちゃんじゃないみたい!」

せつ菜「だって……私……嬉しすぎてどうしたらよいか……」

せつ菜「へにゃへにゃになってしまいそうです……」

その後、しばらくたってからサイゼを出た。
あまり夜遅くなると家の人も心配するだろうし。

侑「せっかくだから家まで送っていくよ!」

せつ菜「そんな!悪いですよ!」

侑「良いの良いの!せっかくの記念日だから!」

せつ菜「本当に良いのですか?」

侑「うんっ!もちろん!」

手を差し出す。

せつ菜ちゃんがその手を握る。

さっきとは違う握り方。

その指の絡め方が、今の2人の関係性の変化を端的に表している。
0215名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:56:18.35ID:ksCT3zs0
侑「菜々ちゃん……いや、菜々。」

菜々「ゆ……侑……」

侑「名前で呼んでくれて嬉しいよ。」

菜々「私もです……。」

侑「菜々……」

菜々「んっ……」


菜々「私の初めて……侑に奪われちゃった。」

侑「えへっ。私も。」

菜々「プリンの味」

侑「菜々もさっきあーんして食べてたでしょ。」

菜々「でも、本当にプリンの味でした。」

侑「私はコーヒーゼリーの味。」

菜々「これが初恋の味……なのかな?」

侑「どうせならもっとおしゃれなお店とかが良かった?」

菜々「ううん、こっちの方がなんか私たちに合っている気がします。」

侑「確かにそうかもね。」

菜々「それじゃあ、帰りましょうか。」

侑「うん。」
0217名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 00:59:34.66ID:ksCT3zs0
その後有明まで彼女を送り届けたのち、りんかい線でマンションのある東雲駅へと向かった。
駅を降りるとまた一段と寒くなったような気がした。

多分車内の暖房が効きすぎていたせいだろう。

もう夜だというのに、遠くに見える高層ビルには沢山の明かりが付いている。

白い息が口からこぼれる。

少しずつ歩くペースを速める。

スタスタスタ

スタスタスタスタスタスタ

スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ

スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ

そして『あの子』の背中がちょうど届くくらいの距離まで近づいたとき、私は声をかけた。
0218名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 01:00:04.19ID:ksCT3zs0
歩夢「侑ちゃん。今日はどこへ行っていたの?」

優木せつ菜、中川菜々。そして、上原歩夢編〜Fin〜
0219名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 01:05:14.69ID:ksCT3zs0
一応、続きの書きだめはできているので何とか4thまでには間に合いそうです。
ただ、ちょっと最後が納得いっていないので修正を加えたうえで明日投稿しようと思います(多分新幹線の中とか)
よろしくお願いします。
0220名無しで叶える物語(筆)
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2022/02/26(土) 01:27:37.74ID:NvXiZ68P
これ、この章の語り手が歩夢だったってことか。
これは侑ちゃんやばそう
0224名無しで叶える物語(しうまい)
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2022/02/26(土) 03:36:25.81ID:T/MH/bCZ
>>208
「いつも通り注文完了。 」
ここ歩夢が語っていると思うと怖くて泣いちゃった
0227名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/26(土) 09:20:33.72ID:Bcs62urL
Case9_高咲侑

歩夢「大切なお話があるの。」

マンションへと続く道で歩夢に声をかけられた後、私は歩夢の家へと連れていかれた。
今日は両親がいないとかなんとか。
あと、私の親には連絡済みらしい。
全く、用意が良すぎる。

歩夢「これ、どういうこと?」

目の前に並べられる8枚の写真。

璃奈ちゃん、かすみちゃん、しずくちゃん、果林さん、エマさん、愛さん、彼方さん、そしてせつ菜ちゃん。
そしてそれぞれの写真には私の姿が一人ずつ。

侑「どういう事って、ただみんなと食事に行っただけだよ?」

ちなみに私は今、両手両足を椅子に縛られて身動きが取れない。
今までで一番のピンチだ。

歩夢「食事に行っただけ?」

歩夢「随分と仲良さそうだったけど。」

歩夢「とても、『同じ同好会の仲間の一緒に来た食事』程度の仲の良さには思えなかったな。」

侑「だいたい、そんなの写真なんかで分かるわけないじゃん。」

歩夢「ふふっ」

侑「それに、私が誰と仲よくしようが歩夢には関係なくない?」

歩夢「え?」
0228名無しで叶える物語(もこりん)
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2022/02/26(土) 09:25:55.82ID:4BAQ30x4
どんどんたらし込んでいけ
0229名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/26(土) 09:26:36.66ID:Bcs62urL
侑「だって、歩夢と私って別に付き合っているわけじゃないし。」

侑「大体私の事をこんな縛り上げちゃってさ。普通じゃないよ。」

歩夢「なんでそんなひどいこと言うの!!」

侑「酷いことって……本当の事じゃん?」

歩夢「だって私たちは幼馴染なんだよ!?」

侑「だから?」

侑「幼馴染は恋人ではないよ。」

歩夢「ッ……」

歩夢「だって……」

歩夢「だって侑ちゃんは私の事を応援してくれるって……」

歩夢「そういってくれたのに……」

侑「歩夢は私の何が気に食わないわけ?」

歩夢「もっと私だけを見てよっ!2人で始めるって言ったじゃん!!」

侑「だから応援しているじゃん。同好会のマネージャーとしても。」

侑「幼馴染としても。」

侑「歩夢はそれ以上何を望むの?」

歩夢「私は……私は……」
0230名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/26(土) 09:34:47.40ID:Bcs62urL
侑「中学の時、私をひどく振ったもんね。」

歩夢「その話はもうしないって言ったじゃん!!」

侑「話に出さないからと言って、私の心が癒えたと思っているの?」

歩夢「……」

歩夢「侑ちゃんはっ……」

歩夢「侑ちゃんは私の気持ちなんて知らないくせにっ!!」

歩夢は私の口に自分の口を重ねた。それは激しく、乱暴に。
まるでせつ菜ちゃんとのキスを上書きしようとするように。
私の記憶から消し去ってしまおうと言わんばかりに。
激しく。乱暴に。唇の内側から歯茎、歯の一本一本に至るまで。
なめるなんて生易しいものではない。剥く。剥ぎ取る。こそぎ落とす。
歩夢の手は私の体へと延びていく。無抵抗の私はなされるがままだ。
このまま暴走列車と化した歩夢に一晩中めちゃくちゃにされるのだろう。

バタン!

椅子が倒れる。後ろ手に縛られている手首が痛い。
もしかするとねん挫したかもしれない。
それでも歩夢の勢いは止まらない。

でも。
でもこれで良いんだ。
0231名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/26(土) 09:42:41.34ID:JoERkoyv
私は中学生の時に歩夢に告白した。付き合ってくださいって。
そしたら断られた。絶対OKしてくれると思ったのに。
私は侑ちゃんと友達の関係性でいたいって。

でも、私は悔しかった。何とかして歩夢を振り向かせたかった。
だから、私は歩夢に好きになってもらう努力をすると同時に、恋愛的に私から歩夢を遠ざける努力をした。

抑圧された欲情はいつか噴火する。
歩夢にそんな自分の感情を自覚させることこそ、私の目標だった。
これで私のリベンジは果たされるのだ。
私と同じ感情を、歩夢にも味わってほしかった。
そんな試練を乗り越えられたカップルは、きっとどんなカップルよりもときめけるはずだ。

最近私は歩夢からぬいぐるみのプレゼントをもらった。
調べてみると、中には盗聴器が仕掛けられていた。
もう歩夢の噴火は近いと確信した。
だから、このぬいぐるみをスクールバッグに付けて同好会のみんなとデートを重ねた。
それでも、歩夢は動かなかった。

正直予想外だった。最初の2、3人目で歩夢がアクションを起こすと思っていたのに、意外にも沈黙を貫いた。
だから、今日は私から動いた。
優木せつ菜を最後に選んだのも保険だ。
上原歩夢にとって優木せつ菜は強すぎる。
だから、最後の一押しにはぴったりだった。
予想通り、歩夢も動いた。
0232名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/26(土) 09:47:49.06ID:JoERkoyv
歩夢が私を求めている。
なんて美しい関係性なんだろうか。
なんて私は幸せ者なんだろうか。
歩夢が私を欲してくれるのならば、もう何もいらない。

虹ヶ咲ファンクラブのみんな……最後の報告ができなくてごめんね……
同好会のみんなも……本当にごめんね……


私は歩夢を選ぶよ。

今までも

そして、これからも。

侑編〜Fin〜
0241名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 12:49:59.85ID:10OERxh7
その場面は描かれてないけど珍しいせつ菜の脳破壊パターンか
大体歩夢か侑だからな
0242名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/26(土) 16:38:57.04ID:Cro7TNFC
この侑ちゃんは刺されてもやむなし
0243名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2022/02/26(土) 16:55:17.96ID:XYfybASs
流石に侑ちゃんクズ過ぎない?
楽しいサイゼデートかと思いきや途中から趣旨変わってるし…
話の方向性を変更するために彼方ちゃんが繋ぎにされたみたいで残念だわ
0244名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 20:53:36.05ID:NONyDf4e
>>241
1年生も全滅なんだよなあ
0245名無しで叶える物語(SB-Android)
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2022/02/26(土) 20:54:04.86ID:VVmCNq8b
彼方で急にシリアスにするあたりよくいるもんじゃ?
0246名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2022/02/26(土) 21:52:27.93ID:30qvm5Ih
何を犠牲にしてでも手に入れたかったんだな
0250名無しで叶える物語(茸)
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2022/02/27(日) 12:34:48.83ID:u5ZEyZu8
この後のことを考えるとゾクゾクするね…
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