しずく「そ、それは流石に……」

遥「私のそばにいてくれるって言った」ジトー

しずく「一緒にお昼寝しましょう」

遥「はい!」ニコッ

遥「広いベッドだから寂しかったんです。んしょ」スッ

遥「はい、こっち側が空きましたよ?」

しずく「あ、ありがとうございます。お邪魔します」

遥「うんっ」ニコッ

しずく「……」

しずく(彼方さん。やっぱり遥さんはあなたの妹さんです)

しずく(強くて優しくて、私の憧れのあなたにそっくりです)

しずく「遥さん」

遥「ん〜?」

しずく「ありがとう」ニコッ


──いつの間にか外から聞こえていた雨の音が止んでいた。