海未「いなりこんこん、神いろは」
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注意、「いなり、こんこん、恋いろは」とは何の繋がりもありません 海未(21)「μ'sのみんなで一緒に旅行...ですか?」
穂乃果(21)「うん、今週末なんだけどどうかな一緒に」
海未「えっと、展開が急過ぎてついていけないのですが...」
穂乃果「あっ、そうだね。じゃあえっと...花陽ちゃんが農学部の大学にいるのは知ってるよね?」
海未「ええ、それが今回の旅行と関係が?」
穂乃果「うん、花陽ちゃんが入ってるゼミでとある調査をしなくちゃいけなくて、そこがけっこう田舎な所で車が必要なの」
穂乃果「でも、花陽ちゃんのゼミで集団食中毒が発生しちゃって」
海未「ええっ、花陽は大丈夫だったんですか!?」 穂乃果「うん、ちょうどその日体調崩しちゃったみたいで...で、その調査に花陽ちゃん1人で行かなくちゃいけなくなったんだけど...」
海未「....あっ、だから穂乃果が誘われた訳ですね。花陽は免許持ってないですから」
穂乃果「うん、何かレンタカー代やガソリン代もみんな出してくれるみたいだし、ゼミの先生から少しだけど謝礼も出るみたい」
海未「調査はどんな感じなのですか?私たちにも手伝えるでしょうか?」
穂乃果「花陽ちゃんに聞いたけど、不作になった畑の地質調査なんだって」
穂乃果「だから、畑の土の採取や周りの景色を写真に取ったり、後は現地の人の軽い聞き込みくらいで大丈夫だって、他に細かいところは花陽ちゃんが主導でやってくれるみたい」
海未「なるほど...」
穂乃果「急だから、μ's全員集まれるとは思わないけどみんなで旅行なんて滅多にできないしどうかな?」
穂乃果「いい温泉もあるんだって!」
海未「...わかりました、ちょうど週末に予定が空いてましたし、何より花陽が困ってますからね」
穂乃果「やった、ありがとう海未ちゃん!」 後日...
海未「それで結局、来れたのは穂乃果と私だけですか....」
花陽(20)「海未ちゃん本当にありがとう!やっぱりみんな用事が入ってて...」
海未「い、いえ、決して私がいつも用事が無いわけでは無いですからね!本当にたまたま今週末だけ何も無かったのですよ!」
穂乃果「海未ちゃん、必死過ぎて逆に本当に聞こえちゃうよ...」
海未「エホンっ、まあ今週末は一人で鍛練する予定だったので誘ってもらえて嬉しかったですよ」
花陽「鍛練かあ、流石だな海未ちゃん」
穂乃果「じゃあ鍛えてる海未ちゃんに、この荷物を後ろに積んでもらおうかな」
海未「これですか?」ヨイショ
花陽「こんな大きい荷物も...凄いなあ」
海未「そ、そうですか?じゃあこれと、この荷物も」ヨイショ
穂乃果「う、海未ちゃんこれから長旅なんだから無理しないで!」 車内
海未「それじゃあ花陽、ドライブ中に今日行く場所について教えてもらってもいいですか?」
花陽「うん、私たちがこれから向かう場所は○○県の伊那鳴村(いななりむら)って所だよ」
海未「伊那鳴村?」
穂乃果「私聞いたことあるよ、いななり米とか有名だもんね」
花陽「はい!いななり米は上質で土鍋で炊くとそれはもう最高なんです!」
海未「その村が現在不作に?」
花陽「ええ、お米の他にも野菜や果物など色んな作物が最近は軒並み収穫量が落ちてきているらしいです。」
花陽「周辺の村とも状況が違うようで私のいるゼミの先生に依頼が来たみたいなんです」
穂乃果「あっ、そういえばゼミの人たちは大丈夫なの?」
花陽「はい、まあ私が休みの日にこっそりみんなで牡蠣鍋食べてるくらいですから自業自得ですよ!」
穂乃果「こ、怖い....」
海未「食べ物の恨みは谷よりも深い、ですね....」 伊那鳴村
花陽「着いたー!」
海未「穂乃果、運転お疲れ様でした」
穂乃果「うぅ、早く温泉入りたい...」
お婆ちゃん「ようこそ遠路はるばるおいでくださいました」
花陽「あっ、どうも○○ゼミから来た小泉花陽です」ペコリ
お婆ちゃん「集団食中毒とは災難でしたね...そちらの方々は...?」
海未「お手伝いに来ました友人の園田海未です」ペコリ
穂乃果「高坂穂乃果です」ペコリ
お婆ちゃん「これはこれは...本当にありがとうございます」
お婆ちゃん「私は民宿もやっておりますので本日は私の所へお泊まりください、これからよろしくお願いいたします」 お婆ちゃん「長旅で疲れたでしょう、今日はどうされますか?」
花陽「私は少し畑の方を見させてください、本格的に調べる前に見ておきたくて」
穂乃果「私はちょっと休ませて欲しいかも...」
海未「じゃあ、私は穂乃果についていって休ませた後荷物を下ろしてから花陽の方へ向かいます」
お婆ちゃん「わかりました、では小泉様は畑の位置をお伝えします、後のお二人はご案内しますので少々お待ちください」
......
お婆ちゃん「こちらにお布団を引いてますのでお休みください」
穂乃果「ありがとうございます...海未ちゃんもありがとう、花陽ちゃんのところへ行ってあげて」
海未「はい、わかりました。お婆さん、さっきの話だとここを出て左で....?」
お婆ちゃん「....この村は農業が頼りだったのです」 お婆ちゃん「一時は、駅の方に色々お店も出来たんですが、結局人がおらんからねぇ…潰れてしもた店もたくさんで」
海未(確かにここに向かう途中駅の近くを通りましたが随分寂れてましたね...)
お婆ちゃん「それでも、商店やっとった人らも農業と兼業やったから、美味しいもんが収穫できとったころは、それを糧にやっていけました。」
お婆ちゃん「でも、ここ数年は不作でどんどん酷くなるばかりで...このままじゃ村のもんは飢えて、みんな村を出て行ってしまいます」
穂乃果「....」
お婆ちゃん「土が痩せ細っているのはわかりますが何が原因なのか私にはさっぱりわからんのです」
お婆ちゃん「どうかこの村のために私達の畑を良くしてくだされ....」
穂乃果「お婆ちゃん...」
海未「...わかりました、私にできることは少ないですが精一杯お手伝いさせていただきます」 畑
お婆ちゃん「こちらが家の畑です」
海未(確かにこの畑は素人目の私にも酷くなってるのがわかりますね)
海未「花陽」
花陽「あっ、海未ちゃん」
海未「どうですか、何かわかりましたか?」
花陽「うん、本格的な調査は明日するとして、今は簡単に調べてみたけど...たぶん原因は肥料不足だと思う」
海未「肥料不足?」
花陽「正直かなり状態が悪いよ、土に栄養が無くなってこれじゃ作物が育たない」
お婆ちゃん「えっと、どうでしょうか?」
花陽「そうですね、思っていたよりも土が痩せ細っています。肥料はどのくらいまいてますか?」
お婆ちゃん「肥料....?」
お婆ちゃん「私の畑は肥料なんて使ったことないですよ」 花陽「......えっ」
お婆ちゃん「この村の人はみんな肥料なんか使わずにお米や野菜を育ててますよ」
花陽「そんな...」
海未『花陽』コソ
花陽『海未ちゃん』コソ
海未『肥料を使わないというのはやはりおかしいですよね?』
花陽『当たり前だよ!肥料が無いと土に栄養が無くなっちゃう。そんな畑で作物が育つワケない!』
お婆ちゃん「すみません、どうかしましたか?」
花陽「はい、えっと...現状この畑は栄養不足、かなり痩せ細っています」
花陽「まだ本格的な調査はやっていませんがこのレベルの土を農業を再開できるまで回復させるのは正直....」
お婆ちゃん「そ、そんな....」ガクリ
海未「お婆さん!」 民宿(客室)
花陽「そっか、お婆さんそんなに悩んでて...なのに私...」
海未「気を落とさないでください、いずれは伝えなければいけなかったことなのですから」
穂乃果「他の畑も駄目だったの?」
花陽「うん、近くにお婆さんのじゃない畑もあったけど同じような状況だったよ」
海未「話ぶりからしてどの家も肥料を使っていなかったようですね」
花陽「肥料無しで今まであれだけの農産物を作れてきてたのは正直奇跡だと思うよ」
穂乃果「奇跡かあ...」
コンコン
お婆ちゃん「失礼します、夕食が出来ましたよ」 食堂
お婆ちゃん「どうぞお召し上がりください」
三人「「「いただきます!」」」
穂乃果「美味しいです、特にこのいなり寿司!」
お婆ちゃん「ふふっ、ありがとうございます」
花陽「先ほどはすみませんでした、まだ本格的な調査もしていないのにあんな事を....」
お婆ちゃん「いえいえ、専門の方の目から見ても酷い状態だったということですから...」
お婆ちゃん「....これはもうお稲荷様に頼むしかないかねぇ」
海未「お稲荷様?」 お婆ちゃん「この村に唯一ある稲荷神社のお稲荷様です、豊穣と多産の神様で昔はよくお参りにも行っていたのですが最近は歳のせいか階段が辛くて...」ヨロヨロ
花陽「そんな状態じゃ危ないですよ!」
お婆ちゃん「しかし、私には頼れるものがもうお稲荷様しかおらんのですよ」
穂乃果「それじゃあ、私たちがお参りに行くよ!」
お婆ちゃん「しかし、お客人様にそんなお願いは....」
海未「いえ、私と穂乃果は全くの素人ですし、こういうことを手伝うのも全然平気です。ぜひやらせてください」
お婆ちゃん「うぅ....ありがとうございます。それじゃあよろしくお願いいたします」
花陽「じゃあ、明日の午前中にお参りに行って調査の方は午後からにしよう!」 次の日
稲荷神社
花陽「....ふぅ」
穂乃果「やっと着いたね」
海未「階段はけっこうキツかったですし、私たちが来て正解でしたね」
花陽「穂乃果ちゃん、お供え用の稲荷寿司は持ってきた?」
穂乃果「うん、バッチリ!」
花陽「.....」グー
海未「花陽、食べてはいけませんよ」
花陽「うぅ、わかってるよ...昨日の稲荷寿司美味しかったなあ....」
穂乃果「かなり古い神社みたいだね」
海未「手入れもされてないですし、参拝者も殆ど来なさそうです」
花陽「あそこにある稲荷像が咥えてるのは何だろう?」
海未「宝珠、ですかね。神の霊力の象徴とも言われています」
穂乃果「それじゃあお供えに....あれ?」
海未「穂乃果?」
穂乃果「女の子がいる」 花陽「小さい子どもだね、12歳くらい?」
穂乃果「迷子かな?」
海未「でも、巫女装束をしてますし、この神社の関係者の方でしょうか?」
花陽「でも、お尻から何か生えてない?」
海未「....尻尾?」
穂乃果「あっ、ケモミミもあるよ!」
幼女「う〜ん、困ったのじゃ...あれが無いと我は....」
穂乃果「困ってるようだし声かけてみよっか」
花陽「おーい」
幼女「!?」
海未「どうしましたか?何か落とし物ですか?」
幼女「そなた達、我の姿が見えるのか!?」
穂乃果「?」
幼女「そんな、もう姿を消す力も我にはないのか...」 幼女『いや待て、これはチャンスか?この者らを使えば十束剣も...』ブツブツ
花陽「どうしたんだろう...」
穂乃果「とりあえず、親御さんを探して...」
幼女「待てーい!」
幼女「我は稲荷大明神である、偉大な我に力添えをすることを許そう!昨夜、ふとどきものがやってきて、神器である十束剣を盗んで行きおったのじゃ。我は外のことはよく知らぬ。一緒にそやつから取り返すがよい!!」
三人「.....」シーン
幼女「どうした?我の手伝いができるとはそなたらも光栄であろう!」
穂乃果『何かのなりきりごっこかな?』ヒソヒソ
海未『乗ってあげた方がいいのでしょうか...?』ヒソヒソ
花陽『話を合わせて親御さんのこととかそれとなく聞いてみようよ』ヒソヒソ すみません、中途半端になっちゃったけど眠くなってしまったので続きは明日で....
書き貯めしてないのでゆっくりになります あと、今25まで伸ばす必要ありましたっけ?
一応25まで伸ばさせていただきます 穂乃果「えっと...お嬢ちゃん、何かを盗まれたって言ってたよね、なんたらのつるぎとか...」
稲荷「『お嬢ちゃん』ではない!まあ、稲荷とでも呼んでくれればよいぞ」
稲荷「十束剣(とつかのつるぎ)じゃ。あの剣は我の霊力を込めた大切な剣で有事の際にあれが無いととても困ってしまうのじゃ」
花陽「海未ちゃんは十束剣って知ってる?」
海未「ええ、いわゆる長い剣のことですよ。色々呼び名があったりするんですけど、日本神話に出て来たりしますね」
穂乃果「有事って?」
稲荷「実は我の中には邪神がおってな...もし、我の封印が解けてしまった場合この剣が唯一奴を討てる武器となるのじゃ!」
花陽『凄い設定が凝ってるね』ヒソヒソ
海未『子供が知っているような知識でも無いですし、どこかのお寺の娘さんでしょうか?』ヒソヒソ 穂乃果「そっか...じゃあその剣を盗んだ男を捕まえればいいんだね、どんな男だったの?」
稲荷「若い男じゃった、顔はしっかり覚えておる!髪の色は金じゃったかのう」
花陽「金髪....この街の不良かな」
海未「賽銭箱や金品の物を漁ろうとして十束剣を盗んだ感じですかね」
稲荷「....ん?クンクンこの匂いは...娘よ」
花陽「あっ、私?」
稲荷「そなたが持っている袋から我の大好きな匂いがするのじゃが....」
花陽「もしかして、このいなり寿司?」 稲荷「それじゃ、我の大好物じゃ!我にお供えしに来てくれたのか!?」
花陽「えっ、これはちゃんとお供えに....どうしよう」
穂乃果「いいんじゃない?小さい子どもがお腹空かせてるならここの神様もそうすると思うよ」
花陽「それじゃあどうぞ」
稲荷「わーい、ありがとうなのじゃ!」ピョコピョコ
稲荷「うん、美味しいのじゃー!」ピョコピョコ
三人「.....」
三人(ケモミミと尻尾が動いてる...) 花陽『何で!?そういう玩具なの?』
海未『まるで本物にしか見えませんね....』
穂乃果『ちょっとこっそり触ってみて...』サワッ
稲荷「ひゃあっ///」
稲荷「こらっ、急に我の尻尾を触るでない///」ピョコピョコ
穂乃果「海未ちゃん、花陽ちゃん....」
穂乃果「これ、本物の尻尾だ...」
海未「」
花陽「本物の....神様?」 稲荷「だから言ったであろう、我は稲荷大明神であると!」
穂乃果「いやあ....」
花陽「まだ信じられないというか...」
稲荷「ではお主、手のひらを我に向けてみよ」
花陽「?」スッ
稲荷「....ハァ!!」パアア
稲荷「それじゃあ....この木でよいか。娘よ、この木を殴ってみよ」
花陽「えぇ!?」
穂乃果「こんな大きな木、殴ったら手を痛めちゃうよ!」
稲荷「いいからやってみよ」
花陽「うぅ....それじゃあ、えいっ!」
バキィ!!
穂乃果「」
花陽「木が折れちゃった....」
稲荷「我の霊力を拳に流し込んだのじゃ、これで信じたかの?」
穂乃果「はい....あれ、海未ちゃんは?」
海未「」チーン
花陽「き、気絶してる....」 車内
海未「すみません、心霊現象には昔から弱くて...」
稲荷「我は幽霊ではなくて神様じゃ!」
花陽「ま、まあまあ...」
穂乃果「それで、どうやって犯人を捕まえる?」
花陽「金髪の若い男、という情報だとヤンキーかな?ということしかわからないですね」
海未「他に何かありませんか?」
稲荷「そうじゃのう...あっ、盗まれた時追いかけようとしたんじゃが奴が黒い馬のようなものに乗ったと思ったらあっという間に逃げられてしまったのじゃ」
穂乃果「バイクかな?」
海未「....あっ、では暴走族という線も考えられるかもしれません」
花陽「暴走族なら、集団で行動してるだろうし目立つかも」
穂乃果「じゃあ商店街に行って聞き込みしてみようか」 商店街
稲荷「なるほど、穂乃果は和菓子屋をやっておるのか」
穂乃果「うん、私の店のおはぎはとっても美味しいよ!」
稲荷「ふむふむ、それはぜひ我も食べてみたいのう」
花陽「穂乃果ちゃん凄い、もう仲良しになってる....」
海未「穂乃果はいつもああですからね」 ....
店主「いらっしゃい、こんな所に女の子三人なんて珍しいね」
穂乃果「あっ、すみません私たち旅行に来てて」
花陽「少しお尋ねしたいのですけど、この辺りに暴走族とかっていたりしますか?」
店主「暴走族?何で旅行客がそんなこと聞くんだい?」
穂乃果「えっと....あっ、財布を盗まれちゃって...」
店主「財布を?申し訳ないねぇ、お嬢ちゃん村の若いモンが迷惑かけちまって」
穂乃果「いえいえ...」 店主「あいつ等は夜中にブンブンとバイクで走ってて俺らも迷惑しててなあ。最近じゃ近くの潰れたボーリング場にたむろって色々悪さしてるのさ」
花陽「そうなんですね」
店主「財布を取り戻したいなら諦めた方がいいよ、バイクも20台くらいあるからかなり大きな暴走族だし素直に警察を頼った方がいい」
穂乃果「わかりました、ありがとうございます」
店主「いいってことよ....そういえば」
花陽「?」
店主「その女の子の格好はコスプレかい?」
稲荷「っ!」
店主「どっちかの娘さんや姪っ子だったりするのかい?」
稲荷「ふっふっふっ....我は稲荷大明神じゃ!」
店主「.....」キョトン
店主「あっはっはっはっ!!面白い子だね、自分を神様だなんて」 稲荷「なっ!?我は本当に」
店主「はいはい、そうだね...ん?」
稲荷「...我を信じる者は、もう誰もおらぬというのか....」ズズズ
穂乃果「稲荷ちゃん!?何か身体が黒く...」
花陽「というより身体が大きくなって...」
稲荷「おおっ!?」ドン
花陽「凄い....綺麗な女性に成長しちゃった」
穂乃果「おっぱいも海未ちゃんより大きいよ!」
花陽「それ海未ちゃんの前で言ったら怒られるよ...」 車内
海未「クシュン!!」
海未「おかしいですね....誰か噂したのでしょうか...」
海未(一応車内には午後に使う予定の高価な機械が積んであるので留守番を申し出ましたが....っ!)
バタン
海未「.....」
海未(おかしいですね、今誰かの視線を感じたような....)
穂乃果「海未ちゃーん、お待たせー!」
海未「あっ、お帰りなさい....そこにいる方は?」
稲荷「稲荷じゃ!」
海未「えぇっ!?」
稲荷「ふふーん、どうじゃこれが本来の儂じゃ凄かろう?」ボイーン
海未「......うぅ」ガクーン
花陽「う、海未ちゃん気を落とさないで...」
海未「.....あれ、身体が大きくなっただけかと思ったら腕に黒い模様がついてますね」
稲荷「っ!?」
花陽「本当だ....それに爪も黒く伸びてる?」 稲荷「....」
穂乃果「稲荷ちゃん?」
稲荷「封印が弱くなっておる...」
花陽「えぇっ!?」
稲荷「我の力が増えたことで元の姿に戻ったと思ったが反対であった....邪神の影響が我にも出てしまっておる」
海未「稲荷さんの話に出てくる邪神....その封印が解けて邪神が解放されてしまうとどうなるのですか?」
稲荷「十束剣の無いこの状況で封印が破られれば....奴を止めることは出来ずきっと多くの死者が出てしまうじゃろう、土地も荒れ果てこの地に住める者もおらんようになるじゃろうな....」
穂乃果「そんな....」
稲荷「時間が無い、一刻も早く十束剣を取り戻さなければ....」 書き貯めここまでです
すみませんでした、次は早く更新できるようにします 神様が居るとは言え、暴走族から剣を取り戻すのは難儀だ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています