海未「私が勇者パーティを追放!?」
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海未(勇者)「って、なんでですか!私が勇者ですよ!?」
凛(武闘家)「多数決だから」
希(魔法使い)「パーティの総意やん」
海未「多数決ですか……3人パーティで?」
のぞりん「」ビクッ
海未「私は当然追放には反対です」
海未「ということは、反対派が誰なの
かは明白ですねぇ」スラリ
凛「ま、待つにゃ!次の教会まで距離があるのに棺桶は嫌にゃ!」
海未「大丈夫です。凛を斬ったあと希にルーラで移動させ、そこで希も斬ります」
海未「当然、復活費用は貴女たちのお給金から天引きです」
希「それが勇者の言うことなんか!?」
凛「魔族にゃ!魔王にゃ!」
海未「黙らっしゃい!お覚悟!」 >報酬は対象の持つ装備金品全て
こんなこと書いてるけど、のぞりんの蘇生費用が嵩んで大して金ないだろ?
音の木の高級料亭の費用すら無いくらいなんだから ツバサ「穂乃果さん、先日はお菓子を贈ってくれてありがとう。とても美味しかったわ」
穂乃果「喜んでもらえましたか!? ことりちゃんの手作りなんですよ!」
ツバサ「あら、そうなの。たくさん贈ってくれたから魔王城のみんなで食べたのよ。魔物たちにも好評だったわ」
花陽「ま、魔王城のみんなでアレを!? あわわわわ……」
ことり「あ、あはは……お、お口に合ったようで、なによりです……」
穂乃果「材料は私が採ってきたんです。いやぁ、絶対美味しいお菓子になるって思ったからよかったぁ」
ツバサ「ええ、とっても。そうだ、うちの側近にあのお菓子のレシピを教えてあげてくれないかしら。ぜひ作らせてみたいわ」
ことり「え゛!? ……いや、あの。ま、魔族と人間の大戦争の火種になりかねないから、ちょっと……」
ツバサ「え?」
花陽「ワ、ワタシハナニモシリマセン」
ツバサ「……え?」 「ま、魔王だー!」
「徒歩で町に入って来たぞー!」
「ルーラ対象にブックマークされた!もうこのぉ…町は終わりだぁ!」
英玲奈「もし、教会ってどれだ」
「あ、あああアレです!いやームカつきますよね神父のヤツ!僕メラ撃って来ますよ!魔王万歳!」
英玲奈「教会に用があるから燃やされると困るんだが」
「冗談っすよぉ!いやー良い教会だぁ!僕もうホント教会好きでぇ!神父万歳!」
英玲奈「変な奴だな」 〜間〜
英玲奈「お邪魔するぞ」コンコンガチャ
善子(神父)「くっ…!ま、まさか魔王が直接教会に来るなんて…!」
英玲奈「何を驚いているんだ、普通に街中に建っていたら魔物も魔王も入り放題だろう」
善子「こ、この…魔王のくせに…!反論の余地が無い…!」
英玲奈「ところで、教会には死んだ者を蘇らせる事が出来る神父とか言うのが居ると聞いたんだが」
善子(私を殺して死んだ勇者を復活出来ないようにするつもりね…!)
英玲奈「今は留守か?」
善子「…私が神父よ」
英玲奈「嘘が下手だな」 善子「神父がウソなんてつかないわよ…なんかの間違いで神父になったとは言え、私だって元は勇者を志した身…腹括るわよ、来なさい」チャキッ
英玲奈「神に父で神父じゃないのか?お前は父ではないだろう」
善子「職業名よ!あんただって魔女王じゃないでしょ!」
英玲奈「そうか」
善子「いいから来なさい!今ここで死ぬ運命だったとしても…私は逃げも隠れもしない!」
英玲奈「来なさい?どこへ行くんだ、私はお前と心中する気は無いぞ、まだやりたい事がある」
善子「そういう意味じゃないわよ!あーもう調子狂うわね…!」
英玲奈「?すまないな」 善子「なんなのあんた…私を殺しに来たんじゃないの?」
英玲奈「どうして見ず知らずの他人を殺さないといけないんだ」
善子「知り合い殺す方が怖いわ…じゃあ何しに来たのよ?」
英玲奈「生き返らせて欲しい者が居る」
善子「は…はぁ!?蘇生頼みに来たっての?魔王が?」
英玲奈「そうだが」
善子「イヤよ魔物の蘇生なんて!んなコトしたら処刑されるわ!」
英玲奈「魔物じゃない、私の友達だ」 善子「うぇ…と、友達…?」
英玲奈「私の不注意で首が取れてしまった」
善子「詳細言わんでいいわグロいな!…そもそも、そんなのその辺で適当にザオリク使える奴でも捕まえてやらせれば…」
英玲奈「やったが成功しなかった」
善子「あー…成功って、ザオラル?…そりゃ運が無かったわね…」
英玲奈「他の方法も試した、死人を蘇らせると聞く世界樹の花を探して、与えもした…だが、私の友達を生き返らせてはくれなかった」
善子「え?」
英玲奈「だから、ここが最後の望みなんだ」
善子「ちょ…ちょーっと待ちなさいよ…せ、世界樹の花でも生き返らなかった…?」
英玲奈「あぁ」 善子「どんな死に方したらそんな事になるのよ…そんなの私に言われてもムリに決まってるじゃない」
英玲奈「頼む、この通りだ」
善子「どの通りよ…そんな事言われても、私が頑張った所でどうにかなる事じゃ…て言うかあんた棺桶引いてないじゃない、どこよ友人って?」
英玲奈「この子だ」スッ
善子「え、コレ…」
英玲奈「出来るか?」
善子「…なるほどね、世界樹の花でも生き返らなかったワケだわ…ムリよ、ザオリクどころか、ザオリーマが使えたって出来やしないわ」
英玲奈「それは、私が魔王だからか?」
善子「…違うわよ…だってソレ…人形、じゃない」
英玲奈「…人形は生き返らないのか?」 善子「…そもそも死んでないのよ、生きてない、命を持ってないんだから」
英玲奈「…命とはなんだ?」
善子「なんだ、って…なんとなく分かるでしょ、あんただってそうなんだから」
英玲奈「…私は…違う、のかもしれない」
善子「は?」
英玲奈「…私はロボットだ、人形に命が無いのなら…同じ被造物の私もそう、なのだろう」
善子「え…」
英玲奈「…友人だと、思っていたが…この子が、私が…ただの物で、命が無いと言うのなら…そうでは無かったのだな」
善子「それは…」
英玲奈「…これでは冷やかしだな、すまない…騒がせたな」 善子「…待ちなさい」
英玲奈「?」
善子「…確かに、あんたに命は無いかもね」
英玲奈「あぁ」
善子「…でも、心がある」
英玲奈「…心とはなんだ?」
善子「…命みたいなモンよ」
英玲奈「難しいな」
善子「…分からなくても良い、分からないのに、愛してくれてたなら…そいつにだって、きっと伝わってる筈だから」
英玲奈「そうか」
善子「…貸しなさい」
英玲奈「ん?」 善子「貸しなさいよ、そいつ」
英玲奈「何故だ?」
善子「いいから貸しなさい、直してやるって言ってんの」
英玲奈「無理なんじゃなかったのか?」
善子「生き返らせるのはね…でも、首くっつけるくらいなら私でもなんとかなるなわよ」
英玲奈「本当か?」
善子「…友達なんでしょ、簡単に諦めてんじゃないわよ」
英玲奈「…ありがとう」
善子「…悪かったわね…きっと生きてるわよ…あんたら」
「わ〜るかったわねぇ!今まで待たせて!」
善子「っ!?」 ガシャーン
スタッ
絵里「勇者エリチカただいま参上!」ババ-ン
にこ「名乗りがダサい」
真姫「ポーズもダサい」
絵里「うるさいチカ!そこまでよ魔王!神父さんは殺させないわ!」
英玲奈「?」
善子「げっ…」
にこ「まさか堂々と街に乗り込んで来るとは…随分大胆な魔王ね」
真姫「ま、私達が来たからにはなんとかならない事も無いわ、死なない程度に安心しなさい」
善子「あ、いや、これは違くて…!」 英玲奈「窓を割って入って来るのは危険だぞ」
絵里「魔王のくせに勇者に説教!?断じて許さん!総員突撃!」
にこ「前衛職あんただけでしょ」
真姫「はやく突撃しなさい」
絵里「総員1名突撃ー!」ダッ
善子「ちょ…に、逃げなさい!」
英玲奈「ん?しかし…」
善子「いいから早く!」
英玲奈「だが…」
善子「…っ、約束する!あんたの友達は、私が絶対直してみせるから!」
英玲奈「!…頼んだぞ」ダッ
絵里「逃がさん!scrapにしてやるチカ!」 にこ「…行ったわね」
真姫「…で、大丈夫だった?」
にこ「あんた根性あるわね、魔王に1人で立ち向かおうとするなんて…」
善子「…え、あ、うん…」
真姫「町も壊されてないし、犠牲者も0…ま、取り逃がしたとは言え上出来じゃない?」
にこ「そーね…それより、魔王となんか話してたみたいだけど…何か言われた?」
善子「…っ」ダッ
にこ「あ!?ちょっとどこ行くのよ!?」 善子「…」キョロキョロ
善子「…あいつ…」
『頼んだぞ』
善子「…」ギュッ
善子「…ワケ分かんない…魔王のくせに…」
『ありがとう』
善子「…私は…」
〜
絵里「ここどこチカ」 果南「ふんっ!」ドーン!
凛「おお〜」
希「いやすごいな〜これで30人抜きや」
果南「さあさ自信ある人はかかっといで〜!私に腕相撲で買ったらこの賭け金ぜんぶあげるよ〜!」
凛「海未ちゃん海未ちゃん、3000Gだって」
果南「おっ、お姉さん強そうだね、やってかない?」
海未「…私が誰だか知らないのですか?」
果南「えっ?う〜ん陸のことはあんまり詳しくないからさあ」
海未「陸?」
希「こりゃとんでもない田舎モンや、たぶんどっかの漁師町の腕自慢てとこやろ」ボソボソ
凛「巻き上げてカジノにゃ、かわいいバニーちゃんと遊べるにゃ」ボソボソ
海未「…やりますか」ニヤリ 千歌「しっかり握るのだ」
果南「よろしくね♪」ギュゥゥ…
海未(ほお、握力はなかなかですね)
希「村人ちゃんにはこの試合は務まらんよ」ポイッ
千歌「ふぎゃっ」
希「果南ちゃんだっけ?まあ頑張りなよ、応援してるよ」肩ポンッ
希(ベホマ、ピオリム、バイキルト、スカラ)ポウッ
果南「?」
海未「希、今なにか──」
希「ファイッ!!!」 果南「はあっ!」グッ!!
海未「!?!?!?」ガクンッ
千歌「さすが果南ちゃんなのだ!」
果南「ふんっ…!!」グググッ…!
海未「ぬぅッ…!!」(馬鹿な…!この力は…!しかし──!!)
凛「海未ちゃんが押し返してきてるにゃ!」
希「チッ!」(ボミオス!ヘナトス!ルカニ!)ポウッ
海未「なッ!?!?!?」ガクンッ
果南「うおおおお…!!」ググググッ
海未「くっ…!勇者が…負けてたまりますか…!ドラゴニックオーラ全開です!!!」グオオオッ
希(バケモンが…!)グヌヌ 凛「すごいにゃ〜!鼻血出てるにゃ〜!骨のきしむ音が聞こえるにゃ〜!」
海未「降参しなさい…!今なら右腕一本で許してあげますよ…!」ハアハアッ!
果南「くっそ…!3000Gぉお…!」ガクガク
千歌「ひえええ!果南ちゃんが殺されるのだ〜!!」
海未「う、お、お、お、お、お!!」(あと1cm、あと、あと3mmで私の勝ちで──)
希(──アストロン!!!)
果南「」カチーン
海未「ぬぁッ!?この呪文は!?」
希「あっ、やっちゃった」
海未「希ィ!!!」 果南「─てことがあってさあ」
グラコス「それは恐らく地上の勇者だろう」
果南「陸にはあんな強い生き物がいるんだね」
グラコス「ところで果南よ、その人間は?」
千歌「」チーン
果南「ちょっとチカ、グラコスの前でなに寝ぼけてんの」ペチペチ
グラコス「人間は水の中では生きられないのだ」
果南「まったく、自分から海底神殿に来たいって行ってたのに〜」ペチペチ
グラコス(この娘も人間のはずなんだがな…) 勇者VSゲマ
〜〜勇者・絵里編〜〜
にこ「【モシャス】!」ドロン
ゴンズ「なっ!?勇者・絵里に変身しただと!?」
にこ(絵里に変身中)「とりゃあ!」ザシュ
ゴンズ「グゴッ!?」
ジャミ「ゴンズ!?」
真姫「よそ見してて良いのかしら?【バギクロス】!!」ザシュザシュ
ジャミ「ぐあぁぁぁ!!!」
ゲマ「くっ、何をやっているのですか!?ジャミ!ゴンズ!勇者の仲間を倒せないのであれば、あなた方を消しますよ?」
ジャミ・ゴンズ「「ヒィッ!!」」ガクブル
絵里「ゲマァァァァァァ!!」ブォン
ゲマ「ぐっ!?この……」ケンヲウケトメル
絵里「貴方を倒す!」キッ
ゲマ「人が話している最中に……、邪魔をしないでいただきたいですねぇっ!!」カマヲフリオロス
絵里「はぁっ!!」カマヲハジク
ゲマ「なっ!?」 ゲマ「くぉのぉっ!」ブォン
絵里「ふっ!」カマヲハジク
ゲマ「なっ!?また!?」
絵里「たぁぁぁぁぁ!!!」ザシュザシュ
ゲマ「ぐあぁぁぁぁぁ!!!」
ジャミ・ゴンズ「「ゲマ様ぁぁぁぁぁ!!?」」
真姫「ねぇ、にこちゃん?」
にこ(絵里に変身中)「ええ、わかってるわ。今日の絵里は、ポンコツエリーチカじゃないわ!」
ゲマ「こ、ここまで力の差があるとは……」汗
絵里「ふっ!」キック
ゲマ「がはぁぁぁぁぁ!!!」
ジャミ「ゲマ様の加勢に行くぞ!」
ゴンズ「おう!」 にこ(絵里に変身中)「加勢には行かせないわ!」
ジャミ「邪魔を……、するな!【こごえるふぶき】!!」
にこ「にごぉぉぉ!!」吹き飛ぶ+モシャス解除
真姫「ヴェェェェ!!」吹き飛ぶ
ジャミ「よし!行くぞ!」
ゴンズ「おう!」
ジャミ「きぇぇぇぇぇい!【メラゾーマ】!」
ジャミ「【バギクロス】!」
ゴンズ「ふんぬぅ!」岩石を投げる
絵里「!」
ゲマ「ど、どうですか!?」
にこ「馬鹿ね。絵里はそんなんじゃ、やられないわ!」
ゲマ・ジャミ・ゴンズ「「「!!?」」」 絵里「あなたたちの攻撃、効かないわぁ!!」カキーン
ゲマ「ぐっ、【アストロン】か!!」汗
絵里「今度は、こっちの番よ!【ギガスラッシュ】!!」ズバァァァン
ゲマ「うぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!腕がぁぁぁぁぁぁ!!!」ウデヲセツダン
ジャミ・ゴンズ「「ゲマ様ぁぁぁぁぁ!!」」
絵里「ふっ……」ドヤチカァ
ゲマ(つ、強い……。強すぎる……。これが、No.1勇者の実力……。不味い、このままでは……)汗
絵里「これで、終わりよ!」
ゲマ「ひぃっ、【ルーラ】!!」ブゥゥン
ジャミ「!」ブゥゥン
ゴンズ「!」ブゥゥン
絵里「逃げた……か……」
にこ「逃げ足だけは速いわね……」
真姫「どうするの?追いかける?」カミノケクルクル 絵里「もちろん、追いかけるわぁ!行くわよ!」
にこまき「「ええ!」」
リ`^ヮ^)「♪」ホノホノ
絵里「あ、ホッノ、チカァ!」ホッノニダッシュ
リ`・ヮ・)「?」
にこ「おい!」
絵里「可愛いチカァ……」ナデナデ
リ`^ヮ^)「えへへ♪」ホノホノ
にこ「ちょっと、絵里!ゲマを追わなくて良いの!?」
絵里「チカァ……、ほっぺがマシュマロみたいにぷにぷにしてるわぁ〜〜」プニプニ
リ`^ヮ^)「♪」ホノホノホノホノ
にこ「にこぉ……、こっちの声が聴こえてないわね……」汗
真姫「いつもの、ポンコツエリーチカに戻ったみたいね……」カミノケクルクル
絵里「チカァ……、ホッノ〜〜」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています