千砂都「ういっす！免許取ったんで車買いたいっす！」渡辺「車屋さん紹介しようか？」

2021/08/09(月) 19:17:02.77

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2021/08/09(月) 19:17:24.73

前スレ

千砂都「ういっす！千砂都です！よろしくお願いします！」親方「おう新入り！頼むぞ！」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1626408644/

2021/08/09(月) 19:18:28.37

待ってたぞ

2021/08/09(月) 19:18:30.38

～教習所～

千砂都「いやぁ、無事に最短で卒業出来てよかった～！」ﾆｺﾆｺ

絢瀬「千砂都ちゃんは卒業出来て良かったわね･･････私は卒業できるのかしら･･････」ｼｭﾝ

千砂都「お姉さんも大丈夫ですよ！必ず卒業出来るっす！」ﾆｺｯ

絢瀬「そうだといいけれどね･･････」

千砂都「あ、お姉さん！一緒に写真撮ってもいいっすか？」

絢瀬「ええ、いいわよ」

千砂都「じゃあ、並んで自撮りしますね～･･････」

　ﾊﾟｼｬｯ

千砂都「はい、ありがとうございます♪」ﾆｺｯ

絢瀬「いえいえ」

千砂都「この画像、私のSNSに上げさせて貰いますね～」

絢瀬「あら、SNSなんてやってるのね。あとで検索してみるわね」

千砂都「ういっす！」ﾆｺｯ

千砂都（え～と･･････『教習所卒業！一緒に教習受けたお姉さんと記念に！』っと･･････）

千砂都「じゃあ、私帰りますんで！」

絢瀬「気を付けてね」

千砂都「お姉さんも頑張ってください！」

2021/08/09(月) 19:20:37.39

────
──

～帰りの新幹線内～

千砂都（お、さっきの投稿にいいねがついてる･･････）

千砂都（えーと、会社の人だと･･･渡辺さんとエマさんと上原さんがいいねしてくれてるなぁ）

千砂都（･･････あっ！上原さん、お子さんついに産まれたんだ！可愛いなぁ～）ﾆｺﾆｺ

千砂都（上原さん･･･毎日のように子供の写真ばかり上げてるし･･････）

千砂都（あ、渡辺さんも中川さんと一緒の写真ばかり上げてる･･････）

千砂都（彼女出来る前は意味不明なポエムみたいなのばかり上げてるのに･･････）

────
──

2021/08/09(月) 19:23:52.47

千砂都「･･････」 Prrrr･･････

エマ「はい、さわやか興業です」

千砂都「あ、エマさん！千砂都っす！」

エマ「あ、ちさとちゃん！教習はどう？」

千砂都「無事に卒業して先程帰ってきたっす！」

千砂都「これからどうしたらいいっすかね？」

エマ「もう終わったんだ！おめでとう！」

エマ「今日はそのまま帰宅していいよ、あと明日も免許センターで試験受けて来ていいから」

千砂都「わかりました！」

エマ「頑張ってね～！」

千砂都「ういっす！」

────
──

2021/08/09(月) 19:25:54.45

期末課題で追われていた俺のオアシスss
待ってたで

2021/08/09(月) 19:27:40.41

えりちやはり運転無理か

2021/08/09(月) 19:27:41.16

～翌日～

千砂都（ふぅ～、無事に免許も取れた！中古車屋さんでも見に行こうかなぁ･･････）

　～♬～♬～♬

千砂都（ん？誰だろう･･･）

千砂都「もしもし～」

澁谷「あー、ちーちゃん？久しぶりぃ～」

千砂都「あ、かのんちゃん！久しぶり！」

澁谷「電話するのいつ以来かな？」

千砂都「何気に結構経つような気がするよね～」

澁谷「たまには連絡してよぉ～、昔からの仲なんだからさぁ」

千砂都「ご、ゴメンね～！就職したから色々忙しくてね」

澁谷「え？マジ？働いてるの？さすがちーちゃんだわ～」

澁谷「私なんか仕事なんてしてないしぃ～」

千砂都「あはは･･･」

澁谷「まぁ、たまに家の手伝いはしてるけどね～」

2021/08/09(月) 19:31:30.43

澁谷「今日は仕事休みなの？」

千砂都「うーん、休みといえば休みかな。今免許センターで普通免許取って来たんだよ」

澁谷「え！？車の免許取ったの？すげ～！今度乗せてよ！」

千砂都「車買ったらね」

澁谷「ちーちゃん、これから暇なら久しぶりに遊ばない？」

千砂都「あ、うん！いいよ～」

澁谷「じゃあ待ち合わせしようか。場所は･･････」

────
──

2021/08/09(月) 19:33:46.81

～待ち合わせ場所～

千砂都「かのんちゃ～ん！」

澁谷「お！ちーちゃん！待ってたよ！」ﾆｺｯ

千砂都「久しぶりだねぇ～」

澁谷「そうだねぇ～」

千砂都「何する？」

澁谷「とりあえず歩こうか」

千砂都「うん、いいよ」

　ｽﾀｽﾀｽﾀ･･･

澁谷「ちーちゃん、その白地に豹柄のストライプのジャージカッコよくない？」

千砂都「あーうん、気に入ってるんだ～。イケてるっしょ」

澁谷「イケてるイケてる」

千砂都「かのんちゃんもそのオレンジ色のキティちゃんスウェットイケてんじゃん」

澁谷「やっぱり？ちーちゃんは分かってくれるよね～」

澁谷「ウチのお母さんなんか恥ずかしいからそんなの着るなとか言うんだよ？マジ有り得ねーから」ｱﾊﾊ

千砂都「人の好みはそれぞれだもんね」

2021/08/09(月) 19:37:54.29

千砂都「あ、そうそう･･･これ免許証だよ」ｽｯ

澁谷「おお！いいなぁ～！私も車の免許取ろうかなぁ」

千砂都「かのんちゃんも取ろうよ」

澁谷「でも私金ないしなぁ～、お母さんも多分出してくれないし･･････」

千砂都「バイトでもいいから働こうよ」

澁谷「あ、そうだ！バイトじゃないけど軽～く打ちにいかない？」ｸｲｯｸｲｯ

千砂都「あ～、いいね！行こう行こう！」

────
──

2021/08/09(月) 19:40:13.22

おかえり

2021/08/09(月) 19:41:16.80

そういえばかのんニート予告だったっけなw

2021/08/09(月) 19:45:07.28

～パチンコ店～

　ｳｲｰｰｰｰﾝ(自動ドア)

　ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ･･･

　ﾃｨﾛﾘﾛﾃｨﾛﾘﾛ･･････♬

澁谷「何打とうかなぁ」

千砂都「あ、あれ新台みたいだよ？」

澁谷「お、いいね」

・
・
・

千砂都「ちょうど席もふたつ空いてる」

澁谷「どれ？前日の大当たり回数は･･････悪くなさそうじゃん」

　ｻﾞｰｰｰｰｰｰｰ･･･

千砂都「あ～･･･このまん丸の玉がたくさんあるの見ると和むわ～」

澁谷「あはは、丸いの好きなの相変わらずだねぇ」

2021/08/09(月) 19:48:45.62

3話で土方チャージ出来なかったけど大丈夫か?

2021/08/09(月) 19:50:50.31

千砂都「よしっと･･････」ｸｲｯ

　ﾋﾞｭﾝｯﾋﾞｭﾝｯ･･･

　ｶﾗｶﾗｶﾗ･･････

千砂都「････････････」

　ﾃｨﾛﾝｯ

　ﾊﾞﾋｭｰｰｰｰﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ･･･

千砂都「今時のパチって液晶の映像がヌルヌル動くんだね」

澁谷「だね」

　ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ･･･

千砂都「････････････」

澁谷「････････････」

澁谷「おっ！この派手な保留玉来たんじゃない？」

千砂都「え？やばそうじゃん」

　ﾁｬﾗﾘ♪

　ﾊﾞﾋｭｰｰｰｰﾄﾞｶﾞｰｰｰｰﾝ

　ﾘｰﾁ！！！

澁谷「きたきたきた！」

千砂都「えっ！マジ？今日大勝ち出来るんじゃない？」

　ｼﾞｬｰｼﾞｬｰﾝ♪

　ﾁｬｰﾗｰﾘｰﾗｰｰｰｰｰｰ♬

　ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛ･･････

澁谷「来い！来い！」ﾜｸﾜｸ

　ｷﾞｭｵｰｰｰｰﾝｷﾞｭｵｰｰｰｰﾝ！！

　ｽｶｯ･･･

澁谷「････････････」

澁谷「はぁ？？」ｲﾗｯ

千砂都「あはは、パチンコあるあるだね」

澁谷「マジ腹立つわ～！」

2021/08/09(月) 19:52:02.32

DQNカップルみたいで笑う

2021/08/09(月) 20:00:36.76

────
──

澁谷「私ちょっとトイレ行ってくる」

千砂都「あー、うん」

　「あ、ちさとちゃん久しぶり。出てる？」

千砂都「あ！どうも！お久しぶりっす！」ﾍﾟｺｯ

千砂都「さっぱり出ないからそろそろやめようかと思ってたところなんすよ」

　「ちょっとかして？」

千砂都「はい、どうぞ」

　「この台はね、この辺りを狙うと･･････」ｸｲｯ

千砂都「おっ！いきなりリーチきたっす！」

　「信頼度高いリーチアクションだから多分当たるよ」

千砂都「いやぁー、さすが天王寺さんっすね！」ﾆｺﾆｺ

天王寺「あ、玉が無くなりそうだね。私の一箱上げるからそれで出すといいよ」

千砂都「あざす！」

天王寺「はい」ﾄﾞﾝｯ

天王寺「私隣の列で打ってるから何かあったら声掛けてね」

千砂都「ホント感謝っす！」ﾆｺｯ

・
・
・

澁谷「ただいま～･･･」

澁谷「えっ？ちーちゃん当たってんじゃん！」

千砂都「あー、うん！天王寺さんのおかげでね」

澁谷「天王寺さん？」

千砂都「あれ？かのんちゃん知らないっけ？負け知らずのスーパーパチプロの人だよ」

澁谷「そんな人いるんだ～」

2021/08/09(月) 20:08:24.28

────
──

千砂都「いや～、出た出た！儲かった～」ﾆｺﾆｺ

かのん「はぁ～、私は何とか元は取れたから良かったけどね」

千砂都「パチンコしてたらいつの間にか夜だね」

かのん「お腹空いたなぁ～･･････」ﾁﾗｯ

千砂都「分かってるよ～、仕方ないなぁ～」

かのん「ちーちゃん！さっすが！」ﾆｺｯ

千砂都「かのんちゃん、何食べる？たこ焼きでいい？」

かのん「いや、夜飯でたこ焼きとか無いでしょ」

千砂都「えー！美味しいのに」

かのん「あ、あそこの黄色い看板のラーメン屋でよくない？」

千砂都「あー、いいよ」

2021/08/09(月) 20:20:03.20

────
──

～黄色いラーメン屋～

千砂都「お、今日は並んでないじゃん」

かのん「ラッキー！」

千砂都「かのんちゃん、小でいいでしょ？」

かのん「うん、よろしく」

　ﾁｬﾘﾝｯ

　ﾎﾟﾁｯ

　ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

千砂都「はい、食券」ｽｯ

かのん「ちーちゃんありがと」

店主「お2人さん空いてる席どうぞ～」

千砂都「はーい」ｽﾀｯ

・
・
・

かのん「そういえば、サニパがプロのアイドルになったって聞いた？」

千砂都「らしいね、凄いよね～」

店主「小の方～」

千砂都「あ、はい！ニンニクアブラ」

店主「どうぞ～」ﾄﾞﾝｯ

店主「隣の方～」

かのん「ニンニク増しアブラカラメで」

店主「はいどうぞ」ﾄﾞﾝｯ

千砂都「はむっ･･･」ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･

　ｽﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ･･････

かのん「んぐっ･･･」ｽﾞｿﾞｿﾞｯ

　ｽﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞ･･･

かのん「あ～、あとクゥクゥちゃん、今度久々に日本に来るって」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

千砂都「久々に会いたいなぁ」

千砂都「元気にしてるかなぁ」

────
──

2021/08/09(月) 20:28:43.04

～翌日・さわやか興業～

千砂都「おはようっす！」

エマ「久しぶりだね！無事免許もとれた？」

千砂都「はいっす！」ﾆｺｯ

エマ「社用車で運転に慣れないとね」

千砂都「はい！頑張るっす！」

渡辺「おお～！ちさとちゃん久しぶり！」ﾆｺｯ

千砂都「渡辺さん、免許取ってきましたよ」

渡辺「それは良かった！ガンガン運転させるからね！」

上原「おはようございまーす！」

千砂都「あ、上原さん！おはようございます！」

上原「免許取れたみたいだね」ﾆｺｯ

千砂都「ういっす！上原さんもお子さん産まれたみたいでおめでとうございます！」

上原「あはは、まーね！」ﾆｺﾆｺ

上原「ほらこれ、私のスマホの画像フォルダ見る？」ｽｯ

千砂都「見ます見ます！」

上原「ほら、ウチの子可愛いでしょ？」ﾆﾔﾆﾔ

千砂都「ほんとだ～、可愛らしいっすね！」ﾆｺｯ

渡辺「侑ちゃん、まーた始まったよ･･････」ﾔﾚﾔﾚ

エマ「あはは･･･子煩悩だねぇ」

渡辺「ちさとちゃん、今は前の現場じゃなくて違うところになったから」

千砂都「はいっす！頑張るっす！」ﾋﾞｼｯ

渡辺「一服したら移動するよ～」

上原「はいっ！」

エマ「みんな安全に頑張ってね」ﾆｺｯ

────
──

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2021/08/09(月) 20:30:19.72

3話来たから更新きてた！
期待！

2021/08/09(月) 20:38:36.65

渡辺「今回の現場は前回みたいな大きな現場じゃないからさ、あまり時間掛からないし他者の人もいないから気楽に仕事できるよ」

千砂都「そうなんですね」

渡辺「とりあえず、作業道具軽トラに積んどいて」

千砂都「はいっす！」

渡辺「侑ちゃん！道具積んだら軽トラでちさとちゃんと現場来てね」

上原「はい！」

渡辺「私は小型のローダー運ぶから先に行ってるから」

上原「わかりました」

・
・
・

　ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵ･･････

上原「ちーちゃん、道具はオッケーかな？」

千砂都「はい、バッチリっす！」

上原「じゃあ早速運転してみる？」

千砂都「え？いいんすか？」ﾜｸﾜｸ･･･

上原「あ、でも･･･親方に確認しないとまずいか･･････」

千砂都「もう少し慣れてからにしますよ」

上原「だね、じゃあ私が運転していくよ」

千砂都「よろしくお願いします！」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｲｰｰﾝｯ

上原「じゃあ行くよー」

千砂都「ういっす！」

　ｶﾞｺｯ

　ﾌﾞｲｲｲｲｲｲｲﾝ･･････

　

2021/08/09(月) 20:39:03.85

他者 ×
他社 ○

2021/08/09(月) 21:05:16.78

────
──

～現場～

　ﾌﾞｲｲｲｲｲｲｲﾝ･･･

　ﾌﾟｽﾝｯ

侑「到着～！」

千砂都「上原さんお疲れ様っす」

渡辺「あー、来た来た！道具下ろしておいてね」

上原「はい！」

千砂都「渡辺さん、今日はどういう仕事したらいいですか？」

渡辺「あー、後で説明するよ」

渡辺「さて、私は重機動かしておくか･･････」

　ﾊﾞﾀﾝｯ

　ｷｭｵｺｯ

　ﾄﾞｩﾙﾄﾞｩﾙﾄﾞｩﾙ･･････

　「曜！降りて来なさい！！」

渡辺「え！？」ﾋﾞｸｯ

渡辺「は、はい！」

　ｶﾞﾁｬｯ

　ｽﾀｯ

渡辺「お、お疲れ様です！」ﾋﾞｼｯ

　「なんで運行前の安全確認もせずに乗車するのですか！」

渡辺「す、すみません！」ﾋﾞｸｯ

　「事故が起きてからでは済まされないのですよ！？」

渡辺「は、はい･･････」ｼｭﾝ

　「それにヘルメットはちゃんと被らないといけません！」

　「ベルトが緩んでいますよ？ったく･･････」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ･･･

・
・
・

2021/08/09(月) 21:10:58.13

千砂都「あ、あの人･･･誰ですか･･････？」

上原「そうか、ちーちゃんは会ったことないよね･･････」

上原「園田さんていうかなり厳しい先輩だよ･･････」

千砂都「あの渡辺さんがタジタジになるなんて･･････」

園田「侑！」

上原「は、はい！」ﾋﾞｸｯ

園田「なんですか、あなたのその格好！」

園田「作業着のボタンはしっかりと締めなさい！」

上原「す、すみません！」ｱﾀﾌﾀ

園田「はぁ･･･情けない･･････」ﾔﾚﾔﾚ

園田「ん？あなたは新人の･･････」

千砂都「はい！嵐千砂都です！よろしくお願いします！」

園田「元気がありますね！」ﾆｺｯ

園田「曜は非常に技術のある社員ですが、悪いところは見習わないように」

千砂都「はい！」

渡辺「前方よし！」

渡辺「後方よし！」

園田「曜！声が小さい！」ｸﾜｯ

渡辺「は、はい！！」

────
──

2021/08/09(月) 21:15:19.41

園田は独身なのか嫁をもらったのか

2021/08/09(月) 21:18:22.62

パチプロ天王寺は草

**名無しで叶える物語**(インド) (IN 0H23-PK9/) · 2021/08/09(月) 21:25:56.11

これ愛さんか

2021/08/09(月) 21:32:45.02

りなりーにしてはやけにフランクなわけだ

2021/08/09(月) 21:33:42.33

電気工事士平安名

2021/08/09(月) 21:41:55.07

～休憩時～

渡辺「はああぁ～･･･疲れた･･････」ｶﾞｸｯ

園田「日頃から基本と安全を疎かにしているからですっ」

渡辺「すみません･･････ううっ･･････」ｼｭﾝ

園田「技術を過信しているといつか大事故を起こしますからね？」

渡辺「はい･･････」

園田「侑、千砂都」

上原「はい！」

園田「喉乾いたでしょう、ジュースを買って来てくれますか？」

上原「わかりました！」

　ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗｯ

園田「私はミネラルウォーターで結構です」

上原「はいっ！」

上原「ちーちゃん、行こ？」

千砂都「ういっす！」

────
──

上原「戻りました～」

　ｺﾞﾄｯ

園田「ありがとうございます」ﾆｺｯ

上原「いただきまーす」

千砂都「頂きます！」

　ﾌﾟｼｭｯ

千砂都「んぐっ･･･んぐっ･･････」ｺﾞｸｺﾞｸ

園田「ほら、曜も飲みなさい」ﾆｺｯ

渡辺「あ、頂きまーす」

　ﾌﾟｼｭｯ

渡辺「んっ･･･んっ･･･」ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ･･･

2021/08/09(月) 21:50:14.85

　
　～♪

上原「ん？ LINEだ･･････」

渡辺「あはは･･･まただよ！」ﾆｺﾆｺ

千砂都「またって何がですか？」

上原「･･････」ｼﾞｰｯ

上原「･･････」ﾆﾔﾆﾔ･･･

渡辺「1日に何回も奥さんから子供の画像が送られて来るんだよ」

千砂都「へぇ～！マメな奥さんですね～」

園田「ほどほどにするのですよ？仕事に支障が無い程度に･･････」

上原「は、はい･･･嫁にはあまり送らないように言ってるんですけどね･･････あはは」

千砂都「園田さんはお子さんおいくつなんですか？」

園田「････････････」

渡辺「あっ･･････」

上原「ちーちゃん･･････」

園田「ん゛ん゛っ･･･私は独身です･･････」

千砂都「そ、そうだったんですね！すみませんでした･･････てっきり･･････」

渡辺「あはは･･････」

園田「独身でも何も困ることはありませんから･･････」ｷﾘｯ

2021/08/09(月) 21:56:03.77

園田は教習中の金髪とくっつくのかな(適当)
いずれ帰ってくるでしょ1年後くらいには

2021/08/09(月) 21:58:54.97

待ってた
見逃したらどうしようと心配してたが、前タイトルに酷似してて助かる
今や本編並に楽しみなスレ

2021/08/09(月) 22:02:02.41

こっちの世界には天王寺モータースはあるのかな？

2021/08/09(月) 22:14:22.30

園田「侑を責めるわけではありませんが、幼馴染と一緒になるなど言語道断です」ｷﾘｯ

園田「その辺については曜は理解ありますよね？」

渡辺「は、はい･･････」

園田「この不安定な世の中ですから、1人で強く生きて行く生存力が問われます･･･それなのにパートナーを求めるなど甘え以外の何物でもありません」ｷﾘｯ

渡辺「･･････」

園田「ん？私のこの持論については曜は大いに賛同していたはずですが･･････」

上原「あはは･･････」

園田「まさか･･･噂には聞いておりましたが、曜･･････」ｷﾞﾘｯ

園田「あなたまで見損なわなければならないというのですか･･････」

渡辺「いえ！？園田さんの意見は正しいですよ！あはは･･････」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

園田「ですよね～」ﾆｺﾆｺ

園田「千砂都？あなたは幼馴染はいるのですか？」

千砂都「はい！おります！」

園田「ならば気をつけるのですよ？」

千砂都「う、ういっす！」

2021/08/09(月) 22:15:55.77

園田こええよ

2021/08/09(月) 22:22:08.07

園田はことりに穂乃果を持ってかれたのか

2021/08/09(月) 22:45:23.27

────
──

　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ･･･

　ｶﾞｼｬﾝｶﾞｼｬﾝ･･･

上原「前はね、ああいう話になると園田さんと渡辺さんの2人から集中攻撃されてたんだよね･･･あはは」

千砂都「そうだったんですか」

上原「まぁ、私は慣れてたからどうってことないけど、渡辺さんは彼女出来たの園田さんにバレていればヤバいかもね～」

千砂都「あはは･･････」

園田「────そこの2人！作業中の私語は慎みなさい！」

上原「はいっ！」

千砂都「すみません！」

　ﾌﾞｵｵｵﾝ･･････

　ｷｷｯ

上原「ん？」

　ﾊﾞﾀﾝｯ

桜内「こんにちは～！お世話になってまーす！」

園田「あ、お待ちしておりました」

桜内「どうも～！南建機の桜内です！」ﾍﾟｺｯ

園田「ちょっとお待ち下さいね」

桜内「はい！」

園田「曜！重機屋が来ましたよ？」

渡辺「────はーい！」

　ﾌﾞｵｵｵｯ･･････ﾌﾟｽﾝｯ

　ｶﾞﾁｬｯ

渡辺「あ、あの･･･」

桜内「曜ちゃん、どうしたの？」ﾆｺｯ

渡辺「千歌ちゃん･･･このバックホーなんだけど、作動してる時の音がおかしいんだよね」

桜内「うん！じゃあ運んで修理するね！」ﾆｺｯ

渡辺「よろしく･･･」

桜内「レンタル機置いてくから直るまでコレ使っておいてね」

渡辺「ありがとう」

桜内「･･･曜ちゃん、前はほとんど口聞いてくれなかったけど、やっと話してくれたね」ﾆｺｯ

渡辺「う、うん･･････」

桜内「何かあったの？」

渡辺「あの･･･その･･････」

園田「････････････」ｼﾞｰｯ

桜内「･･･あ！仕事の邪魔になるといけないから私は帰りまーす！」

園田「よろしくお願いしますね」ﾆｺｯ

2021/08/09(月) 22:57:35.92

　
　ﾌﾞｵｵｵｵｵｵｵｵ･･････

園田「曜？」

渡辺「はい！」

園田「先程の桜内さんとは以前から頑なに言葉を交わそうとしませんでしたけど、どうかしたのですか？」

渡辺「え？」

園田「以前なら最低限で用件を伝えて不機嫌そうにしていましたけれど･･････」

園田「態度が軟化しているように見えましたけれど、曜に何か心境の変化でもあったのかと思ってしまいました」

渡辺「い、いや！どうでしょうかね～」

園田「やはりまさか･･････曜･･････」ｷﾞﾛｯ

園田「あなただけは私の理解者だと思っておりましまが･･････」

渡辺「い、いや！そうじゃなくて！」

園田「ううっ･･････」

園田「ついに私だけ取り残されるのですか！」ﾌﾞﾜｯ

園田「おーいおいおい･･････」ｼｸｼｸ

上原「そ、園田さん！」

園田「おーいおいおい･･････」ｸﾞｽﾞｯ

渡辺「わ、私は味方ですから～！あはは･･････」

園田「ううう･･････」ｼｸｼｸ

上原「あはは･･････」

2021/08/09(月) 23:03:04.00

可哀想に…

2021/08/09(月) 23:06:52.13

哀れですね…

2021/08/09(月) 23:14:44.83

愛さんの一人称は”アタシ”になるはずだからパチプロはりなりー本人じゃないかな
役柄が似合うのどっちかって考えると愛さんな気もするけど

2021/08/09(月) 23:25:11.00

────
──

園田「では本日の作業は終了です。明日は日曜ですからゆっくり休んでください」

一同「はい！」

園田「お疲れ様でした！」

一同「お疲れ様でした」

園田「そういえば、作業が終わったら会社に一度戻って欲しいとエマが言っていました」

渡辺「りょーかいです」

上原「ちーちゃん、じゃあ会社戻ろっか」

千砂都「ういっす」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｲｰｰﾝｯ

────
──

～さわやか興業～

エマ「みんなお疲れ～」ﾆｺｯ

上原「エマさん、戻りました」

渡辺「何かあったの？」

エマ「いや、ちさとちゃんも戻ったし飲み会でもしようよって話ししてたんだよね」

上原「そういうことか～私どうしよう･･･、嫁次第ですね」

千砂都「私は行けるっす」

エマ「あれ？園田さんは？」

上原「なんか寄り道して来るって言ってたからそろそろ来ると思うけど」

エマ「そっか」

エマ「渡辺さんは？」

渡辺「あ、私？」

エマ「行くでしょ？」

渡辺「あー、どうしよっかなぁ･･････行きたいんだけどなぁ！」

渡辺「あー、菜々に聞いてみないとなぁ･･････まぁ、女連れてっていいなら参加できるけどさぁ」ﾆﾁｬｱ

上原「渡辺さん、いつも菜々ちゃんのこと呼び捨てにしてないで菜々ちゃんて呼んでますよね･･････」

渡辺「うっ･･････」ｷﾞｸｯ

エマ「まぁまぁ、いいからいいから！」

渡辺「はい･･･行きます･･････」

2021/08/10(火) 00:25:40.83

南建機の社長ってどっちなんだろうな…

2021/08/10(火) 01:12:27.50

>>4
なぁ、フと思ったんだけどこの絢瀬さんって俺らの知っている絢瀬さんなのか？

2021/08/10(火) 01:20:36.53

口調的に君らのよく知っている絢瀬さんでしょ

2021/08/10(火) 07:25:18.63

5話くらいまで放送されてから続編来るかと思ってたらかなり早い復活で笑った
更新また楽しみだ

2021/08/10(火) 09:04:29.71

渡辺曜「やっぱクラウンかな。」
どかち「やっぱアルファードでしょ。」
渡辺曜「え？」
どかち「は？」

2021/08/10(火) 10:02:29.77

～飲み屋～

　ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ･･････

上原「あれ？今日はいつものホルモン屋さんじゃないんですか？」

エマ「うん、新しい飲み屋が出来たから行ってみようってことになったんだ」

千砂都「そうなんすね」

渡辺（もしもし？あ、ゴメン･･･菜々ちゃん･･････）ﾋｿﾋｿ

渡辺（急に会社の飲み会入っちゃったからさ･･････）ﾋｿﾋｿ

渡辺（うん、明日には影響ないようにするから･･････）ﾋｿﾋｿ

　「いらっしゃいませ～♪ ご注文どうぞ～」ﾆｺｯ

エマ「とりあえず全員分生でお願いします！」

　「生だね～お待ちくださーい」

　「･･･って、あれ？エマっちじゃん！」

エマ「愛ちゃん？？なんでこの店に？？」

愛「ウチで出した支店なんだけどね、ただのもんじゃ屋じゃ面白くないから飲み屋にしてみたんだ～」ﾆｺｯ

エマ「そうなんだ～」

愛「あれ？ゆうゆもいるじゃん！」

上原「愛ちゃん久しぶり！」

愛「歩夢、産まれたんだってね～」ﾆｺﾆｺ

上原「うん！そうなんだよね」

愛「おめでとう！後で何かサービスするから！」ﾆｶｯ

上原「ありがとう！」

千砂都「お知り合いっすか？」

エマ「うん、同じ同好会で侑ちゃんと同い年の子だよ」ﾆｺｯ

千砂都「へぇ～、あの人も元スクールアイドルなんすね」

2021/08/10(火) 10:29:29.22

　
　──ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ･･････

愛「はーいおまたせ～！生中だよ～」

　ﾄﾞﾝｯ

エマ「ありがとう～」

上原「ちーちゃん、ビールみんなに回して？」ｽｯ

千砂都「ういっす！」

渡辺「あれ？園田さんは？」

エマ「遅れてくるって言ってたけど」

渡辺「そっか」

エマ「じゃあかんぱーい！」

一同「かんぱーい」

　ｶﾁﾝｯ

千砂都「うぇーい、かんぱい～っす」ｶﾁﾝｯ

上原「かんぱーい」

エマ「侑ちゃん、歩夢ちゃんには断ったの？」

上原「うん、電話してみたら今日は飲み会参加してもいいって」

エマ「よかったね」ﾆｺｯ

千砂都「んぐっ･･･んぐっ･･･」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ･･･

千砂都「ぷはっ！」

愛「はいよ～、とりあえずサラダと枝豆置いてくよ～」

　ﾄﾞﾝｯ

エマ「ありがとう！」

千砂都「食べ物も頼んであるんすか？」

エマ「面倒だから愛ちゃんのお任せにしてみたんだ」ﾆｺｯ

渡辺「んっ･･･んっ･･･」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ･･･

2021/08/10(火) 12:24:46.37

りなりーパチプロなのか

2021/08/10(火) 14:31:23.43

>>51
今時のDQNはセダンならレクサスでクラウンなんか乗らんぞ乗ってるとすれば金の無い奴が型落ちの中古でだわ

2021/08/10(火) 16:54:06.58

復活のどかちー
期待してるぜ

2021/08/10(火) 19:48:02.54

────
──

園田「すみません、遅くなりました」

エマ「あー、園田さん！先頂いてますよ」ﾆｺｯ

園田「いえいえ、構いません」

上原「そ、園田さんお疲れさまれーす･･･ひっく･･･」

エマ「愛ちゃーん！生ひとつ追加～！」

愛「────はーい！りょーかーい！」

千砂都「園田さん、家帰って着替えて来たんすか？」

園田「そうです。作業着のままお店にくるなど言語道断です」

千砂都「すごいっすね～」

愛「はい、生ひとつ追加だよ～」

　ﾄﾞﾝｯ

園田「ありがとうございます」ﾍﾟｺｯ

エマ「じゃあ園田さん来たからもう一回乾杯ね～」

渡辺「かんぱーい！」

園田「乾杯」

　ｶﾁﾝｯ

上原「か、かんぱぁい･･･ひっく」

園田「侑！随分と酔ってますけど、こぼさないでくださいよ？」

上原「らいじょぶれす･･･むふぅ」

園田「まったく」

エマ「侑ちゃんは子育てで忙しいからたまにはパーっと息抜きしないとね」ﾆｺｯ

侑「あはは･･･そうらね～･･････」ﾌﾗﾌﾗ

千砂都「私、トイレ行くっす」

エマ「トイレはあっちの角みたいだよ」

千砂都「あざす」ｽｸｯ

────
──

2021/08/10(火) 19:56:30.32

は？
園田は炭酸はラムネしか飲めないんだが？

2021/08/10(火) 20:04:18.68

千砂都（飲むとやっぱりトイレ行く回数増えるっすよね～･･･）

千砂都（あれ？あのカウンター席にいるのって･･････）

千砂都「天王寺さんっすか？」

天王寺「あ、ちさとちゃん、奇遇だね」

千砂都「今日も打って来たんすか？」

天王寺「うん」

千砂都「儲かったっすか？」

天王寺「今日は1000円で20万だよ」

千砂都「ええー！ぼろ儲けじゃないですか！」

愛「りなりー、はいこれ例の日本酒」

　ｺﾄｯ

天王寺「ありがとう、愛さん」

愛「あれ？エマさんとこの子だよね？りなりーと知り合い？」

千砂都「パチンコ屋での知り合いです」

愛「そっかー、りなりー得意だもんね」ﾆｺｯ

愛「パチンコで負けたこと無いんだもんね、りなりーは」

天王寺「負けることはある」

千砂都「そうなんすか」

天王寺「初めて打つ台はコツが掴めるまではどうしても負けてしまうよ」

愛「でも、あまりにも勝ち過ぎて不正を疑われて出禁になった店も多いんだよね」ｱﾊﾊ

千砂都「じゃあ戻りますんで」ﾍﾟｺｯ

天王寺「またね」

天王寺「あ、愛さん、ちさとちゃん達の席に私の奢りでいいから何か美味しいもの持って行ってあげて？」

愛「りょーかい」ﾆｺｯ

────
──

2021/08/10(火) 20:05:33.69

天王寺は天王寺だった

2021/08/10(火) 20:15:24.82

千砂都「戻りました～」

エマ「随分遅かったんじゃない？」

千砂都「ちょっと知り合いがいたもんで」

エマ「そうなんだ」

園田「ひっく！いいれすか･･･侑･･････お、おさななじみとけっこんするなんて･･････ひっく」

上原「にゃはは･･･そ、園田さん･･････そのおはなしばかりれすね･･････にゃはは･･････ひっく！」

渡辺「大丈夫～？ 2人とも弱いんだから～」ｱﾊﾊ

園田「まだ、らいじょぶれす！」ﾌﾗﾌﾗ

渡辺「あはは･･････」

愛「エマっち、これりなりーから」

　ﾄﾞﾝｯ

エマ「え？何これ？？」

愛「高級和牛の串焼きね」

エマ「璃奈ちゃんも来てるんだ！」

愛「りなりーはしょっちゅう来てるよ」ﾆｺｯ

エマ「どこ？私お礼言ってくるよ」

愛「あっちのカウンターね！」

エマ「ありがとう」

渡辺「お！美味そうだね」ﾊﾟｸｯ

渡辺「もぐもぐ･･････」

渡辺「お！高級なだけに美味い！」

千砂都「まじっすか！」

千砂都「はむっ･･････」ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･

2021/08/10(火) 20:28:30.42

────
──

園田「すぴー、すぴー･･････」 Zzz･･･

エマ「園田さん酔い潰れて寝ちゃった･･････」

渡辺「そろそろお開きにしようか」

エマ「だね」

上原「むふぅ･･････エマしゃーーん」ﾀﾞｷｯ

エマ「侑ちゃん！？大丈夫？」

上原「むほほ･･････」ﾓﾐﾓﾐｯ

エマ「きゃー！侑ちゃんったら！おいたしたらダメだよ？」ﾍﾟﾁｯ

上原「ごめんなしゃーい･･････ひっく･･･」

渡辺「侑ちゃん、家まで帰れる？」

上原「ら、らいじょぶれすよ･･････」ﾋｯｸ･･･

渡辺「なんだか危ないなぁ･･････」

エマ「前の飲み会の時はたまたま果林ちゃんが通りかかったから助かったんだけどね」

渡辺「･･････」 Prrr･･･

渡辺「あ、もしもし？菜々ちゃん？」

渡辺「うん、もうお開きなんだけどね」

渡辺「そうなんだ、残業してたんだね･･････お疲れさま」

渡辺「実は2人ほど自力で帰れない人がいてさぁ」

渡辺「ほんと？助かるよ！よろしく！」

　ﾌﾟﾂｯ

渡辺「菜々ちゃんが社用車で迎え来てくれるって」

エマ「それなら良かった！侑ちゃんと園田さんよろしくね」

渡辺「うん！まかせて」

────
──

2021/08/10(火) 21:30:05.56

エマ「じゃ、渡辺さん申し訳ないけどお二人よろしくね」ﾆｺｯ

渡辺「うん！大丈夫！お疲れ～」

エマ「────あ、果林ちゃん？今終わったところ･･････これから向かうね･･･」

　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･･

渡辺「あ！」

中川「すみません！お待たせしましたか？」

渡辺「悪いね、残業だったのに」

中川「大丈夫ですよ」ﾆｺｯ

渡辺「それじゃ、あの2人を送りたいからよろしくね」

中川「はい」

上原・園田「ぐがー･･･ぐがー･･････」 Zzz･･････

中川「あはは･･････見事に酔い潰れてますね･･････」

中川「侑さんはご実家でしたっけ？」

渡辺「うん、それでいいと思う。もう1人の先輩は私が場所分かるから」

中川「わかりました」

渡辺「ふたりとも～？ちょっと起きて車に乗ってくれないかな？」ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ

園田「んっ･･････んんっ･･････」

上原「ぐおおお･･････」 Zzz･･････

中川「2人で運んだ方早いですね」

渡辺「そだね」

渡辺「よいしょっと･･････」ｸﾞｲｯ

園田「む･･･むにゃむにゃ･･････」

　ｶﾞﾁｬｯ

　ﾄﾞｻｯ

中川「侑さん？起きれますか？」

上原「ぐおおおお･･････」 Zzz･･････

渡辺「あはは･･･完全に爆睡してるね」

────
──

2021/08/10(火) 21:33:06.03

中川に連れられた侑ちゃんを誰が出迎えるのか……(冷汗)

2021/08/10(火) 21:55:17.44

　
　ﾌﾞｳｳｳｳｳｳﾝ･･････

渡辺「そういえば、社用車ってプロボックスじゃなかったっけ？」

中川「社長が事務職員用に買ってくれたんですよ」

渡辺「そうなんだ、これヤリスって言うんだっけ？」

中川「はい、可愛らしくて良い車ですね」

渡辺「そうだね、ダイヤさん太っ腹だなぁ～」

渡辺「あ、そこの信号左に曲がったら300メートルくらいの左側だから」

中川「わかりました」

　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･･

　ｷｨｯ

渡辺「どれ、園田さん送ってくるね」

中川「お願いします」

　ﾊﾞﾀﾝｯ

渡辺「園田さん？歩けます？」

園田「ん･･･んん･･････よ、曜･･･ですか･･････」

渡辺「部屋の鍵は？」

園田「バッグの中です･･････」

────
──

　ｶﾞﾁｬｯ

渡辺「お待たせ！寝かせて来た」

　ﾊﾞﾀﾝｯ

中川「次は侑さんですね、ご実家だと少々遠いですけど場所は分かります」

渡辺「頼むよ」

上原「すぴー･･･すぴー･･････」Zzz･･････

────
──

2021/08/10(火) 22:12:53.30

　
　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

　ｷｨｯ

中川「着きました」

渡辺「侑ちゃんの実家は何階なの？」

中川「えーと確か･･････」

上原「すぴー･･･すぴー･･････」 Zzz･･････

渡辺「2人掛かりで連れて行くしかないね」

中川「はい」

渡辺「侑ちゃん？家着いたよ？」

上原「むにゃむにゃ･･････」

中川「ははは･･････」

・
・
・

渡辺「よいしょ･･･よいしょ･･････」

中川「そこが侑さんのご実家ですけれど、おそらく歩夢さんのご実家でしょうからその隣のお宅でいいはずです」

渡辺「家が隣の幼馴染ねぇ～･･････」

　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

上原母「はーい」

　ｶﾞﾁｬｯ

中川「こんばんは」ﾍﾟｺｯ

上原母「あら、侑ちゃん酔い潰れて･･････送って下さったのね」

渡辺「そうなんです･･･爆睡しちゃって･･････」

上原母「歩夢～！侑ちゃんの会社の人が送って下さったみたい」

歩夢「────はーい！」

歩夢「すみません、侑ちゃんまた酔い潰れたんですね･･････」ﾍﾟｺｯ

渡辺「あはは･･･こちらこそ止めてあげられたら良かったんですけどね」

歩夢「明日、言い聞かせますから」ﾍﾟｺｯ

中川「歩夢さん？お久しぶりです」

歩夢「え？？菜々ちゃん？侑ちゃんと同じ会社だっけ？」

中川「いえ、そうではないのですけれど、色々ありまして私が運転してきました」

歩夢「そ、そうだったんだ･･････ゴメンね、迷惑かけたみたいで･･･」

中川「いえいえ」

渡辺「じゃ、私達失礼しますね」

歩夢「本当にすみませんでした」ﾍﾟｺｯ

　ﾊﾞﾀﾝｯ

　

2021/08/10(火) 22:18:14.41

・
・
・

渡辺「ふぅ～、ひとまず一件落着だね」

中川「そうですね」

渡辺「それにしても、侑ちゃんの奥さん可愛い人だね！」ﾆｺｯ

中川「･･････」ｷﾞﾛｯ

渡辺「う、嘘だって！そういう意味じゃないから！」ｱﾊﾊ

────
──

　ｶﾞﾁｬｯ

　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

渡辺「さて、これからどうする？」

中川「車を会社に戻さないと」

渡辺「どうせ明日休みでしょ？このままドライブしようよ」

中川「さ、さすがに社用車では･･････」

中川「それに私制服のままですし･･････」

渡辺「いいじゃん！」

中川「まぁ、社長には私用に使っても構わないと言われてはいますが･･････」

渡辺「社長がそういうんだからいいじゃんか～」

中川「じゃ、じゃあ･･･今日だけですよ？」

渡辺「よーし！どこ行こうか！」ﾆｺｯ

中川「仕方ないですね･･････」

────
──

2021/08/10(火) 22:23:34.26

　
　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

渡辺「結構遠くまで来たね。私こっちの方来るの初めてかも」

中川「そうでしたか」

渡辺「酔いも覚めてきたなぁ･･････」

渡辺「あ！あのお城みたいなところに泊まろうよ！お酒持ち込んで飲み直そう！」ﾆｺｯ

中川「ええ！？あのホテルって･･････」

渡辺「いいじゃん、入ろうよ」

中川「よ、曜さんはしたいだけでしょう･･････」

渡辺「それもある」ﾆｺｯ

渡辺「とりあえずコンビニで何か買おう！」

中川「わかりました」ﾊｧｯ

────
──

2021/08/10(火) 22:32:50.43

この主ほんとダメキャラ書くの上手いな

2021/08/10(火) 22:49:13.69

また渡辺メインの話しになってて笑う

2021/08/10(火) 23:12:12.96

渡辺が一番動かしやすいんだからしゃーない

2021/08/10(火) 23:20:56.46

園田って炭酸飲めないくせに1杯目は必ずビールみたいな縛りを自分で入れてそう

2021/08/10(火) 23:44:51.93

　
　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

中川「駐車場はここでいいのでしょうかね」

渡辺「多分･･････あ、あそこ空いてる」

中川「そこに停めましょうか」

　ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰ･･････

　ｶﾞｺｯ

　ﾊﾞﾀﾝｯ

渡辺「外側は電飾たくさんあるから綺麗に見えるけど結構古そうだね」

中川「そうですね･･････」

渡辺「この板なんだろ？」

中川「他の方々の車を見る限りだとナンバープレートを隠す目的で使うのでしょうか」

渡辺「一応使っておこうか」

中川「そうですね」

・
・
・

渡辺「んー？どうするといいんだろう･･････」

中川「何か部屋を選ぶパネルのようなものがありますね」

渡辺「へー、これでどういう部屋がいいか選べるんだ･･････」

中川「･･････一部屋しか空いてませんね」

渡辺「ギリギリセーフだったわけか」

渡辺「ボタン押すよ？」

中川「はい」

　ﾎﾟﾁｯ

渡辺「ん？あとは部屋に行けってこと？」

中川「そうかもしれませんね」

渡辺「202号室だって」

中川「そこにエレベーターがあります」

渡辺「ホントだ」

────
──

2021/08/10(火) 23:53:24.42

　
　ｶﾞﾁｬｯ

渡辺「ん？暗いな･･････」

中川「そこに電気のスイッチがありますね」

　ﾎﾟﾁｯ

渡辺「あ、ついたついた」

渡辺「･･････でもなんかこれでも薄暗いなぁ」

中川「ほかにもスイッチがあるのでしょうかね」

渡辺「うーん･･･わからないや･･････」

　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

渡辺「うわ！お風呂広いなぁ～！」

中川「ん？そうですね」

渡辺「とりあえずお湯ためとくか･･････」

　ｼﾞｬｰｰｰｰｰ

中川「あ～、どうしよう･･･まさかこうなるとは思って無かったから化粧品とか手持ちの最低限しかないです･･････」

渡辺「あはは･･･まぁ仕方ないね･･････」

中川「あ、バスローブありますね･･････はやく制服脱ぎたいです･･････」

渡辺「菜々ちゃん、ご飯まだでしょ？買ってきたの食べよ？」

中川「そうですね」

────
──

2021/08/10(火) 23:54:38.59

ちょっと詳しいな中川

2021/08/10(火) 23:57:42.64

さて、これは中川が何度かラブホ利用してたことを隠しきれてないのか
それとも作者が中川の状況説明を安易に繰り返してしまってるだけなのか

2021/08/10(火) 23:59:33.06

渡辺の脳が破壊されてしまうようなことは...

2021/08/11(水) 00:37:51.77

渡辺「なんか落ちつかないなぁ･･････」ｷｮﾛｷｮﾛ

中川「普通の部屋とも違いますしね･･････」

　ｶｼｭｯ

渡辺「んむっ･･････」ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ

渡辺「ぷはぁっ･･･いやぁ･･････効くなぁ、これ」

中川「あはは･･･ 9%ですからね･･････」

渡辺「もっと軽いのにしておけば良かったかな･･････」

渡辺「菜々ちゃんの食べてるそれ何？」

中川「これは冷やし中華ですよ」

渡辺「あー、コンビニのチルド麺ってかなり本格的だよね」

中川「ですね、会社の昼食の時もたまに食べてますよ」ｱﾊﾊ

渡辺「あ、そういえばお風呂そのままにしてたっけ･･････」ｽｸｯ

　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

　ｼﾞｬｰｰｰｰｰｼﾞｮﾎﾞｼﾞｮﾎﾞ･･･

渡辺「おっ！あぶな！あふれるところだったじゃん！」

　ｷﾕｯ

渡辺「ふぅ～、間一髪･･････」

渡辺「菜々ちゃん、お風呂たまったよ？」

中川「────すみません、ありがとうございます」

渡辺（ん？なんだこのバスチェア･･････変な形だなぁ･･････）

渡辺（こんなのもあるんだ･･････）

────
──

2021/08/11(水) 01:39:24.40

今回こそおセックス省略しないよなぁ？

2021/08/11(水) 07:04:54.81

酒飲みすぎると立たないぞ渡辺

2021/08/11(水) 21:07:20.67

期待保守

2021/08/11(水) 21:21:03.26

中川「私、食後ですので少し落ち着いてから入りますから曜さんお先入られてはいかがですか？」

曜「え？一緒に入ろうよ！」

中川「い、一緒！？そ、そんな･･････恥ずかしいです･･････」

曜「そのための広いお風呂なんだろうからさぁ」

中川「お風呂と言っても･･･どうせ曜さん･･････エッチなことが目的なんですよね･･････」

曜「こんなホテルに来てるのに今更だよ～」

中川「やはり、お先どうぞ･･････冷やし中華が思いのほかお腹一杯になりました･･････」

曜「あ～あ！一緒に入りたかったなぁ･･････」

中川「また今度にしましょうね」

曜「はいはーい」

　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

────
──

2021/08/11(水) 21:31:43.02

曜「上がったよ～」ﾎｶﾎｶ･･･

中川「お疲れさまです」ﾆｺｯ

中川「では私も入りますね」

　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

曜「ごゆっくり～」

・
・
・

曜（あ、買って来たサワー飲まないと温くなっちゃうな）

曜「んっ･･････」ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ･･･

曜「くはぁっ！ストゼロ効くなぁ～」

曜（2本も買ってくる必要なかったかも･･････）

　ｶｼｭｯ

曜（もったいないから飲むか･･････）

曜「んぐっ･･････」ｺﾞｸﾘｯ

曜「むはぁ･･････」ﾎﾟﾜｰﾝ

曜「テ･･･テレビでもつけよ･･････」

　ﾎﾟﾁｯ

　「ああんっ･･･あんっ！あんっ！あんっ！」

曜「び、びっくりしたぁ･･････ AVじゃん！」

曜（AV見てテンション上げよっかなぁ･･････）

　「あんっ！あああっ！あんっ！あっ！」

曜「･･････」ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ･･･

曜「ぷはぁっ･･････」ﾎﾟﾜｰﾝ

曜（やばっ･･･回るわぁ･･････）ﾌﾗﾌﾗ･･･

────
──

2021/08/11(水) 21:35:46.20

あっ…

2021/08/11(水) 21:39:00.89

　
　ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

中川「お待たせしました･･････」

　「ああんっ！あんっ！あんっ！あんっ！あんっ！」

中川「曜さん？まったく･･･何見てるんですか！」

渡辺「くあああっ･･････」 Zzz･･････

中川「って、曜さん！？いやらしい動画かけたまま眠ってるし･･････」

　ﾎﾟﾁｯ･･･ﾌﾟﾂﾝｯ

中川「ん？」

中川（ああ、度の強いお酒一気に飲むから･･････）

渡辺「すぅ･･･すぅ･･････」 Zzz･･････

中川（はぁっ･･････起こすのも可哀想だし･･･大人しく寝ますか･･････）

────
──

2021/08/11(水) 21:59:02.03

この子ら生えてるの？

2021/08/11(水) 21:59:42.97

渡辺さぁ…

2021/08/11(水) 22:26:51.04

～翌朝～

渡辺「んんっ･････････」ﾑｸｯ

渡辺（あれ？）ｷｮﾛｷｮﾛ･･･

渡辺（今何時だ？）

渡辺「････････････」

渡辺（って、朝じゃん･･････）

中川「すぅ･･･すぅ･･････」 Zzz･･･

渡辺（あれ？昨日の夜･･････先にお風呂入って･･････その後･･････）

渡辺（うわぁ･･････眠ってしまったのか･･････）ｶﾞｸｯ

渡辺「はぁっ･･･」

渡辺（水でも飲むか･･････）

渡辺「･･･」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ･･･

渡辺「ぷはっ」

渡辺（ていうか、私めっちゃカッコ悪いじゃん･･････）

2021/08/11(水) 22:58:08.67

・
・
・

中川「ん･･････んん･･･」

中川「お、おはようございます･･････」

渡辺「ゴメン、起こしちゃったかな･･････あはは」

中川「い、今、何時ですか･･････？」

渡辺「まだ5:30頃だよ」

中川「そ、そうでしたか･･････」

渡辺「昨日、先寝ちゃったね･･･ゴメン」

中川「強いお酒一気に飲むからですよ？」

渡辺「だね、我ながら情けない･･････」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

中川「まだ早いんで、もっと寝ましょう･･････」

渡辺「そうだね」

　ﾄﾞｻｯ

中川「んんっ･･･おやすみなさ･･････い･･･」

中川「すぅ･･･すぅ･･･」 Zzz･･･

渡辺「はやっ！」

渡辺（こういう時って、抱きしめて寝てもいいのかな･･････）ﾄﾞｷﾄﾞｷ･･･

　ｶﾞﾊﾞｯｷﾞｭｯ

中川「んっ･･･」

渡辺「････････････」

渡辺（おやすみ～･･････）

　

2021/08/11(水) 23:26:28.68

このヘタレ！！

2021/08/12(木) 00:02:39.69

────
──

～上原・実家～

上原「ん゛～･･････」

上原「ううっ･･････頭いった･･････」ｽﾞｷｽﾞｷ

歩夢「あ、おはよう侑ちゃん」

上原「歩夢おはよう･･････」

歩夢「もう！昨日は随分と飲み過ぎたんじゃない？」

上原「うん･･････そうだね･･････」

上原「あ～･･･ダメだ･･････もうしばらく横になってるよ･･････」ｸﾞｯﾀﾘ

歩夢「昨日の記憶はちゃんとあるの？」

上原「うーん･･･途中までは･･････」

歩夢「もう！」

上原「どうやって帰って来たんだろ･･････」

歩夢「送って貰って帰って来たの覚えてない？」

上原「そうだったんだ･･････」

2021/08/12(木) 05:24:05.54

強いお酒を飲んだみたい

2021/08/12(木) 06:56:30.82

渡辺がマジレスして流血してしまう

2021/08/12(木) 09:45:35.72

歩夢「ねぇ、侑ちゃん･･･菜々ちゃんって侑ちゃんと同じ会社じゃないよね？」

上原「うん･･････」

歩夢「何で菜々ちゃんに送られて来たのかな？」

上原「ええっ･･･覚えてないから分からないし･･････」

歩夢「あと、もう1人の人は会社の人かな？」

上原「んー？もう1人？？」

歩夢「亜麻色の肩くらいまである髪の人･･････」

上原「あー、渡辺さんかな･･････」

歩夢「渡辺さんっていうんだ･･････随分仲いいんだね」

上原「お世話になってる先輩だから･･････」

歩夢「ふーん」

上原「ううっ･･････もういい？私もう一眠りするから･･････」ｸﾞｯﾀﾘ

────
──

2021/08/12(木) 10:18:08.55

あかん

2021/08/12(木) 10:45:01.36

やったぜ

2021/08/12(木) 10:55:27.31

ヒエ

2021/08/12(木) 11:30:01.99

今更だが自宅でも元々上原の歩夢が名前で旧姓高咲が上原なの笑う

2021/08/12(木) 12:46:55.89

～ラブホ～

渡辺「んんっ･･････」

中川「すぅ･･････すぅ･･････」 Zzz･･･

渡辺（うっ･･･腕しびれてる･･････）

渡辺（菜々ちゃんに抱きついたまま寝てたからか･･････）

渡辺（うへぇ～･･･きっついなぁ･･･この感覚･･････）

渡辺（今何時かな･･････ 9時前か･･････）

渡辺（何時まで居ていいんだろ･･･このホテル･･････）

中川「すぅ･･･すぅ･･･んっ･･････」 Zzz･･･

渡辺（ああ･･･菜々ちゃん柔らかいなぁ･･････）

渡辺「････････････」

渡辺（昨日は潰れてそのまま眠ってしまったとはいえ･･････できなかったからモヤモヤするんだよなぁ･･････）

中川「すぅ･･･すぅ･･･」 Zzz･･････

渡辺「･･････菜々ちゃん？菜々ちゃん？？」

中川「んっ･･････ん～･･････」 Zzz･･･

渡辺（眠ってるのにしたら怒られるかな･･････）

2021/08/12(木) 19:40:18.27

・
・
・

中川「すぅ･･･すぅ･･･」 Zzz･･･

渡辺「････････････」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

渡辺（眠ってる菜々ちゃん･･･可愛いな･･････）

渡辺（キ･･･キスしちゃお･･････）

渡辺（んん～･････････）

渡辺「！？」ﾋﾞｸｯ

中川「んっ！ん～･･････！」

中川「ふぅ･･････よ、曜さん起きてらしたんですね･･････」

渡辺「う、うん！」

中川「結構眠れたかもです･･････」ﾑｸｯ

中川「曜さん、一度帰りませんか？私下着替えたいですし･･････」

渡辺「そ、そうだったね･･････急遽だったから･･･あはは･･････」

中川「着替えたら出ましょう」

渡辺「うん･･････」

渡辺（したかったなぁ･･････）ﾓﾔﾓﾔ

────
──

2021/08/12(木) 19:55:27.63

～千砂都の部屋～

千砂都（今日は何しようかなぁ･･･中古車でも見に行こうかな･･････）

　～♬～♬～♬

千砂都（あ、かのんちゃんからだ･･････）

千砂都「もしもし？かのんちゃん？」

澁谷「あ～、ちーちゃん？ひまぁ？」

千砂都「暇と言えば暇かなぁ」

澁谷「日曜だもんね～ま、私には曜日は関係ないけど～･･･あはは～」

千砂都「ははは･･････」

澁谷「ええ！？ちーちゃんそこは盛大に笑うところ！ニートの自虐風ギャグだから！」

千砂都「ご、ごめんごめん！」

澁谷「ちぇっ、ノリ悪いよちーちゃん」

千砂都「ところで、中古車屋さん巡りしたいんだけどかのんちゃんも行く？」

澁谷「そっか！免許取ったんだもんね！車買っちゃうの？」

千砂都「欲しいとは思ってるけどね」

澁谷「じゃあ今日はちーちゃんの中古車探しに付き合うわ～」

千砂都「とりあえずかのんちゃんち行くね」

澁谷「うん！待ってる！」

────
──

2021/08/12(木) 20:07:21.10

～上原・実家～

上原「！？」

上原「ううっ･･････」

上原（さっきよりは良くなったかな･･････相変わらず頭痛いけど･･････）

上原（水でも飲もうかな･･････）ﾑｸｯ

　ｶﾞﾁｬｯ

上原母「あら侑ちゃん、二日酔い大丈夫？」

上原「あはは･･･まだ頭痛いですね･･････」

上原母「はい、お水」ｺﾄｯ

上原母「たくさん飲んだ方いいわよ？」

上原「ありがとうございます」

　ｺﾞｸｯ･･･ｺﾞｸｯ･･･

上原「うえっぷ･･････」ｵｴｯ

上原母「まだ胃の中にアルコールが残ってるみたいね」

上原「そのようですね･･････」

上原母「胃薬も飲んだ方いいわよ」ｽｯ

上原「すみません･･･色々と･･････」

上原母「それ飲んだらもう少し寝てた方がいいわね」

上原「そうします･･････」

────
──

2021/08/12(木) 20:35:03.55

　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

中川「とりあえず、一旦会社に車を戻してそれから帰りましょう」

渡辺「そういえば黒澤建設の社用車乗って来てたんだもんね」

中川「そうですよ」

渡辺「いやぁ、なんだか私が振り回したみたいで申し訳ないよ･･････」ｼｭﾝ

中川「ふふっ♪ まぁでも私はそこそこ楽しかったです」

渡辺「そ、そう？」

中川「あと、私が寝てる隙にエッチなことしなかったのは良かったと思います･･････」

渡辺「え！？」

渡辺（よかった･･････）

中川「曜さん、帰って着替えたらどうしますか？」

渡辺「ああ、そうだなぁ･･････そこまで考えてなかった･･････」

中川「昨夜出来なかった事の続きしますか？」

渡辺「え！？いいの！！」

中川「露骨に喜ばないで下さいよ･･････」ｼﾞｰｯ

渡辺「あははは･･････」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

中川「まぁ、帰って少しゆっくりしたらどこか出掛けましょう」

渡辺「そうだね」

　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

────
──

2021/08/12(木) 22:32:27.90

～かのんの家～

　ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

千砂都「こんにちは～」

かのん「あ、ちーちゃん！待ってたよ～」

千砂都「さて、行こうか」

かのん「え？もう行くの？」

千砂都「うん、早くみたいしね」

かのん「少しゆっくりしてからでもいいと思ったんだけどなぁ～」

千砂都「時間がもったいない！行こ行こ！」

かのん「はーい･･････」

かのん「行って来まーす･･････」

　ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

────
──

2021/08/12(木) 22:38:17.36

かのん「で、中古車屋さんって言っても行くあてあるの？」

千砂都「それが無いんだよね～」

かのん「え！？そんなのアリ！？」

千砂都「でもあると言えばある」

かのん「どっちなの！？」

千砂都「ウチの会社に来てるトヨタの担当なら少しだけ面識あるかも･･････」

かのん「そうなんだ、いきなり新車買っちゃうの？」

千砂都「いやいや、中古で十分」

千砂都「先輩がその担当の人から車買う契約したみたいだから、先輩から紹介してもらう形で行ってみようかと思うんだよね」

かのん「ふーん」

千砂都「･･････」 Prrr･･････

千砂都「あ、もしもし渡辺さんですか？」

千砂都「千砂都です！」

────
──

2021/08/12(木) 22:44:53.71

　
　ﾌﾞｳｳｳﾝ･･････

　～♬～♬～♬

渡辺「あ、電話だ･･････ちさとちゃんか」

渡辺「もしもし？」

渡辺「うん、昨日はお疲れ～二日酔いになってない？大丈夫？？それなら良かった」

渡辺「え？トヨタの人？ああ～桜坂さんね」

渡辺「うん、中古も扱ってるんじゃない？」

渡辺「じゃあ私が桜坂さんに電話しておくからお店行ってみなよ」

渡辺「うん！頑張ってね～」

　ﾌﾟﾂｯ

中川「後輩の方、車買うのですか？」

渡辺「買うかどうかは分からないけど免許取ったから欲しいみたいだよ」

渡辺「えーと･･･桜坂さんの番号は･･････」

渡辺「あ、あったあった･･････」

渡辺「･･････」 Prrr････････････

渡辺「････････････」

渡辺「あれ？出ないな」

中川「日曜ですから、お忙しいのではないですかね？」

渡辺「そうかもね」

────
──

2021/08/12(木) 22:52:35.68

　
　～♬～♬～♬

渡辺「あ、桜坂さんから折り返し来た」

渡辺「はい！もしもーし！！渡辺です♪」

中川「えっ？」

渡辺「お久しぶりだね！桜坂さん！」

渡辺「いやぁ、今日はさぁ･･･大した用事じゃないんだけどね、後輩が中古車欲しいみたいだから桜坂さんに相談したいんだって」

渡辺「うん、お店にいる？」

渡辺「あ、そう･･･じゃあ、嵐千砂都って子なんだけど、桜坂さん訪ねて行かせるから面倒見てやってくれない？」

渡辺「あ～･･･、私は行けないんだ･･･残念だけどね」

渡辺「私の車の件は追々連絡貰えればいいから」

渡辺「じゃ！よろしく～♪」

　ﾌﾟﾂｯ

渡辺「･･････」 Prrrr･･････

渡辺「あ、ちさとちゃん？」

渡辺「桜坂さんに話通しておいたから」

渡辺「うん！よろしくね～」

　ﾌﾟﾂｯ

渡辺「ふぅ～･･････」

中川「しずくさんと話す時は随分とテンション高いんですね･･････」ｷﾞﾛｯ

渡辺「え？普通だと思うけど･･････」

中川「すごくウキウキされてましたよ･･････」

渡辺「そ、そんなこと無いと思うなぁ～･･･あはは」

────
──

2021/08/12(木) 23:07:37.91

菜々面倒くさくて草

2021/08/12(木) 23:39:46.39

久しぶりに話すならテンション高めの方が相手も気分良いでしょ

2021/08/13(金) 11:19:41.11

曜ちゃんは本命以外にはズケズケいけるタイプだからしゃあない

2021/08/13(金) 13:57:55.95

～トヨタディーラー～

　ｳｨｰｰｰﾝ(自動ドア)

千砂都「ごめんください、嵐と申しますが桜坂さんいますか？」

桜坂「────あ、お待ちしておりました！」

千砂都「あ、こんにちは！」

桜坂「渡辺さんからお電話頂いておりますよ」ﾆｺｯ

千砂都「すみません、お忙しいところ」ﾍﾟｺｯ

桜坂「まぁ、席におかけ下さい」ﾆｺｯ

千砂都「ありがとうございます」

桜坂「お飲み物いかがですか？」ｽｯ

千砂都「じゃあ、アイスコーヒーで」

かのん「私も同じのでいいです」

桜坂「お待ちくださいね」ﾆｺｯ

かのん「私ただちーちゃんについて来ただけなのに飲み物貰っていいのかな」

千砂都「気にしなくていいんじゃない？」

かのん「こういうお店･･･ニートには敷居高いわ～」

千砂都「あはは･･････」

────
──

2021/08/13(金) 19:52:30.33

桜坂「お待たせ致しました」ｽｯ

　ｺﾄｯｺﾄｯ

千砂都「ありがとうございます」ﾍﾟｺｯ

かのん「あ、ありがとうございます･･･」ﾍﾟｺｯ

桜坂「嵐さん、渡辺さんからお聞きしたお話ですと中古のお車を探しているのですか？」

千砂都「はい、フルエアロにインチのデカイアルミ履かせてベッタベタに車高落として爆音鳴らしながら乗るの憧れているんすよ～」ﾆｺﾆｺ

桜坂「あはは･･･お気持ちお察ししますが、おそらく違法改造にあたりますね」

千砂都「車検の時に戻すんで大丈夫っす！」ﾆｺｯ

桜坂「2年に一度と思われているかもしれませんが、車検を通す為に戻すにしても膨大な費用が掛かりますのであまり良い方法とは言えないかもしれませんね」

桜坂「それと、一度違法改造してしまったら、復元以外の整備はお断りしなければいけませんので、せめてほどほどになさった方が良いと思いますよ？」

千砂都「そうなんですかね～」

千砂都「最初からいじってある車とかありませんか？」

桜坂「ディーラーですと、純正パーツでのカスタム車しかありませんね」

桜坂「例えばこういうのはどうですか？タブレットをご覧下さい」ｽｯ

千砂都「あ、カッコいい！」

かのん「これでいいんじゃない？」

千砂都「いや、高くて買えないし･･････」

桜坂「ご予算はおいくらですか？」

千砂都「安ければ安いほどいいです･･････」

桜坂「うーん･･･それだと難しいですね･･････」

千砂都「やはりそうですか･･････」

2021/08/13(金) 20:38:38.73

・
・
・

桜坂「ディーラー勤務の私がこんなことを言うのは本来マズイのかもしれませんが、ココに行けば嵐さんの相談に乗ってくれるかもしれませんよ？」ﾋｿﾋｿ･･･

桜坂「これ、連絡先です･･････」ｽｯ

千砂都「あ、ありがとうございます」ﾍﾟｺｯ

桜坂「お気に入りが見つかるといいですね」ﾆｺｯ

千砂都「すみませんでした、それでは失礼します」

桜坂「またいらしてくださいね」ﾆｺｯ

────
──

かのん「どうするの？」

千砂都「やっぱりディーラーでは私が乗りたい車は無いんだね～」

千砂都「桜坂さんに教えてもらったところに行ってみようか･･････」

かのん「遠いのは勘弁してね」

千砂都「うーん、そんなに遠く無さそうだね」

────
──

～某所～

千砂都「え？ここ？？ Googlemapだと住所合ってるみたいだけど･･････」

かのん「ええ～！？看板も無いよ？車も置いてないし大丈夫なの？？」

千砂都「ボロい建物だけど、桜坂さんが言うんだから大丈夫なんじゃないかな･･････」

かのん「ちーちゃん、入る？」

千砂都「うん、行ってみようよ」

かのん「うわ～･･･怖いわ～･･････」

　ｶﾞﾗｯ

　

2021/08/13(金) 20:48:31.58

　「いらっしゃい･･････」

かのん「ひいっ！」ﾋﾞｸｯ

千砂都「こんにちは･･････」

　「何かご用？」

千砂都「えーと･･･中古車探してまして･･････トヨタの桜坂さんから紹介されて来たんですが･･････」

千砂都「って、あれ？？」

天王寺「ちさとちゃん、いらっしゃい」

千砂都「なんで天王寺さんがここに？？」

天王寺「だってここ私の店だし」

千砂都「え？天王寺さんパチプロなんじゃ！？」

天王寺「パチンコはただの趣味、本業はこっちだよ」

千砂都「えーー！そうなんですか！」

天王寺「とはいえ、大々的に営業しているわけじゃないけどね」

千砂都「看板も無いですもんね･･････」ｱﾊﾊ

天王寺「はい、名刺」ｽｯ

千砂都「あざっす」

千砂都「天王寺モータースっていうお店なんですね」

天王寺「うん、中古車販売と車の修理を細々とやっているよ」

千砂都「でも、こんなこと言ったら失礼ですけど
、買いに来る人いるんすか？」

天王寺「いないよ、紹介とか既存のお客さんから仕事貰うだけ」

天王寺「本業以外にも時間使いたいから積極的にはしてないんだ」

千砂都「そうなんすか～」

2021/08/13(金) 21:01:49.75

天王寺「で、どんなのが欲しいの？」

千砂都「フルエアロに爆音マフラー、インチのデカイアルミに薄いタイヤ履かせて乗りたいんすよ！」

天王寺「車種は？」

千砂都「特にないんで安ければ安いほどいいです」

天王寺「それもまた難しい注文だね」

天王寺「事故車とか冠水車とか直せば安く作れるけど」

千砂都「あはは･･････それはちょっと･･････」

天王寺「見ての通りウチは在庫がないから、付き合いのある業者とかお客さんからいい車回して貰うしか無いかもね」

　ｶﾀｶﾀｯ

天王寺「うーん･･････」

千砂都「何見てるんですか？」

天王寺「オークションだよ。でも、良さそうなのないなぁ･･････」

天王寺「何か安くて良いのあったら連絡するよ」

千砂都「ありがとうございます！」

2021/08/13(金) 21:23:15.16

りなりーどっちでも車屋かー

2021/08/13(金) 21:51:10.65

かのん「こっちの倉庫には何があるんですか？」

天王寺「ああ、修理中の車とか、これから売る車を置いているんだよ」

千砂都「そうなんすね」

かのん「ん？軽トラック？何でも売ってるんですね～」

天王寺「車種は問わず扱ってるけど、あれは修理中で預かっているの車だよ」

千砂都「天王寺さんて凄いですね～」

天王寺「やりたいことやってるだけだから」

千砂都「じゃあ、いい車あったら教えて下さいね！」ﾆｺｯ

天王寺「うん、分かった」

千砂都「それじゃ、失礼するっす！」

天王寺「またね」

────
──

かのん「他にも回ってみる？」

千砂都「いや、天王寺さんが探してくれるっていうから待ってみるよ」

かのん「なんか安いの売ってくれそうだもんね」

千砂都「うん、そうだね」

かのん「さて、これからどうする？」

千砂都「そろそろ、お昼食べよっか～」

かのん「マックでよくない？」

千砂都「あーいいね」

かのん「ちーちゃんのおごりね～」ﾆｺﾆｺ

千砂都「仕方ないなぁ～」

────
──

2021/08/13(金) 22:55:33.56

焼き芋焼いてそう

2021/08/13(金) 23:17:37.45

天王寺「あ、そうだ」

天王寺「･･････」 Prrr･･･

天王寺「あ、もしもし天王寺モータースです」

天王寺「例の廃車頼まれてたやつ、取りにいくの遅くなっててごめんなさい」

天王寺「それでなんだけど、廃車しないで5万で買取るから」

天王寺「うん、これから出発する」

天王寺「よろしく」

　ﾌﾟﾂｯ

天王寺（さてと、ちさとちゃんの要望に合いそうだな･･･多分）

　ｶﾞﾗｯ

天王寺「ん？いらっしゃい」

彼方「璃奈ちゃーん、彼方ちゃんの車直ったかなぁ～」

天王寺「ゴメン！部品足りなくてまだ終わってないんだ」

彼方「そっか～、残念だよぉ」

天王寺「ゴメンね、なるべく早めに直すから」

彼方「よろしく～」

天王寺「彼方さんゴメン、私これから買取りの車引き上げに行くから」

彼方「忙しそうで何よりだねぇ～」

────
──

2021/08/13(金) 23:29:46.39

　
　ﾌﾞｵｵｵｵｵｵ･･････

　ｷｷｰｯ

果南「あ！来た来た！」

　ﾊﾞﾀﾝｯ

天王寺「連絡もらってたのに遅くなってゴメンなさい」

果南「いいよいいよ、遠いところわざわざ来てくれるんだから」

天王寺「ところでいらなくなった車ってコレ？」

果南「うん、昔私が乗ってたやつなんだけど、後輩に乗せてたらエンジン故障しちゃったみたいで」

天王寺「どれどれ？」

果南「あ、バッテリー上がってるよ？」

天王寺「大丈夫、繋ぐから」

　ｶﾁｯ

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾟｽﾝｯ

天王寺「あー、これくらいなら何とかなるかも」

果南「これを5万で買ってくれるの？」

天王寺「うん、いいよ」

天王寺「はい、お金」ｽｯ

果南「いやぁー、儲かったなぁ」ﾆｺﾆｺ

天王寺「書類ある？」

果南「ああ、廃車するために用意してたんだけどこれでいい？」ｽｯ

天王寺「うん、オッケー」

天王寺「じゃあ、持っていくから」

果南「よろしく～」

天王寺「･･･ていうか、ここって建設会社か何かの土地？」

果南「そうだよ、私の友達がやってる会社の駐車場」

果南「しばらくの間置かせてて貰ったんだ」

天王寺「それより、あっちにたくさん転がってるガラクタに興味がある」

果南「え？」

天王寺「あれ、欲しい･･････」

果南「何だろ、処分する廃材だと思うけど」

天王寺「友達なら聞いてみて欲しい」

果南「あ、うん、分かった」

果南「･･･」 Prrrr･･･

────
──

2021/08/13(金) 23:35:04.34

果南「あ、ダイヤ？」

果南「私の知り合いがね、ダイヤの会社の土地に置いてある廃材が欲しいんだって」

果南「いいの？分かった」

　ﾌﾟﾂｯ

果南「あそこにあるやつは全部処分する予定だから欲しいなら持って行っていいって」

天王寺「ありがとう、助かる」

────
──

天王寺「じゃ、また何かあったらよろしくね」

果南「あ、そうだ！私ヴォクシー飽きてきたからヴェルファイアで良いのあったら教えてくれない？」

天王寺「分かった、調べとく」

果南「よろしく～」

　ﾌﾞｵｵｵｵｵｵ･･････

────
──

2021/08/13(金) 23:35:47.03

巡るモノだなあ

2021/08/13(金) 23:46:16.61

渡辺の車やんけ

2021/08/14(土) 00:39:26.73

渡辺「んん～っ･･･映画館なんて久しぶりに入ったなぁ～」

渡辺「肩こったかも･･････」

中川「すみません、私がどうしても観たかったから無理矢理連れてきてしまいまして」

渡辺「いや、私も面白かったし構わないよ」

中川「このアニメの劇場版、楽しみにしてたんですよ～」

渡辺「そうなんだ」

中川「いや～、よかったです！」ﾆｺﾆｺ

渡辺「菜々ちゃんが楽しかったなら何よりだよ」ﾆｺｯ

中川「さて、この後はどうします？」

渡辺「うーん、どうしようか･･････」

　～♬～♬～♬

渡辺「あ、電話だ･･･」

渡辺「もしもし～」

渡辺「あ、果南ちゃんどうしたの？え？あのワゴンR売れたの？？エンジン壊れてるのに？」

渡辺「お金？？あの時は果南ちゃんに助けてに来て貰ったり世話になったから私いらないよ」

渡辺「果南ちゃんがもらっておきなよ」

渡辺「え？半分？？まぁ、それくらいなら･･････うん、わかった」

　ﾌﾟﾂｯ

中川「どうされたんですか？」

渡辺「故障した前の私の車、売れたんだって」

中川「良かったじゃないですか！」

────
──

2021/08/14(土) 08:01:46.23

　
　ﾌﾞｵｵｵｵｵｵ･･････

　ｷｷｰｯ

天王寺（到着、車と荷物下ろさないと･･････）

　ｶﾞｼｬﾝﾂ

　ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰ･･････ｶﾞｺﾞｯ

天王寺（フルフラットのキャリアカーは便利だなぁ･･････）

天王寺（よいしょ･･･よいしょ･･･）

天王寺（丁度いいの見つかってよかった･･････）

天王寺（これで彼方さんもよろこぶ･･････）

天王寺（積んで来た車は･･･軽だから押せる･･･）ｸﾞｲｯ

天王寺（これでよし！）

天王寺（まずは彼方さんのから完成させよう･･････）

　ｶﾝｶﾝｶﾝｯ

　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ･･････

　ｷｭｲｰｰｰﾝ･･････

天王寺（あ、今日はパチンコ行けなかった･･････）

天王寺（ま、毎日儲けてるから別にいいか･･････）

天王寺（使うあても無いし･･････）

────
──

2021/08/14(土) 08:10:47.49

彼方「璃奈ちゃーん、連絡ありがとう～」ﾆｺﾆｺ

遥「璃奈さんこんにちは！修理してくれてありがとう！」ﾆｺｯ

天王寺「あ、待ってたよ2人共」

天王寺「丁度今完成したところ･･････」

彼方「おお～！すごーい！」

天王寺「念のため正常に作動するか試してみて？」

彼方「りょーかーい！遥ちゃーん？」

遥「お姉ちゃん、了解！」

　ｼｭﾎﾞｯ

彼方「おお～！これは良さそうだよ～」

天王寺「事故車引き上げに行った先で丁度いいの見つけてね」

彼方「それは良かった～」ﾆｺﾆｺ

遥「修理代はおいくら？」

天王寺「これくらいならいらない」

彼方「え？そんな悪いよ～」

天王寺「いいからいいから」

彼方「じゃあお言葉に甘えて･･････」

遥「今度何かでお返しするね？」

────
──

2021/08/14(土) 08:28:18.55

彼方「遥ちゃーん？それじゃ一度家に帰って用意するよぉ～」

遥「はーい！」

天王寺「気をつけて」

彼方「ありがとねぇ～」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｨｰｰｰｰﾝ

────
──

天王寺（さてと･･･こっちの事故車はまずちさとちゃんに見せてから方向性を決めるか･･････）

　･･････ﾌﾞｨｰｰｰｰﾝ

　ｷｲｰｰｰｯ

天王寺（ん？軽トラの音･･･あれ？彼方さんのどこかおかしかったのかな･･････）

　ﾊﾞﾀﾝｯ

かすみ「りなこぉ～！」

天王寺「あ、かすみちゃんか、びっくりした」

天王寺「どうしたの？軽トラ故障した？」

かすみ「んーん、壊れてないけど･･･かすみんの軽トラさぁ、家で焼いたパン運ぶだけの簡単な車だけどさ」

かすみ「移動した先でも焼き立てパン作れるように出来ない？」

天王寺「出来ないこともないけど、パン用ともなると色々お金掛かるだろうし営業許可とかもとらないといけないかもよ？」

かすみ「ええ～！そうなんですかぁ！」ｶﾞｸｯ

かすみ「焼き立てを売ってお客さんに喜んでもらうというかすみんの夢が･･････」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ･･･

2021/08/14(土) 08:37:52.40

この天王寺ドウェインジョンソンみたいな上腕してそう

2021/08/14(土) 08:42:41.07

天王寺「ただ、あれで良ければ付けてあげられない事もないけど･･････」

かすみ「え？何ですか？アレ」

天王寺「拾ってきたガラクタだよ」

かすみ「ええ～！ガラクタってゴミじゃないですかぁ！可愛いかすみんの軽トラにゴミ付けたら可愛いくなくなりますよぉ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝｯ

天王寺「故障して預かってた彼方さんの軽トラにもアレ使って直したんだよね」

かすみ「彼方せんぱい？？あ～、石焼き芋売ってるんだよね、彼方せんぱいって」

天王寺「うん、そうだよ」

かすみ「なるほど～･･･移動先でパンを作るのは諦めるとして･･･かすみんが家で焼いたパンと甘～い石焼き芋の両方を売るというのもなかなか可愛いですねぇ～･･････」

かすみ「よし！りなこよろしく！車置いていくから！」ﾆｺｯ

天王寺「そんなに時間掛からないと思うから明日には完成すると思う」

かすみ「じゃ、お願いしますよぉ～」ﾆｺﾆｺ

天王寺「うん、任せて」

────
──

2021/08/14(土) 08:53:10.15

～彼方の家～

彼方「遥ちゃーん？そっちの用意は大丈夫？？」

遥「うん！バッチリだよ！」

彼方「どれどれ～？」

遥「これね、窯だけじゃなくて石も今までと違う物を用意してくれたみたい」

彼方「そうなんだ～･･････」

彼方「あ、これだとお芋にじっくりと火が通りそうだねぇ」

遥「お姉ちゃんのお芋が更に美味しくなるといいね！」ﾆｺｯ

彼方「そうだねぇ～」

────
──

　～♬～♬～♬

千砂都「あ、天王寺さんからだ･･････」

かのん「良いの見つかったんじゃない？」

千砂都「ういっす！千砂都っす！」

千砂都「え？良いの見つかったっすか！？」

千砂都「ういっす！見たいっす！」

千砂都「これから行ってみますね！」

　ﾌﾟﾂｯ

千砂都「エンジン載せ替えて外装直すと乗れるカスタムカーがあるんだって！」ﾆｺｯ

かのん「マジで？良かったじゃん！買ったらドライブ行こうよ～」

千砂都「天王寺さんのところ行くけど、かのんちゃんも行く？」

かのん「うん、私どうせ暇だし」

────
──

2021/08/14(土) 09:02:54.33

かのんちゃんニートだけど出不精とかではないのね

2021/08/14(土) 09:59:09.38

～天王寺モータース～

千砂都「こんばんは～遅くにすみません」

天王寺「あ、待ってたよ。倉庫に車入れてあるから見てみて」

千砂都「ういっす」

千砂都「あれ？このワゴンRのカスタム車って･･････どこかで見たような･･････」

千砂都「渡辺さんが乗ってたやつ？？」

天王寺「私の静岡のお客さんから引き上げて来た車だよ」

千砂都「そういえば渡辺さんの実家静岡だって言ってたなぁ･･････」

天王寺「このエンジンなら余ってるのがあるからそれをオーバーホールして載せ替えれば走れるよ」

千砂都「そうなんすか！」

天王寺「あと、エアロ割れてるのとかは新しいのに替えるか補修して塗り直すかでなんとでもなるし」

天王寺「エンジン載せ替えと外装綺麗に仕上げて30万でいいよ」

千砂都「ほんとですか！！」

千砂都「でも、手持ちが･･････」

天王寺「信販会社使って分割払いも出来るよ」

千砂都「じゃあそれで！」

天王寺「じゃあ書類書いてもらおうか」

千砂都「お願いします！」

────
──

2021/08/14(土) 10:05:19.49

天王寺「じゃあ出来たら連絡する」

千砂都「よろしくお願いします！」ﾍﾟｺｯ

かのん「良かったね、安い車が見つかって」

千砂都「いや～、良い買い物したねぇ～！」ﾆｺﾆｺ

かのん「そういえば駐車場とかどうするの？」

千砂都「あ～、会社の駐車場に停めさせてもらうよ」

千砂都「先輩達もそうしてるみたいだし」

かのん「ふーん」

千砂都「親方が良い人だからね、ウチは」

かのん「いい会社入ったんだねぇ～」

千砂都「よーし！気分いいから私のおごりで夜ご飯たべに行こう！」ﾆｺｯ

かのん「え？まじ？シースーいっちゃう？回転シースー」

────
──

2021/08/14(土) 13:13:56.66

読んでるうちにどんどん引き込まれるな

2021/08/14(土) 14:38:38.51

　
　ﾋﾟｨｰｰｰｰｰｰ･･････

彼方「いしや～きいも～･･･いしや～きいも～･･････このえかなたちゃんとはるかちゃんのお芋だよぉ～」

　「──お芋くださーい」

遥「お姉ちゃん！お客さん！」

　ｷｨｯ

彼方「こんばんは♪ いらっしゃいませ～」ﾆｺﾆｺ

　「5本ください」

遥「はい！お待ち下さい！」

　「最近見かけなかったけど、どうしたんですか？」

彼方「軽トラに積んでる石焼き窯が故障したもんで修理に出してたんですよ～」

　「だから見かけなかったわけですね」

遥「はい！どうぞ！」ｽｯ

　「ありがとね」ﾆｺｯ

彼方「ありがとうございました～」

遥「璃奈さんに作って貰った窯で焼くと前より美味しく焼けるね」

彼方「これでいつものお客さんにたくさん食べて貰えれば口コミでもっとお客さんが増えそうな気がするよ～」ﾆｺﾆｺ

遥「がんばろうね！お姉ちゃん！」ﾆｺｯ

────
──

2021/08/14(土) 14:50:47.10

～翌日・さわやか興業の現場～

千砂都「ういっす！」

上原「ちーちゃんおはよう」ﾆｺｯ

渡辺「あ、2人共おはよ～」

上原「ちーちゃん、妙にウキウキしてるけどいい事でもあった？」

千砂都「実はですね･･･天王寺モータースさんで中古の車売ってもらうことになったっす！」

渡辺「そうなの？凄いじゃん！」

千砂都「30万円でフルカスタムっすからね～」ｴｯﾍﾝ

渡辺「凄いな～、納車されたら見せてよ！」

千砂都「もちろんすよ！楽しみにしててくださいね」ﾆｺｯ

上原「璃奈ちゃんの中古車屋はかなり良心的らしいよね」

千砂都「ですね～、ホント感謝です！」

渡辺「桜坂さんのところには行かなかったの？」

千砂都「桜坂さんのところだと高いのしかないもんで、桜坂さんに天王寺さんのお店紹介してもらったんですよ」

渡辺「ふーん、そうなんだ」

千砂都「いまからめっちゃ楽しみっす！」

────
──

2021/08/14(土) 14:57:58.47

～天王寺モータース～

　ｶﾞﾗｯ

かすみ「りなこぉ！もう完成したってホント？？」ﾆｺﾆｺ

天王寺「あ、かすみちゃん」

天王寺「ただ窯を軽トラに合わせて載せるだけだからすぐ終わるよ」

かすみ「どれどれ？おー！すっごーい！」

かすみ「ぐふふ･･･これで美味しいパンと石焼き芋を売りまくって商売繁盛です！」ﾆｺｯ

天王寺「彼方さんのにも同じの載せたんだけど、かなり美味しく焼き上がるみたいだよ」

かすみ「それはいいですねぇ～･･･かすみんなら彼方せんぱいより美味しく焼いてみせますけどねぇ～」

天王寺「石焼き用の石もね、この窯拾ってきたところにあった石を使っているんだよ」

かすみ「へぇー、そうなんだ」

天王寺「ちょうどよく石焼きに適した石がたくさんあったから、それも分けて貰ってきた」

かすみ「ふーん」

かすみ「では早速、お芋を仕入れて来て試し焼きしてみるね～！りなこありがと！」ﾆｺｯ

天王寺「どういたしまして」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｨｰｰｰｰﾝ･･････

────
──

2021/08/14(土) 16:12:36.68

窯を拾ってきた…？

2021/08/14(土) 17:18:39.03

～近江家～

遥「お姉ちゃん！今ね、さつまいも仕入れに行って来たら昨日買ってくれた人が凄く美味しかったって褒めてくれたよ！」ﾆｺｯ

彼方「そうなんだ～！璃奈ちゃんのおかげだねぇ～」ﾆｺﾆｺ

遥「今日はいつもより多めに仕込んだ方がいいんじゃないかな？」

彼方「そうだね、楽しみしてくれているお客さんも多いみたいだし、売り切れたら申し訳ないもんね」

遥「でも、璃奈さんが積んでくれたこの石焼き窯だけど、聞いたことがないメーカーだね」

彼方「なんか事故車引き上げに行った時に見つけたとか言ってなかった？だから部品を組み合わせた璃奈ちゃんオリジナルなんじゃない？」

遥「そっか～そういうことなんだね」

────
──

2021/08/14(土) 19:15:04.75

～かすみの移動販売先～

かすみ（さてと、今日はこの場所でお世話になりますよ～！）

かすみ（どれ早速･･･石焼き芋を焼く用意もしましょうかね～･･････）

かすみ（ま、本業はパンだから石焼き芋もはとりあえず試しに少量で十分かなぁ～･･････）

　ｶﾁｯｼｭﾎﾞｯ

かすみ（これで石を熱したら芋を入れて行けばいいのかな･･････）

かすみ（まぁ、何とかなるでしょう！）

　ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

かすみ（火を焚いてると暖かいですねぇ～･･･眠くなってしまいます･･････）

────
──

2021/08/14(土) 19:22:52.94

ﾋｴｯ

2021/08/14(土) 19:27:28.82

　
　ﾋﾟｨｰｰｰｰｰｰ･･････

彼方「いしや～きいも～･･･いしや～きいも～･･･」

遥「今日はたくさん売れるといいね」ﾆｺｯ

彼方「うん、今日はいつもの広場に行ってみようか」

遥「そうだね」

　ﾋﾟｨｰｰｰｰｰｰ･････････

────
──

　ｺﾞﾛｺﾞﾛ･･････

遥「あれ？雲行きが怪しくなって来たね･･････」

彼方「おやぁ？今日は晴れの予報なんだけどなぁ･･････」

遥「あ、少し雨降って来たかも･･････」

彼方「うーん･･･困ったなぁ･･････この天気では売れ行きに悪影響だよ･･････」

遥「すぐ止むといいね」

彼方「そうだねぇ」

────
──

2021/08/14(土) 19:37:19.58

　
　ﾎﾟﾂ･･･ﾎﾟﾂ･･･

　ｻﾞｰｰｰｰｰｰ･･････

彼方「あちゃー、降って来ちゃった！」

遥「困ったね、このままじゃ売れないよ」

彼方「とりあえず広場には向かおうよ、止むかもしれないし」

遥「そうだね」

　ﾋﾟｨｰｰｰｰｰｰ･････････

彼方「いやぁ、何だろう･･････霧も濃いねぇ･･････」

遥「お姉ちゃん、運転気をつけてね」

彼方「うん、分かってるよ遥ちゃん」

────
──

　ﾋﾟｨｰｰｰｰｰｰ･･････

彼方「よし、いつもの広場だね」

遥「丁度よく雨も上がったんじゃない？」

彼方「そうだね、ていうかさっき通った道だけピンポイントで雨降ってたんじゃない？」

遥「それもあり得るかも！」

・
・
・

　「こんにちは～！珍しいのね、ここでお芋売ってるなんて」

遥「あ、いらっしゃいませ！」

　「いつものように大きめのものを4本売ってくれる？」

遥「はい！わかりました！」

　ｶﾞｻｺﾞｿ

彼方「はい、どうぞ～」ｽｯ

　「あら美味しそうね、ありがとね」ﾆｺｯ

遥「こちらこそありがとうございました！」ﾍﾟｺｯ

2021/08/14(土) 19:46:43.93

　「あら、あなたたちの軽トラってこんなのだったかしら？」

彼方「私達のはずっとこの軽トラですよ～」

遥「窯は新しくなりましたけどね」

　「あらそうなのね、だからかしら･･････」

　「じゃ、またね」

彼方「ありがとうございましたぁ」ﾍﾟｺｯ

遥「やはり荷台に積んである機材が違うと印象も変わるのかな？」

彼方「多分ね～」

・
・
・

　「あら、見かけない芋売りさんね」

遥「いらっしゃいませ！」

　「おひとつ下さる？」

彼方「どうぞぉ～」ｽｯ

　「ありがとう。頂きますね」

　「ぱくっ･･･もぐもぐ･･････」

遥「どうですか？」ﾆｺｯ

　「あら！？凄く美味しいじゃない！」

彼方「ありがとうございま～す」

　　「これだけ美味しかったら有名でもおかしくないのに･･････」

遥「有名になれたらいいのですけどね、あはは･･･」

　「また見かけたら買うわね」ﾆｺｯ

彼方「よろしくお願いします」ﾆｺｯ

────
──

2021/08/14(土) 19:54:40.38

遥「うーん･･･雨上がりのせいか、いつもの常連さん達が来ないね･･････」

彼方「そうだね･･････」

彼方「今日はタイミングが悪かったかなぁ･･････」

遥「お天気には逆らえないもんね」

　「あれ？あなたたちさっきスーパーの方にいなかった？」

彼方「え？今日はずっとここですけど･･････」

　「あら、見間違いかしら･･････」

遥「おひとついかがですか？」

　「そうね、小さめの一つ頂こうかしらね」

彼方「小さめですね･･･どうぞ」ｽｯ

　「はむっ･･････」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

　「あら、凄く美味しいじゃない！？どうしたの？」

遥「機材が変わりました！」

　「そうなのね、これなら毎日でも買っていいわよ？」

彼方「ありがとうございます～」ﾆｺｯ

遥「やっぱ好評だね、お姉ちゃん！」

彼方「そうだね♪」

2021/08/14(土) 20:38:58.16

────
──

　ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ･･･

　ｻﾞｰｰｰｰｰｰ･･････

遥「あ、また雨降ってきた･･････」

彼方「今日は諦めて帰ろうか」

遥「そうだね･･････」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｨｰｰｰｰﾝ･･････

・
・
・

　ﾌﾞｳｳｳｳｰｰﾝ･･･

彼方「また凄い霧だよぉ･･･」

遥「気をつけてね」

　「いしや～きいもぉ～･･････いしや～きいもぉ～･･････」

遥「え？こんな天気に同業が出てるよお姉ちゃん！」

彼方「まさかぁ、このご時世で石焼き芋売りしてるのなんて彼方ちゃん達くらいなんだから」

遥「それもそうだよね･･････空耳かな」

彼方「遥ちゃん･･･まさか体調不良！？病院いく！？」ﾜﾅﾜﾅ･･･

遥「だ、大丈夫だよお～」

────
──

2021/08/14(土) 20:52:16.51

かすみ「･･････」ｳﾄｳﾄ･･･

かすみ「！？」ﾋﾟｸｯ

かすみ「あ、あぶなっ！火使ってるのに危うく眠るとこだったよぉ～！」

　「────石焼き芋いかがですかぁ～？石焼き芋いかがですかぁ？」

かすみ（ん？近くでも石焼き芋売ってるんですかね･･････）

かすみ（念のため偵察してみましょう･･････）

かすみ（危ないから一度火を止めてっと･･････）ﾊﾟﾁｯ

　ﾃｸﾃｸﾃｸ･･････

かすみ（ん？あそこかな？）

　「石焼き芋はいかがですかぁ？可愛くて美味しい石焼き芋ですよぉ？」

かすみ（あちゃー、まったく売れてないじゃないですか！）

かすみ（石焼き芋は素人ですが、移動販売に関してはエキスパートのかすみんがアドバイスしちゃいましょうかねぇ･･････）

かすみ「どうしたんですか？そこの方？」

　「へ？」

かすみ「あちゃ～、こんなオンボロの軽トラに可愛いだけの装飾じゃ誰も寄り付きませんよ」ﾊｧｯ

　「ひ、ひどいですぅ！」

かすみ「かすみんはエキスパートですからね！あなたみたいなの見てると放っておけません！」

かすみ「まぁ、石焼き芋に関してはかすみんも始めたばかりの素人ですけど、この石焼き窯はさすがにないですよ･･････」

　「そんなこと言ったって･･････」

かすみ「どうせ売れてないんだがら、一度手を止めてかすみんのところに来てみてください！」ｸﾞｲｯ

　「い、いきなりひっぱらないでくださいよぉ！」

かすみ「ほらほらぁ～」

────
──

2021/08/14(土) 21:02:51.96

かすみ「どうですかぁ？コレがかすみんの軽トラとりなこが作った石焼きの窯です！」ﾄﾞﾔｧ

　「りなこ？」

かすみ「どうですか？参考になりますかぁ？」

　「なんですかぁ？この軽トラは！最新式ですか？？」

かすみ「え？ 5年落ちくらいだと思うけど、最新ではないかも･･････」

　「うわぁ、ガスの火力が凄いです！これなら石に火が通りやすそう！」

かすみ「試しに焼いたお芋もがそろそろ食べ頃ですね、はい食べてみていいですよ？」ｽｯ

　「あ、ありがとう」

　「はむっ･･･」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

　「え？？めっちゃ美味いです～！なんですかこれは！？」

かすみ「ただ焼いただけですけどね･･････」

かすみ「あ、そうだ･･････万が一の故障時の為の仕様書と設計書がたしかあったような･･････」

かすみ「あ～、あったあった！これがこの特製石焼き窯の設計書です」ｽｯ

かすみ「それを参考にして同じような石焼き窯でも買うといいですよ」

　「あ、ありがとうございます」ﾍﾟｺｯ

　「私もりなこに相談してみよう･･････」

かすみ「頑張ってね～♪」

かすみ「なんか放っておけないな･･･あの子･･････」

・
・
・

かすみ「あれぇ･･････今日はさっぱりパンが売れないです･･････」

かすみ「退屈で眠いですぅ･･････」

────
──

2021/08/14(土) 21:05:40.73

一体だれなんだ

2021/08/14(土) 21:19:31.15

　
　ﾌﾞｳｳｳｳｰｰﾝ･･･
　

彼方「さっきと違って霧が晴れないねぇ･･････」

遥「あ！路駐してる車いる！危ない！」

彼方「うわぁ！」

　ｷｷｰｰｰｰｯ

彼方「こんなところで路駐してたら危ないよぉ？」

　「すみません！故障しちゃってエンジンがかからないんです･･････」

　「こまったなぁ･･････」

彼方「いつまでも路駐してるとお巡りさんに捕まるよぉ？」

　「お巡りさん？？」

　「ああ～、巡回の･･･それはまずいね、免許停止になったらやばいよぉ～」

遥「車屋さんでも呼びましょうか？」

　「ああ、行きつけがあるから大丈夫だよぉ」

　「あれ？この軽トラ何ですか？」

彼方「何ですかって･･･確かに彼方ちゃんのは新しくはないけど･･････」

　「積んでる石焼き窯が凄い～！最新型かなぁ？？」

彼方「まぁ、作って貰ったばかりだけどねぇ～」

遥「あ、これ余ったお芋ですけど良かったら冷めないうちにどうぞ」ｽｯ

彼方「売れ残りだからお代いらないからぁ」

　「すごい！美味しそうだよ！お姉ちゃん！」

　「はむっ･･･んむっ･･････美味い！！」

　「こんなのどうやってるのぉ？？」

彼方「これでただ焼いてるだけなんだけどねぇ～」

　「お姉ちゃん、こんな美味しいの焼けたら石焼き芋売り諦めることないんじゃないかな･･････」

　「そうだね･･････続けたいもんね･･････」

遥「どうかしたんですか？」

　「さっぱり売れないから、もう引退しようかと思ってたんだぁ」

彼方「まだ諦めちゃダメだよぉ」

　「たしかに、こんな美味しいの頂いたら私達にも作れそうな気がして来ますね」

彼方「じゃ、私達もいつまでも停めてるわけに行かないから行くね」

　「お気をつけて！」

遥「そちらもこの霧だから気をつけてね！」

　「霧？？」

　ﾌﾞｨｰｰｰｰﾝ･･････

　ﾌﾞｳｳｳｳｰｰﾝ･･･

　「あの人達も姉妹で石焼き芋売りしてるのかなぁ･･････」

────
──

2021/08/14(土) 21:23:37.46

黒澤建設のパーツに原因が？？？

2021/08/14(土) 21:29:49.69

～天王寺モータース～

　ﾌﾞｳｳｳｳｰｰﾝ･･･

　ｷｨｯ

天王寺「あ、かすみちゃん」

かすみ「りなこぉ～！せっかく付けて貰ったけどやっぱコレ要らない！」

かすみ「暖かくて眠くなるんだもん！」

天王寺「たしかに、この石には遠赤外線を発しやすいみたいだからそうなるのかもね」

かすみ「誰か欲しい人がいたらあげてよ」

天王寺「うん、分かった」

天王寺「じゃあすぐ外すよ」

かすみ「かすみんはパンだけ売っていれば十分ですねぇ～」

・
・
・

かすみ「そういえば、オンボロの軽トラに乗った石焼き芋売ってる子、りなこ知り合いなの？」

天王寺「いや、そんな子いないよ」

かすみ「おかしいなぁ･･･さっきね、石焼き芋売れない子がいたから放って置けなくて、私の軽トラとか見せてあげたらりなこに相談してみるって言ってたから」

天王寺「うーん、そんな子は来てないなぁ･･････」

天王寺「石焼き芋やってる人は彼方さん達しか知らないよ」

かすみ「そっかぁ･･････」

────
──

2021/08/14(土) 21:55:21.23

～翌日・さわやか興業の現場～

　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ･･････

　ｶﾞｺﾞｯｶﾞｼｬﾝｯ

千砂都「そういえば上原さん！」

上原「どうしたの？ちーちゃん」

千砂都「私の車、来週には仕上がるみたいっす！」

上原「そうなんだ！良かったじゃん！」

千砂都「ナンバーも希望ナンバーにしてもらったっすよ！」ﾆｺｯ

上原「どんな番号にしたの？」

千砂都「やっぱ私としては丸いのが好きなんで8888っす！」

上原「へぇ～！ 8のゾロ目ってよく見かけるよね」

千砂都「しかも、光るナンバーっすからね！」ｴｯﾍﾝ

上原「凄いなぁ～」

園田「こら！そこの2人！私語は慎みなさいと言ってるでしょう！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝｯ

上原「す、すみません！」ｱﾀﾌﾀ

園田「まったく･･････」

────
──

2021/08/14(土) 22:03:06.43

～黒澤建設・東京支社～

黒澤専務「おつかれしまでしゅ」

中川「あ、専務！お疲れ様です！」

中川「今週は沼津の現場じゃないのですか？」

黒澤専務「うん･･･ルビィのダンプ故障しちゃったから･･････修理ついで車検もするということですることないんだぁ･･････」ｼｭﾝ

中川「それで支社に？」

黒澤専務「うん･･･本社に余ってるポンコツの軽トラがあったから、それ乗って支社で仕事手伝って来いってお姉ちゃんが･･････」ｳﾙｳﾙ

中川「あはは･･････さすがにダンプを壊したとなると専務には寛大な社長もお怒りなのでしょうかねぇ･･････」

黒澤専務「中川しゃん･･･何かすることない？」

中川「うーん･･････現場の方は人が余ってますから、とりあえず支社の事務所で私のお手伝いでもして頂けますか？」

黒澤専務「うん！分かった！」

────
──

2021/08/15(日) 06:48:44.46

やべえやつだルビィちゃん…

2021/08/15(日) 08:02:25.51

妹だからしゃーないけど中川が専務やった方が業績上がりそう

2021/08/15(日) 08:15:03.14

同族経営のデメリット

2021/08/15(日) 12:12:38.07

向こうの時空と夏休み合体スペシャルしてる…？

2021/08/15(日) 15:26:58.22

なら
軽を買うなら
サクーラダファミリア！

2021/08/15(日) 15:42:46.48

10年落ちのマークX

2021/08/15(日) 16:41:07.91

でもあっちの方では人道外れたことやっているから…

2021/08/15(日) 16:48:00.29

中川「それでは専務」

黒澤専務「ひゃい」

中川「これ、先月の伝票なんですが･･････」

　ﾄﾞﾝｯ

中川「このファイルに綴じて頂けますか？」ｽｯ

黒澤専務「うん！やってみる！」

中川「よろしくお願いしますね」ﾆｺｯ

・
・
・

黒澤専務「ぴぎぃ！」

　ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ･･･ﾊﾞｻﾊﾞｻ･･････

中川「どうしました？」

黒澤専務「綴じようと思ったら落としちゃったよぉ」

中川「全部ではないですから大丈夫ですよ」

黒澤専務「うん、ゴメンなさい･･････」

中川「落とした分は日付順になるように整理したから綴じてくださいね」

黒澤「うん！がんばりゅ！」

────
──

2021/08/15(日) 16:52:53.26

黒澤専務「中川さん！出来たよ！」ﾆｺﾆｺ

中川「ん？終わりましたか」

中川「どれ、確認致しましょう･･････」

中川「ふむふむ」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ･･･

中川「はい！バッチリですね」ﾆｺｯ

黒澤専務「わぁい！ほめられた！」ﾆｺﾆｺ

黒澤専務「次は何する？」

中川「それではですね･･････あ、休憩室のお掃除をお願いしていいですか？」

黒澤専務「うん！」

中川「業務が忙しくてなかなか掃除する余裕がないのですよ･･････」

黒澤専務「ルビィに任せて！」ﾆｺｯ

中川「清掃用具はアチラにありますから、よろしくお願いしますね」

黒澤専務「うんっ！」

────
──

2021/08/15(日) 16:58:14.76

どっちが上司なんだかわからねぇなこれ

2021/08/15(日) 16:59:18.80

　
　ﾊﾟﾁｯ

　ﾌﾞｲｰｰｰｰｰ･･････

黒澤専務「あれぇ？この掃除機吸わないなぁ･･････」

黒澤専務「えい！」ﾊﾞｷｯ

　ｶﾞﾊﾞｯ･･･

　ﾄﾞﾊﾞｧ･･････ﾓﾜｯ･･･

黒澤専務「ああ～！中身が出てきちゃったよぉ～」

　ｶﾞﾁｬｯ

中川「どうしました？専務？」

中川「･･････うっ･･･掃除機のフィルターが外れて中身が･･････」

中川「とりあえず、窓を開けましょう･･･げほげほ･･･」

　ｶﾞﾗｯ

黒澤専務「これどうしよう･･････」

中川「うーん･･･あ、そうだ！もう一台掃除機あるのでもってきますね」

黒澤専務「うん･･････」

・
・
・

中川「お待たせしました！」

　ﾌﾞｲｰｰｰｰｰ･･････

中川「全部吸い取りましょう･･････」

黒澤専務「あ、ありがとう」

────
──

2021/08/15(日) 17:04:09.87

専務の仕事はたいへんだなあ

2021/08/15(日) 17:04:56.46

中川「ふぅ～･･･」

中川「とりあえずはきれいになりましたね」

黒澤専務「ごめんね･･･私がドジなせいで･･････」ｼｭﾝ

中川「あはは･･･専務はとりあえず、きれいになった休憩室で休んでいてください」

黒澤専務「え？いいの？何か仕事すりゅよ？」

中川「あとから私と買い物でも行きましょう」

黒澤専務「お買い物！？うん！分かった！」ﾆｺｯ

────
──

2021/08/15(日) 17:05:03.94

屋根裏部屋に閉じ込めといた方がいいんじゃないですかねぇ

2021/08/15(日) 17:30:41.88

中川「では専務、お買い物に行きましょうか」

黒澤専務「どこにいくの？」

中川「まずは郵便局に行って、そのあとスーパーにでも回りましょうか」

黒澤専務「うん！」

────
──

中川「さて、郵便局での用件も済みましたし、スーパーでお買い物ですね」

黒澤専務「何買うの？」

中川「社員のみなさんが普段飲むようなものとか、ちょっとしたお菓子とか･･････あとは来客用のコーヒーとかですかね」

黒澤専務「お菓子ルビィも食べたい！」

中川「いいですけど、全部食べたらダメですよ？」ﾆｺｯ

黒澤専務「ありがとう！」

────
──

2021/08/15(日) 17:40:23.18

～スーパー～

中川「いやぁ、結構買い込んでしまいましたね」

黒澤専務「私も半分持つね」

中川「ありがとうございます」

中川「専務がいて下さらなかったら1人で持てませんでしたね」

黒澤専務「役に立ててよかったぁ」ﾆｺｯ

中川「では、会社に戻りましょうか」

黒澤専務「うん！」

・
・
・

黒澤専務「中川しゃん、まえはルビィにも結構厳しかったのに優しくなったね」ﾆｺｯ

中川「え？そうですか？？」

黒澤専務「うん！」

黒澤専務「お姉ちゃんが前に言ってたんだけど、中川さん、曜ちゃんと･･････お、お何とかするとかしないとか･･････」

中川「え！？」

黒澤専務「それすれば少しはどうとか言ってたから･･･それしたから優しくなったのかなぁって思ったんだぁ」

中川「そ、そうなんですね～･･････あはは」

黒澤専務「私よくわからないけど･･･お何とかって何？？」

中川「そ、それはですね･･････」

黒澤専務「曜ちゃんも同じ部屋に泊まってするんでしょ？」

中川「あ、あはは･･････まぁ･･･何ていいましょうか･･････」

中川「ちょっとした･･･コミュニケーションですかね～･･････」

黒澤専務「そうなんだぁ～」

黒澤専務「それで中川さんは曜ちゃんとそれしたの？」

中川「！？」

中川「ま、まぁ･･････あはは･･････」

黒澤専務「そうなんだね～」ﾆｺﾆｺ

────
──

2021/08/15(日) 17:43:07.29

専務の相手はいるのかな

2021/08/15(日) 18:02:01.23

>>171
理亞ちゃんとか

2021/08/15(日) 18:48:03.18

>>171
ルビィちゃんや

2021/08/15(日) 18:50:50.85

これ電通だろ

2021/08/15(日) 19:20:24.79

中川「さて、もう終業時刻を回っていますね」

黒澤専務「お疲れさま～！帰る？」

中川「いえ、私はもう少しだけ目処つけておきたい仕事があるので残業して行きますね」

黒澤専務「そうなんだ･･･じゃ、ルビィお先するね！」

中川「はい、お疲れ様でした」ﾆｺｯ

・
・
・

中川「さてと･･･一気に片付けますか･･････」

　～♬～♬～♬

中川（ん？社長から？）

中川「はい、中川です」

黒澤社長「中川さん！お疲れさまですわ」

中川「いえ」

黒澤社長「ルビィはちゃんと働いてますでしょうか？？」

中川「あはは･･･まぁ･･･頑張って頂いております･･････」

黒澤社長「私が行かせておいてこんなこと言うのも何ですが、中川さんにご迷惑お掛けしてないか心配で･･････」

中川「私は大丈夫ですよ」

黒澤社長「そうですの」

黒澤社長「実は･･･中川さんにお願いしたいことがありまして･･････」

中川「どうかしましたか？」

黒澤社長「ルビィのことなんですけれど、東京支社に行かせている時は私が借りているアパートに住まわせているのですが、どうやら何も考えないでいい加減な生活をしているみたいでして･･････」

黒澤社長「少しだけでいいので、様子をみてあげて頂けないでしょうか？」

中川「そういうことでしたら、仕事が終わったら専務の部屋に出向いてみますね」

黒澤社長「よろしくお願い致します」

黒澤社長「もしデタラメなことをしていたら容赦なく叱ってください」

中川「は、はい･･･わかりました」

　ﾌﾟﾂｯ

中川（たしかに･･･ちょっと心配にはなりますよね･･････）

────
──

2021/08/15(日) 19:31:06.04

中川（さてと･･･仕事はこんなところでいいでしょう･･････）

中川（では、専務の部屋に行ってみましょうか･･････）

中川（たしか、支社のすぐ近くでしたね･･････）

────
──

　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

黒澤専務「はーい！」

中川「中川です」

黒澤専務「え！？中川しゃん？どうぞ～入って～！」

　ｶﾞﾁｬｯ

中川「突然すみません、部屋に灯りがついているのを見かけたものですから･･････」

中川（社長からのお願いで来たとは言わない方が良さそうですね･･････）

黒澤専務「中川さんならいつでも来ていいよ！」ﾆｺｯ

中川「専務、お食事はもう食べられましたか？」

黒澤専務「うん！ポテトフライたくさん買ってきて食べたよ！」ﾆｺｯ

中川「え！？ポテトフライだけですか？？」

黒澤専務「うん！美味しいもん！」ﾆｺﾆｺ

中川（なるほど･･････お部屋は乱雑にはなっていませんが、食生活の方が怪しいわけですね･･････）

中川「専務、お好きなポテトフライだけではなく、野菜なども食べるようにされた方がいいですよ？」

黒澤専務「お姉ちゃんにも言われてるんだけどね～･･･買いに行くとついつい忘れちゃうんだよね～･･･えへへ」

中川「それなら、野菜ジュースなどを買っておくのもよいかもしれませんね」

黒澤専務「なるほど～」

中川（ちょっとまだ心配なところが多いから、もう少しゆっくりしていきますか･･････）

　～♬～♬～♬

中川（ん･･････？）

2021/08/15(日) 19:39:40.65

中川「はい、もしもし？曜さん？」

黒澤専務「ん？曜ちゃんから電話なの？」

中川「はい、仕事は終わりました」

中川「･･･ええ、ですが･･･専務のお部屋に来ているのですよ」

中川「え？？ま、まぁ･･･大した用事ではないですが･･････」

中川「え？？いや･･･専務はそういう方じゃないですから、そのような心配は無いと思いますけれど･･････」

中川「いや、だからって･･･そのように考えるのは早計なんじゃないですか？」

中川「わ、私を信用してないのですか？？」

中川「はぁっ･･･そんなことしません！ご安心くださいね」

　ﾌﾟﾂｯ

黒澤専務「ど、どうしたの･･･？」

中川「いや、ちょっとしたお誘いの電話なのですが、私が専務の部屋にいると言ったら変なこと言い出すものですから少々イラッとしたのですよ」

黒澤専務「そうなんだぁ～」

2021/08/15(日) 19:40:34.84

>>171
善子ちゃんに一票

2021/08/15(日) 19:49:52.22

黒澤専務「あ！そういえば、曜ちゃんで思いだしたんだけどね？」

中川「どうかしましたか？」

黒澤専務「今日の日中も少し話したけどさ、中川さんが曜ちゃんとする、お何とかって何なの？？ルビィ分からないから教えて？？」

中川「え！？ええ？？」ﾋﾞｸｯ

中川「････････････」

中川「えーっと･･････」

中川（言っちゃっていいのかな･･････）

黒澤専務「なになに？？」ｷﾗｷﾗ

中川「うーん･･･社長のお言葉をお借りするならば･･････おせっくすです･･････」

黒澤専務「おせっくす？？それなぁに？？」

中川「あはは！ご存知ないなら無理にお知りにならなくても良いのですよ！あはは･･････」ｱﾀﾌﾀ

黒澤専務「そうだ！スマホで調べてみよーっと！」ﾆｺﾆｺ

中川「ああ！調べなくてもいいのですよ！？」

黒澤専務「え～っと･･･おせっくす･･････っと･･････」

黒澤専務「んん～？？」ｼﾞｰｯ

黒澤専務「画像検索すると、漫画がいっぱい出てくるね･･････え？裸の絵だ･･････」

黒澤専務「ぴ、ぴぎゃぁ！！」ﾋﾞｸｯ

黒澤専務「え、えええ～！！こんなエッチなの見れないよぉ～！！」

中川「あはは･･･だから調べない方が良かったのですよ･･････」

2021/08/15(日) 22:03:35.39

地味にブラック企業だな…

2021/08/15(日) 22:07:41.79

まあルビィちゃんが死ぬほど心配なのはわかる

2021/08/15(日) 23:45:03.67

>>180
黒澤だけにか

2021/08/15(日) 23:59:16.48

中川（はぁ･･･社長が心配になるのも分かるなぁ･･････）

中川（ピュア過ぎて怪しい人に騙されたりしないといいのだけれど･･････）

中川「専務、では私はそろそろ帰りますね」

黒澤専務「え？帰るの？」

中川「はい、私も色々ありますし」

黒澤専務「じゃあまた明日ね！」ﾆｺｯ

中川「はい、また明日よろしくお願い致します」ﾍﾟｺｯ

────
──

　～♬～♬～♬

中川「もしもし？」

中川「今専務のお部屋から出て来たところですよ」

中川「もうっ･･･わかりました･･･はい･･････」

中川「では、後で私の部屋に来てください」

　ﾌﾟﾂｯ

中川「ふうっ･･･」

中川（曜さんも変なところで心配性なんですよねぇ･･････）

────
──

2021/08/16(月) 00:20:09.10

ルビィちゃん相手に変な気起こすとでも思っているんだろうか

2021/08/16(月) 14:32:14.36

～中川の部屋～

　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

中川「はーい」

中川（曜さんかな･･････）

　ｶﾞﾁｬｯ

渡辺「やあ、来たよ」

中川「私もさっき帰宅したところです、どうぞどうぞ」

　ﾊﾞﾀﾝｯ

中川「すみませんね･･･ちょうど着替えてる途中でして･･･みっともない･･････」

渡辺「菜々ちゃん･･････」ｶﾞﾊﾞｯ

中川「よ、曜さん！？」

中川「き、着替えますから･･･離してくださいよ」

渡辺「私のこと･･･好き･･･？」

中川「は、はい･･･もちろんです」

渡辺「･････････んっ」

中川「･･･ぁっ･･････んっ･･････」

中川「んっ･･･はぁっ･･････」

中川「どうしたんですか･･･急にキスなんて･･････」

渡辺「ゴメン･･･何となく･･････えへへ」

中川「そんな無理矢理じゃなくても･･････」

渡辺「そうだね･･････」

2021/08/16(月) 14:33:09.43

面倒くさいな渡辺

2021/08/16(月) 14:48:24.37

・
・
・

渡辺「遅かったみたいだけど、ご飯食べたの？」

中川「はい、専務のお部屋で簡単で健康的な食事の仕方をお教えしたついでに食べましたので」

渡辺「････････････」

渡辺「そ、そうなんだ」

中川「どうかされました？」

渡辺「た、確かにルビィちゃんは菜々ちゃんの会社だし、ダイヤさんから頼まれて面倒見てるんだろうなってのは想像つくけどさ･･････」

中川「はい･･････」

渡辺「でもやっぱ･･･私としては彼女が他の女の人の部屋に出入りするなんて考えただけでもイヤだよ･･････」

中川「よ、曜さん･･････」

中川「でも、曜さんもご存知の通り、専務はああいうタイプの方だから社長が心配するのも分かりますし、私も放っておけないというか･･････」

渡辺「放っておけないんだ･･････」

中川「ですから！それはそういう意味じゃなくてですね･･････」

渡辺「うん･･･言いたいことは分かるよ･･････でも･･･ルビィちゃんだって菜々ちゃんより年上の女だし、何かあったらって心配してしまうんだよ･･････」

中川「はぁ･･･それは心配し過ぎですよ･･････専務は性的な事にも疎いようですし、私をそういう対象に見ることはないと思います」

渡辺「だろうけど、でも･･････私･･･不安になるんだ･･････」

中川「曜さん･･････」

中川「ご安心ください。私は曜さんのことが好きなので私が裏切ったりしませんから」ﾆｺｯ

渡辺「うん･･････」

中川「こんな話はやめましょう」

渡辺「そうだね･･･ごめん･･････」

2021/08/16(月) 15:38:59.66

・
・
・

中川「そういえば、私着替えてる途中だったんですよね」

渡辺「あはは･･･ゴメンゴメン」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

中川「もう～、曜さんがいきなりキスするから～･･･」

　ﾊﾞｻｯ･･･

　ﾌｧｻｯ･･･

渡辺「･･････」

渡辺「菜々ちゃん･･･どうせ脱ぐならそのまましようよ･･････」

中川「えっ？い、今から？？」

渡辺「うん･･･ほら、あの日も結局しなかったし･･････」

　ﾊﾞｻｯ･･･

中川「よ、曜さん！？脱ぐんですか？」

渡辺「うん･･････」

中川「きゃっ！」

　ﾄﾞｻｯ

中川「ま、待って･･･慌てないで･･････」

渡辺「脱がしてあげる」ｶﾞﾊﾞｯ

中川「あっ･･････」

中川「よ、曜さん･･･今日は･･････どうしたんですか？妙に積極的ですね･･････」

渡辺「そういう時もあるよ･･････」

中川「あっ！ああんっ･･････」

────
──

2021/08/16(月) 15:46:55.86

・
・
・

中川「あっ･･････あぁんっ･･････んっ･･･」

　ﾁｭﾌﾟｯ･･･

渡辺「ほら、こんなに濡れてる･･････」

中川「はぁ･･･はぁ･･････」

　ｸﾁｭｯ･･･ﾇﾁｭｯ･･･

中川「はあっ！あんっ･･････」ﾋﾞｸｯ

渡辺「んっ･･････」ﾚﾛﾘｯ

中川「はあっ･･･んっ･･････」ｸﾈｯ

渡辺「･･････はあっ･･････」ﾑﾁｭｯ･･･

　ｸﾁｭｯｸﾁｭｯ･･･

中川「あ、あああっ！」ﾋﾞｸｯ

渡辺「菜々ちゃん、気持ちいい？」

中川「はぁ･･･はぁ･･･はい･･････」ﾊｧﾊｧ･･･

中川「んっ･･････」

渡辺「私のも舐めてくれる？」

中川「は、はい･･････」

　ﾓｿﾞﾓｿﾞ･･･

中川「んっ･･･ん･･････」ﾚﾛｯ

渡辺「あっ！はぁん！」ﾋﾞｸｯ

────
──

2021/08/16(月) 15:54:44.99

生えてんのか？

2021/08/16(月) 15:56:24.07

渡辺「はぁ･･･はぁ･･････」

中川「はあっ･･････はぁっ･･････」

渡辺「はぁ･･･はぁ･･････気持ち良かったね･･･」

中川「はい･･････今日の曜さん･･･どうされたのですか･･････」

渡辺「え？もうこんな時間･･････」

中川「ん？え？こんなに長くしてたんですか･･････」

渡辺「時間のことなんて考えてなかったな･･････」

中川「･･･いつも、これくらい積極的でもいいのですよ？」

渡辺「え？」

中川「着替えてる途中から始めるのはどうかと思いますけどね･･････」

渡辺「あはは･･････」

渡辺「でも、積極的でいいだなんて菜々ちゃんの口からそんな言葉が出るとは思わなかったな･･････」

中川「いや、私も曜さんと初めてするまで処女でしたし･･････そういうのは確かに苦手ではありますけど･･･曜さんに抱かれてるのは心地良いです･･････」

渡辺「そっか･･････」

渡辺「私以外としちゃダメだからね？」

中川「当然ですよ･･･それはむしろ私が曜さんに言いたいです･･････」

渡辺「ええ！？」

────
──

2021/08/16(月) 16:20:13.06

～翌日・天王寺モータース～

　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ･･･

　ｳｨｨﾝｯ

　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ･･････

天王寺（うん、ちさとちゃんの車の外装補修はほぼ終わり･･････）

天王寺（あとは全塗装するだけ･･････）

天王寺（思ったより早く終わったなぁ･･････）

天王寺（パチンコ屋で小遣い稼ぎでもしようかなぁ･･････）

天王寺（ん･･････？）

天王寺（そういえばコレ、かすみちゃんの軽トラから下ろした石焼き芋の窯･･････）

天王寺（私もたまに石焼き芋食べたい･･････）

天王寺（近所のスーパーでさつまいも買って来て焼こうかなぁ･･････）

────
──

2021/08/16(月) 16:49:53.47

天王寺（さてと･･････）

　ｼｭﾎﾞｯ･･･

天王寺（まずは石を加熱して･･････）

天王寺（いい感じに石に熱が帯びれば芋を入れるといいのかな･･････）

　ｶﾊﾟｯ

天王寺（まだ芋入れるには早いか･･････）

天王寺（かすみちゃんも言ってたけど･･･程良く暖かくて眠くなるかも･･････）ｳﾄｳﾄ･･･

天王寺「！？」ﾋﾞｸｯ

天王寺（はっ！あぶない･･･本当に眠るところだった･･････）

天王寺（私としたことが･･･なんたる不覚･･････）ｳﾄｳﾄ･･･

────
──

2021/08/16(月) 19:07:50.49

天王寺「！？」ﾋﾞｸｯ

天王寺（はっ！うっかり眠ってしまった･･････）

　「────ごめんくださーい」

天王寺「はーい」

天王寺（ん？お客さんかな･･････）

　「────いや、今日は璃奈さんいらっしゃいませんよ？」

　「────あ、ほんとですね。外出中の札が下げてあります」

　「────軽トラの修理の件は改めて伺うことにしましょう」

　「────そうですね」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｨｰｰｰｰﾝ･･････

天王寺（えっ？外出中の札なんて下げてなかったと思うけど･･････）

天王寺（でも、軽トラの修理だなんて誰だろう･･････でも、あの声は･･････）

天王寺（あ、外出中の札下げたままだった･･････おかしいなぁ･･････）

天王寺（そうだ、うっかり居眠りしちゃったけど、お芋焼けてるかな･･････）

　ｶﾊﾟｯ

天王寺（おお～！美味しそうな匂い！）

天王寺（どれどれ･･････）

天王寺「はふっ･･･はふっ･･･」

天王寺「はむっ･･･むぐむぐ･･････」

天王寺「！？」

天王寺「美味しい」

天王寺（焼き立ての石焼き芋ってこんなにおいしかったんだ）

天王寺（我ながら感激･･････）

天王寺（あ、そうだ･･･ちさとちゃんの車、もう少し手を付けておこうかな･･････）

天王寺（あれ？）ｷｮﾛｷｮﾛ･･･

天王寺（ちさとちゃんに売るワゴンRがない！？）

天王寺（おかしいなぁ･･････）

天王寺（あ･･･また眠くなってきた･･････）ｳﾄｳﾄ･･･

────
──

2021/08/16(月) 19:13:20.04

天王寺「！？」ﾋﾞｸｯ

天王寺（はっ！またしても･･････）

天王寺「･･････」ｷｮﾛｷｮﾛ･･･

天王寺（あれ？ちさとちゃんの車、ある･･････）

天王寺（うーん･･･疲れてるのかな･･････）

天王寺（あ、お芋･･････もう焼けてるから火止めよう･･････）

　ｶﾁｯ

天王寺（なんだかなぁ･･････）

天王寺「はふっ･･･ぱくっ･･････」ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･

────
──

2021/08/16(月) 19:24:48.87

～翌週～

　～♬～♬～♬

千砂都（あ！天王寺さんから！）

千砂都「はい！もしもしっす！」

千砂都「え！？完成ですか？？」

千砂都「わかりました！仕事終わったらまっすぐ行くっす！」

　ﾌﾟﾂｯ

上原「車？」

千砂都「はいっす！ついに今日納車してもらえるっす！」

渡辺「おお！車納車なの？」

千砂都「ういっす！楽しみっす！」

上原「良かったね～」

渡辺「それなら仕事も頑張らないとね！」ﾆｺｯ

千砂都「ういっす！」

────
──

2021/08/16(月) 19:31:25.52

～夕方・天王寺モータース～

　ｶﾞﾗｯ

千砂都「こんにちは～！」

天王寺「待ってたよ」

千砂都「私の車どこてすか！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

天王寺「あそこに止めてある」

千砂都「おお！ビッカビカに仕上がってますね！」ｷﾗｷﾗ

千砂都「最高っす！」

天王寺「はい、これカギね」ｽｯ

千砂都「ありがとうございます！」

天王寺「じゃあエンジンかけてみて？」

千砂都「ういっす！」

　ｷｭﾙﾙｯ

　ﾌﾞｵﾝｯ

　ｳﾞｫｵｵｵｵｵｵ･･･

千砂都「くぅ～！マフラーもいい音しますね～！」

天王寺「もともと付いてたマフラーがうるさ過ぎたから少し音量調整しておいた」

千砂都「ありがとうございます！」

天王寺「気をつけて運転してね」

千砂都「ういっす！」

千砂都「じゃ、友達のかのんちゃんに見せてくるっす」ﾆｺｯ

天王寺「いきなり壊さないようにね」

千砂都「はいっす！」

　ｳﾞｫｵｵｵｵｵｵ･･････

天王寺（飛ばすなぁ･･････）

────
──

2021/08/16(月) 19:45:02.63

～かのんの家～

　ｳﾞｫｵｵｵｵｵｵ･･････

　ｷｨｯ

　ﾊﾞﾀﾝｯ

千砂都（ちょっとくらいなら路駐してもいいっすよね･･････見せるだけだし）

　ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

千砂都「こんばんは～、かのんちゃんいますか？」

かのん母「あら、いらっしゃい」ﾆｺｯ

かのん母「かのんならそこでお友達といるわよ？」

千砂都「ありがとうございます！」

千砂都「かのんちゃん！車納車になったよ！ドライブにでも･･････」

かのん「ちーちゃん！車来たんだね」ﾆｺｯ

可可「千砂都さん！お久しぶりデス！」ﾆｺｯ

千砂都「え！？可可ちゃん･･････」

かのん「可可ちゃんが久しぶりに来日したからさ、昔話してたんだ～」ﾆｺｯ

千砂都「そ、そうなんだ･･････」

可可「かのんと私で、クーカー結成した時の話してたんデスよ～」ﾆｺﾆｺ

かのん「ほんとあの時があったから私達スクールアイドルやって来れたんだもんね！」ﾆｺｯ

可可「そうデス！あの時は感動しまシタ！」

可可「かのんも油売ってないで、早く歌の道を目指すデス！日本がダメなら私と上海でアイドルやるデス！」

千砂都「え･･････」

かのん「えー！プロのアイドルなんてできるかなぁ･･････」

可可「私が保証しマス！」

かのん「歌かぁ･･･また歌いたいなぁ･･････」

可可「かのんなら出来マス！」

千砂都「か、かのんちゃん･･･また歌･･･目指すんだ･･････」

かのん「いつまでもニートしてられないしね･･････」

千砂都「わ、私･･･帰るね･･････」

かのん「ちーちゃん？車は？？」

　ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

　ｳﾞｫｵｵｵｵｵｵ･･････

────
──

2021/08/16(月) 19:52:05.34

曇ってる！！

2021/08/16(月) 19:58:32.69

こんだけ車好きなのに免許持ってなかったんか？