にちゅり
ぐじゅり
と、ゆるゆるとペニスがおまんこをかき回す
お互いに奥深くまでは味わうことができないが
密着度ではこれまでより何倍も高い
お互いの適度に湿った肌がこすれあう感触
私と少年の体温で立ち上がるフェロモンの香り
汗臭さとは少し違う、心を少しそわそわさせる匂い
もう何度もセックスをして、もうラストも近いというのに
私たちはまたむさぼるようにキスをし、腰をうごめかせる
「んっ……んんっ……んふっ……好きぃ……」
私は煮立ったとろみのあるシチューのように
心も体も緩んでしまっている
私の蕩けた目を少年が真っ正面からとらえ
ぞくりと少年の肌が粟立った感覚がある
私の「好き」が琴線に触れたのだろうか
『ぼ、僕も……大好きです……』
こういうときは恥ずかしがらずに睦みあうのがいい
私たちは背中をさすりあい
体をすりあわせながら、ゆっくりと高みを目指していく