そうはいいつつも、私は新たな快感を引き出してくれる少年を導かねばならない
「じゃあ、続いてちょっと膣について覚えてもらおうかな」
『ここにも何かあるんですか?』
「何かあるってもんじゃないわ。一番重要な部分よ」
「膣はおちんちんを受け入れる器官だけど、それだけあって」
「触れるところ全てが気持ち良くなるように作られているの」
『そんなに…』
「当然、気持ち良くなるスイッチが入ったらってこと」
「普通の状態でさわられても痛いだけだわ」
「さっきの液体も、少年がいじってくれたから、分泌されてきたの」
「その前からも少し濡れていたでしょう」
少年が頷く
「つまり」
「気持ち良いことをされたり、感情が揺さぶられたりしたら、女の子は濡れるの」
『果南さんを見ていたら、なんだかわかるような気がします』
少年は、これまでの私を見て少し合点がいったらしい
そうやって自分で考えて気がついてくれるのはお互いに楽で良い