だんだんと私の下半身へと近づいていく少年
そこに到達するまでに、陰毛というゾーンが待ち受けている
先ほど直視しているので、そんなに抵抗はないはずだ
そこにきて、少年の動きが止まり、すんすんと、匂いをかぐ気配がする
『なんだか毛のところ、さっきと匂いが違いますね』
「よく気付いたね、香水は時間が経つと匂いが変化するんだよ」
体温で暖められた香気は、最初の頃よりも甘く、柔らかい匂いになっている
『この匂い、いいですね』
すんかすんかと陰毛に鼻を当てて呼吸をする少年
これは、彼だけに私が与えた特権だ
思う存分楽しんでもらいたい