私は乱暴にならないように、少年の股座の下にそっと手を入れ
まず睾丸をそろりと手のひらに軟着陸させた
『……!!』
少年が声も無くビクリと跳ねる
私の手のひらよりも熱くたぎった二つの玉を包んだ袋
それは緊張のためか、漫画のようなのさっとした袋では無く
きゅっと締まっていた
手のひらのしわを這わせるようにそろそろと撫でてみる
きゅっとしてはいるものの、カチカチのボールでは無い
指で挟んでみるとゴムボールにも似たような弾力を感じる
『ひっ…!果南さん!!つ、強くしたらダメです!!』
「あっ、ご、ごめんね!」
「は、はじめて触るからさ…いろいろ試してみたくなっちゃって」