千歌「修羅場を作るよ!」 2
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あらすじ
二股する少女のドラマを見て修羅場に憧れる高海千歌
千歌「私も修羅場作りたい!」
そんな高海千歌の標的となるは渡辺曜、桜内梨子
曜梨子「「千歌ちゃん大好き!」」
自分の身に危険がある可能性を知ってしまった高海千歌は修羅場を回避しようとするも失敗、半壊するAqours
果南「解散になったら許さないから!!」
Aqoursを続けるため、2人と付き合い続けるために奮闘する高海千歌
幾多の経験を積んだ千歌はある1つの結論に辿り着く
千歌「認めてくれれば浮気じゃない!」
梨子と曜が自分を大好きな気持ちを利用して上手いことやってのけてしまった千歌
千歌「見つけたよ、私の追い続けた輝き!!」
残るはAqours崩壊を止めるのみとなった
前スレ
千歌「修羅場を作るよ!」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1580225831/ ーーーーー
梨子部屋
ダイヤ「来週から復学になるので…勉強を、と思ったのですが…」
チラッ
梨子机 文字いっぱいのノート
梨子「?」
ダイヤ「もしかして…今日の日中は自習を?」
梨子「うん、学校の範囲遅れちゃうとまずいかなって思って…自分だけだとわからない範囲もあったんだけど」
ダイヤ「本当にしっかりしていますわね、梨子さんは」ニコッ
梨子「ううん、ダイヤちゃんならこうするかなぁって思って」
ダイヤ「わたくしですか?」
梨子「うん、ダイヤちゃん」ニコッ 梨子「ちょっと恥ずかしいんだけど…ね」モジモジ
ダイヤ「…?」
梨子「私…ダイヤちゃんみたいになりたいなって思ってて//」
ダイヤ「わたくしみたいに…?」
梨子「うん、しっかりしてて優しくて思いやりがあって、真っ直ぐで…私もそんな風になりたくて」
ダイヤ「そんなことありませんわ、わたくしなんて…」
ダイヤ(現にわたくしは千歌さんとの関係を断ち切ろうと考えていますし…優しくなんてありません…)
梨子「もーっ…なんて、なんて言っちゃダメ、じゃなかった?」ム-ッ
ダイヤ「!…わたくしとしたことが…」 梨子「ふふっ、でもそんな謙虚なところもやっぱりダイヤちゃんなんだよね」フフッ
梨子「始めは少し怖い人だなぁとか、話しづらいなぁとか思ってたんだけど」
ダイヤ「梨子さん…そんな風に思ってましたの?」ジ-ッ
梨子「ま、前の話だよっ!」アワワ
手をギュッ
梨子「今は…憧れの人で…私のお姉ちゃんみたいな存在だと思ってる」ジッ
ダイヤ「梨子さん…」
梨子「こんな風に思われたら迷惑だったかな…?」
ギュッ
ダイヤ「迷惑などではありません」
ダイヤ「ありがとうございます、梨子さん」
ダイヤ「梨子さんにそう思い続けていただけるようにわたくしも頑張っていきますわね」ニコッ ーーーーー
放課後
曜宅前
テクテクテク
ピタッ
タッタッタッタッ
ガチャッ
曜「おかえり鞠莉ちゃん!」
鞠莉「チャオ、また今日も外見てたの?」
曜「学校終わってからだけね!日中は身体が鈍らないようにトレーニングしてるかな」
鞠莉「ならいいけど…」
鞠莉(トレーニングしてるってことはAqoursを続ける意志はあるってこと…よね?)
曜「上がって上がって!今日はプリンとパウンドケーキ作ってみたんだ!」
鞠莉「Wow!それは楽しみね!」 ーーーーー
曜部屋
パクッ
鞠莉「んーっ!さすが曜ねっ、お菓子も上手に作れるなんて!」パァッ
曜「あはは、喜んでもらえてよかった」
曜「毎日来てもらってるから、何かできないかなぁって思ってて」
鞠莉「そんな気を使わなくてもいいのに」パクッ
曜「そんなこと言いながらもあったら嬉しいでしょ?」ニコッ
鞠莉「もちろんよ、Thank you」ニコッ
鞠莉「でも私が来たいから来てるんだから、本当に気にしなくていいのよ?」
曜「じゃあ私も作りたいから作ってるだけだからおあいこだねっ」アハハ
鞠莉「ふふっ、そうね」 鞠莉「ご馳走さま、うちのシェフが作るものより美味しかったわ」
曜「ええっ!それは言いすぎだと思うけど…」
鞠莉「全然そんなことないわ!お嫁さんに来て欲しいくらいよ!」
曜「!!」ピクッ
鞠莉(!?え…っ?私何かまずいこと言った…?)
鞠莉「どうしたの…?」
曜「ん、あ、あぁごめんごめん、鞠莉ちゃんがお嫁さんとか突拍子もないこと言うからびっくりしちゃって」
鞠莉「本当にそれだけ…?」
鞠莉「何か別の…
曜「何でもないっ!だからこの話は終わりっ!」
鞠莉「…Sorry、何か気に障ったのよね」
曜「ううん、本当になんでもないから、気にしないで」アハハ
鞠莉(曜……) でもこれ鞠莉もダイヤも、傷付いて心が荒んだ状態につけ込んで都合よく後輩を寝取ってるだけでしょ? 結果的にそうなるかもしれないけど、とりあえず二人をクズっちから離すことが重要だろうしな 曜「あっ、そうだ鞠莉ちゃん」
鞠莉「ん?What's happen?」
曜「最近Aqoursはどう?」
鞠莉「あー…」
鞠莉「Aqoursはあなたたちの謹慎が終わるまで活動停止だからみんなバラバラに行動してるわね、1年生たちは毎日一緒にいるみたいだけど」
曜「そう…なんだね」
鞠莉「正直に言って今後のことはどうなるかはわからないわ…」
曜「そうだよね…ごめんね、ありがとう」
曜「あともう一つなんだけど」
曜「ち、ちかちゃんは…なにかいってた……?」
鞠莉「ごめんなさい、千歌と会ってるのは果南だけで私はなんとも」
鞠莉「けど果南が言うには謝りたいって言ってたっていうのは聞いたわよ」
鞠莉(あのことを言うわけにはいかないわよね…)
曜「!!そ、そうなんだ!ありがとう」
曜「実は千歌ちゃんにLINEしてもまったくお返事くれなくて…」
鞠莉「そうだったのね…」
鞠莉(返事がない…?まさか…)
鞠莉「少しだけスマホ借りてもいい?」
曜「いいけど…なんで?」
鞠莉「千歌に送った文がよくなくて返事がこないのかもしれないでしょ?だからマリーがcheckしてあげる!」
曜「!たしかに!私変なこと送っちゃってたのかも…鞠莉ちゃんお願い!」
スマホスッ 鞠莉(まさか千歌…そんなことまでするとは思いたくないけど…)
スマホスッスッ
ーーーーー
LINE スタンプショップ
↓
花◯慶次 カスタムスタンプ
↓
プレゼント 高海千歌
↓
この友だちにはスタンプをプレゼントできません。
ーーーーー
鞠莉(やっぱり…!!)
曜「どうかな…?変なこと送ってたかな…?」
鞠莉「えっ、あ、あぁ!Little wait!もう少し考えさせて」
鞠莉(いや、まだよ!たまたまな可能性もあるし…」
スマホスッスッ
ーーーーー
LINE スタンプショップ
↓
必殺仕事人
↓
プレゼント 高海千歌
↓
この友だちにはスタンプをプレゼントできません。
ーーーーー
鞠莉(あぁ…)
鞠莉(間違いない…ブロックしてる…) 伏せ忘れました
>>352
鞠莉(まさか千歌…そんなことまでするとは思いたくないけど…)
スマホスッスッ
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LINE スタンプショップ
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花◯慶次 カスタムスタンプ
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プレゼント 高海千歌
↓
この友だちにはスタンプをプレゼントできません。
ーーーーー
鞠莉(やっぱり…!!)
曜「どうかな…?変なこと送ってたかな…?」
鞠莉「えっ、あ、あぁ!Little wait!もう少し考えさせて」
鞠莉(いや、まだよ!たまたまな可能性もあるし…」
スマホスッスッ
ーーーーー
LINE スタンプショップ
↓
必殺◯事人
↓
プレゼント 高海千歌
↓
この友だちにはスタンプをプレゼントできません。
ーーーーー
鞠莉(あぁ…)
鞠莉(間違いない…ブロックしてる…) 曜「どう…かな?」
鞠莉「えっ、あぁ!」
鞠莉(なんて言えばいいのかしら…ブロックされてるなんて微塵も思ってないわよね…あれだけ千歌を崇拝してるんだもの…)
鞠莉(でもこの子が千歌とLINEで連絡を取れることはないし…)
曜「何かまずかった…かな?」ウルウル
鞠莉(あぁっ!曜を悲しませるなんて私にはできないっ!)
鞠莉「No problemよ!ただ、文の内容はまずくはないけど送る量が多いんじゃないかしら?あんまりいっぱい送っちゃうとめんどくさくなっちゃうこともあるから気をつけてね!」
鞠莉「あとLINEは長すぎても短すぎてもよくないから程よい長さにしたほうがいいかもね」
曜「そっか!!ありがとう鞠莉ちゃんっ!」ギュッ
鞠莉(これでよかった…曜が喜んでくれるなら…)
鞠莉(本当にこれでよかったのかしら…?) ちかっちが嫌いな感じは受けないけどな。一時期コピペされまくってたというか今でも見るけど
海未ちゃんや曜ちゃんが酷いキャラになってるのとは全然違う印象 割と最初の方から読んでるけどマンネリ化してない?
正直展開読めるしだらだら冗長にやってるしだからそろそろ切り上げてもいいんじゃないかな?
たぶんみんな飽きてる頃だと思うよ
完結までは見るけど、そろそろね? 1です
時差出社の影響で、早朝起きをし頭が働かないため、今日の夜の更新か明日の朝更新になります
相変わらずペース遅くなってしまって申し訳ありませんが、よろしくお願いします… 1月後半からこのssをチェックするのが毎日の楽しみや。応援してる 1です
更新できず申し訳ないです…
しばらく時差出社で早朝の可能性があるので、慣れるまで更新がまちまちになってしまうかもしれません
楽しみにして頂けてる方がいる中で本当に申し訳ないんですが、気長にお待ちいただけると嬉しいです… 保守。SSどころじゃなくなってるのかもしれないけど… 曜「そうだ、鞠莉ちゃん」
曜「私の謹慎って明日まで?」
鞠莉「ええ、そうよ」
曜「うーん…明日買い物に外出たいんだけど…だめかなあ…?」
鞠莉「私の立場的にOK!とは言えないけど…謹慎って言っても学校に行くのがダメなだけでそれ以外は実際自粛みたいなものだから」
曜「!!じゃあ明日外出てもいい!?」
鞠莉「もちろん私からOKとは言わないけど…それは曜の判断次第よ」フフッ
曜「わかった!あと…ちょっとだけお願い聞いてもらってもいい?」
鞠莉「お願いって何かしら?」
曜「明日出かけるのに一緒に来て欲しいの!」
鞠莉「わ、わたしも?」
鞠莉(謹慎って言った手前連れ出すみたいな形になっちゃうのは…)
曜「ダメ…?」ウワメッ
鞠莉「うっ…わかったわ、一緒に行きましょう」
鞠莉(やっぱり曜に甘いのかしら…)
曜「ありがとう鞠莉ちゃんっ!」ダキッ 曜「じゃあ今日は泊まっていきなよ!その方が沼津に近いでしょ?」
鞠莉「うーん、魅力的な提案だけど今着替えないし…」
曜「私の着替え使っていいよ!ちょっとちっちゃいかもだけど…私緩めの服着ること多いからたぶん入ると思うよ!」
鞠莉「いや、でもほら…下着が…ね?」チラッ
曜「あー…鞠莉ちゃん大きいもんね…じゃあ今日のお泊まりはダメかぁ」シュンッ
鞠莉(しゅんってしないでよぉ…!)
鞠莉「でも私もお泊りしたいから1度家に帰ってから来るわ」
鞠莉「せっかく曜と仲良くなるchanceだしね!」
曜「ほんと!?やったぁ!」
曜「あっ!」
鞠莉「ん?なぁに?」
曜「晩御飯作って待ってるから食べてきちゃダメだからね!」ビシッ
鞠莉「ふふっ、わかった、楽しみにしてるわ」 ーーーーー
鞠莉帰宅
鞠莉「まずいわね…」
鞠莉(間違いなく曜に甘いわ、私…)
鞠莉(普段千歌以外にあんなに懐くところを見たことないからなのかしら…)
鞠莉(普段自分でなんでもなんとかしようとする子に頼られるとこんな感じになるのね…)
鞠莉(このままじゃダメだってわかってるんだけどなぁ…)
ガサガサ
ツメツメ
着替え用意完了!
鞠莉(あんまり入れ込みすぎないように気をつけないとよね、曜のためだからって全部許すのは間違ってるし)
鞠莉(そう考えると…やっぱり千歌のラインの件は本当のことを教えてあげた方がいいのかしら?)
鞠莉(………)
鞠莉(いや、さすがに言えないわね…) >>391
こんな甘え方されたら鞠莉ちゃんじゃなくてもチョロっちゃいそう ーーーーー
曜宅
ガチャッ
鞠莉「お邪魔しまーす」
クンクン
鞠莉「いい匂い…」
ヒョコッ
曜「あっ、鞠莉ちゃんおかえり」
曜「ちょうどご飯作り終わったところだから来て来て!」
鞠莉「荷物を部屋に置いたらすぐに行くわね!」
曜「うんうん、並べて待ってるからね!」 ーーーーー
曜宅リビング
曜「じゃーん!今日はちょっと豪華にしてみましたっ」フンスッ
パプリカのアンチョビソテー
アボカドレモンクリームパスタ
鯵のバターソテー
セロリとパプリカのシラス和えマリネ
トマト&クリームチーズ
鞠莉「Jesus…あの短時間でよくこんなに作れたわね…」
曜「曜ちゃん流イタリアンコース料理!全部並べちゃったからコースって感じじゃないかもだけど」アハハ
鞠莉「いや、素直にすごいと思うわ、1時間半くらいでこれ全部は…」
曜「ふっふーん」フンスッ
曜「早く食べて食べて!」
鞠莉「え、えぇ、いただくわね」
パクッ
鞠莉「!!!美味しいっ!」
曜「ほんと!?」
鞠莉「ええ、素人とは思えないわ、本当に!」パクパク
曜「よかったぁ、普段イタリアンとか作らないから美味しくできてるか不安だったんだよね」アハハ
鞠莉(普段作らないのにこのスピードでこの味って…うちのシェフが聞いたら泣くわね…) このSSの千歌みたいな最低女からなら寝取ってやった方が幸せだろ まだ落ち込んでる後輩を慰めて一緒に飯食ってるだけだからセーフ ーーーーー
カチャッ
鞠莉「ご馳走様でした…デザートにコーヒーまであるなんて本当にコースを食べてる感覚だったわ…」アゼン
曜「やっぱり形式から入らないとかなって思ってね!」
鞠莉「本当にうちのシェフに欲しいくらいよ」フフッ
鞠莉「曜がお嫁さんになる人は幸せ者ね、毎日こんなに美味しいもの食べられるんだもの」
曜「!!」ピクッ
ーーーーー
千歌「はぁ〜、美味しい、美味しすぎるよ、もう、曜ちゃんと結婚したい、お嫁さんに来て!」
ーーーーー
鞠莉「曜?」
曜「あ…え?どうしたの?」
鞠莉「いや、突然静かになったから…」
鞠莉(曜のこの感じ…さっきもお嫁さんってワードに過剰に反応してたわね)
鞠莉(前に何かあったのかしら…?)
曜「なんでもない、ただ鞠莉ちゃんが美味しそうに食べてくれて嬉しいなぁって!」
鞠莉(嘘ね…露骨に話を逸らすし…これは踏み入っても大丈夫なのかしら…)
鞠莉「曜、もしかしてなんだけど」
曜「あっ!鞠莉ちゃんっ!お風呂入って来なよ、もう沸かしてあるから!」
鞠莉「いや、あのね…」
曜「片付けはやっておくから気にしないで!」
鞠莉(触れるなってことね…なんでこんなに頑なにその話題から遠ざけるのかしら…)
鞠莉(もう少し様子を見た方が良さそうね) ーーーーー
曜部屋
ガチャッ
曜「ふぅーさっぱりしたぁ、お待たせ鞠莉ちゃん!」
鞠莉「早かったわね、ちゃんとあったまって来たの?髪もまだ濡れてるし」ジト-ッ
曜「あっ、あはは」
曜「待たせちゃ悪いかなって思って急いで来ちゃった」アハハ
鞠莉「そんなことだろうと思ったわ、マリーに気を使わなくてもいいのに」
鞠莉「ほら、髪乾かしてあげるからこっち来て?」
曜「うぇっ!?いいよ、私長くないしくせ毛だから放っといてもそんなに…」
鞠莉「ダーメーですっ、せっかく可愛いんだからちゃんと手入れしてあげないと」
曜「ふぇっ!?…//」
鞠莉「どうしたの?」
曜「えっ、いや、なんでもないっ!じゃあお願いしようかな…?」
テクテク
チョコン
曜「や、やさしくしてね…?」ウワメッ
鞠莉「!!」
鞠莉(ダメ、ダメよマリー…!曜がいくら可愛いからってその場の感情に流されるなんてダメ…!曜を悲しませるだけなんだから…我慢!) ーーーーー
鞠莉「はいっ、できたわ」
曜「わぁ…なんか自分の髪じゃないみたい…すごいサラサラになってる…」
鞠莉「女の子なんだからちゃんと毎日乾かさないとダメよ?」
曜「あはは…水泳やってるとちょっとくらい乾かさなくてもいいかなって思っちゃって」
鞠莉「前に果南も同じこと言ってたわね…でもお風呂の後はさすがに乾かすって言ってたわよ?」
曜「えっ!?果南ちゃんですら!?」
曜「私もちゃんと乾かすようにしないとなぁ…」
鞠莉「果南が聞いたら怒るわよ…?」フフッ
曜「ええっ!!今の言っちゃダメだよ!?果南ちゃんには内緒にしてね?」
鞠莉「うーん、どうしよっかなぁ〜」ニコニコ
曜「鞠莉ちゃぁーん!」ワタワタ ーーーーーー
ーーーーー
PM11:50
鞠莉「ふわぁっ…結構長いこと話しちゃったわね…」フワァ
曜「あっ、もうこんな時間なんだ…やっぱり鞠莉ちゃんといると早く感じるなぁ…」シュンッ
鞠莉「明日もあるしそろそろ寝ましょう?」
曜「まだ話したいけど鞠莉ちゃん眠そうだもんね…そろそろ寝よっか」
鞠莉「明日は何時くらいに出かけたいの?」
曜「うーん、10時とかかなぁ?お買い物行ってお昼ご飯食べて帰る感じかなぁって」
鞠莉「じゃあ起きるのは8時くらいで良さそうね」
アラ-ムセット
曜「あっ、鞠莉ちゃんベッド使っていいからね、私はマットレスで寝るから」
鞠莉「Be yourself!私が下で寝るわ、お邪魔しちゃってるし」
曜「私が泊まってって言ったんだしそういうわけにいかないよ!」
鞠莉「うーん…じゃあ一緒にベッドで寝ましょ?曜のベッド大きめだし」
曜「うえぇっ!?さすがにそれは…」
鞠莉「あら、いやだった?」
曜「いや、いやじゃないけど…」
鞠莉「じゃあ一緒に寝ましょ♪何もしないから大丈夫」
曜「ううっ…わかったよ」 ガサゴソ
ポフッ
鞠莉「なんだか不思議な感じね、曜と一緒に寝るなんて」
曜「本当だよね、合宿とかでもないのに」
鞠莉「………」
曜「………」
曜「な、なんか喋ってよ」
鞠莉「なんかって雑ね…それなら曜こそ…」
鞠莉「……」
曜「………」
曜鞠莉(落ち着かない…!!) 曜「…あの、鞠莉ちゃん」
鞠莉「ん?」
曜「ありがとね、いろいろ気遣ってくれて」
鞠莉「どうしたの急に?気まずすぎておかしくなっちゃった?」
曜「もぉっ!違うよっ!」プンプン
鞠莉「ふふっ、ごめんなさいね」フフッ
曜「たしかに気まずかったけど、いいタイミングかなぁって思って」
曜「私を謹慎にしたのも私のところに来てくれたのも…私のことを思ってのことなんでしょ?」
鞠莉「………」
曜「今思えばゾッとするんだけど…あの時謹慎にしてくれなかったら、鞠莉ちゃんが来てくれなかったら…梨子ちゃんのこと殺してたかもしれない」
鞠莉(そんな気はしたわ…あからさまに様子がおかしかったもの)
曜「あっ!今は違うからね!今も会いたくないけどそこまでぶっ飛んだことは考えてないよ」
鞠莉「今の曜を見てればわかるわ」
曜「そんなやり方じゃ誰も幸せにならないもんね…話したくも顔も見たくもないけど…ちゃんと話し合って解決しないとだって思えた」
曜「だから…ありがとうね、鞠莉ちゃん、私を救ってくれて」ニコッ
鞠莉「ふふっ、どういたしまして」ニコッ
鞠莉「………」
鞠莉(落ち着いたみたいで嬉しいけど…千歌のLINEのことを知ったらどうなるか…)
鞠莉(落ち込んでる曜は見たくない…私から千歌にアプローチしてブロックの解除だけでもさせようかしら)
鞠莉(うん、それしかない…!)
鞠莉(せっかくここまで心を開いてこんな風に言ってくれてるんだもの…曜を悲しませたりなんてしない…!) 1です
長い間保守ありがとうございます、本当に申し訳ないです…
コロナの仕事の影響が厄介すぎてまだ不定期が続くかもしれないのですが、ご支援いただけると嬉しいです…!
明日も朝早いので今日はここまでにします、余裕がある時にできるだけ書こうと思いますのでよろしくお願いします 曜「ふぁぁーっ…ごめんね、ちょっと話しすぎちゃったかな」
曜「そろそろ寝よっか、明日はちゃんと起きなきゃだし」
鞠莉「そうね、そろそろ寝ましょうか」
電気パチッ
曜「おやすみ、鞠莉ちゃん」
鞠莉「おやすみ、曜」
ーーーーー ーーーーー
翌日
AM8:00
アラ-ム「伊波杏樹が、君の起きる時間をお知らせします。ピッ、ピッ、ピッ、ぷーッ!起ぉきろぉーっ!!」
曜「んんっ…」ガサゴソ
曜「ふぁーっ、んーっ!よしっ!」ノビ-ッ
鞠莉「んんっ…な、何…今の…?」ヨロッ
曜「あ、おはよう鞠莉ちゃん」ニコッ
鞠莉「ええ、おはよう、今のアラーム…?」
曜「うんっ、この声好きで有料だけど買っちゃったんだよね、なんか聞いてると落ち着くっていうか…寝起きがよくなったんだ!」ニコッ
鞠莉「…伊波杏樹って人、知ってるの?」
曜「ううん、知らないけどなんか可愛い声だったからつい」
鞠莉「ええ…まぁ起きれたからアラームの役割としてはいいのかもしれないけど…」
鞠莉(どことなく誰かに似てる声な気がするのよねぇ…) ーーーーー
曜「よっし、顔洗ったし歯も磨いたし準備完了っ!」
鞠莉「朝ご飯まで作ってもらっちゃって悪いわね」
曜「ううん、簡単なものでごめんね」
鞠莉「作ってくれただけでも嬉しいわ」ニコッ
曜「えへへ」ニコッ
鞠莉「それじゃあ行きましょうか」
曜「うん、そうだねっ」
曜「久しぶりの外だからなんだか緊張してきちゃったよ」ワクワク
鞠莉「ふふっ、外に遊びに行きたがる子供みたいよ?」フフッ
曜「外に遊びに行きたがる子供だからねっ!」ニコッ
曜「よーし!行こー!」
タッタッタッ
ガチャッ ーーーーー
沼津
鞠莉「やっぱり曜の家からだと近いわね、淡島とは大違いデース」
曜「あはは、鞠莉ちゃんと果南ちゃんは船も乗らないとだもんね」
鞠莉「あれはあれでいいものなんだけどね、時間はかかるけど」
鞠莉「それで、曜はなにを買いたいの?」
曜「うーん、じゃあまずは…」
曜「アクセサリー見に行こっか!」
鞠莉「…アクセサリー?自分用に買うの?」
曜「ううん、千歌ちゃんに!」
鞠莉「っ………」
鞠莉(千歌絡みじゃないかとは薄々感じてはいたけど…予想が当たっちゃったわね…) 曜「こんなに長い間会えないなんていままでなかったからさ、少し不安になっちゃって」
曜「だから何か形で愛を証明したい…みたいな感じかな、もちろん私はそんな物なくても千歌ちゃんが大好きなんだけど」
曜「………千歌ちゃんが私をいつまでも好きでいてくれるかは…」プルプル
鞠莉(曜……やっぱり千歌が浮気してたってのは少しはわかってる…ってことなのかしら)
鞠莉(でもその方法は間違ってるわ、曜…)
鞠莉(LINEをブロックしてるってことは、もうこれ以上関わりたくないって意思の表れ)
鞠莉(千歌のことだから、関係ない人から貰った貢物程度にしか思ってくれないはずよ…)
鞠莉「……曜…」
曜「……ん?」
曜「あっ、ごめんごめん、鞠莉ちゃんといる時は出来るだけ千歌ちゃんの話はしないようにしなきゃだったよね」
鞠莉「いや、そうじゃなくてね…その、千歌のことなんだけど」
曜「むーっ、私が気をつけようとしてるのに自分はいいのっ?」ジ-ッ
曜「今は鞠莉ちゃんと話してるんだから、ね?」ニギッ
鞠莉「っ…!!そうよね、ソーリー…」
鞠莉(あー…また言えない…言わなきゃいけないってわかってるのに…) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています