花陽「うそぉ…あり得ないです…こんなことっ…!」
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ダッダッダッダッ
ガチャッバタン
カチカチカチッ
花陽「あーどうしよう!すごい!凄すぎます!」
にこ「突然どうしちゃったのぉー?」
真姫「アイドルの話になるといつもこうね」
ニャース「ニャーはこっちのかよちんも好きだニャー」 花陽「………え?」
ニャース「ん?どうかしたにゃかよちん」
真姫「な、なにこの化け猫みたいな生き物は…」
ニャース「化け猫なんて失礼だにゃ!」
にこ「この猫どっかで見たことある気が…」
ニャース「にゃー!?にゃーを忘れたのかにゃにこちゃん!」 にこ「忘れるも何もあんたを見たのは初めてよ!でもあんたに似てるやつをどっかで見たことがある気がするのよね…」
にこ「あっ!わかった!ポケモンよ!アニポケに出てたわよねあんた!」
ニャース「にゃにゃ!?いきなりどうしたにゃにこちゃん!?アニポケ…?なんて知らないにゃ!」
にこ「すっとぼけんじゃないわよ!どっからどう見てもその見た目ポケモンのニャースでしょ!」 ニャース「にゃーはニャースなんて知らないにゃ!」
真姫「凛がまた何かイタズラでも仕込んだの?もう十分驚いたからそろそろネタバラシしてもいいんじゃない?」
ニャース「ネタバラシも何もないにゃ!にゃーはドッキリなんて仕掛けてないにゃ!」
真姫「あなたじゃなくて凛に言ってるのよ。どっかに隠れて声出してるんでしょ?」
ニャース「にゃーはここにいるしドッキリなんてしてないにゃ!」 花陽「凛ちゃんは…どこにいったの…?」
ニャース「かよちんまでどうしたんだにゃ!?にゃーはここにいるにゃ!」
花陽「あなたには言ってない!!!凛ちゃんはどこ!!」
ニャース「か、かよちん…」 花陽「凛ちゃんを隠したのはあなたなの!?凛ちゃんはどこにいるの!?」
ニャース「ま、待ってほしいにゃかよちん!」
花陽「かよちんって呼ばないで!」
ニャース「!!」
ニャース「いくらかよちんだからって酷いにゃ…みんなしてにゃーをいきなり化け物扱いして…」 ニャース「にゃーが星空にゃーだにゃ!にゃーはどこにも隠れていないし隠してないにゃ!」
真姫「あなた自分が何言ってるかわかってる?」
ニャース「わかってるに決まってるにゃ!自分の名前を言って何がおかしいにゃ!」
にこ「いや、星空までは言えてても名前にゃーって言ってるじゃない」
ニャース「何言ってるにゃにこちゃん?いくらにゃーでも自分の名前を間違えるわけないにゃ」 にこ「ラチがあかないわね、この化け猫放り出して凛を探しに行きましょう」
ニャース「にゃ!?なんでそんなこと言うのにゃにこちゃん!」
真姫「そうね、部外者は立ち入り禁止だから出て行ってもらうわよ」
ニャース「真姫ちゃんまで…みんな酷いにゃ…酷すぎるにゃ…」
ガシッ
ズリズリ
ニャース「か、かよちん…」
花陽「待って2人とも」 真姫「なに、花陽?」
にこ「こんなことで時間使ってないで早く凛を探しに行かないとじゃないの?」
ニャース「にゃーはここにいるにゃ…」
花陽「あなたに聞きたいことがあるの」
ニャース「あなたって…よそよそしくて辛いにゃ…」
花陽「まず自分の誕生日を言ってみて」
ニャース「11月1日だにゃ」 真姫「凛と同じね」
花陽「好きな食べ物は?」
ニャース「ラーメンにゃ」
にこ「はぁ!?猫がラーメンってなんの冗談よ、魚でも食べてなさい!」
ニャース「魚は好きじゃないにゃー」
にこ「本当になんなのかしらこいつは」 花陽「私の誕生日は?」
ニャース「1月17日にゃ」
花陽「私の血液型」
ニャース「Bにゃ」
花陽「好きな動物は?」
ニャース「猫!だけど猫アレルギーだからあんまり遊べないにゃ」
にこ「あんたが猫でしょ…」
真姫「でもたしか凛も猫アレルギーだったような…」
花陽「…じゃあ最後の質問」 花陽「…なんで凛ちゃんは女の子らしい格好をしたくないの?」
ニャース「…にゃーは女の子っぽくないからにゃ。そういう格好は可愛い女の子がするべきにゃ、にゃーには…無理だにゃ」
花陽「わかった…」
花陽「ごめんね、凛ちゃん、酷いことを言っちゃって」
真姫「ちょっと花陽!?」
にこ「今の質問だけでこいつを凛だって認める気!?」
ニャース「かよちん…かよちん…!」
花陽「うん、この子は凛ちゃんだよ。見た目は違うけど間違いなく凛ちゃん」
ニャース「ありがとうにゃかよちん!いきなりみんなにゃーに冷たくなって怖かったにゃ…」 にこ「いくら花陽が凛だって認めたからってこの見た目はどう説明するのよ!」
真姫「人間が化け猫になるなんて非現実的だわ。ありえない。」
ニャース「さっきから2人ともにゃーのことを化け猫化け猫って酷いにゃ!にゃーがなにをしたっていうにゃ!」
花陽「凛ちゃん落ち着いて。まずこれを見てほしいの」
手鏡
ニャース「鏡?鏡がどうしたに…」
ニャース「にゃにゃにゃぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
ニャース「な、なんなんにゃこれ!!誰にゃ、この猫は!!」
花陽「びっくりするよね、私もわからなくて冷たくしちゃったもん…ごめんね…」 花陽「でもこれでわかってくれた?今なにが起きてるのか」
ニャース「わ、わかったにゃ…これは信じろって言う方が無理があるにゃ…」
ニャース「真姫ちゃん、にこちゃん…ごめんにゃ…信じてもらえないかもしれないけどにゃーが星空にゃーなんだにゃ…」
真姫「すぐに信じろって言われても…」
にこ「そうね。いきなり信じるなんて難しいわ」
ニャース「そうだよにゃ…信じてもらえないよにゃ…」 花陽「2人とも一回この子のことを信じてくれないかな…?見た目は違うけどこの子は絶対に凛ちゃん…」
真姫「はぁ…意味わかんない」
にこ「そうね、意味がわからないわ。でももし仮にこいつが本当に凛だったなら見た目を戻す方法を考えないと」
真姫「それもそうね、ニセモノなら凛を探さなきゃだし…手がかりはこの猫しかないわけだし…一回信じてみるしかなさそうね」
ニャース「ありがとうにゃ2人とも…」 花陽「まず確認したいことがあるんだけど」
真姫「そうね、たぶん私も同じこと考えてたわ」
にこ「かなり違和感あったしね」
ニャース「にゃにゃ?」
花陽「自分の名前を言ってみてほしいの」
ニャース「名前を言うだけでいいにゃ?さっきから何回も言ってるんだけどにゃ」
にこ「とにかく一回言ってみなさい」
ポチッ録音
ニャース「にゃーは星空にゃーだにゃ」
ポチッ録音終了
真姫「今自分の名前、言えてたと思う?」 ニャース「いくらにゃーでも自分の名前を間違えるわけないにゃ!にこちゃんだって穂乃果ちゃんだって間違えないにゃ!」
にこ「この見た目でこういうこと言われるといつもの500倍ムカつくわね、しばき倒してやろうかしら」
ニャース「にゃにゃ!にこちゃん顔が怖いにゃ〜」
真姫「とりあえず今の録音したから聞いてみなさい」 ボチッ
ニャース『にゃーは星空にゃーだにゃ』
ポチッ
ニャース「にゃにゃにゃ!?」
花陽「わかった?」
ニャース「にゃーの名前は星空にゃー…もしかして自分の名前が言えない…?」
真姫「さっきからずっと言えてなかったのよ」
ニャース「にゃーはどうなっちゃってるんだにゃ…?」
にこ「それはこっちが聞きたいわよ」 これが最新作のポケットモンスター リン/パナですか キリが悪いんですけど、とっても眠いので今日はここまでにします
ものすごく思いつきで書いたのでまったりと行きたいと思います
明日(24日)は投稿できないので、25日に続きを書きます
保守していただけたら絶対に完結させます >>28
はたしてプラチナ、エメラルドポジはニコなのかマキなのか ということはポケモン界では見た目だけ凛ちゃんのニャースが… 大喜利スレかと思って「頑固者の海未ちゃんが催眠術でニワトリに」とか書きにきたらこのザマよ どうしても犬山犬子で再生されるんだけど声はそのまま飯田里穂なんだろうか。 何故かニャンちゅうで再生されてニャースが思い出せない >>41
それにしか聞こえなくなったぞどうしてくれる 「ミーはこっちのか゛よ゛ち゛ん゛も好゛き゛だ゛に゛ゃ゛あ゛」 ニャース
喋るニャース
長靴ニャース
アローラニャース
ガラルニャース
キョダイマックスニャース
ニャースもだいぶ種類増えたよな >>24
カタカナじゃないイミワカンナイで初めてワロタ 1です
すいません、25に続き描くって言ったんですけど、今あげてるあなぽむSSを完結させたら戻ります。
申し訳ないですけど、保守をお願いします。 にこ「まるでアニメとかに出てくる呪いみたいね」
真姫「呪い?」
にこ「そ、神様の怒りを買っちゃってとかで猫にされちゃうっていう」
ニャース「にゃーは神様を怒らせるようなことをした覚えはないんだけどにゃー」
にこ「だいたいそういうのって最初は人の部分が強くてもどんどん猫に近づいて行っちゃったり…」
ニャース「それはいやにゃ!!まだスクールアイドル始めたばっかりで何もできてないにゃ!」
花陽「落ち着いて凛ちゃん、そうならないようになんとか頑張ろう?」
ニャース「かよちん…」 花陽「まず昨日、何か変わったことがあったか教えてもらっていい?」
真姫「途中まで一緒に帰ってたからあるとしたら1人になったタイミングよね」
ニャース「昨日は練習が終わって…家に帰って…」
にこ「家に帰って?」
ニャース「あれ…なんでか思い出せないにゃ…」
真姫「はぁ?昨日のことも思い出せないの?」
ニャース「違うにゃ!昨日食べた晩御飯とかは思い出せるけど…1人になってからの記憶が…」
ニャース「なんかもやがかかってるみたいでまったく思い出せないにゃ…」
にこ「原因がそこにあるかもしれないじゃない!なんとか思い出しなさいよ!」
ニャース「にゃにゃ、頑張って思い出してみるにゃ」
ウ-ンウ-ン
ニャース「やっぱりダメにゃ〜、5日前のご飯までなら思い出せたんにゃけど」
にこ「何思い出してんのよ」
花陽「凛ちゃんは記憶力はいい方だと思うよ。それで思い出せないとなると…」 真姫「名前と同じってこと?」
花陽「たぶんそうだと思う」
ニャース「そんにゃ〜、理不尽だにゃ」
にこ「原因になりそうな部分の手がかりがなくなったってわけね」
花陽「あとね…1つ気になったんだけど」
ニャース「なんにゃ?」
花陽「さっき鏡見たときに初めて凛ちゃんは自分の姿が変わってることに気づいたよね?」
真姫「!!たしかに、妙ね」
ニャース「にゃにゃ?どうしたにゃ?」
花陽「凛ちゃん、一回自分の手、見てくれる?」
ニャース「手?にゃーの手になにか…にゃ!?人間の手だにゃ…!」
にこ「たしかに、いくら凛でも視界に入る自分の体が猫になってたら気づくわよね」
ニャース「いくらにゃーでもって…にこちゃんにゃーをなんだと思ってるにゃ」
真姫「ってなると…たぶん視界の高さもいままでと変わってないってことよね」
ニャース「いつもと同じ世界が見えてるにゃ」 顔だけニャース化してるってことか?
ほんとに化物じゃねえか 凛の主観認識が歪んでるんでしょ
だから鏡に写った像やボイスレコーダーの声といった客観的な物に切り取られた視覚物、或いは音声なら異常を認識できるって話じゃ? 普段の凛ちゃんの顔の辺りを触ったらどうなるんだろうか >>68
1です
続きをあげる前にこういってくれた方がいたのであなぽむSSのURL載せます
あんまりこういうのは載せない方がいいのか不慣れでわからないのですけど…続きあげるまでの暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1574088831/ キョダイ化させられて金稼ぎに使われる凛ちゃん…
時間旅行W稼ぎ見つかって良かったね 花陽「状況を一回整理してみよう」
ニャース「整理するにゃ」
カキカキキュッキュッ
・自分の名前が言えない
・昨日の記憶の一部がない
・見た目は化け猫
・凛自身からは人間の姿に見える
・鏡に映った姿は化け猫
キュッ
にこ「こんな感じかしら」
ニャース「改めて見ると酷過ぎるにゃ…」 ニャース「にゃーはこれからどうなっちゃうんだにゃ…」
花陽「元気出して凛ちゃん、みんなで頑張ればきっとなんとかなるよ」
ニャース「ありがとうかよちーん!」
花陽「くすぐったいよ凛ちゃん〜」
スリスリ
にこ「…どうにも違和感があるわね」
真姫「奇遇ね、すごい違和感よね」
にこ真姫「……」
にこ真姫「なんでこんな馴染めてるの花陽は!?」 花陽「とりあえずこのことはみんなには内緒にしよう」
真姫「そうね、ただでさえ生徒会長に目の敵にされてる私たちが騒ぎを起こしたら何を言われるかわかったもんじゃないわ」
にこ「穂乃果が黙っていられるとは思えないしね」
ニャース「迷惑かけてごめんにゃ…」
花陽「気にしないで凛ちゃん!まず考えなきゃいけないのは」
真姫「どこで凛が生活していくか、よね」
にこ「家に返すわけにもいかないしね」
ニャース「でもさすがにそこまでみんなに頼るわけにはいかないにゃ」 花陽「私の家はもちろん歓迎なんだけど…ずっとだとさすがにお母さんにバレちゃうかも…」
真姫「私の家は大丈夫だと思うけど、お手伝いさんが掃除に来る時だけは危険かもしれないわ」
にこ「お手伝いさん…わ、私の家もおてつだいさんが来るから私の家はダメよ」
真姫「そしたら基本は私の家で、お手伝いさんが来る時は花陽の家でどう?」
花陽「うん、それでいいと思うよ」
ニャース「みんな…ありがとうにゃ…」 花陽「じゃあ今日は私の家で」
にこ「そうね、穂乃果たちが来る前に帰った方がいいわ」
真姫「穂乃果たちには私から言っておくわ」
ニャース「にゃ!?でもかよちんの練習が…」
花陽「練習も大事だけど凛ちゃんの方が大事だよ!見つからないようにちょっと苦しいかもしれないけどこのバッグに入って」
ニャース「かよちん…ごめんにゃ…」
ゴソゴソ
にこ「気をつけて帰りなさいよ」
花陽「うん、後はお願いしますね」
ガラガラッバタン トコトコ
ニャース「な、なんか変な感じだにゃ…」
花陽「ん?どうしたの?」
ニャース「あんな小さいバッグににゃーが普通に入れるなんて…」
花陽「見てる景色はいつもと変わらないって言ってたもんね」
ニャース「そうなんだにゃ…」
花陽「体とかは違和感なく動かせるの?」
ニャース「さっきはほとんど動いてなかったからにゃー…でも言われるまで気づかなかったから問題ないと思うにゃ」 花陽部屋到着
花陽「凛ちゃんもう出ていいよ」
ニャース「ありがとにゃかよちん」
花陽「今日のご飯はどうする?なにか食べたいものがあれば持ってくるけど…」
ニャース「うーん、なんでだかわからないけどお腹が減らなくて…お腹が空いたら言うから大丈夫にゃ!」
花陽「本当?無理しないで言ってね」
ニャース「ありがとうにゃ!」
花陽「そしたらちょっと待っててね、ご飯食べてくるから」
ニャース「大人しく待ってるにゃ」 ニャース「はぁ…なんでにゃーがこんなことに…」
ニャース「にゃにゃにゃ、今は気にしてても仕方ないにゃ!今後どうしていくかを考えなきゃだにゃ」
ニャース「まずいつからにゃーはこうなっちゃったのか考えるにゃ」
ニャース「屋上にいた時は間違いなくにゃーはこの姿じゃなかったはずにゃ」
ニャース「そのかよちんが慌てて部室に行って追いかけて…その後からにゃーがこうなっちゃったにゃ」 >>95
訂正です
ニャース「はぁ…なんでにゃーがこんなことに…」
ニャース「にゃにゃにゃ、今は気にしてても仕方ないにゃ!今後どうしていくかを考えなきゃだにゃ」
ニャース「まずいつからにゃーはこうなっちゃったのか考えるにゃ」
ニャース「屋上にいた時は間違いなくにゃーはこの姿じゃなかったはずにゃ」
ニャース「その後かよちんが慌てて部室に行って追いかけて…その後からにゃーがこうなっちゃったにゃ」 ニャース「それでその後みんながおかしいって気づいて…」
ニャース「にゃーー!!考えてもわからないにゃー!」
ニャース「なんか珍しくいろいろ考えたから疲れちゃったにゃー…」
ウトウト
ニャース「スニャァ…」
スヤスヤ
…… にゃーはしがない野良ニャース
名前はまだない
今日もその日を生きるのに精一杯なニャースでにゃーす
こんなにゃーにもなりたいものができたにゃ
それは人間
人間になりたいんだにゃ 人間になればきっとあの子と一緒にいれる
人間になればきっと幸せになれる
でもにゃーはどうしようもなくニャースなんだにゃ
神さまお願いにゃ
にゃーを人間にしてほしいにゃ
にゃーを…人間に… 花陽「ただいま凛ちゃん」
花陽「あれ?凛ちゃん寝ちゃってる?」
ニャース「…んにゃ…かよちん…?おかえりにゃ」
ニャース「ごめんにゃ、にゃー寝ちゃってたみたいだにゃ」
花陽「気にしないでいいよ!」
ニャース「今日はこの後どうするにゃ?」
花陽「できるだけこうなったきっかけを探さないとね、ちょっと街を回ってみようかな」
ニャース「大丈夫かにゃ?かよちん疲れてない?」 花陽「大丈夫!早く凛ちゃんを元に戻してあげたいから!」
ニャース「ありがとうにゃかよちん〜!」
スリスリ
ナデナデ
花陽「ふふっ、その姿で甘えられるとついつい撫でたくなっちゃうね」
ニャース「かよちんの手気持ちいいにゃ〜」
ゴロゴロ
花陽「ナデナデ〜」
ニャース「にゃにゃにゃ、くすぐったいにゃかよちん〜」
………… PM8時
花陽「………」
ニャース「………」
花陽「遊んでたら日が暮れちゃったね…」
ニャース「そうだにゃ…今日はもう家で大人しくしてるにゃ」
……… PM10時
ブ-ッブ-
花陽「あっ、真姫ちゃんから電話だ」
ピギィ
花陽「もしもし、花陽です」
真姫『もしもし、真姫よ。凛の様子はどう?』
花陽「全然変わらないよ、きっかけが何かもまだ全然…」
真姫『そうよね、そんな簡単にわかったらこんな意味不明なことは起きてないわよね』
真姫『明日なんだけど、学校に行く前に凛を連れて私の家に来てもらえるかしら?』
花陽「あ、もしかして今日がお手伝いさんの来る日だったの?」
真姫『ええ、タイミングよくそうだったみたい。』
花陽「わかった!明日朝少し早めに行くね!」
真姫『待ってるわ、それじゃあおやすみ』
花陽「ありがとう、おやすみ」 花陽「明日は少し早めに真姫ちゃんの家に行くことになったよ」
ニャース「わかったにゃ!」
花陽「じゃあちょっと早いけどもう寝ようかな」
ニャース「にゃーも眠いにゃー」
花陽「ふふっ、いろいろあって疲れちゃったもんね」
ニャース「にゃはは」
花陽「じゃあおやすみ、凛ちゃん」
ニャース「おやすみにゃ」
…… 1です
今日はここまでにします
申し訳ないですけどもしも間に合わなそうだったら保守をお願いします。 翌日
ピピピピッ
花陽「ふわぁ〜…」
ニャース「にゃぁ…」
花陽「おはよう凛ちゃん」
ニャース「おはようだにゃ、かよちん」
花陽「準備して真姫ちゃんのところ行こっか」
ニャース「にゃにゃ!」 真姫宅
真姫「あら、花陽。早かったわね」
花陽「おはよう真姫ちゃん」
ニャース「おはようだにゃ真姫ちゃん」
真姫「はぁ…やっぱり夢ってことはなかったわね」
花陽「私も起きたら戻ってるかな、ってちょっと思ってたけど」
ニャース「にゃぁ…」
真姫「ま、戻ってないのなら仕方ないわ」
真姫「私の部屋で預かるわね、次にお手伝いさんが来るのは明後日になると思うわ」
ニャース「わかったにゃ、大人しくしてるにゃ!」
真姫「そしたら部屋に置いてきたら学校へ行きましょう」
花陽「そうだね、行ってくるね凛ちゃん」
ニャース「行ってらっしゃいだにゃ」 放課後部室
にこ「で、昨日のニャースはどうなったの?」
花陽「夢じゃなかったよ…今日は真姫ちゃんの家に預けてるの」
にこ「はぁ…そしたら練習なんかしてる場合じゃないわね」
花陽「にこ先輩?」
にこ「みんなで真姫んち行くわよ」
真姫「そうね、スクールアイドル続けるにも凛がいないとね」
花陽「…!うん!そうだね!」
にこ「この件が解決するまでスクールアイドル活動はしばらくお預けね」
にこ「穂乃果には私から連絡しておくから行きましょ」 真姫宅
ニャース「にゃにゃ!?みんなどうしたにゃ!?練習は!?」
にこ「練習は休みよ、穂乃果と生徒会長がまた一悶着あったみたいでしばらく休みになったわ」
花陽「…にこ先輩…」
真姫「この件を解決するいいタイミングじゃない、解決方法を考えましょ」
ニャース「うぅ…ありがとにゃ…」 真姫「一人でいた時になにか変わったことはあった?」
ニャース「にゃ、なにもなかったにゃ」
ニャース「やることもないからずっと真姫ちゃんの部屋を眺めてたにゃすごいにゃーって」
真姫「そう?普通でしょ?」
花陽「すごいもんね真姫ちゃんのお家…私も初めて見た時びっくりしちゃったもん」
にこ「ま、まぁまぁってところね!それより解決方法を早く考えなきゃでしょ!?」 花陽「そ、そうだねっ!」
にこ「まず今日はこの子を連れて凛の帰宅路を回ってみましょ」
ニャース「にゃーの帰宅路?」
にこ「そ、一昨日の記憶が途切れてるのはその辺りからなんでしょ?」
真姫「いいと思うわ。凛の帰宅路周辺を回ってみましょう」
ニャース「にゃーはどうすれば…」
花陽「昨日みたいにバッグから顔だけ出して運ぶしかないかな?」
真姫「そうね、近辺で一通りがいない辺りは自分の足で歩いてもらう感じにしましょう」
ニャース「わかったにゃ、またバッグにお邪魔するにゃ」 >>116
訂正です
花陽「そ、そうだねっ!」
にこ「まず今日はこの子を連れて凛の帰宅路を回ってみましょ」
ニャース「にゃーの帰宅路?」
にこ「そ、一昨日の記憶が途切れてるのはその辺りからなんでしょ?」
真姫「いいと思うわ。凛の帰宅路周辺を回ってみましょう」
ニャース「にゃーはどうすれば…」
花陽「昨日みたいにバッグから顔だけ出して運ぶしかないかな?」
真姫「そうね、近辺で人通りがない辺りは自分の足で歩いてもらう感じにしましょう」
ニャース「わかったにゃ、またバッグにお邪魔するにゃ」 凛帰宅路徘徊中
花陽「どう?何か思い出せそう?」
ニャース「うーん…全然だにゃあ…」
真姫「まぁ帰宅路で何か起こす方が難しいものね、ここら辺は関係ないのかもしれないわね」
にこ「言われてみればそうね、他を回ってみましょうか」
ニャース「お願いするにゃ」
トコトコ
?「ふふっ…」
ニャース「にゃ?」
花陽「どうしたの凛ちゃん?」
ニャース「いや、なんでもなかったにゃ」 駅近辺徘徊中
真姫「この辺りは?」
ニャース「…」フルフル
花陽「全然思い出せないみたい」
にこ「ってなると後はあそこくらいかしらね」
花陽「あそこって?」
にこ「神田明神よ」
にこ「朝練で毎日行ってるからその時に何かあったのかもね」
真姫「たしかに、向かってみる価値はあるわね」
ニャース「…」コクン
トコトコ
?「ふふふ…」
ニャース「にゃ…?」
花陽「あ、凛ちゃん、ここではしーっ、だよ」
ニャース「ご、ごめんにゃ…」
ニャース「気のせい…かにゃ?」 神田明神
花陽「着いたね、どう?凛ちゃん」
ニャース「にゃー…何か…」
真姫「どうしたの凛?」
ニャース「なんか嫌な感じがするにゃ…ここにいたらいけないようにゃ…」
にこ「はぁ?それって何かあるってことじゃないの、探さなきゃでしょ」
ニャース「にゃ…そうなんだけどにゃ…なんでかわからにゃいけど嫌な予感がするにゃ…」
花陽「大丈夫凛ちゃん?探すのやめておく?」 ニャース「にゃ…にゃあ…」
真姫「そうも言ってられないんじゃない?ここで引き返したらまた振り出しよ」
花陽「でも凛ちゃんとっても怖がってる…」
ニャース「だ、大丈夫にゃかよちん…行くしか…行くしかないにゃ…」
花陽「凛ちゃん…」
トコトコトコトコ 鳥居前
ニャース「……なんでかにゃ…この鳥居がすごく怖いにゃ…」
花陽「…」
花陽「や、やっぱり引き返さない?何か他の方法で思い出せたり…」
にこ「何言ってんの、もうここに答えがあるってわかったようなものじゃない」
花陽「で、でも凛ちゃんほんとうに怖がって…」
真姫「早く凛に元に戻って欲しいんじゃないの?ここを乗り越えなきゃいつまでも進まないわよ」
花陽「でも…凛ちゃんが…」
ニャース「かよちん、凛は大丈夫だにゃ」
花陽「…凛ちゃん?」
ニャース「決めたにゃ…鳥居をくぐるにゃ…!」 タッタッタッタッ
花陽「あっ、待って凛ちゃん!」
ニャース「にゃにゃにゃにゃ!」
鳥居通過
ニャース「ふにゃっ…」
パタッ
花陽「り、りんちゃん!?」
真姫「りん!?」
ダッダッダッダッ
にこ「しっかりしなさい!凛!」
ユサユサ
真姫「あんまり揺らさないで!息は…あるわね」
花陽「りんちゃん!しっかりしてりんちゃん!」
真姫「動物のだから正確かはわからないけれど…脈は正常よ。気絶してる状態に近いわ、原因はわからないけれど」
花陽「なんでいきなり…凛ちゃん…」 にゃーは人間に憧れ続けたにゃ
人間になれば美味しいご飯も食べられる
いっぱい叩かれなくなるし
あの子も振り向いてくれるかもしれないにゃ
けどそんなのは夢の話
にゃーはどこまでいってもニャースなんだにゃ 人間になれなくても
少しでも近づくために
にゃーは勉強をした
後ろ足だけで歩けるようになったし言葉も覚えたにゃ
……
結果としてそれは失敗だったにゃ
どんなに努力をしても
どれだけ辛い思いをしても
結局ニャースはニャース
人間になれることなどなかったにゃ だからにゃーは神様にお願いしたにゃ
「お願いですにゃ…にゃーは精一杯頑張りました」
「言葉も勉強したし二足歩行もできるようになったにゃ」
「でもこんなもの…ニャースにはいらなかったにゃ…」
「だからせめて…言葉が話せなくなっても、二足歩行できなくなってもいいから…」
「少しの間だけでも…にゃーを人間にして欲しいにゃ!」
神様がいるのなら…頑張りを認めてくれるのなら…にゃーのお願いを叶えて欲しいにゃ 1です
日常パート冗長になった上に思ったよりも長くなりそうで申し訳ないです
どのくらいかかるかはわからないですけど、完結は約束するので気長にお待ちいただければと思います
続きはまた明日書きます ほうれんしっかりしてて安心して待てるから嬉しい保守 凛(なんだろうこの声…どこかで聞いたことがある気がするにゃ)
凛(…とっても辛そうな声…)
凛(人間に憧れる猫さんがいるなんて…可哀想だにゃ)
凛(絶対になれるわけない、そんなこと起こるはずがないのに)
凛(なんでそんなに頑張れるのか…凛にはわからないにゃ…)
凛(凛が可愛くなれないのと同じことだにゃ…)
凛(……)
凛(もしかしてこの声の主が凛の体の持ち主の猫さん…なのかにゃ?) 花陽「…んちゃ…り…ちゃん!りんちゃん!」
ニャース「う…うにゃ?」
真姫「ほっ…無事みたいね」
花陽「りんちゃん!!よかったよぉ…突然倒れちゃったから心配したんだよっ…」
ニャース「にゃー…寝ちゃってたのかにゃ…?」
にこ「ええ、でも2分程度よ、突然だったからびっくりしたけど」
グラッ
花陽「え…?凛ちゃん…?」
ニャース「な、なんか感覚が変だにゃ…」
ニャース「にゃ…!?かよちん…おっきくなったかにゃ…?」
花陽「おっ、おっきく!?太ったってこと…?うぅ…心配してたのに酷いよ凛ちゃん…」
ニャース「ち、違うにゃ…!なんていうかにゃ…」
ニャース「いつもと景色が…違うのにゃ」
真姫「景色…?まさか…」 ニャース「いつもちっちゃいにこちゃんがすごく大きく見えてるにゃ…」
にこ「誰がちびっこよ」
花陽「もしかして…凛ちゃん…猫化が進んじゃった…?」
ニャース「にゃにゃ!?そんなことな…」
にこ「ありえるわね…」
真姫「急いで原因を見つけた方が良さそうね」 1です
ごめんなさい、もう少し書こうと思ったんですけど帰るのがだいぶ遅くなってしまったので続きは翌日にします
できたら朝書こうと思いますのでお待ちください
あといろいろ感想などありがとうございます!励みになります! 花陽「うん、でも今日は暗くなってきちゃったから続きは明日にした方がいいかも」
真姫「そうね、今日は私が預かるからまた明日続きをしましょう」
にこ「頼むわね」
ニャース(さっきの声は…夢だったのかにゃ…かよちんの家でも同じような夢を見た気がするにゃ…)
花陽「?凛ちゃん、どうしたの?」
ニャース「にゃ、さっき…いや、なんでもないにゃ」
にこ「あー歯切れ悪いわね、言いたいことがあるならハッキリ言いなさい」
ニャース「にゃ…さっき…にゃーの体の持ち主かもしれない猫さんの夢を見たにゃ…」 ニャース「その猫さんはとっても辛そうで…人間になりたがってたのにゃ…」
にこ「あんた…なんでそんな大事なことすぐ言わないのよ!」
ニャース「にゃ!?ごめんにゃ、ただの夢だって思って」
真姫「もしかしたらその夢で見た猫が今凛の体でどこかにいるかもしれないってこと?」
にこ「そう考えるのが1番自然じゃないかしら」
真姫「こんな超常現象に自然も不自然もないと思うんだけど…」 入れ替わってたのか…二足歩行を習得済みの猫で良かったw 花陽「もし本当にそうだとしたら…そんなに遠くには行ってないんじゃないかな?」
にこ「ええ、おそらくこの辺りにいるでしょうね」
真姫「そしたら明日は凛の体探しからね」
ニャース「にゃにゃ…」
花陽「どうしたの凛ちゃん?」
ニャース「いつもと見てる世界が違くてすごく気持ち悪いにゃ…」
花陽「今日はもう大人しく家でゆっくりした方がいいかもしれないね」
ニャース「そうするにゃ…真姫ちゃん、お邪魔するにゃ」
ガサゴソ
ニャース「バッグがちょうどよく感じるにゃ〜」
にこ「じゃあ今日は解散しましょうか、明日の放課後にまた集まりましょ」 真姫宅
ニャース「ふにゃっ!」ドテン
真姫「ちょっと大丈夫?何回も転んでるけど…」
ニャース「だ、大丈夫にゃ…この感覚でもちゃんと歩けるように…にゃっ!」ドテン
真姫「痛々しくて見てられないわ…」
ニャース「頑張っても痛いものは痛いにゃ〜!!」
ニャース(いは痛いのい…これがにゃーが初めて覚えた言葉だったにゃ)
ニャース「…!?」
ニャース「今の声は…」
真姫「ちょっと不気味なこと言わないでよ…声なんて聞こえなかったわよ」
ニャース「夢の中で聞いた声と…同じだったにゃ…」
真姫「…なんて言っていたの?」 ニャース「いは痛いのいが初めて覚えた言葉だって…」
真姫「一応これもメモしておいた方がよさそうね、明日みんなで話し合いましょう」
ニャース「うにゃ…」
真姫「さ、もうそろそろ寝ましょう」
ニャース「にゃーはもう少しだけ感覚になれたら寝るにゃ」
真姫「はぁ…今無理したら明日動けなくなっちゃうでしょ?それに明日私たちが学校行ってる間に練習できるじゃない」
ニャース「にゃ…わかったにゃ…」
真姫「おやすみ」
ニャース「おやすみなさいにゃ」 今日も帰りが遅くなってしまいました…
続きは明日の夜に書きます 翌日
花陽「おはよう、真姫ちゃん」
真姫「おはよう」
花陽「昨日凛ちゃんどうだった?」
真姫「歩く練習で転びまくって見てられなかったわ」
花陽「大丈夫かな…凛ちゃん」
真姫「たぶん今も感覚慣らすために歩き回ってると思うわ」
花陽「心配だよぉ〜」 真姫「そういえば昨日…転んだ時に声が聞こえたらしいわ」
花陽「誰の?」
真姫「凛の身体の持ち主だと思うわ」
真姫「夢で聞いた声と同じだったって言ってたから」
花陽「それって…かなりまずいんじゃないかな…」
真姫「え?」
花陽「だって…凛ちゃんとあの身体が馴染み始めちゃってる…ってことじゃない…?だから身体の中にあった記憶が声になって…」
真姫「…!!」
真姫「これは今日中に糸口を見つけないとまずいかもしれないわね」
花陽「放課後に集まった時に対策を考えよう」
真姫「ええ、そうね」 放課後
にこ「あんたたちはまた先に向かってなさい、穂乃果には私から連絡しておくから」
花陽「ありがとうございますっ」
タッタッタッタッ
にこ「さて…」
プルルルルルプルルルルル
穂乃果『はいもしもし、高坂穂乃果です!』
にこ「あ、もしもし穂乃果?連日で悪いんだけど今日も凛と花陽と真姫ちゃんは休むわ、どうしても外せない用事があるの」
穂乃果『え?凛ちゃんはもう来てますよ?』
にこ「え…?はあ?」 穂乃果『もしかしてにこ先輩たち…ズル休み!?」
にこ「んなわけないでしょ!ちょっと待ってなさい、今行くわ」
穂乃果『え?今日休むんじゃ…』
にこ「事情が変わったわ、一回部室に行くから集まっときなさい」
穂乃果『はーい』 部室
ダッダッダッダッ
にこ「はぁ…はぁ…はぁ…」
海未「にこ先輩お疲れ様です」
ことり「お疲れ様、にこ先輩」
穂乃果「あれ?他のみんなは?」
にこ「はぁ…はぁ…今は私だけよ…」
凛「あれれ?にこ先輩、そんなに息を切らしてどうしたんだにゃ?」
バッ
ジ-ッ
凛「に…にゃ?そんなに睨まないでほしいにゃ」
にこ「どういうことなの…」
穂乃果「どういうことって…何が?」
にこ「いや、なんでもないわ、ちょっと先に帰るわね」 真姫宅前
ダッダッダッダッ
真姫「おかえりなさい、そんなに急ぐことないのに…」
にこ「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
にこ「はぁっ……凛が…凛がいたわ」
真姫「はぁ!?」
花陽「えっ!?」
ニャース「にゃ、にゃーがいたのかにゃ!?」
にこ「部室で…穂乃果たちと一緒にいたわ」
真姫「意味わかんない…」
花陽「なんで一緒にいるの…?」
真姫「私たちにバレても関係ないのかしら…」 中途半端なんですけど今日はここまでにします
ペース遅くてすいません
続きは明日の早朝に書きます ニャース「にゃーがいたのにゃ…?」
にこ「ええ、しかも私のことも知ってる様子だった」
にこ「あんたは一体何者なの!?」
花陽「待って!この子は間違いなく凛ちゃ…」
にこ「そんなわけないでしょ!あっちには凛がいたのよ!」
真姫「落ち着いて…今日凛は学校には来てなかったわよ」
にこ「はぁ!?じゃあ私が見間違えたっていうの!?」
真姫「っていうよりも…」
花陽「凛ちゃんが私と真姫ちゃんのどっちかと一緒にいることを知ってて…私たちを避けた…?」
真姫「私もそうだと思うわ、おそらく昨日の行動も把握してたんでしょ」 にこ「ってことは…あの凛の中身はこの猫で…μ'sのことを観察してたから自然に溶け込めてた…ってことかしら?」
花陽「たぶんそうだと思います…凛ちゃんが猫になっちゃったのが一昨日だし…」
真姫「情報を集めるには十分とは言えないかもしれないけど…本人の姿を見て疑う人なんていないわよね」
にこ「たしかに…わるかったわね疑って」
ニャース「大丈夫にゃ、こんなことになってるからしかたないにゃ」 真姫「大事なのはここからどうするか、でしょ?」
花陽「う、うんっ、まずその凛ちゃんとコンタクトを取らないとだよね」
にこ「でもあいつの周りには今穂乃果たちがいるわよ」
花陽「緊急事態だし穂乃果さんにも事態を説明して…」
真姫「それはやめたほうがいいと思うわ」
ニャース「なんでにゃ?」
真姫「穂乃果たちが何も知らないことをわかった上で本体は近づいてるんでしょ?もし知ったら…」
にこ「また雲隠れする可能性が高いってことね」
ニャース「でも…にゃーは一度にゃーの体に会ってみたいにゃ」 真姫「会うことになるでしょうね、解決するためには」
ニャース「にゃ?でもにゃーが近づいたら…」
真姫「昨日のあいつと逆をすればいいだけじゃない」
ニャース「にゃにゃ!真姫ちゃんあったまいいにゃー!」
真姫「こんなの普通でしょ…」
花陽「そしたら今日は2組に別れたほうがいいかな?」
真姫「あいつが逃げたりすることも視野に入れたほうがいいわ、バレない程度に近くにかたまってる方がいいわね」 今週ずっと見れなかったけどやっと追いついた
かよちんは間違いなく女神 にこ「じゃあ私が穂乃果たちのところに行くからあんたたちが通路を塞ぐ形で隠れてる…って感じでいいかしら?」
真姫「そうね、それがいいと思うわ」
花陽「で、でも穂乃果さんたちにはなんていうんですか…?」
にこ「私を誰だと思ってんの?なんとかするわよ」
真姫「なんとかって…まぁいいわ、そっちはお願いしましょ。私たちは様子を見ながら待機ね」
ニャース「にゃーはどうすればいいかにゃ?」
真姫「凛は花陽と一緒にいた方がいいわね」
花陽「凛ちゃんはこのバッグに隠れてて」
ニャース「わかったにゃ…何もできなくてつらいにゃ…」
花陽「ううん、気にしないで!困った時は助け合わなきゃ!凛ちゃんに早く戻って欲しいし」
ニャース「にゃぁ…ありがとにゃ…」 部室
穂乃果「うーん…やっぱり連日みんなで休むなんておかしいっ!何か隠してる!」
凛「凛は今日は休んでないにゃ!」
海未「まぁ穂乃果の気持ちもわかりますが…」
ことり「そうだよね…いままでちゃんと来てたもんね…」
穂乃果「もしかして…スクールアイドルやりたくなくなっちゃった…とか?」
凛「そんなことないにゃ!かよちんも真姫ちゃんもにこ先輩もスクールアイドルが大好きにゃ!」
海未「凛…そうですね、あまり詮索するのはよしましょう」
ことり「うん、そうだねっ、みんなにも事情があるもんね」
穂乃果「ごめんね、変なこと言っちゃった!よーし、私たちは練習しよっか!」 ガラガラッバタン
にこ「待たせたわね」
穂乃果「えっ!?にこ先輩!?」
海未「用事があったのではなかったのですか…?」
にこ「急いで帰って終わらせてきたわ」
ことり「だから走って来てたんだ…」
海未「でもこれで…穂乃果の懸念も晴れましたね」
穂乃果「うんっ!みんなで休むから何か隠しごとでもあるのかと思っちゃったよ〜、スクールアイドル辞めたくなっちゃったのかなぁとか色々考えて…」
にこ「んなわけないでしょ、さっさと練習するわよ」
海未「そうですね、5人集まったらできることも増えますし」
ことり「そうだねっ、屋上行こっか」
凛「テンション上がるにゃ〜!!」 屋上
凛「よっはっ!にゃにゃっ!」シュッシュタッ
穂乃果「今日も凛ちゃん絶好調だねぇ」
にこ(…?いまニャースの凛は感覚が狂って歩くのがやっとだったはずよね…?こっちの凛の体には影響は出てないのかしら)
ことり「怪我したら危ないからほどほどにした方が…」
凛「にゃにゃっ!?」ズテン
海未「凛!言ったそばから…」
凛「いたいにゃ〜!」
ことり「大丈夫凛ちゃん!?」
凛「ちょっと尻餅ついちゃっただけだから平気にゃ」
にこ「怪我だけはしないようにしなさいよ」
にこ(凛の体なんだから…怪我なんかされたらかわいそうじゃない)
凛「気をつけるにゃ〜」 1です
遅くなってごめんなさい、今日の更新は夜になると思います ……
海未「ワンツースリーフォー !ワンツースリーフォー !」
凛「にゃっにゃっにゃっにゃっ!」
海未「はいっ!今日はここまでにしましょう!よくなって来てると思います」
凛「疲れたにゃ〜」
にこ「………」
にこ(おかしいわね…1日練習してなんもボロを出さない…)
凛「…にこ先輩今日ずっと凛を見てるけど…何かあったかにゃ?」
にこ「いや…別になんでも…」
にこ(ここで仕掛けるべきなのか…それとも帰り道に…) 穂乃果「それにしてもなんか新鮮だよねぇ、凛ちゃんが花陽ちゃんと一緒にいないの」
凛「凛だっていつもかよちんと一緒にいるわけじゃないにゃ〜」
ことり「いつも一緒にいるイメージだったから不思議な感じだね」
凛「んー…でも凛もなんでかよちんが来てないかわからないんだよねぇー…」
凛「……」
凛「にこ先輩知ってる…?」
にこ(こいつ…!!わかってたってわけね…!) にこ「私もわからないわ、まぁなんか予定でもあるんでしょ」
にこ(いや、焦ったらいけないわ…チェス盤をひっくり返すのよ、にこ)
にこ(花陽と真姫とニャースがいることをわかってる上でここに居続けるのは…私たちが動けないことをわかっているから…たしかに穂乃果たちの前にニャースを連れてきて混乱を起こすことは今はデメリットにしかならないわ)
にこ(逆に言えば…あいつにとってもここで接触するのは予想外のはず)
にこ(当初の予定とは変わるけど…ここで仕留めないと次のチャンスがあるのかもわからない…)
にこ(…決断の時ね)
パパパパパッ送信
………… ポンッ
花陽「にこ先輩から連絡だ…」
ニャース「なんてきたにゃ?」
……
LINEグループ:凛奪還部隊
にこ:予定変更 屋上に集合 合図で入って
花陽:わかりました!
真姫:穂乃果先輩達にはなんて言ったの?
にこ:あいつに気づかれてる 穂乃果達には後で説明するわ
……
真姫「はぁ?予定と違うじゃない…」
真姫「仕方ないわね、行くしかない」
……
花陽「いよいよ凛ちゃんの体に会えるよ」
ニャース「緊張してきたにゃ…」
花陽「私も頑張るから頑張ろう凛ちゃんっ!」
ニャース「にゃ!頑張るにゃ〜!」 今日はここまでです
明日は早朝か、無理そうだったら夜になります 海未「さっ、練習も終わりましたし、支度をして帰りましょう」
凛「帰るにゃー!」
にこ「あっ、いっけなーい!リストバンドをどこかに落としちゃったにこ!探すの手伝って〜」
ことり「えっ、リストバンドなくしちゃったの?」
穂乃果「もぉーにこ先輩はおっちょこちょいだなぁー」
海未「穂乃果に言われたくないと思いますが…」
にこ(よしっ)
…
LINEグループ:凛奪還部隊
にこ:今よ! 今のうちに屋上に来てドアを閉めて!
花陽:はいっ!
真姫:了解
…
ダッダッダッダッ
真姫「花陽!」
花陽「真姫ちゃん!準備できてるよ!」
ニャース「にゃーはまだ隠れてていいのかにゃ?」
花陽「うん!身体を取り押さえてから出てきて!」
ニャース「わかったにゃ!」 真姫「よし、入るわよ!」
花陽「うん!せーのっ!」
ガチャッ
花陽「凛ちゃん!!!」
花陽「あ…あれ…?」
真姫「嘘…どういうことよ…」
穂乃果「あれっ?花陽ちゃんに真姫ちゃん、今日は休むって言ってなかったっけ?」
花陽「あっ、あのっ…凛ちゃんは…」
穂乃果「凛ちゃんは今日休みだったよ、聞いてなかった?」
真姫「にこ先輩は…?」
ことり「2人とも休みだよ?」
海未「てっきり4人で何か共通の予定があると思っていましたが…違ったのですね」
花陽「そんな…」
真姫「なんなのこれは…どうなってるのよ…」
穂乃果「どうしたの?顔色悪いけど大丈夫…?」
花陽「くっ…」
ダッダッダッダッ
真姫「あっ、花陽っ!」
ダッダッダッダッ
穂乃果「…?2人ともどうしちゃったんだろ?」 花陽「なんで…!なんでなんでなんで…!はぁっはぁっ」
ダッダッダッダッ
ニャース「にゃにゃ!?どうしたにゃかよちん!?」
真姫「待って!落ち着いて花陽!」
花陽「落ち着いてなんかられないよ!にこちゃんと凛ちゃんの体が…!」
真姫「いいから少し待ちなさい!!!私の話を聞いて!!」
花陽「…っ!」
ニャース「にゃにゃ…」
真姫「一回落ち着いて話を聞いて欲しいの」
真姫「まずLINEのグループを見てみて」
花陽「わ、わかった」
…
LINEグループ:凛奪還部隊
にこ:まだ来れないの!?時間稼ぎをするのも限界よ!
… 花陽「えっ!?」
真姫「にこちゃんは屋上にちゃんといるわ、しかもまだ時間を稼いでる」
花陽「ど、どういうこと…?」
真姫「本来非現実的で絶対にありえないことだけど…存在している空間が捻じ曲がっている…のかもしれないわ」
ニャース「にゃっ…にゃにゃ?さっきからなんの話をしてるにゃ?にゃー外が見えなかったからまったくわからないにゃ…」
真姫「1から話すわね」
真姫「まず屋上に行ってドアを開けたわね。その時に異変があった」
真姫「凛の体とにこ先輩がいなかったのよ」
真姫「いたのは穂乃果と海未とことりだけで、凛とにこ先輩は休みってことになってたわ」
ニャース「にゃにゃ!?連絡が取れてたんじゃなかったのかにゃ…?」
真姫「ええ、連絡は間違いなく取れていた。なんなら今も取れてはいるわ」
真姫「でもここに私たちの知るにこ先輩はいないことになっている、もちろん凛もね」 ニャース「つまり…にこ先輩とにゃーがいる世界とは違う世界にいる…ってことなのかにゃ…?」
真姫「考えたくはないけどその可能性が高いわね」
真姫「そうなると問題は…」
花陽「何が原因だったのか、だよね?」
真姫「そうよ、おそらくあっち側の凛はなにかを握っている」
真姫「けど…あなたと凛の体を絶対に会わせないように見えない力が働いてるとしか考えられないことが起きてる」
真姫「何か原因があるはずよ」
ニャース「にゃ…もしかして…いや、まさかにゃ…」
花陽「思い当たる節があるの!?凛ちゃん!」
ニャース「いや、あくまでもしかしたらってだけで…」
真姫「いいから言ってみて!」
ニャース「神田明神…」
ニャース「にゃーはあそこに行ってから感覚が変わっちゃった…けどにゃーの身体は人前に現れるようになったにゃ」
真姫「!!そういうことね」
花陽「えっ、どういうこと?」
真姫「つまり…元々私たちがいた世界がA、今いる世界がBだとすると…この子がいる近辺だけ世界が不安定で逆の世界を取っていることになるのかもしれないわ」
真姫「そのスイッチになったのが…神田明神での身体感覚の変化」
花陽「えっ…もしかして…」
真姫「そうよ、おそらくそのもしかしてだと思うわ」
ニャース「にゃ…」 真姫「この子の身体の持ち主が望んだ元のニャース…つまり言葉を発さず二足歩行をしないニャースに近づけば近づくほどに…こっちの凛とあっちの凛の存在の安定性が増すってこと」
真姫「つまり…この子が喋れなくなった時に…」
ニャース「そういうことなんだと思うにゃ…」
花陽「そんなっ…」
…
LINEグループ:凛奪還部隊
……
真姫: …ってことが起きてるわ
にこ:はぁ!?そんなことありえると思ってんの!?
真姫:そもそも凛がニャースになるなんてことが非現実的よ、もう今更驚かないわ
にこ:たしかにそうだけど…
花陽:にこ先輩は今どこにいるんですか?
にこ:さすがにずっと引き止めることも出来なかったから部室に戻ってきてるわよ
真姫:私たちも部室よ
にこ:つまり…本当に世界が入れ替わった可能性が高いってわけね
花陽:そうなんだと思います… にこ:んで?ここからどうするつもり?
真姫:まず2つの世界を1つに戻すわ
にこ:は…?どうやってよ?
花陽:神田明神に行きます…
にこ:また神田明神?…何か原因があるのね?
真姫:ニャースを凛に、凛をニャースに完全にシフトさせるわ
にこ:は?
真姫:凛いわく夢に出てきたニャースは喋れなくなっても二足歩行できなくなってもいいから人間になりたい…って望んでたらしいわ
真姫:つまり…こっちの凛が完全にニャースになった時に…2つの世界が繋がるはず
にこ:認められないわ
真姫:え?
にこ:大事な後輩が言葉を失おうとしてるのよ!しかも成功するのかどうかもわからない!次凛に遭遇するタイミングもどうなるかわからない!それなのに…
花陽:大丈夫、凛ちゃんを信じて
花陽:きっと凛ちゃんは元に戻ります
にこ:花陽…
花陽:元の凛ちゃんを取り戻すために…少し危険かもしれないけどやるしかないです…!
にこ:わかったわ、神田明神に行けばいいのね
真姫:ええ、すぐに出ていいわ、こっちももうすぐに出るから
花陽:お願いします …
真姫「これで連絡はできた、あとは行くだけ…ってわけね」
ニャース「神田明神…なんでかすごくあそこには近づいちゃいけない気がするにゃ…」
花陽「そうだよね…だって凛ちゃんがどんどん変わっていっちゃうんだもん…」
ニャース「それもそうなんにゃけど…それだけじゃない…何かがある気がするのにゃ…」
真姫「…気は進まないけど行って確かめるしかないわ」
ニャース「もちろんにゃ…こんなにみんなが手伝ってくれてるのに、びくびくなんかしていられないにゃ!!」
花陽「凛ちゃん…」
ニャース「神田明神までお願いするにゃ!」
花陽「うん…行こう…!」 今日はここまでです
もしかしたら深夜にもう一度更新するかもしれません、できなかったら明日の夜になると思います ごめんなさい、ちょっと今日の更新難しいかもしれません…
明日の書こうと思いますのでお待ちください 神田明神
ニャース「ついに来たにゃ…」
花陽「…本当に大丈夫…?」
ニャース「…大丈夫と言えば…嘘になるにゃ」
ニャース「この体でもみんなは変わらずに優しくしてくれた、仲良くしてくれたにゃ」
ニャース「でもそれは言葉があったからだったと思うにゃ…」
ニャース「言葉がなくなったらにゃーは本当にニャースになってみんなと話すこともできなくなっちゃうかもしれないにゃ…」
ニャース「でも!この身体でいつまでもいるわけにいかないにゃ!覚悟は決めてるにゃ!」 花陽「うん…わかった…!」
真姫「例え話せなくなっても凛は凛でしょ」
花陽「そうだよ!どんな形になっても凛ちゃんは凛ちゃんだよ!」
ニャース「2人とも…」
ニャース「にゃにゃにゃ!!テンション上がるにゃー!!」
ガサゴソ
ピョコッ
花陽「あっ、凛ちゃん!」
ニャース「ふにゃっ!」
花陽「バッグから出て大丈夫なの?まだうまく歩けないんじゃないの?」
ニャース「大丈夫にゃっ!ここから先はにゃー自身で歩いて行くにゃ!2人は後ろでついて見ててほしいにゃ…」
花陽「うん…頑張ってね、凛ちゃん…!」 鳥居前
ニャース「うにゃ…やっぱりここに来ると体中がこわばる感覚に…いや、そんなこと言ってられないにゃ!」
花陽「大丈夫…?」
ニャース「平気だにゃ!」
真姫「この前みたいに倒れそうだったらすぐに支えるわ」
ニャース「ありがとうにゃ!」
ニャース「………」
ニャース「これで喋れなくなるかもしれないからこれだけは言わせてほしいにゃ」
花陽「凛ちゃん…」
ニャース「にゃーはみんなが大好き!友達でいてくれてありがとうにゃ!」
真姫「っ…」
花陽「凛ちゃん…っ…」
ニャース「大丈夫、きっと元どおりになるにゃ…」
ニャース「行くにゃ…!」
タッタッタッタッタッ
鳥居通過
ニャース「うにゃあ!」
バタン
花陽「おねがい…元に戻って…」
……… 今日は短いけどここまでです
明日の昼あたりに書けたらと思います 予想外な形でにゃーの願いは叶ったにゃ
……
叶ってしまったのにゃ
こんなことになるにゃんて思ってなかったにゃ
……
神様はにゃーを人間にしてくれた
ある女の子と身体を交換するにゃんて形で
人間になってたくさんのものを得ることができたにゃ
美味しいご飯も食べられる
痛い思いもしなくて済むし
人の暖かさにたくさん触れることができたにゃ
でもそれは元々にゃーのものじゃにゃい
誰かからそれを奪ってまでにゃーが幸せになるにゃんて
そんなの許されていいことじゃにゃいはずにゃ その女の子はとっても優しかったんだにゃ
優しいからにゃーに身体を貸すことを許してくれたにゃ…
でもこのままじゃ…ずっと戻れなくなってしまうにゃ
元に戻る条件はただ一つ
他の人に気づいてもらうということ
簡単に思えるかもしれないにゃ
けど神様はそこに3つの縛りを与えたのにゃ
それが
自分の本当の名前を言うことができなくなること
貸された身体の持ち主になりきること
神社の本殿に近づかないこと なりきることは簡単だったにゃ
身体の記憶を遡ることができたから
それだけじゃにゃく…身体が勝手になりきるように動くのにゃ
だから周りの人はそのことに気づけないにゃ
しかも神様は意地悪なことに
直接会うことにも縛りをつけたみたいだにゃ…
けど神様にも誤算があったにゃ
その誤算が唯一の戻るすべになるはずにゃ…
お願い…気づいて凛ちゃん… ……………
にこ「着いたわね、ひとまずあいつらに連絡を」
?「ふふっ…待ってたわよ」
にこ「…本当に意味がわからないことばっかり起こるわね」
にこ「あんた、なんでここにいるのよ?真姫ちゃん…」
真姫?「人間たちが右往左往する様を見るのは楽しいわね」
にこ「いや、あんた真姫ちゃんじゃないわね」
にこ「本当の真姫ちゃんはあいつらと一緒のはず、あんたは一体なんなの?」
真姫?「あら、意外と感が鈍いのね」
真姫?「いいわ、意地悪するために出てきたわけじゃないから。教えてあげる」
真姫?「私は観測者よ、あなた達を見守る神様の使い、って言ってもいいわね」
にこ「はぁ…化け猫の次は神ね…まぁ神が出てきても驚かないわ、いまさらだもの」
にこ「それよりも…なんでその姿で私の前に現れたの?なんも用がなくて出てきたわけじゃないのよね?」
真姫?「ええ、その通りよ」
真姫?「率直に言うわ、このままだとずっとあの子達は戻れないわ」
真姫?「私としてはあなた達があたふたしてるのをずっと見てるのも悪くないけどね♪」 真姫?「この姿はただ適応性が高かったから…すこーし借りちゃった♪」
にこ「あんた…その身体に変なことしてないでしょうね…?」
真姫?「当然でしょ、仮にも神よ?使いだけど」
真姫?「こんなこと話してる場合じゃないわ、もうすぐあっちの世界で動こうとしてるみたい」
真姫?「彼女達を起点にして…分離したもう片方の人物は統合される、私があなたにヒントを伝えられるのはこれが最初で最後のチャンスよ」
にこ「ちょっと待ちなさい、あいつらを起点ってことは私は…」
真姫?「そうね、あっちの世界の矢澤にこに戻るわ」
真姫?「でも安心して、こちらの世界の記憶は無くならないわ」
真姫?「そもそも世界が別れたって言うのが適切じゃないわね。」 にこ「…じゃあなんでいまあいつらはここに居ないのよ?」
真姫?「磁石のようなものよ、あの子達が弾き出されたってだけ、実際こっち側にはずっと星空凛は存在していたわ」
真姫?「星空凛とあの子達が接触しようとした時に…いわば同極同士ね、それが接触しそうになった時に反発して、あの子達が弾き出されたってわけ」
にこ「…なんでそんなことになるのよ」
真姫?「それが条件だからよ、身体を交換することのね」
にこ「条件ってなによ、勝手に交換しといて挙句条件!?ふざけるんじゃないわよ!」
真姫?「落ち着いて聞きなさい、戻れなくなってもいいの?私はどちらでもいいのよ?ふふっ」
にこ「くっ…悪かったわ」
真姫?「本来ならこんな話、ただの人間に話すわけにはいかないんだけど…今回はこっちにも手違いがあったからね特別サービスみたいなものよ」 >>228
これからロケット団が出てくるから見とけ ニャースに戻って落ち込むニャースの肩を叩いてラーメン食べに行くんですね分かります にこ「手違い?どういうことよ」
真姫?「それについては…答えになるようなものだから、私からは言えないわ」
にこ「あくまで自分で見つけ出せってことなのね」
真姫?「そう、私ができるのはヒントを与えるだけ、核心をつくようなことは言えないようにされているわ」
にこ「…わかったわ。時間がないんだったわね…元に戻る方法を教えてもらっていいかしら?」
真姫?「元に戻るためには…他の人が気づくことが必要、相手の正体にね」
にこ「正体も何も…もうわかってることじゃない」
真姫?「けどこっち側の手違いによって…」
真姫?「気づかなければならない存在が限定されてしまった、その子が気づかなければ元に戻ることはないわ」
真姫?「その子は星空凛、ニャースの方のね」
にこ「凛も気づいてるじゃない!凛の身体にいるのがニャース!あんたの話通りならそれで元どおりのはずでしょ?」
真姫?「それで戻っていないのが現状でしょう?なら少しは頭を使って考えてみなさい」
真姫?「私から言えるヒントは…星空凛が自分の身体にいるものの正体に気づくこと、それだけよ」
にこ「意味がわからないわ…」
真姫?「これ以上のことは言えないわ、でもこのことをわかっていれば突破口は開けると思う」
真姫?「せいぜい頑張ることね」
真姫?「…あっちの世界で鳥居をくぐったみたいね、そろそろ統合されるわ」
にこ「あっちょっと!」
真姫?「最後にこれだけ」
真姫?「もうこれ以上神田明神には近づかないこと、いいわね」
にこ「どういうことよ!待ちなさ…」
………… …………
ニャース「んにゃ…」
花陽「あっ!凛ちゃん!大丈夫?」
ニャース「にゃにゃ…にゃ」
ニャース「にゃ?にゃにゃにゃ…」
花陽「凛ちゃん…本当に喋れなくなっちゃったんだね…」
真姫「こうなることは予想できてたでしょ」
花陽「そうだよね…でもこれで凛ちゃんの身体と接触はできるはず!」
真姫「でもおかしいわね…にこ先輩がいないわ…」
花陽「えっ、神田明神に来たって連絡は…」
にこ「はぁっはぁっ…待たせたわね」
花陽「あっ!にこ先輩!」
真姫「どこに行ってたの?息も切らして…」
にこ「ちょっとね…それより聞いてほしいことがあるの」
にこ「…戻し方がわかった」
花陽「えっ!?本当ですか!?」
真姫「…どういうこと?」 にこ「あっちにいる間にいろいろあってね、戻し方を聞けたのよ」
真姫「本当?やったじゃない、凛!」
ニャース「にゃにゃ!!」
にこ「あまり喜びすぎないほうがいいわ」
にこ「…凛が自分の身体の正体に気づくこと…これが戻し方だったのよ」
真姫「え…?」
にこ「私も思ったわ、凛の身体にいる存在はもうわかってるじゃない、ってね」
真姫「意味がわからないわ…」
花陽「もしかして…凛ちゃんの中には他の誰かがいるのかも…」 にこ「は?ニャースじゃないなら誰だっていうのよ」
花陽「それは…わからないけど…」
真姫「でも元に戻らないってことはそういう可能性もあるってことね」
にこ「ずっと考えてるだけでも仕方ないわ、まずやるべきことがあるでしょ」
花陽「うん…凛ちゃんの身体に会いに行かないと」
真姫「この時間ならもう家にいるかしら?」
花陽「いつもならもう家だと思うよ」
ニャース「にゃにゃ!」
真姫「ひとまず家に行ってみましょう」 凛宅
ピンポ-ン
花陽「あっ、こんばんは、夜分にすいません、花陽ですっ。凛ちゃんはいますか?」
凛母『あっ、花陽ちゃん!ちょっと待っててね、すぐ呼ぶから』
ガチャッバタン
凛「あれっ?みんな揃ってどうしたんだにゃ?」
花陽「凛ちゃん…ちょっと一緒に来て欲しいんだけど…いい?」
真姫「悪いわね夜中に」
凛「う、うん…大丈夫だけど…」
真姫「話はしてあるから私の家に向かいましょう」 真姫「歩きながら大まかな話はしていくわ」
凛「わかったにゃ…」
トコトコトコトコ
にこ「驚くかもしれないけど…まずこいつを見て」
ガサガサ
ニャース「にゃにゃにゃ…」
凛「あ、猫さんだにゃ!どこかで拾ったのかにゃ?」
花陽「この猫の中にはね…凛ちゃんがいるの…」
凛「え…?どういうことにゃ…?」 今日はここまでです
申し訳ないのですが、明日は更新できるかどうかわかりませんので、明後日になるかもしれません… 花陽「凛ちゃんの魂…みたいなものかな」
凛「か、かよちん?」
にこ「まぁ何言ってんだってなるわよね、ましてや自分だもの」
真姫「もう直ぐ着くわ、込み入った話になるからゆっくり話しましょう」 真姫宅
真姫「簡潔にいうと…私たちはあなたが本当の凛じゃないんじゃないかと思ってるってわけ」
凛「…なんでいきなりそんなこと言うのにゃ…」
にこ「もう無理して演じなくていいのよ?あんたは凛じゃないんでしょ?」
凛「疑うならそっちの猫さんの方を疑うべきだにゃ」
花陽「ごめんね、凛ちゃん…ちょっとだけ質問するね」
凛「…わかったにゃ」 花陽「まず…今日学校には来てなかったけど練習には行ったんだよね?なんで学校に来なかったの?」
凛「今日の午前中は体調が悪くて…学校休んじゃったんだにゃ、寝たら元気になったから練習は出たけど」
花陽「昨日は?」
凛「昨日も体調が悪かったから家で大人しくしてたにゃ」
花陽「…一昨日は?」
凛「一昨日も…」
花陽「わかった、ありがとう」
凛「…」 花陽「じゃあ質問も終わったし…今日はもうゆっくりしよっか」
にこ「はぁ!?」
真姫「ちょっと…まだまったく解決してないのに気が抜けすぎなんじゃない?」
花陽「そうかもしれないね…でもいきなりこんなこと言っても凛ちゃんが可哀想だし」
ニャース「にゃー」
凛「ありがとう、かよちん」
にこ「はぁ…花陽は凛に甘いわねぇ」
真姫「まぁいいわ…私は夕飯のお願いしてくるから少し待ってて」
にこ「あ、夕飯なら私が作るわよ、押しかけちゃってる身だしね」
真姫「悪いからいいわよ、お手伝いさんに頼めば…」
にこ「おて…に、にこも普段はお手伝いさんに作ってもらうんだけど〜…さすがに世話になりっぱなしはにこの流儀に反するから今日は私が作るわ!」
真姫「気にしなくていいのに…」
にこ「買い物行くからちょっと付き合ってもらってもいいかしら?」
真姫「わかったわ、花陽たちはどうする?」
花陽「私は久し振りに凛ちゃんと話したいから残っててもいいかな?何か手伝えることがあれば呼んでくれて大丈夫だから」
真姫「わかったわ、それじゃあ行きましょうにこ先輩」
ガチャッバタン 花陽「2人とも行ったみたいだね」
ニャース「にゃにゃ」
花陽「凛ちゃん、さっきの質問の回答、ありがとうね」
凛「ううん、わかってくれたみたいで嬉しいよ、かよちん」
ニャース「にゃにゃ」
花陽「あとは…こっちの凛ちゃんに言葉を思い出してもらうだけかな…」
凛「そうだね…どうするんだにゃ?」
花陽「この絵本を使おうかなって、今日凛ちゃんが喋れなくなっちゃうかもしれないから…念のために持ってきておいたの」
ニャース「にゃー…」
花陽「ダメだよ、凛ちゃん、お勉強もしないと」
凛「なんか変な感じだにゃー」 花陽「元々喋れてたのが喋れなくなっちゃったんだから…何かきっかけがあれば思い出せるのかなとは思うんだけど…」
ペラッ
ペラッ
花陽「この絵本あいうえおじゃなくていろはにほへとで並んでて面白いよね」
凛「子供用なのに頭が痛くなりそうだにゃ」
花陽「いは痛いのい、ろはロケットのろ」
(いは痛いのい)
ニャース「…!?…にゃにゃっ…!」
ボコッボコッ
凛「にゃにゃ!?何してるにゃ!?自分を殴るのはやめて!」
ボコッボコッボコッ
凛「見てられないにゃ…!」バッ
花陽「待って!」
凛「かよちん!?どうして止めるの!?」
ニャース「い…痛い…いは…痛いのい…」 凛「!?」
花陽「じゃあ次は…?」
ニャース「ろは…ロケットのろ…」
凛「喋れるようになってるにゃ…」
ニャース「にゃー、しゃ、しゃべれてる…にゃ?」
花陽「うんっ!完璧だよ凛ちゃん!」
ギュッ
花陽「止めなくてごめんね…痛かったよね…」
ニャース「だい、じょうぶだにゃ」
凛「本当に喋れる猫さんだったんだね…」
花陽「喋ってるところ見てなかったもんね」
花陽「でもこれで…元に戻せるかもしれないね」 1です
今日も更新ができそうにありません…
次更新できるのが明日の夜、または明後日の夜になります
飛び飛びになってしまって本当に申し訳ないです…
完結は絶対にさせるので、引き続き見ていただけると幸いです ガチャッバタン
真姫「ただいま…ってどうしたの凛!?その顔は!」
ニャース「ちょ、ちょっと、ことばをおもいだすために…」
にこ「え!?喋れるようになったの!?」
ニャース「がんばったにゃ」
にこ「どんな方法で思い出したかわからないけど…あんまり無茶するんじゃないわよ」
ニャース「にゃにゃ」
凛「なんか変な感じだにゃぁ」 にこ「それじゃあ私は料理作ってくるから、台所借りるわね」
真姫「お願いするわね」
花陽「にこ先輩、何か手伝えることありますか?」
にこ「そうね、じゃあお米炊くのは任せようかしら」
花陽「わかりました!」
凛「凛も手伝おうかな!」
ニャース「にゃにゃ?」
花陽「どうしたの凛ちゃん?」
凛「ん?呼んだかにゃ?」
花陽「あっ、ごめんね、猫さんの方の凛ちゃん」
ニャース「いや、なんでもないにゃ、気のせいにゃ」
真姫「また不気味なこと言わないでよね…」 食卓
全員「いただきます」
パクッ
真姫「!!うちのお手伝いさんの料理よりも美味しいわ…」
にこ「当然よ!アイドルたるもの料理もできなきゃねっ」
凛「ご飯が美味しいにゃ〜」
ニャース「よく考えたらこの姿になってから初めてご飯を食べた気がするにゃ…」
にこ「はぁ!?大丈夫なの?」
ニャース「全然お腹は空かないから…不思議だにゃぁ」
にこ「さすがに今日は食べときなさい、解決の糸口を掴んだんだから、明日しっかり動くためにも今はエネルギーをつけたほうがいいわ!」
花陽「ふふっ、なんか小さいお母さんみたい」
にこ「だぁれがお母さんよ!」 ーーーー
全員「ごちそうさまでした」
凛「美味しかったにゃ〜!」
花陽「うんっ、また食べたいよね」
にこ「私の手料理は安くないわよ?」
真姫「うちで雇ってもらいたいくらいだわ」
にこ「…悪くない…じゃなかった!そんなの無理に決まってるでしょ!」
ニャース「うーん…なんか変だにゃ…」
にこ「なに?私の手料理に何か文句でもあるわけ?」
ニャース「にゃにゃ!料理は美味しかったにゃ!ごちそうさまでしたにこ先輩!」
ニャース「にゃーの気のせいかもしれないんにゃけどなにか違和感が…」 にこ「その話はあとで聞くから、今は先に片付けるわよ」
真姫「片付けならお手伝いさんが…」
花陽「さすがに自分たちで使った分は片付けなきゃ、お世話になってる身だし」
凛「にこ先輩と真姫ちゃんの分は凛達で片付けるにゃ、買い物行ってくれたし料理ご馳走になったし!」
にこ「そう?じゃあお言葉に甘えようかしら」
にこ「私たちは部屋でゆっくりしてましょ」
真姫「逆に悪い気がしてくるわね」
にこ「一流のアイドルは相手の心意気を立てるものにこ」 1です
テンポ悪くて申し訳ないですが、今日の夜に更新できそうです ーーーー
花陽「凛ちゃん、さっき何か気になってたみたいだけど何かあった?」
ニャース「にゃにゃ、なんでもないにゃ、気のせいだと思うにゃ」
花陽「何か気になることがあったら言ってね?」
ニャース「わかったにゃ!」
凛「凛たちは今日このあとどうするんだにゃ?」
花陽「早く凛ちゃんを戻したいけど…解決方法は凛ちゃんが気づくことだから、1日ゆっくりして明日また動こうかなって、明日は学校もないし」
ニャース「…」
ニャース「にゃーの身体の中には誰がいるんだにゃ…?」 凛「凛は凛だよ、あなたのよく知ってる星空凛」
ニャース「でもにゃーが星空にゃーだにゃ…」
凛「身体は猫さんなのに?」
花陽「身体は猫さんだけど、考えも行動も発言も、凛ちゃんそのものなんだよ」
凛「不思議だにゃぁ、凛が2人いるなんて」
ニャース「…なんで…にゃーの身体にいる人はにゃーのことを悪く言わないんだにゃ…?」
ニャース「普通は偽物が出てきたら自分が本物だってアピールするはずだと思うにゃ」
凛「うーん、どっちも本物…とかでいいんじゃないかにゃ?」
花陽「私も今はそう考ればいいと思うなぁ、そうするのが解決の近道かなって」
凛「喋ってばっかりだと洗い物が終わらないにゃ!早く終わらせて部屋でゆっくりしよー!」
花陽「そうだねっ」
ニャース「なんか変な感じだにゃぁ…」 ーーーー
真姫「片付けありがとう」
花陽「ううん、気にしないで」
にこ「みんな揃ったことだし、軽く明日の行動予定を立てましょう」
真姫「明日は休みだから、まず解決の糸口を掴むために凛…猫の方の凛には身体の方の凛と一緒にいてもらおうと思うんだけど…ややこしいわねこの呼び方」
にこ「凛ニャースと凛でいいんじゃないかしら?偽物呼びみたいで凛ニャースには悪いけど…」
ニャース「にゃーは大丈夫だにゃ、紛らわしいから仕方ないにゃ」
にこ「悪いわね、ってわけだから凛ニャースは凛と明日一日一緒に行動しなさい、それで何か気づくこともあるかもしれないわ」
凛「凛はいいけど、凛ニャースちゃんはそれでいいの?」
ニャース「もちろんだにゃ!何か気付けることもあるかもしれないにゃ!」
真姫「私とにこ先輩とと花陽はその間、昨日の凛の様子を聞くために凛の家にまず行こうと思うわ」
凛「えっ!?凛の家に行くの!?」
にこ「何かダメな理由でもあるの?」
凛「いや、ダメじゃないけど…なんか自分がいないのに友達が来るって変な感じだなぁって思って」
真姫「まぁ、そうよね…あんまり変に探ったりはしないわ、凛のお母さんに少し話を聞くだけにするつもりよ」 にこ「その後は穂乃果とことりと海未に話を聞いてみるつもり」
真姫「まぁあの3人は少ししか一緒にいなかったから何もわからないとは思うけれど…」
にこ「まぁダメ元で聞いてみてもいいでしょ」
にこ「ざっとこんな感じで動こうと思うんだけどどう?」
花陽「あっ、あのっ…私は凛ちゃん達についていってもいいですか?」
にこ「ええ、かまわないけど…何か理由があるのね」
花陽「うん…ちょっとだけですけど考えてることが」
真姫「そしたら明日は私とにこ先輩チーム、花陽と凛チームって感じね」
凛「久しぶりにお散歩楽しみだにゃぁ」
ニャース「ただのお散歩だと困るにゃ!」
花陽「意外とただのお散歩で気づくことがあるかもだよ、凛ちゃん?」
凛「そうそう、せっかく出かけるなら楽しくしなきゃだにゃ!」
ニャース「うーん、たしかにそうだにゃ!そしたら今のうちに二足歩行の練習を…」
花陽「私のバッグに入ってて大丈夫だから気にしなくていいよ?」
ニャース「練習だけはするにゃ、まだ時間もあるし」
花陽「あんまり無理しないでね」
ニャース「わかったにゃ」 しばらくぶりに追いついた
どう解決するんだろ、楽しみ 1です
ちょっと忙しくてなかなか更新できず申し訳ないです
明日の午前から再開しようと思います
この後も少し飛び飛びになりますが、最後までお付き合いください! 翌日
凛「んーっ!いい天気!絶好のお散歩日和だにゃぁー!」
ニャース「じゃあ行ってくるにゃ」
真姫「ええ、行ってらっしゃい、私たちも聞き終わり次第合流するわ」
にこ「それにしても驚いたわね…1日で歩けるようになるなんて」
花陽「体中ボロボロにしちゃって見てられなかったよぉ…」
ニャース「にゃにゃ、ごめんにゃ、ずっとバッグの中はかよちんが大変かなって思って頑張ったにゃ」
凛「無理は良くないぉ、でもよく頑張ったにゃ!」
花陽「私はずっとバッグでも気にしないのに」
ニャース「にゃーもかよちんと一緒に歩きたかったんだにゃ」
にこ「まぁ、歩けるようになったのは嬉しいけど…人目につく場所ではちゃんとバッグに入りなさいよ?」
ニャース「わかってるにゃ」
花陽「じゃあ…行ってきます、何かあったら連絡してね」
真姫「わかったわ、そっちも頼むわね」
凛「行ってくるにゃ!」 >>297
訂正
翌日
凛「んーっ!いい天気!絶好のお散歩日和だにゃぁー!」
ニャース「じゃあ行ってくるにゃ」
真姫「ええ、行ってらっしゃい、私たちも聞き終わり次第合流するわ」
にこ「それにしても驚いたわね…1日で歩けるようになるなんて」
花陽「体中ボロボロにしちゃって見てられなかったよぉ…」
ニャース「にゃにゃ、ごめんにゃ、ずっとバッグの中はかよちんが大変かなって思って頑張ったにゃ」
凛「無理は良くないよぉ、でもよく頑張ったにゃ!」
花陽「私はずっとバッグでも気にしないのに」
ニャース「にゃーもかよちんと一緒に歩きたかったんだにゃ」
にこ「まぁ、歩けるようになったのは嬉しいけど…人目につく場所ではちゃんとバッグに入りなさいよ?」
ニャース「わかってるにゃ」
花陽「じゃあ…行ってきます、何かあったら連絡してね」
真姫「わかったわ、そっちも頼むわね」
凛「行ってくるにゃ!」 テクテク
凛「なんかこうやって歩くのも久しぶりな気がするにゃー」
花陽「そうだね、懐かしく感じちゃうね」
ニャース「いままで見てた景色なのに視界が違うから新鮮だにゃ…」
花陽「あ、凛ちゃん感覚はまだ治ってないんだったね」
ニャース「そうなんだにゃ、子供の頃見た景色に近い感じがするにゃ」
凛「大変そうだにゃあ…」 書きたくないんでしょ俺も昔飽きた時に同じことやったわ どんなラストだろうと完結させることが大事なんやで
やり遂げたら自信になるし
スローペースでいいから続き待っとるで >>298
訂正箇所が何処なのか分からん
何度読み直しても分からん テクテク
凛「あっ!見て見てかよちん!懐かしいねこの公園!」
ニャース「本当だにゃ、にゃーがブランコから落ちて大泣きしたところだにゃ」
凛「こっちの方なかなか通らないから久しぶりだにゃぁー」
花陽「そんなことあったかな?」
凛「あったよぉ〜、覚えてないの?」
花陽「うーん…」
ニャース「かよちんも一緒に居たんだけどにゃぁ」
ニャース「これとかも懐かしいにゃ!めちゃくちゃ長い滑り台!」
凛「あー、これも凛が勢い余って砂場に投げ出されて…」
ニャース「これも大泣きしたんだよにゃぁ…」
花陽「うーん…ごめん、覚えてないみたい…」
ニャース「にゃにゃ!?かよちん忘れちゃったのかにゃ?」
花陽「ごめんね…」
凛「…よし!そろそろ次の場所に向かうにゃ!」 テクテク
凛「あっ!この坂も久々に通るにゃ!」
ニャース「にゃぁ、この坂やっぱり急だにゃぁ…」
凛「そう?昔よりもなだらかに感じるけど…」
花陽「猫さんの方の凛ちゃんは感覚が戻ってないから…」
凛「あっ、そっか!ここでも大変な思いしたもんねぇ」
ニャース「自転車に乗れるようになって初めてかよちんと出かけてた時に…」
凛「この坂で転んで擦りむいて…その日はお出かけなしになって、この坂避けるようになったんだよね」
ニャース「この坂は今でもちょっとトラウマ気味だにゃ」
凛「なんか避けちゃうよね、こっちのルート」
花陽「うーん…そんなことあったっけ…?」
ニャース「かよちん…?」
花陽「ご、ごめんね、ちょっと覚えてなくて…」
凛「かよちんがど忘れなんて珍しいにゃ」 テクテクテクテク
凛「あっ!この道…!近くに…」
凛「まだあったにゃ!」
ニャース「にゃぁー、懐かしいにゃ駄菓子屋さん」
凛「かよちんが間違えて買う前の商品開けちゃって怒られたところだにゃぁ」
花陽「そんなことあったかな…」
ニャース「あったにゃ!かよちん全然覚えてないにゃ…?」
花陽「駄菓子屋は覚えてるんだけど…」
ニャース「かよちんどうしちゃったのにゃ…?」
凛「あっ!駄菓子で思い出したにゃ!そろそろお昼の時間だよ!ご飯食べに行くにゃ!」 ファミレス
花陽「凛ちゃん苦しくない?」
ニャース「大丈夫だからゆっくり食べて欲しいにゃ!」
花陽「ごめんね、私たちだけ」
ニャース「大丈夫だにゃ、この身体になってから全然お腹が空かないのにゃ」
凛「凛はこれにしようかな!」
花陽「黄金米漬物セットかぁ、私は焼き魚ランチにしようかな」
ニャース「にゃにゃ…?」
ニャース「かよちんはどっちを頼んだのかにゃ?」
花陽「私は今日は焼き魚ランチにしたよ」
ニャース「にゃにゃ…にゃ?」 りんぱな「ごちそうさまでした」
凛「この後はどこをお散歩しようかにゃぁ」
花陽「小学校の方とか回ってみる?」
凛「いいかもしれないにゃ!」
ニャース「食べ終わったかにゃ?」
花陽「うん、待たせちゃってごめんね」
ニャース「大丈夫だにゃ」
凛「今から小学校の方に行くから、店出たら出てきて大丈夫だにゃ」
アリガトウゴザイマシタ-
テクテクテク 花陽の様子もおかしいような
エタらなけばペースは好きにしてくれたらいいよ
続き楽しみ 黄金米セットを頼まないなんてこのかよちん偽物だな
こっちの偽物でも良いからかよちん下さい 小学校
花陽「ここも久しぶりに感じるね」
凛「そうだね、あの頃と全然変わらないねここも」
ニャース「小学生の頃かぁ〜、懐かしいにゃ〜」
テクテク
女の子A「今日は何して遊ぶ?」
女の子B「ちょっとだけでいいんだけど…お店で服とか見てみたい!私も女の子らしい服着てみたいなぁって」
女の子A「うんうん!いいと思う」
男の子A「お前が女の子らしく?似合わないからやめとけよ!」
男の子B「服見るのとかつまらないよー、みんなで鬼ごっことかやろうぜ!」
女の子B「そ、そうだよね!そっちの方が楽しいもんね!」
女の子A「そ、そんなことないよ!可愛いと思うよ…」
女の子B「大丈夫大丈夫、みんなで鬼ごっこやろっ!」 花陽「酷い…あんな言い方したら…って凛ちゃん…?」
凛「ちょっといいかにゃ?」
男の子A「ん?なにお姉さん?」
男の子B「変な喋り方〜」
凛「この女の子に謝って」
凛「その女の子…たぶん傷ついてるよ」
女の子A「お姉さん…!」
女の子B「だ、大丈夫です!私は別に…私が可愛くないのは本当のことだし…」
シャガミッ
凛「自信をもって、君は可愛いよ。きっと誰よりも女の子らしい、でも自信がないだけ」
凛「男の子達っ!女の子にそんなこと言うと嫌われちゃうよ!もしこれでこの子が女の子らしい格好しなくなっちゃったらどうするの?そんなの可哀想でしょ!?」
女の子B「お姉さん…」クスン
男の子A「で、でもこいつ普段全然女らしくないし…」
男の子B「サッカーとかもよくやるし
凛「サッカーくらい女の子もやるよ!君たちも逆の立場で…男らしくないとか言われたら嫌でしょ…?」
男の子A「う、うん…」
男の子B「ごめんなさい…」
凛「わかればいいにゃ!もう傷つけるようなこと言っちゃダメだよ?」
女の子B「お姉さん…ありがとう」ニコッ
凛「どういたしまして」ニコッ 花陽「すごいね…」
ニャース「!!今の…もしかして…」
花陽「どうしたの凛ちゃん?」
ニャース「昔この場所で似たようなことがあったから…あの時あんな風に言ってくれる人がいたらにゃーも…」
花陽「凛ちゃんも女の子らしい格好したがらないもんね」
ニャース「…」
凛「ただいまにゃ」
花陽「あっ、おかえり、凛ちゃん急に行っちゃうからびっくりしちゃったよぉ〜」
凛「もうあんな思いさせたくないから…頑張っちゃったにゃ」ニコッ
花陽「あんな風に言う男の子がいるんだね…女の子が可哀想だよ」
ニャース「!!」
ニャース「そういうことだったのかにゃ」
花陽「どうしたの?」
ニャース「…一回真姫ちゃん達と合流したいにゃ、いいかにゃ?」
花陽「うん、大丈夫だよ。何かわかったの?」
ニャース「にゃ、たぶん…でもずっとあった違和感もこれなら納得できるにゃ」 かよちんの偽物感はどこに繋がってくんだろうか、気になる >>334
すいません、移動中に書いてる時や自宅でwi-fi拾ってない時は庭で、自宅で書いてる時は家になってるので両方とも本人です
紛らわしくて申し訳ないです ーーーー
神田明神階段前
花陽「あ、お疲れ様ですにこ先輩」
にこ「おつかれ。それで、わかったことって?」
ニャース「にゃ、その前に一応2人の情報も知りたいにゃ」
真姫「私たちは収穫なしよ、凛のママはいつも通りの凛だったって言ってたし2年生組も同じような感じ」
にこ「予想はできてたけどね。まぁ強いて言うなら…いつもよりもご飯をよく食べてたって言ってたくらいかしら」
ニャース「ありがとうにゃ、たぶん…そういうことなんだにゃ…」
真姫「そういうこと?」
ニャース「あってるかはわからないんにゃけど…」
ニャース「入れ替わってるのはにゃーだけじゃなかったのかもしれないにゃ」 にこ「え?それってどういう…」
ニャース「1から説明するにゃ」
ニャース「昨日にゃーの身体と合流してから…具体的には夜ご飯の辺りから違和感があったにゃ」
ニャース「昨日のご飯の中には焼き魚があったはずにゃ、にゃーはご飯だけ食べたけど」
にこ「そうね、あんまりお腹空いてないって言ってたし」
ニャース「にゃーはお魚が好きじゃないのに…にゃーの身体は普通に食べてたにゃ」
真姫「言われてみればそうね、普通に食べてたから気にしなかったけど」
ニャース「ご飯関係だともう一つ…」
ニャース「かよちんが焼き魚定食を頼んで…にゃーが黄金米漬物セットを頼んでたのにゃ」
ニャース「お米大好きなかよちんがお米メインのメニューがあるのに他の定食を頼むなんてとてつもない違和感だったにゃ」 ニャース「散歩中に公園に行った時…かよちんは昔の記憶があやふやだった…けどにゃーの身体は記憶がしっかりあったにゃ」
にこ「凛の記憶があるのはおかしいわよね、凛ニャースの方に凛がいるんだから」
ニャース「…確信に至ったのは…小学生の男の子をにゃーの身体が怒った時にゃ」
にこ「あんたそんなことしてたの!?」
凛「女の子が可哀想で見てられなかったにゃぁ〜!」
凛「男の子が女の子に向かって女っぽい格好は似合わないとか言うから黙ってられなかったにゃ」
ニャース「実はにゃーも昔…同じようなことがあったのにゃ」
ニャース「珍しくスカートを履いてかよちんと一緒に通学してた時…男の子にバカにされたことがあって…それ以来にゃーは女の子らしい格好をしなくなったにゃ」
真姫「そんなことがあったのね…」
ニャース「でも今日かよちんは…まるで初めてあんなことを言う男の子を見たかのような感じだったにゃ」
ニャース「その時のにゃーの身体が言ってたことも気になったにゃ」
ニャース「もうあんな思いをさせたくないって…まるで前一回あってどうすることもできなかったような口ぶりだったのにゃ」 真姫「…!!まさか…」
ニャース「たぶん…そのまさかだと思うにゃ」
スゥッ
ニャース「にゃーの中にいるのはかよちん、かよちんの中にいるのは、にゃーのこの身体…ニャースだにゃ」
花陽「…ありがとう気づいてくれて」
凛「お疲れ様にゃ、凛ちゃん」
ニャース「…いつから入れ替わってたのにゃ…?」
花陽「詳しい話は上に上がってからにしよう」
ニャース「上?」
凛「神田明神の本殿のところにゃ」
ニャース「でもあそこは…」
花陽「もう大丈夫なはずだよ」
ダンッ
にこ「ちょっと待ちなさい、散々振り回した挙句あんた達は知ってたみたいな言い方して…どう言うつもり?」
真姫「それに…もしもあなた達が私たちを騙してたなら…その大丈夫も信用できないわ」
凛「…一回ちゃんと話した方がいいかもしれないね」 花陽「凛ちゃん、いま鳥居から嫌な感じはする?」
ニャース「そういえば…今はしないにゃ」
花陽「話をするのにも一回上に行きたいな、ダメかな?」
ニャース「…わかったにゃ」
真姫「本当に?」
にこ「大丈夫なんでしょうね?」
花陽「私もわからないけど…もう戻る条件は整ったはずだし大丈夫なはず…」
にこ「たしかにあの子もそんなことを…」
真姫「あの子?」
にこ「なんでもないわ」
凛「疑っちゃうようなことしてごめんにゃ…でも絶対に戻れるはずだから信じてほしいにゃ」
真姫「…わかったわ」
にこ「上に行ったら話しなさいよね」
凛「ありがとう」 タッタッタッタッ
ニャース「鳥居…くぐるにゃ…」
花陽「私たちも一緒にくぐるよ」
凛「にこ先輩と真姫ちゃんは外から見ててほしいにゃ」
にこ「わかったわ」
ニャース「行くにゃ」
トコトコトコ
ピカーーーーッ 凛「も、戻った…にゃ?」
花陽「うんっ、戻ってるよ凛ちゃん!」
凛「かよちん達は戻ったにゃ…?」
花陽「うんっ、私も元通りだよ!」
凛「よかったにゃぁーー!」
ニャース「迷惑かけてごめんなさいにゃ…」
花陽「ううん、私も悪かったから気にしないで」
真姫「本当に花陽達も入れ替わってたのね…」
にこ「戻って一安心だけど…事情を説明してもらおうかしら」
ニャース「にゃーから話すにゃ」
ニャース「事の成り行きはにゃーが人間になりたいとお願いしたことから始まったにゃ」
……… ………
真姫「なるほどね、それで体を貸してくれるって言ってくれたのが花陽だったと」
花陽「うん、必死にお願いしててかわいそうだったから」
にこ「あんた達が入れ替わった理由はわかったわ…でもなんで凛が巻き込まれたの?」
ニャース「それは…にゃーもわからないにゃ…」
花陽「わ、私はたぶんわかるんだけど…順を追って話して行っていいですか?」
真姫「ええ、そうね」
真姫「まず…花陽とニャースはお互いが入れ替わってるのをわかってたのになんで言わなかったの?」
にこ「そうね、あんた達が言えばすぐに解決できてたはずよね」
ニャース「凛ちゃんがにゃーになってた時のことを思い出してほしいにゃ」
真姫「どういうこと?」
ニャース「自分の名前も言えない、周りから見れば完璧に本人なんていう状態」
にこ「たしかに…あんた達自分の名前言ってないわね、かよちんとは言ってたけど…」
にこ「でも自分が本人じゃないアピールくらいならできたんじゃないかしら?」
ニャース「それに加えて…にゃー達は行動も制限されてたのにゃ、お互いを演じられるように」
真姫「そんなことされたらわかるわけないじゃない…」
ニャース「でも…抜け道があったのにゃ」
花陽「うん、私とニャースちゃんはその抜け道を使って凛ちゃんに気づかせようとしてたの」
花陽「私たちは身体を通した経験は引き継いでるんだけど…記憶は引き継がれないようになってたの」
凛「そういうことだったのかにゃ!だからあの時…」
ニャース「そうだにゃ、にゃーには昔の記憶はないにゃ、身体を通した経験しか残ってないから」
凛「かよちんがお米に飛びつかなかったのもそういうことだったんだにゃ…」 ぜんぜん分からん
一応読もうとは思って文字を追うんだが如何せん目が滑る いやわかるぞ
まあ間隔あいて記憶薄れてるならしゃーない いや意味わからん
説明が下手すぎるというのもあるけど説明台詞で片付けようとするからぐだぐだして理解しづらくなってる 凛「…2人はいつから入れ替わってたのにゃ?」
花陽「凛ちゃんがニャースちゃんの姿になってうちに来た時に…ご飯食べてくるって言った時あったでしょ?」
凛「うん…」
花陽「あの時実は…ここに来たの」
ニャース「そのタイミングで入れ替わったんだと思うにゃ」
凛「なんでここに…?」
花陽「それは後でまとめて話すね、全てがつながると思うから」
真姫「まぁつまり…同じタイミングじゃなかった…ってこと?」
ニャース「たぶんそうだにゃ。実は…にゃーはこことは少し違う世界から来てるのにゃ、その時差があったから花陽ちゃんが鳥居に来たタイミングで入れ替わったんだと思うにゃ」
にこ「まぁあんたはどう考えてもポケモンの世界から来てるわよね」
ニャース「にゃー達も全部わかるわけじゃないからあってるかはわからないんにゃけど…」
花陽「じゃあ後は…凛ちゃんが巻き込まれた理由について、だね」 花陽「凛ちゃんが巻き込まれたのはたぶんだけど…私と一緒にいたから、だと思う…」
凛「え?かよちんと一緒にいちゃダメだったってこと…?」
花陽「ううん、そういうわけじゃないの…」
凛「どういうことだにゃ…?」
花陽「…凛ちゃん、3日前の記憶の一部があやふやなんだよね…?」
凛「う、うん…それと関係があるの?」
花陽「うん、3日前のあの日…」
花陽「練習帰りに神田明神の軒下でお昼寝してたの」
凛「ん…?それとどんな関係が…?」
花陽「驚かないで聞いてね」
真姫「今更驚くも何もないわよ」
花陽「今のこの世界は…軒下で見てる私たちの夢の世界…ってことになると思う」
にこ「え…?どういうこと…?」
ニャース「現実的に考えて誰かと入れ替わる、なんてこと起こせるはずがなかったから…神様が夢の中でだけならって叶えてくれたのにゃ」
花陽「その時に凛ちゃんは私と一緒にお昼寝してたから…凛ちゃんも入れ替わりに巻き込まれちゃったんだと思う…」 凛「この世界が現実じゃないことはわかったにゃ…」
凛「でもなんで真姫ちゃんとにこ先輩は巻き込まれなかったの?」
花陽「…2人が夢の世界の住人…私たちの夢が作った存在だから…」
凛「え…?でもそうしたら真姫ちゃんとにこ先輩は…」
ニャース「にゃ…目が覚めたらこっちの2人はいなくなるにゃ」
凛「真姫ちゃん…にこ先輩…」
にこ「はぁ…何しょぼくれてるのよ、解決したんだからもっと喜びなさい」
凛「でも2人が…」
真姫「私たちのことは気にしないで、この世界から消えるわけじゃないんだし」
にこ「まぁ私たちが夢の住人なんて思いもしなかったけど…こんだけ非現実的なことに巻き込まれちゃうと案外すんなり受け入れられるわね」
にこ「こっちは気にしないでさっさと目覚めなさい。頑張りなさいよ、スクールアイドル」
真姫「あっちでも私の家に遊びに来て、きっと喜ぶと思うから…」
凛「…ありがとうにゃ」
花陽「ごめんなさい2人とも…私のせいで…」
にこ「あんたは猫に優しくしただけ、誰も悪くないわ、胸を張りなさい」
花陽「…はいっ」 ニャース「じゃあそろそろ目覚めに行くにゃ」
凛「どこに向かうにゃ?」
トコトコトコ
凛「えっ…これって…!」
花陽「うん、現実世界の私と凛ちゃん。私たちが触れると現実世界に戻れるはず」
凛「ニャースちゃんはどうなるにゃ?」
ニャース「にゃーは世界が違うから…かよちんが戻るタイミングで戻れるはずにゃ」
花陽「うん…そうだと思う」 凛「ニャースちゃんは戻っちゃっていいのかにゃ…?」
ニャース「にゃにゃ?」
凛「ニャースちゃんの身体になってた時…たまに声が聞こえてたんだにゃ」
凛「痛かったこととか辛かったこと…頑張って頑張って努力し続けても報われなかったこと…」
凛「こっちの世界にい続ければ…真姫ちゃんとかにこ先輩がきっと大切にしてくれると思うし…何も辛くないかもしれないのに戻っちゃっていいのかにゃ…?」
ニャース「…このままこの世界にいるのも魅力的ではあるにゃ」
ニャース「でもそういうわけにはいかないにゃ」
ニャース「かよちんの身体を借りてみてわかったのにゃ。にゃーがどうしてポケモンとして産まれたのか。」
凛「…?」
ニャース「きっとにゃーはポケモンとして、かよちんと凛ちゃんみたいに…ずっと支え合っていけるパートナーに会うために生まれてきたんだって思えたにゃ」
ニャース「それが人間なのかポケモンなのか…まったく違う生き物なのかはわからない…けど、にゃーを必要としてくれる永遠のパートナーがいるはずだって思えたにゃ」
ニャース「だからにゃーも元の世界に戻るにゃ、気にしてくれてありがとうにゃ、凛ちゃん」
凛「うん…うん!応援してる、頑張れにゃ!」
ニャース「凛ちゃんもアイドル頑張れにゃ!」 花陽「じゃあそろそろ起きようか」
凛「うん、そうだね」
ニャース「2人ともありがとうにゃ、たまににゃーのことを思い出してくれると嬉しいにゃ!」
凛「うんっ!凛達のことも忘れないでね!」
花陽「あんまり無理しないでね、辛かったらまた神様にお願いしていいからねっ」
ニャース「ありがとにゃ、でもにゃーは挫けないにゃ!一流のニャースになってみせるにゃ!」
花陽「じゃあ…行くね!」
凛「バイバイ、ニャースちゃん!」
タッチ
ピカ----ッ
ニャース「ありがとうにゃ、2人とも」 神田明神軒下
凛「ん…にゃ…にゃ?」
花陽「ふわぁー…おはようっ、凛ちゃん」
凛「おはようかよちん、凛達こんなところで寝ちゃってたんだね」
花陽「えぇっ、もうこんな時間…思ったよりも寝ちゃったね…」
凛「なんか不思議な夢を見てた気がするにゃ」
花陽「ふふっ、どんな夢?」
凛「うーん…あんまり覚えてないにゃ!」
花陽「もーっ、凛ちゃん〜」
凛「でも…凛にはかよちんがいて幸せ!…そんな夢だった気がするにゃ」
花陽「全然わからないよ凛ちゃん〜」
凛「えへへ、ごめんねかよちん!あっ、もうこんな時間だよ!そろそろ帰らないと」
花陽「あ゛ーっ、そうだった!今日はご飯が新米だから炊きたてに間に合うように帰らないと…!」
ダッダッダッ
凛「あっ!待ってかよちん!バッグ忘れてるにゃー!」
…… ……
ニャース「にゃぁ…」
長い夢を見ていた気がするにゃ
にゃーが人間の女の子になる夢
ロケット団A「おいっ!邪魔だぞどけそこのニャース!」
ニャース「にゃにゃ、ごめんなさいですにゃ」
心地よい夢だったにゃ
温かいご飯はあるし、人間は優しい
こんなにゃーを見ても気持ち悪がらない
そして何より…支え合っていけるパートナーがいる…
ロケット団B「お前が囮をやってこい、その間に俺たちがポケモンを奪ってくるから」
ニャース「わ、わかりましたにゃ…」 ニャース「にゃ、にゃ、にゃ…」
今日もズタボロにされたにゃ
夢が心地よかっただけに現実の非情さが身にしみる
憧れのマドンニャちゃんには嫌われ…悪の道に進んだにゃーを必要とする存在なんて…いるわけがなかったのにゃ
でもにゃーはくじけるわけにはいかないにゃ…
夢で…夢でたしかこう言ったはずにゃ…
一流のニャースになるって
ニャース「明日も頑張るにゃっ…!」
?「あんた、見込みあるじゃない」
?「見てたぜ、さっきの勇姿」
ニャース「な、なんだにゃ…?」
?「なんだかんだと聞かれたら」
?「答えてあげるが世の情け」
?「世界の破壊を防ぐため」
?「世界の平和を守るため」
?「愛と真実の悪を貫く」
?「ラブリーチャーミーな敵役」
ムサシ「ムサシ!」
コジロウ「コジロウ!」
ムサシ「銀河を駆けるロケット団の2人には」
コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ」
ニャース「にゃんにゃんだにゃ…?」 1です
とてもグダッてしまいましたがこれで終わりです
本当に完全に思いつきで書いた挙句、絶対に完結させると言った手前投げ出すわけにもいかず見苦しいものになってしまい申し訳ないです…
おっしゃられてる通り着地地点を見失っていたのですが、保守していただいたおかげでなんとか完結させることができました。
始めの頃は50レスくらいで終わらせようと思っていたのですが、SS書くのが楽しくなってしまい引っ込みがつかなくなってしまいました…反省しています
厳しいコメントや意見、感想なども頻繁に言っていただけてとても嬉しかったです、今後の参考にさせていただきますね!
ありがとうございました! 確かにグダグダだったけど最後は良かったよ!
終わり良ければ、とも言うしね
大晦日に大団円、結構なことじゃないか 書いてるとだんだん長くなるよね、わかる
完結まで読めて嬉しいです
なにはともあれ乙でした! 年内に完結させたんだ、乙でした!
キャラの喋りに違和感なくて読みやすかったです
さて、読み返してくるかな おつです
ちゃんと完結させてくれて嬉しい
最後きれいにまとまって良かった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています