梨子「私は桜内梨子。スパイダー・リリーよ」Vol.2
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前回までのあらすじ
謎のクモに噛まれた桜内梨子は、クモの能力を手に入れスパイダーウーマンになった!
※前スレ
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1563291407/ 金髪の少女「あ゛ぁぁあっ……!! ぁ、に゛……こ、れぇ……ぁぐ、っあ……!」ブチブチッ
金髪の少女「いぎ、っ……ぎ、あ゛……いだ、ぃ……いたい! いだい……ぁ゛、ぁああ…………っ!!」ブシャッ!!
赤髪の少女「メリー!メリー!!」ユサユサ
金髪の少女「ぃ、だい……ぎ、ぃ……ぁ、ずげ、っ……え゛まァ、あ……たす、けて……ぁ、ぅあ゛ぁぁあっ!!!」ブチブチブチッ!!
赤髪の少女「な、なにこれえ……ねえ、めりっ……ぁ、ああ……!!! やだ、やだ……メリー!! ぁぁぁああ……」
金髪の少女「が、ぁぁっ……あ、ああ……痛い、いだぃ゛……っあ゛ぁあ……い゛たい……ぃぃい、ぎ、ぁあ……ッ!!」ブチブチブチブチ!!
梨子『────!!!』
赤髪の少女「ぁ、ぁぁあ……あぁぁっ……!! メリー、メリー……!! メリー……!!!」
金髪の少女「ぅ、ゔぁぁッ……あ゛あぁあぁあ………………!!!!!」ザワザワザワ…
・・・ 梨子(メリーちゃんの姿が、変化した)
梨子(全身を黒い毛が覆い、頭に無数の眼が蠢く。両腕は鋭い爪を持った細く長いものになり、胴から同様の腕が2本ずつ生えて……その姿は、まるで────)
「素晴らしい……! こんな変異ははじめてだ! まさか蜘蛛の力を持った人間を作り出すはずが、まさにその逆! 人の形をした蜘蛛の怪物になってしまうとは!」
梨子「ぁ、あぁぁ……ぁぁ……!!」
梨子「あ、なたの……あなたのせいで────!!!」グッ
「まったく……君は過激な女の子だねリリー」
梨子「ふざけないで!! メリーちゃんの姿を見てなんで笑っていられるの!?」
「実験に想定外はつきものだろう? むしろ嬉しいことじゃないか」
梨子「嬉しい……? なにを言って……メリーちゃんが、メリーちゃんがあんな風になってしまってなにが嬉しいの!!?」
「まだまだ試作段階だったということが分かった上に、面白い変異が起きただろう? これはこれで使い所もありそうだが────さて、その手を離してもらおうか」バシッ
梨子「ぅっ……!」 金髪の少女だったもの『GrrrRRrRrR…………!!』ガキィン!!!!
「無駄だぞメリー。これは強化ガラスだ、その部屋で爆弾を使ったとしても割れることはない」
金髪の少女だったもの『AAAAaAaaaAAaAaaaAaaaaAAAA!!!!!』ガン!ガン!ガン!
赤髪の少女「ぁ、あ……め、りぃ……めりー……」ガタガタ
梨子「────、────!!」バッ
「どこへ行こうというのかね? 君にあれを殺す力があると?」
梨子「…………!!」ダッ!!
タッタッタッ!!
梨子「っ、は……く……っ……!!」
梨子(この1ヶ月……ずっと研究所の中を歩き回ってた)
梨子(ひとりで、ずっと……ひとりで……)
梨子(でも、あの子たちは……メリーちゃんとエマちゃんは、私に元気をくれた)
梨子(そんなふたりを、こんな……こんなことに…………!!!)タッタッタッ
梨子(私にあの子たちを救える……? いや、関係ない……私は、私は────!!)
梨子「……あった!」
梨子(研究所を歩き回ったから、間取りはなんとなくわかってる……この部屋だ!)
梨子「エマちゃん、っ……エマちゃん……!!」
バンッ!
赤髪の少女「……!! り、こ……りこ……!」
梨子「助けに……きたよ!!」 赤髪の少女「めりーが、メリーが……ぁ、ああぁぁっ!! ぁぁぁぁん!」ギュウッ
梨子「……っ」ギュウッ
金髪の少女だったもの『FUuUuuUuuuurrrr……』ギギギギギギ…
梨子「…………何もしてこない……?」
赤髪の少女「りこ……リコ……」ガタガタ
梨子「……行こう、エマちゃん」
赤髪の少女「で、でもメリーが、メリーが……!!」
梨子「……私が後で必ず連れ戻すから。今は……お願い」
赤髪の少女「ぅ、ぅぅぅうう……っ……」
梨子「……エマちゃん」
赤髪の少女「…………うん」
梨子「私の後ろに隠れて……そのまま壁を背にしてドアから出て」
赤髪の少女「……メリー…………」
梨子「……」
金髪の少女だったもの『u……a、…………』
梨子「……」
バタン 赤髪の少女「…………リコ」ギュウッ
梨子「……怖かったよね。ごめん、ごめんね……」ギュウッ
赤髪の少女「めりぃが……めりぃが、ぁぅぅ、ぅぁあぁぁあ、あぁ……っ……!!」
梨子「……ごめんね……ごめんね……」ギュウッ
梨子(私が、されるがままに研究されていたせいで……ふたりがこんな目にあわされるなんて、思ってもいなかった)
梨子(私のせいだ……私から作られた薬のせいで、メリーちゃんがあんな姿に……っ)
梨子(私のせい……私が抵抗しなかった、死ぬ覚悟で逃げなかったから……っ)
赤髪の少女「ぅう、ぅぁぁあ、ぁぁあっ!! めりぃ、めりいぃい……!! ぁぁあああ……!!」
梨子「ごめんね……ごめんね……」
梨子(私は……慟哭し続けるエマちゃん抱き締めながら、謝罪の言葉を吐き続けるしかなかった) いつも保守ありがとうございます
今週頭に風邪で体調をぶっ壊してしまいまして、
そろそろ更新をと思ってたのですがなかなか書き進められておらず申し訳ないです
出来るだけ早く快復して進めたいと思います
もう少しお待ちを 今のご時世体調第一なんで、お大事になさってください、、、 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています