(TRPG風SS)海辺の町の怪異
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
TRPGみたいなのやりたくて立てた。 バランス調整ほぼしてないので、結構ガバガバ。 μ's初ssなので話し方諸々もガバガバ。許して ・性格等はアニメ基準。TRPGはクトゥルフ基準。 絵里「あ、やっと地下から出たのね、よかっ」 真姫〈待って!あの部屋は絶対何かあるの〉 絵里「え?」 ことり〈それなら……二人がリビングに行って、もう二人が探索するって言うのはどうかな……?〉 絵里「こ、ことりまで、ちょ、ちょっと待」 伊藤〈アリダネ!じゃあ私はリビングに行こうカナカナ?〉 真姫〈じゃあ行きましょ、穂乃果〉 絵里「ま、また地下……」ガビーン 穂乃果〈この像なんだか、見てるだけで嫌な気分になるよ……〉 真姫〈そうね……〉 真姫〈あ……〉 ポロッ 穂乃果〈真姫ちゃん、大丈夫!?〉 真姫〈はっ、はぁっ……〉 にこ「ちょ、ちょっと真姫、どうしちゃっ」 のぞみ「にこっち!まきちゃんがまきちゃんがーーーー!!!」ユサユサユサ にこ「ちょ、ちょ、だぁぁー!揺らさないでよ!!!」 のぞみ「まきちゃんをたすけてあげてよぉぉぉぉおぉぉ!!!」ユサユサユサ にこ「こっちで何したって助けるのは無理に決まってんでしょうがぁぁぁぁl!!」 花陽「大丈夫です。」 にこ「花陽!?」 花陽「真姫ちゃん、今行くね?」 花陽「受け取ってください、花陽の、花陽の」 花陽「愛がこもったおにぎりです!!!」ダッ MP1→0 にこ「だぁあぁぁぁぁぁーーーー!!!」 ガシッ 花陽「にこちゃん!?放して!花陽は、真姫ちゃんにこのおにぎりを届けないといけないの!!!」 にこ「はなよぉ〜、どう頑張ってもテレビの中には入れないのよぉ〜〜〜」 うみ「おにぎりをがめんにおしつけようとせず、かたからはいろうとするあたり」 うみ「たべものにたいするけいいがかんじられます、さすがはなよですね」 にこ「そーねーーー!テレビは割れちゃうけどね!?」 うみ「ほのかのてれびがこわれるのはだめです!がんばってください、にこ」グッ にこ「そういうならあんたも少しはにこを手伝いなさいよぉ!!!!!」 花陽「いくらにこちゃんでも……ここは押し通りますっ……!!!」 にこ「ぎゃああぁぁー!?ち、力づくは反則でしょぉ!?」 うみ「にこはみゅーずのなかでも、うでっぷしさいじゃくですからね」ウンウン にこ「どぅぁからわかってんなら手伝えっつってんのよぉお!!!!?!??!」 花陽「真姫ちゃん、待ってて、今行くから……っ!!!」グググッ にこ「うぐぐっ、こうなったらっ!!!」 モグゥッ 花陽「ああぁあ!?花陽特製のおにぎりがっ!!!」 にこ「ふふ、食べてしまえばこっちのも……のよ……」 花陽「よいしょっと」山から補充 にこ「」サーッ うみ「ざっと50はこえてますね」フム にこ「は、はは……じょ……上等よ……」 にこ「やってやろうじゃないの……」 にこ「やってやろうじゃないのよおおおおおおおおおぉおぉぉぉ!!!」 ぴゃあっ! てぃっ! とぉっ! はぁっ! ぱなぁ! ぬぅいっこぬぃぃぃぃぃーーー!!! ――――――――― 花陽「うぅ……」ドサッ 花陽「ま、負けちゃいました……」グスグス にこ「は、はは、か、かったの……ね……」フラフラ にこ「は、ははははは!」 にこ「あは、うぷっ」 にこ「」チーン うみ「だいじょうぶですかにこー?」ツンツン にこHP7→4 MP3→2 真姫〈手、握っててもらえる?〉 穂乃果〈うん〉 真姫〈ありがと穂乃果、穂乃果?〉ギュッ 穂乃果〈えへへ、実は穂乃果もちょっと怖くなってきちゃってたりして〉 真姫〈……もう〉クスッ 真姫〈あの……穂乃果、私この小像には本当に力があると思う〉 真姫〈でも、それはすごく良くない感じのものなの〉 真姫〈なんて言えばいいのか、わからないケド……〉 穂乃果〈大丈夫、私は真姫ちゃんを信じるよ〉 真姫〈穂乃果……!〉 のぞみ「よかった、まきちゃんげんきそう!」 うみ「さっすがほのかですね!」 にこ「穂乃果……?」ググッ にこ「あぁ、なるほど、真姫に気を利かせたのね流石穂乃果だわ」 うみ「ですね、こういうときのほのかは、ひとのこころのきびをびんかんにかんじとることができますから」 にこ「そうね、にこも困ってる時、時々穂乃果には助けられてるわ」 うみ「ほんっとほのかわいいですねぇ」 にこ「ふふっなにそれ、でも、確かに穂乃果はすっごくほのかわ……っ!??!?!!?!?」バッ にこ「私……今何を言おうとして……!?!?」 にこ「プワプワ化が進んでるってこと!?でも、凛はこんな感じじゃ……」 にこ「考える前に落ち着くのよ矢澤にこ、しんこきゅーしんこきゅー……」 にこ「はい、にーこー、にーこー……」 伊藤〈泣かせてくれる……〉ジーン ことり〈ことり、感動しちゃった〉エグエグ りん「ことりちゃんがないちゃってるにゃぁ……」 えり「凛、こういう時はお茶よ!」 りん「そっか、りんたちのおちゃでげんきにしてあげればいいんだね!」 えり「そうと分かればすぐ出発よ!」ボルシチ りん「はいにゃ!」とんこつらーめん えりりん「せーのっ!」スッ にこ「ぬぅぅぃぃぃぃいいぃぃぃ!!!」ガツガツズルズルゴクゴク えり「あー、私のボルシチがーーー!?」 りん「りんのラーメンがーーー!?」 にこ「あっつうううぅつぁぁぁあぁぁぁl?!!???!?!」ドッサーーーー りん「にこちゃんなにするのー!?せっかくことりちゃんにげんきだしてもらおうってりんたちが――」 えり「あ、ことりよく見たら元気そうね」 りん「そうなの?じゃあいいやー」アハハー にこ(大やけど)「にっ、にっこ、、、にっこ、、、に……」 にこ(大やけど)「おがふっ」ガクッ うみ「にこばっかりたべてずるいです」ツンツン HP4→1 MP2→1 伊藤〈さぁ、そろそろいこーかぁ〉 穂乃果〈……はい〉 ことり〈……〉 真姫〈……〉ゴクッ ※狂人しかいないので普通表記 海未「洞窟に向かうのですね……」 花陽「うぅ、なんだか花陽まで緊張してきちゃうな……」 凛「かーよちん、凛とくっつこー」ギュッ 花陽「ぴゃっ」 凛「えへへ」ニコ 花陽「凛ちゃん……えへへ」ニコ 絵里「あれ、にこはどうしたの?」 希「……今は寝かせてあげて」 絵里「え???」 グニッ ことり〈きゃあぁっ!?〉 真姫〈まずい……〉 穂乃果〈咲ちゃん、下がってて!〉 真姫〈ことり大丈夫!?〉 ことり〈う、うんごめんね、足元に何かが……っ!?〉 咲〈き、きゃあぁぁあぁ!!〉 海未「こ、これは……」 花陽「人の……手足だよね……」 凛「か、かよちん……」フルフルッ 希「もしかして生贄になった人たちの残骸……?」ギュッ 希「エリチ?」 絵里「のぞみぃ〜」ウルウル 希「え‶っ?なに、あっ、暗闇!!!」 伊藤〈これは生贄か、全く食べるならしっかりと……〉 ことり〈先生……?〉 穂乃果〈!〉 真姫〈あ……っ!!!〉 凛「な、なにあれ……?」 希「あれが、深きもの……」 海未「魚人……のようですね」 咲〈未来……ちゃん?〉 穂乃果〈え!?……あっあれ!〉 花陽「未来ちゃんって……ことは」 希「やっぱりあの子ももう……」 伊藤〈危ない!〉 真姫〈えっ?〉 ドン ガッ ドサッ 真姫〈いたたっ……何?何が起きて……〉 真姫〈え……先生?〉 りんぱな「真姫ちゃん!!!」 海未「あっ!……先生」 ことり〈なに……これ……〉 希「え、映画で見るようなやつだよ、こんなの……」 海未「穂乃果、ことり、真姫、早く逃げてくださいっ!!!」 伊藤〈ふふ、あれが出てきた……ってコトは、もう儀式の成功が近い……〉ハァ……ハァ…… 伊藤〈あれは落とし子のほんの一部に過ぎなーい……ここで止めなければ、もう間に合わない〉 穂乃果〈先生、座っててください〉スッ 絵里「穂乃果……」 海未「どうしてあなたはいつも……」 真姫〈……穂乃果が逃げないんなら、私も逃げないわ〉 穂乃果〈ありがとう〉ニコ 希「真姫ちゃんまで……」 凛「おかしいよ、真姫ちゃん達じゃあんなのに勝てっこないのに……」 ことり〈こ、ことりも、ことりもーー、えーーい!〉 ザシュッ ことうみまきりんぱなのぞえり〈「あ……」〉 穂乃果〈……!来るよ!!!〉 絵里「ちょ、ちょっとほんとにやるの!?」 海未「こ、攻撃した以上やるしかないのでは!?」 花陽「居、今からでも逃げられないの!?」 希「逃げても無駄みたいだし、戦うしかないみたいやね……」 凛「ことりちゃんなにやってるのーー!?」 絵里「……あれ?真姫のポケットが光ってる……?」 穂乃果〈先手必勝!たっぁぁぁあぁぁああぁ!!!〉 スカッ 穂乃果〈おっととと……〉 花陽「あぁ、外れちゃった……」 凛「穂乃果ちゃん叫びながら行ったらバレバレにゃー」 海未「一応機先を制すために声を出すのですが……相手の予備動作とうまく合いませんでしたね」 穂乃果〈右からの払いなら、くぅっ……流せた!〉ガガッ ググッ……ツッ 穂乃果〈力つよっ……はぁあ!!〉ブンッ 絵里「穂乃果!手から血が……」 希「あれだけの質量、体格差のある攻撃を受け流すなんて……穂乃果ちゃん凄すぎる」 海未「ですが、このままではじり貧です……なんとか打開策見つけなくては穂乃果たちは……」 ガンガン 真姫〈ぐっ……硬い……〉 凛「真姫ちゃん何やってるのーーー!?」 希「あれは、地下で手に入れた小像……?」 真姫〈ことり、この像を壊して!〉 ことり〈え、えっ……〉 ことり〈えーーーい!〉 パリーーン 海未「なにを……っ!!!」 花陽「触肢が……消えていってる……?」 希「あの像を壊したのがよかったってこと?」 絵里「そうみたい……この状況でそれを思いつくなんて」 凛「さ、さすが真姫ちゃんだにゃー……」 ことり〈あ、でもまだ動いてる……〉 穂乃果〈でも動きは鈍くなってるよ!〉 穂乃果〈やぁぁぁぁあああぁ!!!〉ドスッ 穂乃果〈この程度の動きなら、いけるっ!〉サッ 花陽「穂乃果ちゃん……かっこいい……」 絵里「暗くて足場だって不安定なところなのに、あんな俊敏に動けるなんて……」 凛「す、すごいにゃー……」 真姫〈ん……やぁっ!〉シュッ ドスッ ことり〈先生、大丈夫ですか!〉 伊藤〈あ、ありがとー……〉 伊藤〈……呪文を行うなら、深きものは生かしておいた方がいい〉 ことり〈えっ……?〉 伊藤〈交雑種の深きものの命は、同時にその人間の命でもある。〉 伊藤〈頭髪が残っているということは助けることは可能ダ〉 伊藤〈なら、助けるために殺しちゃいけない、生け捕りか、無理やりにでも呪文を成功させるんだ〉 ことり〈でも、私たちだけでどうしたら……〉 伊藤〈大丈夫、呪文ぐらいなら手伝える〜サ〉フフッ 凛「つ、つまり触肢を倒して、深い方を捕まえればいいの?」 絵里「捕まえるって言っても、あんなのどうすればいいのよ……」 希「知恵もちゃんとあるみたいやし、捕まえようとすると逃げるかもしれんよね……」 海未「もし逃げられ儀式を成功されれば、あの触肢とは比べ物にならないものが出てくるのですよね……」 花陽「穂乃果ちゃん達、どうするんだろう……」 穂乃果〈たぁっ!〉スッ グラッ 穂乃果〈わわっ、あ、危なかった……〉 穂乃果〈見切った!はっ!〉バシッ 真姫〈やぁっ、あっ、やっちゃった……〉スカッ 海未「足元が不安定なのがやはり厳しいですね……」 希「その上暗闇やからね、いくつか懐中電灯を置いているとはいえこれは……」 ことり〈うぅ、え、えーい!!〉ボコッ 凛「あっ」 花陽「触肢が塵になっていく……」 穂乃果〈やった!〉 真姫〈た、倒せたの!?〉 絵里「すごいわことり!」 希「腰の入った見事な突きだったよことりちゃん!」 伊藤〈……呪文をやるなら、今だネ〉 穂乃果〈乖離の呪文……でもどっちを使えば〉 伊藤〈小像が無くなった以上、私のでやるしかない〉 海未「この状態で呪文を……やるしかないようですね」 絵里「像を使う方はなんだか真姫が嫌そうにしていたし、先生の呪文があってよかったわね」 花陽「そうだね、像が壊しちゃったからあの呪文はもう使えなくなっちゃったし……」 凛「あのノートを見てても、あんまりいい感じじゃ無かったよね」 希「そうやね、あの小像が触肢と関係しているなら」 希「自らを崇拝する存在を切り分ける呪文なんて作ってるわけない」 コカカカカカ 伊藤〈考えてる暇はない、早く!〉 穂乃果〈それじゃあ、ことりちゃんお願い〉 ことり〈う、うん〉 真姫〈……あれが未来ちゃんだって、ほんとに言い切れるのかしら〉 穂乃果〈できるよ〉 真姫〈穂乃果〉 穂乃果〈わかるよ、自分にとって大切な人は、見ただけでわかるんだよ〉ニコ 真姫〈……そういうことね〉 伊藤〈それじゃーいきますヨ……!〉 パアァァ グギャアアァァァ!!! 絵里「始まった!」 凛「わわわっ、なんか虹色の光が出て」 花陽「深きもののなにかが、剥がれていってる……」 海未「呪文に効果があるのは明らかですが果たして……」 希「……どういう効果かは、まだわからないね」 穂乃果〈真姫ちゃん、来るよ!〉 真姫〈っ!〉 花陽「あぁっ、穂乃果ちゃんの方に!」 海未「穂乃果……っ」 穂乃果〈衝撃を逸らせば大丈夫……こっちっ!〉スッ ササッ 穂乃果〈動きがさっきと違っ……〉 ズシャッ 穂乃果〈がはっ……!?〉 うみまきりんぱなのぞえり〈「穂乃果(ちゃん)!!!」 〉 ことり〈穂乃果ちゃん……?〉 穂乃果〈……っ!だめっ!!〉ブンッ 穂乃果〈ぅ……ことりちゃん、穂乃果は大丈夫だよ〉 穂乃果〈だから、安心して続けて〉ニコッ ことり〈ほ、ほのかちゃ……うぅっ……〉グスッ 絵里「穂乃果……」 花陽「ち、血がどんどん服の上からでもわかるようになってます……」グスッ 凛「ほ、穂乃果ちゃん……」グスッ 希「自分が傷ついても、目的を全く見失わないね穂乃果ちゃんは」 海未「はい、穂乃果はとても冷静ですね……ことりを気遣うのも大切ですがあなただって……」ウルッ 穂乃果〈たあっぁぁ!〉ダッ 絵里「えっ!?」 花陽「穂乃果ちゃん?!」 穂乃果〈うぎぎー、絶対逃がさないよ!〉 海未「どうしてそんな無茶をするのです……穂乃果!」 希「すごい、あの体格差で振り払われずに羽交い絞めにしてる……」 真姫〈穂乃果!っ、今しかない!〉ダッ 絵里「真姫、お願いっ!」 ズルッ 真姫〈え?あっ、しまっ〉 ドシャッ 真姫〈きゃぁっ、うぅ……〉 花陽「真姫ちゃん!!!」 凛「い、痛そうなこけかたしたよね今……」フルッ 希「濡れた岩場に暗闇、色んなものも落ちてる……走るだけでも相当危険やね……」 グオアオオオア 穂乃果〈うわわっ!?〉 凛「あっ、穂乃果ちゃんが!」 海未「……振りほどかれてしまいましたね」 真姫〈穂乃果!……ごめんなさい、私がこけちゃったばっかりに〉 穂乃果〈大丈夫だよ、それより、また、っ!〉ダッ 真姫〈え、あっ〉 希「あっ、ことりちゃんの方に……!!!」 穂乃果〈させないよっ!〉ザッ 絵里「穂乃果!」 ザシュッ 穂乃果〈くっ……〉 ゴリッ 穂乃果〈ぅ……やぁぁあ!〉 ことり〈穂乃果ちゃぁぁん……〉 エグエグ 穂乃果〈大丈夫、ことりちゃんは絶対に穂乃果が守るから〉ハァ……ハァ…… 花陽「穂乃果ちゃんの……頬、抉れて……っ」ウルッ 絵里「お願い穂乃果、頑張って……」ウルッ 穂乃果〈このっ!また羽交い絞めにしてや〉 バシッ 穂乃果〈いたっ!〉 ドテッ 真姫〈ほ、穂乃果……〉 穂乃果〈だ、大丈夫!大丈夫!〉 凛「ダメだよ穂乃果ちゃん……それ以上はもう、もう……」ウルウル 希「穂乃果ちゃんふらついてるよ……あかんよ」ウルウル 海未「穂乃果……っ!!!」 真姫〈穂乃果、大丈夫!?〉 穂乃果〈真姫ちゃん!?咲ちゃんを守らないと……〉 真姫〈そんなこと言って、穂乃果自身が倒れたらどうするのよ!!!〉 穂乃果〈ほ、穂乃果は大丈……〉 真姫〈お願い……お願いだから無理はしないで……〉ウルッ 穂乃果〈ご、ごめん……〉シュン 海未「どうか穂乃果を、ことりを、真姫を、みんなを守ってください……」ギュウ 花陽「呪文は、まだだめなの?」 希「もう少しのはずなんだけど……」 穂乃果〈はっ!ことりちゃん……っ!〉ダッ 真姫〈あっ、穂乃果!!!〉 グガガガガ 穂乃果〈間に合った……〉ザッ グギャアアアアアァ バッ 穂乃果〈来るっ……っ!!!〉サッ 凛「穂乃果ちゃん、ダメーーー!!!」 真姫〈二度も同じ手は通じないわよっ!!!〉ガッ 穂乃果〈真姫ちゃん!?あ、隙ありっ!〉ドスッ グアアッ バシッ 穂乃果〈おっととと……はぁ……ありがとう真姫ちゃん……〉ハァ……ハァ…… 真姫〈穂乃果にばっかりいいカッコはさせないわ〉フンス 海未「真姫!!!」 花陽「よかった、本当によかったよぉ……」グスグス 絵里「見て!!!」 グアアアア パリンッ!!! 穂乃果〈か、欠片が割れちゃった……ど、どどーーし〉 真姫〈穂乃果!ことりも、見て!〉 ことり〈えっ?〉パチッ 穂乃果〈深きものと……人……だよね〉 真姫〈これって……〉 ことり〈もしかして……!〉 穂乃果〈呪文が……成功したんだよ!〉 真姫〈や〉 ことり〈や……〉 穂乃果〈うーーー、やった〉 ことほのまき〈やったーーー!ばんざぁーーい!!!〉 絵里「よかった、本当に……本当によかった」ウルッ 海未「花陽、泣きすぎですよ」ウルッ 花陽「えへへ、さっきまでの涙とうれしい時の涙が一緒に来ちゃってて」グスグス 凛「やった、やったにゃーーー!!」ダキッ 希「いぇーい!」パシッ 海未「これで、ゲームはクリアと言う事でしょうか?」 絵里「そうね、それじゃあ穂乃果たちもそろそろ帰ってくるのかしら」 花陽「じゃあ花陽は帰ってくる穂乃果ちゃん達のために、おにぎりをにぎります!」 凛「じゃあ凛はカップ麺作るよー!」 希「ウチはカードで占っとくやん?」 絵里「もぉ、あんまり作りすぎちゃだめよー」 海未「そういえばにこはどこに……」 絵里「あ、あそこ、そういえばいつの間に寝ちゃったのかしら……?」 海未「全く、私たちがどんな気持ちで穂乃果たちを見ていたかも知らずに……」 絵里「まぁまぁ、にこも疲れてたんでしょ、ほらにーこ、起きて」 にこ起きてください、にーこ起きなさーい にこ「う……うぅん……」 「ふふっ、ようやく起きたみたいね」 にこ「あれ、私なんで寝て……」 はなよ「真姫ちゃんのためにおにぎりを作りました!その名も一升おにぎり!!!」 はなよ「具材は王道のさけうめこんぶから、たこやき、真姫ちゃんの大好物のトマトたっぷりなどの珍味までたっぷりと……」ツラツラツラ のぞみ「んー、これからのうちらのうんせいは……これ!」 タロットカード「まきちゃん」 のぞみ「んー、やっぱりこれからもうんせいはずっと」 のぞみ「まきちゃんでけっていやね♡」 タロットカード全て「まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん」 りん「えりちゃん、おちゃのよういができたよ!こんかいはとんこつ、しょうゆ、しおをぜんぶよういしたよ♪」 えり「凛ちゃんありがと〜♪ボルシチもある?」 りん「うんっ、もちろん!おかしにちゃーしゅーもやいてきたよ!」 えり「わぁ、チャーシュー!えり、チャーシュー大好きなんだぁ♪」 にこ「は……ははは……は……」 狂って見える、よかった、まだ、正常、 正常よ、私正常、せい…… 海未「にこ、大丈夫ですか?」 にこ「へ?あ、あれ海未あんた……」 海未「ふふっ、もうにこ、ほのまげが出来ていませんよ?」 にこ「え、あ、ごめん」 海未「そろそろ穂乃果が帰ってくるんですから、ちゃんと結っておかないとアピールできませんよ?」 にこ「そうね、ありがとう」 海未「いえいえ、気にしないでください。なんといったって私たちは」 海未「同じホノキチ同士……仲間じゃないですか」ニコォ にこちゃ……にこちゃん…… ことまき「にこちゃん!」 にこ「ぁ……あれ、真姫、ことりも……」 のぞぱな「まきちゃん」 真姫「ちょちょ、なんなのよもーー!」 えりりん「ぷわぷわ〜、ふわふわ〜」 うみ「あぁぁ〜〜〜、穂乃果は寝顔も可愛いです〜〜〜♡」 ことり「あはは……に、にこちゃんは何ともないの?」 にこ「……ことりは私の言葉がわかるの?あ、いや私があんたの言葉わかるから大丈夫ね」 ことり「え?」 にこ「穂乃果は……?」 ことり「穂乃果ちゃんはまだ、目覚めてなくて……」 にこ「そ……」 ダメだ、眠い……手短に済まさないと…… にこ「……絵里と凛はぷわぷわ化してるわ、真姫ちゃんにソルゲでも歌ってもらってしゃっきりさせたげなさい」 ことり「え?」 にこ「希と花陽は真っ姫患者……穂乃果が起きたら治療させてあげて。あの元気な可愛さに充てられてきっと治るわ」 ことり「にこちゃん何言ってるの……」 にこ「海未は」 海未『同じホノキチ同士―――』 にこ「ホノキチ」 ことり「へ?」 にこ「海未にはことりが話しかけてあげて、そしたらきっと、心の調和が取れて元に戻る……」 にこ「あ、そうだ、ホノキチは、にこも……」 ことり「にこちゃん?に、にこちゃん!?」 にこちゃん、にこちゃーん! ことりの声が遠くなっていく。 ごめんね、今は、とっても眠いの ことりの声が沈む私を引き留めてくれているような気がする けど、今は寝かせて?にこなんだかね?なんだかとっても…… にこ(吐きそうなぐらいお腹が痛いにごぉおぉぉぉぉぉ……) って感じだから 海未「ま、全く、ぷわぷわーおのおかげで本当にひどい目に遭いました」 にこ「酷い目に遭ったのは全部にこよ!!!」 ことり「あはは、なんだかごめんね?」 にこ「……あんたたちの方が大変だったんだから謝ることなんてないでしょ」 ことり「それは……そうだけど……」 にこ「……お茶会、楽しみしてるから」 ことり「!!……うんっ!」 海未「ことり、本当に無事でよかった」 海未「お疲れ様です、頑張りましたね」ニコ ことり「海未ちゃん……」ウルウル ことり「うぇへーん、怖かったよぉ」グスグス 真姫「全く、やったことないゲームなんてやるものじゃないわね」クルクル 絵里「でも、今回本当に真姫が言ってくれててよかったわ」 絵里「真姫が二人の分まで色々考えてくれたおかげで、大事にならないで済んだ」 絵里「お疲れ様、ありがとう真姫」ニコ 真姫「……//」クルクル 凛「あー、真姫ちゃん照れてるー」 真姫「なっ、なに言ってるのよ!」 凛「頬っぺたまっかっかだょだだだだっ」グイー 真姫「凛のほっぺも真っ赤にしてあげるんだからー!」 凛「いひゃいいひゃい二回目はひどいにゃーー!?」 絵里「うふふっ、それだけ元気があるなら大丈夫ね」クスッ 花陽「穂乃果ちゃん、本当に大丈夫?」サスサス 穂乃果「大丈夫大丈夫!ほら!」グッ 希「脇腹のとことかすごい痛そうやったよ?」サスサス 穂乃果「あー、あれは確かに痛かったなぁ……」 花陽「や、やっぱり痛覚はちゃんとあったんだ……」サスサス 穂乃果「うん、でも味覚もちゃんとあったよ!海辺のお刺身が安いのに美味しくてーんひぃっ!?」ビクッ 希「穂乃果ちゃん、油断大敵よ〜?」ワシワシ 穂乃果「の、希ちゃんやめてよ〜!んひっ!?」ワシッ 花陽「本当にカロリーが関係ないか、確認します!」ワシワシ 穂乃果「花陽ちゃん、横腹はひゃっ、やっ、ちょっ!?」 穂乃果「だ、だ……」 穂乃果「ダレカタスケテーーーー!?」 花陽「真姫ちゃん、そこには隠し味でトマトが入ってて」 真姫「あ、ほんと(隠れてないケド)、もぐもぐ、あ、美味しい……ありがと花陽」ニコ 希「グルメやバイキングに〇ついてるけど、このゲームだと食べられるのうちらの方じゃない?」 にこ「バカなこと言わないでよ、こんなゲームばっかりなわけないでしょ」カキカキ 海未「あ、あのこの登山の所にもマルを……」 凛「にこちゃん!それはダメ!ぜったいだめ!!」 ことり「月夜の二人……絵里ちゃんとー相手役は誰がいいかな〜♪」 絵里「ことり、私多分そこ見た記憶ないんだけど、松木さんと高山さんに何があったの?なんか怖いんだけど!?」 穂乃果「……大変だったな」 ことりちゃんや真姫ちゃん、それに応援してくれたみんながいたから無事に帰ってこれたんだと思う もう一度やりたい、とはあんまり思えないけど あの世界にいる人たちもなんだか本当に存在しているみたいで 力になれるんだったら、また一緒に冒険してみたいな みんなとなら、きっとどんな事も乗り越えられるよね ヘッドギア ゲームランプ 稼働中● ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 窓を開け放ったリビングのソファで、咲は未来を膝枕している。 未来「……」 咲「……」ナデナデ 未来は眠り、肩や胸を静かに上下させている。 眠りは次第に深くなる。いずれはそのまま、起きることなく眠り続ける。 交雑種に生まれたものの運命だと、さっきの先生は言っていた。 別れ、困ったときは私を頼れ、とも。 咲「……」スッ 月明かりに作られた二つの影が重なる。 一つとなった影は、もう離れることは無い。 心地いい海風が二人を包む。 花瓶の花はいつの間にか、 赤、ピンク、白の松かさを少し押しつぶしたような形をした花に変わっていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― THE END ―内浦― 善子「リリー、あのVRゲームオンライン機能が付いたみたいで今度一緒に――」 梨子「だからわたしはやらないってばーーー!!!」 THE END? これにて「海辺の町の怪異」は終わりです。 ここまで見てくださった方、参加してくださった方、誠にありがとうございました。 このTRPGもどき、近いうちに試験的ですが、今度こそ短めのやつで μ'sAqours合同版をやれたらいいなと思っています。 機会があればまたよろしくお願いします。 お疲れさまでした。 深夜テンションで書ききりましたが、 クオリティがすごいことになってる気がします。すみません。 >>1 乙 クトゥルフの狂気ロールはこんな感じでやれば良いんですねw 乙乙 残ってた子みんな狂っちゃってたんだね… BiBiコールも呪文になりそうだなあって思った これ何が始まったの?って書き込もうとしてたら終わってた 結局これはなに?シナリオの後日談? >>582 真姫ちゃん達がVRゲームをプレイしているのを テレビ画面で見ている他メンバーと言う設定です。 前回は今回のようにストーリーを追う形式の物語ではなかったので このおまけで、小ネタやストーリーの回収、 他メンバーの反応をを書いていました。 今回は隠れていたり出会わなかったネタが少なかったため、 ただ単に話が脱線しているだけなのが多かったと思います。すみません。 >>583 あ、そういうことか… 読解力なくてごめんなさい 読み直してきます! 完結してたのか、乙です TRPGもクトゥルフも全然理解してない人間だけどストーリーを追うだけで凄くおもしろかった μ'sAqours合同の分も楽しみです >>586 はい、繋がってはいませんが 二作目がこのスレで、前作が孤島の謎です >>587 ありがとうございます! まだ読んでいなかったので読んでみますね 次回も楽しみに待ってます ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる