(TRPG風SS)海辺の町の怪異
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TRPGみたいなのやりたくて立てた。 バランス調整ほぼしてないので、結構ガバガバ。 μ's初ssなので話し方諸々もガバガバ。許して ・性格等はアニメ基準。TRPGはクトゥルフ基準。 穂乃果「じゃじゃーん、これが噂のフルダイブ、ブイアールです!」ジャン ことり「わぁ〜♪」パチパチ 絵里「ずいぶんとハイテクそうな機械ね」 海未「これはヘルメット、いえヘッドギア、ですか」 にこ「どっちも似たようなもんでしょ?」 海未「まぁそうですが……緩衝材が入っている分、中は大分ふんわりとしているのですね」 凛「これでどうやってゲームするの?」 穂乃果「ゲームはこの機械に内蔵されてるから、電源挿してこれを被るだけでできるんだよ!」 凛「へー、なんか凄いにゃー!」 真姫「結局、フルダイブVRってなんなのよ」 穂乃果「VRをさらにリアルにした感じだよ!」 真姫「ナニソレ」 にこ「全っ然説明になってないんだけど」 希「仮想現実に入るときに五感も一緒に接続して」 希「ゲームの世界での出来事を本当の意味で体験できるってこと?」 穂乃果「それだよ希ちゃん!」ビシッ にこ「いやなんでわかんのよ!?」 真姫「希のことだし、どうせ説明書でも見つけて先に読んでたんでしょ」クルクル 希「あちゃー、さすが真姫ちゃんやね」テヘ 花陽「えっと……つまりどういう……」 希「つまりー」スッ 花陽「むぐっ!?」 花陽「もぐもぐ……」 花陽「はぁ〜♪やっぱり穂むらの饅頭は格別に美味しいです♪」 感想省略 希「こんな体験がゲームの世界でも同じように出来るってこと♪」 穂乃果「花陽ちゃん」ガシッ 花陽「?」 穂乃果「それにね、あくまで仮想現実での体験だから」 穂乃果「どれだけ食べても気にしなくていいんだよ」 穂乃果「カロリー」 花陽「はぁぅっ!!!」 海未「電源プラグを挿して、おやHDMIで映像出力もできるんですね」 絵里「そうね、でもヘッドギアが3つしかないみたいだし」 絵里「残りのみんなは見てるだけってことになるのかしら」 海未「そうですね、説明書にもそう書いてあります……ね?」 カポッ カポッ 穂乃果「楽しみだね花陽ちゃん!」 花陽「はい!あっちに行ったらまずはなにを食べましょうか!」 穂乃果「今回の舞台が海辺の町みたいだから、やっぱり海鮮系かな!」 花陽「いいですねっ!海鮮丼、漬け丼、いくら丼……」 穂乃果「お刺身、サザエのつぼ焼き、煮付け、お味噌汁……」 ほのぱな「えへへへへ……」 絵里「穂乃果、花陽……」ハァ 海未「なにやってるんですかあなた達は……」ハァ 希「それじゃあ今から説明書読むから、聞き逃しのないようにー」 ほのぱな「はーい(はい)!」ワクワク にこ「なにあれ」 真姫「知らない」クルクル 【キャラクターステータス】 力(HPと併用) 素早さ 器用さ 賢さ 運 精神力(MPと併用)性格 得意分野 穂乃果 13 13 8 7 12 13 積極的 対人関係(交渉) ・得意分野が広めの肉体派 ・特性"リーダー" 自身を含むメンバー1人のHPまたはMPが3以下になっている場合、メンバー全員の判定の最終値は常に+10修正を受ける ことり 8 6 16 11 11 14 普通 製作(軽・中作業) ・器用さと精神特化型 ・特性"伝説のメイド" 力を伴わない製作作業時間、必要判定が半分になる。 海未 16 12 7 13 8 10 慎重 武術(武器) ・教養高き肉体派 ・特性"園田流" HP減少を常に1抑える 真姫 11 7 14 16 7 11 慎重 知識の反芻 ・運頼みが嫌いな実力主義の知力型 ・特技"医者の娘" 時間をかけ、対象のHPを回復させる。 凛 12 17 6 9 13 9 積極的 主に足を使用する事柄全般 ・得手不得手がはっきりしている肉体派 ・特性"実は犬?" 嗅覚が鋭く、臭いに関する判定は自動成功する。 花陽 9 7 12 12 13 13 慎重 察知(物) ・特技がめずらしい平均型、何事も慎重にこなす ・特技"新米の季節です!" 一度だけ対象のHPMPを共に3回復する(即時) にこ 7 12 13 8 9 17 積極的 家事全般 ・精神特化型。得意分野が発動しやすい。 ・特技"ぬぁにすんのよ!" 一度だけHPダメージをMPで受けることができる。 希 10 10 7 14 16 9 普通 察知(人物) ・運と賢さ特化型。 ・特技"カードがウチにそう告げてるんよ" 一度だけ判定の振り直しができる(一度の使用で、判定の全員分振り直し可能) 絵里 14 13 14 15 10 12 普通 対人関係(印象) ・高水準の万能型だが、デメリット持ち。 ・特性"賢い可愛いエリーチカ" 苦手分野が無くなる。しかし暗い場所では全ステータスが-4される。(HPMPは一時的に減少する) 説明 【能力説明】 ・力 パワーや体力を表します HPでもあり、戦闘探索全てにおいて有用です。 ・素早さ 文字通り足や行動の速さです。 回避や逃走、戦闘順を決めるときに使い、戦闘特化の能力です。 ・器用さ 手先の器用さ、応用力にも該当します。 目星や聞き耳など、探索において有用です ・賢さ 知恵や知識の多さを指します。 現象に気付く、物の詳細を語るとき等に使用します。 ・運 文字通り運の良さです。 時には意識していない場所から損得は降りかかります。その中で得が多いのは運が良いという事でしょう。 ・精神力 精神の強さです。 MPでもあり、高ければ高いほど精神が安定していると言えるでしょう。 説明 【行動】 選択肢で進みますが、時には自由安価も存在します。 ここでは自由安価において迷った時、とりあえずで行いやすい行動をピックアップします。 ・目星 人目につかない手掛かりや、隠し扉、潜伏している何かに気付けます。 とりあえず見渡したいなどの漠然とした目的しかない場合に使用します。 ・聞き耳 音やにおいの意味を解釈し、理解する能力です。目星のつかない暗闇などで使用します。 ・アイデア 直感力や、知識を自身の引き出しから正確に引き出せるかという能力を表します。 キャラクターたちが、会話以外で何か思いつくことがないかと感じた時に使用します。 【行動判定】 各判定はコンマで行います。 基本、判定を行ったキャラの、該当する能力値×5以下で成功です。 例 海未ちゃんで崖つかみ 力判定 16×5=80以下で成功 その行動に複数の判定が必要な場合は合計して、判定分で割ります。(端数切上) また、キャラの得意とするものだった場合上方修正、苦手なことであれば下方修正が入ります 例 複数判定+得意分野による上方修正(×5→×6) 凛ちゃんで水上走り(3m) 素早さ+器用さ判定 (17+6)6/2 =69以下で成功 【行動安価】 安価が大量になるのを避けるため、行動安価は原則一人、残りの二人は性格に応じてランダムに行動します。 人物指定がない場合全員で行動します。 慎重であれば、なるべく動かず怪しまれないような行動をとり 積極であれば、その場にとどまらず動き回り、探索や情報収集を積極的に行うでしょう。 普通は状況に応じて、その都度動きが大きく変わるでしょう。 もちろん会話などである程度、残り二人の行動操作は可能です。 また疑問に思ったことなどは随時コメントしていただけると、 安価を取らずとも、キャラが動いてその謎を解決しに行くこともあります。 【HPMPについて】 HPでもMPでもどちらかが0になるとゲームオーバーです。 HPMPが減っても、力や精神力判定の時には、元の数値で判定を行います。 花陽の特技は、HPまたはMPが0になっている者には使用できず、割り込みで使用した場合は回復処理が先に行われます。 今回の物語】 海辺の町で起きる不可思議な謎に遭遇します。 戦闘あり、エンディングは三種類(True,Normal,Bad)存在します。 【今回の勝利、敗北条件について】 勝利条件 ・脅威の全てを退けることに成功する。 ・町から逃走する。 敗北条件 ・探索、戦闘中に一人以上のHPMPが0になる。 追記 【行動判定におけるファンブル・クリティカルについて】 クリティカル:判定時コンマの数値が00〜04 どんな状況でも絶対に成功する ファンブル:判定時コンマの数値が95〜99 どんな状況であろうと絶対に失敗する また00,99のみ通常のクリティカル、ファンブルよりも効果が強くなります。 コンマってぶっちゃけ多少の操作が効くらしいから前作見たいなゾロ目クリティカル/ファンブルにしてほしかったな にこ「HPMPってほんとゲームみたいね」 凛「穂乃果ちゃん達ずるいよー!凛もやりたいのにー!」 ことり「うーん、ことりもVRやってみたいなぁ♪」 花陽「じゃあはい、凛ちゃん♪」カポッ 凛「にゃぁ〜ん♪」 穂乃果「はい、ことりちゃんも!」カポッ ことり「ありがと〜♪あれ、でもこれじゃ穂乃果ちゃん達のどっちかができないんじゃぁ……?」 ほのぱな「え?」 にこ「機械が3つしかないから4人だと一人余るってことよ」 ほのぱな「あっ!?」 希「じゃあウチもウチもー♪」 にこ「それだと人数が余計増えてんじゃないの!」 絵里「ふふっ、参加者はもうくじで決めた方がいいんじゃないかしら?」 海未「確かに、それが一番公平な気がします」 真姫「……」クルクル 海未(真姫は先ほどから静観を決め込んでいますね) 絵里「あみだくじでいいかしら?」 海未「はい」 真姫「……」クルクル 絵里「それじゃあ……はい、真姫から選んで頂戴?」スッ 真姫「うぇぇっ!?なんで私……」 海未(ふふ、絵里には全く通用しませんでしたね)クスッ にこ「んじゃ辿ってくわよー」 花陽「お願いします神様仏様お米様」ナムナム 穂乃果「当たったらランチパック一週間は我慢します」ナムナム ことり「じゃあことりはー、チーズケーキを御馳走します♪」 海未「で、では私は……えーと……」 真姫「無理に考えなくていいんじゃない?」 凛「せっかくだから凛もやってみたいなー」 希「むむむ……カードが示す未来は……」 絵里「ふふっ、ハラショー♪」ニコ ↓1~3キャラクター選択 にこ「穂乃果とことりと、真姫ちゃんね」 穂乃果「やったー!」 ことり「わぁ〜い♪やったね穂乃果ちゃん♪」 穂乃果「うん!真姫ちゃんもほら!」 真姫「……」 ほのこと「あ……」 凛「すっごく嫌そうな顔してるね」 海未「心中はお察しします……」 希「あちゃー、真姫ちゃん」ポン 絵里「大変だと思うけど、頑張って」ポン 真姫「……」 真姫「イミワカンナイ」クルクル 花陽「うぅ……海鮮丼が……漬け丼がぁ……」シクシク 海未「それじゃあスイッチ押しますよ?」 絵里「途中で止められないみたいだから頑張ってね」 ことほの「はーい♪」 凛「真姫ちゃん?」 真姫「はいはい、わかってるわよ」 真姫(やればいいんでしょ、やれば)プクー ピッ ―説明書ー 最後に ――――――― ――――や、心臓の悪い方はご使用を控えてください。 脳が認識したものは、そのまま身体へ影響を及ぶことがあります。 ゲームが終了するまでは、この機械を外すことはできませんので くれぐれもご注意ください。 この機械を使用し、万が一事故がおきましても、当方では一切の責任を負いません。 「あっついねー」 パキッ 「はい、半分こ」 「わーありがとー!」 アイスを割って、二人で分ける そのアイスはどちらも同じ顔 「あ、セミがいる!」 「すげー脱皮してんじゃん」 ブーン 「あー飛んでったぞ!」 「捕まえろー!」 セミが脱皮し、二つに分かれる 抜け殻とセミは同じ顔ではないだろう 分かれ方で大きく変わるものがある。 それは分かれ方を誤って起こること、なのだろうか。 ならば 同じ顔になるには どうすればいいのか 抜け殻になりたくなければ どうすれば、いいのか ―現代日本― 小さな港がある、小さな海辺の町。 ウミカモメの声が聞こえる7月。まだ夏は始まったばかりだ。 あなた達は住宅地の小さなアパートに、 友達同士隣り合わせで3つの部屋を借り、下宿している。 ピピピピッ ピピピピッ ピッ バシ 穂乃果「んぁ」 穂乃果「んー……まだこんな時間……」 穂乃果「おやすみなさい」グー 「ほ、ほのかちゃぁーん……」 「はぁ、やっぱり海未の役が回ってくると思ったわよ」 「ほら、穂乃果、起きなさいよ」 穂乃果「んへへー、海鮮丼おさしみぃ……」 「起きなさいってば!!!」バサッ 穂乃果「んわあぁぁぁぁっ!?」 ドッサーー 坂道を上り、丘の上の学校を目指す。 穂乃果「うぅ……まさかゲームの中でまで学校に行かなきゃいけないなんて……」トボトボ ことり「ことりも、それはちょっとびっくりしたかなぁ……」 真姫「μ'sはさすがに存在しないみたいね」 各々は感じたことを口にしながら通学路を歩く。 ニャーン 穂乃果「あれ、またネコ?」 ことり「この子も可愛い〜♪」ヤンヤン 真姫「その反応何度目よ……」 海が近いこともあってか、猫の姿をよく見かける。 人懐っこいが飼い猫らしき首輪はしていない。全部野生の猫だろうか ―海々丘高校― 穂乃果「それじゃあまたね、真姫ちゃん!」 ことり「また休憩時間にお会いシマショー!」 真姫「はいはい、またね」 クラスメートの知識、学校の知識、この町の知識は 自分がこの町に暮らしたであろう範囲でしっかりと入ってくる。 ガララッ クラスメイトA「真姫ちゃんおはよー」 真姫「あ、ぅえっ、お、おはよ」 クラスメイトB「この前のテレビ見た?彗星がそろそろ……」 クラスメイトA「いやいや、それよりも連続失踪事件の方が……」 初めて見る顔。でも知識では入ってくるから一応知り合いってことはわかる。 不思議な気持ちね。慣れてくるとこの違和感もすぐ無くなりそう。 そう考えていると、授業が始まるチャイムの音と共に先生が入ってくる。 終業式まで2週間も無い時期の授業。 普段から勉強している私にとっては簡単で、酷くつまらないものだった。 4時間目の授業。生物。 移動教室で私は科学室に移動した。 「はぁーーい、皆さん!生物の解剖を今日もおこんなぁいますよぉ!」 真姫「……」 紫のメッシュカラーの黒髪。顔立ちは悪くなく、20代前半の女性。 伊藤「はぁい、解剖はね、芸術なんです。まず芸術とは本質を見抜くトコからはじまっているので――――」 真姫「はぁ……」 この先生、言ってることは間違ってないんだけど、どうも話し方が苦手。 おまけに話が長いから実験が始まるのは先生が話し始めてから多分15分後ぐらい。 真姫「……」 外を眺める。科学室からは私たちのアパートがある住宅地がよく見えるみたいね。 真姫「……?」 ふと人影を二つ見つけた。 遠くてよく見えないが、組み合っているようにも見える。 喧嘩……? 真姫「んん……?」 でも、それ以上になにか違和感を覚えた。 もう少し目を細めてみたら、見えるかも……? 遠くのものを見つめる ↓力×5で判定 55以下で成功 66で判定失敗 真姫「ん……んんん……」 目を凝らしてみたけど……ダメね、よく見えない そのうち二つの影はふっと見えなくなった。 伊藤「んん‶っ、さぁそれではー!解剖をはじめっまショーー!」 真姫「はぁ」 伊藤先生の声で意識を授業に戻される。 なんだったのかしら、まぁ頭の隅に置いておくぐらいにしときましょ 真姫「解剖……まぁ簡単ね」 解剖の手際を皆に褒められ、好奇の目に晒されながら 4時間目がようやく終わりを迎えた。 昼休憩 真姫「ごめんなさい、今日も先輩と食べるから」 そう言って私は教室を出て、中庭に向かう 中庭は大きな樹が植えられ、その下にはベンチがある。 どこの中庭もこんなものなのかしら なんて考えていると 穂乃果「こっちこっちー!」ブンブン ことり「真姫ちゃーん♪」ヒラヒラ 穂乃果とことりがいた。二人ともまだお弁当を食べ始めてはいないみたい 真姫「ごめんなさい、お待たせ」 ことり「うぅん、大丈夫だよ」 穂乃果「さぁー、今日のお弁当はー」 穂乃果「ランチパック!」グッ ことり「と、ことりのお弁当になります♪」 真姫「いつも悪いわね」 ことり「ヨキニハカラエミナノシュー」 穂乃果「ははー」 真姫「ナニヨソレ」クルクル みんな一人暮らしだから、お弁当は基本ことりが作ってくれている。 3人分なんて大変だから私も手伝うって、 朝、ことりに言ったんだけど有耶無耶にされちゃったのよね……なんでかしら >>36 すみません、思った以上に導入が長くなってしまうので 今日は安価コンマ共に無しで進めておきます。 ので、本日はここまでです、また明日18時ごろからよろしくお願いします。 授業も終わり、帰路に就く 特に何事もなく、アパートに着いたとき、 穂乃果「あ、猫だ!」 ことり「わぁ〜!可愛い〜♪」 真姫「今朝と反応が一緒じゃない……」ハァ 穂乃果「おーい猫ちゃーん!」 ことり「降りてきてー!」 塀の高さは私たちが手を伸ばせば何とか届く。 だが猫はギリギリを見計らって逃げていく 真姫「何してるのよ……」ハァ ほっときましょ、私は一人で先にアパートに入る。 猫との格闘を20分ほどした後、ことりと穂乃果はしぶしぶと帰ってきた 夕方 穂乃果「真姫ちゃん、ご飯食べに行こ?」 真姫「ご飯?」 ことり「実は、冷蔵庫の中に食材がほとんどなくって……」 真姫「そういえば、確認してなかったけど私も……」 穂乃果「ね、ね?せっかくだからお外で食べよってことりちゃんと話してたの!」 ことり「だから真姫ちゃんも一緒に行こ?」 真姫「別にいいけど」 穂乃果「それじゃっ出発!」 ことり「おー!」 ことほの「」ジッ 真姫「ヴェッ!?」 真姫「お、おー……」 ことほの「それじゃあ改めましてしゅっぱーつ!」 夜 穂乃果「んっあー!美味しかったー!」 穂乃果「500円でお魚があんなに乗ってるなんて」ムフフ ことり「おかげでことりもお腹いっぱいなのです」フフン 真姫「なんでことりが自慢気なのよ」クスッ アハハ ウフフ 穂乃果「ん?あれって」 ことり「穂乃果ちゃん?」 穂乃果「ほら、あそこ」 穂乃果が、浜辺で釣りをしてる人を指さす 穂乃果「あの人って伊藤先生じゃない?」 暗くてわかり辛いかと思われたが、 今日は月が出ているため目を凝らさなくても髪の色までよく見える。 紫のメッシュの黒い髪、間違いなくあれは伊藤先生ね。 ことり「ほんとだ、あの髪の色伊藤先生だね」 穂乃果「へー、伊藤先生もこの辺に住んでるんだね」 真姫「都会じゃないんだから当たり前でしょ」 あんまり出歩いてると補導されるから、 そう言って私たちはアパートに戻っていった。 次の日 穂乃果「うーん、ふあぁ、よく寝たー」 穂乃果「今の時間は……9時30分!?!?!?」 穂乃果「うわわわっどーしよー!?」 穂乃果「えっと、まずは顔を洗って、星座占いを見て、」 穂乃果「はっ、この時間はもう占い終わってる!?」 穂乃果「えっと、えーーーっと、あ、とりあえず昨日買ったパンを食べて――」 コンコン ほのかちゃーん? 穂乃果「その声は……ことりちゃん!?」ガチャッ ことり「おはよう、穂乃果ちゃん♪」ニコッ 穂乃果「おはようことりちゃん!」 真姫「おはよ、全く穂乃果は朝から元気ね」 穂乃果「真姫ちゃん!おはよう!」 穂乃果「って、あれ?なんで二人ともここに?学校は???」 真姫「はぁ、そんなことだろうと思ったわよ」 穂乃果「ほぇ?」 ことり「学校から電話があってね、今日は学校お休みなんだって」 穂乃果「お休み!?やったぁー、休みだぁー!」 穂乃果「それじゃあ海も近いし、せっかくだからみんなで泳ぎにいこーよ!」 ことり「穂乃果ちゃん……」アハハ…… 真姫「学校が急に休みになったんだから、何か気づいてもいいんじゃないの?」 穂乃果「気付く?」 真姫「はぁ、全く……はい」スッ 穂乃果「?……」 ―――――――――――――― 海々丘町でまた失踪。誘拐事件か。 ――――――― 現場には被害者のものと思われるカバンや血痕が見つかっている。 また被害現場には大きな鱗の様なものも落ちており――― 今月3人目となる失踪事件は、ようやく証拠となるモノが見つかったことにより 誘拐事件として今後――― ―――――――――――――― 穂乃果「失踪、誘拐事件……?」 ことり「学校が今日お休みになったのは、犯人がまだ見つかってなくて危ないから」 真姫「この失踪事件の話は教室でも上がってたわ」 穂乃果「これって……もしかして」 真姫「えぇ、偶然はあり得ないから、多分これがこのゲームの謎の部分だと思うわ」 ことり「でも、こんなの……」 真姫「私たちのやれることじゃない、完全に警察の仕事ね」 穂乃果「……」 ドサッ ミギャァッ ことほのまき「」ビクッ 野良猫が着地に失敗したのだろうか、 すぐ近くで何かが落ちた鈍い音と、猫の様な声が聞こえた。 私達はその音がした方向を、恐る恐る見る。 真姫「ひっ!?」 ことり「なに、これ……」 穂乃果「……っ」 嫌な予感はしていた。しかし、私たちの目に飛び込んできたのはその予想を遥かに上回るものだった アパートの入口すぐ近くに 頭が2つに裂けた四足動物の身体が横たわっていた。 容赦なく体から突き出た骨が、ぬらぬらと赤く濡れている。 破裂した内臓が裂けた皮膚から飛び出している。 これは屋根から落ち、潰れてしまった猫の死体だ。 そう私たちが解釈しようとしたとき その四足動物は再び起き上がった その時、私たちは初めて気づいたんだ。 その動物は頭が二つに裂けたんじゃなく、 はじめから頭が二つあったんだということに。 おっ、新作 にしても00クリは珍しいかも、動画とかだとだいたい1クリ0ファンが多いから コンマ判定SSだと00が強ファンブルと強クリティカルの両方を内包してるパターンを結構見るな 本日はここまでです。 ようやく自由安価ゾーンまで来ました。 すみません、遅くなりました。 あと注意書きをし忘れていました。すみません……。 ・今回はクトゥルフ成分多めなので、グ〇表現が多くなると思います。 苦手な方は注意してください。 それでは続きは本日の18時ごろから 最後に3人のMP減少判定を置いておきます 精神×5で判定 失敗でMP-1 成功で±0 ↓穂乃果(65以下)ことり(70以下)真姫(55以下で成功)の順番で判定。 成功 穂乃果MP13 失敗 ことりMP14→13 真姫11→10 ナァー ソレは高く物悲しい声を上げながら、こちらに向かってくる ことり「やっ、やだぁ……」フルフル 真姫「っ……」ジリッ ふらふらとした足取りで、いまにも倒れてしまいそう ことり「うぅ……」 真姫「……幸いもう長くはなさそうね」 穂乃果(……あれ、あの首にあるのって) 穂乃果「……」スッ ことり「穂乃果ちゃん!?だっダメ!」ガッ 真姫「あれに近づくのは危険すぎるわ」ガッ 穂乃果「大丈夫」 ことり「穂乃果ちゃん、危険だよ……」 真姫「そうよ、あんなの普通じゃないわ、調べるにしても倒れるのを待った方がいい」 穂乃果「調べるとかそういうのじゃないの」 穂乃果「あの子……すごく悲しそうな顔してるの」 ことり「え……?」 真姫「何、言って……?」 大丈夫だから そういって穂乃果はソレに近づいていく 真姫「っ……」 ことり「穂乃果ちゃん……」 チリン ことまき「!」 ソレが倒れた時、ふと小さな鈴の音が聞こえた 穂乃果「……」 ナー 消え入りそうな声をあげた後、ソレは穂乃果に支えられながら絶命した。 ことり「首輪……してるね……」 真姫「飼い主がいたってこと……?」 ソレには首輪がされていた。両の首、どちらにも。 穂乃果「潰れちゃっててよくわからないけど、どっちも猫、でいいのかな」 ことり「う、うん……見た感じだとそう、だと思う……」 真姫「……結合双生動物だったのね」 ことほの「?」 真姫「……確か、双子で生まれるときに、受精卵が不完全に分割されて――」 穂乃果「?????」 真姫「……双子で生まれるときに、間違ってくっついて生まれてきちゃうことよ」 穂乃果「なるほど」ヨシヨシ ことり「……家出しちゃったのかな」 穂乃果「そうかも」 穂乃果「埋めてあげよう」 ことり「うん」 真姫「……」 明らかに猫の種類が違う あの子たちはどう見ても双子じゃない ……穂乃果たちもきっと気付いてる だっていつもの穂乃果ならきっと、あの子の飼い主を探そうとするものね 失踪・誘拐事件、奇形の動物。 わからないことだらけね。 図書館とかネットを使えば、事件の方はある程度情報が集まりそうだけど、 奇形の動物に関しては……手探りしかないのかしら ……もしかしたら首を突っ込むこと自体が間違ってるのかも。 私たちはまだ事件に巻き込まれたわけじゃないから。 その前にこの町から逃げるって言うのも一つの選択。 クリア条件にそう書いてあったもの。 穂乃果「これでよしっと」 ことり「」ナムナム 真姫「……それで、これからどうするの穂乃果、ことり」 ことほの「……」 謎を追う場合は、場所指定や行動指定、あるなら人物指定もお願いします。 この町の主な施設は図書館、交番、学校。浜辺や住宅街があります。 ↓自由安価 リアルタイムで情報追うならやはりインターネッツでしょー 穂乃果「私は、この謎を追いたいって思ってる」 ことり「ことりも」 真姫「……全く」 好奇心は猫をも殺すって言うのに でも、わかるかも 何が起こってるのかわからない、知らない その方が怖いことだってあるもの。 真姫「とりあえず、ネットにあがってる情報をある程度調べてみましょ」 穂乃果「うん」 ことり「ちょうどお昼だし、ことりはお昼ご飯作るね」 どこまでの情報が集まるか 賢さと運×5で判定。 成功で詳細な情報を入手することできる。 ↓判定者は真姫(58以下で成功) 判定成功 個人で調べた情報入手 真姫「……こんなものかしら」 記事 ―――――――――――――――――― 海々丘町で起きた連続失踪・誘拐事件 7月1日、7月2日、7月3日に起こった事件 最新の7月3日の事件でようやく被害者のものと思われる血痕が見つかり 単なる失踪、家出ではなく誘拐事件であると判断された。 現場には大きな鱗の様なものが落ちており、 犯人への手掛かりになるのではないかと期待されている。 ―――――――――――――――――― ―個人で調べた情報― ・被害者と思われる人物は3人。 毎日一人が行方不明になってるってことね ・全員身寄りは無く、一人暮らし。 偶然とは思えない。身元も調べてるってことは計画的な犯行、犯人は地元の人である可能性は高い。 ・目撃者がいないため、今も捜査は難航している。 か。 一人暮らしで目撃者がいない それなのに失踪者が特定できてる。 おかしい、これは明らかに普通じゃないわね。 真姫「……」スッスッ 奇形の動物に関してはほとんど載ってないわね とりあえず、この地域で、いいえ日本全域で考えてもほとんど存在していない。 そういった実験も表立った記事には当然載ってない。 戦時中のロシアが……とか、今は必要ない記事ばかり。 真姫「ふぅ、なんか無性に疲れるわね……」 穂乃果「ふにゃ……zzZZ」 ことり「真姫ちゃんあーん♪」 真姫「……」 穂乃果「zzZZZZ」 ことり「あーんですよー♪」 真姫「……」 うん、無性に疲れる 真姫「とりあえず、調べられた情報はこんな感じよ」 穂乃果「おぉーさすが真姫ちゃん!」 ことり「はーい、食後のゼリーですよー♪」 穂乃果「わぁーい!」 真姫「……」 ことり「真姫ちゃん、この……目撃者もいないのに居なくなった人がわかってるって、どういうことなの?」 真姫「目撃者がいたってことを知られないため……かしら」 ことり「?」 真姫「わからないけど、情報提供者が一言断りの電話とかをいれたか、警察とかの配慮じゃない?」 真姫「犯人に狙われるからとかそんな理由で」 ことり「そっか……」 そんなわけない。 隠しているって言うのがもし間違ってなくても 匿名である限りバレるわけないんだから、狙われることはない。 だとしたらなんでわざわざ…… ……ダメね、まったくわからない。 穂乃果「とりあえず外に出て色んな人に話を聞いてみようよ!」 ことり「あはは……穂乃果ちゃん、結構楽しそう」 真姫「面倒な人ね……」 昼行動 ことり「目標はとりあえず情報収集?」 真姫「そうね、私たち、まだ何が起こってるのかすらきちんと理解できてないもの」 主な探索場所 学校 図書館 交番 住宅街 浜辺 その他自由安価 ↓ 人物指定もあるならお願いします。 今更ですが地図書きました 伊藤先生は夜中に浜辺東寄りで釣りをしていました。 ことり「じゃあちょっとだけ準備してくるね」 みんな一度自分の部屋に戻って、出掛ける準備をする。 図書館だからおやつは持っていけないなぁ…… じゃあ水筒に紅茶を入れ手持っていこう♪ あとはカーテンも閉めて……? あれ? 遠くの塀の向こうに誰かいる 帽子を被っていて、顔はよく見えないけど、 塀からは大体胸のあたりまで出てる。 あの塀って確かことりが背伸びして 手を伸ばしてギリギリ届くぐらいだった。 じゃああの人の身長は2mくらいかな?すごい大きな人……! ことり「……?」 一瞬こっちを見た気がしたけど、気のせいかな ことりちゃーん? ことり「はーい今行きまーす♪」 パタパタ バタン ことり「図書館に着いたら何を調べるの?」 真姫「そうね……2、3日前の新聞とか、奇形動物の論文を探しましょ」 穂乃果「わかった!」 真姫(調べもので穂乃果は役に立たないわね絶対) ことり(穂乃果ちゃんが調べるのは無理だろうなぁ) 図書館への行くための道を歩いていると ???「あの、すみません!」 穂乃果「ほぇ?」 突然、声をかけられた マリンブルーのインナーカラー、少し長めの黒髪、快活とした表情で同じ年か少し上ぐらいだろうという顔つきの女性。 ???「この辺にこんな子がいませんでしたか?」 そう言って、写真をこちらに見せた 目の前の女性と並んで映っているのは、灰色の短髪で、ぎょろりとした目が特徴的な女性。 写真ではよくはわからないが、大分背が高い感じ。 見ていない、と伝えるとしょんぼりとした感じで肩をすぼませながら 少しでも見かけたら教えてほしい。と連絡先が書かれた紙をもらった。 ことり「あのー、お二人とも、お名前はー」 ことりちゃんがそう言うと、慌てて名前を教えてくれた 彼女の名前は松木 咲 探している女性の名前は 高山 未来 って言うみたい その後、咲ちゃんはすぐに用事があると、どこかへ行ってしまった。 真姫「高山未来……」 ことり「真姫ちゃんがネットで調べた情報には、出てきてないよね……」 穂乃果「……」 ネットや新聞には載っていなかった名前だった。 数日前と言っていたから、この事件に巻き込まれていてもおかしくはないのに。 穂乃果「とりあえず、図書館に行こう」 真姫「そうね、立って話してても疲れるだけよね」 そう言って私たちは、図書館へ向かった。 咲ちゃんの連絡先を入手しました。 海々丘町図書館 その図書館は、町民会館の近くにある コンクリートで出来た古い様相の建物だった。 中へ入ると、改装したのだろうか木で出来た小奇麗な床が張られ、本棚が並んでいる。 真姫「思ってたよりも綺麗ね」 ことり「これなら、いろんな本があるかも」 適当に探してもいいけど、探すものを絞れば、 確実に見つけられそうね 本日はここまでです。 今回は腰を据えて、書くことが出来ず更新が遅くなり、安価が全然取れなくてすみませんでした。 明日(今日)もまた、まとまった時間がとれそうにないので、 次回は水曜日の18時からとなります。すみません。 それでは最後に図書館での行動安価を募っておきたいと思います。 お疲れさまでした。 漠然と探す場合は器用さと運×5で判定(ことりの65以下で判定)探すものを絞る場合は判定無し(2つ以上は判定あり) ↓他自由安価 メタ読みになるが、海難法師てきな土着神話……あるいは逸話や変な噂話がこの町にもある様なら調べておきたいね 猫も行方不明者もまだよう分からんし 今んとこ明から様なヒントは鱗くらいか 龍や魚人や巨大魚etcにまつわる伝説やらなんやらあるようなら調べよう 質問 今は7/4? 町を離れようと思えば自由に出れる?(もしくは行動して試す必要がある?) 巷で話題となっているThis Manってこのキモいハゲのおっさんの事だろ!?wwwwwwwww http://imgur.com/iTghbeN.jpg >>79 はい、7月4日です。 自由に出られます。 まだ序盤も序盤だけど今の情報だけで見ると人やら動物やらを攫ってくっつける実験かなんかをしている魚人的なのが居る、とかなのだろうか 双頭生物はその失敗作で伊藤先生が成功例だったり?(髪のメッシュが気になってる) 先生何か知ってはいると思うんだよなぁ 鱗と釣りからの想像でしかないけど海になんか居るのを知っててそれを釣り上げて解剖しようとしてるとか? 土着神話、あるいは逸話や変な噂話がこの町にもあるか探る 穂乃果「うー、同じような本ばっかり並んでるよぅ……」 真姫「そういうものでしょ?」 穂乃果「うぅ……」 真姫(やっぱり穂乃果にはこういうのは向いてないみたいね)フゥ ちょっと位置が高めの本 ことり「……」スッ チョン ことり(あ、届く……) ことり「……」 ことり「うー、届かないよー、ほのかちゃーん」 穂乃果「どうしたの?」 ことり「あの本見てみたいんだけど、手が届かなくて……」 穂乃果「じゃあ、穂乃果が台かなにかとってくるよ!」 穂乃果「はい、ことりちゃん!」 ことり「穂乃果ちゃんありがとう♪」ナデナデ 穂乃果「くぅ〜ん♪」 真姫「……」 ことり「よいしょっ♪」スッ 真姫(台を使わなくても取れるんじゃない……)クルクル ことり「この町のことが載った本はこれぐらいかなぁ……」 真姫「ただ単に町の特徴だけが載ったものを省いたら、たった2冊しか残らなかったわね」 得られた情報 ――――――――――――――――――――― 初夏の十六夜、数晩の神隠しを経て 海際の洞窟より水神様が参られる。 鱗残るは水神様の使いに成り果てた証。奉れ、奉れ。 ――――――――――――――――――――― 穂乃果「ナニコレ」 ことり「この町は古くからあるみたいなんだけど、言い伝えとか昔話はこれぐらいしかなくて……」 真姫「神隠し、とか鱗とか今の状況に一致する言葉があったから一応参考になるかと思ったの」 真姫「いつの逸話かもわからないような代物だけど」クルクル 真姫「あと、このあたりは一度、津波によって大きな被害を受けたことがあるそうよ」 穂乃果「津波!?」 真姫「そ、だからこの水神様って言うのと、なにか関係があるかもしれないわ」 ことり「そういえばこの町、神社とかないよね……」 真姫「!」 穂乃果「もしかしたら、その洞窟に神様を祀る祠があるのかな?」 真姫「そうかもしれないわね」 真姫「今は……大体15時ぐらいかしら」 ことり「夏だからまだ明るいね」 穂乃果「次はなにしよっか?」 ↓自由安価 主な探索地 地図>>70 ―浜辺ー 小さな石すらほとんどない綺麗な砂浜。端の方には岩場もあるようだ。 まだ初夏だが、ポツポツと海に遊びに来たであろう人たちがいる。 穂乃果「海だー!」 ことり「わぁーい♪」 真姫「はぁ、私たち別に遊びに来たわけじゃないんだけど」 とりあえず海に来たけど、なにをしようかしら ↓自由安価 では探索でいきます ことり「砂浜の方は特になにも無いね」 真姫「まぁ、あるとしても観光客が置いていったゴミくらいかしら」 穂乃果「それじゃあ、岩場の方に行ってみよっか」 砂浜の西側には岩場が広がっている。 岩場に波が当たり、飛沫があがる。 こころなしか、波が強くなっている気がする。 穂乃果「岩場は不安定だし、濡れてるから注意して歩こ」 ことり「う、うん」フラフラ 穂乃果「真姫ちゃん、大丈夫?」 真姫「へ、平気よ、このぐら」ズルッ 真姫「いっ!?」 ほのこと「真姫ちゃん!」 ガシッ スッ 穂乃果はこけそうになった私の腕を掴んで、そっと抱き寄せてくれた 真姫「ヴェッ」 ことり「おぉー!」パシャッ 穂乃果「大丈夫?」 真姫「う、うん、ありがと、ほのか……」 ザッパーン ほのまき「」ビショビショ 穂乃果「真姫ちゃん……大丈夫……?」 真姫「……えぇ」 ことり「濡れてる二人も可愛い♪」パシャパシャ ←1人だけ避難してた 真姫「もー!トラナイデ!」 穂乃果「あはは……」 「ん、皆さん、もしかして海々丘の生徒たちですカー?」 穂乃果「え?」 ことり「はい、そうですけど……」 真姫「って、この声は……」 ほのことまき「伊藤先生!!!」 伊藤「はぁーい、伊藤ですヨー♪」 伊藤「それで、今日は臨時休校で自宅待機のはずなんですけどー」 穂乃果「ギクッ」 伊藤「あなた達何故(なにゆえ)ここにいらっしゃるので???」 ことり「え、えっとー、それはー……」 穂乃果「せ、先生こそ、ここでなにをしてるんですか?」 伊藤「私?私はー、ここで釣りをしているのですよ」 真姫「また釣り……」 伊藤「また?」 真姫「い、いえ……なんでも……」 伊藤「そうじゃなくても、ここは結構波も高くて危ないですカラ、早くお帰りなさいな」 伊藤「なんなら家まで送ってあげるよ?」 穂乃果「え、えーと……」 ことり(この先生、ほんとに不思議な感じの先生だなぁ) 真姫(キモチワルイ……) 大人しく家に帰る 素直に事情を話す その他自由安価(先生への追加質問等々) ↓ 穂乃果「えとー、先生は何を釣ってるんですか?」 伊藤「ん?あー、うー、」 伊藤「大物」グッ ことり「あはは……」 真姫「イミワカンナイ……」 伊藤「ん?」チラッ 真姫「ヴェエッ、なんで私だけ……」 穂乃果「大物って、そんなに大きなのが釣れるんですか?」 伊藤「この岩場はねぇ、アナゴとか色々釣れるんだヨ」 穂乃果「おお、美味しそう!」 ことり「穂乃果ちゃん……」アハハ…… 伊藤「まぁ、私が釣りたいのはもっと大きなやつだけどねー」 穂乃果「アナゴより大きいんですか!?」 伊藤「あっはっは、それ以上は、秘密、ということで」 穂乃果「えぇー、教えてくださいよー!」 伊藤「あっはっは」 伊藤「ま、大きな獲物がかかるのを待ってるってことさ」 真姫「大きな獲物……」 伊藤「ん?」 真姫「ヴェェ……」 話を逸らせたし、質問ならまだできそうだけど 大人しく家に帰る 素直に事情を話す その他自由安価(先生への追加質問等々) ↓ 一時ニコ動で流行ったリプレイ(笑)動画の所為でこういうネタ行動を本気で面白いと思ってる奴増えたよなあ 俺だったらこの会話の流れと空気感ならぷわぷわーお歌うわ ネタとかじゃなくて 穂乃果「ことりちゃん、真姫ちゃんちょっと」 ことまき「?」 なんで寄りにもよってその曲なの!? 面白そう! だよねっ! ヴェェェ…… 穂乃果「すぇーのっ!」 ことり「君にー飛んでけ!スキスキ♡ぷわぷわ♪」 伊藤「?」 穂乃果「スキスキ♡ぷわぷわ♪」 真姫「スキスキ!ぷわぷわしちゃおー!//」 ※ダイジェストでお送りします 真姫「大空かけめぐる恋心〜♪」←ノッてきた 穂乃果「世界中でたったひとりのYOU〜♪」←岩場の上でもクルクル踊る ことり「不思議だよー♡」←可愛い ジャン 伊藤「おぉー、この狭い足場でよく踊りながら歌えたね」パチパチ ことり「ありがとうございます♪」 真姫「で、ほんとになんでこの歌なのよ」 穂乃果「なんか急に歌いたくなったから!」 真姫「……」 穂乃果「あと、この曲歌うと、みんないつも嬉しそうにしてくれるからだよ!」 真姫「イミワカンナイ」 ぷわぷわーおは先生に効いたのか 呪文判定 精神対抗します 先生の精神力は15 ぷわぷわーおは16 14(ことりの精神力)+2(ほのまきの二人) 精神対抗では 同じ数字同士で 50 そこから1差がつくたびに5ずつ増減していきますので コンマ55以下(クトゥルフTRPGルールブック記載情報)で成功です。 ↓成功で、先生の頭がぷわぷわします 真姫はともかくことほのは少しくらい羽目外しそうな気もする、とキャラ毎のロールプレイを妄想してみたり というかさらっと精神が高ステなのがわかったなw ぷわぷわーおが呪文はホント草 これクトゥルフ色強いだけでクトゥルフじゃないのなにw これprintempsで統一してたら強力になったりしたのかな MP消費なしで相手のINTを一時的に下げるみたいな効果ありそうw 真姫「いきなり歌うなんて、びっくりするじゃない」 穂乃果「えへへ、ごめんごめん」 ことり「でも、楽しかったね♪」 穂乃果「うん♪」 伊藤「……」パチパチ 真姫「……先生は、いつまで拍手してるのかしら」 ことり「さ、さぁ?」 穂乃果「伊藤先生!」 伊藤「はい、なんでしょうかほのかちゃん」パチパチ 穂乃果「私たちの踊りと歌、どうでしたか?」 伊藤「すばらしいですね、あたまがすごくぷわぷわします」パチパチ 伊藤「いまならなんでもすなおにはなせるようです、まるでどうしんもどったみたい」パチパチ 先生は 頭が ぷわぷわしている 真姫「これはこれで胡散臭いわね……」クルクル 伊藤「では、いつもの話し方で行きますヨ」 真姫「ヴェェッ」 ことり「あはは……」 いまなら何でも質問に素直に答えてくれるようです。 自由安価 ↓ 呪文の効果をそんなことに使うなwww せめて何を釣ろうとしたかでしょ 鱗の持ち主の正体や今この町でおこっている怪奇現象、ご存知の限り全て教えて下さい!! いや、釣った魚をどうするかって意外と重要じゃあないかな?ww本当に魚ならw 穂乃果「じゃあ釣ったお魚は食べるんですか?」 ことり「穂乃果ちゃん……」アハハ…… 真姫「そんなこと聞いてどうするのよ……」 伊藤「たべ……まーせんねー」 穂乃果「えぇっ、じゃあどうするんですか、捨てちゃうんですか!?なんで釣ってるんですか!?」 真姫「穂乃果……」 伊藤「端的に言うなら殺すため、釣るのはもちろん出会うため、かな」 ことまき「え……?」 穂乃果「それって、どういう意味ですか!?」 伊藤「ん〜〜とねー」 真姫「待って、穂乃果」 真姫「伊藤先生、さっきから気になっていたんですけど」 真姫「先生はこの場所で一体何を釣ろうとしてるんですか?」 ことり「真姫ちゃん……?」 伊藤「あんまり場所は関係ないヨー!んでんでで、私が釣ろうとしてるのは、深きものってやつさ」 真姫「ふかき……もの?」 伊藤「そ、水陸両性の種族で目がぎょろっとしてて背がすーごく大きいんだヨ」 真姫「え、と……」 全く話についていけない…… ふかきもの?なんて聞いたこともない。 どうしよう…… ぷわぷわはもうすぐきれちゃいそうです。 自由質問 ↓ ――――――――――――――――――――― 初夏の十六夜、数晩の神隠しを経て 海際の洞窟より水神様が参られる。 鱗残るは水神様の使いに成り果てた証。奉れ、奉れ。 ―――――――――――――――――――― これと、序盤で出てきた猫?の話をして、何か知っていること、気になることはないか聞く 流石にクトゥルフ神話技能は振れないよなw あーでも図書館やネットなら調べられるのか? さすがのまきちゃんもふかきものは知らないか… まきちゃん ――――――――――――――――――――― 初夏の十六夜、数晩の神隠しを経て 海際の洞窟より水神様が参られる。 鱗残るは水神様の使いに成り果てた証。奉れ、奉れ。 ―――――――――――――――――――― 伊藤「……!」 真姫「これについて、何か知っていることはないですか?」 真姫「あと――」 伊藤「ん、大丈夫、もー、今ので大分頭がすっきりしちゃったから」 真姫「え?」 伊藤「後で私の家に来なよ?ゆっくりお茶でもしながら話そう」 そう言って、伊藤先生は住所を教えてくれた。 伊藤「それじゃ、先生はまだお仕事控えてるから」 伊藤「先に行ってくれててもいいヨン、はいこれ鍵」スッ チャリ 伊藤先生の家のカギを入手した 伊藤「ではでは、皆さん」ヒラヒラ そう言って先生は、また釣りを始めた 何を言っても、今は聞く耳を持ってくれそうにない 穂乃果「……行こっか」 ことり「うん」 真姫「……」 私たちは岩場を後にした >>132 十六夜が何日か 穂乃果「そういえば、これの十六夜って何のことなんだろ」 ことり「えっとぉ……確か、満月の次の日のことだったような」 真姫「日にち的には明後日ね、明日がちょうど十五夜、満月の日よ」 先生の家に先に行くかどうか話していた時、 ふと夕暮れで、人のほとんどいなくなった浜辺に佇む人が、目に留まった。 夏なのにコートを着ている。あれ、手袋もしてるのかな? 真姫「穂乃果?」 ことり「穂乃果ちゃん?」 穂乃果「……」 ↓話しかけてみる 無視する 嫌な予感がするな 話しかけないほうがよさそう だ が 話 し か け る 穂乃果「ちょっと言ってくるね?」 ことり「え、穂乃果ちゃん?」 真姫「穂乃果?」 タッタッタッ 少し近づいてみると、その人はサングラスをかけていることが分かった。 灰色の短髪で、背がとっても高い 穂乃果(お、おおぅ……) 穂乃果が大きく見上げてやっとぐらい おぉ、絵里ちゃんより大っきい!←そんなレベルではない 穂乃果「あのー、すみません」 ???「!?」 穂乃果「夕日を見てるんですか?」 ???「……」 穂乃果「すみません、急に話しかけちゃって」アハハ 穂乃果「でも綺麗ですよね、水平線に沈む夕日って」キラキラ あ、これ海未ちゃんが言いそうだなー ???「……私は、あんまり好きじゃないです」 穂乃果「え、どうしてですか?」 ???「……」 穂乃果「……?」 なぜか聞いてみる(直球)得意技で力×5→6で判定(78以下) 別の話題に切り替える 話を切り上げる その他自由安価 ↓ ・背が高い ・灰色の髪 ・ぎょろりとした目(目を隠してる人も同様に) これらの要素を持つ人物には迂闊に接触しない方が良さそうかな?もう何人かそんな感じの見かけてるけど 穂乃果「どうしてなんですか!?」ズイッ ???「!?」 穂乃果「だって、こんなに綺麗なんですよ!」 穂乃果「海がキラキラってオレンジ色に輝いてて、なんだか暖かくて」 ザザーン 穂乃果「波の音も、すごく心を癒してくれる」 ???「……確かにそうね、癒してくれる」 穂乃果「じゃあ、どうしてあんまり好きじゃないんですか?」 ???「自分とのお別れだから」 穂乃果「え?」 ???「……うぅん、なんでもない、ただ暗いのが怖いだけよ」 ???「それじゃ」スタスタ 穂乃果「あ、待って!」 その人はそのまま足を止めず、去っていった 穂乃果「……」 真姫「……あの人、すっごく背がおっきかったわね」 ことり「うん、穂乃果ちゃんの頭が、肩にも届いてなかったような……」 穂乃果「そういえばあの人灰色の髪の毛だったよ」 真姫「灰色で背が高いって」 ことり「あっ、もしかして咲ちゃんのお友達?の未来ちゃん?」 ↓咲ちゃんに連絡をおくりますか? ことり「じゃあことりがメッセージ送っておくね?」 連絡を送りました さて、あとはどうしよう このまま先生のお家に向かうこともできるけど…… ↓ 何か行動する(自由安価) そのまま先生の家へ向かう この世界だとインターネットで深き者を調べると出てくるんだろうか 未来、先生が釣ろうとしてたの、ことりが家出る前に見たもの、水神 どう関連するのか… 穂乃果「それじゃ、もう先生の家にいこっか」 そう言って、私たちは先生の家に向かった ―先生の家に向かう途中― 穂乃果「先生のお家ではどんなご飯が出てくるのかなー」ランララーン ことり「そ、そういえば穂乃果ちゃんの目的はご飯だったね……」アハハ…… 真姫「ほんと、穂乃果らしいわね」クス カタン ことり「?」 物音がしたような気がして、ことりは立ち止まり後ろを振り返る そこのマンホールから何か聞こえたような……? 穂乃果「ことりちゃんどうしたの?」 ことり「うぅん、なんでも―― ことりが言い切る前に、ガタンっと大きな音を立ててマンホールの蓋が勢いよく飛んだ そして、マンホールの穴から大きな鱗でおおわれた手が、ことり目掛けて迫ってくる 素早さ×3 18以下で咄嗟に回避成功 94 失敗 ことり「きゃぁっ!?」 ほのまき「!?」 その手はことりの脚を掴むと、そのままマンホールの穴へ引きずりこもうと力を籠める ことり「痛っ、や、やだっ!」 助けるために、穂乃果と真姫が反応できたかどうか 素早さ×5で判定 ↓穂乃果(65以下)、真姫(35)の順で判定 穂乃果03 真姫04 成功 二人共成功で、自動救出 ほのまき「ことり(ちゃん)!!!」 咄嗟に二人がことりの腰を掴んでくれた。 ことり「穂乃果ちゃぁん、真姫ちゃぁん」グスッ 穂乃果「大丈夫、ことりちゃんは絶対渡さないよ!!!」 真姫「この、ことりを放しなさいよ!」ガッ 真姫ちゃんが思い切り腕を蹴ると、 腕はことりを離して、マンホールの穴の中に帰っていった。 ことり「ふぇぇぇん穂乃果ちゃん、真姫ちゃん」ダキッ 穂乃果「よかった、ことりちゃん」 真姫「足は大丈夫?怪我してない?」 ことり「うん、あざにもなってないよ大丈夫」ニコッ ほのまき「ほっ……」 穂乃果「あ、あれ」 ことり「え……あ、鱗!!!」 真姫「さっき蹴った拍子にとれたのかしら?」 穂乃果「持っていく?」 真姫「まぁ、一応……」 ことり「ぇー……」 クリティカルで、MP減少は無し、さらに大きな鱗を入手しました。 穂乃果「えっと、ここみたい」 アパートの一室、そこが伊藤先生の家だった。 穂乃果「結構おっきいね!」 ことり「うん、あ、鍵に何番の部屋か書いてるよ」 穂乃果「201、なんか普通ー」 真姫「そういうのに普通ってあるの?」 先生の部屋に入る。 穂乃果「おぉー!」 ことり「広いねー!」 真姫「そうかしら?」 玄関からちょっと広め! 少なくとも穂乃果たちが今住んでるアパートよりもおっきい! 穂乃果「どっちの部屋も広い〜!」 ことり「わぁ〜、キッチンも大きい♪」 真姫「あんまり人の家を物色しない方がいいと思うケド……」クルクル 間取りは大体2LDK。まぁ、一人暮らしだしこんなものかしら しばらくすると、先生が帰ってきた。 伊藤「んふふー、皆のために色々食べ物買ってきましたヨーン」 ことほの「わぁーい♪」 真姫「はぁ……」クルクル ↓器用さ×5で判定(ことりの80以下で成功) ことり「あれ……?」 伊藤先生の服、さっき会った時よりなんだか汚れてる なんか泥がはねたみたいな、目に見えてわかる汚れが増えてる? あと、なんだか 少し鼻につくような、腐った臭い、って言うのかな? それが伊藤先生から、微かに臭うような…… 今回はここまでです。 今回、歌の安価に関しては驚きましたが、むしろラブライブでTRPGやってんのに なんでそういうシステム組み込んでないのか、ってぐらい盲点でした。 次回があれば是非とも、システムに組み込んでいきたいと思います。 誠にありがとうございました。 あと、どうでもいいことですが>>156 の穂乃果のセリフを 穂乃果「ことりちゃん大丈夫だよ、絶対離さないから!!!」 の方が、その後の放しなさいにもかかってる感じでよかったなぁ と思ったので、訂正しときます。 それではお疲れさまでした。 次回は本日の17時頃からを予定しております。 >>1 乙 歌のシステムは組み込むなら今回みたいにクトゥルフの呪文にあたるのかな? 伊藤「さて、じゃあ食べながらゆっくーり話そうかぁ」 穂乃果「もう食べてもいいんですか!?」 伊藤「イイヨー」 穂乃果「わーい、いっただっきまーす!」 ことり「穂乃果ちゃん……」 真姫「花陽じゃないんだから、食べ過ぎてお腹壊しても知らないわよ?」 伊藤「さて、それじゃあ単刀直入に聞くけどー」 伊藤「君ぃたちは今回のことをどこまで知ってるのん???」 ことり「どこまで、ですか?」 穂乃果「えーっと」 真姫「……」クルクル 正直に話す なんとなく知っているだけとぼかす その他自由安価 ↓ 私たちは知っていることをすべて正直に話した 伊藤「……そうかぁ」 伊藤「あの逸話に目を付けている時点で大体目星はついてるんだと思っていたケド」 伊藤「……」 真姫「……先生?」 伊藤「……危険だけど君たちにも手伝ってもらうことにしよーかな」 穂乃果「手伝う、ですか?」 伊藤「そ、失踪事件の犯人である深きものとの接触、そしてそのまま仕留めるのを手伝ってもらうのっさ♪」 ことり「えぇっ!?」 真姫「な、なにそれ……」 伊藤「仕方ないよー、危ないからこういうことしてほしくなかったけどー」 伊藤「ここまで調べちゃった皆さんを野放しにするよりは、私も一緒に見てた方が安全なんだものー」 伊藤「どーせ、ほっといたら海際の洞窟行ったり、失踪事件を追ったりしちゃうんでしょー???」 真姫「……」 穂乃果「そ、それはー……」 ことり「あはは……」 伊藤「それじゃあ、あなた達の質問にまず答えるネ」 ――――――――――――――――――――― 初夏の十六夜、数晩の神隠しを経て 海際の洞窟より水神様が参られる。 鱗残るは水神様の使いに成り果てた証。奉れ、奉れ。 ―――――――――――――――――――― これは、深きものが儀式をし、生贄を毎晩捧げることによって彼らの崇拝している 星の落とし子を育てていることを表した文ダネ。 初夏の十五夜までに毎晩一人ずつ、儀式を行ってから生贄を捧げる。 そして水神、星の落とし子が完全に育つと、海は荒れ、そのまま夜が訪れる。 一日中夜になるから、その日の十六夜は、ずーっと月が見られるよ。 まぁその場合、この町は育った落とし子によって皆殺しに遭うんだけど〜ネ。 鱗残るは要はあっち側の人間になった人のこと。 奉れ、なんて言ってるけど、これ、要は帰ってもらえって意味だヨ。 伊藤「つまり、誰が残したかはわからないけーーーど」 伊藤「この町がなんらかの理由で深きものの儀式と関係していることを知った人が」 伊藤「注意喚起みたいな感じで残した文なんだろうネ」 ことり「うぅ……」 真姫「十五夜は明日……」 穂乃果「もしかして先生は、これを止めようとしているんですか!?」 伊藤「ソダヨー」 真姫「あの、じゃあ頭が二つある猫も知ってますか?」 伊藤「なにそれ、イミワカンナイ」 真姫「ヴェエ……」 穂乃果「先生は、知らないんですか!?」 伊藤「うーーーん、、、、、聞いたことないネェ、ほんとに」 伊藤「ごめんね?」 穂乃果「い、いえ、そんな!」 ことり「そういえば先生、あの服の汚れは一体……」 伊藤「ん?あー、これは下水のとこ調べてた時に汚れたのだな!」 伊藤「もし、海際の洞窟以外で儀式を行っていたら困るでしょー?」 ことり「は、はい……」 伊藤「一応下水にいたのに、深きもの見つけられなくてごめんね?」 伊藤「足痛くない?」 ことり「えっ、は、はい大丈夫です!」 穂乃果「おぉ……」 真姫(伊藤先生がまともに先生してるの初めて見たかも)クルクル 伊藤「ん?」クルッ 真姫「ヴェッ!?な、なんでいつも私だけなのよー!」 伊藤「さって、他に知りたいことはあーる?」 穂乃果「えーっと……」 外は大分暗くなってきちゃってる。20時を回ったところ 他にも何か聞く 今日はもう帰る ↓ 献立は一瞬なので、何故詳しいかも聞きます 伊藤「今日の献立はたこやき、お好み焼き、おにぎりだよーー!」イエーイ ことり「炭水化物ばっかり……」アハハ…… 伊藤「飲み物はみっくすじゅーすでっす」ドン 真姫「……」ゲンナリ 穂乃果「美味しいです!ありがとうございます!」 伊藤「喜んでもらーえて何よりだよー♪」 真姫「……穂乃果、海鮮料理じゃなくてもいいの?」 穂乃果「なんで?だってこんなに美味しいんだよ?ほら、真姫ちゃんも食べてみて!」グッ 真姫「ヴェエ、ちょっ、ちょっ、押し込まないで!」 ことり「」←買ってたクッキー食べてる 穂乃果「そういえば、先生はなんでそんなに深きもの?について詳しいんですか?」 伊藤「せんせいだからだよー」 真姫「……ネットで調べてみたけど、深きものなんてどこにも出てこないわ」 真姫「でも、先生の話には妙な信憑性の高さを感じるし、現に私たちもそういったものに遭遇してる。」 伊藤「……」 真姫「先生だからって、ネットに載ってないような生き物のことまで知ってるなんて少しおかしいと思います!」 ことり「真姫ちゃん……」 伊藤「うーーーん……」 伊藤「……はぁ、仕方ないから白状するよー」 伊藤「その代わり、心して聞くんだヨーー」 伊藤「実はネ」 ことほのまき「……」ゴクッ 伊藤「……私の友人も深きものだったんだよ」 ことまき「えっ!?」 穂乃果「そ、それ、どういうことですか!?」 伊藤「んー少し、長くなるんだけどー」 深きものはね、人間でないんだけど〜、人間との間で子を残すことができるんだ。 私の友人は、まさにその深きものと人間の交雑種だったノネ。 深きものとの交雑種は、20になるまでは容姿や体格以外は普通の人間と同じなんだけど、 それを過ぎると徐々に変化が訪れ、いずれは意識も完全な深きものになってしまうんだヨ。 崇拝するものに身を捧げるだけの存在になる〜ってことネ。 友人とは昔からの付き合いでね、容姿や体格なんて気にも留めてなかった。 でも私の友人は、完全な深きものになってしまったんだろうネ、ある日突然姿を消した。 私は当然、突然いなくなったその友人を探し続けていたー。 伊藤「ら、色々あって、まぁ、色々知ったワケさ」アハハ ことり「……」 穂乃果「待ってください、あの、それでどうやってネットにも、本にだってそう簡単には載ってない情報を」 伊藤「ま、そこらへんはいいのいいの」アハハ 穂乃果「えぇー、教えてくださいよー」 真姫「……」 真姫の運と器用さで判定(53以下で成功) ↓ 成功 バサバサッ ことり「きゃぁっ!?」ダキッ 穂乃果「びっくりしたぁ……」 伊藤「あちゃー、本たちがこれはまぁ大変なことに」 真姫「本棚から本が落ちるって……」 穂乃果「あるよね、穂乃果も時々だけどあるよ」ウンウン ことり「それはー、無いと思うけどー……」 真姫「ん、乖離の呪文……?」 伊藤「あ‶、そ、それはー」 真姫「……見てもいいですか?」 伊藤「えあうーーーー、、、、どうぞー……」 真姫「……」 ――――――――――――――――――――――――― 乖離の呪文 交雑種をそれぞれの種族に分け、それぞれに生を与える呪文。 ウボ=サスラの欠片が必要。どれだけの大きさでも構わない。 対象を三人以上で5m以内に囲み、そのうちの三人が、この欠片に対しMP2を毎ターン支払う。 3ターン経過したのち、その対象は種ごとに完全に乖離され、生を得る。 ―――――――――――――――――――――――――― 真姫「じゅ……呪文……?」 伊藤「……私だってバカじゃないからサ、気づいてたんだよ」 伊藤「次第に人間とは別の様相になっていく友人が」 伊藤「毎夜、苦しみながら何かに向かって呻き声の様なものを上げる友人が」 伊藤「普通の人間とは違う存在だってことぐらい」 伊藤「何としても助けてあげたかった」 伊藤「そのためなら海外にだって勉強しに行ったし」 伊藤「生物体の正常な形態と構造とを研究するために解剖学をはじめ、色々なものを学んだ」 伊藤「それでもわからないとこは、禁忌とされる本を読んでまでね」 伊藤「深きものについては、その時に知ったのサ」 伊藤「そこまでやった、絶対救えると思ってた」 伊藤「ケド」 伊藤「やっぱり駄目だった」 スルッ 真姫「っ!?」 穂乃果「腕がえぐれてる……」 ことり「酷い傷……」 伊藤「この腕の傷はネ、友人だったものにつけられたモノなんだヨ」 ことほのまき「え……?」 伊藤「生贄にするために来たんだろうか、それとも、私がこの呪文を知ってしまったためなのか」 伊藤「それはわからないケド、あの時の友人は、もーう私の知るソレでは無かったようにみえたネ」 伊藤「多分あいつ、もう完全に深きものになっちゃってた」クスッ 真姫「そんな……」 伊藤「それでも諦めきれなくて、私は友人を追ってここまで来た」 伊藤「そしたらついに、あいつ儀式まで始めちゃったんだ」ケラケラ 伊藤「なら殺るしかないだろう」 伊藤「私は、あいつの友人として、それぐらいしか出来そうにないんだヨ」 ことほのまき「……」 伊藤「いやぁー……ごめんね、こんな空気にしちゃってー……」 伊藤「……深きものは怖いよ〜、やっぱりやめといた方がいいんじ」 穂乃果「手伝います!」 伊藤「……」 穂乃果「ここまで聞いて、やっぱやめます、なんて絶対しません!」 伊藤「ソッカ……」 ことり「……」 ブーブー ことり「あ……」 咲 ほんとですか!?あの、詳しい話を聞きたいので、明日のお昼ごろに 岬の家まで来ていただいてもよろしいですか!? 伊藤「大丈夫ダヨ、もう話は終わったから。」 ことり「ご、ごめんなさい、あの穂乃果ちゃん、真姫ちゃん……」 穂乃果「咲ちゃん……」 真姫「あの、明日はどうするんですか?」 伊藤「明日は夜に洞窟に行くヨ」 伊藤「明日なら洞窟に必ずやつはいるからネ」 ことり「なら、咲ちゃんのお家に行っても……」 穂乃果「うん……」 真姫「……」 凄惨な話を聞いたためMP減少判定を行います。 精神×5で判定 失敗でMP-2 成功で-1です。 穂乃果(65以下)ことり(70以下)真姫(55以下で成功)の順番で判定。 また、明日の昼、咲ちゃんの家に行く か 行かない か もお願いします。 ↓1~3 行こうかな あとは武器の調達もしたい 穂乃果ちゃんは竹刀だったらプラス補正かかるよね? 一応元ネタのクトゥルフはSANチェックでファンブル出しても特にデメリットないはず ボスバトルでMP7以上残ってないと詰みってこと? 先生も戦力に入れて5以上でいいのかな 穂乃果13 ことり13 真姫10 今回の判定分はどうなるか分からないからカウントしてない すみません、ただいま席を外しております。 今のうちに質問にこたえておきます MP減少は固定値ですので、ファンブルは適用しません MPは全員失敗で穂乃果11ことり11真姫8となります 竹刀は漫画版で使えるのでプラスします。 MPの残りで詰むことは無いと思います 穂乃果「あ、そういえば未来ちゃんのこと言い忘れてました!」 伊藤「未来ちゃん?」 私は、浜辺で会った未来ちゃん、そしてその子を探している咲ちゃんの話をした。 伊藤「……特徴は、深きものそっくりだね」 伊藤「ただ体毛があるってことは、まだその子は完全に深きものになっていないヨ」 伊藤「夜が嫌いと言うのも、満月が近く、深きものの因子が強くなるのを感じるからだろうネ」 伊藤「その子は今どこに?」 穂乃果「それが、あんまりお話しできなくて、すみません」 伊藤「オーイェー気にしなーい、それで明日はその咲ちゃんって子に会いに行くのん?」 穂乃果「はい、そのつもりです。」 伊藤「私もついていこうか?」 穂乃果「え?えっと……」 伊藤先生にもついてきてもらいますか? ↓ 穂乃果「お願いします」 伊藤「ん、わかった」 伊藤「あとは……なにかほしいものはある?」 穂乃果「欲しいもの……ですか?」 伊藤「うん、明日は危害を加えてくる体格のいい人間を相手にするんだよ?」 伊藤「武器何でも、持って行った方がいいと思うヨ」 穂乃果「それじゃあ、竹刀をお願いします」 伊藤「オケー、がっこーから盗んどくヨ」 穂乃果「え!?いいんですかそれ!?」 伊藤「あっはっは」 穂乃果「それじゃあ今日はありがとうございました」ペコッ 伊藤「んんーーー?待ち待ち、今日はうちに泊まってきなさい」 ことり「え?でも……」 伊藤「やつらは人間ぐらいの知能はある、多分今頃君の部屋ではやつが待ち構えてるヨ」 ことり「え……」フル 伊藤「なにかを崇拝するものは執着心が強い、やつならきっとそうするさ」 伊藤「だから泊まっていきな、幸いうちのはおおきめのベッドだから、三人でもきっと眠れ〜る眠れ〜る」 真姫「え」 穂乃果「そ、それならお言葉に甘えさせていただきます!」 ことり「ホノカチャーン……」フルフル 穂乃果「大丈夫だよ、ことりちゃん」 真姫「……」 ことり「ふぇぇぇん、まくらが変わって眠れないよー」ゴロゴロ 穂乃果「んー……もう食べられないよぅ……」ゴロゴロゲシッ 真姫「いたっ!?」 真姫「うぅ、」 真姫「もー、こんなのうるさくて眠れるわけないじゃない!」 ―次の日― 伊藤「おはよう、ぐっすり眠れたみたいでよ」 穂乃果「えへへ」 ことり「ふぇぇ……」 真姫「……」ボサボサ 伊藤「……くはなかったみたいだネ」 伊藤「それじゃあそろそろ出発するけど、他の二人は何か欲しいものはない?」 ことまき「欲しいもの?」 伊藤「穂乃果ちゃんは竹刀が欲しいって言ってたから持ってきたけど〜〜〜」 穂乃果「えへへ」 ことまき「え、えーと……」 ことりちゃんや真姫ちゃんは、何か欲しいものはありますか? ↓1〜2 無しでも可 咲の家 海が良く見える岬に建つ家。 大きく開放的なガラス窓があり、白を基調とした涼しげな印象のある家 咲「どうぞ、上がってください!」 玄関には海の絵や花瓶に紫の花が飾られている。 咲「今、お茶の用意をしますね!」 彼女は以前会ったときと同じように、明るく元気な様子だ 私たちは大きなガラスがあって開放感があり、広いリビングに案内された。 リビングとつながった対面式のキッチンでは、咲ちゃんがお茶を用意してくれている。 咲「お待たせしました!」 ことり「わぁ!ありがとう♪」 私たちは咲ちゃんのお茶を頂きながら、浜辺で未来ちゃんに似た子を見たことを話した 咲「……間違いなく、未来ちゃんだと思います」 咲「よかった、無事でいてくれて」 そう呟いて、咲ちゃんは心から嬉しそうな表情をする。 真姫「……無事ってどういうこと?」 咲「え?」 咲「いえ、もしかしたら事故に遭ったのかもしれないと思ってたから嬉しくてつい」ニコ 咲「すみません、いきなり」ペコ 真姫「うぇっ、いえ、こちらこそごめんなさい……」 咲「あの、もし他に知っていることがあれば、教えていただけませんか?」 穂乃果「……」 ↓深きもののことについて話しますか? 穂乃果「あ」 真姫「ごめんなさい、これ以上のことはなにも」 穂乃果「……」 咲「そう……ですか」シュン ことり「……あの、ことり、クッキー持ってきたんです、よかったら」 咲「わぁ!ありがとうございます!」パアァ 真姫(……思ってたよりも単純な子ね) 伊藤「このクッキーも紅茶もおいしいーーーー!」 それから少しの間、お菓子や紅茶を楽しんだ それから私たちは、咲ちゃんから、未来ちゃんのことを教えてもらった 高山未来(たかやまみく)22歳 灰色の短髪で、背が非常に高くぎょろりとした目が特徴的な女性。 松木咲と岬に建つ家で半年ほど前から二人暮らしをしている。この家は未来の親戚のものらしい。 数日前から家に帰って来なくなり、連絡も取れないでいる。 少し前から家でも厚着をするようになり、 夜中には低い呻き声を上げることもあったという。 伊藤「なるほどぉ……」ズズーー 咲「私は今年卒業したばかりなので、18です♪」 伊藤「それで二人暮らし〜、駆け落ちーカナ?」ズズー 真姫「デリカシーのない人……」 咲「いえ、私たちは施設育ちで、元々身寄りがほとんど無いんです……」アハハ…… ことり「あっ、ごめんなさい……」 咲「いえいえ、気にしないでください!」 咲「私は今の生活にすごく満足してるんですから」エヘン 真姫「……」 話を聞く限り、どちらも両親がいないみたいね あんまりそこを掘り下げるのも良くないのかもしれないけれど…… 咲への質問 自由安価 ↓ とりあえずこの数日咲ちゃんは何をしてたか 聞こうか 咲「この数日ですか?えっと……」 咲「朝は掃除をして、昼は洗濯と未来ちゃんを探しに行って」 咲「夜は浜辺にって感じです」 真姫「そう……」 ピーピー 咲「あ!すみません、ちょっとお洗濯干してきますね」 そのままどうかゆっくりくつろいでいてください そう言って咲は洗面所の方へ向かう。 くつろいでいいとは言われたけど、 今はじっとしてられない気分なのよね…… そう言えば乖離の呪文に必要なウボ=サスラ(の欠片)とやらがなんなのか先生に聞いてなかったな 知ってるかどうか分からんけど 咲・未来宅 今回はここまでです。 後半更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。 次回自由探索&クライマックスまでいきます。 開始は本日の18時からです。お疲れさまでした。 最後に自由探索安価 ↓ やっぱ探索はバレないようにしなきゃいけないのかな 安価下 カリカリ チューチュー 真姫「ん……?」 リビングと@の部屋間の壁から、少し物音がする なにかを掻くような音と、生き物の鳴き声? 穂乃果「ことりちゃんの作ったクッキーがまた食べたくなってきたなぁ……」 ことり「じゃあ今度また作ってあげるね♪」 穂乃果「わぁーいやったー!」 真姫「……」スッ ……気になる。人の家を勝手に物色するなんてよくない事だと思うけど 私は懐中電灯を持って、@の部屋に向かった。 @の部屋に入ると、そこは寝室のようだった。 二つのシングルベットや本やLEDライトが置かれたデスク、クローゼットなどがある。 チューチュー 真姫「……この下かしら」 鳴き声のする場所はベットの下のようだったので、 懐中電灯をつけ、下を覗く 真姫「ヴェッ」 すると、そこには10数匹の白い物体が蠢いてた。 真姫「ネ……ネズミ?」 これは……ハツカネズミね。 まだ毛が生えてないのもいる、ここに住み着いてるのかしら そう考えながらぼーっと見続けていると、 真姫「あっ」 少し、動きのおかしいネズミを見つけた。 よく見ると、一つの身体に二つの頭がある。 真姫「あの時の猫と同じ……」 穂乃果「そういえば先生、あのかくり?の呪文のことなんですけど」 伊藤「ん?」 穂乃果「う、ウボ〜もすら?」 伊藤「ウボ=サスラ、欠片のこと?それな〜〜ら私がもう持ってるよ」フフ 穂乃果「えっ、本当ですか!?」 伊藤「うん、南極大陸に行ったときに偶然見つけてネ」 そういって、ポケットから一つの石でできた像を見せてくれた ことり「これがウボ=サスラ……?」 伊藤「それが生み出した原形質の欠片だよ」 あんまり知るべきものでもないよ、そう言って先生はその像をポケットにしまった。 真姫「」スッスッ 真姫「結合双生動物が生まれる確率は20万に1」 真姫「さらに死亡率は80パーセント……」 真姫「偶然?それとも……」 真姫「そもそも、掃除が行き届いてる部屋にネズミがあんなにいるのもおかしいのよね」 真姫「穂乃果たちにも、言った方がいいわね」 穂乃果「あ、真姫ちゃんどこ行ってたの?」 真姫「実は……」 私は先ほど見たことを話した ことり「ネズミも二つの頭……」 真姫「偶然、なのかもしれないけどね」 伊藤「それでも、ネズミをそんな野放しで飼ってるのは不思議だけどネ〜」 真姫「……」 穂乃果「真姫ちゃん、もしかして……」 真姫「この家、もっと探索しない?」 真姫「幸い、今は私たちしか家にいないわ」 穂乃果「でも……」 伊藤「二人分の洗濯干すなんてすぐだろうから、あまり時間はないだろうネ」 真姫「穂乃果」 穂乃果「……わかった」 ことり「穂乃果ちゃん……」 穂乃果「でも、あんまり危険なこととか、失礼なことはしちゃだめだよ?」 真姫「わかってるわよ」 【自由探索フェイズ】です。あと2回ほど行動することができます。 【移動、行動の時間について】 ・部屋移動に時間、行動は使いません。 部屋を指定し、その部屋での行動を決めます。 ・複数人で同じ部屋を探索することも、3人別々の部屋を探索することも可能です。 先生はNPCなので働きません。アドバイス程度はしてくれます。 なにをしますか? 咲・未来宅>>214 ↓1〜3キャラと部屋指定をお願いします。 相談・質問・感想は安価下 やれる事それなりにありそうだから迷うね 安価は下で ベッドの足ネズミにかじられて ボロボロになってるな 安価は↓ 先生は探索しないなら、先生のアイデアで振って成功したら探索箇所のアドバイスとかもらえませんか? >>229 先生もこの家を怪しんでるんじゃね? 読んだと言うよりは同調してるだけな気がする まきちゃん一人で大丈夫…?とことほのが心配してみる 後、先生の性別が今一つ分からない 書いてるのに見落としてるだけかもしれないけど では、伊藤先生は真姫ちゃんについていって、探索箇所のアドバイスをしてくれます 穂乃果「真姫ちゃん一人で大丈夫?」 真姫「穂乃果たちと隣の部屋だし、大丈夫よ」 ことり「それならいいけど……」 ・それでは真姫ちゃん、伊藤先生から行動します。 Cの部屋は洗面所です。 洗濯機や洗面台はとても綺麗で、掃除が行き届いているように思えます。 タオル置き場、小さなゴミ箱などもあり、脱衣所を兼用しているようです。洗面台には微かにレモンの香りが漂っています。 真姫「探せる場所は、洗面台、洗濯機含めたその他周辺ぐらいかしら?」 伊藤「二手に分かれれば、時間はかからずにできそーネー」 真姫「ヴェエッ先生!」 伊藤「さーさー、さっさと探索しましょー」 真姫「……」 この部屋は、とくに先生からのアドバイスは無いようです。 洗面台、または洗濯機含めたその他周辺 どちらかを集中的に調べる場合は、判定を必要としません どちらも調べる場合は 器用さ×5+伊藤先生の手伝い(70+10)で判定します。 ↓安価 >>233 ほんと性別わかりにくくてすみません >>32 にも書いてある通り、女性です コンマ判定の場合、そのままそのレスのコンマで判定します 42で成功です。 洗面台をくまなく調べていると、枯れた草束が置かれていることに気付く。 真姫「微かにレモンの香り……これ、レモングラスね」 ・枯れたレモングラスを入手しました。 真姫「先生、そちらになにかありましたか?」 伊藤「うん、どうやら、あのネズミは買ったものだったみたいだよ」 真姫「え?」 ・ゴミ箱からハツカネズミの購入レシートを入手しました。 伊藤「雌雄をしっかり購入してイル、ケージも買ってるみたいだけど……」 真姫「ネズミはケージの中に入っていませんでした」 伊藤「リビングにもケージなんて無かったネェ」 ネズミを放し飼いするなら、ケージを買う必要なんてないものね…… Dの部屋はどうやら浴室のようだ シャワー、ボディーソープ、ボディタオルなどが置いてあり浴槽には蓋がされている。 また、洗面台にはレモンの香りのする植物が置いてある。 ヴェエ センセイ!? ことり「真姫ちゃんは伊藤先生と探索してるみたい」 穂乃果「それなら安心だね!」 浴室は狭いため、1行動で全てを探索できます。 その上で、何かに気付けるか 器用さ×5で判定 (ことりちゃんの器用さで判定、80以下で成功) ↓ 27で成功 ことり「んーっとー……あ」 ボディソープの容器を調べていると、 引っ掻き傷の様なものを発見した。 ことり「……」カリカリッ 自分で一度傷をつけてみようしたけど、 容器に傷がつくことは無いみたい もしかしてこの傷未来ちゃんがつけたのかな……? 穂乃果「あ、これ……」 黄色のボディタオルに小さな赤いしみがあるのを見つけた。 洗う時に血が出る人もいるし、そういうのかな とあまり深く考えるようなことは無かった。 【自由探索フェイズ】咲ちゃんが帰ってくるまでの、残り探索回数は1 ことり「次は、どうしようかなぁ……」 真姫「ちなみに外から見た感じ、Bはお手洗い、Cは納戸みたいな感じだと思うわ」 伊藤「お手洗いには流石になにも無いと思うネェ」 【移動、行動の時間について】 ・部屋移動に時間、行動は使いません。 部屋を指定し、その部屋での行動を決めます。 ・複数人で同じ部屋を探索することも、3人別々の部屋を探索することも可能です。 先生はNPCなので働きません。アドバイス程度はしてくれます。 なにをしますか? 咲・未来宅>>214 ↓1〜3キャラと部屋指定をお願いします。 相談・質問・感想は安価下 >>243 CではなくAが納屋です、すみません 安価下 それではことりと先生の方から Aは納戸のようです。 古くなった家具や、物の入った段ボールなどがあります。 伊藤「なかなか物が多〜〜〜いね」 ことり「なにか見つけられるようにことり頑張ります」フンス 何か手掛かりの様なものを見つけられるか 器用さ×5+10で判定 (90以下で成功) ↓ 70で成功 ことり「このにおいなんだろう……」 少し、鼻につくにおいがする方をことりは探索する。 ことり「んーっと……きゃぁぁっ!?」 その時、ことりはふと目に入ったものに驚き、声を上げる。 そこには血まみれのゲージがあった。ゲージの中にはメスや注射器などがあり、 ソレが血液の金臭さを放っていたようだ。 MP減少判定 精神×5で判定(70以下で成功) 成功で±0 失敗で-1 ↓ 50で成功、MP11 ことり「うぅ……」 伊藤「どうしたノー、って、これは……」 伊藤「買ったケージはここにあったのかぁぁ……」 伊藤「道具もあるし、これを使って実験してたんだネェー」 ことり「そんなこと、できるんですか……?」 伊藤「できないよ、普通は、ネ」 伊藤「しかし深きものにも、双頭生物を作る実験なんて無い、これは一体……」 Bの部屋はお手洗い、トイレです 掃除が行き届いており、とても綺麗な便器です。 レモングラスが置かれていること以外は、特になにも無いようです。 真姫「この部屋は、なにも無いみたいね」 穂乃果「まって、お手洗いの裏とかに何か」うぐぐ 真姫「あるわけないじゃない……」 あの子、もうすぐ帰ってくるかしら……際立って怪しいものは、今のところないわね…… 真姫「……そういえば」 真姫の賢さ×5で判定 (80以下で成功) ↓ 61成功 真姫「この家ってやけにレモングラスが多いわよね……」 ・レモングラス 主に、におい消しに使われるハーブ。 真姫「まぁ、好きだからって言われたらそれまでなんだケド……」 真姫「……」 玄関に飾られている紫の花が不意に目に留まる。 スタスタ 真姫「玄関だけはこの紫の花なのね……ん?」 花に近づくと、微かだがレモンの香りがする 真姫「この花もレモンの匂いがするの?」 そう思って花に鼻を近づけて匂いを嗅いでみるが、 この花からはレモンとは違い、少し上品な香水の香りがする 穂乃果「真姫ちゃん、お花好きなの?」 真姫「嫌いじゃないけどそうじゃなくて」 真姫「この花の近くでもレモングラスの香りがするから少し気になってだけで……」 そう言いながらふと足元に目を向けると、花瓶を置いている台と床の間になにかが挟まっている 真姫「なにこれ……」 穂乃果と協力して、取り出してみると、そこには枯れたレモングラスがあった でも、驚いたのはそこじゃない 台をずらした時に、取っ手のついた床が出てきた。 カチャッ 鍵はついてなくて、普通に開けることができた。 懐中電灯で照らしてみると、どうやら地下に繋がる階段があるみたい 穂乃果「どうする……?」 穂乃果「ことりちゃん達はまだ探索してるみたいだし……」 二人で入りますか、やめときますか? ↓ 今はひとまず置いときたいな 即入るにはちょっと怖い というか二人が言っちゃうとことりちゃんがNPC二人とだからなぁ 入るの確定しちゃったから、軽く目星してとんぼ返りかな? 真姫「行きましょ、時間もない」 穂乃果「うん……わかった」 明かりのない空間を懐中電灯で照らしながら、 階段を一段ずつ降りていく。 真姫「……この臭い」 穂乃果「……」 その地下室は、地下特有のカビ臭さはない。 その代わり、独特な金臭さで充満していた。 穂乃果「真姫ちゃん、気を付けて」 真姫「大丈夫……」 階段を降りきったあと、懐中電灯で先の床を照らす。 本棚や低い机があり、小部屋として使われていたようだ。 床には点々と赤い紋様がある。 穂乃果「机に、なにかあるよ」 そういって、穂乃果は机にあるノートを手に取る 中には、ある実験のことについて、書かれていた。 6月17日 マウスを使い、結合生物を作ることに成功した。 双頭の生き物と言うのは、二つの脳で互いの信号を送り合うがゆえに混乱するのだろうか 動きがぎこちなく感じた 真姫「結合生物!」 穂乃果「ここで、わざわざ作ってたってこと!?」 6月24日 結合生物は作れるようになったが、どうにも乖離が成功しない。 教団から渡された乖離の呪文は、完璧なはずなのだけど…… 穂乃果「乖離の呪文って、伊藤先生の!」 真姫「この小部屋に3人も集まってたの……?」 6月27日 どうにか乖離が安定してきたが、抜け殻になる法則がわからない。 このまま使ったのでは意味がない。もし、こちらの私が残っては……。 真姫「抜け殻……?どういうこと?」 穂乃果「こちらの私……?」 6月30日 儀式が始まる。生贄を集めなければ。落とし子への供物を。 真姫「この文……!」 穂乃果「深きものがこれを書いてたってこと!?」 真姫「じゃあこれは」 穂乃果「未来ちゃんが書いたの……?」 真姫「そろそろ咲ちゃんが帰ってくるわ、穂乃果」 穂乃果「……」 この部屋の探索を続けるか 戻るか ↓ >>263 真姫ちゃんが‶咲ちゃん‶って呼ぶこと無さそうだから‶あの子‶に訂正 穂乃果「これだけ、持っていく?」 真姫「そうね、多分大丈夫でしょ」 そう言って、ノートを持ち、私たちは階段を静かに上がっていった 台を元の位置に戻したところで、ちょうど咲ちゃんが帰ってきた 咲「あれ、皆さんもうお帰りですか?」 穂乃果「いえいえ、ちょっとこのお花が綺麗だなーって見に来ただけで」アハハ 咲「そのお花綺麗ですよね!家の花はいつも未来ちゃんが選んでくれてるんですよ!」 咲「と言っても最近はレモンの香りがする葉っぱのやつばっかりでしたが」アハハ…… 穂乃果「ということは、このお花は新しいやつなんですか?」 咲「はい!ちょうど月の終わりだった気がします」 穂乃果「月の終わりって……」 咲「……はい」 穂乃果「ご、ごめんなさい!私!」 咲「いえ、こちらこそすぐ空気を悪くしてしまってすみません」アハハ…… 咲「もうこんな時間!すぐお茶とお菓子をお出しますね♪」 穂乃果「あ、いえ――」 咲「お気になさらず〜♪」パタパタ 穂乃果「あー……」 真姫(穂乃果を煙に巻くなんて恐ろしいわね……) ことり「穂乃果ちゃん、どうだった?」 穂乃果「実は……」 隠し部屋とノートについて話した ことり「地下の部屋に実験のノート……」 伊藤「……こちらでは実験に使われたと思われるケージ等を発見したヨ」 真姫「と言うことは、この家で双頭動物を作っていたことは間違いないみたいね」 伊藤「……私の乖離の呪文は、ある大学の図書館で、厳重に保管されていた書物の中に書いてあったもの」 伊藤「マァ、力のあーる教団なら手に入れててもおかしくない情報ではあるね」 伊藤「そして邪神を信仰する深きもの。教団の繋がりで、未来ちゃんがその情報を知っててもおかしくはないネェ」 真姫「まだあの部屋は調べられそうなところはあったわ、もう少し時間が――」 あのー、みなさーん? 穂乃果「……とりあえず行こう?」 真姫「待って!あの部屋は絶対何かあるの」 穂乃果「でも……」 ことり「それなら……二人がリビングに行って、もう二人が探索するって言うのはどうかな……?」 伊藤「アリダネ!じゃあ私はリビングに行こうカナカナ?」 伊藤「皆さんはドースル?」 地下に行く二人を選んでください。 咲ちゃんへの質問がもしあれば、リビング側が請け負います。 ↓ 地下に行くのはほのまき ことりは未来のことを上手く聞き出して 遅くなりました、それでは、ほのまきから 再び、地下の部屋へと赴く むせかえるような金属臭、居心地は最悪ね 小さな机を良く調べてみると、何かの形を模した小さな像を発見した。 タコの様な顔、蛸の脚の様なものが顔についている 蛸の頭をしているといった方が正しいのかな 小さな羽が生えていて、手はかぎ爪のようにするどい。 穂乃果「なんか、見てるだけで嫌な気分になるよ……」 真姫「そうね……」 その像をとりますか? 取るなら取る人も指定 ↓ 真姫「……」 私は、警戒しながらその像を手に取った。その時 真姫『えっ……』 ブクブクブク…… 自分の身体が突然、海に沈んでいくような錯覚に陥った。 深い、海底にも全くつく気配がなく沈んでいく。 そして、周りが全て真っ暗になり、何も見えなくなっていく。 ……すると、 そのうちに幾何学的な外形を持つ多くの建造物が見えてくる。 明かりもないのに、ここは海底なのに、なんで……こんなものが…… あ……あれは――――― ポロッ 真姫「はっ……」 穂乃果「真姫ちゃん、大丈夫!?」 真姫「はっ、はぁっ……」 今のは一体…… 真姫「……」ブルッ あんなのあり得ない、でも…… あれは、あるって……実在するって…… MP減少判定 精神×5でコンマ判定 警戒していたので+20(75以下で成功) 失敗で-2 成功で-1 ↓ MP8→7 穂乃果「真姫ちゃん!」 真姫「だ、大丈夫……」 間違いなく見えた。けど、あれは多分、知ってはいけないもの。 真姫「手、握っててもらえる?」 穂乃果「う、うん」 もう一度小像に触れる。 うん、もう大丈夫みたい 真姫「ふぅもう大丈夫ね」 穂乃果「よかったぁ」ホッ 真姫「ありがと穂乃果、もう、手は」ギュッ 真姫「穂乃果?」 穂乃果「えへへ、実は穂乃果もちょっと怖くなってきちゃってたりして」エヘヘ 真姫「ふふっ、そう」 全く、優しいんだから じゃあ今はちょっとだけ、甘えさせてもらうわね穂乃果 穂乃果「後は本棚だけど……」 真姫「何かあるかしら……」 器用さ×5で判定 穂乃果(45以下)真姫(70以下で成功) ↓ とりあえず真姫ちゃんの分だけでも成功すればいいのかな? それではこれで本日の安価はすべて終了です。 ありがとうございました。 クライマックスは次に持ち越し と言う事で、次回は本日17時30分頃を予定しております。 >>1 乙 これ本家なら1d10からの一時的狂気までありえたよな... 実物じゃないとは言えクトゥルフを... 62で真姫ちゃん成功 穂乃果「難しそうな本ばっかり……」 真姫「そうね、専門書ばっかりでなにかあてになるようなものは……」ペラペラ ヒラッ 真姫「え、紙?」 ――――――――――――――――――――――――――― 乖離の呪文(ダゴン教会) 結合された命を引き離す呪文 対象へ邪神の小像を括り付け、 3ターンの間、小像へMPを2捧げる。 3ターンの後、小像は一つ、命を食(は)み、他方は生を得る。 命を失ったものは抜け殻となる。 ――――――――――――――――――――――――――― 穂乃果「こ、これって!」 真姫「乖離の呪文!……だけど、伊藤先生のモノとは違う……?」 邪神の小像、ってもしかしてこれのこと!? これの力を……借りるってこと……? そんなの…… 真姫「あの……穂乃果、私この小像には本当に力があると思う」 真姫「でも、それはすごく良くない感じのものなの」 真姫「なんて言えばいいのか、わからないケド……」 穂乃果「大丈夫、私は真姫ちゃんを信じるよ」 真姫「穂乃果……!」 穂乃果「良くない感じの力を借りるのって、つまり悪いことだよね」 真姫「そうね」 一つ命を食むって書いてあるし、簡易的に何かに生贄を捧げる呪文みたいに見える だとしたらほんっと、悪趣味ね…… リビング 咲「あれ、他のお二人はどうしたんですか?」 ことり「ちょ、ちょっとだけ用事があるみたいで……」 伊藤「にっこーよくに行くって言ってたヨーーー!」 咲「なるほど!」 ことり「あはは……」 それからしばらくはお菓子の話や(この世界での)私たちの話をした 咲「そういえば、ことりちゃんは今学生さんです?」 ことり「はい、海々丘高校2年生です♪」 咲「海々丘!高校生ですかー、いいですねー」 咲「んあー、私も未来ちゃんと一緒に高校行きたかったなぁー」 ことり「未来さんとは、施設ではずっと一緒だったんですか?」 咲「はい、そうです!未来ちゃんはいつも優しくて、一緒にいて楽しくて」 咲「18で先に施設を出ちゃうときも、ほんとは離れたくなかったんです」 ことり「本当に大好きなんですね、未来ちゃんのこと♪」 咲「はい!とってもとっても大好きです!」 伊藤「施設を出たら二人暮らしするのは、はじめからきめてたノ?」 咲「いえ、実は私が施設を出るとき、遠縁の親戚が引き取ってくれるって話があったんですが」 咲「未来ちゃんと暮らしたかったので、無理やりこっちに来ちゃいました!」 ことり「おぉー♪」パチパチ 咲「えへへ♪」 ことり「あのー、もしよろしければ、二人のお話をもっと聞きたいなーなんて」 咲「うーん、いいですけどー、施設ですし、ちょっと暗めの話もありますよ?」 ことり「ことりは全然大丈夫です」フンス 咲「あははっ、それじゃあ……」 咲と未来のお話 要約 二人は同じ児童養護施設で育った。 咲は親から家庭内暴力、未来は育児放棄だった。 二人は咲が10、未来が14の時に出会い、仲良くなった。 見た目への誹謗中傷を受けることも多かったが、 誰にでも優しい性格だった未来。 咲はDVの影響で感情の欠如や記憶障害を起こしていたが、 未来との出会いによって、徐々にそれらを克服した。 施設を卒業した後、未来と咲は二人で暮らすことになったが 半年後の現在、未来は家出状態で行方不明である。 家出前の不審な行動は 夜中に呻き声を上げる、夜中ふと起きるとベットにいない、厚着をする などであったという。 ちなみに、二人ともまだ学生であり、 親戚の仕送りで生活をしている。 咲「こんな感じです」フフン 伊藤「泣かせてくれる……」ジーン ことり「ことり、感動しちゃった」エグエグ 咲「えへへ♪」 伊藤「……未来ちゃんは、貴女に何か言ってから家出とかしなかったのかーい?」 咲「う、うーん……特別なことは言われなかったと思います。」 ことり「……」 もし未来ちゃんが深きものだったら、もう帰ってくることは無いのかな…… 優しかったり、実験をしてたり、未来ちゃんは一体何を考えてるんだろう…… 本日はここまでです。誤字誤植が多くてすみません。 次回は本日17時30分開始を予定しています。 お疲れさまでした。 その後、穂乃果ちゃん達は無事リビングに戻ってきてくれて、 それからは、咲ちゃんと取り留めの無い話をするにとどまった。 伊藤「さぁ、そろそろいこーかぁ」 穂乃果「……はい」 ことり「……」 真姫「……」ゴクッ 咲「あ、お帰りですか?それでは途中まで送っていきますよ!」 伊藤「あ、いえいえお気になさらずぅ」 咲「いえいえ、そちらこそお気になさらず!」 そんな問答を続けて10分ほど ……このままだと、コレ、いつまでも続きそう 咲の同行を許可する 頑なに拒否をする ↓ 同行させる 仕方ない、そう思って咲に助け舟を出す。 伊藤先生も観念したのか、咲の同行を許可してくれた。 外はもう暗くなっている。 空に雲はなく、満月が怪しいぐらいに燦然と輝いている。 月光に照らされた海には、風が吹き、荒々しく波が立っている。 夏の夜風は、涼しいか生暖かいかどっちかのはずなんだけど 今の私たちには少し、寒い。 伊藤「こっちダヨー」 咲「海で夕涼みですかー!いいですねー!」 真姫「のんきね……」 穂乃果「あはは……」 南西の暗い岩場を、懐中電灯で照らしながら慎重に進んでいく。 しばらく進むと、大きな洞窟に突き当たった。 月の光が差し込んでも、なお、奥には暗闇が続いている。 私たちは、その洞窟に、足を踏み入れる ことり「……」 真姫「はい、ことり」 ことり「え?」 真姫「何かあったときのために持っていた方がいいんじゃない?」 ことり「……うん」 ことりと真姫は、そこにあった中ぐらいの石を拾いました。 洞窟を少し進むと、何やら音が聞こえてくる。 その音はこの世のモノとは思えないほど低く響き、聞いていると 額から変な汗がにじみ出てくる。 真姫(金臭い……) 汗が首筋を伝い始める グニッ ことり「きゃあぁっ!?」 踏み出した足がぐにゃりと沈み、ことりはつい声を上げてしまった。 その瞬間、先ほどの声が、ぴたりと止む 真姫「まずい……」 穂乃果「咲ちゃん、下がってて!」 咲「え……?」 そう言って穂乃果が竹刀を構える。 真姫「ことり大丈夫!?」 ことり「う、うんごめんね、足元に何かが……っ!?」 咲「き、きゃあぁぁあぁ!!」 懐中電灯の明かりを向けた先にあったのは、手のひらから肘までしかない腕だった。 それ以外にも足や、様々なモノが転がっている。 その周辺はペンキで塗られたように、赤黒く染まっていた。 伊藤「これは生贄か、全く食べるならしっかりと……」 軽口をたたいていた先生の動きが止まる。 ことり「先生……?」 ペタ……ペタ…… 穂乃果「!」 何かの水を含んでいる足音が聞こえる。 真姫「あ……っ!!!」 視線を足音に向けると人型が見えた。それは2mほどある。 全体的に灰色がかった緑色で、腹部だけは白くツルツルと光っている。 手足の先は水かきがあり、肩の部分には鱗の様なものもある。 ぎょろりと目玉が飛び出している顔は、まるで魚のようだ。 間違いない、あれは深きものだ。 ことほのまき「……っ」 私たちが身構えていると、ふっと咲ちゃんが私たちより前に出る 咲「未来……ちゃん?」 穂乃果「え!?……あっあれ!」 深きものの頭部にはわずかだが、灰色の毛が生えていた。 咲「どうしてこんなところに?ねぇ、早く、帰ろう……?」 真姫「ちょ、ちょっと待って!」 深きものに近づこうとする咲を、真姫が慌てて止める。 その時、 洞窟の奥から何かが這いずるような音が聞こえる。 その音はすぐに大きくなり、ものすごい勢いでこちらに近づいてきた。 そして 伊藤「危ない!」 真姫と咲をかばう様に、伊藤先生が二人の前に立ち、腕で包み込む 真姫「えっ?」 ドンッ という鈍い音とともに、ジェットコースターに乗っている時の様な浮遊感を感じる。 そして、ガンッ という音と共に、後ろに引っ張られる様な衝撃を受けた。 真姫「いたたっ……何?何が……」 視線を上げると、頭から血を流す伊藤先生の姿が映った。 真姫「え……?」 岩壁がすぐ近くにある。 え、もしかして私、ここまで飛ばされて? 先生はもしかして私たちをかばって…… 穂乃果「え……」 ことり「なに……これ……」 伊藤先生たちを吹き飛ばしたソレは、ぬるぬるとした表皮をもつ大きな物体だった。 吸盤はなく、深きものより大きく、 洞窟の半分ほどの大きさだが、どことなく蛸の脚に似ているような様相をしている これは、一体なに……? MP減少判定 精神×5で判定 失敗で-2 成功で-1 ↓穂乃果MP11(65以下)ことりMP11(70以下)真姫MP7 (55以下で成功) 多分これ倒す以外の選択しなきゃアカンっぽいな あの触手がもしアレなら勝ち目が無い 成功 穂乃果MP11→10 失敗 ことりMP11→9 真姫7→5 ことり「あ……」フルフル 真姫「先生、先生!!!」 先生は横たわり、咲ちゃんはその横で呆然としている。 穂乃果「ことりちゃん、真姫ちゃん、一回先生を連れて逃げよう!」 穂乃果がこちらに来て言う。その通りね、一度態勢を…… その時、伊藤先生が腕を支えに上半身を起こした。 ことり「先生!よかった……」 真姫「よ、よくないわよ、こんな……私のせいで……」 伊藤「大丈夫……これぐらい」 しかし、先生の目の焦点はあっておらず、足もふらついている 伊藤「今なら間に合う……君たちだけでー……逃げなさィ……」 真姫「何を言って……」 伊藤「ふふ、あれが出てきた……ってコトは、もう儀式の成功が近い……」ハァ……ハァ…… 伊藤「あれは落とし子のほんの一部に過ぎなーい……ここで止めなければ、もう間に合わない」 ことり「一部ってそんな……」 真姫「……!!」 その時ふと、あの小像のことを思い出す。 もしかして、あの顔の触肢の一つがこれってこと……? 真姫「じゃあ、これはまだあの顔の一部に過ぎないってわけ……?」 絶望に押しつぶされそうになったその時、私はポケットに微かな熱を感じた。 手を入れてみると、それは小像でなにやら怪しく光り輝いていた。 僅かだが、鼓動の様なものを感じる。 呪文にも使われた小像…… もしかして、あの触肢と何か関係が……? 伊藤「さ、早ーく……少しだけど時間は稼ぐよーー……」フラッ 穂乃果「先生、座っててください」 そう言って、穂乃果は触肢達に竹刀を構える ことり「穂乃果ちゃん、無理だよ……」 穂乃果「無理じゃないよ、できる!」 穂乃果「……でも、危ないからことりちゃんも下がってて」 ことり「穂乃果ちゃん……」 真姫「……」スッ 穂乃果「真姫ちゃん、危ないよ」 真姫「……穂乃果が逃げないんなら、私も逃げないわ」 穂乃果「ありがとう」ニコ ことり「あーー……うぅーーー」 ことり「こ、ことりも、ことりもーー、えーーい!」 ことりちゃんが投げた石が、触肢にあたり、皮膚を傷つける 2ダメージ ことまき「あ……」 穂乃果「……!来るよ!!!」 意外にもことりちゃんによって、戦いの口火が切られたのだった 【戦闘フェイズ】について ☆まず素早さで行動順を決めます。一番早いものから順にターンが回ってきます。 ☆自分のターンでは以下の行動をすることがとれます。 ・攻撃 各攻撃が行える。(後述) コンマで判定し、命中判定に成功し、さらに攻撃対象が回避判定に失敗するとダメージを与えることができる ・組付き 対象に組み付き、力で対抗判定を行う。成功すると、対象の動きを封じることができる。 ・拾う 運×5で判定する。 投擲に必要なものを探すときなどに有用。 ・手当 器用さ×5(真姫ちゃんは6)で判定する。ダメージを1回復する。 ☆相手のターンで、攻撃対象になった時、以下の行動がとれます。 ・回避 素早さ×3で判定する。 成功すると、相手の攻撃を回避する。相手が命中判定に失敗した場合は回避しなくてよい ・受け流し 武器を持つキャラクターのみ使用可能。力×4で判定し、ダメージを2抑えることができる。 ☆攻撃の種類 ・こぶし、キック、棒術(竹刀)、投擲があります。 ・こぶしは力×5、キックは力×3、棒術(竹刀)は力×4(穂乃果ちゃんは5)、投擲は力と器用さ×5で判定します。 ・命中判定とダメージ判定は同時に行います。投擲は固定ダメージです。 ダメージ表 ※〇内がダメージ こぶし 穂乃果(65)B・05〜14,35〜44 A・15〜24,45〜54 @・25〜34,55〜65 ことり(45)B・05〜10,23〜28 A・11〜16,33〜38 @・17〜22,39〜45 真姫(55) B・05〜12,29〜36 A・13〜20,37〜44 @・21〜28,45〜55 キック 穂乃果(39)E・05〜09 D・20〜24 C・10〜14 B・25〜29 A・15〜19 @・30〜39 ことり(27)E・05〜07 D・15〜17 C・08〜10 B・18〜20 A・11〜13 @・21〜27 真姫(33)E・05〜08 D・17〜20 C・09〜12 B・21〜24 A・13〜16 @・25〜33 竹刀 穂乃果(65) C・05〜14,35〜44 B・15〜24,45〜54 A・25〜34,55〜65 投擲 穂乃果(53) 真姫(63) ことり(60) 周辺投擲可能物 小の石@ 中の石A 大の石B 尖った石C 相手スペック 触肢(星の落とし子) ☆素早さ12 ☆回避10 ☆装甲1 ダメージを常に1減らす ☆攻撃 ・払い落し40 対象の武器を払い落とす ・たたきつぶし40 ダメージ4 深きもの ☆素早さ10 ☆回避15 ☆攻撃 ・引っ掻き25 ダメージ4 【戦闘フェイズ】 ☆戦闘順 @穂乃果(13)A触肢(12)B深きもの(10)C真姫(7)Dことり(6) ☆HP MP ・穂乃果HP13 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ―穂乃果のターン― 穂乃果(動かれる前に、こっちから!) 穂乃果「先手必勝だよ!」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 ごめん対象指定忘れたから↓で。判定もやり直しお願いします 穂乃果「たっぁぁぁあ!」 深きものの近くに踏み込んで、思い切り竹刀を横に払う 深きものはそれを避けるように身をよじらせるが……? ☆怪物の回避コンマはこのレスのコンマで行います。15以下で回避 深きものは、俊敏な動きで竹刀を避ける 穂乃果「おっととと……」 し、しまった、うつ前からおっきな声上げすぎたかも…… ―HP MP― ・穂乃果HP13 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆触肢のターン 触肢は狭い洞窟の中で窮屈そうにうねりながら 穂乃果の竹刀目掛けて、触手を振り下ろしてくる 払い落とし40 このレスのコンマで判定 ↓成功した場合は、受け流し(52)で回避判定 成功 穂乃果(いけるっ) 穂乃果「くぅっ……」ガガッ 触手の払いに合わせて、竹刀を滑らせる。 危なかった……もしまともに当たってたら、竹刀が壊れちゃってたかも…… ☆深きもののターン 深きものは低くしわがれた声で叫びながら、 近接攻撃をした一番近い穂乃果に向かって、引っ掻きを行う 引っ掻き25 このレスのコンマで判定 ↓成功した場合は 回避(39)か受け流し(52)を指定して判定 弱そうな深きものから倒したほうがいい気がするけど未来ちゃんっぽいんだよな といってもまきちゃんのMP的に例の術はもう使えなさそう…… こっちのコンマも悪くないが、相手の運もいいからなあ KP、NPCは戦闘に参加可能? 先生には治療した方がいいかも、安価踏んでたら下 受け流し成功 避けられない、そう感じ取った私は 咄嗟に竹刀で鋭いかぎづめを受け流す だが竹刀ごと押し込まれ、爪が手にめり込む 穂乃果「っ……はぁあ!!」ブンッ なんとか押し返す。すごい力だった…… HP13→11 ―HP MP― ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆真姫のターン 真姫「……」 あの触肢が穂乃果を攻撃したとき、やっぱりこの小像が光った。 あり得ない話かもしれないけれど、もしかしたらこの像があの触肢の力の源なのかも…… 真姫「っ……」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 ↓小像を破壊する場合は、こぶし(55)か地面への投擲(63)になります。 投擲は変なところ飛んでったら怖いから、こぶしで小像を破壊する >>321 NPCは戦闘には参加しませんが、 呪文には参加してくれます。 しかしまだ、呪文を行うのは危険かもしれません 失敗 像は怪しく光っている 真姫「ぐっ……硬い……」 殴ってみるが、簡単には壊せなかった。 ―HP MP― ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆ことりのターン 真姫「ことり、この像を壊して!」 ことり「え!?で、でも穂乃果ちゃんが……」 真姫ちゃんどうしたんだろ、あ、でも迷って暇がない…… ことり「えーっと……」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 ↓小像を破壊する場合は、こぶし(45)か地面への投擲(60)になります。 まぁやるにしても深きものはしばくなり縛るなりで大人しくさせないとだし触肢さんだって待っててくれはしないだろうしなぁ 呪文自体も2つあって全容は把握出来てないし これ先生に応急処置した方がいいかな? 一応気絶していないから耐久値が2よりは上っぽいけど もしくはショックロールに成功してるか 安価踏んでたらこの下 成功 真姫「はいっ!」シュッ パシ ことり「え、えっ……」 受けとっちゃった……な、なんかこの像動いて…… ことり「えーーーい!」 小像を地面におもいっきり叩きつける すると、小像はいとも簡単に粉々に砕けた。 その瞬間 触肢の動きが急に激しくなり、暴れ出したかと思うと 皮膚や体組織が次々と剥がれ落ちていく。 穂乃果「ど、どうなってるの!?」 真姫「やった!」 触肢の動きが落ち着いたころには 先ほどよりも半分ほどの大きさになっていた。 ことり「あ、でもまだ動いてる……」 真姫「くっ、まだ動けるのね……」 穂乃果「でも動きは鈍くなってるよ!」 触肢の動きが鈍くなり、装甲も剥がれ落ちました ―第二ラウンド― ☆戦闘順 @穂乃果(13)A深きもの(10)B真姫(7)Cことり(6) D触肢(5) ☆HP MP ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆穂乃果のターン 穂乃果(触肢の動き、すっごく遅くなってる、これなら……) 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 穂乃果「やぁぁぁぁあああぁ!!!」 先ほどよりも早く、足を前に出し触肢に対して突きを行う 触肢 回避判定無し ゴスッ 渾身の突きを受けた触肢がのたうち回る 触肢に4点のダメージを与えた ☆深きもののターン 深きものは突然大きく飛び跳ねたかと思うと、 穂乃果に向かって、空中から引っ掻き攻撃を行う 引っ掻き25 このレスのコンマで判定 ↓成功した場合は 回避(39)か受け流し(52)を指定して判定 失敗 穂乃果「いけるっ!」 穂乃果は、それが到達する前にひらりと後ろへ下がり攻撃を回避する ―HP MP― ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆真姫のターン 真姫「あの触肢、もう満足に動くこともできないみたいね……」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 成功 真姫「ん……やぁっ!」 思いっきり振りかぶって、 洞窟前で拾ってきた中ぐらいの石を触肢に向かって投げつける 触肢 回避判定無し グサッ 触肢深々と石が突き刺さる。 触肢2ダメージ 触肢の動きが、かなり鈍くなってきているようだ ―HP MP― ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆ことりのターン ことり「えっと、ことりはもう石投げちゃったんだよね……」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 ことりちゃんで応急措置は、最終値に+5するので成功です。 応急措置も表に組み込んでおいたほうが良かったですね、すみません。 ことり「先生、大丈夫ですか!」 伊藤先生に駆け寄り、傷の手当てを行う。 なんとか、見えている出血は止めることに成功した。 伊藤「あ、ありがとー……」 伊藤先生は笑顔を見せる 伊藤「……呪文を行うなら、深きものは生かしておいた方がいい」 ことり「えっ……?」 伊藤「交雑種の深きものの命は、同時にその人間の命でもある。」 伊藤「頭髪が残っているということは助けることは可能ダ」 伊藤「なら、助けるために殺しちゃいけない、生け捕りか、無理やりにでも呪文を成功させるんだ」 ことり「……」 伊藤「大丈夫、呪文ぐらいなら手伝える〜サ」フフッ ―第三ラウンド― ☆戦闘順 @穂乃果(13)A深きもの(10)B真姫(7)Cことり(6) D触肢(5) ☆HP MP ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆穂乃果のターン 穂乃果「先生の話が本当なら、早く触肢を倒さないと……!」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 触肢のターンを忘れてましたが、 20になってるのでまあ当たらないと思うのでそのまま行きます。 失敗 穂乃果「たぁっ!」 触肢に向かって蹴りを放とうとするが、足元が濡れていてバランスを崩した 穂乃果「わわっ、あ、危ない……」 ☆深きもののターン 深きものは大きく手を伸ばし、 穂乃果に向かって、引っ掻き攻撃を行う 引っ掻き25 このレスのコンマで判定 ↓成功した場合は 回避(39)か受け流し(52)を指定して判定 竹刀なら成功だったのに... 65すら信用出来ないからキックとか絶対アカンって... 失敗 穂乃果「はっ!」 手がこちらに届く前に、竹刀で叩き落とし、そのまま受け流すように場所を入れ替える ふぅ、剣道やっててよかったぁ ―HP MP― ・穂乃果HP11 MP10 ・ことりHP8 MP9 ・真姫HP11 MP5 ☆真姫のターン 伊藤「真姫ちゃんこれを!」シュッ 真姫「!?」パシッ 大きな石を受け取りました 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 石を投擲 体力わからんのはクトゥルフがそんなんだしな 一応描写から体力の推測は出来るが これ後出しみたいになってアレだし公平性的な意味では再判定してほしいけど うぅ、対象さえ書いてれば成功だったのに... 一応この段階で深きものは狙わないと言いたいが後だしでいくらでも言えちゃうからなぁ 成功 真姫「こんのおぉ!!」ビュンッ 先生から受け取った石を、思い切り触肢に投げつける 触肢 回避判定無し 触肢3ダメージ 真姫が投げた石が触肢を貫く。 すると、触肢は力なく倒れ、その身体は灰のように細かくなりながら、消えていった ことり「やったあ!」 真姫「はぁ、はぁ……」 伊藤「……呪文をやるなら、今だネ」 穂乃果「乖離の呪文……でもどっちを使えば」 伊藤「小像が無くなった以上、私のでやるしかない」 コカカカカ と低くしわがれた声を深きものが上げる 伊藤「考えてる暇はない、早く!」 伊藤・咲を連れているため、あと一人、呪文に参加する必要があります 参加しないものは、組み付きで動きを封じたり、呪文参加者を受け流しでかばい、守る役割を与えられます。 ↓呪文参加者 穂乃果は受け流しで守らせたいしそうなるとMP的にことりかね 穂乃果と真姫の二人で組み付きそうしたら力対抗は合計されるかな? 失敗 懐中電灯の明かりでは足りなかったか、石は明後日の方向に飛んで行ってしまう 真姫「うっ、やっちゃった……」 ☆ことりのターン ことり「これで、先生のケガはとりあえず大丈夫かな……?」 何を行いますか >>302 行動表 >>303 ダメージ表 ↓攻撃の場合は対象も選択してください。 ダメージ、命中は安価のコンマでそのまま判定します。 成功 ことり「うぅ、え、えーい!!」ボコッ ことりは嫌々ながらも、触肢へ拳を放つ 触肢 回避判定無し 触肢に2ダメージ ことりの腰が入ったこぶしが触肢を貫く。 すると、触肢は力なく倒れ、その身体は灰のように細かくなりながら、消えていった 穂乃果「やった!」 真姫「た、倒せたの!?」 ことり「ふぇぇぇん、ぬめぬめしたよぉ……穂乃果ちゃーん」 穂乃果「おぉ、よしよし」 伊藤「……呪文をやるなら、今だネ」 穂乃果「乖離の呪文……でもどっちを使えば」 伊藤「小像が無くなった以上、私のでやるしかない」 コカカカカ と低くしわがれた声を深きものが上げる 伊藤「考えてる暇はない、早く!」 伊藤・咲を連れているため、あと一人、呪文に参加する必要があります 参加しないものは、組み付きで動きを封じたり、呪文参加者を受け流しでかばい、守る役割を与えられます。 ↓呪文参加者 まあことりだよな ただ安価連取りになるから安価下に そういえば(光で怯むかなー)的な事考えて懐中電灯持たせたけど別にそんな事は無かったな、触肢に投げちまえばよかったか なんか安価踏んでたら下で 穂乃果「それじゃあ、ことりちゃんお願い」 ことり「う、うん」 ――――――――――――――――――――――――― 乖離の呪文 交雑種をそれぞれの種族に分け、それぞれに生を与える呪文。 ウボ=サスラの欠片が必要。どれだけの大きさでも構わない。 対象を三人以上で5m以内に囲み、そのうちの三人が、この欠片に対しMP2を毎ターン支払う。 3ターン経過したのち、その対象は種ごとに完全に乖離され、生を得る。 ―――――――――――――――――――――――――― 真姫「この……MPを捧げるってどうするの?」 伊藤「欠片に対して祈るだけでいい、そう書には書いてあったヨ」 咲「……」 ことり「咲ちゃん大丈夫……?」 咲「あの……未来ちゃんはこれでほんとに帰ってくるんですか……?」 真姫「えぇ……多分、だけど」 咲「……わかりました」 真姫「……あれが未来ちゃんだって、ほんとに言い切れるのかしら」 穂乃果「できるよ」 真姫「穂乃果」 穂乃果「わかるよ、自分にとって大切な人は、見ただけでわかるんだよ」ニコ 真姫「……そういうことね」 それでは、【乖離フェイズ】を始めます ・乖離フェイズは、3ターンの間、呪文者を深きものから守り抜くことが目的です。 ・対象の交雑種を囲む必要があるため、呪文者は深きものを中心に三角形を作るように座ります。 呪文者は回避を行うことが出来ず、深きものの攻撃をそのまま受けてしまいます。 ・各ターン開始ごとに、呪文者を守る者(以後守り人)は誰の側に立つかを決めます 守り人がかばう際、深きものに狙われた人物の側に立っている場合かばうことができます。 守り人のダメージ判定は、受け流しを適用します。 ・深きものに狙われた呪文者の側に誰もいなかった場合、 守り人は素早さ×5に成功すると、かばうことができます。 ・深きものは呪文者を優先して攻撃を行いますが、全てはランダムです。 ・守り人はターンが回ってくると、深きものに組み付きを行うことができます。 深きものの力17と対抗判定をし、成功すると動きを封じることができます。 ・組み付きが成功している深きものにもう一人の守り人も組み付きを行うことができます。 その場合は力×5で判定を行い、成功すると守り人2人の力を合わせた状態で組み付きを行います。 ・なお、組み付きは失敗すると、守り人は1ダメージを受けます。 ・守り人は器用さ×5で応急手当も行えます。その場合は自分か側の呪文者へ行えます。 先生と咲のHPが気になるな これ自動気絶やショックロールは存在しますか? 安価下 追記・乖離フェイズでは常に深きもののターンから始まります。 乖離フェイズ ―HP MP― ☆守り人・穂乃果HP11 MP10・真姫HP11 MP5 ☆呪文者・ことりHP8 MP9・先生HP6 MP15 ・咲HP7 MP9 グガガガガ 警戒しているのか、深きものは低く呻くような声でこちらに威嚇してくる 伊藤「それじゃーいきますヨ……!」 ことり「……」 咲「……」 三人が欠片に向かって祈り始める すると、ウボ=サスラの欠片が虹色に輝きはじめ その光が深きものを包んでいく グギャアアァァァ 途端に深きものは苦しむような声を上げる 真姫「な、なに!?大丈夫なの!?」 穂乃果「真姫ちゃん、来るよ!」 真姫「っ!」 深きものは苦しみ、暴れ出す ことりたちを攻撃させるわけにはいかないわね…… 誰の側にたちますか? 穂乃果 真姫 の順 ↓守る存在が被った場合は下へ >>379 HPが0になるまで、気絶もショックもありません 安価下 先生 というか一撃食らってるのに、先生の耐久値高いなぁ ことりは食らっても応急処置すれば 耐えるなこれ 咲で 穂乃果は先生の側に、真姫は咲の側にそれぞれ立ちます。 虹色の光が当たった箇所の鱗が少し剥がれ落ちる。 深きものはその光に苦しみ、のたうち回る。 そして錯乱状態のまま、攻撃を仕掛けてくる 真姫「来る……っ!」 このレスのコンマが・05〜34でことり ・35〜64咲 ・65〜94先生 00~04で失敗 95〜99で守り人に向かいます ことり以外の場合は穂乃果、真姫の受け流しで判定 穂乃果(52) 真姫(44) 成功すると、自身へのダメージを2点減少 真姫は武器を持たないので1点減少 ことりの場合はまず、穂乃果、真姫の順で素早さ判定をする。 片方が成功した場合はそのままさらに受け流し判定、どちらも成功した場合は守り人二人にダメージ1で終える 穂乃果(65)真姫(35) ↓ >>386 書き方がややこしいですね、すみません メンバーとはプレイヤーキャラのことを指していたので NPCは含みません。 深きものの攻撃は対象関係なく必中か 4点が3回必中は普通にヤベー 受け流し失敗 穂乃果「こっちに来た!」 穂乃果は先生の前に立ち、竹刀で衝撃を和らげようとする。 だが、錯乱状態の深きものはいつもよりも不規則な動きをしており 捉えきれない 穂乃果「しまっ」 穂乃果の腹部に深々と爪が突き刺さる 穂乃果「かっは……」 真姫「穂乃果!!!」 ことり「穂乃果ちゃん……?」 ことりが祈りの手を止め、状況を確認しようとする 穂乃果「……っ!だめっ!!」ブンッ 力任せに深きものを押しのける 穂乃果「ことりちゃん、穂乃果は大丈夫だよ」 穂乃果「だから、安心して続けて?」ニコッ ことり「ぅ……」グス 穂乃果(ぅ……結構もろに入ったかも……) 穂乃果HP11→7 ☆守り人・穂乃果のターン 穂乃果「どうしようかな……」 組み付き力17と対抗判定(30以下で成功) 応急手当(35以下で成功) ↓ 成功 穂乃果「たあっぁぁ!」 押しのけた深きものにそのままとびかかり、羽交い絞めにする 穂乃果「うぎぎー、絶対逃がさないよ!」 ものすごい力だったが、何とか動きを止めることに成功した。 ☆守り人・真姫のターン 真姫「穂乃果!っ、今しかない!」ダッ 組み付き 組み付き状態のため力×5で判定(55以下で成功) ↓ 乖離フェイズ 2ターン目 ☆守り人・穂乃果HP7 MP10・真姫HP10 MP5 ☆呪文者・ことりHP8 MP7・先生HP6 MP13 ・咲HP7 MP7 虹色の光が深きものの鱗を剥がし、肌の色を奪い取っていく 剥がれた鱗はうずたかく積まれ、少し形を成しているように見える ゴガッ ゴガあっ しわがれた声の中に、違う色の声が少し聞こえた気がした 深きものはなおも暴れながら、穂乃果の拘束を解こうともがく 13と17で力対抗 このレスが70以下で成功し、拘束が解ける すみません、抜けていたのでもう一度 ファンブル 私が走り出そうとしたその時、 ズルッ 真姫「え?」 ぐにゃりと何かを踏み、バランスを崩す。 真姫(そ、そういえばここに、手足とか落ちて……っ!) ドシャッ ロクに受け身も取れず真姫はこけてしまった HP11→10 乖離フェイズ 2ターン目 ☆守り人・穂乃果HP7 MP10・真姫HP10 MP5 ☆呪文者・ことりHP8 MP7・先生HP6 MP13 ・咲HP7 MP7 虹色の光が深きものの鱗を剥がし、肌の色を奪い取っていく 剥がれた鱗はうずたかく積まれ、少し形を成しているように見える ゴガッ ゴガあっ しわがれた声の中に、違う色の声が少し聞こえた気がした 深きものはなおも暴れながら、穂乃果の拘束を解こうともがく 13と17で力対抗 このレスが70以上で成功する 組み付き解除はつらたん これ相手動ける...だろうよなぁ これ成功してもそのまま戦闘だよね かなりきつくない? 流石に弱体化は入るだろうがかなりきついよなぁ マーシャル+武道+キックが出来れば 穂乃果「うわわっ!?」 ものすごい力で穂乃果は引き剥がされる 真姫「穂乃果!……ごめんなさい、私がこけちゃったばっかりに」 穂乃果「大丈夫だよ、それより、また来るよ!」 真姫「!」 守り人の位置は変更できますがまだないものと考え、そのまま深きもののターンに移ります 深きものの皮膚にひびが入っていく。 少しずつではあるが、その日々は徐々に、徐々に大きくなっていく。 深きものは暴れ狂いながら腕を振り回し始めた このレスのコンマが・05〜34でことり ・35〜64咲 ・65〜94先生 00~04で失敗 95〜99で守り人に向かいます ことり以外の場合は穂乃果、真姫の受け流しで判定 穂乃果(52) 真姫(44) 成功すると、自身へのダメージを2点減少 真姫は武器を持たないので1点減少 ことりの場合はまず、穂乃果、真姫の順で素早さ判定をする。 片方が成功した場合はそのままさらに受け流し判定、どちらも成功した場合は守り人二人にダメージ1で終える 穂乃果(65)真姫(35) ↓ 穂乃果 どちらも成功 穂乃果(間に合って……!) 間一髪で、深きものとことりの間に割り込むことに成功した 腕を竹刀で払い、何とか動きを止めようとする ザシュッ 穂乃果「くっ……」 振り回した腕が頬をかすめる それだけで、頬の肉を少し持っていかれた。 穂乃果「……やぁぁあ!」 肩で深きものを押し込み、ことりちゃんの側から離すことに何とか成功する ことり「穂乃果ちゃん……?」 穂乃果「大丈夫、ことりちゃんは絶対に穂乃果が守るから」ハァ……ハァ…… 抉られた頬がじんじん痛むけど、 そんなことよりも、無防備なことりちゃんが攻撃されなくて、本当によかった。 穂乃果HP7→5 ☆守り人・穂乃果のターン 穂乃果「っ……」フラッ 組み付き力17と対抗判定(30以下で成功) 応急手当(35以下で成功) ↓ 穂乃果「このっ!」 深きものに組み付こうとするが、 強い力で振りほどかれ、受け身も取れずに転んでしまう 穂乃果「いったっ!」 真姫「ほ、穂乃果……」 穂乃果「だ、大丈夫!大丈夫!」 穂乃果「……」フラッ まずいなぁ、そろそろ、視界がふらついてきたかも…… 穂乃果HP5→4 ☆守り人・真姫のターン 真姫「穂乃果、大丈夫かしら……」 組み付き力17と対抗判定(20以下で成功) 応急手当(84以下で成功) ↓ これ穂乃果に手当てとかできるの?出来るならそれで、出来ないなら守ってる人に手当て >>417 咲ちゃんは既に全快ですので、穂乃果ちゃんの手当ては 素早さ×5(35)で成功すれば可能とし、 その場合、救急箱が未使用なので確定で1回復するものとします 素早さ判定する場合は安価下で宣言をお願いします、 ↓その場合そのレスのコンマで判定 おぉ成功したか けど即死しなくなったとは言え1か 真姫ちゃんの特技で回復しようにも時間かかるやつだしな ここまで来たら乖離の術自体は確定成功なのかな、そこから先は考えてないけど あと一回は誰か4ダメか 先生、戦闘技能持ってないかなぁ やっぱ戦闘ありなら海未ちゃんが欲しかったな ただ穂乃果ちゃんのRP的にここは盾になるとこだよなぁ 成功 穂乃果「っ……」フラッ 今ふらついた……?やっぱり怪我が…… 真姫「こっちに来ないでよ……!」ダッ 真姫「穂乃果!」 穂乃果「真姫ちゃん!?咲ちゃんを守らないと……」 真姫「そんなこと言って、穂乃果自身が倒れたらどうするのよ!!!」 穂乃果「ほ、穂乃果は大丈……」 真姫「お願い……お願いだから無理はしないで……」ウルッ 穂乃果「ご、ごめん……」シュン 腹部の止血をし、応急手当てを行った。 穂乃果HP4→5 乖離フェイズ 3ターン目 ☆守り人・穂乃果HP5 MP10・真姫HP10 MP5 ☆呪文者・ことりHP8 MP5・先生HP6 MP11 ・咲HP7 MP5 虹色の光が一層大きくなり、深きものを包み始める。 深きものの鱗はほとんど剥がれ、肌の色が徐々に人間のそれに近づいていく そして、それと同時に剥がれた鱗が人の形成していく。 深きものはどんどんと小さくなっていき、穂乃果が少し見上げる程度の大きさになっている それでも深きものは最後の力を振り絞り、襲い掛かってくる 最終安価になる可能性があるので、このコンマは安価で行います。 05〜34でことり ・35〜64咲 ・65〜94先生 00~04で失敗 95〜99で守り人に向かいます ※呪文者が攻撃されると、ターン数が伸びるので注意してください。(非公開情報でした) ↓ 守っていないことりちゃんが攻撃対象に指定されましたので、 もう一度安価を行います。 穂乃果、真姫の順で素早さ判定をする。 片方が成功した場合はそのままさらに受け流し判定、どちらも成功した場合は守り人二人にダメージ1で終える 穂乃果(65)真姫(35) ↓ ことりか 今穂乃果って丁度ことりちゃんの前に居るのかコレ? 一応、呪文者が誰もダメージを受けていないので そのままの配置でやっていました。ので、ことりちゃんの前には誰もいません。 穂乃果「っ、ことりちゃん!」ダッ 真姫「2回も同じ手は通じないわよっ!」 竹刀と空になった救急箱で深きものを思い切り叩く。 バッ ほのまき「っ……」 弾き飛ばされちゃったけど、相手もふらついて、動きが鈍くなった。 穂乃果「はぁ……大丈夫そう……だね」 真姫「穂乃果ばっかりにいいカッコはさせないんだから」フンス 穂乃果5→4 真姫10→9 乖離フェイズ 終了 虹色の光が深きものを包む。 それはもはや全身に及び、もはや、深きものの面影はほとんど無い。 足元にあった鱗は、もはや人の形を形成しつつある そして パリンッ!!! というガラスが割れるような音と共に、ウボ=サスラの欠片が砕ける 穂乃果「わ、割れちゃった……ど、どどーーし」 真姫「穂乃果!ことりも、見て!」 ことり「えっ?」パチッ 深きものがいた場所に、2つの人影が横たわっていた。 それは周りに落ちている人の欠片とは違い、しっかりと人間ようなの形を保っている。 片方は先ほどまで見た深きものがそのままの姿で、 もう片方は、灰色の短髪で、ぎょろりとした目ではなく、少々釣り目気味の目だった。 どこからどう見ても間違いなく、普通の人間だ。 真姫「これって……」 ことり「もしかして……!」 穂乃果「呪文が……成功したんだよ!」 真姫「や」 ことり「や……」 穂乃果「うーーー、やったーー!」 ことほのまき「ばんざーい!」 ことり「よかった、本当によかったよぉ……」ウルウル 真姫「もう、何泣いてるのよ……」ウルウル 穂乃果「あ、咲ちゃんと伊藤先生は……」 伊藤「お疲れ〜様、ありがとーきっちりばっちり成功したみたいだヨ」 伊藤「せっかくの大事な欠片はなーくなっちゃったけどねー」ヤレヤレ 穂乃果「え、じゃあ、先生のお友達は……」 伊藤「あいつは大丈夫だヨ。」 穂乃果「で、でも……」 伊藤「……こんな腕だけになったら、もう乖離もくそもないさーー」ズルルッ 穂乃果「え……?」 転がっている腕の一つを、伊藤先生が持ち上げる その腕には鱗がついており、緑がかった色をしていた。 伊藤「昨日、君たちに執着して追ったはいいが捕まらなかった。」 伊藤「生贄がない、だがなんとしても儀式だけは成功させたかったんだろうネェー」 穂乃果「それって……つまり自分を……」 伊藤「ま、そう言う事だネ」 咲「未来ちゃん……」 未来の髪をかき分け、そっと頬に手を添える 咲「これが、貴女の人間の部分なんだね」 すっと咲は未来に顔を近づけ、その頬に口づけをする。 咲「未来ちゃんは可愛いよ、どんな姿でも」 咲「ん―――」 再び咲は未来に顔を近づけ――――― 真姫「なっ、ななななな!?////」 ことり「やーん♡」パシャパシャパシャパシャ 伊藤「まー、施設卒業してすぐに二人暮らしするあたりからなんっとなーく察しはしてたよネー」ハハハハハ 穂乃果「……よかったね、咲ちゃん」 伊藤「さて、後はこいつの処〜理だ」 穂乃果「え?」 伊藤「深きものだよ、乖離の呪文はどちらにも生を与える」 伊藤「こいつは今気絶しているだけで、目を覚ましたらま多さっきのあいつなんだヨ」 伊藤「このままにしてたらいずれどこかに逃げ延び、他の町で同じことをする」 ことまき「……」 穂乃果「で、でもいくらなんでも殺すなんて……」 伊藤「……殺さない方がいいと思うカイ?」 殺さない方がいいと言う 黙る ↓ 取り合えず動けないように拘束して事情を聞くことは出来ないかな? 穂乃果「私は……殺す必要はないと思います」 真姫「……とりあえず動けないようにして、事情を聞いたりするのは?」 ことり「確かに、それなら危なくないよね」 伊藤「……君達は優しい」 伊藤「いや、よく知らないだけだ」 伊藤先生は近くにあった大きな石を拾い、 深きもののにまたがる。 伊藤「すまないネ」 ことほのまき「えっ?」 ゴッ ゴッ ゴリッ グシャッ という、肉を抉り、骨を砕く音をさせながら、 何度も深きものの顔を石で殴り続けた。 あまりに突然な出来事に、身動きが取れない。 そして、深きものだったその頭にすっぽりとその石が入るぐらい穴が開いたとき 先生は手を止めて、静かに話してくれた。 深きものはみな、人間でいうテレパシーの様なもので意思の疎通を行うことができる。 といっても、ただの共通意識の様なものだけどネ。 コレが目を覚ませば、儀式の失敗は必ず同胞たちにー伝わる。 自分たちの崇拝するモノに直接関わるんだ。 儀式はもう一度、いつかこの場所で行われてしまうに決まっている。 それに、深きものは寿命を持たない生き物だ。 もし生かして帰せば、いつか必ず私たちの、君たちのもとにもう一度やってくる。 ことり「そ、それじゃあ……」 真姫「最初から、殺すつもりだったってわけね……」 穂乃果「最初からそのつもりなら、なんであんな質問をしたんですか!?」 伊藤「君達が敵、味方をはっきりと区別する人間かどうかを知りたかったのサ」 伊藤「君達は勇敢〜だ、だが、今の生き方をするならば正しく、物事を知り尽くさなければいけない。」 伊藤「君のやろうとしてたことは」 伊藤「出汁のきいた吸い物に香辛料をぶちまけるようなも〜の」 伊藤「つまりは大いに間違いを犯そうとしていたってことサ」 穂乃果「……じゃあ、私ももっと深きものとかそういうのについて色々知りたいです!」 伊藤「ダメ」 真姫「なっ!?」 ことり「ど、どうしてですか!?」 伊藤「世の中には理解してはいけないものがあるンダヨ。君たちはまだ戻れる。」 穂乃果「な、何を言って……っ!?」 不意に視界がふらつく、な、なんか急に眠たくなってきたような…… ことり「あ、あれ……?」 真姫「なに……これ……」 伊藤「色々あって疲れ〜が出たみたいだ、でもここで寝るのは不味イヨ〜」 聞こえてるー?穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃ〜ん、穂乃果ちゃ……ん……あ、だめだこりゃ ………… 「……か」 ……んぇ? 「ほのか!」 伊藤先生……?うぅん、違う ずっとずっと聞きなれてる、私の大好きな声 海未「起きてください、穂乃果!」 穂乃果「んぁ……」パチクリ 海未「穂乃果……よかった……」ダキッ 穂乃果「海未ちゃん……ってことは、ここはもう現実?」 絵里「そうよ、でもよかった、穂乃果だけ起きなくて、海未とずっと心配していたのよ?」 穂乃果「そうだったんだ……ごめんね」 希「怪我は……本当に無いみたいやね」 真姫「ゲームなんだから、当たり前でしょ」 凛「真姫ちゃん。大事なところでこけてたねー」 真姫「なっ!?//なんでそこ見てるのよ!」グイー 凛「いひゃいいひゃいょー!」 希「ま、まぁまぁ、凛ちゃんもウチも、ずっと目が離せないぐらい心配だっただけよ?」 真姫「……それならいいケド」 凛「にゃらこの手をはなひてほしいにゃぁぁぁーー!」 花陽「うぅ、ことりちゃん、本当に無事でよかったです……」グスグス ことり「えへへ、ありがとう〜花陽ちゃん♪」 にこ「……で、ご飯の味とかは本当にしたの?」 ことり「うん、クッキーも紅茶もとっても美味しかったよ♪」 にこ「そ、そう」 にこ「なら今度ホラーじゃないやつを穂乃果に買わせて、うちに持って帰れば食費が……」ブツブツ ことり「あはは……」キコエテルヨー ことり「……♪」 ことり「ねぇ、にこちゃん、花陽ちゃん」 花陽「はい?」 にこ「ぁによ?」 ことり「今度、ことりと一緒にクッキーを作ってお茶会しませんか?」 花陽「わぁ、すっごく楽しそうです!」 にこ「別にいいけど……」 海未「全く、穂乃果は無茶しすぎです!」 穂乃果「えへへ、ごめんごめん」 絵里「ほんとうね、見てるこっちはずっとひやひやしてたんだから」 海未「本当に、もう痛くは無いのですか?」ナデ 穂乃果「うん、もう平気!」 絵里「うふふっ、よかった」ニコ 花陽「真姫ちゃんを応援するために握った、一升おにぎりです!どうぞ」スッ 真姫「ヴェエっ!?い、や、こんな大きいのはちょっと……」 希「にこっちなにしてるん?」 にこ「ギクゥッ!?べ、別になんにもしてないにこー♡」 海未「このゲームのアンケート用紙、ですか」 凛「あー、にこちゃんやってもないのに勝手に書き込んでるにゃー!」 ことり「それでね、今度絵里ちゃんにもやってみてほしいの、ダメ?」ウルウル 絵里「え、いやダメというか、あれ、これ海未の役目じゃないの!?」役目とは何ですか!? 穂乃果「楽しかったな……」 ちょっと、ううぅんすっごく怖くて痛かったけど、 色んな人や色んなものに出会えて、楽しかった。 でも、一番楽しかったのはやっぱり、 このみんなとそんな世界を体験できたからだと思う 穂乃果「ことりちゃん、真姫ちゃん!」ガバッ ことり「穂乃果ちゃ、きゃっ!?」 真姫「ヴぇえ、なにすんのよ!」 穂乃果「ぎゅーっだよ!ぎゅうぅっー!」 また、今度はμ'sみんなで、不思議な世界を冒険できたらいいな TRUE END GAME ALL OVER というわけでシナリオ終了です。 今回はクリアは普通、 ストーリーを追っていく形式で 謎全てを知るのは少しだけ難しいシナリオでした。 >>1 乙 TRUEなんだ うーんwiki見た感じだと割と話せばわかるタイプだったんだがなぁ、やっぱ崇拝対象が関わると話は別ってことか ここで即殺をえらんだらまだ話は続いてたのかな? ネタ晴らしや、見てる側の反応はまた後日。 質問、感想自由にお願いします。 ご視聴、参加してくださった皆様、 誠にありがとうございました。お疲れ様です。 個人的に一番気になったのは 先生ってもしかして"探索者"になったことあったりする? ほぼ確実にクトゥルフ神話技能持ってそうだし >>448 深きものの中には、人間と関わりを持とうとするものは当然存在します 今回の個体は、崇拝者のために命を捧げる、ただの冷酷な神話生物でした。 ここは正直どちらを選んでいても変わりませんでした。 ただ安価をとった方がそれっぽいのかなと思い、急遽とらせていただきました >>450 はい、実はこのシナリオは連続シナリオとして製作しまして 次があれば、この伊藤先生はたまーに出てくるかもしれません つまり、まだ大まかにしか決まっていませんが、 先生は間違いなく、‶探索者‶の経験があります。 もしかしてステ振りもこのスレのものじゃなくて、元ネタのクトゥルフtrpgのステ振りしてんじゃ... と言うか今回探索者にクトゥルフ神話技能、その中でもイメージとは言え大いなるクトゥルフを見た真姫ちゃんは+値が大きそう >>1 乙 >>262 のこちらの私っていうので未来ちゃんの方を残そうとしてるのかと思ったけどただの深読みだったな 寝落ちちゃってた…とりあえずお疲れ様 先生の友人救えなかったみたいだからTRUEダメだったかなと思ったけどいけたのね となると先生の友人はどう頑張っても救えないのか? >>455 未来ちゃんの方を残そうとしている というのはその通りです。 後述しますが、あのノートを書いた本人が未来ちゃんで 乖離の呪文の実験をマウスを結合しては行い、 なんとかして、自身に応用できないか試していた記述になります。 >>456 はい、残念ながらこのシナリオでは 先生の友人を救うことは出来ません。 本物の乖離の呪文はあくまで交雑種のみに適応され、 純粋な深きものになってしまったものには効果がないからです。 先生が、PC以外に協力者がいない状態にも拘らず、 はじめから一人で儀式を止めようとしていたのは、 友人を殺すことでしか救うことができないことがわかっていたからです。 あー、それこそどこぞの跳躍卓みたいに舞台が起こる前にひっくり返しでもしないと無理か >>1 乙、ネタばらしと実況を期待しています 乙 やっぱり戦闘は1手ごとに判定必要だからテンポ悪くならざるをえないね 序盤に先生に声かけてなかったら難航する感じかな? 元ネタにしたソースブックなりシナリオなりどこかで手に入る? 具体的なタイトルがあればそれも かなり遅くなってしまってすみません。 それでは設定を投下していきます。 ≪舞台とキャラクター≫ 〈舞台〉 【海々丘町】海辺の緩やかな丘にある町。ベースは特になし。 〈キャラクター〉 【深きもの】 クトゥルフ神話生物。水陸両性、灰色がかった緑色の体色・鱗・大きすぎる目などが特徴的ないわゆる魚人。 寿命で死ぬことは無く、生物としての共通意識でクトゥルフという邪神を崇拝し、様々な儀式をする。 今回のシナリオでは、完全な深きものであり、元交雑種であった伊藤先生の友人と、 完全な深きものになりつつある交雑種の高山未来、が存在している。 今回の失踪・誘拐事件の犯人であり、儀式の生贄確保として、人を連れ去っていた。 【高山 未来(たかやま みく)】22歳 灰色の短髪で、背が非常に高くぎょろりとした目が特徴的な22歳女性。 深きものと人間の交雑種であり、普通の人間になるため、様々な手段を試している。 しかしその過程での呪文や儀式の影響で、加速度的に完全な深きものに近づいている。 咲へ危害を加えることを恐れ、家を出る。 【松木 咲(まつき さき)】 マリンブルーのインナーカラー、少し長めの黒髪で快活な18歳女性。 未来と同じ施設で育ち、現在は2人暮らしをしている。未来へ友情以上の感情を持つ。 失踪した未来の行方を探している。 【伊藤先生(いとうせんせい)】 紫のメッシュカラーの黒髪。顔立ちは悪くない23歳女性。 深きものの元友人であり、今回の儀式を止める目的を持つ。 怪異に詳しく、正しい乖離の呪文を知っている。 〈怪異〉 【教室の窓から見える二つの影】 自動発生。深きものが人を連れ去ろうとしている場面。 判定に成功すると、その様子を把握し、理解することができる。 塀の高さから深きものの身長の高さ、見えた身体的特徴による未来との違い、 マンホールへ引きずり込むため、その姿が突然消える不思議な様を確認することができる。 【双頭の猫】 自動発生。未来が自身の知る技術(呪文)で繋ぎ合わせた生物。 深きものが住居に侵入し、人を連れ去ろうとした際、邪魔に入った飼い猫を振り払って怪我をさせた。 深きものの意志に抗い、遅れて来た未来がこの猫を何とか助けるために行った行動によって生まれてしまった生物。 この生物は、二つの脳がお互いに干渉を続けまともに動けず、最後は塀から落ちて絶命してしまう。 猫の話を聞き込みした場合、連れ去られた人物の飼い猫であることが判明する。 【マンホールから襲い来る腕】 7月4日、夕方以降住宅街で発生。深きものがPCに襲い掛かるイベント。 襲われるPCは、朝、こちらを見る人影を確認している。 判定に全て失敗すると、HPも減少する。PCも事件に巻き込まれつつあることを示唆するイベント。 【割れた窓、湿った床】 マンホールのイベント後に自宅に戻ると発生。 PCが何者かに、事件の犯人に狙われていると言う事を確信させるイベント。 【納屋に置かれた血まみれのケージや器具】 未来が地下室での実験において使用していたケージや器具。 未来・咲宅がなんらかの生物実験と関係があることを示唆する。 【小像の幻覚】 邪神の小像に触れると発生。 海底都市ルルイエとそこに住む落とし子の影を目で捉えてしまう。 小像の持つ不可思議さを示唆するイベント。 PCがここで小像を手入しない場合は、小像が遠くなるため触肢の最大体力は微減する。 【侵入者】 7月5日夕方以降、PC達が町を出ず、また未だ事件解決に目星がついていない時、咲宅で発生。 最後の別れを書き残そうと侵入した深きもの(未来)と遭遇戦闘をする。 1ラウンド戦闘したのち、儀式のため深きものは逃走する。追跡すると、海際の洞窟にやってくる。 海辺の町の怪異は、咲や伊藤先生と関わるうちに怪異の真相に出会う一本道のシナリオです。 その中で、施設や聞き込み、特に咲や伊藤先生から情報を聞き出し、 儀式の詳細や、行われている場所の特定をし、戦闘に勝利することになります。 目的はあくまでPCの生存であり、儀式が成功し町が潰れてもPCが生きていればシナリオはクリアです。 ENDは全てで三種類存在します。 BAD 深きものの儀式が成功、星の落とし子が海際の洞窟より招来するものの、 判定に成功したPC達はなんとか逃げ延びることができる。 Normal 深きものの儀式を止めることには成功するが、 交雑種である未来を救うことは出来ず、咲の同行の有無にかかわらず 未来を失った咲はその後、水死体となって発見される。 TRUE 深きものの儀式を止めることに成功し、 なおかつ交雑種である未来を救うことができた。 咲や未来はPCに深く感謝し、 伊藤先生は自身の努力が同じ境遇の者を救う結果となったことを大いに喜ぶ。 今回のシナリオは、米津玄師さんの新曲"海の幽霊"の最初のフレーズを聞いたとき 海が見えるような開放的な空間を眺めているが、そこに存在してほしいものだけがない時の感覚 を感じ、そこから作りました。海獣の子供は面白かったです。 初期テロップはこんな感じですが、進行具合によって捻じ曲げたりしちゃうタイプですので 矛盾が生じている可能性が多々あります。 ぜひぜひ、御指摘、御質問、よければ感想などをよろしくお願いします。 >>460 先生と関わりがない場合、 7月5日儀式当日から、頻繁に先生との遭遇イベントを 起こすつもりでいました。 流石に岩場のイベントのみで先生の家にまで行けるとは思いませんでした >>461 像は流石に見つけてないと危なすぎるので ほぼ確定イベントです。 避けられた場合や、判定失敗時は運が悪かったとなりますね >>463 強いてあげるとすれば、 クトゥルフ神話TRPG公式ルールブック ですが、元ネタという元ネタは無いです、すみません。 すごいね…!ハラハラしたけど楽しかった! ほかのμ'sのメンバーでも見たいなあ >>471 呪文「ぷわぷわーお」の力すごいなw これBAD前提なら、最初から探索放棄して町から逃げ出すことも出来たのか あと真姫ちゃん、ルルイエも見てたのか... これ次回作とかあったら隠しステータスにクトゥルフ神話技能とか出てくるかな? 落とし子みて、呪文二種類知ったとか普通に発狂案件w ちなみに敵及びNPCのステータスはどうなっていますか? 先生はクトゥルフの方での技能振りとか気になる 一体どんなシナリオを乗り越えたのか、おそらく発言からしてそれなりに神話生物と関わりありそうだったし 次があったら「オンラインプレイが実装された」とかでμ'sとAqours両方から2人ずつ選んで4人でプレイ、とかできないかな どっちも面白そうな特技持ってたけどプレイしてないキャラ居るし 荒れそうだしμ'sはμ'sでやったほうがいいかもしれない 一緒に行動とか違和感凄いし別チームで動かしたらいいんじゃね むしろ9人全員でプレイとか 3人一組3チームでそれぞれのシナリオを進めるとか スクスタがあるんだし今更だし どうせならオンセをベースにするなら、虹、アライズ聖雪あたりもステ作ってプレイアブルキャラ32人とかw 取り敢えず善子のスキルは修正欲しいかも ファンブル、クリティカル範囲二倍、かつその全て99か00の効果とかで >>476 ☆落とし子の触肢 HP30 回避10 装甲1 力30 素早さ12 ・払い落とし40 成功で対象の武器を落とす ・たたきつぶし40 ダメージ4 小像が手元に無い場合、触肢のHPと命中判定が-5 小像を壊すと、触肢のHP-20、装甲0、回避判定無し、命中半減 ☆深きもの HP20 回避15 力17 素早さ10 ・ひっかき25 ダメージ4 力(HPと併用) 素早さ 器用さ 賢さ 運 精神力(MPと併用) ☆先生 12 10 12 15 10 15 ☆咲 7 10 11 10 12 9 こんな感じです。 クトゥルフの方では作ってないんで、詳細はありませんが 先生は神話技能15か20は持っているかと >>482 善子や絵里のようなデメリット効果もちは 皆さんも選択をためらうことが多い気がするので 特性または特技を各キャラ2種類にし、 最初にどちらにするか選ぶ、スキル選択式にしようかなと思っています。 堕天使などのデメリット持ちは、その分基礎能力が高くなるとかにします μ's,Aqours合同について 一応μ's,Aqoursの合同も考えています。 特徴をつけるために μ'sは特化型が多くAqoursは平均型が多い 能力値も少しだけ意識していました。 同年代設定は流石に前提として、知り合いかどうかを毎回安価するかどうか オンラインセッション、 連続シナリオを交互に、 そもそもガチ脱出系のように気づいたら部屋に的な感じにする かはまだまだ検討中ですが、せっかくですし、 合同でやれたら楽しそうだなぁ、とは思います。 これからは、今日の夜あたりから少しずつμ's観客側視点も書いていきます。 皆様御視聴、御参加誠にありがとうございました。 追記 >>412 >>413 コレ受け流し成功してないですね、すみません >>1 乙、実況も楽しみにしてます にしても先生、クトゥルフ換算だと初期SAN75か ってか神話技能15〜20って結構シナリオこなしてるな、あるいはマジもんの神格を見ても発狂しなかった鋼鉄メンタルなのか... アイスを割って、二人で分ける セミが脱皮し、二つに分かれる 分かれ方で大きく変わるものがある。 それは分かれ方を誤って起こること、なのだろうか。 ピピピピッ 穂乃果〈んー……まだこんな時間……〉 凛「穂乃果ちゃんだ!」 にこ「はーこの子、相変わらず寝相ひっどいわねー」 海未「全くお腹を出して寝ると風邪をひくとあれほどいつも……」 絵里「映像のクオリティには、三人共ツッコまないのね」 花陽「わぁ……映像がとってもリアルで、なんだかPVを見てるみたい……」 希「ほんまやね、あと冒頭のセリフ、なんだか意味深な感じだったかも」 絵里「そうね……分かれる方法、が今回のテーマなのかしら」 〈ほ、ほのかちゃぁーん……〉 〈早く起きなさいってば!!!〉バサッ 穂乃果〈んわあぁぁぁぁっ!?〉 ドッサーー 絵里「真姫、結構手荒くいくのね」 海未「穂乃果はこれぐらいしないと起きませんからね、流石は真姫です」 絵里「そうかしら、ちょっと寝付きが良いくらいだと思うけど……」 穂乃果〈うぅ……まさかゲームの中でまで学校に行かなきゃいけないなんて……〉トボトボ にこ「げっ、これ学校行かなきゃいけないのね……」 凛「ゲームの世界でまで勉強なんて、穂乃果ちゃんも可愛そうだねー」 真姫〈μ'sはさすがに存在しないみたいね〉 凛「アイドル研究部が無い学校かー」 凛「にこちゃん行かなくてよかったね」 にこ「……あんたってホント、歯に衣(きぬ)着せないというかなんというか」 凛「だって凛も嫌だよそんな学校、にこちゃんはなおさらだよね」 にこ「……」 にこ「……ごめん」ナデナデ 凛「?」 穂乃果〈あれ、またネコ?〉 希「この町は猫さんが多いみたいやね」 花陽「そうだね、……花陽この町に住んでたら毎日学校に遅刻しちゃいそう」 希「あ、わかるな〜、猫さんに相手してもらってて、気づいたら予鈴が!って毎日やね♪」 花陽「うん、きっとそんな感じだと思う♪」 クラスメイトA〈真姫ちゃんおはよー〉 真姫〈あ、ぅえっ、お、おはよ〉 〈彗星が……〉〈連続失踪事件が……〉 花陽「こ、これは……!?」 凛「真姫ちゃんが知らない人と挨拶してる……!?」 希「説明書によると、クラスメートのとかの知識はある程度真姫ちゃん達に初めから入ってるみたいやね」フムフム 希「加えてそれらとの関係性もある程度は補完されてるみたい」 花陽「えぇぇっと?」 希「つまりゲームに入ったときに、ある程度情報をインプットしてもらってるって感じやね」 凛「なんかSFチックだにゃー」 にこ「それにしても彗星とか失踪事件とか、なんか物騒ね」 絵里「失踪事件はともかく、彗星は良い事じゃないの?」 にこ「甘いわね〜、これゲームよ?最初の会話にヒントが含まれてるに決まってるんだから」 にこ「きっとこの彗星もなんかあるのよきっと」 絵里「そ、そうなのかしら……」 海未「そういう目線で推理をするのは、良くないと思うのですが……」 にこ「普通でしょ、これぐらい。」 にこ「メタ読みして解決する程度の謎ならゲームのシナリオとして失格よ失格」 海未「な、なるほど……」 海未「……でしたら、彗星と失踪事件は今後どう関係するのでしょうか?」 にこ「んー……」 絵里「別々の事件って可能性もあるけど……今はまだわからないでいいんじゃないかしら」 伊藤〈はぁい、解剖はね、芸術なんです。まず芸術とは本質を見抜くトコからはじまっているので――――〉 真姫〈はぁ……〉 にこ「なかなかキャラ濃いやつが出てきたわねー」 花陽「あはは、花陽は面白そうな先生だと思うけどなぁ……」 のぞりん「」ジトー にこ「なに?」ギロッ 真姫〈んん……?〉 海未「?真姫は何を見ているのでしょうか」 希「なにって……確かに何か見つけたみたいやね」 絵里「……あそこの人影、やけに大きいわね」 海未「……そうですね」 希「大きいかどうか、二人はここからでわかるの?」 絵里「えぇ、ほらあの人塀のてっぺんがちょうど胸の位置ぐらいでしょう?」 海未「古い町並みだからでしょうか、この町の塀は先ほど見た限りでは結構大きかったです。」 絵里「もう一度見てみる必要はあるけれどね」 希「……」ジー 海未「っ!?突然消えた……?」 絵里「あんまり見えなかったけど、もう一人いたわよね?」 海未「いました、しかもなにかもみ合いをしていた様に見えました。」 これは先ほどの失踪事件と関わりが―――― 希「うーーー……」ジーー えりうみ「希はどう思う(思いますか)?」ズイッ 希「え、えぇと……ごめん、ウチはそもそも人影がよく見えなかったんよ……」シュン にこ(あの真面目組が考察してるときは近づかない方がよさそうね……) 穂乃果〈さぁー、今日のお弁当はー〉 穂乃果〈ランチパック!〉グッ ことり〈と、ことりのお弁当になります♪〉 海未「穂乃果……」ハァ 絵里「ら、ランチパック3つにお弁当はやりすぎじゃないかしら……」 にこ「VR世界だからっていくら何でもあれ食べすぎでしょ」 花陽「ふぁぁぁ、ことりちゃんのお弁当、美味しそうです……っ!!!」 穂乃果〈おーい猫ちゃーん!〉 ことり〈降りてきてー!〉 海未「ことりが背伸びをしてやっと手が届くぐらい、ですか」 絵里「あの身長の人がいきなり見えなくなるなんて、やっぱりおかしいわよね」 海未「はい、少し妙ですが失踪事件と関わりがあるものと考えていいと思います」 穂乃果〈んっあー!美味しかったー!〉 穂乃果〈500円でお魚があんなに乗ってるなんて〉ムフフ ことり〈おかげでことりもお腹いっぱいなのです〉フフン 真姫〈なんでことりが自慢気なのよ〉クスッ 花陽「鰯の甘露煮、アジのお刺身、カンパチ丼……」 にこ「花陽……あの短時間でさっきの店のメニュー全部覚えたのね」 花陽「うっ、裏メニューはっ……トビウオのなめろう……っ!!!」 凛「さっすがかよちんだにゃ〜」 にこ「いやいや裏メニューまでわかるのはおかしいでしょ!?」ガビーン 穂乃果〈あの人って伊藤先生じゃない?〉 海未「竿を持っていますし、夜釣りですね」 凛「月、すっごく綺麗だねー」 海未「そうですね……ほぼ満月の夜に浜辺で釣り、なんだか、とても風流ですね」ニコ 希「こらこら海未ちゃん、せっかくの凛ちゃんの――」グイッー にこ「はいはい、使い古されたやつをしようとしてんじゃないわよ」ズルズル 希「あーん、にこっちのいけずー」 うみりん「?」 ことり〈学校から電話があってね、今日は学校お休みなんだって〉 真姫〈学校が急に休みになったんだから、何か気づいてもいいんじゃないの?〉 穂乃果〈失踪、誘拐事件……?〉 花陽「失踪、誘拐事件……!?」 海未「やはり関わって来るようですね……」 希「誘拐がついてるってことは、事態は進展したみたいだけど」 海未「見つかったのは血痕ですか……」 花陽「あの、事件なら警察に任せた方がいいんじゃ……」 海未「……そうですね、警察が動いてることにわざわざ首を突っ込むというのもおかしな話です。」 真姫〈私たちのやれることじゃない、完全に警察の仕事ね〉 穂乃果〈……〉 花陽「やっぱりそうだよね……」 希「今はまだ静観する時、と言う事かな?」 海未「はい、こちら動く理由が特に見当たらない以上……」 ドサッ ミギャァッ ことほのまき〈〉ビクッ 真姫〈ひっ!?〉 ことり〈なに、あれ……〉 穂乃果〈……っ〉 にこ「なっ……!?」 凛「に、にこちゃんあれなに!?」アワワ にこ「に、にこが知るわけないでしょ!」アワワ 穂乃果〈……〉スッ ことり〈穂乃果ちゃん!?だっダメ!〉ガッ 真姫〈あれに近づくのは危険すぎるわ〉ガッ 穂乃果〈大丈夫〉 海未「……いけません穂乃果」 絵里「これはいくら穂乃果の言葉でも、聞けないわね」 花陽「の、希ちゃんあの子の首に……」 希「首……?あ、首輪!」 うみえり「え?」 チリン 穂乃果〈……〉 ナー 絵里「穂乃果……」 希「穂乃果ちゃんはもしかして首輪に気付いてたのかな」 海未「……いえ、多分、本当に気持ちを汲み取れただけなんだと思います。」 海未「穂乃果は昔から、不思議とそういうのを感じ取れる人でしたから」 絵里「花陽も、よく気が付いたわね」 花陽「うん……あの子なんだか凄く悲しそうな、助けてほしそうな顔をしてた様な気がしたから……」 海未「助けてほしい……ですか」 真姫〈……それで、これからどうするの穂乃果、ことり〉 穂乃果〈私は、この謎を追いたいって思ってる〉 ことり〈ことりも〉 真姫〈……全く〉 にこ「……あんなことがあってよくそんなこと言えるわね」 海未「穂乃果の場合あったからこそ、のような気もしますが」フフ 凛「凛なら……怖いからちょっと嫌かな」 花陽「花陽も……でも……」 絵里「さっきの動物は、やっぱり少し気になるわね」 希「誘拐事件と二つの頭を持ってる猫、どっちの謎から追うのがいいんやろうね……」 真姫〈とりあえず、調べられた情報はこんな感じよ〉 ことり〈真姫ちゃん、この……目撃者もいないのに居なくなった人がわかってるって、どういうことなの?〉 真姫〈目撃者がいたってことを知られないため……かしら〉 絵里「さすが真姫ね、今日の新聞以外の情報もあるのはすごく助かるわ」 海未「目撃者を知られないため……もしかすると、犯人と目撃者は知人同士なのかもしれませんね」 凛「あれ?目撃者はいないんじゃないの?」 海未「犯人に目星がついていることを犯人自身に悟られないよう、わざと隠しているのかと」 絵里「いるけど隠している、ってことね」 凛「なるほどー、確かにそれなら失踪した人がわかってるのと辻褄が合うね」 海未「えぇ、あくまで推測ですが」 穂乃果〈とりあえず外に出て色んな人に話を聞いてみようよ!〉 ことり〈じゃあちょっとだけ準備してくるね〉 ことり〈……?〉 絵里「あれは……!」 希「……あの人、もしかしてエリチが見たって言う背の高い人……?」 にこ「まさかことり達を狙ってるとかないでしょうね!?完全にこっち見てたわよあれ!」 絵里「大丈夫……とは口が裂けても言わないわね」 希「ことりちゃんはあんまり気にして無い様だけど……」 咲〈あの、すみません!〉 穂乃果〈ほぇ?〉 咲〈この辺にこんな子がいませんでしたか?〉 凛「このタイミングでの探し人って、間違いなく事件に関係してるよー……」 にこ「しかもこの写真の子、結構背が高く見えるんだけど」 絵里「うーん、、、でもちょっとあの人影とは違うような気がするわね……」 ことり〈この町は古くからあるみたいなんだけど、言い伝えとか昔話はこれぐらいしかなくて……〉 真姫〈神隠し、とか鱗とか今の状況に一致する言葉があったから一応参考になるかと思ったの〉 穂乃果〈もしかしたら、その洞窟に神様を祀る祠があるのかな?〉 海未「土着話に現在の状況と似たようなものがあるとは……」ムムム 希「海際の洞窟に祠があるとしたら、今回の事件は本当に神様の仕業ってことになるのかもしれないね」 凛「神様相手ってなにをすればいいの?お線香?」 希「もしくは念仏、はたまたお経ってところやね」 海未「どれも全然違います!」 穂乃果〈海だー!〉 ことり〈わぁーい♪〉 真姫〈はぁ、私たち別に遊びに来たわけじゃないんだけど〉 〈ん、皆さん、もしかして海々丘の生徒たちですカー?〉 にこ「げっ」 にこまき〈「この声は……」〉 ほのことまき〈伊藤先生!!!〉 にこ「なんでここに……」 伊藤〈私はー、ここで釣りをしているのですよ〉 にこ「学校が休みなのに呑気なもんねー」 花陽「にこちゃん伊藤先生と完全におしゃべりしてるね」 希「そうやね、にこっちって結構テレビに話しかけるタイプなんやね」 絵里「ごめんなさい、私少しお手洗いに行ってくるわね」 希「止めとこうか?」 絵里「それじゃあお願い」クスッ 海未「入り江でもないのに、大きな獲物ですか……」 希「なんか含みのある言い方だった気がするね」 凛「含み?」 海未「えぇ、なにか別のことを示唆しているような――」 穂乃果〈すぇーのっ!〉 海未「え?」 君にー飛んでけ!スキスキ♡ぷわぷわ♪ スキスキ♡ぷわぷわ♪」 スキスキ!ぷわぷわしちゃおー! な‶―――――――――――――― 絵里「ごめんなさい、今穂乃果たちはどうなって―――」 海未「あ、皆さんあそこにこいごころがとんでますよー♪」アハハMP10→0 凛「スキスキ、プワプワ、スキスキ、プワプワ」MP9→0 希「まきちゃん」MP9→0 花陽「にこちゃん、しっかりして!」ユサユサ にこ「ぐうっ……はぁ、はぁ、全く恐ろしい歌ねこれほんっと……っ////」MP17→5 絵里「え、ナニコレ」 伊藤〈端的に言うなら殺すため、釣るのはもちろん出会うため、かな〉 真姫〈先生はこの場所で一体何を釣ろうとしてるんですか?〉 伊藤〈あんまり場所は関係ないヨー!んでんでで、私が釣ろうとしてるのは、深きものってやつさ〉 伊藤〈そ、水陸両性の種族で目がぎょろっとしてて背がすーごく大きいんだヨ〉 うみ「つったおさかなはちょうりしますからころすとはつまりそういうことですね!」 りん「噂のチョコレートはおいしいよ〜」 のぞみ「まきちゃん」 にこ「何よこの地獄絵図……」 花陽「みんな帰ってきて〜」アセアセ 絵里「水陸両性……背が高いってわざわざ言ってるし二足歩行とかもするのかしら」 にこ「なんであんたはこの状況で真面目に推理できるのよ……」 伊藤〈後で私の家に来なよ?ゆっくりお茶でもしながら話そう〉 にこ「この先生ほんとあっやしいわねー」 絵里「……深きものなんて調べても出てこないわ」スッスッ のぞみ「まきちゃん」 絵里「希も知らないの?……どうして先生は知ってるのかしら」 にこ「……あえてツッコまないでおくわ」 希「まきちゃん」 絵里「……虎穴に入らずんば虎子を得ず?」 絵里「そうね、事件に首つっこむんだから多少の無茶は必要かもね」 にこ「……」 ポン にこ「っ!?」ビクッ のぞみ「ダーリンベイベー」 にこ「……」 にこ「……」 にこ「は?」ピキッ 真姫〈日にち的には明後日ね、明日がちょうど十五夜、満月の日よ〉 にこ「あの逸話を真に受けるなら、明日までに何とかしないと町が津波で飲み込まれるのね」 花陽「明日まで……ってなんだか急だね」 にこ「そうね、さっきまではちょっと信憑性のある話程度だったってのに……」 穂乃果〈すみません、急に話しかけちゃって〉アハハ 穂乃果〈綺麗ですよね、水平線に沈む夕日って〉キラキラ ???〈……私は、あんまり好きじゃないです〉 花陽「あれ、この人ってあの写真の人!」 にこ「ちょ、ちょっと近づいて大丈夫なの!?ことりの部屋を覗いてたやつもこんなんだったでしょ!?」 絵里「……でも、ちょっと体格とか雰囲気とか違う気がするし、服装も変わってるわ」 にこ「あいまいな情報じゃ安心できないわよ……」 りん「りんりんとれいんがはしりだすにゃ〜」 うみ「こらりん!へやのなかではしっちゃだめですよ!」 のぞみ「これっきり、やんね」 にこ「んで、海未たち、なんか身長まで縮んでる気がするんだけど気のせい?」 花陽「わぁ♪小学生の頃の凛ちゃんだ!可愛い♪」 絵里「そうなの?ということはこれ小学生の頃の希と海未?ふふっ、ハラショー♪」 にこ「いやいやいやなんでそんな順応力高いのよあんた達!?」 えりぱな「え?」 にこ「え……あ、あれ……もしかしてこれ……にこが、おかしいの……?」 未来〈自分とのお別れだから〉 穂乃果〈え?〉 未来〈……うぅん、なんでもない、ただ暗いのが怖いだけよ〉 にこ「暗いのが怖いって、誰かさんみたいね」チラッ 絵里「……仕方ないじゃない、怖いんだもの」 花陽「……」 のぞみ「まきちゃん」 花陽「うぇっ、あ、うん、あの人もなんだかすごく悲しそうな顔をしてたから……」 にこ「あぁ、そうなの……花陽も……わかるのね(希の言葉が)」 花陽「あ……にこちゃんも、わかるんだね(あの人の悲しいって気持ちが)」 うみ「おなじことばをかわしているのにすれちがっているふたり、ひらめきました」カキカキ りん「唇からI love you(ネイティブ)」 穂乃果〈ことりちゃんどうしたの?〉 ことり〈うぅん、なんでも―― 〉 ことり〈きゃぁっ!?〉 うみりんぱな「ことり(ちゃん)!!!」 にこ「ぬわぁ!あんたらいきなり復活するんじゃないわよ!?」 希「まきちゃん」 絵里「え、あっ!見てにこ!あの腕鱗がついてるわ!」 ことり〈ふぇぇぇん穂乃果ちゃん、真姫ちゃん〉ダキッ 穂乃果〈よかった、ことりちゃん〉 真姫〈足は大丈夫?怪我してない?〉 海未「穂乃果、真姫……さすがです」ホッ 凛「すっごい反応早かったね」 海未「はい、突然のことに身動きが取れない人だっているのに、二人は凄いですね」 にこ「……あんた達、もう大丈夫なのね」 凛「にゃ?なんで凛たち?」 海未「大丈夫とは一体……?」 にこ「え……?」 記憶が無いの?ぷわぷわってそんなヤバいやつなの? 記憶が無かった部分は今、どう保管されて……? ―それ以上は考えたらあかんよにこっち― にこ「この声は、希!?あんた元に……!」 のぞみ「まきちゃん(それ以上考えたらあかんよにこっち)」 にこ「あ……」 違う、希は戻ってない。 ということは、私がおかしく…… にこMP5→4 というかさらっとこのss世界の現実の方にもクトゥルフ神話が実在しないことが明らかになったな 伊藤〈さて、じゃあ食べながらゆっくーり話そうかぁ〉 伊藤〈それじゃあ単刀直入に聞くけどー〉 伊藤〈君ぃたちは今回のことをどこまで知ってるのん???〉 にこ「んー……こいつのこと、本当に信じていいのかしら」 希「うーん……真姫ちゃんはすっごく訝しげだね」 絵里「そうみたいね」クスッ にこ「穂乃果とことりが気にしなさすぎなのよ」 希「あ、にこっちもウチの言葉がわかるようになってしまったんやね」 にこ「え、あぁ、まぁそうね」 伊藤〈……危険だけど君たちにも手伝ってもらうことにしよーかな〉 真姫〈な、なにそれ……〉 伊藤〈仕方ないよー、危ないからこういうことしてほしくなかったけどー、私も一緒の方が安全だしー〉 凛「先生は良い人みたいでよかった」 にこ「わかんないわよ、そういって監視するのが目的かもしれないわよ」 海未「そうでしょうか?」 にこ「あんたらってそういうとこ甘いわね〜」 凛「にこちゃんが人間不信なだけだと思うよ」 伊藤〈それじゃあ、あなた達の質問にまず答えるネ〉 伊藤〈気付いた人が注意喚起みたいな感じで残した文なんだろうネ〉 穂乃果〈もしかして先生は、これを止めようとしているんですか!?〉 凛「ほらーにこちゃんの疑い過ぎだよー」 にこ「うぐっ、で、でもこれも嘘かもしれないでしょ!」 海未「そんなことを言っていたら、何も信じることができませんよにこ」ハァ 伊藤〈二つ頭の猫、うーーーん、、、、、聞いたことないネェ、ほんとに〉 絵里「そっちとは関係してないみたいね」 希「あちゃー、ってことは未だ詳しい情報は無しやね」 ことり〈そういえば先生、あの服の汚れは一体……〉 伊藤〈ん?あー、これは下水のとこ調べてた時に汚れたのだな!〉 花陽「汚れ……あ、全然気が付かなかった」 海未「下水道ってことは臭いも付いているでしょうし、ことりは気づきやすいのかもしれませんね」 伊藤〈今日の献立はたこやき、お好み焼き、おにぎりだよーー!〉イエーイ ことり〈炭水化物ばっかり……〉アハハ…… 花陽「わぁ〜〜〜、どれもおいしいそうです……!!!///」パアア 海未「花陽は食べ物を前にすると、いつも幸せそうな表情をしますね」 にこ「好きなものは皿まで好きなのが、花陽のいいところよね」 海未「そうですね、花陽私にもおにぎりを一ついただけますか?」 花陽「もちろんです!はい♪」 大量のおにぎりの山 にこ「あ……あんた、その量のおにぎりいつの間に……」 花陽「え?」 海未「何を言っているんですかにこ、花陽は途中から、ずっとおにぎりを握っていたんですよ?」 にこ「は?」 花陽「これぐらいの量になるのは当たり前だよ」ニコ 希「大量のおにぎりに、気付いてしまったみたいやねにこっち」 にこ「いや、えー、これ気づか、えぇー……」 穂乃果〈そういえば、先生はなんでそんなに深きもの?について詳しいんですか?〉 伊藤〈……私の友人も深きものだったんだよ〉 ことまき〈えっ!?〉 絵里「……先生にそんな過去があったなんて」 海未「人間と深きもの、の交雑種ですか、人間での交雑種、は少し、頭が追い付きません……」 花陽「交雑種なのに、そのうち乗っ取られちゃうなんて……」 凛「意味は分かるし、考えるとなんか怖いな……」 にこ「にこは現在進行形で、今、この現実世界が理解できてないわよ……」 希「お疲れ様やね、でもウチは、にこっちが理解できてなくてよかったかな」 にこ「なんでよ?理解して、早めに慣れた方が色々楽でしょうが」 希「……にこっち、狂人を理解するのはそれもまた狂人なんよ」 にこ「はぁ?」 希「うちらに違和感を持たないって言うのは、にこっちもこちら側になったってこと」 希「だから違和感がある方がいいの、そうじゃないと」 希「ことりちゃん達が帰ってきたとしても、うちらはもう元に戻れないかもしれないから」 にこ「……どういうことよ?」 穂乃果〈どうやってネットにも、本にだってそう簡単には載ってない情報を〉 真姫〈乖離の呪文……?〉 ことり〈あっ!?酷い傷……〉 伊藤〈何としても止める、私は、あいつの友人として、それぐらいしか出来そうにないんだヨ〉 りんぱな「……」 海未「なんというか……言葉が出ません……」 絵里「……でも、先生は信頼できる人物だってことは、わかったわ」 絵里「先生に協力できること、それだけは唯一良かったことかもしれないわね」 海未「そうですね、先生は責任感の強い人のように見えますから」 海未「情報をあまり持っていなかったら、誤魔化され、協力体制をとれなかったかもしれません」 希「ぷわぷわや真っ姫症状は、きちんと治さないと、治らない」 希「本人たちはそのことを知らないから、誰かがきちんと説明しないとどうしようもないんよ」 にこ「……」 希「海未ちゃん凛ちゃんはショック療法で一時的に戻って来たけど、またすぐにぷわぷわしてしまう」 希「花陽ちゃんやえりちもいつまでもつかわからない、だから」 にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!なんで花陽や絵里までぷわぷわしてんのよ!?」 希「……これを見て」スッ 花陽MP13→1 絵里12→10→4 にこ「……っ!!!」 希「ぷわぷわは花陽ちゃんだって例外じゃなかった」 希「にこっちと同じ、耐えられただけやったんよ」 希「席を外していたえりちですら、半分は持っていかれてる」 にこ「どんだけなのよぷわぷわ……」 にこ「って絵里の-2は一体なんなのよ」 希「この映像、エリチの苦手なやつがよく流れるでしょ?」 にこ「は?嘘でしょ!?映像で暗いのもダメなの!?」 希「そうみたい」 伊藤〈私もついていこうか?〉 穂乃果〈お願いします〉 伊藤〈それじゃあそろそろ出発するけど、他の二人は何か欲しいものはない?〉 ことまき〈え、えーと〉 海未「竹刀、懐中電灯、救急箱、ですか」 凛「穂乃果ちゃんって剣道出来るの?」 海未「はい、昔から私と一緒によく稽古をしていましたが、とても筋が良いのです。」 凛「へぇー、すごいにゃー」 海未「凛も今度、いかがですか?」純粋なまなざし 凛「り、凛は、えと、遠慮しとくよ……」 海未「遠慮など!私と凛の仲じゃないですか」 凛「にゃ、にゃぁ〜……」ヒクヒク 絵里「松木咲って子はともかく、高山未来の方は少し怪しいわね」 花陽「花陽は松木さんも高山さんも、悪い人じゃないと思うけどな……」 花陽「松木さんは本当に高山さんを心配して探したし」 花陽「高山さんは、なんだかすごく辛そうな顔してて……」 花陽「……」 絵里「……」ナデナデ 花陽「えっ、絵里ちゃん?」 絵里「ほんと花陽は凄いわね」 花陽「え?」 絵里「私みたいに表面的な情報に惑わされず、穿った見方ができてる」ナデナデ 花陽「そ、そんなこと……ぴゃあ!」ツン 絵里「うふふ、花陽の頬っぺはくせになる感触ね」 花陽「も、もー絵里ちゃん!//」 希「ちなみに、えりちはぷわぷわ化、花陽ちゃんは真っ姫患者だよ」 にこ「違う意味でプワプワした世界が今繰り広げられてるわよあそこ」 希「あれは、えりちの素や」 にこ「……で、にこは結局どうすればいいのよ」 希「何事にも動じない事、穂乃果ちゃん達が帰ってくるまで正気でいること」 希「エリチは残り二回暗い場所に行ったらぷわぷわ化」 希「花陽ちゃんは真姫ちゃんが一度でも危険な目に遭ったら真っ姫化するから注意してな」 にこ「真っ姫患者は別にいいんじゃないの?」 希「うぅん、ウチは今抑制してるだけ、真姫ちゃんがなんかしたらウチもう我慢できないと思う」 にこ「なにそれすっごい怖いんですけど」 希「頑張ってにこっち、にこっちだけが頼りなんよ!」 にこ「しょ、しょーがないわねー」 にこ「ぷわぷわだろうが真っ姫患者だろうが、乗り越えて見せようじゃないの!」 うみ「さぁ、うみのみえるおうちにさんちょーあたっくです!」 りん「あるこーあるこーきょうもーげんきいっぱいにゃー♪」 のぞみ「まきちゃんはいつみてもかっこいいなぁ」マキマキ 花陽「うん、なんだかほれぼれしちゃうね……」にぎにぎ 絵里「にぎやかでとってもハラショーね!」グッ にこ「あ……無理かもしれないわね、これ」 にこMP4→3 今更ながら、おまけは・シナリオの小ネタ消化や、 ・プレイの振り返りなどが主な目的で書いていますが、 本編と毛色を変えるために・ギャグ調にする様意識してますので、 著しい・キャラ崩壊が起きていることが多々あります。すみません。 多分今日で書き終えられると思います。 そこまで酷いキャラ崩壊でもないし大丈夫にゃ! てか絵里ちゃんがよく推理とかで喋ってるのは痩せ我慢なのかな?黙ってると怖くなっちゃうから防衛反応? 咲〈今、お茶の用意をしますね!〉 ことり〈わぁ!ありがとう♪〉 りん「ことりちゃんを見てるとなんだか頭がぷわぷわするー……」プワプワ 絵里「その気持ち、なんとなくだけどわかるわ」クスッ 真姫〈ごめんなさい、これ以上のことはなにも〉 穂乃果〈……〉 咲〈そう……ですか〉シュン のぞみ「クールな真姫ちゃん、ほんとカッコいいなぁ」ホレボレ 花陽「真姫ちゃんを見てるだけで、ご飯三杯はいけちゃいます!」デデーン うみ「ほのかのキリっとしたひょーじょーがすてきです!」キャッキャッ 絵里「やっぱり真姫は松木さんを信用していないみたいね……」 にこ「そーね……」 絵里「?どうしたのにこ、元気がないみたいだけど」 にこ「意識してないとこの状況が普通に思えてくる自分に嫌気がさしてるだけよ……」 絵里「?」 穂乃果〈ことりちゃんの作ったクッキーがまた食べたくなってきたなぁ……〉 ことり〈じゃあ今度また作ってあげるね♪〉 穂乃果〈わぁーいやったー!〉 真姫〈……〉スッ 絵里「真姫が動いたわ……」 にこ「この家を探索するつもりみたいね」 にこ「何かに反応したようにも見えたけど……」 真姫〈この下……ヴェッ〉 真姫〈ネ……ネズミ?〉 真姫〈あの時の猫と同じ……〉 うみ「はなよ、ねずみさんです!はなよのおにぎりをたべられてしまいますよ!」 花陽「おにぎりはたくさんあるから大丈夫だよ♪」 りん「りんも一つたべたいにゃ〜」 のぞみ「うちもうちも〜」 にこ「頭が二つある動物が猫だけじゃないとはね」 絵里「動物の種類が違うってことは……生物実験をしてるのかもしれないわね」 にこ「ネズミは実験にも使うとか聞くし、逃げて繁殖したとか大方そう言うのでしょ」 絵里「寝室に放し飼いで繁殖はさせないだろうし、そうなるわね」 穂乃果〈真姫ちゃん、もしかして……〉 真姫〈この家、もっと探索しましょ〉 穂乃果〈わかった。でも、あんまり危険なこととか、失礼なことはしちゃだめだよ?〉 真姫〈わかってるわよ〉 にこ「人ん家を勝手に物色する時点で既に失礼だと思うんだけど」 花陽「それはですねっ!」ドドン にこ「!?」 花陽「この家がなんだか悪そうな雰囲気があるのがいけないんです」ババーン にこ「……悪そうなイメージを払拭(ふっしょく)させるために、穂乃果たちは物色(ぶっしょく)するってこと?」 花陽「流石にこちゃんです!真姫ちゃんの次に、うぅん、一歩後ろ、うー、隣?ぐらい素敵です!」キラキラ にこ「……花陽、元気ね」ハハッ 真姫〈微かにレモンの香り……これ、レモングラスね〉 伊藤〈雌雄をしっかり購入してイルしー、ケージも買ってるみたいだけど……〉 真姫〈ネズミはケージの中には入っていませんでした〉 のぞみ「レモングラスはなっとーのにおいだってとれるんよ」 うみ「それではへやのにおいをけす、しょーしゅーのためにおおくうえているのですね!」 絵里「つまり実験で出た臭いを消すために植えてるのね」 絵里「ケージも買ってるし、実験をしているのは間違いなさそうだけど」 絵里「……一体この家のどこでやってるのかしら」 ことり〈んーっとー……あ、ボディソープの裏に……〉 ことり〈……〉カリカリッ 穂乃果〈あ、このタオル……〉 絵里「なにかに引っ掻けたような感じの傷ね……」 絵里「考えすぎかもしれないけど、ボディタオルのシミは実験で付いた血を洗い流したのかしら?」 りん「おつかれさまですえりちゃん、おのみものをいれますにゃ」 絵里「凛?ごめんなさいありが」プワーン 絵里「え?何この臭い」 りん「きょうのおちゃはとんこつすーぷですにゃ」ニコ 絵里「は、ハラショー……」 ことり〈このにおいなんだろう……きゃぁぁっ!?〉 伊藤〈道具もあるし、これを使って実験してたんだネェー〉 絵里「……やっぱり実験してたのね」 にこ「これで黒確定ね」 花陽「うぅ、真姫ちゃん達、大丈夫かな……」 真姫〈玄関だけはこの紫の花なのね……ん?〉 真姫〈なにこれ……〉 花陽「地下室……!」 にこ「なるほど、ここで実験をしてたってわけね」 穂乃果〈どうする……?〉 穂乃果〈ことりちゃん達はまだ探索してるみたいだし……〉 真姫〈行きましょ、時間もない〉 穂乃果〈うん……わかった〉 花陽「二人でいっちゃうの!?」 うみ「ふたりだけではあぶないですよほのか!」 絵里「そ、そうよ、暗いのに危険すぎるわよ、暗いのに!!!」 希「でも、皆で行って、もし松木さんに台の位置を戻されたりした方が危ないと思うよ?」 にこ「そうね、それにあの子が早めに帰ってきた時引き付けてもらえるし」 にこ「ことりたちを残していくのは正解かもね」 りん「おこうちゃですにゃー」ダバダバ のぞみ「わぁーい、おうどんさんのおしるー!」 花陽「あはは……」 にこ「あんた達ほんっと忙しないわね……」 穂乃果〈机に、なにかあるよ〉 真姫〈ノート?……結合生物、乖離の呪文……!?〉 真姫〈抜け殻……?どういうこと?〉 穂乃果〈深きものがこれを書いてた、つまり未来ちゃんがこれを書いてたの……?〉 絵り「この家での深きもの、つまりあのノートを書いたのは高山さんなのね」 にこ「今穂乃果が言ってたわよそれ」 え里「あれ?さっき机の上にノートが無かったかしら?」 にこ「それ今穂乃果たちが読んでるやつよ」 絵里チカ「暗くてよく見えないから、とりあえず出ましょ、ね、部屋出て読みましょ?」 にこ「部屋出て、ノート見てる所あの子に見られたらもっとヤバいでしょうが」 咲〈そのお花綺麗ですよね!家の花はいつも未来ちゃんが選んでくれてるんですよ!〉 にこ「あのノートとこの子は関係ないのかしら」 花陽「無いと、思いたいけど……ちょっとわからないね」 にこ「そうよねー、高山って子が書いてても、この子が協力してないとは限らないし」 花陽「でも、松木さんはなんだか、本当に実験とか、何も知らないような……」 にこ「うーん、カマかけも通用しないみたいだし、もう直接本人に聞いた方が早いかもしれないわね」 絵里「あ、やっと地下から出たのね、よかっ」 真姫〈待って!あの部屋は絶対何かあるの〉 絵里「え?」 ことり〈それなら……二人がリビングに行って、もう二人が探索するって言うのはどうかな……?〉 絵里「こ、ことりまで、ちょ、ちょっと待」 伊藤〈アリダネ!じゃあ私はリビングに行こうカナカナ?〉 真姫〈じゃあ行きましょ、穂乃果〉 絵里「ま、また地下……」ガビーン 穂乃果〈この像なんだか、見てるだけで嫌な気分になるよ……〉 真姫〈そうね……〉 真姫〈あ……〉 ポロッ 穂乃果〈真姫ちゃん、大丈夫!?〉 真姫〈はっ、はぁっ……〉 にこ「ちょ、ちょっと真姫、どうしちゃっ」 のぞみ「にこっち!まきちゃんがまきちゃんがーーーー!!!」ユサユサユサ にこ「ちょ、ちょ、だぁぁー!揺らさないでよ!!!」 のぞみ「まきちゃんをたすけてあげてよぉぉぉぉおぉぉ!!!」ユサユサユサ にこ「こっちで何したって助けるのは無理に決まってんでしょうがぁぁぁぁl!!」 花陽「大丈夫です。」 にこ「花陽!?」 花陽「真姫ちゃん、今行くね?」 花陽「受け取ってください、花陽の、花陽の」 花陽「愛がこもったおにぎりです!!!」ダッ MP1→0 にこ「だぁあぁぁぁぁぁーーーー!!!」 ガシッ 花陽「にこちゃん!?放して!花陽は、真姫ちゃんにこのおにぎりを届けないといけないの!!!」 にこ「はなよぉ〜、どう頑張ってもテレビの中には入れないのよぉ〜〜〜」 うみ「おにぎりをがめんにおしつけようとせず、かたからはいろうとするあたり」 うみ「たべものにたいするけいいがかんじられます、さすがはなよですね」 にこ「そーねーーー!テレビは割れちゃうけどね!?」 うみ「ほのかのてれびがこわれるのはだめです!がんばってください、にこ」グッ にこ「そういうならあんたも少しはにこを手伝いなさいよぉ!!!!!」 花陽「いくらにこちゃんでも……ここは押し通りますっ……!!!」 にこ「ぎゃああぁぁー!?ち、力づくは反則でしょぉ!?」 うみ「にこはみゅーずのなかでも、うでっぷしさいじゃくですからね」ウンウン にこ「どぅぁからわかってんなら手伝えっつってんのよぉお!!!!?!??!」 花陽「真姫ちゃん、待ってて、今行くから……っ!!!」グググッ にこ「うぐぐっ、こうなったらっ!!!」 モグゥッ 花陽「ああぁあ!?花陽特製のおにぎりがっ!!!」 にこ「ふふ、食べてしまえばこっちのも……のよ……」 花陽「よいしょっと」山から補充 にこ「」サーッ うみ「ざっと50はこえてますね」フム にこ「は、はは……じょ……上等よ……」 にこ「やってやろうじゃないの……」 にこ「やってやろうじゃないのよおおおおおおおおおぉおぉぉぉ!!!」 ぴゃあっ! てぃっ! とぉっ! はぁっ! ぱなぁ! ぬぅいっこぬぃぃぃぃぃーーー!!! ――――――――― 花陽「うぅ……」ドサッ 花陽「ま、負けちゃいました……」グスグス にこ「は、はは、か、かったの……ね……」フラフラ にこ「は、ははははは!」 にこ「あは、うぷっ」 にこ「」チーン うみ「だいじょうぶですかにこー?」ツンツン にこHP7→4 MP3→2 真姫〈手、握っててもらえる?〉 穂乃果〈うん〉 真姫〈ありがと穂乃果、穂乃果?〉ギュッ 穂乃果〈えへへ、実は穂乃果もちょっと怖くなってきちゃってたりして〉 真姫〈……もう〉クスッ 真姫〈あの……穂乃果、私この小像には本当に力があると思う〉 真姫〈でも、それはすごく良くない感じのものなの〉 真姫〈なんて言えばいいのか、わからないケド……〉 穂乃果〈大丈夫、私は真姫ちゃんを信じるよ〉 真姫〈穂乃果……!〉 のぞみ「よかった、まきちゃんげんきそう!」 うみ「さっすがほのかですね!」 にこ「穂乃果……?」ググッ にこ「あぁ、なるほど、真姫に気を利かせたのね流石穂乃果だわ」 うみ「ですね、こういうときのほのかは、ひとのこころのきびをびんかんにかんじとることができますから」 にこ「そうね、にこも困ってる時、時々穂乃果には助けられてるわ」 うみ「ほんっとほのかわいいですねぇ」 にこ「ふふっなにそれ、でも、確かに穂乃果はすっごくほのかわ……っ!??!?!!?!?」バッ にこ「私……今何を言おうとして……!?!?」 にこ「プワプワ化が進んでるってこと!?でも、凛はこんな感じじゃ……」 にこ「考える前に落ち着くのよ矢澤にこ、しんこきゅーしんこきゅー……」 にこ「はい、にーこー、にーこー……」 伊藤〈泣かせてくれる……〉ジーン ことり〈ことり、感動しちゃった〉エグエグ りん「ことりちゃんがないちゃってるにゃぁ……」 えり「凛、こういう時はお茶よ!」 りん「そっか、りんたちのおちゃでげんきにしてあげればいいんだね!」 えり「そうと分かればすぐ出発よ!」ボルシチ りん「はいにゃ!」とんこつらーめん えりりん「せーのっ!」スッ にこ「ぬぅぅぃぃぃぃいいぃぃぃ!!!」ガツガツズルズルゴクゴク えり「あー、私のボルシチがーーー!?」 りん「りんのラーメンがーーー!?」 にこ「あっつうううぅつぁぁぁあぁぁぁl?!!???!?!」ドッサーーーー りん「にこちゃんなにするのー!?せっかくことりちゃんにげんきだしてもらおうってりんたちが――」 えり「あ、ことりよく見たら元気そうね」 りん「そうなの?じゃあいいやー」アハハー にこ(大やけど)「にっ、にっこ、、、にっこ、、、に……」 にこ(大やけど)「おがふっ」ガクッ うみ「にこばっかりたべてずるいです」ツンツン HP4→1 MP2→1 伊藤〈さぁ、そろそろいこーかぁ〉 穂乃果〈……はい〉 ことり〈……〉 真姫〈……〉ゴクッ ※狂人しかいないので普通表記 海未「洞窟に向かうのですね……」 花陽「うぅ、なんだか花陽まで緊張してきちゃうな……」 凛「かーよちん、凛とくっつこー」ギュッ 花陽「ぴゃっ」 凛「えへへ」ニコ 花陽「凛ちゃん……えへへ」ニコ 絵里「あれ、にこはどうしたの?」 希「……今は寝かせてあげて」 絵里「え???」 グニッ ことり〈きゃあぁっ!?〉 真姫〈まずい……〉 穂乃果〈咲ちゃん、下がってて!〉 真姫〈ことり大丈夫!?〉 ことり〈う、うんごめんね、足元に何かが……っ!?〉 咲〈き、きゃあぁぁあぁ!!〉 海未「こ、これは……」 花陽「人の……手足だよね……」 凛「か、かよちん……」フルフルッ 希「もしかして生贄になった人たちの残骸……?」ギュッ 希「エリチ?」 絵里「のぞみぃ〜」ウルウル 希「え‶っ?なに、あっ、暗闇!!!」 伊藤〈これは生贄か、全く食べるならしっかりと……〉 ことり〈先生……?〉 穂乃果〈!〉 真姫〈あ……っ!!!〉 凛「な、なにあれ……?」 希「あれが、深きもの……」 海未「魚人……のようですね」 咲〈未来……ちゃん?〉 穂乃果〈え!?……あっあれ!〉 花陽「未来ちゃんって……ことは」 希「やっぱりあの子ももう……」 伊藤〈危ない!〉 真姫〈えっ?〉 ドン ガッ ドサッ 真姫〈いたたっ……何?何が起きて……〉 真姫〈え……先生?〉 りんぱな「真姫ちゃん!!!」 海未「あっ!……先生」 ことり〈なに……これ……〉 希「え、映画で見るようなやつだよ、こんなの……」 海未「穂乃果、ことり、真姫、早く逃げてくださいっ!!!」 伊藤〈ふふ、あれが出てきた……ってコトは、もう儀式の成功が近い……〉ハァ……ハァ…… 伊藤〈あれは落とし子のほんの一部に過ぎなーい……ここで止めなければ、もう間に合わない〉 穂乃果〈先生、座っててください〉スッ 絵里「穂乃果……」 海未「どうしてあなたはいつも……」 真姫〈……穂乃果が逃げないんなら、私も逃げないわ〉 穂乃果〈ありがとう〉ニコ 希「真姫ちゃんまで……」 凛「おかしいよ、真姫ちゃん達じゃあんなのに勝てっこないのに……」 ことり〈こ、ことりも、ことりもーー、えーーい!〉 ザシュッ ことうみまきりんぱなのぞえり〈「あ……」〉 穂乃果〈……!来るよ!!!〉 絵里「ちょ、ちょっとほんとにやるの!?」 海未「こ、攻撃した以上やるしかないのでは!?」 花陽「居、今からでも逃げられないの!?」 希「逃げても無駄みたいだし、戦うしかないみたいやね……」 凛「ことりちゃんなにやってるのーー!?」 絵里「……あれ?真姫のポケットが光ってる……?」 穂乃果〈先手必勝!たっぁぁぁあぁぁああぁ!!!〉 スカッ 穂乃果〈おっととと……〉 花陽「あぁ、外れちゃった……」 凛「穂乃果ちゃん叫びながら行ったらバレバレにゃー」 海未「一応機先を制すために声を出すのですが……相手の予備動作とうまく合いませんでしたね」 穂乃果〈右からの払いなら、くぅっ……流せた!〉ガガッ ググッ……ツッ 穂乃果〈力つよっ……はぁあ!!〉ブンッ 絵里「穂乃果!手から血が……」 希「あれだけの質量、体格差のある攻撃を受け流すなんて……穂乃果ちゃん凄すぎる」 海未「ですが、このままではじり貧です……なんとか打開策見つけなくては穂乃果たちは……」 ガンガン 真姫〈ぐっ……硬い……〉 凛「真姫ちゃん何やってるのーーー!?」 希「あれは、地下で手に入れた小像……?」 真姫〈ことり、この像を壊して!〉 ことり〈え、えっ……〉 ことり〈えーーーい!〉 パリーーン 海未「なにを……っ!!!」 花陽「触肢が……消えていってる……?」 希「あの像を壊したのがよかったってこと?」 絵里「そうみたい……この状況でそれを思いつくなんて」 凛「さ、さすが真姫ちゃんだにゃー……」 ことり〈あ、でもまだ動いてる……〉 穂乃果〈でも動きは鈍くなってるよ!〉 穂乃果〈やぁぁぁぁあああぁ!!!〉ドスッ 穂乃果〈この程度の動きなら、いけるっ!〉サッ 花陽「穂乃果ちゃん……かっこいい……」 絵里「暗くて足場だって不安定なところなのに、あんな俊敏に動けるなんて……」 凛「す、すごいにゃー……」 真姫〈ん……やぁっ!〉シュッ ドスッ ことり〈先生、大丈夫ですか!〉 伊藤〈あ、ありがとー……〉 伊藤〈……呪文を行うなら、深きものは生かしておいた方がいい〉 ことり〈えっ……?〉 伊藤〈交雑種の深きものの命は、同時にその人間の命でもある。〉 伊藤〈頭髪が残っているということは助けることは可能ダ〉 伊藤〈なら、助けるために殺しちゃいけない、生け捕りか、無理やりにでも呪文を成功させるんだ〉 ことり〈でも、私たちだけでどうしたら……〉 伊藤〈大丈夫、呪文ぐらいなら手伝える〜サ〉フフッ 凛「つ、つまり触肢を倒して、深い方を捕まえればいいの?」 絵里「捕まえるって言っても、あんなのどうすればいいのよ……」 希「知恵もちゃんとあるみたいやし、捕まえようとすると逃げるかもしれんよね……」 海未「もし逃げられ儀式を成功されれば、あの触肢とは比べ物にならないものが出てくるのですよね……」 花陽「穂乃果ちゃん達、どうするんだろう……」 穂乃果〈たぁっ!〉スッ グラッ 穂乃果〈わわっ、あ、危なかった……〉 穂乃果〈見切った!はっ!〉バシッ 真姫〈やぁっ、あっ、やっちゃった……〉スカッ 海未「足元が不安定なのがやはり厳しいですね……」 希「その上暗闇やからね、いくつか懐中電灯を置いているとはいえこれは……」 ことり〈うぅ、え、えーい!!〉ボコッ 凛「あっ」 花陽「触肢が塵になっていく……」 穂乃果〈やった!〉 真姫〈た、倒せたの!?〉 絵里「すごいわことり!」 希「腰の入った見事な突きだったよことりちゃん!」 伊藤〈……呪文をやるなら、今だネ〉 穂乃果〈乖離の呪文……でもどっちを使えば〉 伊藤〈小像が無くなった以上、私のでやるしかない〉 海未「この状態で呪文を……やるしかないようですね」 絵里「像を使う方はなんだか真姫が嫌そうにしていたし、先生の呪文があってよかったわね」 花陽「そうだね、像が壊しちゃったからあの呪文はもう使えなくなっちゃったし……」 凛「あのノートを見てても、あんまりいい感じじゃ無かったよね」 希「そうやね、あの小像が触肢と関係しているなら」 希「自らを崇拝する存在を切り分ける呪文なんて作ってるわけない」 コカカカカカ 伊藤〈考えてる暇はない、早く!〉 穂乃果〈それじゃあ、ことりちゃんお願い〉 ことり〈う、うん〉 真姫〈……あれが未来ちゃんだって、ほんとに言い切れるのかしら〉 穂乃果〈できるよ〉 真姫〈穂乃果〉 穂乃果〈わかるよ、自分にとって大切な人は、見ただけでわかるんだよ〉ニコ 真姫〈……そういうことね〉 伊藤〈それじゃーいきますヨ……!〉 パアァァ グギャアアァァァ!!! 絵里「始まった!」 凛「わわわっ、なんか虹色の光が出て」 花陽「深きもののなにかが、剥がれていってる……」 海未「呪文に効果があるのは明らかですが果たして……」 希「……どういう効果かは、まだわからないね」 穂乃果〈真姫ちゃん、来るよ!〉 真姫〈っ!〉 花陽「あぁっ、穂乃果ちゃんの方に!」 海未「穂乃果……っ」 穂乃果〈衝撃を逸らせば大丈夫……こっちっ!〉スッ ササッ 穂乃果〈動きがさっきと違っ……〉 ズシャッ 穂乃果〈がはっ……!?〉 うみまきりんぱなのぞえり〈「穂乃果(ちゃん)!!!」 〉 ことり〈穂乃果ちゃん……?〉 穂乃果〈……っ!だめっ!!〉ブンッ 穂乃果〈ぅ……ことりちゃん、穂乃果は大丈夫だよ〉 穂乃果〈だから、安心して続けて〉ニコッ ことり〈ほ、ほのかちゃ……うぅっ……〉グスッ 絵里「穂乃果……」 花陽「ち、血がどんどん服の上からでもわかるようになってます……」グスッ 凛「ほ、穂乃果ちゃん……」グスッ 希「自分が傷ついても、目的を全く見失わないね穂乃果ちゃんは」 海未「はい、穂乃果はとても冷静ですね……ことりを気遣うのも大切ですがあなただって……」ウルッ 穂乃果〈たあっぁぁ!〉ダッ 絵里「えっ!?」 花陽「穂乃果ちゃん?!」 穂乃果〈うぎぎー、絶対逃がさないよ!〉 海未「どうしてそんな無茶をするのです……穂乃果!」 希「すごい、あの体格差で振り払われずに羽交い絞めにしてる……」 真姫〈穂乃果!っ、今しかない!〉ダッ 絵里「真姫、お願いっ!」 ズルッ 真姫〈え?あっ、しまっ〉 ドシャッ 真姫〈きゃぁっ、うぅ……〉 花陽「真姫ちゃん!!!」 凛「い、痛そうなこけかたしたよね今……」フルッ 希「濡れた岩場に暗闇、色んなものも落ちてる……走るだけでも相当危険やね……」 グオアオオオア 穂乃果〈うわわっ!?〉 凛「あっ、穂乃果ちゃんが!」 海未「……振りほどかれてしまいましたね」 真姫〈穂乃果!……ごめんなさい、私がこけちゃったばっかりに〉 穂乃果〈大丈夫だよ、それより、また、っ!〉ダッ 真姫〈え、あっ〉 希「あっ、ことりちゃんの方に……!!!」 穂乃果〈させないよっ!〉ザッ 絵里「穂乃果!」 ザシュッ 穂乃果〈くっ……〉 ゴリッ 穂乃果〈ぅ……やぁぁあ!〉 ことり〈穂乃果ちゃぁぁん……〉 エグエグ 穂乃果〈大丈夫、ことりちゃんは絶対に穂乃果が守るから〉ハァ……ハァ…… 花陽「穂乃果ちゃんの……頬、抉れて……っ」ウルッ 絵里「お願い穂乃果、頑張って……」ウルッ 穂乃果〈このっ!また羽交い絞めにしてや〉 バシッ 穂乃果〈いたっ!〉 ドテッ 真姫〈ほ、穂乃果……〉 穂乃果〈だ、大丈夫!大丈夫!〉 凛「ダメだよ穂乃果ちゃん……それ以上はもう、もう……」ウルウル 希「穂乃果ちゃんふらついてるよ……あかんよ」ウルウル 海未「穂乃果……っ!!!」 真姫〈穂乃果、大丈夫!?〉 穂乃果〈真姫ちゃん!?咲ちゃんを守らないと……〉 真姫〈そんなこと言って、穂乃果自身が倒れたらどうするのよ!!!〉 穂乃果〈ほ、穂乃果は大丈……〉 真姫〈お願い……お願いだから無理はしないで……〉ウルッ 穂乃果〈ご、ごめん……〉シュン 海未「どうか穂乃果を、ことりを、真姫を、みんなを守ってください……」ギュウ 花陽「呪文は、まだだめなの?」 希「もう少しのはずなんだけど……」 穂乃果〈はっ!ことりちゃん……っ!〉ダッ 真姫〈あっ、穂乃果!!!〉 グガガガガ 穂乃果〈間に合った……〉ザッ グギャアアアアアァ バッ 穂乃果〈来るっ……っ!!!〉サッ 凛「穂乃果ちゃん、ダメーーー!!!」 真姫〈二度も同じ手は通じないわよっ!!!〉ガッ 穂乃果〈真姫ちゃん!?あ、隙ありっ!〉ドスッ グアアッ バシッ 穂乃果〈おっととと……はぁ……ありがとう真姫ちゃん……〉ハァ……ハァ…… 真姫〈穂乃果にばっかりいいカッコはさせないわ〉フンス 海未「真姫!!!」 花陽「よかった、本当によかったよぉ……」グスグス 絵里「見て!!!」 グアアアア パリンッ!!! 穂乃果〈か、欠片が割れちゃった……ど、どどーーし〉 真姫〈穂乃果!ことりも、見て!〉 ことり〈えっ?〉パチッ 穂乃果〈深きものと……人……だよね〉 真姫〈これって……〉 ことり〈もしかして……!〉 穂乃果〈呪文が……成功したんだよ!〉 真姫〈や〉 ことり〈や……〉 穂乃果〈うーーー、やった〉 ことほのまき〈やったーーー!ばんざぁーーい!!!〉 絵里「よかった、本当に……本当によかった」ウルッ 海未「花陽、泣きすぎですよ」ウルッ 花陽「えへへ、さっきまでの涙とうれしい時の涙が一緒に来ちゃってて」グスグス 凛「やった、やったにゃーーー!!」ダキッ 希「いぇーい!」パシッ 海未「これで、ゲームはクリアと言う事でしょうか?」 絵里「そうね、それじゃあ穂乃果たちもそろそろ帰ってくるのかしら」 花陽「じゃあ花陽は帰ってくる穂乃果ちゃん達のために、おにぎりをにぎります!」 凛「じゃあ凛はカップ麺作るよー!」 希「ウチはカードで占っとくやん?」 絵里「もぉ、あんまり作りすぎちゃだめよー」 海未「そういえばにこはどこに……」 絵里「あ、あそこ、そういえばいつの間に寝ちゃったのかしら……?」 海未「全く、私たちがどんな気持ちで穂乃果たちを見ていたかも知らずに……」 絵里「まぁまぁ、にこも疲れてたんでしょ、ほらにーこ、起きて」 にこ起きてください、にーこ起きなさーい にこ「う……うぅん……」 「ふふっ、ようやく起きたみたいね」 にこ「あれ、私なんで寝て……」 はなよ「真姫ちゃんのためにおにぎりを作りました!その名も一升おにぎり!!!」 はなよ「具材は王道のさけうめこんぶから、たこやき、真姫ちゃんの大好物のトマトたっぷりなどの珍味までたっぷりと……」ツラツラツラ のぞみ「んー、これからのうちらのうんせいは……これ!」 タロットカード「まきちゃん」 のぞみ「んー、やっぱりこれからもうんせいはずっと」 のぞみ「まきちゃんでけっていやね♡」 タロットカード全て「まきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃんまきちゃん」 りん「えりちゃん、おちゃのよういができたよ!こんかいはとんこつ、しょうゆ、しおをぜんぶよういしたよ♪」 えり「凛ちゃんありがと〜♪ボルシチもある?」 りん「うんっ、もちろん!おかしにちゃーしゅーもやいてきたよ!」 えり「わぁ、チャーシュー!えり、チャーシュー大好きなんだぁ♪」 にこ「は……ははは……は……」 狂って見える、よかった、まだ、正常、 正常よ、私正常、せい…… 海未「にこ、大丈夫ですか?」 にこ「へ?あ、あれ海未あんた……」 海未「ふふっ、もうにこ、ほのまげが出来ていませんよ?」 にこ「え、あ、ごめん」 海未「そろそろ穂乃果が帰ってくるんですから、ちゃんと結っておかないとアピールできませんよ?」 にこ「そうね、ありがとう」 海未「いえいえ、気にしないでください。なんといったって私たちは」 海未「同じホノキチ同士……仲間じゃないですか」ニコォ にこちゃ……にこちゃん…… ことまき「にこちゃん!」 にこ「ぁ……あれ、真姫、ことりも……」 のぞぱな「まきちゃん」 真姫「ちょちょ、なんなのよもーー!」 えりりん「ぷわぷわ〜、ふわふわ〜」 うみ「あぁぁ〜〜〜、穂乃果は寝顔も可愛いです〜〜〜♡」 ことり「あはは……に、にこちゃんは何ともないの?」 にこ「……ことりは私の言葉がわかるの?あ、いや私があんたの言葉わかるから大丈夫ね」 ことり「え?」 にこ「穂乃果は……?」 ことり「穂乃果ちゃんはまだ、目覚めてなくて……」 にこ「そ……」 ダメだ、眠い……手短に済まさないと…… にこ「……絵里と凛はぷわぷわ化してるわ、真姫ちゃんにソルゲでも歌ってもらってしゃっきりさせたげなさい」 ことり「え?」 にこ「希と花陽は真っ姫患者……穂乃果が起きたら治療させてあげて。あの元気な可愛さに充てられてきっと治るわ」 ことり「にこちゃん何言ってるの……」 にこ「海未は」 海未『同じホノキチ同士―――』 にこ「ホノキチ」 ことり「へ?」 にこ「海未にはことりが話しかけてあげて、そしたらきっと、心の調和が取れて元に戻る……」 にこ「あ、そうだ、ホノキチは、にこも……」 ことり「にこちゃん?に、にこちゃん!?」 にこちゃん、にこちゃーん! ことりの声が遠くなっていく。 ごめんね、今は、とっても眠いの ことりの声が沈む私を引き留めてくれているような気がする けど、今は寝かせて?にこなんだかね?なんだかとっても…… にこ(吐きそうなぐらいお腹が痛いにごぉおぉぉぉぉぉ……) って感じだから 海未「ま、全く、ぷわぷわーおのおかげで本当にひどい目に遭いました」 にこ「酷い目に遭ったのは全部にこよ!!!」 ことり「あはは、なんだかごめんね?」 にこ「……あんたたちの方が大変だったんだから謝ることなんてないでしょ」 ことり「それは……そうだけど……」 にこ「……お茶会、楽しみしてるから」 ことり「!!……うんっ!」 海未「ことり、本当に無事でよかった」 海未「お疲れ様です、頑張りましたね」ニコ ことり「海未ちゃん……」ウルウル ことり「うぇへーん、怖かったよぉ」グスグス 真姫「全く、やったことないゲームなんてやるものじゃないわね」クルクル 絵里「でも、今回本当に真姫が言ってくれててよかったわ」 絵里「真姫が二人の分まで色々考えてくれたおかげで、大事にならないで済んだ」 絵里「お疲れ様、ありがとう真姫」ニコ 真姫「……//」クルクル 凛「あー、真姫ちゃん照れてるー」 真姫「なっ、なに言ってるのよ!」 凛「頬っぺたまっかっかだょだだだだっ」グイー 真姫「凛のほっぺも真っ赤にしてあげるんだからー!」 凛「いひゃいいひゃい二回目はひどいにゃーー!?」 絵里「うふふっ、それだけ元気があるなら大丈夫ね」クスッ 花陽「穂乃果ちゃん、本当に大丈夫?」サスサス 穂乃果「大丈夫大丈夫!ほら!」グッ 希「脇腹のとことかすごい痛そうやったよ?」サスサス 穂乃果「あー、あれは確かに痛かったなぁ……」 花陽「や、やっぱり痛覚はちゃんとあったんだ……」サスサス 穂乃果「うん、でも味覚もちゃんとあったよ!海辺のお刺身が安いのに美味しくてーんひぃっ!?」ビクッ 希「穂乃果ちゃん、油断大敵よ〜?」ワシワシ 穂乃果「の、希ちゃんやめてよ〜!んひっ!?」ワシッ 花陽「本当にカロリーが関係ないか、確認します!」ワシワシ 穂乃果「花陽ちゃん、横腹はひゃっ、やっ、ちょっ!?」 穂乃果「だ、だ……」 穂乃果「ダレカタスケテーーーー!?」 花陽「真姫ちゃん、そこには隠し味でトマトが入ってて」 真姫「あ、ほんと(隠れてないケド)、もぐもぐ、あ、美味しい……ありがと花陽」ニコ 希「グルメやバイキングに〇ついてるけど、このゲームだと食べられるのうちらの方じゃない?」 にこ「バカなこと言わないでよ、こんなゲームばっかりなわけないでしょ」カキカキ 海未「あ、あのこの登山の所にもマルを……」 凛「にこちゃん!それはダメ!ぜったいだめ!!」 ことり「月夜の二人……絵里ちゃんとー相手役は誰がいいかな〜♪」 絵里「ことり、私多分そこ見た記憶ないんだけど、松木さんと高山さんに何があったの?なんか怖いんだけど!?」 穂乃果「……大変だったな」 ことりちゃんや真姫ちゃん、それに応援してくれたみんながいたから無事に帰ってこれたんだと思う もう一度やりたい、とはあんまり思えないけど あの世界にいる人たちもなんだか本当に存在しているみたいで 力になれるんだったら、また一緒に冒険してみたいな みんなとなら、きっとどんな事も乗り越えられるよね ヘッドギア ゲームランプ 稼働中● ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 窓を開け放ったリビングのソファで、咲は未来を膝枕している。 未来「……」 咲「……」ナデナデ 未来は眠り、肩や胸を静かに上下させている。 眠りは次第に深くなる。いずれはそのまま、起きることなく眠り続ける。 交雑種に生まれたものの運命だと、さっきの先生は言っていた。 別れ、困ったときは私を頼れ、とも。 咲「……」スッ 月明かりに作られた二つの影が重なる。 一つとなった影は、もう離れることは無い。 心地いい海風が二人を包む。 花瓶の花はいつの間にか、 赤、ピンク、白の松かさを少し押しつぶしたような形をした花に変わっていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― THE END ―内浦― 善子「リリー、あのVRゲームオンライン機能が付いたみたいで今度一緒に――」 梨子「だからわたしはやらないってばーーー!!!」 THE END? これにて「海辺の町の怪異」は終わりです。 ここまで見てくださった方、参加してくださった方、誠にありがとうございました。 このTRPGもどき、近いうちに試験的ですが、今度こそ短めのやつで μ'sAqours合同版をやれたらいいなと思っています。 機会があればまたよろしくお願いします。 お疲れさまでした。 深夜テンションで書ききりましたが、 クオリティがすごいことになってる気がします。すみません。 >>1 乙 クトゥルフの狂気ロールはこんな感じでやれば良いんですねw 乙乙 残ってた子みんな狂っちゃってたんだね… BiBiコールも呪文になりそうだなあって思った これ何が始まったの?って書き込もうとしてたら終わってた 結局これはなに?シナリオの後日談? >>582 真姫ちゃん達がVRゲームをプレイしているのを テレビ画面で見ている他メンバーと言う設定です。 前回は今回のようにストーリーを追う形式の物語ではなかったので このおまけで、小ネタやストーリーの回収、 他メンバーの反応をを書いていました。 今回は隠れていたり出会わなかったネタが少なかったため、 ただ単に話が脱線しているだけなのが多かったと思います。すみません。 >>583 あ、そういうことか… 読解力なくてごめんなさい 読み直してきます! 完結してたのか、乙です TRPGもクトゥルフも全然理解してない人間だけどストーリーを追うだけで凄くおもしろかった μ'sAqours合同の分も楽しみです >>586 はい、繋がってはいませんが 二作目がこのスレで、前作が孤島の謎です >>587 ありがとうございます! まだ読んでいなかったので読んでみますね 次回も楽しみに待ってます ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる