理亞「ルビィ..絶対助けにいくからね..」chapter3
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花丸「これで物語はおしまい..王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさ..ってなるんだよ..」
理亞「くたばれ」
理亞は話を一蹴するように、悪態を吐き捨てた
花丸「さあ、お話はそろそろおしまいずら..理亞ちゃん..マルと一つになろう..マルがいっぱい愛してあげるずら♡」
花丸はそう言うと..動けない理亞の服に手をかけると丁寧に脱がし始める..
理亞「な..なにすんのよ!?」
花丸「理亞ちゃん..大好きだよ..」
理亞「や..やめろ!!」
花丸は理亞の叫びを無視し..血や汗にまみれたシャツを優しくはぎ取った 花丸「理亞ちゃん..」
花丸は理亞のスポーツブラをはぎ取ると、地下の外気に理亞の小ぶりな乳房が露わになった
花丸「理亞ちゃん..これが..マルを守ってくれた時にできた傷ずらね..」
理亞の肩に残るボウガンの傷跡を花丸は優しく舌で舐めた
理亞「イタッ!!」
ピチャピチャという水音が響き、理亞の肩に激痛が走る.. 花丸「理亞ちゃん!」
花丸は口を大きく開けると..理亞の傷口に思い切り噛みついた
理亞「グゥ!!や..やめ...!!」
理亞の肩から血が滴り落ちる..
花丸「ン〜〜」
花丸は理亞の肩から流れ出る血液を、樹液にたかる昆虫のごとく..丹念に吸い取ってゆく.. 花丸(理亞ちゃんの血液..おいしいずら..理亞ちゃんの..セイントスノーの力強いエネルギーがマルの体に入ってきて..もう我慢できないずら)
ブチブチッ!という肉が裂ける音が響き..理亞の肩にこれまでとは比にならないくらいの激痛が走った
理亞「アアアアアアアッ!!!」
理亞の絶叫が地下の広場に響き渡る..花丸に噛みつかれた肩に、灼熱の焼きゴテを当てられたような痛みが走った
花丸「理亞ちゃん..とっても..おいしいずら..♡」
花丸は理亞から食いちぎった肩の肉を口で咥え、そのまま口の中へと押し込み、歯で丹念に肉を咀嚼する..
地下室の中にクチャクチャという、理亞の肩の肉と花丸の唾液が絡み合う音が響く.. 理亞(肩が..痛い..肉を噛み千切られた..)
理亞の肩に形容のしがたい傷みが走る..
理亞は自分を見つめるルビィの頭蓋骨を眺めた
理亞(ルビィ..あんたも殺される前にこんなに痛い思いをしたの..こんなに怖い思いをしたの..?)
頭蓋骨に問いかけても当然ルビィは応えてくれない..なぜならルビィはすでに死んでいるからだ 理亞「ルビィ..」
この頭蓋骨が死ぬ前にどれほどの苦痛を味わったのだろうと..想像するだけで、理亞の目からとめどなく涙が溢れ出た
花丸「もう我慢できないずら..」
シュル..ファサッ..という布が擦れる音が地下室に響き..花丸は着ていた服を全て脱ぎ去ると生まれたときの姿になった..
ベッドの脇に置かれた善子のランタンが、花丸の豊満な乳房を照らしだし..健やかな瑞々しい裸体が姿を現した
理亞「なにやってんのよ..なんで裸になってんのアンタ..」
花丸「マルだけじゃないずら..理亞ちゃんも裸になるずら♡」
理亞「やめ..て..」
必死になって抵抗しようとするが..体に力が入らない状態では抵抗一つすることができず、理亞は花丸にスカートとパンツを脱がされ..裸になった ランタンの灯りに理亞の洗練され鍛え抜かれた肉体が映し出される..
花丸「キレイ..」
理亞「やめろ..バカ..」
花丸「しなやかで..シュッとしてて..マルとは大違い..でも..とっても..おいしそうだよ..」
花丸は再び理亞の上に覆いかぶさり..両腕を理亞の体に回し、両足で理亞の足を挟み、理亞の身動きを完璧に封じ抵抗できないようにした
そして..花丸は自分の秘所を理亞の秘所にあてがった 理亞「なにやってんのよ..アンタ..レズビアンだったの?」
花丸「違うずら..マルは理亞ちゃんだからこういうことがしたいんだよ..理亞ちゃんと愛し合う中で、理亞ちゃんを食べたいんだ..動くよ」
花丸は体を動かすと露わになった二人の秘所が擦れあい、性的快感を与え始める..
花丸「ハァ..ハァ..♡」
しばらく衝動に身を任せていると..快楽が花丸の体を突き上げてきて..息使いが獣のように荒々しくなってゆく..
花丸は性的興奮を覚え快楽に身を委ねるが..理亞はまったく気持ち良いとは思わず、生理的嫌悪感で吐き気がした
花丸「理亞ちゃん..理亞ちゃん..!!」
理亞「グッ!」
性的興奮を覚えた花丸は理亞の肩に再度噛みつき、流れ出た血液を啜り始めた 花丸「おいしい..理亞ちゃんの血液..すごくおいしいよ..!」
犬歯を鎖骨の付近に突き立てると、花丸は吸血鬼のごとく理亞の血を啜り取った
理亞「グウウウッ!!」
激痛が肩に走り、理亞は苦悶の悲鳴を上げるも..花丸は理亞の苦しむ顔をみるとさらに興奮し、さらに深く理亞の肩に噛みついた 理亞「痛いわね..このっ!」
花丸「グウッ!」
理亞は自分の上に圧し掛かる花丸の肩に思い切り噛みついた
理亞の歯が肩に食い込み、花丸は激痛にうめき声を上げるが..
花丸「マルも理亞ちゃんの肉をもらうよ!!」
負けじと花丸も理亞の首筋にかじりつく..
理亞「グアッ!」
首筋から血が流れだし、理亞は体から体温が抜け出て行くような錯覚に陥った
理亞と花丸は互いの体を噛む力を強め、ベッドの上は2人から流れ出る血液で赤に染め上げられてゆく.. 理亞「このッ!」
花丸「ウッ!」
理亞は花丸を両腕で強く押すと花丸は後ろに仰向けに倒れ込んだ
理亞「この..よくも..よくもルビィを!」
理亞は花丸の上に圧し掛かり、両手で花丸の首を握りしめ..両手の力を込めると、花丸の首を絞めた 花丸「ギュッ..!?」
理亞「このまま絞め殺してやる!!」
花丸「フーッ!フーッ!」
花丸は痛みと苦しさで目に涙を浮かべながら、必死になって抵抗をする..
爪で理亞の手を思いっきり引っ掻き、理亞の手からは血が流れ始めた
理亞「ッ!!」
手の痛みに顔をしかめつつも理亞は、首を絞める力を弱めることはなかった.. 花丸「理亞..ちゃ..ん..苦..し..い..」
理亞「黙れ!!ルビィが味わった苦しみはこんなもんじゃなかったハズだ!!お前たちは一体ルビィに何をしたんだ!!」
理亞は平手で花丸の頬を何度も何度も張り続けた
花丸「アウッ!!」
パン パン という乾いた音が鳴り響き、花丸は右に左へと顔を大きく
理亞「この!!よくも..よくもルビィを!!」
花丸「痛い..痛いよ!!理亞ちゃんやめてよ!」
何度も頬を張られ続ける花丸の頬は紅くはれ上がり..
目に涙を浮かべた花丸の泣き叫ぶ声が地下室に響き渡る
理亞「ルビィを返せ!!ルビィを元通りにしろ!!」
理亞は握り拳を作ると..渾身の力で花丸の頬を殴りつけた
花丸「あうっ!!」 スタンガンのしびれも取れてきて..理亞の体には元の力が戻りつつあった
力が元に戻った理亞と花丸ではフィジカルに差がありすぎて..マウントを取られてからは戦いというよりは一方的ななぶりものとなっていた
理亞「よくも..よくも!!」
理亞はいつの間にか泣いていた..なぜ?どうして..こんなことになってしまったのか?
どうして自分は泣きながら花丸の顔を拳で殴っているのだろう..
何度も..何度も..花丸の顔を殴り続け..どれほど殴ったかわからなくなるくらい殴った時..
花丸「お願いします..もう..やめて..許して..ください..」
花丸のか細い泣き声が聞こえてきて..理亞は殴る手を止めた 花丸「う..う..」
顔を真っ赤にはらし、血と涙で顔をグシャグシャに汚していた
理亞「なんでよ..どうして..アンタがルビィにそんなひどいことをしたのよ..アンタはルビィの親友だったじゃない..」
理亞の目から流れる涙が花丸の顔に雨粒のようにポタ..ポタ..と零れ落ちてゆく
花丸「だって..ルビィちゃんって..見ているだけで食べたくなるんだもん..」
理亞「ふざけるな!!」
理亞は花丸の胸に拳をドンと叩きつけた 花丸「マルだって..ルビィちゃんを殺したくなかったよ?親友だもん..殺さずに食べることができたのなら..そうしたかったよ..」
理亞「なんでルビィを食べた?」
花丸「それは..ルビィちゃんを食べたかったから..」
理亞「なんでルビィを食べた?」
花丸「だから..それは..」
理亞「なんでルビィを...食べたの!?」
理亞の怒鳴り声が地下室に響き渡った.. 花丸「なんでって..それはもちろんルビィちゃんを食べたかったからだって..さっきから何度も..でも、どうしてマルはルビィちゃんを食べたかったんだろう」
花丸「大好きだったのに..大切な親友だったのに..ずっと一緒にいたいと思っていたのに..どうしてマルは..ルビィちゃんを..」
理亞「え?」
花丸「ひっぐ..ひっぐ..わからない..わからないよ..どうしてマルは..ルビィちゃんを食べたんだろう?」
花丸が嗚咽をもらすように泣きだすのを見て理亞は戸惑いを浮かべた
花丸「あんなに大好きな友達だったのに..どうして?ねえどうしてマルは..」
(うるさいな..食べたいから食べた..それだけだって言っているでしょ?それより..隙だらけだね♡ 理亞ちゃん..おいしそう..)
花丸「理亞ちゃああああああああんんんん♡♡ 隙だらけずらああああああ♡♡」
花丸は情緒不安定を装い..理亞の油断を誘い、隙を突いて理亞に襲い掛かった 理亞「な!!」
完全に油断していた理亞は不意を突かれ、花丸に首筋に噛みつかれてしまった
理亞「ガアアアアアアアッ!!」
花丸「理亞ちゃん..油断しちゃだめずら..う〜ん..理亞ちゃんのお肉..やっぱりおいしいずら♡」
首筋から出血した理亞はベッドの上に倒れ込み、意識が遠のいてゆくのを感じた
花丸「理亞ちゃん..ん〜..おいしい..理亞ちゃんの血液..とっても..おいしいずら〜♡」
花丸は理亞の首筋から出る血液を母に授乳をせがむ、赤子のごとく啜り上げた 理亞(すごい出血..私..死ぬのかな..)
薄れゆく意識の中、走馬灯のようにこれまでの人生の様々な出来事が頭をよぎって行った
聖良と遊んだ幼き日のこと.. 子供の頃友達ができなくて一人で泣いていたこと.. 学校に行ってもやっぱり友達はできず、自分の味方は聖良以外誰もいなかったこと..
理亞(姉さま..ごめんなさい..私..ずっと一人ぼっちだったから..姉さまに心配かけちゃってたよね..)
友達ができない理亞を気遣った聖良は、時間の許す限り常に理亞の側にいてくれた..
聖良はいつも理亞を守ってくれていたのだ
理亞(私..いっつも姉さまに迷惑掛けちゃってたよね..セイントスノーの活動だって..姉さまに任せっきりで..最後の大会では..私のドジのせいで..)
理亞は無意識のウチに涙を流していた.. 花丸「泣かないで理亞ちゃん..これから理亞ちゃんはマルと一つになるの..マルの中のルビィちゃんと一緒に..3人で仲良く過ごそうね..」
理亞(ルビィ..)
ルビィ『じゃあ..最後にしなければいいんじゃないかな?』
ルビィ『一緒に歌いませんか..お姉ちゃんに送る曲を作って..この光の中で..もう一度!』
ルビィ..初めてできた私の友達.. 無愛想で誰にも好かれない私にできた、なんでも打ち明けることができる親友..
そんな友達は..頭蓋骨に変わり果ててしまった..
理亞(姉さま..ルビィ..助けて..)
花丸は理亞とルビィに助けを求めるが..聖良は沼津で別れたきり連絡が取れず、ルビィは生贄にされて頭蓋骨になってしまった 理亞(私を助けてくれる姉さまはいない..ルビィも殺されて骨になってしまった..私もここで花丸に食い殺されて骨にされてしまうの...?)
理亞の脳裏にお寺のお堂がイメージされる..神を祀る祭壇の上にキレイに並べられた二つの頭蓋骨..
ルビィと自分の頭蓋骨が並べられ..内浦の住民たちに祈りを捧げられている光景を..
理亞(イヤだ..そんなの..絶対にイヤだ..)
理亞の目から絶望の涙がポロリ..と零れ落ちたとき.. 諦めないで..
理亞(え?)
聞き違いだろうか..?生贄の儀で頭蓋骨に成り果ててしまった親友..ルビィの励ます声が確かに..聞こえたような気がした
理亞「ルビィ..?」
花丸「まだ気が早いよ!でも、もうすぐ理亞ちゃんをルビィちゃんの元に送ってあげるからね!」
理亞(花丸には聞こえていない..私の幻聴なのかも..でも、幻聴でもかまわない..私にはルビィが..ルビィがついている!)
理亞(私は諦めない..最後の最後まで絶対に..!命が尽きる最後の瞬間まで闘ってやる!!) 花丸「!!! グウウッ!!」
花丸の肩に激痛が走る..理亞は顔の前にあった花丸の肩に力いっぱい噛みついたのだ
花丸は悲鳴を上げ、理亞から離れようとするも..理亞は四肢を使って花丸を拘束し、逃れられないようにした
花丸「理亞ちゃん..まだそんな力が残ってたんだね..さすはマルの王子様ずら」
理亞「誰があんたの王子様になんてなるか..」
(私は..絶対にあきらめない..こんなところで死んでたまるか!!) 花丸「グウウウッ!!アアウ”」
理亞は顎の力を強めて、花丸の肩の肉をそのまま食いちぎってしまった
肉を食いちぎられた箇所から血液が滴り落ち、ベッドの上を新たな血で汚してゆく
花丸「理亞ちゃんが..マルを食べた..うれしいよ..理亞ちゃん..理亞ちゃんの..噛んだ跡がまたマルの体に刻まれたずら」
花丸は肩に新たに刻み込まれた理亞の咬傷を愛おしげな眼差しで見つめた
花丸「もう..お互いに余力がないよね..マルももうふらふらずら..次に相手に一撃を与えたほうが..生きてここを出ることができるずら」
理亞「絶対に..私は生きてここを出るわ..そして姉さまにもう一度会うんだ!!」
花丸「勝負..というわけだね..マルと理亞ちゃんでお互いを食べあって..どっちが生き残れるか..生き残ったほうが相手の命を取り込むことができるんだね..」 理亞・花丸「......」
理亞と花丸は見つめあい、お互いの出方を伺った..
2人の裸体を咬傷から流れ出す血液が滴り落ち、肌を紅く染め上げてゆく..
花丸「理亞ちゃん!!」
先に動いたのは花丸だった..理亞をベッドの上に再び押し倒し、理亞の首筋に思い切り噛みつこうと口を大きく開いた..
理亞「ソコだッ!!」
カウンターを狙っていた理亞は口を大きく開いた花丸の唇に自分の唇を重ねると、花丸の口内に舌を挿入した 花丸「んむ!?」
まさか理亞にキスをされると思わなかった花丸は、身動き一つとれずに理亞のされるがままになり、理亞の舌に口内を蹂躙される..
理亞(アンタとエッチする気なんてさらさらないのよこっちは..食らいなさい!!」
理亞は顎を閉じると花丸の舌に思い切り噛みついた
花丸「ン”ン”ン”〜〜〜〜〜!!!!????」
舌に激痛が走り、びっくりした花丸は歯を閉じて理亞の舌に負けじと噛みつく..
理亞「ウ”ウ”ウ”ウ”!!」
噛み千切らんばかりの強さで、お互いの舌を噛み合う2人の口から多量の血液が溢れ出し..
顎を伝って零れ落ちた血液がベッドの上に滴り落ちてゆく.. 理亞(痛くて顎にこれ以上力が入らない..このまま舌を噛み千切るのはムリね..どうすれば..)
花丸「フーッ!!フーッ!!」
花丸は気が狂わんばかりの痛みから逃れようと、理亞から逃れ距離を取ろうとするが..理亞は口の吸引力を使って花丸を逃さなかった
理亞(逃がさない..苦しい?こんなのルビィが受けた苦しみに比べれば万分の1にも満たないわ..あんたにはもっともっと苦しんでもらう!!)
理亞は舌を喉の奥まで挿しこむと、花丸の気道を舌で塞ぎ..上体を起こすと花丸の胴に両腕を絡め、花丸をベッドの上に押し倒し、指で花丸の鼻を摘まんだ..
花丸「ン”〜〜〜!!」
理亞に鼻を摘ままれ、気道を理亞の舌で塞がれた花丸は呼吸をすることができずに苦悶の声を上げる..
理亞(このまま絞め落としてやる..!ルビィの仇だ!) 血液と唾液の混ざり合った真っ赤な液体が、2人の口内から垂れ..床に小さな水たまりを作るようになった頃..
呼吸困難で脳に酸素が行きわたらなくなった花丸は酸欠で気を失い..ベッドの上に力なく四肢を投げ出した
理亞「はあ..はあ..アンタなんか願い下げよ..」
理亞は倒れた花丸に捨て台詞を吐き残してベッドから床の上に降り立った
理亞「グウ..痛い..痛いわ..」
花丸に噛み千切られた肩や..口の中の裂傷から血が滴り落ち、激痛に理亞の目から涙が零れ落ちる.. 理亞「フウ..フウ..ルビィ..」
ベッドの上に置かれたルビィの頭蓋骨を、理亞は優しく両腕に収め..
理亞「ごめんね..生きてる時に..助けに来てあげることができなくて..本当に..ごめん..」
助けてあげられなかったことを謝る言葉を口にし..理亞の悲しみの涙がルビィの頭蓋骨にポツ..ポツ..と雨水のように滴り落ちた
行方不明になった親友..やっと見つけ出すことができた..しかし..時はすでに遅し..ルビィは悪逆非道な内浦の民たちによって食べられてしまい..
哀れな頭蓋骨と成り果ててしまった..
理亞(許せない..ルビィを殺し..こんなひどいことをした奴ら..絶対に許さない!!) 理亞はランタンの明るさを最大にすると、冷たい床の上に置く..
ランタンの光が血にまみれた部屋を明るく照らし出した
理亞「.....」
理亞はスカートからスマートフォンを取り出すと録画のボタンを押し、部屋の中にピッという電子音が響き渡った
理亞「みなさん..こんにちは..私は北海道でセイントスノーというスクールアイドルをやっている鹿角理亞です..今日は皆さんに見てもらいたいモノがあって動画を撮影しました..」
理亞「まずはこれを見てください..」
理亞はスマートフォンの画面をルビィの頭蓋骨に向けた
理亞「この頭蓋骨は..私の親友..黒澤ルビィです..」 理亞「ルビィは..殺されて頭蓋骨になってしまいました..」
理亞はそう呟くと、スマートフォンの画面をしばらくルビィに向け続けた..
物音一つしない静寂がしばらく流れ続ける..
理亞「ルビィを殺したのは..静岡県沼津市の..内浦の住民たちです..この土地には古くから人肉を食べる風習があって..ルビィはその風習の生贄として..残虐に..ころされ...て..食べられ....ま...した」
あまりに辛い現実に、理亞の目から涙が次々と零れ落ちる..
しかし、理亞は鼻声になっても言葉を紡ぎ続けた 理亞「私も..生贄として命を狙われています..先ほども奴らの手のモノに襲われて肉を食いちぎられました」
理亞は撮影画面をルビィの頭蓋骨から、先ほど花丸に噛み千切られた肩の咬傷を映し出した
理亞「見ての通り..私は傷だらけです..全部人肉を食べたいという狂った風習によってもたらされた傷です..私が今いる場所は浦の星女学院という女子高です..」
理亞「この学校も成り立ちからして狂っています..この後者は戦後間もないころ..小原グループの創設者が開いた孤児院が元になった施設です..」
理亞「その孤児院は..子供を殺して肉にしてしまい..闇市に売りさばくと言う常軌を逸した目的のために作られました..その資金で小原家は巨万の富を得たのです..」
理亞「何をバカなことをと思うかもしれませんね..でも..その悪行の証拠があります..」 理亞はそう呟くと、床の上に置いたランタンを拾い上げて、白骨死体が累々と積み上げられた小部屋へと移動した
理亞「ここに積まれている子供の白骨死体が..証拠です..ここにある人骨はかつて小原家に殺されて..肉にされてしまった哀れなモノたちです..」
ランタンの光が暗闇に包まれていた小部屋の闇を払い、哀れな犠牲者たちの躯をスマートフォンの画面に映し出した
理亞「お判りでしょうか?ここに積まれた白骨の数を..奴らは命を弄び喰らう悪魔です..このままでは私も殺されてしまうかもしれません..」
理亞「この動画を見た人..お願いです..私を助けてください..この血塗られた内浦の風習を..打ち砕いてください!!」
理亞は叫ぶように言い切ると動画を終了し..
カチ..カチ...
動画を一件アップしました
動画サイトに動画をアップロードした 理亞「.....」
動画のアップロードを終えた理亞は、ルビィの頭蓋骨を手に持つと夢遊病者のように、フラフラと出口へ向かって歩き出した
理亞の頭の中は今夜起こった出来事で埋め尽くされ..今まで体験した出来事が映画の巻き戻しのようにグルグルと駆け巡った
失踪したルビィを探しに内浦へやってきたこと..花丸と共に浦の星女学院に探索に来たらボウガンを持った襲撃者に襲われたこと..
体育館の地下にこんな恐ろしい秘密が眠っていたこと.. 自分の命を狙っていた敵の正体が..友達だと思っていた善子だったこと..
守るべき存在だった花丸が..自分の命を狙う側の人間で..花丸と互いの身を喰いあう狂気の殺し合いを演じたこと..
そして..かけがえのない親友ルビィは..無残に殺されて..頭蓋骨になって..自分の手の中に納まっているという現実..
理亞「全部..夢だったらいいのに..私が見ているのは..悪夢で..目が覚めたら北海道の私の部屋で目覚めればいいのに..」 ベッドの上で血まみれで横たわる花丸を素通りし..階段へとつながる細い通路へと理亞はやってきた..
通路の上には善子が大の字になって倒れていた..
理亞「.......」
理亞は善子の首を絞め上げて..どうしてルビィを殺したのか..と問い詰めたかったが..
全身に虚無感がズシリと圧し掛かり..そんなことをする気力も湧き上がってこなかった..
ルビィは死んでしまった..理亞の心を占めているのは..この残酷な現実だけだった 理亞「.....」
カン..カン..カン..カン..
理亞は夢遊病者のようなおぼつかない足取りで、出口へと向かって階段を1歩..1歩と歩を進める..
地下の暗闇とは対照的な..体育館の窓から飛び込んでくる月明かりが理亞の顔を照らし出した..
そして..理亞が最後の階段を上り切った時.. 理亞「え?」
??「.......」
漆黒のローブを身に纏い..おかめの面を付けた襲撃者が現れ..理亞の頭をボウガンで思い切り殴りつけた
理亞「な...ん....で..」
抵抗する気力も残っていたいなかった理亞はあっけなく殴り倒され..体育館のバスケコートにドウッ!という音を立てて倒れた ??「......」
千歌「梨子ちゃん!お疲れ様!」
??「私は..ただ命令どおりに仕事をこなしただけよ..」
襲撃者は面を取ると..感情を失ったような..人形のような顔をした梨子が現れた
千歌「理亞ちゃんが出てきたってことは..花丸ちゃんはやられちゃったんだね」
梨子「もう仕事は終わったでしょ..早く理亞ちゃんを車に連れて行きましょう..」
千歌「そうだね!!校門の前で待っているしいたけも回収しないと!後でご褒美あげなくちゃ!!」
梨子「ごめんね..」
梨子は感情の籠らぬ人形のような目で理亞を一瞥し、謝罪の言葉をポツリとつぶやいた 理亞(そうか..ボウガンの射手は2人..いた..の...か....)
理亞の意識が遠のいてゆき..世界は闇に包まれた
to be continued 注意 この物語はフィクションです 話に登場する設定や歴史は実際の内浦とはまったく関係ありません 俺なら帰り際に伸びている善子をブチ犯してからヤられるわ 俺のこと言っているなら違うからな
ソフトバンク使っている奴何万人いると思ってんだてめえ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています