月「〇姦度メガネ?」【安価・コンマ】 善子編
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こんばんは。
前回このようなスレを立てていたアメリカです
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1552487513/
スレッドは落ちたし再度立てるのもあれかなぁとも考えていましたが、
元々8人目を区切りにしようと考えており
さらに人物安価も頂いていたため、せめて善子ちゃん編だけでもやりたいと思い、
もう一度立てさせていただきました。
ですので
自己満足で申し訳ありませんが、もう少しだけ書かせていただきます。 〜月宅〜 夜
月「……///」
月(まだ、体が熱い)
月「うぅ……」
―――もっとちゃんとしたキスを―――
月「なんで、僕あんなこと……/////」カアァ
月(あれはメガネの効果だから仕方ない、ってあの時は思ってた)
月(確かに梨子ちゃんの時の感覚と同じ様に)
月(頭が回らないっていうかなんかぼーっとする、っていう感じはあったんだけど)
月「花丸ちゃんを見たら動けなくなるとかは今回無かったんだよね」 月(ならあれはいったい……)
月(数字によって効果が違う?いやでも今まで出た数字の中ではそこまで高い方じゃ……)
―ふふっ♪そんなメガネ持ってるなんて―
―月ちゃんはこういうことがしてほしかったってことよね―
月「……」ハッ
月「え……?」
月「も、もしかして」
月「メガネの効果なんかほんとに関係なくて」
月「あの時僕は、本当にキスしたいって思ってたの……?」
月(それも)
月(梨子ちゃん達にしてもらったようなやつを) 月「……」
月「……//」
月「っ////」ボンッ
月「〜〜〜//////」カアアアアァ
月「」ブンブン
月「そ、そんなわけないよ!///」
月「メガネを使ったのは事故みたいなものだったし!」
月「た、確かにあんなことされてるのに懲りずに持ってきてる僕もおかしいけど!」
月「それでも!いくらなんでもそんなこと考えるわけが!!」
―月ちゃんのヘンタイ♡―
月「っ!!!/////」ゾクッ 月「も、もしかして、僕……」
月(Aqoursのことを知りたいとか、支えたいとか言いながら)
月(ほんとはAqoursのみんなから、こういうことしてがほしかっただけ……?////)
月(そのためだけに、今もメガネを持ち歩いてる……?)
月「っ////」
月「ちっ、違うよ!」ボフッ
月「はじめの頃はそんな効果があるなんて微塵も知らなかったもん!!!」バタバタ
月「あ、でも効果があるってわかった後もなぜ使ってるの、って話だよねこれ……////」 月「うぅ〜〜///」ギュッ
月(僕って、あーいうことされたいからメガネをまだ持ち歩いてたの?)
月(違う、僕はそんな、ヘ、ヘンタイなんかじゃ……ない……////)
月(Aqoursのみんなのこと知りたいって気持ちも、仲良くしたいって気持ちは嘘なんかじゃない)
月(で、でも……あーいうことされたいって気持ちも……)
月「〜〜〜/////」パタパタ
―月ちゃんって、結構敏感なんだね♪―
月「だから違うってば!!!////」 月「僕が敏感なんじゃなくて、みんながいやらしい触り方するからあーなるだけだよ!!///」
月「だってお風呂で洗う時とか別にあんなに感じないし!?///」
月「ほーら、現に今こうやって胸を触ったってなにも感じな」モミッ
月「んっ//」ビクッ
月「……」
月「///////」カアアァァ
月「ま、まぁ!なんだかんだで今回も!?」
月「このメガネのおかげで花丸ちゃんの素顔、少しは分かった気がするし」
月「結果オーライってことでいいいいいよね!」
月「寝る!僕もう寝る!!!////」ボフン ―月ちゃんは”される側”なんだから―
月「〜〜〜〜〜////////」カアアァァ
月「だからそんなの知らないってば――――!!!///」ヨーーソローー!
月ママ「うるさいよ月!いつまで騒いでるの!!!」
月「ごめんなさーーい!!!」 翌日
月「うぅっ……///」
ナンテ ナンテ チーサナー♪ボクラナンダ デーモ デーモー♪
月「えっ……」ハッ
月「も、もう朝……?」
月(考えれば、考えるほど)
月(梨子ちゃん達の言葉がずっと)
月(頭の中で延々と繰り返されて)
月「ひ、久々に全然眠れなかった、ね……」ガクッ 月「……」チラッ
〇姦度メガネ「なんや?」
月(元々はネットで買った代物)
月(噂では聞いたことあったけど、まさか本当に実在するなんて思ってなくて)
月(曜ちゃんに自慢しようとか、みんなで回して使ってみようとか)
月(最初はそんな軽い気持ちだったよね)
月(でも、いきなり千歌ちゃんとあんなことがあって)
月(そのあとルビィちゃんとも……)
月(それからはメガネのことを誰かに話そうなんて思わなくなってて) 月「……」
月(その後は文化祭)
月(あの頃はお互いに忙しくて)
月(休憩時間以外ではろくにお喋りすることもできなかった)
月(だからその時、僕とAqoursのみんなって本当に仲が良いのか気になった)
月(Aqoursのみんなとこれからも、ずっと仲良くしていきたかったから)
月(嫌われたく、なかったから)
月(だからあれだけのことがあっても)
月(僕はメガネを手放さなかった) 月「……」
月(うぅん、違う)
月(あの頃の僕は)
月(Aqoursが)
月(なぜあんなにも、眩しく輝いて見えて)
月(なぜあんなにも人を感動させ、心を動かすことができるのか)
月(その理由を知りたかっただけ)
月(つまり)
月(あの頃はただ、Aqoursと疎遠になりたくなかっただけだ)
月(Aqoursのみんなとこれからも仲良しでいたいなんてそんな考えは微塵もなくて)
月(ただ自分の糧になるまでは、仲良くしとこうって)
月「……」ギリッ
月(端的に言えば)
月(利用しようって思ってただけ) 月(でもそれから、鞠莉さんと果南さんにAqoursのことを色々教えてもらった。)
月(二人の心に触れて、実際の、本当のAqoursって存在に触れたあの時から)
月(初めて本当に)
月(Aqoursと仲良くしたいって思った。)
月(Aqoursのために、僕ももっと頑張らなきゃって)
月(利用するんじゃなくて、一緒に歩きたいって初めて思えた。)
月「……」
月(でもその時も結局)
月(僕はまだ、Aqoursって存在しか見えてなかった)
月(Aqoursのみんな、しか見えてなかった) 月(だから)
月「あんなに好かれてるだなんて、はじめは本当に思ってなかったんだよね」クスッ
月(アイドルグループAqoursのメンバーだけど、そうじゃない個人として形がある)
月(メンバーとしての考えと、個人としての考えは全然違うんだ、って)
月「そして……」
月(千歌ちゃん、ルビィちゃん、梨子ちゃんに愛してもらって)
月(人に好意を向けられるのって、こんなに嬉しいことなんだってようやく気づいた。)
月「それから僕は、Aqoursじゃないみんなにも、目を向けるようになった」
月(もちろん、その時に)
月「好意を受け止めきれない、自分の器の狭さにも気づいたけどね」 月(それでも僕は、メガネを手放さなかった)
月「みんなのことをもっと深く知れるから」
月(そんな理由をつけて)
月「……」
月(でもそれは間違ってる) 月(本当にその人のことを深く知りたいなら)
月(心を、動かしてみたいなら)
月(自分から一歩、その人のところに踏み出せばいいだけ)
月「……」
月「そうやって一応」
月「知っては、いるんだけどね」ハァ でも、僕にはそれが
『浦の星でも、頑張ってね』ニコッ
どうしても
『いえ、〇〇さんのおっしゃっる通りです』ニコッ
どうしても
『月ちゃん』
『――――!』
どうしても
『――――!』
『ごめんね、』ニコッ
月「出来なかった」
月「……」
月「そっか」
月「メガネを手放さず、使い続けたのは」
月「たったこれだけの理由だったんだね」 月「出来なかった、それだけの話だったんだね」
月(……今も出来てないから過去形はおかしいね)
月「出来ないんだ、僕は、今も」
月「大事なところは、踏み出せない」
月「変われてないんだ」
月「……それじゃあ」
月「もっと頑張らないと、いけないね」クスッ
月「って」
月「あれ?」
月「メガネを手放さなかった理由はわかったけど」
月「結局僕のあの感覚はいったい……?」 数日後
〜生徒会室〜 昼
月(ぜ、全然思い浮かばない)ズーン
庶務「生徒会室の掃除はざっとこんなもんかな?」
副会長「私たちの仕事って、もうあとは学校始まってからの朝の挨拶ぐらいだよね」
庶務「うちの学校は生徒会選挙早いから、そうなるねー」ハハ
副会長「よっし!私たちの任期もこれでようやく終わるーー!」ノビー
月(任期……?)
月「!」ハッ
月「それだよ!」ビシッ
副・庶「!?」ビクッ 月(そうだよ、僕はそろそろ生徒会長じゃなくなるんだった!)
月(生徒会長じゃなくなったら)
月(僕は僕個人としてAqoursを支えることしかできない)
月(でも個人で団体を支えるのは難しく)
月(できても、それはメンバーの精神的な部分に関与する他ない)
月(ならばと精神的な部分で支えようと考えた場合)
月(お互いがお互いの情報をしっかり把握して)
月(安心を共有しあう存在になるまでいかなきゃいけない!)
月(確かコミュニケーション論とかそういう本に乗ってた!)
月(だから)
月(多少強引にでも、Aqoursのみんな一人一人との距離を縮める必要があった!)
月(そして)
月(距離を縮めるには肉体関係が一番!!!)ドドーン
月「そうだよ、そうだよ!あれは合理的でとっても賢い方法だったんだよ!」
月「ってこれはメガネを使った理由じゃないかああああ!!!」ウガアアアア
月ちゃん は 三日ぐらい よく眠れていないようだ
庶務「つ、月ちゃんがまた壊れてる……」
副会長「絶対Aqours関連だね、あれ」ハァ ガチャッ
書記「月先輩」
月「あれ、書記ちゃん!どうしたの?」
副会長「あれ?貴女はまだ一年あるんだから、無理して掃除に来なくてもいいんだよ?」
書記「そうはいかないですよ」
書記「私だってまだ、この生徒会の一員なんですから」
庶務「今年は会長立候補するんだっけ?」
書記「はい!先輩たちを見て学んだことは、必ず生かします!」
副会長「いうねーこのこの!」グイグイ
庶務「このこの!」
書記「ちょ、ちょっとやめてくださいよ!」
月「あはは、書記ちゃんが会長になるなら、頼もしいよ♪」ニコッ 月「そういえば、書記ちゃんは僕に何か用事でもあったの?」
書記「あ、これです!」スッ
月「これって……」
月「ゲーム機?」キョトン
書記「この前、津島さんがバスにこれを忘れていったんです。」
月「あ、これ善子ちゃんのなんだね」ナルホド
書記「預かったはいいんですけど、でも私彼女の家、どこか知らなくて」
月「わかった♪じゃあ僕が善子ちゃんに渡しとくよ♪」
書記「はい、ありがとうございます」ペコッ
月「こっちこそ預かっててくれて、ありがとう♪」ニコッ 〜学校〜 昼過ぎ
月「さて、それじゃ善子ちゃんの家に向かおっかな♪」
月「あ、でも善子ちゃん、今家にいるのかな」ウムム
〜♪
月「え?」クルッ
月「あの音楽、それに屋上から聞こえてくるってことは」
月「いやでも、今日はAqoursの練習は無い日のはず……」
月「……」
屋上
善子「このステップは、いやでも……」ブツブツ
月「……善子ちゃん!」
善子「」ウーン
月「自主練、かな?」
月「でもわざわざ一人でそんなこと……」
月(それに本番も近いんだし、あんまり無理しちゃいけないはず……)
月「……」
普通に話しかけますか?それともなにかしますか? 今回はここまでです。お疲れさまでした。
保守などもしていただいたにも関わらず、
スレを落としてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
あと僅かの間、付き合っていただければ幸いです。
それでは、おやすみなさい。 こんばんはです。
それでは少しずつ投下していきます キィッ カチャン
月「〜♪」ソローリソロリ
善子「三人ならやっぱり、ユニットの時の動きが参考になるわよね」
善子「えっと、スマホスマ」
月「えいっ♪」ギュッ
善子「きゃあああぁぁっ!?」
月「だー」
月(あ、普通にやったらすぐわかっちゃうかな?)
月「れ”だ”」ダミ声
善子「えっっ!?」 月「」ニコニコ
善子「っとぉ……」ダラダラ
月「よしこちゃん♪」モノマネ
善子「よっ、曜!?」
月「チガウヨ」
善子「!?」
月「ふふふっ」クスッ
善子「!」
善子「この声はつ、月……さん?」
月「正解っ!」パッ
善子「ほっ」
月「さすが善子ちゃん、だね♪」ニコッ 善子「あ、当たり前でしょ」
善子「この堕天使ヨハネの力をもってすれば」
善子「リトルデーモンの声を聴き分けるぐらい造作もないわ」フフフ
月「ふふっ♪ところで、善子ちゃんはここで何をしてたの?」
善子「私?……ヨハネは、」ギラン
善子「大海を越えし異界の地のリトルデーモンが恭順の証として献上した術を」
善子「この堕天使ヨハネが闇の儀式によって、更なる地獄へと誘っているところよ」
月「あはは!なるほど、ダンスの練習してたんだね♪」
善子「……そうとも言うわね」 善子「それで?」
善子「あなたこそ、屋上に来るなんてどうしたのよ」
月「僕?僕は善子ちゃんのお家に向かおうとしてた時に」
善子「善子じゃなくてヨハネよ」
月「あ、ごめん♪」
善子「って、なんで私の家に向かってたのよ!?」
月「えっと、ヨハネちゃんに渡さなきゃいけないものがあったんだよ」
善子「渡さなきゃいけないもの、ってなにを?」 月「ヨハネ様」スッ
善子「?」
月「不肖ではありますがこの渡辺月」
月「ヨハネ様への帰順を示す人工物(アーティファクト)を持参して参った次第であります」
善子「人工物?」
月「はい、こちらです」スッ
善子「あっ!もしかしてこれ、ヨハネのSmitch!?」
月「はっ、2−☆所属、書記大隊長が視認後、確保し」
月「早馬によって私めが、ヨハネ様の元へとお届けにあがる任を承りました。」
善子「異教徒である書記が……?」
月(異教徒…?)
善子「……」スッ
善子「ありがとう」
善子「これ、私がお小遣いを毎月少しずつ貯めて」
善子「やっとの思いで2か月前買ったばかりだったの」
月「そうだったんだ」
善子「よかった……」ギュッ
月「なら、今度書記ちゃんに、直接お礼言ってあげて」
月「彼女、とっても心配してたから」ニコッ
善子「……うん」 善子「1週間前、部活から帰ってきたらかばんから無くなってたの」
月「あー、気づいたときにハッってなるやつだねそれ」
善子「持ち歩いていたらいつかこうなるってことはわかっていたのに」
善子「嬉しかったからって毎日持ち歩いていた私が悪かった、って」
善子「ヨハネに降りかかる不幸を甘く見ていた私自身を、恨んだりもしたわ」
月「自分のお小遣いだけで買ったやつって愛着わくもんよね、持ち歩く気持ち、わかるよ♪」
月「そういえば中身は何のゲームが入ってるの?」
善子「ヨハネが買ったのはこの ”ドンキー」
月「あ!それなら僕も知って」
善子「”ドンキーキングルール”よ」
月「なかったよ」アハハ 月「ヨハネちゃん、ちゃんと休息日は作ってる?」
善子「なによ急に」
月「わざわざ屋上でしかも一人で練習までしてるから」
月「ちょっとオーバーワーク気味なんじゃないかなって思って」ニコッ
善子「なによ、そんなこと?」
善子「このヨハネが体調管理を怠るわけないじゃない」
月「でも行事ごとによく風邪ひいてたって聞いたよ?」
善子「あれはインフルエンザとかおたふくかぜとか、災厄の類よ!」
善子「この身体は、人間界におけるただの器にすぎないとしても」
善子「私が体調崩したら他の人にも迷惑がかかるのに、そんなヘマはしないんだから」ビシッ
月「そっか、なら、大丈夫そうだね」ニコッ 月「3人でのフォーメーション作り?」
善子「そうよ、このまま新入部員が来なかったら」
善子「Aqoursは三人でこれまでの、いいえ、これまで以上のパフォーマンスをしなきゃいけない」
善子「ルビィとずらまると、できるだけ今の三年の力を借りずに」
善子「ルビィは衣装作り、ずらまるは作詞、私はダンス、曲は三人全員」
善子「今できるレベルでやってみよう、って話したの」
月「それで善子ちゃんはいつもの練習と違うステップを練習してたんだね」
善子「そういうこと」 月「うん、じゃあ僕も手伝うよ」
善子「……話聞いてた?今の二年でやらなきゃ意味ないんだってば」
月「わかってるよ、だから僕はこれを渡すだけ」ハイ
善子「USB?なによこれ」
月「Aqoursの、これまでの練習やステップ、フォーメーションとかを撮ったやつだよ」
月「さすがに、この学校に来てからの分しか持ってないけど」
月「これぐらいなら、いいよね?」ニコッ
善子「そうね、これぐらいなら……」
善子「フフッ、有り難く受け取ってあげるわ、光栄に思いなさいリトルデーモン、月」ギラン
月「……!うん、役に立ててなによりだよ」ニコッ 〜屋上〜 夕方
善子「ふぅ……そろそろ、約束された安住の地へと帰還しようかしら」スッ
月「お疲れ様、はいこれ、新しいタオルだよ」スッ
善子「悪いわね、結局、最後まで練習に付き合ってもらっちゃって」
月「気にしないで、僕にはこれぐらいしかできないだけだから」ニコッ
善子「ま、まぁ!あなたはヨハネのリトルデーモンなんだし、これぐらいは当然よね」ギラン
月「ふふっ、そうだね♪」ニコッ
善子「……さ、行きましょ早くしないとバスが無くなっちゃうわよ」トコトコ
月「ふふっ、そーだね♪」ニコッ トコトコ
月(結局)
月(僕の名前二回ぐらいしか読んでくれなかったな……)
月(善子ちゃんのことも)
月(Aqoursにいるときに見られる、優しい善い子って部分と)
月(パフォーマンスを上げることに尽力する真剣なところしか)
月(見ることができなかった)
月(裏表があまりない子、ならこういうものなんだろうけど)ウーン
月「……」モヤモヤ
月「……」チラッ
〇姦度メガネ「おっ、出番か?」
月「……//」ドキドキ
月(もっと善子ちゃんのことを知るためだから)スッ
月(し、仕方ないよね)ドキドキ
月「……//」ハァ
月(何をドキドキしているんだろう、僕は//)
月(これじゃまるで、なにか別のことを期待しているみたいじゃないか……///)
スチャッ
〇姦度メガネ「>>46やな」 手で覆う で接触判定で+10です。
27 好きな動物に会ってる感覚。なんか常に触っていたい。あくまで親愛
善子「……」ピタッ
月(17……曜ちゃんよりちょっと高いぐらい、だね)
月「……」
月(この数字じゃ)
月(曜ちゃんぐらいの仲だったらともかく)
善子「……」スタスタ
月(つい最近名前を呼ぶようになってくれた善子ちゃんは)ウーン
月(心開いてくれないかも知れな)ピトッ
月「っ!」ビクッ
善子「」スリスリ
月「よ、善子ちゃ」
善子「ヨハネよ」プニ
月「ヨハネちゃん?」
善子「なによ、どうしたの?」プニプニ
月「へっと……どうしてさっきから」
月「僕のほっぺで遊んでるのかな?」
善子「んー」
善子「なんとなく、かしら」
月「な、なんとなくなんだ」アハハ… 善子「あら、月大分汗かいてるじゃない」
月「!」
月(あ、名前)
善子「ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうわよ?」フキフキ
月「ごめんね、ありがとう」ニコッ
善子「ふふっ、これも主であるヨハネの務めよ、気にすることはないわ」フキフキ 善子「と言ってもあの忌々しく輝く太陽神(サタン)のオーラに照りつけられた」
善子「この屋上で汗を拭いてもきりがないのよね」
善子「とりあえず、部室に行きましょ」ギュッ
月「!」ビクッ
善子「どうしたの?何か忘れ物?」
月「うぅん、なんでもないよ?」ニコッ
善子「そう?じゃあ、早く行きましょ、私のリトルデーモン♪」グイッ
月「っ//」ドキッ
月(善子ちゃんから手を握られるってことが起きるなんて)
月(夢にも思わなかった)
月「……」ギュッ
月(なんで僕、手を握られたぐらいでこんなに動揺しているんだろう) 善子「フフ、やはり部室は約束された安住の地」ナデナデ
月「うん、やっぱり涼しいね室内は♪」ニコッ
月(あれから僕は)
月(善子ちゃんの膝に乗せられて、ずっと撫でられている)
善子「月はこの後、何か予定はあるの?」ナデナデ
月「僕?特にないかな、生徒会の仕事も済ませてきたし」
善子「そうなの?じゃあ今日は、ギリギリまでここでお話しましょ♪」ギュッ
月「ひゃぁっ!」ビクッ
善子「♪」ナデナデ
月「っ//」 善子「それでね、私は家の都合で犬を飼えなかったのに、結局リリーは犬を飼ってもらってるのよ!」ギュー
月「ふふっ、犬って可愛いもん、仕方ないよ」
月(あたたかい)
月(こうやって優しくくっつきあうとお互いの体温がよくわかるね) 善子「この近くに猫カフェがあるでしょ?」
月「あー、あるね確か」
月「ずらまる達と昨日行ってみたんだけど」
善子「なかなかヨハネの趣味にも合うお店だったわ」ナデナデ
月「へぇ、善子ちゃんって猫も好きなんだね」ニコッ
善子「私を見て威嚇しない賢い使い魔たちだっただけよ」ナデナデ
月「そんなにいつも威嚇されてるんだ……」
月(気持ちいい)
月(頭を撫でられると胸がポカポカして、安心する) 月(嬉しい、楽しい、幸せ)
月(僕のこの気持ちを、少しでも返してみたいな)
月(Aqoursを支えるとか、そういう恩返しみたいな感じじゃなくて)
月(自分の感動をそのまま、少しでいいから相手に伝えたい)クルッ
善子「月?」
月「善子ちゃん、もっかいぎゅってしてほしいな」
善子「フフ、その程度造作もないことよ」ギュッ
月「///」ビクッ 月(お返しと呼べるものなのか、わからないけど)
月(僕の気持ちが、少しでも届くように願って)
月(仕方ないとかじゃなく、自分の意志で)
月(さっき手を握り返した時のように)
月(僕も善子ちゃんを抱きしめ返す)ギュッ
月「ん//」グリグリ
善子「ちょっ!もう、月って意外と甘えん坊なのね」 月「……」ギュッ
月(自分の心臓の音が、鼓動が)
月(善子ちゃんに気づかれちゃいそうなくらい大きく、早くなってる)
月(自分の感情が、相手に伝わってしまうかもしれない)
月(今までは怖くて避けてきたこと、だけど)
月(今は心地よくて、この気持ちが伝わってほしいって思ってる) 月(結局)
月(自分の気持ちはよくわからない部分が多いままだけど)
月(とりあえず)
月(みんなとずっと、仲良しでいたいって)
月(このままでいたいって思ってる)
月(それが今日、僕の気持ちの中でわかったこと、かな) ―数分後―
月「……すぅ」
善子「月?」
月「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
善子「なによ、ヨハネを置いて寝ちゃったの!?」プンスカ
善子「ちょっと月!」バッ
月「んっ……」スヤァ
善子「……」
善子「……」ヒザマクラ
善子「……」ナデナデ
月「んぅ……」ゴロン
善子「……」
善子「可愛い寝顔」プニプニ
月「ん……」
善子「ふふ、困った顔してるわね」プニプニ
善子「ヨハネを置いて先に寝た罰なんだから」プニプニ 月「ん……」スヤスヤ
善子「本当に起きないのね」ムーン
善子「……ぁ」
善子「目に隈ができてる」スッ
月「んぅ……」ゴロッ
善子「休息日が必要なのはあなたの方じゃない……」
善子「……」チラッ
USB「ハーイ」
善子「月って」
善子「目に隈ができるほど忙しいのに、あんなに来て、手伝ってくれてたのね」 善子「……」
善子「……月、私ね」
善子「新しいAqoursになって、まだ、どう進んだらいいかわからない頃」
善子「分校騒動があって、それもすぐには解決できなくて、正直辛かったの」
善子「そんな時、傍観する者や反発する異教徒たちが多い中で」
善子「身内以外で、最初からずっと貴女は私たちに味方してくれてた」ナデナデ
月「んっ……」キュッ
善子「ま、曜からしたら知り合いだったんだろうけど」
善子「……少なくとも」
善子「私はそれが、とても心強かった」ナデナデ
善子「感謝してるわ、月」 月「ふへ……」
善子「……」
善子「……」カシャッ
善子「ふふっ、変な顔」クスッ
善子「Aqoursのラインに乗っけてやりましょ」スッスッ
画像を送信しました
ピロン
善子「返信はやっ!」
千歌『は?』
ルビィ『保存したよ、善子ちゃん、今、そっちいくね?』
梨子『そこ部室よね、今日は部活なかったはずだけどなにしてるの、なんで月ちゃんがいるの、詳しく教え』
善子「ちょっ、こわっ!?」 月(結局、日が落ちるギリギリまで)
月(僕と善子ちゃんはずっと部室にいた)
〜月宅〜 夜
月「なんか僕、終始善子ちゃんに甘えっぱなしだったね、今日……//」
月「結局、善子ちゃんはいつも見てる通り」
月「優しくて善い子だった」
月「あ、でも僕に対してグイグイ来るのって今までなかったから」
月「あれは嬉しかったね♪」クスクス
月「あとは、自分の気持ちが少しわかった」
月「これが今日の収穫だね」
月「……」
月「……何気に」
月「自分の意志で人を抱きしめたのって、初めてだった気がするね」グッ 月「……」チラッ
月(……もうすぐ学校)
月(結局、これまでに至るまで、終始、僕はメガネに頼りっぱなしだった)
月「おかげでみんなのことを良く知ることができたけど……」
月「みんなの知らない一面を知ったことで、次は僕自身にも変化が起きてる」
月(これはメガネに頼れない部分だよね……)
月「じゃあ、まずは自分の変化した部分を把握しないとね」 月「生徒会長じゃなくなっても」
月「これからもAqoursの支えになれるように」
月「みんなと仲良しでいられるように」
月「僕は」
月「もっと頑張らないといけないね」クスッ 尻切れトンボ感が否めませんが、
これで善子ちゃん編は終了です。
ここからは安価やコンマがあるかは不確定ですので
月「〇姦度メガネ?」【安価・コンマ】
もここで一旦終了となります。 ↓以下 いつも以上の自分語りです。
元々このssを書き始めたのは、
メガネシリーズが好きだったのと
そこで出来た面白い人間関係が
全キャラ安価が終わった瞬間に無くなるのが
勿体ないなぁという思いからでしたので、
この関係を使って、ストーリーはまだ、続けるつもりではいます。
また、ほぼ設定のない月ちゃんを主人公にしたため、
色々付け足し要素とか、辻褄合わせとかが、見返すと色々あったので
最初に注意事項とか書いとけばよかったと後悔しております。
すみませんでした。 書き溜めが終われば、スレを立てて、この設定のまま話の続きを投下していきたいと思います。
機会があれば、また見ていただければ幸いです。
長々とここまで、見てくださった方々、誠にありがとうございました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています