曜「>>2」
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曜「よし、果南ちゃんのお墨付きもらったし鞠莉ちゃんに電話しようかな」
曜「…………」
曜「どうせ間違いだしわざわざ電話するほどのことじゃないよね」
曜「鞠莉ちゃんは忙しいだろうし、うん、また今度にしよう」
曜「そうすると、千歌ちゃんはなんであんな嘘を言ったんだろ」
曜「…………………」
曜「!」
曜「もしかして…………!」 曜「おはよーそろー!」
千歌「曜ちゃん、おはよう」
梨子「おはよう、なんだか機嫌いいみたいね」
曜「えへへ、そうかな」
梨子「なにかいいことあったの?」
曜「あったっていうか、これからあるかも」
梨子「へえ、どんなこと?」
曜「秘密!」
曜「じゃあ私今日は先行ってるから!」
梨子「行っちゃった」
千歌「すごい元気だったね」
梨子「そうね、どうしたのかしら」
千歌「うーん、なんだろ」
千歌「でも曜ちゃんが元気になってよかった」
梨子「なにかあったの?」
千歌「うん、ちょっとね」
千歌「でももう大丈夫みたい」 千歌「そのときのしまねえがねーーーーあれ?」
梨子「どうしたの?」
千歌(下駄箱に何か入ってる)
千歌(手紙?)
千歌(名前はーーーーー曜ちゃん…………)
梨子「千歌ちゃん?」
千歌「あ、ううん、なんでもないよ」
梨子「そう?」
千歌「うんうん」
千歌「早く教室行こう」 放課後
曜「ごめんね、急に呼びたしたりなんかして」
曜「手紙でも書いたけど、千歌ちゃんに伝えたいことがあるんだ」
千歌「………うん」
曜「好きです!付き合ってください!」
千歌「………ごめんなさい」
曜「えっ」
千歌「千歌、付き合ってる人がいるし……」
千歌「というか、この前に曜ちゃんには伝えたよね」
曜「で、でもそれは」
千歌「私、鞠莉ちゃんのこと大好きだから」
千歌「曜ちゃん、ごめんね」
曜「あ、ああぁ」
曜「ああ……………」
曜「うあああああああああああああああああ」 曜「はあっ、はあっ、はああ」
曜「はあ、っは、はあ」
曜「はあ」
prrrrrrrr
prrrrrrrrrrrrrrrr
『着信_松浦果南』
曜「…………果南ちゃんからだ」
曜「はい、もしもし」
果南「曜ちゃん、昨日の件だけどね、ちゃんと鞠莉に聞いてみたら」
果南「ほんとに、千歌と付き合ってるんだって」
曜「……………………」
果南「こんな話、電話で急にしてごめんね」
果南「でも、曜ちゃんには早く伝えた方がいいと思ったから」
曜「…………もう遅いよ」
果南「曜ちゃん?」
果南「大丈夫? ねえ、曜ちゃん」
ツーツーツーツー
曜「うっ、うう、ううううぅ」 書きたいように書いてほしいけど
困ったらスレの趣旨的にも安価だな 曜ちゃんが諦めずに千歌ちゃんにアタックするか諦めずに別れさせようとするか 曜「もうこれからどうしたらいいのかな」
曜「わかんないよ……」
曜「助けて、千歌ちゃん…………」
曜「……もういっそのこと>>77しよう」 曜「…………もういっそのこと鞠莉ちゃんを○そう」
曜「そうだ」
曜「鞠莉ちゃんを○す!」
曜「全部あの女のせいだ!」
曜「先輩風吹かして千歌ちゃんにすり寄って、結局は赤の他人じゃないか!」
曜「あんな奴に千歌ちゃんは渡さない」
曜「渡すもんか」 ザヴァン!
鞠莉「ん?」
トントン
鞠莉「あら、ベランダからノックの音が」
鞠莉「こんなやり方をするのはきっと果南ね」
トントン
鞠莉「ハァーイ、今開けるから」
ガチャ
曜「ごめんね、こんな時間に」
鞠莉「ワァオ、曜ったらどうしたの」
鞠莉「あなたがこんな果南みたいな真似するなんて」
曜「どうしても話したいことがあって」
鞠莉「…………千歌っちのこと?」
曜「…………」
鞠莉「まってて、今タオル持ってくるから」 鞠莉「そこソファに座って」
曜「うん」
鞠莉「…………」
曜「…………」
鞠莉「本当にごめんなさい!」
鞠莉「曜を騙して、傷つけるような真似をしてしまって」
鞠莉「謝っても許されることじゃないのはわかってるけど」
曜「悪いと思ってたならなんで、言ってくれなかったの」
鞠莉「それは、私に勇気がなくて……」
鞠莉「言ってしまったら曜とはもう話せなくなる気がしたから……」
曜「じゃあいつから付き合ってるの…」
鞠莉「この前のライブの少し前から」
曜「あのキスは恋人としてのキスだったんだ」
曜「なんだ、目の前で見てそんなことにも気づかないなんてバカようじゃん」
曜「あはは」
鞠莉「…………」
鞠莉「ごめんなさい」
鞠莉「私にできることならなんでもする」
鞠莉「どんな償いでも」
曜「じゃあ千歌ちゃんと別れてよ!」
鞠莉「……ごめんなさい」
鞠莉「それはできないわ」
曜「なんで!」
鞠莉「私、千歌のことを本当に愛してるの」
鞠莉「曜が千歌を思う気持ちにも負けないつもり」
鞠莉「だからそれだけはきけない」
曜「っ!」
鞠莉「私、責任を持って千歌を絶対に幸せにしてみせるから!」
鞠莉「いつかあなたにも認めて欲しいの」
曜「やめて!」 鞠莉「ほんとよ!私は千歌のことを」
曜「やめてったら!」
バシン!
思わず、手が出た
私の平手が鞠莉ちゃんの頬を思いっきり叩いていた
鞠莉ちゃんはびっくりした顔で私の顔を見つめた後
鞠莉「曜…………」
目をつぶって、反対の頬を差し出した
曜「っ、バカにしないで!」
バシン!
腹立たしい気持ちが膨れ上がって思わずもう一度手が出てしまった
情けない
逃げ出したかった
消えてしまいたかった
もう何も感じたくない
すると世界がどんどん遠くなる感覚を感じて……
バタン!
鞠莉「曜!?」 曜「ん、んぅ」
曜「ここは……」
誰かに抱きつかれている
暖かくてなんだか気持ちが良かった
曜「千歌ちゃん?」
思わずそう呟く
だけど抱きついていたのは鞠莉ちゃんで
私たちは大きなベッドで2人で寝ているようだった
鞠莉「んむぅ」
鞠莉「あら、曜、目が覚めたのね
鞠莉「よかった……」
曜「鞠莉ちゃん、これは?」
鞠莉「曜ったら急に倒れちゃって、心配したのよ」ギュウー
曜「く、苦しい……」
鞠莉「あ、ごめんなさい」
鞠莉「でも本当に良かった」
曜「…………」
鞠莉「私のせいで、たくさん傷ついたせいよね」
鞠莉「ごめんね」 曜「ううん、私の方こそ」
曜「ごめんなさい」
鞠莉「なんで曜が謝るの」
曜「そんなの」
曜「だって叩いちゃったし」
曜「それに」
曜「そもそも私には千歌ちゃんをどうこうする権利なんてないのに」
曜「鞠莉ちゃんにしたのは、ただの八つ当たりだもの」
曜「ごめんなさい」
鞠莉「曜…………」
鞠莉「そんな顔しないで」ツン
鞠莉「cuteな顔が台無しよ」
曜「鞠莉ちゃん暖かいね」
鞠莉「急にどうしたの?」
曜「なんだか安心する」
鞠莉「そ、そう?」テレ
曜「さっきまですごくひどい気持ちだったけど今はなんか落ち着いたよ」
曜「私あんな酷いことしたのに」
曜「そんな相手にこんなに優しくできるなんて、鞠莉ちゃんは凄いよ」
曜「私だったらとても……」
曜「千歌ちゃんは、きっと、鞠莉ちゃんのこういうところを好きになったんだろうね……」
曜「うっ、うう…………」
鞠莉「曜…………」 曜「ご、ごめんね、気にしないで」
曜「鞠莉ちゃんは優しくて、いつも親身に相談に乗ってくれて、頼り甲斐があって」
曜「私、鞠莉ちゃんが先輩で良かったよ」
曜「千歌ちゃんの次に鞠莉ちゃんが大好きだった」
曜「そんな鞠莉ちゃんなら、安心して」
曜「千歌ちゃんの、ことを、任せられるから」
曜「…………」
曜「だから、その、なんていうか」
曜「大丈夫、だよ」
鞠莉「曜っ……」ギュウウウーー
曜「ま、鞠莉ちゃん、苦しいってば」
鞠莉「私たち、Foreverに友達だよ」
曜「うん……」
鞠莉「今度一緒に遊びに行きましょう」
鞠莉「曜が良かったら千歌っちも一緒に」
鞠莉「千歌っちにとって1番の親友は曜」
鞠莉「それは恋人ができてもずっと変わらないから」
曜「うん……」
曜「ありがとう、鞠莉ちゃん」 千歌「曜ちゃん鞠莉ちゃん、見てみて!」
千歌「うっちっちーいるよ、珍しいねえ」
曜「あーほんとだー!」
鞠莉「2人ともStopStop!走ると危ないデース」
千歌「えへへ、ごめんごめん」
千歌「ねえねえ、写真撮ろうよ」
曜「じゃあ私カメラ持つよ」
千歌「何言ってるの、3人で撮ろう」
曜「え、いいの?」
千歌「もちろんだよ!」
鞠莉「係員さんうっちっちーと写真撮りたいのでカメラお願いしマース!」
千歌「ほら曜ちゃん!もっと寄らないと入れないよ!」
曜「う、うん!」
鞠莉「Good!シャイニー☆な笑顔でいくわよー!」
カシャ! コルクボードのに飾られた新しい写真
私の隣で千歌ちゃんが笑っている
鞠莉ちゃんも
2人とも本当に楽しそうだ
私も、笑ってる
私が願っていたカタチとは少し違ったけど
そこには、ちゃんと私の幸せがあった 終わりです
拙いssだけどみなさんが保守してくれたおかげで最後まで描けました
ありがとうございます 以下昔書いたもの
千歌「曜ちゃん、実は>>3なんだ」
曜「千歌ちゃん、>>3しよう!」
千歌「曜ちゃん、>>3して遊ぼう!」
梨子「おい渡辺気持ち悪いんだよ」(これは途中からの乗っ取り) 不穏な安価で不安だったけどハッピーエンドでよかった…乙乙 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています